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妹「お兄ぃ!ただいま~」チュッ

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/01(土) 00:29:04.93 ID:RvjLSPGN0 [1/64]
部屋のドアを勢いよく開けた妹は、俺に抱きついてほっぺたにキスをしてくる

兄「お帰り!楽しかったか?それと、あんまりくっつくなよ……暑苦しいんだが……」

妹「う~……何でぇ……お兄ぃは私がいない間、寂しかったんじゃないの?」ギュッ

兄「ちょっとだけな……ほとんど仕事ばかりだったから、そこまで寂しくはなかったぞ」ナデナデ

4日間の修学旅行を終えて、妹はなおさら甘えん坊将軍になって帰って来た

妹「だって私は寂しかったよ……寝る時だって、お兄ぃが隣にいないんだもん」

兄「そんな事言われても、俺は仕事があるし、何より妹の旅行先まで行くのは無理だろ?」

妹「だってぇ……寂しいのは仕方ないじゃん……」ブツブツ

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/01(土) 00:35:03.80 ID:RvjLSPGN0
兄「ブツブツ言うなよ~!今日からまた一緒に寝れるんだから、いいじゃんかよ」ナデナデ

妹のサラサラしたロングヘアーを撫でると妹は、俺の胸元に顔をうずめ、気持ち良さそうに鼻を鳴らす

妹「お兄ぃの匂い……久しぶり……」スンスン

兄「そんなに匂いを嗅ぐなよ。魚臭いだけだろ」

妹「いいの♪だってこの匂い好きなんだもん……お兄ぃ……頑張ってるよね……労働の証だね……」ギュッ

去年、妹の入院をきっかけに高校を辞めた俺は、近所の割烹料理店で板前見習いとして仕事をしている


9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/01(土) 00:37:56.61 ID:RvjLSPGN0
母「妹~!帰って来たのなら、荷物整理しなさいよ~」

兄「ほら、お袋も呼んでるぞ!怒られる前にやった方が良いんじゃないか?」

妹「ん……もうちょっとだけ……」ギュッ

兄「ほらほら!マジでお袋が怒るぞ」ポンポン

妹「うん……じゃあ、お兄ぃも手伝ってよ!」ニコッ

兄「何で、俺が手伝わなきゃいけないんだ?

妹「ひどいよ……お兄ぃは、こんなにも可愛らしくて非力な妹に、肉体労働をさせるんだね……」シクシク

兄「何だと?可愛らしいはちょっと余計だな、しかも肉体労働って自分で買ってきたお土産だろ?」

妹「う~……お兄ぃ、手伝ってよぅ」

兄「ふぅ……まったく仕方のないヤツだな……」

妹「お兄ぃならそう言ってくれると思ったよ!大好き♪」チュッ

兄「お前はいっつもそうだよなぁ、後先考えないで突っ走ってさ」

妹「ちゃんとお兄ぃのお土産もあるんだよ~」ニコニコ

兄「わかったから、さっさと片付けしようぜ……」


トットット…

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/01(土) 00:42:20.53 ID:RvjLSPGN0
~リビングにて~

母「妹~?早く洗濯物を出しなさいよ~!一緒に洗濯しちゃいたいから」

妹「ママ~、待ってよ~」トットット ドサッ

妹はバックから洗濯物やら学校のしおりやらをぶちまけていた

兄「お前、散らかすなよ!これも洗濯するんじゃないのか?」ヒョイッ

バックの中から取り忘れたであろう下着を妹に手渡す

妹「あ~!!!お兄ぃ!!見ないでよ~!恥ずかしいじゃん……」

兄「……お前の下着なんか見ても、何とも思わんぞ」

妹「もぅ!お兄ぃ、デリカシーなさすぎだよ!」バッ

妹は顔を赤らめて俺の手から下着を引ったくり、洗濯機に投げ込む

兄「後は何もないのか?お土産だけか?」

妹「お土産は分けるから、そこに置いといてね~」

テーブルの上には妹が買ったお土産のお菓子や置物やらが置いてある



12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/01(土) 00:44:07.99 ID:RvjLSPGN0
母「後はもうないの?洗濯機回すわよ」

妹「いいよ~!お願いね~」

兄「妹~!お土産ってどういう割り振りなんだ~?」

妹「ちょっと待ってて~!お兄ぃのもちゃんとあるから~」トットット

妹は足早にテーブルに向かってくる

妹「これはおまんじゅう!中に白あんと胡麻あんが入ってるやつね!後はカステラと、おせんべいもあるよ♪これは皆で食べる分ね」

兄「なんだ、食べ物ばっかりじゃんかよ」

妹「お兄ぃはいちいちうるさいなぁ……そんな事言うとあげないよ!」

兄「わかったよ……後は?それだけか?」

妹「ママとパパにはお箸買ってきたの!これ、お茶碗とセットなんだよ~」

母「あら~!ありがとう♪さっそく今夜から使わせてもらうわね!」

妹「お兄ぃにはね~……ゴソゴソ……はい!これ買ってきたの!」

妹の手には、毛糸で出来た青い人形と赤い人形がペアになっている小さなストラップがぶら下がっていた

兄「これ、ストラップか?妹にしてはなかなかのセンスじゃん!この人形はペアでセットになってるのか?」

妹「そうだよ!可愛いでしょ~!この人形にもちゃんと意味があるんだよ」


14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/01(土) 00:46:14.31 ID:RvjLSPGN0
兄「ふ~ん……どんな意味があるんだ?」

妹「これはね『絆』って意味があるんだって……私もおんなじの買ったんだよ ♪あっ!もう一つお土産があるんだけど……」

兄「まだあるのか?ずいぶんと羽振りが良いな」

妹「これは是非ともお兄ぃの為にって思って……ねぇ!開けてみて」スッ

妹はおもむろに小さなお土産袋を差し出す

兄「そうなんだ、ありがとう」ガサッ

中からはピンク色の小さなお守りが出てきた

お守りの真ん中には『縁結び』と刺繍が入っている

妹「ほら、お兄ぃには彼女がいないでしょ?だからこそ……ねっ♪」

兄「だからこそってのは余計なんだがな……でも妹のくれたお守りは本当に効果あるからなぁ……これで今年こそ、独り身から脱出だな!」

妹「大事にしてよね?本当に効果あるんだから!」

兄「そうだな!ありがとうな!」ナデナデ

母「もう少ししたら、晩御飯の準備するけど、二人とも何か食べたいメニューはあるかしら?」

妹「親子丼食べたい!!」

兄「俺はお袋に任せるよ。って言うか、親子丼なら俺が作ろうか?」


17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/01(土) 00:51:58.89 ID:RvjLSPGN0
妹「ホントに?ってお兄ぃ、料理出来るの?大丈夫~?」

兄「バカにするなよ?これでも、それなりに頑張ってるんだからな!」

母「じゃあ、今日の晩御飯は兄に任せるわね」

俺は台所に向かい、料理の下ごしらえを始める

鍋に昆布・カツヲダシと料理酒、砂糖、みりんを加え、一煮立ちさせ、ボールにあけた鶏肉に料理酒と醤油をまぶし、揉み合わせて味を染み込ませる

その後、鍋を火にかけてから薄切り玉ねぎを入れ、玉ねぎの色が変わる頃合いに鶏肉を入れ、肉に火が通り始めたら最後に溶き卵でとじる

卵でとじた具をホカホカのご飯に乗せれば完成だ

料理の全く出来ない俺に親方が教えてくれた料理だ

兄「お~い!!出来たぞ~!」

母「ありがとうね……妹、テーブルに持っていって」

妹「すご~い!!見た目は親子丼じゃん!」

兄「お前の目にはこれが刺身に見えるのかよ……どう見ても親子丼だろ?」

母「すごいわねぇ~、やっぱりプロが作ると違うわね♪」

妹「まぁ、大事なのは味だよね?お兄ぃ!」

兄「そういうセリフは食べてから言えよ」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/01(土) 00:54:13.03 ID:RvjLSPGN0
妹「いただきま~す!」パクッ

母「兄、いただきます」

兄「お袋に食べさせるのはドキドキするな」

妹「んん~~!!これ、美味しい!!」

母「本当!すごいわねぇ」モグモグ

兄「お袋、大丈夫?」パクッ

母「上出来よ!これならお母さんも楽になるわね」パクッ

妹「お兄ぃの作った料理がこんなに美味しいのはびっくりだよ!」

兄「そっか…それは良かったよ」モグモグ

妹「お兄ぃは明日仕事?」

兄「ん?残念だが仕事だ!」

妹「そっかぁ……でも、いいや」

兄「何だよ…俺が仕事じゃなかったらどうしたんだ?」

妹「ううん……何でもない」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/01(土) 00:59:32.34 ID:RvjLSPGN0
母「妹は今年は受験でしょう?高校はどうするの?」

妹「ん~…特に考えてないけど、西高にしようと思ってる」

兄「西高かぁ…まぁ、いいんじゃないか?公立だし、家から近いしな!妹も通学が楽だろ?」

妹「そうだね!クラスの子もみんな西高行くと思うしね」

母「食べ終わったら、お母さん片付けしておくから、二人ともお風呂入ってきなさい」

兄「ありがとう!んじゃ、頼むよ」

妹「ねぇ!お兄ぃも一緒に入ろうよ!」

兄「バカ言え…それはちょっと無理だろ…」

妹「いいじゃん……私は平気だよ!」

兄「お前が良くても、俺が気まずい!」

妹「お兄ぃは私の事なんかどうだっていいって思ってるんだね……」

兄「言っている意味が、理解出来ないんだが……」

妹「だってそうでしょ?私がお風呂で頭洗ってる時に、お化けに襲われたら、お兄ぃに助けを求められないじやん」



20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/01(土) 01:03:21.87 ID:RvjLSPGN0
兄「ますます意味がわからない、要するに一緒にお風呂に入れって事なんだろ?まったく…」

妹「じゃあ、準備してくるね!待ってて!」トットット

兄「待て!まだ、一緒に入るとは言ってない…… はぁ……」

母「たまには良いんじゃないの?でも、変な事はしちゃダメよ!」

兄「するわけないだろ!お袋まで……ったく……」

俺はこの時、妹が入院した時に聞かされた話を思い出した

『妹だけは俺達家族とは血縁関係がない』

俺が小さい時にお袋が子宮筋腫の手術をした。その病院の前で捨てられていた赤ん坊が妹だった

最初は施設に預けられた妹は親父とお袋の判断で家族として向かい入れる事になる

子供を作る事が出来なくなった夫婦の決死の判断だったのだろう

俺はその事をあの日、初めて聞かされた

兄「……知らないのは……あいつだけか……」

何とも言えない気持ちが込み上げてくる


22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 01:04:52.41 ID:RvjLSPGN0

妹「お兄ぃ~!お風呂沸いたよ!早く入ろうよ!」グイッ

兄「そんなに急いでも風呂は逃げないぞ…」

妹「でも、お湯は冷めちゃうじゃん…ほらっ!早く~」」グイッ

兄「わかった!じゃあ、行くぞ!」スッ

妹には内緒にしておこう

妹がもう少し大人になったら、ちゃんと話す方が良いだろう

妹「お兄ぃ!先に入ってて良いよ!タオル持ってくるから」

兄「わかった。ゆっくり来て良いからな~」

先に風呂場に入り、身体を洗って湯舟に浸かる

妹「お兄ぃ~!入るよ~」ガチャッ

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 01:06:00.11 ID:RvjLSPGN0
妹はタオルで身体を隠し、いきなり湯舟に入ろうとする

兄「お前!何でいきなり湯舟に入るんだよ…身体洗ってから入れよ…汚いなぁ…」

妹「だって寒いんだもん……それにエキスがいっぱい出るでしょ?」

兄「お前のはエキスじゃない!!垢だ!汚れだ!汚い!さっさと身体を洗えば寒くないだろ…ったくそんな言葉、どこで覚えたんだよ」

妹「お兄ぃの部屋にあったDVD♪何だっけ?『メス犬調教大辞典』ってヤツでしょ?」

兄「……お前……見たのか……」

妹「ちょっとだけだよ…何か怖かったから、すぐに消しちゃったけど……お兄ぃ… ああいうのが好きなの?」

兄「あれは、俺のじゃない!友達が置いて行ったヤツだ…そんなのはどうでもいいから、身体を洗えよ~」

妹「ふ~ん……じゃあ、お兄ぃに洗ってもらおっと!」

兄「自分で洗えよ!子供じゃないんだから」

妹「あっそう?じゃあ、良いよ!マ~マ~!!お兄ぃがねぇ~!部屋に変なDVD…」

兄「わかった!!!わかったから……」

妹「やっぱり、お兄ぃのだったんじゃん…あのDVD…お兄ぃ~早く洗ってよ~」

兄「こんなところで……くそっ…」ザバッ

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 01:09:48.62 ID:RvjLSPGN0
妹「お兄ぃ!いきなりお湯かけないでよ~!目に入っちゃうじゃん…」

兄「ごめん!大丈夫か?」

妹「うん…大丈夫だよ…気をつけてよ~」ゴシゴシ

兄「後はトリートメントを付けておしまいだろ?」

妹「うん♪それと背中もお願いね!」

兄「わかった…わかった…」

スポンジにボディソープを付けて妹の背中を流す
白く透き通った柔肌が俺の手に吸い付く

妹「お兄ぃ!ちゃんと洗ってね~」

兄「お前の背中は小さいから洗いやすいな」ゴシゴシ

妹「だって女の子だもん♪良いよね~お兄ぃは!こんなに可愛い子と一緒にお風呂に入れるんだもんね~」ニコッ

兄「はいはい…こんなに可愛い子の背中を流せて、俺は幸せ者ですねぇ…」ゴシゴシ

妹「お兄ぃ…それ…気持ちがこもってないよ…」ジロッ

兄「ハハッ!冗談だよ!妹が俺に懐いてくれて嬉しいよ」ザバーッ

妹「ありがとう…お兄ぃ…私もお兄ぃと一緒で幸せだよ…それと…前も……ね……」ニコッ

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 01:11:04.95 ID:RvjLSPGN0
兄「はぁ~?前は自分で出来るだろ?」

妹「良いの?そんな事言って…ママに言いつけるよ…」

兄「お前…きたねぇぞ…」ドキドキ

妹「…お兄ぃ…早くしてよ…寒いよ…」ドキドキ

俺は妹の背中から手を回し、柔らかいお腹を洗う

ゴシゴシ ゴシゴシ

兄「…大丈夫か…痛くないか?」ドキドキ

妹「うん…大丈夫だよ…お兄ぃ……上も……」

兄「…………」スッ

スポンジを持つ手が微妙に震える
小振りな胸にスポンジが触れると妹の身体が小さく反応する


29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 01:16:55.25 ID:RvjLSPGN0
妹「んっ……お兄ぃ……」ビクッ

兄「……妹……大丈夫か……」ゴシゴシ

妹「……冗談だよ……前は自分で洗うよ……」ドキドキ

兄「…まったく…からかうなよ…」スッ

俺は妹にスポンジを手渡して湯舟に入る

兄「お前、本当にやめろよな…寿命が縮むよ…」チャポ…

妹「お兄ぃさ…本当はドキドキしてたでしょ?」ザバーッ

兄「するわけないだろ!妹なんだぞ?」

妹「お兄ぃ~私も入るから、少しどいてよ~」チャポン

妹は湯舟に入ると背中を向けて俺にもたれ掛かる

妹「ふぅ~…温かいね~この世の天国だねぇ」チャポ

兄「オッサン臭いセリフだな…妹よ…狭っくるしいんだが…あんまり寄り掛かるな」

湯舟に入浴剤が入っているおかげでお互いの身体は見えない

妹「何で~?くっついたらお兄ぃは都合悪いの~」ピトッ

妹は頭を俺の肩に乗せながら、耳元に話し掛ける

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 01:17:46.92 ID:RvjLSPGN0
兄「お前…わかっててやってんだろ…」

妹「何の事かな?たまにはお兄ぃとの絆を深めたいの♪」チュッ

兄「いきなりキスすんな!絆は十分に深まってるだろ?夜だって一緒に寝てるし…」

妹「いいの!ずっと寂しかったんだから、ちょっとくらい甘えさせてよ…」

兄「ちょっとしたら、あがるぞ!のぼせちゃうからな」

妹「じゃあ、100数えたらあがろうよ!」

兄「わかった…い~ち…に~…さ~ん…」



妹「きゅ~じゅうは~ち」

兄「きゅ~じゅうきゅう」

妹「ひゃ~く!!お兄ぃ、あがろうよ」ザバッ

兄「もう、のぼせそうだよ…」ザバッ

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 01:23:14.89 ID:RvjLSPGN0
母「ずいぶんと長いお風呂だったわね~」

兄「妹が100数えたらあがろうって言うから…」

妹「だってお兄ぃの部屋にさ…」

兄「お前…それは関係ないだろ!!」

妹「パパは~?まだ仕事なの?」

母「今日はちょっと遅くなるんだって…だから先に寝ちゃいなさい」

兄「そっか…なら、そうさせてもらうよ…お袋、おやすみ~」

妹「じゃあ、私も寝るね…ママ、おやすみなさい」

トットット

兄「じゃあ、もう寝るぞ……俺も明日は早いんだからな」

妹「うん!明日もお仕事頑張ってね!お兄ぃ…」

兄「じゃあ、電気消すからな」パチッ

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 01:24:35.78 ID:RvjLSPGN0

妹「お兄ぃ……もう寝たの?」ゴソッ

兄「……お前が話し掛けるから、眠れない……」

妹「何それ……私が悪いみたいじゃない」

兄「間違いじゃないけどな」

妹「明日……仕事なんだよね?」

兄「お前、それさっきも聞いたろ?ニワトリじゃないんだから、覚えてろよ……それに、お前も学校だろ?」

妹「うん……そうだけど……」ギュッ

妹はうつむきながら、抱きついてくる

兄「ん?どうした?寂しいのか?」ナデナデ

子供をあやす様に、妹の髪の毛を優しく撫でる

妹「……お兄ぃ、キスしてよ…」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 01:26:51.87 ID:RvjLSPGN0
兄「ああ……別に良いよ」

妹の前髪をかきあげながらおでこにそっとキスをする

妹「お兄ぃ……違う……こっちに…」チュッ

妹は言い終わらないうちに、その小さな唇を重ねてきた

兄「……んむ……チュッ……お前…」

妹「…チュッ……お兄ぃ……チュッ……んっ…チュッ……」

何度も唇を重ねてくる妹

今まではこんなに求めて来なかった筈なのに、今日の妹は様子が変だった

兄「ぷはぁ……どうしたんだ?今日のお前は変だぞ?」

妹「……わかんない……自分でもわかんないの……」ギュッ

胸元に顔を埋めながら妹は不安げにつぶやく

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 01:28:54.74 ID:RvjLSPGN0
兄「大丈夫……いつでも一緒にいるからな……」ナデナデ

妹「……うん……お兄ぃ……ごめんね……」ギュッ

兄「今夜はゆっくり寝ろよ……一緒にいるからな……」

妹「うん……お兄ぃ……おやすみ…」ギュッ

~翌朝~

兄「おはよ…起きろよ…俺は仕事行くぞ~」チュッ

妹「んっ……眠い……お兄ぃ、おはよ…」チュッ

兄「俺は仕事行くから、お前も学校遅れるなよ」ファサッ

妹「うん……頑張る……お兄ぃも頑張ってね……」ギュッ

兄「お前に抱きつかれたら、仕事に行けないんだけどな…」ポンポン

妹「ごめんね……いってらっしゃい…」ファサッ

トットット

兄「行ってくるからな!お前も遅刻するなよ~」ガチャ

母「いってらっしゃい!頑張って!」

兄「しんどいけど行ってくるわ」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 01:32:47.04 ID:RvjLSPGN0
妹が修学旅行から戻ってきてから、その後はたわいのない日常が過ぎていく

夏の天神祭やクリスマス、お正月も妹は楽しむ事はほとんどせずに、勉強に勤しんで受験本番に挑んだ

そして、合格発表の日……

妹「ママ~!いよいよだよ……受かってるかな……」

母「大丈夫よ……あんなに頑張ったんだもの……それに、結構自信あるんでしょ?」

妹「う~……そうなんだけど……万が一って事もあるじゃん……」

妹「受験番号は……184番かぁ……」

母「どう?見付かったの?」

妹「…………あっ!!あった!!ママ!!大丈夫!!受かったぁ!!」ギュッ

母「あら!良かったわねぇ!!お父さんに連絡するわよ」ピッ

妹「じゃあ、私はお兄ぃに連絡するよ!」ピッ

母「もしもし…あなた?……受かったわよ!……うん……うん……わかったわ……早く帰って来てね」

妹「ヤッホー♪お兄ぃ!!!聞いて聞いて!!」

兄「何だ?忙しいから早くしろ!」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 01:33:33.15 ID:RvjLSPGN0
妹「私、受かったよ!!西高!!」

兄「そっか、おめでとう!ちょっと忙しいから、後でな……ごめん!」ピッ

妹「……切れちゃった……」

母「パパには連絡したけど、兄はどうだった?」

妹「おめでとうって一言だけ言われて切られた……冷たいよ……」

母「仕方ないわよ……仕事中なんでしょ?この時間帯に出てくれただけでも良いじゃないの」

妹「う~…でも~……」

母「ほら、事務室に入学の書類を取りに行きましょう」


41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 01:35:44.09 ID:RvjLSPGN0
~割烹料理店~

兄「そっか……あいつ受かったんだな……」トントントン

親方「兄!!どうした?何か嬉しそうだな?」

兄「あっ…親方!いや…妹が受験に合格したんですよ」

親方「そうか!!良かったな!!おめでとう!!じゃあ、お前も妹に負けてられないな!!」

兄「はいっ!!ありがとうございます!!それと親方、大根の面取り終わりました」

親方「よし、そこのそぼろ餡を仕上げろ!それと、大葉の包丁もな!終わったら、鶏肉を包丁して仕込んでおけよ」

兄「はいっ!!わかりました」

目まぐるしい忙しさで仕事をこなしていく

兄「……俺も負けてられないな!!」



42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 01:40:43.45 ID:RvjLSPGN0




営業終了後

兄「お座敷の片付け終わりました!!」トットット

先輩「おう!後、こっちの洗い物頼むわ!」

兄「はい!」

先輩「それが終わったら、親方の所に行ってくれ」

兄「はい!了解しました」ジャバジャバ

先輩「どうだ?仕事は大分慣れたか?」シュッシュッ

先輩は包丁を研ぎながら話し掛けてくる
この店に入って5年になるそうだ
今では板場の中堅として腕を振るっている


43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 01:41:47.55 ID:RvjLSPGN0
兄「そうですね、忙しいですけれど、覚える事がたくさんあって毎日新鮮です!」ジャバジャバ

先輩「お前、まだ自分の包丁持ってないよな?」シュッシュッ

兄「欲しいんですけど、結構高いんですよね……」ジャバジャバ

先輩「ちょっと待ってろ……」ガチャガチャ スッ

先輩は自分の包丁かばんから1本の包丁を取り出す

先輩「これ、お前にやるよ!牛刀だけどな!俺がこの店に入りたての時に使ってたヤツだけど、まだまだ現役で使えるぞ」

兄「ありがとうございます!!すいません!!お手数おかけします!」ペコッ

先輩「後、必要な包丁は自分で揃えろよ!終わったんなら親方の所に行ってこい」

兄「はい!!わかりました!行ってきます!」

トットット

コンコン

親方「おう!!入れ!!」

兄「兄です!!失礼します!!」ガチャ

親方「おう!終わったか?まぁ、そこに座れ…」

兄「はい!!失礼します!!」スッ


44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 01:45:06.93 ID:RvjLSPGN0
親方「……妹、高校受かったんだろ?良かったな……」ニコッ

兄「ありがとうございます!!」ペコッ

親方「それとな、板場の冷蔵庫の中に鯛の刺身があるから、持っていけ……うちからのお祝いだ!皿はちゃんと持って来いよ」

兄「親方!!すいません……ありがとうございます!!」ペコッ

親方「いいって事よ……そのうちお前の親御さんも連れて来い、お前が頑張っている姿を見せてやれ」

兄「まだまだ自分は未熟者ですから、親には見せられないですよ」

親方「だったら、しっかり板場に立てる様に頑張るしかないな!!」

兄「そうですね!!これからも宜しくお願いします!!」ペコッ

親方「今日はこれであがって良いからな!早く妹さんにその刺身を届けてやれ……今日、あがったばかりの魚だから美味いぞ!お疲れさん」

兄「はい!!ありがとうございます!!お疲れ様でした!!失礼します!!」スッ

トットット

先輩「親方から聞いてるぞ!それ、持ってけよ!後は俺らでやっておくから心配するな!お疲れ!!」

兄「すいません!ありがとうございます!お先に失礼します!」

ガチャ トットット

親方や先輩達の心遣いに感謝しながら家路を急ぐ

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 01:51:48.95 ID:RvjLSPGN0
ガチャ

兄「ただいま~!ふぅ~……疲れたぁ」

妹「お帰り~!お兄ぃ、待ちくたびれたよ~」ギュッ

兄「しょうがないだろ……仕事なんだから…ほれ、お袋の所に持ってけ」スッ

妹「な~に?これ~?どうしたの?」

兄「親方がお前のお祝いにってさ、落とすなよ!」

妹「ママ~!お兄ぃがお土産持ってきたよ~!」トットット

母「兄、お帰りなさい……妹が高校受かったわよ」

兄「知ってる!あいつ頑張ったな……」

父「何たって俺の娘だからな!受かって当たり前だ!」グビッ

親父は早くもビールが進んでるようだ
高校受験を終えてホッとしているのは、妹だけじゃなく皆同じだ


48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 01:52:56.41 ID:RvjLSPGN0
母「みんなお待たせ!これ兄が仕事場でもらって来たそうよ」

妹「わぁ~!お刺身じゃん!すご~い!!」

父「これは、鯛のお造りか?兄、お前が作ったのか?」グビッ

兄「残念だけど、俺じゃないよ。親方が作ってくれたんだ」

母「それなら、今度は兄に作ってもらおうかしら」

兄「俺がそこまで出来る様になったら、ごちそうするよ」

妹「お兄ぃ、食べて良いの?」

兄「ああ…よく味わって食べろよ!めったに食べられないからな…受かって良かったな!おめでとう!」

妹「ありがとう♪お兄ぃ!いただきま~す♪」パクッ

父「じゃあ、俺ももらおうかな」パクッ

母「みんなで食べましょう」スッ

妹の合格祝いは思ってもない形で豪勢になった
お袋も親父も心底、妹を祝ってくれた

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 01:57:17.47 ID:RvjLSPGN0
ひとしきり合格パーティーも終わり、俺と妹は寝る準備に入る

兄「明日も早いからそろそろ寝るよ」

妹「私も~!お兄ぃと一緒に寝る~!」

母「二人とも、明日早いからゆっくり休んでね…おやすみ」

父「妹!とにかくおめでとう!頑張ったな!おやすみ」

兄、妹「おやすみなさ~い」

トットット

ガチャ

妹「ねぇ…私も高校生だよ…」

兄「うん…そうだな…」

妹「高校生活ってどんなんだろう…ワクワクするよ」

兄「俺は妹が楽しく過ごせれば、それで良いと思うぞ?ほら、ベッドに入れよ」ファサッ

妹「うん…ねぇねぇ!お兄ぃは私に彼氏が出来たら怒る?」ファサッ

兄「何で俺が怒るんだ?そりゃあ、変な男だったら止めるけどな…お前が好きになった男と付き合ってお前が幸せなら文句は言わないぞ」ナデナデ


50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/01(土) 01:58:35.87 ID:RvjLSPGN0
妹「う~…そうなの?嫉妬とかしないの?」ギュッ

兄「何で嫉妬しなくちゃいけないんだ?意味がわからんよ」

妹「愛する妹がどこの馬の骨ともわからない男に取られるなんて…って思わない?」

兄「アホか!昼ドラでも今時そんなのやらないぞ…脳みそにウジでも湧いてるのか?」コンコン

妹「いった~い!頭を叩くなぁ~!バカになったらどうするのさ~」バシッ

兄「うるさいなぁ~もう、寝るぞ!明日も早いんだから…おやすみ」ファサッ

妹「う~…お兄ぃのバカ!!もう知らない!!」バッ

トットット

ガチャ

妹はベッドから出て自分の部屋に戻って行ってしまった

兄「ったく……懐いてくれるのは嬉しいけど、度を過ぎるのもな…たまには良い薬になるだろ」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 02:05:02.95 ID:RvjLSPGN0



兄「………………」ファサッ

トットット

ガチャ

兄「…妹……俺が悪かった!一緒に寝るぞ」グイッ

妹「……お兄ぃのバカ!!」

妹は毛布に包まってそっぽを向いている

兄「だから、悪かったって言ってるだろ……」

妹「知らない!もう、あっち行ってよ!」

兄「……わかったよ……じゃあ、俺は寝るからな…おやすみ……」

ガチャ


兄(ふぅ……あいつもヘソ曲げると意地っ張りだからなぁ……)

兄(まぁ、仕方ない。俺も寝るか)

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 02:10:06.99 ID:RvjLSPGN0
翌朝

兄(結局、妹は自分のベッドで寝たのか……)

兄(俺も着替えて、仕事行くか)

その朝は妹と顔を合わせる事もなく俺は仕事に向かった

仕事から帰ってきても、妹は俺には一切喋らずに黙々と食事をして自分の部屋に戻って行った

母「昨日、あの子と喧嘩でもしたの?今日は兄と喋ってないみたいだけど」

兄「ちょっとな…あいつがアホくさい事ばっかり言うから、ちょっと叩いただけだ…俺も本気で怒っちゃいないよ」

母「そこは多めに見てあげなさいよ…お兄さんなんだから…」

兄「わかったよ…後であいつの部屋に行ってみるさ…とりあえず先に寝るよ!おやすみ」

トットット

母「おやすみなさい……仲良くしなさいよ」

コンコン……ガチャ

兄「入るぞ……」

妹はベッドに入って毛布に包まっている

俺はそのままベッドに腰掛けて妹に話し掛ける

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 02:11:54.56 ID:RvjLSPGN0
兄「いつまでもヘソ曲げるなよ……悪かったって言ってるだろ?」

妹「…………」

兄「何だ?そんなに仲直りしたくないのか?それならそれで、俺にも考えがあるからな……」スッ

妹「…………」

兄「まぁ、いいや!おやすみ!」ガチャ

兄(何なんだよ!あいつは……本当にガキなんだから……いいや!起きててもイラつくから寝るか)ファサッ


57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 02:16:41.34 ID:RvjLSPGN0



ガチャ…

妹「……お兄ぃ……」

兄「……スー……スー……」モゾモゾ

妹「お兄ぃ…一緒に寝る……」ファサッ

兄「…ん……なんだ……」スッ

妹「……ごめんなさい……」ススッ

兄「もっと…… くっつけよ……寒い……」

妹「お兄ぃ……ごめんなさい……」ギュッ

兄「ああ…いいよ……俺も悪かったし…もう寝るぞ」ナデナデ

妹「うん……おやすみ…」ギュッ

その後、入学式も終わり妹の高校生活が始まった

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 02:20:55.62 ID:RvjLSPGN0
兄「ほらっ!遅刻するぞ!さっさと用意しろよ!俺はもう行くからな!」ガチャッ

妹「あっ!待ってよ~!途中まで一緒に行こうよ~」トットット

母「いってらっしゃい…気をつけてね…妹!ほら、お弁当忘れないでよ」スッ

妹「ママ!ありがとう!行ってきま~す!」

兄「妹!早く後ろに乗れよ!間に合わないぞ」

妹「後ろに乗れって言っても…荷台がないよ…」

兄「ステップが付いてるだろ~!そこに乗れるから!」

妹「…こう?大丈夫かな?」スッ

兄「しっかり掴まってろよ!行くぞ」ガチャン

ガシャッ シャーッ

妹「おお~!早い~!さすがお兄ぃだね~」ギュッ

二人乗りなんて久しぶりだったが、妹を後ろに乗せて走っていると俺はふとした事に気が付いた



59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 02:26:59.27 ID:RvjLSPGN0
兄「…お前…意外に重いんだな…」

妹「そんな事ないもん!!お兄ぃ、デリカシーのない発言!減点1だよ!」バシッ

兄「叩くな!まったく……コンビニの交差点までなら送れるから、後は歩いて行けよ!それと自分の自転車くらい直せよ……俺に毎日送らせる気か?」

妹「だって自転車屋さんに持って行くの大変なんだもん…」

兄「今日、学校終わったら持って行けよ!金なら出してやるから……」

妹「ホントに?じゃあ、持ってくよ♪それとさ……お兄ぃ、スピード出し過ぎじゃない?パンツ見えそうなんだけど……」グッ

兄「お前のパンツなんて誰も見てないぞ!それより遅刻の方がヤバい!!」

妹を送ってから店に向かわなくちゃならない為にかなり必死に自転車を漕いで行く

妹「ひどいよ~!乙女のピンチじゃん!」

キキーッ

兄「ほらっ!着いたぞ!お前も急いで行けよ!俺もヤバいから、行ってくるぞ!後でな!」ガシャッ

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 02:28:31.90 ID:RvjLSPGN0
妹「お兄ぃ♪ありがと!いってらっしゃい!気をつけてね」チュッ

妹に半ば強引に頬っぺたにキスをされながらも、急いで店に向かう
親方は時間にもすごく厳しい人だった

ガラッ

兄「すいません!!遅くなりました!!」

親方「兄!!遅ぇぞコラッ!!さっさと準備しろや!!」

兄「すいません!!すぐに準備します!!」

~妹の通う西校~

キーンコーンカーンコーン

妹「ヤバい!もしかしてギリギリかも……」タッタッタッ



61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 02:34:39.22 ID:RvjLSPGN0
ガラッ

妹「おはよう♪っていうか、セーフ?」

妹友1「おはよ~!今日はどうしたの?ギリギリに来るなんて珍しいじゃん」

妹友2「もしかして、愛しのお兄様と一緒に来たの~?」ニヤニヤ

妹「友2?なに朝からニヤニヤしてるのよ?お兄ぃには途中まで送ってもらったよ♪ちょっと寝坊しちゃってねぇ」カタッ

妹友1「でも、みんなで同じクラスって良かったよね?」

妹「うん♪知らない人だらけだったらどうしようって思っちゃった」

妹友2「そうだよね~♪うちのクラスには男君もいるしね~」

妹「男君もか……そうだね……」

妹友1「妹~!ちょっと意識しちゃってんの~?」グイッ

妹「別に……そんな事ないよ……」

ガラッ

担任「お前ら、静かにしろよ~授業を始めるからな」

一同「は~い」

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 02:40:17.87 ID:RvjLSPGN0

~昼休み~

妹友2「妹~!お昼どうするの?購買行く?私はお弁当だけど…」

妹「私もお弁当だよ♪友1ちゃんは~?」

妹友1「私は、朝コンビニで買って来たから大丈夫!購買だと間に合わないと変なのしか残ってないんだもん」

妹「それは言えてるよね!結構、あの購買って当たり外れ大きいよね~」

妹友2「お兄さんってさ、学校辞めちゃったんでしょ?」モグモグ

妹友1「あっ!それ、私も気になった!今は何してんの?まさかプー太郎?」

妹「プー太郎なわけないでしょ…今はね、駅前の割烹料理店で働いてるよ♪」パクッ

妹友1「へぇ~!そうなんだぁ!板前さんってやつ?」モグモグ

妹友2「スゴイじゃん!妹も料理教われば?妹は料理出来ないんだし……中学の時の調理実習とかひどかったもん」パクッ

妹友1「だよね~!野菜洗う時に洗剤使って洗ったのは妹だけだもんねぇ~」パクッ

妹「……それは……ばい菌とか付いてたら良くないでしょ?だから……」

妹友2「妹の旦那さんになる人は苦労しそうだね♪」モグモグ

妹「それまでに料理を覚えれば良いだけじゃん♪ 簡単だよ!」パクッ

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 02:46:31.61 ID:RvjLSPGN0
妹友1「そうそう!今年の夏休みに学校の自由研修で海外行くんだって!どうする?行く?」

妹友2「それって自由参加なの?旅費は学校持ち?」

妹友1「行きたい人は積み立てするんだって!でも、半分は学校が出すみたいだよ?」

妹「ふ~ん……それなら行きたいね♪場所はどこなの?」

妹友2「ハワイとかだったらいいなぁ~」

妹友1「場所はこれから決めるみたいだよ?どうする?行く?」

妹「私は行きたいなぁ♪飛行機乗った事ないもん♪」

妹友2「そうだね♪場所もそうだけど、みんなで行くのは楽しそうだよね!」

キャピキャピ

男「…………」


65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 02:53:03.52 ID:RvjLSPGN0
~放課後~

妹友 1「妹~!ちょっと、CD屋さんに寄っていかない?『TOM☆CAT』の新しい新譜あるか見に行きたいんだけど…」

妹友2「あ~!そうだね♪そろそろ発売日だったよね~」

妹「ん~…私は先に帰るよ、ちょっと自転車屋さんに行かなくっちゃいけないから…」

妹友1「そっか…じゃあ、また明日ね~!」ノシ

妹友2「妹~!じゃあねぇ~!」

妹「うん!!バイバ~イ!」

テクテクテク…

ガチャ

妹「ただいま~!ママ~!私の自転車は~?」

母「あら、お帰り…自転車は入り口の門の裏にあるわよ…どうするの?」

妹「自転車屋さんに修理しに行くの♪お兄ぃが修理代出してくれるんだよ~」

母「そうなの?なら、気をつけていってらっしゃい」

妹「は~い!いってきま~す」

グイッ テクテクテク

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 03:00:37.86 ID:RvjLSPGN0
妹友1「TOM☆CATの新譜は来週だってさ…」テクテク

妹友2「うん…ちょっと残念だね…でも、その分楽しみが増えたよね!」スタスタ

妹友1「そうだね!楽しみだよね!」

妹友2「……あれ?ねぇ、あれって男君じゃない?」

妹友1「うん……どうしたんだろう?買い物かな?声かけようか?」

妹友2「待って!こっそり後を着けてみようよ♪あっ!本屋さんに入っていくよ…」ニヤニヤ

妹友1「それ、面白そうだね!行こ!行こ!」コソコソ

店員「いらっしゃいませ~」

男「…………」キョロキョロ

妹友1「ねぇ……さっきからキョロキョロしてるけど、何を探してるんだろうね…」コソコソ

妹友2「何だろうね……あっ!わかった!どうせ、エッチな本とかじゃない?男君も意外にそういうの好きそうじゃん…」ワクワク

妹友1「あっ!何か手に取ったよ……遠くてよく見えないけど……普通の本っぽいよ?」

妹友2「あれはカモフラージュだって!どうせ、そのままエッチな本を探すんだから…」ニヤニヤ

妹友1「ねぇ、何でそんなに詳しいの?」コソコソ

妹友2「私の弟がそうだもん!もう、何回も目撃してるしね♪」フフッ

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/01(土) 03:07:28.73 ID:RvjLSPGN0
男「…………」スッ

スタスタ

店員「ありがとうございました~」

妹友1「あれっ?そのまま買って出ちゃったよ…」

妹友2「ん~、おかしいなぁ……」

妹友1「いいよ!うちらも帰ろうよ」スタスタ

妹友2「う~ん……そうだね、帰ろうか」テクテクテク

~自転車屋~

主人「よしっ!これで直ったぞ!」カチャカチャ

妹「ありがとうございます♪いくらですか?」

主人「2000円で良いよ!また調子悪くなったらいつでもおいで!」

妹「ありがとうございました!」ガシャッ

妹「良かったぁ!パンクしてたから、困ってたんだよね…でも、お兄ぃの後ろに乗れなくなっちゃうのはちょっと寂しいな…」


68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/01(土) 03:12:44.76 ID:RvjLSPGN0
妹「ただいま~!ママ~、夏休みに自由研修に行きたいんだけど…」

母「あら、お帰り!自由研修って何処か行くの?」

妹「うん♪学年で海外に旅行に行くんだって!学校で旅費を半分出してくれるんだけど……ダメ??」

母「そうなの?ダメじゃないけど…場所は?何日間の予定なの?」

妹「場所にもよると思うけど…4~5日間じゃないかな?」

母「それはパパに相談してみるわ…なるべく行かせてあげたいけど、旅費の事もあるから…」

妹「うん……私も無理には言わないから…」




父「……なるほどな…自由研修か……」

母「妹が行きたいんだって…どうかしら…」

妹「ねぇ~!パパ~!ダメかな……」

兄「俺は良いと思うけどな…妹にとっても良い経験になるんじゃないか?妹がいない間はこの家も静かになるしな」



69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/01(土) 03:16:37.33 ID:RvjLSPGN0
妹「お兄ぃ!それはひどくない?まるで私が騒音みたいじゃん…」

兄「意味が違うぞ!お前はいつもちょこまかしてるだろ?その意味で静かになるって事だ」

妹「それ、全然フォローになってないよ…パパ、やっぱりダメかなぁ」

父「そうだな……反対はしないが、条件がある。あまりにも遠い場所は反対だ!旅費の事も多少はあるが何より妹が心配だ…俺からはそれだけだ」グビッ

妹「パパ……それってOKって事?」

父「ハワイやオーストラリア、アメリカぐらいだったら行ってこい!妹のお土産話を待ってるぞ!」

妹「ホントに?ありがとう♪パパ!大好き~!」ギュッ

父「その条件だけは守れよ!後は場所が近い事を祈るだけだな」

母「妹、良かったわね~!その分、学校の勉強も頑張りなさいよ?」

妹「うん!勉強もそれなりに頑張るつもりだよ!」

兄「それなりじゃ、期待は出来そうもないんじゃないか?」ニヤニヤ

妹「う~……お兄ぃには関係ないじゃん!!口を挟まないで欲しいんだけど?」

兄「お前、俺のフォローがどれだけ親父の心に響いたかわからんのか?」

父「二人ともそれくらいにしておけよ。とにかく、そういう事だから、妹は勉強を頑張るように!わかったか?」



70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 03:23:30.49 ID:RvjLSPGN0
妹「は~い!パパ、頑張って勉強するからね!それと、お兄ぃ!自転車のお金ちょうだい!」

兄「……覚えてたのか?まぁ良いけど、いくらだった?」

妹「2000円だったよ!以外に高くて、びっくりしたよ…パンク修理だけなのに…」

兄「ふ~ん……まぁ、そんなもんじゃねぇの?ほら、とっとけ!」スッ

妹「お兄ぃ、5000円札渡されても、お釣りないんだけど……」

兄「聞こえなかったか?俺はとっとけって言ったんだけどな?」

妹「ホントに??良いの??後で返せとかなしだよ?」

兄「いいから、さっさとしまえ!なくすなよ?」

妹「お兄ぃ!ありがとう♪大好き!!」ギュッ

母「よかったわね!兄、ありがとうね…」

父「兄、どうした?ずいぶんと太っ腹じゃないか?」

兄「たまにはね……可愛い妹には今のうちに恩を売っておかないとな!親父とお袋にもそのうち何かプレゼントするよ」

母「そうなの?じゃあ、楽しみにしてるわね!」

父「俺は、お前らが幸せなら何もいらないぞ!それだけで十分だ!」

俺が学校を辞めてしまった事で両親には無駄なお金を使わせてしまった事に俺は少し後悔をしていた
だからこそ、今の仕事を頑張って一人前になる事が俺の目標でもあった

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 03:30:07.83 ID:RvjLSPGN0
~翌日~

兄「行ってくるぞ~!今日は予約の宴会が入ってるから遅くなりそうだから、先に寝てて良いから!」

母「気をつけて、いってらっしゃい!」

俺は、いつもより早めに家を出て店に向かった

妹「お兄ぃは?もう、いっちゃったの?」

母「今日はお店が忙しいからって、早めに行ったわよ」

妹「そっかぁ……じゃあ、私も行ってくるね!」

母「頑張ってね!いってらっしゃい」

~妹の通う西校~

ガラッ

妹「おっは~♪今日は遅刻しないで間に合ったよ♪」

妹友1「おはよう♪今日はずいぶんと早いじゃん」

妹友2「ねぇねぇ!昨日さ、あの後二人でCDショップに行ったじゃん?すごかったよ!」

妹友1「あっ!そうそう!帰り道に男君を見かけたの!」

妹「ふ~ん…そうなんだぁ…で?一緒に買い物でもしたの?」

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 03:30:55.46 ID:RvjLSPGN0
妹友2「男君が本屋に入って行くのを見かけたから、二人で尾行して見守ってたの!」

妹「尾行なんて趣味が悪いよ……普通に声かければなかった良かったじゃん」

妹友1「……だって、妹に悪いじゃん……」

妹「はぁ?何言ってんの?それは中学の時の話でしょ!今は別に何とも思わないんだけど…」

妹友2「ホントに~?中学時代は男君に結構お熱だったよね~?」ニヤニヤ

妹「それは昔の話でしょ?今は普通にクラスメ―トだし……何とも思わないよ」

妹友2「ふ~ん…じゃあ、そういう事にしておきますか♪」

妹友1「今年も私達は彼氏なしの日々が続くのね……」

妹友2「別に焦る事はないんじゃない?みんな、そのうち出来るでしょ?」


74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 03:36:52.49 ID:RvjLSPGN0
~授業中~

担任「~であるから、この式に対する証明は……」

妹(う~ん……高校に入ってから授業のレベルが上がってるなぁ……結構、難しいかも……)

トントン…

妹「ん?……何これ?」

クラスメ―ト「向こうから回ってきたんだけど…お前にってさ」スッ

妹「ふ~ん……ありがと……手紙かな?」

カサカサッ ピラッ

「午後の体育に使う道具出しを手伝って欲しいから、昼休みに体育館まで来てくれないかな?男より」



75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 03:38:50.27 ID:RvjLSPGN0

妹(なんだこれ?私に手伝って欲しいのかな?普通に教室で頼めば良いのに……とりあえず返事を書いておきますか…)

スラスラ

「~男君へ~
 わかったよ!ご飯食べたら体育館に行くから、待っててね~!ps・力仕事は任せるからね♪妹より」

妹「これでよしっと!ねぇねぇ!これさ、男君に渡してくれるかな?」ススッ

クラスメ―ト「ああ…わかった…男にラブレターでも書いたのか?」フヒヒッ

妹「あんた、バカじゃないの!?そんな訳ないじゃない!!」バシッ

担任「ほらそこ!!うるさいぞ!!黙って聞けないのか!?」

妹「すいません……あんたのせいで怒られたじゃん……」コソコソ

クラスメ―ト「はいはい…すいませんでしたね…デュフフ」コソコソ

妹「ったく…気持ち悪いったらありゃしない……」

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 03:42:23.05 ID:RvjLSPGN0
>>71
支援ありがとうです

~昼休み~

妹友2「やっとお昼だよ~!ご飯食べようよ~!妹はお弁当でしょ?一緒に食べよ♪」

妹友1「ジャ~ン!!今日は私もお弁当なの♪しかも手作りなのだぁ!」

妹「手作りってすごくない?私はいつもママが作ってくれるけどね」

妹友2「友1は料理出来るもんね~たまには私達のも作ってよ~!」モグモグ

妹友1「そのうちにね♪その時はみんな同じお弁当になっちゃうけど、それでも良いかな?」パクッ

妹「全然大丈夫だよ!むしろ期待してるよ~」モグモグ

妹友2「うん!楽しみだね!その時は言ってね!お腹空かせて待ってるから♪」

妹「ふ~っ!ごちそうさまでした!私、ちょっと体育館行ってくるね!」ガタッ

妹友1「ええ?何で?どうしたの?」

妹「ちょっと体育の道具出しの用事があってね……すぐに戻って来るから…」

妹友2「怪しいなぁ~……これは……ペロッ……恋の予感!!」

妹「何言ってんの~!すぐに戻るから待っててよ♪」

タッタッタ……

77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 03:46:57.03 ID:RvjLSPGN0
妹友1「行っちゃったね……友2はどう思う?」

妹友2「どうだろう?体育の道具出しなら先生も一緒でしょ?わかんないよ…」

妹友1「それなら私達も手伝った方が良いよね?妹一人じゃ、大変だもんね」

妹友2「そうだね!手伝いに行こうか!皆でやればその方が早く終わるしね♪」ガタッ

タッタッタ

~体育館~

妹「男君!ごめんね!待たせちゃって…」

男「来てくれたんだ……ありがとう!」

妹「私がくれば百人力だよ!道具出すんでしょ~?早く終わらせようよ!」

男「……ちょっとその前に渡さなくちゃいけない物があるんだけど…」

妹「何?倉庫の鍵?渡してくれれば開けてくるよ?」」

男「違うんだけど、これを受け取って欲しいんだ…」スッ

妹「これ… 何?……本かな?……」

男「開けて良いよ……妹さんにぴったりだと思うんだけど……」

ガサガサ

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 03:53:43.41 ID:RvjLSPGN0
妹「これ……料理のレシピ本じゃん……」

男「……良かったらあげるよ……昨日、話してたでしょ?料理の話……だから、使って欲しいと思ってさ……」

妹「あの話、聞いてたんだ……ちょっとショックだな……」

男「気に障ったのなら、謝るよ!ごめん!」

妹「だって、女の子で料理が出来ないってさ、結構致命的だよ…」

男「だからこそ、俺が練習相手になれれば…」






妹友1「確か、体育館って言ってたよね?」トコトコ

妹友2「早く行って終わらせちゃおうね!」スタスタ

妹友1「そうだね!……あれ?あそこにいるの……妹ちゃんと男君だけど……」トコトコ

妹友2「うん……まだ終わってないのかなぁ……」スタスタ

妹友1「早く行って手伝おうよ」

妹友2「ちょっと待って!なんか、様子が変だよ?何を話してるのかな……ひとまずこっちに隠れようよ…」ススッ

妹友1「もし、喧嘩してたらすぐに止めようね!」ススッ

79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 03:57:54.56 ID:RvjLSPGN0
男「いきなり、こんな言い方しちゃったけど、もし妹さんと付き合えたら料理の事だけじゃなく、色々楽しいかなぁ……ってさ」

妹「……それって、どういう事?」

男「……回りくどい言い方は止めるよ……妹さん!俺と付き合って下さい!」

妹「……そうなんだ……じゃあ……授業中に回って来た手紙は…口実だって事?」

男「ごめん……体育の授業で使う道具はもう出し終わってるんだ…騙すつもりはなかったんだけど……」

妹「……いきなり言われても困るよ……少し考えさせて……」



妹友1「ねぇ……話してるの聞こえないんだけど、大丈夫かなぁ?」

妹友2「あいつ、妹ちゃんに変な事言ってたら許さないからね!」



男「うん…わかった…いきなりこんな事言ってごめん!自分の気持ちをはっきり伝えられたからスッキリしたよ…聞いてくれてありがとう…後は妹さんが決めてくれ……その本は妹さんが自由に使って良いよ!じゃあ、俺は教室に戻るから……」スッ

妹「うん……ありがと……」


80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/01(土) 04:07:11.63 ID:RvjLSPGN0
妹友1「どうしよう……何かヤバくない?」

妹友2「とりあえず、妹ちゃんの所に行こうよ!」スタスタ


妹友2「お~い!終わったの~?」タッタッタ

妹友1「あれ?男君は?帰っちゃったの?」タッタッタ

妹「えっ?二人とも……どうしてここに……」

妹友2「道具出しを手伝ってあげようかなって二人で来たんだけど…大丈夫?」

妹友1「もう、終わっちゃったみたいだね……あれっ?妹、その本はどうしたの?」

妹「……後で話すよ……とりあえず、チャイム鳴っちゃうから教室に戻ろうよ」スタスタ



81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/01(土) 04:08:27.19 ID:RvjLSPGN0
ヤバイ  さるった

~放課後~

妹友2「ええぇぇ!!!男君に告白されたの!?マジで!?」

妹友1「すごいね!って言うか、良かったじゃん♪ずっと好きだったんでしょ?」トコトコ

妹「……うん……そうなんだけど、いきなり過ぎてまだ信じられないよ……」スタスタ

妹友2「それに加えてレシピ本までくれたって事は、結構真剣なんじゃない?」スタスタ

妹友1「私達は賛成だよ♪良かったじゃん!ねっ!友2♪」トコトコ

妹友2「うん!妹ちゃんの想いが通じたってのは私達も嬉しいよ!」

妹「まだ、男君には付き合うって返事してないし……ちょっと考えるよ……」スタスタ

妹友1「うん!それは、自分で考えて決めた方が良いと思うな」

妹友2「私達は応援するけど、最終的に決めるのは妹ちゃんだからね!」

妹「……そうだね……今夜ゆっくり考えるよ……」

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 04:14:10.15 ID:RvjLSPGN0
>>82
ゆっくり休んで下さい 続きは書いていくんで  おやすみなさいです

>>83
ありがとうです


86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 04:15:29.42 ID:RvjLSPGN0
~その日の夜~
妹「ママ、ごちそうさま…」ガタッ

母「あらっ?今日はおかわりしないの?妹の好きなカレーなのに…」

父「どうした?体調でも悪いのか?」グビッ

妹「大丈夫だよ…ちょっと考え事があってね…変な意味じゃないから心配しないで良いよ!」スッ

母「何かあったら、すぐに言うのよ…」

妹「うん!ありがとう!今日はちょっと早めに寝るね…ママ、パパ、おやすみなさい」

母「おやすみなさい」

父「しっかり休めよ」

トットット

ガチャッ

妹(……こんなのいきなり過ぎるよ……確かに中学の時は気になってたけどさ…何で今頃……)

ガチャッ

兄「ただいま~…って、みんな寝てるよな…今日は特に忙しかったからなぁ…俺もさっさと寝るか……」

トットット

兄「あれっ?妹の部屋の電気が点いてるな…あいつ、また夜更かししてんのか?」

89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 04:24:56.57 ID:RvjLSPGN0
ガチャッ

兄「まだ起きてるのか?今日は先に寝てろってお袋に言ったんだけどな…」

妹「お兄ぃ……お帰り…大丈夫!もう寝るよ…お兄ぃの部屋で寝ていい?」

兄「今更、聞く事じゃないだろ?ほら、さっさと寝るぞ…俺も明日早いんだから…」


ガチャッ

妹「一緒に寝ながらで良いんだけど…」ファサッ

兄「早く奥に行けよ…俺が寝れないだろ…」スッ

妹「お兄ぃ……怒らないで聞いてくれる?」

兄「いきなり何だ?俺に怒られる様な事をしたのか?」

妹「……今日ね、学校で告白されたの……」ギュッ

兄「ふ~ん……で?お前はどうなんだ?そいつと付き合っても良いと思うのか?」

妹「……う~ん……正直、中学の時に気になってたんだけど……今は悩んでる……」ギュッ

兄「そうか……別にそんな事で俺は怒らんし、そういうのはお前の気持ち次第だろ……お前が幸せだと思う方を選べよ」ナデナデ

妹「わかった……お兄ぃ…ありがとう!おやすみ…」チュッ

兄「ああ…おやすみ……帰りが遅くなってごめんな…」ナデナデ

90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 04:26:04.91 ID:RvjLSPGN0
>>87
俺も欲しいですww

>>88
落ちないように頑張って書きあげますww

91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 04:27:34.92 ID:RvjLSPGN0
兄(妹が告白されたのか…ちょっと寂しいけど、あいつが幸せならそれで良いよな……後はあいつが、うまい事兄離れ出来れば良いんだがな……)

~西高校~

妹(う~……お兄ぃも応援するって言ってくれたんだし……)トコトコ

トントン

妹友2「おっは~!!どうしたの?朝から難しい顔して~」

妹「あっ…おはよう…今日は朝から悩める乙女なのですよ…」ハァ…

妹友2「…昨日も大変だったからね~!でも、良いと思うよ!男君と付き合う、付き合わないって悩むのもさ…最後に決めるのは妹ちゃんなんだから…」ポンッ

妹「…そうだね…ありがとう…」

ガラッ

妹友1「おはよう!妹~、昨日はゆっくり寝れたの~?」

妹「う~ん…あんまり…でも、色々考えて決めたよ!私、男君と付き合う事にする」

妹友2「そっかぁ……じゃあ、男君呼んで来る?」

妹「いいよ……後で自分でちゃんと伝えるから……大丈夫!ありがとう」

妹友1「頑張ってね!妹ちゃん!!」

92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 04:34:09.43 ID:RvjLSPGN0
~ホームルーム~
担任「夏休みの自由研修の行き先を決めるぞ~!候補としては、アメリカ、ハワイ、オーストラリアとあるが、多数決で決めるから行きたい場所を挙手してくれよ」

担任「じゃあ、アメリカに行きたい人!手を挙げろ~……1…2…3……8人か……」

担任「次、ハワイが良い人!……1…2…3……10人っと」

担任「後の人はオーストラリアだな……じゃあ、自由研修の場所はオーストラリアで決定で良いな!これで、今日のホームルームは終わりだ…みんな、早く下校しろよ~!」

~放課後~

男「妹さん、こうやって俺を呼び出すって事は昨日の返事を聞かせてくれるんだよね…」

妹「うん……それで……考えたんだけどね……私、男君と付き合ってみようと思うの……本の事もそうだけど、嬉しかったよ……ありがとう……」

男「……そう言ってくれて良かった!俺の方こそ、ありがとう…これからよろしくね…」

妹「……これからどうするの?」

男「ん?とりあえず…一緒に帰ろうか…」スッ

妹「……うん」

妹友1「あれ?妹ちゃんと男君じゃない?」

妹友2「あっ!ホントだ…二人で手なんか繋いじゃって…いいなぁ…」

妹友1「まぁまぁ…邪魔しちゃ悪いから行こうよ…」スタスタ

妹友2「そうだね!私たちも頑張らないとね~!」トコトコ

93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 04:36:28.25 ID:RvjLSPGN0

男「ふ~ん……お兄さんは板前さんなんだぁ…だったら、お兄さんに料理教えてもらえば良いのに…」スタスタ

妹「でも、お兄ぃは帰ってくるのが遅いから、無理なんだよね~……それでね、私が合格した時に、お兄ぃが鯛のお刺身をもらってきたの!すごいよね~」トコトコ

男「お兄さんってすごいんだね……俺にはそんな気の利いた事は出来ないよ~」

妹「そんな事ないって!男君だって、私に料理の本プレゼントしてくれたじゃん」

男「あれは、妹さんの手料理が上手くなればって、思ってさ…」

妹「そ~ですね!私は不器用な女の子ですからね!」

男「あっ!そういう事じゃなくてさ……妹さんの才能を伸ばす為にさ……」

妹「い~よ!無理にフォローしなくても!自分で分かってるし……」

男「……変な言い方してごめん!誤解させちゃったかな……」


94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 04:41:46.90 ID:RvjLSPGN0
妹「別に…怒ってないけど…」

男「俺も協力するよ!その時はよろしくお願いします!」

妹「うん……その時はよろしくね…私、こっちだから…男君も気をつけて…」

男「うん!妹さんも気をつけてね!じゃあ……」スッ


妹「バイバイ…」


ガチャッ

妹(付き合うってなんだろう……よくわかんないよ…)

妹「ただいま!ママ~!自由研修の行き先決まったよ~!!」

母「あらっ!お帰りなさい、研修場所はどこなの?」

妹「オーストラリアだよ!そこなら大丈夫だよね?パパ、反対しないよね?」

母「そうね…反対しないと思うわよ?それより晩御飯の買い物に付き合って欲しいんだけど?」

妹「うん!いいよ~!それじゃあ、スーパーに行こうよ」

95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 05:01:06.78 ID:RvjLSPGN0

父「それで……場所はオーストラリアに決まったのか」

妹「オーストラリアならそんなに遠くないよね?」

父「まぁ、特に反対する理由もないだろう……行って来い!気をつけて行くんだぞ」

兄「良かったな!オーストラリア行ったら、お土産にコアラを頼むな!もちろん、本物を連れて帰って来いよ!」

妹「そんなの無理に決まってるじゃん!お兄ぃもバカだね~」

母「それはそうと海外ならパスポートが必要でしょ?妹、ちゃんと作っておくのよ?」

妹「作った事ないからわかんないんだけど……お兄ぃ!一緒に来てくれる?」

兄「そういえば、俺も持ってないな……ついでに作るか?」

父「俺と母さんは持ってるから、今のうちに兄も作った方が何かと楽だぞ?必要書類は役所に行けば教えてくれるからな」

母「そうね…そうすれば、今度はみんなで行ける様になるわね……兄、一緒に行ってあげてね」

兄「ちょうど来月の頭に店が改装工事で何日か休みになるからな…3週間後だけど、その時でも良いか?」

妹「うん!じゃあ、私も一緒に行くね!その時、学校は午後から行けば良いよね?」

母「学校には私から伝えておくわよ?じゃあ、兄に頼んだからよろしくね」

兄「了解!じゃ、風呂入ってくるわ」

96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 05:02:08.23 ID:RvjLSPGN0
グイッ

妹「お兄ぃ…後で……ちょっと良いかな?」

兄「ん?なんだ?別に構わないけど?」

妹「寝る時に話すよ…」

兄「じゃあ、風呂から上がったら、部屋にいるからお前も風呂入ってから来いよ」

妹「うん……わかった」


コンコン ガチャッ

妹「お兄ぃ、入るよ……」

兄「で?話はなんだ?なるべく手短に済ませて欲しいんだけどな、明日も早いから」

妹「お兄ぃ、もう寝ちゃうの?」

兄「そんなすぐには寝ないけど長くなりそうなら、俺は先にベッドに入らせてもらうがな?」

妹「そうなの?それなら一緒にベッドに入って話したいんだけど……」

98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 05:09:33.40 ID:RvjLSPGN0

兄「そうか…ならこっちこいよ」ファサッ

妹「うん!お兄ぃ、お邪魔しま~す♪んっ…お兄ぃもうちょっとそっち行ってよ…狭い」グイッ

兄「いちいちうるさいな…早く話をしてくれ」

妹「お兄ぃ……あったかいね…」ギュッ

妹「それでね……さっきの話なんだけどね……私、男君と付き合う事にしたの……」

兄「……そっか……それは良かった!お前に先を越されちまったな」

妹「そんな事ない……まだ、よくわかんないし……お兄ぃと一緒の方が落ち着くよ……」

兄「じゃあ、一緒に寝るのも今日で最後だな」

妹「何でぇ?別にそれは関係ないじゃん!」

兄「何言ってんだよ……彼氏に悪いと思わないのか?俺が彼氏の立場なら、正直気分は良くないな」

妹「でも、お兄ぃは彼氏じゃないじゃん……」

兄「でももへったくれもない!別にお前の事が嫌いで言ってる訳じゃないんだから、勘違いするなよ?」

妹「う~……じゃあ、ギュッってするのは?もう頭も撫でてくれないの?」

兄「そんな事はないが、あまりベタベタは出来ないぞ?」ナデナデ

99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 05:10:40.27 ID:RvjLSPGN0
妹「じゃあさ、一日置きに一緒に寝るのはダメ?いきなりは寂しいよ……」ギュッ

兄「……わかった!じゃあ、一緒に寝るのは一日置きにするぞ!それで良いか?」

妹「うん!お兄ぃ、ありがと!頑張るからね!」ギュッ

兄「ホントに分かってんのかよ?」

妹「大丈夫!ちょっと寂しいけど頑張るもん」

兄「分かったんなら、俺は寝るぞ……明日早いんだから……」スッ

妹「お兄ぃ……おやすみのチューは?」ギュッ

兄「あるわけないだろ……おやすみ!」クルッ

妹「もう、寝ちゃうの~?……お兄ぃ…おやすみ」


100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 05:11:40.50 ID:RvjLSPGN0
妹(う~……やっぱり眠れない……お兄ぃは寝ちゃってる……)

妹(やっぱり我慢出来ないよ……)ススッ

兄「……スー…スー…」モゾッ

妹(お兄ぃ……ちょっとならいいよね……)チュッ

兄「んん…グー……グー」

妹(おやすみ……お兄ぃ…)

102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 05:14:19.11 ID:RvjLSPGN0

~2週間後~

妹友1「妹~!その後、男君とはどうなのさ?」

妹友2「毎日一緒に帰ってるもんね~!ねぇ!もうチューとかしちゃったの~?」ニヤニヤ

妹「なっ…何言ってんの…そんなのは……まだ…してないよ……」

妹友1「だって付き合ってからまだそんなに経ってないじゃん、男君って結構奥手なのかなぁ?」

妹友2「どうだろうね?中学の頃はそれなりにモテてたからねぇ……彼女はいなかったみたいだけど」

妹「そんなの関係ないよ……私は気にしないもん」

妹友1「私達は妹ちゃんが幸せならそれで良いんだけどね」

妹友2「まぁ、何かあったら報告してよね!チューしたとか、その先の事もね!」ニヤニヤ

妹「悩み事とかあったら相談するよ……チューとかの報告は恥ずかしいから秘密だよ!!」

男「妹さん……ちょっといいかな?話してる所悪いんだけど…」

妹「えっ?別に大丈夫だけど、どうしたの?」ガタッ

男「今日の帰りに付き合って欲しい所があるんだけど……」

妹「良いよ~!じゃあ、今日は寄り道して帰ろうか」

104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 05:17:13.32 ID:RvjLSPGN0
~放課後~

妹「付き合って欲しい場所ってどこなの?」

男「天神様の裏山だけど、知ってる?」

妹「知ってるよ♪あそこから見る夕焼けがすごいキレイなんだよね~」トコトコ

男「知ってるんだ?俺も前に見つけてから、お気に入りの場所なんだよ」スタスタ

妹「あの場所はかなり穴場だよね!私もすごい好きなんだぁ…」



男「やっと着いた……やっぱりいつ見ても眺めは最高だな」

妹「ちょっと風が強いけどね!私もここに来るのは久しぶりだよ~」

男「そうなんだ、俺は週1回はここに来てるな……後は、たまに気分が落ち込んだ時かな……」

妹「そうなんだ……ここに来ると、嫌な事を忘れられるよね?少しの間だけでもね……あっ!そろそろ夕日が沈むよ!」

男「本当だ……すごいキレイだな……この場所だけはずっと残ってて欲しいな……」スッ

妹「そうだね……私が大人になっても残ってて欲しいね」


妹(前にお兄ぃと来た時はお祭りの日だったなぁ……今年は男君と一緒なのかな……本当はお兄ぃと来たかったな…)


105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 05:18:30.36 ID:RvjLSPGN0
男「……妹さん……あのさ……」

妹「ん?何~?どうしたの~?」

男「……キス……していいかな……」グッ

妹「……今?……」

男「……うん……ダメかな……」

妹「…恥ずかしいよ…」

男「……大丈夫だから……」スッ


チュッ

妹(お兄ぃ以外の人なんて初めてだよ……お兄ぃとは違う匂いがする……)

男「いきなりでゴメン……」スッ

妹「ううん……大丈夫……」

107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 05:22:17.66 ID:RvjLSPGN0
男「そういえばさ、料理は勉強してるの?」

妹「うん…ママにも手伝ってもらったりしながら、少しずつだけど頑張ってるよ」

男「それなら良かった!そのうちにご馳走になろうかな!」

妹「上手くなったらね…下手っぴのままじゃ、恥ずかしいもん……」

男「その時を楽しみにしてるよ!そろそろ暗くなってきたから帰ろうか…」

妹「うん…今日はありがとうございました!久しぶりにここに来れたから、良かったよ!」

男「喜んでもらえて俺も嬉しいよ!今日は家まで送るよ……暗くなってきたし」

妹「ありがとう……お願いして良いかな」




妹「ここで良いよ!もう、家の前だし……」

男「そっか……じゃあ、また明日学校でな……」

妹「うん……また明日……」

男「もう一回、キスさせてよ……」スッ

チュッ

男「ありがとう……じゃあ、俺も帰るよ」

109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 05:24:11.25 ID:RvjLSPGN0
ガチャッ

妹「ただいま~!ママ~!お腹空いた~!何かないの~?」

母「もう少しでご飯だから、ちょっと待ってなさい……それと、家の前でイチャイチャしないでくれる?」

妹「!!」

母「あの子は彼氏?まぁ、仲良くするのは良いけど、家の前ではちょっと控えなさいよ?隣近所の目もあるんだから……それと、避妊はちゃんとしなさいよ!!これだけはママと約束出来るわよね?」

妹「うん……分かってるよ……」

母「基本的にそれだけ約束できれば、私は何にも不満はないわよ?」

妹「大丈夫だよ!ママを悲しませるような事はしないもん!」

母「そう?それなら良いけど?ほらっ!夕食の準備するから、妹も手伝ってちょうだい」

妹「はーい!今日の晩御飯はどうするの?」

母「今日は、妹の好きなロールキャベツにしようと思うから、一緒に作らない?妹も料理勉強するんでしょ?」

妹「うん!もっと勉強しなくっちゃだけどね……」

母「これも、花嫁修行の一つだと思って頑張ってね!」

兄「ふ~ん……今日のおかずは妹が作ったのか……」ジーッ

食卓にはお袋の作ってくれたおかずに混じって妹が作ったであろう料理も並んでいた

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 05:28:48.92 ID:RvjLSPGN0 [1/41]

妹「何、まじまじとロールキャベツ見てるの~??そんなに食べるのが嫌なら食べなくていいからね!!」

兄「いや……そんな事ないんだけどな……ちょっと見た目が……本当にロールキャベツだよなぁ?これ、肉とキャベツが分離しているんだけど……」

妹「ちょっとくらい見た目が悪くても、味はちゃんとしてるもん!ねっ!ママ?」

母「兄、心配しなくても大丈夫よ!味見はしてあるんだからね」

兄「ふ~ん……そっか……じゃあ、食べてみるか」パクッ

妹「お兄ぃ……どう?」

兄「うん……見た目はあれだけど、美味いじゃん!」

妹「良かったぁ~♪ ちょっと心配だったんだよ?お兄ぃは色々うるさいからね」

母「初めてにしてはとても上手よ?これからも練習しなくちゃね」

兄「なんなら、俺も教えてやろうか?あんまり難しいのは無理だけどな」

妹「ホントに?それなら厚焼き卵を教えてよ♪」


3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 05:29:50.62 ID:RvjLSPGN0 [2/41]
兄「ああ……今度教えてやるよ」

母「それも良いわね!うちには料理人がいるものね♪」

兄「料理人ってレベルじゃないよ!まだまだ見習いなんだから……」

母「でも、自分でお店をやりたいとか思わないの?」

兄「そりゃ、やりたいけど技術的に無理だからなぁ」

妹「お兄ぃがお店を始めたら、お手伝いに行くからね♪」

兄「その時はよろしく頼むな!」ナデナデ

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 05:33:53.51 ID:RvjLSPGN0 [3/41]
>>4
そうなんだ…サンクス!!

>>5
ほっといてくれればいいのにねぇww

妹の部屋

妹(今日は一人で寝る日なんだよね……ちょっと寂しいな……)


コンコン

ガチャッ

兄「妹~!入るぞ~!」

妹「別に良いけど……お兄ぃがこの部屋に来るのは久しぶりだね!」

兄「そりゃ、毎回お前が俺の部屋に入り浸ってるからだろ~」

妹「私がお兄ぃの部屋に行くのは寝る時だけじゃん!で、どうしたの?可愛い妹と一緒に寝たいの?」

兄「そんなわけないだろ!それよりお前、例の男と付き合ってるんだろ?それと今日、家の前でイチャついてたよなぁ~?ん~?」

妹「なっ!何それ!?知らないよ!」

いきなり核心を突かれたのか、あからさまに妹は動揺している

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 05:36:04.36 ID:RvjLSPGN0 [4/41]
兄「俺の情報網をなめるなよ?ちなみにお袋からじゃないからな!」

妹「えっ?じゃあ、誰なのさ!ママには見られちゃったけど……」

兄「引っかかったな!やっぱり付き合う事にしたんか?それは良いが、家の前ではイチャつくなよな!」

妹「お兄ぃ……もしかしてやきもち焼いてるの?商売繁盛で良かったね~」

兄「だれがお前に嫉妬なんかするんだよ!まぁ、どっちにしても気をつけろよな!」

妹「気をつけろって何が?」

兄「……妊娠に決まってるだろ……そればかりはお前ら次第だろ?」

妹「お兄ぃもママと同じ事言ってるね……」

心なしか妹は寂しそうに呟く

兄「まだ、お前は子供だからな……何かあってからじゃ遅いだろ?」

妹「お兄ぃだって子供じゃん……」

兄「俺は相手がいないから、そんな心配する必要ない!!とにかく、それだけは気をつけろよな!じゃあ、おやすみ!」

ガチャッ

妹「……あっ…お兄ぃ……」

妹(行っちゃった……妊娠か…… そうだよね……付き合うって事は……そういう事も心配なんだよね……初めての時はやっぱり好きな人と……)

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 05:39:11.53 ID:RvjLSPGN0 [5/41]

~西高校~

妹友2「ねぇねぇ、妹ちゃん!学校終わったら、買い物行かない?

妹「良いよ~!何買いに行くの?」

妹友2「雑貨屋に行きたいんだけど、付き合ってくれるかな?」

妹「あっ!それなら、私も買いたい物あったから、行こうよ」


~放課後の教室~

妹友2「じゃあ、行こうよ!」

妹「うん!行こ!行こ~!ってその前にちょっとトイレ行ってくるね…」

妹友2「うん!私、教室で待ってるね!」

トコトコ


妹(あれ?男子トイレの入口に男子がたむろしてる……嫌だなぁ……ああいうの苦手なんだよね……なんか大声で話してるし、ちょっと怖いなぁ……)

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 05:41:55.77 ID:RvjLSPGN0 [6/41]
男子トイレ内

男子生徒A「はぁ?マジで?お前、それさすがに無理だろ~」

男子生徒B「お前さ、確かに気持ちはわかるけどよ…。そればかりは無茶だろ…」

妹(女子トイレにまで聞こえるんだけど…これじゃ落ち着かないよ…)

男「馬鹿だな~!結構ちょろいもんだぜ?マジで楽勝だって!」

妹(えっ……今の声って……男君?……ちょろいって……何の事なんだろう…」

男子生徒A「お前、そんなに自信あんのかよ?さすが、モテるヤツは違いますねぇ~」

男子生徒B「彼女ってお前と同じクラスのちっちゃい子だろ?しかも付き合ったばかりならいくらなんでも無理だろ!」


12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 05:46:08.78 ID:RvjLSPGN0 [7/41]
男「じゃあ……賭けるか?自由研修の日までに俺がアイツとヤレたらお前らから1万円ずつもらうよ!失敗したら、俺がお前らに1万円づつ払う……これでどうだ?」

妹(…えっ……何それ……どういう事…)

男子生徒A「別に良いけどよ……お前がヤッたって証拠はどうするんだ?」

男子生徒B「そうだよ!普通に言われてもそれは通じないぜ!後、本人に聞けっていうのもなしだからな!」

男「それなら、俺が妹さんの裸の写メでも撮ってお前らに見せれば信用するか?」

男子生徒A「まぁ、そうだな…あの子の裸の写メなら信用出来るな…」

男子生徒B「って事は、その写メがなければ、男がマジでヤッても俺らが払う必要ないもんな!面白いじゃん!それで良いぜ!」

男「まぁ、お前らからのバイト代を楽しみにしてるぜ!」

妹(………………)

ジャー

ガチャッ

タッタッタッ

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 05:50:32.17 ID:RvjLSPGN0 [8/41]
男子生徒A「ん?誰かいるのか?」

男子生徒B「いいよ!ほっとけ…それより、約束忘れんなよ!自由研修旅行の日までだかんな!」

男「ああ……わかってるさ……」
      ・


妹友2「妹ちゃん!遅かったじゃん!大丈夫?具合悪いの?」

妹「うん…いきなりお腹痛くなっちゃって……もう大丈夫!買い物に行こうよ」

妹友2「ホントに大丈夫?無理しなくて良いよ?それよりさ、どうなの?男君とは?もうキスくらいしたんじゃないの?」

妹「うん……それがね……昨日…キスしたの…」

妹友2「ホント?良かったじゃん!どうだった?ファーストキスなんだよね?」

妹「よくわかんないけど……すごいドキドキしたよ…」ズキン

妹友2「だよねぇ~!好きな人とキスするって幸せだよね!私も彼氏候補見つけなくっちゃ」

妹「そんなのすぐに見つかるよ!だって私より可愛いもん!」

妹友2「でも、妹ちゃんは良いよね!今は興味ないって言ってても、片思いが成就したんだもんね!」

妹「片思いって言っても…昔の事だよ…」ズキズキ

妹友2「でも、今は付き合ってる……そうでしょ?」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 05:51:55.09 ID:RvjLSPGN0 [9/41]

妹「うん……」ズキン

妹友2「それなら何も悩む事ないでしょ?二人でゆっくり愛を育んでくださいませ♪」

妹(これじゃあ、トイレでの事なんて相談出来ないよ…どうしよう……)ズキン

妹友2「ねぇ……大丈夫?なんか顔色悪いみたいだけど、ホントに平気?」

妹「ゴメン……またお腹痛くなってきちゃった……今日は先に帰ってもいい?」

妹友2「それなら、家まで送って行くよ!心配だもん!」

妹「大丈夫だから…それに逆方向じゃん…悪いよ…」

妹友2「私は平気だよ!他に予定もないし…」

妹「本当に大丈夫だから!!」

妹友2「…………」

妹「お願い……今日は…一人で帰るから…」

妹友2「わかったよ…でも、辛かったら電話してね…心配だから…じゃあね、バイバイ」

妹「うん……バイバイ……」

妹(やっぱり、トイレでの声って男君だったんだよね……)


17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 05:55:16.06 ID:RvjLSPGN0 [10/41]
ガチャッ

妹「ただいまー!」

母「お帰りなさい!今日はあの男の子と一緒じゃなかったの?」

妹「今日は友達と一緒に帰ってきたから……ちょっと疲れちゃったから、休んでくるね」

トットットット……

母「あっ……ちょっと妹……」


ガチャッ

トットット…… バフッ

妹(バカだよね……結局……遊ばれてたんだ……)

妹(昔は……好きだったのにな……どうしよう……)

~深夜~

ガチャッ

兄「ただいま~!!いやぁ~!まいったよ~!今日、宴会の客でさ、男子トイレの小さい方にゲロったヤツがいてさ~!片付けが大変だったよ~」

母「今日も御苦労さま!ずいぶんと遅かったじゃない?ご飯は食べる?お風呂も沸いているけれど…」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 05:56:39.43 ID:RvjLSPGN0 [11/41]

兄「飯はいいよ!明日も早いから、風呂入って寝るよ」

母「それとね……妹の様子がちょっと変なのよ……ご飯も食べないで部屋にこもりっきりなんだけど……多分、彼氏と喧嘩でもしたんじゃないかしら……」

兄「ふ~ん……まぁ、後でちょっと様子見てくるよ」

トントン……

兄「入るぞ~……あれ?……もう寝ちまってるか……」

妹「お兄ぃ……起きてるよ……」

兄「なんだ?起きてたのか?お袋が心配してたぞ!様子が変だって……どうしたんだ?彼氏と喧嘩でもしたんか?」

妹「うん……ちょっとね……でも、平気!」ズキン

兄「そっか……お前、こっちで寝るか?」

妹「ううん……今日は一人で寝るから大丈夫だよ……おやすみ…」

兄「ああ……おやすみ……」

ガチャッ

兄(あいつ……やっぱりちょっと変だな……)

兄(何なんだよ!!クソッ!!イライラする……もしかして、俺は嫉妬しているのか……)


19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 06:01:53.06 ID:RvjLSPGN0 [12/41]
~翌朝~

兄(今日は特に早く行かなくちゃな……さっさと出かけるか)

この日は朝から河岸に行く為に日の出前から店に向かう

ガチャッ

部屋のドアが前触れもなく開き、妹がパジャマ姿で部屋に入ってきた

妹「お兄ぃ……おはよう…」

兄「妹……お前どうしたんだ?こんなに朝早く……」

妹「昨日、ちょっと考え事してたら眠れなくて……ねぇ……お兄ぃ……」ギュッ

妹は一言だけ呟くとそっとすがる様に抱きついてくる

妹「ちょっとだけで良いから……このままで……」

兄「何があったかは聞かないが、俺はお前のそばにいるからな……」スッ

胸元に顔を埋めている妹の髪の毛をそっと撫でると妹は心地良さそうに鼻をならす

妹「やっぱり、お兄ぃが一番だよ……もうどこにも行かないで……」

兄「ああ……一人ぼっちにはしないぞ……大丈夫だ……」



21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 06:03:05.20 ID:RvjLSPGN0 [13/41]
妹「お兄ぃも今から仕事なんだよね……いってらっしゃい……」スッ

妹はそれだけ言うと、自分の部屋に戻って行った

兄(あいつ……もしかして……)

兄(まぁ、その時は俺がそばにいるしかないよな……仕事に向かうか……)

~魚河岸市場~

兄「親方!!おはようございます!!」

親方「おう!!来たか!!お前、河岸は初めてだよな?」

先輩「あんまり、ウロウロするなよ?この時間の河岸は戦場そのものだからな!チンタラしてると市場のおっさん達にどやされるからな!」

兄「わかりました!!親方!今日は何を仕入れるんですか?」

親方「今日はサバとイシモチだな……たまにはこうやって河岸に来ればお前らも勉強になるだろ!しっかり学んでおけよ!」

兄「はい!!よろしくお願いします!!」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/01(土) 06:10:00.35 ID:RvjLSPGN0 [14/41]
~西高~

妹(なんか、学校来るの憂鬱だな……)

妹友2「妹ちゃん!体調は良くなった?昨日は辛そうだったけど……」

妹「うん……平気だよ!心配かけてごめんね……」

妹友2「良かったぁ!本当に心配だったんだからね……」

ガラッ

妹友1「あっ!妹ちゃん!愛しの彼氏さんが来たよ!」

男「妹さん!おはよ~!」

妹「えっ?……うん……おはよう……」

妹友2「あらっ?照れちゃってんの?ここは若い二人に任せて、私たちはトイレにでも行きましょうかね?友1?」

妹友1「そうだね!邪魔しちゃ悪いもんね~!授業が始まるまでには戻ってくるから♪」

スタスタスタ

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 06:10:58.37 ID:RvjLSPGN0 [15/41]
男「どうしたの?何か元気なさそうだけど……具合悪いの?」

妹「ううん……大丈夫……」

男「最近、元気ないなぁって思ってさ……悩みがあるなら相談に乗るよ?」

妹「うん……。悩みじゃないんだけど……」(昨日あんな事言ってたのに……何でなの?)

男「何でも、話して良いよ?愚痴でも話せばすっきりするでしょ?」

妹「お昼休みにね……屋上まで来て欲しいの……話があるから……」

男「うん!良いよ!ここじゃ話せない愚痴もあると思うからね……」


25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 06:11:59.35 ID:RvjLSPGN0 [16/41]
~昼休み~

男「お待たせ!それで、どうしたの?何でも話して大丈夫だよ!」

妹「うん……あのね……男君にお願いがあるんだけど、聞いてくれるかな……」

男「えっ?それは別に構わないけどさ、あんまり無茶なのは勘弁だよ♪」

妹「ううん……本当に簡単な事なんだけど……」

男「それなら、大丈夫だよ!何でも言ってくれよ」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 06:17:47.77 ID:RvjLSPGN0 [17/41]
妹「……私と………下さい……」ボソッ

男「ごめん!よく聞こえなかったんだけどさ、もう一回言ってよ」

妹「私と……別れて下さい……」

男「……それが妹さんのお願いって事なのかな……」

妹「そうだよ……聞いてくれるよね……」

男「ちょっと待ってよ!!何で?理由が分からないんだけどさ」
(ここで別れたらあいつらのとの賭けも台無しになっちまう……何とかして引き留めないと……)

妹「正直に言って良いのかな……昨日、考えたんだけど……」

男(まさか、昨日のトイレでの話を聞かれてたって事か……それはまずいな……)

妹「私にはもったいないなぁって思って……だって、男君は昔からモテるよね……正直、私じゃ釣りあわなすぎて疲れちゃうんだ……」

男「そんな事ないよ!!考えすぎだって!!実際に俺は妹さんの事が好きだから告白したんだしさ」

妹「……私にはその気持ちだけで十分だよ……短い間だったけど、良い思い出をありがとうございました……」ペコッ

妹「休み時間……終わっちゃうから……先に教室に戻るね……」

タッタッタッタ

男(……マジかよ……こんな事ならもっと真剣に付き合えば良かったなぁ……)

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 06:21:04.39 ID:RvjLSPGN0 [18/41]
~放課後~

妹友1「ねぇ、お昼休みに男君と屋上に行ってたけど、どうしたの?」

妹友2「何それ?あんた、そんなに男君とイチャイチャしたいの?若いって素晴らしいねぇ♪」

妹「そんなんじゃないよ……ただ……男君と別れたの……」

妹友1・妹友2「はぁ~~~???」

妹友1「何で?喧嘩でもしたの?」

妹友2「ははぁ~、さては初エッチで何かあったな?」

妹「そんな事してないから!!ただ……私にはもったいないって思って……ただ、それだけだよ…」
(こればっかりは言えない……遊ばれてたなんて聞いたら大変だもん……傷つくのは私だけで十分だよ……)

妹友2「そっか……妹がそういう考えで別れたのなら、私は何も言わないよ!今まで通り一緒に遊ぶ時間が増えただけだもんね」

妹友1「そうだよね……私たちにはわからないからね……」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 06:28:54.23 ID:RvjLSPGN0 [19/41]
               ・
               ・
               ・
~1週間後~

母「妹~!そろそろ、パスポート取りに行くんでしょ?」

妹「あっ!そうだよ~!!お兄ぃ!パスポート作りに行くの付き合ってよ~」

兄「そっか……それなら、明日から店が改装だから一緒に行くか!」

父「手順は役所で聞けば書類をもらえるし、パスポートセンターでも教えてくれるからな」

妹「明日は久しぶりにデートだね♪お兄ぃ?楽しみでしょ?」

兄「デートじゃないだろ……大事な日なのは変わらんけどな……」

母「今日は、早めに寝ちゃいなさいね?明日は早くに起こすわよ?」

兄・妹「は~い!」


31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 06:33:05.88 ID:RvjLSPGN0 [20/41]
~次の日~

兄「おい!!起きろよ!!今日はパスポート作りに行くんだろ?」

妹「……うん…わかってるよぉ……だって…眠いんだもん……」

兄「眠いとかは関係ない!!さっさと起きて準備しちゃえよ」

妹「お兄ぃがキスしてくれたら起きるぅ……」ギュッ

兄「…………」チュッ

妹「おでこじゃやだぁ……」

兄「うるさい!!早くしろよ~」
                ・
                ・
                ・
母「いってらっしゃい!わかんない事があったら、連絡ちょうだいね!お金は大丈夫?」

兄「大丈夫だよ!んじゃ、行ってくるわ」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 06:35:43.11 ID:RvjLSPGN0 [21/41]
~役所~

兄「パスポートの申請で必要なのは……戸籍謄本と住民票か……」

妹「なんか書類を書くって言ってなかった?」

兄「申請用紙だろ?それも役所でもらえるそうだ、取りあえず戸籍謄本と住民票を取るか……」

妹「それって私も必要なんでしょ?」

兄「そうだ!俺が代わりにお前のパスポートは申請出来ないからな」

二人で謄本と住民票の申請用紙に記入して妹が受付に用紙を手渡す

妹「私はわかんないから、お兄ぃに任せるよ」

兄「そのうち、番号札で呼ばれるから取りに行って来い」



33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 06:36:45.68 ID:RvjLSPGN0 [22/41]
                ・
                ・
                ・

受付「48番の方~!どうぞ~」

兄「ほらっ!呼ばれたぞ!行って来い」

妹「戸籍謄本と住民票が私とお兄ぃで1通ずつでしょ?」

兄「そうだ!それぞれに名前が書いてあるから間違えないようにな」

妹は呼ばれた番号札を手にして受付に書類を取りに行く

無事に書類を受け取った妹はニコニコしながら戻ってくる

妹「これが……お兄ぃの分ね……これが私の分っと……」

兄「大丈夫か?間違えてないか?ちゃんと確認しろよ」

妹「住民票は……私の名前が書いてあるよ♪後は戸籍謄本…………」

兄「どうした?名前でも間違ってたのか?」



35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 06:41:13.84 ID:RvjLSPGN0 [23/41]
妹は自分の戸籍謄本を見つめたまま微動だにしなかった

兄(しまった!!妹は自分の戸籍を見るのは初めてなんだよな……俺の戸籍には妹は「長女」ではなく「養子」で記載されている……って事は妹のも……)

妹「……そっか……私って養子だったんだ……」

消え入りそうな小さな声でそっと呟く妹

兄「……でも、お前は俺の大事な妹だぞ……」

妹「知ってるよ♪ちょっとびっくりしたけど、ママもパパもお兄ぃも私の家族だもんね♪」

妹はあっけらかんとして明るく答える

もしかして、お袋や親父があらかじめ話したのか……それとも何かの拍子にこの事に気付いていたんだろうか……

妹「ちょっとトイレ行ってきても良い?さっき、ジュース飲みすぎちゃったみたい」

兄「ああ……そんなに慌てなくても良いからな……」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 06:47:37.21 ID:RvjLSPGN0 [24/41]


トットットッ……

バタン

妹(……何それ……養子って……私のママとパパは違うって事なの?……お兄ぃは……知ってたのかな……)グスッ

妹(いきなり過ぎて理解できないよ……グスッ……ヒック……ママも……パパも……お兄ぃとも……血が繋がってない……やだ……そんなのやだよ……本当は他人だなんて……)

妹(遅くなるときっとお兄ぃが心配するなぁ……それにこんな泣き顔なんて見せられないよ……)
                ・
                ・
                ・
兄(妹のやつ……遅いな……大丈夫か?あいつはすぐに強がるからなぁ)

妹「お兄ぃ!お待たせ~♪遅くなってごめんね……ちょっとトイレが混んでてさ……」

足早に戻って来た妹は何事もなかった様に明るく笑っていた

兄「そっか……んじゃ、パスポートの申請に行くか?」
(トイレで泣いてたな……すっかり目が充血してるぞ……しばらくこの事は触れないでおくか)

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 06:51:05.22 ID:RvjLSPGN0 [25/41]

妹「ねぇ……知ってたの?」トコトコ

兄「何が?お前が可愛いって事がか?そりゃあ、可愛いに決まってるだろう!ちょっとバカ…」

ピタッ

妹「茶化さないで真面目に聞いてよ!!」

兄「……ごめん……知ってたよ……お前が入院した時にな……お袋に聞いた……」

妹「そっか……私だけ仲間外れだったって事なんだ……」

妹は目に涙を浮かべながらポツリと呟く

兄「お前……そんな言い方はないだろ?家族なんだからさ」

妹「……そうだよね……家族って言う『おままごと』でしょ?だって私は結局は他人なんだもんね……」

兄「お前!!ふざけんな!!!」バシッ!!

妹「何で?だってそうでしょ?お兄ぃはママとパパの子供で!!長男でしょ!?それで私は養子で他人なの!!そうでしょ?」

妹は顔を真っ赤にしながら鋭い口調で話す

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 06:54:16.70 ID:RvjLSPGN0 [26/41]

兄「そんなもんは紙切れ1枚でしかないだろ!!だから何だよ!!お前は自分が養子だってわかったら他人行儀か!?バカにするのもいい加減にしろよ!!」

妹「違うよ!!私だってそんなの知らないよ……でも……グスッ……でも……どうしたら良いかわかんないもん……」ヒック グスッ

兄「……バカだな……血の繋がりがあろうがなかろうが……お前は親父とお袋の娘で、俺の一番大事な妹だ……」ナデナデ

妹「……お兄ぃ……うわぁぁぁん……」ギュッ

妹は泣きじゃくりながら必死に抱きついてくる

俺は妹の頭を撫でながら華奢な体をそっと抱き締めた

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 06:59:49.23 ID:RvjLSPGN0 [27/41]
~その日の夜~

母「どうだった?ちゃんと申請に行けた?」

兄「大丈夫だよ!無事に終わらせてきたから、後は10日くらいしたら引き換え券を持って行けばもらえるよ」

妹「お兄ぃったらねぇ、『お金は今払うんですか?』とかって聞いてんの♪バカだよねぇ…書類に『代金は引換の時に払って下さい』って書いてんのにねぇ」

兄「初めてだから、わかんないだろ!お前だってキョロキョロしてたじゃんか……」

父「まぁ、とにかく無事に終わって良かったな……」グビッ

妹「後ね……ちょっと気になったんだけどさ……」

妹は戸籍謄本の事を話し始めた  お袋や親父は妹の話をただ黙って聞いていた

しばらくの沈黙の後、親父がそっと口を開き「妹の出生の話」「養子として向かい入れる時のお袋と親父の苦悩」や

「妹も含めた家族で一緒に過ごしてきた年月の重み」そして「血の繋がりは別として家族としての幸せを噛み締めている」事を妹に伝えた

妹はただ黙って親父とお袋の話を聞いてずっと泣いていた……

そして二人でパスポートを取りに行き、妹の自由研修旅行の日が迫ってきた

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 07:04:19.76 ID:RvjLSPGN0 [28/41]
~研修旅行当日~

妹「行ってくるね~♪」

母「気をつけていってらっしゃいね」

兄「生水は飲むなよ!!マジで腹壊すからな!」

妹「うん!!ママもお兄ぃも体に気をつけてね♪それと、お兄ぃ!寂しいけど一人でちゃんと寝るんだよ~!」

兄「お前じゃないんだから、それは平気だ!!まぁ、気をつけて行って来い!!」

妹「ママ!!お兄ぃ!!行ってきま~す♪」

タッタッタッタ……

母「行っちゃったわね……ちょっと寂しいけど……あなたもこれから仕事でしょ?」

兄「ああ……寂しいけどね……俺も行ってくるよ……」
(妹と離れるのは寂しいけど……いつもの寂しさとはちょっと違うような気がするな……)

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 07:10:19.02 ID:RvjLSPGN0 [29/41]
ガラッ!!

兄「おはようございます!!」

親方「おう!!来たな~茶坊主!!今日も気合入れて仕事しろよ!!」

先輩「お前には今日の刺身に使う鯛を捌いてもらうからな!!わかんなかったら直ぐに聞けよ」

兄「はい!!ありがとうございます!!よろしくお願いします!!」

今日の仕事は初めての刺身をやらせてもらう事になった

鯛もそうだが、魚を捌く時には内臓を傷つけないようにしっかり処理する事も大事だ

先輩に手ほどきをしてもらいながら、慎重に魚を捌いていく

先輩「そこはもっと刃を寝かせないと、骨に身が残っちまうだろ!それと、鯛の頭は出刃で思いっきり叩かないと割れないからな!!」

兄「はい!!わかりました!!」

先輩の仕事を見よう見真似で必死についていく

そうこうしているうちに仕事はどんどん終わり、何時しか閉店時間を迎えていた

親方「よ~し!!俺はこれで上がるからな!!お前ら、後を頼むぞ!!それと、兄!!お前ちょっと来い」

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 07:15:31.51 ID:RvjLSPGN0 [30/41]
兄「はい!!何でしょうか?親方!!」

親方「お前……ここに来てどのくらい経ったんだ?」

兄「そうですね……もうすぐで2年になりますけど……」

親方「うちの○○(先輩)とはうまくやっているのか?」

兄「そうですね!とても良くして頂いてます!!」

親方「あいつが今度、うちの新店舗を任せるんだが……お前も行くか?」

兄「えっ……そうなんですか?自分は……正直言って親方の傍で仕事がしたいです!!」

親方「……ふむ……そうか……あいつの方が俺より教え方は上手いんだけどな……面倒見も良いしな……俺はすぐに手が出ちまっていけねぇや」

兄「でも、親方がそう言って頂けるのでしたら、自分はそれに従います!!」

親方「まぁ、そんないきなり決めろって事じゃないからな……じっくり考えてくれ!それと、お前の先輩にはくれぐれも口外するなよ……」

兄「はい!!わかりました!!ありがとうございます!!」

親方「後は、板場に戻って終わらせて来い!!わかったな!!」

兄「はい!!お疲れ様です!!失礼します!!」スッ

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 07:19:54.86 ID:RvjLSPGN0 [31/41]
輩「どうしたんだ?親方に呼ばれてたけど……」

兄「最近、仕事はどうだって気遣ってくれました……」

先輩「そっか……んじゃ、もっとしっかり頑張らないとな!!」

兄「そうですね!!よろしくお願いします!!」
                ・
                ・
                ・

その後も仕事は順調に進み、気付けば妹が旅行から帰ってくる日になった

妹「やっほ~!!ママ~!!お兄ぃ!!帰ってきたよ~!!」

母「お帰りなさい……どうだった?オーストラリアは?」

兄「また、うるさいのが帰ってきたな……これで平和だった日常がまた壊されるな……」



51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 07:23:18.73 ID:RvjLSPGN0 [32/41]
妹「もう~最高だったよ!!コアラとかすごい可愛かったよ~♪後ね!カンガルーって食べられるんだって!!すごいよね!!」

妹は捲くし立てるように旅行の思い出を俺たちに話した

それだけ妹の目には旅行の体験が新鮮で魅力的だったのだろう その日は妹の一人舞台だった

母「何より無事で帰ってきたのが一番のお土産ね」

父「そうだな……妹には貴重な体験だったようだな」



兄「とりあえず、風呂入ってくるわ」

妹「私も一緒に入る~♪」

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 07:25:55.55 ID:RvjLSPGN0 [33/41]
兄「お前は大人しく待ってろよ!今日は一緒に寝ても良いから……」

妹「お兄ぃのケチンボ!!いいじゃん!別にさ……」
                ・
                ・
兄「じゃあ、俺は先に寝るよ……今日は疲れちゃったからさ」

妹「私も寝るよ~!お兄ぃ!今日は一緒に寝るんだからね!!ママ、パパ!おやすみなさい」

母・父「おやすみなさい……」

トットット

ガチャッ

兄「ほら……寝るならさっさとベッドに入れよ……俺も明日が早いんだから……」ファサッ

妹「お兄ぃ……お願いがあるんだけど……」スッ

兄「ん?何だ?金ならないぞ!!」

妹「そんなんじゃないよ……私とお兄ぃって血が繋がってないんだよね……」

兄「そんなもんは関係ないさ……お前は俺の妹で、大事な存在だ……」

妹「それって、どういう意味で?」

妹は真剣な眼差しで見つめてくる

この後ってエロ展開は必要ですかね?

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 07:37:41.99 ID:RvjLSPGN0 [34/41]
それでは、思ったままに続けますね……


兄「どうって……」

妹「私ね……彼氏と別れたんだよ……何故か分かる?」

兄「そんなの、わかんねぇよ……喧嘩でもしたんだろ?」

妹「そうじゃないよ……正直に言うとちょっと遊ばれてたみたい……でもね、その彼氏と一緒にいてもずっとお兄ぃの事が頭に浮かんでくるの……」

兄「…………」

妹「その彼と一緒に手を繋いでも、天神様の裏山に行っても、その彼とキスをしても、ずっとお兄ぃの事を考えちゃうんだよ……」

妹「多分……血が繋がってようとそんなの関係なしにお兄ぃの事が好きなんだなぁ……って思うよ……もちろん、恋愛感情でね……」ギュッ

兄「そうか……それは嬉しいよ……ありがとう……」ナデナデ


57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 07:46:29.19 ID:RvjLSPGN0 [35/41]
妹「血が繋がってないなら……結婚とかそれよりも……お兄ぃの彼女になれるかな……」

兄「それは……お前次第だな……」ギュッ

正直、こんな風に言われるのは予想していなかったが、自分の中でも少なからず妹に恋心を抱いているのは今ははっきりとわかる

妹「……お兄ぃ……キスして……」

兄「……おでこにか?」

妹「……バカ……」チュッ

兄「妹……愛してるよ……」チュッ

妹「お兄ぃ……良いよ……来て……」ギュッ

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 07:52:21.40 ID:RvjLSPGN0 [36/41]
その後、妹とは男女の一線を越える事になる

妹「お兄ぃ~!朝だよ~!!早く起きないと仕事間に合わないよ~」チュッ

兄「うるさいなぁ……お前がくっついてたら、起きれないだろ……」ファサッ

妹「今日も頑張ってね~♪未来の料理人さん!!」

兄「お前こそ、学校に遅れるぞ!!早く着替えろよ~!!」

母「二人とも~早くご飯食べちゃって~!!片付かないと困るのよ~」

兄・妹「は~い!!」

トットットット


59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 07:53:20.80 ID:RvjLSPGN0 [37/41]

~5年後~

その後、俺は先輩の仕切るお店で着実に仕事を覚えていった

先輩「兄!!今日はいつものお得意さんに宅配に行くんだろ?さっさと準備しないと料理が不味くなっちまうぞ!!」

兄「はい!!先輩!!ちょっと行ってきます」

タッタッタッ……

~とある児童施設~

兄「お待たせしました~!!ご注文の刺身の盛り合わせと揚げ物の盛り合わせです!」

施設員「あらあら、いつもご苦労様です……こっちですよ……子供達もみんな楽しみにしていますからねぇ」

子供1「わぁ~!!ごちそうがやってきたぁ~!!」

子供2「これ、お兄ちゃんが作ったの~?すごいねぇ♪」

子供3「先生も早くおいでよ~!早くしないとなくなっちゃうよ~!」

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 07:56:16.14 ID:RvjLSPGN0 [38/41]

妹「わかったから、ちょっと待っててね~♪お兄ぃ!いつもご苦労様!」

兄「どうだ?お前も仕事には慣れたか?」

妹「だいぶね~!相変わらず子供達は元気いっぱいで大変だけど……」

兄「でも、お前もここでお世話になったんだろ?この子達の先輩だもんな~」

施設員「妹さんにはいつも感謝していますよ……うちの施設の人気者ですから……」

妹「お兄ぃも子供達の為に頑張ってるもんね~!ありがとう♪」

兄「気にすんなって!!俺がお店を開いたらその分お前にも頑張ってもらうからな♪」

妹「その時は任せなさいって♪」


~fin~

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