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水銀燈 「おじゃまするわぁ」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 23:31:34.38 ID:+c5FEF2n0 [1/4]
真紅 「あらいらっしゃい」

雛苺 「水銀灯なのー!」

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 23:41:36.48 ID:+c5FEF2n0 [2/4]
翠星石 「あったですぅ?」

ジュン 「ん、危ないからのりと一緒に使えよ」 ドサッ

翠星石 「サンキューですよチビ人間!」

真紅 「何かしらこれ? ……見たところホットプレートみたいだけど」

翠星石 「あ、真紅! 真紅も一緒にお料理しませんか?」

ジュン 「たこ焼き器 こいつがテレビで特集見て食ってみたいって言い出したんだよ」

真紅 「ずいぶんと変わったフォークね……これでたこ焼とやらを作るの?」

翠星石 「それはフォークじゃないですよ! 確か…妻? 妻……家政婦……?」

ジュン 「つまようじな……簡単だから真紅も一緒に作ろうぜ」

真紅 「……あなた達も知ってるはずでしょ? 私は料理が不得手なのだわ」

ジュン 「簡単だって言ったろ? ちょっとしたゲーム感覚でぱぱっと作れちゃうぜ?」

真紅 「なら参加させてもらうのだわ」

ジュン 「雛苺も呼んで来るとするか 今日の昼飯はたこ焼パーティだ!」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 23:49:25.64 ID:+c5FEF2n0
【二階 ジュン部屋】

ジュン 「……ってなわけだ 雛苺も一緒に下で作ろうぜ?」

雛苺  「やったー! お料理だー! 皆一緒のお料理楽しみなのー!」

ジュン 「料理ってほどのもんでもないけどな……」

真紅 「ゲーム感覚なのだわ」

雛苺 「? げえむ感覚ってなぁ~に?」

真紅 「チェスみたいなものよ」

雛苺 「チェスは雛苺には分からないのー……」

ジュン 「……だったらおままごとみたいなもんだよ 柏葉と良くやってるやつ」

雛苺 「それなら分かるのー! 楽しみ! のりとお準備手伝ってくるのー!!」

ドタドタ

真紅 「あんなにはしゃいじゃって……料理は危険が伴うのだわ! たとえばドレスが汚れてしまったり……!」

ジュン 「そりゃお前だけだよ……ってかマジでたこ焼作るのは楽しいぞ?」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 23:59:16.25 ID:+c5FEF2n0
【病院の一室】

水銀燈 「…………」

めぐ 「……最近ずっとそこにいるわよね 戦いはいいの?」

水銀燈 「……ローザミスティカが要らない訳じゃないわよぉ……気分が乗らないだけで」

めぐ 「どうして?」

水銀燈 「泥棒みたいな真似してローザミスティカを手にしたことがあるのよ……
     最近になってそれがアリスに本当にふさわしいのかどうか……分からなくなってきたのよぉ」

めぐ 「…………」

水銀燈 「何おまぬけに口あんぐりさせてるのぉ? ずいぶん可笑しいわぁ……」

めぐ 「水銀燈がそんなに自分のこと話してくれるのって初めてだったから……」

水銀燈 「何ででしょうねぇ……私にも分からないわよぉ」

めぐ 「姉妹の大事なもの奪っちゃたんですものね? そのせいじゃないかしら」

水銀燈 「…………」

めぐ 「……冗談だからそんなに睨まないで頂戴 綺麗な顔が台無しよ?」

水銀燈 「……ふんっ」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 00:06:36.69 ID:MC+eXejC0 [1/18]
【桜田家 台所】

ジュン 「さっそく飯作るか!」

真紅 「ずいぶん張り切ってるわね? もしかして、蒼星石と金糸雀も招待したせいかしら?」

ジュン 「え? 金糸雀はわりかしどうでもいいけど?」

翠星石 「この糞チビ人間! 蒼星石に手だしやがったらたこ焼の具にして食っちまうですぅ!」

雛苺 「食欲無くなる様なこと言わないでー……」

真紅 「……のり?」

のり 「…………ふぎゅぅ~」

バターン!!

翠 「ギャァー!! のりが倒れやがったですぅ! さては白バラのやろうがまた……!」

ジュン 「お前が飯時にグロテスクな話しやがるからだろぉ! ちょ、誰か水もってこい!」

真紅 「合点なのだわ!」

ジュン 「何でバケツに水汲んでんだぁ! コップ一杯でいいから!!」

雛苺 「のりがぁ……のり……のりがぁ~~~~~~~~!!!」 グス グス

ジュン 「泣くなぁ! コラァー!!」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 00:18:06.35 ID:MC+eXejC0 [2/18]
金糸雀 「お邪魔するかしら! ……あれ? のりが見当たらないかしら?」


ジュン 「……はい、というわけでのり無しでたこ焼作ることになりました 苦情は誰かさんに言ってください」

翠星石 「すまんですぅ……配慮が足りんかったですぅ!」

雛苺 「気にしないでいいのー……」

真紅 「その通りよ……あれは誰が悪いわけでもない 時と場合が悪かっただけなのだわ」

金糸雀 「状況は読めたかしら! 無問題かしら! そんなんでいちいち気にしてても仕方なしかしらかしらかしら!」

ジュン 「まぁ僕も悪かったしな……じゃ気取り直してたこ焼作るぞ まず電源な」

カチッ

翠星石 「次はどうするですぅ!? さっさとその汚い口で説明しやがれですぅ!」

ジュン 「立ち直るの早いのなお前……えっと、次はたこ焼のベース作ります 誰かボウル取って 後菜箸も」

雛苺 「はいなの!」 ヒョイ

金糸雀 「はいかしら!」 ヒョイッ

ジュン 「サンキュ雛苺 ……そんで薄力粉とかベーキングパウダーとか色々混ぜるとできます 比率に気をつけろよ」

真紅 「分かったのだわ!」

ジュン 「お前の場合勢い付けすぎんなよ……この前見たく部屋中粉だらけにされてもたまらんし」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 00:28:31.90 ID:MC+eXejC0 [3/18]
【病院の一室】

めぐ 「……でもちょっとだけ理由分かるかもなぁ」

水銀燈 「今度はちゃんとした理由でしょうねぇ……?」

めぐ 「……知りたい? 何で妹ちゃんたちと戦おうのを躊躇っちゃうのか」

水銀燈 「ローゼンメイデンでもないあなたに分かるとは思わないけどぉ……まぁ一応聞いてあげるわよぉ」

めぐ 「たぶんそれよ」

水銀燈 「……はぁ?」

めぐ 「今、水銀灯は自分のしてることが正しいかどうか分からない でもそれを知るためには一人じゃ無理なのよ」

水銀燈 「この私が他人を必要としていると言うのぉ? 馬鹿らしい……媒介としてのあなたにしか興味ないわよぉ」

めぐ 「嘘おっしゃいな……現にさっきだって私に尋ねてきたじゃない 『どうしてか?』 って」

水銀燈 「まぁそういう時もたまにはあるわよぉ……」

めぐ 「あなたの悩みは他人とつながることで打開できるものなのよ だから妹ちゃんたちと勝負できないんじゃないかな?」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 00:40:20.52 ID:MC+eXejC0 [4/18]
真紅 「お汁が出来たのだわ」

ジュン 「汁じゃなくてベースな……よし入れるぞ」

金糸雀 「どこに入れるのかしら?」

ジュン 「…………」

雛苺 「どこに入れるのー?」

ジュン 「そこの丸く空いてるところがあるだろ? そこに流し込むとカリッっと焼きあがるんだ」

翠星石 「焼きあがるってお昼のテレビで出てたまん丸にですぅ?」

ジュン 「おう、案外早く焼きあがっちゃうから手際よく頼むぞ」

真紅 「了解なのだわ」

ジュン 「んじゃぁ、流し込みまーす!」

ジュー! ジュー!

雛苺 「いい匂いがするのー!」

ジュン 「具材入れてけよー! タコとか紅しょうがとか」


金糸雀 「扱いが酷いかしら……」



15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 00:51:54.10 ID:MC+eXejC0 [5/18]
翠星石 「わォ! こんがり焼けてきやがったですぅ!」 ジュー ジュー

真紅 「いい匂いがするのだわ……イギリス料理とはまた別の芳醇な香りなのだわ」 ジュー ジュー

ジュン 「芳醇ってな……あと翠星石つば飛ばすな たこ焼に入ったら何か嫌だ」 ジュー ジュー

翠星石 「乙女の前でそんなこと口にしやがってんじゃねぇですぅ!」ジュー ジュー

ジュン 「いや乙女だろうが薔薇乙女だろうが汚いもんは汚いだろ……ぶへぇ!?」 バキィ!!!

雛苺 「殴っちゃ駄目なのー! ぶっちゃけ喧嘩する暇があるならひっくり返すの手伝って欲しいのー!」 ジュー ジュー

金糸雀 「これ意外と疲れるかしら……」 ジュー ジュー

ジュン 「お前らだと手が届きにくいもんな……うし、僕一人でやるから皿取って来てくれ」 ジュー ジュー

真紅 「助かるわ……意外にレディーに対するマナーが成ってるじゃない?」 ジュー ジュー

翠星石 「さっきは殴っちゃってけど、ちょっとばかし見直したですぅ!!」 ジュー ジュー

ジュン 「だからつば飛ばすなっての!! せっかくのたこ焼がまずく……ぶひぃ!!?」 バキィ!!

雛苺 「痛そうなのー……」 ジュー ジュー

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 01:04:21.26 ID:MC+eXejC0 [6/18]
【病院の一室】

水銀燈 「……えっとぉ、つまりあの子達と仲良くしろなんて戯言言いたいわけねぇ?」

めぐ 「そう言う事になっちゃうわね でも天使さんは天使さんと仲良くするものなのよ?」

水銀燈 「却下よぉ……私が求める答えは私で見つける……だってこれは私のアリスゲームですもの
     後、いい加減あなたのお花畑な頭どうにかしなさぁい……聞いてるこっちがおかしくなっちゃう」

めぐ 「おかしな頭の子に頼ってきたのはどこのお人形さんだったかしら?」

水銀燈 「煩いわねぇ……あれは……まぁあれよ……」

めぐ 「なぁにあれって?」

水銀燈 「だから煩いって言ってるでしょぉ! しつこいと嫌われるわよ!」

めぐ 「あれ? 水銀灯は今まで私のこと嫌いじゃなかったんだ! 嬉しい!」

水銀燈  「~~~~!!  散歩行って来るわぁ! ここにいると頭がどうにかなってしまいそう……!」

めぐ 「いってらっしゃい!」

水銀燈 (何清清しく見送ってるのよぉ……)




20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 01:15:54.69 ID:MC+eXejC0 [7/18]
【桜田家 台所】

翠星石 「出来上がりやがったですぅ! なんとも香ばしい香りですぅ!」

雛苺 「出来上がりやがったのぉー! なんとも可愛らしいフォルムなのー!」

真紅 「出来上がりやがったのだわ! なんともうっとりする焦げ目なのだわ!」

金糸雀 「出来上がりやがったかしらー! なんとも……なんともなんともかしらー!」

ジュン 「別に無理に合わそうとしなくていいから金糸雀……皿に小分けするぞー!」

金糸雀 「……む、む、無視されなかったかしらー!! ど、どういう風の吹き回しかしらー!?」

ジュン 「いや……食べるときは皆でおいしく食べたいもんだしさ とりあえず食うぞ!」


翠星石 「美味いですぅ! 外はカリカリ中はアツアツ! どこぞのキャッチフレーズ通りですぅ!」

雛苺 「美味しいのぉ!」

真紅 「ちょっと熱いのだわ……舌が火傷してしまいそう……」
 
ジュン 「だろ? 手軽に作れる割にはいい感じに仕上がるだろ?」

金糸雀 「食べたらお片付けかしら!」

ジュン 「ベース残ってるしまた作るぞ……それに蒼星石がまだ来てないしな」


21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 01:28:26.21 ID:MC+eXejC0 [8/18]
【桜田家 付近】

水銀燈 (……あら? あの鞄は……ドールズの誰か?)

蒼星石 「…………おや? 水銀燈か」

水銀燈 「何してるのかしらこんなところでぇ? まさかマスターに愛想つかされて家出とかぁ?」

蒼星石 「真紅達の家でたこ焼大会なんだってさ……僕も誘われたんだけど
     昨日の暴風で薔薇園が手酷くやられてしまってね……今しがた終わったところさ」

水銀燈 「真紅の家……? この近くだったのかしらぁ? 
     nのフィールド経由だったからこっちからだと確認してなかったわぁ……まっどうでもいいけど」

蒼星石 「君はこんなところでどうしたんだい? 見たところ相手を求めてるわけでもなさそうだ」

水銀燈 「……あなた、あの子達とローザミスティカ取り合ったっていうのによく戯れに参加する気に慣れるわねぇ……」

蒼星石 「確かに心苦しいね……正直言うと馴れ合いは嫌いだし」


23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 01:43:19.99 ID:MC+eXejC0 [9/18]
水銀燈 「だったらこのまま帰っちゃえばぁ? どうせ命を取り合う仲なんだしあなたの言うとおり馴れ合いは不要よ」

蒼星石 「みんなの厚意を受け取らないわけにも行かないのさ……
     翠星石……それだけじゃないな、皆にはゲームに復帰させてもらった恩が有るからね」

水銀燈 「律儀ねぇ……そんなものあなたがアリスになった時には欠片も意味を成さないでしょうにぃ
                ……最もアリスにいたるのはこの水銀灯だけど」

蒼星石 「……本当にそうなのかな?」

水銀燈 「……どういう意味よ?」

蒼星石 「アリスになるという結果が大事なのか……それともアリスに至るまでの過程が大事なのか……
     少なくとも前者だったとしたら、お父様はローザミスティカを七つに分けはしなかっただろうね」

水銀燈 「真意は分からないわよ……でもローゼンメイデンの生存理由はアリスゲームに勝利すること……過程は必要ないわぁ」

蒼星石 「正直に言うとね……今日僕が彼らに会いに行く理由はそれだけじゃないんだ」

水銀燈 「恩義があるからってだけじゃないのぉ? 何なのよ?」

蒼星石 「…………」

水銀燈 「何黙ってるのよぉ?」

蒼星石 「たこ焼きってどんな物なんだろうなぁ・……って」

水銀燈 「…………はぁ?」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 01:55:03.07 ID:MC+eXejC0 [10/18]
【桜田家 台所】

ジュン 「蒼星石遅いなぁ……」

真紅 「作るだけ作って来た後に一緒に食べたらどうかしら? レンジでチンになってしまうのだけれど……」

翠星石 「駄目に決まってるですぅ! 金糸雀のやろうが遅れたならともかく蒼星石にそんな仕打ちしたら許さんですぅ!」

金糸雀 「カナには酷い仕打ちもオッケーってことかしら……」

ジュン 「とにかく待ってようぜ、僕も頼れる男をアピールしたいしさ」

翠星石 「蒼星石に手出したら許さんって言ったですぅ! このムッツリチビ人間!!」

ジュン 「手は出さないよ……でも蒼星石に僕を惚れさせるなら合法的なはずさ!」

雛苺 「ジュンじゃちょっと無理だと思うのー……」

真紅 「私も同感なのだわ……」

ジュン 「結構酷いなお前ら……真剣に言ってるのに」

翠星石 「真剣に言ってるなら痛さ倍増ですぅ! 身の程をわきまえやがれですぅ!!」

ジュン 「まぁ、何はともあれ早く来てくれないかなぁ……何してるんだろ?」

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 02:10:51.93 ID:MC+eXejC0 [11/18]
【桜田家 付近】

水銀燈 「……あなたがそういうこと言うとどういう顔していいか分からないわぁ……」

蒼星石 「翠星石がこの前しつこいくらいに誘ってきたんだよ……
     『外はカリカリ中はアツアツというオーサカの食べ物ですぅ! テレビで紹介されてたですぅ! 蒼星石も食べるですぅ!』 ……ってね」

水銀燈 「翠星石の真似上手いわねぇ……それで食べたくなったのぉ? あなたも案外子供ねぇ」

蒼星石 「純粋に思ったよ 翠星石が絶賛するなんてどんな食べ物だろう? 僕も一度食してみたい……と
      ……で、ここからが君に言いたいことなんだけどね」

水銀燈 「…………」

蒼星石 「これから僕が向かう先はジュン君の家、馴れ合うために行くことになる でも目的はたこ焼を食べるためなんだ」

水銀燈 「……何だかあなたが雛苺に見えてきたわぁ」

蒼星石 「ちゃかさないでくれ……馴れ合い、言い方を変えようか、人形や人間とつながりを持つこと……
     それで得られることもあると僕は思うんだよ、君だって悩んでるんだろう? だったら関わってみたらどうだい? 新しい何かを得られるかもしれないよ?」

水銀燈 「何であんたがそのこと知ってるのよぉ……?」

蒼星石 「どうやら見ないうちにレンピカとメイメイは仲良しになってたみたいだね……僕もついさっき知ったよ」

水銀燈 「め、メイメイ! あんたねぇ!!」


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 02:26:48.32 ID:MC+eXejC0 [12/18]
水銀燈 「それはアリスになることとは全く関係が無いじゃない……そんなくだらないことのために馴れ合いなんて」

蒼星石 「実際どうなんだろうね……でも、今君が一人悩むよりも道は開けると思うよ」

水銀燈 「あなた達の力を借りるなんて……反吐が出るわぁ」

蒼星石 「僕達の力を利用してる……くらいの気構えでいいんじゃない?」

水銀燈 「……めぐに勘ぐられる醜態とどっちが恥なのかしら……」ボソッ

蒼星石 「? 何か言った?」

水銀燈 「何でもないわよぉ……とにかく私はアリスに関わりのないようなことは眼中にないわぁ……」

蒼星石 「
      『さぁやって参りました! 大阪府○○市の有名店! 昭和より続く古くからの老舗!
       駅前の近くということもあり会社員、学生に絶大な人気を誇っているたこ焼屋をレポートさせていただきます!!
       ご覧ください! この一口で食いきれるかというほどのダイナミックなたこ焼!!  狐色に程よく焼けています!!
      かけるは伝統の三種盛りのたれ! 湯気に乗せてたれの香ばしい匂いが鼻先をくすぐります! たまりません!!  』

水銀燈 「……何それ?」

蒼星石 「翠星石が一生懸命番組を再現してくれたんだ ……水銀燈、たこ焼食べてみたくなった?」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 02:37:06.13 ID:MC+eXejC0 [13/18]
【桜田家 台所】

金糸雀 「……まだかしらー?」

真紅 「レンピカでもよこしてくれたらいいのに……」

ジュン 「遅いなぁ……シミュレーションできるからこれはこれでいいのか?」

翠星石 「シミュレーションとかきもいですぅ……引きこもりの発想ですぅ……」

ピンポーン

真紅 「鳴ったのだわ!」

雛苺 「蒼星石なのー!」

ジュン 「イエスッ! 玄関先見てくるわ!」





ジュン 「いらっしゃい! ………………あれ?」

蒼星石 「やあジュン君 一週間ぶりといったところかな?」

水銀燈 「…………」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 02:45:17.97 ID:MC+eXejC0 [14/18]
翠星石 「蒼星石! 良く来てくれたで…………げぇ!?」

真紅 「……なぜあなたがここにいるのかしら? あなたの住処は路上ではなくって?」

金糸雀 「水銀燈かしらー!」

雛苺 「…………」ビクビク

ジュン 「…………悪いけどここにいる誰一人として戦う気はないぞ」

蒼星石 「違うよ皆、水銀燈はたこ焼きを食べてみたくて来たんだってさ」







         「「「「 はぁ……!? 」」」」



32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 02:54:09.85 ID:MC+eXejC0 [15/18]
金糸雀 「意外に食いしん坊かしらー!」

真紅 「…………本当なの?」

翠星石 「お、お前におごるたこ焼は一個として無いですぅ! 大体お前は蒼星石のローザミスティカを……!」

蒼星石 「僕ならここにいるけど? それにあれはアリスゲームだ 敗者が何を言うでもないさ……」

水銀燈 「たこ焼きを口にしてみたいだけよぉ……あなた達の輪の中に入るつもりなんてさらさら無いわぁ」

雛苺 「ほ、ホントに本当なのー……」

水銀燈 「えぇ……ゲームをする気分もないしねぇ」

ジュン 「…………」

真紅 「…………」

ジュン 「だったら入れてあげようぜ、さっきも言ったけど皆で食ったほうが美味い」

翠星石 「じゅ、ジュン!?」

真紅 「そうね……それにこんなのでも長女なのだわ 昼ドラよろしく邪険にしたりというのはいい気分ではないしね」

水銀燈 「十分邪険にしてるわよぉ真紅ぅ……!」

翠星石 「何か怪しい動きしたら、翠星石がボッコボッコにしてやるですぅ!」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 03:16:45.67 ID:MC+eXejC0 [16/18]
ジュン 「気を取り直してさっきの続きと行くかぁ!」

真紅 「お料理なのだわ! この真紅でも作れる至高の料理再びね!」

金糸雀 「レッツゴーかしらー!」

翠星石 「廊下走りやがるなですぅ! お前らぁ!」

ジュン 「お前も走ってんじゃねぇか!! ……あぁ水銀燈、靴そこで脱いどけよ」

水銀燈 「はいはいぃ……ところで真紅でも作れる料理って……ホントに美味しいでしょうねぇ?」

蒼星石 「ふふ……食べてみたら分かるんじゃない?」

水銀燈 「それもそうねぇ……」

蒼星石 (お父様はやっぱり一つの大きなローザミスティカだけじゃアリスを作れなかったんだろうね……
     マスターと通じ合い同じローゼンメイデンと触れ合い、新しい何かを生み出して成長した薔薇乙女こそがアリスなのだろう……
     それが何かは分からないし、戦いを中断する理由になり得るかも分からない
     
      だからといって……やっぱり一人孤独に戦い続けてもアリスには至らないと思う
      僕はそういった新しい何かを得たドール、倒すべき価値のあるドールとアリスゲームを行いたい
      だから……                                         )
     
水銀燈 「おじゃまするわぁ」     

蒼星石 (水銀燈には色んなものを知ってもらいたいなぁ)

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/27(火) 03:17:42.78 ID:MC+eXejC0 [17/18]
終わり

スレ立ててから即興で考えた割には頑張った うん、頑張った

Tag : ローゼンメイデン

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