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双子妹「ねぇ双兄ー、お風呂はいろー」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 17:56:43.68 ID:nckAvz6O0 [1/85]
双兄「いや、ないから」

双妹「えー、いいじゃんいいじゃん、今日はお父さんもお母さんもいないんだしさー」

双兄「そういう問題じゃないからな?」

双兄「大体、高校上がるまで一緒に風呂はいってたのがおかしいんだよ」

双妹「でも、高一の時も入ってくれたじゃん」

双兄「……とにかく」

双兄「お風呂は一人で入りなさい」

双妹「ちぇー」

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 17:59:29.67 ID:nckAvz6O0
タッタッタッタッタ……

双兄「全く……」

双兄「いつまでたっても、子供だなぁ、双妹は……」

双兄「……本当、何時まで経っても」

双兄「……意識してるのは、きっと俺のほうだけなんだろうな……」

双兄「兄妹だけでも問題だっていうのに……更には双子だもんな」

双兄「……早く、忘れなきゃいけないよな、これは」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 18:03:02.61 ID:nckAvz6O0
双妹「ふー、きもちよかったぁー」ペタペタ

双妹「……双兄、このまま行ったら驚くかな?」

双妹「……流石にそれはやめておこーっと」カチャン

双妹「双兄ー、あがったよー」

双兄「………………zzz」

双妹「ありゃ、ソファーで寝てる」

双妹「……うりうりー」グニグニ

双兄「っ、んー……」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 18:06:01.61 ID:nckAvz6O0
双妹「うりうりうりうりー」グニグニグニグニ

双兄「んん……なんだよ……って双妹!?」ガバッ

双妹「っととと、びっくりした」

双兄「びっくりしたのはこっちだっての!」

双妹「いやいや、居間で寝てる双兄が悪いってー」

双妹「とりま、お風呂開いたから、さっさと入ってねー私その間髪かわかすからー」

双兄「……おう」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 18:09:44.29 ID:nckAvz6O0
―― お風呂 ――

双兄「…………」ゴシゴシ

双兄「………………」ゴシゴシ

双兄「……………………」ザパー

双兄「……あーもう」

双兄(髪濡れたままとか色っぽかったな……なんか嫌に意識するな……)

双兄(ってか、意識し始めたのっていつ頃だっけ…………)

双兄(……高校入ってから、だったっけ)

双兄「……いきなり、人気で始めたからなぁ、あいつ」ボソッ

双妹「双兄ー」

双兄「!?」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 18:12:20.51 ID:nckAvz6O0
双妹「湯加減はどうですー?」

双兄「っ、いい感じだよっ!」

双妹「そー、ならよかったー」ブォー

双兄(……聞かれて、なかったよな?)

双兄「ふぅー……っ」

双兄(息が詰まる……)

双妹「あ、そうだー」

双妹「背中、流してあげよっかー?」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 18:14:56.47 ID:nckAvz6O0
双兄「なっ……!?」

双妹「どうです?今ならお安くしときますぜ?」

双兄「いいいい、いいっ!もう洗ったからっ!!」

双兄「ってか、金とるのかよっ!?」

双妹「ありゃ、ばれちった」

双妹「これでお金をむしりとろうと思ったんだけどなー」

双兄「お前な……」

双妹「冗談冗談」

双妹「んじゃ、先部屋戻ってるねー」

双兄「あー……」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 18:16:32.48 ID:nckAvz6O0
双兄「……そうだ、部屋も一緒なんだよな……」

双兄「普段でさえきついのに、部屋も、ねるときも一緒とか……」

双兄「父さんと母さんに言っても、わけてくれないしな……」

双兄「あーもう……」

双兄「どうしてこうなった」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 18:20:57.46 ID:nckAvz6O0
―― 翌日 ――

双妹「超スーパーウルトラバイオレットミラクル究極双妹ダーイブッ!!」ドサッ

双兄「ぐはぁっ!?」

双妹「あっさだよー、がっこーだよー」ゴロゴロ

双兄「わかった、わかったから!さっさとどけっ!」

双妹「あいあいさー、じゃ、先にご飯食べてるねー」

ガチャ バタン

双兄「…………」

双兄「双妹が一緒でも寝れちゃうって言うのは、やっぱり慣れなんだろうか……」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 18:25:09.57 ID:nckAvz6O0
双兄「んー……今日も晴れてるなー」テクテク

双妹「だねぇー」テクテク

双妹「そういえばさ、今日体育あるんだけどー、憂鬱だなー」

双兄「ざまぁ」

双妹「なにをうっ!」

双妹「……あーあ、私も双兄と同じ学年に通いたかったなぁー」

双兄「四月一日と二日の壁は大きいぞ」

双妹「たった一時間のさだったのにっ……!くやしいっ!」

双兄「ざまぁー」

双妹「双兄なんか呪われろーっ!!猫に懐かれて、足元に動けなくなるくらい寄り添われて、遅刻しちゃえばいいんだー!」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 18:28:18.77 ID:nckAvz6O0
双兄「それは……地味にやだな」

双妹「えーいいじゃん、可愛いよ猫。ねこねこ」

双兄「可愛いとか、そういう問題じゃなくてだな…………」

双兄「いやまぁ、確かに可愛さも重要といえば重要だが」チラッ

双妹「? どうしたの、双兄?」

双兄「……いや、なんでもない」

双兄(可愛いお前が入れば十分だ、とか……双子でなくても言えねぇ……!)

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 18:30:27.53 ID:nckAvz6O0
双妹「んじゃーねー、双兄ー」ブンブン

双兄「じゃーなー」

双兄「……ふぅ」

双兄「……ほんと、同じ学年だったらよかったのに」

双兄「さて、と。俺もぐずぐずしてないで、さっさと教室にいくかなー」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 18:33:57.03 ID:nckAvz6O0
―― 教室 ――

双兄「おはよー」

男子1「おはー」

男子2「よー、今日もお熱い登校でしたねぇ双兄君?」

双兄「そんなんじゃないっての。ただの双子だよ」

男子1「どうだかぁー実はもう親近相姦とかしてたりしないのかよー?」

双兄「ねーよ」

双兄(……実際、したらやばいしな…………)

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 18:38:14.91 ID:nckAvz6O0
友「おう、双兄」

双兄「よう、友」

双兄「……お前も、双妹がどうのとかいいだすんじゃないよな?」

友「いわねーよ。そこらの男子じゃあるまいし」

男子1「お前だって、双兄いじってただろーっ!」

友「お前らと一緒にすんじゃねーよっ!」

双兄「全く……」トントン

図書「……双兄くん」

双兄「あ、図書さん。おはよう」

図書「うん、おはよう」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 18:42:05.87 ID:nckAvz6O0
図書「双兄くんが予約してた本、昨日返されたからね」

双兄「おぉ、さんきゅう。いつも教えてくれて悪いな?」

図書「気にしないでいいよ。クラスが一緒だと、教えやすいから、ね?」

双兄「あ、ああ……」

図書「それじゃあ、またあとで」タタタタ

女子1「図書ー、私なんかにそんな報告してきた事ないくせにー」

図書「別にいいじゃん、女子1はそんなに本見ないんだからさー」

女子1「いうなぁ、この、このっ!」

図書「やめてよー」

双兄「………………」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 18:46:04.74 ID:nckAvz6O0
>>26
うぃ、その通りです。


双兄「勘違い、じゃあないんだろうな…………」

双兄(……双妹以外にもてても、あまり嬉しくはないんだけどな……)

男子1「双兄ー、お前も友になんかいってやれよー」

男子2「最近こいつさー、性欲なくなってんだぜーEDだED」

友「ばっ、ちげぇよっ!!」

双兄「友……元気出せよ」

友「お前もかよっ!!」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 18:50:13.07 ID:nckAvz6O0
―― 昼休み ――

友「うし、飯食おうぜー」ガタガタ

双兄「おう」トンッ

友「いいねぇ、弁当……」

友「俺はずっとコンビニパンだぜ……」

双兄「そんなこというなって……」

双兄「そんなにいうんなら、彼女でも何でも作って、作ってもらえばいいだろうが」

友「彼女、ね…………」チラリ

双兄「……? ああ、そういえば、男、今日も休みだな」

友「ん……?あー、まぁ、そうだな……」

双兄「?」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 18:53:54.90 ID:nckAvz6O0
友「ま、彼女の件はおいておいて、だ」

友「俺はともかく、お前も浮いた話はきかねぇよな」

友「あれか?双妹ちゃんがしっかりガードしてんのか?」

双兄「いや、むしろ俺がガードする側だからな」

友「ほう?」

双兄「あいつ、明るいタイプだからな……結構もてるんだ、最近」

友「……ま、そうだなー、可愛くもあるしなー」

双兄「んで、悪い虫がつかないよう、俺が一緒に登校して、仲の良さを見せつけてるってわけだ」

友「ふーん……ご苦労様です」

双兄「いやいやいや」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 18:57:06.53 ID:nckAvz6O0
友「……双子の妹なのに、下の学年って変な話だよな」

双兄「そうだなー、あいつも今朝そんなこといってたよ」

友「ほんと、仲いいな、おい」

友「やっぱ、あれなのか?妹って、恋愛対象にならないのか?」

双兄「っ」

友「……双兄?」

双兄「あ、ああ、すまん。……そうだな、やっぱり、同じところから出てきたわけだからな……」

双兄(……だからこそ、だからだろう。俺が、双妹のことが好きなのは)

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 19:00:04.51 ID:nckAvz6O0
双兄(生まれる前から、生まれてからも一緒……)

双兄(双妹は、親よりも近くにいた)

双兄(気がついたら、俺の一番になっていた)

双兄(でも……やっぱり、俺と双妹は双子の兄妹なわけで)

双兄(許されない恋なんだろう)

双兄(だから……無理矢理にでも、吹っ切らなきゃな…………)

友「………………」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 19:03:15.39 ID:nckAvz6O0
―― 放課後 ――

双妹「あ、双兄ー」

双兄「うぃっす。確か、今日は街いくんだよな?」

双妹「うんっ、ちょっと小物見にねー」

女子2「じゃあね、双妹ちゃんー」

女子3「何々、双妹ちゃん、これから彼氏とでもデート?」

双妹「うんっ、そうだよー」

双兄「っ……!」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 19:06:41.71 ID:nckAvz6O0
双兄(……双妹が、冗談でも彼氏っていってくれてる)

双兄(すごく嬉しい…………)

双兄(……けど、やっぱり、俺のこの気持ちは忘れなきゃいけない)

双兄(……だから)

双兄「双妹、何いってんだよ。俺とお前は兄妹だろうが」

女子2「えっ、双妹ちゃん、お兄さんいたんだっ?」

双兄「ああ。一日違いの双子の兄の、双兄っていう。いつも、双妹が世話になってるな」

女子2「い、いえいえ、そんなこと……」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 19:09:17.37 ID:nckAvz6O0
女子3「双妹ー、こんないいお兄さんいるんなら、初めから紹介してよー」

双妹「……もう、双兄ー、ダメじゃんばらしたらー」

双妹「せっかく、友達の間で唯一彼氏持ちっていう優越感に浸ってたのにさー」

双兄「そんなことに俺を利用すんなよ」

女子2「あはは……それじゃあね、双妹ちゃんと、お兄さん」

女子3「また今度ー」

双妹「うん、またねー」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 19:10:50.66 ID:nckAvz6O0
双兄「………………」

双兄(……これで、いいんだ)ズキン

双兄「……ふぅー」

双妹「……それじゃあ、行きましょうか、兄上?」

双兄「お付き合いしますよ、妹君?」

双妹「ふふっ」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 19:13:53.60 ID:nckAvz6O0
―― 夜 部屋 ――

双兄「……」カリカリカリカリ

双妹「……」カリカリカリ

双妹「……そういえばさー、双兄?」カリッ

双兄「……なんだ?」カリカリカリカリカリ

双妹「双兄の友達に、友って人いるよね?」

双兄「んー、いるけど、それがどうしたんだ?」カリカリカリ

双妹「今度、紹介してくれない?」

双兄「」ポキッ

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 19:17:57.05 ID:nckAvz6O0
>>40
展開を早めるためには仕方の無い措置なのです……


双兄「…………どうして?」

双妹「んー……」

双妹「友達にさ、双兄が兄だってばれちゃったし……」

双妹「ほら、昨日も、双兄言ってたじゃん?もう高校生なんだからみたいなこと」

双妹「なら、私も、普通の高校生みたいに、青春を謳歌してみたくなったわけよ」

双兄「……そうか」

双妹「なになにー?もしかして双兄、妹が離れて寂しいとかおもってるのー?」

双兄「そんなことあるかよ」

双兄「わかった。適当に、渡りつけてやるよ」

双妹「わーいっ」

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 19:21:10.90 ID:nckAvz6O0
双兄(……………………)

双兄(いいんだよ、これで)

双兄(俺と双妹はやっぱり結ばれない運命で、双妹も結局は誰かと付き合う)

双兄(それが、早まっただけの話だ)

双兄(……けど)

双兄(もう少しだけ……一緒に、いたかったな…………)

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 19:24:55.54 ID:nckAvz6O0
―― 翌日 ――

双兄(友に双妹の事を話す、友に双妹の事を話す、友に双妹の事を話す…………)テクテクテク

双兄「おはよーっ」

男子1「おはよー」

男子2「おはよーさん」

双兄「……友も、おはよう」

友「………………」

双兄「……友?」

友「……あー?あー、双兄か、おはよー……ふぁ…………」



47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 19:27:30.09 ID:nckAvz6O0
>>45
あれ……近親相姦、でしたっけ……?


双兄「お、おい……大丈夫か?すげぇやつれてるけど……」

友「あー……この程度問題ない、問題ない……」

友「……昨日、ちょっと探しものをな…………」

友「でも、眠いから……今は寝かせてくれ…………」ガクッ

双兄「あ、ああ…………」

双兄(……言いそびれてしまった…………)

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 19:30:38.97 ID:nckAvz6O0
―― 放課後 ――

双兄「お、おい、友、話が、」

友「すまん、今日は忙しいんだ」

双兄「……………」


双兄「そんなわけで、今日はろくに話せませんでした」

双妹「えー、双兄の役立たずー」ポカポカ

双兄「……すまん」

双兄(それでも――内心、安心はしてるんだが、な……)

双妹「……もうっ!じゃあ、今日はゲーセンに付き合ってよねっ!」

双兄「お安い御用で」

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 19:31:30.00 ID:nckAvz6O0
ちょっとご飯で、小休止です。

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 19:57:12.27 ID:nckAvz6O0
>>53
私的には、双兄(そうにい)、双妹(そうまい)、と読んでいますです。

では、お風呂に入るまで再開ー

―― ゲーセン ――

ウィーン ウィーン ……ポトッ

双妹「よっしゃあぬいぐるみゲットおぉおおおおおっ!」

双兄「あー、そうですねー」

双妹「天才かっての、私は――――っ!!」

双兄「人様のセリフをパクるのはその辺にしておきましょうねー」

双妹「あーはい、ごめんなちい」

双兄「うぜぇ」

双妹「ざまー」

双兄「…………まぁいいや、ほら、それももってやるよ」

双妹「うんっ、ありがとう双兄っ!」ニパッ

双兄「……フッ。よしよし」ナデナデ

双妹「うにゃにゃー♪」

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 20:00:55.54 ID:nckAvz6O0
ID:LXcQtmDI0さんは、どうすればいいんでしょうか……
っていうかIDがDIO……


双兄「でもさ、俺見てるだけじゃつまんないからさ、他のもやらねぇか?」

双妹「うーん……じゃあ、太鼓とか?」

双兄「シューティングとかもいいんじゃないか?」

双妹「うーん……悩むね…………」

双妹「……!最初はグーっ!」

双兄「え、ちょっ」

双妹「ジャンケンポイッ!」

双妹パー×双兄グー

双妹「…………」

双兄「…………」

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 20:04:05.00 ID:nckAvz6O0
双妹「しまった!私が勝ったら、私が決めなきゃいけないじゃんっ!」

双兄「いや、負けた方に決めさせろよ……」

双妹「その手があったかっ!」

双兄「でも、俺は双妹が自分で決めたことを実行するって信じてるぞ」

双妹「ゔっ……」

双兄「ニマニマ」

双妹「……………………」オロオロ

双兄「ニマニマニマニマ」

双妹「う~~~~~っ!!」

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 20:06:37.71 ID:nckAvz6O0
双妹「……そうだ!プリクラ撮ろうプリクラっ!」

双兄「え、お前それゲームじゃない、」

双妹「ほら、早く早くっ!」グイグイ

双兄「お、おいっ、ひっぱんなって!!」

双妹「早くしないと、プリクラが逃げちゃうよっ!!」

双兄「機体が逃げるとでも、」

双妹「逃 げ る の !」

双兄「……さいですか」

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 20:09:40.92 ID:nckAvz6O0
機体『好きなフレームを選んでね!』

双妹「ど、れ、に、し、よ、う、か、な、ー」

双兄「なんでもいいだろ……」

双妹「よくないよっ!プリクラはその一瞬一秒を一つのシールにおさめこむ重要なものなんだよっ!!」

双妹「だから、慎重にならなくちゃいけないのっ!」

双兄「……お前、今神様の言うとおりで決めようとしてなかったか?」

双妹「それは、私の指で指してるからいいのっ!!」

機体『早くしろよガキどもが』

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 20:13:19.13 ID:nckAvz6O0
―― プリクラ後 ――

双妹「落書きたーいむっ!」

双兄「最近のプリクラって、落書きもできるのか……」

双妹「のんのん。最近じゃあ落書きない方が珍しいんだよ」

双妹「プリクラも奥が深くなったのだよ……!」

双兄(……持ち運びが不便な写真撮影機としか思えないが)

双妹「よし、双兄の顔にヒゲ書いちゃお」

双兄「ばっ、やめろっ!!」

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 20:17:58.59 ID:nckAvz6O0
双妹「冗談だよーほら、双妹×双兄、と」

双兄「…………」

双妹「……にひひっ」

双兄(……うん、やっぱり、今日はまだ友にいわなくてよかったかもしれないな)

双兄(これからは、きっとあいつが双妹の隣に立つことになるんだから……)

双兄(このぐらいの思い出作りは、いいだろう?)

双妹「ここで、背景に星を……?」チラッ

双兄「?」

双妹「……ほら、双兄も一緒に書こうっ!後半分しか時間ないよっ!!」

双兄「え、ちょ、まっ……」

79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 20:21:49.83 ID:nckAvz6O0
双兄「書くったって、何書けばいいんだよっ!!」

双妹「なんでもいいよっ、ヘタでもいい、私と双兄が一緒に書くことが大事なのっ!!」

機体『あと45秒!』

双妹「ほらほら、早くペン持って書くっ!」

双兄「……どうなってもしらねーぞ」カキカキ

双妹「私も私もーっ!」カキカキ

双兄「ばっ、重ねてかくんじゃねーよっ!」

双妹「いいじゃんいいじゃんっ!」

双兄「あーもうっ……!」

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 20:25:46.53 ID:nckAvz6O0
―― 帰り道 ――

双妹「ニマニマ」

双兄「はぁ……つかれたぁ」

双妹「いいじゃんいいじゃん、兄妹のスキンシップだよっ」

双兄(それに関しては、別に異議はないんだけどな……)

双妹「それに、私は楽しかったよっ!」

双兄「……そうかい」

双妹「……うんっ!」

双兄(…………フッ)

84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 20:29:37.40 ID:nckAvz6O0
―― 翌日 ――

友「……はぁー……」

双兄「……今日も、お疲れの様子だな」

友「あー、まぁな……昨日も、見つからなくて…………多分、今日も探す」

双兄「……少しは、休んだらどうだ?」

双兄「昨日からか、いつからは知らないけど……時には、その捜し物を忘れることも重要だと思うぞ」

友「無理に決まってんだろ、ぶっとばすぞ」

双兄「っ」

友「あ……すまん、少しカリカリしてた…………」

双兄「い、いや、こっちこそ…………」

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 20:33:40.05 ID:nckAvz6O0
友「……とにかく、早く探さなきゃいけねぇんだよ」

双兄「そうか……」

友「……それより、お前昨日話しがあるっぽかったよな?なんだったんだ?」

双兄「……いや、今はいい。お前が落ち着いてからでな」

友「……すまん、気を使わせて」

双兄「いや、構わんさ。こっちの事情だしな」

双兄「それより、お前のその探しものとやらに、俺は協力出来ないのか?」

友「ん……すまん、それも無理なんだ。いろいろと、厄介な事情があってな……」

双兄「そうか。なら、無理にとは言わない。だけど、手を貸せるときになったらいってくれよ?」

友「おう、さんきゅー」

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 20:36:34.74 ID:nckAvz6O0
図書「……双兄くん、少しいいかな?」

双兄「ん?なに、図書さん?」

図書「今日、本取りに着てくれないかな?あの本、他に読みたいって人がいて……」

双兄「あ、そうなんだ。じゃあ今日の放課後いくわ」

図書「うん、よろしく」

友「モテモテだねぇ、双兄」

双兄「からかうなっての」

友「にひひひひひ」

88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 20:42:48.21 ID:nckAvz6O0
―― 放課後 in 図書室 ――

図書「……はい、これでレンタル完了」

双兄「おう、サンキュー」

図書「……それにしても、そんな小説読むなんて意外だなぁ……」

双兄「そうかな?」

図書「それ、恋愛ものだよね?それも、兄妹の」

図書「そういえば、双兄くん、妹さんがいるって話だよね」

双兄「……そうだけど」

図書「……もしかして、その妹さんが好きだとか?」

双兄「……!」

図書「……なーんてね、冗談だよ、冗談」

図書「……飲み物、何か飲みに行こうか」

双兄「…………ああ」

89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 20:45:22.64 ID:nckAvz6O0
ガコンッ キュポッ

双兄「ゴクッゴクッ……」

図書「コクッコクッ……」

双兄・図書「ぷはぁ」

双兄「………………」

図書「………………」

図書「……ねぇ、双兄くん?」

双兄「……なんだ?」

図書「さっきの話の、続きだけどさ」

90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 20:49:13.66 ID:nckAvz6O0
図書「もし――もしも、本当に、妹さんのことが好きならさ」

図書「諦めた方が、いいと思うよ」

双兄「………………」

図書「倫理的にも、社会的にも認められない……」

図書「そんなのは辛いよ、きっと」

図書「……私にはわからないけどさ」コクッコクッ

双兄「……ゴクン」

図書「それに、双兄くんなら、他にもっと似合う人がいるはずだよ」

図書「例えば……私、とか…………さ…………」

92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 20:50:56.04 ID:nckAvz6O0
双兄「………………」

図書「…………よっと」ポイッ……カランッ

図書「それじゃ……私、今日の放課後担当だから……」

図書「じゃあねっ」

タッタッタッタッタ……

双兄「…………………………っ!」

ガンッ!!

93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 20:56:07.32 ID:nckAvz6O0
双兄(倫理的にも、社会的にも認められない?)

双兄(わかってんだよ、そんなことはよっ!!)

ガンッ!!ガンッ!!!

双兄(じゃなかったら、こんなに悩むわけねぇだろうがっ!!)

双兄(俺が、どれだけ、双妹のことを思って、それで忘れようとしてるか、わかってんのかよっっっ!!!)

ガンッッ!!ガンッッ!!!ガンッッ!!!

双兄(でも、忘れられねぇんだよっ!!!)

双兄(だから――だから、俺は今頑張って、双妹と友をくっつけようとしてるんじゃねぇかっ!!!)

双兄(それでも……それでも、胸が苦しくて…………)

ガンッ……カンッ……

双兄(どうすりゃ、いいんだよ…………)

双兄「本当に……どうすれば、いいんだよ…………っ!!」

94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 20:57:00.00 ID:nckAvz6O0
それなりにキリがよくなったところで、お風呂に入ってきます。
恐らく、30分前後かと思いますです。

102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 21:37:03.97 ID:nckAvz6O0
>>二卵性
二卵性はDNAがほぼ同一の一卵性と違って兄弟と変わりありませんからね。
ただ同時できて、同じ年だというだけであって……


双兄「………………」テクテクテクテク

双妹「双兄ーっ!」

双兄「!……双妹」

双妹「さっきねー、友さんと少しだけ話したよー」

双兄「……!」

双妹「いい人だねっ、すごくっ!」

双兄「……そう、だな…………」ズキンズキン

103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 21:40:38.91 ID:nckAvz6O0
双妹「急いでるからって、少ししか話せなかったけどね……」

双兄「そうか……」

双妹「今度、双兄と一緒の時に改めて挨拶するっていってたよっ!」

双兄「………………」

双妹「……双兄?」

双兄「ああ……うん、なんでもない」

双兄「……帰ろうか?」

双妹「……うんっ!」

105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 21:44:44.76 ID:nckAvz6O0
―― 夜 ――

双兄「………………」

母「あら、双兄、どうしたの?ソファーに寝っ転がって、お父さんみたいよ?」

双兄「……いや、別に…………」

双兄「……少し、コンビニ行ってくる」

母「いってらっしゃい。早く帰ってくるのよー」

双兄「……うん」

107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 21:48:51.32 ID:nckAvz6O0
>>104
知り合いに一日の人がいて、その学年で最も誕生日が遅いって嘆いてましたよ。


双兄「………………」

双兄「もやもやする…………」

図書『倫理的にも、社会的にも認められない……』

図書『そんなのは辛いよ、きっと』

双兄「………………………」

双兄「ああ――その通りだ」

108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 21:52:13.36 ID:nckAvz6O0
双兄(でも、それもきっともうすぐ終わる)

双兄(俺が双妹への思いを忘れようと、忘れなかろうと)

双兄(友と双妹が結ばれることによって、完全なまでに、それは終わる)

双兄(……双妹も、元々俺なんか意識すらしてないみたいだからな…………)

双兄「どうして……」

双兄「……どうして、こうなった?」

双兄「どうして……俺は、双妹に、自分の双子の妹に……恋なんかしたんだよ…………」

双兄「誰か、教えてくれよ…………」

双兄「俺は、どこで間違えた?」

双兄(或いは――)



――間違っているのは、この世界のほうか。

110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 21:55:04.64 ID:nckAvz6O0
―― 翌日 ――

双兄「……よぅ、友」

友「……ああ」

双兄「今日も覇気がない――わけじゃあ、なさそうだな……?」

友「ああ……探しものの件は、ひどいオチがついたんだ……」

友「……死にてぇ…………」

双兄「……まぁ、なんだ…………どんまい」

友「あぁ…………」

111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 21:59:09.49 ID:nckAvz6O0
友「……ところで、昨日お前の妹と話したぞ」

双兄「……聞いてる」

友「そっか……初めて話したけど、いい子だな、お前の妹」

双兄「………………」

双兄(お前が双妹の――何を知っているっていうんだよ…………)

友「お前のことばっか話してさ。すっげーしたってるみたいだな」

友「俺も、兄弟欲しくなったなー……って、双兄、お前すげー顔してるぞ……」

双兄「……お前にいわれたか無いな」

友「そりゃ、ごもっともで」

友(…………………………)

114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 22:02:26.13 ID:nckAvz6O0
友「……そうだ、少し、付きあわないか?」

双兄「……なに?」

友「お前に紹介したい奴がいるんだよ。すっげーいい子でさ、お前なら任せられるからな」

双兄「何をいって……」

友「まぁまぁ、いいからいいから」

友「アッチの方には今から連絡とるけど……ま、多分許可してくれるから」

友「お前は、一応お前の妹ちゃんの帰りを予約しておいてくれ」ガタッ、テクテク

双兄「ちょっ……いっちまった……」

116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 22:07:49.18 ID:nckAvz6O0
―― 放課後 ――

双妹「双兄、友さんくるって、本当?」

双兄「……ああ、今日、紹介するよ。あっちも、俺に紹介したい奴がいるみたいだし……」

双妹「……そう、なんだ」

友「……おまたせーっ」

双兄「……おう、遅かったな」

友「あぁ、少し時間がかかってな……」

双兄「……んじゃあ、改めて。こっち、俺の友達の友。で、こっちが妹の双妹だ」

双妹「双妹です……末永くよろしくお願いします」

友「……末永くかはどうかわからないが……とりあえず、改めて。友だ、よろしくな、双妹ちゃん」

117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 22:11:32.96 ID:nckAvz6O0
友「それじゃあ、双兄、双妹ちゃん、ついてきてくれ」

双兄「……なぁ、一つ、聞いていいか?」

友「なんだ?」

双兄「そいつは、男なのか?女なのか?」

友「んーとな……女だ。だから、さっきもいっただろ?双兄になら任せられるって。中学からの知り合いなんだ」

双兄「……どうして、いきなり?」

友「………………」チラッ

双妹「…………?」

友「……ちょい、耳かせ」

双兄「……ああ」

121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 22:14:07.49 ID:nckAvz6O0
友「こういうのはなんだけどな……」

双兄「……なんだよ」

友「忘れるには、他の恋をするのが一番だ」

双兄「――――っ」

友「……ってなことだ。わかったか?返事はハイと短く一回で!」

双兄「……ああ」

友「かーっ、のらねぇなぁ、お前は……」

双妹「………………」

122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 22:16:46.49 ID:nckAvz6O0
―― 街 ――

友「……っと、いたいた……おーいっ!!」

?「あっ……と、友くん!」

双兄「! あの制服……」

双妹「全寮制の、お嬢様学校の、だね……」

?「えっと……そ、そちらが、紹介したい人……だよね……?」

友「ああ、そうだ」

123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 22:21:48.96 ID:nckAvz6O0
友「んじゃ、紹介する。制服は知ってると思うけど、お嬢様学校の女だ」

女「ひ、ひさしぶ……じゃなくて……はじめまして、女です……」

友「……まぁ、見ての通り人見知りなんだけど、慣れたらもう簡単に懐くから」

女(……友)ボソ

友(……ごめん、とりあえず、今はあわせて……)ボソ

女(……はぁ……仮にも昨日告白されたっていうのに……なんでこんなことに……)ボソボソ

友(まぁまぁ、お前だってこのお願い、返事二つでOKしてくれただろ?)ボソボソ

女(……ん。それじゃ、手はず通りに……)ボソボソボソ

双妹「あ、あのー……」

女「ひゃ、ひゃいっ!?」

125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 22:25:52.03 ID:nckAvz6O0
>>124
あれま、失敬……
少し自信なかったから、つい『ほぼ』にしてしまいました……


双妹「私、双妹っていうの。よろしく、女ちゃん」

女「あ、はい、よろしくです……」

友「……ちなみにいっておくけど、女は俺と双兄と同じ学年だからな?」

双妹「うそっ!?こんなに小さくてかわいいのに!?」

双兄「いや、お前も似たりよったりだからな、双妹」

女「あはは……」

双兄「………………」

127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 22:28:45.65 ID:nckAvz6O0
双兄(……性格はまるで違うが……)

双兄(……双妹に、少しだけにているかもしれない)

双兄(……友が、俺に紹介した理由も……ここにあるのか?)

双兄(………………)

友「ま、そんなわけで……とりあえず、皆でメルアド交換でもしようか?」

双妹「あっ、はいっ!」

128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 22:34:22.69 ID:nckAvz6O0
―― 交換後 ――

友「ん、それじゃあ時間あるし、皆で遊ぶことにしますか」

双妹「あ、なら、二体二でどうです?」

女「……二体二?」

双妹「はい、とりあえず今日のところは男女ペア……私と友さん、双兄と女さんって感じで組んで、親睦を深めるんです」

友「…………あ、ああ、いいんじゃなか?」

女「えっと……私は……その…………いいです、よ……?」

双妹「じゃあ決定っ!じゃあ双兄、女さんを任せるからねっ!じゃ、友さん、いきましょうっ!!」グイグイ

友「っと、そんな強く引っ張らないでよ双妹ちゃんっ!!」

双兄「………………」ズキンッ

130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 22:40:05.32 ID:nckAvz6O0
女「えっと……その……」

双兄「……あぁ、そういえば、自己紹介してなかったな……双兄だ、よろしく」

女「あ、うん……じゃなくて、はい。友くんから、少し聞きました」

女「それで……私の、彼氏として、紹介すると……」

双兄「…………!」

双兄(友の野郎……そんなこと言って……!)

女「えっと……本当は、そんなつもりなかったんですけど……双兄くん、かっこいいし……」

女「だから、今日だけでも私に付き合ってくれると、うれしいなぁ、なんて……」

双兄(……友だって、俺のために……やってくれてるんだよな)

双兄(俺が、双妹に恋して、苦しんでるのを知ってて…………)

133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 22:41:36.06 ID:nckAvz6O0
双兄(……なら、その気持ちに……答えてやらなきゃ、だよな……)

双兄(少なくとも、今日だけは)

女「あの……?」

双兄「……ああ、いいぞ」

女「!」

双兄「それじゃあ……どこにいこうか?」

女「じゃ、じゃあ――――」

135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 22:45:56.50 ID:nckAvz6O0
双兄(それで、俺たちはその後も遊びを重ねた)

双兄(友の言うとおり、女は小慣れたら結構懐いてきて、稀に笑顔を見せる。これがまた可愛い)

双兄(そして……俺と双妹の会話も、自然と減っていった)

双兄(風の噂によれば、友と双妹は順調に交際を進めているらしい)

双兄(……俺は、すこしずつ……ほんのすこしずつだが…………双妹の思いを、女に向け始めていっていた――)

136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 23:00:21.25 ID:nckAvz6O0
さるさん……終盤になると、いつもなるなぁ…………


―― 七度目のデート ――

双兄「ほい、ココア」

女「ありがとう、双兄くん」ニコッ

双兄「ん」

女「……友くんたち、順調に交際してるらしいね」

双兄「……そうらしいな」

女「……双兄くん的には、どう思う?」

双兄「……………………」

137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 23:01:13.93 ID:nckAvz6O0
双兄「…………いいんじゃ、ないか?」

双兄「元々、双妹だって、友を紹介して欲しかったらしいし」

女「……そうなんだ」

双兄「ああ、そうだ」

女「……それでも、双子っていうのは……まぁ、双妹ちゃんと双兄くんは二卵性だけど、一緒に生まれてきたわけでしょ?」

女「それは……寂しくないの?」

双兄(ズキンッ)

双兄「……寂しいさ…………」ズキン


双妹『それでねー、友くんがねー』


双兄「寂しいけど……もう、大丈夫なんだよ…………」ズキンズキン

139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 23:02:50.75 ID:nckAvz6O0
女「どうして……?」


双妹『今日はさ、友くん家に呼ぶから、双兄は女さんと遊んでて?うまく行けば、家に連れていってもらえるかもしれないよ?』


双兄「どうしてって……」


双妹『でさ、今日するかもしれないから。双兄もさ、頑張ってねっ!』


双兄(俺には――――俺からは――――もう、双妹は……失われたから)

双兄(そうなったら――俺の気持ちは――――惹かれている、もう一人に向けられる――――)

双兄「お前が――女が、いるから」

女「……え?」

双兄「……付きあわないか、俺たちも」

双兄「……双妹と、友みたいに」

141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 23:05:42.41 ID:nckAvz6O0
女「…………」

双兄「…………」

女「……双兄くんは…………いや」

女「双兄は、本当にそれでいいのか?」

双兄「……え?」

女「誰かを好きな気持ちを押しくるめて、諦めざるをえなくなったから妥協案をとって」

女「本当に、それでいいのか?」

双兄「っ…………!」

145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 23:09:52.33 ID:nckAvz6O0
図書『倫理的にも、社会的にも認められない……』

図書『そんなのは辛いよ、きっと』

双兄「……仕方が無いんだよっ!!」

双兄「倫理的に、社会的に!家族にもきっと認められないっ!!」

双兄「どうしようも、ないんだよっ!!辛いんだよっ!!逃げさせてくれよっ!!!」

女「………………」

女「……私の知り合いに、どうしても好きな人を手に入れたい人がいた」

女「その人は、自分が相手の好みじゃないからって、その好みの人を舞台から消してまで、諦めなかった」

女「好きっていうのは……そういうものなんじゃないの?」

女「他の何もかもを、自分の世間体を捨ててまで……手に入れようとするものじゃ、ないの?」

双兄「…………!」

148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 23:13:18.04 ID:nckAvz6O0
女「自分の世間体を捨てられない……」

女「社会から後ろ指をさして生きていかなければならない……」

女「その程度、とは言わない。その程度、とは思わない」

女「けど。それくらいの覚悟がなくて、自分の第一希望を、恋を貫けないっていうんなら……」

女「私は、付き合ってあげる」

女「けど、これだけは覚えておいて」

女「……後悔は、してもしたりないってことを」

150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 23:17:13.94 ID:nckAvz6O0
双兄「俺、は…………」

双兄「俺は、どうすればいい…………?」

女「それを決めるのは私――俺じゃない」

女「双兄自身だよ」

双兄「俺、は―――――」

女「さぁ、選んで」


――自分の本当の思いを封じ込めて、今、目の前にある安易な逃げの選択肢に縋るのか――


――或いは全てを捨てて、自分の心からの願いを貫き通そうと苦難の、苦悩の道を行のか――

154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 23:21:01.90 ID:nckAvz6O0
双兄「はっはっはっはっはっ……!」タッタッタッタッタッタッ……

双兄(俺は、どうして走っているんだろう)

双兄(――決まってる)

双兄(俺が、そうであれ、と選んだから――――)


双兄(家が――見えてきた――――)

双兄(……間にあって……く、れ…………?)タッタッ……

双兄「双、妹…………?」

双妹「……双兄」

双兄「……玄関前で、なに、してるんだよ…………?」

155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 23:23:22.35 ID:nckAvz6O0
双妹「……双、兄」

双兄「……なん、だよ」

双妹「双兄」

双兄「だから、なんだって――――」

双妹「双兄っ!!」

タタタッ、トンッ……

ギュッ

双妹「双兄っ、双兄っ…………!」ポロポロ

双兄「双、妹……?」

158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 23:26:39.19 ID:nckAvz6O0
双妹「ごめんなさい、ごめんなさいっ!!」

双妹「私、私……双兄のこと、大好きっ…………!」

双妹「全部、何もかもを犠牲にしても……双兄と、一緒にいたいっ…………!!」

双兄「――――――」

双兄(――――――ああ、そうか――――――)

双兄(双妹も――俺と、一緒だったのか――――)

双兄(俺が好きで――でも、兄妹で――――)

双兄(だから、他の人を好きになることで、俺を忘れようとして――――――)

双兄(これは――不幸なすれ違いだったんだ――――)

163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 23:30:58.64 ID:nckAvz6O0
双兄(でも――間に合った。全部、何もかも)

双兄(きっと、これから――)

双兄「…………双妹」

双妹「……ふえ?」グズグズ

双兄「チュ――――」

双妹「―――――――!」

双兄「プハッ……これが、俺の答えだ」

双妹「双兄…………」ウルウル

双兄「俺も……お前を、双妹を……心から、愛してる」ギュゥッ……!

双妹「双、兄ぃっ……!!」ギュッ……!



双兄(俺と双妹の恋は――きっと、これから、始まっていくんだ――)

167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 23:34:14.62 ID:nckAvz6O0
女「………………はー」プラプラ

友「おーいっ」

女「……遅いっ」

友「悪かったって……思ったより時間かかったんだよ……」

女「全くもう……でも、うまく行って何よりだね」

友「……ああ、そうだな……」

友「……ところで、身体の方はどうだ?」

女「……んー、まだ全然変化なし。まだまだ先みたい」

友「そっか……」

友「じゃ、元に戻るまで、俺と付き合うか?男」

男(女)「却下」

友「はやっ!即答かよっ!!」

男「お前……もう何度目だよ……」

171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 23:36:30.47 ID:nckAvz6O0
友「いやいや、病院での告白は受け入れてくれたじゃんか!」

男「あ、あれは、もう元に戻れないと思ったからだっての!!」

男「そうじゃなきゃ、オーケーしねぇよっ!!」

友「そんなこと言わずにさぁー、ほらほら、スキンシップしようぜー」

男「あーもう、いちいちうざいなぁっ!!」




男「どうしてこうなった!!」

174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 23:39:53.63 ID:nckAvz6O0
―― その夜 ――

母「双兄ー、双妹ー、お風呂わいたわよー」

母「どっちか決めて、さっさとはいっちゃいなさいー」

双兄「うぃー」 双妹「はーい」

双兄「さき、どうぞ?」

双妹「うんー……あ、そうだ」

双兄「…………?」


双妹「ねぇ、双兄ー、一緒にお風呂はいろー?」

175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 23:41:20.16 ID:nckAvz6O0
双兄「……喜んで」

双妹「えへへ……」

双兄「それじゃ……入るか」ガチャン

双妹「うんっ!!」タタタタタ


バタン




双妹「ねぇ双兄ー、お風呂はいろー」・fin

181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 23:43:27.97 ID:nckAvz6O0
……そんなわけで、終わりですっ!
気づいた人(>>170)もいると思いますが、これは前に書いた作品の微妙にクロスオーバー的作品です。
男(女)と友について知りたい人は、男「どうしてこうなった」を御覧くださいませ。

ではでは、今回もお疲れ様でした!
残ってたら……どうなっちゃうんでしょうね?w

184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/20(火) 23:45:47.15 ID:nckAvz6O0 [85/85]
>>180
・男(女)が双兄と付き合うことは、友が仕組んだことだった。
・友が、男(女)と同じことを双妹にしていたら……?

>>182
つttp://nanabatu.web.fc2.com/new_genre/otoko_dousite_kounatta.html

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