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男「確かに俺は妹が好きだが、ロリコンじゃない」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/18(日) 22:26:25.58 ID:PDKCorLq0 [1/18]
女「はぁ?」

男「勘違いしないでほしい」

女「いや、勘違いっていうか」

男「…俺はただ、純粋に妹という存在を愛しているんだ」

女「いや、だからさ」

男「ほら、ロリコンっていうのはあれだろ? 小学生とかに欲情したりするやつだろ?」

女「え? あ、うん、そうなんじゃない?」

男「俺は妹にしか欲情しない」

女「………その発言もどうかと思うけど、そもそも」

男「分かってくれとは言わない…ただ、言っておきたかったんだ。 親友のお前には」

女「そもそも、あんたに妹いないよね」

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/18(日) 22:32:25.92 ID:PDKCorLq0
男「………」

女「一人っ子じゃん、あんた」

男「………まぁ、今、現在は確かに妹はいないかもしれない」

女「かも、じゃなくて、いないってば」

男「しかし、未来はわからないだろ? もしかしたら、親が連れ子がいる人と再婚して義理の」

女「あんたんとこ、両親夫婦円満もいいとこじゃん」

男「…生き別れの妹が」

女「可能性としては低いよね。 むしろ、おじさんとおばさんが子ども作っちゃう方がアリなんじゃないの?」

男「おいおい…流石の俺も20近く歳の差がある妹と結婚はできないぞ」

女「…ていうか、妹とは結婚できないから」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/18(日) 22:35:13.61 ID:PDKCorLq0
女「…ていうかさぁ、いい歳なんだし、そういう妄想みたいなのやめたら?」

男「妄想みたいなの…だと?」

女「妄想じゃなかったら、なに?」

男「願望」

女「……願望っすか」

男「または、夢、野望と言ってもいいかもしれない」

女「………そうっすか」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/18(日) 22:36:56.23 ID:PDKCorLq0
男「…なぁ」

女「なに?」

男「…どうして俺には妹がいないんだろうなぁ?」

女「私に聞かないでよ」

男「……どうして俺には小さくてかわいい妹がいないんだろうなぁ?」

女「…なんで言いかえる?」

男「………人生って理不尽だなぁ」

女「………ほんとね」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/18(日) 22:43:23.06 ID:PDKCorLq0
女「…そんなにさ、妹が欲しいんだったら」

男「ああ、欲しいとも! もしもここにメフィストフェレス的な悪魔がいたとすれば、
 俺は自分の命を捧げてでも妹を望むね! 激しく望むよ!」

女「おじさんやおばさんにお願いしたらよかったのに」

男「………」

女「…?」

男「したさ…したとも、何度も何度も! 『妹』が欲しいと、小学校の頃から短冊にも書いたし、
 クリスマスもPSPなんかじゃなくて、妹を所望したさ!……けどさ、俺の熱い想いは」

女「なんていうかキモいね」

男「大人は何もわかってくれない」

女「むしろわかってて、息子を犯罪に走らせないために作んなかったのかもね」

男「くそぉ、子ども手当が10年前にあれば…っ」

女「子ども手当は関係ないんじゃないの…」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/18(日) 22:48:40.45 ID:PDKCorLq0
男「…はぁっ」

女「ちなみにさ」

男「なんだよ…人が落ち込んでいるというのに」

女「…妹が手に入る方法がある」

男「な、なに! 教えて! 教えろ! 教えてください! プリーズ!! ギブミーチョコレート!!」

女「ち、近いっ 近い、顔」

男「あ、ああ、すまん。 かわいくて小さな素直系の妹が手に入ると聞いて、つい」

女「いや、誰もそんなこと言ってないよ?」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/18(日) 22:57:00.11 ID:PDKCorLq0
男「もちろん、ポニーテールの似合う元気系の妹でも可だ」

女「え? う、ううん、どっちかっていうとショートカットかなぁ…」

男「ショートカットかぁ…ショートカットといえば、お前の妹だな」

女「な」

男「ショートカットで快活、あれこそまさに元気系だな」

女「あ…い、あ、あのね、そういうことじゃなくて」

男「惜しむらくは、あの子がお前の妹ということだな」

女「だ、だから、その妹がいる人と結婚すればとかそういうことじゃなくて」

男「ああ…せめて、俺の母さんから産まれてきてくれさえしたら」

女「そ、その………って」

男「まぁ、いい。 ささ、早くそのちょっと生意気な病弱系妹が手に入る方法とやらを教えてください」

女「………」

男「ん? ああ、ちなみに俺は和服が似合うお嬢様系妹も好みだぞ」

女「…ああ、生まれ変わったらいいんじゃない?」

男「来世に期待!?」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/18(日) 23:00:43.14 ID:PDKCorLq0
女「うん、しんでしまえばいいのに、ロリコン」

男「う、うわっ…ひどぃ…」

女「ていうか、しね、ロリコン」

男「だ、だから俺はロリコンじゃな」

女「うるさいロリコン黙れロリコン」

男「ろ、ロリコンじゃ」

女「黙れと言っている」

男「ふぎゅぅ!?」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/18(日) 23:06:36.93 ID:PDKCorLq0
女「…ていうか、私の妹をそういう目で見ないでよね」

男「えぇー…妹の話題をふってきたのは」

女「あんた」

男「えぇー…そうだっけ?」

女「そうよ」

男「いや、だいたい俺、そんな目ってどんな目か知らないけど、決してそんな目で見てないよ?」

女「……あ、知ってる? 最近、あの子ブラつけ始めたの」

男「あー知ってる知ってる。 まだつけるほどのサイズでもないと思うんだけど、そういうのって友達に影響……」

女「………」

男「…え? ち、違うよ? 俺が聞いたんじゃなくて、あの子の方から教えてくれたんだって」

女「…さいてー」

男「ち、違うってば! ちょ、聞いて! 聞いて!」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/18(日) 23:10:37.93 ID:PDKCorLq0
男「…あ、あの」

女「なに?」

男「どうして俺がハーゲンダッツを奢らなきゃならんとですか?」

女「私を不快にさせた慰謝料」

男「ばってん、ハーゲンダッツは高かとです。 コンビニは安売りしとらんです」

女「いいから、溶けるでしょ。 早くよこす」

男「……しくしく。 はい」

女「…ん? なんで、3個も?」

男「だって、俺も食べたいし」

女「あと1個は?」

男「そりゃ、おまえの妹の分」

女「………反省ゼロか、ロリコン」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/18(日) 23:17:31.70 ID:PDKCorLq0
女「そうやって…小さい子の気を引こうとするのがロリコンなのよ」

男「心外だ! だいたいお前の妹は小さい子っていう範疇に入んない!」

女「この前も、ランドセル背負った子が排水溝に家のカギ落としたの助けてたし!」

男「え? ちょっと待って、それいいことじゃん? 美談じゃん?」

女「ていうか、なんで棒磁石とか携帯してるわけ?」

男「え? それは、砂場で使うと人気者に……いやいや、俺は善意で人助けを」

女「なにが善意か? 『ありがとーお兄ちゃーん』って言ってもらって、にやけてたくせに!」

男「え? 感謝されてるんだから、照れてはにかんでたっていう解釈は?」

女「家に帰ってから『ありがとーお兄ちゃーん』を自分の妹に言われた設定にして反芻してたくせに!」

男「え? なんでそこまで知ってる!?」

女「マジか!?」

男「マジだ!!」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/18(日) 23:24:44.21 ID:PDKCorLq0
女「………」

男「………あーなんか、ごめん」

女「いいよ…あんたが変態のロリコンだってわかってるから」

男「ちょっと待って、その理解のされ方は心外」

女「あーはいはいシスコンシスコン」

男「そうそれそれ」

女「………」

男「な、なんですか、その呆れかえった目は。 いやたかがジャンルわけと思うかもしれないけどさ」

女「…ジャンルわけだったのか」

男「えー、ほら、百科事典が置いてある棚に絵本があったら変だろ?
 そういうの図書館で見たら直したくなっちゃうだろ? そういうことさ」

女「いや、ロリコンもシスコンも一緒の棚でしょ」

男「18禁の棚!?」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/18(日) 23:29:18.30 ID:PDKCorLq0
女「…私は、なんでこんなやつ」

男「な、なんですか? また私の心にナイフを突き立てる気ですか? 正直泣きそうです」

女「………べっつにぃー」

男「な、なんだよ、気になるじゃん」

女「……べっつに、なんで、あんたなんかと友達でいるのか、とか」

男「ふむ」

女「あ、べ、別に友達でいるのがイヤってわけじゃ」

男「昔の人の言葉にこうある」

女「なぃ……はぁ?」

男「類は友を呼ぶ、と」

女「はぁ?」

男「つまり、お前もシスコンの素質があるんじゃないかと」

女「ないから」

男「いやいや、そういう性癖は本人が気づかな」

女「ないから。 全然、ちっとも、これっぽっちもないから」


21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/18(日) 23:37:03.84 ID:PDKCorLq0
男「まぁ、そう言うなって」

女「いや、私にロリコンのケはない」

男「仕方ない…俺が自分の本質に目覚めてしまった不朽の名作を」

女「あーいらない、いらないから」

男「そう言うなって、多少システムに難はあるが」

女「あれでしょ? この前部屋にあった『恋する妹はせつなくて云々』っていう」

男「ち、ちがっ! て、ていうかアレ、見たの? ううん置いてない、そんなの部屋に置いてないよ?」

女「え? あー、あっちか、『妹に!スク水着せたら云々』」

男「って、それも違うっていうか、なにそれ? そんなの部屋に置いてないって」

女「うん。 無いだろうね。 キモかったから、捨てた」

男「な、なんということをっ!?」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/18(日) 23:46:37.52 ID:PDKCorLq0
男「どうだった?」

女「あ、うん。 ところどころキモいけど良い話ではあった」

男「そうだっただろう。 素直で素直で素直で健気な妹に愛情を抱かずにはいられなかっただろう?」

女「……私は、幼馴染の話の方がよかったな」

男「ほぅ…どっちのルートだ?」

女「主人公とよくケンカする方」

男「ふむふむ、ツンデレ系幼馴染か」

女「ああ、ああいうのがツンデレっていうんだ」

男「正確にはああいうの“も”、だけどな。 なるほどなぁ…」



24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/18(日) 23:47:59.19 ID:PDKCorLq0
女「なにが、なるほど? 別に、良い話だなって思っただけで」

男「いや、俺も好きだぞ」

女「…っ! そ、そう?」

男「ああ…いいよな、ツンデレ」

女「…つ、ツンデレ、ね。 ツンデレ」

男「ああ…いいよな、ツンデレ系の妹も」

女「…はぁ?」

男「…うん、いいな。 世話焼きツンデレ妹…いいよな」

女「え? 誰が妹の話をした?」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/18(日) 23:54:19.33 ID:PDKCorLq0
男「まぁ、これでお前も妹のすばらしさが少しはわかっただろう」

女「……まぁ、あんたの趣味はなんとなくわかってたけど」

男「そうだろう、そうだろうとも。 妹愛に国境は無いからな」

女「主に世間や法律と隔絶してるけどね」

男「大人はなにもわかってくれない」

女「あんたも周りから見れば十分大人」

男「さあ、一緒にどうすれば妹ができるか真剣に考えようじゃないか!」

女「しんだら? ロリコン」

男「ひどい!」

女「ていうか、私、妹いるし」

男「ずるい!」

女「ごめん、シスコンだった」

男「そうそれ!」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 00:02:40.80 ID:95leFDfr0 [1/34]
男「…ある日さ」

女「…森の中?」

男「なんの前触れもなく、大人しい小動物系の妹が家にやってくるんだ」

女「ああ、妄想か」

男「最初はさ、お互い人見知りしてさ、なかなか話せなかったりするんだけど」

女「あんたって人見知りしないよね、そういえば」

男「その日の最後にさ、その子が『ひとつだけお願いがあります』って言うんだ」

女「…『私が機を織るときは決して覗かないで下さい』?」

男「『お兄ちゃん、て呼んでもいいですか?』ってさ」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 00:03:27.56 ID:PDKCorLq0
女「うわぁ…想像のナナメ上を行くなぁ…」

男「そこで俺は、『もちろんだよ』って、軽く頭を撫でる感じで」

女「…なにその声、きもい」

男「そしたら、今まで固い表情だったその子が、こう安心した笑顔になって」

女「いや、私だったら危機感を感じるね、その状況」

男「そんな感じで妹をどうか! 神様!」

女「祈るなら、コウノトリにすれば?」

男「コウノトリ様!」

女「………はぁっ」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 00:11:26.55 ID:95leFDfr0 [2/34]
女「妹ってそんなにいいものかなぁ…」

男「いいものだ」

女「一人っ子に断言されても」

男「いいものです。 いいものなんです」

女「妹なんて、生意気だし、甘えん坊だし」

男「良いじゃないですか」

女「わがままだし、うるさいし」

男「それがまたいいんじゃないですか」

妹「かわいいし、明るくて元気だし」

男「年下だし、最高ですよね」

妹「ねー」

女「………いつの間に」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 00:19:58.69 ID:95leFDfr0 [3/34]
妹「あ、おにーちゃん、この前はアイスありがと! ちょっと溶けてたけど、おいしかったよ!」

男「うぉぉぉぉぉぉっ! 聞いたか? おい、聞いたか? 今の、『お兄ちゃん』って!」

女「うるさい…近所迷惑」

妹「相変わらずだねー」

女「なにしてんの、こんなとこで」

妹「おねーちゃんとおにーちゃんがいたから。 邪魔しちゃ悪いかなーって思ったけど。 お礼言おうと思って」

女「じゃ、じゃ…じゃじゃ邪魔って、あんたなにわけわかんないことゆって」

男「なぁ、キミ」

妹「お兄ちゃん?」

男「…ウチの子にならないか?」



31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 00:20:49.74 ID:95leFDfr0 [4/34]
女「こらそこ」

男「……今なら30パーセントオフだよ?」

妹「ホント!? お買い得だね!!」

女「そこ意味不明な値引きしない。 あんたも騙されない」

妹「大丈夫! クーリングオフがあるから!」

男「ははは、難しい単語を知ってるんだな、英語? もしかしてドイツ語かな?」

妹「ううん、家庭科! 今日習ったよー」

女「なんで、あんたはその歳になってクーリングオフを知らない…」


32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 00:31:28.92 ID:95leFDfr0 [5/34]
妹「ごめんねーおにーちゃん、30パーセントはミリョク的だけど、今、おこづかいあんまりないから」

男「わかった、俺が買ってあげよう」

妹「ホント? やったー」

女「あんたたち、自分が何言ってるか理解してしゃべってる?」

妹「あーおねーちゃん、シットー」

女「な、なにを言うのか?」

妹「ねね、おにーちゃん」

男「なんだい? マイリトルシスター?」

女「…言っておくけど、あんたのじゃないからね」

妹「おねーちゃんを妹にしたらいいんじゃない?」

女「なななななななななななな、なにぉ」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 00:36:04.76 ID:95leFDfr0 [6/34]
男「………無理だ。 キミのお姉ちゃんは妹にできない」

女「………そ、そうよ。 わ、私なんて、どうせ」

男「……キミのお姉ちゃんは、俺より年上だから、妹にはならないんだ」

女「…はぁ?」

妹「そっかー、それじゃムリだねーざんねんー」

女「あ、あのー、私たち同い年だけど」

男「…いや、お前の方が2ヶ月と3日早いだろ」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 00:44:41.37 ID:95leFDfr0 [7/34]
女「え?」

妹「ふぅん…おにーちゃん、おねーちゃんの誕生日覚えてるんだ?」

男「え? うん、そりゃ、まぁ」

妹「私の誕生日はー?」

男「…3月3日?」

妹「ぶぶーっ! ざんねんでしたー」

男「おかしいな…それっぽいと思ったのに」

妹「覚えてないの?」

男「確か春ごろだったろ?」

妹「そ。 おねーちゃんのはちゃんと覚えてるのにね?」

女「な、なに?」



39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 00:46:37.13 ID:95leFDfr0 [8/34]
妹「なんもー。 それじゃ、そろそろオジャマムシは帰りますか」

女「ど、どういう意味か?」

男「あ、ちなみに誕生日いつ? おわびにケーキでも買ってきてあげるよ?」

妹「んー…ん、教えないっ」

男「な、なに? ケーキより欲しいものがあると……まさか! しかし、プリキュアグッズを買うのは流石の俺でも」

妹「いや、それはないから。 私、プリキュア卒業してるから。
  そうだねー…おにーちゃんが、おにーちゃんになったら、教えてあげるね」



40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 00:47:22.48 ID:95leFDfr0 [9/34]
男「…さいきんの若いひとの話って難しいなぁ…これがゆとり世代か」

妹「ゆとりは関係ないと思うけどなー。 じゃ、ね、おにーちゃん! またね」

男「またねー」

妹「あ、おねーちゃん」

女「…なに?」

妹「(遅くなっても、ちゃんとおかーさんにいいわけしてあげるからね!)」

女「………は、はぁっ? あ、あんたなにを」

妹「ばいばーいっ!」

男「ばいばーい」

女「………」

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 00:51:58.20 ID:95leFDfr0 [10/34]
男「………いいなぁ、妹って」

女「………」

男「………?」

女「………」

男「……あ、あのぉ」

女「なに?」

男「い、いえ、その、ち、違うんですよ? べつにお宅の妹さんにヨコシマな気持ちを抱いたとかそんなことはぜんっぜん」

女「……なんの言い訳?」

男「え? だって怒ってるじゃん?」

女「…怒ってない」

男「いや、怒ってるって…マグニチュードで言うと6.8くらい」

女「……怒ってないし」

男「いやいやいや、ものっそ、怒ってるやないですか…口数少ないし…」

女「………怒ってないって言ってるでしょ!」

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 00:55:56.33 ID:95leFDfr0 [11/34]
男「………」

女「………」

男「………あ、あのぉ」

女「…ケーキ」

男「ごめん…? ケーキ?」

女「…買ってもらったことない」

男「え?……あ、誕生日の?」

女「…ぅん」

男「え、いや、だってさ、そんなの………そんな、ねぇ?」

女「なに?」

男「だって、ほら、そんなの、無いだろ? 無かっただろ?」

女「…そりゃ、無かったけど」

男「…まさか、ケーキが食いたくて……腹が減ってイライラしてるのか?」

女「そ、そういうわけじゃないけど」

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 00:58:45.96 ID:95leFDfr0 [12/34]
男「わかった」

女「な、なにが? べ、別に私は嫉妬なんて」

男「メシを奢ってやろう。 たまにはいいだろ。 何が食いたい?」

女「………」

男「ん? どうした? あ、もちろん、あんまり高いものはナシな。 俺の財布の中身を察してくれ」

女「………ばか」

男「なんだ? 何が食いたいって?」

女「…焼き鳥」

男「………え?」

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 01:06:11.92 ID:95leFDfr0 [13/34]
女「すいませ~ん、熱燗もう一本~」

男「…あ、あの、ペース考えてます? あの、そろそろ一升ですけど」

女「なに~? なにか文句があるわけ~? 財布の中身の心配? この小心者っ!」

男「いや、お前の肝臓の心配」

女「…ぷっ…あははははははははははははっ~」

男「あ、あのー」

女「あんたごときが、私の心配しようだなんて、2ヶ月と3日早いのよぅ~」

男「……酔いすぎ。 お前飲み過ぎ。 明日後悔する飲み方だぞ?」

女「なに。 私の飲む量減らしたかったら、あんたが飲みなさいよね~」

男「……ごくっ…っ……くっ」

女「よ~し飲め飲め~」

男「…ぷはっ…ぅ~い」

女「すいませ~ん、店員さ~ん、熱燗まだ~?」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 01:11:05.28 ID:95leFDfr0 [14/34]
男「や、らから違うんらって…べつにおれは未成熟なかららろかそうゆうのは」

女「おいお~い、ろれつがまわっれらいよぉ?」

男「いやいやお前もまわっれらいっれ」

女「まわっれるって~」

男「まわっれらい~」

女「うるさい~ろりこんのくせに~」

男「ちがうし~たまたま妹が年下なのら」

女「なにそれ~どらへもん?」

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 01:17:06.70 ID:95leFDfr0 [15/34]
店「ありあっしたーよろこんでー」

男「…さ、さむひ~」

女「……酔いも覚めるような寒さねぇ~ていうか、ほんとに春?」

男「さくらも咲いてるし…ていうか、散ってるし…」

女「うん、春だ~春だ~」

男「…うぅ」

女「お~い、顔青いぞ~?」

男「…もぅ…だめかも…もぅ…ゴールしそう…」

女「はいはい~相変わらず弱いねぇ~、ほら、あそこの公園までがんばるよ~」

男「……むり…むり…おれ…もう、むり」

女「あきらめるな~、ほら、公園にはあんたの妹が待ってるとか妄想しな~」

男「………お、お兄ちゃん、がんばる…」

女「がんばれ~」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 01:29:33.36 ID:95leFDfr0 [16/34]
女「うぅ…きもちわるい…」

男「…飲み過ぎ」

女「なにぃ…さっきまでケロケロ言ってたくせにさぁ」

男「いや、おかげさまでスッキリ爽快、ほろ酔い気分!」

女「くぅぅ…」

男「あー…悪いことは言わんからケロケロしてきたら? てか歩けるか?」

女「いい…まだガマンできるし…」

男「いや、でも、ほら急性アルコール中毒とか?」

女「…せっかく、あんたが、オゴってくれたの……もったいない、し…」

男「いやいやいや、そんなんいつだって奢ってやるって」

女「も、ちょっとだけ、休む…」

男「…横になるか? ひざ貸すぞ?」

女「………ぅん」

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 01:31:46.00 ID:95leFDfr0 [17/34]
男「気分はどうだ?」

女「…きもちわるい」

男「……吐くときは言って」

女「だいじょぶ…あんたにかかんないように、ちゃんとする…」

男「いや、そういうのはいいから」

女「ん……でも、だいぶマシになった…」

男「…そうか」

女「ぅん…もうちょっと、いい?」

男「どぞ。 こんな固い枕でよければ」

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 01:37:40.57 ID:95leFDfr0 [18/34]
女「…ひざ、痛くない?」

男「まだ余裕」

女「…ごめん、ね?」

男「……なんだよ、しおらしいな。 酔ってるだろ?」

女「………酔ってるよぉだ」

男「…酔ってるな」

女「………私だって、酔ってるときくらい、さ」

男「ん?」

女「………なんでもない」

男「…そか」

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 01:41:59.17 ID:95leFDfr0 [19/34]
女「…あんたみたいな、さ」

男「…うん?」

女「あんたみたいな、救いようの無い、ロリコンの、変態は、さ」

男「……ひどい言われようですね」

女「………私、くらいしか、さ」

男「…あ、ああ」

女「…その、なんていうか」

男「……そうだな。 幼馴染とはいえ、お前くらいだよ」

女「ぅ…ぅん。 私くらいのものよ…その」

男「俺みたいなやつと友達でいてくれるのは」

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 01:47:40.00 ID:95leFDfr0 [20/34]
女「…ともだち」

男「うん。……と、友達だよな?」

女「………」

男「………あ、あの?」

女「………」

男「……あ、あー、その、なんだ? あ、ああ、そうだ、ケーキ」

女「え?」

男「今度の誕生日ケーキ買ってってやるよ。 お前たしか、イチゴが好きだっけ?」

女「…うん」

男「よし、イチゴのケーキを買おう、うん。 どうだ嬉しいだろう?」

女「……うん」

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 01:49:53.34 ID:95leFDfr0 [21/34]
女「…ねぇ」

男「…ん?」

女「………ぁの」

男「…なんだ? やっぱりイチゴじゃない方がいいか?」

女「そ、じゃなくて…あ、あのさ」

男「どうした? ん? お、だいぶ顔色が良くなってきたな」

女「こ、今夜は帰りたくないっ!」




67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 01:53:14.87 ID:95leFDfr0 [22/34]
男「………」

女「………」

男「………そ、そうか」

女「…そ、そうよ」

男「………」

女「………」

男「だ、ダメだぞぉ~、確かにこんな時間になっておばさんは怒るかもしれないが
 ほら、俺が連れ出したようなもんだし、むしろ俺が怒られるから、お前は心配せず
 に帰っても大丈夫だから今夜は帰っても平気だ安心だ」

女「………」

男「………ね、ねぇ?」

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 01:55:29.08 ID:95leFDfr0 [23/34]
女「…あんたはっ」

男「あ、いや」

女「ばか」

男「………あ…う、うん」

女「あほ」

男「……うん」

女「…しんじゃえ、ロリコン」

男「………」


71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 01:58:46.25 ID:95leFDfr0 [24/34]
女「………」

男「…ひ、ひとつ、いいですか?」

女「…なに?」

男「…その『死ねロリコン』発言は、ちょっと傷つくというか、ほら、小学校のとき先生も言ってただろ?
 ひとに死ねなんて言ったら、そのひとが本当に死んでしまったときどうするのって」

女「あんたが死んだら」

男「え? 死ぬの、俺?」

女「…私も死ぬ」

男「え?」

女「……それで、来世があったら、今度はあんたの妹になる」

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 02:09:42.84 ID:95leFDfr0 [25/34]
男「…え」

女「………」

男「…あ、いや、あの、そ、そもそも来世とかあるかわからないよね…じゃなくて、いや妹になるって…え?」

女「妹だったら、私を見てくれるでしょ?」

男「う…ん? いや、別に妹じゃなくても、お前は」

女「…どうせ、生きてても妹になれないんだし、だったら―って」

男「いやいやいや、待って、待ちなさい、娘さん。 だいたい、妹じゃなくても、お前は俺にとって…その」

女「幼馴染? 友達?……親友?」

男「………」

女「…そんなの、私はいらない
  違う…ごめん、ウソ……幼馴染でも、友達でも、親友でも…傍に、それで良かったけど」

男「……ぁ」

女「一番っ…なりたかったのは、そんなんじゃなくてっ…私は、あんたのっ」

男「ごめん」

77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 02:20:29.67 ID:95leFDfr0 [26/34]
女「~~っ!」

男「ち、違う! 違うぞ、今の『ごめん』は、お前が泣き出したから、とりあえず謝っただけで」

女「ばかっ! 『とりあえず』ってなによ!」

男「いや、俺もお前のこと好きだと言う前に一言謝った方がいいかなとか」

女「なにそれ、わけわかんな……いって、今なんて言った?」

男「あ、あー…いや、その、なんだ? ていうか、その、俺って実は結構愛されてた?」

女「そういうのいいから、さっき言ったことをもう一度言え」

男「……す、好きだ」



78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 02:21:30.71 ID:95leFDfr0 [27/34]
女「………」

男「あ、あのーけっこう恥ずかしいのガマンして言ったんですけどー、なんかリアクションとかないっすかー?」

女「………………心の準備ができてなくて、よく聞こえなかった。 もう一度」

男「え?」

女「もう一度」

男「マジ?」

女「………」

男「……お、お前のことが好きだ」

女「…もう、一度」

男「…お前のことが好きだ」

女「…聞こえない。 もう一回」

男「お前のことが好きだっ! 愛してる! アイラブユー!」

女「まだ、聞こえない。 ていうか、軽くなった。 もう一回」

男「ダメだし!?」

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 02:29:38.58 ID:95leFDfr0 [28/34]
男「はぁ…はぁ…」

女「…今日のところはこのへんで」

男「え? この恥ずかしい告白連呼は明日以降も続くんですか?」

女「………だって、まだ聞こえてないし」

男「……ちょっと待て? そういえば、俺もまだお前から好きだと言われてない」

女「………言った」

男「いや、言ってないだろ」

女「…類することは言った」

男「解釈しだいでなんとでもなってしまうし…それに、俺、聞きたいんだけど」

女「………」

男「………」

女「…一度しか言わないから、心して聞きなさい」

男「はい、任せておけ。 録音とかしていい?」

女「だめ」

男「はい」


81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 02:31:00.87 ID:95leFDfr0 [29/34]
女「………」

男「………」

女「………す」

男「………」

女「………き」

男「うん」

女「すき」

男「うん」

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 02:50:02.71 ID:95leFDfr0 [30/34]
女「妹からの伝言です」

男「は、はひ…あ、あの、どうして今日俺はこんなににらまれているのでしょう?」

女「…伝言です『おにーちゃんありがとー。 私、こういうバッグ欲しかったのー。 うれしー』以上」

男「ああ、喜んでくれたか、よかっ――」

女「私の誕生日はケーキだけで、妹はケーキとバッグか?」

男「え? いや、だって、お前、イチゴのケーキって」

女「あんた…もしかして、ウチの妹をねらって私と」

男「違う違う違う、それはないないない」

女「…あやしい」


86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 02:51:24.15 ID:95leFDfr0 [31/34]

男「いや、もう俺真人間だから。 むしろ、お前のおかげで貧乳とかそういうのに目覚めそうなところ」

女「…言いたいことはいろいろあるけど、つまりもう妹に未練はない、と?」

男「もちろんだとも。 お前一筋です」

女「そ、そう?」

男「ああ、もはや貧乳・ツリ目・強気が俺のアイデンティティと言っても過言ではないな」

女「………そう。 だったら、ここにある妹系のゲームや小さい子が表紙の本は要らないよね?」

男「………」

女「ね?」



87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 02:52:32.01 ID:95leFDfr0 [32/34]
男「…それは違う。 違うぞ。 あくまでも愛情の対象がお前であって…その、なんだ?
 それらは愛情とは別のものを俺たちに与えてくれるんだ」

女「意味わかんない。 私がいるんだから、要らないでしょ?」

男「いや、違うんだって! 愛と自由は!」

女「うん。 ちゃんと大人が表紙にあるのは捨てないから」

男「え? 大人だよ? みんな18歳以上だよ? ほらパッケージの横の方見て?」

女「ううん。 全然大人に見えないから却下」

男「なんという偏見! じゃあなにか? お前は、18歳以上には見えない18歳以上の人が裸体を晒す権利を
 奪うわけ? その人たちは18歳以上に見えないだけで、実際は」

女「うるさいロリコン」

男「だ、だからロリコンじゃないって!」


89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 02:53:36.48 ID:95leFDfr0 [33/34]
おしまい



94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/19(月) 02:59:52.39 ID:95leFDfr0 [34/34]
どーも、こんばんは

個人的にロリコンと妹好きは違うものなのではないかと思いました。

もう月曜日ですね。立ててからいつも後悔するのですが、なぜ月曜日に
スレを立ててしまうのでしょう。ふしぎ。

べ、べつに俺は非実在青少年規制に関してなんら意見を持ってないんですからねっ!
でも、なにも意見がないというのもなんですね

いいなぁ、幼馴染…どうして俺には、かわいい妹やら姉やら幼馴染がいないんでしょうね。 世の中って理不尽。

そんなところで、こんな駄文に付き合って下さって、ありがとうございました。
では、良い一週間を。

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