FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

姫神「全部。」禁書「え?」

1 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/03/21(日) 03:55:42.90 ID:iTwLz2AO [1/19]
姫神「全部。」

禁書「だから何がって聞いてるんだよ?」

姫神「……肉。」

小萌「あらあら、姫神ちゃんは欲張りですねぇ。」

禁書「そんなのダメなんだよ。わたしだって それは我慢してるんだよ。」

小萌「いっぱいありますから 姫神ちゃんもシスターちゃんもじゃんじゃん食べて下さいねぇ。」

姫神「……。」

2 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 03:59:14.36 ID:iTwLz2AO
小萌「あっ、お肉やけましたよぉ。」

禁書「いっただっきまーす! はぐはぐはぐ、はぐはぐはぐ。」

小萌「シスターちゃん、おいしいですかぁ?」

禁書「おいしい、すっごくおいしいんだよ。」

小萌「うふふ、よかったですぅ。あら、姫神ちゃん? どうしたんですか?食べないんですか?」

姫神「……。」

禁書「あいさが食べないなら わたしが全部食べちゃうんだよ。」

姫神「……。」



3 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 04:00:43.64 ID:iTwLz2AO
小萌「姫神ちゃん?」

姫神「……全部。」

小萌「え?」

姫神「この肉は……」

小萌「はい?」

姫神「全部、私のもんじゃーい!!」

禁書「な!?」

小萌「ひ、姫神ちゃん、どうしたんですか!? 顔が真っ赤……。あっ、それは先生の焼酎!?」

姫神「おらおらおらおらぁー!! これもこれもこれも全部、私のもんじゃーい!!」



4 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 04:01:54.78 ID:iTwLz2AO
禁書「あー、あいさズルいんだよ!わたしもお肉食べたいんだよ!」

姫神「触れるな!!私の肉に触れるな!!」

禁書「あー、小萌ぇー。あいさが、あいさが酷いんだよ!」

小萌「間違って お酒を飲んでしまったようですね。うーん、困りましたね。目がすわって恐いですぅ。」

姫神「おらおらおらおらおらおらおらおらぁー!!」



5 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 04:02:54.78 ID:iTwLz2AO
禁書「あーあーあーあー!? 特上ロースを10枚まとめて食べてるんだよ!! あんまりなんだよ!!」

姫神「んめー。マジんめーぜ、こんちきしょう!!」

小萌「ひ、姫神ちゃん? 先生やシスターちゃんの分も残しておいて欲しいんですけど……。」

姫神「るせぇ!! お前等はカボチャや玉ねぎでも食ってろや!!」


6 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 04:03:27.82 ID:iTwLz2AO
禁書「ひどい……。 ひどすぎるんだよ。」

小萌「姫神ちゃん。この間の事を根に持ってるんですね。案外、執念深いです。」

姫神「るせぇっつってんだろが!! 焼け焼け!!肉焼けぇー!!」

禁書「うぅ……。」

小萌「……。」

姫神「んめー、んめーぜ!!」



7 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 04:04:09.73 ID:iTwLz2AO

禁書「うわーん、久しぶりにモヤシ以外の物が食べられると思ったのにー。」

小萌「シスターちゃん……。」

姫神「ん? お前等食わねーのか?」

禁書「え?いいの?食べてもいいの!?」

姫神「あぁ?何言ってんだ。いいに決まってんだろが。」

小萌「まあ、やっぱり姫神ちゃんは優しい子ですね。」

禁書「わーい。あいさはやっぱりいい奴なんだよ。」



8 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 04:04:55.71 ID:iTwLz2AO
姫神「ストッープ!!」

禁書「え?」

姫神「てめぇ、何してやがんだ?」

禁書「何って……。」

姫神「誰が肉食っていいっつったんだよ!! てめぇはコレだ!!」

禁書「え、ニンジン? しかも、焼けてないんだよ。」

姫神「食え食えー!!あははははは!!」



9 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 04:05:29.93 ID:iTwLz2AO
禁書「ニンジンも好きだけど……。好きだけど!!お肉も食べたいんだよ!!」

姫神「コレも食っていいぞ。生焼け玉ねぎ。あははははは!!」

禁書「んー、もう小萌ー!!なんとか言ってよ!!」

小萌「え?何ですか?」

禁書「だから、あいさが……。」

小萌「まあ、いいじゃないですか。お肉くらい。うふふふふ。」

禁書「小萌がお酒飲んで現実逃避してるんだよ。」

小萌「うふふふふ。」

禁書「小萌……。」



10 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 04:06:25.34 ID:iTwLz2AO
姫神「ほれ、これも食え。」

禁書「それはプラスチックで出来た花なんだよ!!そんなの食べられないんだよ!!」

姫神「お前ならイケる!!あははははは!!」

禁書「んー!!もう、怒ったんだよ!!」

姫神「怒ってやがる!! 怒ってやがるぜ、おもしれぇー!!」

禁書「むきーっ!!」



11 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 04:07:10.24 ID:iTwLz2AO
姫神「まあまあ、熱くなるなよ。コレでも飲んで落ちつけよ。」

禁書「あいさ。コップ並々に注がれた焼き肉のタレをどうしろって言うんだよ?」

姫神「飲め。」

禁書「無理に決まってるんだよ!!死んじゃうんだよ!!」

姫神「るせぇ!!お前が死にゃー私の出番が増えるかもしれないだろが!!」

禁書「ダメだ。もう、今日は帰るしかないんだよ。」



12 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 04:10:34.81 ID:iTwLz2AO
姫神「ん?どこ行くんだよ?」

禁書「今日はもう帰るんだよ。」

姫神「へー。そうなんだ。」

禁書「もう会う事もないかもしれないけどバイバイ。」

姫神「あー、バイバイ。お前はコイツとも二度と会えないかもな。」

スフィンクス「にゃ~。」



13 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 04:11:05.88 ID:iTwLz2AO
禁書「スフィンクス!?」

姫神「猫って美味いのかな?」

禁書「なっ、何を言ってるんだよ!?まさか、スフィンクスを!?」

姫神「血抜きやら毛抜きが面倒くさいけど、どんな味か気になるよね。」

禁書「ダメダメダメー!!スフィンクスはわたしの家族なんだよ!!絶対ダメなんだよ!!」

姫神「やべ。もう肉にしか見えなくなってきた。」


14 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 04:13:58.10 ID:iTwLz2AO
禁書「スフィンクス、今助けるからね。えいっ!!」

スフィンクス「フニャーーー!!」

禁書「あっ、あいさ!!スフィンクスを盾にするのはズルいんだよ!!」



15 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 04:14:39.41 ID:iTwLz2AO
姫神「ばーか。あひゃひゃひゃひゃ!!」

禁書「こうなったら、とーまに助けてもらうんだよ。スフィンクス、とーまを呼んでくるから、ちょっと待っててね。」

姫神「え、上条くんに……。ちょっ、ちょっと待て!!」

禁書「待たないんだよ!!」

姫神「待って!お願い!!お願いだからまって!!」

禁書「……。」



16 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 04:15:06.59 ID:iTwLz2AO
姫神「ごめんなさい。私、私……。」

禁書「今さら謝っても遅いんだよ。」

姫神「上条くんに言うのだけはやめて。お願い。うぅ……。」

禁書「泣いたって許さないんだよ。」

姫神「ごめんなさい、ごめんなさい。もう、こんな事しないから。何でも言う事聞くから、それだけはやめて……うぅ。」



17 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 04:15:34.78 ID:iTwLz2AO
禁書「……。」

姫神「お願い……。」
禁書「じゃあ、こんな事した理由を教えてほしいんだよ。」

姫神「うぅ……。だって、だって出番がすくないんだもん!!影も薄いし、電波とか言われるし!!もう、イヤになっちゃったのよ!!」

禁書「……。気持ちはよく分かるんだよ。」



18 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 04:16:05.35 ID:iTwLz2AO
姫神「うぅ……。この先出番があるのかも不安で……、不安で!!」

禁書「あいさー!!」

姫神「えっ、こんな私を。こんな事した私を抱きしめてくれるの?」


19 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 04:16:37.53 ID:iTwLz2AO
禁書「あいさも辛かったんだよね。ごめんね、ごめんね!!」

姫神「うぅ、うぅ……。うえーん。」

禁書「あいさ?」

姫神「うぅ……。ん、なーに?」

禁書「何でも言う事聞いてくれるって言ったよね?」

姫神「……うん。」

禁書「じゃあ、みんなで焼き肉食べよ。きっと、みんなで食べる方がおいしいんだよ。」

姫神「……うん。」ニコッ



25 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/22(月) 01:24:22.05 ID:SZEH3UAO [2/5]
-翌朝-

禁書「昨日のあいさはスゴかったんだよ。悪魔に見えたんだよ。」

姫神「……覚えてない。」

小萌「たしかに凄かったですぅ。もう、お酒なんか飲んじゃ駄目なんですよぉ?」

姫神「私、お酒飲んだの?」

禁書「そうだよ。スフィンクス食べようとしたんだよ。血抜きとか毛抜きとか、何かグロい事言ってた。」

姫神「……全く覚えてない。」

禁書「あいさは、お酒 一生飲まない方がいいかも。」

姫神「あっ、肉。私、肉食べてた?」

小萌「それはもう。あんなに、お肉を食べてる姫神ちゃんを初めて見たですぅ。」

禁書「特上ロースの10枚一気食いとかしてたんだよ。」

姫神「特上ロース10枚一気食い……。」

禁書「あんな贅沢な食べ方したらもったいないんだよ。」

姫神「グフ……グフ……グフフフフ。」

小萌「笑ってるですぅ。覚えてなくても幸せそうですぅ。」

禁書「でも、インデックスもいっぱい食べたから大満足なんだよ。小萌、ありがとね。」

小萌「いえいえ。みんなで食べると美味しくて楽しくて、先生はパーティーが大好きなんですぅ。」

姫神「小萌、ありがとう。」

小萌「どういたしましてですぅ。また焼き肉パーティーやるですぅ。」

禁書 姫神「うん!」



26 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/22(月) 01:49:52.75 ID:SZEH3UAO [3/5]
禁書「あっ、そろそろ帰らないと。今日は、お昼から とーまとお買い物に行かなくちゃなんだよ。」

小萌「お買い物ですかぁ?何、買いにいくんです?」

禁書「スーパーの超特売日で、なんと卵が1円なんだよ!でも、お一人様1パックまでだから、とーまがインデックスも来いって。」

小萌「そうなんですか。うんうん、上条ちゃんは良い主婦になりそうなんですぅ。」

禁書「とーまの得意料理はモヤシと卵炒めなんだよ!すっごくおいしいの!」

姫神「私も行く。」

禁書「え?」

姫神「だから、私も行く。」

禁書「なんで?あいさも卵ほしいの?」

姫神「ううん。昨日のお詫び。」

禁書「そんな事言って、とーまに会いたいだけなんじゃないの?インデックスはお見通しなんだよ。」

姫神「ちっ、違う。上条くんと私達で3パック。」

禁書「ん?んん!?おおー!卵食べ放題なんだよ!あいさ、是非とも一緒に行くんだよ!」
姫神「うん。(フフン)」

禁書「じゃあ、わたし達は帰るんだよ。小萌、ごちそうさま。」

姫神「小萌、ご馳走さま。」

小萌「いえいえ、また来るですぅ。気を付けて行くですよ。」

禁書「うん、バイバーイ!」


27 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/22(月) 02:02:42.67 ID:SZEH3UAO [4/5]
禁書「たっまご、たっまご、たっまっごー♪たっまご、たっまご、たっまっごー♪」

姫神「(私服の上条くん……。グフ…グフフフフ♪)」

禁書「あいさ?ねぇ、あいさってば?」

姫神「えっ、何?」

禁書「今、なんかスゴくイヤなニヤけ顔だったよ。」

姫神「そ、そんな事ない。」

禁書「あいさ、変な事考えてないよね?ジーー。」

姫神「か、考えてない。それより早く行かないと卵、売り切れるかも。」

禁書「ふぬー!あいさ!急ぐんだよ!インデックスのオムレツが危険なんだよ!」

姫神「うん。」


30 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/23(火) 00:18:51.35 ID:dEZrtwAO [1/14]
-上条家 玄関-

禁書「とーまぁー、帰ってきたよー!早くスーパー行くんだよー!」

上条「あっ、インデックス?スーパーつってもセールは3時からだぜ?まだ昼前だぜ?」

禁書「あれ?そうなの?」

上条「まあ、入れよ。焼き肉、うまかったか?」

禁書「うん!最高だったんだよ!」

バタン



31 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/23(火) 00:31:28.99 ID:dEZrtwAO [2/14]
上条「よかったな。オレも行きたかったんだけど小萌先生が『上条ちゃんはバカなんだから勉強してなさい』だもんな。はぁ……。」

禁書「こんどは、とーまも一緒に行くんだよ。インデックスが頼んであげる!」

上条「ああ、頼むよ。」

ピンポーン

禁書「あっ、お客さんだよ。」

上条「誰だ?よいしょっと。はいはーい、今開けますよー。」

ガチャ

上条「はい?」

姫神「……。」

上条「ん?おう、姫神か。どしたんだ?」

姫神「ちょっと、あのシスター呼んで。」

上条「ん?インデックスに用か?おーい、インデックスー。客だぞー。」

禁書「ん?わたしに?だれだれぇ?」

姫神「……。」

禁書「あ……。」

32 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/23(火) 00:45:54.19 ID:dEZrtwAO [3/14]
上条「どしたんだ?」

姫神「……。」

禁書「あ、あいさ……。わ、忘れてたんじゃないんだよ。あは、あはは……。」

姫神「……。」

上条「何だか酷く暗い表情なんだが……。な、なんかあったの?」

禁書「あ、あいさはね、一緒にスーパー行くって。それで卵くれるって。」

上条「それで一緒に来たと言うのにのに忘れてたと言う事ですか?」

禁書「だから、忘れてたんじゃないんだってば!」

上条「じゃあ、どうして?」

禁書「だからそれは……。」

姫神「私。ドアが開いた時、上条くんの視界にも入ってたはずなんだけど……。。」

上条「えっ……。」

姫神「やっぱり、私って影が薄いのね……。あは……あは……あは……。」

上条「……ま、まあ、あがれよ……。」



33 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/23(火) 01:00:43.57 ID:dEZrtwAO [4/14]
禁書「あいさー。ごめんね、ごめんね。」

姫神「いい。慣れてるから。」

禁書「……。」

上条「ま、まあ、茶でも飲んで落ち着こうじゃありませんか。って、うわぁ!」

カチャン

姫神「あ。」

上条「うわ、姫神!」

ガバッ

姫神「きゃっ!!」

上条「…………!?」

禁書「とーま……。なんで、あいさのスカートめくってるのかな?」

上条「い、いや。こ、これは、暑い茶なので火傷などしないようにとですね。あは……あは……。」

禁書「とぉーまぁー……!!ガブッ!!」

上条「ぎゃーーーー!!」


34 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/23(火) 01:11:33.49 ID:dEZrtwAO [5/14]
禁書「まったく、とーまは、いつもいつも、そうやって、さりげなく人の裸を見たり、着替えを覗いたり、服を脱がしたり!!」

上条「だから、悪いって!姫神、すまん。大丈夫だったか?」

姫神「平気。でも、パンツ見られた。」

上条「見てない見てない!!上条さんは、真っ白な純白なパンツなんて見てないですよ!!」

禁書「と う まーーー!!ガブッ!!」

上条「ぎゃーー!!歯!!歯が食い込んでる!!」

禁書「とーまは、これくらいしないと分からないんだよ!!ガブッガブッガブッ!!」

上条「いぎゃーーー!!」

35 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/23(火) 01:26:53.75 ID:dEZrtwAO [6/14]
上条「ふぅ……。姫神、ほんとスマン。」

姫神「大丈夫。なんともない。」

禁書「とーま、このままだと、あいさが風邪引いちゃうよ。着替えなくちゃ。」

上条「そうだな。えーと、姫神。悪いけど渇くまでコレでも着ててくれ。」

姫神「え、いいの?」

上条「何、言ってんだ。いいに決まってんだろ。それに、こうなったのはオレせいだし。」

姫神「あ、ありがと……。///」

禁書「ついでに、お風呂入ればいいんだよ!!あいさ、一緒に入ろうよ!!」

姫神「えっ……///」
上条「ああ、そうしろよ。お前ら分かってないかも知れないけど焼き肉の匂いがプンプンするぜ。」

禁書「えっ、そうなの?これは一大事なんだよ!!乙女が焼き肉の匂いなんかさせてちゃ恥ずかしいんだよ!!あいさ、早く!!」

姫神「えっ、あっ、うん。///」

36 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/23(火) 01:34:57.79 ID:dEZrtwAO [7/14]
上条「姫神、スカート乾かすから別にしといてくれな。」

姫神「う、うん。///」

禁書「とーま。覗いちゃダメなんだよ。」

上条「あほ!!さっさといけ!!」

禁書「あいさ、いこ!!」

姫神「う、うん。」



37 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/23(火) 02:07:08.94 ID:dEZrtwAO [8/14]
-バスルーム 脱衣所-

ジャーーー

上条「えーと、スカート、スカート。って、うっ……。ちょ、ちょっと透けて見えるんですけど……。こ、これは見ないよーに、見ないよーに。///」

禁書「ふっふふん♪ふっふふん♪ふっふっふ~ん♪」

上条「こ、これだな///」

禁書「あいさ、色白だねぇ。いいなぁ。」

姫神「え、あなたも白いじゃない。」

禁書「そう?そうかな?えへへ。」

上条「う……うぅ。///」

ジャーーー

上条「って、服にも焼き肉の匂いが染み込んでる。おーい、姫神。インデックスー。服にも匂いが染み込んでるから、コインランドリーで洗って乾かしてくるわー。」

禁書「う~ん、わかったぁ~。」

姫神「うん、ありがと。」

上条「んーと。うっ……。こ、これは先程、不覚にも拝見した姫神の下着……。マズいのか……、これはマズいだろ……。うっ、こっちはブ、ブラ……。えーい、見るな見るな!!」

ジャーーー

禁書「ふっふふん♪ふっふふん♪ふっふっふ~ん♪」

上条「ふぅ。な、なんとかカゴに入れましたよ。」

上条「インデックスー、行ってくる。ついでに昼飯買ってくるは。着替え、ここに置いとくからな。」

禁書「は~い♪」

44 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/23(火) 23:31:43.55 ID:dEZrtwAO [12/14]
-外-

上条「いや~、まいりましたな~、ほんと。ん~と、確か、あの辺りにコインランドリーあったよな?と言うかコインランドリーって案外高かったんじゃねーの?はぁ……。」

上条「ま、まあ、巫女服じゃなくてよかったですよ、ほんと。やっぱ、巫女服だとクリーニングとか出さないといけないんだろな。」

御坂「ちょろっと。」

上条「こんな事してて特売に間に合うのか、おい。」

御坂「ねぇ、あんた。」

上条「しかし、いい天気だなぁ。上条さんは今日も1日平和を願う次第でありますよ。」

御坂「無視すんなや、こらぁーーー!!」

ビリビリーーー

上条「ぐわぁーー!!って、ビリビリ中学生!!いきなり何すんだよ!!」

御坂「うっさい、ビリビリ言うな!!あんたが無視するからよ!!」

上条「んで?何か用か?」

御坂「よ、用って……。/// あ、あんたに用なんかあるわけないでしょ!!」

ビリビリーーー

上条「わぁかった!!わかったからビリビリすんな!!」

御坂「ったく。で、あんたはこんなとこで何してんのよ?」

上条「ちょっと、そこのコインランドリーに行くんだよ。客の服、汚しちまってな。」

御坂「ふーん。て、それ女物じゃない!!あんた、何してんのよ!!」

上条「ち、ちがう!!これは、同級生の、そう同級生が遊びに来て……。」

御坂「へー、それで服を汚して全部脱がせたと……?」

上条「な、何か語弊があるようなんですが………?」

御坂「問答無用ぉー!!」

上条「ぎゃーーー!!」

御坂「待て、こらぁーーー!!」

上条「誰が待つかぁーー!!」

チャリン……

45 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/23(火) 23:37:17.37 ID:dEZrtwAO [13/14]
-上条宅-

禁書「ふぅ、いいお湯だったんだよ。ん?あいさ、どうしたの?」

姫神「ない。」

禁書「え?ないって何が?」

姫神「下着……。」

禁書「……え?」

姫神「……。(あれも……。)」



46 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/23(火) 23:48:59.83 ID:dEZrtwAO [14/14]
-コインランドリー-

上条「ったく。やっと着いた。なんだって近所のコインランドリーに来るのに、こんなに時間がかかるんだよ。これでヨシっと。って、やっぱ高ぇ……。はぁ……。」

上条「待ってる間に、そこのスーパーで昼飯でも買っとくか。昼飯、何にすっかな。」

47 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/24(水) 00:08:56.85 ID:1vCgHAAO [1/3]
-外-

御坂「ったく、あの馬鹿、どこ行ったのよ。これ、どうすんのよ。」

白井「お姉様?あら、お姉様!あらあらお姉様ぁ!!」

御坂「黒子?って、くっつくなぁー!」

白井「まったく、お姉様ったら、わたくしをおいて何をしていますの?せっかくのお休みと言うのに黒子との甘い一時そっちのけでぇ~。」

御坂「何よ、それ!って、いいから離れなさいよっ!」

白井「で、何をしていますの?」

御坂「何って……。何でもないわよ!!それより、あんたは……。」

白井「それは何ですの?」

御坂「これは……。」

白井「まさか、お姉様!!わたくしに黙って殿方と密会を!?そして、それは殿方からの贈り物ぉー!?」

御坂「ち、ちがうわよ!!こ、これは落とし物……。そう、落とし物よ!!」

白井「そうなんですの?では、わたくしがジャッジメントとして、お預かりしますの。」

御坂「え!?い、いいわよ!!落としたヤツも分かってるし……。」

白井「ヤツ?ヤツと言う事は、やはり何処の馬とも知れぬ殿方なんですのぉ!?」

御坂「もう、あんたは。」

白井「まさか、いつぞやの……?」

御坂「ち、ちがう!!///」

白井「お ね え さ まぁ……!!」

御坂「もう、知らない!!」

白井「あっ、お姉様!!待って下さいませぇーー!!」

御坂「待たん!!」

白井「お姉様ぁー!!」

48 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/24(水) 00:23:27.19 ID:1vCgHAAO [2/3]
-コインランドリー 外-

上条「さて、帰るか。」

佐天「え?」

上条「え?」

佐天「今、呼びませんでした?」

上条「は?」

初春「な、何、言ってるんですか、佐天さん!?今のは『佐天』じゃなくて『さて』ですよぉ!!」

佐天「え……。///」
初春「まったく、佐天さんはぁ~。///」
佐天「だって、初春ぅ~……。あっ、す、すみませんでした。///」

上条「い、いやいや……。」

佐天「で、では……。///」

初春「し、失礼します。///」



49 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/24(水) 00:38:11.61 ID:1vCgHAAO [3/3]
-上条宅-

上条「ただいまぁー。おーい、インデックスー、姫神ー、帰ったぞぉー……。って、ど、どうしたんですか、そんな顔して……?」

禁書「とーま……。とーまはどこ行ってたの?」

上条「ど、どこってコインランドリーで服を洗って乾かして……。遅くなったのは謝るよ。ごめん。」

禁書「……。それで、とーまは、あいさの下着も洗いに行ってた……と?」

上条「ぐを!?だ、だからそれは……。」

禁書「と う まぁーー!!ガブッ!!」

上条「いぎゃーーー!!」

禁書「そこまで変態だとは思わなかったんだよ!!ガブッガブッ!!」

上条「すいません、すいません、すいませーん!!」

姫神「私。今。ノーパン。」

上条「……………。//////」

禁書「むぅー!!ガブッガブッガブッガブッガブッ!!」

上条「いぎゃぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

53 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/25(木) 01:43:15.36 ID:jOCHi6AO [1/7]
-上条宅-

上条「いってぇ~……。オレ、そろそろハゲてきてんじゃ……。」

禁書「ん!?とーま、何か言った!?」

上条「い、いえいえ、何も言ってませんよ。は、ははは……。はぁ……。」

禁書「まったく。とーまはまったく。まったく、とーまはまったく。」

上条「悪いって。姫神、着替えて来いよ。その服、大き過ぎて動きにくいだろ?」

姫神「……うん。(上条くんの服。もう少し、このままでも……。)」

上条「さて、オレは飯作ろっかな。」

禁書「とーまぁー、今日のお昼ご飯はなにー?」

上条「お前、飯の時だけキラキラしてんな。」

禁書「また、そんな事言ってぇ。今日のお昼は何かって聞いてるんだよ。」

上条「出来てからのお楽しみだよ。」

姫神「(上条くんの手作り……。///)」


54 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/25(木) 01:45:39.09 ID:jOCHi6AO [2/7]
-脱衣所-

姫神「(やっぱりない。あれがないと私……。)」

55 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/25(木) 01:52:59.22 ID:jOCHi6AO [3/7]
-台所-

上条「ふっふふん♪ふっふふん♪ふっふっふ~ん♪」

姫神「上条くん。」

上条「ん?どした、姫神?」

姫神「私のネックレス知らない?」

上条「ネックレス?いや、知らないけど。どしたんだ?」

姫神「ううん。なんでもない。」

上条「?」

66 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/25(木) 23:54:12.01 ID:jOCHi6AO [7/7]
-とあるビル 屋上-
「……ここが学園都市。ふひゃひゃ。異能の力が溢れる、この街にあいつが。ふひゃひゃふひゃひゃ!あの、糞---がっ!!ふひゃひゃふひゃひゃふひゃひゃふひゃひゃ!!」

67 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/26(金) 00:00:19.87 ID:iD4nvYAO [1/11]
-上条宅-

上条「ほい、出来たぞ。上条さん特製『モヤシ焼きそば』だ。ちなみにソースじゃなく塩だ。」

禁書「うわぁ♪いい匂い!おいしそぉ~!!」

上条「オレのレパートリーの中でも1、2を争う得意料理だ。あんま美味くねぇかも知れないけど姫神も食べてみてくれ。」

姫神「うん。ありがと。(上条くんの手作り……。///)」

禁書「いっただっきま~す!はぐはぐはぐはぐ!ん~♪おいしいんだよ!さすが、とーまなんだよ!はぐはぐはぐはぐ!」


68 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/26(金) 00:02:02.17 ID:iD4nvYAO [2/11]
上条「あはは。インデックスさんの食べっぷりを見てると、こっちも作りがいがあるってもんですよ。」

姫神「いただきます。」

上条「どうだ、姫神?」

姫神「うん。おいしい……けど……。肉が……」

上条「言うな……姫神。それは禁句だ……。」

姫神「あと、モヤシ7の麺3……」

上条「姫神!……それも禁句だ。」

禁書「えー、そんなに麺入ってるの!?とーま、どういうこと!?インデックスのは多く見積もってもモヤシ9の麺1なんだよ!これは、もはや『焼きそば』ではなく『焼きモヤシ』なんだよ!あいさだけズルいズルいー!!」

上条「文句言うなら食わんでよろしい。姫神は一応お客さんなんだから、もてなさねばならんだろうが。」



70 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/26(金) 00:03:23.58 ID:iD4nvYAO [3/11]
禁書「ぶーぶー。」

上条「ぶーぶー言うなよ。今日の夕飯は卵尽くしなんだから我慢しろよ。」

禁書「は!?そうだった!とーま、卵で何作るの?オムレツ?オムライス?玉子丼?」

上条「全部、作ってやるよ。なんたって卵3パックだからな!そして、聞いて驚くな!なんと、この卵1円セールは3日間もあるのだ!」

禁書「うわぁー!!すっごっーい!これはまさかまさかの卵風呂!?」

上条「……いや。卵風呂はもったいないと思うぞ。」

姫神「……。(普段、どんなもの食べてるのかしら。)」

禁書「おかわり!!」


71 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/26(金) 00:07:17.02 ID:iD4nvYAO [4/11]
-窓もドアもないビル-

土御門「なんの用だ、アレイスター・クロウリー?」

アレイスター「この学園都市に何者かが侵入した。」

土御門「で、俺になにをしろって言うんだ?」

アレイスター「捕獲しろ。」

土御門「捕獲?生かしたまま連れて来いと?」

アレイスター「そうだ。」

土御門「そいつは何者だ?」

アレイスター「詳しい事は彼に話してある。彼に聞きたまえ。」

土御門「彼?」

  「久しぶりだね、土御門。」

土御門「ステイル・マグヌス!」


72 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/26(金) 00:08:36.43 ID:iD4nvYAO [5/11]
禁書「ごちそうさまでした!」

姫神「ご馳走さま。」

上条「はいよ。ちょっと休んでてくれ。洗い物してくるから、それが終わったら出かけようぜ。」

禁書「は~い。」

姫神「……。」


74 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/26(金) 00:09:59.56 ID:iD4nvYAO [6/11]
-外-

禁書「たっまご♪たっまご♪たっまっご~♪」

上条「悪いな、姫神。付き合わないちゃって。」

姫神「いいの。どうせする事なかったし。」

上条「そっか。でも、ほんと助かるよ。貧乏学生には特売は必須ですからね。あ、そうだ……」

姫神「……!?」

上条「ん、どした?後ろに何かあんのか?」

姫神「……ううん。なんでもない。」

上条「?」

79 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/26(金) 23:34:58.34 ID:iD4nvYAO [8/11]

-スーパー 外-

上条「いや~、これで当分、食料には困らないな。」

禁書「とーま、すごいんだよ!こんなに卵が!」

上条「ああ、他のもんも安かったから、いっぱい買っちゃったぜ。」

禁書「ふわぁ~♪すっごいすっごい~♪」

上条「姫神、サンキュな。」

姫神「うん。これ。」

上条「おう。」

禁書「とーま。卵はインデックスが持つんだよ。」

上条「ん?なんで?」

禁書「とーまが持ってると、きっと割っちゃうんだよ。」

上条「……頼む。」

禁書「うん♪」


80 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/26(金) 23:35:46.11 ID:iD4nvYAO [9/11]
上条「そうだ、姫神。さっき言おうと思ってたんだけど夕飯もウチで食ってけよ。付き合わせちまったしな。上条さんは恩は忘れないんですよ。」

姫神「……ありがと。でも、私。用が出来ちゃったから……。」

上条「え、そうなのか?それは残念だな。」

禁書「えー、あいさ。一緒に食べようよ。」

上条「おい、インデックス。無理、言うなよ。」

姫神「上条くん。上条くんが行ったコインランドリーって、上条くんのウチの近くのところの?」

上条「ん、ああ。あのコインランドリーだけど。どしたんだ?」

姫神「なんでもないの。じゃあ、これで」

上条「ああ。姫神、ほんと、サンキューな。今度なんか、お礼すっから。また明日、学校でな。」

姫神「……うん」



82 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/26(金) 23:42:24.33 ID:iD4nvYAO [10/11]
-交番-

警官「近くの交番にも聞いてみたけど届いてないね。」

姫神「……そうですか。」

警官「もし、届いたら連絡するから、これに名前と連絡先書いといてくれるかな?」

姫神「……はい。」

警官「えーと、姫神さんね。わかりました。」

姫神「……お願いします。」

87 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/27(土) 00:42:28.03 ID:94vKCQAO [2/10]
姫神「(……コインランドリーの管理会社に聞いてもないそうだし……。……このままだと本当に……。)」

御坂「ったく。あのツンツン、どこ行ったのよ。」

チャリン

御坂「これ安いもんじゃなさそうだし。どーすればいいのよ。」

佐天「あっ、御坂さ~ん。」

御坂「あ、佐天さん。あれ、今日は初春さんと一緒じゃないの?」

佐天「さっきまで一緒だったんですけど、ジャッジメントの仕事が入っちゃって。」

御坂「あー、そうなの。ジャッジメントも大変ねぇ。」

佐天「ええ、何か空き巣してたら途中で見つかって、ナイフを振り回しながら街中を逃走してるって。」

御坂「泥棒?またスキルアウトでしょ。まったく。」

佐天「で、私も詳しくは分からないんですけど、その盗んだ物ってのが、どうも巫女服らしいですよ。」

御坂「巫女服?巫女服って、あの?」

佐天「はい、あの巫女服です。」

御坂「でも、何でそんな物を?」

佐天「何でですかね?世の中には変わった人もいますし。」

御坂「はぁー。訳、分からないはね……。」

佐天「まったくです。」

姫神「(……どうにかして、あの赤髪の人に連絡を。)」


88 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/27(土) 01:19:08.49 ID:94vKCQAO [3/10]
-病院-

黄泉川「で、買い物帰りに、いきなり後ろから何者かに、ぶつかられ、それで卵が全滅。で、それに腹を立てた知り合いのシスターが追跡を開始。そして、さらにそれを追いかけた。やっと追いついて揉み合いになり、あげく犯人に逃げられて、後からきたジャッジメントやアンチスキルに犯人と間違われて羽交い締めにされてボコボコにされたって言うだな?」

上条「……はい。」

黄泉川「……まったく。ついてないじゃん。」

上条「……はい。」

黄泉川「まあ、元気だすじゃん!あのシスターのおかげで犯人も捕まって疑いも晴れたし、あっはっはっは!」

上条「……。(タマゴ……。)」

黄泉川「もおー!悪かったって言ってんじゃん!お前が盗まれた服を持ってたら、そりゃ勘違いするじゃん?」

上条「……。(タマゴが……。)」

バタン

小萌「上条ちゃん!」

黄泉川「おっ、小萌先生。小萌先生からも言ってやって欲しいじゃん。こいつ落ち込みまくりじゃん。」

小萌「あっ、黄泉川先生。ご迷惑おかけします。」

黄泉川「いや、迷惑かけたのはこっちじゃん。本当に悪かったじゃん。」

小萌「いえ、わたしは。上条ちゃん、大丈夫?」

上条「……。(……タマゴ……タマゴが……!)」

小萌「上条ちゃん?」

黄泉川「さっきからヘコみまくりじゃん。」

小萌「まあ、そうなんですか?上条ちゃん。そんなに落ち込まなくても、こんなのいつもの事じゃないですかぁ。」

黄泉川「(ひどいじゃん。)」

小萌「さぁ、もういいなら帰りましょう?今晩は、お鍋をごちそうするですぅ。」

上条「……。(タマゴタマゴタマゴタマゴタマゴタマゴ!!)」


89 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/27(土) 01:25:35.76 ID:94vKCQAO [4/10]
-上条寮-

ピンポーン

ピンポーンピンポーン

姫神「……。」

ピンポーンピンポーン

ピンポーンピンポーン

姫神「(いないの?もう帰っててもいいのに……。)」

ピンポーンピンポーン

ピンポーンピンポーンピンポーン……

91 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/27(土) 01:54:14.02 ID:94vKCQAO [5/10]
-小萌宅-

上条「すみません。昨日も、ご馳走になってるのに。」

小萌「いいんですぅ。それに昨日は上条ちゃんは来てないんですぅ。ちゃんとお勉強しましたかぁ?」

上条「えっ……!?そ、それはもう……。」

小萌「まあ、明日になれば分かるですぅ。明日はテストなんですぅ。覚えてましたか?」

上条「テスト!?いえ、聞いてませんよ、そんな事!?」

小萌「上条ちゃんが寝てる時に言ったですぅ。授業中に寝ちゃダメなんですぅ。」

上条「……。」

禁書「とーまー。また明日、補習なの?」

上条「聞くな……。忘れさせてくれ……。」

小萌「はい、出来ましたよぉ。シスターちゃんの活躍と、上条ちゃんへのお詫びで、黄泉川先生からいただいた物ですぅ。」

禁書「うわぁ♪とーま、すごいよ!お肉がいっぱいなんだよ!こんなの初めてかも!これが、お鍋なんだね!」

小萌「これはスキヤキと言って、こうやってお椀に卵を割って、といて、お肉や野菜をつけて食べるんですぅ。」

上条「……タマゴ。」

禁書「うわぁ♪食べていーの!?ねぇ、小萌食べていーの!?」

小萌「はい、ど~、ぞですぅ。」

禁書「いっただっきま~す!はぐはぐはぐはぐ!」

小萌「さぁ、上条ちゃんも食べてくださいね。」

上条「……ぞ。」

小萌「え、なんですか?」

上条「食うぞぉ!食って食って食いまくってやる!ばくばくばくばく!」

禁書「あー、とーま!インデックスのも残しておいてくれやきゃダメなんだよ!」

上条「うるへー!ばくばくばくばく、ばくばくばくばく!うめー!」

禁書「もう、昨日のあいさと一緒なんだよ!わたしだって負けないんだから!はぐはぐはぐはぐ、はぐはぐはぐはぐ!」

小萌「シスターちゃん……、上条ちゃん……。それはまだ……生なんですぅ……。」


94 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/27(土) 22:34:41.47 ID:94vKCQAO [6/10]
-姫神宅-

姫神「(上条くん……。電話も繋がらない。)」

姫神「(明日、朝一番で上条くんに会ってロザリオの事、相談しないと……。)」

姫神「(一晩くらいなら大丈夫よね……。)」

姫神「(と言うか、何で電話つながらないのよ……。)」

姫神「(……。)」

姫神「(……。)」

姫神「(……。)」

姫神「(……。)」

Prrrrrr……

姫神「はっ!?」

Prrrrrr……Prrrrrr……

姫神「……ふぅ。はい、もしもし。」

警官『あっ、もしもし、警察署の者ですが姫神秋沙さんでしょうか?』

姫神「……は、はい。そうです。(……警察?ロザリオが見つかった?)」



95 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/27(土) 22:36:28.56 ID:94vKCQAO [7/10]
警官『えーと、今日、姫神さんのお宅から衣類が盗難された件なんですが、ご存知ですか?』

姫神「……盗難?……いえ。(……衣類?)」

警官『そうですか。さっき、犯人がどこから盗んだのか供述がとれましてね。姫神さんの持ち物かご確認していただきたいのですが。』

姫神「……はあ。」

警官『今からでもいいんですが、もう今日は遅いので明日でも構いませんが、どうなさいますか?』

姫神「あの、衣類と言うのは……?」

警官『あっ、はい。巫女装束と言うんですかね?あの服です。』

姫神「ちょっと待ってください。」

ガサゴソ……

姫神「(……一着なくなってる。)」

姫神「多分、私のです。」

警官『そうですか。どうしますか?』

姫神「明日にでも取りに行きます。」

警官『分かりました。あと、他に盗まれた物や壊された物がないか確認しておいていただけますか?』

姫神「分かりました。」

警官『では、失礼します。』

姫神「はい。」

姫神「……。(何で装束なんて盗むの?)」

姫神「……。(結局、ロザリオじゃなかった。)」

姫神「……。」

姫神「……。」

姫神「……。」

姫神「……。」

姫神「……。」

姫神「……。」


96 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/27(土) 22:41:31.14 ID:94vKCQAO [8/10]
-御坂 白井宅-

白井「ただいま戻りましたの……。」

御坂「あ、おかえりー。」

白井「はぁー。疲れましたわ……。」

御坂「ジャッジメントも大変ねぇ。」

白井「それはそうなんですが、今日は違いますの。」

御坂「ん、どういうこと?」

白井「今日は空き巣が出たのですが……。」

御坂「うん。佐天さんから聞いた。」

白井「なんと、犯人を間違えて捕まえてしまったらしいんですの……。」

御坂「間違えて?」

白井「そうなんですの。それで、今まで上から、こっぴどく叱られていたんですの……。」

御坂「あははは。それは災難ね。」

白井「笑い事ではありませんの。まったく、私や初春は支部で監視カメラを確認していただけですのに……。」

御坂「まあまあ。で、犯人は捕まったの?」

白井「はい、捕まえましたわ。」

御坂「よかったじゃない。で、その犯人、巫女服を盗んだんだって?」



97 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/27(土) 22:42:58.18 ID:94vKCQAO [9/10]
白井「あら、よくご存知で。まったく、とんだストーカー野郎ですわ。」

御坂「ストーカー?」

白井「そうなんですの。なんでも巫女装束の持ち主をストーカーしていたらしいですの。アンチスキルが犯人の部屋を捜索したら、それはもう写真やらがゴッソリ出てきたらしいですわ。」

御坂「うわぁ……。それはひどいわね。」

白井「まったく、あの様な方々は何を考えているかサッパリ分かりませんわ。」

御坂「黒子。アンタも私の下着を盗んでなかった?」

白井「……え゛?」



98 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/27(土) 22:44:08.37 ID:94vKCQAO [10/10]
御坂「そう言えば、この間、買った下着も何故だか見あたらないんだけど……?」

白井「え、えーと……。私、なにやら目眩が……。」

御坂「黒子ぉ!!」

ビリビリ

白井「うっ!」シュン

御坂「逃げるな!」

白井「おほほほ。お姉様、この白井黒子には電撃などあたりませんわよ。それに私を、あの佐渡雅史なんかと同じ様に言わないでほしいですわ。」

御坂「佐渡雅史!?誰よ、それ!」

白井「ストーカー野郎ですわ。あの様な輩と一緒にされるのは私、心外ですの。私は、お姉様のお召し物にもジャッジメントしているだけですの。この学園都市に7人しかいないレベル5にして第3位。常盤台中学が誇るエースがあの様なゲコ太の下着など……。」

御坂「こ の ば か がぁーー!!」

バンッ

寮監「やかましい!!」

御坂「……。」

白井「……。」

寮監「……。」

テクテク

御坂「……ヒッ!!」

白井「……ヒッ!!」

ゴギッ、ゴギッ……!!


102 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/03/29(月) 00:17:21.43 ID:rF92G6AO [1/5]
-姫神宅-

姫神「……。」

姫神「……。」

姫神「……。」

姫神「……。」

姫神「……。」

姫神「……。」

姫神「……。」

姫神「……。」

カタカタッ

姫神「!?」

姫神「…………。」

シーーーン

姫神「……風……か。」

姫神「ふぅ……。」

姫神「……。」

姫神「……。」

姫神「……。」

姫神「……。」

姫神「……。」

姫神「……。」

姫神「……。」

姫神「……。」

姫神「……。」

ガタガタッ

姫神「!?」

103 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/03/29(月) 00:18:28.16 ID:rF92G6AO [2/5]
姫神「…………。」

姫神「…………。」

姫神「…………。」

姫神「…………。」

姫神「……風……」

ガシャン!!

姫神「!?」

姫神「……。」

姫神「……。」

姫神「……。」

カチャカチャ……ドンッ……

姫神「……。(来た……のね。)」

姫神「……。」

姫神「……。」

姫神「……。」

ギィー……ギィー……

姫神「……。」

姫神「……。」

姫神「(逃げなきゃ。……)」

ギィー……ギィー……

  「ぅーー。」

姫神「くっ!」

姫神「……。」

姫神「……。」

ギィー……ギィー……

  「ぅ、ぅーー。」

104 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/03/29(月) 00:19:26.40 ID:rF92G6AO [3/5]
姫神「(に、逃げないと……!)」

姫神「(出口は向こう……。でも、向こうから来る……。)」

ギィー……ギィー……

  「うぅーー。」

姫神「(……来る。……仕方ないわ。警棒で……!)」

ギィー…………

  「ううぅぇ……うぅぅうわあぎゃわぁーーー!!」

姫神「!!」


105 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/03/29(月) 00:19:55.23 ID:rF92G6AO [4/5]
  「……はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……。」

  「…………し……」

  「死ぃ……。」

姫神「くぅ……!」

  「死に……。うぅ……。」

姫神「……ぅ……。(……泣い……てる……。)」

  「死にたくねぇよおぉぉぉ!!う゛ぅ……う゛ぅ……!!」

姫神「……ぅぅ。」ポロポロ……

  「死にたくねぇ……、死にたくねぇよおぉ……!う゛う゛う゛……。」

姫神「くっ!ぅぅ……ぅぅ……。」


106 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/03/29(月) 00:21:16.99 ID:rF92G6AO [5/5]
  「たっ、頼むよ!!殺さないでくれよ!!う゛う゛……。なぁ!!……オレ……、血なんか吸った事なんてないんだよ!!う゛う゛う゛……。頼むよ、頼むから……殺さないで……。う゛う゛う゛……。」

姫神「……私だって……。」ポロポロ……

  「う゛う゛う゛……。か、身体が……言う事きかないんだ……。あっ、頭には……、アンタの血を吸う事しか考えてられなくなってる……。でも、アンタの血、吸っちまったら……、オレ……、オレ……、死んじまうんだろ……?なぁ……。なぁ……!!」

ガシッ

姫神「うっ……!!」

  「い……や……だ……。いやだ……。いやだ、いやだいやだいやだいやだぁー!!」

姫神「ぐう!!」

ガンッ…

「……ぐ…………。」

バタン……

姫神「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……。」

  「……ぃゃ……だ……。」ピクピク……

姫神「はぁ……はぁ……。(……大丈夫。しばらく動けないだけだから……。)」

姫神「はぁ……はぁ……。(今のうちに、どこかに……。)」

  「……ぅぅ……ぅぅ…………。」

姫神「……ごめんなさい。」

タッタッタッ……

108 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/03/30(火) 00:15:18.84 ID:MlQcHkAO [1/5]
-外-

土御門「で、本当に、そんな者がいるのかにゃ?」

ステイル「さぁね。でも、姫神秋沙が『その存在』を証明させてるんじゃないかい?」

土御門「『吸血殺し』……か。」

ステイル「そう。『吸血殺し』が存在すると言う事は『吸血鬼』が存在すると言う事になる。」

土御門「そして、その『吸血鬼』が、この学園都市に潜り込んだと……。」

ステイル「そう。それも、とびっきりの『吸血鬼』がね。」

土御門「とびっきりねぇ。正直、いまだに半信半疑ぜよ。」



109 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/03/30(火) 00:15:52.91 ID:MlQcHkAO [2/5]
ステイル「僕もさ。しかし、統括理事が言うんだから僕らは動くだけさ。」

土御門「あいつの考えてる事は、オレらにはサッパリぜよ。ところでステイル……。」

ステイル「なんだい。そんな真剣な顔で?」

土御門「姫神秋沙の血をだ……。」

ステイル「うん?」

土御門「吸血コウモリが吸ったらどうなるにゃ?」

ステイル「……。」

土御門「にゃー?」

ステイル「知らないよ……。」

土御門「……。」




110 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/03/30(火) 00:16:20.42 ID:MlQcHkAO [3/5]
-姫神宅 前-

土御門「ここが姫神の部屋か……。」

ステイル「そうみたいだね。」

土御門「しかし……、これは……。」

ステイル「扉は開きっぱなしで窓が割れてるね……。」

土御門「少し遅かったかにゃ?」

ステイル「だね……。」

土御門「のんびりしてる場合じゃないにゃ!」

ステイル「その様だ!」

バッ

土御門「姫神!」

ステイル「……真っ暗だね。」

  「……ぅ……ぅ……。」

土御門「姫神か!?」

  「ぅ…………。」

ステイル「……灯りを点けよう。」

パチ……

  「……ぅぅ……。」



111 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/03/30(火) 00:16:58.19 ID:MlQcHkAO [4/5]
ステイル「……これが姫神秋沙かい?随分、変わったものだね。」

土御門「どう見ても違うぜよ。……おい、お前は何者だ?姫神はどこに行った?」

  「……ぅぅ……。」

土御門「応えるぜよ!お前は何者だ!」

  「ひっ!おっ、俺は普通の人間だよ!何にも知らないだ!」

ステイル「何も知らない人間が、ここで倒れてるって言うのかい?」

  「そ、それは……。」

土御門「お前……『吸血鬼』か?」

  「ちっ、違う!俺は普通の人間だ!きゅ、吸血鬼なんか知らない!」

ステイル「ふーん。普通の人間は『吸血鬼』に、ここまで反応しないと思うけどね。」

  「お、俺は……。」

土御門「何があったか話すぜよ。」


112 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/03/30(火) 00:17:35.39 ID:MlQcHkAO [5/5]
-コンビニ-

店員「ありがとございましたー。」

ウィーン

一方「……。」

一方「……。」

一方「……。」

一方「……。」

ドンッ

一方「あァン?」

姫神「はぁはぁはぁはぁ……。」

一方「(……なンだァ?)」

姫神「ご、ごめんなさい……。はぁはぁ……はぁはぁ……。」

ダッ

一方「……。」

一方「(なンだありャ?巫女さンが、こンな夜中に体力作りですかァ……?)」

一方「……。」

一方「……。」

一方「……。」

一方「くッだらねェ……。」

116 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/03/31(水) 01:16:17.85 ID:7JMujUAO [2/14]
-翌朝-

御坂「あー、遅刻しちゃうよー!」

タッタッタッ

白井「まったく、お姉様ったら、お寝坊なんですから!」

タッタッタッ

御坂「アンタだって一緒でしょ!揃って寝坊とかありえないわよ!」

白井「私は昨日、遅くまで仕事していましたので疲れていましたの!」

御坂「あーもー、ごちゃごちゃ言ってないで早く走りなさいよ!」

白井「あっ。」

御坂「え?なに?どしたの?忘れ物?」

白井「そう言えば、私、テレポートすれば急いで走る必要などありませんでしたわ。」

御坂「あっ、そうね!黒子の能力ならすぐじゃん!じゃあ、私もよろし……」

白井「お姉様。私、先に行ってますわね。うふふ……。」

御坂「え!?なんでよ!私も一緒に……」

白井「では、お姉様。条件がありますの。」

御坂「条件?何よ?」

白井「今すぐ短パンをお脱ぎください!」

御坂「はぁ!?///」

白井「先程からお姉様の後ろを走っていれば、スカートの中からチラチラと短パンが見え隠れしているではありませんの!黒子は全くドキドキできませんの!」

御坂「アンタ、どこ見てんのよ!」



117 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/03/31(水) 01:17:16.19 ID:7JMujUAO [3/14]
白井「えーえー、お脱ぎにならずとも結構ですのよ。遅刻して、お説教されるのはお姉様ですから。私は『テレポート!』で楽々、セーフですから。」ニヤリ

御坂「ア ン タ はぁー……。」

ビリ……ビリ……

白井「さぁ。どうなさいますの?」ニヤニヤ

御坂「根性叩き直したるわぁ!!」

ビリビリ……

白井「ふふ。」

シュン

御坂「逃げんな!」

白井「さぁ、お姉様。どうなさいますの?ふふふ。」

ビリ……ビリ……

御坂「黒子!!」

ガシャン!!

御坂「!?」

白井「!?」

御坂「何。今の?」

白井「さ……さぁ?」


118 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/03/31(水) 01:20:46.75 ID:7JMujUAO [4/14]
-同時刻-

チュンチュン……

姫神「……ん?」

姫神「……朝?」

姫神「(……いつの間にか眠ってしまったのね。)」

姫神「……。」

姫神「……ふぅ。」

姫神「……。」

姫神「……学校。(学校に行けば上条くんに会えるはず……。)」

姫神「行こう。」

  「おはよう。」

姫神「!?」

  「姫神秋沙さんだね?」

姫神「……あなたは?」

  「ああ、私かい?私は長岡。……長岡智也だよ。」

姫神「……長岡?」

長岡「いや、キミとは面識はないよ。」

姫神「……私に何か用……?」

長岡「いや、たいした用ではないんだけどね……。」

姫神「……?」

長岡「キミ……。」

姫神「……。」

長岡「菅原智也を知ってるかい?」

姫神「!?」


120 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/03/31(水) 01:24:46.90 ID:7JMujUAO [5/14]
長岡「くくく……。」

姫神「……あなたは一体……?」

長岡「くっ、くくく……。一体?ふひゃひゃ。そんな事はどうでもいいから一緒に来てもらえるかな?ふひゃひゃ。……ん?」

姫神「……。」

チャキ

長岡「ふひゃひゃ。そんな警棒で何をするつもりだい?ふひゃひゃ。いいから来なさい。」

グッ

姫神「!!」

ブンッ

長岡「何かしたかい?ふひゃひゃ」

姫神「……!?(通り抜け!?)」

長岡「悪い様にはしない。皆の為になる事なんだよ。さあ……。」

姫神「くっ!!」

ブンッブンッ

長岡「ふひゃひゃ無駄だよ。暴れないで。一緒に行こうじゃないか。ふひゃひゃ。」

姫神「……わ、私は行かない!」

ブンッブンッブンッ

長岡「暴れるなつってんだろがあぁぁぁ!!」

ガシャン!!

姫神「ぐっ、は……。」

長岡「この『殺人鬼』が!!てめぇが何したか分かってんのか!!あぁ、『殺人鬼』!?」

ガンッ!!

姫神「ぐっ……。」

長岡「ふひゃひゃひゃ!ふひゃひゃひゃひゃひゃ!」




121 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/31(水) 01:32:53.31 ID:7JMujUAO [6/14]
姫神「くっ……。」

姫神「……。」

姫神「……。」

姫神「……。」

長岡「いいね。わかってくれて助かるよ。さあ、行こうか……。」

ザッ

  「ちょろっと……。」

長岡「ん?」

御坂「アンタ、何してんのよ?」

長岡「……。さあ、行こう。」

御坂「待ちなさいよ。その子、嫌がってるじゃない。」

白井「お姉様。ここは私にお任せ下さい。」

御坂「黒子……。」

白井「ジャッジメントですの。貴方を暴行の現行犯で拘束します。」

長岡「さぁ、立って。」

姫神「……。」

白井「仕方がありませんわ。気は進みませんが実力行使させていただきますわ……。」チャキ……

シュン

長岡「……。」

白井「な!?」

長岡「……無駄だよ。」

122 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/31(水) 01:33:22.29 ID:7JMujUAO [7/14]
白井「……。(矢が、すり抜けた……?この間の屈折を利用した能力者ですの?)」

白井「くっ!」

シュン

長岡「ふん……。」

ガゴン!!

白井「ぐはっ!!」

御坂「黒子!!」

白井「なっ……!(実体はあるという事ですの……?)」

御坂「黒子!大丈夫!?」

白井「え……、ええ。だ、大丈夫ですの。」

御坂「アンタ。私の後輩に何してくれてんのよ。」

ビリ……ビリ……

長岡「悪いが遊んでいる時間はないので失礼させてもらうよ。」

御坂「私は遅刻だっつーの!!」

バリバリッーーー!!

長岡「やれやれ……。」

御坂「なっ、何あれ!?……霧?」

長岡「それじゃあ失礼……。」

姫神「くっ……。」

御坂「待てって言ってんのよ!!」

白井「お、お姉様……。いけません。人質が……。」

御坂「でも!!」

長岡「では……。」

バサッ

御坂「なっ!?」

白井「!?」

125 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/03/31(水) 23:50:25.05 ID:7JMujUAO [9/14]
-上条宅-

上条「ああ、遅刻だよ!昨日、遅くまで小萌先生のとこで遊んじまったからなぁ……。それで遅刻なんかしたら何言われる事か……!」

禁書「とーま、慌ててケガなんかしないでね。」

上条「ああ、行ってきまーす!」

禁書「いってらしゃ~い。」

バタン

禁書「ふわぁ~。わたしは、もう一眠りしようかな……。」

ガゴン ドッシャン バタン

禁書「何かすごい音が聞こえたんだよ。絶対、とーまだよね……。」

カチャ

上条「いってぇー……。」

禁書「とーま、大丈夫?」

上条「あ、ああ……。行ってくる。」

禁書「うん。気をつけてね……。」


126 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/03/31(水) 23:50:51.05 ID:7JMujUAO [10/14]
-外-

上条「もう、いいや……。完璧遅刻だし、のんびり行こ。はぁ……。確かテストがあるって言ってたよな。また補習か……。携帯は昨日の騒ぎで壊れるし……。はぁ……。」

ステイル「それで連絡が取れないって訳か……。おはよう、上条当麻。」

上条「ん、ステイル?何してんだ?」

土御門「ちょっと問題が起きたんだにゃ~。それで上やんに協力をお願いに来たんだにゃ~。」

上条「土御門まで。問題って何だよ?まさか、また魔術師が現れたのか!?」

ステイル「いや、魔術師じゃないんだけどね。」



127 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/03/31(水) 23:51:21.43 ID:7JMujUAO [11/14]
土御門「上やん、『吸血鬼』って知ってるかにゃ?」

上条「吸血鬼?吸血鬼って、あの錬金術師が言ってたやつか?」

ステイル「そう。アウレオルス=イザードが呼び寄せようとしていたものさ。」

上条「で、それがどうしたんだ?」

ステイル「その『吸血鬼』が現れたのさ。」

上条「吸血鬼が!?」

土御門「そして、『ある人物』を狙っている。」

上条「ある人物?……って、まさか!!」

土御門「そう……姫神秋沙だ。」

上条「なっ!でも、姫神は、あのネックレスを持ってるから……あっ……。」



128 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/03/31(水) 23:51:49.59 ID:7JMujUAO [12/14]
ステイル「ん?どうしたんだい?」

上条「そう言えば、昨日、姫神がネックレスを知らないかって聞いて来たんだ。くそっ!」

ステイル「ふーん。では、彼女はケルト十字架をなくしてしまったようだね。それで話が見えてきたね。」

上条「どういう事だ!?」

土御門「昨日の夜、姫神は吸血鬼に襲われた。」

上条「な!?でも、それって姫神の血を吸っちまったら……。」

土御門「大丈夫にゃ。姫神に撃退されて気を失ってたからにゃ。」

上条「……ふぅ、そうか。」

ステイル「で、その吸血鬼……村上平正に話を聞いたんだ。」



129 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/03/31(水) 23:52:25.79 ID:7JMujUAO [13/14]
上条「ああ。」

ステイル「村上平正は学園都市の人間ではない。この都市とは別の所から、別の『吸血鬼』に連れて来られたらしい。」

上条「別の吸血鬼?」

ステイル「ああ。そして、その『吸血鬼』が僕たちの探している『吸血鬼』のようだ。」

上条「お前らが探している吸血鬼?」

土御門「まぁ、いろいろあるにゃ~。で、問題なのは、その『吸血鬼』ぜよ。」

上条「うん?」

ステイル「キミ……『ドラキュラ』って、聞いた事あるかい?」

133 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/02(金) 01:35:10.60 ID:15vpaAAO [1/5]
上条「『ドラキュラ』?……って、あの?」

ステイル「そう。『ドラキュラ伯爵』、『魔神ドラキュラ』と呼ばれ、『ドラゴンの子供』、『悪魔の子』の意を持つ、あの『吸血鬼』さ。」

上条「でも、それって空想上の物なんじゃないのか?」

ステイル「僕たちも、そう思ってたんだけどね。ブラム・ストーカー著の、ただの物語だとね。でも、どうやら実在するらしいんだよ、これが……。」

上条「そんな……。」

土御門「まあ、驚くのも無理ないぜよ。でも、上やん。空想上だけでも『ドラキュラ』、『カーミラ』、『ノスフェラトゥ』。軽く思いだせるだけでも、これだけの吸血鬼がいる。」

ステイル「史実で知られている代表的な物で『エリザベート・バートリ』『ジル・ド・レイ』。まぁ、まだまだいるが言い出したらきりがないね。」

土御門「そう、そして、これだけ有名になりえたのは何故か……。伝説、伝承になりえたのは何故か……?」



134 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/02(金) 01:36:25.45 ID:15vpaAAO [2/5]
ステイル「それは実在するからではないか……と思われたからさ。それに『吸血殺し』が存在する以上、『ドラキュラ』や『カーミラ』が存在しても不思議ではないと思わないかい?」

土御門「いわゆる天敵だにゃ。」

上条「そんな……。」

ステイル「しかし、問題は、そこじゃない。その『ドラキュラ』が姫神秋沙を狙っているって事だ。」

上条「……姫神を!?」

土御門「普通、吸血鬼は『吸血殺し』を恐れ近づこうとしない。近づけば理性が利かなくなり、死を意味する。」

ステイル「その吸血鬼が、何故か姫神秋沙を捕まえ様としている。」

上条「何でだ!?何で姫神を!?」

ステイル「さあね。僕たちは、そうなる前に姫神秋沙とその『吸血鬼』を保護せよって事だから、結局分からないのさ。」

上条「くっ!じゃあ、さっさと姫神を探さないと!」

ステイル「ああ。じゃあ、あの巫女さん探しに行こう。」

上条「ああ!」

  「ちょっと!」

上条「御坂!?」

御坂「巫女さんって、ロングヘヤーの巫女さん?」



135 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/02(金) 01:37:01.83 ID:15vpaAAO [3/5]
上条「お前、姫神を知ってんのか!?」

御坂「多分、その子だと思う……。」

上条「姫神はどこだ!?教えてくれ、御坂!」

ガシッ!

御坂「ちょっ……!さ、さっき、変な奴に連れて行かれたわ。」

上条「なっ!?」

御坂「今、黒子がアンチスキルやジャッジメントに捜索を依頼してるわ。」

上条「白井が……。」

ステイル「遅かったようだね。」

上条「くそっ!」

御坂「……。」

土御門「そいつは、どんな奴だった?」

御坂「……電撃が効かなかった。」

上条「電撃が?」

御坂「そう。電撃だけじゃなくて黒子の矢も効かなかったわ。何か霧みたいになって……。あと……、小さいコウモリの群れみたいになって飛んで行ったわ……。」

上条「コウモリ……!?」

ステイル「どうやら確定のようだね。」

御坂「確定って……?ねぇ、あれはなんなの?なんかの能力何でしょ?」

上条「……。」

ステイル「『ドラキュラ』は存在する……。」

御坂「!?」

136 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/02(金) 01:38:19.06 ID:15vpaAAO [4/5]
-笹川中学-

初春「ふわぁ~。」

佐天「おはよ、初春。朝から眠たそうねぇ?」

初春「あ、佐天さん、おはようございます。そうなんですよ。昨日、遅くまでジャッジメントのお仕事で……。」

佐天「大変ねぇ。で、昨日の空き巣はどうなったの?」

初春「はい。無事、捕まえましたよ。」

佐天「そっか、良かったじゃん。」

初春「そうなんですが、ちょっといろいろありまして……。」

佐天「ん?」

初春「あんまり大きい声では言えないんですが、実は犯人を……。」

Prrrr……Prrrr……

佐天「初春、携帯鳴ってるよ。」

初春「あれ、誰かな?……白井さんだ。はい、もしもし。」



137 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/02(金) 01:38:50.52 ID:15vpaAAO [5/5]
白井『初春、今すぐ支部に来て欲しいんですの!』

初春「い、今すぐって、学校は……?」

白井『学校など行っているヒマなどありませんの!誘拐事件が発生しましたの!』

初春「誘拐!?」

佐天「!?」

白井『そうです!私も支部に向かっている途中ですわ!早く来て下さいな!』

初春「わ、分かりました!私もすぐ行きます!」

白井『では支部で!』

初春「はい!」

佐天「う、初春?誘拐って?」

初春「すみません、佐天さん。私、支部に行かなくちゃならなくなりました。」

佐天「し、支部って、初春!授業はどうすんのよ!?」

初春「すみません。先生に伝えておいて下さい。お願いします!」

佐天「ちょっ、初春!」

佐天「……。」

佐天「……。」

佐天「……。」

142 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/04(日) 02:34:54.73 ID:ZsWe8UAO [1/6]
-マンション 一室-
  「……。」

  「……。」

「……キミ、名前なんて言うの?」

岡島「……岡島。キミは?」

新潟「新潟。そっちのキミは?」

田中「田中……。」

新潟「そっか……。ここ、何処なんだろうね。」

岡島「分からないよ。いきなり連れて来られて、『ここで待ってろ』なんて……。」

田中「……。」

新潟「でも、これが終わったら謝礼がでるんだろ?食べ物もあるし、退屈なのと、外に連絡出来ないのを我慢したら不自由はないよね。」

岡島「うん。でも、どれくらいくれるのかな?」

新潟「謝礼?どうだろ。あの人、結構、金持ってそうな雰囲気だし。はっきりとは聞いてないけど数百万くらいはくれるんじゃないかな?」

岡島「そ、そんなに!?よっしゃ、これで借金と、おさらば出来る!」

新潟「キミ、借金あるの?」

岡島「え……。うん、ちょっとギャンブルや飲み屋なんかで遊び過ぎちゃってね、あはは。」

新潟「そっか。まあ、若い頃は遊んどいた方がいいと思うけど、程ほどにしとかないとね。」

岡島「新潟さんは、何で?」



143 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/04(日) 02:35:51.37 ID:ZsWe8UAO [2/6]
新潟「俺?俺は、あれだよ。不景気の煽りを受けて会社が倒産。なかなか新しい仕事も見つからなくてね。しかも、嫁も子もいるし……。」

岡島「お互い大変ですね。」

新潟「だね。そっちの田中君だっけ?キミは何でだい?」

田中「……。」

岡島「あれ?どしたの、調子悪いのかい?」

田中「……いや。」

新潟「そう、ならいいんだけど。話したくないのかな?話したくないなら無理には聞かないよ。」

岡島「そうだね。こう言っちゃなんだけど、これが終わったら会う機会なんてないだろうし。」

新潟「違いない。」

田中「……俺。」

新潟「ん?」

田中「引きこもりなんだ……。」

岡島「……うん。」

田中「高校も不登校気味だったし、一人っ子で親に心配かけたし、いくらかでも金渡せればと思って……。」

新潟「いい事じゃないか。」

田中「でも……。」

岡島「でも?」

田中「何だか、おかしいよ。不安が消えないんだ。もし、『あれ』がバレてるとしたら……。」

新潟「……。」

岡島「……。」

カチャ……

144 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/04(日) 02:39:23.32 ID:ZsWe8UAO [3/6]
-外-

上条「探すったって、この広い学園都市のどこを探せばいいんだよ!」

御坂「ジャッジメントやアンチスキルも探してくれてるんだから、文句言わずに探すしかないでしょ!」

上条「だけどよ……!」

御坂「あ、そうだ。これ。」

チャリン

上条「それ、姫神の……!」

御坂「アンタが昨日落としたみたいだったから拾っといたの。」

上条「くっ……!」

御坂「……そんな顔しないで。アンタのせいじゃないわ。あの『ドラキュラ』ってのが本気なら遅かれ早かれ、こうなってたわ。」

上条「くそっ!なんだってこんな事に!」

御坂「喚いてたってどうにもなんないわ。早く探しましょ。」

上条「……御坂。」

御坂「ん?なによ?」



145 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/04(日) 02:39:51.22 ID:ZsWe8UAO [4/6]
上条「ありがとな。お前には、何の関係もないのに。」

御坂「ななな、何言ってんのよ!あ、アンタの為なんかじゃないんだからね!私は……。そう、そうよ!私は自分の為にしてるのよ!か、勘違いしないでよね!///」

上条「そうかい。」

御坂「そ、そうよ!それにアイツは学園都市第三位のプライドを少し傷つけたわ!アイツは絶対、私が倒す!」

上条「倒すのかよ。」

御坂「そ、そうよ!た、倒すわ……。」

上条「よし。じゃあ、探しに行こう!」

タッタッタッ……

御坂「え。ちょっと待ちなさいよ!いきなり元気にならないでよ!」

上条「なんだー?置いてくぞー?」

御坂「待ちなさいって言ってるでしょ!こら、待てぇー!」

ビリビリ……

上条「うわぁー!」

146 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/04(日) 02:41:47.71 ID:ZsWe8UAO [5/6]
-同時刻-

土御門「にゃー、どこ探すぜよ。」

ステイル「さあ、どうするかな。そもそも、吸血鬼って昼は行動しないんじゃないのかい?」

土御門「ん?そう言えばそうだにゃ?どう言う事かにゃー?」

ステイル「まあ、僕たちが知っているのは伝説伝承だからね。あまり気にしない方がいいのかもね。」

土御門「それもそうだにゃ。で、どうやって対向するぜよ?あの、お嬢さんは学園都市の第三位の超電磁砲だにゃ。その攻撃が効かないとなると、ちょっと面倒だにゃ。」

ステイル「へぇ、彼女が。でも、電撃なんだろ?僕の炎なら何とかなるかも知れないよ。」

土御門「ああ、そうだにゃ。期待してるぜよ。」

ステイル「まあ、どうなるかは分からないけどね。」

土御門「ところでステイル……。」

ステイル「なんだい。そんな真剣な顔で?」

土御門「『ドラキュラ』や『カーミラ』が存在するって事はだ……。」

ステイル「うん?」

土御門「DIOもいるのかにゃ?」

ステイル「……。」

土御門「にゃー?」

ステイル「……DIOって誰だい?」

土御門「……。」



147 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/04(日) 02:42:16.75 ID:ZsWe8UAO [6/6]
-学校-

小萌「まったくぅ。上条ちゃんも土御門ちゃんも何をやってるですか、まったくぅ。それに姫神ちゃんまで。もう、先生は怒ってしまうんですよぉ。」

青髪「そうですねぇ、センセ~。上やん達は分かるけど、姫やんはどないしたんですかねぇ~。」

小萌「まったく、今日はテストだと言ってあったはずなんですぅ。明日、来たら補習なんですからね、まったくぅ。」

青髪「小萌センセ。じゃあ、今日は僕と二人で補習ですねぇ~。」

小萌「今日は先生、ちょっと用事があるですぅ。青髪ちゃんは一人で頑張ってて下さいね。」

青髪「そ、そんな殺生なぁ~。」ヘニャヘニャ

小萌「は~い。では、テストを返しま~す。」

149 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/06(火) 02:51:04.98 ID:JH80sgAO [1/17]
-放課後-

佐天「(結局、初春来なかったな。)」

佐天「(なんか大変な事件でも起こったのかな?支部にでも行ってみようかな。)」

女「お願いしまーす。どうぞー。」

佐天「(ん、チラシ?)」

佐天「(なになに。へー、セブンスミスト屋上でイベントかぁ。でも、一人で行ってもねぇ……。)」

佐天「(ん?御来場の方には先着100名様に限定ゲコ太ストラッププレゼント?)」

佐天「(おおー、これは御坂さんに教えてあげないと。)」

Prrrr……Prrrr……

佐天「あっ、御坂さん?」

御坂『うん。佐天さん、どしたの?』

佐天「耳より情報ですよ!今日、セブンスミストでイベントがあって先着100名様にゲコ太ストラッププレゼントらしいですよ!しかも、限定品らしです!」

御坂『ゲ、ゲコ太ストラップ!』



150 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/06(火) 02:51:32.73 ID:JH80sgAO [2/17]
佐天「はい!私もヒマなんで一緒に行きません?」

御坂『うーん……。』

佐天「どうしたんですか?」

御坂『行きたいのは山々なんだけど……。』

  『おーい、御坂。何か分かったのか?』

佐天「(へ?男の人の声?)」

御坂『え?違うわよ。って、佐天、ごめん。今、忙しくて行けそうにないの。』

佐天「み、御坂さん!まさか……、その……。デート……ですか?」

御坂『ち、違う!違う違う!こいつは、そんなんじゃないの!み、巫女さんを捜すのを手伝ってるだけよ!デ、デートなんかじゃないないんだから!』

佐天「そ、そうなんですか。(巫女さん?)」

  『おーい、御坂。置いてくぞ!』

御坂『ちょ、待ちなさいよ!あっ、佐天さん。ホント、ごめんね。また連絡するね。って、待ちなさいって言ってるで……。』

プツッ……プープー……

佐天「……。」

佐天「(巫女さん?)」

151 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/06(火) 02:52:14.35 ID:JH80sgAO [3/17]
-ビル 屋上-

姫神「ん……。」

姫神「……。」

姫神「(気を失っていた?ここは……?)」

長岡「目が覚めたかい?」

姫神「!」

長岡「姫神秋沙。」

姫神「……。」

長岡「君はこれから選ばなくてはならない。」

姫神「……。」

長岡「生きるか。死ぬか……を。」

姫神「……。」


152 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/06(火) 02:53:23.64 ID:JH80sgAO [4/17]
-セブンスミスト 屋上-

佐天「(はぁー。結局、一人で来ちゃった……。)」

佐天「(御坂さん。代わりにゲコ太ストラップ手に入れておきましたよ。)」

佐天「(でも、あの男の人の声って誰だろ?彼氏じゃないみたいに言ってたけど……。)」

佐天「(それに巫女さんって……。今度、ストラップと交換条件で詳しく聞き出さねば……。)」

佐天「はぁー。(これから、どうしようかな……。家に帰ってもヒマだしな……。やっぱ支部に……。)」

  「うわぁ~!すっごーい!ってミサカはミサカは感激してみたり!」

  「うっせェぞ、ガキ。いつまでも、そんなもン見てんじゃねェよ。」

佐天「(望遠鏡?)」

  「そんな事言ったって、すごいんだよ!アナタも見てみなよ!ってミサカはミサカは絶賛してみる!」

  「あァン?そんなもン、見ねェよ。それより、もう行くぞ。」

  「えー、もう少し。ってミサカはミサカは……。」

  「さっさと来い!」

グイッ

  「あーん!今、巫女さんを見つけて、何をするのか楽しみにしてたのに!ってミサカはミサカはブーたれてみる!」

  「巫女さン?ンなもン、どうだっていいだろォが。行くぞ。」

佐天「(巫女さん?)」

佐天「(御坂さんも巫女さんがどうとか言ってたな……。)」

佐天「(昨日も巫女服が盗まれたって言ってたし……。巫女さんが流行ってんのかな?)」

佐天「(私も見てみよう……。)」

佐天「(うーん。どこかなー……。)」

佐天「(あ、いた。……って。)」

佐天「(なんか様子がおかしい……。)」

佐天「(あの人達、何してんの?)」

佐天「えっ!?」

157 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/06(火) 20:32:01.59 ID:JH80sgAO [5/17]
-同時刻-

上条「くそ!どこにいるのか検討もつかねぇ!」

御坂「もう、学園都市の外に出ちゃったのかな……」

上条「そんな……。外に出られちまったら、もうどうしようもない……」

御坂「ちょ、ちょっと!そ、そんなに落ち込まないでよ……。そ、それに……。そうよ!捕まってからすぐにジャッジメントとアンチスキルに連絡がいってるんだから、そんなに簡単には出られないわ!」

上条「……そうだな。よし!今度は向こうの方に行ってみるか!」

御坂「うん」

Prrrr……Prrrr……

御坂「ん?誰だろ?佐天さん?」

御坂「もしもし」

佐天『あっ、御坂さん!』

御坂「そうだけど。どうしたの、そんなに慌てて?」

佐天『今、セブンスミストに来てるんですけど御坂さん、巫女さんを捜してるって言ってたじゃないですか!?』

御坂「え、うん。そうだけど……」

佐天『見つけました!』

御坂「え!どういうこと!?」


158 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/06(火) 20:32:48.49 ID:JH80sgAO [6/17]
佐天『セブンスミストの屋上から望遠鏡で見てたら見つけちゃいました!それで何だか様子がおかしいんです!』

御坂「佐天さん!それどこ!教えて!」
佐天『セブンスミストの近くの大きなボーリングのピンが立ってるビルの屋上です!なんだか、その巫女さんが襲われてるみたいなんです!』

御坂「佐天さん、ありがとう!」

佐天『あの……』

プツッ……

御坂「見つかったわ!」

上条「どこだ!姫神はどこにいるんだ!?」

御坂「セブンスミスト近くのボーリングピンの立ってるビルよ!」

上条「よし!」

御坂「ちょっと待ちなさいよ!」

上条「御坂、先に行く!土御門達に連絡しといてくれ!」

タッタッタッ……


御坂「な!もう……」



159 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/06(火) 20:35:04.17 ID:JH80sgAO [7/17]
-ビル 屋上-

長岡「君は菅原智也を知っているね?」

姫神「……」

長岡「私は菅原智也の兄だよ」

姫神「!?」

長岡「まあ、兄と言っても義理のだがね……。僕は養子だった。年は離れていたが、智也とはよく遊んだよ。いつも一緒だった」

姫神「……」

長岡「それがどうだ……。ある日、突然死んでしまうんだからね!」

姫神「くっ……」

長岡「……昔話をしよう」


160 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/06(火) 20:35:30.75 ID:JH80sgAO [8/17]
長岡「昔々……ある一人の少女がいた。その少女は『吸血殺し』と言う変わった力を持っていた……」

長岡「『吸血殺し』とは甘い匂いで吸血鬼を誘い出し、その血を口にした吸血鬼を一瞬で灰に代えてしまうという、それはそれは恐ろしいものだった」

長岡「ある日、その少女の力を恐れた吸血鬼が、その少女を殺そうとした……」

姫神「……」

長岡「結果、吸血鬼も、その少女の故郷の人間も死に絶えた」

姫神「……」

長岡「ただ『吸血殺し』の少女を除いてね!」

姫神「……」

長岡「……しかし、違った。滅びたと思われていたが生き残りがいたんだ。そう少年が一人……」

姫神「……」

長岡「その少年は陰から全てを見ていた。自分の無力と恐怖に涙を流しながらね」

長岡「その少年は、やがて意識を失った」

長岡「気が付いたのは病院のベッドの上。そして、施設に送られた。数年がたち少年は青年へと成長していた」


長岡「しかし、過去の悲惨な記憶の為か、親友を失ったショックの為かなかなか馴染めなかった」



161 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/06(火) 20:35:57.47 ID:JH80sgAO [9/17]
長岡「そんな青年にある時、報せが届いた。とても良い報せだ」

姫神「……」

長岡「『吸血殺し』の少女が学園都市と言う街で保護されている……と言う」

姫神「……」

長岡「彼は生きる意味を知った。自分が何故あの場で親友と共に死ななかったかと言う疑問が消えた」

長岡「これは親友からの遺言だと。その少女を……殺してくれ。と言う願いだと」

長岡「そして、彼は復讐を誓った……。分かるかい?」

姫神「……」

長岡「君にだよ、姫神秋沙」

姫神「……」

長岡「そして、今がその時だ……」

姫神「……」

長岡「……あの時、私は……陰から見ている事しか出来なかった……。無力だった、あの時の自分を心底憎んでいるよ。ちっぽけな大切な親友さえも守れなかった自分にね……」

姫神「……」

長岡「君も覚えているだろう?智也は誰にでも優しい、明るくて賢い子だった。君の事も話していた。いつも、一人で寂しそうだから声をかけたってね。とてもいい子で友達になれたってね……」

姫神「……」

長岡「そして、あの日、死んだ……」

姫神「……。」

長岡「友達になれて嬉しいと言っていたは一人の少女に殺されたんだ……」

姫神「……」



162 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/06(火) 20:40:01.29 ID:JH80sgAO [10/17]
長岡「ある日、突然……。突然だ。家族も友人も全てを失った」

姫神「……」

長岡「君はどう思うんだ?」

姫神「……」

長岡「なぁ?友人や家族を殺しておいて自分だけ、のうのうと生きている。それでいいのかい?」

姫神「……」

長岡「まあ、いい。これから君は選ばなくてはならないんだ。ちょっと待っていなさい」

姫神「……」

長岡「来い」

岡島「や、やめてくれ!」

新潟「こんな話聞いてないぞ!」

田中「くっ……」

長岡「いいから来い……」

姫神「!?」

新潟「くそ!くそくそくそ!」

岡島「ちくしょう……。ちくしょう!」

田中「くぅっ……」

長岡「さあ、ここに3匹の吸血鬼がいる」

姫神「……!」

長岡「私のコウモリで作った、この足かせと手錠を外せば我先にと君に襲いかかるだろう。ふひゃひゃ」

姫神「くっ……」



163 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/06(火) 20:40:28.19 ID:JH80sgAO [11/17]
長岡「彼らは、ごくごく普通に暮らしている。家族があり、友人がいて愛する者もいる」

姫神「……」

長岡「しかし……」

姫神「……」

長岡「君という存在の前に来るとどうだ?」

姫神「……」

長岡「目は血走り、涎を垂らし、呼吸が荒くなる……」

姫神「……」

長岡「ああ、そうだ。これも教えておいてやろう。私も吸血鬼だ」

姫神「!?」

長岡「まあ、彼らの様な下等な者ではないがね」

姫神「……?」

長岡「何故、君の血に誘われないか不思議かい?」

姫神「……」

長岡「私はね。『ドラキュラ伯爵』の子孫なんだ」

姫神「!?」

長岡「この『ドラキュラ』の血は『吸血殺し』の誘惑にも負けない様だ」

姫神「……」



164 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/06(火) 20:40:56.34 ID:JH80sgAO [12/17]
長岡「この血の力のおかげで君に復讐が出来る。……いや、これも全て智也のおかげなのかも知れない。ふひゃひゃ。ふひゃひゃひゃひゃ」

姫神「……」

長岡「さあ、彼らを解放しよう」

新潟「いやだ!やめてくれ!」

岡島「くっ……、ぐわぁっ……」

田中「あっ……うっ……」

長岡「さあ、どうする?」

姫神「くっ!」

長岡「逃げ場はない。また、この吸血鬼共を殺して生き残るかい?ふひゃひゃ」

姫神「……」

長岡「君は『吸血殺し』だからね。それが当然なのかも知れないね」

姫神「……」

長岡「しかし、彼らは君がいなければ普通の人間なんだ。普通の人間を殺して回る者の事をなんと言うか知っているかい?」

姫神「……」

長岡「『殺人鬼』さ!」

姫神「うぅ……」

長岡「君は『吸血殺し』であり『殺人鬼』なんだよ!ただ平和に暮らしている人達を悲しみのどん底に叩き落とす『殺人鬼』だ!」

姫神「うぅ……」

長岡「……いい事を教えてようか?」

姫神「……」

長岡「逃げ場はないと言ったが、ひとつだけ彼らを助ける手段があるんだ」ニヤリ

姫神「……」

長岡「君がここから飛び降りる事さ……」

姫神「!?」



165 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/06(火) 20:42:15.92 ID:JH80sgAO [13/17]
長岡「ふひゃひゃひゃひゃ。さあ、どうする?彼らを殺すか、君が死ぬか……どちらでも選びなさい」

姫神「……」

新潟「なあ、アンタ!勘弁してくれ!俺には嫁も子もいるんだ!こんなとこで……こんなとこ……!」ポロポロ

岡島「くそ!なんで、なんでだよ!ちくしょう、ちくしょう!」ポロポロ

田中「おとう……さん、おかぁ……さん……」ポロポロ

姫神「くぅ……」

長岡「さあ、もう後はないよ。彼らに血を与えるか、あと一歩踏み出すか……。ふひゃひゃ。ふひゃひゃひゃひゃ」

姫神「……」


166 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/06(火) 20:42:43.66 ID:JH80sgAO [14/17]
長岡「さあ『殺人鬼』どうするんだ!?」

姫神「……させない」

長岡「ん?」

姫神「殺させない!」

姫神「(私が生きていれば、たくさんの人達を不幸にする……)」

姫神「(この人達だけじゃない。もっとたくさんの人達を……)」

長岡「じゃあ、どうする?どうするんだ!?」

姫神「(小萌……。銀髪シスター……)」

長岡「さあ、どうする『殺人鬼』!!」

姫神「(みんな……)」

新潟「いやだいやだいやだいやだいやだぁー!」

岡島「ぅ……うぅ……。金なんかいらねぇ……。生きたい……。生きたいよ……お……」

田中「たす……けて……たすけ……て。おと……うさん……おか……あさ……ん」

姫神「……」

長岡「ふひゃひゃ。ふひゃひゃ。ふひゃひゃひゃひゃ!」

姫神「(上条くん……)」ポロポロ……

姫神「……」

姫神「さようなら…………」





タンッ…………


175 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/09(金) 23:02:42.17 ID:uKAS/UAO [1/13]
- ビル 階段-

上条「はぁはぁ……はぁはぁ……(姫神、姫神!)」

カンカンカンカン……

上条「うっ……!はぁはぁ……はぁはぁ……(くそっ!)」


  「さあ、どうする『殺人鬼』!!」


  「いやだいやだいやだいやだいやだぁー!」

上条「!?」

上条「くっ……!」

カンカンカンカンカンカン……


  「ふひゃひゃ。ふひゃひゃ。ふひゃひゃひゃひゃ!」


上条「はぁはぁ……はぁはぁ……(姫神、姫神ぃ!)」

バンッ!!

上条「姫神ぃー!!」

長岡「ん?」




上条「ひめ……がみ……」

長岡「姫神?そんなのは、この世に存在しないよ?ふひゃひゃ。」

上条「……」

御坂「はぁはぁ……。ちょっと、アンタ……ん?」

長岡「おやおや。ふひゃひゃ。」



176 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/09(金) 23:04:50.44 ID:uKAS/UAO [2/13]
御坂「あっ、コイツ!コイツよ!コイツが巫女さんを!」

上条「……」

バンッ

土御門「上やん!姫神は!?」

長岡「いっぱい来たねぇ。ふひゃ。ふひゃひゃ。ふひゃひゃひゃひゃ!」

新潟「うぅ……うぅ……」

岡島「はぁー……はぁー……」

田中「うぅ……」

ステイル「どうやら……」

土御門「くそっ!」

上条「……」

御坂「……」

長岡「何しに来たか知らないが、もう解散の様だね。ふひゃひゃひゃひゃ!」

ステイル「おい、キミ。キミが『ドラキュラ』か?」

長岡「ん?よく知っているじゃないか。何か用かい?ふひゃひゃ。」

ステイル「ああ。キミを捕まえに来た。」

長岡「捕まえに?ふひゃひゃ。やってみなよ。ふひゃひゃ。」

土御門「うらぁー!」

バサッ……

土御門「くっ!おら、おら!うおりゃー!」

バサッ……バサッ……

土御門「はぁ……はぁ……」

長岡「終わりかい?」ニヤリ

御坂「そうよ。コイツには普通の攻撃は効かない……。」



177 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/09(金) 23:08:57.50 ID:uKAS/UAO [3/13]
長岡「気がすんだかい?では、私は帰らせてもらうよ」

上条「待て!」

長岡「ん?」

上条「……だけは……」

長岡「なんだって?」

上条「てめぇだけは許さねぇ!!」

ダッ

長岡「ふひゃひゃ。無駄だよ。」

バキッ!

長岡「かっ……!ぐ……は……」

上条「てめぇだけは……!」

長岡「な、何故だ……?こんな筈は……!」

上条「おおりゃー!」

バキッバキッ!

長岡「がはっ……!くっ……くそっ……!」

バサッ……

上条「逃がすか!」

ダッ

長岡「舐めるな!」

シュルッ……

上条「なっ!?」
土御門「上やん!」

長岡「ふひゃひゃ!その黒イバラは外せないよ!ふひゃひゃ!もがけばもがく程、肉体に食い込み、やがて全ての血を流し……死ぬ!ふひゃひゃひゃひゃひゃ!」

上条「くそっ!(これじゃ右手も動かせねぇ!)」



178 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/09(金) 23:10:12.71 ID:uKAS/UAO [4/13]
御坂「くそ馬鹿がぁ!」

バリバリーー!

長岡「無駄無駄ぁー!ふひゃひゃひゃ!」

ステイル「灰は灰に……」

長岡「ん?」

ステイル「塵は塵に……」

長岡「ちっ!」

ステイル「吸血殺しの紅十字!」

ブワァッー!

長岡「くっ!」

シュッ

土御門「なっ!?狼!?」

長岡「ふひゃひゃ!無駄だよ。炎だろうが当たらなければ意味がない。ふひゃひゃ!」

ステイル「灰は灰に!」

長岡「させるか!」

シュッ

ステイル「塵はち……ぐっ!」

グググ……ボギッ……

土御門「ステイル!くそ!」

シュッ

長岡「ふひゃひゃ!いい音がしたね。その腕は、もう使えないよ。ふひゃひゃ!」

ステイル「くっ!情けない。骨まで砕かれたようだ……」

上条「ステイル!くそっ!ぐっ……!」

長岡「やめておきなよ。言ったろ?食い込むだけだってさ。ふひゃひゃ!」

御坂「アンタ……許さないわ」


179 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/09(金) 23:12:39.04 ID:uKAS/UAO [5/13]
長岡「許さない?ふひゃひゃ!だったらどうする?ふひゃひゃ!」

御坂「レベル5の本当の力ってのを教えてあげるわ……!」

長岡「レベル5?ふひゃ!おー怖い!」

ステイル「……レベル5?」

チャリン……

御坂「死っねえぇーー!」

ズババババッーー!!

土御門「こ、これがあの……超電磁砲……」

ステイル「す、すごいな。これは……」

御坂「はぁはぁ……はぁはぁ……。これでダメなら、どうしようもないわ……。はぁはぁ……はぁはぁ……」

上条「御坂……。」

バサッ……

御坂「なっ!」

バキッ

御坂「くっ!」

上条「御坂!」



180 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/09(金) 23:13:09.54 ID:uKAS/UAO [6/13]
長岡「すごいね。さすがにレベル5だ。ふひゃひゃ。でも、私には効かない」

御坂「そ、そんな……」

長岡「もう、やめよう。わかっただろ?私は誰にも倒せない……」

御坂「何を……!」

長岡「私は!私は……あの『殺人鬼』……姫神秋沙に全てを奪われた……!」

御坂「……」

土御門「……」

ステイル「……」

上条「……」

長岡「君たちは知っているんじゃないのか?姫神秋沙が自分の故郷の人間を滅ぼした事を……」

長岡「私は、その生き残りだ」

ステイル「なるほど。それで姫神秋沙に復讐を……か?」

長岡「そうだ!私は家族も友人も何もかも奪われた!私の目の前で!お前たちに分かるか!?私の苦しみ、怒り、哀しみが!復讐をして何が悪い!私の世界は、あの時に止まった!そして、あの女を殺すまでは再び動く事はない!そうだ!姫神秋沙を殺すまでは!」

上条「てめぇ……」

長岡「見ろ!あいつらを!」

新潟「うぅ……うぅ……」

御坂「……」

ステイル「……」

土御門「……」



181 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/09(金) 23:13:26.81 ID:uKAS/UAO [7/13]
長岡「姫神秋沙を、『吸血殺し』を前にすれば恐怖のために涙を流し、衰弱し、小便を漏らす!あいつらは『吸血殺し』さえいなければ普通の人間となにも変わらない!」

御坂「……」

長岡「そして、あいつらにも家族がいる!友人がいる!あいつらはだけじゃない!君たちは知らないだろうが『吸血鬼』はまだまだ大勢いる!ふとした偶然で『吸血殺し』に出会ったらどうなる?『吸血鬼』は『吸血殺し』の血を拒む事など出来はしない!求めてしまう!自分の意識ではなく!血を!血を求めてしまうんだ!」

新潟「うぅ……うぅ……」

岡島「くっ……うぅ……」

田中「くぅ……くぅ……」

御坂「……」

ステイル「……」

土御門「……」

182 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/09(金) 23:16:03.24 ID:uKAS/UAO [8/13]
長岡「私は、これ以上、誰にも傷つけない。どこか、誰も知らない土地に行き、ひっそりと暮らす。智也たちを思いながら……」

土御門「……」

長岡「さあ……」

上条「ぬあぁぁー!」

御坂「ちょっ、アンタ!」

長岡「君は……、君は痛みを感じないのか?」

土御門「上やん、やめるにゃ!」

長岡「恐れ入る……。君は危険だ。私は行かせてもらうよ。」

バサッ……

上条「待て!」

土御門「上やん!今は……、今は引くしかないにゃ……。こいつは俺が必ず見つけ出す。だから……」

長岡「すまない……」
上条「ぬあぁぁぁー!!!」

ズルズルッ……!

土御門「上やん!」

御坂「アンタ!」

上条「はぁはぁ……へへ……右手さえ……はぁはぁ……右手さえ動かせればこっちのもんだ……」

長岡「馬鹿な!君はなんなんだ!?その肉の削げた腕を見ろ!いや、すでに全身がズタズタだ!普通の人間なら意識など、とうにない……!」

上条「はぁはぁ……あいにくオレは不幸体質なんでね……はぁはぁ……こんくらいじゃあ、意識もなくなってくれないみたいだぜ……はぁはぁ……」



183 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/09(金) 23:16:39.41 ID:uKAS/UAO [9/13]
長岡「驚いたな……。はは……だが、右手が動いたからと言ってどうする!?どうにも出来ないだろ!?」

上条「こうするのさ……」

キュイーン!

長岡「なっ!消えた!?何故!?」

上条「へへ……オレの右手は変わっててね。異能の力なら何でも打ち消せるんだ……」

長岡「何を馬鹿な事を!?しかし、その身体では、まともに歩く事も出来ないだろう!?」

上条「おまえは……」ヨロ……

長岡「何故動ける!?やめろ!私は、これ以上、誰も傷つけたくないと言ったはずだ!大人しくしていろ!」

上条「言ったよな……」

長岡「来るな!これ以上、殺させるな!」

上条「家族や友人が死んじまって……」


184 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/09(金) 23:19:03.06 ID:uKAS/UAO [10/13]
長岡「おい!君たち!君たちの仲間は死ぬぞ!?」

御坂「……」

土御門「……」

ステイル「……」

上条「苦しいって……哀しいって……」

長岡「何故止めない!?」

上条「それって、お前だけなのか……?」

長岡「やめろ……やめろ……!」

上条「……違うだろ?」

長岡「……お前に何が分かる!?」

上条「あいつは自分で……」

長岡「やめろ!それ以上、しゃべるな!」

上条「自分の故郷を……」

長岡「……」

上条「潰しちまったんだろ……?」

長岡「……はは……」

上条「それがどんな気持ちか……おまえなら分かるじゃねぇのか……?」

長岡「……もういい……分かった……分かったよ……」



185 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/09(金) 23:19:30.33 ID:uKAS/UAO [11/13]
上条「あいつがどんなに苦しんでいるか……!」

長岡「そんなに死にたいなら……」

上条「それでも……」

長岡「殺してやるよ!」

上条「自分だけが苦しんでるって言うんなら……」

長岡「死ねええぇぇぇ!」

バッ!

上条「その幻想……」

キュイーン!





グッ……!





上条「ぶち殺す!!」


186 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/09(金) 23:22:06.72 ID:uKAS/UAO [12/13]
長岡「死ね死ね死ねぇ!」

バキッ!

上条「ぐっ!」

長岡「はは!口は動くが身体の方は、もう限界みたいだね!」

上条「るせぇ!」

バキッ!

長岡「がはっ!」

上条「てめぇだけは……」

長岡「クソガキがぁ!」

上条「許さねぇって……」

長岡「死ぬええぇぇ!」

上条「言ってんだろがよ!」

ガンッ!

長岡「ぐぁっ!」

上条「あいつは……!」

バキッ!

長岡「ぐぅ……!」

ドカッ!

上条「あいつはな!」

ベキッ!

バキッ!

ドガッ!


長岡「……うぅ……」

ゲシャッ!



187 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/09(金) 23:22:34.70 ID:uKAS/UAO [13/13]
御坂「ちょっと!」

クシャッ!

バキャ!

グシャ!


上条「時々……!」

ガシッ!

御坂「もういい!もう……これ以上は……コイツが死んじゃうよぅ……」

長岡「……ぅぅ……ふ……ぁ……」

上条「はぁ……はぁ……」

御坂「……」

上条「……時々……とても哀しそうな顔をするんだ……」

長岡「……」

上条「あいつは……」

御坂「……」

上条「あいつは……」

長岡「……」

御坂「……」

土御門「……」

ステイル「……」

ドサッ……

御坂「ちょっ!」

上条「くそ……くそ……!」

御坂「……」


190 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/10(土) 18:23:15.01 ID:/FJdgYAO [1/10]





白井「あら。随分、お綺麗になりましたわね」

上条「白井?」

御坂「黒子!?アンタなんで!?」

白井「あら、お姉さ……まっ……!ちょっ、お姉様!お姉様まで、そんなにお怪我なさって!」

御坂「そんな事より、その人……!?」

上条「ひめ……がみ……?」

白井「え?ええ。気を失ってるだけですの。間一髪でしたわ。アンチスキルの協力で、衛星から映像をチェックしていたら見つけましたの。まあ、見つけたのは初春ですけど」

上条「姫神……姫神……」ヨロ……

御坂「ちょっと、アンタ!」

白井「大急ぎで駆けつけたら、この方が飛び降たところ。私、びっくりしましたわ」

上条「姫神ぃ!姫神ぃ!」

ガシッ!グイグイ……!

白井「ちょっと、貴方!」

姫神「……ん……?」

上条「姫神!よかった……よかった……」

姫神「……上条……くん……?」

上条「ああ」

姫神「私……生きてる……?」

上条「ああ……。お前は生きてる……。生きてるよ……」

姫神「……」



191 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/10(土) 18:27:51.83 ID:/FJdgYAO [2/10]
上条「……よかった……よかったなぁ……」

姫神「ダメ……」

上条「?」

姫神「ダメよ……」

上条「なにを……?」
姫神「私は生きていてはいけないの!」

上条「何言ってんだ、姫神!」

姫神「私は……、私は『吸血殺し』!罪のない人達を殺してしまう!」

上条「やめろ、姫神!」

姫神「ダメなの!たくさんの人を巻き込んで、なんの罪のない人を次々に殺してしまうの!」

上条「姫神!」

姫神「生きている事は許されない存在!死ななくてはいけない存在!」

上条「違う!」

姫神「違わない!私は、これまでに数えきれないくらいの人達を殺しだの!そして、これならも殺し続けてしまう!」

上条「違う!聞いてくれ!」

姫神「生まれて来てはいけなかった!私さえいなければ!私さえ……私さえ……!」

上条「違う!姫神!聞け!」

姫神「私は……私は……」ポロポロ……

上条「姫神……。お前は間違ってる。間違ってるよ……」

姫神「……うぅ……」



192 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/10(土) 18:28:19.61 ID:/FJdgYAO [3/10]
上条「見てみろよ。ここにいる奴らを……」

上条「オレに御坂に土御門にステイルに白井……」

上条「ここにいる奴らは、お前に死んでほしくないから集まってるんだ……」

姫神「……」

上条「ここにいる奴らだけじゃない。小萌先生にインデックス、スフィンクス。それに青髪やクラスのみんなだって、お前に死んでほしくなんかないはずだ」

姫神「……」

上条「みんな、お前が死んじまったら悲しいんだよ。わかるか?みんな、お前に生きていてほしいんだ……」

姫神「……」

上条「それでも、死にたいって言うんなら……」

姫神「……うぅっ……」






上条「その幻想……ぶち殺す……」

ギュッ……

姫神「……ううぅ……ううぅ……」ポロポロ……


193 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/10(土) 18:29:57.34 ID:/FJdgYAO [4/10]
-病院 外-

土御門「もういいのかにゃ?」

ステイル「ああ。こんな怪我、なんともないよ。」

土御門「そうか……」

ツン……

ステイル「うぐっ!」

土御門「はは。無理はよくないにゃ。」

ステイル「もう、いいんだよ。それより長岡民夫はどうなったんだい?」

土御門「ああ。どうやら記憶を消されて施設に入れられたらしい。」

ステイル「そう」

土御門「吸血鬼の力も封印されて、もう普通の人間と変わらないらしいにゃ」

ステイル「それはいい。また、あんなのに襲われたらたまらないからね」

土御門「そうだにゃ~」

ステイル「で。結局、何故、彼を捕獲したんだい?」

土御門「わからないにゃ。どうせ、計画の邪魔になるからじゃないかにゃ?」

ステイル「計画……か」

土御門「臆測だけどにゃ。まあ、なんにせよ、今回は疲れたぜよ」

ステイル「キミは殆どなにもしてないけどね」

土御門「おいおい。それはキツいんじゃないのかにゃ」

ツンツン……

ステイル「がぁ!や、やめないか!」

土御門「ははは!まあ、また何かあったらヨロシク頼むぜよ!じゃーなぁ!」

ステイル「まったく……。」

ダメダヨー……

ステイル「はぁ……。帰るか……」


194 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/10(土) 18:31:41.10 ID:/FJdgYAO [5/10]
-公園-

御坂「はぁ……」

佐天「あっ、いたいた。御坂さーん!こんにちはぁ!」

御坂「あ、佐天さん。黒子に初春さんも。どしたの、こんなとこで?」

白井「お姉様こそ、こんな所で何をなさっていますの?」

御坂「べ、別に……!ただ疲れたから休んでただけよ!」

白井「へぇ~」

御坂「な、なによ!」

初春「それより、どうしたんですか?元気なさそうでしたけど?」

御坂「へ?う、ううん!そんな事ないよ!全然!へへっ!」

初春「そうなんですか?」

御坂「そ、そうよ!私は元気!元気よ!」

白井「へぇ~」

御坂「あんた、さっきから何よ!?」

白井「私はてっきり、あの殿方と、あれきり会えないからかと」

御坂「なっ!そ、そんな訳ないじゃない!誰があんなヤツ!」

白井「あら。あの殿方が巫女様を抱きしめているのを見てからと言うもの、なにやら溜め息や考え事をする時間が増えているようでしたけど?」

御坂「ち、違うわよ!あんなヤツなんか、どうだっていいんだから!」

白井「ここに、いらっしゃるのも、あの殿方に会いたいが為に……」

佐天「えー!やっぱり、あの電話の時、聞こえて声はそういう事だったんですか!?」


195 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/10(土) 18:32:14.50 ID:/FJdgYAO [6/10]
御坂「あの時……?ち、違う違う!あいつはそんなんじゃないんだってば!」

佐天「御坂さん、これ」

御坂「そ、それは!セブンスミスト限定百個の超レアゲコ太ストラップ!しかも、それは百個の中でも三個しかない激レアうさちゃんバージョン!?」

佐天「そうです」ニヤリ
御坂「どうして、それを!?」

佐天「あの時、一人で行った時に手に入れておいたんです。御坂さんの為に……」

御坂「佐天さん……」ウルウル

佐天「いります?」キラーン

御坂「うんうん!」テカテカ

佐天「どうしてもですか?」ニヤニヤ

御坂「うんうんうんうん!!」キラキラ

佐天「じゃあ、あの男の人について洗いざらい白状して貰いましょうか!」グヘヘ

御坂「……」

佐天「み さ か さ~ん!」

白井「(黒いですわ……)」

初春「(佐天さん、あんまりです……)」

御坂「もう、なんでもないんだってばぁ~!」

佐天「いらないんですか?」

御坂「いる!」

佐天「じゃあ……」

御坂「もう、たから……!」

佐天「いりません?」

御坂「いるぅぅ~!!」

白井「(お姉様……)」

初春「(御坂さん……)」


196 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/10(土) 18:35:49.61 ID:/FJdgYAO [7/10]
-病院-

医者「君は本当に、この病室が気に入ってるみたいだね」

上条「い、いや……。そういう訳では……」

医者「まあ、すぐに退院できるだろうから安静にしている事だね」

上条「は、はい。分かりました。ありがとうございます」

医者「うん。で、ホントは君もナース属性なんだろ?」

上条「……」

医者「そうなんだね?」

上条「違います」

医者「まったく。隠さなくてもいいのにね」

上条「全然、全く違います」

医者「まあいい。とにかく安静にね」

上条「あ、はい」

バタン……

上条「ふぅ……」



ガチャ!

禁書「とうま!」

上条「ん?ああ、インデックス」

禁書「とうま!また、わたしの知らないところで危ない事してたんだってね?」

上条「え?……いやぁ~……へへ……」

禁書「と う まぁー!ガブッ!」

上条「ぎゃー!ま、待て!今回は全身ボロボロで!」

禁書「うるさい!ガブッガブッガブッ!」

上条「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさーい!」

禁書「……もう。でも、許してあげる。また、あいさの為に頑張ったんだってね」

197 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/10(土) 18:38:43.47 ID:/FJdgYAO [8/10]
上条「ん?いや……。まあ、そうだけど……。誰に聞いたんだ?」

姫神「私……」

上条「おう、姫神。いたのか」

姫神「最初からいる……」

上条「……」

姫神「……」

上条「ま、まあ、菓子でも食って元気だせよ……なっ?」

禁書「うわぁ~♪食べていいの?」

上条「ああ。姫神も食えよ」

姫神「……うん」

上条「へへ……」

姫神「私……」

上条「ん?」

スフィンクス「にゃ~」

禁書「あっ、スフィンクス!」



198 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga] 投稿日:2010/04/10(土) 18:39:27.19 ID:/FJdgYAO [9/10]
上条「お前、また病院に連れて来たのか!?」

姫神「(私……)」

禁書「あっ、スフィンクス!どこいくの!」

上条「病室で暴れるな!」

姫神「(生きてていいだよね……?)」

スフィンクス「にゃ~」ガリガリ

禁書「ああっ、スフィンクス!壁、引っ掻いちゃダメだよー!」

姫神「(上条くん……ううん……みんな……)」

上条「ちょっ、何やってんだよ!」

禁書「ああ、スフィンクス~!」

姫神「(ありがとう……)」

上条「ああ……もう……壁が……はは……」

姫神「(全部……)」

上条「……はは……ああ、もう……」

姫神「(全部……)」

上条「不幸だぁーーー!!」

姫神「(大好きっ!!)」ニコッ





おしまい!



199 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/10(土) 18:45:37.54 ID:/FJdgYAO [10/10]
終わったー!見てくれた方、終始グダグダの展開でしたが、ありがとうございました!

最後に上条さんに雅史をボコって貰おうかと思いましたが雅史が可哀想なのでやめましたwwwwww

あと、禁書の情報やキャラ名の協力、マジでサンキュでした!楽しかったですwwwwww

本当にありがとうございました!

コメント

No title

あいさが大好きな自分には堪らない話でした
に…肉を!

No title

姫神メインなのは良かったんだがレベルが低過ぎ……土御門とか酷いことになってたし

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。