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インデックス「なんだか最近、体調が悪いんだよ」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/17(土) 10:19:35.78 ID:EprsGhQYO [1/37]
上条「うーん、別に熱は無いみたいだけどな」


インデックス「そんな事ないんだよ。なんだか身体が重くて、とってもダルいんだよ…」モグモグ

上条「風邪の引き始めか?まぁ、食欲あるのが救いだけど」

インデックス「どうしよう……、もしかして私このまま死んじゃうのかな」モグモグ

上条「馬鹿な事言うんじゃねぇよ、そんな事無いって」

インデックス「うぅ…、心配で胃が痛くなってきたかも」モグモグ

上条「だったら取り敢えずそのオニギリは置けよ。無理して食うな」

インデックス「嫌だよ。なんだかオニギリがないと不安なんだよ!」

上条「仕方ない、小萌先生に遅れるって電話入れてから病院連れて行ってやるから」

インデックス「ゴメンね、当麻…。いつも迷惑ばっかり掛けちゃって」

上条「そんなもん、気にすんなよ。ほら、おぶってやるから」

インデックス「ありがとうなんだよ…。よいしょっと!」ズシーン、ズシーン

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 10:32:48.33 ID:EprsGhQYO
上条「どうなんですか、先生?インデックスの具合は」

冥土返し「見た所、特に異常は無いみたいだね?」

インデックス「歩くのもままならないんだよ!そんな訳ないよ」

上条「でも、この先生の言う事は信用できるからな」

インデックス「当麻は私の言う事が嘘だっていうのかな!」

冥土返し「落ち着きたまえ、もしかすると僕の手の届かない範囲なのかもしれないね?」

上条「先生の手の届かない範囲?それって…」

冥土返し「呪いや魔術の類かもしれないね?」

上条「魔術…、まさかインデックスを狙っている魔術師の仕業か!」

インデックス「そ、そうかも!だったら全て納得がいくんだよ!」モグモグ

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 10:45:20.13 ID:EprsGhQYO
上条「魔術といっても、いつ誰に掛けられたんだ?そんな気配は全く無かったが…」

インデックス「当麻は魔術を知らないから、そんな呑気な事が言えるんだよ」

上条「そうなのか…?」

インデックス「魔術って言うのは、気を抜くといつの間にか身体を蝕む怖い呪いとかもあるんだよ!」

上条「なるほど、なんだか生活習慣病みたいだな」

インデックス「そうそう、そんな感じかな。だから私が掛けられた呪いも随分前なのかも」

上条「だったら足取りを掴むのが大変だな…。もしかしたらもう学園都市の外に逃げてるかもしれねぇ」

インデックス「うぅん…前途多難だね。また胃がキリキリしてきたかも……」

上条「大丈夫か、インデックス?どこか休める所は…」

インデックス「だったら、あのラーメン屋がいいんだよ!」ズシーン、ズシーン

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 11:00:07.68 ID:EprsGhQYO
上条「そういやドタバタしてて朝何も食べて無かったな」

インデックス「そうだよ、私少しお腹空いちゃったかも!」グゥー、グゥー、グギュルルルルー

上条「仕方ない、軽く食べていくか」

インデックス「私、トンコツチャーシューメン大盛りがいいかな!」

上条「軽くって言ってるだろ。体調も悪いんだし…、何より金が無い」

インデックス「そんな心配なら必要無いんだよ。あれを見て、当麻!」ビシッ

上条「レベル5盛り、30分以内に全部食べ切れば賞金五千円?おぉ、この量だったらインデックスなら楽勝だな!」

インデックス「まかせて欲しいんだよ!この賞金でトンコツチャーシューメンを食べるんだよ」ズシーン、ズシーン

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 11:09:23.12 ID:EprsGhQYO
インデックス「味も中々イケるんだよぉ!」ズルズルズルズルルル!

上条「スゲェ、まだ五分しか経ってないのに全て平らげやがった!」

インデックス「ふぃ…、後はスープなんだよ!」ゴキュゴキュ!

上条「出たぜ、インデックスの必殺技!全てを丸呑みする暗黒(ブラックホール)胃袋!」

インデックス「ゲプゥ……。鳥ガラスープはあんまり美味しく無かったかも」ガタッ

上条「良くやった、これで賞金ゲットだぜ!」

インデックス「さぁて、それじゃ口直しにギョーザも頼んでもいいかな!」

上条「あぁ、なんでも頼んでいいぞ」

インデックス「それじゃ、取り敢えずギョーザ12人前持ってきて欲しいんだよ!」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 11:19:51.93 ID:EprsGhQYO
上条「さて、取り敢えず腹は満たされたし。呪いを解く方法を考えるか」

インデックス「そうだね、お腹が減ってたら頭も回らないんだから」モグモグ

上条「もしかすると、俺の右手で触れたら一発で解決するんじゃないか?」

インデックス「うーん、それはダメかも。朝だっておぶって貰ってる時、当麻の右手に触れてたもん」ズルズル

上条「何でなんだ…、俺の右手は異能の力は全てかき消すはず…」

インデックス「考えられるとしたら、ステイルのイノケンティウスのようにコアとなるルーンや術式から送り込まれているのかも……」ムシャムシャ

上条「そいつを潰さない限り、無駄って事か?けど一体どこに…」

インデックス「魔術の威力からいって、そんなに遠くには仕掛けられていないはずだよ。恐らくは学園都市のどこかに…」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 11:37:38.35 ID:EprsGhQYO
上条「それでも、まだ範囲は広いな。できれば同じ魔術師の協力が欲しい所だぜ」

インデックス「魔術師といっても…、ここは科学の街なんだよ。そう都合良くいかないよ」

ガラガラ

ステイル「あったあった。ここだよ、本当に美味しいんだ、僕が言うからには間違いは無いよ」

神裂「ラーメンなど、どれも同じでは無いのですか?どうせならば蕎麦の方がいいかと」

インデックス「あれは、ステイルと火織かな?どうしてこんな所に」

上条「何にしても、こりゃ幸運だぜ、おいステイル!」ダッ

ステイル「うん……?上条当麻か。来るタイミングが悪かったね、蕎麦の方にするかい」クルッ

ガッ

上条「待てよコラ!無視するんじゃねぇよ」

ステイル「なんだい、僕は今空腹で気がたってるんだ。気安く話掛けないでくれ」

上条「お前らに、頼み事があるんだよ。聞いてくれないか」

神裂「頼み事……ですか?」

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 11:46:00.94 ID:EprsGhQYO
ステイル「だが断る。キミの為に何かしてやる義理は無いよ」

上条「俺じゃなく、インデックスの頼みだと言ってもか!」

ステイル「イ、インデックスだと…?」ピクッ

上条「今アイツは呪いによって苦しんでるんだよ。小さい身体で必死に頑張ってるんだ……、そんなアイツの頼みでも聞け無いってのかよ!」

神裂「呪いですって!一体どういう事か詳しく話しなさい!」

ステイル「キミが付いていながら、どういうつもりだ!インデックスは無事なのか、答えろ上条!」


インデックス「あ、ステイルー、火織ー。こっちなんだよぉ……ゲップ!」

ステイル・神裂「…………………」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 11:58:17.78 ID:EprsGhQYO
ステイル「インデックス……、そのドンブリ鉢を取ってくれないかい?」

インデックス「分かったよ、熱いから気を付けてね」サッ

上条「どうやら、魔術師に呪いを掛けられみたいでな。見た目はどうって事ないが、歩くのもままならない程に身体の調子が悪いらし…」

ステイル「そぉぉぉぉいっ!」ブォン

バッシャァァン!!

上条「ア、アヂィィィィィ!?何しやがんだぁステイルッ!」

ステイル「それは僕のセリフだ!何故キミが付いていながらこんな事に!」

上条「だから言ってるじゃねぇか!気付かなかったんだよ」

ステイル「そんな訳無いだろ!こんなに太…」

バッ!

神裂「待って下さいステイル。あの子も年頃の女の子です…、傷付く様な事は言ってはいけません」ボソボソ

ステイル「そうか…、流石だな神裂。もう少しで僕はインデックスを…」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 12:11:55.29 ID:EprsGhQYO
インデックス「当麻は悪くないんだよ!私だって気付かなかったんだもの。よほど高度な魔術なのかな」

神裂「気付かない?…魔術?インデックス、貴方もしかして」

インデックス「何か心当たりがあるのかな!?気付かずに身体の動きを鈍くして、何かに引っ掛かって前屈みすら出来なくなる恐ろしい魔術に!」

神裂「ステイル……、もしかするとあの子は気付いて無いのでしょうか……」ボソボソ

ステイル「どうやらその様だね。魔術師によるものだと思い込んでいるようだ……」ボソボソ

上条「何をコソコソ話してるんだよ。そんなにヤバイ相手なのかよ」

神裂「えぇ、相当ヤバイ相手です……。我が子の管理すらまともに出来ないとは」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 12:36:15.39 ID:EprsGhQYO
上条「一体どうしたらインデックスを救えるんだ。教えてくれ!」

神裂「どうと言われても…。私達に出来る事といえば」

インデックス「この通り何だよ…、ってアレ何かに引っ掛かって土下座が出来ないんだよ!」

ステイル「…仕方ない、多少危険は伴うが案内しようじゃないか」

上条「助かるぜ、アイツを救う為ならどんな危険も掻い潜って見つけてやるよ!元凶であるルーンをな」

神裂「いえ、貴方にはルーンよりも先に見つけて欲しいものが…」

インデックス「それじゃ早速行くんだよ!」ズシーン、ズシーン

神裂「しかし、どういうつもりですかステイル。案内すると言っても、ルーンなどどこにも……」

ステイル「まぁ、ここは僕に任せてくれないかい。それじゃ行くよキミ達」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 13:05:26.39 ID:EprsGhQYO
インデックス「いっちに、さんしっ!なんだよ」ブォンブォン

上条「おいステイル、準備体操なんか必要なのかよ?」グイグイ

ステイル「無駄口を叩いているヒマがあったら体を良く、ほぐしておくんだね」

神裂「(ステイル……一体何を考えているんですか)」ブォンブォン

ステイル「さて、これくらいで良いだろう。それじゃ僕に付いて来てくれ。ただし……走ってだけど」

上条「走ってだと!?待てよ、俺今食べたばっかりなんだぞ」

ステイル「相手も馬鹿じゃない、僕達がルーンに近付けば感づかれてしまう」

上条「近寄るなら、一気に間合いを詰めないとダメって事か」

神裂「(なるほど、読めましたよ。架空の魔術師をでっち上げ、インデックスに運動をさせる口実を作ると言う訳ですね。これならば彼女に気付かせる事なく、確実にやせ…」

インデックス「ヘイ、タクシー!なんだよ」バッ
キキィーーッ!


神裂「ちょっと待って下さいぃぃぃッ!」ダッ


32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 13:15:14.99 ID:EprsGhQYO
インデックス「そんなに慌てどうしたのかな?お金なら大丈夫なんだよ」

神裂「いえ違うんです、いいから降りて下さい!早く降りて下さい」

インデックス「でも気付かれないなら、乗り物を使った方が…」

神裂「それは……、そう、相手は車の出す排気ガスを感知する結界の様なものを施しているんです!」

上条「なるほどな、アイツら魔術師は乗用車なんて使わなねぇ。中々用意周到なやつらだぜ」

神裂「そ、そういう事です、物分かりが早くて助かります」

インデックス「あ!あのタクシー、環境に優しいソーラーカって書いてあるんだよ。あれなら…」

ステイル「さぁ、一分一秒が惜しい!行くよ!」ダッ

インデックス「待ってよ!?置いてかないで欲しいんだよぉ!」ドシーン、ドシーン

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 13:28:35.48 ID:EprsGhQYO
インデックス「ウップッ…!や、やっぱり身体が重たくて足が動かないんだよ」ズシーン、ズシーン

神裂「頑張って下さい、まだ走って三分も経っていませんよ」

上条「俺も少し横腹が痛くなって来たな…。一体どこまで走るつもりなんだ」

ステイル「して上条当麻。さっきのラーメン屋でインデックスにどれだけ食べさせたんだい?」

上条「あん…?それと魔術師とどう関係があるんだよ」

ステイル「いいからサッサと答えるんだ。その頭、消し炭にするよ」

上条「えっと確か、レベル5盛りと、トンコツチャーシューメン大盛り。後はギョーザ11人前、酢豚6人前、唐揚げ8人前。追加で……」

ステイル「目の前の馬鹿頭を消し去れ、イノケンティウスゥゥゥッ!」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 13:42:19.50 ID:EprsGhQYO
神裂「何をするんですか。今は仲間割れをしている場合ではありません」

ステイル「すまない…、僕とした事が」

上条「ったく、腹が減ってるからイライラするんだよ。お前ら昼食食べてないんだろ、だったらあそこのファミレス寄ってくか?」

インデックス「賛成なんだよ!あそこはクリームミックスレベル5パフェが美味しいんだよ」

上条「いつものレベル5ピザはいいのか?」

インデックス「勿論、その後のデザートなんだよ!」

ステイル「神裂…、合計摂取カロリーはいくらになる……」

神裂「斬り捨てたくなる衝動を押さえられそうに無いので、計算したくもありませんね…」


37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 14:14:40.77 ID:EprsGhQYO
インデックス「もう疲れたんだよぉ、ちょっと休憩したいかなぁ」

神裂「始めから飛ばしても余り脂肪の燃焼効果は得られないでしょう…、ここは少し休憩を」

上条「しぼう…?ねんしょう?何の事だ」

ステイル「キ、キミには関係ないさ。これだけ走れば良いか、少し休もう」

インデックス「も、もう指一本動かすのも面倒くさいんだよ…。水分が欲しいかな」

神裂「水分ですか?それならばあそこの自販機でお茶か水を」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 14:19:56.74 ID:EprsGhQYO
上条「いや、いいよ。インデックスの水筒持ってきてるから」サッ

ステイル「インデックス専用……?嫌な予感がするな、まさかコーラやサイダー等の炭酸飲料水じゃないだろうね」

上条「そんなもん水筒に入れる金がウチにあるわけないだろ。ただの砂糖水だよ」ガラガラ

ステイル「そうかい。余計な事を言って悪かったね、だったら良いんだ」

インデックス「あまぁいものは、つかへはからはにひひんだほ!」サクサクサクサク…

ステイル「って、全く良くない!なんだサクサクって。砂糖水じゃなくて完全に角砂糖じゃないか、それ!」

インデックス「甘いね、ステイルは。このシロップをかけて食べるから砂糖水なんだよ」シャクシャク

神裂「切り刻めぇぇぇ、七閃んッ!」ガリガリガリ!

インデックス「何するの火織!?水筒が真っ二つなんだよ!」

神裂「すいません…、何か魔術師の気配が。水分なら向こうにある公園の水呑み場に行きましょう」サッ

インデックス「うん、分かったんだよ!」ズシーン、ズシーン

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 14:44:57.39 ID:EprsGhQYO
『ジャッジメントですのぉー!』

ガヤガヤ

インデックス「ぷはぁー、生き返ったんだよ!」

神裂「さて、それではステイル達のところに戻りましょうか」

インデックス「………………」

『うーいーはーるー!』

ガヤガヤ

インデックス「楽しそうなんだよ……」

神裂「そうですね…。まだ時間はあります、インデックスも彼女達と遊んできたらどうですか?」

インデックス「いいのかな!?じゃあ少しだけ行ってくるんだよ」ドシーン、ドシーン

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 14:56:57.94 ID:EprsGhQYO
黒子「ジャッジメントですのぉぉっ!」スカーンッ!

佐天「よーしナイスだよ、白井さん!」ダッ

初春「あぁ、また私がオニですか!?」

黒子「缶けり王女の黒子と言われた、わたくしに勝てるとお思いでして」ダッ

佐天「初春は今日一日オニ決定だね!」

ドシーン、ドシーン

初春「ん?何ですかこの地響きは。もしかして地震…」

インデックス「良かったら私も仲間に入れて欲しいんだよ」

黒子「何ですの、そのお方は?」

初春「一緒に缶けりがしたいらしいんですが…」

佐天「いいよ、皆でやった方が楽しいからね!」

黒子「そうですわね、わたくしも異論はありませんわよ」

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 15:08:15.81 ID:EprsGhQYO
佐天「ジャッジメントですのぉ!」スコーンッ!

インデックス「くっ、しまったんだよ!はぁ…はぁ…」ズシーン、ズシーン

初春「インデックスさん、さっきからずっとオニで疲れてないですか?良かったら私変りますよ」

インデックス「ううん、気持ちだけ受け取っておくよ…。こういうのは、自分の力で勝ち取らないとダメかも」

黒子「良く言いましたわ、それでこそカンケリソルジャーですわよ!」

インデックス「それじゃ、行くよー。次こそ皆捕まえるんだよ!」ズシーン、ズシーン

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 15:26:52.45 ID:EprsGhQYO
黒子「缶の周りには誰も居ませんわね…」キョロキョロ

佐天「あるのは土管と大きな石だけだね。今だよっ!」ダッ

黒子「はて…、何か違和感が。土管、大きな石……」

ガバッ

インデックス「掛かったね!まとめて捕まえるんだよ」ダッ

佐天「なんで!インデックスさんいつの間に」

黒子「擬態ですわ!あの身体と服を利用して岩に擬態していたんですわ」
インデックス「でぇぇぇぇいっ!」バッ

佐天「しまった!?この距離じゃかわしきれない」

ガシッ!

初春「やった!やりましたね、インデックスさん」

インデックス「まだなんだよ!黒子を捕まえないとまた振り出しに」

黒子「捕まるわけには行きませんわ!この缶けり女王の名に掛けて」ダッ

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 15:43:49.75 ID:EprsGhQYO
インデックス「はぁ…はぁ…!間に合えぇぇっ!」バッ

黒子「もう少しですのよ!後一歩、後一秒…、捕まるわけには行きませんの。わたくしは、わたくしは!」

ズシャァァァン!

インデックス「残念だけど、缶けり女王は私の物……かな?」

佐天「そ、そんな…!?白井さんが缶けりで負けるなんて」

初春「やった!やりましたね、インデックスさん」

インデックス「例え魔術を掛けられていたって…、例え身体が思うように動かなくたって。諦めなきゃきっと勝てるんだよ、初春!」ニコッ

初春「まさか、その事を私に教える為に…?」

インデックス「それは考え過ぎかな?私は皆と遊びたかっただけだからね」

黒子「あ、あの……、早くどいて下さいまし…。黒子のアバラ骨が危険でしてよ」

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 16:10:40.89 ID:EprsGhQYO
上条「インデックスが太ってるだと!?」

ステイル「声が大きい!もしインデックスが太っているだなんて、本人に聞かれたらどうするつもりだい!」

神裂「…いえ、貴方も充分大きいですから」

上条「どこをどう見たら、アイツが太ってるんだよ。質の悪い冗談は止めろよな」

神裂「いい加減にしなさい。そこまでして責任を逃れたいのですか」

ステイル「とにかくだ、もうこれ以上キミにインデックスを任せておけない。僕達に引き取らせてもらおうか!」

上条「そうかい…。そういう事なら分かったぜ…」

神裂「物分かりが良くて助かります。それではさっそく…」



48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 16:14:48.91 ID:EprsGhQYO
上条「テメェらがそういうつもりなら俺は容赦しねぇ!歯食いしばりやがれ」バッ

ステイル「何をする気だ上条当麻!落ち着きたまえ」

上条「落ち着いてられるかよ、そうやってバレバレの嘘ついて、またインデックスを不幸にするつもりかよ!」

ステイル「キミはまだそんな事を言って!」

神裂「…待って下さい、ステイル。どうも彼の様子を見る限り、嘘をついているようには見えないのですが……」

ステイル「なんだと、それじゃ本当に魔術の類だとでもいうのかい?」

上条「ゴチャゴチャ言ってねぇで掛かってこいよ!」

神裂「待って下さい。これは非常に由々しき状況なのかもしれません」

上条「だから最初から言ってるだろうが!」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 16:51:05.67 ID:EprsGhQYO
ステイル「キミは何も問題は無い。当初の目的通り、その右手で術式を破壊してくれればいい」

上条「何なんだよお前らは、最初からそう言ってるだろ」

神裂「それでは、少し対策を練らなければいけませんね」

ズシーン、ズシーン

インデックス「当麻ー、お金欲しいんだよー!」

上条「なんだ、もう終ったのか?」

インデックス「ううん、これから皆でお菓子買いに行くんだよ!…ダメかな」

上条「今は、術を解くのが先決だからなぁ。そろそろ行かないと…」

神裂「いいですよ、ゆっくり遊んできて下さい。三百円で足りますか?」サッ

インデックス「有り難う、じゃあ行ってくるね!」

ズシーン、ズシーン

上条「おい、神裂。いいのかよ、行かせちまって」

ステイル「いいんだよ。本当に魔術師が相手ならばインデックスを危険に巻き込む訳にはいかないだろ」

上条「本当にって何だよ…。まぁ、俺もそれには賛成だけど」



52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 17:25:08.43 ID:EprsGhQYO
上条「なんだ、地図なんか広げて?」

ステイル「送り込まれる魔力を逆算すれば、位置を把握する事など簡単だ。少し待っていたまえ」サッ

神裂「後は向こうの戦力を知りたい所ですが…」

上条「そんなもん、気にするまでもねぇよ。どいつが何人居ようがぶち壊すだけだぜ」

ステイル「仕方ないね、インデックスに気付かれる訳にはいかない。早い所、決着といこうじゃないか」

上条「で、どうなんだ。場所は分かったのか」

ステイル「うん?どうやら発生源は近いみたいだね。……付近から三十メートル」

神裂「近いですね…、感づかれたかもしれませんね。少し辺りを見回りしてきます」バッ

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 19:23:31.67 ID:EprsGhQYO
神裂「ん?貴方は土御門ではないですか。どうしてこんな所に」

土御門「偶然だにゃー、ねーちん。ここは学園都市だぜい、それはこっちのセリフぜよ」

神裂「それもそうですね…。だがこのタイミングで魔術師である貴方と出会う。果たしてこれも偶然なのでしょうか」

土御門「超能力者でもあるんだぜい。ねーちんが何を言いたいか分からないんだにゃー」

ダッダッダッ

上条「どうしたんだよ、神裂。何か見つけたのか」

土御門「カミやん、丁度良かったぜい。何だか、ねーちんが殺気だって困ってるんだにゃー…」

神裂「その、にゃーにゃー言うのを止めなさいって何度言ったら分かるんですか!」ブォン

ガギィィッ!

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 19:34:15.80 ID:EprsGhQYO
上条「神裂、お前何やってんだよ!?魔術師なら片っ端からぶち壊すつもりかよ」

神裂「片っ端は合っていますが、壊すつもりはありません……」

土御門「だったらその刀を下げて欲しいんだぜい」

神裂「だが、貴方はその攻撃を捌く事が出来た。何か心当たりがあるのでは?」

土御門「いやだなぁ、ねーちん。心当たりどころか……」バッ

神裂「なっ…!?」

ドゴォォッ!

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 19:47:03.00 ID:EprsGhQYO
上条「土御門、一体何を!まさか本当にお前の仕業なのかよ」

土御門「相変わらず甘いな神裂は…。後はカミやんだけか」

上条「答えろ、土御門ぉ!」

土御門「これもカミやんの為なんだ…、分かって欲しいんだがな」

上条「俺の為だと?インデックスに魔術を掛けるのがどう関係するんだよ!」

土御門「一つ教えてくれ…、カミやん。お前が禁書目録絡みで魔術師に襲われた事が何度あった」

上条「そんなの…、知らねぇよ。数えた事も無いし」

土御門「そうだ、数え切れない程の不幸を被ってるんだよ。お前は禁書目録の為にな」

上条「だったどうだっていうんだ!そんな事で俺がアイツを放り出すとでも思ってるのかよ」

土御門「あぁ、分かっている。お前はそういう男だよ…。だがもしアイツが醜く太った肉の塊だったらどうした?」

上条「……なんの話だよ」

土御門「もし禁書目録がそんな姿でもお前は命を呈して護ろうとしたか…?そして今も護ろうとしているか…?」

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 20:02:59.96 ID:EprsGhQYO
ステイル「なるほどね、そういう事か…。汚い事を考えるものだな」

土御門「誰も血を流さない、誰も不幸にならない。こんな素晴らしい方法はないだろう」

上条「ステイル!?何を言ってるんだよ!俺にも分かる様に説明しろ」

ステイル「インデックスの満腹中枢…、そしてキミ達二人の視覚を操作する」

土御門「あの大食らいの事だ、数ヶ月も経てばあのザマだ。その後、術式を解除すれば…」

上条「俺がアイツを手放すって訳かよ…?」

ステイル「やれやれ、馬鹿な話だね。全く…」

上条「あぁ、本当に馬鹿だぜ…。なにやってんだよお前は」

土御門「何とでも言えばいいさ。カミやんがこれ以上俺達の世界に足を突っ込んで欲しくないんだ…」

上条「ふざけるんじゃねぇよ!誰がそんな事頼んだんだ!」ダッ

土御門「無駄だ、正面からやりあってお前が俺に勝てるわけが無いだろう」

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 20:21:14.39 ID:EprsGhQYO
上条「おりぁぁぁぁぁぁッ!」ブォン

バギィィィィッ!

土御門「ぐっッ…!速いッ!?」ドサッ!

ステイル「あれだけ重たいインデックスを毎日背負ってたんだ。そりゃ筋力も付くだろうね」

土御門「俺を殴りたければ殴れ…。だが、術式は解けても禁書目録の贅肉は幻想じゃない。カミやんにはどうする事も出来ないぜ……」

上条「確かに…。確かに、最初は可愛いシスターで幸運だなんて思ったさ。でもそれだけで命なんか掛けられるかよ!それだけで右手が切り落とされても敵に立ち向かえるかよ!
俺が惹かれたのはアイツの心だ、誰よりも輝いて…、誰よりも綺麗なアイツの心にな!」

土御門「心か…、そうだな。引き受けるんじゃ無かったんだぜい…。カミやんはこういう男だった…な」

上条「勘違いするんじゃねぇよ。お前は何も悪くない……、誰も悪くない。悪いのは、見えてなくともアイツの暴飲暴食を止められなかった俺の責任なんだ…」

ズシーン、ズシーン

インデックス「そんな事無いんだよ、当麻!」

上条「インデックス!?お前まさか、聞いてたのかよ」

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 20:39:35.80 ID:EprsGhQYO
インデックス「今、自分の身体を見て思ったよ…、自己管理も出来ないなんてシスター失格だよね」

上条「インデックス…、お前…」

インデックス「ゴメンね、当麻。こんな身体じゃきっと当麻も…皆も嫌いになっちゃうよね……」

上条「言っただろ、お前の心に惹かれたってな。それにステイル達は、お前の姿が分かってて、ここまで付き合ってくれたんだぜ」

インデックス「そ…そういえば…。何でなのかな!」

神裂「言うまでもありませんよ。太っていようが、痩せていようが、自分の子供を嫌いになる親がこの世に存在しますか?ただそれだけの事ですよ」

ステイル「出来れば僕は痩せてくれていた方がいいけどね。神裂や上条当麻ほど筋力は無いんで」

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 21:00:04.89 ID:EprsGhQYO
黒子「あら、こんな所にいましたの、インデックスさん。わたくしに恐れを成して逃げ出したのかと思いましたわよ」

佐天「見栄はるのは止めときなよ…、私達何回押し潰された事か…」

初春「インデックスさーん。早く続きしましょー!」ブンブン

インデックス「飾利…?みんな…」

上条「言っただろ、見た目なんか関係ねぇよ。お前の心に、皆惹かれて集まってくるんだ」

インデックス「当麻ぁ…。当麻ぁー有り難うなんだよぁ!」ガバッ

ベタァァァァッン!

ステイル「やれやれ、結構こうやって美味しい所を持っていくんだね…、彼は」

土御門「諦める事だな。それも含めてカミやんなんだぜい」

神裂「仕方ないですね、今回の件は情状酌量の余地ありとし不問とします……」

土御門「さすがねーちんだぜい、話が分かるぜよ!」

上条「そんな事はいいから、お前らさっさと助けてくれぇぇぇッ!」

インデックス「当麻ぁ!当麻ぁー」ジタバタ

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 21:15:03.15 ID:EprsGhQYO
=数日後=

インデックス「ジャッジメントですの!なんだよ」スカーンッ!

黒子「な、なんて瞬発力ですのッ!?」

初春「凄いです、インデックスさん!あの警備を掻い潜るなんて」

インデックス「驚いてる暇があったら早く逃げるんだよ、飾利!」ダッダッダッ

黒子「きぃぃー!何故ですの、わたくしは缶けり女王のはずですのに!」

佐天「ふふっ、白井さんの時代は終ったんだよ!これからは私達、禁書目録団の時代だよ」

黒子「な、なんですと!?謀りましたのね、涙子!」

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 21:30:04.35 ID:EprsGhQYO
佐天「恨むなら、キミのお姉様を恨むんだねぇ!」スカーンッ!

黒子「何故ですの!何故このわたくしがぁぁ!」

初春「お嬢だからさ……」

インデックス「黒子ー、頑張るんだよ!諦めない気持ちが大事かな」ダッダッダッ


御坂「あらあら、黒子にしては珍しく苦戦してるわねぇ」

上条「どうやらウチのインデックスの方が優秀みたいだな」

御坂「にしても、何でアンタがここに居るのよ?不審者でアンチスキル呼ぶわよ」

上条「誰が不審者だ、俺はあそこのシスターさんの保護者なんだよ」

御坂「ふぅん。それにしても楽しそうねあの子達」

上条「そうだな…、これで良かったんだよな。公園駆け回って、三百円以内でお菓子選んで……。そんな当たり前の事さえ俺はさせてあげられなかったんだな」

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 21:47:28.49 ID:EprsGhQYO
御坂「……何があったのかは知らないけど。いいんじゃないかしら、あの子が今、笑顔だったらさ」

上条「御坂…。そうか、そうだよな……」

御坂「そうそう、暗い顔はアンタには似合わないわよ。さ、行きましょうか!」バッ

上条「行くってどこにだよ?おい、引っ張るなって!」

御坂「黒子ー、二人追加でお願いするわ!」

黒子「お、お姉様が来て下さいましたのね!?これで百人力ですわよ、見てなさいまし、佐天さん」

御坂「いっくわよー、ジャッジメントですのッ!」スカコーンッ!

黒子「って、ちょっとお待ちなさいまし!?違いますのよ、お姉様は黒子の味方なんですのぉ!」

上条「ははは…、不幸なヤツ…」

インデックス「当麻、当麻!ほら、一緒に行って欲しいんだよ」

ゆっくりと差し出した、細く、小さなインデックスの右手を掴み、俺は無言で頷き走り出す。
例え何があろうとも、この笑顔が…、この無垢な心が俺の前で輝いている限り。

「いくぜぇぇッ!ジャッジメントだぁぁ!」

気持ち良い快音を鳴り響かせ、一筋の影が学園都市の青空に軌跡を描いた。

―おわり―

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/17(土) 21:58:35.86 ID:EprsGhQYO [37/37]
しゅうりょうー、支援の方ありがとうございました。

まとめの作業が楽しかったですわ

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