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誠「ここがきらめき高校か。」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/08(木) 22:06:47.08 ID:63V1x1HNO [1/23]
立つかな。

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/08(木) 22:08:20.26 ID:63V1x1HNO [2/23]
誠「なんだよ世界…教室の中であんなに大きな声で…妊娠とか…」
ネェネェー、アレ、レイノヤリチンジャナイー?キャハハハー
誠「…」
誠「もう、なんだかんだ面倒だ…」
誠「…」
誠「…そうだ。」
誠「転校しよう。」

一週間後

誠「ここがきらめき高校か。」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/08(木) 22:11:00.75 ID:63V1x1HNO [3/23]
‐教室内‐

好雄「なぁ、知ってるか?」
高見「なんだよ?」
好雄「今日転校生が来るらしいぜ?」
高見「へぇ。」
好雄「けど、なんか男らしいんだよなぁ…はぁ…可愛い女の子だったら良かったのに…」
高見「はいはい。」
好雄「男の転校生なんて来てもなぁ…はぁ…」

※ときメモ主人公の名前を「高見直人」にしています。

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/08(木) 22:13:16.15 ID:63V1x1HNO
詩織「おはよう、何話してるの?」
好雄「あ、藤崎さんおはよう!今日転校生が来るらしいんだよ!」
詩織「え?そうなんだ。どんな人が来るんだろうね?」
好雄「けど、なんか男らしいんだよ。どうせなら…」
詩織「そうなんだ?緊張してるだろうから、仲良くしてあげないとね。」
好雄「そ、そうだよねぇ!楽しみだなぁ!どんな奴なんだろうなぁ!」
高見(さっきまで女の子だったら良かったのにとか言ってた癖に…)

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/08(木) 22:19:03.26 ID:63V1x1HNO
ガラガラガラ

先生「おらー、席に座れー。」

詩織「あ、じゃあね。」
高見「うん。」
好雄「また後でね!藤崎さん!」

先生「えー、突然だが、今日から新しいクラスメイトが来る。」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/08(木) 22:23:02.01 ID:63V1x1HNO
先生「みんな、優しく迎えてあげるように。じゃあ、入って来なさい。」
誠「はい。」
先生「伊藤誠君だ。じゃあ、自己紹介してもらって良いかな?」
誠「はい。伊藤誠です。よろしくお願いします。」チラッ(高見と目が合う)
高見「…。(なんか嫌な感じが…)」
先生「席は…藤崎の隣が空いてるな。伊藤君、そこに座ってもらって良いかな?」
誠「はい。」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/08(木) 22:27:29.62 ID:63V1x1HNO
詩織「藤崎詩織と云います。よろしくね。」
誠「…あ、こちらこそ。(か、可愛いな…)」

昼休み

好雄「なぁ。」
高見「なんだ?」
好雄「今日来たあいつ、話し掛けてみようぜ。」
高見「…(さっきの嫌な感じも確かめたいし…)うん。行ってみるか。」
好雄「よし、行くぞ!」
高見「あぁ。」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/08(木) 22:32:38.24 ID:63V1x1HNO
好雄「よっす!」
誠「…え?」
好雄「俺は早乙女好雄。よろしくな!」
高見「えっと、俺は高見直人。よろしく。」
誠「あ、あぁ、えっと…」
好雄「伊藤誠だろ?藤崎さんの隣なんて羨ましいぞ、こんにゃろ!」
高見(全くこいつは…)


24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/08(木) 22:39:10.11 ID:63V1x1HNO
誠「…あぁ、やっぱり人気あるんだ?」
好雄「そりゃもう、人気があるなんてもんじゃないぞ!なんたって藤崎さんのヘアバンドはこの学校の三種の神器の一つと言われていて…」
誠(なんか泰介と似た臭いが…いや、それは失礼か?)
高見「あぁもううるさいな。ごめんね、こいつ、いつもこうなんだ。」
誠「はは、大丈夫。」
高見「この学校の事でわからない事があったら、何でも聞いてね。」
誠「ありがとう。」


25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/08(木) 22:44:45.87 ID:63V1x1HNO
好雄「女の子の情報だったら俺に任せてくれよ。」
誠「お、女の子の情報?」
好雄「あぁ、名前、学年、クラスはもちろんの事、趣味や電話番号、スリーサイズに到るまで全てお任せあれ!」
誠「はぁ…」
高見「お前なぁ…」
好雄「お前だって色々聞いてくるだろうが?」
高見「う…」

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/08(木) 22:51:06.51 ID:63V1x1HNO
好雄「ま、これから同じクラスだし、仲良くやって行こうぜ!」
誠「あぁ、ありがとう。これからよろしく。」
高見「こちらこそ。(…なんだ、良い人っぽいな。さっきのは勘違いだったのかな?)」


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/08(木) 22:56:20.48 ID:63V1x1HNO
好雄「よし、とりあえず飯食いに行こうぜ!パン売り切れちまう。」
高見「一緒に行く?ついでに校内も案内するよ。」
誠「あぁ、お願いして良いかな?」
高見「もちろん。」

誠(…きらめき高校か…友達も出来そうだし…上手くやって行けそうだ…。)
誠(もう、前みたいにはならないようにしないとな。)


28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/08(木) 23:00:55.43 ID:63V1x1HNO
放課後

誠「さて、授業も終わったし、帰ろうかな。」
誠「結構広いよな、この学校…」

ドンッ

誠「いてっ」


29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/08(木) 23:08:07.43 ID:63V1x1HNO
朝日奈「あぁ~、ごめん~。」
誠「いや、こちらこそ…」
朝日奈「……あれぇ?見掛けない顔だね?」
誠「え?」
朝日奈「あぁ!わかった!あなたさっき好雄君が言ってた転校生だ!」
誠「あ、あぁ、転校生だけど…(元気な奴だなぁ…)」


33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/08(木) 23:15:24.32 ID:63V1x1HNO
朝日奈「ふぅ~ん…」ジロジロ
誠「な、何?」
朝日奈「ねぇねぇ、あなたまだこの辺の事よくわからないでしょ?」
誠「地理の事?うん、まだ越してきたばかりだから。」
朝日奈「じゃあ、今度私が色々案内してあげる!今日は予定があるから…ってああああぁ~!」


34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/08(木) 23:23:48.20 ID:63V1x1HNO
誠「な、何?」
朝日奈「待ち合わせしてるんだったぁ~!遅れるぅ~!じゃあ、またね!転校生君!!」
誠「あ、えっと…」
誠「行ってしまった。名前も言わずに。」
誠「…帰るか。」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/08(木) 23:34:28.76 ID:63V1x1HNO
次の日

好雄「よ、誠。」
誠「おはよう。」
好雄「どうだ?ウチの高校。」
誠「あぁ、みんな良い人そうだし上手くやって行けそうだよ。」
好雄「そうか、それは良かった。そうだ、ところでお前、部活とか入る予定ってあるのか?」
誠「部活?」
好雄「あぁ。女の子と知り合う機会も増えるってもんだぞ。」
誠「…はは、女の子の話ばっかりだな(笑)」


37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/08(木) 23:44:01.23 ID:63V1x1HNO
好雄「まぁ、女の子の事だったらこの早乙女好雄に…」
詩織「おはよう。」
誠「あ、おはよう。」
好雄「お、おはよう!藤崎さん!」
詩織「さすが好雄君ね。もう仲良しになったんだ?」
好雄「ま、まぁね、この早乙女好雄、はるばる来てくれた転校生を悲しませるような真似はしません!」
詩織「うふふ、ところで、直人君まだ来てないんだね?」
好雄「あぁ、あいつ今日も朝練してるのかな?」


38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/08(木) 23:47:11.77 ID:63V1x1HNO
誠「朝練?」
詩織「直人君はね、野球部に所属してるの。」
誠「へぇ。」
好雄「お陰で、最近付き合い悪くてねぇ。」
詩織「でも、頑張ってるのは良い事だと思うな。」
好雄「まぁそうだけどなぁ~。」
誠(藤崎さん…高見君の事が好きなのかな?)

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/08(木) 23:50:07.01 ID:63V1x1HNO
ガラガラ

詩織「あ、高見君、」

虹野「あれ、教室までついて来ちゃった…」
高見「話に夢中で気付かなかったね。」
虹野「うふ、私も。楽しかったから。」
高見「あ、そうだ。タオル、ありがとね。」
虹野「うぅん、良いの。」
高見「じゃあ、また部活で。」
虹野「うん。また、後でね。」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/08(木) 23:55:29.55 ID:63V1x1HNO
好雄「くぁー、あいつ、虹野さんのタオルを…」
詩織「…」
誠(可愛い子だったなぁ。なんか凄いたくさんウインクしてたけど。)
好雄「あいつ最近妙にモテ出したよなぁ…くうぅぅう。」
詩織「…」
誠「…藤崎さん?」
詩織「…」
好雄「…あれ、藤崎さんどうしたの?」

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/08(木) 23:58:57.00 ID:63V1x1HNO [23/23]
詩織「…え?う、うぅん、ちょっとボーッとしてただけ。」
好雄「珍しいなぁ。」
誠「…。」
詩織「さぁ、そろそろホームルーム始まるよ?」
好雄「おっと、そうだった。じゃあ二人共、また後でね。」
詩織「うん。」
誠「また後で。」

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 00:06:05.74 ID:SlkKxlMFO [1/141]
誠(…高見君、モテるんだな。)
誠(……)
誠(…)

昼休み
誠(なんだろう、女の子のトラブルが嫌で転校して来たのに…)
誠(…この高校、可愛い子が多すぎるんじゃないか…)
誠(…)
誠(あまり、調子に乗らなければ大丈夫か…?)

分岐
1、綺麗な誠ルート
2、汚い誠ルート
読んでくれている人いるかわかりませんが、どちらが良いでしょうか?

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 00:08:46.78 ID:fFMLEEWn0
4はないみたいだし俺の都子と冨美子が汚されなければどっちでもいいよ

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 00:17:53.33 ID:SlkKxlMFO [3/141]
誠「藤崎さん。」
詩織「伊藤君。何?」
誠「お昼食べる場所とか決まってる?」
詩織「あ…うん、今日も部室へ行かなきゃならないんだ。」
誠「あ…そうなんだ。」
詩織「ごめんね。」
誠「良かったら今度一緒に食べない?」
詩織「…えーと…」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 00:21:23.42 ID:SlkKxlMFO [4/141]
詩織「一緒にお昼食べて、友達とかに誤解されたら恥ずかしいし…」
誠「…え。」
詩織「ごめんね。じゃあ、私部室に行くから。」
誠「…え、あぁ、うん。」
誠「…」
誠「ちぇっ。」
誠「…そういえば、藤崎さんって部活何やってるんだろう。」

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 00:29:59.88 ID:SlkKxlMFO [5/141]

好雄「…あぁ、テニス部だよ。」
誠「テニス部…」
好雄「綺麗なんだぞぉ~、藤崎さんのユニホーム姿。フェンス越しに見える肢体の舞いのようにしなやかな動き。…あぁあ~…良い!」
誠「テニス部かぁ…(テニスなんてやった事ないな。)」
好雄「おい、聞いてんのか?」
誠「あ、あぁ、聞いてるよ。ありがとう。じゃな。」
好雄「おー!女の子の事で聞きたい事あったらまた来いよー!」

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 00:35:20.53 ID:SlkKxlMFO [6/141]
誠(テニス部…バドミントンならやった事あるんだけどなぁ…世界と…。)
誠(う~ん…)
誠(…あれ、高見君。)
誠(…また違う女の子と一緒だな…なんだあの巻き貝みたいな頭…ルー語だし…)
誠(…でも可愛いな…)
誠(…)
誠(…ちゃんとゴム付けるようにすれば大丈夫かな?)

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 00:47:42.41 ID:SlkKxlMFO [7/141]
次の日
誠(色々調べたけど、この学年の可愛い子ほとんどは高見君と知り合いみたいだ。それも、結構仲が良いらしい。)
誠(けど、本人の本命は藤崎さん…。藤崎さんも高見君の事が気になっているみたいだ。)
誠(野球部マネージャーの虹野さんは、高見君がほぼ本命みたいだから相手にはしてもらえないだろうな。)
誠(それにしても、高見君あんまり手を出し過ぎて悪い噂も出たり消えたりしてるみたいだ。)
誠(俺の場合は最悪の場面まで行ってしまったけど…)
誠(案外、似たような高校生活だったのかもなぁ…)
誠(今回は間違えないようにしないと。)

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 00:56:18.09 ID:SlkKxlMFO [8/141]
誠(あれ、中庭にいるのは…)
誠(虹野さんと高見君か。)
誠(またタオル渡してる。虹野さん、結構積極的なんだな。)
詩織「おはよう。」
誠「あ、あぁ、おはよう。」
詩織「早いんだね。」
誠「早起きしちゃってね。」
詩織「そうなんだ。…私も、今日は早起きしたんだ。」
誠「え?どうして?」
詩織「内緒。…あ。」
誠「?どうしたの?」
詩織「う、うぅん、なんでもない。ちょっとお手洗いに行ってくるね。」

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 01:06:21.98 ID:SlkKxlMFO [9/141]
誠(…どうしたんだろう。)
誠(窓の外を見てたような…)
誠(虹野さんて高見君…二人を見てショックだったのかな?)
誠(…。)

好雄「よう、おはよ。」
誠「あぁ、おはよう。」
好雄「どうした?」
誠「いや、窓の外…あれ、もういないや。」
高見「おはよう。」
誠「わ!お、おはよう。」
好雄「ん?なんだ、なんでお前二つもタオル持ってんだ?」
高見「…いや、なんか詩織と虹野さんからもらっちゃって…」
好雄「な、なにぃ!?」
誠(…あ、そういう事か。)
好雄「お、お前ー!虹野さんだけならまだしも、ふ、藤崎さん!藤崎にまで…!」

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 01:15:38.50 ID:SlkKxlMFO [10/141]
高見「そ、そんな事言われても…」
誠「高見君、あまり手を出し過ぎない方が良いと思うよ?」
高見「え?」
好雄「お、そうだそうだ!誠、言ってやれ!」
高見「参ったな…(まんべんなくデートとかしないとすぐに変な噂が立つんだよな…)」
詩織「あ、おはよう。」
誠(あ、戻って来た。)
高見「おはよう、詩織、ありがとね、これ。」
詩織「うぅん。良いよ。私も、少しは応援したいし。」
好雄「…くぁぁぁ、なんかラブラブな感じ。モテないのは辛いなぁ、誠?」
誠「あ、あぁ…(修羅場フラグが建ってると思うけど…。)」


57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 01:25:04.26 ID:SlkKxlMFO [11/141]
誠(…案外、藤崎さんには付け入る隙がありそうだな…。)
誠(…よし。)

放課後
詩織「ふぅ、今日も疲れたなぁ…」
詩織「野球部は…まだ練習やってるんだ。直人君…頑張ってるかな?」
詩織「…虹野さんも、一緒だよね…マネージャーだし。」
詩織「…。はぁ、帰ろう。」

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 01:29:03.38 ID:SlkKxlMFO [12/141]
誠「あ、藤崎さん。」
詩織「…あれ?伊藤君?どうしたの?こんな時間まで。」
誠「部活の見学してたら遅くなったんだ。」
詩織「そうなんだ。どこにするか決まった?」
誠「うん。野球部にしようと思う。」
詩織「野球部?」
誠「うん。」
詩織「そっか、頑張ってね。それじゃ、私、帰るね。」
誠「あ、藤崎さん。」
詩織「え?何?」
誠「ちょっと、話してかない?」
詩織「…」

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 01:34:33.02 ID:SlkKxlMFO [13/141]
詩織「でも、友達に…」
誠「じゃあ、教室で。」
詩織「…うん、良いよ。」
誠「良かった。じゃあ教室行こうか?」
詩織「うん…。」

詩織「お話って何?」
誠「うん。…高見君の事なんだけど。」
詩織「直人君の?」
誠「藤崎さん、高見君の事好きなの?」
詩織「…え!?」
誠「タオル渡したり、なんか時々高見君の事目で追ってるみたいだから。」
詩織「…ただ、幼なじみだから、仲が良いだけだよ。」
誠「本当に?」
詩織「…うん。」
誠「そうか…」

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 01:48:28.98 ID:SlkKxlMFO [14/141]
誠「今日、野球部の見学に行った時にさ。」
詩織「?」
誠「虹野さんと高見君、やっぱり凄く仲が良さそうだった。」
詩織「…そう。」
誠「明日は虹野さんが弁当作って来るって。」
詩織「…え?」
誠「…」
詩織「に、虹野さん、料理得意だもんね…マネージャーだし…部員の栄養管理は…。」
誠「…藤崎さん、本当にそう思ってるの?」
詩織「…」
誠「今日、タオル渡したのも虹野さんへの対抗心からだろ?」
詩織「それは…」
誠「それは、何?」

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 01:58:48.45 ID:SlkKxlMFO [15/141]
詩織「…」
誠「明日、虹野さんが弁当作って来たら、今度は次の日に藤崎さんが弁当作って来るのか?そうやってずっと虹野さんの二番煎じを繰り返すのか?」
詩織「…」
誠「まぁ、でもただの幼なじみなら、そんな事気にしないか。」
詩織「…」
誠「まぁ、このまま行くと虹野さんと高見君は恋人同士に…」
詩織「…や。」
誠「え?」
詩織「嫌だ…」

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 02:04:25.65 ID:SlkKxlMFO [16/141]
詩織「私だって…本当はただの幼なじみなんて嫌だったし…もっと積極的になりたかったよ…でも…」
誠「…」
詩織「でも、彼に、どんな顔をしてそんな感情を伝えれば良いの?ずっとただの幼なじみとして生きて来て…今更そんな…そんなの…」
誠「…」
詩織「せっかく今まで抑えて来れたのに…なんで…?なんでこんな事するの…?」
誠「藤崎さん。」
詩織「…私…もう、帰る…。」


70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 02:16:57.63 ID:SlkKxlMFO [17/141]
誠「やっぱり、好きなんだね?高見君の事が。」
詩織「…うん。」
誠「じゃあ、協力してあげようか?」
詩織「え…?」
誠「だから、俺が二人を恋人にしてあげるよ。」
詩織「でも…。」
誠「虹野さんと高見君が恋人になっても良いのか?」
詩織「…。」
誠「…。」
詩織「少し…。考えさせて…。」
誠「…わかった。」
詩織「じゃあ…帰るから…。」


誠「…。」
誠「もう少し…だな。」

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 02:27:44.00 ID:SlkKxlMFO [18/141]
誠(藤崎さんはもう少しだな…。)
誠(…けど、やっぱり最後まで持って行けなかったのが少し悔しい…)
誠(…)
誠(ゲームセンターにでも行って発散するか…。)

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 02:36:00.68 ID:SlkKxlMFO [19/141]
誠「行け!紗夢!うぉぉぉ!」ガチャガチャガチャガチャ
誠「よし!勝った!!」
朝日奈「へえー!上手いー!やるぅー!!」
誠「え?」
朝日奈「や!転校生君!!ゲーセンとか来るんだね?意外~!」
誠「あ、え~っと…朝日奈さん?」
朝日奈「あれ~?私の名前知ってたんだ?」
誠「あ、あぁ、えっと、好雄から聞いたんだよ。」
朝日奈「そうなんだぁ~。あ、あなたの名前は?」
誠「俺?誠。伊藤誠。」
朝日奈「そか、ね、ね、誠君、これから遊びに行かない~?私ちょ~暇してたんだぁ。」
誠「遊びに?…別に良いけど。」
朝日奈「本当!?超ラッキー!じゃあドコ行こうかぁ~?」
誠(元気だな…)

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 02:47:33.50 ID:SlkKxlMFO [20/141]
朝日奈「え~!?じゃあ今一人暮らししてるのぉ!?」
誠「うん。まぁね。」
朝日奈「凄い凄い~!良いなぁ~。私も一人暮らししたい~。」
誠「そんな良い物でもないけどなぁ…」
朝日奈「え~?でも、なんでも自由に出来るでしょ~?」
誠「まぁ、それはね。」
朝日奈「良いなぁ~。」
誠(…そうだ…。)

77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 02:51:25.77 ID:SlkKxlMFO [21/141]
誠「来てみる?」
朝日奈「え?」
誠「だから、うちに来てみる?」
朝日奈「本当!?」
誠「うん。」
朝日奈「行く行くぅ!じゃあ行こう?すぐ行こう?」
誠「はいはい。(…よし。)」

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 02:59:35.34 ID:SlkKxlMFO [22/141]
誠「この部屋。」ガチャッ
朝日奈「わぁ~!凄い~!ドラマみたい!」
誠「あはは、そうかな?(…鍵閉めてっと…)」ガチャ
朝日奈「ねぇねぇ、ベッドに座っていい?」
誠「あぁ、良いよ。(調度良いな。)」
朝日奈「わーい!」ボフン
誠「お茶飲む?」
朝日奈「うん、貰うー!」
誠「ほいほい。(さて、無理矢理行くか正攻法で行くか…。)」

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 03:12:20.75 ID:SlkKxlMFO [23/141]
誠「はい、お茶。」
朝日奈「ありがとう~!」
誠「…。」
朝日奈「結構物少ないんだね~。」
誠(さて、どう行こう。)
朝日奈「…伊藤君?」
誠「…ねぇ、朝日奈さん?」
朝日奈「ん?なに?」
誠「今付き合ってる人っている?」
朝日奈「え~?いたらここに来れないってぇ~。」
誠「じゃあ、好きな人とかは?」

83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 03:23:33.28 ID:SlkKxlMFO [24/141]
朝日奈「う~ん…どうなんだろ、気になる感じの人はいるんだけど…」
誠「へぇー。」
朝日奈「なんか、こういう場所だとそういう話するのも楽しいねぇ~!」
誠「うん。」
朝日奈「やっぱり良いなぁ~一人暮らし。」
誠「でも、もっと楽しい事があるよ。」
朝日奈「え~!?どんな事!?」
誠「…」ガバァ!!
朝日奈「え、ちょ…なになに!?」

84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 03:28:58.27 ID:SlkKxlMFO [25/141]
誠「一人暮らしの男の部屋に一人で上がり込んで来るって事はさ、少しは覚悟してたんだろ?」
朝日奈「え…な…何が…?何が…?」
誠「…あれ、結構遊んでるようで、あまりこういう事は知らないのか。」
朝日奈「…。」
誠「じゃあ、教えてやるよ。」
朝日奈「な…何を…?」
誠「だから、楽しい事だよ。」
朝日奈「ま…待って!ちょっと待ってよぉ!いやあああああ!」

91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 03:41:24.56 ID:SlkKxlMFO [27/141]

誠「朝日奈さん、そろそろ帰らないとまずいんじゃない?」
朝日奈「…うん…」
誠「ほら、制服も着なきゃ。」
朝日奈「うん…」
誠「…」
朝日奈「…ねぇ。」
誠「何?」
朝日奈「私…初めてだったんだよ。」
誠「反応見たらわかるよ。」
朝日奈「…」
誠「…」
朝日名「初めてだったんだからね。」ガチャッバタン!タッタッタッタッタ…
誠「…。何となく、世界と似た感じがするな…。」

93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 03:45:51.53 ID:SlkKxlMFO [28/141]
次の日

誠「ふわあぁ~…」
誠「なんか疲れてるな…久しぶりだったからかな?それても何回もしたからか…」
誠「眠い…」
朝日奈「おはよう~!誠!」
誠「え?」
朝日奈「おはよう。」
誠「…え?誠って…」
朝日奈「言ったじゃん、初めてだったって。」
誠「え…?だから…?」
朝日奈「責任は取ってもらうからね~!?」
誠「え、ちょ、朝日n…」
朝日奈「じゃあまたね~!」
誠「…やっぱり世界っぽいな…。」
誠「…ヤバい、遅刻だ。」タッタッタッタッタ…

96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 03:51:56.92 ID:SlkKxlMFO [29/141]
誠(昨日は流れで朝日奈さんとしてしまったけど…)
誠(やっぱり本命は藤崎さんだ…可愛いし、スタイルも…。)
誠(昨日の感じだと、もう少しで行けそうだったんだけどなぁ…)
詩織「…」(イスに座る)
誠「あれ、おはよう。」
詩織「…うん…」
誠「…」
詩織「…」
誠「昨日、あれから考えた?」
詩織「…っ…な、なんの…事…?」
誠「とぼけないでよ(笑)」
詩織「と、とぼけてなんて…」

ガラガラガラ
虹野「あ、またついて来ちゃった…」
高見「あはは、本当だね。」
詩織「…っ!」

98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 03:56:43.68 ID:SlkKxlMFO [30/141]
虹野「あ、あのね?高見君。」
高見「ん?」
虹野「今日、お昼の予定って決まってる?」
高見「…?好雄と購買に行こうと思ってるけど…」
虹野「…だ、だったら…あの、お弁当、今日作り過ぎちゃったんだけど…良かったら食べてくれない?」
高見「…え?」
虹野「私…今日寝ぼけてたみたいで…」
高見「良いの?」
虹野「うん…良かったらだけど…」
高見「じゃあ…もらおうかな。」
虹野「本当!?良かったぁ…じゃあ、お昼休みに迎えに来るね!」
高見「うん、ありがと…あれ、走って行っちゃった。」

101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 04:08:56.54 ID:SlkKxlMFO [31/141]
誠「ほら、昨日言った通りだ。」
詩織「…」タタタタタ…
誠(…ははっ、走って行っちゃった…。)
高見「あれ、詩織どうしたのかな?」
誠「体調悪いんじゃないかな?」
高見「そうかぁ…」
誠(高見君は鈍感だな…モテるのに、もしかして童貞なのか?もったいない…)

昼休み

誠「結局藤崎さんは早退か…それじゃあ詰めるに詰められないな…」
誠「…他の子を狙うか?」
誠「…とりあえず、どこ行こうか。」

安価して良いですか?
>>103
1花壇(緑髪)
2校庭(ウインナー頭)
3中庭(虹弁遭遇)

103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 04:12:52.94 ID:N3BOi8w4O
藤崎のところへおしかける

105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 04:19:39.04 ID:SlkKxlMFO [32/141]
これは3で良いでしょうか?

誠「中庭でも行くか…あ、ついでに藤崎さんにメールでも送ろうかな…ってあれ?」(原作設定無視でごめんなさい。アドレスは好雄から聞いた設定で。)
誠「あそこにいるのは…高見君と虹野さん?」
誠「…仲良さそうだな…」
誠「…よし…写メ撮って藤崎さんに送ろう。」パシャッ
誠「よし、送信…」
高見「あれ?伊藤君。」
誠「や、やぁ、高見君。」
虹野「お友達?」

107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 04:27:55.08 ID:SlkKxlMFO [33/141]
高見「うん、ほら、昨日部活見学にも来てた転校生の…」
虹野「…あぁ!…ごめんなさい、私記憶力なくて…」
誠「あはは、大丈夫だよ。」
虹野「どう?野球部、入って貰えるかな?」
誠「そうだなぁ。もう少しゆっくり決めてみるよ。」
虹野「そっかぁ、いつでも待ってるからね。」
誠「ありがとう。(近くで見ると一層可愛いな。)」
高見「ところで、伊藤君何してたの?」
誠「あぁ、ちょっと散歩してたんだ。そろそろ行こうかな。」
高見「そうか。」
誠「じゃあ、また教室で。」
高見「うん。」
虹野「またね。」

誠「虹野さん…付け入る隙は無さそうだ…う~ん…何とかしたいけど…」

108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 04:39:09.65 ID:SlkKxlMFO [34/141]
誠「…ん?あそこにいるのは…」
誠「確か同じクラスの…えーっと…あぁ、そうだ。」
誠「何してんだろ…」
伊集院「ん?」
誠「あ。」
伊集院「やぁ、君は確か転校生の伊藤君ではないか。どうかね?我がきらめき高校は。気に入ってもらえたかな?」
誠「あぁ…。まぁね。」
伊集院「そうか。まぁ、しばらくは慣れないだろうからね。何かわからない事や困った事があれば、すぐに僕の所へ来てくれたまえ。」
誠「はぁ…」
伊集院「それでは、失礼するよ。」
誠「…」
誠「…なんだ、あの子可愛いのに、なんで男子の制服なんて着てるんだろう…」
誠「…まぁ、その内聞いてみるか。」

109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 04:47:02.36 ID:SlkKxlMFO [35/141]
誠「教室に戻って来てしまった。」
誠「まだ時間はあるなぁ。」
誠「う~ん…」
ガラガラガラ
誠「ん?」
誠「なんだ?あの子キョロキョロして…入って来れば良いのに。」
誠「あの。」
美樹原「は、はい!」
誠「誰かに用?」
美樹原「は、はい、あの、詩織ちゃんは…」
誠(藤崎さんの友達か…)「藤崎さん、今日体調崩して早退しちゃったんだよ。何か伝える事あったら代わりに伝えておくけど。」
美樹原「い、いえ、あの…この間借りたCD…返さなきゃって思って…」
誠「あぁ…。」
誠「代わりに返しておこうか?」
美樹原「え?」

110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 04:53:31.37 ID:SlkKxlMFO [36/141]
美樹原「あの…でも……直接返した方が…」
誠「そうか…。(…待てよ、そうだ…)じゃあ、今日一緒に返しに行こうか?」
美樹原「え?」
誠「俺も、今日藤崎さんに届けなきゃいけない物があるんだ。だから、一緒に行かない?」
美樹原「でも…えっと…」
誠「俺、転校して来たばかりで友達全然いないんだ。だから、美樹原さんとも仲良くなれたらなって思うんだ。」
美樹原「あの…はい…わかりました…じゃあ、放課後、校門で待ってます…」
誠「うん、わかった。校門で。」
美樹原「あの…私、美樹原愛っていいます。」
誠「あ、俺は伊藤誠。」
美樹原「よろしくお願いします…じゃあ…」
誠「うん。放課後に。(よし…面白い事になりそうだな…。)」

112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 04:57:52.14 ID:SlkKxlMFO [37/141]
放課後

誠「美樹原さん。」
美樹原「あ…どうも…」
誠「待たせてごめんね。行こうか。」
美樹原「あの…はい…」
誠「あ、その前に、一回うちに寄って行っても良いかな?荷物置いて行きたいんだ。」
美樹原「あ…はい…。」
誠(…なんか言葉をさらに大人しくしたような子だな…)


114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 05:08:51.27 ID:SlkKxlMFO [38/141]
なんとなく、美樹原とひだまりのなずなのキャラが被るような気がします。

誠「ただいま。」
美樹原「あの…一人暮らし…なんですか?」
誠「うん、そうだよ。」
美樹原「凄い…ですね。」
誠「そうかな?」
美樹原「凄い…と思います。」
誠「じゃあ、荷物置いて来るからちょっと待っててね。」
美樹原「は、はい…」

誠「お待たせ。行こっか。」
美樹原「はい…」
誠(今手を出そうと思えば出せるけど…もう少し、後に取っておくか…。)

美樹原「あの…。着きました。」
誠「ここが藤崎さんの家か…。」
美樹原「は、入りましょう…」
誠「あぁ、俺はここで待ってるから、行って来なよ。」
美樹原「え…でも…」
誠「さすがに、病気の女の子の部屋に上がり込むのは失礼だろうからさ。」
美樹原「あ…。」
誠「?」
美樹原「せ…誠実…なんですね…」
誠「え?」
美樹原「では…行って来ます…。」

誠「…誠実、か。」
誠「…」

117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 05:17:54.94 ID:SlkKxlMFO [39/141]
誠(誠実とか…そんな言葉、俺に似合う訳ないのにな。)
誠(自分の欲の為に藤崎さんを傷つけたり、朝日奈さんを襲ったり…)
誠(美樹原さんみたいに純粋な子も、襲おうとしてたなんて…)
誠(そもそも俺がきらめき高校に来たのは、逃げる為なのはもちろんあったけど、同じ間違いをしない為でもあったのに…)
誠(美樹原さんのお陰で…思い出せた気がする…)
誠(…言葉と美樹原さん…何処か似たものを感じるのは…)
誠(もしかして、言葉が俺を引き戻してくれたんじゃ…はは、なんだ、これじゃあ言葉が死んだみたいじゃないか。)
誠(…。)

美樹原「…さん?」
美樹原「伊藤…さん?」
誠「…え?」

119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 05:24:39.61 ID:SlkKxlMFO [40/141]
美樹原「あの…大丈夫…ですか?」
誠「…あ。」
美樹原「えっと…」
誠「あぁ、ごめん。少し考え事してたんだ。」
美樹原「でも…少し顔色…悪いみたいです。」
誠「そうかな…。」
美樹原「あの…私の家…すぐ近くなんです…少し休んで行ったら…」
誠「…え?」
美樹原「…え、い、いえ!ごめんなさい…!失礼ですよね、今日知り合ったばっかりで、こんな事…」
誠「あはは…」
美樹原「伊藤…さん?」

120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 05:27:37.54 ID:SlkKxlMFO [41/141]
誠「うん、本当に、大丈夫だよ。ほら、普通に立ち上がれるし。」
美樹原「ほ、本当ですか…?」
誠「本当本当。さ、帰ろうか。家近くなんだっけ?送っていくよ。」
美樹原「いえ…そんな…あ、あの…お願い…します…」
誠「ははは、うん。」
美樹原(なんだろ…私…ドキドキする…)
誠(美樹原さんのお陰で…間違った自分に気付けそうだ…。)

122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 05:34:36.47 ID:SlkKxlMFO [42/141]
美樹原「あの…ここです…私の家…」
誠「本当に、近いんだね。」
美樹原「あの…はい…」
誠「…」
美樹原「…」
誠「…あのさ。」
美樹原「は、はい!」
誠「俺、転校して来たばかりでこの辺の地理全然わかんないんだ。…だからさ。」
美樹原「…」
誠「良かったら週末、色々と案内してくれると嬉しいんだけど…」
美樹原「え…え!?」
誠「い、いや!無理だったら良いんだ!ご、ごめん…」
美樹原「い、いえ…」
誠「え?」
美樹原「す、少し、びっくりして…私…あの、男の人に、そんな風誘われた事って、あの…なかったから…」

123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 05:38:59.56 ID:SlkKxlMFO [43/141]
誠「そ、そうなんだ。」
美樹原「い、行きましょう。案内…します。」
誠「ほ、本当に?」
美樹原「は、はい…あまり珍しい場所とかは知らないですけど…お、美味しいお店とか、ペットショップとかなら…」
誠「よ、良かった、断られなくて。」
美樹原「こ、断らないです。…だって…」
誠「え?」
美樹原「い、いえ、何でもありません…!じ、じゃあまた明日、学校で…」
誠「あ、う、うん…」

誠(…)
誠(……)
誠(…なんか、凄く緊張したな。)
誠(…。)

124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 05:47:12.44 ID:SlkKxlMFO [44/141]
誠「ふぅ、い、家に着いた…あれ、鍵するの忘れてたか……まぁ、盗られる物なんて別に…」
「ま~こ~と~…」
誠「!?せ、せかい!?」
朝日奈「何処行ってたのよ~?またゲーセンでも行ってたのぉ!?ってか世界って何!?人の名前ぇ!?」
誠「あ、朝日奈さん!?い、いや、あの、その…」
朝日奈「誠~、私お腹空いちゃったよぉ~。」
誠「う、腕巻き付けるなよ!腹減ったんなら家帰って何か食えって!」
朝日奈「ちょっと~、昨日あんだけ凄い事しといて、このくらい大した事ないでしょ?私まだ少し変な感じするんだからね~?」


125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 05:52:21.60 ID:SlkKxlMFO [45/141]
誠「ん、んな事言われても…」
朝日奈「とにかく~、これからご飯食べに行こーよ!ご飯~!ご飯~!
誠「ち、ちょっと待ってって…俺は…」
朝日奈「なぁに?ご飯の前に、まさかまたしたいとか!?」
誠「な!何言って!」
朝日奈「もう~、まぁ誠とならしても良いけど…」
誠「え…」
朝日奈「ぶっちゃけ~私も少しハマっちゃった、みたいな?」
誠(だ、駄目だ、俺はせっかく美樹原さんに…)
朝日奈「今日はね。実は朝からそのつもりで良い下着で着てるんだよ~?」
誠「!」
誠(そ…そうか…別に俺はまだ美樹原さんと付き合ってる訳じゃないし…ゴム着ければ妊娠も…)
朝日奈「ねぇ、誠~?」
誠「夕子…」
朝日奈「なに?…きゃっ…もう、突然なんだからぁ~!
誠(お、俺は!俺は悪く…ない…!!)

128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 06:08:20.04 ID:SlkKxlMFO [46/141]
次の日

誠「…はぁ…」
誠「まずい…これじゃあ前と何も変わらないじゃないか…」
誠「夕子…美樹原さん…まるで世界と言葉みたいな…」
誠「…どうすれば…。」
誠「…はぁ…」

教室

誠「藤崎さん、今日も休みか。」
誠「…悪い事、しちゃったなぁ…」
誠「…。」
好雄「どうした?浮かない顔して。」
誠「あぁ、好雄。」
好雄「前の学校が恋しくでもなったのか?」
誠「前の学校…(世界…妊娠どうなったんだろう…)」
誠「はああああ~…」
好雄「お、おい、どうしたんだよ。」
誠「何でもない…」
好雄「変な奴だなぁ…」
ガラガラガラ


130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 06:14:04.72 ID:SlkKxlMFO [47/141]
美樹原「…(キョロ、キョロ…)」
好雄「あれ、美樹原さんだ。藤崎さんに会いに来たのかな?」
誠「え!?」
美樹原「あ、い、伊藤…さん…」トトトト…
好雄「んあ?」
誠「や、やあ、美樹原さん。どうしたの?」
美樹原「…い、いえ、もう、学校来てるかなぁって思って。
誠「そ…そう。あはは…」
美樹原「あの、大丈夫ですか?やっぱり体調悪そうです…」
誠「だ…大丈夫…うん、大丈夫…。」
美樹原「そ、そうですか…?無理せず、学校休んだ方が…」
誠「そ…そうか…そうだよね…うん…そうする…」
美樹原「え…えぇ…。」
誠「好雄…そういう事だから…先生には言っておいてくれ…じゃあ…」
好雄「あ、あぁ…」
美樹原「…」
好雄「…」
美樹原「…はっ…し、失礼…します…!!」

好雄「…どうなってんだ?一体…」

133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 06:24:47.11 ID:PIIG52i00
鏡さんは出すなよ!絶対出すなよ!

134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 06:40:56.59 ID:SlkKxlMFO [50/141]
>>133
出して欲しいと捉えてよろしいですか?w

朝日奈「あれ~?まこ…伊藤君は~?」
好雄「おぉ、お前か…伊藤なら体調悪いっつって早退したよ。」
朝日奈「え~?…あいつ~…調子に乗って何回もするからぁ。全く、疲れるのはこっちだっての。ボソッ」
好雄「おい、朝日奈。あれ、どこ行くんだよ!」
朝日奈「私も早退~!」
好雄「…あれ…モテないのって俺だけ…?」
キャーイジュウインサマー、キャーキャー。
アレー?マタツイテキチャッター。
アハハーマッタクニジノサンハー…

好雄「……」

135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 06:47:01.91 ID:SlkKxlMFO [51/141]
朝日奈「もう~、体調悪いとか言って、やる事はやるんだからぁ。」
誠「お前が被さって来るからだろ…」
朝日奈「ただベッドで抱き合うだけでも良いじゃぁーん!」ジタバタ
誠「あ~、もう暴れるなって!」
朝日奈「最初は嫌だったけど、今は誠の事好きなんだよ?」
誠「…」
朝日奈「ねぇ、誠。」
誠「…」
朝日奈「誠ってばぁ!」
誠「あぁ…」
朝日奈「なのに、私達付き合ってる訳じゃないんだよね…」
誠「…」
朝日奈 「ねぇ、誠ぉ。」
誠「…」
朝日奈「まーこーとー!!」
誠「スースー…」
朝日奈「…もう…!」

138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 06:53:43.75 ID:SlkKxlMFO [52/141]
誠「ん…あれ…」
誠「夕子…帰ったのか…。
誠「…」
誠「はぁ…」
誠「…ほんと、めんどくさい…」
誠「…」

ピンポーン

誠「…え?あ、はい!!」
美樹原「あ、あの…愛です…あの…学校終わったので…お、お見舞いに…」
誠「あ、あぁ…えっと…今出るよ…!」
美樹原「お、お邪魔します…」
誠「ど、どうぞ…」
美樹原「…」
誠「…」
美樹原「あ、あの…」
誠「…え?」
美樹原「体調…大丈夫ですか…?」
誠「あ…うん…大分…。」
美樹原「そ、そうですか…」

139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 06:59:39.25 ID:SlkKxlMFO [53/141]
美樹原「あ、あの…」
誠「え?」
美樹原「多分…何も食べてないと思って…夕飯の材料、買って来たんです…良かったらと思って…」ガサッ
誠「え…良いの?」
美樹原「は、早く…元気になってもらいたいから…」
誠(…ど、どうしよう…可愛い…夕子や世界とは大違いだ…)
美樹原「め、迷惑でしたか…?」
誠「そ、そんな事ないよ!是非食べたいな!」
美樹原「ほ、本当ですか!?じ、じゃあ台所…お借りします…!」
誠「あ、お、俺も何か手伝…あっ」フラッ
美樹原「そ、そんな、休んでて下さ…キャッ」

ドサッ

二人「あ…」

141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 07:07:27.73 ID:SlkKxlMFO [54/141]
誠「ご、ごめん!すぐにどく…え?」
美樹原「…」ギュッ
誠「み…美樹原さん?」
美樹原「あ…あの…伊藤…さん…」
誠「な…なに…?」
美樹原「わ、私…これまで…男の子の部屋にこんな風にお邪魔するどころか…お、お話する事も出来なかったんです…す、すぐに…赤くなっちゃって…」
誠(こ…これって…)
美樹原「でも…でも、不思議と…い、伊藤さんとなら、自然にお話出来るんです。…ちょっとたどたどしくなる時はあるけど…でも、とっても自然に…」
誠(…)


143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 07:12:26.04 ID:SlkKxlMFO [55/141]
美樹原「私…昨日、部屋の中でずっとそんな事考えてて…授業中も…同じように考えてて…ボーッとしてたら先生に怒られちゃいました…」
誠(…)
美樹原「あ、あの…今から私が言う事…き、聞いて…もらえますか…?そして…答えを…聞かせて下さい…」
誠「うん…」(ま、まずいって!これを聞いちゃったら!)
美樹原「わ、私…思うんです…これってきっと…これって…これって…」
誠(だ、駄目だ!俺は…)
美樹原「恋…なんじゃないかって…」
誠(…!)
美樹原「だから…だから、とっても恥ずかしいけど…本当は、すぐにでも逃げ出したいけど…ゆ、勇気を出して言います…」
誠(…)
美樹原「す、好きです…伊藤さんが…好きです…。私と…つ、付き合って…下さい…。」ギュゥッ…プルプル…
誠「美樹原さん…」
美樹原「お願い…すぐに答え…聞かせて下さい…じゃないと…じゃないと私…恥ずかしくて…死んじゃう…」

146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 07:19:19.71 ID:SlkKxlMFO [56/141]
伊藤(俺は…俺は…。)
伊藤「美樹原さん…」
美樹原「は…はいっ…!」キュッ
伊藤「俺も…」ギュッ
伊藤「俺も…美樹原さんの事…」
美樹原「……」
伊藤「好き…だよ…」
美樹原「……!!」
美樹原「伊藤さん…本当…?本当…ですか…?」
伊藤「…うん…本当だよ…。」
美樹原「それじゃあ…それじゃあ私達…お、お付き合い…出来るんですね?」
伊藤「あぁ…」
美樹原「良かっ…たぁ…」ヘナヘナパタン
伊藤「み、美樹原さん?」

147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 07:25:23.47 ID:SlkKxlMFO [57/141]
美樹原「ご…ごめんなさい…なんか…凄く…力が…入ってたみたいで…安心して…気が緩んじゃいました…」
誠「あぁ…」
美樹原「…あ!」
誠「え?」
美樹原「あ、あの!く、首…苦しく…なかったですか?あの…凄く…力…入れてたから…」
誠「あぁ…あははっ」
美樹原「い、伊藤さん?」
誠「美樹原さんに強く抱き締められたくらいじゃ苦しくとも何ともないよ。むしろ気持ち良かった。」
美樹原「…え…。」
誠「…苦しいっていうのはさ…」
美樹原「…??」

148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 07:32:17.32 ID:SlkKxlMFO [58/141]
ムギュウゥゥ~ッ
美樹原「キャウゥゥゥウン!」ジタバタ
誠「これくらいじゃないと。」
美樹原「プハァッ!も、もぅ…!」
誠「あはは。」
美樹原「もう、き、嫌い!」
誠「え?嫌いなの?」
美樹原「う、嘘!好きです!だ、大好きです!伊藤さんが…!」ギュッ
誠「じゃあさ。」
美樹原「え?」
誠「その、‘伊藤さん’ってヤメにしない?」
美樹原「え…えっ?」
誠「名前で呼んでよ。…ね?愛。」
美樹原「…!!」ドキン!
誠「あと敬語も。同い年なんだから。」
美樹原「え…えっと…あの…その…」
誠「ん?」
美樹原「わ…わかった…ま、誠…誠…君…。」キュッ
誠「…あははははっ、うん、それで良いや。」
美樹原「は、恥ずかしい…」

149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 07:37:01.47 ID:SlkKxlMFO [59/141]
誠「よしよし。」ポンポン
美樹原「も、もう!」ガバッ
美樹原「ご、ご飯、作りま…作るから!待っててくだ…待っててね!」
誠「あはは、はいはい。」
美樹原(ど、どうしよう…凄く…幸せ…幸せ過ぎて…おかしくなりそう…)
誠(ど、どうしよう…凄く…不安…不安過ぎて…吐きそう…)

誠「…」
誠「…」
誠(…飯、食えるかな…)
誠(…いや!食わなきゃ!喰わなきゃッッ!)

150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 07:44:04.85 ID:SlkKxlMFO [60/141]
美樹原「あ…あの…ありがとう…体調…悪いのに送ってもらって…」
誠「良いよ。」
美樹原「え、えっと…今日凄く…幸せだった…。えっと…あの…」
誠「これからも」
美樹原「え?」
誠「これからもよろしくね。」
美樹原「は、はははははい…あ、う、うん…!」
誠「じゃあ。また明日。」
美樹原「あ…誠…君…」
誠「ん?」
美樹原「さ、最後に…」
誠「あはは、わかったよ。」

ギュッ

美樹原「おやすみなさい…」
誠「うん、おやすみ…」
美樹原「…」
誠「…」
誠「じゃあね。」
美樹原「う…うん…」
誠(……)
誠(…)

誠「…はぁ、どうしよう、これから…」

152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 07:56:06.34 ID:SlkKxlMFO [61/141]
誠「しかし…愛、見た目に寄らず結構豪快な料理だったな…」
誠「あぁ、ほんと腹一杯だ…苦しい…」
誠「ふぅ…やっと家に着いた…。…あれ?ドアの前に誰かいる…。」
誠「…」
誠「…夕子?…寝てる?」
誠「夕子?何してんだよ!?」
朝日奈「んんぅ…あれぇ…誠…やっと帰って来たぁ…」モソモソ…ギュッ
誠「こんな寒い中なんでこんな所で…」
朝日奈「誠に…早く元気になってもらいたいから、何か食べ物買って来ようと思って…でも私料理出来ないから、どうしようかなぁって…」
誠「と、とにかく部屋に入ろう。」
夕子「うん…」ブルブル
誠「それで…?」
夕子「布団と…誠の体暖かい…」
誠「おい、夕子…」
夕子「あ…うん…だからね。隣町で駅弁フェアやってるの思い出したから、急いで行って来たんだよ。そしたら誠がいなくて…」

153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 08:04:17.20 ID:SlkKxlMFO [62/141]
誠「そ、それなら一回帰れば良かったのに…」
夕子「嫌だよ…そしたら誠に早くお弁当食べさせてあげられないもん…喜ぶ顔…すぐに見たかったから…だから…」
誠「夕子…」
夕子「誠…本当に…温かい…誠にこんな風に、ゆっくり抱き締められたのって初めてかも…」
誠「え…?」
夕子「誠は…?誠は温かい…?」
誠「…うん…」
夕子「…ほら…ね?ただベッドで抱き合うだけなのも…良いでしょ?」ギュッ
誠「…!」
夕子「誠…好き…好きだよ…」
誠「…」
夕子「誠…」
誠「夕子…夕子、俺、俺実は美樹原さんと……あ。」
夕子「スースー…」
誠「…。」ナデナデ

ヴ-ッヴ-ッ

誠「ん?電話…」
誠「美樹原さん…」
誠「…はぁ…」
誠「俺…どうすれば…」

ヴ-ッヴ-ッヴ-ッヴ-ッヴ-ッヴ-ッ……………

156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 08:19:28.44 ID:SlkKxlMFO [63/141]
次の日

誠「教室にいると夕子か愛が常にウロウロしてるし…」
誠「10分休みですら中庭をウロつかなきゃならないのが辛い…」
誠「はぁ…」
誠「…ん?あれは…?」

誠「…」
誠「なんでこんな所にプラモデルが?」
誠「…誰かの忘れ物かな?」

閣下「離れなさい!」
誠「え!?」
閣下「離れなさいと言っているのが聞こえないの!?この下等な小虫!」
誠「こ、小虫…!」

159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 08:29:30.98 ID:SlkKxlMFO [64/141]
閣下「何か言いたそうな目をしているわね?言っておくけど、私はあなたを助けてあげたのよ?」
誠「…はい?」
閣下「…疑うつもり?」
誠「あぁ、だって下等な小虫とか言われて、助けられてるなんて思う奴はいないだろ?」
閣下「…はぁ。これだから下等虫は…」
誠「…略したし。」
閣下「見てなさい。」ガチャッ
誠「…ラジコン?」
閣下「ラジコンではないわ。立派な小型装甲戦車よ。この戦車があの試作機の半径30センチ以内に近付いた時どうなるか、よく見てみると良いわ。」
誠「…なんだ?まさか自動センサーで迎撃でもするってのか?そんなバカな事が…」

ズドドドドトウゥーーーーン!!!!!!!

閣下「バカなのはあなたの頭だったようね。」
誠(く、クレーター…?地面にクレーター出来ちゃってる?しかもあんだけの爆発でラジコンは無傷だし…マ、マジック…?マジックだよな…?)



160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 08:40:15.25 ID:SlkKxlMFO [65/141]

閣下「ふっ…破壊力も去ることながら、あの砲撃に堪えうる装甲…なかなかの出来ね。」
誠「や、やっぱりバカはお前だろ!こんな危ないもん中庭に置きやがって!もし人が通ったらどうするつもりだよ!?」
閣下「もちろん、ここ3ヶ月の学校中の時間帯・場所別の人通りのデータを取った上での実験よ。その結果。この休憩時間、この中庭を通った人間は愚か、小動物も何も通らなかったの。」

161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 08:43:54.60 ID:SlkKxlMFO [66/141]
誠「俺が通っただろー!」
閣下「確かに妙ね…このデータの信頼性はほぼ100%に近かった筈。だとすると…」
閣下「あなた、元々この学校の生徒ではないわね?もしくは…」
誠「もしくは…?」
閣下「時代も…作品も…」
誠「…」
閣下「…とにかく、あなたは明らかに行動パターンがここの人間とは違う。…イレギュラーね。」
誠「…まぁ、確かに転校生ではあるけど…」
閣下「…なるほど…それは盲点だったわ。これからは転入生のデータも加味して行かなくては…」
誠「なぁ、君は…」
閣下「あと3分で授業が始まるわ。あなたを急いだ方が良いんじゃないの?」
誠「え!?…わ!わ!」
閣下「さよなら。」ザッザッザッザ…
誠「…変な奴だったなぁ…」

162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 08:52:32.78 ID:SlkKxlMFO [67/141]
‐体育‐

好雄「…なぁ、誠。」
誠「なんだ?」
好雄「藤崎さん、まだ学校休んでんだなぁ…」
誠「…あぁ。」
好雄「藤崎さん、ほとんど学校を休む事なんてなかったのに…あぁあ、心配だ、心配だぁあ!」
誠「…。」
誠(藤崎さん…悪い事、しちゃったかもなぁ…なんて謝れば…。)
朝日奈「おーい!まーことー!!」ムニュッ
誠「うわ!ゆ、夕子…!後ろから飛び付くなって!」
朝日奈「なーによぉ!他の男子にとっては最高に羨ましいサービスなのに!ねー好雄君!?」
好雄「あーあーもう知るかよ。ケッ。」

先生「こらー!朝日奈!他のクラスで何をやっとるー!」
朝日奈「あ、ヤバ~!じゃあ誠、また後でねんー!」
誠「あー、はいはい…」
好雄「お前も大変だなぁ…」
誠「…あぁ、本当に…はぁ…」


美樹原「……」

165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 09:02:12.41 ID:SlkKxlMFO [68/141]
美樹原(…今、誠君の背中にくっついてたのって…朝日奈夕子…さん…?)
美樹原(私もまだあんな事してないのに…!!ゴォォォォ
美樹原(…でも…本人にはちょっと言えないな…怖いし…髪の毛赤いし…)
美樹原(…)
美樹原(…今日、誠に後ろから飛び付いちゃおっかな…)
先生「美樹原!聞こえんのか!?123ページ!」
美樹原「わ!は…はい!ごめんなさい!ふ、普通に…抱きつくだけにします…」
先生「…はぁ?何を言っとるんだお前は?」
ワハハハハ、ミキハラサンオカシー、サスガヘルメットー。

館林「愛ちゃん、大丈夫?」
美樹原「う…うん…」
館林「はぁ、私も大変だよ…最近、体当たりし過ぎて打ち身だらけで…」
美樹原「そっかぁ…」
館林「うん…(体当たりスルー?)」

美樹原「はぁ…」
美樹原(早く誠君の部屋行きたいな…)

167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 09:10:54.87 ID:SlkKxlMFO [69/141]

‐ショッピングモール‐
館林「う~ん、それにしても…」
館林「愛ちゃんがあんなに夢中になる人かぁ…」
館林「あの人と同じクラスの…確か転入生だよね?」
館林「…今度ぶつかってみようかなぁ…?」
館林「はぁ、最近ぶつかってばっかりだなぁ…」

ドンッ

館林「キャッ」
館林「ご、ごめんなさい…ってあれ?誰もいない…」
館林「…なんだったんだろ?」

ガチャッガチャッガチャッガチャッ…

173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 09:35:13.29 ID:SlkKxlMFO [71/141]

‐校門‐
美樹原「…そ~…」
誠「遅いなぁ、愛…(せっかく今日は夕子が用事で早く帰ったのに。)」
美樹原「まーこーとさん!くにゃ!?」ゴチン
誠「いてぇ!」
美樹原「し…身長と…ジャンプ力が…足りな…かったぁぁぁ…」ヒリヒリ
誠「あ、あぁぁ愛、大丈夫か?」
美樹原「だ、大丈夫ぅ…」ムギュウ
誠「ばっばか、こんな所で…」
美樹原「だ、だって悔しかったんだもん…」
誠「え?」
美樹原「体育の授業で朝日奈?さんに…後ろから…」
誠「(ビクゥッ)な、なんだあれ見て妬いてるのか?あはははは…」
美樹原「いいの!悔しかったの!恋人は私なのに…」
誠「あ~ごめんごめん。早く家行こうぜ。な?」
美樹原「うん…」ヒシッ
誠「なんか随分甘えん坊になったなぁ…。可愛いけど。」


174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 09:41:27.87 ID:SlkKxlMFO [72/141]
誠「けど、恋人は私なのにってセリフ、どっかで聞いた事があるような…」
美樹原「ま、誠君!誠君!」
誠「ん、何?」
美樹原「見て見て!コアラがいっぱいいるの!」
誠「…あぁ、テレビか。」(愛は動物が好きだよなぁ…。)
誠「…」
誠(待てよ、動物園なら夕子も寄り付かないんじゃないか…)
誠「…よし、愛。」
愛「え?」
誠「週末は、動物園にでも行こうか?」
愛「…え!?」
誠「ほら、前に街を案内してもらえないか頼んだだろ?案内も良いんだけど、やっぱり愛が喜ぶ場所に行くのも良いかなって。(街なら夕子の方が詳しいだろうし。)」
誠「…ダメかな?」
愛「……」
誠「…わ、わ、どうした?嫌だった?」

175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 09:46:32.79 ID:SlkKxlMFO [73/141]
美樹原「…うぅん!嬉しいの!!」ガバァ!
誠「わ!」
美樹原「楽しみ!凄く…楽しみ!」
誠「は、はははは…そうかそうか。」
美樹原「…」ギュッ
誠「愛?」
美樹原「誠君…あの…」
誠「どした?」
美樹原「そ、その…」
誠「?」
美樹原「き…き…」
誠「き?」
美樹原「あー!もう!」パカァン!
誠「いてぇ!」
美樹原「あ!つ、つい!」
誠「な…何にもボケてないのに…ただ聞き返しただけなのに…」
美樹原「ご、ごめんなさい…つ、つい…恥ずかしくて…」
誠「いたたたた…全く…で、何?」
美樹原「うん…あの……やっぱり、恋人同士なら、キ、キスってするものなんじゃないかなぁって…」

177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 09:53:34.57 ID:SlkKxlMFO [74/141]
誠「え?」
美樹原「い、嫌なら良いの!い、嫌なら…嫌なら…別に…!」
誠「…いや、そんな事…」
美樹原「き、キャー!キャー!わ、私、なんて恥ずかしい事…!」
誠「め、愛。」
美樹原「ち、違うの!私…私誠君となら…誠君となら何でもしたいから…だから…!」
誠「愛。」ギュッ
美樹原「あ…」
誠「目、瞑って。」
美樹原「あ…は…はい…」
誠「…」
美樹原「…んっ…んっ」
誠「…」ドキドキ
美樹原「…」ドキドキ
誠「…ふう。」
美樹原「は、はわわわ…」
誠「ど、どうだった?」
美樹原「や、柔らかくて…あ…温かくて…そして…そして…」
誠「そして?」
美樹原「…」ウルウル
誠「…え?愛?」
美樹原「し、幸せです!」ムギュウゥゥ
誠「わ!め、愛さっきから微妙に敬語に戻ってる!」

181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 10:00:22.76 ID:SlkKxlMFO [75/141]
美樹原「は、恥ずかし過ぎるともう敬語なんて気に出来ません…!」ムギュウゥゥ
誠「そ、そうかぁ…(あー、可愛いなぁ、本当に…。)」

美樹原「ま、誠君…!」
誠「ん?何?」
美樹原「そ…その…キスの…その先…わ、私どんな事をするのか、よ、予想もつかないけど…」
誠「…」
美樹原「したく…なったら…いつでも言ってね…。私…準備だけはいても…し…し…して…ます…から…。」
誠「…はは。大丈夫。」ムギュ
美樹原「あ…」
誠「大丈夫だよ。
美樹原「誠君って…」
愛「え?」
美樹原「誠君って、やっぱり誠実なんだね…」キュッ
誠「…。」(違う…これはたまたま偶然…愛の前だけで見せていられる姿で………本当は…)


183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 10:11:07.65 ID:SlkKxlMFO [76/141]
-アクセサリーショップ-
朝日奈「あーっ!これなんか誠に似合うかも~!…ペアで…1万円かぁ…うぅ…出せなくはないけど…」
朝日奈「……」
朝日奈「…」
朝日奈「買っっっちゃえぇ!」
朝日奈(良いもん!誠とはずっと一緒なんだから!それで1万円なんて超休いじゃない!)「すみませんー!これ下さいー!えっと、指のサイズはぁ…」

-ショッピングモール-
朝日奈「えへへぇ、買っちゃったぁ~ん!…あぁ~!早く誠に見せた~い!喜んでくれるかなぁ~!」

ドンッ

朝日奈「きゃ!!」
朝日奈「いったたたたた…」
朝日奈「ち、ちょっと、なによアンタ……ふぇ!?」
???「ごめんなさい…大丈夫でしたか?」
朝日奈「…え…まぁ…」
???「そうですか…良かった……それでは、先を急ぎますので…」
朝日奈「ど、どうも…」


ガチャッガチャッガチャッガチャッガチャッ…

朝日奈「な…なに?今の…?」

185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 10:19:42.03 ID:SlkKxlMFO [77/141]
次の日
誠「木曜日か…。」
誠「今週はやけに濃いような気がする。転入してまだ四日目なのにな…」
誠「…はぁ。」
誠「藤崎さん、今日もまた来てないのか…」
誠「…今日、謝りに行こうかな…」
ヴ-ッヴ-ッヴ-ッ
誠「ん、なんだ?夕子か?愛か?」
誠「え~と…」パチッ
誠「…え?」

件名 RE:素敵なツーショット
本文 素敵な写真ね!私も今日から、毎日そのツーショットが学校で見れるのね。うふふふ…

誠「差出人…藤崎詩織…」
誠(これは…この間ふざけて送った写メの事だよな?ボケに乗っかってきてるのか?いや、でも…)

ガラガラガラ

187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 10:27:06.19 ID:SlkKxlMFO [78/141]
虹野「え、えへへ、ま、また、着いて来ちゃった…」
高見「し、仕方ないなぁ虹野さんは…」
好雄「おーおー。白々しいねぇ。手なんて繋いでおきながら。」

???「ドアの前に突っ立ってんじゃねぇよぉぉぉおお゛!!!」
虹野「ひう!?」
高見「わ!?」
ザワザワザワ ナンダ?イマノコエ!? ダレカハシランガ、ロウカデハシズカニシタマエ!
詩織(ニコッ)「おはよう。通れないから、ね?」
虹野「ふ…藤崎さん…」
高見「詩織…」
詩織「久しぶり。相変わらず仲良しなのね。じゃあ、通らせてもらうわね。」スタスタスタスタ
誠「…」
詩織「おはよう、伊藤君。」
誠「…あ、あぁ…おは」
詩織「昼休み、話があるの。屋上に来てね。」
誠「…」
詩織「き・て・ネ?」
誠「あ、…あ、あぁ…。」
詩織「良かった。」ニコッ

189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 10:33:38.60 ID:SlkKxlMFO [79/141]
-昼休み-
誠「はぁ、愛と一緒に飯食う約束だったんだけどなぁ…残念がってたけど、藤崎さんの頼みだもんな…仕方ない。」
ガチャッ
誠「藤崎さん?もういる?」
詩織「いるわよ。」
誠「…え?」
詩織「ごめんなさい、わざわざ。」バサバサ
誠(ど、どうして非常ハシゴの上に…?か、風でスカートが…!?)
詩織「ねぇ、あなた、前私にこう言ってくれたじゃない?」バサバサ
詩織「虹野さんの二番煎じを繰り返すのかって。」バサバサ
詩織「私ね。ずっと考えてたんだ。その事について。」
誠「考えてた…何を?」

190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 10:40:29.74 ID:SlkKxlMFO [80/141]
詩織「何を…?」バサバサ
詩織「うふ、うふふふふ…」
詩織「あははははははああああ!」
誠「…!!」
詩織「当たり前じゃない!彼を虹野さんから取り戻す方法よ!もう…もうあの二人の関係を引き離すのは無理だわ。見てればわかるでしょう?学校で手なんか繋いじゃって。噂されても恥ずかしくないのかしら!あははははははははは!」
誠(藤崎さん…もしかして…おかしぬなってる?)
詩織「…ねぇ、伊藤君。」スタッ
誠(…)
詩織「あなたに…頼みがあるの…」
誠「頼み…?」
詩織「あなたにしか頼めない事よ…?そして…あなたにしか出来ない事…」
誠「…一応、聞くだけ、聞くよ…」
詩織「うふ、ありがとう。でも、あなたは絶対にやってくれるわ…。」
詩織「…だってあなたは…」

…………………
………………
……………
…………
………
……


192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 10:47:36.29 ID:SlkKxlMFO [81/141]
-放送部屋-

誠「…」
トントンッ
???「あの…」
誠「あぁ、入って。」

???「失礼します…」


……

詩織「あなたへの頼みっていうのはね…?」


誠「あぁ、そこに座って。」

???「う、うん…えっと…改めて…」


詩織「あの子…あの女…」


虹野「虹野沙希です。」
詩織「虹野沙希を犯して、それを撮影する事よ。」

……

196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 10:57:29.14 ID:SlkKxlMFO [82/141]
虹野「あは、なんか、この時期に部活動PRなんて珍しいね。」
誠「あぁ、そうなんだ?」
虹野「うん。いつもは、新入生が入って来る直前にやるみたいだから…」
誠「へぇ。」
虹野「でも、凄いね。転入してきたばかりで、PR撮影の全てを任されるなんて。」
誠「うん…。まぁね。」
誠「それじゃあ早速…部活の簡単な紹介と、目標をお願いします。」
虹野「はい。」

………
……

誠「そんなの…出来る訳ないじゃないか。」
詩織「あら?調べたわよ?あなたの、前の高校での事…転校の理由…全部…」
誠「…!」
詩織「随分と…色々と遊んでたみたいね。この高校じゃあり得ないくらい…過激な事を。きらめき高校以外の学校ってそうなのかしら?それともうちが平和なだけ?」
誠「…」


199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 11:06:15.69 ID:SlkKxlMFO [83/141]
詩織「前の高校でのあなたを知る人からあなたの事を色々と聞いて…そして確信したの。」
誠「確信?」
詩織「あなたは身体で買える。」
誠「…!」
詩織「凄く…自分の欲望に正直なんだってね?」ジリ…ジリ…
誠「…」ザ…ザ…
詩織「虹野沙希を犯す事…それが頼み。それについての隠蔽は全て私がするわ。あなたは何もキズがつかない。…妊娠でもさせない限り…ね?
誠「!!」
詩織「でも…それじゃあまだ弱いわよねぇ?」
誠「弱い…?」
詩織「この頼みを受けてくれたら…あなたに最高のプレゼントをするわ。あなたがずっと狙ってた女の子を抱かせてあげる。」

誠「…誰だ…?」
詩織「うふふ…それはね…?」

204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 11:19:10.11 ID:SlkKxlMFO [84/141]

……
………

誠「…よし、じゃあ、とりあえずここまではオッケー。」
虹野「ふう。意外と緊張するね。」
誠「疲れた?あ、このジュース飲んでも良いよ。
虹野「あ、ありがとうー!喋り過ぎて喉渇いてたの!ングングング…」
誠(きらめき高校のマッドサイエンティスト・紐緒結奈の作った超安眠薬…。)
虹野「あ…あれ?なんか眠く…」ドサッ
誠(この、もう一方の薬を飲ませない限り決して目が覚める事はない…紐緒結奈本人も‘危険’として封印していた劇薬。)
虹野「スーッスーッ…」
誠「そんな薬を、藤崎さんはどうやって調達して来たんだ…。
誠「虹野さん…」
誠(…この子を、今から犯さないとならない…。けど、その代わり…)


……
………
誠「藤崎さん…?」
詩織「ええ、そうよ。」ニコッ
誠「…好きな人と結ばれる為にこんな事わするんじゃないのか?それなのに…」
詩織「恋人がいながら何人もの女の子と寝ていた人に言われたくないわ。」
誠「…!」
詩織「それに今も…」
誠「…!!」

205 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 11:28:02.03 ID:SlkKxlMFO [85/141]
詩織「メグ可哀想に、せっかく出来た恋人が、こんな人だなんて…あの子、昔から見る目がないのよね…」
誠「…」
詩織「朝日奈さんも、あんな落ちこぼれの割には、真剣みたいじゃない?それなのに弄ばれてて。まぁ、日頃の行いね。」

誠「お前…!」
詩織「あなたに怒る権利があるの?」
誠「…!」
詩織「本当はこの弱味をちらつかせるだけでも良いんだけどね?普通の人だったら。でも、あなたは自分が妊娠させた女の子を捨てて転校して来ちゃうような人だもんね。またどこかへ消えちゃうかもしれない。…だから決定打が欲しかったの。」
誠「それで…藤崎さんの身体…」
詩織「そうよ。どれだけ…どれだけ私が本気かわかった?」
誠「…」
詩織「なんでもさせてあげるわよ…これまでの女の子が出来なかった事も、してくれなかった事も全部…」

詩織「それで…」

詩織「それで直人君と結ばれるなら…」

詩織「私は、どんな事でも…。」

207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 11:37:20.65 ID:SlkKxlMFO [86/141]
詩織「さぁ…どうする…?」
誠「…」
詩織「…っ!」ファサッ
誠「…!」
詩織「あら?何興奮してるの?スカートをおろしたらだけなのに。」ファサッ
詩織「うふふ…ブラウスって…結構動きにくいのよねぇ…」
誠「…く!…う!…」
詩織「…言っておくけど。」
誠「…」
詩織「私とさせてあげるのは頼みを聞いてくれた後よ?今はここまで。どう?欲しくなったでしょう?」
誠「藤崎さん…」
………
詩織「…そろそろ最後なしましょう。」
……
詩織「頼みを聞いてくれるの…?…くれないの…?」
詩織「どうするの…?伊藤…誠君…?」





誠「…俺は………。」

208 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 11:42:24.34 ID:SlkKxlMFO [87/141]
虹野「スーッスーッ…」
誠「…ジロッ」(あの防犯カメラで…藤崎さんが監視している…俺の行動如何では……全て…終わりか…。)
誠「愛…夕子…」
誠(何をするのが一番波を起こさないかなんて事はわかってる。その為の踏み台がここにある事も…)
誠(けど…)
誠(それは果てしなく人の道を逸れた…最低な行為だと思う。こんな純粋で、良い子を…。)
誠(だけど…)
誠(俺は…俺はどうすれば…)

209 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 11:44:03.88 ID:SlkKxlMFO [88/141]
※ここでルート分岐します。レイプルートと詩織撃滅ルート。
とりあえず詩織撃滅ルートで綺麗な誠が書きます。

215 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 11:48:56.19 ID:SlkKxlMFO [89/141]
誠(…仕方がない…)
誠(ごめん…虹野さん…)スッ

ヴ-ッヴ-ッヴ-ッヴ-ッ…

誠「!」
誠「メール…」
誠「…愛…!」

件名 おーそーいー!
本文 まだPRの仕事なのー?(>д<)
今日は誠君の好きなカレーを作って待ってるからね!(^O^)今から10分過ぎる毎に苦手な野菜を一種類ずつ入れちゃうから!

217 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 11:55:08.33 ID:SlkKxlMFO [90/141]
誠「…そうだ…」
誠「そういえば…」
誠「どうして俺は愛とずっと一緒の部屋にいて、一度も抱かずにいられたんだろう…」
誠「夕子とも…あの…夕子がドアの前で眠っていた日以来…していない…」
誠「どうして…?」

……
朝日奈「ほら…ね?ただベッドで抱き合うだけなのも…良いでしょ?」
……

誠「!!」
誠「そっか…」
誠「俺は…俺は同じ事を繰り返していたように思えて…」
誠「少しずつ…少しずつ変わっていたんだ…」
誠(そうだ。じゃなかったら、今こうして虹野さんが寝ている状況で理性なんか保っていられない…)

219 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 12:00:57.08 ID:SlkKxlMFO [91/141]
-視聴覚室-

藤崎「何を…何をやってるの?早くやっちゃえば良いのに!」
藤崎「…え?あの薬は…?」
藤崎「あいつ…あいつ何やってんのよ!あの薬は…あの薬は一つしかないのよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

-放送部室-
虹野「ん…え、あれ?」
誠「虹野さん…起きた?」
虹野「伊藤…君?」
誠「ごめん…俺、虹野さんを騙してたんだ…」
虹野「…」
誠「早く、ここから出て行った方が良い。もうすぐヤバい事に…」

詩織「伊藤君…?私を、私を裏切ってくれたのね?うふふ…いい度胸ね…すぐに行くから…」
詩織「虹野沙希!!!」
虹野「ひっ!?」
詩織「アンタも…逃げても無駄だからね…?」

222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 12:17:55.86 ID:SlkKxlMFO [93/141]
虹野「ひ…ひっ…藤崎…さん?」
誠「虹野さん?早く!逃げて!」
虹野「う…うん…うん…」

バァァァァァァン!!

虹野「!」
誠「!」

詩織「あら?偉いわね?ちゃんと待ってたんだ?」
誠(相手は女の子だ…押さえ込むだけなら…)ダッ!
詩織「!!」ダァァン!
誠「虹野さん!」
虹野「あ…は、ひゃい!」
誠「早く!早く逃げろ!」
虹野「あ…う…うん…」タタタタタタ…
誠「よし…後は…」
詩織「うふふふ…」
誠「な、何笑って…うわ!?」
詩織「私がスポーツ万能な事、忘れたの?合気道なんかも、護身用に持ってるのよ。」
誠「くっ…」ダッ
詩織「ついでに…テニスって結構筋肉つくのよねぇ…」ブン!
誠「ぐぁ!…くっ…」
詩織「あはははは!情けないね?女の子にこんなボロボロにされて。」
誠(だめだ…こうなったら外に…!)ダダダッ
詩織「…逃げても無駄よ!」ダ゙ッ
誠「…くっ、足も…速い!」

223 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 12:23:32.57 ID:SlkKxlMFO [94/141]
詩織「追い詰めた…」
誠「…はぁ、はぁ…」
詩織「最後に聞いておこうかなぁ…昼休みにも言ったけど、あなたはもう何度も何度も、許されがたい過ちを繰り返しているのよ?そんなあなたがこんな小さな過ちを上乗せした所で何も変わらないのに…」
誠「…」
詩織「逆にしても、あなたがこんな事で過ちを回避しても…阻止しても過去の罪は消えないのに…」
誠「…」
詩織「どうしてこんな事をするの?」
誠「……」
詩織「…何も言えない?…当然よね?ただ、かっこいい所、誰かに見せたかっただけなんでしょ?くだらない。それが一番、カッコ悪いのにね。」

226 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 12:31:33.66 ID:SlkKxlMFO [95/141]
誠「…違う…」
詩織「…はぁ?」
誠「違う……」
誠「違うよ…藤崎さん…いや、かっこつけってのは当たってるかもしれないけどさ…。」
誠「確かに、藤崎さんの言う通り、これから俺が何をしても、過去の罪は消えない。…消そうとも思わない。」
詩織「…」
誠「けど、だからって、おれは開き直って罪を上乗せして行くのはもう嫌なんだよ!」
誠「だから…だから俺は…これから自分の罪をしっかりと自覚した上で…罪を罪だと認めた上で…」
誠「少しずつ…すぐにじゃなくて良いから少しずつ変わって…」
誠「過去がどうしようもない物なのなら、せめて今を精一杯、もう二度と間違いを犯さないように生きて、未来へ繋げて行きたいと思う!!」
詩織「…」
誠「…だから…出来ないんだ…藤崎さん…協力は出来なかった。…ごめん。」

227 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 12:39:28.59 ID:SlkKxlMFO [96/141]
詩織「かっこいいじゃない?」
誠「…え?」
詩織「頑張ってるのは、良い事だと思うな。」
誠「藤崎さん…」
詩織「けど…」
誠「…え?」
詩織「ごめんね、私は、私が正しいと思う事に精一杯なの。」
誠「ふ、藤崎さん…」
詩織「だから…だからね…」
誠「…」
詩織「私が間違っるみたいな言い方すんじゃねえよおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」ダダダァンッ
誠「…!!」グッ

???「その考えでは、君が否定していた‘以前の彼’と何等変わらないんじゃなくて?」

詩織「…!!」
誠「…?」
詩織「誰…よぉお?」
???「あなたに私をそんな睨み付ける権利があるのかしら?泥棒猫…」
詩織「…!あ、あなたは…」
誠「あれは確か…」
???「全く、こんな所に出番が来るとはね。」

230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 12:49:31.24 ID:SlkKxlMFO [97/141]
詩織「紐緒…結奈…」
紐緒「あなたが盗んだ超安眠薬。あれはね。今後私の研究で非常に必要な物だったの。ボロボロで走って来た虹野沙希の制服に液が付着していたのと、彼女の説明であなたが盗んだってわかったから、一言言わせてもらうつもりで来たんだけど…随分な事態になってるのね。」
詩織「…話なら後で聞くわ。紐緒さん。今、私がこの男としている事は、あなたには全く関係の無い事なの。」

紐緒「…えぇ…確かにそうね…。」
詩織「さすが物分かりが良いわね。じゃあ、こっちが片付くまで…」
紐緒「…でもね。」
詩織「!?」
紐緒「あいにくだけど、調度今からここで実験をする所なの。あなたには全く関係のない事だから、口も手も出さないでくれるわよね?」
詩織「…っなっ!?」

紐緒「…離れなさい!」
誠「…え!?」
紐緒「離れなさいと言っているのが聞こえないの!?この下等な小虫!」
誠「こ、小虫…!…くっでも…!」ダダッ

231 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 12:53:05.01 ID:SlkKxlMFO [98/141]
紐緒「…ふふ、まぁ今回は手動照準だから…離れなくても良いんだけどね…」
誠「…って!ちょっと待てあれは前地面にクレーター作った小型ミサイルみたいなやつ……」
誠「バカー!そんなもん人間に撃つなよー!」
紐緒「…発射…!」ドゥゥゥン!!
誠「やっちまった…」
詩織「…き、きゃああああああ!!」




ズドドドドトウゥーーーーン!!!







232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 12:58:14.70 ID:SlkKxlMFO [99/141]
紐緒「何か言いたそうな目をしているわね?言っておくけど、私はあなたを助けてあげたのよ?」
誠「…いや、そりゃわかるんだけど…」
紐緒「威力も対人間用にかなり弱体化させてあるわ。こんな怪我。私にかかれば一日で治るのよ。」
誠「…なぁ、紐緒…さん。」
紐緒「何?」
誠「アンタ、俺と藤崎さんの話、聞いてたんだろ?
紐緒「ええ。」
誠「なら、どうして助けようと思ったんだよ。こんな最低な奴…」
紐緒「…」
誠「…」
紐緒「そうね。」

234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 13:05:59.81 ID:SlkKxlMFO [101/141]
紐緒「あなたが最後の最後、心から自分が‘最低’だと気付けたからよ。」
誠「気付けた…?」
紐緒「それに気付くまでのあなたは、正しい事をしていない事を知りながら、流れるまま、道を正そうともせず楽な方向へ堕ちていくだけだった。」
紐緒「実験も一緒よ。」
誠「え?」
紐緒「正しくない方法論だと知りながら、慣れているから、楽だからとその方法論ばかり唱えて、決してそれが間違いだと認めない。見詰め直さない人達はどこにでもいるの。」
紐緒「けど。」
紐緒「間違いを間違いだと認めて、新たな方法論、道筋を歩き出した時。」
紐緒「人は、大きく変化出来る。」
人達「それまでの失敗、間違いも、全部自分の力にしてね。
誠「…」」

紐緒「…だから、助けたのよ。」

237 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 13:11:45.32 ID:SlkKxlMFO [102/141]
誠「…。」タッタッタッ…
誠「…夜かぁ…」


紐緒「詩織は私が治療するわ。」

紐緒「そして最後の情け…彼女の、今回の件に関する記憶は消しておいてあげる…。」

誠「どうして、そこまで?」

紐緒「…そうね。」

誠「…」

紐緒「今度実験に付き合ってくれたら教えてあげるわ…。」

誠「…。あぁ、…わかった。」


誠「…とりあえず、今回の件は解決なのか…?」
誠「…でも…」
誠「問題が一つ…」

238 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 13:17:40.13 ID:SlkKxlMFO [103/141]
-伊藤家の食卓-

美樹原「お~…そ~…いいいいぃぃいいいいいい…」グツグツグツグツ…

ガチャガチャ…キイィ…

誠「た、た、ただい…」
美樹原「まーこーとー君…」
誠「め、メグ様…」
美樹原「どこで~なにしてたの~?まさか…まさか浮気とか…」
誠「ち…ち…違う…断じてそんな事は…!」
美樹原「うぅう…」
誠「…え、愛…」
美樹原「でも、良かったぁ…事故とかじゃ…なくて…」ムギュ
誠「愛…うん…」


239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 13:24:30.86 ID:SlkKxlMFO [104/141]
美樹原「…じゃあ!」
誠「え?」
美樹原「早速食べてもらうね!?特別遅刻カレー!」
誠「ち、遅刻カレー!?地獄じゃなくて!?」
美樹原「遅刻10分毎に嫌いな具が増えて行くから遅刻カレー…」
誠「…わ、わ、わ…(俺には…俺にはこっちの方がラスボスだ…)」


誠「ごめんなさいー!」
美樹原「食べたら許すー!!」

240 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 13:27:52.86 ID:SlkKxlMFO [105/141]
-伊集院レイ自室-
伊集院「…伊集院だ。…あぁ、君が。元気っやっているかな?…何?転校?…いや、それは良いが…大丈夫か?何やら声色が不自然な感じを受けるのだが…あぁ、あぁ。…わかった。手配はしておく。あぁ…では…。」

伊集院「…どういう事だ…?何故、彼女がきらめき高校に…?」

241 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 13:33:33.48 ID:SlkKxlMFO [106/141]
???「…。」
如月「随分と、熱心に見られていますね。」
???「…えぇ。…この学校の図書館は、とても施設が整っていますね。」
如月「はい…きらめき学校の自慢の一つです。」
???「今日から転入する者なので…今日が初めてですが…きっとこれからも来ると思います…その時は…よろしく…
如月「はい…こちらこそ、よろしくお願いします。」

如月「とても…綺麗な髪…。でも…何故でしょう。目が…少し疲れていたんでしょうか?」

如月「…」

242 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 13:44:51.58 ID:SlkKxlMFO [107/141]
詩織「誠君、おはよう。」
誠「おはよう、藤崎さん。」
好雄「よ、二人とも。」
詩織「おはよう。」
誠「おはよう。」


誠「藤崎さんとの一件以来、俺の日常は少しずつ少しずつ、穏やかな、静寂な物へと変化して行っていた。」
誠「夕子と愛には…まだしっかりとは話せていないが、ゆっくりゆっくりと、少しずつ小分けにして話して行っている。一気に話すとパンクしてしまいそうで…。」

誠「しかし、日常という物はかくも儚く、一瞬で散ってしまうものなのであろうか。」

ガラガラガラ
先生「おらー席に座れー!今日、また転入生が来る事になっ。」
エーマター?オトコー?オンナー?

誠「まるて俺がこの高校に来た時のように。」
誠「…いや、それ以上の混沌が。」
誠「俺の身に起きようとしていた。」


先生「はい、じゃあ入って来い…。」
???「はい…」スタスタスタスタ…
オオー、カワイイー、ムネデケー



243 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 13:46:28.77 ID:SlkKxlMFO [108/141]
誠「あ…あ……あ…」

先生「彼女が今日からこのクラスの生徒てなる…お、おい…」

???「誠君…」

ザワ…ザワ…

誠「こ…こ…ことの…」
???「誠君…」

誠「言葉…」




言葉「お久しぶりです。」






END

250 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 13:55:44.76 ID:SlkKxlMFO [109/141]
ここまで読んで下さった皆様。こんな誤字脱字だらけの痛い文章をお読み頂いて、本当にありがとうございました。

続きはですね。僕の頭の中ではある程度構築できているんですが、指と気力がひとまずの休憩を欲している次第でございますw


どうでも良い話ですが、美樹原ラスト登場シーンが「とある」のインデックスと何故か被って気に入りませんw



ちなみに、今後どこかで誠「ここがきらめき高校か」卒業まで書き切りたい物です。

284 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 20:27:20.60 ID:SlkKxlMFO [112/141]
誠「こ…言葉…」
言葉「誠君…探すの…苦労したんですよ。西園寺さんも一緒にいなくなったので、もしかして二人でどこか行っちゃったんじゃないかって…」
誠「…世界が…?」

先生「こ、こら、個人的な話は休み時間にしろ。」

言葉「…はい…。」
誠「す、すみません。」

好雄「なんだ?あの二人知り合いなのか?」
高見「なんか…異様な雰囲気な気がする…。」
好雄「それにしても凄い胸だ…鏡さんよりずっとデカい…」


287 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 20:33:48.01 ID:SlkKxlMFO [113/141]
-廊下-
美樹原「誠君、教室にいるかな…?」
美樹原「…あ、誠く…え?」
美樹原「女の子と…一緒?…見掛けない子だけど…誠君の…知り合い?」
美樹原「…」
美樹原「凄く…可愛かった…。(胸…大きかった…)」
美樹原「(それに比べて…ウルウル)…誠君…」

-屋上-
言葉「この学校の屋上も…広くて心地よいですね。」
誠「…」
言葉「ね?誠君…」
誠「言葉…」
言葉「何ですか?誠君。」
誠「わざわざ転校して来たのって…」
言葉「誠君と一緒にいる為ですよ。」
誠「…」
言葉「そんなの、決まってるじゃないですか。」


288 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 20:40:33.53 ID:SlkKxlMFO [114/141]
言葉「誠君の彼女は、私なんですから…それなのに、高校も別々で…音信不通になるだなんておかしいです…」
誠「…」
言葉「それに……また、西園寺さんみたいな女の子が誠君の周りに現れたら嫌だから…」
誠「…」
言葉「だから、私ずっと誠の傍にいられるように、この高校に転校してきたんです…幸い、きらめき高校とはコネがありましたから…」
誠「…」
言葉「誠君の居場所を探すの、大変だったんですよ…?‘きらめき市で女の子と一緒いる所を度々見る’って情報が入った時は居ても立ってもいられなくなって…」
誠「…」
言葉「誠君…」

290 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 20:47:51.44 ID:SlkKxlMFO [115/141]
誠「こ、言葉…」
言葉「もう、離れません、誠君…」
誠(…駄目だ…流されちゃ…こういう所から…少しずつ変わって行くんだ…)

誠「言葉…ごめん。」
言葉「…え?」
誠「その…俺は、もう、言葉を女の子として見てないから…」
言葉「…何を言って…るんですか?」

291 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 20:55:57.77 ID:SlkKxlMFO [116/141]
-廊下-
美樹原「誠君…まだ戻って来てないんだ…」
美樹原「うぅん…遅い…絶対遅い…」
美樹原「何…してるのかな…」
美樹原「まさか…まさか二人で…」
美樹原「う、うぅん!そんな!誠に限ってそんな事!」
美樹原「…う、でも朝日奈さんの例が…(ちゃんと謝ってくれたけど…)」
美樹原「…屋上…かな…」
美樹原「行っても…良いよね?誠君…」

292 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 21:02:37.58 ID:SlkKxlMFO [117/141]
誠「だから、言葉とはもうそういう関係だとは思ってないって…」
言葉「ど、どうしてですか!?誠君、私の事、嫌いになっちゃったんですか!?」
誠「嫌いとかじゃなくて…単純にもう恋愛感情じゃないんだ。それなのに恋人だなんておかしいだろ?」
言葉「で…でも、私は誠君の事…」
誠「そ、それは…諦めてもらうしか…」

ガチャッ、ギイィィ…
誠「…?誰か来たのか?」
美樹原(…誠君…)キョロキョロ
誠「…!愛…!」
言葉「…ピクッ」
美樹原「…あ!誠…君…!」

言葉「誰ですか?」
誠「え?」

294 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 21:06:21.11 ID:SlkKxlMFO [118/141]
言葉「誠君。その人は誰なんですか?」
誠「…」
美樹原(…え、えっと…)オロオロ
言葉「まさか恋人なんて」
誠「愛。」
美樹原「え…ふぇ!?…ん…んぅ!?(…え、こ、こんな所で…キ…キス…)」
言葉「そん…な…冗談…を…」
誠「…言葉、こういう事なんだ。」
言葉「…」
誠「俺は、今この子と付き合っていて…大切にして行きたいと思ってる。」
美樹原(誠君…)
誠「だから、もう…諦めてくれないか?言葉…」
言葉「…あの…あなた…」
美樹原「…え、え…?私…?」

295 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 21:11:20.74 ID:SlkKxlMFO [119/141]
言葉「誠君の彼女は…私なんです…わかりますよね…だから…別れて…誠君を自由にしてあげてもらえませんか…?」
誠「こ、言葉、お前まだそんな事…」
言葉「誠君も、きっと本心では私の事が好きなんです。でも誠君優しいから、あなたに気を使って…」
美樹原「お、お断り…します!」

296 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 21:19:43.97 ID:SlkKxlMFO [120/141]
言葉「え…?」
美樹原「あ…あの…私は…あなたと誠君がどういう関係だったのかは…知りません…けど…今…今、誠君は私と付き合ってるんです…ま、誠君の彼女は…私…です…」
言葉「…」
誠「愛…」
美樹原「…わ、別れる気も…別れる気も全くないです…ずっと…ずっと一緒にいます。ずっと…最後…まで…」
誠「愛…大丈夫、わかったから…」ギュッ
美樹原「ふえぇ…誠君…」キュゥゥッ
誠「ありがとな…愛…」
言葉「そんな…そんなの…」
誠「…ごめんな、言葉。そういう事…だから。」
言葉「…」


297 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 21:24:34.31 ID:SlkKxlMFO [121/141]
誠「この学校…いろんな人がいるからさ。きっと俺じゃなくても、良い奴が見つかるよ…。」

誠「…じゃあ、な。」

ガチャッギイィィ…バタン!


言葉「…まこ…誠…君…そんな…そんな…」ペタン

言葉「誠君…誠君…」

300 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 21:30:44.33 ID:SlkKxlMFO [122/141]
美樹原「ま…誠君…あの…」
誠「…うん…ごめん…俺…まだ愛に話してない事…あったんだ…こんな…大事な事…。」
美樹原「う…うぅん…良いの…」
誠「愛…でも…」
美樹原「良いの…確かに…ちょっとびっくりしたけど…でも…」
誠「…?」
美樹原「誠君の気持ちが…嬉しかったから…」
誠「愛…」
美樹原「…誠君…」
誠「…何?」
美樹原「も、もう…私だけだって…私しか見ないって…約束してくれる?」
誠「愛…」
美樹原「私と…ずっと一緒にいてくれるって…。」
誠「愛…うん。約束するよ…」

303 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 21:41:43.44 ID:SlkKxlMFO [123/141]
美樹原「…」
誠「ずっと…一緒にいよう、愛…。」
美樹原「誠君…。ありがとう…」
誠「…。」(この気持ちを…大切にして行かないと…。)

誠(やっぱり…夕子ともしっかりとけじめをつけよう。俺は…俺は愛が好きだ。もう…愛以外の相手は考えられない。)
誠(夕子には…悪い事をするけど…。)
誠(このままダラダラとした関係が続くよりも、お互いそっちの方が良いんだ。)
誠(そっちの…方が…。)

305 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 21:48:14.93 ID:SlkKxlMFO [124/141]
-教室-
ガラガラガラ
言葉「…。」
詩織「…あら?桂さん?どうしたの?目が真っ赤だけど…」
言葉「…いえ…なんでも…ないです…」
詩織「何かあったのね?」
言葉「…いえ、本当に、何も…。」
詩織「…。」
好雄「あ~、え~っと、桂さん?」
言葉「…?」
好雄「お、俺、早乙女好雄。これから同じクラスだからさ、挨拶しておこうと思って。」
高見「あ、俺は高見直人。よろしく。」
言葉「…か、桂…言葉です。よろしく…。」

307 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 21:54:48.13 ID:SlkKxlMFO [125/141]
好雄「モテる奴は挨拶来なくて良いの!!」
高見「えー、なんでだよー!」
好雄「あー、桂さん、コイツに近付かない方が良いよ~!爆弾いくつあっても足りなくなっちゃうよ~!」
言葉「…」
高見「おい、桂さん困ってるだろ、やめろって!」
好雄「うるさい!…あ、良かったら桂さん、携帯番号とアドレスを…」
詩織「もう、二人とも可愛い子見るとすぐこれなんだから。」
高見「お、俺は違うよ!」

言葉(…なんだろう…)
言葉(教室の中で…こんなに心が落ち着いてる事って、これまであったかな…)
言葉(さっきあんな事があったのに…)
言葉(妙に落ち着いてるのはなんでだろう…)

308 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 22:00:42.46 ID:SlkKxlMFO [126/141]
言葉(……)
言葉(…)

ガラガラ
言葉(…あ、誠君…)

好雄「ねぇ、桂さんって趣味とかあるの?」
桂「趣味…趣味は特にないですけど…剣術を少し…」
高見「え!?本当に!?」
好雄「うわぁ~…桂さん相手に浮気したらヤバそうだなぁ~…」
高見「ははは、何言ってんだよ。」ポコ
好雄「いて!お前!やったな!スーパー好雄キーック!!」ペキ
好雄「ぎゃおんぐおんぐぁ!」
言葉「…クス…クス…」
詩織「あら?」
言葉「…はっ」
高見「はは、やっと笑ってくれたね。」
言葉「い…いえ…あの…」

310 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 22:07:37.82 ID:SlkKxlMFO [127/141]
好雄「笑うと一層可愛いじゃん、桂さん!…いでででで…」
言葉(…ドキン!)「…え?あれ?何?今の…」

キーンコーンカーンコーン…


-放課後-

言葉(…ドキドキ…)
言葉(私…どうしたのかな…)
言葉(なんだろう…何かが違う…)
言葉(前の高校とは…何かが…。)
女子「あ!桂さん!さよならー!」
言葉「え、あ、はい、さよなら…」
男子「じゃーねー桂さん!」
言葉「あ…さよなら…」


312 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 22:35:05.81 ID:SlkKxlMFO [128/141]
なんか書き込めなくなってました…ごめんなさい…

言葉(…)
言葉(…そうか…)
言葉(みんな、優しく接してくれるんだ……)
言葉(みんな、優しく……)
言葉(前は、誠君くらいしか…優しくなかったから……)
言葉(…)


-ケーキ屋さん-
朝日奈「な~んだ、そゆ事か!」
誠「そ、そゆ事ってお前…」
朝日奈「ん~、でもねぇ?何となく気付いてはいたよぉ?美樹原さんとの事。」
誠「…」
朝日奈「で?それを私に伝えて、具体的にどう関係を変えるのぉ?」
誠「え?」
朝日奈「確かに誠の事好きだし、ずっと一緒にいたいけど…」
誠「…」

313 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 22:38:27.52 ID:SlkKxlMFO [129/141]
朝日奈「別に私達はこれまでも付き合ってた訳じゃないんだからさ。美樹原さんと誠が付き合ってる事知ったからって何も変えなくて良いと思うよぉ。」
誠「夕子…」
朝日奈「エッチも最近してないもんね?…っていうか、これからももうしない方が良いんだけど。」
誠「…あぁ。」
朝日奈「…よし!じゃあそれでオッケー!仲の良い友達って関係で、これからも行ってみよー!!」
誠「夕子…」
朝日奈「…あ、でも…」
誠「?」
朝日奈「もし隙があったら…狙っちゃうからね?」

318 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 22:47:05.24 ID:SlkKxlMFO [130/141]

誠「…ははは、良いよ。」
朝日奈「ん~、やっぱり好きぃ、誠ぉ~!」
誠「おいおい…」

誠(ははは…でも…)
誠(一番、平和的な解決にはなったのかもな…)
誠(…良かったな…。)

-次の日の教室-
誠「ふわぁぁあ~…」
誠「なんか…久しぶりに色んな不安を感じない朝だ…。」
誠「夕子とも上手く話せたし…言葉とも…とりあえず決着がついたし…。」
誠「…愛…か。」
誠「ほんと、俺にはもったいないくらいの子だと思う…。」
誠「…はぁ。」

323 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 23:00:02.53 ID:SlkKxlMFO [131/141]

誠「良いのかなぁ…俺がこんなに幸せになって…。」

ガラガラガラ

誠(あ…言葉…)
言葉(誠君…)
誠「…」
言葉「まことく…」
女子「あ、桂さん!」
言葉「あ、え?」
女子「桂さんって、部活とかやろうと思ってる!?良かったらウチに来ない?」
男子「いや!虹野・秋穂・桂の三枚看板として是非サッカー部に…!」
言葉「あ…あの…その…」

誠(…なんだ、前の学校とは随分扱いが違うなぁ…)
好雄「既にファンクラブ結成の動きもあるみたいだぜ。」
誠「うわ、好雄急に来るなよ!」

325 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 23:03:45.97 ID:SlkKxlMFO [132/141]
好雄「可愛いもんな~、桂さん。スタイルも抜群だし。きらめき高校のマドンナの座、藤崎さん危ないんじゃないのかなぁ。」
誠「え~?そこまでかぁ…?」

言葉「え…えっと…部活動は…ちょっと…」
男子「大丈夫!座って見ててくれるだけで良いから!」
言葉「え…あの…その…」

誠(…確かに…)
誠(あれ…)
誠(言葉って…こんなに可愛かったっけ…?)

327 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 23:12:00.28 ID:SlkKxlMFO [133/141]
誠(きらめき高校の制服も似合ってるし…)
好雄「あーあー、でもあれじゃちょっと桂さん迷惑なんじゃないか?」

言葉「あ…あの…そ…そんなに色んな話されても…あの…」
男子「大丈夫!バスケ部はみんな清純派だから!」
言葉「えっえっと…あの…」

好雄「はいはいー。そーれまーでよ。」
言葉(…早乙女さん…?)
男子「なんだよ好雄ー!部活勧誘の邪魔すんなよー!」
好雄「バカ。邪魔してんのはどっちだよ?」
女子「えー?なんでー?」
好雄「桂さんが持ってる書類見てみろよ。これ、転入に関する書類だろ?…桂さん、職員室に持って行こうとしてたの?」

328 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 23:19:18.41 ID:SlkKxlMFO [134/141]
言葉「あ…は…はい…」
好雄「ほれ、お前らが足止めするから桂さん困ってたんじゃねぇか。桂さん、職員室まで一緒に行ってあげるよ。」
言葉「え…でも…」
好雄「いいからいいから!」
言葉「あ…じゃあ…お願いします…皆さん…また、後でお話聞きますね…。」

ガラガラバタン

誠「…好雄…言葉…」

男子「桂さん、可愛いよなぁ~!スタイルもすげぇし!」
女子「気取ってないのも凄いよねぇ!前の学校でも人気あったんだろうなぁ。」

329 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 23:21:26.44 ID:SlkKxlMFO [135/141]
誠(そうか…榊野ではいじめられっ子だったから…)
誠(…俺は、そういう目を通して言葉を見てしまっていたんだ…)
誠(…こうして冷静に言葉を見ると…)

誠(あの子を振ったなんて…)
誠(なんて…もったいない…)
誠(言葉…)

333 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 23:30:35.83 ID:SlkKxlMFO [136/141]
好雄「いや、大変だったね、桂さん。」
言葉「い、いえ…なんか…新鮮…でした…」
好雄「新鮮?桂さんあんなの慣れっこなんじゃないの?」
言葉「え!?ど…どうしてですか?」
好雄「え、だって…可愛いし…」
言葉「か…そ…そんな事…言われた事ありません…」
好雄「そ、そうなの…?」
言葉「前の学校では…皆さん冷たかったから…」
好雄「…誠も?」
言葉「い、いえ!誠君は違いました!誠君は…誠君だけは…」
好雄「そうなんだ…」
言葉「…」
好雄「…桂さんはさ、誠の事、好きなの?」

334 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 23:37:29.16 ID:SlkKxlMFO [137/141]
言葉「…はい…。…でも、昨日振られちゃいました…あはは、誠君、もう新しい彼女もいて…。」
好雄(…美樹原さんか…。そういえば、なんとなく桂さんと性格似てるような…あいつ、こういうタイプが好みなのか?)
言葉「最初は、凄くモヤモヤして、もう死にたいくらいだったんです…だけど…」
好雄「だけど?」
言葉「なんだか…きらめき高校に来て…皆さんと触れあって…足りない部分を補えたというか…よくわからないんですけど…今は少し安定いてるんです…」
好雄「そうなんだ。」

335 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 23:42:26.90 ID:SlkKxlMFO [138/141]
言葉「あの時、早乙女さんが話し掛けてくれたからですよ。」
好雄「え?」
言葉「あの時に早乙女さんが話し掛けてくれなかったら…きっと今も、ずっと落ち込んでました…。」
好雄「…いや、そんな…」
言葉「ありがとうございます…!」ニコッ
好雄(…!!か、可愛い…!)
言葉「…あ…っ」
好雄「え?」
言葉「い…今私…凄く恥ずかしい事…」
好雄「あ…え?そ、そう?」
言葉「ご、ごめんなさい!」
好雄「だ、大丈夫、大丈夫だよ、あはは…(誠…罪深い奴だ…)」

336 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 23:45:22.81 ID:SlkKxlMFO [139/141]
言葉(なんだろう…早乙女と話してると、どんどん気持ちが楽になってくる…。)
言葉(最初は…誠君に会う為だけの目的だったけど…)
言葉(きらめき高校に…来て良かった…)
言葉(レイちゃんに感謝しないと。)
言葉(…あ。)
言葉(そうか、今はレイ‘君’だっけ。)
言葉(…うふふ。)

337 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 23:51:02.02 ID:SlkKxlMFO [140/141]
-誠の部屋-

ピンポーン
ガチャッ

美樹原「誠君ー!いる?」
誠「…おー…」
美樹原「えへ、来ちゃった。」
誠「そうか…。」
美樹原「…どうしたの?体調悪い?」
誠「そんな事ないよ。」
美樹原「そう…」
誠「…」
美樹原「…」
誠(言葉…言葉……あぁ…モヤモヤする…。)
美樹原「あの…ま…誠君…?」
誠(……。)
美樹原「誠く…んんっ!?」
誠「…」ギュウッ
美樹原「んぅ…ぅ…うん…」キュッ
誠「…」パッ
美樹原「…ぷはっ…も、もう、いきなり…」

338 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/09(金) 23:55:17.26 ID:SlkKxlMFO [141/141]
美樹原「いつもより荒々しかったけど…どうしたの?」
誠「愛…。」
美樹原「なに?」
誠「前にさ…‘キスのその先の準備はいつでもしとく’って俺に言ったの…覚えてる?」
美樹原「…え!?…う…うん…」ドキドキ
誠「今じゃ駄目?」
美樹原「え…い…今…?」
誠「うん…」
美樹原「い…今…う…うん…その…キャッ」ドサッ
誠「良いね?」
美樹原「ま…誠君…なんか…こわ…い…」

340 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 00:00:10.35 ID:jE1KJdUmO [1/98]
誠「大丈夫…最初だけだよ。」
美樹原「ま…誠君…ま…待って…待って……っんっ…んんんんうぅー…!!!」


誠「…。」
美樹原「誠…君…」
誠「何?」
美樹原「あの…」
誠「…。」
美樹原「凄く…気持ち良かった…」
誠「…そうか…」
美樹原「うん…」
誠「良かったね。」
美樹原「うん…」ギュッ
誠「…」
美樹原「誠君…」ギュッ



誠(…)
誠(言葉…)

342 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 00:10:03.79 ID:jE1KJdUmO [2/98]
-次の日の教室-
誠「…。」
ガラガラガラ
誠(言葉…)
誠「ことの…」
言葉「早乙女さんの家、本当に私の家と近所だったんですね…。びっくりしました。」
好雄「いや、俺もびっくりだよ。まさかあの億ションで一人暮らしなんて…」
言葉「そ…そんな…大したことないです…」
好雄「う~む…しかし億ションって一体どんな間取りになってるの?」
言葉「あ…あの…えっと…こ、今度…来てみますか…?」
好雄「え!?本当に!?」
言葉「は、はい…大したものはないですけど…」
好雄「うっひょぉー!上流階級の部屋にお邪魔出来るとは…!早乙女好雄、出世したなぁー!」
言葉「あ、あはは…」

誠「…。」
誠(…なんだよ、言葉…。榊野では男子だと俺くらいとしか話せなかったくせに…。)

男子「あ、桂さんおはよう!」
言葉「おはようございます!」

誠「こっちでは…こんなにみんなと仲良く…」
誠「…。」

344 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 00:14:53.94 ID:jE1KJdUmO [3/98]
-昼休み-
誠(愛とも夕子とも会う気にならない…)
誠(言葉は最近好雄や他のクラスメイトとばっかり一緒にいるし…)
誠(…。)
誠(…そうだ。)


-実験部室-
紐緒「…あら、久しぶりね。」
誠「うん。」
紐緒「何か用かしら?」
誠「いや…。実験に付き合おうかと思って。」
紐緒「…実験に?」
誠「あぁ。前に約束したろ?」
紐緒「…覚えているわよ。」
誠「俺を助けてくれた理由も…気になるしね?」
紐緒「…そ、そうね。それならまずは…」

345 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 00:18:39.60 ID:jE1KJdUmO [4/98]
誠(…!)グイッ…ガバァ!
紐緒「なっ…!?ちょっと、何をするの!?」
誠「え?だから実験だろ?」
紐緒「あ…あなた命の恩人に対して…」
誠「俺を助けてくれたのってさぁ…」
紐緒「……」
誠「俺、なんとなく予想したんだよ。」
紐緒「……」
誠「もしかして、君も俺の事を好きだったりして?」
紐緒「…!な…何を…言ってるの!?この…離しなさい!」

348 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 00:24:58.05 ID:jE1KJdUmO [5/98]
誠「…」グイッ
紐緒「…あむ…!ん…んむ…!(…し…舌が…!)」ジタバタ
誠「…」
紐緒「…くっ…は…はぁ…はぁ…!」
誠「本当に嫌ならさ。」
紐緒「…何?」
誠「俺の舌、噛んじゃえば良いのにさ。」
紐緒「…!」
誠「ほら、もう一回。」
紐緒「…ん!…あ…ふぅ…!」
誠「…ほら、俺を助けた理由って?」
紐緒「…気…気に…」
誠「何?」
紐緒「気に…なってたのよ…わ…悪い…?」
誠「悪くないよ。」
紐緒「…」
誠「じゃあ…」
紐緒「…」
誠「最後まで…良いね?」

349 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 00:28:48.51 ID:jE1KJdUmO [6/98]
紐緒「…勝手に…しなさい…」
誠「…じゃあ遠慮なく。」
紐緒「…んぅ!ぅぅ…ん…!」
誠「ははは……!」



誠「じゃあ、紐緒さん。また来るよ。」
紐緒「…。」
誠「実験、頑張って。」

ガチャッバタン

紐緒「…伊藤…誠…。」

351 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 00:34:37.34 ID:jE1KJdUmO [7/98]
誠「意外とスタイル良かったな…紐緒さん。スポーツやってる訳でもなさそうなのに…」
誠「結構良かったな…ふふ。」

誠「…ん…?」(花壇の横に座ってるのは…)
清川「…。」
誠「あれは確か…清川望。水泳の日本記録保持者とか…」
清川「…」
誠「…なんでまた、花壇なんかに。」
誠(…)
誠「こんにちは。」
清川「…?こんにちは。」
誠「花、見てるの?」
清川「あぁ、そうだよ。…花を見てるとさ…落ち着くんだ。」
誠(ボーイッシュなしゃべり方だな…)

352 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 00:38:57.66 ID:jE1KJdUmO [8/98]
清川「君、名前は?」
誠「俺?伊藤誠。」
清川「そうか。私は清川望。よろしくな。」
誠「あぁ。(知ってるけどね。)」
清川「…」
誠「なんか浮かない顔してるな。大丈夫?」
清川「え?…そんな風に見える?」
誠「うん。なんか辛そうだ。」
清川「…そうかぁ…仲の良い友達にもバレなかったんだけどなぁ…」
誠「何か悩みでもあるの?」

354 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 00:47:32.44 ID:jE1KJdUmO [9/98]
清川「うん…私水泳やってるんだけどさ。最近、ずっとタイムが伸びなくて…コーチにも毎日しかられてばっかで。」
誠「そうなんだ…」
清川「あはは、こんな事君に愚痴ったって仕方がないか。さて…と…。そろそろ教室戻らないと。」
誠「あぁ…もうそんな時間か。」
清川「君も早くしないと授業遅れちゃうぞ。」
誠「そうだね…」
清川「じゃあ、またな!」

誠「…清川さんか…」
誠「水泳部のエース…。締まりが凄そうだな…」

357 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 00:54:16.40 ID:jE1KJdUmO [10/98]
-放課後-
誠「参ったな…教室に携帯を忘れた…」
誠「もう誰もいないだろうな…って…ん?誰かいる…」
誠「高見君の机の前…?女の子…変な髪型だな…」
誠「…」
館林「高見…直人…君…いつも…この机で授業受けてるんだよね…」
館林「…じゃあ…」
館林「手とか…ここに置いたりしてるかな…ここも…ここも…」
館林(じゃあ…じゃあ…こ…ここにこうして…擦り付けたら…)
館林「あ…あん!んんぅ…!た…高見…君……」



カシャッ



館林「(ビクッ)…え!?」

358 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 01:00:13.32 ID:jE1KJdUmO [11/98]
誠「…やぁ。」
館林「…え…え!?」
誠「どうしたの、そんな所で。」
館林「あ…あなた…愛ちゃんの…彼氏の…?」
誠「へぇ、愛と知り合いなんだ?」
館林「あ…あの…そんな事より…今…何を…。」
誠「何って、写真撮ったんだよ。」
館林「あ…あの…あの…や…やめて…嘘…嫌…」
誠「高見君、自分の机でこんな事されてるって知ったらどう思うかなぁ。」
館林「だ…駄目!それは…嫌!」
誠「けど、もし自分がされてたら嫌でしょ?」
館林「あう…」

359 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 01:05:49.76 ID:jE1KJdUmO [12/98]
※今更ですが、セックスシーンは飛ばしておりまーす。

高見「まぁ、俺の言う事を聞いたら、この写真を高見君に見せないでおいてあげるよ。」
館林「言…言う事って…?」
高見「決まってるだろ?」カチャカチャ
館林「え…嘘…いや…こ…来ないで…」ブル…ブル
高見「恐くないように、高見君の机の上でしてあげるからさ。」
館林「や…やだ…そんなの…いや…いや…いや…やめて…!やあぁぁぁぁあ!」

361 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 01:11:40.48 ID:jE1KJdUmO [13/98]
-誠の部屋-

誠「愛の友達か…。」
誠「はは、もしかしたら面白い使い方が出来るかもな…。」
誠「最初は嫌がってたけど、最後の方は完全にその気になっちゃって…。」

ピンポーン

誠「ん?」
美樹原「お、お邪魔しまーす…あ、あの、誠君。今日も…」
誠「…はは、良いよ。」
美樹原「…」ソ~ッ…
誠「自分で動けよ。」
美樹原「はい…」

363 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 01:16:39.55 ID:jE1KJdUmO [15/98]
-次の日-
誠「…」
誠(…あ、言葉…)
言葉「…あ…。」
誠「…」
言葉「…」
誠「ひ、久しぶり…」
言葉「…は、はい…。」
誠「ひ、久しぶりっていうのはおかしいか…同じクラスなのに…」
言葉「そ、そうです…ね。」
誠「…」
言葉「…」
誠「…どう?クラスは馴染めた?」
言葉「はい…皆さん親切で、とても楽しいです…」
誠「そうか…」

364 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 01:22:25.44 ID:jE1KJdUmO [16/98]
誠「…」
言葉「…」
誠「あ、あのs」
言葉「早乙女さんって…」
誠「え?」
言葉「早乙女さんって、優しくて…良い方ですね…いつも色々…お手伝いとかしてくれて…とても、お世話になってます…」
誠「そ…そうなんだ…」
言葉「ごめんなさい…」
誠「え?」
言葉「私…これまでは頼りに出来るのが誠君しかいなくて…お話出来るのも、何でもかんでも誠君ばっかりに依存していて…誠君に甘えてたんだと思います…」
誠「…」
言葉「だから…誠君を失うのが怖くて…そんな訳ないのに、恋人じゃなくなったら、もう誠君と二度とお話も出来なくなるんじゃないかって思っていて…」
誠(言葉…)


365 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 01:29:20.34 ID:jE1KJdUmO [17/98]
言葉「凄く…迷惑だったと思います…重たかったと思います…そんな…依存…されて…。」
言葉「でも…もう…大丈夫です…」
言葉「今は…お話出来る相手も誠以外にたくさん出来て…凄く…心に余裕が出来たような…気がします。」
言葉「もう…誠君だけに頼らなくても、生きていけます。」
言葉「今週末は、早乙女さんが私の部屋に遊びに来てくれるんですよ。」
言葉「こんなに充実しているのって初めてで…。
」誠「…」
言葉「だから…だからもう、誠君の事も、完全に諦められました。」
言葉「もう、また付き合ってくれなんて言いません。」
言葉「これからは…仲の良い友達同士でいましょう?」
言葉「誠君…美樹原さんを大事にしてあげて下さいね…。」
言葉「それじゃあ、先に教室行ってます。」スタスタスタスタ…

366 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 01:37:06.61 ID:jE1KJdUmO [18/98]
誠「言葉…言葉…」
誠「違う…違うよ…言葉…言葉…」
誠「言葉…」
誠「言葉…!!」ダダダダダダッ

???「…」
???「もうっほんっとに…」

好雄「あれ、誠は今日は休みか?」
言葉「おかしいですね…校門の所で会ったはずなんですけど…」
好雄「んーまぁアイツの事だ。どうせ仮病だろ、仮病。」
言葉「そうでしょうか…」

394 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 13:01:50.02 ID:jE1KJdUmO [21/98]
-屋上-
誠(言葉…)
誠(…くそ…今更になって言葉が可愛く見えて来るなんて…)
誠(いや…元々可愛かったんだ。それなのに…俺はどうして…)

誠(…もう…最低な事はしないって…誓ったのに…。愛とも約束して…夕子との関係も上手くまとまって…何もかもが順風満帆だったはずなのに。)
誠(言葉が転校してきてから…。)
誠(…。)

395 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 13:08:00.61 ID:jE1KJdUmO [22/98]
ガチャッギィィィィ…

???「あれー?珍しいなぁ屋上に人がいるなんて。」
誠「…?」
優美「こんにちは~!」
誠「…あぁ。」
優美「こんな所で何やってるんですかぁ?」
誠(なんだこの子…妙に馴れ馴れしい奴だ…。)
優美「あー!わかった!何か嫌な事あったんですね!?」
誠「…はぁ?」
優美「わかります~。優美も、嫌な事があった時、よく屋上に来ます。」

396 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 13:18:07.60 ID:jE1KJdUmO [23/98]
誠「…優美ちゃんっていうんだ?」
優美「あ、はい!そうです!」
誠「俺は伊藤誠っていうんだ。よろしくね。」ニコッ
優美(ドキッ)「あ…、は…はい!よろしくお願いしますね!」
誠「優美ちゃんはどうして屋上に?」
優美「ゆ、優美、高い所大好きなんです!だからよく来るんだぁ。(かっこいいなぁ、この人…)」
誠「そうなんだ?…俺も、高い所は割りと好きかな…」
優美「あ!じゃあ優美と一緒ですね!」
誠「あはは、そうだね。」
優美(本当にかっこいいなぁ…こ、恋人とかいるのかなぁ…)
誠「ところで優美ちゃん。そろそろ授業始まっちゃうよ。」
優美「え?(腕時計を見て)あ…本当だぁ。」
誠「そろそろ戻らないと。」
優美「伊藤さんは戻らないんですか?」
誠「うん。今日は早退したんだ。帰る前に、ちょっと風に当たって行きたかっただけなんだ。」
優美「そ、そうなんですかぁ。(もっとお話したいなぁ…」

397 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 13:25:11.10 ID:jE1KJdUmO [24/98]
誠「良かったら優美ちゃん、携帯の番号とアドレス教えてよ。今度ゆっくり話したりしたいから。」
優美「…え!良いんですか!?」
誠「良いんですかって…(笑)うん。優美ちゃんと仲良くなりたいし。」
優美「ありがとうございます!!えっと…赤外線…優美から送りますね?」
誠「うん…お、来た来た。えっと…あれ、優美ちゃん、苗字早乙女っていうの?」
優美「はい、そうですよ!珍しい苗字なんで気に入ってます!」
誠(早乙女…。そういえば、心なしかどこか好雄と似てるような…)
優美「次は伊藤さん送って下さい~!」
誠「…あぁ、うん。」
優美「受信っと…あ!来ました!」

398 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 13:29:13.86 ID:jE1KJdUmO [25/98]
誠「ねぇ、優美ちゃんってさ…もしかして…」
優美「え?なんですか??」
誠「早乙女好雄の妹?」
優美「…え!?お兄ちゃんと知り合いなんですか!?」
誠(お兄ちゃん…やっぱり…)「あぁ、同じクラスだよ。」
優美「そうなんですか…お兄ちゃん、なにか失礼な事してませんか?大丈夫ですか?」
誠「はは、大丈夫だよ。」
優美「良かった~。あ、お兄ちゃんに何かされたら優美に言って下さいね!プロレス技かけてお仕置きしておくから!」

399 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 13:36:45.68 ID:jE1KJdUmO [26/98]
誠(プロレス技って…)「うん。わかった。頼むよ(笑)」
優美「…あ!もうこんな時間だ!授業に遅れちゃうよぉ!」
誠「あ、本当だ。じゃあ…」
優美「それじゃあ伊藤さん!メールしますね!バイバイ~!」
誠「あぁ、じゃあ…」

ガチャッバタン!ドタタタタタタタ…

誠「…優美ちゃんか…。好雄の奴、あんな可愛い妹がいたのか。」
誠「…」
誠(…帰るか。)

400 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 13:48:15.13 ID:jE1KJdUmO [27/98]
-理事会室-

プルルル…プルルル…ガチャッ

伊集院「…伊集院だが。」
伊集院「…伊藤誠?あぁ。確かに彼は僕のクラスメイトだ。あぁ…大分馴染んで来たようだよ。」
伊集院「…彼についての噂?何だね?」
伊集院「…交際に関して、特に我が校で規制は無い。誰と恋愛をしようが彼の勝手ではあるが…。」
伊集院「何、何人もの女子生徒と?」
伊集院「…あぁ、それは確かに、我が校の風紀に影響が出るな…。」
伊集院「わかった。こちらで調査をする。情報提供感謝する。では…」

ガチャッ

伊集院「…伊藤誠…。まずは学内での評判を調査するべきか…。」

402 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 13:56:10.96 ID:jE1KJdUmO [28/98]
-夜、伊集院自室-
伊集院(伊藤誠…今日は学校に来ていなかったみたいだが…)
伊集院(簡単に調べてわかったのは、現在は美樹原愛と交際中。そして朝日奈夕子ともそれなりに深い関係という事。)
伊集院(彼について聞き込みをした時、多少動揺した様子を見せたのが館林見晴と紐緒結奈…。)
伊集院(…やはり何かある…な…。)

403 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 14:06:36.36 ID:jE1KJdUmO [29/98]
-言葉自室-
言葉「し…週末…も、もう三日しかない…」
言葉「どうしよう…お菓子と…お茶…注文しておかないと…」
言葉「あ、あと、服…何着ようかな…」
言葉「誠君以外の男の子と二人きりで会うのなんて初めてだから…」
言葉「緊張…するなぁ…」
言葉「早乙女さん…なんだろう。不思議な感覚…」
言葉「前までは、一人でいる時は誠君の事ばっかり考えてたのに…」
言葉「今は…。」
言葉「…」

404 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 14:12:35.59 ID:jE1KJdUmO [30/98]
-好雄自室-
ヴ-ッヴ-ッ…

好雄「おう、もしもし。」
男子「よう!早乙女!」
好雄「おー、どうした?また女の子の情報か?」
男子「そうなんだよー!桂さんの連絡先教えてほしいんだ!」
好雄「桂さんの…」
男子「知ってるだろ?教えてくれよ!」
好雄「…」
男子「おい、早乙女?」
好雄「わり、教えられないわ。どうしても知りたかったらさ、本人から聞いてくれよ。」
男子「えー!?無理だー!無理だー!」
好雄「じゃあな。」ポチッ

好雄「…。」
好雄「はは、情報屋も終了かなぁ?そろそろ…。」

コンコンッ

優美「お兄ちゃんー?いるー?」

405 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 14:19:46.94 ID:jE1KJdUmO [31/98]
好雄「ん?なんだ?」
ガチャッ
優美「ねぇねぇ、お兄ちゃん。」
好雄「なんだよ?」
優美「同じクラスにさぁ、伊藤誠さんって…いるでしょ?」
好雄「…え?誠?いるけど?」
優美「伊藤さんって…どんな人?」
好雄「どんな人って言われてもなぁ…まぁ、暗くも明るくもないし、普通だよ。」
優美「ふ~ん…」
好雄「…。」
優美「どんな人が好みなのかなぁ?」
好雄「う~ん、そうだなぁ…って、ん?もしかして…優美?」
優美「え?」
好雄「もしかしてお前…気になってんのか?誠の事。」
優美「…べ、別にぃ~!そんなぁ~!」
好雄(気になってんのか…我が妹ながら、わかり易すぎる…)
好雄「まぁ、どうでも良いけどな。アイツ彼女いるぞ。」

406 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 14:28:32.22 ID:jE1KJdUmO [32/98]
優美「…え?」
好雄「知ってるかな?俺と同じ学年の、美樹原愛っていう…」
優美「…」
好雄「優美?」
優美「そんなぁ…」
好雄「ゆ…うんぎゃああああああ!?」
優美「やだやだー!伊藤さんに彼女がいるなんて!そんなの嫌だー!!!!!」ギリギリギリ
好雄「い、痛えええ!ギ、ギブ…ギブ…!!」
優美「ふんっ!」ダダダダッガチャッバタンッ…ダダダダッ…
好雄「くきゅう…」
優美(ふんだ…良いもん…恋人がいてもいなくても…優美、諦めないもん…)

408 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 14:43:25.69 ID:jE1KJdUmO [33/98]
-次の日-
誠(昨日…結局言葉の事しか考えなかったな…)
誠(…はぁ…)
誠(なんだろ…なんで俺、こんなに言葉の事ばかり思ってるんだ…)
優美「…伊藤さんっ!」
誠「…ん、あれ…。あ、優美ちゃん。」
優美「おはようございます!」ニコッ
誠「あぁ、おはよう…元気だね、朝から。」
優美「先輩の後ろ姿見つけたら、元気になっちゃったんですよ!」ニコッ
誠「そ、そうなんだ。(この子…もしかして俺の事…?)」


伊集院(車の中から)「…。なるほど。」
伊集院「…確かに、彼は多少危険かもしれないな…。」
伊集院「…しかし。」
伊集院「僕も、あれくらい積極的に近づいていけたらどんなに嬉しい事か…。」
伊集院「…む。」


高見「いやー、今日は寒いね。」
虹野「うふふ、そうね。」
高見「雪でも降りそうだなぁ…」

伊集院「…。」
伊集院「本当に、あれくらい積極的に…。」
伊集院「……。」

409 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 14:50:59.48 ID:jE1KJdUmO [34/98]
-教室-
誠(言葉…まだ来てないのか。)
誠(後…好雄も。)
誠(…今日も…一緒に来てるのかな。)

ガラガラガラ

好雄「いやー、寒い寒い。」
言葉「本当、もう冬ですね。」
好雄「早いもんだなぁ~…」

誠(やっぱり…そうか…。)
誠(…)

好雄「…あ、よう!誠!」
誠「…え?」
好雄「ちょっと良いか?」
誠「…なんだ?」
好雄「実はな…」
誠(な…なんだ?もしかして言葉が…?)


411 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 14:59:02.42 ID:jE1KJdUmO [35/98]
好雄「なんかさ…俺の妹と知り合いになったんだろ?」
誠「(…なんだ、優美ちゃんの事か…)あぁ、偶然な。」
好雄「その事なんだけどな…あいつ…どうもお前の事、気になってるみたいなんだ。」
ガラガラガラ
誠(…あ、言葉、どこ行くんだろう…トイレかな?)
好雄「けど、お前が美樹原さんと付き合ってる事は伝えておいたからさ。暴走する事はないだろうけど…もし、なんかあったら俺に言ってくれよ。」
誠(…)
好雄「おい、聞いてんのか?」
誠「え?あぁ、うん。」
好雄「お前最近どうも上の空だなぁ。なんかあったのかよ?」

412 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 15:04:41.85 ID:jE1KJdUmO [36/98]
誠「…好雄、お前さぁ…。」
好雄「んぁ?」
誠「最近、言葉と仲良いよな?」
好雄「…え?…でへへ、そ、そう見えるか?」
誠「…誰が見てもそう思うよ…。」
好雄「そうかぁ~、やっぱりそうかぁ~…。」
誠「好雄…あのさ。」
好雄「なんだ?」
誠「好きなのか…?言葉の事。」
好雄「…。」
誠「…。」
好雄「…ああ。」
誠(…やっぱり…。)
好雄「まぁ、と言ってもなぁ…まだ告白とかそういうのは…」
誠(…言葉…)ダッ
好雄「っておい、誠?」

ガラガラガラッタッタッタッタッタ…

好雄「…」
好雄「どうしたんだ…?あいつ…。」

413 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 15:11:51.47 ID:jE1KJdUmO [37/98]
誠(…言葉…!)ダダダダッ
誠(俺は…俺は…やっぱり…やっぱり言葉の事が…!)

言葉「…?あ…誠君?」
誠「言葉…。」
言葉「良かった、今日は学校来れたんですね。昨日、朝は学校にいたのに、早退したって聞いて…心配していたんですよ?」
誠「言葉…。あのさ。ちょっと、屋上行かないか?」
言葉「…?えぇ、良いですけど…」

-屋上-

言葉「どうしたんですか?お話って…心配なさらなくても、もう、私は…」
誠「言葉…」
言葉「はい…?」
誠「言葉…あのさ。単刀直入に聞くけど…。」
言葉「…?」
誠「好雄の事…好きなのか?」


415 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 15:19:34.64 ID:jE1KJdUmO [38/98]
言葉「…」
誠「なあ…言葉…」
言葉「…はい…。」
誠「…!!」
言葉「まだ…よく…わからないですけど…。」
誠「…」
言葉「ずっと…早乙女さんの事ばかり、考えてしまうから…」
誠「…」
言葉「多分…好き…なんだと思います…。」
誠「…」
言葉「誠君の事を諦められたのも…きっと早乙女さんのおかげで…」
誠「…言葉……」
言葉「…はい?」
誠「…」ガバッ
言葉「…ま、誠君…!?…んっ!」
誠「…」ギュゥッ
言葉「ん…む…い…いや!離して…!」ドンッ
誠「言葉…」
言葉「ま…誠君…!?き、急に…何するんですか…?こんな…キスなんて…酷い……」


416 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 15:31:10.54 ID:jE1KJdUmO [39/98]
誠「言葉…」
言葉「…」
誠「好きなんだ。俺…言葉の事が…」
言葉「…え!?な…何…言ってるんですか!?み…美樹原さんと…お付き合い…してるんじゃ…」
誠「でも…好きなんだ…言葉が…」
言葉「…」
誠「言葉…俺…。」ジリッ
言葉「い…嫌…こ、来ないで…下さい…!」
誠「言葉…」
言葉「ま…誠君…や…やめて…い、いや…」
誠「…」
言葉「…誰か……」


ガチャッギィィィィ…

誠「!!」
好雄「桂さん…こんな所にいる訳ないか…。」ポリポリ

417 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 15:35:10.50 ID:jE1KJdUmO [40/98]
言葉「…早乙女さん…!」タタタタッ
誠「…!!言葉…!」
好雄「…あれ?桂さん…うわ!?」ドテンッ
言葉「早乙女さん…良かった…」ギュッ
好雄「かかかかか桂さん!?な…なんでこんな…いや…嬉しいけど…」
誠「…」
好雄「…あれ?誠?」
言葉「…!!」ギュッ
好雄「わわっ!…ま、誠、なんだ、二人で何か…あったのか?」
誠「離れろよ…。」
好雄「言葉から離れろよ…。好雄…。」

418 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 15:37:20.33 ID:jE1KJdUmO [41/98]
言葉「…早乙女さん…!」タタタタッ
誠「…!!言葉…!」
好雄「…あれ?桂さん…うわ!?」ドテンッ
言葉「早乙女さん…良かった…」ギュッ
好雄「かかかかか桂さん!?な…なんでこんな…いや…嬉しいけど…」
誠「…」
好雄「…あれ?誠?」
言葉「…!!」ギュッ
好雄「わわっ!…ま、誠、なんだ、二人で何か…あったのか?」
誠「離れろよ…。」
誠「言葉から離れろよ…好雄…」

420 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 15:42:50.47 ID:jE1KJdUmO [42/98]
好雄「…。」
言葉「…」ギュッ
好雄「…なるほど、なんとなく状況は把握出来てきたな…」
誠「…だったら」
好雄「誠、お前美樹原さんと付き合ってるんだろ?上手く行ってるみたいなのに…どうしたんだよ?」
誠「…」
好雄「おい、誠。」
誠「好きなんだよ。」
好雄「んあ?」
誠「好きななんたよ…言葉が…。」
好雄「…だから、お前美樹原さんと付き合ってるんだろ?」
誠「関係ねぇよ!」
好雄「…!!」

421 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 15:50:14.33 ID:jE1KJdUmO [43/98]
誠「言葉…本当は、まだ俺の事好きなんだろ?けど、この間フラれて…俺と美樹原さんの関係の事考えてくれて、だから自分の気持ちを誤魔化してくれてるんだろ?俺の為に…」
言葉「な…何を言って…」
好雄「おいおい、そりゃいくらなんでも都合良すぎだろ…」
誠「大丈夫だよ、言葉。美樹原さんは優しいからさ。俺と言葉の事、祝福してくれるよ。だから、何も心配する事ない…」
好雄「…」
言葉「…」
誠「言葉…付き合おう…また…。好きだよ…言葉…。」
好雄「…おい、まこ…」
言葉「お…お断り…します…。」

423 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 15:57:31.05 ID:jE1KJdUmO [44/98]
誠「…え?」
言葉「お…お断りします…と、言ったんです…。」
誠「…み、美樹原さんとの事なら…」
言葉「…別に、美樹原さんと誠君の事を考えて言ってるんじゃありません…本当に…誠君とお付き合いする気持ちがないから…お断りすると言ってるんです…。」
誠「…」
言葉「それに…私が今…誰の事が好きなのか…さっき言ったじゃないですか…?」
誠「…言葉…」
言葉「私が…私が今好きなのは…」ギュッ
好雄「…え?」
誠「…こ、言葉…!やめ…!」
言葉「私が好きなのは…早乙女さん。」ギュッ
言葉「早乙女さん…好き…です…。」
好雄「か…桂さん…」
誠「こ…ことの…は…」
好雄「誠…すまん…」
誠「…え?」
好雄「桂さん…俺も…好きだ。桂さんの事。」

424 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 16:05:11.75 ID:jE1KJdUmO [45/98]
キーンコーンカーンコーン…

-教室-
言葉「誠君…座り込んだまま、何も喋ってくれませんでしたね…?」
好雄「あぁ…。(状況がどうあれ、確かにあれはダメージデカいもんな…)」
言葉「やっぱり…なにか言って来てあけだ方が…」
好雄「いや…。よした方が良いよ。」
言葉「え…?」
好雄「誠には俺が後でフォローしとくよ。今、桂さんが誠と二人になるのは危ないかもしれない。」
言葉「…」
好雄「それに…」
言葉「…え?」
好雄「あまり…桂さんと他の男を会わせたくないっていうか…」
言葉「…早乙女さん…」ドキッ
好雄「…あはは、束縛し過ぎかな?」
言葉「いえ…(手を握る)」
好雄「えっ…」ドキ
言葉「そんな事ないです…そんな…」
好雄「桂さん…」
言葉「早乙女さん…」
好雄「…」

言葉「好き…です…。」

426 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 16:13:07.72 ID:jE1KJdUmO [46/98]
-屋上-

誠「…」
誠「……」
誠「言葉…言葉…。」
誠「言葉…。」

ガチャッギィィィィ…

誠「…!言葉…!?」
優美「…あれぇ?伊藤さんだぁ!」
誠「…優美ちゃん…」
優美「どうしたのぉ?こんな所に座り込んでぇ。風邪引いちゃうよぉ?」
誠「…」
優美「伊藤さん?」
誠「…」
優美「…何か、嫌な事あったの?」
誠「…」
優美「ねぇ~伊藤さんってばぁ~!」
誠「フラれちゃったんだよ…」
優美「…え?(フラたって…彼女にだよね?美樹原さんに…)そ、そうなんだぁ…。」

427 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 16:20:18.31 ID:jE1KJdUmO [47/98]
誠「…」
優美「い、伊藤さんをフるなんて…優美考えられないなぁー。優美なら…絶対にフラないのに。」
誠「…。」
優美「伊藤さん…優美なら…絶対にフラないよ?絶対に…」
誠「…」
優美「優美じゃ…ダメ?代わりに…ならないかなぁ?」
誠「…優美ちゃん…」グイッ
優美「キャッ…ん…ん!」
誠「…」パッ
優美「はぁ…はぁ…い…伊藤さん…優美…キス…初めて…。」ドキドキ
誠「そう…。」
優美「伊藤さん…。」
誠「…」ギュッ
優美「あっ…」
誠「…」スッ…コスコス…
優美「ひあ!?あ…あん…!い…伊藤さん…?こ…こんな所で…」
誠「大丈夫だよ…力抜いて…」
優美「い…伊藤…さん…」


キーンコーンカーンコーン…

429 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 16:35:36.20 ID:jE1KJdUmO [48/98]
誠「…。」
誠(言葉…。)
誠(体が…満足しない…。)
誠(言葉に…フラれるなんて…あんなに…俺の事好きだったのに…。)
誠(…駄目だ…一人でいると…どんどん…寂しくなってくる…。)
誠(誰か…誰か…。)

-廊下-

誠(…言葉…言葉…。)

ドンッ

虹野「キャッ…ごめんなさい!…あれ?伊藤…君?」
誠「…虹野さん。」
虹野「なんか…久しぶりだね?」
誠「うん…。」
虹野「…なんかあったの?顔色…悪いけど…。」
誠「…」
虹野「え…えっと、そ、そういえばこの前、藤崎さんの件で、助けてもらってありがとね?お礼、言いそびれちゃってたから…」
誠(…そんな事も…あったな…。)
虹野「あの…それで…お礼になるか分からないけど…私で良かったら…、何かあったのなら、相談、乗るよ?凄く…辛そう…。」

431 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 16:44:05.53 ID:jE1KJdUmO [49/98]
誠「…お礼?」
虹野「うん…助けてもらって何もしないのは失礼だと思うから…。」
誠「…そうだな…。」
虹野「…。」
誠「じゃあ…話し相手になってもらっても良いかな…?」
虹野「うん、良いよ?じゃあ…どこ行こうか?」
誠「…」
虹野「…あ、そうだ。野球部の部室行く?今日部活休みだから誰もいないし…暖房もあるから。」
誠(そうだな…人は来ない方が良い。)
誠「じゃあ、そこにしようか…。」
虹野「うん!じゃあ、行こっか?」

433 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 16:52:37.23 ID:jE1KJdUmO [50/98]
-野球部室-
虹野「何か飲む?…麦茶くらいしかないけど…。」
誠「…あぁ、貰おうかな…」
虹野「わかった、持って来るね。」

誠(…)
誠(虹野さん…やっぱり可愛いな…。スタイルも…結構良いし…。よくあの時…我慢できたな…。)
誠(…虹野とやったら…少しは言葉の事忘れられるかな…?)
誠(…言葉…。)

虹野「はい、お待たせ!ここに置くね?」コトッ
誠「ありがとう…。」
虹野「それで…何があったの?そんなに…暗い顔して…。」
誠「…虹野さん。」
虹野「ん?なぁに?」

435 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 16:58:30.55 ID:jE1KJdUmO [51/98]
誠「虹野さんって、…高見君と付き合ってるの?」
虹野「…えっ!?」
誠「…」
虹野「…そんなに、仲良く見える?」
誠「うん。」
虹野「そうかぁ…えへっ」ニコッ
誠「…」
虹野「…うん。付き合ってるよ。隠すようには…してるけど…。」
誠「そうなんだ。」
虹野「って、ダメだよ、今日は伊藤君の話を聞く日なのに!」
誠「いや…俺も、恋愛の事で悩んでるんだ。だから、参考に出来たらなって思って。」
虹野「…え?…そうなの?」
誠「うん。」

436 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 17:06:00.03 ID:jE1KJdUmO [52/98]
誠「いつから付き合ってるの?」
虹野「藤崎さんとの事があって直ぐに…かな。‘これからは俺が守りたい’って言ってくれて…私、嬉しくて…。」
誠「…」
虹野「今日もね?実はこの後、遊びに行くんだ。夜にイルミネーション見に行こうって…。」
誠「そうなんだ。」
虹野「えへ、凄く楽しみなの…私…。」
誠「…。」
虹野「…あ、ごめんね?私の話ばっかり…。」
誠「いや、大丈夫だよ。」
虹野「うん…。」
誠「…それで、虹野さん。」
虹野「なに?」

誠「…お礼の話だけどさ…。」

438 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 17:11:59.51 ID:jE1KJdUmO [53/98]
虹野「あ、うん…。」
誠「これにしよう。」バッ!
虹野「これ…って…きゃあ!」
誠「…」
虹野「…え?な…何…?え…?」
誠「特に欲しい物も行きたい所も無いからさ。これが一番簡単でしょう?」
虹野「こ…これって…?な…何…?」
誠「…」グッ
虹野「…ん!?ん…ふむぅ…!?」
誠「…」
虹野「ん!…ん!」
誠「…こんな事、高見とももうしてるんでしょ?」
虹野「…し…してない…してないよぉ……」
誠「…」
虹野「卒業式の日に…伝説の樹の下でしっかりと告白して…その後…その後にって…決めてた…のに…」

440 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 17:18:23.73 ID:jE1KJdUmO [54/98]
虹野「それなのにこんな…こんな…酷い…よ…」
誠「…」
虹野「離して…離してぇ!」バタバタッ
誠「そっか…それは…ごめんね。」
虹野「良いから…もう良いから…離して…!」
誠「…それじゃあ、最後まで責任取らないとね。」
虹野「…え!?」
誠「ここまでしておいて、最後までしないのは失礼でしょ?だからさ…」
虹野「い…嫌!やめて…!お願いやめて!!キ…キスだけでも…キスだけでも嫌だったのに…!いや…嫌あぁぁ―!」
誠「ほら、練習しておいた方が、高見君とする時も楽だと思うよ?」
虹野「や、やだ!初めては…初めては直人君に…」
誠「残念だったね。」
虹野「な…直人君…直人君…助けて…助けて…いや…いやあー!!!!」


442 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 17:25:47.10 ID:jE1KJdUmO [55/98]
みのり「はぁ、忘れ物しちゃった。部室にあるかなぁ?」

ガラガラガラ

みのり「え~っと…あれ?誰かいるんですか?」
みのり(…!誰か倒れて…)
みのり「…え!?」
みのり「虹野先輩!?」
みのり「虹野先輩!?虹野先輩!?どうしたんですか!?虹野先輩!?」

虹野「み…みのり…ちゃん…」
みのり「虹野先輩…虹野先輩…こんな…こんな酷い…誰が…一体誰にこんな事されたんですか!?」
虹野「えへへ…大丈夫…大丈夫だよ、みのりちゃん。私は大丈夫だから…」
みのり「虹野先輩…やだぁ…私…悔しいです…うっ…ううう…」
虹野「ごめんね…みのりちゃん…」
みのり「先輩ぃ…」
虹野「……」

虹野(気持ち…良かった…)

443 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 17:28:37.45 ID:jE1KJdUmO [56/98]
一時間程休憩します!すみません…。


451 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 18:45:15.60 ID:jE1KJdUmO [57/98]
再開します!

-伊集院自室-

プルルル…ガチャッ

伊集院「あぁ、僕だ。」
伊集院「…君か。伊藤誠について何が情報は得られたか?」
伊集院「…何。それは本当か!?」
伊集院「…あぁ、あぁ。わかった。直ぐに確認を取る。…では、失礼する。」

ガチャッ

伊集院「…。」
伊集院「伊藤誠…。前の高校での所行。あの風貌からは全く想像出来なかったが…。」
伊集院「…もしかすると、既に何人かの女子生徒は餌食になっている可能性も…」
伊集院「…。」
伊集院「直ぐに…手を打たなければ…」

-きらめき書店-

如月「…んっ…(高い…届かない…)」
如月「ん~…!」プルプル

サッ

如月「あっ…」
誠「これ…。届かなかったんでしょ?」
如月「あ…ありがとうございます…。(誠実そうで…素敵な方…)」

452 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 18:52:07.41 ID:jE1KJdUmO [58/98]
美樹原「…。」

プルルルップルルルッ…
「只今電話に出られません。ご用のある方は発信音の後に…」

ピッ

美樹原「……」
美樹原「…はぁ。」
美樹原(誠君…どこにいるんだろう。最近、全然会ってくれないし…家にもいないし…。)
美樹原「…」
美樹原「…」

ドンッ

美樹原「キャッ!」
美樹原「ご、ごめんなさ…あれ?」
美樹原「…??」
美樹原(誰も…いない…?)


ガチャッガチャッガチャッガチャッガチャッ…

455 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 19:00:14.65 ID:jE1KJdUmO [59/98]
如月「…はぁっ…はぁ…」
誠「如月さん。ほら、買った本忘れないようにね?」
如月「…は…は…い。」ポーッ
誠「何、そんなに良かったの?」
如月「…」カァァッ
誠「ふふふ…またしてあげるから…」
如月「…あ…あの………は…はい………。」
誠「よしよし」ナデナデ


誠(…言葉……。)
誠(……駄目だ…まだ…全然…。)

456 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 19:10:00.18 ID:jE1KJdUmO [60/98]
-次の日-

ガラガラガラ
高見「おはよ。」
詩織「あ、おはよう。」
好雄「よっす。…あれ?今日は一人なのか?」
高見「うん。虹野さん体調崩したみたいで。本当は昨日二人で出掛ける予定だったんだけど、それも行けなかったんだ。」
詩織「…」
好雄「そうかぁ~…。まぁ、寒いもんなぁ。」
詩織「風邪、流行ってるのかしら?美緒ちゃんも、今日はお休みらしいの。」
高見「う~ん、気を付けなきゃね。」
好雄「そだな~…」

ガラガラガラ

誠「…」
好雄「…お、おぉ、誠。」
誠「…よう。」スタスタスタスタ…

高見「…最近、元気ないよな、誠…。」
好雄「そ…そうだな…(昨日あんな事あったしな…)」

457 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 19:19:02.09 ID:jE1KJdUmO [61/98]
-実験室-

伊集院「…紐緒君。失礼するよ。」
紐緒「…あら、珍しいお客さんね。」
伊集院「紐緒君。君に聞きたい事があるのだが。」
紐緒「何かしら?」
伊集院「…伊藤誠について、以前君に話を聞いた時…」
紐緒「…。」
伊集院「君にしては珍しく動揺していたね?その理由を聞きたいのだが。」
紐緒「…。」
伊集院「…。」
紐緒「別に、動揺なんてしていないわ。誰かと勘違いしているんじゃなくて?」
伊集院「…ふっ。誰かと勘違い…か。」
紐緒「…。」
伊集院「…確かに、勘違いしてしまう事も、ひょっとしたらあるかもしれないね?何せ、彼の事を聞くと、何か一つではない感情を表に出してしまう女子生徒が、他にも何名かいるのだから。」
紐緒「…。」

458 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 19:29:27.54 ID:jE1KJdUmO [62/98]
伊集院「紐緒君。」
紐緒「何かしら。」
伊集院「これは我がきらめき高校の風紀を大きく揺るがし兼ねない、非常に大きな問題なのだ。」
紐緒「…。」
伊集院「事が大きくなる前に、火種は消しておきたい。…君の協力が必要なんだ。」
紐緒「…」
伊集院「伊藤誠と何かあったのか…あったのなら、それを詳しく教えて貰えないだろうか…?」
紐緒「…」
伊集院「…」
紐緒「…私は彼と寝たわ。」
伊集院「!!」
紐緒「それだけよ。」
伊集院「…彼が君以外の女子生徒とも行為に及んでいるかもしれないという事は…?」
紐緒「知っているわ。…けど、それが何だと言うの?」
伊集院「しかし、それでは学校の風紀が…」
紐緒「風紀なんて関係無いわ。」
伊集院「…」

460 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 19:35:56.43 ID:jE1KJdUmO [63/98]
紐緒「…さぁ、これ以上話す事は無いわ。実験の邪魔よ。出て行って。」
伊集院「紐緒君…」

ウィーン…ガシャ…

伊集院「!(あれは…)」
紐緒「この部屋にあと30秒以上いたら…自動的に攻撃を開始するわ。命が惜しかったら出て行きなさい。」
伊集院「…くっ…!」スタスタスタスタ…
紐緒「…」
伊集院「紐緒君…」
紐緒「何?」
伊集院「良いのかね?君は、このままで…。」
紐緒「…」
伊集院「…失礼。」

461 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 19:44:04.67 ID:jE1KJdUmO [64/98]
紐緒(…。)
紐緒(良い訳が…ないわ…。)
紐緒(けど…)
紐緒(私の頭脳で…考えても…)
紐緒(答えが、全然出ないのよ…。)
紐緒(…)
紐緒(……伊藤…誠…。)


-廊下-

タタタタタッ…ドンッ

鏡「キャッ」
誠「…」
鏡「ちょっと…あなた、何をそんな所で突っ立ってるのよ?」
誠「…。」

463 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 19:49:28.59 ID:jE1KJdUmO [65/98]
鏡「ちょっと、…何か言ったらどうなの?」
誠「…あぁ、ごめん。」

鏡ファンクラブ「鏡さん、どこ行ったんだろう。」

鏡「…!!」
誠「…?」
鏡「…ちょっと!あなた!」
誠「え?」
鏡「私をどこかにかくまいなさい!」
誠「…え?」

鏡ファンクラブ「クンクン。この辺りに鏡さんの香りがする。」

鏡「は…早く!」
誠「…それなら、屋上に…」
鏡「…!」タタタタタッ…
誠「…。」

465 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 19:55:20.30 ID:jE1KJdUmO [66/98]
鏡ファンクラブ「あ、君君。鏡さんを見なかったか?」
誠(あぁ、あの子がファンクラブもあるっていう鏡魅羅なのか…。言葉程ではないけど…確かにスタイル良かったな…。)
鏡ファンクラブ「君、聞いてるのか?」
誠「…あぁ、鏡さんなら部室棟の方に行ったよ。」
鏡ファンクラブ「よし!みんな!部室棟だ!!」ダダダダダッ…
誠「…。(ファンクラブとか…なんか時代を感じるような気がするな…。)」

誠「さて…と…。」
誠(他の子を抱いてもいまいち満足出来ないのは…みんな言葉のようにスタイルが抜群ではないからかもしれない…)
誠(…でも、わりかし言葉とスタイルが近い、あの子なら…。)
誠(…)スタスタスタスタ…

466 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 20:00:54.84 ID:jE1KJdUmO [67/98]
ガチャッギィィィィ…バタン!

鏡「あら、追い払えたの?」
誠「あぁ…。」
鏡「…一応、名前を聞いておこうかしら。」
誠「伊藤誠。」
鏡「平凡な名前ね。顔も平凡だし…名は体を表すって、本当なのね。」
誠「…確かに、鏡さんもそうだしね。」
鏡「あら、私を知っているの?…まぁ、当然ね。オーッホッホッホ…」
誠「…」
鏡「それにしても、屋上なんて初めて来たわ。なかなか良い場所じゃない。」
誠「…そう。」
鏡「気に入ったわ。これからも使わせてもらおうかしら。」
誠「…使う?」
鏡「えぇ。」
誠「使うっていうのは…こういう事に?」ガバッ
鏡「…え!?」

467 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 20:07:27.51 ID:jE1KJdUmO [68/98]
優美「誠先輩?うん、好きです!」
伊集院「…そうかね。」
優美「私がね?失恋を忘れさせてあげるんだぁ!」
伊集院「…」
優美「優美、先輩にだったら何でも出来るの。何でも…」
伊集院「話を聞かせてくれてありがとう。それでは、失礼するよ。」
優美「あーん!もっと聞いて下さいよう!」
伊集院「あいにく忙しいのだよ。また、今度聞こう。」
優美「むー。わかりました。」
伊集院「では。」スタスタスタスタ…

伊集院(…早乙女優美、美樹原愛、朝日奈夕子、紐緒結奈…今日確認出来ただけでも、これだけの女子生徒と行為に及んでいるとは…。)
伊集院(…欠席している虹野沙希と如月美緒も…もしかすると…。)
伊集院(伊藤誠…これ以上は…この僕が、放ってはおかない…!)

468 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 20:12:34.40 ID:jE1KJdUmO [69/98]
鏡「ち…ちょっと!あなた…私にこんな事をして…タダで済むと思っているの…!?」
誠「そうだね。お金払っても、俺とまたやりたくなるかも。」
鏡「…ふん!何を言っているの…?」
誠「まぁ、そんな口も、すぐに叩けなくなるよ。」
鏡「や…やめなさい!い…いまの内なら…ひあ!?」
誠「あれ?結構感じ易いんだ。」クリクリ
鏡「あ…あぁ…!」
誠「確かに…胸、大きいね?」ムニュッ…
鏡「あん…!そ…そこは…ダメ…!」
誠(…なかなか、楽しめそうだな…。)

470 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 20:22:22.78 ID:jE1KJdUmO [70/98]
美樹原「誠君…教室にもいなかった…」
美樹原「お休みしてる訳ではないみたいなんだけど…。」
美樹原「屋上かなぁ…。」タッタッタッ…


美樹原「…」

グッ…ギィィィィ…

鏡「…あ…あぁ…あぁあ…」
誠「魅羅、気持ち良いの?」
鏡「あ…あ…あん…そんな事…言わせ…ないで…」ギュッ
誠「言ってくれないなら、もう止めちゃおうか?」
鏡「い…嫌!止めないで…止めちゃ嫌…お願いよ…!」

美樹原「…!」

バタン!…タッタッタッタッタッ…

471 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 20:26:51.35 ID:jE1KJdUmO [71/98]
誠「…ん?」
誠「…今、誰か来たような…?」
鏡「ま…誠…もっと…もっと来て…」
誠「…」グイッ、ズリュ…
鏡「あ、ふああああん!」
誠(…気のせいか…。)


美樹原「…はぁ、はぁ…。」
美樹原(い…今のは…。)
美樹原(か…鏡さんと…誠君?)
美樹原(…)ブンブン
美樹原(み…見間違いだよね?見間違い…)
美樹原(誠君が、そんな事するはずないもの…そんな事…。)
美樹原(誠君…。)

475 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 20:36:29.47 ID:jE1KJdUmO [72/98]
鏡「…」
鏡「…」
鏡(…凄…かったわ…。)
鏡(私が…私があんなに乱れるなんて…)
鏡(…)
鏡(伊藤…誠…。)
鏡(…)ギュッ…

ギィィィィ…

鏡(!!)
伊集院「…!!鏡君…!?」タタタタッ
鏡(…伊集院君…?どうして、こんな所に…?)
伊集院「鏡君!その格好は…!?」
鏡「べ、別になんでもないわ。オホホ…」
伊集院「…」
鏡「…で、でわ、失礼させて…」
伊集院「まさか、君も伊藤誠と…?」
鏡「…!」

477 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 20:43:57.75 ID:jE1KJdUmO [73/98]
鏡「…君も…というのは…?どういう事かしら…?」
伊集院「…やはり、君もか…。(あの鏡君までが…)」
鏡「…」
伊集院「伊藤誠は、この学校の、君以外の女子生徒とも行為に及んでいる。…それも、ここ数日に集中してね。」
鏡「…そう…。別に驚く事ではないかしらね。(だって…あんなに…)」
伊集院「鏡君、君ともあろう者がどうしてそんな…」
鏡「最初は…私だって抵抗したわ。…でも…。」
伊集院「…でも?」
鏡「…言葉じゃ言い表せないわね。…あなたも…もし、あなたが女だったら、わかるかもしれないわ。」
伊集院(…?)
鏡「そうね…彼の魅力は、あなたとはまた違った物があるのよ。外見ではない所にね…。」
伊集院「…。」
鏡「じゃあ、失礼するわ。」

ギィィィィ…バタンッ

478 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 20:49:02.30 ID:jE1KJdUmO [74/98]
伊集院(…女だったらわかる魅力…?)
伊集院(…。)
伊集院(…伊藤誠…。)

スタスタスタスタ…ギィィィィ…バタンッ

-花壇-
清川「…はぁ…。」
清川「また…叱られちゃったなぁ…」
清川「…はは、なんか最近、叱られてばっかりだ…。」
清川「…。」
清川「なんか、嫌だなぁ…もう、色々……」
誠「…あれ?」
清川「…ん?」
誠「…やあ。」
清川「君は…前にここで会った…」

479 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 20:57:58.16 ID:jE1KJdUmO [75/98]
-教室-

ガラガラガラッ
誠「…よし。誰もいないな…。」
清川「悪いね。愚痴に付き合ってくれるなんて。」
誠「いや、良いよ。暇だったしさ。」
清川「と言ってもなぁ…結局は自分の力で頑張る事しかないんだよな。愚痴言ってタイムが伸びる訳でもないし。」
誠「そうかぁ…。」
清川「まぁ、誰かと話すだけでも、ストレスは解消されるかな?多少はね。」
誠「うん。そうだよ。」
清川「そういえば、最近あまり人と喋ってなかったなぁ…。」
誠「そうなの?」
清川「ああ。もう部活の事ばっかり考えてて…ふぅ。」トントン
誠「肩凝ってるの?」
清川「う~ん。なんか疲れ溜まってるみたいだ。」
誠「…じゃあさ、マッサージしてあげようか?」
清川「え?」

482 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 21:05:06.86 ID:jE1KJdUmO [76/98]
誠「疲れ溜まってるならさ、それが一番良いと思うよ。」
清川「で、でも…」
誠「遠慮しないで。」グッ
清川「う…うん…あ。」
誠「どう?」グッ…グッ
清川「あぁ、気持ちよ。君、上手いんだな。」
誠「まぁね。(要は気持ち良い所を指で押す訳だからな…)」グッグッ
清川「…ふぅ…」
誠(ちょっとずつ下の方に…)グイグイッ…
清川「あっ…うん…!」
誠「…あ、ごめん、痛かった?」
清川「えっ……うぅん、大丈夫。続けて?」
誠「わかった。(よし…この調子だ…。)」

486 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 21:12:08.10 ID:jE1KJdUmO [77/98]
清川「は…はぁ…ん…」
誠(さすが水泳部だけあって、肌の張りが凄い…これは他の子達とは一味も二味も違いそうだな…)
清川「あ…あぁ…うん…」
誠「…」グッグッ
清川「…んっ…くぅ…」
誠(…よし…そろそろ…)
誠「(耳元で)清川さん?」
清川「ひ…ひぁ!?う…うん、な、なんだい?」
誠「…」グッ…グッ
清川「あん…ん…」
誠「ストレスが解消出来るマッサージ思い出したんだけど…やってみない?」グッグッ
清川「ひあ…ん…ス…ストレス…?」
誠「うん…」クリッ
清川「ひゃう!あ…う…うん…やって…みて?」
誠「うん…わかった。じゃあ…行くよ?」グイッ
清川「あ…ああ…んぁう!」バッ
誠「ダメだよ清川さん。動いちゃ。」
清川「ご…ごめん…」
誠(ふふふ…)

487 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 21:17:25.70 ID:jE1KJdUmO [78/98]
清川「は…ああ…あ…」
誠「…」クリックリクリ…
誠(もう、色んな所触られてる事にも気づいてないみたいだ。これはもう行けるな…。)
清川「ふあ…あん…気持ち…良い…。」
誠(…)スリッ
清川「ひ…ひあ!?」
誠「あれ、清川さん。なんか凄く濡れてる…。」
清川「あ…ああ…ん…だ…だって…」
誠「ごめんね。こんなにしちゃって…責任取らないとね?」
清川「はぁ…はぁ…せ…責任…?」
誠「うん…。大丈夫。直ぐに終わるから…。」カチャカチャ
清川「あ…ああ…ん…(も…もう…どうにでも…)」
誠「行くよ?清川さん。」
清川「あ…あぁぁぁ…ああああああああ!!!」

……………

488 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 21:25:52.23 ID:jE1KJdUmO [79/98]
-誠の部屋-

誠(す、凄い締め付けだった…。)
誠(…うん。少しは落ち着いて来たかもな…。)
誠(…)
誠(…でも…。)
誠(でも、やっぱり言葉の事は…。)
誠(…。)

ヴ-ッヴ-ッ…

誠「…ん?」
誠「なんだ?この番号…。はい、もしもし…」
伊集院「伊藤君かな?…伊集院レイだが。」
誠「…伊集院?何か用か?」
伊集院「ああ。大事な用だ。悪いが至急高校の理事会室へ来るように。では。」
誠「…え?もしもし?もしもし?」

ツーッツーッ…

誠(なんだよ突然…。)
誠「…はぁ。まぁ良いや。行くか…。」

489 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 21:33:30.24 ID:jE1KJdUmO [80/98]
コンコン

伊集院「伊藤君かな?」
誠「あぁ。」
伊集院「うむ。入りたまえ。」
誠「はいよ。」
伊集院「…。」
誠「で、何の用なんだ?」
伊集院「…伊藤君。非常に聞きにくい事なのだが…」
誠「?」
伊集院「学校の風紀に関わる事なのでね。聞かない訳にはいかないのだよ。」
誠「何なんだよ。」
伊集院「この数日間…君は交際している相手がいながら、何人もの女子生徒と肉体関係に及んでいるそうではないか?」
誠(…!)
伊集院「悪いが色々と裏は取ってある。言い逃れは出来ないよ。」
誠「…。」
伊集院「強姦紛いの行為も幾つかあったようだね。…いや、それ以前に、そもそも校内でも性行為は校則に反している。君の場合は相当悪質であるので場合によっては退学処分になる。」
誠(…!)

490 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 21:37:04.64 ID:jE1KJdUmO [81/98]
伊集院「この場で、二度とそのような事はしないと誓えば謹慎程度で済ませてやらない事もないが…どうするかね?」
誠「…もう、校内には誰もいないんだな。」
伊集院「…?あぁ。込み入った話なのでね。君と関係を持った女子生徒の名誉の事もある。人払いをしてあるのだよ。」
誠「そうか…。」
伊集院「…さぁ、どうす」
誠「ずっと気になってたんだけどさ。」
伊集院「…なんだね?」

誠「お前、なんで男のフリなんてしてんだ?」

492 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 21:43:21.43 ID:jE1KJdUmO [82/98]
伊集院(…!!)
伊集院「な…何を言っているんだね?」
誠「他の奴らは気付いてないみたいだけどさぁ…俺は誤魔化せないよ、それ。」
伊集院「…オホン!…何を言っているのか要領を得ないのだが…。」
誠「だからさ。」スタスタスタ…
伊集院「…!」
誠「…」ビリビリビリッ
伊集院「…!な!何を…!」バッ
誠「…ほら、やっぱり。おかしいと思ったんだよ。」
伊集院「…!!」
誠「最初見た時から気付いてたぜ。お前が男装してるっていうのは。なんか理由でもあるのか?」
伊集院「…あ、あなたには…あなたには関係ないわ…!」

493 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 21:50:44.40 ID:jE1KJdUmO [83/98]
誠「…ふーん…」
伊集院「…」
誠「…で?どうすんだ?これ、バレたら不味いんじゃないのか?」
伊集院「ええ…そうね…。これはもう否応にも、あなたを退学処分にしないと…!?」
誠「…」ググッ
伊集院「……くっ…!な…何…何を…!?」バタバタ…
誠「人払いしたのは失敗だったな。」
伊集院「…!」
誠「お前が、俺の弱味を利用してくるならな…俺はそれ以上の弱味を握るまでだよ。」
伊集院(…!ま、まさか…!)
誠「…」ブチッ
伊集院「…!毛留めを…!」
誠「…!すげ…驚いた。凄い美人じゃん、伊集院。言葉以上かもな…」
伊集院「は…離して!こんな事して…許さないわよ!」
誠「だから、弱味握って何も言えないようにしてやるんだよ。」
伊集院「…くっ…!」
誠「理事長の息子…いや、娘が味方に付けば何かと便利そうだしな…。」

494 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 21:54:43.82 ID:jE1KJdUmO [84/98]
(…言葉じゃ言い表せないわね。…あなたも…もし、あなたが女だったら、わかるかもしれないわ。)
伊集院(…!!こんな時に鏡さんの言った言葉を思い出すなんて…)
伊集院(女だったら…わかる魅力…)
伊集院(…!だ、ダメ!そんなの…そんなのある訳が…!)
誠「じゃあ、楽しむよ。伊集院。」
伊集院(ま…負けない…私は絶対に…負けない…!!)

伊集院(絶対に…!!)

497 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 22:02:10.48 ID:jE1KJdUmO [85/98]
-次の日-

高見「あ、誠、おはよう。」
誠「あぁ、おはよう。」

ガラガラガラ

女子「…あ!伊集院君…!おはよう!」
伊集院「あぁ…」

誠「…」
伊集院(…!)
誠「おはよう、伊集院。」
伊集院「…あぁ…」
誠「…ふふふ…」

ガラガラガラ

伊集院「…っ!」ドンッ

ザワッ
女子「い…伊集院君?どうしたの…?」
伊集院「…あ、あぁ、何でもない。気にしないでくれたまえ…。」
伊集院「…。」

伊集院(…私は…。)

499 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 22:08:20.42 ID:jE1KJdUmO [86/98]
伊集院(…)
伊集院(…男として生活して来て…忘れていた…女としての感情が…)
伊集院(あの男によって…呼び覚まされた…)
伊集院(他の子達みたいに…虜にはされなかった…意思を強く持って…強く…強く持って…)
伊集院(…でも…)チラッ
伊集院(この…写真…)
伊集院(こんな顔して…こんな顔をしてる写真撮られ…もし…ばら蒔かれたら…私は…私は…)

伊集院(…)
伊集院(…)
伊集院(悔しい…)
伊集院(悔し…い…)

500 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 22:16:17.09 ID:jE1KJdUmO [87/98]
誠「…!」

言葉「好雄君。あの…」
好雄「ん?何?」
言葉「実は今日…お弁当作って来たんです。もし良かったら…一緒に食べませんか…?」
好雄「…え?本当に!?」
言葉「お口に合うか…わからないですけど…。」
好雄「た、食べる!食べる!口に合わない訳が無いよ!早乙女好雄!こんなに嬉しい事はこれまで人生でありません!」
言葉「クスクス……もう、大袈裟なんだから…」

誠(…お昼…また…サンドイッチかな?そして…レモネード…。)
誠「…」

ドンッ

誠「…」
片桐「オゥー、ソーリィ、ごめんなさーい。」
誠「…」
片桐「…ホワィ?どうしたの?なんか体調悪そうよ?」
誠「…」
片桐「私は片桐彩子。何かの縁だし、話くらいなら聞くわよ?」
誠「…」
誠「…それじゃあ…屋上に…。」

502 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 22:19:26.21 ID:jE1KJdUmO [88/98]
美樹原(…)
美樹原(昨日…屋上で鏡さんと…エッチしてた人…)
美樹原(やっぱり…誠君だったのかな…)
美樹原(…うぅん…そんな訳…)
美樹原(…)
美樹原(…)

美樹原(屋上の前…来ちゃった。)
美樹原(……)

ギィィィィ…

503 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 22:24:40.46 ID:jE1KJdUmO [89/98]
美樹原「!!」

片桐「o…oh!そんな…そんな激しくされたら…!」
誠「…」パンパンパン!
片桐「A…ah…お…おかしく…おかしく…なっちゃう…誠…君…」ギュッ…
誠「彩子…まだまだだよ…」

…バタン!

タッタッタッタッタッ…

美樹原「…」
美樹原「…」パタン
美樹原(…誠君…)
美樹原(誠君…そんな…)
美樹原(どうして…)
美樹原(どうして…?誠君、どうして……?)
美樹原「うっ…うっ…誠君…誠君、うっ…うっ…」

504 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 22:33:34.05 ID:jE1KJdUmO [90/98]
誠(ふぅ、腰が痛い…)
誠(さすがに最近やり過ぎかもな…でも……)
誠(何もしていないのは…辛い…)
誠(…)

-昼休み-

言葉「好雄君…お昼…食べに行きましょう?」
好雄「あ!うんうん!行く行く!ひゃっほーい!」
言葉「クスクス…」

高見「やれやれ、好雄の奴…じゃあ、俺は購買に…」
誠「あれ、虹弁は?」
高見「…あぁ、なんか今日、よそよそしいんだ、虹野さん…」
誠「(ニヤッ)そうなんだ…」
高見「じゃあ。」

誠「…あれ、藤崎さん一人?」
詩織「…え?えぇ。」
誠「…」

506 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 22:39:18.16 ID:jE1KJdUmO [91/98]
誠「…じゃあ、良かったら…」

ガラガラガラ

朝日奈「…」
詩織「あら?朝日奈さん?」
朝日奈「…!」ズカズカズカズカ
誠「…」
朝日奈「…」グイッ
誠「いてっ!」
朝日奈「…ちょっと来なさい!」
誠「な、なんだよ!?」
朝日奈「良いから!ちょっと来るの!ほら、立って!」グイッグイッ
誠「わ、わかった!わかったから!引っ張るなよ!」

詩織「…」
詩織(ちょっと残念、かな…)
詩織(…はっ…何を考えてるの!?私…)
詩織(…)

507 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 22:46:20.27 ID:jE1KJdUmO [92/98]
-屋上-

朝日奈「ちょっと!アンタ、最近何考えてんのよ!?」
誠「な…何って…?」
朝日奈「アンタ、凄く悪い噂ばっかりよ!?手当たり次第女の子とヤってるって…!」
誠「…あぁ…」
朝日奈「本当なの!?」
誠「…うん。」
朝日奈「…何やってんのよ!アンタ、心入れ換えたんじゃなかったの!?美樹原さんを大事にして行くって言ってたじゃない!」
誠「…」
朝日奈「それなのにアンタ…」
誠「…うるせぇなぁ…」ガバッ
朝日奈「…う、うるせぇって何よ!…って、え!?ち、ちょっと!?」
誠「良いだろ別に。こうしてないと不安で仕方がないんだから…」グッ…

510 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 22:52:46.39 ID:jE1KJdUmO [93/98]
朝日奈「ふ…不安…?何が…?」
誠「…別になんでも良いだろ…。夕子、お前本当は、他の子にヤキモチ焼いて来たんだろ…?」
朝日奈「…!ば、ばか!何言って…」
誠「仕方がないなぁ…ちゃんと相手してやるから…」
朝日奈「…誠…」
誠「大丈夫だよ…夕子…」
朝日奈「こ…この…この…ウルバカァ!」バキッ
誠「いてぇ!」
朝日奈「あ…アンタ…アンタ…自分が何してるかわかってるの…!?そんな…そんな事言う奴じゃなかったのに…」
誠「…」
朝日奈「知らない…もう、アンタなんて知らないから!」
誠「待てよ、夕子…」
朝日奈「バイバイ!」

ギィィィィバタン!ダダダダダッ…

誠「…」
誠「なんだよ、期待させといて…」
誠「…。」

511 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 23:01:15.86 ID:jE1KJdUmO [94/98]
朝日奈(バカ…バカ…誠のウルバカァ!)
朝日奈(私が…私がどんな気持ちで諦めたと思ってんのよぉ!)
朝日奈(誠…)
朝日奈「…うぅ…誠…」


-廊下-
虹野「…あ、美樹原さん?」
美樹原「…あ、虹野さん…」
虹野「あの…誠君、見掛けなかった?」
美樹原「…誠…君?」
虹野「お弁当…作り過ぎちゃって…ほら、誠君一人暮らしじゃない?ちゃんと食べてるか心配だから、食べてもらおうと思うんだけど…知らないよね?」
美樹原「…」
虹野「どこにいるのかなぁ…。あ、じゃあ美樹原さん、またね?」タッタッタ…
美樹原(…なんで…虹野さんが…?)

優美「…あ!お兄ちゃんー!」
好雄「…ん、なんだ?優美?」

美樹原(…あ、早乙女さんの妹の…)

512 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 23:06:33.88 ID:jE1KJdUmO [95/98]
優美「誠先輩知らないー?優美、今日張り切ってお弁当作って来たんだけど…教室にもいなかったんだぁ。」
好雄「優美…でもお前、アイツは美樹原さんと付き合って…」
美樹原「そうです。」
好雄「…あ、美樹原さん…」
美樹原「優美ちゃん、誠君は…私と付き合ってるのよ?」
優美「…」
美樹原「…」
好雄(お…女の争い…)
優美「…でもでも、誠先輩、この間フラれたって言ってたもん!」
美樹原「そんな事ないわ。私…誠君をフってなんて…」
優美「言ってたもん!この間フラれたって言ってたもん!」
好雄(フラれた…もしかして、この間の桂さんとの事か…?)

515 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 23:14:20.84 ID:jE1KJdUmO [96/98]
美樹原「優美ちゃん?それはきっと、何か聞き間違えちゃったのよ。だから、誠君の事は諦めて…」
優美「優美聞き間違えてなんかないもん!子供に話しかけるような喋り方しないでよ!」
美樹原「…」
好雄「あ、あの、二人とも…」
二人「黙ってて!」
好雄「あ…あうあう…」
優美「優美、絶対に諦めないもん…絶対…誠先輩とお付き合いするんだもん…」
美樹原「それは無理よ…だって、誠君の彼女は私なんだから…」
優美「うぅ~…!」
美樹原「…」
優美「ふん!」タッタッタッタッタ…
好雄「あ!優美…!ご、ごめん美樹原さん、アイツバカだから、勘違いしてんだよ…」
美樹原「いえ…大丈夫です…。」
好雄「ほんと、ごめんな…お~い!優美ー!」タッタッタッタッタ…

美樹原(…誠君…)
美樹原(誠君…)

525 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 00:27:16.44 ID:RQCITfA+O [1/21]

誠(なんだよ…夕子…あんなに怒らなくても…)
誠(はぁ…お預け食らった気分だ…。)
誠(言葉…)
誠(ダメだ…何もしてないと、言葉の事を考えてしまう…)
誠(言葉…言葉…)

ポーン…

誠「ん…?(テニスボール…)」
誠「(拾って)…」
古式「あれ~…?おかしいですね~?」
古式「確かに~、この辺りにに転がって来たと思うのですけど~。」
古式「無いですね~。」
誠「…ねぇ。」
古式「はい~?」
誠「もしかして、探してるのってこれかな?」
古式「…あ、そうです~。拾って下さってたのですね~?誠に~、ありがとうございます~。」
誠「いや、そんな…」ムズムズ

526 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 00:34:06.01 ID:RQCITfA+O [2/21]
誠(おっとりしてるけど…この子も可愛いな…)ムズムズ
古式「あの~?」
誠「あ、うん。何?」
古式「私は~、古式ゆかりと申します~。」
誠「…あ、俺は伊藤誠。」
古式「まぁ~、素敵なお名前ですねぇ~。」ニコニコ
誠(…よし…。)
誠「古式さん。」
古式「はい~。なんでしょう~?」

誠「良かったら、ちょっと俺に付き合わない?」

527 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 00:41:47.29 ID:RQCITfA+O [3/21]
詩織「…!あれは…。」
詩織(…伊藤君と、古式さん…)
詩織(伊藤君…古式さんともあんな関係に…?)
詩織(…良い…な…古式さん…)
詩織(…そうだ…。)

-廊下-
詩織「…あ!メグ!」
美樹原「…詩織ちゃん…?」
詩織「伊藤君探してるんでしょ?…私も探すの手伝うわ。」
美樹原「詩織ちゃん…ありがとう…」
詩織(付き合ってる相手がいなければ…伊藤と何をしても浮気にはならないわよね?…ごめんね、メグ。悪いけど…別れてもらうわ。)

528 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 00:51:30.83 ID:RQCITfA+O [4/21]
詩織(確かさっきはこの辺りで…あ、いた。)
詩織(まだ…してるわね…。よし、メグに気付かせて…。)
美樹原「誠…君?」
詩織(…!もう気が付いた…。)
美樹原「誠君…誠君…今後は…今後は古式さんと…?」ペタン
詩織「メグ…。」
美樹原「嘘…嘘…誠君…誠君…なんで…。」
詩織(…)
美樹原「あ…あはは…誠君…誠君…うふ、うふふ…」フラフラ…
詩織「!メ、メグ?」
美樹原「うふふ…あはは…」
詩織(行っちゃった…。)

古式「あ…あぁ~…。ま…誠さん…わ、私~、ま、また…」
誠「良いよ、イっても…」パンパン
古式「あっあっあっ…あ…あああああああ~!!!」

詩織「…」ジュクッ
詩織(あ…。)
詩織(…。)
詩織(トイレ…行こう…)

530 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 01:01:40.97 ID:RQCITfA+O [5/21]
-放課後、校門-
ドンッ

優美「いたーい!」
美樹原「…」
優美「あ、あなたは…!」
美樹原「…」
優美「…ねぇねぇ!誠先輩の事、早く諦めてよ!」
美樹原「…」
優美「…何とか言ったら!?」
美樹原「…うふ、あはは…。」
優美「…?…な、何…?」
美樹原「諦めるのは…あなたの方でしょ…?うふふ…」
優美「…だ、だから優美は先輩と…」

ドカッ!

優美「くふっ…!」
美樹原「…。」
優美「あ…う…いた…痛いよぉ…」
美樹原「誠君は…渡さない…誰にも…」

531 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 01:09:57.07 ID:RQCITfA+O [6/21]
誠(はぁ、疲れた…。)
誠(でも、大分気分も…あれ?)
誠(家の前に誰か…)
誠(…愛?)

美樹原「…誠君…」
誠「め、愛…。ひ、久しぶり…かな?」
美樹原「うん…。そうだね…。」
誠「…」
美樹原「部屋…入れてもらえない?」
誠「あ…あぁ…うん…。」

誠「…」
美樹原「…」

美樹原「誠君…」
誠「な、何…?」
美樹原「お風呂、入って来たら…?」
誠「あ…あぁ、そうするよ、うん。」

533 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 01:14:21.68 ID:RQCITfA+O [7/21]
ジャーッ…

美樹原「…」ポチッポチッ…
美樹原(メール…女の子のばっかり…。着信も…発信も…。)
美樹原(…あれ?)
美樹原(アドレス…私の名前が無い…。)
美樹原(他の子達のアドレスは登録されてるのに…)
美樹原(どうして…?)
美樹原「うふ、うふふふ…あははははは…うふふ…」
美樹原「あはははははははは!!」

534 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 01:19:34.71 ID:RQCITfA+O [8/21]
アハハハハ…ドタンッガタンッガチャーン…

誠(…ビクッ…)
誠(…え、今の音…。愛…?)

ジャーッ…キュッ…
シーン…

誠(…気のせいか…?)
ガチャッ
誠(あれ、電気消えてる。)
誠(…帰ったのか…。)
誠(…うわ!?)
誠「…なんだよ、部屋の中…ボロボロに…」
美樹原「誠君?」
誠(ゾクッ)
誠「め…愛…?」
美樹原「なんで…なんで私の名前…アドレス帳に登録してないの…?」
誠「…え?み…見たのか…?」
美樹原「他の女の子達の名前は登録されてたのに…。」

535 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 01:28:56.09 ID:RQCITfA+O [9/21]
美樹原「誠君…私…私考えたの…。」
誠「…な…何を…?」
美樹原「なんで…こんなに…幸せになれなかったのか…」
誠「…。」
美樹原「私達…私達、伝説の樹の祝福を受けてなかったから…だから…幸せじゃないの…。きっと…。」
誠「で…伝説の…樹…?」
美樹原「うん…卒業式の日に…伝説の樹の下で女の子から告白して生まれたカップルは、永遠に幸せになれるっていう伝説…。」
誠「…そ、卒業式に告白しなきゃならないんじゃ、どっち道それまで待たなきゃならないんじゃ…」
美樹原「うん…。だからね?待たなきゃならないの。卒業式の日まで…ずっとずっと…でも…」

536 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 01:34:56.93 ID:RQCITfA+O [10/21]
美樹原「でも…。誠君、モテるから、卒業式まで待ってたら、毎日毎日、色んな女の子とエッチしたり…休みの日は遊びに行ったり…しちゃうよね?…私、それを見てるの、凄く辛いから…。だから…。」
誠「…。」
美樹原「だから誠君…卒業式の日まで…」
誠「…」
美樹原「卒業式の日まで…私の家で大人しくしてて?」キラ…
誠(ほ…包丁…!?)
美樹原「…家にいれば…誰とも会わなくて…済むもんね?」フラ…
誠「ま…待って、愛…!ほ、包丁なんかで刺したら…し…死…!」
美樹原「大丈夫だよ…卒業式の日に伝説の樹の下で告白したら…きっと幸せになれるから…」

537 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 01:38:50.07 ID:RQCITfA+O [11/21]
誠「ひ…うわ…わ!」ズルッ

誠「わ…わ…来るな…来るなぁ!」

美樹原「大丈夫だよ?誠君を…殺したりする訳ないじゃない…?大丈夫だよ…」

誠「や…やめろ…やめろ…!うわ…うわ…うわあああああああ!!!」ザクッ…



美樹原「誠君…大好き…大好き…だよ…。」

538 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 01:43:09.56 ID:RQCITfA+O [12/21]
-週末-

美樹原「ふんふんふーん…」
美樹原「誠君…今夜は何が食べたいかなぁ?ねぇ?ムク?」
ムク「ワンッ」
美樹原「うふふ…」

ドンッ

美樹原「キャッ…ご、ごめんなさ…」
美樹原「…?」
???「ごめんなさい…大丈夫でしたか…?」
美樹原「あ…は…はい…。」
ムク「ウウウゥー…」
美樹原「こ、こら!ムク!」
???「失礼します…」
美樹原「…」
???「…と……こと…」
美樹原「…!?」
美樹原「あの人…今‘誠’って…?」


ガチャッガチャッガチャッガチャッガチャッ…

540 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 01:49:26.55 ID:RQCITfA+O [13/21]
-言葉の部屋-

好雄「う…美味い!美味い…!お茶も…お菓子も…なんて…!なんて美味いんだ…!!」
言葉「そ…そんな…大した物じゃ…ないです…。」
好雄「そんな事ないよ!…特にお菓子なんて…最高!舌がとろけそうなくらい…!!」
言葉「え、あ、ああああの…」
好雄「え?」
言葉「そ…そのお菓子…私が…作ったんです…」
好雄「…え!?そうなの…!?」
言葉「はい…」ドキドキ
好雄「こ…こんなに美味しいお菓子を…。凄い!凄いよ!桂さん!」
言葉「えっと…あの…早乙女君に…作ると思ったから…そんなに上手に出来たんだと思います…いつもは…こんなに上手には…」
好雄「…」ドキドキ
言葉「…」ドキドキ

541 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 01:54:26.87 ID:RQCITfA+O [14/21]
言葉「あ…あの、早乙女君…」
好雄「な…何?桂さん…」
言葉「私達…その…付き合ってるんですよね?」
好雄「え…う…うん!」
言葉「あの…私…友達から‘伝説の樹’の話を…聞いたんです…。」
好雄「あ…あぁ…うん…。」
言葉「素敵な伝説だなぁって…思いました…。」
好雄「…」
言葉「えっと…あの…もう、お付き合いしてるのに…こんな事を言うのはおかしいのかもしれません…けど…」
好雄「うん…」
言葉「卒業式の日…早乙女君に…手紙を渡します…」
好雄「…」
言葉「そしたら…伝説の…樹の下に来て…そして話を、聞いてもらえますか…?」
好雄「桂さん…。」

542 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 02:04:37.98 ID:RQCITfA+O [15/21]
好雄「…もちろん…だよ。」
言葉「早乙女君…。良かった…。」
好雄「…はは。なんか…ドキドキするな…。」
言葉「私も…。」
好雄「卒業式の日…」
言葉「え?」
好雄「楽しみにしてる。」
言葉「…私も…です。」ニコッ
好雄「ははは…」
言葉「早乙女君…」ギュッ
好雄「わっ!?」
言葉「頭…撫でて下さい…」
好雄「う…うん…」
言葉「…」ゴロゴロ…
好雄「こ…こんな感じで良い?」
言葉「…は、はい…。」
好雄「…」
言葉「早乙女君…」
好雄「ん?」
言葉「好き…です。」ギュッ
好雄「…俺も…。」

543 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 02:09:09.64 ID:RQCITfA+O [16/21]
好雄「い、いやー、ありがとね。ウチまで送ってくれて…」
言葉「いえ…良いんです…。」
好雄「…あ、そうだ!少し寄ってく!?何にもないけど…」
言葉「い…いえ!だって…何もお土産も持ってないし…服も…ご家族の皆さんに見せるような格好じゃ…」
好雄「そ、そんな気にする事…」
言葉「だって…早乙女君のご家族にお会いするんですよ?」
好雄「…」
言葉「少しでも…気に入って頂きたいんです。」
好雄「桂さん…」
言葉「…」
好雄「…わかった。」
言葉「じ、じゃあ、帰ります…ね?」
好雄「うん。また明日学校で。」
言葉「さようなら…」
好雄「…(幸せ…だな…。)」

544 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 02:16:20.98 ID:RQCITfA+O [17/21]
言葉「…。」
言葉(早乙女君…。)
言葉(…幸せ…。)

???(やっと…見つけた…。)
言葉「…え?」
???(桂さん…久しぶり…ね。)
言葉「さ…さ…西園寺…さん?」
世界「転校したって聞いて…それも誠を追いかけて…。男の子と…毎日楽しそうに過ごしてるって聞いたわ…。相手の男の子って…誠よね?他にあり得ないわよね……?」ガチャッ
言葉「さ…西園寺さん?ち、違うんです!お話を聞いて下さい!」
世界「その格好…誰かと会ってたんだ?…誠ね?誠と遊んでたんでしょ?私を…差し置いて…二人て…幸せに…。」ジィィーッガチャ…
言葉「(ほ…包丁…!?)さ…西園寺さん…違います…今日は…今日は…。」
世界「ダメよ…あなたと誠を幸せになんかさせない。幸せになんか…。桂さん…桂さん…死んで…!」フラ…フラ

545 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 02:20:02.16 ID:RQCITfA+O [18/21]
言葉「いや…いや…(せっかく…せっかく幸せになれたのに…)」
世界「幸せになんてさせない…幸せになんてえええ!」グォッ
言葉「早乙女君…早乙女く…!」


グサッ

世界「…」
言葉「…さ…早乙女…く…」

ドク…ドク…



ドサッ

546 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 02:24:12.80 ID:RQCITfA+O [19/21]
-美樹原の家-

愛「ただいま~!誠君!」
愛「ねぇ、誠君。今日誠の知り合いっぽい人と会ったのよ?」
愛「女の子だったわ。…誠君、やっぱりモテるんだね?」
愛「うふふ…でも、もう誠君は私の物だもんね?」
愛「誠君…誠君…大好き…。大好き……。」




-卒業式-


548 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/11(日) 02:34:00.48 ID:RQCITfA+O [20/21]
美樹原(…)
美樹原「誠君…。」ゴソゴソ…
美樹原「(誠の頭蓋骨を取り出して)…うふ、誠君…」ナデナデ…
美樹原「…」ギュッ
美樹原「卒業式…だよ。誠君。私達が…結ばれる日…。」
美樹原「…閉じ込めちゃって…ごめんね?」
美樹原「誠君…。」
美樹原「改めて…改めて私と…お付き合い…して下さい…。」ギュゥゥ…
美樹原「…うふふ…。」
美樹原「これで…。」
美樹原「これでずっと、一緒だね…。」
美樹原「誠…」



美樹原「大好き…。」




誠「ここがきらめき高校か。」



END

551 名前:1[] 投稿日:2010/04/11(日) 02:46:07.94 ID:RQCITfA+O [21/21]
最後までお読み頂いた皆さん、こんな駄文にお付き合い頂き、本当にありがとうございました。

なんとか全キャラ出しきり&セックスさせようと思ったあまり、途中グダグダになったりしてしまい本当に申し訳ないです。
…あ、でも詩織だけセックスしてなかったですね。

ラストは…正直僕自身「やっつけだな~」と思います。無理矢理でごめんなさい。

とにもかくにも、長々とお付き合い頂きましたが、これで終了です。ヒロインが美樹原愛になってしまったのは偶然です。僕は虹野さん一筋なので…w

最後に、読んで下さった方々に重ねてお礼申し上げます。

ありがとうございました!

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