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明久「今日は……エイプリルフールか!」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/02(金) 15:50:02.35 ID:PmUV8uf20 [1/13]
玲「アキくん、朝ですよ」

明久「んん……姉さん……?」

玲「おはようございます、アキくん。目が覚めましたか?」

明久「まだ眠いから寝る……」

玲「起きないとチュウしますよ、アキくん」


明久「はい起きました目が覚めました!」

玲「いくら春休みだからとはいえ、遅くに起きるのは良くありませんよ」

明久「はーい」

玲「着替えて顔を洗ったら、リビングまで来てください。朝食を作りましたから」ガチャッ

明久「……姉さん、朝食作れたっけ?」

明久「とりあえず着替えてっと」ヌギヌギ

明久「あれ、今日何日だっけ、確か金曜日だったはず……」チラッ

明久「四月一日……エイプリルフールか!」

明久「そっか、じゃあさっき姉さんが朝食作るっていうのは嘘だったのか」

明久「……なんだろう、この香ばしい匂いは」

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/02(金) 15:55:05.01 ID:PmUV8uf20
ガチャッ

玲「遅いですよ、アキくん。冷めないうちに召し上がってください」

明久「え、これ誰が作ったの?」

玲「何を言ってるのですか、アキくん。そんなの姉さん以外に誰がいます?」

明久「でも姉さんが、こんなに美味しそうなスクランブルエッグとか、
こんがり焼けた食パンとか、噛んだらパリッといいそうなウィンナーとか作れるとは思えないし」

玲「それはアキくんがそう思ってるだけであって、事実として姉さんが
これらを作ったから、今このテーブルに並んでいるのですよ」

明久「なんか釈然としないけど、それもそうだよね」

玲「わかったのなら結構です、早く召し上がっちゃってください」

明久「姉さんは食べないの?」

玲「姉さんはもう済ませてありますから」

明久「そっか。いただきまーす」モギュモギュ


明久「ごちそーさまでした」

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/02(金) 16:00:04.11 ID:PmUV8uf20
明久(今日一日、何しようかな。特にやることもなくて暇だし)

明久(たまには散歩でもしようかな)

明久「姉さん、ちょっと散歩に行ってくるよ」

玲「散歩、ですか?」

明久「うん。暇だし、散歩でもしようかなって」

玲「そうですか。でもアキくん、春休みだからって常日頃の生活リズムを壊すような生活は良くありませんよ」

明久「? どういうこと?」

玲「アキくんは学生です。この時間は、いつもだったら学校で勉強をしている時間です」

明久「ふむふむ」

玲「なので、休みの日だからといって勉強の怠るのは良いことではありません。長期休暇となれば尚更のことです」

明久「でもさ、一夜漬けなりなんなりしてさ、テストでいい点取れればいいんじゃないかな」

玲「付け焼き刃の知識という姑息な手段より、日々の積み重ねが大切なのです。
涓滴岩を穿つ、という諺があります。後で調べてみてください。参考になるはずです」

明久「だけど」

玲「アキくん、学生の本分がなにか、わかりますか?」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/02(金) 16:05:13.25 ID:PmUV8uf20
明久「学校に行くこと、かな」

玲「いいえ、勉強をすることです。わかりましたか?」

明久「……うん」

玲「では、いってらっしゃい」

明久「え? いってらっしゃいって」

玲「散歩に行くのではなかったのですか?」

明久「そうだけど、行ってもいいの?」

玲「駄目とは一言も言ってませんよ。その代わり、今言ったことは忘れないでください」

明久「姉さん……」

玲「今日は姉さんも暇ですから、アキくんが帰ってきたら勉強を見てあげましょう」

明久「え゛……」

玲「冗談ですよ」

明久(そっか、今日は確かエイプリルフールなんだ、道理で普段嘘を吐かない姉さんが……)

明久(僕も姉さんに冗談でも言って、一泡吹かせてみようかな)

明久(でも、ちょっとやそっとのことじゃ驚きそうにないし……そうだ!)

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/02(金) 16:10:22.04 ID:PmUV8uf20
明久「あのさ、姉さん」

玲「なんですか、アキくん」

明久「僕、姉さんのこと大好きだよ」

玲「家族として、でしょう?」

明久「いや、一人の男として愛してるよ」

玲「…………」

玲「アキくん、それは本気ですか?」

明久「うん」

明久「とりあえず散歩行ってくるね」

ガチャッ バタン

明久「あはは。姉さんのあんなに驚いた顔、始めて見たよ」

明久「姉さんが嘘だって気がついたときの反応が楽しみだなぁ」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/02(金) 16:15:31.18 ID:PmUV8uf20
テクテク

明久「ん、あれは……」

明久「おーい、美波ー」

美波「あれ、アキじゃない」

明久「奇遇だね、こんなところで会うなんて。美波は何か用事でも?」

美波「美波は、ってどういう意味よ」

明久「いや、僕は暇だったから散歩してたんだけど、美波は何か用があるのかな、って」

美波「ウチは買い物よ」

明久「買い物?」

美波「晩ご飯のおかずが無かったから」

明久(そういえば、僕の家も昨日で使い切っちゃったから何もないんだった)

明久「ねぇ、よかったら僕も一緒に行っていい?」

美波「アキも何か買う物でも?」

明久「うん、美波の話聞いたら家に何も無いの思い出して」

美波「じゃあ行きましょ」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/02(金) 16:20:51.76 ID:PmUV8uf20
アリガトウゴザイマシター


明久「お腹すいたなぁ。今何時だろ」

美波「一時ね」

明久「もうそんな時間? 早く帰らないと」

美波「あのね、アキ」

明久「なに、美波?」

美波「もしアキがよかったらなんだけど、ウチの家で一緒にお昼食べない?」

明久「ごめん、姉さんが待ってるからさ」

美波「そう……」

明久「じゃあ、また今度」ノシ

美波「うん、じゃあね」ノシ







美波「はぁ……」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/02(金) 16:28:00.47 ID:PmUV8uf20
ガチャッ

明久「ただいまー」

玲「おかえりなさい、アキくん」チュッ

明久「!?」ドサッ

玲「アキくん、どうして露骨に嫌な顔をするのです?」

明久「なんでいきなりキスなんかするのさ! なんで裸エプロンなのさ! 突っ込みどころ満載だよ!」

玲「愛し合うもの同士、おかえりなさいのチュウなんて当たり前のことでしょう?
裸エプロンは、この前アキくんの机の三番目の引き出しの二重底の下にしまってあったエッチな本を参考にしました。
それに突っ込みどころ満載だなんて、突っ込むところはひとつしかありませんよ」

明久「なに人の秘密を暴露してんのさ! トップシークレットだよ!?
しかも愛し合うもの同士ってなに!? 姉さんあれが冗談だってまだ気がついてないの?!」

玲「アキくんが望むのならば、突っ込むところはふたつに増えますけど……」

明久「話を聞け!」

玲「聞いてますよ。それで、冗談とは何のことですか?」

明久「だから、朝僕が好きとか愛してるとか言ったやつは、冗談だってこと。気がつかなかったの?」

玲「気がつく、とは?」

明久「だって今日、エイプリルフールじゃん」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/02(金) 16:34:21.98 ID:PmUV8uf20
玲「エイプリルフール? アキくんは何を言っているのですか?」

明久「だって今日は四月一日でしょ? エイプリルフールじゃん」

玲「アキくん、今日は四月二日ですよ」

明久「なん…だと…?」

明久「どういうこと? だって確かにカレンダーには四月一日金曜日って……ちょっと来て見てみてよ、姉さん」ガチャッ


玲「これは……」

明久「ほら、四月一日じゃん! 姉さんこそなに言って――」

玲「アキくん、ここをよく見てください」

明久「え? 別にどこも間違っちゃ――!!」

玲「これは今年ではなく、来年のカレンダーですね」

明久「じゃあ今日は、一日じゃなくて二日……?」

玲「そうですよ、アキくん」

明久「じゃあ全部僕が言ったことは……」

玲「当然嘘だった、では済ませられませんね」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/02(金) 16:40:49.02 ID:PmUV8uf20
明久「ちょっと待って姉さん! これはすべて勘違いが招いた――」

玲「じゃあなんです? アキくんは嘘を吐いてもいいのをいいことに、姉さんの純情可憐な心を
弄んでいたということですか?」

明久「そういう訳じゃないけど、普段スキンシップとか称して姉さんが僕に酷いことするから
その仕返しっていうか……ごめんなさい」

玲「謝って済ませられることではありませんよ、アキくん。
アキくんがあんなことを言うから、姉さんは教材を買いに言ったのですよ?」

明久「教材?」

玲「はい。アキくんの財布の中にも入ってるものです」

明久「まさかそれって」

玲「アキくんが帰ってきたら何の勉強を見ようかと思い悩みましたが、アキくんが姉さんのことを大好き、愛してると
言ったので、嘘を吐いた責任を取ってもらうついでに、今日は特別に保健体育の実技でも見て差し上げましょう」ヌギヌギ

明久「あれって冗談だったんじゃないの? ていうか姉さん、とりあえず落ち着いて」

玲「姉さんは常に落ち着いています」パサッ

明久「姉さん、エプロン脱がないで! こっちこないで! とりあえずお昼にしよう! 何が食べたい?!」

玲「姉さんはアキくんが食べたいです」

明久「もう姉さんなんかふむ――――っ!!?」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/02(金) 16:49:58.47 ID:PmUV8uf20
* * * * *


明久「もう学校かぁ……春休みってなんでこんなに短いんだろ」

ガラッ

明久「おはよう、みんな」

姫路「おはようございます、明久くん」

美波「おはよう、アキ」

秀吉「おはようなのじゃ、明久」

ムッツリーニ「…………おはよう」

雄二「…………おはよう」

明久「あれ、なんか元気ないね、雄二。どうしたの?」

雄二「俺はもうどうやら翔子から逃れられないみたいでな、もう人生終わった……」

明久「何があったのさ、雄二!」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/02(金) 16:53:12.88 ID:PmUV8uf20
雄二「四月二日に起こった事なんだがな、翔子が俺の部屋のカレンダーを来年のやつとすり替えてやがったんだ。
てっきり二日を一日と勘違いした俺は、翔子のやつに結婚してやるって言っちまったんだ。
翔子には普段から散々な目にあわされてるから、エイプリルフールを利用して一杯食わせようと思ってな」

明久「ほうほう、それで大人の階段を登ってしまった、と」

雄二「あぁ……って明久、なんでわかったんだ!?」

明久「うん、実は僕もね……」

おしまい。

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/02(金) 16:57:01.02 ID:PmUV8uf20 [13/13]
こんな駄文を最後まで読んでくれてありがとう。
実は原作読んだことないから詳しく書けないorz

眠いんで寝ます。ではまた。

Tag : バカとテストと召喚獣 エイプリルフールネタ

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