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梓「部長のイスは中々です」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 22:07:51.17 ID:oyrSq7mCO [1/20]
梓「――もうっ! みなさん真面目に練習して下さいよ!」

唯「あずにゃんがご立腹だ」

律「いいか梓、ここの部長は私だ。いわば女王だ」

梓「部長が率先して練習すべきではないんですか?」

律「そんな掟はない。この部のルールは私が決める」

紬「さすが女王様ね」

唯「わー、りっちゃんかっこいー!」

律「はっはっはっ苦しゅうない苦しゅうない」

澪「それは殿さまじゃないか?」


3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 22:10:54.14 ID:oyrSq7mCO [2/20]
梓「――律先輩、一つ大切なことを忘れてますよ」

律「大切なこと?」

梓「……ダメな王様は首を斬られるんですよ」

律「?? 何が言いた――」

梓「部長の座をかけて律先輩に勝負を申し込みます!」

律「何を馬鹿なことを」

梓「逃げるんですか?」

律「部長というのはコロコロ変えるもんじゃな」

梓「逃げるんですね」

律「上等だ中野ぉ!!」

紬(りっちゃんの沸点の低さは、ヘリウム並ね)

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 22:14:05.21 ID:oyrSq7mCO
律「梓、お前が負けたらどうする? 私は玉座をかけるんだぞ?」

梓「……退部します」

律「それはダメだ」

梓「なんでですか?」

律「バカ、お前がいなきゃ放課後ティータイムじゃなくなるだろ(キリッ」

梓「!?」

澪「初めて部長らしいことを言ったな」

紬「りっちゃん、さすが!」

梓「……だったら…最初から真面目に…ゴニョゴニョ」

唯「あずにゃんがデレた」

律(まぁ本当は部活が存続できなくなるからなんだけどな)

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 22:18:18.03 ID:oyrSq7mCO
律「よし、梓が負けたら全裸で腹踊りな。それで、勝負方法は?」

梓「軽音部なんだから演奏対決です」

唯「水着審査」

律「大食い対決」

紬「乗った!」

澪「じゃあここは公平にくじ引きで決めよう」

唯「みんなこの箱に競技を書いた紙入れてー。はい、りっちゃん」

律「じゃあ現部長の私が引くぞー。  どすこい!」

律「こ、これは――」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 22:22:06.67 ID:oyrSq7mCO
唯「というわけで、第一回部長の座争奪戦が行われるわけになりました」

紬「二人とも思いの外、受け入れてくれましたね」

唯「おっと、紹介が遅れました。実況の平沢唯です」

紬「解説の琴吹紬です」

唯「さぁ、自己紹介も済んだところでタイトルコール!!」


唯・紬「アツアツあんかけ対決の幕開けです!」

この対決は琴吹コーポレーションの提供でお送りします。

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 22:26:42.56 ID:oyrSq7mCO
唯「まずは部長の入場です!」

さわ子「インザルェェェッドカァナァァァ ドゥルァァァムゥス リィィィィトゥゥゥゥゥゥゥゥ タァァァァァァァァァァイヌァァァァァカァァァァァァァァ」

唯「廃部寸前の部活を立て直した、我らがりっちゃんです」

紬「その大胆さと大らかさは上に立つ者のそれね。時折見せる女らしさもたまらないわ」

唯「セコンドは……あれ、男の子――今入った情報に寄ると弟の聡くんとのことです」

紬「きょろきょろしてるとこを見ると、急に連れて来られたのね」

唯「セコンドってそんなおざなりでいいの?」

紬「部長の余裕ね。『聡、お前は何もしなくていい。たかがゴキブリ一匹つぶすだけだ』ってとこかしら」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 22:30:16.44 ID:oyrSq7mCO
唯「続きまして挑戦者です!」

さ「インザブルゥゥゥカァナァァァ ギトゥァァァァァ アァァァァァァァズスァァァァァ ナァァァァカァァァァァヌゥゥゥゥゥオォォォォ」

唯「今日もかわいい、あずにゃんです」

紬「やる気や技術は部内でもトップレベル、資質・実力共に十分です。妹に欲しいわ」

唯「セコンドは……猫…だよね? あずにゃん友達いないのかな」

紬「あれはあずにゃん2号ね。きっと『純や憂は貴様には勿体無い。畜生で十分』との意味合いよ」

唯「スゴイ余裕だね」

紬「あの素振り……かなりこの競技に慣れているみたい」


14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 22:34:43.65 ID:oyrSq7mCO
律「おい、もっと片栗粉入れろ。いつも片栗粉X作って手馴れてんだろ?」

聡「姉ちゃん、本当にやんの?」

律「当然だ。どっちか部長にふさわしいかアイツに教え込んでやる」

聡「話し合いで決めればいいじゃん」

律「聡、よく考えろ。この試合が終わったら梓はヌルヌルのスケスケだぞ」

聡「(ゴクッ) NURU-NURU……SUKE-SUKE……」

律「そうだ。そこでお前が上着を掛けながら一言、『俺の中ではあなたが部長です』」

聡「そ、その先は!?」

律「梓はお前に惚れ、もう部長の座を狙おうなんて思わない。みんなハッピーだ」

聡「姉ちゃんガンバレ!」

律「おう! よし、右手を出せ」

聡「なんで俺の手アッツゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ」

律「よしよし、これで完成だ」


15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 22:38:11.20 ID:oyrSq7mCO
あずにゃん2号「ニャー」

梓「とろみはこんなもんか……もう少し熱く…」

あ「ニャーニャー」

梓「大丈夫、絶対勝つよ」

梓「梓ちゃん無理しないでね」

梓「ふふ、心配ないよ。今まで何十回と勝ってきたもん」

梓「でも猫がセコンドでいいの?」

梓「あずにゃん2号にも勝利を味わってほしいの」

梓「……いっぱい応援するからね!」

梓「さあ、今日が新生放課後ティータイムの誕生日だよ!!」

あ「ニャーニャー」


17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 22:42:12.42 ID:oyrSq7mCO
澪「二人とも、早くあがって来ーい」

唯「あれ? 澪ちゃんが審判だとりっちゃん寄りになっちゃうんじゃない?」

律(澪が審判か、悪いな梓。幼馴染の絆は固いぞ)

紬「ううん、そうでもないわ。だって梓ちゃんと気が合ってるもの」

梓(私が部長になったら真面目に練習する。澪先輩もわかってるはず)

唯「ほほう、じゃあ公平なのかな? ナイスな人選だね」

紬「あと、澪ちゃんなら甘すぎず厳しすぎずのジャッジが期待できそうなの」

唯「ああ、澪ちゃんしっかりしてるもんね」

律「頼むぞ澪」

澪(甘いと怪我するかも知れないな、よし厳しく)

梓「お願いします、澪先輩」

澪(――しすぎると嫌われちゃうかな……ああ…)


紬(本当はゆれる澪ちゃんがスゴく可愛いからなんだけど)

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 22:47:04.72 ID:oyrSq7mCO
ルール:桜高校ルールを採用
・あんの補充は自由
・あんかけ以外の攻撃は反則
・具は入れない
※危なくない片栗粉を使っていますが、まねしないでください

カァン
唯「さぁ! ついにゴングです。おっと、りっちゃんいきなり鍋の中身をぶちまけた」

紬「これはマズいわ。もう補充するまで防戦一方よ」

唯「りっちゃん逃げる逃げる。あずにゃんは足を狙ってますね」

紬「今のりっちゃんは止まったら負けも同然、的確な狙いね。しかもあんは外れてもキャンバスに残る」

唯「もし踏んじゃったら大変だ当たったァ! りっちゃん体勢が崩れ――ない! 堪えたッ」

紬「よく耐えたわ、このガッツはさすがね」

唯「あずにゃん執拗に足を狙います。りっちゃん自陣セコンドとは対角のコーナーに追い詰められていくッ!」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 22:51:59.30 ID:oyrSq7mCO
梓「もう逃げ場はないですよ。ギブアップしますか?」

律「何言ってんだ? まだ道はあるだろ」

梓「強がりなんニ゛ャッ!?」

唯「りっちゃんあずにゃんに体当たりィ審判の笛はなし! そのままセコンドまで駆け抜ける、間に合うか!?」

紬「梓ちゃんの脇を狙ったのが上手かったわね、あれがなきゃたぶん『回避』じゃなく『攻撃』と判断されて笛よ」

梓(補充なんてさせない!!)

聡「姉ちゃん、早アヅゥ!!」

唯「ああ!? あずにゃんのあんかけがセコンドを直撃!! 補充のあんかけがこぼれる」

紬「ちょっと故意に見えたけど……あ! 澪ちゃんが止めてるわ」

澪「梓! セコンドを狙っちゃダメ――」

梓「違うんです。律先輩を狙ったらたまたま当たっちゃったんです」

澪「ならしょうがないな」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 22:56:22.85 ID:oyrSq7mCO
律「おい、そいつわざとだろ!」

梓「『タックル』されたからバランスが崩れたんです」

律「――くっ」

唯「どうやら両者灰色ということで相殺のようです。序盤から荒れていますね」

紬「はい。りっちゃんの攻撃性を利用してますね」

唯「あずにゃんがカウンター狙いなの?」

紬「それも十分に考えられるわ。とにかく素直に殴り合いはしないで――」

唯「ああっと、りっちゃんの右手が唸る」

律「喰らえ梓ぁぁぁぁ!」
梓(よしっ!!)

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 23:02:04.37 ID:oyrSq7mCO
梓「(チャンス!!) わー痛いー ぶたれたー 反則だはんそくー」

唯「なんと!? りっちゃんのお玉があずにゃんに激突! あずにゃん悶えてる。かわいい」

紬「ちょっと自分から行ったようにも見えたけど……」

澪「コラ! これは『あんかけ対決』だぞ、叩くのはなしだ!!」 チャンピオン 黄札1(累積1)

律「お、おい! 今あいつからぶつかりに来」

梓「(チャンス!) っせい!」 ドゴッ

唯「おっと! あずにゃんのドロップキック、これはカードでしょう!」

紬「待って、抗議して――」

澪「コラ! あずさ、お前も――」

梓「違うんです! 床がヌルヌルで滑っちゃったんです」

澪「ならしょうがないな。ファイッ!」

唯・紬「通ったー!!」

唯「これは……もしや裏で?」

澪「……いえ、澪ちゃんの気弱さを突いてるのよ。りっちゃんと比べて梓ちゃんには叱りなれてないから」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 23:05:30.72 ID:oyrSq7mCO
律「汚い手を使いやがって!」

梓「汚い性格をしやがって!」

律「なぁぁかぬォォォォォォ」

梓「舌戦で負けた人が私に勝てるわけないです」

律「黙れ! お前が部長になったところで放課後ティータイムは変わらないぞ」

梓「変わります! いえ、私が放課後ティータイムを変えてみせる!」

律「ふっ、いいだろう。ならば全力で来い!! ねじ伏せてくれる」

梓「望むところです。食ら」

カァン
唯「おっと、ここでゴング。前半戦終了です」

律・梓(空気読めよ)

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 23:09:25.52 ID:oyrSq7mCO
紬「両者セコンドの元へと帰っていきます。りっちゃんはよく耐え切ったわね」

唯「では解説のムギちゃん。前半戦を振り返って見ましょう」

紬「はーい。あ! そういえば、お茶の用意してきたの」

唯「わーい! モグモグ前半はパクパクあずにゃんの一方的なポリポリだったね」

紬「りっちゃんの大ざっぱなムグムグが仇になったのね。まず機動力をモニュモニュした方が良かったわね」

唯「となるとあずにゃんのズルズルはクチャクチャ?」

紬「ううん。それはガツガツでムシャムシャよ」

唯「そっかゴクゴクがチューチューってことだね」

紬「そうそう。要するにグビグビでズルズルね」

唯(ムギちゃんの解説はわかりやすいなぁ)

紬(唯ちゃんの質問は要所を捉えているわね)

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 23:14:04.24 ID:oyrSq7mCO
>>26
ムギでした。許してつかぁさい


唯「アルファがベータをカッパらったらイプシロンするのかな?」

紬「たぶんね。でもブーンブーンでビガッビガッするんじゃないかしら。」

唯「なるほど。おっとそろそろ後半戦が始まるようです」

紬「りっちゃんは前半の反省を活かしているようね」

唯「というと?」

紬「お茶のときに話した『りっちゃんのミス』その7よ」

唯「その7……『過剰粘性』ってやつか!」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 23:19:11.01 ID:oyrSq7mCO
紬「そう。あんが薄いと水に近くなる、つまり『範囲は広くなるけどすぐ流れる』」

唯「でも濃いと粘るから飛び散らない、つまり『範囲は狭くなる』だね」

紬「そう、でも代わりに『浴びるとまとわりついてずっと熱い』特徴も出る」

唯「攻撃的だね。でもさっきの『トロトロにしすぎた』ってのは?」

紬「片栗粉を増やしすぎると固体に近くなって、『からみつき』がなくなるの。カイロを投げられても熱いのは一瞬でしょ?」

唯「そっか、だからあずにゃんはお玉でガード出来るんだね」

紬「そう、もう少し薄かったらお玉ではじいても飛沫がかかるけど、それすらない」

唯「見極めが難しいね」

紬「特に桜校ルールは『あん』のみで戦うから、より難易度が上がるのよ」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 23:25:54.65 ID:oyrSq7mCO
カァン
唯「後半戦スタートォっといきなり『グリッサンド』!」

紬「あの慎重な梓ちゃんが開始直後に大技……完全にりっちゃんの裏をかいたわね」

唯「だがりっちゃんは倒れないッ! さあ反撃の『スタンエッジ』、『スタンエッジ』、『スタンエッジ』ぃ!」

紬「りっちゃんは確実にダメージを与えていく……二人とも前半とは逆のスタイルね」

唯「さぁ、依然りっちゃんの攻撃です。密着状態から『インフェルノ』からの『パーガトーリオ』、そして――決まったぁッ!!」

唯・紬「『パラディーソ』ォ!!」

紬「見事な三連技ね。考案者のダンテも驚きの鮮やかな流れだったもの」

唯「たまらずにあずにゃんも距離を置く。しかしりっちゃんがそれを許さカァァウンタァぁぁぁぁが入ったぁぁぁぁぁ!!」

紬「まさか振り向き式で『チャットモンチー』をするなんて……」

唯「素晴らしい発想力だね」

紬「発想力もだけど、何より柔軟性ね。下手をすれば梓ちゃんの股関節が脱臼してたわ」

唯「素人目で見ても白熱の戦いが繰り広げられております」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 23:30:58.50 ID:oyrSq7mCO [20/20]
梓「律先輩。さっきからみみっちい攻撃をしてますが、無意味ですよ?」

律「なんだ? 負け惜しみか」

梓「やれやれ、じゃあこの一撃で夢も希望も葬り去ってやります」スッ

律(なっ――!? その構えは!!)

梓「気づきましたか? でも遅すぎです」

唯「あれは……『ユニバーサル・メルカトルズ砲』? かなり変則的ですが……」

紬「いえ、腰を捻ってるから『レールガン』に近いわね」

澪(さっきからこいつら何言ってんだろう……?)

梓「はじけてまざれ!」

唯「あずにゃんが大技を放ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 23:34:20.24 ID:oyrSq7mCO
律「部長を――舐めるなぁ」

唯「防がずにかわしたっ!! スレスレで避け切りました」

紬「今のはいい判断ね。恐らく防御しててもダメージは防ぎきれなか」

唯「だぁぁが、さすがに踏ん張りきれないか!?」

紬「早くしなきゃ梓ちゃんの追撃がきちゃう!」

唯「ああ、りっちゃんスリップ! これは痛い、まるで江頭のようにキャンバスを這い回る」

紬「りっちゃん、ドーン!」

唯「りっちゃん、がっぺヤバい!」


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 23:40:03.28 ID:oyrSq7mCO
梓「逃がしませんよ」

紬「あ! マウントをとられたら不利よ」

梓「ふふ、作戦通りです」

唯「手元の資料によると、あずにゃんはマウントからのKO率が8割を超えています」

梓「ギブアップするなら今のうちですよ」

律「ふざけんな! そのちっちゃな体なんて吹っ飛ばして――えっ?」

梓「冷めたあんを身に纏う――俗に言う『オフェンスアーマー』ですがマウントで使えば別の効果を生む」

律(くそっ! ヌルヌルで力が入らない)

梓「防ぐのは敵の弾だけじゃないんです。押しのける手すら受け流す、逆らうことすら許さない」

梓「防御がそのまま攻撃に変わる。名づけて『アクセラレータ』。さぁ」


梓「お前の罪を数えろ」


33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 23:46:21.50 ID:oyrSq7mCO
唯「行った行った、あずにゃんが行ったぁ!! 降り注ぐあんは流星のごとくぅ」

梓「これはモンブランの分! これはたい焼きの分! そしてこれは唯先輩のイチゴの分ッ!」

律(おい……イチゴは和が…)

梓「これもこれもこれもこれもこれもこれも全部スイーツの分だぁぁぁぁぁぁ」

唯「なんという『キッス』!! なんという恐怖!! ゾンビも風を切って逃げ出すレベル」

紬「むしろ『サバイバー』ね」

梓「伸身の新月面が描く放物線は、栄光への架け橋だ!」

律「てめぇそれ言いたいだけだろ」


34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 23:50:18.42 ID:oyrSq7mCO
律「調子に乗りやがって……ぬるぬるなら簡単に抜け出せるんだ、御器齧りめ」

梓(確かに冷めたあんは抜け出すのには潤滑油代わりになる。でも)

梓「敵前逃亡は大罪ですよ」

紬(ん? 梓ちゃんがお玉の持ち方を変えた……)

唯「あずにゃんの猛攻が続いて……ん? りっちゃんが何か抗議をしています」

律「レフェリー! おいレフェリー!! よく見ろ、コイツ殴ってるぞ!」

唯「むむむぅ!? あれは――大変です! あんをかけると見せかけて、お玉で殴打してます」

紬「汚いなさすが梓ちゃんきたない」

澪「ひぃぃぃ!? 血が出てるぅ!!」

律「そうだ、早くあいつを反則に――」

澪「見えない聞こえない見えない聞こえない見えない聞こえない……」ガタガタ

律「仕事しろよ、お前!」


35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 23:55:46.40 ID:oyrSq7mCO
聡「姉ちゃーん!」

唯「おおっと! セコンドからタオルが投げ込まれました、りっちゃん側のギブアップです。ん? 審議会から物言いです」

紬「梓ちゃんの反則について審議かしら?」


堀込「あれは目に余る。やはり挑戦者の反則負けじゃないか?」

和「しかし、桜校ルールでは『審判が止めなきゃ反則じゃねぇんだよ』となっています」

とめ「難しいことはわからないねぇ」

恵「澪たんハァハァ 澪たんチュッチュッ」

犬「わんわんお わんわんお(U^ω^)」

37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 00:00:10.29 ID:QuBWIjJlO
唯「コイントスの結果、挑戦者あずにゃんの勝利が決定しました!! 新部長の誕生です」

紬「梓ちゃん、もとい梓部長恒例のパフォーマンスが始まったわ」

梓「♪負けは嫌いです Yeah 何でもやる、やるです やってやるんです」

唯「ここだけきくととんでもない歌詞だね」

梓「♪この頃部活に流行る物 茶会 コスプレ にせ
練習」

紬「耳が痛い」

梓「♪大切なあなたにカラメルソース グラニュー糖に ブラウンシュガー」

澪「うわぁぁぁそれ私の歌だぞ!」

梓「♪ドナドナドーナー」
律「ちくしょう……ちくしょう……図に乗りやがって」

40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 00:04:29.96 ID:QuBWIjJlO
律「ぢぐじょう……私の天下が…部員からの上納金が…」

聡「姉ちゃん、俺の中では姉ちゃんが部長だあづぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ」

律「絶対に下克上じでやる……中野ォォォォォォ」

梓「『部長』ですよ、『ぶ・ちょ・う』」


唯「さてさて、明日からの練習はどうなってしまうのでしょうか」

紬「まぁ、恐らくお茶の時間は今までより削減されるわね」

唯「まるで部活ですなぁ」
紬「唯ちゃん、部活よ」

唯・紬「HA HA HA HA HA HA HA」


――この頃はまだ、あんなことになるなんて 知る由もありませんでした
※使用したあんはトンちゃんがおいしく頂きました


42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 00:09:23.77 ID:QuBWIjJlO
梓「律先輩! またドラムが走ってます!」

律「わ、悪い……次から気をつけ」

梓「さっきも『次から気をつける』って」言ったじゃないですか!」

律「いや、その……」

梓「もしかしてやる気がないんですか? それなら出させてあげます」

律「ちっ、違う! 私は真面目にやって――」

梓「純! 律先輩を『鼻でスパゲティを食べる』の刑に!」

律「イ、イヤだ、助けてくれー! みおー! ゆいー! むぎー!」

梓「……邪魔した人は同罪ですよ」

唯・澪・紬「ぴぃっ」ガタガタ


44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 00:14:33.04 ID:QuBWIjJlO
唯「あ、あずにゃん……」

梓「あ?」

唯「あずにゃんさん」

梓「なんですか」

唯「その、ちょっと……やりすぎかなーなんて……」

梓「……純」

純「ペペロンチーノとアラビアータがあるよ。そろそろアルデンテかな」

梓「唯先輩、何か言いましたか」

唯「は、早く練習しようよ! お茶なんて終わってからで十分だよ」

梓「よしよし、そういう態度はオラ好感持つど。さあ、練習を続けますか」

46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 00:20:12.98 ID:QuBWIjJlO
律「……いずれ死人が出る」

紬「りっちゃん、鼻にケチャップが」

唯「まさかあずにゃんがここまで暴君になるなんて」

律「まさか澪にまで逆らうとはな……」

澪「梓がこんなに変わるなんて……嘘だろ? あんなに良い子だった――」

律「澪! あれはもう私たちの知ってる梓じゃない。ただの血に飢えたクリーチャーだ」

澪「じゃあどうすればいいんだよ!!」


唯「――ダメな王様は首を斬られる」ボソッ

澪・律・紬「!!」

47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 00:29:29.86 ID:QuBWIjJlO
唯「今のあずにゃんは権力に目がくらんでるだけだよ」

紬「引きずり落とせば目が醒める、そういうことね」

律「ファイトだ澪!」

澪「私が!? 無理無理無理無理!!」

紬「澪ちゃんなら梓ちゃんも手荒なマネはしないわ」

澪「むーりーだ!! 私は剣闘士じゃないんだぞ!? 噛まれる……千切られる……」

律「別に『デスマッチ』で勝負しろと言ってるわけじゃない。あくまで選択肢の一つだ」

澪「イヤだ!」

唯「ダメ、縛らないで! あぁ……そんなオモチャでいじめちゃ」

澪「イヤだ!」

紬「お願い……ちょうだい、もう火照った身体を自分で慰めるのは」

澪「イヤだ!」

律「この録音テープで梓を買収するかな……」

澪「バカ律!」




48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 00:34:21.17 ID:QuBWIjJlO
律「澪しゃん、おねがーい」

澪「可愛く言ってもダメだ」

律「やれよ澪!」

澪「強く言ってもダメ」

律「……ちょっとこっち来い」


唯「遅いなぁ」

律「待たせたな。さぁ!! 熱心な説得の結果、澪しゃんが快諾してくれたぞー」

唯・紬「わーい」

澪「水……怖い……苦しい……」ブルブル

律「次は傾向と対策だ。梓を倒す競技を考えよう」

紬「澪ちゃん、何が得意?」

澪「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ何でもするからぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」ガクガク

律「ちょっとやりすぎちゃったか」


49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 00:38:06.86 ID:QuBWIjJlO
律「とりあえずみんなで澪が勝てそうなことを書こう」

紬「これで4/5の確立で勝てるわね」

唯「ふむ五分五分といったとこですな」

律「よし、念には念を入れて箱にイカサマをしよう」

唯「ばれなきゃイカサマじゃないってファービーも言ってるもんね」

律「それはダービーだ」

紬「ゲロッパ!」

唯「具体的にはどんな細工を?」

紬「ねぇ、ゲロッパ……」

律「澪の紙だけ取れないようにするんだ」

紬「……ウルトラソウッ!」

唯・律「ハァイ!!」

51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 00:43:00.42 ID:QuBWIjJlO
~翌日~
梓「唯先輩、やっと覚えましたか。猿よりは賢いみたいですね」

唯「あ、ありがと……あずにゃん、さん (ぐぬぬ……)」

梓「今日は気分がいいからお茶を許可するです。ムギ先輩」

紬「はい、ただいま(ぐぬぬ……)」

律(チャンスだ! いけ!)

澪「あ、あ、梓! 部長の座をかけて勝負しろぉ」

梓「!? ははぁん、大方4人で示し合わせて澪先輩を勝たせる算段ですか」

唯・澪・律・紬(え? 何でばれたの!?)


52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 00:47:09.50 ID:QuBWIjJlO
梓「まあいいです。部長三原則は退かぬ、媚びぬ、省みぬ。勝負しましょう。 純、準備――」

律「いえいえこちらに箱が用意してございます。わざわざお手を煩わせずともよろしゅうございますよ」

梓「律先輩にしては気がきいてますね」

律「――っ! あ、ありがとうございます(ぐぬぬ……)」

純「イカサマしてるかも知れませんぜ」

唯・澪・律・紬(黙ってろモップ犬)

梓「イカサマだろうが八百長相撲だろうがぶっ潰してやるです!! このギターのように……」メキメキ

唯「ギー太ぁぁぁぁぁ!」

55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 00:50:57.41 ID:QuBWIjJlO
紬「りっちゃん、梓ちゃんが嫌に自信満々だけど」

律「『あんかけ』を引けないと気づいてないことの裏返しだ」

澪「だ、大丈夫だよな? 私勝てるよな?」

律「ああ、(私は)大丈夫だ」

梓「刮目しろ!! これが王の力です!!」

唯・澪・律・紬(引いた!)

梓「――これは!?」

唯・澪・律・紬(勝った!!)

梓「っしゃぁっ! 『あんかけ』じゃーい」

唯・澪・律・紬「は?」

梓「新技の『エターナル・フォース・ブリザード』を試すときが来たようですね」


56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 00:54:15.80 ID:QuBWIjJlO
律「お前、イカサマしたろ!」

梓「どこに証拠があるんですか」

律「お前が『あんかけ』を引くわけないだろ!!」

梓「へぇ、私が『あんかけ』を引かないという確証でもあるんですか?」

紬「だってその箱は――」

唯「ムギちゃん!」

紬「むぅ……」

梓「せめてもの情けにルールは選ばせてあげ」


「ちょっと待ったぁ!!」


57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 00:58:37.28 ID:QuBWIjJlO
「さわちゃん」「さわ子先生」「ババア」「行かず後家」「トンちゃん」

さ「『あんかけ対決』は許可出来ないわ」

梓「え? この前やったじゃないですか」

さ「この前の放送でBPOとかPTAから苦情きたのよ」

梓「チッ……一般大衆はいつもそうだッ! 何でも……否定……否定……否定!! ……そのくせ……代案の一つも出しはしない……」

澪「じ、じゃあ。もっと平和的な方法で決め」

唯「ひらめいた! 放送しなきゃいいんだよ」

紬「そしたら肉だろうが骨だろうがどんとこいです」

律「おっと、もちろん『あんかけ』は警告済みだから除外だぞ」

梓「……いいです。王は退かぬ、媚びぬ、省みぬ。不条理も受け入れます」

純「こうなった梓は骨も残さないですよ」


58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 01:02:18.81 ID:QuBWIjJlO
さ「じゃあ梓ちゃんは『あんかけ』以外で。もう一回どうぞ」

梓「神よ! この愚か者どもに天誅を」

澪(お尻で割り箸を割るなら自信有るけど)

梓「――これ!!」

澪(簡単なの、簡単なの、簡単なの……)

梓「……『箱の中身は何じゃろな』です」

律「あ、それ書いたの私」

澪「バカりつー!!」

律「いや、澪が得意種目教えてくれなかったから」

澪「何年幼馴染やってんだよ!! 私の特技ぐらい知ってるだろ!」


59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 01:07:13.91 ID:QuBWIjJlO
和「ルールは簡単。箱に何が入ってるかあてるだけ。触るのはOKよ」

和「出題者は二問ずつで交代ね。先攻は澪サイドからどうぞ」

律「そんじゃ第一問スタート!」

澪「ひっ、硬い……」

梓「長いですね……筒状? 先が尖ってる」

律「二人とも、そんなおっかなびっくり触ってちゃわかんないぞ」

澪「ちょっと太い……かな?」

律「もっとガシッといけ」

澪「怖いんだよ!!」

律「わからないか? ヒントを頼む」

純「ブィィィィィィィィィン」

紬「Oh!! Yes! Yes! Oh! Oh my god hmmmm」


60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 01:11:20.88 ID:QuBWIjJlO
律「お子さまにはちょっとわかりづらいかな」

澪「言えるわけないだろ!!」

律「何でだよ!! お前の家にもあっt」

澪「わー! わー! やめろー!!」

律「ほら、梓に負けちゃうぞ」

澪「……バイブ」ボソッ

律「はずれ」

澪「え? じゃあローター」

律「はずれ」

澪「電マ?」

律「はずれ。でも近くなった」

梓「電気シェーバーですか?」

律「梓1ポイント!」

澪「うわぁぁぁぁぁ殺してくれぇ」

62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 01:15:46.68 ID:QuBWIjJlO
律「第二問スタート!」

澪「ひっ!? 動いたぞ!」

純「生き物です」

梓「これは……毛?」

紬「毛もあるわね」

唯「もっと撫で回しちゃえばいいのに」

澪「無茶を言うな!」

律「ここでヒント」

純「言うほど毒は強くない」

唯「噛む」

澪「嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

律「さっきから絶叫してばっかだな。お前は勇者王か」


63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 01:20:12.55 ID:QuBWIjJlO
澪「い、いま指が生温かく……えっ? これ粘液?」

紬「噛まれたわね」

梓「私は指を吸われてます」

唯「澪ちゃん、早く毒を吸い出して!」

澪「ひぃ チュパチュパ んっ、んっ チュパチュパ」

唯・澪・律・紬・純(やっぱエロが似合うなぁ)

梓「(この吸い付き具合は――)はい! さわ子先生!」

律「梓2ポイント! おい澪、梓リーチだぞ」

65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 01:24:16.40 ID:QuBWIjJlO
唯「りっちゃん隊長、澪ちゃんがピンチです」ヒソヒソ

律「負けるわけにはいかない。こうなったら仕方ない、プランBだ」ヒソヒソ

紬「勝負って非情なのね」ヒソヒソ

梓「あと一勝か。安心してください、澪先輩はキレイなまま剥製にするです」

澪(みんなぁ……助けてくれぇ)

唯・律・紬(よし!!)

唯「へへへ、さすがあずにゃんさん。部長の鑑です」

紬「梓ちゃん、お茶でもどう?」

澪「おまえらー!!」

律「黙れ逆賊。これも処世術よ」


66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 01:28:18.11 ID:QuBWIjJlO
和「二問終えたから出題者は交代よ」

純「梓サイドの私が担当します」

唯「へへへ、3タテと行きましょう」

純「第三問スタ……うおぉ臭ぇ」

梓「臭っ!! なんですかこれ!? 箱越しでも臭ってきます」

澪「うわっ臭ッ!! はい! シュールストレミング!」

純「澪先輩1ポイント」

梓「澪先輩触ってないじゃないですか!」

和「重要なのは当てることよ」

梓「ぐぬぬ……」

紬「大丈夫、まだ一問よ」
律「まだ慌てるような時間じゃない」


67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 01:32:16.27 ID:QuBWIjJlO
純「第四問スタート!」

律「うまそうだな」ボソッ

澪「はい! ガトーショコラ」

純「み、澪先輩2ポイント」

梓「い、今のはイカサマですよ!!」

澪「偶然だよ。律はうまそうって言っただけだし、そもそもこれを用意したのはそっち側だろ」

唯「そうだよ、りっちゃんが生肉好きかも知れないじゃん」

紬「追い詰められると本性って見えるのね」

梓(この人たち……また澪先輩側に……)

律「澪ならいける! ファイト!」

澪「黙れ」

純(そっか、梓が好きなものにすれば勝てるのか)


68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 01:36:05.03 ID:QuBWIjJlO
和「出題者交代よ、澪サイド」

純「第五問スタート! ……梓好きそぅ」ボソッ

唯「何か言った?」

梓「!! はい、お金!」

律「はずれ。二人とも手を入れろ」

澪「熱っ やわらかい」

律「あんこつまってるなぁ、あれ」

澪「わかった、たい焼き!」

梓「いま『あ○こ』って言ったじゃないですか」

律「いーや、私は『う○こ』って言ったんだ」

唯「私は『ち○こ』って聞こえたよ」

紬「私は『ま○こ』ってきこえたわ」

純(……これが先輩なのかぁ)

梓「一緒ですよ! Yahooで『あんこ食べたい』って調べてみろよ、このやろう」

律「残念でしたーもう修正されてますー」


69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 01:37:49.55 ID:QuBWIjJlO
唯「澪ちゃんの勝ちだ! 私たちの勝ちだ!」

紬「澪ちゃんを信じてよかったわ」

律「さて、新部長。この犬畜生をどうしますか」

梓(殺される……奴隷に堕とされる……)ガタガタ

澪「どうもしない」

律「そうですね。まずは皮でも剥ぎ――え?」

澪「律、梓。私は許す。お前たちはただ権力に酔っていただけなんだ

梓「澪先輩……」

律「澪しゃん……」

澪「これからみんなでやり直そう。さぁ放課後ティータイム再始動だ!!」


かくして部長争奪戦は幕を閉じた。
この一件で律は心を入れ替えて練習に集中し、梓も口やかましく「練習」と言わなくなった。
また、生真面目な澪を中心に据えたことで部全体の意識が向上し新入部員も増えたと言う。
すべては「雨降って地固まる」という言葉に収束されたのであった。

※使用した食材はトンちゃんがおいしく頂きました

74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 01:41:11.57 ID:QuBWIjJlO
澪「新曲書いたぞクズどもー(^0^)/」

律「Oh...sweet..」

澪「……へぇ、気に入らないんだ」

律「あ、いや、そんなことは」

澪「梓! 律を『目でピーナッツを噛む』の刑に」

梓「ほら、さっさと来てください」

律「イ、イヤだ、助けてくれー! ゆいー! むぎー! のどかー!」

澪「♪どっかいっちゃえ」ボソッ

唯・紬「ぴぃっ」ガタガタ

澪「もうすぐ夏休みだなぁ、合宿の準備しなきゃな」


75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 01:45:20.17 ID:QuBWIjJlO
紬「梓ちゃんを従えて……りっちゃんを奴隷扱いにして……人間なんて上に立つと変わっちゃうのね」

唯「あの澪ちゃんが……でもムギちゃんは違うよね? 上に立っても友達だよね」
紬「ええ、もちろ――」

唯「よかったぁ、ムギちゃんが『部室では衣類着用不可』とか言い出したらどうしようかと」

紬「……(ゴクリ)」

唯「……ムギちゃん?」

紬「も、もちろんじゃない! ぐみ――唯ちゃん」

唯「ムギちゃん、部長争奪戦なんてしないよね? ねぇ、こっち見てよ」

紬「ごめんね、ちょっと用事を思い出したの。じゃあね愚民」

78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 01:50:26.51 ID:QuBWIjJlO
唯(もうダメだ……私もトンちゃんみたいに食べられちゃうんだ)

憂「どうしたの、お姉ちゃん? 欲求不満?」

唯「憂……放課後ティータイムが壊れちゃうよ。バンドじゃなくなっちゃうよ」

憂(えっ? 今更?)

唯「かくかくしかじか」


憂「なるほど……」

唯「どうすればいいのかなぁ」

憂「紬さんが部長になっても良くはならないの?」

唯「たぶん……世紀末みたいになる……」

憂「じゃあ和ちゃんを入部させるとか」

唯「すっごい嫌な顔された。般若より怖かった」

憂「それならお姉ちゃん、方法は一つだよ」


79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 01:55:41.66 ID:QuBWIjJlO
唯「どうするの?」

憂「お姉ちゃんが頂点になればいいんだよ」

唯「私が、部長?」

憂「そう、そうすればみんな仲良し。それにお茶だってお菓子だって好き放題」

唯「お茶…お菓子…」

憂「梓ちゃんは『唯先輩、大好きです!』って抱きついてきたり」

唯「あずにゃん……でもあんなノスフェラトゥたちには勝てないよ」

憂「お姉ちゃん!! 化け物を倒すのは、いつだって人間だよ」

唯「……特訓、か。憂、夏休みは予定ある?」

憂「空けてあるよ」

唯「行こう、憂。私より強いやつに会いに行く」

憂「この夏は忙しくなりそうだね」

83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 02:05:32.74 ID:QuBWIjJlO
こうして放課後ティータイムは戦国時代を迎えることになる。
それまで和平の象徴であった「紅茶」は「勝利の美酒」に変わり、足元には負け犬が跪いていたという。

これが有名な『崩壊後ティータイム』である。


信代「というお話だったのサ」

孫「おばあちゃん、お話はそれでおしまいなの?」

信代「いいや、まだ続きはあるよ」

孫「じゃあそれをお話して!」

信代「ふふ、この続きはね――」


――今春より再始動する『けいおん!』で――



おわり

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