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梓「唯先輩? ……寝てる……」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/07(月) 16:50:11.31 ID:ZPdcGlHj0 [3/17]

せんぱい、って。
遠くで、誰かに呼ばれた気がした。
だけど今、私はとても眠いのです。なので、睡眠続行。

「せんぱい」

遠くで響いていたと思っていた声は、だんだんとはっきり聞こえてくる。
起きてください、と体を揺すられる。
私はまだ夢心地のまま、瞼をうっすらと開けた。

「おはようございます、唯先輩」

あれ、あずにゃん……?

「やっと起きましたね」

窓から差す朝日よりも、ずっとまぶしくてあったかい笑顔。
その顔があんまりにも優しくて。
あったかい何かに包まれているようで、安心できて、再び瞼を閉じたくなる。でも、我慢我慢。せっかく起してくれたんだもん。
それにしも、可愛いなぁ。でもなんで、あずにゃんがココに?



15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/07(月) 16:50:51.72 ID:ZPdcGlHj0 [4/17]

「まだ、寝ぼけてるんですか?」

優しく、私の頬を右手でなぞる。
やぁらかい、あずにゃんの手。

「……せんぱい」

声が、さらに甘くなって。
あずにゃんは、ゆっくりと唇を近づけてきてくれる。
綺麗だなぁ、なんて思いながら。
ゆっくりと、ふたりの唇が重なった。

「ん……」

……あぁ、昨日はあずにゃんの家にお泊りに来たんだったね。
とろん、と今にもとけそうな頭で、ぼんやりと思い出す。

「目、覚めましたか」

うーん、もうちょっと、かなぁ。
もう一回してくれれば、起きられる気がする。



17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/07(月) 16:51:33.09 ID:ZPdcGlHj0

「……もう」

しょうがないですね、なんて言いながら。
あずにゃんの嘘つき。自分だって、足りないくせに。
ホントは、もっともっとしたいでしょ?
でも、いいよ。そういう素直じゃないところも、すきだから。

「おはようの、キスです」

そして、再びあずにゃんが唇を落としてきて――――――。



20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/07(月) 17:01:48.81 ID:ZPdcGlHj0



*****





「起きてくださいよ、唯先輩」

………………。
あずにゃんが、私を見下ろしていた。
「起きてください」? あ、れ? 私、寝てた……?
ってことは、さっきの……夢?

「……」

私、いつから寝てたんだろう。
視界に映るのが、こちらを見下ろしているあずにゃんの顔と真っ白い天井。つまり私は、横になって寝ていたらしい。体を起こすと、軽く、くらりとする。
でも、あずにゃんと目線の高さがおんなじになったから、嬉しい。


22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/07(月) 17:03:00.02 ID:ZPdcGlHj0

「……おはよう、あずにゃん」

さっきの夢の余韻がまだ抜けきらなくて、ふわりと笑いかけるように声をかける。
あずにゃんも、笑顔を返してくれる。


そう、思ってたのに。


「先輩」

その声は、思っていたよりもずっとずっと冷たくて。

「せっかく遊びに来てるのに、なんで寝ちゃうんですか」

あずにゃんが立ち上がる。冷たい色の瞳が、私を見下ろしていた。
私たちの間に、距離ができる。もう、同じ高さで目線が交わることはない。

「……どうでも、いいんですか?」

さっきまでの甘い夢は、もう覚めたのだと思い知らされる。



23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/07(月) 17:03:48.98 ID:ZPdcGlHj0

「私の話、全然聞いてくれてなかったんですね」

ち、ちがうよ。
確かに、なんか頭の中がぼんやりしていて、話の内容を上手く思い出せない。
けれど、あずにゃんの話を聞いてなかったなんて、そんなこと絶対にしないから。

「信じられないです」

あずにゃん、怒ってる。
それは、今にも泣きそうな顔にも見えて。
でも、言葉が出なくて。動くこともできなくて。
小さく震えるその身体を、抱きしめることができなかった。

「……いいです、もう帰ります」

――――え、ちょ、ちょっと待ってよ、あずにゃん。
ごめん、と、一言すら言えずに。
去っていく背中を、追いかけられない。ただただ、それを眺めていることしかできない私。

「さよなら、先輩」

バタン、と。
ドアのしまる音が、やけに響いて聞こえた。



24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/07(月) 17:05:19.48 ID:ZPdcGlHj0

*****





「まってあずにゃ…………!!」

「わっ、い、いきなり何ですかっ!?」

び、びっくりした……。
さっきまで幸せそうに寝ていた唯先輩が、何故かいきなり跳ね起きたのだ。
先輩はそのまま呆然とした様子で、くるりと部屋を見渡すと、私と目があった。

「……あずにゃん…………」

「はい?」

先輩が、じっ、とこちらを凝視する。
そして、そのままいくらか時間がたった。
どうしたんだろう、とさすがに私も心配になってきて、声をかけようとした瞬間、

「あずにゃああああんっ!!」

と、いきなり抱き着かれる。
勢いで押し倒されそうになるのを、なんとか踏ん張った。



25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/07(月) 17:06:19.55 ID:ZPdcGlHj0

「……あずにゃん、あずにゃん……!」

あの……ですね、唯先輩の部屋でふたりっきりとはいえ、下には憂もいるんだし、その、抱きしめられると、う、嬉しいんですがっ、そそそ、それ以上に恥ずかしいんですっ。
て、いうかですねっ、その、先輩が顔をうずめているそこは、ちょうど私の胸でありまして。
くすぐったいのと、嬉しいのと、恥ずかしいのと、訳がわからないのとがごちゃまぜで、すごく心臓がドキドキ言ってるんですよ。

「どどど、どうしたんですかっ、なんなんですかっ、いきな……り……」

絶対、私の心音、聞かれてる。
こんなにドキドキしていて、それが先輩に聞かれてると思うと、更に心臓が早く脈打つ。
先輩を押し返そうと、肩に触れて、気付いた。

「……あずにゃん……っ」

先輩が、震えていることに。
今にも消え入りそうな声で私を呼んで、私を抱く手に力を込める。

「何か……嫌な夢でも見たんですか……?」

そう、途中までは幸せそうな寝顔だった。それはもう、それだけで見ている私が幸せな気分になれるくらい。
でも、それがだんだんと曇り始めて、それから小さく名前を呼ばれた気がした。
夢の中でも名前を呼ばれる、それを嬉しく思いながらも、こんな表情で呼ばれるのも複雑だと思った。



26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/07(月) 17:07:02.61 ID:ZPdcGlHj0

「…………」

先輩は、何も言わない。
尋ねた後で、はっと気付く。
私の、ばか。きっと、先輩にとって、もう思い出したくもないような内容だったのかもしれない。
無神経なこと言ってごめんなさい、そう謝ろうと、ちょっと顔を下げた瞬間、先輩が私の胸から顔を上げる。

「忘れちゃった」

「……ぇ?」

「夢の内容」

「………………」

まぁ……うん、夢なんて、そんなものですよね。

「なんだろー、あれぇ?」

……こっちが聞きたいですよ。
先輩は私の腕の中で、うんうんと唸っている。

「ねぇ、あずにゃーん、私どんな夢見てたんだっ…………け」



28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/07(月) 17:08:02.74 ID:ZPdcGlHj0

視線がばっちり交わって、視界一面が唯先輩で埋まる。
きっと先輩の視界も、私でいっぱいなはず。
お互いの距離が近いことに、今更気付いてしまう。
かぁ、と顔が沸騰するのが自分でもよくわかった。

「あずにゃん」

「……はい」

視線は、少しも動かさないまま。
逸らしたいとも思わない、綺麗な瞳。

「近いね」

「…………そ、ですね」

瞳にも、頭の中も、心も。
好きな人でいっぱいに満たされている。

「かお、まっかだよ?」

あなたもです、と言えなかった。
そう言って、照れたように微笑みかけてくれる先輩の顔が、あまりにも可愛すぎて。


30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/07(月) 17:08:47.91 ID:ZPdcGlHj0

「……えへへ」

先輩が瞼を閉じて。
やわらかな唇が、右の頬に触れた。
そこが更に熱を上げて、じわじわと全身に浸透していく。

「……あずにゃん?」

だいすきな声。

「夢じゃない?」

ちゃんとココにいる、それを確かめるように、先輩は私を抱きしめ直した。
だから私も、それにこたえる。

「夢じゃないですよ」

「うん」

「ちゃんと、唯先輩の隣にいますから」

「うん……絶対だよ」



33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/07(月) 17:10:05.76 ID:ZPdcGlHj0
絶対です、という言葉の代わりに、唇を重ねた。
触れ合わせるだけ。でも、今はそれだけでじゅうぶんで。

「ん~、じゃあ、一緒に寝よっか!」

「って、また寝るんですか」

「だってあずにゃんあったかいんだもーん」

えい、と体重をかけられて押し倒される。
それから先輩は、もう一度キスをしてから笑った。

「おやすみっ」

今度は良い夢見れる気がする、と。私の胸に顔を埋めながら嬉しそうに言ってれたから。
私も、そう思います。

「……おやすみなさい、せんぱい」

お日様にも負けない、あったかくて、やさしい体温を感じながら、瞳をそっと閉じた。





おしまい!



まぁ正直自分でも二重夢オチはないな、と思っている

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/08(火) 00:25:31.83 ID:Uw6fIClGO [2/10]

「みなさん、遅いですね」

「ねー」

声はふたつ、床に落ちている影はひとつ。

「あずにゃんはあったかいねぇ」

「先輩も、あったかいですよ……」

私と唯先輩は、部室のソファにふたりで座っていた。
……と言っても、ただ隣り合って座っている、という訳じゃなく。まず唯先輩が座って、その足の間に私が引っ張られてきて、今の状態の完成。
つまり、私が唯先輩に背中側から抱きしめられている状態。
もちろん、最初は抵抗していた。
……でも。



74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/08(火) 00:26:31.68 ID:Uw6fIClGO [3/10]

『あずにゃん』

でも、その甘い声で、耳元で名前を呼ばれて、ぎゅっと抱きしめられて。
背中に先輩の鼓動が伝わってきて、そのドキドキが私にも伝染して。
甘くて甘くて、頭の奥がぴりぴりとしびれた。
こんなの、抵抗できるわけないじゃないですか。

「ずるいですよ」

「んー?」

「……こっちの話です」

唯先輩の匂いがする。肺の中も、唯先輩でいっぱいになる。
外側も内側も先輩で満たされている自分を想像して、身体の芯が、じん、と熱くなる。

「あずにゃーん」

不意に、名前を呼ばれた。

「あずにゃんのうなじー」

唯先輩の言ったそこに、ふっ、と息を吹き掛けられて、びくりと震えてしまう。

「や、やめてくださぃっ……」


76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/08(火) 00:27:25.76 ID:Uw6fIClGO [4/10]

うなじに柔らかい感触。そして湿った音。
突然のそれにびっくりして、一瞬何も考えられなくなった。
先輩が唇を落としたのだと気付いたときにはもう、そこには舌が這っていて。

「ひぁ、あっ!?」

つぅ、と。うなじから耳たぶの下まで、唾液でできた一筋の道が作られた。きっと蛍光灯の光が当たって、てらてらと光っているだろう。

「やだぁ……っ」

「嫌?」

ぞくぞくする。
首筋が、耳が、ぞくりと震える。
ちゅ、といつもより大きく響く音。耳に軽くキスされたと思ったら、かぷり、と軽く噛まれる。
耳が熱くて、くすぐったくて、気持ちいいのが全身に広がっていく。
おかしくなりそうで、でも、先輩にしっかりと抱きしめられているから、逃げられない。



77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/08(火) 00:29:32.87 ID:Uw6fIClGO [5/10]

「あっ、やだっ……、っは……や、ですぅ……っ!」

「んー……」

さっきまで噛んでいた場所に軽くキスを落としてから、やけにあっさりと引き下がってくれた。
正直、ほっとする。……でも、何かが残る。
もどかしさというか、切なさというか。……何か、足りない?
そんな不思議な感覚が私の中で渦巻いていた。

「じゃあ、こっちは?」

「――ぇ?」

99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/08(火) 14:11:16.38 ID:S2mBWpG80 [2/11]


制服の上から、先輩のきれいな中指が、さらりと私の胸を撫でた。乳房の下から、突起の頂上までを、ゆっくりと。

「……あずにゃん」

私の左肩にあごを乗せて、先輩は熱い息を吐く。それが私の頬を撫でて、熱が上がる。
全身が熱くて、ぼーっとする。その感覚に酔っていると、先輩は慣れた手つきで制服のボタンを外し始めた。

「あ、あのっ……!?」

「ん?」

先輩の顔が近くて、ドキドキする。
大きな眼が私をじっと見つめて、ふにゃりと柔らかく微笑んだ。

「や……、なんで脱がしてるんですかっ」

「あずにゃん、可愛いから」

答えになってません、そう言う間にも先輩の指は、するすると制服を肌蹴させていく。



100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/08(火) 14:20:30.61 ID:S2mBWpG80 [3/11]

「きれい」

ちゅう、と首筋に吸いつかれて、ブラをたくし上げられる。
その時に先輩の手が突起をかすめた。瞬間、全身がびくりと反応する。
その感覚と吸付かれている感覚と、もうそれだけでとろけそうになる。
平面に近い私の胸が、外気に触れて小さくふるりと震えた。

「にゃ……ぁ……っ」

胸の上のブラが、変な感じ。どうせなら、取ってくれればよかったのに。
そんな考えも、すぐに消えた。

「あ、……っ、せんぱい……!」

その頂点で、先輩の指が、くるくると小さな円を描いていく。
耳をあまがみされて、それだけでおかしくなりそうだったのに。

「あずにゃん、もうこんなに固い……」

きゅっと乳首を摘まれて、くに、と左右に引っ張られる。
私は、何も考えることが出来なくなっていた。



101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/08(火) 14:26:41.75 ID:S2mBWpG80 [4/11]

「耳とか、うなじとか。それだけで感じちゃった?」

耳元で囁かれる。
下腹部に、つきんと鈍い痛みを感じた。

「ち、ちが……っ」

今度は肩を舌でなぞられて、力が抜ける。
先輩はそこにも吸いついて、小さな跡を残していった。
私が先輩のモノ、という証。

「違わないでしょ?」

……あ、やばい。
唯先輩の変なスイッチが入った気がする。

「……あずにゃんの、えっち」

ふわりと、先輩の掌で私の胸が包まれる。
唯先輩の手は、とても温かかった。

「きもちいいんでしょ?」

人差し指の腹で先端の突起を押しつぶされると、少しだけ膨らみのある乳房にそれが沈む。



103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/08(火) 14:31:20.90 ID:S2mBWpG80 [5/11]


「あずにゃん、声、我慢しないで」

私の胸を弄りながら、先輩が言う。

「ふあ、……にゃぁあっ」

与えられる快感を素直に受け止めると、口から勝手に甘い声が漏れてしまう。
やだ、こんな声。先輩は可愛いって言ってくれるけれど、本当にそうなのかな。
こんなやらしい声、すごく恥ずかしい。

「んー、あずにゃん。ちゅーしたい」

「ふえ……?」

「あずにゃん可愛い。ちゅーしたい。顔見たい。だからこっち向いて?」

顔が更に赤く染まったと思う。熱があるみたいに熱くて、恥ずかしくて。
かお、みられたくない。そう思って、ふるふると首を横に振った。



104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/08(火) 14:40:38.58 ID:S2mBWpG80 [6/11]


「えー」

ものすごく残念そうな声を上げられた。
でも、胸を弄る手は止まらない。

「っあ……! や、やめ……」

「やめない。ねぇあずにゃん、こっち向いてよぉ」

頬にキスを落とされる。

「……うぁ……っ」

頬だけじゃなくて、ちゃんと、唇にもほしい。
切なくて、もどかしい。

「わっ……、わかり、ました……っ」

「ほんとっ?」

「はぃ……、て、あ、あれ……?」

腰が上がらない。
足に力が入らなくて、立てない。



107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/08(火) 15:16:43.34 ID:S2mBWpG80 [7/11]

「んん? どしたの? 立てない?」

「は、はい……」

先輩が、う~ん、と唸る。
どうしよう、まさか立てなくなるほど気持ちいいなんて。

「じゃ、こうしよう」

「えっ」

視界が、くるりと回る。
そして、眼の前には先輩の顔。

「最初っからこうしてればよかったかな」

そう言って、唇を落とされる。
触れ合う唇と唇。やっと、ちゃんとキスできた。



112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/08(火) 15:44:42.85 ID:S2mBWpG80 [8/11]

「ん……、せんぱ、ふわぁ……ぁ」

「あずにゃん……」

ソファの上に押し倒されたんだ。啄ばむようなキスの雨の中、頭の片隅でそう思った。
触れるだけの口付けが、だんだんと深く長くなっていく。
それに従って、私たちの熱はじわじわと上がっていった。

「ちゅ……ん、」

先輩の舌が、私の唇をなぞる。迎え入れようと思って小さく隙間を開けた。
けれど、先輩は中に入ってこずに、あごへと降りていく。

「ん……。ちゅー、ほしかった……?」

妖しく笑って、軽く唇を重ねられた。
そして、首、鎖骨と、なぞりながら降りていく。



116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/08(火) 16:32:25.03 ID:S2mBWpG80 [9/11]

「ちゅっ……、ふ」

そして、辿り着いた先は胸。
いきなり乳首を咥えられて、身体がはねる。

「にゃあっ!?」

「……んぅ、こりこりしてるよぉ……?」

「やぁっ、……言わ、ない……でぇっ……」

舌で、歯で。突起をいじめられて、おかしくなりそう。
耳でやられたようにあまがみされて、わずかに残っていた理性なんて吹き飛んでいく。
いけないと思う自分がいて、でも、もっと、もっとと刺激を求めてしまう。

「んぁ、唯せんぱい……、せん、ぱい……っ」

「あずにゃん」

「ふにゃぁ……、あっ、もっと、……っ」



118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/08(火) 16:51:05.98 ID:S2mBWpG80 [10/11]

つん、と張り詰めた突起をぺろりとなぞって、唯先輩は唇をそこから離す。
唯先輩の眼が、かすかに細まる。見つめられて、ぞくりとした。

「あずにゃん、今みんな来ちゃったらどうする?」

――――え?

「こんなにえっちぃ姿、みんなに見られちゃうよ?」

言われて、思い出す。
そうだ、今は放課後、部活の時間。
何故か唯先輩以外いないけれど、何か用があって、後から来るのかもしれない。

「ぁ、ぅにゃあ……っ」

「ねぇ、あずにゃん?」

ソファの上に押し倒されて、やらしい声を出していて。制服は乱れて、胸は露わになっている。
やだ、やだやだやだ。こんな姿、こんな、やらしい姿。
唯先輩以外に見られたくない、見せたくない。


136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/08(火) 23:56:37.26 ID:Uw6fIClGO [9/10]

「せんぱいっ……、もっ……ヤメっ……」

先輩は、私の耳元に顔を寄せて。
そして、甘い熱い吐息を吐きながら囁いた。

「だーめ」

先輩のいじわる。思っただけで、声にはならなかった。
先輩が、片方の胸の突起を摘まんで、捻る。
空いているもう片方には、先輩の舌が蛇のように這う。

「にゃ……ふっ……」

もし先輩たちが来たら。
そう思うと怖くて、見られたら終わりだということをわかっていながら、せめてもと声を塞ぐ。

「どうする? もしみんなが来たら、きっとびっくりするだろうね」

「にゃ、あぁっ!」

声が、我慢できない。
先輩が触れたところ、全部ぜんぶ気持ち良い。



137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/08(火) 23:58:56.06 ID:Uw6fIClGO [10/10]

「えっちく、にゃーにゃー鳴いてるあずにゃん見たら、みんなどう思うかなぁ」

とろける頭でぼんやりと想像する。
見られたら、そう思うと余計に身体が熱くなって、びくりと跳ねる。

「ね、あずにゃん」

先輩の声は、匂いは、指は、何かの麻薬みたいに私の思考を奪って、とろけさせていく。

「やぁあ……っ、なんで……ぁ、むね、ばっかり……っ! も、はなしてくださっ……」

先輩は、ぺったんこな私の胸を何度も何度も揉みほぐす。
こんな胸でも、弄ってると楽しいのかな? 気持ち良いのかな?
そうだったら嬉しいけれど。
でも、これ以上ここばかり攻められると、ホントにおかしくなりそうで。

「ん、そんなこと言うけど、離してくれないのはあずにゃんの方だよ?」

言われて気付く。
私は無意識に、唯先輩の頭に両手を回していた。

「そんなにおっぱい、気持ち良かった……?」

先輩の制服が素肌に擦れて、それだけなのに、快感に押し潰されそうになる。
唯先輩だから、こんなに気持ち良くなれる。

138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/09(水) 00:02:32.64 ID:Fmlv3n3fO [1/7]
「……ね、もうこっちもいいかな?」

するり、と太ももを撫で上げられて先輩の指がたどり着いたそこは、もう恥ずかしいくらいに濡れそぼっていた。

「……ぅ、にゃあ……っ」

つ、と軽く下着の上からすじをなぞられた瞬間。

「あ、あずにゃんっ!?」

「ふぇっ、ここ……はぁ、これっ……以上はっ、もう本当に駄目です……、っく」

これ以上されたら、私ももう止まれなくなる。学校だろうと部室だろうと、そんなこと関係なくなってしまうくらい。
そんなところを見られたら、もう恥ずかしくて死んじゃう。
最悪の事態を思い浮かべると、涙が溢れて言葉にも嗚咽が混じる。



139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/09(水) 00:04:22.73 ID:Fmlv3n3fO [2/7]

「……」

唯先輩は、目を見開いて驚いていた。
そりゃそうだよね、私が急に泣き出すんだもん。
先輩はちょっと迷った表情で、ばつが悪そうに言った。

「……あー」

唯先輩にしては、妙に歯切れが悪い。うんうんと悩んで、よしっ、と一人で気合いを入れた後に、こちらに真剣な眼差しを向けられる。

「あのね、あずにゃん。りっちゃん達、今日は来ないんだ」



141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/09(水) 00:05:33.22 ID:Fmlv3n3fO [3/7]

「え?」

思考と涙が止まる。

「実は3人とも放課後に用事があるらしくて。今日は部活はなしってことだったんだけどね?」

けど、なんですか。

「あずにゃんと部室でイチャイチャするのもいいかなー、なんて」

「………………」

「みんなが来るかもってハラハラする中でのえっちもいいかなー、って……」

「……ふぇ、」

止まりかけていた涙がまた溢れて出して、視界がぼやける。
だって、そんな、ひどい。
私、本気で焦ってたのに。

「ご、ごめんね? でもあずにゃん、すっごく可愛かっ……」

「もう先輩なんて知りませんっ!!」





143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/09(水) 00:07:46.75 ID:Fmlv3n3fO [4/7]

*****



「おっはよー」

「あ、純ちゃんおはよう」

「……ぁー、おはよ…………」

「……憂、梓ってばどうしたの?」

「あはは……」

だるい……。
あれから、唯先輩は家にお泊まりすることになってしまいました。
それでまぁ……、お察しの通りというか、なんというか。

「昨日はお姉ちゃん、梓ちゃんちに泊まったんだー」

ちょ、憂っ!
純に余計なこと言わないでよっ!

「ははーん。そーいう訳ですかぁ……」

ニヤリ、という擬音語が漫画みたいに純の横に見える……気がする。



146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/09(水) 00:10:05.41 ID:Fmlv3n3fO [5/7]

「ゆうべはおたのしみでしたね!」

「じゅ、純っ!」

「ホンっトに、梓は唯先輩だいすきだねぇ」

「あはは、ラブラブだからねー」

「もーっ、憂までぇ!」

でも、こんな風にからかわれるのも、唯先輩と上手くいってる証拠みたいで。
恥ずかしいけれど、ちょっぴり嬉しくも感じてしまう。

「なにー? ニヤニヤしちゃってー」

「お姉ちゃんのこと?」

「もぉっ、いい加減にしないと怒るよっ!」

こうやって言われるのも良いことなのかなって、ほんのちょっぴり思った。





おしまい!



148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/09(水) 00:11:39.07 ID:Fmlv3n3fO [6/7]
これでおしまい、なんだ……
シメが下手でごめんね!
微えろを目指した結果がこれだよ!
なんか、最後も一年トリオはいらなかったかなぁ
焦ってつくった感パネェ


それでも保守、支援してくれた方々!
読んでくれた方々!
どうもありがとうございました!



162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/09(水) 12:26:34.35 ID:Fmlv3n3fO [7/7]
やっぱりシメかー
これでSS書くのは2回目だが毎回シメが上手くできん

女体さんじゃないっすよー


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