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唯「12人の怒れる女」-3

唯「12人の怒れる女」-2
続きです

292 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 15:41:54.86 ID:8YPsjaGoP [62/138]
・・・・・・・・・・・・

?「……つ……!…りつ!」

律「………う~ん……… ハッ!」ガバッ

澪「律!」

律「あれ?私………確かエリの小難しい話聞いてたらいきなり気が遠くなって…」

澪「私もだ……一体なにが起きたのかさっぱり分からない」

アカネ「………」

澪「…エリはどうしたんだ?」

アカネ「……消えたわ。私たちを気絶させた後…一人でどこかへ行ってしまった」

律「気絶させた?エリが私たちをどうして気絶させるんだ?」

アカネ「分からない……。ただ、あの時のエリは何か様子がおかしかった……」

アカネ「……エリを探しましょう。なんだかイヤな予感がする」

澪(……3人そろって気絶して、しかもエリが一人で消えた…)

澪「いちごと春菜にも連絡をとれないか?エリがいないとなると頼れるのはあの二人くらいだ」

293 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 15:46:04.37 ID:8YPsjaGoP [63/138]
アカネ「……私は彼女らの電話番号も知らないわ…」

律「…というか一番身近なのは澪だろ。澪が知らないのに私たちが知ってるわけないし…」

澪「だ、だってあの二人って、近寄りがたいというか……」

アカネ「無駄話してる時間は無いわ。手分けして探しましょう。私は体育館に行ってみるわ」

律「…じゃあ私は教室の方を探す。澪は……」

澪「……私は保健室に行ってみる」

律「一人で大丈夫なのか?」

澪「…たぶん……」

アカネ「…放課後だから人も少ないし、気をつけた方がいいわ。じゃ、見つけたら連絡して頂戴」タタタ・・・

律「分かった。ったく、エリのやつ何やってんだか……」タタタッ…

澪「……………」

294 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 15:48:01.77 ID:8YPsjaGoP [64/138]
【体育館】

シーン……

アカネ「…部活が休みだと体育館も静かね」

アカネ「電話もつながらないし…エリはどこに…?」

コツ……コツ……

アカネ「…! 誰!?」

後輩「えっ……あ、あの…アカネ先輩…?」

アカネ「…こんなところで何してるの?今日は部活は休みのはずだけど」

後輩「わ わたし、先輩に用があって待ってたんです!」

アカネ「………?」

後輩「前からずっと…言おうと思ってたことがあって……」

アカネ「……………なに?」

後輩「…………………………死んでください」

アカネ「!!」

ゴッ!!

295 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 16:00:03.52 ID:8YPsjaGoP [65/138]
アカネ「ぐふッ……」ガクッ

後輩「………いいかげん目障りですよ先輩…立場をわきまえてください」

アカネ「…三花……っ!」

三花「なんだ、知ってたんじゃん。ならなんで今の避けなかったの?あははは」

三花「まーエリの後ろにくっついてるだけの雑魚が私の正体を見破ったくらいでいい気にならないでよね」

アカネ(…動きが速過ぎて…防御も間に合わない…!)

三花「…部長が言ってたよ。アカネはもう、いらない子だってさ」

アカネ「…………!」キュピーン

三花「…言っとくけど『集注拡散』は効かないからね」

ガン! ドゴッ!

アカネ「ッ!……」

三花「こんな広い体育館であんたと二人っきり……それが『集注拡散』の弱点」

三花「集中力の逸らしようがないもんねぇ」

296 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 16:02:00.57 ID:8YPsjaGoP [66/138]
アカネ「……………なんで三花が…ここに……目的は何…!?」

三花「部長命令だよ。邪魔するやつは再起不能にしていいってさ」

アカネ「エリが!?そんな……嘘よ!」

三花「嘘じゃないよ。ま、あんたに確かめる術はないけどね」

アカネ(…どういうこと…!?エリは何をしようとしているの!?)

アカネ(とにかく今は逃げないと…!私じゃ三花には勝てない…!)

ダッ!

三花「逃げたって無駄無駄。手負いのあんたじゃ私からは逃げ切れないって」

シュッ

297 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 16:04:02.40 ID:8YPsjaGoP [67/138]
アカネ「!」

バキィッ!

アカネ「がはっ……!」ドサ

三花「…バレー部を引退する前に、二度とバレーができない様にしてあげるっ」ニコッ

アカネ「や…やめ…て…」

三花「やめないよぉ。まずは足からだね。骨折ってめちゃくちゃ痛いらしいよ~」スタスタ

アカネ「こ、来ないで!」

三花「うるさいなぁ……。まずその口から使えなくしてあげようか?」グッ

アカネ「!!」

299 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 16:06:01.52 ID:8YPsjaGoP [68/138]
ゴッッ!!

アカネ「…………………!?」

三花「がはっ……」

アカネ(バレーボール!?一体誰が…)

?「アカネ!早く逃げて!」

アカネ「!」ダッ

三花「……くッ!……誰!?」

姫子「エリのいいなりになるなんて三花、アンタらしくないじゃん」

三花「…姫子……何?邪魔する気?」

姫子「そう、邪魔する気だよ。ついでにアンタも……ぶっ潰す」

アカネ「ひ、姫子……助けに来てくれたの?」

姫子「……この間の借りを返しに来ただけよ」

三花「………フフフ……私を潰すとか冗談でしょ?パワーだけで私に勝てると思ってるの?」

姫子「……裏を返せば力勝負なら負けないってことだよね」

300 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 16:08:34.48 ID:8YPsjaGoP [69/138]
三花「クックックッ……あんまり私の能力を甘く見ない方がいいよ?」

シュン

姫子(!! 速い!)サッ

ドゴオオン!

三花「…ちょっと避けないでよ。力勝負したいんでしょ?」ゆらぁ

アカネ「私の時よりも速い…!?」

姫子(どういうこと…?身体能力なら私と三花は互角のはず…)

三花「見せてあげるよ……私の本気をね」シュン

姫子「…!!み 見えない……!?」

ガッ バシッ

姫子(スピードアップしてる…!防御が間に合わないッ)

バキィィッ!!

姫子「ぐぅッ…!!」ガクッ

三花「…やっぱり狙うならまず足元からだよね。もう逃げられないよ」

アカネ(姫子を……姫子を助けなきゃ…)キュピーン

301 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 16:14:01.92 ID:8YPsjaGoP [70/138]
三花「…………ふ~ん……まずはアカネからやられたいってワケ?」

姫子「『集注拡散』を私に…!?駄目だっ…!逃げて……!」

三花「2対1だとやっぱりその能力、やっかいだね。姫子に集中できないや」

三花「先にアカネを潰しておいた方がいいかぁ……」

アカネ「………!」

三花「終わりだッ!」グッ

アカネ「!」

ガコン

三花「!?」

ゴロゴロゴロ………

三花「ボール!?な なんでボールがいきなり転がって…!」

姫子「今だアカネ!『集注拡散』を三花に!」

アカネ「姫子…!そういうことね!」キュピィン

三花「くそッ……邪魔だ!この球っコロ……ッ」

ゴロン ゴロン

302 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 16:17:02.07 ID:8YPsjaGoP [71/138]
姫子「オラァッ!」

ドゴォッ!!

三花「うぐっ!?」ガクッ

姫子「……あんたもやられる側の痛みを少しは理解しなきゃね」

三花「くっ…ボールが邪魔で……」フラ

姫子「悔い改めろッ」

三花「!!!」

ドドドドドド

姫子「オラオラオラオラオラオラァッッ!!」

三花「ぐっ…あが……」

ドゴオォォオン!!

三花「あ…………」バタッ


アカネ「……………倒した…の?」

姫子「……気を失っているようね。結構本気で殴っちゃったから…」

アカネ「……助かったぁ…」ホッ

303 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 16:19:16.83 ID:8YPsjaGoP [72/138]
アカネ「ありがとう姫子……どうしてここが分かったの?」

姫子「…しずかから『思念操作(テレパシー)』で知ったの。アカネがピンチだってね」

アカネ「木下さんが…?」

姫子「なんだか大変なことになってるみたいだよ…。しずかは今、春菜と一緒にいる」

アカネ「…!そんなことより、エリを探さないと…!」

姫子「私もついていく。どうやら元凶は彼女のようだからね……」

アカネ「………エリ……」

・・・・・・・・・・・・・・

【同時刻 ○○教室】

エリ「…………こんな所で会うなんてね………若王子さん」

いちご「……あなたを止めに来たの」

エリ「…ちょうどいいわ。探す手間が省けたよ。あなたを超えれば私の目的はほぼ達成される…」

エリ「止められるもんなら止めてみてよ」

いちご「…………………」

304 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 16:21:00.65 ID:8YPsjaGoP [73/138]
・・・・・・・・・・・・・・

【3年2組の教室】

律「おーい、エリー!どこにいるんだー?」

律「う~ん…この辺じゃないとなると……ん?あれは……」

タッタッタッ

律「和!和じゃないか!」

和「律!ちょうど良かった、今エリが……」

律「エリを見たのか!?」

和「ええ……彼女は音楽準備室に行った。唯たちが危ないわ!」

律「唯があぶない?なんのことだ?」

和「話は後よ!ついてきて!」

律「お、おい…」

ドタドタ

305 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 16:24:03.69 ID:8YPsjaGoP [74/138]
・・・・・・・・・・・・・

【保健室】

澪「………誰もいない……」

澪(…そりゃ保健室になんているわけないか……)

澪(エリ……どうしたんだろう……こんな時、エリはいつも助けてくれたのに…)

澪(!そうだ……○○教室に行ってみよう……あそこなら……)

《秋山さん…行っては駄目》

澪「!? これは……」

《エリさんはいちごさんが止めてくれている……今はまず、わたしたちと合流して》

澪「……木下さん?どこにいるの?」

《わたしたちは今、音楽室の前にいます。来てください》

澪「音楽室………分かった」

タタタ・・・

307 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 17:22:20.03 ID:8YPsjaGoP [75/138]
【音楽室前】

タッタッタッ

和「はぁ……はぁ……」

律「…の、和…そんなに急いでどうしたんだよっ」

和「……エ、エリはどこに……?」キョロキョロ

?「エリはここには来ていないわ」

律「!お前は………」

春菜「……これから秋山さんも来る。エリは今、いちごと対峙しているところよ」

律「はぁ?言ってる意味が分からないぞ…」

しずか「律さん…わたしたちは、けいおん部を守るためにここに集まったの」

和「……どういうこと?」

春菜「エリが何を考えているのかは分からないけど、どうやら私たちを敵に回すつもりのようね」

律「おいおい、ますます意味が分からねぇ…エリが何をしたって言うんだ?」

春菜「…………裏切りよ」

308 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 17:29:37.50 ID:8YPsjaGoP [76/138]
律「裏切り!?」

春菜「ええ。目的は分からないけれど………」

律「そんな馬鹿な……だってアイツ確か、自分たちが秩序を守るって言ってたぞ?」

春菜「その通り……何を考えているのかしら……」

和「…………私は知ってるわ。エリの本当の目的を」

春菜「…?なぜ真鍋さんが知っているの?……そういえばさっき、エリと話してたみたいだけど…」

和「彼女の狙いは……"平等"よ。全ての人間に分け隔てなくチャンスが与えられる世界を作ろうとしている…」

和「そして、そのために彼女は全てを無に帰すつもりでいる……それが今回の真相よ」

しずか「……どういうこと…?」

和「……………」

春菜「全てを無に帰す……平等な世界を作る………?」

律「無に帰す…って、何も無かったことにするってことか?そんなの出来るわけないだろ」

309 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 17:33:52.91 ID:8YPsjaGoP [77/138]
春菜「…そう。出来るわけないわ。エリだけじゃ、琴吹紬と平沢唯には何一つ影響を及ぼすことはできない」

春菜「その前にいちご相手でも何もできずに終わる……エリは四天王の中でも、もっとも固体値が低いのよ?」

春菜「能力だってほぼ役に立たない……そもそも、真鍋さんの言ってることは本当なの?」

和「………………本当よ。私の『真眼』でエリの真実を見たの」

和「…そしてエリはこれまで、あなたたちを騙し続けていたのよ。私たちはまんまとハメられた……」

春菜「……なんのこと?」

和「……エリの『能力解放』の本当の力は、ただ能力に名前をつけるだけじゃないわ」

和「名前を付けた能力を、自分のものにする能力………エリは現在、七賢者の全ての能力を使える」

春菜「!!そ そんな……」

和「そして恐ろしい事に、全てを難なく使いこなしている……下手したら私たちよりも……」

春菜「で、でも……私たちだって琴吹さんや平沢さんみたいに唯一にして絶対の能力…まねできるわけがない!」

和「…おそらく、エリは『観測者』と『固体値判定』は使えないわ。岡田さんの言うとおり…」

春菜「ならどっちにしたっていちごには勝てっこない……」

律「な、なあ……いちごはそんなに強いのか?『固体値判定』だけじゃ何もできなさそうだけど…」


311 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 17:38:13.16 ID:8YPsjaGoP [78/138]
春菜「……能力は一人にひとつとは限らない。いちごは『固体値判定』ともうひとつの最強の能力の持ち主…」

春菜「『絶対恐怖領域(ツンデレ)』……これがある限りいちごにはいかなる能力も攻撃も効かない」

律「……ツ、ツンデレ…漢字だけ見ると確かに強そうだけど……」

和「…待って。そんな能力があるなんて聞いてないわ」

春菜「『絶対恐怖領域』のことは誰にも話したことはないわ。知ってるのは私と、エリだけ……」

春菜「だけどいちごが『絶対恐怖領域』を使っている可能性が高い今、あなたたちにも知ってもらう必要がありそうね…」

律「……なんで今まで黙ってたんだよ」」

春菜「切り札は最後までとっておくものだからよ」

律「……そうかい。じゃあ教えてもらおうじゃないの、その能力」

312 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 17:41:32.09 ID:8YPsjaGoP [79/138]
春菜「『絶対恐怖領域(ツンデレ)』はいちごの身を守るための、いわば防御壁……目に見えない心の壁よ」

春菜「壁はいちごを中心に半径1M強の範囲で発動される。この壁は物理的には決して破壊することはできない」

春菜「もちろん私たちの能力もはじかれる。言葉どおり絶対防御ね」

律「……なんじゃそりゃ……無敵じゃねーか」

春菜「そうしていちごを覆う防御壁のことを私たちは『ツン』と呼んでいるわ」

律(もっと他に良い呼び方はなかったんかい…)

しずか「で でも守ってるばかりじゃ、相手を倒せないんじゃ……」

春菜「…いえ、『絶対恐怖領域』は『ツン』だけではないわ。もうひとつの要素があってこの能力は完成する」

律「……どうせ『デレ』とかなんだろ?」

春菜「その通りよ田井中さん。『デレ』は『ツン』の内側の空間のこと……」

律(珍しく誉めてもらったが全然うれしくねー)

春菜「『デレ』ではこの世の全ての法則が無視され、いちごのためだけの空間となる」

春菜「要するに『デレ』内では全てがいちごの好きなように出来るということ……それこそ簡単に人も殺せる」

律「殺す!?そんなことが許されるのか?」

313 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 17:46:49.20 ID:8YPsjaGoP [80/138]
春菜「もちろん殺すなんてことはしないわ。戦闘不能にするくらいよ」

和「戦闘不能……気絶させる、とかかしら?」

春菜「あとは眠らせるとかね……どちらにせよ『絶対恐怖領域(ツンデレ)』は攻守において最強の能力よ」

律「……その『デレ』の範囲内では、ムギの『世界創造(ピースメーカー)』も無視されるのか?」

春菜「……少しは考えるようになったのね。たまにはいい質問をするじゃない」

律(馬鹿にされてる!これ馬鹿にされてるよ私!)

春菜「その通り…『絶対恐怖領域』は琴吹さんの『世界創造』すらも効かないわ」

しずか「そんなにすごいなら……きっとエリさんを止めてくれるはず…!」

和「……………………」

律「……どうしたんだよ和、険しい顔して」

和「…岡田さん、もしかしたら、もしかしたらだけど……」

春菜「…………何かしら?」

和「『絶対恐怖領域』という名前を付けたのも、エリなの?」

春菜「そうだけど……ハッ!?」

和「……もしかして…」

314 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 17:48:34.79 ID:8YPsjaGoP [81/138]
春菜「馬鹿な…有り得るはずないわ……」

律「今度はなんだよ……二人だけで盛り上がりやがって」

和「…私が『真眼』で見た時はよく確かめられなかったけど……」

春菜「…エリも『絶対恐怖領域』を使えるというの……!?」

律「なにぃ!?」

しずか「…そ、そうか…エリさんは名前を付けるとその能力をコピーできる…」

律「待て待て。『絶対恐怖領域』は唯一絶対の能力じゃないのか?」

春菜「……それは『観察者』と『固体値判定』の話よ…確かに『絶対恐怖領域』は絶対の能力ではあるけど…」

和「………可能性はゼロじゃないってわけね……」

律「……!それなら早くいちごに知らせないと!しずか、『思念操作』だ!!」

しずか「………………! だ 駄目……届かない……!?」

春菜「…『絶対恐怖領域』を発動しているんだわ…。こうなってしまったらこちらからは何もできない…」

律「なんてこった…………」

317 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 18:31:39.66 ID:8YPsjaGoP [82/138]
・・・・・・・・・・

ドン!! ズサァッ!

いちご「……………………」

エリ「はぁ………はぁ………くそっ……!」

いちご「……………目的は何?」

エリ「クッ………余裕だねぇ……」

エリ(全く隙がない……っ…)

いちご「………………あなたを傷つけたくない」

エリ「…そうかい。私は倒す気マンマンだけどねっ」ダッ

いちご「…………それは無理………」

バリバリバリ・・・・・・

エリ(!! 床を剥がして……まさか!?)

ヒュンヒュンヒュン

エリ「ぐっ!」

ドドドドド・・・・・・

318 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 18:35:20.42 ID:8YPsjaGoP [83/138]
いちご(…………かわされた)

エリ「…そんな攻撃もできるなんてね。やっぱりあんたの『デレ』、強すぎだよ」

エリ(遠距離攻撃……物理法則まで思いのままとは、恐れ入る…)

いちご「………おとなしく捕まって」

エリ「………イヤだと言ったら?」

いちご「…………………………」スーッ

エリ「!!」ズキュゥン

エリ「無駄だよいちご。姿を消しても私には見える」

いちご「…………………なんで見えるの?」

エリ「教えないよ~だ」

いちご「……………分かった。もう手加減しない」

ぶわっ

エリ「!? うわっ!!ちょ、ちょっとタンマ!」」

いちご「逃がさない」

319 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 18:42:08.30 ID:8YPsjaGoP [84/138]
エリ「『ツン』の範囲は半径1M強じゃなかったの!?話がちがうよ!」ダッ

いちご「……………避けた…?」

エリ「あ あぶないかった……もうすこしで『デレ』に引きずり込まれるとこだったよ」

いちご「……………『ツン』が見えるの?」

エリ「目を凝らせば見えるんだなこれが…。それにしても、範囲がここまで広いとは…5Mくらいあるね」

エリ(……まだだ……まだ体勢が整っていない…ここは逃げるべきか)

いちご「………………見えても見えなくても関係ない。もう一度聞く。目的は何?」

エリ(……とりあえず時間を稼いで……あと少しだ……)

エリ「目的ねえ……別にあんたたちに恨みがあるわけじゃないんだよ」

エリ「…ただ、今の現状……世界の在り方に、どうしても納得できなくってね」

いちご「………………世界の在り方……『世界創造(ピースメーカー)』のこと?」

エリ「……いや、けいおんという世界そのものに対して、だよ」

いちご「………………あなたに何ができるっていうの?」

エリ「この歪んだ世界をゼロに帰し、正しい姿に戻す……。そのためにはいちご、あんたが邪魔なんだ」

いちご「……………………………」

321 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 18:45:06.95 ID:8YPsjaGoP [85/138]
エリ「………さて、そろそろ私も温まってきたよ。反撃してもいいかな?」

いちご「…………私を倒して、どうするの?」

エリ「もうおしゃべりはここまで。先に言っとくけど、逃げるなら今のうちだよ?」

いちご「………逃げる必要なんてない。私があなたを止める。あの人に手出しはさせない」

エリ「やってみなよ…………行くよっ」ダッ

いちご「…………『絶対恐怖領域(ツンデレ)』……出力100%……」ぶわっ

ドン!!!

エリ「ッ!」ガガッッ

いちご「!?」

エリ「な……なんてパワーだ……押し返されるっ…」

いちご「私の『ツン』を……止めた……!?そんな馬鹿な………」

エリ「フ……フフッ………いちごの困惑した顔、初めて見たよ……っ」ガガガッ

いちご「な、なんで…………」

322 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 18:49:08.44 ID:8YPsjaGoP [86/138]
エリ「う……ぐぐぐ………」ギリギリギリ

いちご「! まさか…『ツン』をこじ開けているの!? エリ、あなた一体……」

エリ「……うおりゃっ!」

バリッ!

バリバリバリッ!

いちご「くっ……でもそっちから『デレ』に侵入してくるなら……」

いちご(…まず動きを封じて…それから………)

エリ「…っぶはぁっ…!こ、ここが『デレ』内部……いちごの意志が体全体に伝わるね…気持ち悪い」

いちご「!!そ……そんな……『デレ』も効かない!?」

エリ「フフ…あははははっ……最強が崩れていく様は見ていて痛快だね……」

いちご「……エリ……一体何をしたの………」

エリ「……教えてあげるよ……冥途の土産ってやつ?」

エリ「私は今、七賢者と四天王のほぼ全ての能力を使うことができるんだよ…『絶対恐怖領域』もね…」

エリ「これが私の『能力解放』の真の力……今まで騙しててごめんね」

いちご「…………………」

323 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 18:54:22.18 ID:8YPsjaGoP [87/138]
エリ「ま、『絶対恐怖領域(ツンデレ)』だけは全然コントロールできなかったんだけど、そこは能力の使い様ってね」

エリ「澪の『上方修正(ポイントアップ)』を自分にかけて、『ツン』を身に纏うレベルまではなんとか制御できるようになったよ」

エリ「だからいちごの『デレ』は私には効かない。いや~、ここまでえらい時間かかったよ…」

いちご「………………くっ」

シュン・・・

エリ「……やっぱりいちごは賢いね。すぐに危険を察知して『ツン』を最小限に縮める……流石だよ」

いちご(……………お互い最強の矛と盾を身に纏っている状態……これじゃ決着がつかない)

エリ「…フフフッ……決着がつかないと思ってるでしょ?どうするの?逃げるの?」

いちご「………………」

エリ「考えても無駄だよ。身体能力は私の方が遥かに上だからね……もう私の勝ちは決まってるんだ」

ダッ!

いちご「!!きゃっ…」

エリ「……捕まえたよっ」ギュッ

いちご「……離して……っ」

324 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 18:57:30.42 ID:8YPsjaGoP [88/138]
エリ「最強の矛と盾がぶつかるとどうなるか知ってる?」ギュゥ…

いちご(くっ……ち、力が……入らない…!)

エリ「この場合はね……中和されるんだよ。お互いの『デレ』は今、混ざり合っている」

いちご「うぐっ……」ギリ・・・

エリ「そこで私が律の能力……『下方修正(デスペル)』を使うと、こうなる」ズキュゥゥン

いちご「!?」ガクッ

フッ

エリ「…フフフ……あははははははっ……これでいちごは無力だっ!」

いちご「…『絶対恐怖領域』が……使えない!?」

エリ「……『ツン』と『デレ』がなければいちごなんてただの雑魚……そして私にはまだ奥の手がある…」

いちご「は……離してっ」グイ

エリ「抵抗しないで。悪いようにはしないよ」キュピィン

いちご「…………!」グッタリ

いちご(体に力が入らない………)

325 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 18:59:23.21 ID:8YPsjaGoP [89/138]
エリ「さて、これからが本当のお楽しみ………いちご、こっち向いて?」

いちご「なにを…………んむっ!?」

エリ「…んっ………ん……」チュパ

いちご「……んあ………やめっ……むっ……!」チュパチュパ

エリ「……はむ……むちゅ………んんっ……はぁ……」レロ

いちご(……な……なに…これ………頭が、ぼーっとする……)レロレロ

エリ「……んむ…………っぷはぁっ」

いちご「 」とろーん

エリ「……どう?気持ち良かった?」ぎゅっ

いちご「…………」ビクン

エリ「ふふ………これで準備は全て整った…………春菜、見てるんでしょ?」

エリ「今からそっちに行くよ」



ブツン

329 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 19:19:44.22 ID:8YPsjaGoP [90/138]
・・・・・・・・・・・・・

春菜「……………いちごが……負けたわ……」

律「!!!」

しずか「そん…な……!」

春菜「もうすぐこっちに来る……」

律「……クソッ!おい、あっちでは何が起こってたんだ!?」

春菜「エリが『絶対恐怖領域』と『下方修正』を使っていちごを無力化した所までは分かったけど……」

和「………?」

春菜「そのあとエリがいちごに……その、なんていうか…………///」

律「なんで顔赤くしてんだよ……」

和「!待ってみんな…………誰か来る!」

しずか「えっ!?」

タッタッタッ

律「誰だ!」

330 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 19:23:24.67 ID:8YPsjaGoP [91/138]
澪「うわっ!び、びっくりさせるな、馬鹿!」

律「なんだ澪か……遅いぞ」

春菜「律!澪から離れて!」ぐいっ

律「ぐえっ」

澪「えっ?」

和「………………大丈夫よ岡田さん。この澪は本物よ」

春菜「……律、軽率な行動は控えて頂戴。エリが化けてるかもしれないんだから」

澪「?化けてる?どういうことだ?」

律「けほっけほっ……春菜、いきなりひっぱらないでくれ……」

澪「ていうか、人多いな…律に和、木下さんに春菜……何が起こったのか説明してくれ」

春菜「そうね。また一から説明しなおすのも面倒だから………木下さん」

しずか「は はい」

春菜「『思念操作(テレパシー)』で秋山さんにこれまでの経緯を伝えてちょうだい。こっちの方が早く済むわ」

しずか「…わかりました」ムムムムム・・・

331 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 19:26:46.22 ID:8YPsjaGoP [92/138]
澪「うわっ……頭の中に鮮明にイメージが浮かんでくる…。木下さん、ここまで『思念操作』を操れるなんて…」

和「私の特訓のおかげね」

澪「……………………!!」

春菜「どう?だいたい状況は掴めた?」

澪「……ああ……大変なことになったな」

春菜「私たちに出来ることは……ここでエリを迎えうつこと…。けいおん部を守ることよ」

律「そんな事言ったって相手はいちごを倒した化け物だぞ!?私たちにどうしろっていうんだ!」

春菜「…………………」

澪「……そういえばアカネはどうしたんだ?」

春菜「…アカネなら姫子と一緒に三花を倒して………」

律「そういやすっかり忘れてた……」

《アカネと姫子ならもう始末したよ》

春菜「!?この声は……エリ!」

332 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 19:30:00.24 ID:8YPsjaGoP [93/138]
律「?春菜…どうしたんだ?」

春菜「……エリが『思念操作(テレパシー)』で私に話しかけている。アカネと姫子を始末したですって…!?」

澪「そんな!」

《嘘だと思うなら『観察者』で見てみれば?二人とも可愛い顔して寝てるよ》

春菜「……くっ…!」

・・・・・・・・・・・・

【保健室】

あかね「……………zzzZZ」

姫子「………zzzZZZ」

・・・・・・・・・・・・

春菜「………どうやら二人とも保健室で寝かされているようね……」

333 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 19:35:14.73 ID:8YPsjaGoP [94/138]
《私は別に暴力を振るおうってわけじゃないんだよ。大人しくしてくれればすぐに終わる》

春菜「あなたの思い通りになんかさせないわ」

律「そ、そうだそうだ!何の話をしているか分かんないけど、私たちのけいおん部を壊させはしない!」

エリ「そう……なら力ずくしかないね」


澪律和しずか春菜「!!!」

エリ「『絶対恐怖領域(ツンデレ)』ッ!!」キュイィィン・・・

ズンッ

澪「!?う、動けない……」

春菜「いつの間にっ………やられた…」

和「能力も…使えないっ……これが『デレ』……!?」

エリ「ふぅ…。こんなに一つの所にかたまってたら狙ってくださいって言ってるようなもんだよ?」

春菜「……エリっ…」キッ

エリ「おおこわいこわい……そんな怖い顔してたら美人が台無しだよ」

334 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 19:41:51.32 ID:8YPsjaGoP [95/138]
春菜「こんな……強力な『デレ』を……使えるなんて……っ」

エリ「春菜、違うよ。これは私の『絶対恐怖領域』じゃない」

エリ「私がこんなぶっとんだ能力を、ここまで使いこなせるわけないじゃん」

春菜「……………じゃあ……まさか……」

エリ「そう。これはいちごの『絶対恐怖領域』…。すでにいちごは私の手中にある」

エリ「いちご、こっちに来なよ」

いちご「………………………」スッ

澪「……!!い、いちご………なんで!」

いちご「………………………」

エリ「クックックッ……もういちごに話しかけても無駄だよ……私がコントロールしてるからね」

春菜「もしかして…いちごに『服従の円舞曲(マインド・コントロール)』をかけたというの……!?そんな馬鹿な…!!」

エリ「春菜は呑み込みが早いね。その通りだよ」

エリ「私は同時に複数の能力を使えるからね……でも流石に4つ同時はきつかったけど」

335 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 19:45:03.07 ID:8YPsjaGoP [96/138]
律「同時に使えるなんて……そんなのアリかよ……っ」ググッ

エリ「……『服従の円舞曲(マインド・コントロール)』を最も高い精度で扱うためには、相手を辱める必要がある……」
  
エリ「そのための『凌辱の処女(レイパー)』だったんだ。全てが上手くいったよ」

澪「私たちに………何をするつもりだ……っ」

エリ「別に澪と律には用はないよ……私が狙ってるのは、琴吹紬ただ一人……」

エリ「『絶対恐怖領域』をもってすれば、琴吹さんですら私の意志の下に動かすことができる」
  
エリ「それはつまり『世界創造(ピースメーカー)』を私が使えるということ…」

春菜「くっ……ここから先へは……行かせない……っ」グググ・・・

エリ「無理だよ春菜。この『デレ』内にいるかぎりあんたたちは身動きはとれない……」

エリ「黙って私のやることを見てなって」

スタスタスタ

律「ま、待てっ!」

エリ「……いちご、この子たちのこと頼んだよ。しっかり『デレ』ておいてね」

いちご「……………………」コク

澪「…いちご……っ……目を覚ましてくれっ…」

336 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 19:48:01.44 ID:8YPsjaGoP [97/138]
コンコン

エリ「おじゃましまーす」

ガチャ

唯「ほえ?あっ、エリちゃん!」

エリ「ちょっと用事があって来たんだけど、今、いいかな?」

紬「それなら大丈夫よ♪まだりっちゃんと澪ちゃんが来てなくて、お茶飲んで待ってた所だから」

梓(先輩方のクラスメイト…?)

紬「良かったらエリちゃんもお茶、飲んでいく?」

エリ「え、いいの?」

唯「ゆっくりしてっていいよ~」

エリ「…じゃあお言葉に甘えちゃおうかな」

梓(……私がすごく気まずいんですけど……)

唯「それで、用事ってなあに?」

エリ「う~ん……実は琴吹さんに話があるんだけど……二人きりになれないかな?」

337 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 19:57:16.28 ID:8YPsjaGoP [98/138]
紬「え!?私に!?」ポッ

梓「ムギ先輩、なんでそんなに嬉しそうなんですか……」

唯「……!なるほど…あずにゃんや、ここは二人にしてあげようじゃないか」

梓「別に私は構いませんが……」

エリ「あ、平沢さんたちはここにいていいから……琴吹さん、あっちの長椅子で話しましょ?」

紬「う うん」ドキドキ

テクテク

唯「………あずにゃん、邪魔しちゃだめだよ?」ひそひそ

梓「何の話ですか…先輩こそ聞き耳立てたりしちゃダメですよ」ひそひそ


紬「よいしょ…と。それで、何の話なの?」

エリ「うん…………」


梓(うわー、ぴったりくっついて座って……///)

338 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 20:00:56.28 ID:8YPsjaGoP [99/138]
エリ「……あのね琴吹さん…。いきなりこんな話でびっくりするかもしれないけど……」

紬「な なあに?」ドキドキ

エリ「あのね……ずっと前から……私、琴吹さんのこと………」

そっ…

紬「!」ドキッ

エリ「…………………好きだったの………」


梓(うわー、うわー、うわー///)

唯(…?今なんて言ったの?声小さくて聞こえな……)

梓(うわー、私たちすごい場違い…っていうかなんでわざわざ部室で!?)

梓(そして唯先輩は空気読んでください!)


紬「…………///」カァァ

エリ(顔を赤らめた琴吹さん……本当に好きになっちゃいそう……///)

エリ(………ハッ……危ない危ない………)

339 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 20:11:08.06 ID:8YPsjaGoP [100/138]
エリ「…………私じゃ、駄目…かな…?」

紬「!……そ、そんなことないわ!……すごく…嬉しい……」ドキドキ

エリ「ほんとに…?」

紬「でっ…でも…………私……どうしたらいいか………」ドキドキ

エリ「………女の子同士とか関係ない……琴吹さんは私のこと、好き?」

紬「エ、エリちゃんのことは…………嫌いじゃないわ、もちろん……」

エリ「……………じゃあ、私と…付き合ってくれる?」


唯(おお!とうとう告白だね!どきどき……)

梓(先輩は反応が遅すぎです!っていうかつ、付き合うなんて…///)


紬「…………ごめんなさい、エリちゃん……実は私、他に好きな人がいて……」カァァ

エリ「へっ?」

340 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 20:14:54.22 ID:8YPsjaGoP [101/138]
梓(なんてこと!まさか!まさかの展開!)ドキドキ


エリ(ちょ、ちょっと待ってよ…琴吹さんに好きな人がいたなんて聞いてないよ)

エリ(………こうなったら………!)

ぎゅっ

紬「…!」ドキ

エリ「私は……私は、ムギがいいの」

紬「………エリちゃん……」


梓(近い近い!めっちゃ顔が近いって!ああもう、見てるこっちが恥ずかしい///)

唯(おお……?んん……?)


エリ「ムギも私のことをきっと好きになる……だから……」

ガバッ

紬「んむっ!?」

341 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 20:18:50.98 ID:8YPsjaGoP [102/138]
梓「!!」

唯「!!!」


紬「エ…エリ……ちゃ………んっ」チュ・・・

エリ「…んん………ふっ………んむ………」チュッチュッ


梓(きゃーっきゃーっ………し、刺激が強すぎる~///)ダラダラボタボタ

唯(むほぉーっ!エリちゃんやるぅ~)


エリ「………っぷはぁ…」トローン

紬「ん……っ………はぁ…はぁ…」トロン

エリ(…………上手くいったかな?)


梓「あ、あれ……鼻血出し過ぎて目眩が……」

唯「なんだか眠くなってきちゃった……?」バタン

342 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 20:21:59.78 ID:8YPsjaGoP [103/138]
エリ(おっ……?)

唯「……zzZZ」グゥー

梓「…………zzzZZ」すやすや

エリ(……こ、これは………!)

紬「……エリちゃん……………」トローン

・・・┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"

エリ「……………………」

エリ「……くっくっくっ……あっはっはっは!!」

エリ「今この瞬間!世界は!私のものとなったッ!」

エリ「全てはリセットされる!私と琴吹紬の二人を除いて、全てが無へと帰ったんだッ!」
  
エリ「とうとうここまで来た……後は琴吹紬の『世界創造(ピースメーカー)』を使って一から作り直すだけ…」

エリ「もうけいおん部だけに良い思いはさせない……私は新世界の創造主となるんだ!」


345 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 20:27:34.70 ID:8YPsjaGoP [104/138]
「エ………リ…………」

エリ「!?」バッ

春菜「一体………何をしたの………?」ググッ

エリ「…そうか、春菜たちはまだいちごの『絶対恐怖領域』の中にいるんだもんね……」

エリ「いいよ、いちご。解除して」

いちご「…………………」

フッ

ドタッ バタ バタ……

いちご「…………………」

エリ「ふふふ……みんな寝ちゃったね……」

いちご「…………………」

エリ「今、この世界で起きていられるのはいちごと琴吹さんと、私だけ……」

エリ「そのうちいちごと琴吹さんは私の思いのまま……クックッ…最高の気分だ」アッハッハ

346 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 20:30:00.87 ID:8YPsjaGoP [105/138]
いちご「………………」

エリ「ま、感慨にひたるのもこれくらいにして、と…………」

エリ「まずは…………………けいおん部の消失から始めようか」

紬「…う………うう……エリちゃん……私どうしちゃったんだろう…?」

エリ「!?…琴吹さん………?」

紬「なんだかボーっとしちゃって……」フラ・・・
    
エリ(『服従の円舞曲(マインド・コントロール)』は最高の条件を揃えて発動しているはず……)

エリ(なのになぜ自分の意志で動けるの!?)

紬「……?…なんでみんな……寝ているの?」

エリ(くっ……でも、命令すれば言うことは聞くはずだ……)

エリ「ムギ、そこから動かないで」

紬「うっ!?……動けない……!」

エリ「よし……いい?ムギ…まずはみんなの記憶を改変してほしいんだ」

348 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 20:34:10.38 ID:8YPsjaGoP [106/138]
紬「改変……?記憶を……?」

エリ「そう。けいおん部は最初っから無かった……澪は文芸部に、律と唯は……適当に…」

エリ「そしてムギ、あなたはどこの部活にも所属してはいなかった」

エリ「これからはすべてを平等に見守る役目を担わなくてはいけない…」

エリ「けいおん部の物語の犠牲となった脇役たち……彼女らを無視しちゃいけないんだ」

エリ「だからムギ……今こそけいおん部の、消滅を……」

紬「けいおん部を………消滅…………私が………ううっ」ズキ

いちご「…………………………」

紬「………出来ないっ…私には……そんなこと出来ないっ」

エリ(…くっ!ムギの意志が『服従の円舞曲』のコントロールから逃れようとしている…?)

いちご「…………………………」

エリ「ムギ…!言うことを……聞いてくれッ!!」

紬「っ!」ズキ

349 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 20:35:41.42 ID:8YPsjaGoP [107/138]
エリ「…はぁ…はぁ………」

紬「……分かったわ。みんなの記憶を……私たちの記憶を変えればいいのね」

エリ「……そうだ…それでいいんだよ……」

スーッ

エリ(…?涙……?)

いちご「……………………!!」ブチッ



   ぶわっ



エリ「!!!」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨・・・・・・

いちご「…………エ……リ……あなただけは……絶対に許さない!!」

エリ「な……いちご!?私の『服従の円舞曲』を……自力で解いたというの!?」

350 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 20:37:48.31 ID:8YPsjaGoP [108/138]
紬「っ!…わ、私……今なにを……」

いちご「ムギ、私の後ろにいて。もう指一本触れさせない」

紬「…!いちごちゃん………なんでここに……?」
 
エリ「……くっ……ムギにかけてた『服従の円舞曲(マインド・コントロール)』を『デレ』で強制的に解除するなんてね…」

紬「え?え?…エリちゃん、これは一体……?」

エリ「…ふん、だけどまたさっきと同じことをすればいいだけの話……」

ヒュッ

いちご「………あ…っ!」ガクッ

エリ「…ムギを守るために広げた『デレ』のせいで今度はいちご、あんたががら空きだよ」

いちご「………………ぐっ」

エリ「……もういちごは用済みだよ。あちらの方々と同じように、ゆっくり寝てなよ」キュピィン

いちご「……………………わ、私は……負けない……っ」グググ・・・

エリ「!?能力が…効かない!?…なんて精神力………」

紬「いちご…ちゃん……?エリちゃん……?な、何をしてるの……?」オドオド

353 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 21:18:24.51 ID:8YPsjaGoP [109/138]
エリ「こうなったら…あんまりやりたくなかったけど………えいっ!」

ドゴッ!

いちご「うっ…………」バタッ

紬「!!!」

エリ「…ごめんねムギ、見苦しかったでしょ?でももう邪魔者はいなくなったよ…」

紬「いちごちゃん!いちごちゃん!」
   
エリ「さあ……もう一度、私の『服従の円舞曲(マインド・コントロール)』に…………」

紬「…………………………いちごちゃんに、何をしたの?」

エリ「…ただ気絶してもらっただけだよ」

紬「なんてことを………エリちゃん………………」

ギリッ

エリ「………ムギ?」



ドクン!!

354 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 21:22:15.38 ID:8YPsjaGoP [110/138]
いちご「……………う……」

エリ「!……いちご…!」

紬「エリちゃん……あなたは私の大事な人を傷つけた……」

エリ「……………な…!?」

紬「私もあなたを……許さない!!」

ドクン!!

春菜「……っ」

澪「……………う…うう…」

エリ「な、何が起きてるの!?」

律「…ふあ~…あれ?……私たち……寝てたのか……?」

和「…………ん…」

しずか「……みなさん……わたしたち、どうして……?」

エリ「…これは……『世界創造』が復活した……!?」


355 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 21:26:00.72 ID:8YPsjaGoP [111/138]
春菜「!! エリ!!」

澪「ム、ムギ! 大丈夫か!?エリに何かされなかったか!?」

紬「私は大丈夫……いちごちゃんも、次第に回復するわ」

いちご「う……………」

律「エリ……いちごに何をした!」

エリ「ちぇっ……また面倒な事になっちゃったな………」

春菜「……さっきの会話……エリは、そんなことを望んでいたのね…」

澪「………?」

エリ「……そうさ。私の望みはけいおん部の消失……」

律「消失だと!?」

エリ「けいおん部だけが主役になることが私には我慢できなかった……」

エリ「どんなに魅力的で有望な生徒がいたって、結局誰もがけいおん部の影に隠れなくてはいけなかった…」

エリ「…私たちはこの物語の脇役に収まるような存在じゃない……それを体現したかっただけよ!!」

356 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 21:28:38.25 ID:8YPsjaGoP [112/138]
春菜「エリ…それは間違っているわ」

春菜「確かにけいおん部なくして私たちは存在し得ない。だけど逆もまた然り……」

春菜「私たちモブなくしてけいおん部は成り立たないのよ」

エリ「その言葉を使うなっ!」

春菜「それに、エリ……私たちが注目を浴びるようになってどうするの?」

春菜「あなたが言っているのは究極の理想論よ……例えエリの望みが叶ったとしても…」

春菜「きっとすぐにボロが出る……私たちが主役になんてなれっこないもの」

エリ「うるさいっ!私たちには私たちの未来がある!私は、私の物語があるのっ」

いちご「………………エリ…………っ」ズキ

紬「!いちごちゃん、まだ起きちゃだめ…」

エリ「…………いちごには分からないんだ…私の気持ちが…」

いちご「……………いえ、エリの気持ち、少し理解できる…誰だって一度はそう思う」

いちご「だけど、このやり方は間違っている」

357 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 21:31:03.96 ID:8YPsjaGoP [113/138]
エリ「……………もういい。私はみんなのことを思ってやっているのに……」

澪「………………」

和「…それはただのエゴよ」

エリ「……もういい!誰かのためだけの人生に何の意味があるの!?私は……」

エリ「私は目的を達成する!!この世界をもう一度、私の手に!!」

シュッ

和「いちごっ危ない!」

いちご「………!」サッ

スカッ

エリ「……フン…よくいちごを狙ったって分かったね」

和「…………………」スーッ

エリ「……『真眼』か……だけどその能力…どこまで通用するかな?」

360 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 21:33:13.01 ID:8YPsjaGoP [114/138]
いちご「…………エリを止めなきゃ」

澪「止めるって言ったって……どうやって……」

いちご「……エリにダメージを与えるためには、私の『絶対恐怖領域』しか手段はない」

いちご「でも私だけじゃエリに触れることさえ出来ない……だから」

いちご「みんなで力を合わせる………それしかない」

律「……力を…」

しずか「そう…わたしたち一人一人では立ち向かえないけど………」スッ

和「協力しあえばその力はどこまでも引き上げられる……こうやってね」スッ

ズキュゥゥン・・・

律「……!?これは………」

いちご「……………真鍋さんの『真眼』が私の目に……」

しずか「…それが、わたしと真鍋さんの特訓の成果……」

和「私が見えている情報をダイレクトで誰かの脳に送り込む……今は、律といちごにね」


362 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 21:39:46.85 ID:8YPsjaGoP [115/138]
エリ「お~い、私を無視しないでよ~」

澪「!」

紬「エ…エリちゃん………離して…っ」グググ…

エリ「うおっ…すごい力だね…でも私だって力はあるんだからね…」ギュッ

春菜「しまった!琴吹さんがっ!」

紬「う~ん……えいっ!」ブオン

エリ「うわっ!?」

スタッ

エリ「わ、私を投げるなんて……」

紬「護身術、そして合気道には精通しておりますからっ」フンス

律「よくやったムギ!どっせえええええい!!」ダダダッ

ばいーん

律「どわあっ!?」

エリ「………やっぱり律って阿呆だね…。私には物理攻撃も能力も効かないんだってば」

363 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 21:41:52.89 ID:8YPsjaGoP [116/138]
澪「律の馬鹿!真正面から行くやつがあるか!」

律「いったたた……じゃーどうしろっていうんだよ!」

いちご「…………………」ぶわっ

和「……!律と澪はいちごの側に寄って!」

澪「わ、分かった!」ぐいっ

律「ぐえっ!だから引っ張るなって…」

エリ「…………邪魔が多くてやりづらいなぁ……やっぱりみんな倒してからの方がいいか」シュッ

和「岡田さん、避けてっ」

春菜「くっ……きゃっ!?」ガシッ

エリ「つかまえた♪」

ズキュゥン

春菜「 」バタッ

澪「ふ、触れただけで戦闘不能にできるのか…!」

364 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 21:46:55.95 ID:8YPsjaGoP [117/138]
いちご「エリは今、常に『絶対恐怖領域』を体に纏っている状態」

いちご「触れただけでその対象を思いのままにできる」

律「それじゃ避けるしかねぇじゃねーか!」

エリ「そうだよ。だからいくら足掻いても時間の無駄だってこと……」シュッ

和「!」

律「和、あぶねぇっ!」シュンッ

ゴッ

エリ「ぐっ……律!?私の攻撃を止めた!?」

澪「………私の『上方修正(ポイントアップ)』で律の身体能力を大幅に強化した。律は運動、得意だもんな?」

律「お、おおう……(駄目元で特攻したけど結果オーライだぜ)」

エリ「…なるほど、そう来たか」ス・・・

律「!」バッ

エリ「ちっ……」

律「…確かに触れただけでってのは脅威だけど、一瞬なら問題ない……勝負はこれからだぜ」

365 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 22:05:30.28 ID:8YPsjaGoP [118/138]
澪「律!お前はそのままエリを止めててくれ!」

律「っていわれましても……うおっ」ガッ

エリ「ほらほら、私を止めるんでしょ?」ババッ

律「くっ…一瞬しか触れられないってのはかなりキツイぜ……」

ヒュッ ドゴォッ!

律「みお!早くなんとかしてくれっ!」

澪「…『上方修正(ポイントアップ)』で律の身体能力を限界まで上げてもエリがまだ律の方が不利……強すぎるっ」
   
和「……しかも律は私の『真眼(マッド・アイ)』も使っているはず…それでも勝てないなんて」

しずか「きゃっ!?」ドン

律「しずかっ!」

エリ「よそ見してていいの?ほらっ!」

ドゴッ

律「うぐっ……」

紬「りっちゃん!!」

367 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 22:07:29.88 ID:8YPsjaGoP [119/138]
エリ「このまま……戦闘不能にしてあげるっ」

澪「りつ!」

いちご「………………」ぶわっ

律「ぐえっ」ぐいっ

ドサッ

澪「うおっ、律がこっちに飛んできた……?」

エリ「……いちごの『デレ』をギリギリ律に引っかけたのか……やるね」

律「けほっけほっ……だ、駄目だ…みんなを守りながら戦うのは……」

いちご「……………律、聞いて」

律「な なんだ?」

いちご「私の『ツン』を律に少し分ける……一点集中ならエリの『ツン』も『デレ』も突破できる」

いちご「………かもしれない」

律「分けるって……そんなことが出来るのか?」

368 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 22:10:11.57 ID:8YPsjaGoP [120/138]
いちご「少しくらいなら大丈夫。だけどエリの『ツン』にはすぐに敗れてしまう」

いちご「だから決めるのは一瞬だけ……その一瞬に、一点突破の『ツン』をエリに」

律「そ、そんな上手くいくかぁ…?」

いちご「他のみんなは私の残りの『ツン』で守る。律はとにかく、攻めて」

エリ「…………何をのんびり話してるのか知らないけど、そんなとこにまとまってちゃ狙われるよっ」バッ

ガッ

律「……だあーーッ!細けぇこたぁいいんだよッ!」バッ

エリ「……何それ、ドラムスティック?」

律「完璧に思いつきだ!名付けて……ドラマー戦法だッ!」

クルクルクル

澪「そ、そうか!道具を使えば触れてもエリの『ツン』は効かない!考えたな律!」

律「お?…お、おう!部長をナメるなよッ」

ダッ

369 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 22:12:40.26 ID:8YPsjaGoP [121/138]
エリ「……なかなかやるじゃん、部長」ガガガッ

バッ ガシッ

律「……お前こそ私のスティック捌きについてこれるとはな」カンカンッ

ピシガシ グッグッ

澪「……ダメだ、互角の勝負……隙がない…」

ガン! ガン!

律「…………ぐっ」

エリ「どうしたの?動きが鈍いよっ」

和「…律が押されてきている…エリは『ツン』で身を守っているから全くダメージはない…」

しずか「……律さんっ……がんばって…!」

バキッ

律「!!」

エリ「油断したね律……私の『ツン』にかかればスティックを折ることなんて簡単だよ」

370 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 22:17:08.74 ID:8YPsjaGoP [122/138]
しずか「あっ!」

エリ「ほら、もう一本も……」ガシッ

律「やめ……!」

バキッ

律「!!この……ッ」

澪「まずい……律っ!」

律「!!や、やられる…」

いちご「………………………」ぶわっ

エリ「今だッ!」シュッ

いちご「!?」

澪「うわぁっ!!こ、こっちに来た!」

エリ「クックックッ…この時を待ってたんだよ…いちごが律を助けるために『デレ』を広げる、この時をね」

371 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 22:21:20.15 ID:8YPsjaGoP [123/138]
いちご「…!みんな、逃げて!」

律「くそ!最初からそれが目的か!いちごから離れろ!」

エリ「いちごさえ潰せばこっちのもの……」バッ

ガシッ

澪「ああっ!」

和「いちごが…掴まれた……っ」

エリ「倒れ伏せッ!!」

ズキュゥゥン・・・

いちご「……………ひっかっかったな」

エリ「…な…っ!なんで効かないの!?」

シュッ

律「いえいっ、私だよん!」キラッ

エリ「っ!?いちごが律に……どういうこと!?」

いちご「……『デレ』内では全てが私の思い通り。私と律の居場所を交換した」

372 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 22:24:21.09 ID:8YPsjaGoP [124/138]
エリ「じゃ、じゃあ私が今握っているものは……」

律「てめぇがさっき折ってくれた私のスティックだッ!!」

ドゴッ!

エリ「ぐっ……」フラッ

いちご「…………………もう逃がさない」ガシッ
      
エリ「!?いちごから私に触れてくれるとはね……『絶対恐怖領域(ツンデレ)』でまた無力化してあげるよッ」

ズキュゥウウン

いちご「『絶対恐怖領域』………出力…200%………!!」

ドドドドドドドドドドドドドド
  
エリ「……………わ、私の『ツン』と『下方修正(デスペル)』を両方とも中和して押し返すなんて…」

いちご「…………………律………!………お願い………!」

373 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 22:27:15.45 ID:8YPsjaGoP [125/138]
澪「りつ!お前の『ツン』に『上方修正』をかけておいた!!」

和「………………エリの弱点、狙うべき点は………"おでこ"」スーッ

エリ「は、離せ!!」

律「いちご、お前の覚悟……しかと受け取ったぜ!!」キュイィィィイイイン・・・

しずか「律さんっ!決めて!!」

律「唯からもらった能力……だっさい名前だが使わせてもらおうじゃねぇか!」

バッ

エリ「そ、その手の形は…………」

ググググ・・・・・・

律「これで……終わりだあッッ!!!」ギュゥッ!!

律「くらえッッ! でこぴん☆フラッシュッッ!!!」



ペチッ

374 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 22:29:44.49 ID:8YPsjaGoP [126/138]
エリ「痛っ!」ビクッ

エリ「…………………………えっ?」

ピカッ!!

エリ「ッ!!?」

バリバリバリバリ・・・・・・・・・

エリ「ああああああああああぁぁぁぁっっっ!!!」


┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ ┣¨┣¨・・・


澪「エリっ!!」

和「………エリの『ツン』が…『絶対恐怖領域(ツンデレ)』の能力と共に消えていく……」

いちご「………………………」

紬「……エリちゃん…」

375 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 22:31:47.09 ID:8YPsjaGoP [127/138]
エリ「うああぁ………っ」ビクッ

シュン…

エリ「 」バタッ・・・



シーン…………

しずか「……………終わった……の?」

和「…気を失っている……それに…………能力も消えた」

律「………とうとう…倒したのか?」

和「どうやらそのようね…」

澪「…エリっ!!」ダッ

379 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 23:00:04.01 ID:8YPsjaGoP [128/138]
律「!…澪、まだ近づかない方が……」

いちご「………………………」スッ

律「……いちご……………」

澪「…大丈夫だよ、律……もうエリは能力を使えないんだ。私たちに危害を加えることはない」

いちご「………………うっ」ズキッ

紬「いちごちゃん!?」

和「…きっと能力の限界を超えた反動ね………いちごもしばらく能力を使えそうにないわ……」

いちご「……………ごめんなさい、琴吹さん……私一人じゃ…守ってあげられなかった……」フラ

紬「ううん、いいの……ありがとう…いちごちゃん…」ギュッ

紬「…みんなもありがとう……私と、いちごちゃんを守ってくれて………」

律「ムギ………」

380 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 23:02:22.21 ID:8YPsjaGoP [129/138]
いちご「………まだ終わってない」

澪「え?」

いちご「…………琴吹さんが『世界創造』を取り戻したとはいえ……」

いちご「…完全に元に戻っているわけじゃない。平沢さんが寝ている今の内に……琴吹さん…」

紬「…………?」


唯「zzZZZ」ぐおーっ すぴーっ

梓「むにゃむにゃ………zzZZZ」

律「おいおいマジかよ…こんだけ部屋で暴れまわったのに起きないなんて…」

澪「しかも梓まで……」

いちご「二人は私が『絶対恐怖領域』で眠らせていたから当分起きない」

律「ああ、そういうことか…」

澪「……のんきなもんだな……」

381 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 23:05:18.08 ID:8YPsjaGoP [130/138]
紬「…えっと、いちごちゃん…?私は何をすればいいの…?」

いちご「……………争いの起きない……平和な世界を願って……」

澪「…もう二度とこんな事が起こらない世界を……ムギが望んでくれればいいんだ」

紬「え……でもわたし……」

律「…どうしたんだ、ムギ?いつも通りのけいおん部に戻すんだよ」

紬「………違うの…エリちゃんの事よ………」

澪「……………エリがどうかしたのか?」

紬「さっき彼女が言ってたこと…けいおんの消失を願っていたなんて…」

紬「…自分たちが脇役でいることに納得できなかったって………」

紬「もし…またいつも通りの日常に戻ったとしても……このままじゃまた同じことが起こる気がする…」

律「…………ムギ……」

383 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 23:10:02.19 ID:8YPsjaGoP [131/138]
しずか「……確かに、今回はエリさんが自分の意志で起こした事件だけど……」

しずか「次はまた別の誰かが、同じ理由で似たような事をするかもしれない………」

しずか「現に姫子さんは、エリさんと同じように思っていたから………」

澪「………ムギに頼りっぱなしだと、根本的な解決にはならないってことか…」

律「で、でもこの世界はムギが作ってるんだろ!?ムギ以外に頼れるやつなんて…」

紬「…私が世界を作ってる?りっちゃん、何を言ってるの?」

律「へっ?」

いちご「………………りつ、少し黙ってて」

律「は、はい……(なんだかいちごが怖い…)」

いちご「…………今回の事件、元をたどれば3年2組のクラス構成が原因」

いちご「確かに今のまま放っておいたらまた同じことが起こるのは明白」

澪「……………じゃあ、どうすればいいんだ?」

384 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 23:12:56.41 ID:8YPsjaGoP [132/138]
いちご「………………私たちは今までけいおん部のためだけに働いてきた」

紬「……………?」

いちご「…私たちは、誰の目にさらされることも無くその存在と目的を隠し続けていた…」

いちご「だけどそれも限界が来てしまった。四天王と七賢者を表に出さないのはもはや困難」

和「…………………」

いちご「………これは考え得る最良の手段。モブの代表としてあなたたちけいおん部に進言する」

いちご「…クラスのみんなを受け入れて欲しい。けいおんの世界を広げてほしい」

律「受け入れる……?」

和「……ムギ。私からも一言いい?」

紬「………和ちゃん…」

和「…ムギの世界はけいおん部だけじゃないわ…。もっと周りと打ち解けてもいいんじゃないかしら…?」

紬「わ…わたしは………そんな」

いちご「……琴吹さんにはけいおん部以外にも、私や、春菜、木下さんや真鍋さんだっている……」

いちご「みんな、3年2組の仲間だから………」

385 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 23:14:47.55 ID:8YPsjaGoP [133/138]
紬「……確かに、わたしはけいおん部のみんな以外と話したこと、ほとんどなかった…」

和「ムギ。あなたが悪く思うことはないの。これは仕方のなかったことだから…」

いちご「……大丈夫。琴吹さんなら出来る。だから今一度、望んでほしい」

いちご「全てが上手くいくように……」

紬「………分かったわ……わたし、いちごちゃんを信じて……やってみる」

澪「ムギ……」

紬「そして上手くいったら、そのときは……いちごちゃん…」

いちご「……………なに?」

紬「またさっきみたいに"ムギ"って呼んでね?」

いちご「…………!」

ピカシャッ!

しずか「っ!」

澪「!?ま、まぶし……」

律「ムギ!」

388 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 23:19:19.99 ID:8YPsjaGoP [134/138]
シュン・・・・・・

律「……ってあれ?すぐに収まった…」

春菜「………………う……ん」ムク

澪「春菜!気がついたのか!」

梓「……………はっ」ガバ

唯「zzZ………ふごっ!?」パチン

律「唯!梓!」

唯「……あれ~…りっちゃんオハヨ~……」

律「こいつ寝ぼけてやがる……」

梓(な、なんか人がいっぱいいる!なんで!?)


しずか「……そういえば部屋も元に戻ってる……」
  
和「これが『世界創造(ピースメーカー)』の力……一瞬で復元するなんて…」

389 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 23:24:52.39 ID:8YPsjaGoP [135/138]
紬「エリちゃん………起きて」

エリ「う…………ん………………あれ?琴吹さん?」

紬「大丈夫?」

エリ「あれ…私、なんで寝て……?っていうかここどこ!?」ガバッ

和「……音楽準備室よ。覚えてないの?」

エリ「おろ?あれれ?いちごに春菜……ってかけいおん部の人たちまで!?」

バンッ

アカネ「エリっ!エリは居る!?」

エリ「あっ、アカネ~!どうしたの?そんな血相変えて…」

アカネ「……あれ?いつものエリだ…」

タッタッタッ

姫子「ちょっと待ってよアカネ………って人多っ」

和「みんな集まってきちゃったわね」

390 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 23:27:13.21 ID:8YPsjaGoP [136/138]
春菜「……どうやら終わったみたいね……」

澪「ああ……一時はどうなるかと思ったよ」

律「つーか人多すぎるんだよ!お前ら部室から出ろ!」

アカネ「ちょ、ちょっと待ってよ…何があったのか説明してよ」

春菜「……アカネはエリと一緒に帰っていいわ。御苦労さま」

アカネ「いや、だから……」

エリ「そ~だね。さすがにこの部屋に12人はきついもんね~」

エリ「さっ、アカネ。帰ろ」スタスタ

アカネ「あっ、待って!」

タッタッ…

和「……いいの?こんな簡単にエリを帰らせて…」

春菜「今ここで説明するはめになるより良いわ。それにエリだって馬鹿じゃないもの…」

春菜「きっと気付いてるわよ。自分が何をしたのか……」

391 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 23:30:14.30 ID:8YPsjaGoP [137/138]
姫子「…はぁ………なんか疲れちゃった」

律「…姫子はアカネと何してたんだ?」

姫子「ん?三花をぶっ飛ばしてた」

律「ぶっ!?」

春菜「ああ、そういえばそんな事もあったわね。三花はその後どうしたの?」

姫子「体育館にほっといたよ。まぁ今ので起きたと思うけどね」

春菜「……もう少し考えて行動してほしいものね…」

姫子「悪かったね。しかしエリが本当にやらかしたとはねぇ…」

姫子「出会い頭にいきなり意識飛ばされるんだもん。気付いたらベットの上だし…」

春菜「……それで保健室で気持ちよさそうに寝てたのね…」

律「そういう春菜もさっきまで床に突っ伏してたくせに……」

春菜「黙りなさい」

律「へいへい……………」

392 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/27(木) 23:33:22.33 ID:8YPsjaGoP [138/138]
姫子「……で、結局いつものけいおん部に戻れたってオチ?」

澪「…………………それは………」

いちご「いいえ。いつものけいおんに、これからは少し変化がある」

姫子「……なんでそんなことが分かんのさ」

いちご「………まだ私たちには証明できない。だけど、きっと変われるはず」

紬「……姫子ちゃん?」

姫子「……………なに」

紬「これから1年間、よろしくね?」ニコッ

姫子「なっ…………///」

しずか「……わたしたち、もうけいおん部のための存在なんかじゃない」

しずか「だから姫子さん……みんなともっと、仲良くしていいんだよ?」

姫子「べ、別に私はそんな……っ」


395 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/28(金) 00:06:01.44 ID:ESX4cqLyP [1/8]
紬「……今まで私、けいおん部しか居場所がないと思ってた……」

紬「でも、これからはもっとクラスのみんなと仲良くなれるように頑張る!」

紬「………だから姫子ちゃん、私たちのこと…嫌いにならないで欲しいの」

姫子「…ふ、ふん。私にとってけいおん部なんてどーだっていいことだし……」

しずか「………ウソ」

姫子「………あ~っもう帰るっ!そもそも私には関係ない事だし!」スタスタ

しずか「…ひ 姫子さん!」

姫子「……なによ」

しずか「一緒に……帰ろう?」

姫子「………………………いいよ別に。ただし…」

姫子「"さん"付けはやめてよね」

しずか「………うんっ」

396 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/28(金) 00:09:23.86 ID:ESX4cqLyP [2/8]
バタン・・・

春菜「……さてと、私たちも帰りましょうか。いちごも琴吹さんも上手くやってくれたみたいだし」

和「そうね、もう結構暗くなってきたわ」

唯「和ちゃん帰っちゃうの?それじゃ一緒に帰ろっ!」

律「唯、お前全然出番なかったな……」

春菜「スレタイ詐欺ね」

澪「…………?」

律「…ま、もう時間も遅いし、今日は部活なしだな」

澪「今日も、だろ…。明日こそちゃんと練習するからな」

律「分かってるよ。ほら梓、帰るぞ」

梓(……一番出番なかったの、私です……)

いちご「……………………」スタスタ

紬「あっ…いちごちゃん、待って!」

いちご「………………………………」ピタ

397 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/28(金) 00:12:07.17 ID:ESX4cqLyP [3/8]
紬「あの…………もしよかったら、だけど…」

いちご「……………」

紬「私と一緒じゃ…駄目かしら……」

いちご「………そんなこと…………ない」

紬「ほんと?じゃあ…手、繋いでもいい?」

いちご「……………っ///」カァァァ

紬「あっ、ご…ごめんなさい、変なこと言って……///」アタフタ

いちご「て、手を繋ぐくらいなら…べ、別に……///」

紬「ほんと!? やったぁ!」

紬「わたし、いちごちゃんと手を繋いで帰るのが夢だったの~」

むぎゅっ

いちご「…///」むぎゅぅぅ

律「いちごのやつ、耳たぶまで真っ赤だぞ」

398 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/28(金) 00:15:03.49 ID:ESX4cqLyP [4/8]
春菜「律。茶化すのはやめなさい」

澪「……春菜ってなんかお母さんみたいだよな」

春菜「…………………どういう意味よ」

律「おばさんくさいってことだよ」

春菜「なんですって!?」

律「ははは、冗談だって…」

春菜「………冬の日のこと、バラすわよ?」

澪「冬の日……?」

春菜「…前髪を下ろしたキミの姿も見てみたい……律が勘違いするのも無理ないわね」

律「!? ちょ、ちょっとタンマ!!」

澪「ど、どうしたんだよ急に…」

律「岡田様、すいませんでしたっ!もう二度と生意気なこと言いませんからそれだけはっ」

春菜「……分かればよろしい」

399 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/28(金) 00:19:03.10 ID:ESX4cqLyP [5/8]
・・・・・・・・・・・・・・・

春菜「……ということで今回の事件はこれにて一件落着、というわけね。
   あれからしばらく経った今は、前にも増して平和そのもの……と言っていいかしら」

春菜「そして、今回の件を境に、3年2組にも少しずつ変化が見えてきたわ。
   まず、琴吹さんはもうクラスに完全に馴染んできたということね。
   かつての彼女はまさにけいおん部が自分の全てだと思いこんでいたけど、今はもう
   クラスのみんなとの交流を思う存分楽しんでいるみたい。
   ただ、琴吹さんが自己を主張し始めたとたん、クラスメイトのみんなは
   彼女の魅力に気付いてしまったみたいで……私たち四天王の威厳は以前ほど影響力を
   持たなくなってしまったわ」

春菜「…それでもいちごは相変わらず高嶺の花よろしく他の生徒から支持されているけれど、
   いちごに関しても大きな変化があったようね。
   結局いちごが琴吹さんと付き合うことになったと聞いたときは流石に私も反対したわ。
   でも二人は隠れながらも上手くやっているみたいだし、もう私がどうにかする必要もなさそうね」

春菜「そしてエリだけど、あの子も誰から聞いたのか分からないけど真実を知ったみたいね。
   私もエリがまさかあんなことをするなんて思ってなかったけど、今は至って普通のエリ。
   反省してると言っていたし、結局は彼女が望んだように世界は変わった…少しずつだけど……」

400 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/28(金) 00:22:37.41 ID:ESX4cqLyP [6/8]
春菜「あと、私たちが使っていた能力に関しても変化があった。
   実はあの事件の後、エリの能力は消滅してしまったの。そして、それに合わせて私たちの能力も
   以前よりかなり弱体化してしまった。
   これはエリの能力が、他の人の能力を固定し、使えるようにするためのものだったから
   と真鍋さんは言っていた…。要するにエリは元々この世界の能力を管理するための存在だったわけね」

春菜「それが良いことなのか悪いことなのかは分からないけれど、少なくとも前みたいに大きな事件を
   起こすこともないでしょう」

春菜「……けいおん部のみんながクラスメイトたちと仲良くなり始めたことで、これからはきっと
   私たちの存在があなたたちに伝わることになると思うわ。
   そのかわり私たち四天王は仕事が増えて大変だけど……。
   最終的に3年2組がどうなるのか、これは今の私が知ることはできないけど、おそらく
   何の問題も起こすことなく無事に卒業できると思っている…出来ればそうであって欲しい所ね」

春菜「ということで私の独白は以上。とりあえずこれで終了です。ご苦労様でした」


                            おわり

403 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/28(金) 00:37:42.07 ID:ESX4cqLyP [7/8]
やっと……やっと終わった……
こんなに時間かかるとは思わんかった

とりあえず2期になってからモブが目立ってきた経緯を自分なりに、かつ厨二的に考えてみたらこの有様だよ!
あと、四天王やらは能力で決まっているわけじゃないのであしからず…

今回はモブ全体が主役ということで、唯ちゃんたちの出番のなさは勘弁してあげてください
それから怒れる12人目はムギということで……映画のやつを期待して最初のほう読んでた人はごめんなさい
というか色々不快に思われてしまった方々、申し訳ないです
今の内に弁護のかぎりをつくしたいと思います

それと、唯ちゃんは例の能力のせいで固体値が常に変動している状態なので、いちごの能力では測れないという設定でした
唯ちゃんだけハブにするつもりはないです

405 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/28(金) 00:47:29.40 ID:ESX4cqLyP [8/8]
四天王+七賢者+ムギの12人です
唯もまあ怒ってたっちゃー怒ってましたが…

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