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一方「野球大会、だァ……?」

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 00:25:10.97 ID:taUUBCXyP [2/220]
一方「……その情報を俺の耳に入れて何がしてェンだ? クソガキ」

打ち止め『賞金が出るって郵便受けに入ってたチラシに書いてあったよ、ってミサカはミサカは報告してみたり!』

一方「そもそも俺が野球なンてやるはずねェだろうが。馬鹿も休み休み――」

打ち止め『そっか、確かにあなたはスポーツとか苦手そうだもんね、ってミサカはミサカは納得してみる』

一方「はいィ? おいおいクソガキよォ、俺が言ってンのは学園都市第一位の一方通行サマが
野球大会なンぞに参加したら楽勝過ぎてつまらねェだろってことをだなァ……」

打ち止め『えっ、じゃああなたが野球をやったら大活躍できるの? ってミサカはミサカは尋ねてみたり』


6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 00:29:48.01 ID:taUUBCXyP [3/220]
一方「当たり前だろォが。俺を誰だと思って――」

打ち止め『すごーい! ミサカもあなたが活躍するところを見たい! ってミサカはミサカはお願いしてみたり』

一方「そ、そォかァ? まあ、オマエが見てえってンなら仕方ねェな。その大会とやらに出てやっても……」

打ち止め『あっ、でも野球って九人いないとできないんだよね、ってミサカはミサカはルールを確認してみたり』

一方「何を当たり前のことを言ってンだ、今更」

打ち止め『えーっと、言いにくいんだけどあなたに一緒に野球するお友達が八人もいるのかなってミサカは――』

一方「は、はァァァァァ!!?? そ、そンなもンいくらでもいるに決まってンだろォがァ!!」


9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 00:33:21.06 ID:taUUBCXyP
打ち止め『ホントに!? もし、人数が足りなかったらミサカも出ようかと思ってたんだけど――』

一方「悪いが俺の作るチームは精鋭揃いだ。オマエが入る余地なンざねェよ」

打ち止め『うん、わかった! じゃあミサカは精一杯あなたを応援するね、ってミサカはミサカは意気込んでみたり!』

一方「おォ、そうしとけ。じゃあまたな」

打ち止め『野球大会楽しみにしてるね、ってミサカはミサカは期待に胸を膨らませてみたり!』

ピッ

一方「……野球大会、か。まあ、なンとかなるだろ。そォいやチラシがどうとか言ってやがったなァ」

スタスタ


11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 00:37:41.06 ID:taUUBCXyP
一方(メンバーは……、集めンの面倒くせェな。まあ最悪その辺のガキを脅して参加させりゃあ……)

一方(……野球ねェ)

一方(なンか面倒になってきたなァ、適当にお茶を濁すか? だがクソガキの頼みだしなァ……、っとこれがチラシか)

一方(しっかし今時、大会の告知をチラシとはなァ。ネットで垂れ流すより物珍しさで見てもらえるからかァ? ……ン?)

    ――優勝したチームには優勝トロフィーと、副賞として賞金十万円が――

一方(賞金十万? おいおい、端金じゃねェか。俺の借金の八千万分の一程度じゃ……)

一方(……不要な比較はやめるか。あァ、それがいい。わざわざ暗くなる必要なンざねェな。それよりもその後だ)


13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 00:41:24.17 ID:taUUBCXyP

――さらにMVPに選ばれた選手には、第六学区で近日オープン予定の遊園地のフリーパスと、
   第三学区でも随一のグレードを誇るホテルの宿泊券をペアでプレゼント。
   なお、ペアチケットを使う相手は学園都市内に住む者ならば拒否権は無し。
   私の権限において、どんな相手を誘うことも許可する。

                   大会委員長 学園都市統括理事長 アレイスター=クロウリー


一方(ほ、ほォ。遊園地とホテルで一泊だとォ? くだらねェ、俺には必要ねェな)

一方(だが、コイツはMVPをとりゃあ受け取らざるを得ねェわけだなァ? MVPの賞品なンだから他のヤツに譲るのも良くねェよなァ?)

一方(俺がこンなもン取っちまったら、あのガキが騒ぐよなァ。あのガキが行きてェなら連れて行く保護者が必要だなァ?)


15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 00:45:19.62 ID:taUUBCXyP
一方「そォだよなァ、そォだなァ!! 俺が一緒に行ってやンねェといけねェよな!? 黄泉川は忙しいだろォしなァ!」

一方「俺ァさっぱり興味がねェが、仕方ねェな! ああ、仕方ねェ! くけかか、おもしれェことになってきやがった!」

一方「よォし、まずはメンバー集めだ。俺だけで勝つのは問題ねェだろォが、保険として最低限のメンツは揃えとくかァ」

ピッピッ プルルルル

一方「今すぐ第七学区○○マンション近くの路地裏まで来い。五分以内だ」

ピッ

一方「くはは、いいねェ、いいねェ! たーのしいねェ!」


16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 00:48:37.50 ID:taUUBCXyP
>>12
計算ミスってますね。すいません

×俺の借金の八千万分の一程度じゃ……)
○俺の借金の八百万分の一程度じゃ……)

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 00:49:35.01 ID:taUUBCXyP

―――路地裏

結標「で? あんな失礼極まりない呼び出しに応じておいてなんだけど、下らない用事なら打ち抜くわよ」

一方「……」スッ チャキ

結標「……あら、仕事以外での連絡なんて珍しいと思って来たのに、いきなり拳銃? 何か貴方の気に障ることをしたかしらね」

一方「用件は一つだ」

結標「何かしら?」

一方「一緒に野球やろォぜ」

結標「…………ごめんなさい、もう一回言ってくれる? 今度はちゃんと聞くから」

一方「一緒に野球やろう」


20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 00:53:20.50 ID:taUUBCXyP
結標(……耳が変になったわけじゃなかったわね。そうなると、ついに頭がおかしくなったのかしら)

一方「さっさと、はいかイエスで答えやがれ」グリグリ

結標「痛いから。とりあえず話は聞くから銃を下ろしなさい」

一方「……ちっ」スッ

結標「それで、なんで野球なの?」

一方「ふン。つまりだなァ――」
                  ・
                  ・
                  ・
一方「――って訳だ。わかったか」


21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 00:56:30.72 ID:taUUBCXyP
結標「ああ、はいはい。グチャグチャと長ったらしかったけど、要するに女の子にかっこいいとこ見せたいって言うのね」

結標「まったく、相も変わらずの変態(ロリコン)っぷりね。第一位様がみっともないわよ?」

一方「変態(ロリコン)がどォした。くだらねェ肩書きより、あのガキの頼みの方が大事なンだよ」チャキ

結標「……なんか変わったわね貴方。できればいちいち銃を突き付けるのもやめて欲しいんだけどね」

一方「で? 参加すンのか、出場すンのかどっちだァ?」

結標「悪いけど勘弁してほしいわね。私にメリットが無い――」

パサッ

結標「? なにかしら、それ」シュン!

結標「……大会のチラシね。賞金が十万と、MVPに――」

結標「……」


22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 01:00:12.34 ID:taUUBCXyP
一方「ちっ。おい、出ねェならチラシは返しやがれ――」

ガシッ ズルズル

結標「何をしてるの一方通行、さっさとメンバー集めるわよ。あと、私が出てあげるんだから必ず優勝するわよ。いいわね!」

一方「……あァ?」

結標(拒否権なし! つまり、どんなショタも選び放題! しかも泊まり! ああ、まずいわ鼻血出そう……、うふ、ふふふ)

結標(遊園地で遊んで優しいお姉さんを演じて、夜は、夜は……! ああ、たまらないわ……)ウットリ

一方(……なンか気持ち悪ィなァおい。まあいい、野球の戦力としちゃ申し分ねェしな)


23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 01:04:49.20 ID:taUUBCXyP

―――近くのファミレス

結標「それで、他のメンバーは? 何人集まってるのかしら」

一方「他はまだ決めてねェよ。今、一人ここに呼ンだけどなァ」

結標「……つまり私に最初に声を掛けたの? 意図が分からないわね」

一方「あァ? 何がだよ」

結標「普通に野球するなら、女である私やモヤシみたいな貴方より、土御門や海原の方が役に立つでしょうに、ってことよ」

一方「……」ヒュッ ガツッ

結標「……無言で能力使って、フォーク投げないでほしいのだけれど。椅子に刺さってるわよ」


25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 01:08:30.51 ID:taUUBCXyP
一方「だったら口を慎むこったな。それにちょっとは考えろババァが」

結標「……つまり能力を使うわけね」

一方「あァ。オマエの能力ならグラウンドに飛んだボールはすぐ取れるし、送球する必要もねェしな」

結標「既に野球じゃないわね。もしかして貴方も能力を使う気?」

一方「当たり前だろォが、俺がピッチャーやればまず打たれねェだろ。まァ、適当に加減してやるつもりだから、オマエはその保険だァ」

結標(そうなるとMVPの障害は身内ね。守備でいくら稼いでも打たなきゃしょうがないわ。まあ、バットに当てさえすれば……)

一方「おい、余計なこと考えるンじゃねェぞ。攻撃は俺が一番で毎回ホームラン打てばいいンだからなァ」

結標「あら、それは楽で助かるわね」


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 01:11:30.73 ID:taUUBCXyP
結標(冗談じゃないわ。最悪、能力不使用時でも狙って気絶させる手も考えないとね……)

一方(どォもくだらねェ知恵を働かせてるみてェだなおい。まァ、俺以外がMVPを取るなンざありえねェが邪魔するよォなら……)

結標「……ところで、私のポジションはセンター辺りになるのかしら?」

一方「まァ、全体を見渡しやすいところだからそォなるな」

結標「それならもう一つ、それなりの能力者をつけないといけないポジションがあるわよね」

一方「あァ、その候補なら今――」

カランカラーン いらっしゃいませー

一方「……来たか」


28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 01:15:07.01 ID:taUUBCXyP
??「おい第一位よお、この俺を呼び出して一体何の用だ?」

結標「え? 貴方……」

垣根「ん? なんだこの姉ちゃんは。おい第一位、まさかお前デートでもしてたのか?」

一方「寝言は寝て言え、くそメルヘンが」

垣根「なんだ違うのか。なら姉ちゃん、このモヤシは放っておいて俺とどっか行こうぜ」

ヒュッ カンッ!

垣根「お、なんだ。あんたも能力者か。テレポーターか?」

結標「……座標移動。結標淡希よ」


31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 01:18:59.48 ID:taUUBCXyP
垣根「そうか。知ってるかもしれねえが俺は垣根提督、第二位の未元物質だ」

結標「本人を目の前にして言うのもなんだけど貴方って今確か――」

一方「おいババァ細けェことに突っ込むな。あるがままを受け入れろ、メルヘン野郎はここにいる。それでいいンだよ」

結標「……ええ、わかったわよ」

垣根「よっこらせっと。あ、淡希ちゃん。注文ボタン押してくれ。んで? 結局何の用なんだ?」


32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 01:22:09.06 ID:taUUBCXyP
一方「一緒に野球やろォぜ」

垣根「俺のポジションは?」

一方「キャッチャー」

垣根「なら背番号は02にしろよ」

一方「あァ、わかった」

ご注文ですかー?

垣根「あー、ドリンクバー一つと日替わりランチ」

はいかしこまりましたー。コップはあちらに――

垣根「飲み物取ってくるわ」

一方「おう」


33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 01:26:04.71 ID:taUUBCXyP
結標「…………あれ? 今もしかしてもう交渉終わった?」

一方「あァ? 何言ってんだオマエ」

垣根「ちっ、ろくな飲み物がねえな。結局ウーロン茶にしちまった」

一方「ファミレスなンざ、そンなもンだァ」

結標(えっ? なにこれ、私がおかしいの? なんでこんなにあっさりなの?)

垣根「俺で何人目だ?」

一方「三人」

??「ならミサカを含めれば後五人だね。他にあてはあるの?」


34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 01:29:18.30 ID:taUUBCXyP
一方「いや、ねェなあ。まあ戦力的には十分だろォし、後は適当に呼ぶかァ?」

垣根「メンバー以外にも必要な物はあるぜ? ユニフォームとかも揃えなきゃいけねえだろ」

一方「そォいやそうだな。まあ俺のセンスでビシッと選んでやらァ」

??「うげ、あなたのセンスって不安極まりないんだけど」

垣根「現に今の服もセンスねえしな。それより淡希ちゃん、黙っちまってどうかしたか?」

結標「……私以外にツッコミは居ないわけ? だんだん嫌になってきたんだけど」

一方「何言ってやがンだ? 更年期障害かオマエは」


35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 01:32:30.07 ID:taUUBCXyP
結標「黙りなさい。とりあえず、貴女誰なのよ?」

番外「ミサカのことはワーストって呼んでくれればいいよ。よろしく、おばさん」

ヒュン ガツ! ガシャァン

番外「オウ、痛たた、中身が氷しかないとはいえコップを頭上にテレポートするのはどうかと思うよ、お姉さん」

結標「だったら最初からそういう口の聞き方をしなさい。そもそも貴女、その顔でミサカって……、もしかして絶対能力進化計画の――」

一方「おい、無用な詮索すンじゃねェよ。これだからババァは……」

結標「……はいはい。あと、そっちも口の聞き方に気をつけなさい。まったく」


36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 01:36:25.13 ID:taUUBCXyP
垣根「あーあ、割れちまってら。よっ、と」ヒョイ ヒョイ

番外「おお、お兄さん優しいね。この人にもそれくらいの気遣いとやらがあるといいのに」

一方「オマエがそれを言うかよ。それより、メルヘン野郎の言う通り道具やユニフォームが必要だなァ。おいババァ、調達してこい」

結標「自分でやりなさい、モヤシ君」

一方「ちっ、おいメルヘン――」

垣根「ほー、飲み物の種類はあれだが飯は案外食えなくもねえな」ガツガツ

一方「……ワースト」

番外「けけっ、まさかミサカが素直に従うとでも思ってるの?」


37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 01:39:22.82 ID:taUUBCXyP
一方「……はァ、仕方ねェ。五人目兼雑用でも呼ぶかァ」

ピッ ピッ プルルルル ガチャ

一方「第七学区の○○っつうファミレスに十秒以内に来い。遅れたら金玉蹴り潰す。来なかったら殺す」

ピッ

垣根「誰を呼んだんだ?」ムシャムシャ

一方「食いながら喋ンなくそメルヘン。ただのチンピラだァ」

結標(チンピラ……?)


40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 01:43:05.82 ID:taUUBCXyP

―――十分後

一方「遅ェよ。金玉蹴り潰すぞ」

浜面「はぁ…はぁ、む、無理に決まってるだろうが。そもそも時間設定がおかし……」

垣根「おーおー、汗だくだな。ほら、茶飲めよ」

浜面「はぁ、すまん、助かる……って、お前!?」

垣根「あー、まあほら細かいことは気にすんな。仲良くやろうぜ?」

浜面(敵意は無い……のか? しかし、この面子は一体……?)

番外「はっ、なーにこの明らかに小物っぽいのは」

一方「確かに小物だが雑用ぶりは中々だァ。常時、女共にパシリにされてるだけのことはあるぜェ」


43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 01:47:18.09 ID:taUUBCXyP
浜面「呼び出されて来たのになんなんだよこの扱いは……」

結標(あ、こいつツッコミかも)

一方「おいメルヘン。必要なものなンだった?」

垣根「人数分のユニフォーム、スパイク、グローブと、バット、ボール……くらいか。レガースとミットは俺が能力で作るからいいとして……」

一方「後は荷物を運ぶ車もだなァ。おいチンピラ、それらを十日後の日曜までに用意しろ。いいな?」

浜面「え、ユニフォーム? 車? 一体何を……?」

一方「あァ? 野球に決まってンだろォがよ」

浜面「や、野球? なんでまた……」

一方「あとオマエ以外に四人ほど数合わせとして誰か連れてこい」


44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 01:51:22.58 ID:taUUBCXyP
浜面「いや、話が急展開過ぎて……」

一方「返事はイエスだチンピラ」チャキ

浜面「なっ……」

垣根「おいバカ、こんなとこでそんなもん出すな。あー、必要な金は俺が出すから悪いけど引き受けてくれねーか?」

浜面「あ、ああ、費用があるんなら別にいいんだが……。本当にどうなってんだ」

結標「……ご愁傷様、ね」

番外「ねぇ、お姉さん。このハンバーグっておいしいかな?」

結標「……こっちのサラダにしておきなさい。後、私の名前は結標淡希、よ」


47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 01:55:24.10 ID:taUUBCXyP

――――野球大会当日 AM 6:55

垣根「おう、おはよーさん。早速で悪いが、朝っぱらから迷惑な電話掛けてきた馬鹿はどこにいる?」

結標「あっちにいるけど……、今は近寄らないほうがいいわよ。道具を持ってくる浜面君が遅れててイラついてるみたいだし」

一方「……」イライラ

垣根「……わけわかんねーくらい気合入ってんなあの馬鹿。朝四時に確認の電話が来た時には何事かと思ったぜ」

結標「私のところには三時半に電話が来たわね……」

番外「ミサカは多分結標さんの後だね。ムカついたから電話越しに思いつく限りの罵詈雑言を浴びせてみたよ」

垣根「……俺の時、最初からキレてたのはそういうわけかよ。しっかし、こんなに早く集まってどうするんだ? 開会式九時からだぞ」

結標「練習するらしいわよ。だから道具が来ないとダメらしいんだけど……あっ、来たわね」


48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 01:59:30.47 ID:taUUBCXyP
番外「けけっ、問答無用で銃ぶっ放してる。相変わらず嫌な奴」

垣根「チッ、だから状況考えろっつの馬鹿が。おいコラ!! まだ時間あるんだからいいだろうが!」タッタッタ

一方「あァ!? 練習時間が短くなった所為で、優勝逃したらどうすンだボケがァ!!」パン パァン!

浜面「のおおおお!! だから悪かったって! あいつらに気づかれないようにするのが大変だったんだよ!」

一方「オマエの事情なンざ知るかよ」チャキ

スッ

一方「……あァ?」

滝壺「……」


50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 02:03:32.17 ID:taUUBCXyP
浜面「お、おい滝壺! なにやって……」

滝壺「はまづらを、傷つけるのは許さない」

一方「……チッ」

結標「ごめんなさい、あの白いのは感情表現が下手でね。本気で当てようとしてたわけではないのよ」

垣根「そうなんだよ、だからあんまり怒らないでやってくれ嬢ちゃん」

滝壺「あなたは……」

垣根「おっと、俺も対立する気はねえよ。今日は野球をする日だ、仲良くやろうぜ?」

滝壺「……うん、わかった」

垣根「ありがとよ、滝壺ちゃん」


53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 02:07:20.37 ID:taUUBCXyP
浜面「…………はぁ、助かった」

番外「だいじょーぶ?」スッ

浜面「ああ、ありが……うおっ!?」スカッ

番外「なーんてね。けけっ、なっさけないなぁ」スタスタ

浜面「……くそぉ」

浜面(「アイテム」よりひでぇ……。滝壺には隠しきれず連れていけってせがまれたけど、むしろ居てくれて良かったかもしれねえ……)


56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 02:11:24.95 ID:taUUBCXyP
一方「ふン、まァいい。それよりチンピラ、そのガキに野球やらせンのか? そいつ病人なンじゃねェのか」

浜面「いや、今は十分元気だけど、試合には出ねえ。残りのメンバーは俺が所属してたスキルアウトの連中だ」

スキルアウトABCD「……よろしく」

一方「ふーン……」サラサラ

一方「おい、オーダー決めたぜェ。全員確認しろ」

浜面「早いな」

垣根「どれどれ……」


57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 02:15:23.64 ID:taUUBCXyP

スターティングオーダー

1番 捕手 垣根提督
2番 左翼 スキルアウトA
3番 三塁 浜面仕上
4番 投手 一方通行
5番 遊撃 番外個体
6番 中堅 結標淡希
7番 一塁 スキルアウトB
8番 右翼 スキルアウトC
9番 二塁 スキルアウトD


58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 02:16:18.32 ID:taUUBCXyP
垣根「ほぉー、まあこんなとこかね」

浜面「おいおい、俺クリーンアップかよ」

滝壺「大丈夫、私はそんなミスの許されないポジションのはまづらも応援してる」

浜面「滝壺がさりげなくプレッシャーを!?」

垣根「応援か。なら滝壺ちゃんはマネージャーだな」

滝壺「……いいの?」

垣根「おう、メンバー表に書き足そうぜ。マネージャー滝壺……っと」

滝壺「はまづら。私も一生懸命応援する」

浜面「……ああ、頼むぜ滝壺」


59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 02:20:17.55 ID:taUUBCXyP
結標「……あら、貴方一番がいいんじゃなかったの?」

一方「ふン。チーム一の打者が四番を打つに決まってンだろォが」

結標「そう。まあ好きにしたらいいわ」

結標(一番よりかは四番の方が目立つわね。まあ、一方通行の能力なら打順関係なく毎回ホームランでしょうけどね)

結標(さて、私はどうやって……)

番外「ねえねえ、結標さん」

結標「ん、どうかした?」


61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 02:24:29.88 ID:taUUBCXyP
番外「五番目ってどうなの? あの人の次みたいだけど」

結標「あら、貴女野球知らないの?」

番外「ルールくらいは知識として知ってるんだけど、経験はさっぱりだね」

結標「そうなの。まあ、私も似たようなものだけどね」

結標(……ま、いいか)

結標「ワースト、キャッチボールしましょう」

番外「おっ、お相手してくれるの?」

結標「ええ。そっちの広い所に行きましょう」


64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 02:27:30.67 ID:taUUBCXyP
結標(MVPは欲しいけど……、せっかくだし楽しもうかしら)

パァン!

結標「ちょ、ちょっとワースト!! 速いわよ!」

番外「ミサカ、運動神経は結構いいからね。ほら、早く投げ返してよ」

結標「全く……もう!」

番外「オウ、ひょろひょろだね。そんなんで試合になるのかい?」

結標「能力使えば関係ないんだからいいのよ! それより次はちょっとは手加減……」

番外「やーだよ。そらっ!」

結標「きゃあ!」


66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 02:31:13.51 ID:taUUBCXyP

―――――――――――――

垣根「あっちは楽しそうだな、全く。なんだってこいつとキャッチボールしなきゃなんねーんだ」

一方「ごちゃごちゃ言ってねェで、さっさと構えろ。くそメルヘン」

垣根「分かってるっつの。おい第一位、ちゃんと手加減しろよ。俺は衝撃を吸収しやすいミットを能力で作ったから大丈夫だが、
   あんまり試合にならないと、クレームつけられるかもしれねえしな」

一方「そォだな、とりあえずキャッチボールレベルの百八十キロくらいからにしとくかァ」

垣根「滝壺ちゃん、これでスピード測ってくれ。使い方はボールに向かって引き金を引くだけだからさ」

滝壺「わかった」

一方「おいメルヘン! さっさとしやがれ!!」

垣根「少しは待てねえのかテメェはよ。ったく、よしこい!」


69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 02:35:11.11 ID:taUUBCXyP
一方「ぎゃはははは、いっくぜェェェェェ!!」

ゴォッ ズバァン!!!

垣根「くっ…は、痛ってぇー! 滝壺ちゃん、今のって……」

一方「次行くぜェ、ひゃっはァァァァァ!!」

ズゴォォォ!! ドッバァン!!!

垣根「がっ……、おい待て! ボールが焦げて…明らかにスピードが、っておい! 待てってば!」

一方「まだまだ行くぜェェェェ!!」

垣根「だから少し止まれクソが! うお、危ねえ!! ちっ、やっぱお前殺す!!」

滝壺「……測定不能」

浜面「もう試合になんねえだろこれ……」


74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 02:38:51.09 ID:taUUBCXyP

――――――――――――――――

結標「貴女ねぇ、もう少し手加減しなさいよ。手が赤くなっちゃったじゃない」

番外「ミサカは初心者だから、そんな細かいことできないよー」

結標「……ま、あいつらよりマシだけどね」


一方「イイ度胸だ、メルヘン野郎! 力の差を改めて知るンだなァ!!」

垣根「ナメんな! いつまでも第一位でいられると思ったら大間違いだボケが!!」

ドッゴォォォォン!! ガァン! ゴバッ!!


77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 02:42:48.30 ID:taUUBCXyP


浜面「お、おい。あいつら止めなくていいのかよ!?」

結標「何言ってるのよ。あいつらの喧嘩を止められる人なんか学園都市にいないわ。放っておきなさい。それより着替えましょう」

番外「そうだね。なんだかんだでそろそろ時間だし」

結標「滝壺さん? 貴女もマネージャーやるならユニフォーム着る?」

滝壺「私も着ていいの?」

結標「ええ、結構余りがあるしね。じゃあ行きましょ。あ、なんならあいつらの喧嘩止めてくれてもいいわよ、浜面君」


80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 02:46:38.48 ID:taUUBCXyP
番外「ひひっ、大変そうだね」

滝壺「大丈夫、私は喧嘩の仲裁をするはまづらを応援してる」

スタスタスタ

浜面「……いや、無理だろ」


一方「悪りィが、こっから先は一方通行だ。侵入は禁止ってなァ!!」

垣根「上等だ、俺の未元物質に常識は通用しねえ」

ゴォォォォォォ!! ガキィン!! ズガーン!


81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 02:49:15.23 ID:taUUBCXyP

浜面「くそぉ……、おい!! こんなことしてる場合じゃ――」

一方&垣根「あァ!?」ギロ

浜面「――ないと思うん…です、けど。ほら、このままじゃ野球できなくなっちまうし……」

一方「…………ちっ、命拾いしたなァ」

垣根「こっちの台詞だボケ。なあ、女子連中はどこ行った?」

浜面「あ、ああ、車で着替えてくるってさ」


82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 02:52:05.70 ID:taUUBCXyP
垣根「そんじゃ俺達も着替えるか。あーあ、余計な体力使っちまったな」

一方「オマエがゴチャゴチャ文句言うからだろォが」

垣根「なに言ってんだ。あの球じゃ打者が吹っ飛ぶだろうが。それじゃ試合になんねえだろ。もっと手加減しろ」

一方「……面倒くせェ。まあ、相手次第だなァ」

浜面(……こいつら相手に野球とか死んでもやりたくねえな。麦野や絹旗の能力も大概だけど、こいつらは本当にレベルが違う……)

浜面(まあ、このチームならどうやっても負けねぇだろ。俺は適当にやるか)


83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 02:55:16.61 ID:taUUBCXyP

――――― 車内

結標「……黒、ね。まあ予想通りだわ。そこまで奇抜なデザインでもないし――」

番外「最初は、あの人の私服みたいな変な縞々のデザインだったらしいよ。第二位の人が止めてくれたらしいけど」

結標(……危なかった。本当にありがとう、垣根)

結標「胸のところの文字は……ダークヒーローズ?」

番外「チーム名、らしいね」

結標(ダークとはいえヒーローって……、憧れでもあるのかしらね)

結標「ま、いいわ。さっさと着替え――ひゃっ!?」


86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 02:58:30.16 ID:taUUBCXyP
番外「むー、ミサカよりおっきいね……」モミモミ

結標「わ、ワースト!? 貴女なにやって……んっ!」

滝壺「……麦野くらいあるかも」プニュプニュ

結標「ちょ、滝壺さんまで何を……やっ、ん」

番外「ミサカの場合、元が悪いと思うんだよねー」モミュモミュ

滝壺「はまづらが隠してる本にも、胸の大きい娘がたくさん載ってた」グニグニ

結標「あっ、はぁ…あなた、たち、やめ…んっ! くっ、その…姿のまま、外に、移動させるわよっ!」


87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 03:02:24.52 ID:taUUBCXyP

パッ

番外「オウ、怖い怖い」

滝壺「……スキンシップ、スキンシップ」

結標「何がスキンシップよ、もう……」グッタリ



――――グラウンド AM 8:55

ザワザワ……

結標「結構人いるみたいね」

垣根「ひい、ふう、みい……十五、六チームってところか?」


88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 03:05:22.96 ID:taUUBCXyP
一方「ふン、何チームいようが優勝すンのは俺のチームだ」

番外「けけっ、足をすくわれなきゃいーけど」

浜面(まあ、よっぽど想定外のことがない限り負けねーだろうな)

浜面「お、始ま……なんだ? あの女の子は」

一方「ン?」

小萌「えー、みなさーん。おはようございますー。今日の大会の進行を務める○○高校教師の月詠小萌なのですよー」

きょ、教師!? 嘘だろ……? 小萌センセー!! 今日もカワイイでー


89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 03:08:47.21 ID:taUUBCXyP
小萌「はいはーい、静かにしやがってくださいねー。えーっと、今日の大会は学校の部活動や、クラブチーム所属の人の参加は禁止ですが、
    それでも多数の応募があって、泣く泣く先着順十六チームで締め切りました。皆さんには出れなかった人の分も頑張って欲しいのですよ」

小萌「あ、ちなみに大会委員長が多忙のため欠席なので、挨拶なんかはすっ飛ばしますねー」

小萌「それでは、選手宣誓をお願いするのですよー。選手代表は、ダークヒーローズのキャプテン、一方通行君です!」

一方「……あァ?」

結標「……ぷっ、選手宣誓だって。ほら行きなさいよ」

垣根「頑張れよ、キャ・プ・テン」

番外「ミサカ、いっぱい写真撮って第一位の選手宣誓姿ネットワークに保存しておくねー」


90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 03:13:00.58 ID:taUUBCXyP
垣根「待て、ワーストちゃん。こんなこともあろうかとビデオカメラを用意しておいたぜ」

番外「おお、ナイスだね」
 
一方「……ふン、くだらねェ」スタスタ

一方(さっさと済ますか。一般的な宣誓の言葉を予習しといてよかったぜェ)

一方「宣誓! 我々は――」

??(なんで一方通行が……、怪我とかしたくないな。……不幸だ)
??(な、なんで一方通行が野球大会になんて来てるのよ! くっ、これじゃMVPの賞品でアイツを誘う計画が……)

一方「――選手代表、ダークヒーローズ主将、一方通行」


91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 03:16:59.02 ID:taUUBCXyP

パチパチパチ……

一方(ン? あいつも来てやがンのか……)スタスタ

結標「……割と普通だったわね」

垣根「確かに。盛大に噛んだりしたら面白かったんだが」

番外「ミサカは結構面白かったけどね、ひひっ」

浜面(こいつら、第一位相手によくそんなこと言えるよな……)

小萌「一方通行君ありがとうなのです。さて、次は審判団の方からルール説明をしてもらいますね」

審判「えー、審判団はアンチスキルが務めさせてもらう。今、審判長がいないので自分が代理で説明する」


92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 03:20:30.74 ID:taUUBCXyP
・使用するボールは軟式球
・全試合7イニング制とする
・一チーム18人が上限。ただしチームメンバーは試合前のメンバー表提出時まで入れ替え自由
・五回以降10点差がついた場合はコールドゲームとする。ただし、決勝はコールド無し
・延長は一イニングのみ、タイブレーク方式で行う。それでも決着がつかなければくじ引き
・その他、選手交代などのルールは一般的な野球のルールに則る


審判「組み合わせは本部で配っているので、後で代表者が取りに来ること。それでは、怪我の無いように」

小萌「はーい、ありがとうございますー」


93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 03:24:39.04 ID:taUUBCXyP
一方(……七イニング制の上コールド有りか。やっぱり一番の方が良かったかも知れねェなァ。だが、一試合目のオーダーはもう提出したしなァ)

小萌「それと最後に一つ、この大会は『能力使用全面禁止』なのですよー。今日は能力レベル関係なく皆で楽しみましょう!」

浜面「…………え?」

垣根「能力……」

結標「使用……」

一方「全面禁止……?」

一方(な、なんだとォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!??)

小萌「はーい、それでは開会式を終了するのです。第一試合の出場チームは準備を始めてくださいねー」


99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 03:32:00.71 ID:taUUBCXyP

――――――――――――――

滝壺「みんなお疲れ、……あくせられーたは?」

結標「……今来るわ。どうかしたの?」

滝壺「うん、彼に会いたいっていう子供が……」

結標「子供?」

番外「……あ」

打ち止め「あの人はどこどこ!? 選手宣誓の時とってもカッコよかったよ、ってミサカはミサカは――あれ?」



101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 03:34:33.08 ID:taUUBCXyP
垣根「くそ……」

浜面「重いな……」

ズルズル

一方「」チーン

打ち止め「あ、あれ? なんであなたは魂が抜けたみたいになってるの、ってミサカはミサカは疑問を提示してみたり」

結標「え、えっとね、もうすぐ試合だから体力を使わないようにしてるらしいわよ?」

打ち止め「そうなの? 野球って大変なんだね、ってミサカはミサカは驚いてみたり」


103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 03:38:57.69 ID:taUUBCXyP
垣根「そ、そうだぜ。だから嬢ちゃんも目一杯応援してやったほうがいいぜ」

打ち止め「うん、わかった! あ、ちょっといいかな?」スッ

一方「……」

打ち止め「能力使用禁止って言ってたけど杖をついて運動はできないから、あなたの体格に合った力を出せるようにしておくよ。
       でも使い過ぎちゃだめだからね、ってミサカはミサカは忠告してみたり」ボソボソ

打ち止め「それじゃ、ミサカはヨシカワの所に戻るね! 頑張ってね、ってミサカはミサカは応援してみたり!」

浜面「……はは、またなー」

滝壺「……」フリフリ


106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 03:41:49.51 ID:taUUBCXyP
結標「はぁ……」

番外「で? どうするの?」

垣根「いや…どうしようもねえだろ」

滝壺「?」

番外「まさか能力禁止とはねー」

結標「まあ、よくよく考えたら当たり前のことよね。能力解禁したらまともな試合にならないしね」


109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 03:44:41.22 ID:taUUBCXyP
垣根「しかし、コイツのショックの受け方は半端じゃねえな」

結標「まあ、学園都市第一位が役立たずの白モヤシに成り下がっちゃったのだからね」

一方「……、テメェも似たようなもンだろォがよォ……」

番外「なんだ、生きてたんだね」

滝壺「はまづら、はまづら」クイクイ

浜面「ん?」

滝壺「呼ばれてる」


111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 03:47:44.02 ID:taUUBCXyP
 『第一試合に出場するダークヒーローズの代表者さーん。至急本部まで来てくださーい』

垣根「げ、俺ら第一試合かよ」

結標「この状況じゃ仕方ないわね……。ごめん、滝壺さん行ってきてくれる?」

滝壺「わかった」タッタッタ

浜面「と、とりあえず今のうちに……」

パァン!

「!?」

番外「ほら、シャキッとしなよ」


112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 03:50:43.04 ID:taUUBCXyP
浜面「お、お前、平手打ちって……」

番外「能力使えなきゃハイおしまい、ってそんなに情けない存在だったんだねあなたは」

一方「…………ちっ、誰に向かってクチきいてンだくそ野郎が」ユラッ

一方「ふン、いつでも万全の状態でいられねェなンてのは当たり前だ。これでようやくやりがいが出てきたってもンだ」

結標「……今更、カッコつけても締まらないけどね」

垣根「ま、なんにしても復活したんならそれでいい。お、滝壺ちゃん戻ってきたぜ」


115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 03:53:47.34 ID:taUUBCXyP
滝壺「私達のベンチは一塁側で、先攻だって」

垣根「了解。浜面、荷物運ぼうぜ」

浜面「おう、……って荷物無いぞ!?」

結標「私が移動させておいたわ。さっさと行くわよ」

番外「へぇー、便利な能力だねぇ」

垣根「うし、じゃあベンチに入ろうか」


119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 03:56:42.20 ID:taUUBCXyP

 1回戦 試合開始
 1回表 0-0
 打者 垣根

一方(さて、どォする……?)

一方(能力が使えねェとなると、当初の予定がかなり崩れる。MVPは必ず取るが、負けたらそもそも意味がねェ)

一方(俺の投手はさすがに無理か……? チンピラかワースト辺りにやらせて――)

一方(いや、それよりも攻撃だ。そもそも野球未経験なのに打つのは難しくねェか? くそォ、どォすりゃ……)

カキィーン!

一方「!?」


120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 03:58:32.76 ID:taUUBCXyP
>>118
マジだ……。どうもです

122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 04:00:40.05 ID:taUUBCXyP
タッタッタッタ ズサァー!

垣根「っと、まあこんなもんか」

垣根 二塁打
1回表 0-0 ノーアウトランナー2塁

一方「なンだ、なンだァ!? やるじゃねェかメルヘン野郎! ぎゃははははははは!!!」

垣根「……いや、そりゃまあ打てるだろ」

浜面「……ナイスバッティング」

滝壺「……」パチパチ


125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 04:03:38.76 ID:taUUBCXyP
一方(あのメルヘン野郎も野球の経験はほとンど無かったはず。それでも普通に打ちやがった……)

一方(そォか!! 野球で一番大切なのは高速で動くボールを捕らえる動体視力! そして、ボールを恐れねェ度胸!!)

一方(銃弾飛び交う戦場を幾つも経験している俺が、野球ボールのスピードくれェ見切れないはずがねェ!!!)

一方(論より証拠だ、やってみれば分かる! いや、ぜってェに打てる!!)

一方「おらァ!! 三下! 続きやがれェ!!」

スキルアウトA「あ、ああ」

キィン!


126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 04:06:45.36 ID:taUUBCXyP
一方「よっしゃあァ!! またヒットだぜェ! チンピラ、オマエも必ず続けよォ!!」

浜面「わ、分かったよ」

滝壺「はまづら、頑張ってー」

浜面「……くっ」

カキン!

浜面 タイムリーヒット
1回表 1-0 ノーアウトランナー1,2塁

一方「おいおい、チンピラまでヒット打つたァやるじゃねェか! さァ、真打ちのご登場だぜェ!!」

カッキーン!!

一方「ひゃっはァァァァ!! 回れ回れェェェ!!!」


128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 04:09:44.64 ID:taUUBCXyP
キーン!

番外「けけっ」

スカッ! ストライクバッターアウト!

結標「ああん、はやすぎてうてないわ~」チラッ
                 ・
                 ・
                 ・
ゲームセット!

一同「ありがとうございましたー!」


130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 04:13:05.33 ID:taUUBCXyP

――――――――――――――――

一方「ぎゃははははは、二十五点! 二十五点も取っちまったァ!! くはは、やべーな、俺のチーム強すぎるンじゃねェか!? なァメルヘン!」

垣根「……あぁ、まあそうかもな」

滝壺「……」パチパチパチ

一方「しかも、俺は五打数五安打六打点っつう完璧な成績だぜェ。もう優勝は決まりでMVPも俺でいいンじゃねェのかァ!?」

番外「上機嫌だねーあなた。ところで結標さんはどこに行ったんだろ?」

一方「あァン? 全打席三振した上に、二度もタイムリーエラーした役立たずなンざ放っとけ」

浜面「……」


133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 04:17:17.96 ID:taUUBCXyP

 第一試合結果
  ダークヒーローズ 25-2 ○○小学校低学年チーム
                (五回コールドゲーム)

浜面(大人げねぇ……。そりゃ勝負の場だけどさ、明らかに楽しむのを目的に来た子供達相手にここまで……)

浜面(ほら、子供達泣いちまってるじゃ……、ん? あれは結標さん?)

子供「うわーーーん!」

結標「―――」ポンポン

浜面(あ……、慰めてあげてるのか、いい人だな結標さん。試合の時も気を遣って三振してあげてたしな)

浜面(俺もそうすりゃ良かったんだけど、あんまり下手なことすると第一位に何をいわれるか気が気じゃなくて……)

浜面(いや、所詮言い訳だな。しかし、子供好きなお姉さんっていいよなぁ……。俺と年齢はそんなに変わらないはずなのに母性を感じる)

浜面(よし! 子供は得意なわけじゃねえが、俺も一緒に慰めて……)スタスタ


139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 04:21:49.65 ID:taUUBCXyP
浜面「……ん?」

結標「よしよし。ごめんねーウチの馬鹿な男共は加減って言葉を知らなくてね。あ、も、もっと抱きついていいのよ?」ハァハァ

結標「ほ、ほら、君もおいで。はっ…はぁ、ああ、やばい鼻血出そう……。えっ? だ、大丈夫よ。だからもっと近くに……」ハァハァハァハァ

結標「ほら、君も泣いちゃだめよ。でも、泣くならお姉さんの胸で……、ああ、ショタがこんなに……なにこれ、天国?」ハァハァハァハァハァハァ

結標「そ、そうだ君たち。良かったらこれからお姉さんと遊びに行かないかしら? 第三学区に個室サロンがあるのよ」ハァハァハァハァハァハァハァハァ

結標「だ、大丈夫。心配しなくてもいいわ。ほら、お菓子とかジュースとかいっぱいあるのよ!? それに個室で邪魔は入らないし……」

結標「が、学校に帰らなきゃいけない!? 大丈夫よそんなの!! ちょ、ちょっとだけでも、なんなら近くのカラオケボックスでもいいから――」

浜面「…………」

浜面(さ、さーてと。次の試合の準備だ。俺は小さい子に囲まれて恍惚とした表情を浮かべた人なんて見てない見てない)


144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 04:29:26.33 ID:taUUBCXyP
すいません、キリのいいとこで少しだけ睡眠取らせてください

また、朝から書きますので

153 名前:再開します[] 投稿日:2010/12/10(金) 08:48:05.32 ID:taUUBCXyP

―――昼休憩

垣根「はあー、なんとか二回戦も勝てたな」

一方「そこの露出狂が二回もエラーしなきゃもっと楽だったンだがな」

結標「……仕方ないでしょう、正直私も能力頼りだったんだし。というか貴方もエラーしたくせに」

一方「はァァ!? なに言ってるンですかァ? あれはどォ見てもイレギュラーだろォが!」

結標「いーえ、どう見てもエラーね。諦めなさい」

番外「けけっ、ほら低レベルで争わない。せめてミサカくらい活躍してから発言することだね」


154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 08:51:44.98 ID:taUUBCXyP
垣根「ワーストちゃんは猛打賞だしな、好守もあったし。俺と浜面がヒット二本。まあ、浜面はピッチングも良かったがな」

滝壺「うん、はまづらカッコよかったよ」

浜面「ほ、ほんとか!?」

結標「そうね。たいしたものだったわ」

番外「ま、悪くは無かったんじゃないの?」

一方(……やっぱピッチャーの印象は強いな。初戦はすぐにメルヘンとピッチャー交代したが、準決か決勝は……)

タッタッタ ドーン!

一方「ぐほォっ!?」


155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 08:55:18.47 ID:taUUBCXyP
打ち止め「準決勝進出おめでとー!! ってミサカはミサカは祝福を全身で表現してみたり!」

番外「あ、死んだかな」

垣根「ああ、さっきの嬢ちゃんか」

一方「……打ち止めァァ!? オマエは加減ってものをだなァ――」

打ち止め「それより今ってお昼休憩なんだよね、ってミサカはミサカは確認をとってみる」

浜面「ああ、そうだけど」

打ち止め「えっと、その、実はお弁当を作ってきたの、ってミサカはミサカはモジモジしながらもお弁当を差し出してみたり」


156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 08:59:19.94 ID:taUUBCXyP
一方「弁当……? オマエがか?」

打ち止め「うん、とはいってもおにぎりと簡単なおかずだけなんだけどね、ってミサカはミサカは付け足してみたり」

スッ パカッ

一方「……はっ、随分へったくそな握り飯だなァ」スッ

打ち止め「えへへ……、ヨミカワに教わって作ったんだけど中々上手にできなくて、ってミサカはミサカは報告してみたり」

一方「……少し塩気がききすぎなンじゃねェかァ」ガツガツ

打ち止め「うーん、ちょっと失敗しちゃったかな、ってミサカはミサカは――」

一方「あー、しょっぺェなァチクショウ……」


157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 09:03:44.71 ID:taUUBCXyP

垣根「おーおー、嬉しそうにしちゃってまあ」

番外「……ふん。大げさすぎだっての」

浜面「……」

滝壺「……あの」

浜面「ん、どうした滝壺?」

滝壺「私もお弁当作ったから、よかったら皆で食べて」

番外「おお、こっちはサンドイッチがメインだね。おいしそうじゃん」

垣根「こりゃありがてえな」


158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 09:06:13.38 ID:taUUBCXyP
浜面「確かに旨そうだ……、これ滝壺が作ったのか?」

滝壺「うん、一応手作り」

浜面(滝壺の手作り弁当なんて……やばいぐらい嬉しいな)

浜面「よし、じゃあ皆食おうぜ」

垣根「おいおい、何言ってんだ。まずはお前が食え浜面」

浜面「え?」

滝壺「……」ジー

浜面「滝…壺?」


160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 09:10:16.78 ID:taUUBCXyP
垣根「ほら、なにしてんだ。早く食って感想言ってやれよ」

浜面「あ、ああ。じゃあもらうよ」モグモグ

浜面「……うん、うめえよ!! 滝壺!」

滝壺「――はまづらにそう言ってもらえてよかった。皆も食べて」

打ち止め「あ、ミサカのおにぎりもたくさんあるからよかったらみんなに食べて欲しいな、ってミサカはミサカはお願いしてみたり」

一方「……そォかァ? 俺一人で十分食べきれるだろ」

打ち止め「そ、そうかな。おにぎり十五個も作ったんだけど、ってミサカはミサカはあなたが意外と大食いだったことに驚いてみたり」


161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 09:14:01.54 ID:taUUBCXyP
垣根「嬉しいのは分かったから、少しぐらい寄こせよ」モグモグ

垣根「おお、うめえじゃねえか。卵焼きもいい感じだぜ、やるな嬢ちゃん」ナデナデ

打ち止め「ありがとうお兄さん! ってミサカはミサカは喜びを表現してみたり」

番外「む、これおいしいね」モグモグ

滝壺「それはベーグルサンドだよ。レタス多めでヘルシーにしてみたんだ」

浜面「ははっ、しかしこんな旨い昼飯が食えるとは――」


結標「あ、あのっ!!」


162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 09:18:06.63 ID:taUUBCXyP
垣根「ん? どうした? 淡希ちゃん」

結標「そ、その、私も食べ物作ってきて……」

浜面「お、すげぇな、さらに豪華になるのか」

一方「はン、そりゃ女なンだから何か作ってくるくらいしてもおかしくねェよなァ」チラッ

番外「ふん、ミサカだって料理くらいやろうと思えばできるっての。…………多分」

結標「あ、でも私料理上手くないし全然大したものじゃ……、小萌が作ってみたらどうかって言うから作っただけだから……」

打ち止め「ねえねえ何を作ったの、ってミサカはミサカは問いかけてみたり」

結標「えっと、野菜炒めとかおかずになりそうなものを……」


165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 09:22:57.90 ID:taUUBCXyP
垣根「おお、そりゃいいな。味の濃いものも欲しいと思ってた――」

パカッ

垣根「…………ん?」

浜面(あ、あれ? これが……弁当?)

結標「ちょ、ちょっとだけ失敗しちゃったかもしれないけど、多分食べられるから大丈夫……だと、思うんだけ…ど」

垣根「……いや、中々旨そうだな! しかし、もらってばかりなのもなんだな。飲み物とデザートでもコンビニで買ってくらぁ」ダッ


166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 09:25:43.99 ID:taUUBCXyP
結標「あ……、じゃ、じゃあ浜面君よかったら……」

浜面「お、おう……、あ、スマン! ずっとトイレ行きたいの我慢してたんだ! ちょっと行ってくる!」ダッ

スキルアウトABCD「お、俺達もだ!!」ダッ

結標「あ……、じゃあ――」

一方「さァーてと、腹も膨れたことだし軽く練習してくるとするかァ」スタスタ

結標「……」グスン


167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 09:29:15.38 ID:taUUBCXyP

パクッ モグモグ

結標「……?」

番外「うわ、まっず。よくこんな風に失敗できるねぇ」ケラケラ

滝壺「うーん、そうかな? 焦げちゃったりしてるけど味付けはそんなに悪くないと思う」

打ち止め「うん、ミサカもそう思うよ、ってミサカはミサカは同意してみたり」

結標「貴女たち……」


168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 09:32:50.32 ID:taUUBCXyP
結標「……」パク モグモグ

結標「……ふふ、やっぱりおいしくないわね」

番外「……折角のフォロー台無しにしてどうすんのさ」

結標「ワーストはフォローしてなかったでしょ」

番外「あらら、ミサカなりのフォローが伝わらないなんて寂しいね」

結標「……よく言うわね、まったく」


??(ふーむ、超楽しそうですねぇ。滝壺さんも笑顔ですし)


169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 09:39:57.71 ID:taUUBCXyP

――――――――――――――――

浜面「さーて、そろそろ準決勝が――」

??「よおっ! 浜面、久しぶりじゃんか」

浜面「うおっ、黄泉川! なんでここに!?」

黄泉川「午前は忙しくて来れなかったけど、私はこの大会の審判長を任されてるじゃん。お前らも勝ち進んでるらしいな」

浜面「あ、ああ、まあな」

黄泉川「つまんないことに手を出すより、スポーツをやる方がずっといいじゃん。頑張れよー」

浜面「わかってるよ」


171 名前:さるった[] 投稿日:2010/12/10(金) 10:00:19.30 ID:taUUBCXyP
黄泉川「おー、一方通行じゃん。応援席で打ち止めが随分喜んでた――」


浜面(……ふう、相変わらずだな)

スキルアウトA「お、おい。浜面、なんでここに黄泉川が居るんだよ」

浜面「は? だから、審判だって……」

スキルアウトB「何言ってんだ、聞いてねえぞ。俺らあいつだけは苦手なんだよ」

浜面「な、なんだよ、そりゃ俺だって苦手だけどさ」

173 名前:さるった[] 投稿日:2010/12/10(金) 10:04:30.15 ID:taUUBCXyP
スキルアウトC「悪いが、あいつの前に出るのは無理だぜ。帰らしてもらう」

浜面「はぁ!? お前ら何言って……!?」

スキルアウトD「お前の頼みだから聞いてやりたかったんだが、黄泉川だけは勘弁なんだよ。悪いな」

スキルアウトA「おい、行こうぜ」

スタスタスタスタ

浜面「お、おい! ……マジかよ」



一方「――ったく、うぜェったらありゃしねェあのババァ」


175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 10:08:51.64 ID:taUUBCXyP
結標「あらあら、その割には褒められて嬉しそうにしてたんじゃない?」

一方「おいババァ、死にてェのか?」

番外「ぷぷっ、人間って図星突かれると怒るらしいよね」

垣根「ははっ、違いねえな」

一方「よォし、オマエらまとめて歯と顎と舌をすり潰して――」

滝壺「……? はまづら、どうかしたの?」

浜面「逃げられた……」

一方「……あァ?」


176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 10:12:24.08 ID:taUUBCXyP
                ・
                ・
                ・
一方「なるほど、つまりお前はブチ殺されたいわけだなァ?」

垣根「んなこと言ってても始まらねえだろ。他にあてはないのか?」

浜面「い、いや、こんなこと想定してなかったし……」

垣根「そりゃそーか。しかし参ったな……」

結標(土御門と海原に連絡して……、それでも足りないか)

番外(学園都市に居る妹達に……、さすがに問題あるかなぁ?)


178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 10:16:36.27 ID:taUUBCXyP
垣根「仕方ねぇ、とにかく全員手当たりしだい誰でもいいから呼ばねえと――」

ピンポンパンポン

『準決勝第一試合で対戦する両チームは、メンバー表を持って――』

垣根「そんな時間も無い、か」

一方「……」ブツブツ

浜面「くそっ!! 俺、応援席とか回ってなんとかかき集めて来る!!」ダッ

ドンッ

浜面「うわっ!? す、すみませ――」

??「はーまづらぁ、楽しそうなことしてんじゃん」


180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 10:20:32.50 ID:taUUBCXyP
浜面「え……、お、お前! なんでここに!?」

??「所詮、超浜面ごときが私達に隠し事だなんて超無謀だったというわけですね」

??「結局、バレバレだったって訳よ」

滝壺「むぎの…きぬはた、ふれんだ……」

麦野「やっ、滝壺ちゃーん。私たちに内緒で一人だけこんな面白そうなことしてるなんていい度胸ねー?」

滝壺「うん、ごめんね。むぎの」

麦野「……ちっ、素直に謝るなっつーの」


181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 10:24:27.80 ID:taUUBCXyP
絹旗「そういえば、浜面はここでも超パシリ的存在なんですね。さすがです」

フレンダ「結局、性根ってのは簡単に変えられない訳よ」

浜面「く、今はそれどころじゃなくて――」

絹旗「せっかく、超浜面ごときのピンチを私達が救いに来てあげたのに、超恩知らずですね全く」

浜面「え?」

フレンダ「人数足りないんでしょ? だから私達が出てあげるって訳よ」

浜面「ほ、本当か!?」


186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 10:28:49.71 ID:taUUBCXyP
絹旗「ええ、本当は超めんどくさいんですけど、麦野が、浜面が困ってるから助けようってうるさいから――」

麦野「きーぬーはーたぁぁぁぁ? 何をつまらないこと口走っちゃってるのかなー?」ゴゴゴ

絹旗「ひ、ひぃぃ!? だって、超事実じゃないですか!!」

麦野「あぁぁぁぁ!? んなわけないだろうが! だいたいお前だって、早く行きましょう! ってノリノリだったくせに」

絹旗「む、麦野こそ何を言ってるんですか!? この絹旗サマが超浜面ごときを気にかけていたとでも!?」

麦野「あれあれー? お姉さんそんなこと一言も言ってないんだけどなー? そうなのかな絹旗ちゃーん?」

絹旗「きぃーーーーー!!」

浜面「た、助かった…のか?」


187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 10:33:02.03 ID:taUUBCXyP
フレンダ「足りないの四人みたいだから、滝壺も出ることになりそうだけど大丈夫?」

滝壺「うん、もちろん」

フレンダ「そう。じゃ、みなさんよろしく」

結標「え、ええ。よろしくね」

垣根(あいつモテんのか。ちょっと羨ましいじゃねえか)

番外(……あの小物顔のどこがいいんだか)

一方(ちっ、準決勝の相手チーム……)

結標「どうかした?」

一方「……何でもねェよ」


190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 10:37:40.46 ID:taUUBCXyP

―――グラウンド

黄泉川「えー、この試合は私が主審を務めるじゃん。お互い怪我の無いように――」

一方(……ちっ)

結標(あら、彼女も出てたのね)

麦野(あのガキが相手か……、いいねぇ)



美琴(なによこのメンツは……、しかも)

番外(やっほー、お姉様。って、お姉様はネットワークに接続できないんだっけか)

美琴(あの見た目、妹達と似た電磁波……、あれもまさか……)


192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 10:41:38.82 ID:taUUBCXyP
黒子「お姉様? 顔色が優れないようですが、どうかなさいましたの?」

美琴「……ううん、なんでもない」

黄泉川「――というわけで、始めます。礼!」

「「「「「お願いします!!!」」」」」


 準決勝
  ダークヒーローズ vs 常盤台&柵川連合+α

  ダークヒーローズ          常盤台&柵川連合+α
  1番 捕手 垣根帝督         1番 捕手 白井黒子 
  2番 遊撃 フレンダ          2番 二塁 初春飾利
  3番 投手 浜面仕上         3番 遊撃 佐天涙子
  4番 一塁 一方通行         4番 投手 御坂美琴
  5番 三塁 麦野沈利         5番 三塁 固法美偉
  6番 中堅 番外個体         6番 中堅 婚后光子
  7番 左翼 絹旗最愛         7番 左翼 泡浮万彬
  8番 二塁 結標淡希         8番 右翼 湾内絹保
  9番 右翼 滝壺理后         9番 一塁 土御門舞夏


197 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 10:45:56.46 ID:taUUBCXyP

 先攻 ダークヒーローズ
 1回表 DH’s 0-0 T&S連合
 打者 垣根

小萌『はーい、準決勝からは私が実況を担当させていただきますねー』

小萌『さて、両チームとも接戦で二回戦を勝ち上がってきました! いい試合になりそうで楽しみなのですよー』

――― 一方側ベンチ

一方「ふン、ガキ相手じゃテンション上がんねェなァ。どォせ楽勝だろうがよォ」

浜面「いや、二回戦の相手も中学生だったけど、結構危なかったじゃ……」

麦野「あれー? 浜面ビビってるのー?」

浜面「だ、誰がだよ! 今日は能力無しなんだから俺だって――」


200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 10:49:23.84 ID:taUUBCXyP
麦野「あはは、無理無理。アンタは大人しくサポートにでも徹しなさい」

浜面「くそぉ! 絶対ヒット打ってやる!!」


――― グラウンド

垣根「ウチのベンチは相変わらず騒がしいな。ま、ちゃっちゃと打ちますか」

黄泉川「プレイボール!」

黒子「……」スッ

美琴「……」コクッ


201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 10:53:16.19 ID:taUUBCXyP

ビシュッ!

垣根(むっ?)

ブン!

黄泉川「ストライーク!」

黒子「ナイスボールですわ、お姉様!」

ビシュ! バシン! ビシュン! ブン!

黄泉川「ストライーク、バッターアウト!」

小萌『御坂さん、白井さんのバッテリー、先頭打者を三振に切って取りました!』


202 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 10:57:17.82 ID:taUUBCXyP
黒子「ワンアウトですのー!」

垣根「……ふーん」

フレンダ「さて、私の出番な訳よ」

黒子「……」スッ スッ

美琴「……」コクッ

ビシュ! バシッ

黄泉川「ボール」

フレンダ「フンフン♪」


204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 11:00:48.77 ID:taUUBCXyP

小萌『二番フレンダさんには慎重に攻めてますねー。今のボールでフルカウントです』

フレンダ(随分ボールを散らしてくる訳よ……。ま、でも)

ビシュ! キーン!

美琴「!!」

フレンダ「結局、能力無しだろうと私には関係ない訳よ」

小萌『フレンダさんレフトにクリーンヒット! 素晴らしい当たりなのですよ』

フレンダ「っとと、二塁は無理か」


205 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 11:03:50.74 ID:taUUBCXyP
フレンダー 超ナイスですー!

フレンダ「はいはーい」フリフリ

初春「……」

フレンダ「ん? 私の顔に何かついてる?」

初春「あ、いえ。すごいバッティングだったなって思いまして……」

フレンダ「……? うん、ありがとう」

初春「いえいえ」


206 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 11:07:44.31 ID:taUUBCXyP
浜面「うっし、ランナーも居ることだし、デカイの狙うか」

黒子「……」スッ スッ

美琴「……」コクッ

シュッ!

浜面(くっ!?)

黄泉川「ストライーク!」

浜面(キツイとこ狙ってきやがる……)


209 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 11:11:40.47 ID:taUUBCXyP
美琴「……」スッ

ビシュ!

浜面「くっ、また……」

キン!

浜面「しまった!」

小萌『おーっと、これはセカンドベースに寄っていたショートの真正面!』


211 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 11:13:53.60 ID:taUUBCXyP
佐天「よっと、初春!」

初春「はい! 土御門さん!」

舞夏「ほいほーい」

小萌『綺麗にダブルプレーが決まりました! スリーアウトチェンジです』

浜面「だぁー、くそ! ゲッツーかよ!」トボトボ

絹旗「ま、浜面なんて所詮超こんなもんですよ。行きましょう滝壺さん」

滝壺「うん。はまづら、気にしないで。ピッチング頑張ってね」

浜面(……そうだな、クヨクヨしても仕方ねえ。ピッチングで挽回すれば……)


212 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 11:18:45.94 ID:taUUBCXyP

―――――――――――――――

 1回裏 DH’s 0-0 T&S連合
 1アウト ランナー 2塁
 打者 佐天

浜面(……って、思ってたのに初回からランナー出しちまった! ちくしょう……)

小萌『この回、先頭打者の白井さんがヒットで出たのを、二番の初春さんは手堅く送ってクリーンアップに繋ぎました!』

佐天「よろしくお願いしまーす」


213 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 11:22:45.51 ID:taUUBCXyP
浜面(くそ、初回から点やる訳にはいかねえ。全力で……)

ビシュ! バン!

黄泉川「ストライーク!」

浜面(よし! 二球目は……)

ビシュ!

佐天(結構速いけど……、残念!)

カキーン!

浜面「なっ!?」


214 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 11:27:24.96 ID:taUUBCXyP
小萌『おーっと、これはいい当たりです! 左中間に向かって――』

一方「ワースト!!」

番外「叫ばれても、これはキツイ、ってば!」

ダンッ!

佐天「いよっし! 落ちたー!」

美琴「黒子ー! 回れ回れー!!」

垣根「くそっ、バックホームだ! 中継!!」


215 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 11:32:11.01 ID:taUUBCXyP
番外「くっ、ショート!」ビュッ

フレンダ「ホーム……、あー」

黒子「ふふ、楽々ですの」チョン

小萌『三番佐天さんのタイムリーヒットで常盤台&柵川連合+αが先制点を奪取ですー』

浜面「くそぉ……、やっちまった」

麦野「はーまづらぁ? なにあっさり点とられてるのかにゃーん?」ゴゴゴ

一方「……」ブツブツ

浜面(怖いんだよ、畜生!!)


216 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 11:36:43.87 ID:taUUBCXyP
垣根「気にすんな、浜面! 次抑えるぞ!」

結標「そうよ、引きずっても仕方ないわ」

浜面「あ、ああ! サンキュー」


美琴「ふふーん、私を抑えられるかしらねぇ」

小萌『さあ、同じくランナー二塁でバッターは四番の御坂さんです!』

浜面(こいつが超電磁砲……、いや、第三位とはいえ能力無しならただの中学生だ!)

小萌『さあ、ピッチャー浜面君、振りかぶって第一球を――』


220 名前:Pはさるが多い[] 投稿日:2010/12/10(金) 12:00:25.31 ID:taUUBCXyP

――――――――――――――――

 4回表 DH’s 0-3 T&S連合
 ノーアウト ランナー無し
 打者 フレンダ

浜面(くっそぉ!! 結局、超電磁砲にも打たれて三回にも点取られちまった……。どうにか挽回しねえと)

浜面(しかし、なんなんだこの娘らは。確かに運動神経は悪くなさそうだが、いくらなんでも女子中学生に……)

フレンダ「甘い訳よ!」

キィン!

小萌『フレンダさん一打席目に続いて、またヒットですー。すごいのですよ!』


221 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 12:05:21.69 ID:taUUBCXyP
麦野「へぇー、やるじゃん。フレンダー! 後でご褒美あげるわー!」

フレンダ「楽勝、楽勝♪」


浜面「すげぇなフレンダ。麦野と絹旗もヒット打ってたし……、ん?」

浜面(あれ? なんだ、この違和感)

黄泉川「バッター!」

浜面「あ、今行く!」

浜面「……よろしく」


222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 12:08:04.73 ID:taUUBCXyP
黒子「……」スッ スッ スッ

美琴「……」コクッ

ビシュウ! バン!

黄泉川「ストライーク!」

浜面(くそ、最初の打席の時も思ったけど、狙ってくるコースが……。ん? ま、待てよ?)

ビシュ! キン

小萌『おっと、これはふらふらっと上がって……三塁スタンドに入りました。ファールですね。これでツーストライクと追い込みました』

浜面(今の球も……、ってことは!)


223 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 12:08:55.60 ID:taUUBCXyP
ちょっとご飯

226 名前:再開します[] 投稿日:2010/12/10(金) 12:38:10.07 ID:taUUBCXyP
浜面「黄泉川! タイムだ!」

黄泉川「……ちゃんと審判って呼べじゃんよ。どうした?」

浜面「ちょっと靴紐結び直す」

黄泉川「わかったじゃん。タイム!!」

浜面(さっきからあいつらが攻めて来てるのは厳しいコースなわけじゃねえ、俺が勝手に厳しいと思ってる……つまり苦手なコースだ)

浜面(よくよく考えれば、今までヒットを打ってるのはフレンダや麦野、絹旗とこの試合から出てる奴らばかりだ。
    運動神経がいいのは確かだが、ここまで偏ってるのは――)


227 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 12:39:59.86 ID:taUUBCXyP
>>225
おうほんとだ。指摘どうもです

228 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 12:43:19.33 ID:taUUBCXyP
浜面(つまりあいつらはデータを集めて苦手なコースを攻めて……。だとしたら、俺の苦手な所をどうやって打つ……?)

黄泉川「……浜面、早くしろじゃん」

浜面「……ああ」ザッ

黄泉川「プレイ!!」

浜面(くそっ、そう簡単に打てないから苦手だっていうのにどうしろって――)

滝壺「はまづら! がんばって!」

浜面(!! 滝壺……!)


230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 12:48:09.34 ID:taUUBCXyP
美琴「……」スッ

浜面(くそ、こうなったら一点読みだ! 苦手なコース内の一つに絞る! そこ以外なら三振でいい!!)

浜面(頼む……来い、来い、来い!!)

ビシュッ!

黒子「……!?」

カッキーン!!

美琴「なっ!?」

小萌『こ、これは――!』


233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 12:52:25.00 ID:taUUBCXyP
垣根「うおっ! やりやがった!」

絹旗「嘘っ!? まさか超浜面が!?」

麦野「フレンダー!! 走れ!! いや、スタンドに入れ!! 伸びろー!!!!!!」

小萌『レフトの頭の上を大きく超えて――、入りました! ホームランです! 三番、浜面君のツーランホームラン!』

フレンダ「……」ポカーン

浜面「ほらフレンダ、追い越しちまうぞ」

フレンダ「え、あ、分かってる訳よ」タッタッタ


239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 12:56:58.23 ID:taUUBCXyP
佐天(はー、すごいな。さすが男の人)

固法(この人スキルアウトじゃなかったっけかなぁ……)

小萌『今ベースを回ってゆっくりと――ホームイン! 点差は一点差に縮まりました!』

美琴「くぅぅぅ……」

黒子「お姉様、気を落とさずに……」

浜面「へっ」

美琴「……?」

浜面「楽勝だ、超能力者(レベル5)」

美琴「なっ……」


242 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 13:01:13.82 ID:taUUBCXyP

―――――――――――――――

垣根「やるじゃねえか! 浜面」バシバシ

番外「珍しく役に立ったね、けけけ」バシバシ

浜面「うお、いてて……」

麦野「ま、まあ、あれだけ点取られたんだからこれくらいはしないとねー」

絹旗「麦野が興奮しすぎて超やかましかったですね……」

麦野「き・ぬ・は・た?」

絹旗「だ、だから事実なのにいちいち怒らないで……って、超痛いです!」


244 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 13:05:27.91 ID:taUUBCXyP
結標「これで一点差。まだまだこれからね」

浜面「そ、そうだ! 皆聞いてくれ!」

結標「?」

浜面「相手チームなんだけどさ、多分俺達のデータを取って効果的に攻めてきてると思うんだ。言い訳くさいが多分俺が打たれたのも……」

垣根「え、あ、ああ」

浜面「だから、今まで出てなかった連中がヒット打ててる状態になってるんだと思う」

結標「……そ、そうね」


248 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 13:09:21.79 ID:taUUBCXyP
浜面「だからさ、これからはそれを頭に入れて――」

番外「え? ていうか、今更何言ってんの?」

浜面「やっていけば……え?」

垣根「えーっと、誰か浜面に言ってなかったのか?」

絹旗「まあ正直、浜面に言ったところで何か思いつくとは思ってませんでしたし」

浜面「は? いや……え?」


250 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 13:13:51.27 ID:taUUBCXyP
結標「えっと、ごめん。みんな二回くらいからベンチでずっとそのことについて対策を話し合ってたんだけど……」

浜面「う、嘘だろ? だって俺聞いてない――」

フレンダ「そういえばベンチでは浜面、いっちょまえに落ち込んでた訳よ。点取られたことに」

浜面「た、確かにそういえば……」

番外「ちなみにアンタ、ピッチャー交代だよ。データ取りの対策として、一イニングずつリレーしていくことになったからね」

浜面「あ、ああ……、交代!?」


251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/10(金) 13:17:05.91 ID:taUUBCXyP
結標「あ、あと苦手なコースを攻めてくるのを逆手に取って、ヤマをはるのが効果的って話も出たけど、もう分かってるわよね」

浜面「……」

垣根「ほ、ほら、応援するぞ! 打てよー、モヤシ!!」

浜面「…………」

ポンポン

浜面「……滝壺?」

滝壺「大丈夫、私はそんな孤独に打ちひしがれる浜面も応援してる」

浜面(ちくしょう……。ホームラン打ったのになんか……泣きてえ)


一方「野球大会、だァ……?」-2
続きます

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