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Five minutes

812 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[] 投稿日:2010/12/02(木) 15:28:07.06 ID:QlIPM.DO [1/6]
クリスマスネタで溢れかえる前にクリスマスネタを先取りして4レス貰う

813 名前:Five minutes[sage] 投稿日:2010/12/02(木) 15:29:04.78 ID:QlIPM.DO [2/6]
 12月24日。俗に言うクリスマスイブというやつである。恋人や家族、またはその関係になろうとしている者たちのきっかけとなる日でもある。そのきっかけとなる日は、とある1人の少女も例外ではない。


 12月25日になる少し前の12月24日の23時55分。少女は暖房を入れてるとはいえ、少し肌寒い部屋にいた。

 見た目10歳前後の少女の背丈はこの部屋の主である、15、6歳の少年の腰よりも上くらい。茶色い髪の毛は梳いただけで自由に遊ばせ、更に威勢のいい立派なアホ毛をみょんみょんさせている。

 そんな少女がなんと、サンタクロースのコスチュームを身に纏って仁王立ちをしているのだからなんとも可愛らしいものである。


 少女がデジタル時計に目をやると、その時計は23時56分を表示していた。「まだか」と思い少女は小さく溜め息を吐く。そして何気なく部屋をぐるりと見回す。

 以前は必要最低限の物しか置かれておらず、いつでも『いなくなれる』ような部屋だった。しかし、今ではこの少年の趣味なのか、ジャズから演歌まで幅広い多種多様なジャンルの音楽が揃ったすぐには『いなくなれない』部屋になっている。

 少年曰わく、一方通行(いっぽうつうこう)になってはダメで、そうならないために様々なジャンルの音楽を聞いていると語っている。

 少年は音楽を聞く時は必ずと言っていいほどコーヒーを飲む。しかし、コーヒーは音楽を聞く時だけでない。少年は水分=コーヒーといっても大袈裟ではないくらいコーヒーを飲んでいるのである。

 そのことを少女は何度も口をすっぱくして注意してきたが、いい返事が返ってきたきたことは一度もない。少女はそれを思い出してムッとしながら横になっている少年の顔に近寄り、「べー」っと舌を出して小さな反撃をする。


 少女は時計を見る。23時57分と表示されている。少女は肌寒さに少し震える。「このまま少年が寝ているベッドに飛び込もうか?」少女は己の欲望に首を振り答える。きっかけの日である24日の最後の5分間は、なかなか意地悪なようだ。

814 名前:Five minutes[sage] 投稿日:2010/12/02(木) 15:30:00.40 ID:QlIPM.DO [3/6]
 少女は少年の顔をそっと覗き込む。普段は近寄り難い角度のある表情(かお)をしているが、今はとても穏やかで、10歳前後の少女でも母性本能をくすぐられる寝顔をしている。

 身長は160後半。体型は以前に何度か縁のあったツンツン頭の少年に比べると華奢な体つきである。

 そして少年の一番の特徴は真っ白な髪の毛である。特徴的な色に染めている人は今時珍しくない。しかし、白に染めている者はほとんどいない。せいぜい銀色といったところだろう。

 だが、この少年は染めているわけではない。結論から言うと地毛である。原因は自分の能力によって紫外線を反射し続けてきた結果だという。よって肌も白く、シミなど全くない。少女はまたムッとして舌を出す。


 少女は少年の髪をそっと梳く。すると少年はタイミングよく寝返りをうった。それに驚いた少女は慌てて手を離し、パッと時計を見る。23時59分。少女はホッとして胸を撫で下ろす。

 少女は計画の遂行まで残り1分を切ったデジタル時計を見つめる。この時ほどデジタル時計が憎いと思った日があるだろうか。アナログ時計ならば秒針がカウントダウンを伝えてくれる。だがデジタル時計にはそれがない。

 少女は逸る気持ちを抑えて深呼吸をする。吐いた息が少年の前髪にそっとかかる。少年の寝息も少女にそっとかかる。少女の心臓が脈打つ。もしかしたら少年に聞こえてるかもしれない。そう思うとより早く心臓が脈打った。


 ついにアナログ時計が25日の0時0分を表示する。それを確認した少女は、この日誰もが言うであろう一言を少年に伝えるために脈打つ心臓整え、少女は大きく息を吸う。そして――

815 名前:Five minutes[sage] 投稿日:2010/12/02(木) 15:30:52.19 ID:QlIPM.DO [4/6]
一通「メリークリスマァス」

打止「メひぃぃいんっ!? ゲホッゲホッ」

一通「オイオイ大丈夫かァ? しっかりしろってンだ」

打止「な、なんゲホッあなたがおゲホッてるの!? ってゲホッはミサゲホッゲホッ」

一通「驚いたのは分かったから一旦落ち着け。それから喋れ」
――――

打止「ケホ」

一通「落ち着いたか?」

打止「うん……」

一通「ったく驚き過ぎなンだよ。オマエが何にもしてこねェなンて思って寝るはずがねェだろ」

打止「でも、でも……」

一通「あン?」

打止「そこは分かってても黙って欲しかったなってミサカはミサカはうなだれてみる……」

一通「分かってたからこその演出だ」

打止「演、出?」

一通「オマエがなにをするかお見通しだった俺が、オマエになんのサプライズも用意してねェと思うか?」

打止「サプライズ? え、まさか……」

816 名前:Five minutes[sage] 投稿日:2010/12/02(木) 15:32:05.91 ID:QlIPM.DO [5/6]
一通「ほらよ。クリスマスプレゼントだ」

打止「ね、ねぇ開けていい? ってミサカはミサカは逸る心臓また落ち着けながら聞いてみる」

一通「好きにしろ」

打止「好きにする! ――これは、手鏡?」

一通「クリスマスっぽくねェってのは受け付けねェぞ」

打止「ううん違うの。あなたからのプレゼントは本当に嬉しいし、一生大事にするに決まってるじゃん! でもどうして手鏡なの? ってミサカはミサカは鏡を眺めてみたり」

一通「オマエが大事に使ってくれそォな物っつたらそのくらいしか思い付かなかったンだ」

打止「そうなんだ。見て、見て! 可愛いミサカの姿が写ってるよってミサカはミサカはあなたに見せつけてみたり!」

一通「あァ、可愛いな」

打止「まーたそうやって子供あ――へ? あ、あなた今なんて?」

一通「可愛いなっつったンだよ」

打止「う、うん」

一通「ほらさみィだろ? ベッドでその姿をよく見せてみろ」

――――

打止「ねぇ『よく見せてみろ』とか言っておいてすぐ寝るってどういうことなの!? ってミサカはミサカは『色々』考えた自分にも腹を立ててみたり!!」

一通「眠かったンだよ。それに色々ってなンだよ……。ついでに言うと今よく見てンぜ」

打止「ッ!? 見ないで!!」

一通「24日のあれはなンだったンだ……」

817 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/02(木) 15:35:38.77 ID:QlIPM.DO [6/6]
バテた…日本語って難しい…

Tag : とあるSS総合スレ

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