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キョン「俺が守るから」-2

キョン「俺が守るから」-1
続きです

111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 16:00:13.83 ID:5TspgyOz0
その言葉を言い終わったのを確認した瞬間!
紬と名乗った女に向かって駆け出す!

       ザッ!

キョン「気持いいくれーに弁解てくれないから......助かったよ!」

紬「白井さんってコは少しは骨があったけど、谷口君だっけ? 面白いくらいに弱くて....ブザマだったわ!」

キョン「てめぇ...!」 ギリッ!

拳を握りしめ殴りかかろうとした瞬間、背後からの衝撃!
重く、骨に直接響いてくるかのような一撃...!

律「痛い? 痛くしたからそりゃ痛いか!」

キョン「コイツも能力者かよ!?」

数が多すぎる...!
だが、あの金髪以外に攻撃を加えるワケにはいかない!
このコ達は操られてるだけなんだから.....。

なら、さっさとアイツをぶっ飛ばす!
そうすりゃ、洗脳も解けるはず!

キョン「話は早ぇぜ!」

113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 16:04:34.35 ID:5TspgyOz0
紬「クスクス.....確かにあなたの考えた通り。 私を倒せば洗脳からは解放されます....だけど」


紬「できるかしら?」


澪「ムギ様に近づくなっ!」 ザン!

キョン「くっ!....(かすっただけか! やばかった.....!) 」

さっきまで手ぶらだったはずの彼女が振り下ろしたのは騎士剣。
黒い瞳は赤く変色している.....。

キョン「もしかして.....五人共能力者かよ!?」

紬「御明答.....。 澪ちゃんは守護霊である西洋の騎士をその身に憑依させる事ができる」

紬「ちなみに、りっちゃんは重く歪む音波を操る事ができるわ」

秋山澪はチョン系の能力者かと思ったが違うようだ.....。
キムチを製造するチカラとか、ミサイルを誤発射するチカラとか....。

まぁそれは置いといて。


琴吹だけをぶっとばせば、おそらくこの戦いは終わる.....。
だが他が厄介すぎる、まだ動きを見せてない残りの二人もおそらく....!

115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 16:08:37.23 ID:5TspgyOz0
紬「ねぇ?...「超電磁砲」...行かせて良かったのかしら? 昨日は彼女のおかげで、二人は助かったのに......」

紬「まぁ、私達が退散しなければならなかったのは、彼女が派手に暴れすぎたから目立つのを避ける為ですけど」

紬「でも。 ここなら人なんて来ないし、派手に暴れられました.....。 昨日の借りを返したかったなぁ......」

キョン「アイツにケガでもされちゃあ、かなわんからな.....。 ませちゃあいるが、まだ中二だぜ?」

紬「フフフ.....。 でも後悔してません? 足。 震えてますよ」

キョン「へっ...! 武者震いってヤツだ...」

紬「.......フフッ」

紬「彼女がアナタにお熱になってるのも、分からないでもないわ」

キョン「ゴチャゴチャ言ってねーで、来いよ?」

紬「えぇ。 行かせてもらうわ。 でも....無論。 私じゃないけどね」


田井中律が右手で廃墟となっているビルを殴りつける。
突如、大きくビルが彎曲し! 崩壊する。 立ちこめる砂埃が視界を奪う!

キョン「げほっ! げほっ! あぶねぇ! もうちょっとで巻き込まれるとこだった...!」


117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 16:11:40.19 ID:5TspgyOz0
ビルの崩落が終わり安堵の声をもらすが、それも束の間。

殺気を最小限に殺してはいるが、抑えきれない狂気が接近する。

キョン「よし...。 こいつで」 ヒョイ

澪「覚悟ッ!」

キョン「ッ!!」

垂直に振り下ろされた剣をかろうじて瓦礫で受け止める!

澪「なにっ!?」

全員を無傷で解放するのは、無理そうだ。
すまねぇが、少しのケガは我慢してくれよ!?

キョン「必ず助けるからなっ!」 ガッ!

打ちこんだ拳が秋山澪の腹に食い込み、前のめりに体が折れる!

キョン「 (頼む! そのまま倒れててくれ!) 」

俺の願望むなしく、再び剣を強く握りしめる彼女。

キョン「くっ!」


119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 16:14:25.66 ID:5TspgyOz0
澪「死ねッ!」

振り下ろされる剣.....だが、三度目も同じ太刀筋!
落ち着いて、持っていた瓦礫を剣にぶち当てる!

耳鳴りする程の高い音と共に、剣が原型を崩し...アスファルトに落下する。

キョン「それがなきゃ、もう戦えないよな?」

澪「ひいっ....。 ごっ、ごめんなさいっ!」

キョン「戦えないならいいんだ。 そのまま、そこにいてくれ」


残り.....四人!


ビルの崩落による砂埃が完全に晴れ、四人の姿を確認するが見当たらない。

キョン「どこに行きやがった!?」

キョン「!」

梓「殺って殺るです」 スッ――――!


122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 16:19:06.15 ID:5TspgyOz0
キョン「ちっ!」

一瞬。

視界の淵にさっきの小柄なコが映ったかと思った、次の瞬間。

ナイフが俺の首を横ぎる.....。

キョン「斬られたっ!」

少しでも反応が遅れていたら、致命傷となっていたであろう一撃!

梓「しくじったですか.....逝ったと思ったんですけど」

唯「あずにゃん! 殺しちゃダメなんだよっ!?」

梓「そうでしたね...。 すいません、つい」

唯「もうっ! 気をつけてよねっ!」 プンスカ!

そう言うと再び、俺からだいぶ離れたところに座りみ、何やら考え事を始める.....。

唯「 (アイスが食べたいなぁ.....) 」

唯「 (そうだ!) 」

唯「お金を貰ったら、たっくさんアイスを買いに行こうっ!」

123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 16:22:23.56 ID:5TspgyOz0
梓「よそ見している暇なんて、あなたにはないんですよ!?」 スッ――!

キョン「消えた!?」

あまりのスピードに見失う。
その姿を再びはっきりと捉えたのは、20m程離れた場所だった。
その間、約一秒...。

梓「次はさっきより少し速くいきます...覚悟して下さいね?」

アイツが次に姿を消した数秒後。 
俺は死んでるかもしれない...。
今。 俺はギリギリのところで生きている。
てか、生きているのが奇跡かもしれない。
今まで命を懸けた戦闘なんてした事なんてなかったが。
生と死の狭間にいるこの状況が...俺の五感を、いや、六感までを研ぎ澄ます。

キョン「人間ってこんな状況になると、普通じゃ考えられない位...冷静でいられるモンだな」

ナイフがキラリと光る。

梓「行きますよ?」

キョン「来やがれ...!」

姿が消える!

左腕に鋭い激痛が走る!

126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 16:27:59.62 ID:5TspgyOz0
キョン「ぐっ...!」

梓「 なっ!? 」

ナイフは腕に刺さったまま。掴み上げる! か細い腕を!

キョン「捕まえたぜ?」

梓「まさか見えてたんですか!?」

キョン「見えるわけねーだろ!」

感だった...。

生かして捉えるのが目的なら、狙ってくるのは腹か背中か足か腕。
その中で狙いやすいのは腹か背中。
俺がガードできるとしたら腹しかない。
だから狙いを腹に絞って耐えるしかない。 

命を懸けたギャンブル! 
払い出しはコイツでいいだろ? 中野梓!!

キョン「お返しだっ!」

彼女の左腹に右の拳を打ち込む!

梓「かはっ...!」 

いくら能力者といえど、体は女。 命懸けの男がふるう一撃に耐えられる筈は無い。

127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 16:31:56.72 ID:5TspgyOz0
キョン「殴っちまって悪ぃな。 すまんが、ちょっと寝ててくれ」

残り....三人!


紬「予想外の展開ですね...私の奴隷が二人もやられるなんて.....がっかりしました。 後で二人にはたっぷり愛のお仕置きをしないといけないわ.....」

律「お仕置きいいなぁ~、澪と梓が羨ましいぜ」

紬「.....りっちゃん?」

律「私もわざと負けよっかな~」

紬「アイツをやっちゃってくれたら....御褒美をあげるわ。今までにない位、濃く深く。 愛してあげる..... どうかしら?」

律「.....その話のったっ! ちゃちゃとつぶしてやるよっ!」

紬「フフフ.....。りっちゃんは私の期待を裏切らないでね.....お願い」

律「おう! まかせろっ!」

紬「そうそう、唯ちゃんも行って来ていいわよ?」

唯「えっ!? いいのっ!?」

紬「いいわよぉ。 よく今まで我慢してイイ子にしてくれてたわ.....」ナデナデ

唯「えへへ~、ムギちゃんに褒められたぁ」ヘラヘラ

128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 16:35:35.38 ID:5TspgyOz0
紬「唯ちゃんが動けば全てが無茶苦茶になりそうだから、イイ子に待たせておきたかったけど.....」

キョン「.....!」

紬「二人もやられた以上.....仕方ないわ。 でも。 いい唯ちゃん? ぜったいに殺しちゃダメよ?」

唯「分かったよムギちゃん!」

紬「キョンさんって言ったっけ? あなたにも言っておくわ、くれぐれも死なないでくださいね?」

キョン「あぁ?」

紬「死ねば価値が無くなっちゃうから.....」

キョン「そいつ...そんなに強えーのかよ? そーは見えねーぜ?」

紬「このコは気に入った能力ならなんでも自分のモノにしてしまうの...一つ覚えれば、それ以前の能力は忘れてしまうって欠点はあるけど.....」

紬「覚えた能力は、最大クラスで出力する.....学園都市が誇るレベル5の超能力者.....!!」

キョン「あんなコがレベル5だと.....!!」

律「じゃあ唯.....行くぞ!?」

唯「うんっ!」

131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 17:00:08.01 ID:5TspgyOz0
唯「ん~~.....できたっ!」

そう明るく言葉を発した彼女を見て俺は愕然とする。
先程破った二人との明らかに格の違いに...!


正体不明の黒く大きな球体が彼女の周囲を飛び回る。 触れた物を最初から無かったかの様に消滅させながら.....!

紬「未元物質...それが今の唯ちゃんの能力よ。 独創性豊かな彼女にピッタリね」

キョン「 (くっ.....あんなヤツに勝てるのか!?) 」

紬「唯ちゃん? さっきも言ったけど殺しちゃダメなのよ?」

キョン「 (おそらくどう転んでも無理...!) 」

キョン「 (それなら...なんとかアレをかいくぐって、琴吹をぶっとばす...!) 」

唯「も~! 分かってるよムギちゃん! コレで人をえぐっても血が出ないから死なないから大丈夫っ!」 プンスカ!

キョン「 (勝機はそこしかない!) 」


その時...
覚悟を決した俺の後方で足音がした....!
その音が不吉を届ける.....!

小柄の少女がふらつきながらもナイフを握り締めている...!

132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 17:05:25.10 ID:5TspgyOz0
梓「さっきはよくも...! でも、今度こそ...。 殺って殺るです!!」 スッ――....!

キョン「くそっ!!」 


ダメ元で再度、腹を左腕でガードする! そのあては外れ、背後でザッとスピードを殺す音が響く...。

刺された! そう思ったが、痛みがない....。

....!?

幻聴か
聞こえたのは本をめくる音...!

その音がした方向を振り返る.....!

そこには両腕、両足を凍結された彼女と....。

何度もピンチを救ってくれた、仲間の姿があった......!

キョン「長門っ!!」

長門「独断先行はあなたらしくない...。一歩遅かったらあなたは死ぬところだった.....」

紬「あなた指示書にあった侵略者ね...。 手間がはぶけたわ....!」

律「へぇ...あれもか」

長門「私はどうすべき? 指示を.....」

133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 17:11:55.52 ID:5TspgyOz0
キョン「長門! アイツは...!」

言いかけた言葉を長門がさえぎる。

長門「問題ない」 スッ.....!

長門はかわす! 不可視の攻撃を!

長門「周囲の水蒸気をほんの少し凍らせれば、視認できない攻撃も把握できる」

キョン「.....ハハ。 さすがだな」

長門「それよりも黒い球体を操る彼女を攻略するのは至難」

長門「私に策がある...聞いて...」

キョン「策?」

長門「    」
    
キョン「おぉ...分かった」

134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 17:12:52.11 ID:5TspgyOz0

   「あなたが言う通り、狙うべきは金髪の彼女.....勝機はそれしかない」

   「だけど、あの二人がそれを簡単に許しはしない.....だから」
 
   「まずは二人を崩し、攻勢に転じるきっかけを作ろうと思う」


   「あなたはカチューシャの彼女から最大出力の攻撃を誘って」


キョン「 (とにかく誘えばいいんだな...!) 」   

律「な~~んだ! 弱い方かよっ!」

キョン「今までその弱い方に手こずってたクセによく言うぜ...」

律「言うじゃねぇか...! 今度こそ潰すぜっ......!」 グググッ!!

終始、笑顔でいた彼女の形相が変わる.....。
辺りが大きく振動する.....!
くる.....! 最大出力の一撃が!

律「骨ごと.....砕け散れっっ!!!」 ゴォッ!

135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 17:15:08.79 ID:5TspgyOz0
重く歪む音波が俺に直撃する瞬間!

操られた二人を同時に捕縛と同時に幽閉する、重厚な氷の牢獄!!

長門「完了.....!」
 
その中で強力な殺意を持った音が反響する!!
     
    
   「私が二人を自滅させる。 最悪でも時間は稼ぐ.....」

   「だからあなたは、ただ。 前だけを見て走って欲しい」

   「この事態の元凶を.....撃ち破って」


キョン「まかせろっ!!」

紬「そんなっ.....!!」

琴吹の瞳に絶望の色が浮かぶ!!

キョン「歯ぁ! 喰いしばれっ!!」

紬「私達が負けるなんて...そんな事がありえるはずないっ!!」


紬「イヤっ――――――――――ッ!!」

136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 17:16:24.75 ID:5TspgyOz0 [91/91]
紬「って.....こんなんでイイかな?」

キョン「......!?」

全力で振りかぶった拳が勢いをなくす.....。

紬「盛り上がってるとこ悪いけど、後ろ...見てみたら?」

キョン「......っ!」

キョン「長門!!?」


二人を捕えたはずの、氷の牢獄は崩され...

片手には田井中を。

そしてもう片手には長門を...。

ズルズルと引きずりながら、平沢唯がゆっくりこちらへ歩いてくる.....!!

唯「びっくりしちゃったよ!! りっちゃんあんなトコでふるぱわ~グラグラするんだもん!!」 プンスカ!

唯「ついつい、りっちゃんを殺しちゃうところだったよ」 

148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 18:54:54.04 ID:82BI8sxZ0 [1/53]
唯「あっ! ムギちゃんこれあげるねっ!」

そう言うと、平沢唯が長門を放り投る...。
ゴロゴロと人形のように転がり琴吹の傍で止まる.....。

紬「唯ちゃん.....。 もしかして、コレ。 殺してないわよね?」 グリッ...

長門の頬に琴吹のヒールが沈む.....!

唯「うん! すーすーしてるよっ?」

紬「死んでないならいいわ」


キョン「......っ!」
 
キョン「....よくねーよ...!!」

キョン「そのきたねー足をとっととどけろ!!」

149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 18:56:06.28 ID:82BI8sxZ0 [2/53]
紬「あら...ダメだった?」


キョン「 (許せねぇ!) 」

キョン「ああああああぁぁぁぁぁっ!!!」 ゴォッ!

唯「だ~~~~~めっ」 ひょいっ

キョン「っ!!?」

唯「男の子が女の子をお痛しちゃダメなんだよっ?」

唯「常識なんだよっ!?」

キョン「うるせぇな...! どきやがれ!!」

唯「きょういくってモノがなってないよこの人っ!」

紬「フフフ。 唯ちゃんの言う通りね...」

唯「でしょお!? わたしがきょういくしてイイかな?」

紬「いいわよぉ。 でも、死なない程度にね?」

150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 18:56:47.04 ID:82BI8sxZ0 [3/53]
唯「うんっ!!」 


ムカつく位に能天気な彼女が手を三回叩く。 パン、パン、パンと。 リズム良く...。
すると、横一列に先程の黒い球体が再び浮かぶ――!!

眼前に絶対の脅威が並ぶが、俺は拳一つで突っ走る!
何も勝つ為の算段なんてない。 
今の俺にあるのは......。


「怒り」 それだけだった.....!! 


黒い脅威が肉薄する!

キョン「うおおおぉぉぉぉっ!!」

唯「いっくよ~~!!」


紬「フフ、終わりね......」

152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 18:58:45.22 ID:82BI8sxZ0 [4/53]
―――!!!

その時―――コインをはじく音が響く――

突如、目の前に迸った青い閃光が、黒い脅威を消し飛ばす!!!



美琴「アンタの様子がおかしかったなって思って、引き返してみたけど.....」

美琴「やっぱこ~ゆ~ことだったのね.....!」

美琴「ったく...もう! かっこつけんのもタイガイにしなさいよっ!!?」

キョン「御坂...!!」

美琴「戦う理由はアンタだけにあるワケじゃない!! わたしも友達をやられてんのよ!?」

キョン「.....すまん。 俺はただ...お前を戦わせたくなかったんだ」

美琴「余計な気づかいよソレ! ってか、アンタ血だらけじゃないの!!」

キョン「あぁ。 言われてみると、けっこう血ぃ出てんな.....」


美琴「 (戦う理由が一つ増えた...!) 」 

153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 18:59:37.33 ID:82BI8sxZ0 [5/53]
美琴「アンタ達っ! 覚悟しなさいっ!!」 バチッ...!!


紬「超電磁砲っ....!!」

唯「すごいねあの人っ! ぜんぶ消されちゃった!」

美琴「消されるのはアンタ達もよ?」バチッ!

美琴「まずはこいつで.....」 バチバチッ!!

キョン「おい!御坂!」

美琴「なによ!?」

キョン「あのショートカットのコはあの金髪に操られてるだけなんだ! だから狙うのはあの金髪だけにしてくれ!」

美琴「わかったわかった! この場におよんで相変わらず甘いわねっ!」

美琴「 (わたしの電撃を防いじゃうコイツにここまでケガさせるなんて.....相手は相当な能力者.....!) 」

美琴「 (全力でやんないと...!!) 」 バチッ!

唯「あの人ビリビリしてるねムギちゃん!」

154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 19:00:12.10 ID:82BI8sxZ0 [6/53]
紬「唯ちゃん、いい?.....全力でいくの。 でないと私達がヤバイわ...」

唯「えっ!? そうなのっ!? じゃあ、ふるぱわ~でいくねっ!!」

唯「うんたん! うんたん! うん...たんっ!!」 ゴオッ.....!

キョン「アイツ...何をする気だ!?」

美琴「背中に白い翼が生えてく...! なんなのアレ!?」

唯「ばさあっ! えへへ、鳥さんみたいでしょ?」

無邪気な笑顔で言ってやがるが、アレは一体!?

唯「しかもっ! 飛べるんだよっ!?」

ただ...直感でこちらに死の危険をもたらすモノだとは分かる!

唯「しかもなんとっ.....!!」 

彼女が翼で包まれる!

唯「こんなことまでできるんですっ!!」

再び翼を一気に開く! 
同時にこちらに黒く細いレーザー状のモノが迫る!

155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 19:01:46.41 ID:82BI8sxZ0 [7/53]
キョン「くっ! 何つっ立ってんだ御坂! よけるぞ!!」

美琴「こんなの大丈夫...! 避ける必要なんてない...!」 ビリッ......

キョン「いやいや! 避けねーと死ぬって!!」

美琴「黙って見てなさい...!」 ビリビリッ.....

御坂の言う通り...
こちらに迫る脅威は突然軌道を変え...アスファルトを突き刺さる!

キョン「えっ...なんで!?」

美琴「アレを帯電させて、アスファルトに誘導させたのっ!」

唯「ほっほ~~う.....」

唯「ではっ~! これならどうかなっ.....!!」 バサッ...

再び、翼を閉じた彼女から先刻よりヤバイなにかが伝わってくる...!

その姿が不気味に白く、輝く!!

キョン「おい御坂! あれは一体!?」

美琴「アンタは下がってて」 バチバチッ.....!!!

俺の問いは無視して、御坂はそう答えた。

157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 19:02:46.31 ID:82BI8sxZ0 [8/53]
そして片目を瞑り、親指にコインを乗せて、構える!

一方...空に浮かぶ彼女が、翼を鳴動させ、耳鳴りするほどの音を響かせる!

御坂がコインを親指で垂直に弾く!

空に浮かぶ彼女の翼が一気に開く!

唯「ゲームオーバーだよっ!!!」

どす黒く、相当な質量をもつであろう素粒子の砲撃がこちらに伸びる!!

それに対し...御坂が落下したコインを力強く弾き、撃ち出す!

美琴「終わるのはアンタ達よっ!!!」 

先刻、俺を救ったソレより破壊力を持つであろう青い閃光が...!!
黒い素粒子の砲撃と衝突する!!!

聞いた事もない程の衝突音がした瞬間...!!


勝負は決する!!!

158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 19:04:27.71 ID:82BI8sxZ0 [9/53]
唯「そ、そんなっ!?」

平沢唯が放った脅威を、青い閃光が引き裂きながら、突き進む!!!

美琴「........操られてるからって何をしてもイイなんて思わないで」

キョン「このままじゃ彼女が.....頼む! 止めてくれ!!」

美琴「...........アンタが言った通りにしてる!」

それでも閃光は止まらない.....!

唯「私...まだ! 死にたくなんかないっ!!!」

キョン「おいっ! 避けろっ!!!」

キョン「って.....あれ?」

直撃する寸前にウソの様に閃光は消滅する...微かに電撃が迸った線を残して.....!

美琴「私のレールガンの射程は50m! ちゃんとこうなるよーに演算してるわよっ!!」 

紬「あ、ああ..」

キョン「今度こそ終わりだぜ琴吹」

159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 19:05:59.13 ID:82BI8sxZ0 [10/53]
唯「そ、そんなっ!?」

平沢唯が放った脅威を、青い閃光が引き裂きながら、突き進む!!!

美琴「........操られてるからって何をしてもイイなんて思わないで」

キョン「このままじゃ彼女が.....頼む! 止めてくれ!!」

美琴「...........アンタが言った通りにしてる!」

それでも閃光は止まらない.....!

唯「私...まだ! 死にたくなんかないっ!!!」

キョン「おいっ! 避けろっ!!!」

キョン「って.....あれ?」

直撃する寸前にウソの様に閃光は消滅する...微かに電撃が迸った線を残して.....!

美琴「私のレールガンの射程は50m! ちゃんとこうなるよーに演算してるわよっ!!」 

紬「あ、ああ..」

キョン「今度こそ終わりだぜ琴吹」

161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 19:09:37.23 ID:82BI8sxZ0 [11/53]
重複ですwww

紬「.......私どうなるのかな?」

キョン「言っとくが、俺はお前を許さねぇぞ」

紬「そんな事言わないでっ.....! 私のカラダ、アナタの欲望のままに...好きにしてもイイからっ!!」

キョン「聞きてぇのはそんなセリフじゃねぇ」

紬「それならなにがお望みなのっ!? 許してくれるなら、言って!!

紬「どんなスゴイ事でもしてあげるわっ!!」

キョン「......謝れよ」

紬「えっ...!?」

キョン「白井と谷口。 それと長門と御坂に.....謝れ」

紬「クスッ!...」

キョン「なに笑ってやがる」

紬「なに言いだすかと思ったらそんな事っ!?」

紬「想定してた事から、あまりにも外れてたから笑っちゃったじゃない!!」

キョン「もういい.....」

162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 19:10:28.97 ID:82BI8sxZ0 [12/53]
紬「あら、そうなの?.....きぐうね。 私も今、丁度...そんな気分だわ」

紬「このまま逃げられそうもないし、おとなしく捕まるくらいなら.....!」

キョン「........」

紬「アンタを殺す!!!」

琴吹が先程までの妖艶な雰囲気を一変させる。

紬「そのムカつくツラに...風穴あけてやんよ!!!」

ブレーザーから拳銃を取り出し、俺に銃口をつきつける。
それを見た御坂が攻撃の態勢をとる。

キョン「コイツは俺にやらせてくれ。 頼む」

紬「ブザマに死にやがれ!!!」  グッ...

引き金を引く直後、銃口の先から身をそらし、かわす!

拳が琴吹の頬にのめり込む!

紬「うぶっ」 ドサッ...!

キョン「おい。 聞こえるか琴吹?」

体がピクリと動く、意識はあるようだ。

163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 19:12:18.84 ID:82BI8sxZ0 [13/53]
キョン「二度と同じようなマネすんなよ? もしまたこんな事しやがったら...。 次は本当に殺すからな」

紬「.........」

キョン「長門...立てるか?」

長門「問題...ない」 フラッ

キョン「おいおい、フラついてんじゃねーか」

キョン「つかまれ」

長門「......」 がし...

キョン「それと御坂、今日はありがとうな...助かったよ」

美琴「あぁ、いいわよ別に、大した事じゃないんだし」」

キョン「今度、なんか飯でも奢らせてくれ。 そうでもせんと俺の気が済まん」

美琴「やったぁ! でもご飯もイイけど、アンタがいつもつけてるそのネックレス、それが欲しいかも!?」

キョン「コイツはダメだ、誰に何と言われようとやらん」

キョン「俺の宝物なんだ」

美琴「ちぇっ! ケチ...」

165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 19:13:47.06 ID:82BI8sxZ0 [14/53]
アレイスター「そんな報告は期待していなかったんだがな.....」

土御門「俺もこうなるとは思ってなかったぜアレイスター」

土御門「琴吹紬が従えていた四人全員がレベル4以上.....」

土御門「第四位、平沢唯は第二位である垣根帝督の未元物質を完全にコピーし、レベル5クラスで出力していた」

土御門「.....負けた理由がわからんぜ」

アレイスター「いくら高い演算で高度な能力が出力できても、扱い方を間違えば負けるものだ」

土御門「ふん、そーかもな」

土御門「で、聞くが。 琴吹サイドのヤツラには前の世界の記憶はなかった。 これに間違いないか?」

アレイスター「それは間違いない。 琴吹紬達はこのまま捨て置け」

土御門「分かった、ではアッチの方はどうすんだ?」

アレイスター「無論。 捕獲し、問いただすつもりだ。 「改変」の原因因子はアチラにあると見ている」

土御門「それはいいが、琴吹サイドは総崩れした。 次は魔術サイドでも動かすつもりか?」

アレイスター「魔術側がこの件で簡単に動くとは思えんが」

土御門「俺もそう思うぜアレイスター...ってどうかしたか?」

173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 20:00:05.76 ID:82BI8sxZ0 [15/53]
アレイスター「.....誰だ、キミは?」

「勝手に入ってきてゴメンね」

アレイスター「聞きたい事は山ほどあるが...まず、名乗ってもらおうか?」

朝倉「朝倉涼子」

土御門「どうやってここへ来たか、なんて野暮な質問はしねーぜ」

土御門「答えろ。 目的はなんだ?」

朝倉「条件次第だけど...アナタ達が知りたがっている事、教えてあげよっかなって思って」

土御門「お前はアレについて何か知っているとでも言いうつもりか.....!」

朝倉「そうよ。私は「改変」の全てを知ってるわ」

アレイススター「ほう...。 キミは条件次第と言ったな。 言ってみろその条件とやらを」

朝倉「私に協力して欲しい、ただそれだけよ」

アレイスター「目的はなんだ?」

朝倉「それは秘密...。 この段階じゃあまだ言えないわ」

土御門「いくら貴様が全てを知っていたとしても目的を話せん以上、協力なんぞのれると思うな!」

174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 20:03:52.10 ID:82BI8sxZ0 [16/53]
アレイスター「彼の言う通りだ。 朝倉涼子」

アレイスター「それに、私にはこの場でキミを捕え、無理にでも吐かせるという選択肢もある...」

朝倉「私が吐くとでも思う?」

アレイスター「...煮ても喰えないヤツだな。 キミは」

朝倉「フフフ。 一つ言っておくわ。 私がしようとしている事はアナタ達もきっと望む事よ?」

朝倉「私を信じて...」

アレイスター「土御門....彼女に協力してやれ」

土御門「いいのかよ!?」

朝倉「やったぁ! 嬉しいわっ」

アレイスター「では朝倉涼子...話してもらおうか。 キミが知る全てを...」

朝倉「フフ.......」


朝倉「あなた達が言う...「改変」。 これが一人の人間の願いが起こした結果だとしたら...」

朝倉「あなたはどう思う?」

アレイスター「神か.....或いはそれに近い何者かの...仕業だろうな」

175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 20:11:13.34 ID:82BI8sxZ0 [17/53]
朝倉「あなた達はそういった存在をこう表現している...」

朝倉「神ならぬ身にて天上の意志に辿りつく者...レベル6、と」

アレイスター「そのレベル6に値する人間がこの「改変」を引き起こしたとでも言うつもりか...」



朝倉「そう。 しかもその人間が、あなたが侵略者と呼ぶ者達の中にいるわ」

アレイスター「.......!」

土御門「それは分かった...で、ソイツの目的は何だ? この世界か!?」

朝倉「そんな大それたモノじゃないわ.....たぶん、気まぐれ.....じゃないかしら?」

土御門「気まぐれだと!?」

朝倉「彼女はそういう人なの...。 ただ願うだけで世界を捻じ曲げる程のチカラを持っている」

朝倉「だけど以前いた世界では、彼女は己が持っているチカラに気づいていなかった」

朝倉「けど彼女は触れてしまった.....普通ではありえない力を持った人間が普通に存在する、こんな世界に」

アレイスター「何が言いたい?」

朝倉「彼女の内面はそのデタラメな力とは裏腹に、実に常識的な思考を持った人間だった」

朝倉「だけど普通では考えられないような超能力を開発している、この世界に来た事でその常識は常識ではなくなった」

176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 20:17:47.73 ID:82BI8sxZ0 [18/53]
アレイスター「と言う事は.....つまり.....」

朝倉「そう...抑制の意味を持っていた、常識という壁が崩れてきている」

朝倉「今はまだ。 世界を壊すチカラを意識的に行使できる程ではないにしろ.....そこに至るのは時間の問題」

土御門「そこに辿りついたとしても、ソイツがそう願わなければいいだけじゃないのか?」

朝倉「仮に。 彼女がチカラを正しく使える心を持っていたとしても、彼女の精神はひどく脆い......」

朝倉「世界規模で見れば蟻のように小さな出来事だけど、彼女にとっては悲劇とも呼べる出来事が起きてしまったらどうなるかしら....」

朝倉「それがきっかけとなり、世界は終了するかもしれない」

アレイスター「災厄をもたらす神となる。か...」

朝倉「なら覚醒する前に.....消した方がいい」

朝倉「そう思わない?」

アレイスター「キミの言う通りだ」

アレイスター「だが答えてもらおうか、朝倉涼子」

アレイスター「この世界を救済する事がキミの目的だとは思えん」

アレイスター「そんな慈善や慈愛の心を持った人間ではないだろう? 違うか?」

朝倉「ヒドイ物言いね.....でも、当たりよ。 私は彼女やその仲間に恨みがある.....!」

177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 20:22:11.48 ID:82BI8sxZ0 [19/53]
朝倉「復讐.....! その為だけに私は生きてるの......!!」

朝倉「あなたが侵略者と呼ぶ人間達を皆殺しにする。 それ以外には私は何も望まない.....」

朝倉「あなたはこの世界の安定を維持する為に、侵略者を抹殺する.....」

朝倉「理由は違えど結果は同じよ.....手を貸してくれるわね.....!」

アレイスター「あぁ。 ここは共同作業といこうか」

アレイスター「私が駒を貸す。 それをキミの思う通りに動かせ...。 土御門は彼女の補佐をしてやってくれ、いいか?」

土御門「......納得いかねぇな」

アレイスター「なぜだ?」

土御門「ソイツの話しが全て真実とするなら、その「改変」を行った者に悪意はない...」

土御門「ならば殺す以外に方法があるんじゃないのか?」

アレイスター「悪意がないから余計に危険なのだよ土御門」

アレイスター「世界に影響を与える程の強大且つ不安定すぎる力は排除すべきだ」

アレイスター「仮に殺さずに元の世界へ戻す手段があるとしよう...だが、戻した所でまた同じ事が起きないという保証はどこにもない」

アレイスター「存在自体を消す事が最善の選択だよ、土御門」

土御門「......」

178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 20:30:22.10 ID:82BI8sxZ0 [20/53]
アレイスター「この事でキミが良心の呵責で悩むと言うのなら、他の適任者をあてる...どうするかはキミが決めるといい」

土御門「.........」

土御門「...俺がやる。 確かに貴様等の言う通りだ。 よろしくな朝倉涼子.....」

朝倉「フフッ...こちらこそヨロシクね...」

アレイスター「それとだ土御門、朝倉涼子...頼みがある」

アレイスター「くれぐれも、生かしたままここへ連れてきてくれ...!」

土御門「なぜだ? 能力が覚醒する前に殺す、それが目的ではないのかアレイスター?」

アレイスター「ただ...一度お目にかかりたいんだよ、この世界に災厄をもたらす程のチカラを持つ彼女に...!」


土御門「....... (こいつ何を考えてやがる...) 」


アレイスター「では、頼んだぞ二人とも...」


179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 20:35:02.68 ID:82BI8sxZ0 [21/53]
美琴「ねぇ? アンタ本当にだいじょぶなの?」

キョン「たまーに腕がズキッってなる位で、別になんとも」グルグル

キョン「な? なんともないだろ?」

美琴「ったく、どーゆー体の構造してんだか...だいたいアンタ無茶しすぎなのよ! 昨日私が来なけりゃ死んでたわよ!?」

キョン「あぁ。 死んでたかもな」

美琴「そーよ! だいたいカッコつけて私だけ行かせちゃったりしてさ!」

キョン「別にカッコつけたつもりなんてねーよ。 お前を戦わせたくなかっただけだ」

美琴「それが余計なお世話なの! 私はねレベル5の超電磁砲なのよっ!? そこらの能力者よりは十分な位戦えるのっ!!」

キョン「でも中二じゃねぇか」

美琴「そっ、そんなの関係ないでしょーが!! なんで私をガキ扱いすんの!? そんなに子供っぽい!?」 

キョン「おっ! あそこのカフェでも行くか? 雰囲気いいし、人少ないし」

美琴「ダメ! こっちのにするわよっ! (コイツと初めて二人で行ったカフェ...) 」

俺は今、御坂と学校帰りに街をプラプラ歩きまわっている。
元の世界に帰る方法はまだ分かっちゃいないが、無駄に焦って走り回るよりはこの世界を楽しみたい。
ここへ来てまだ四日目だが、なんだかそんな風に思える余裕が出てきた。

美琴「どれにしよっかな~?」

182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 20:41:43.75 ID:82BI8sxZ0 [22/53]
キョン「俺これにする」

美琴「キャラメルミルキーフラペチーノ? あんた結構甘いの好きなのね」

キョン「苦いのがダメなんだ」

美琴「そ~なの。 あっ! すいませーん!」

美琴「え~っと、これ二つください!」

キョン「お前もコレにすんのか」

美琴「私も甘いのが好きなの! 勘違いしないでよ? アンタと同じのにしようなんて、さらっさら思ってないんだからっ!」

キョン「へいへい」

美琴「ん~~!」 ぷく~

キョン「顔ふくらますと、余計に幼く見えるぞ」

美琴「...またガキ扱いしたっ!」 ビリッ...!

キョン「おっ、おい! 店ん中で電撃は.....!」

美琴「じゃあ訂正しなさい...!」ビリッ...!

キョン「あ、あぁ。 分かった分かった、お前は大人っぽいよ」 ナデナデ

美琴「なっ///....ナデナデすんなっ!!」 ビリビリッ!!

184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 20:46:15.07 ID:82BI8sxZ0 [23/53]
キョン「い、いてっ! なにすんだ!?」

美琴「アンタがナデナデするからよっ!!?」

店員「あの~.....ご注文の品お持ちしたんですけど....よろしいですか....?」

美琴「あっ!」

キョン「あ...すっすいません...」

店員さんが困り顔で入ってきてくれたお陰か、ビリビリ...もとい御坂は少し我に帰り
なんとかコーヒーを落ち着いて飲む事ができた。
周りの客の視線を気のせいか感じていた俺達は、完食後すぐにそそくさと店内を後にした。

美琴「だいたいアンタはね! ん? どうかした?」

なんてタイミングで現れんだコイツは...!

キョン「おぉ、きぐうだな...ハル...いや涼宮」

ハルヒ「? なんで言いなおすのよ?」

キョン「は!? な、なんでもないぞ?」

ハルヒ「へんなの...。 で。 このコ彼女? ちょっと幼い気がするけど可愛いじゃないの」

キョン「ちがう!」 

美琴「 (全力で否定された....) 」 ショボン....

185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 20:47:46.38 ID:82BI8sxZ0 [24/53]
ハルヒ「そうなの?.....私はてっきり.....」

キョン「で、お前はこんな所で何してんだ?」

ハルヒ「8時に美容院予約してるから、それまで時間つぶしにフラついてんのよ」

キョン「けっこー遅くに予約とったんだな。 お前は見た目だけはイイんだから、変な男に絡まれんよーにしろよ」

ハルヒ「あら。 心配してくれるんなら、美容院が終わってから私を家まで送りなさいよ」

美琴「 (え!? えっ!?) 」

ハルヒ「今日は親旅行で家開けてるから、あがってっていいわよ? お礼に手料理くらい御馳走したげるから」

キョン「 (ハルヒの現状を確認しておくチャンス.....ここは送っとくついでに情報を得るのがベストだな) 」

キョン「仕方ねーな。 この前の谷口の仮りもあるし送ってやるよ」

ハルヒ「あっ! でも、家に上げたからってゼッ~タイに変な事しないでよ!? いいっ!?」

キョン「するか。 アホかお前は」 ポカ

ハルヒ「殴んなっ!」 グイッ!

キョン「あ.....」

キョン「 (胸が...胸が当たってる) 」

ハルヒ「お返しよっ!」 ボカッ

187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 21:00:49.99 ID:82BI8sxZ0 [25/53]
美琴「 (なんなのこの涼宮って人!? やけにコイツと仲イイし! 体が密着して、少しデレデレしてる気がするし!) 」

美琴「 (多分私より...胸でかいし.....スタイルいいし.....それに顔だって可愛いし......) 」 

美琴「.......負けた」 ボソッ

キョン「うっとうしい!」

ハルヒ「はぁ!? アンタが叩くからよ!」

キョン「お前がアホな事言うからだろ!?」

ハルヒ「忠告しただけじゃない!」

キョン「それがアホな事だっつんてんだ!」

ハルヒ「ふん! まぁいいわ! じゃ、9時にSHIMOの前に来なさいよ!? いい! 約束だからねっ!!」

キョン「分かった分かった」

美琴「 (約束しちゃった.....) 」

キョン「おぉ、すまんな御坂。 アイツうるせぇだろ? 昔っからなんだ」

美琴「......わたし帰る」

キョン「なんだよいきなり? 具合でも悪いのか?」

美琴「悪くない」

188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 21:01:54.63 ID:82BI8sxZ0 [26/53]
キョン「じゃあなんでだよ?」

美琴「わたし子供っぽいし、中二だからかえる」

キョン「へ...?」

美琴「バイバイ」

キョン「おいおい! なんで中二だから帰るになるんだよ!?」

美琴「だって...アンタ、あ~ゆ~大人な人が好きなんでしょ?」

キョン「はぁ!? 意味わかんねー事言うなよ! 俺はあんなやつ好きでもなんでもないぞ!?」

美琴「だって...わたし色気なんてぜろだし.....」

キョン「 (はっ! コイツまさか勘違いしてねーか!?) 」

キョン「 (俺がハルヒの事が好きだって!...だから気を使って帰るとか言ってんだな!?) 」

キョン「バカな事言うなよ。 俺はアイツに色気なんて感じんし、大人なオンナだなんて思った事ないぞ!?」

美琴「ほんと.....?」 チラ

キョン「あぁ! 本当だ! だいたいな、アイツはガキだし、お前の方が大人っぽいと思うぞ?」

美琴「信じるよ?」

キョン「あぁ! 信じろ!」

189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 21:04:22.36 ID:82BI8sxZ0 [27/53]
美琴「へへへ...」///

キョン「さ、次いこーぜ」

美琴「うん!」

美琴「そういえばさ...アンタ記憶喪失になってんのよね?」

キョン「あぁ... (そういや、そんな事言ったな。 忘れるとこだった) 」

美琴「少しは思い出したりした?」

キョン「いいや。 全くダメだ」

美琴「そっか.....。 さっき行ったカフェね...実はアンタと初めて行ったトコだったの」

俺と初めて行った場所.....。そういう事だったのか...。
改変によって御坂に埋め込まれた偽りの記憶。しかし、それは御坂にとっては確かな記憶。
そこへ俺を連れて行って記憶の糸口を探そうとしてくれてたのか...。
正直ウソをついているのが苦痛だ。
でも....。今さら、あれはウソでしたなんて.....。 言えるはずない。

美琴「少しは記憶が戻るかもなんて期待したけどダメだったみたいね.....」

キョン「ダメなんて事ない」

美琴「えっ!? じゃあ記憶が!?」

キョン「いいや、記憶はさらっさら戻っちゃいないが.....楽しいぜ? お前といるの」


191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 21:09:14.17 ID:82BI8sxZ0 [28/53]
美琴「....たのし..」

キョン「俺はそれで十分だ」

美琴「.......」

キョン「お前のそーゆー優しさ、大好きだぜ」

美琴「.......」ポンっ!

美琴「 (大好きって言われた! 大好きって言われたっ~~~!) 」

キョン「なーにボケーっとしてんだ?」

美琴「しっ! してないっ!」

キョン「さ、まだ時間あるしブラブラすっか」

美琴「そっそうね! (今のは私のことを女としての好きじゃない! 勘違いすんなわたしっ!)

192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 21:14:48.45 ID:82BI8sxZ0 [29/53]
朝倉「準備はいいかしら?」

土御門「オーケー。 9時に決行だな」

土御門「用意した駒は4人、こいつがそのデータだ」 ペラ

朝倉「けっこう豪華ね。 侵略者4人に対してどれをぶつけるか、私が決めてもイイかしら?」

土御門「それは俺が決めてある...お前は好きなヤツを潰しにいけばいい」 ガタッ

朝倉「あら? どこか行くの?」

土御門「あぁ。 野暮用だ」

朝倉「そうなの...。 ではごゆっくり~」

194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 21:16:52.29 ID:82BI8sxZ0 [30/53]
古泉「まったく...」

      ゴォッ!!

古泉「挨拶もなしに火の玉を投げつけてくるなんて、礼儀もくそもありませんね」 スッ...

発火能力者「あのタイミングでかわすなんて、やるじゃねぇかテメェ」 ザッ...

古泉「今日一日僕のまわりをウロチョロしてたのはアナタでしたか」

発火能力者「てめぇ、きづいてたのか?」

古泉「えぇ、最初から。 僕が隙を見せるのをずっと待ったいた様ですが、御生憎。 そう甘くはありません」

発火能力者「まさか...今の隙は囮...!」

古泉「もちろんです。 さて、答えてもらいましょう...おおかた誰かの差し金でしょう、お話くださいますか?」

古泉「おとなしく話していただけるなら、無傷でここから逃がしてさしあげます」

発火能力者「逃がすだと? さっきのをかわした程度で図に乗るなよ小僧」

古泉「交渉決裂ですね...。 では貴方の体に...」

古泉「直接、聞くとしますか!」 ダダッ!

196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 21:28:15.92 ID:82BI8sxZ0 [31/53]
長門「........」 もぐもぐ

長門「........」 もぐもぐ

長門「.......?」 かちゃん

 ぴんぽーーん

長門「........」 もぐもぐ

長門「........」 かちゃ

長門「........」 もぐもぐ

 ぴんぽーーん

長門「せっかくカレーを食べてるというのに...くるなら食事中以外が望ましかった」 スタスタ

長門「だれ?」

「長門有希様のお宅でよろしいですか?」

長門「そう」

 ドガァァァン!!

長門「ドアが破壊された....」 

長門「捕まえて修理代を請求する」 ペラ.....

197 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 21:30:27.74 ID:82BI8sxZ0 [32/53]
キョン「やべぇ! もう九時ちょっと過ぎてる!」 だっだっだっ

キョン「急がねーとアイツに何言われるかわかんねーぞ..」 だっだっだっ

ハルヒとの待ち合わせ場所にダッシュで向かう俺の前に。
突然、道を塞ぐように変わった風貌の女が立ちふさがる。

キョン「おわっ! あぶなっ...」

ぶつかる寸前で軌道修正し、先を急ごうとする俺を。
その女が呼びとめてる。

変わった風貌の女「待ちなさい。 あなたに用があります」

キョン「俺はお前に用なんてないぞ! わりぃが待ち合わせに遅れてんだ、行くぞ!」

こいつに関わればまた、この前のような厄介事が起こりそうな気がする。
明らかに奇抜な出で立ちで腰に刀をもってりゃ誰でもそう思うだろう。

変わった風貌の女「待ち合わせをしている女性の所へは、私の仲間が行っています。 だからあなたが行く必要はどこにもありません」

そう言うとその女は腰にかけた剣に手をかける。

キョン「 (ハルヒのところへ!?) 」

キョン「てめーら、一体何するつもりだ!?」

変わった風貌の女「死んでもらうつもりです」 

198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 21:35:12.93 ID:82BI8sxZ0 [33/53]
キョン「ちっ!」 ダッ!

変わった風貌の女「待ちなさい!」

ハルヒが狙われてる以上、コイツの相手をしてるヒマなんてない...!

変わった風貌の女「待てと申しています...」 スッ――

そのまま駆け抜けようとするが、突如、足に激痛が走る!

キョン「っ!」

感覚で斬られたのは分かる、だがあの距離からどうやって!?

変わった風貌の女「やっと止まってくれましたか...」

キョン「てめぇ、能力者か?」

変わった風貌の女「いいえ、魔術師です」

キョン「魔術師...!? まぁどちらにしろ行かせる気はねぇんだな?」

変わった風貌の女「えぇ、無論」

キョン「なら、はっ倒すまでだ!」 ダッ!

変わった風貌の女「.....七閃」

キョン「 っ!? 」

205 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 22:00:47.91 ID:82BI8sxZ0 [34/53]
何が起きたか分からないまま、鮮血が宙に舞う。

変わった風貌の女「魔法名Salvere000「救われぬ者に救いの手を」、名を神裂火織と申します」

キョン「てめぇの名前なんて興味ねぇ、でもこれだけは答えろ。 俺達を狙う理由はなんだ?」

神裂「あなたも分かっているでしょう? 異世界からの侵略者...ならば抹消するまで」

神裂「....決定的すぎる理由です」

キョン「お前ら...俺達がこの世界に飛ばされてきてるって事を知ってんだな...?」

神裂「えぇ...。 そして、あなたはこの世界に「改変」を引き起こし、やがて災厄もたらすであろう者の仲間だという事も」

キョン「話しをふくらますんじゃねぇよ、この世界をどうこうする気なんてこっちにゃサラサラない」

神裂「その気がなくても、結果としてそれが起きれば同じ事ですよ、少年」

キョン「話して納得できねぇってんなら、ぶっ飛ばすまでだ、ハルヒに手は出させねーぞ」

神裂「ぶっ飛ばす、ですか.....。 できますか? あなたに私が倒せますか?」

キョン「.........へっ」

キョン「やるしかねーだろーがっ!!」


206 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 22:03:52.81 ID:82BI8sxZ0 [35/53]
ハルヒ「なにアンタ? ナンパなら他をあたってちょうだい、わたしはいま人を待ってんのっ!」

銀髪の男「テメェの事情なンざ知ッたこッちゃねーよ」

ハルヒ「はぁ!? とにかく消えなさい、目障りだから!」

銀髪の男「つれねーなァ...そういわず付き合えよ...」

ハルヒ「消えろって言ってるの。 二度も言わせないで」

銀髪の男「そう言われてもなァ...! こっちはてめェが俺より強ェって聞いて期待して来てんだ...!」

ハルヒ「力比べがしたいってワケ? それならまた今度にしてちょうだい、それならいつでも...」

ゴォッ!

ハルヒ「....ちっ!」

ハルヒ「いきなり鉄くずぶっ放して危ないじゃない! 何すんのよアンタ!!」 ザッ...!

銀髪の男「よくよけたなァ、今のタイミングでよォ? まァいい...ッてかそれより、今から相手してくれねェか? それとも、まだその気が起きねェッてんなら...ムリヤリにでも...相手してもらうぜ!?」

ハルヒ「...せっかく美容室でばっちりセットしてもらったのに、アンタのせいで台無し...!」

ハルヒ「半殺しじゃ、済まないから」

銀髪の男「クククッ、それでいいんだよ」

207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 22:04:56.37 ID:82BI8sxZ0 [36/53]
銀髪の男「俺はレベル5の第一位、学園都市最強、アクセラレータ...」

一方通行「テメェが俺を超える能力者ッて、あり得るはずもねェ情報を聞いたもんで確かめに来た」

ハルヒ「ごちゃごちゃ言ってないで、かかってきなさいよ」

一方通行「いいねェ...その目つき...俺相手にそれだけ威勢を張れるヤツなんざこの学園都市にいねェぞ...!」

ハルヒ「日本語わかってる? わたしはかかって来いって言ってんだけど...」

一方通行「わりィ...、感激しちまッてなァ...」

一方通行「じャあ.....行くぜ!?」  ガガッ!

電柱を軽く蹴っただけで、まるで槍の様に飛ばすなんて...!
かなりの脚力ね...!

ハルヒ「 (まぁ、この位どうって事ないけど....) 」 

ドガァァン!

一方通行「てめェ...何をしやがッた!?」

ハルヒ「はたき落しただけじゃないの。 ってか、これ位で驚いてたら、わたしとは戦えないわよ」

一方通行「指一本ではたき落しやがッた.....!」

一方通行「 (コイツ...! ベクトル操作の能力者か...!? いや、ありえねェ。 学園都市でベクトル操作は俺だけが会得してる能力だ...!なら、今のは一体、ナンだッてンだ!? 筋力を著しく高めるなにかか....!?) 」

210 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 22:11:46.12 ID:82BI8sxZ0 [37/53]
ハルヒ「返すわ」 グンッ!

一方通行「ッ!?」 スッ...

ハルヒ「へ...? (衝突する直前に軌道がそれた?) 」

一方通行「 (今度は触れもしねェで、電柱をぶッ飛ばしやがッた...空間作用のベクトル操作...!? いや、ありえねェな.....おそらくは...念動力系統...サイコキネシスってヤツか...!」

ハルヒ「念動力ねぇ、近いけど、全く違うわ。 そんな甘いもんじゃない。 わたしの能力が一体何なのかは、闘ってりゃそのうち分かると思うわ」

ハルヒ「あっ!」

ハルヒ「でも、一瞬で死んじゃったら分かんないままか」

一方通行「言ッてくれるじャねェか.....!!」

ハルヒ「だって.....」 スッ――!

一方通行「 (炎ッ!? 二種類の能力...! デュアルスキルだと!?) 」

ハルヒ「そうでしょ?」 ゴォッ!

一方通行「てめェ一体...!?」 スッ...

ハルヒ「それはこっちのセリフよ、なんで直撃の瞬間に軌道が逸れんの? 学園都市最強だけはあるかも...」

211 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 22:12:53.06 ID:82BI8sxZ0 [38/53]
発火能力者「うっ、う゛ぅぅ.....」

古泉「いれ以上怪我する前に、あきらめて話す方向をお勧めします」

発火能力者「くそっ!...この俺の能力が通用しねぇなんて...!」

古泉「さぁ、お決め下さい」

古泉「これがあなたの生死に関わる...」 

古泉「...最後の分岐点」 ズン...!!

発火能力者「紅玉っ...! しかもデカさは、さっきまでの三倍以上...!」

古泉「どうしますか?」

発火能力者「..........わかった。 話す、だから見逃してくれ」

古泉「それが賢明な選択です、では話して下さい...」

古泉「おっと、その前に一つ言っておきますが、あなたの回答に違和感を感じたら遠慮なくコレをぶつけます」

古泉「僕はあの二人と同じく何も知らないワケではありませんから、偽証は死を招くと思って頂いて結構です」

発火能力者「...っ! 分かってるさ、全部喋りゃあいいんだろ?」

古泉「えぇ、くれぐれも真実を、ね.....」

213 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 22:18:20.34 ID:82BI8sxZ0 [39/53]
神裂「 (ここまで圧倒的な戦力差を見せられても尚、彼女を守ろうというのですか...瞳には諦めの色など、微塵も浮かんでない...!) 」

キョン「はぁ、はぁ、はぁ.....」

ボロボロになって分かった。
おそらくだが、あれは目で追えない抜刀術なんかじゃない。
俺の読みが正しければ...コイツで。

神裂「 (この状況で蛍光ペン...?) 」

適当な場所に俺はそれを放る。

スッ――。

神裂「なるほど...」

このペンの塗料は夜に光るってゆー、全く持って文房具として用途不明だったが。
こんな時に役に立つなんてな...!

宙にぼんやりと塗料が光る...

キョン「おそろしく頑強な鉄線かなにかか...」

神裂「正しくは剛糸。 ですがそれが分かった所で、どうしようというのです。あなたに七閃を対処できるだけの、魔術も、能力も...身体能力もないでしょう」

キョン「あぁ、その通りだ。 だから.....!」 ダダッ!

神裂「な!?...勝てぬと判断して、あなたは逃げるというのですか!?」

214 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 22:25:13.13 ID:82BI8sxZ0 [40/53]
神裂「 (ビルの階段を昇って逃走...いや.....違う! まさか...!?) そのビルの階段を昇ってどうしようというのです!?」

キョン「4階ってけっこう高いんだな...」

神裂「私に殺される位ならば、自ら命を断つおつもりですか!? 彼女を守るという、あなたの意志は消え去ったのですか!!?」


キョン「死ぬ気なんてさらさらねーよ.....」

キョン「もちろん、アイツは死ぬ気で守るけどな!!」


ダンッ!

神裂「飛び降りた..っ...!」


キョン「俺がアイツを...!!」


神裂「っ!!? まさか、七閃の攻略の為に...!?」


キョン「見捨てるワケがねぇだろーーが!!」 ドゴッ!!


飛来型の攻撃には剛糸で対応できないと踏んだ、決死の一撃!
四階からダイブし、全体重を乗せた拳が神崎の顎をとらえ、その体を吹き飛ばす!

215 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 22:33:44.66 ID:82BI8sxZ0 [41/53]
キョン「立てないよな?...、てか立たねーでくれ」

神裂「御心配なさらずに...しばらく動けそうにありませんから...」

キョン「.......おい、アンタ、俺を本当にころ....」

神裂「どうしたんです? あなたは何の為に私を倒したんですか?」

キョン「...そんなもん、言われなくても分かってるさ」 ダッ...!

神裂「..........」

神裂「..........」

神裂「..........行きましたか」 パンパン...

神裂「先程の彼の一撃、七閃で十分対処できた...ですが私はそれができなかった」

神裂「...それをしたくなかった」

神裂「生身で、且つ、能力も魔術も使えない人間のただの一撃、ですが、私には強く響いた」

神裂「土御門...。 私は彼に懸けますよ、全てを」

神裂「涼宮ハルヒという人物が、世界を壊す程のチカラを持っている、だから消すというのは理解できますが.....」

神裂「悪意を持たない者を殺すというのには、やはり私は賛同できません」

神裂「たとえ無意識下による能力の暴走が起こったとしても、彼がなんとかするはず...!」

218 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 22:47:48.24 ID:82BI8sxZ0 [42/53]
土御門「戦況は五分五分か...!」

朝倉「今はね...。 でもこれからどうなるかは予想がつく」

朝倉「今のうちに加勢した方がいいんじゃないかしら?」

土御門「あの野郎が手を出すなって言ってただろ? 加勢はなしだ」

朝倉「ったく...。 手遅れになっても知らないわよ?」

土御門「アイツはレベル5の第一位だ、負けるわけがない、黙ってここから見てろ」

朝倉「フフ...。 そうだとといいけど.....」




ハルヒ「どうかしら?」

一方通行「.....効かねェな!」

ハルヒ「アンタを中心に戦車位なら塵にできる爆発を起こしたつもりなんだけどな...!」

一方通行「言ッただろ? 俺には一切の攻撃は効かねェッてよォ!」

ハルヒ「爆発でダメならっ.....!」

ハルヒ「.....これでどう!?」

219 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 22:49:21.12 ID:82BI8sxZ0 [43/53]
一方通行「――ッ! ?」

ゴゴォッッッ!!!

ハルヒ「今度も無傷なら、アンタが人間かどうかを疑うわっ!」


土御門「巨大な炎柱.....!! 願った事を常識なんざぶっ飛ばして、現実に発現しやがる...!」 

土御門「あの女...! 貴様の言う通り、悪意はなくともこの世界に災厄をもたらす存在かもしれんな...!」

朝倉「分かってくれた? 彼女は万物を超越した能力を保有しているの」

朝倉「彼女に不可能の文字なんてない...まさに『絶対願望』...神と同列の存在」



ハルヒ「アンタと闘ってると、自分の能力に上限なんてないような気がしてくるわ...!」



土御門「.....お前が言っていた、抑制となっている常識という壁が崩れてしまうとはこの事か...!」

朝倉「そう...」

朝倉「このまま彼女の中の壁が崩れてしまえば、全てが手遅れになるでしょうね」

220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 23:05:26.66 ID:82BI8sxZ0 [44/53]
一方通行「何度言えば分かんだテメェは...!」 ザッ...!

ハルヒ「.....なっ!!」

一方通行「俺はなァ、全てのチカラのベクトルを操作できんだよ...! だからナニをしようがムダだ...!!」

ハルヒ「ベクトル操作...? そう、そういう事だったの...どうりでおかしいと思ったわ.....」

ハルヒ「どんな攻撃もベクトルを逆にされたら、アンタには効かないってわけね...」

一方通行「そーゆーコトだ...!」

ハルヒ「それじゃあ、勝負がつかないじゃないのっ!」

一方通行「そんなコトはねェぜ?...キサマが死ねばそれで終わりだ...!」

ハルヒ「わたしが死ぬわけないじゃない、てかアンタと闘うのもう飽きた...」

ハルヒ「勝負が決まらないって分かったら冷めちゃったわ...」

一方通行「飽きたねェ...。 はいそうですかッてオレが言うとでも思うか.....!?」

ハルヒ「.........」

一方通行「なに黙ッてやがる...!?」

ハルヒ「はい.....しゅ~りょ~、終わり終わり。 さっさと帰んなさい」

一方通行「テメェ...! フザけてんのか...!?」

221 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 23:10:50.20 ID:82BI8sxZ0 [45/53]
ハルヒ「いたってわたしは大マジメよ?」

ハルヒ「もう終わりなの、おとなしく帰ってちょうだい、わたし待ち合わせしてるって言ったでしょ?」

一方通行「おいおい、ナニも終わッてねェぞ? オレを半殺しにするんじャなかッたのか...!?」

ハルヒ「半殺しはもういいわ、少し楽しかったし.....、はい、終わったから帰って」

一方通行「ふざけ...」

ハルヒ「あ~もぉ~! しつこい!!」

ハルヒ「アンタも第一位ってんなら気付きなさいよ!!」 ぽいっ!

一方通行「石なんざ投げてどういうつもりだ.....ッ!!!?」


一方通行「痛.....!? テメェ.....!! 一体ナニをしやがッた!!?」

ハルヒ「やっと気づいた? 願ったのよ、アンタの能力を消失させるように」

一方通行「なんだと...!? そんなコトができるはずねェ......!!」

ハルヒ「できるからそーなってんでしょ? 悪いけど、わたしが願ったコトは全部実現しちゃうみたいなの」

ハルヒ「アンタと闘うまで、わたし自身ここまでできるなんて思っちゃいなかったけどねっ」

一方通行「レベル6........!!!」 

222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 23:12:36.20 ID:82BI8sxZ0 [46/53]
ハルヒ「レベルがうんぬんなんて興味ないわ、めんどくさいから寝てちょうだい」 

一方通行「........ッ!!?」 ふらっ....。

  バタン.....!

ハルヒ「さてと...これで片付いたわ。 ってかキョンのヤツほんっとに遅いわねっ!」




朝倉「もう止めないわよね? 」

土御門「あぁ...。 だが、あんなヤツとどうやって闘うつもりだ?」

朝倉「簡単よ、すぐにケリをつけてきてあげる...!」

土御門「....簡単だと?」

朝倉「そうよ? まぁ、黙って見てて、すぐに終わるから...」

土御門「朝倉涼子...キサマがアイツに勝てるとは思えんが、念のために言っておく.....」

土御門「拘束するだけにしろ...絶対に殺すな」

朝倉「はいはい。 私は涼宮ハルヒに恨みがあるから、簡単には死なせないわ...」


朝倉「じわじわと、痛ぶって、苦しみの限りを刻んでから.....死んでもらうつもりよ...!!」

223 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 23:28:49.89 ID:82BI8sxZ0 [47/53]
朝倉「久しぶりね涼宮さん...」

ハルヒ「......?」

朝倉「やっぱり忘れちゃってるわよね?」

ハルヒ「.....忘れたもなにも、アンタなんか逢った事ないんだけど...わたし記憶力はいいほうだから忘れたりしないわよ?」

朝倉「記憶にないのね.....ショックだわ...」 

ハルヒ「アンタなんか心当たりないわ。 ってか、近い近い! ちょっと離れなさ...」

ガッ!

ハルヒ「.....!?」 グラッ.....

朝倉「警戒心ってもんが足りないわよ、涼宮さん?」

ハルヒ「.....!」 


バタン...


土御門「一撃であの女を沈めやがった...!!」

朝倉「ね? 簡単だったでしょ?」


224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 23:30:19.57 ID:82BI8sxZ0 [48/53]
朝倉「だいたいさ、彼のように真正面から挑んでも、彼女に勝てるワケがないじゃない」

土御門「こうも簡単にいくとはな...」

朝倉「さっ! キョトンとしてないで準備してよ、涼宮さんをあそこへ運ぶんでしょ?」

土御門「...そうだな。 気絶してる内にとっとと連れてくとしよう」

朝倉「目が覚めてしまえば、もう手がつけられなくなるから急ぐわよ」



―――――ザッ...!



土御門「お前は.....!」

朝倉「.....ちっ」


キョン「――そこまでだ」



キョン「久しぶりだな、朝倉」


朝倉「あら、生きてたの、彼女相当な実力者みたいだったけど...」

225 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 23:31:34.37 ID:82BI8sxZ0 [49/53]
キョン「ハルヒをほおって死ねるかよ、で、お前はなぜこの世界にいる?」 

朝倉「 『改変』、それが私を再び再構成したみたいなの」

キョン「そういう事か...! そしてお前は俺達を侵略者として殺そうとしいる連中の仲間ってことでいいな?」

朝倉「えぇ、そうよ」

キョン「おい朝倉、その連中の頭をここに連れてこい、そして俺に話をさせろ...」

キョン「説明したい...俺達はこの世界になんの干渉もする気はない、ここに来てずっと元の世界に帰還する手段を探しているってな」



土御門「 (やはり、コイツに悪意はない...) 」


土御門「 (だが、どーゆー事だ...!?) 」

土御門「 (ねーちんがコイツに負けたとは考えにくい、おそらくねーちん自身の意志で道を譲った...!) 」

土御門「 (そして、こいつはこの女を守る為だけに、ここまできた...こんなボロボロの状態で...!) 」


土御門「 (墓標の上に立つ世界の平穏と、ねーちんの意志...天秤にかけて重いのはどっちだ?) 」


228 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 23:37:10.57 ID:82BI8sxZ0 [50/53]
土御門「 (この女が世界に災厄をもたらす可能性がある、だから抹殺する、それは理解できる) 」

土御門「 (だが、やはり俺には殺す以外の道がある....) 」

土御門「 (そう思えてならんな...!) 」



朝倉「ここへ連れてきて説明させろですって? ダメよそんなの」

キョン「なら力づくで、話のテーブルに上げるまで...!」

キョン「まずはテメェらからだ...覚悟しろよ」

土御門「...待て」

キョン「なんだ?」

土御門「一連の件を統括している人間に俺が話をしてきてやる」

朝倉「はぁ!?」

土御門「悪いようにはせん、約束する」

キョン「.....信用できんな」

土御門「朝倉涼子...いいか、俺は先にこの女を連れて戻るが、コイツを絶対に殺すなよ?」

土御門「さっきみてーに気絶させて、お前も戻って来い...いいな?」

229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 23:41:30.99 ID:82BI8sxZ0 [51/53]
朝倉「勝手な人ね...」

キョン「おい...、誰がそれを許すと言った? ハルヒは連れていかせんし、お前等には洗いざらい吐いてもらわねーとな...!!」

土御門「この女が世界に災厄をもたらす存在である事には変わりはない...いったんこちらで預からさせてもらう」 ザッ...

札...!? 

それを腕に張り付けたと同時に、姿がどんどん景色と同化していく!

キョン「くそっ!!!」

朝倉「転送の邪魔はさせないっ」 ガッ!

朝倉の蹴りが顔面に入る!

キョン「くっ....!」

攻撃を喰らい、視線があの男から外れる...
再び視線を元に戻す...が.....

キョン「消え た...!?」

確かにそこにいたはずの姿が跡形もなく消失する...


キョン「ハルヒ........!!!」

231 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 23:46:35.24 ID:82BI8sxZ0 [52/53]
朝倉「ここまでよく頑張ったわね.....でも転送は終わっちゃったの、ゴメンね」

キョン「どこへ連れていきやがった!?」

朝倉「虚数学区.....って言ってもアナタには分からないわよね?」

キョン「...虚数学区!? それはどこにある!?」

朝倉「 ひ み つ ...でもどっちみち、あなたはここで死ぬんだから、知る必要はないんじゃないかな?」


キョン「お前を倒して、吐かせる、そして、ハルヒを連れ戻す!!」


朝倉「無駄よ、涼宮さんはもう手の届かない場所へ行ってしまったんだから.....」 スタスタ...

朝倉がゆっくりと
こちらへ近づいてくる...!

朝倉「私の能力は風を生み、操る事ができる.....あ、エアロマスターって言うのかしら?」 ゴォッ..!

朝倉を中心に風が舞い、その周囲を切りつける

朝倉「じゃあ、死んで?」 ゴゴォォォォッ!!

吹きすさぶ濃密なかまいたちが飛来する!
あたりを激しく切りつけながら...迫る!!


232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 23:50:45.53 ID:82BI8sxZ0 [53/53]
直撃すれば無事ではいられない!
だが、これだけの広範囲の攻撃をどうやって...!?


「私から離れて下さい」


キョン「あんたは...!」

神裂「巻き込まれたくなかったら、早く私から離れなさい」

キョン「助けてくれるってのか...!?」

神裂「早く離れろと申しています!!」

朝倉「あら...、アナタ裏切るの?」

神裂「裏切る? 勘違いしないで下さい」

神裂「私は最初から世界の平穏を守る為に参戦したつもりです...仲間に入るなどと申したつもりはありませんよ...!」

神裂「どちらが善か、悪かの判断は私が行います...! 私は決めた、彼に世界の行く末を託すと...!!」

朝倉「そうだったの...残念。 アナタも.....この世界から消えてください」

朝倉「彼と一緒ならばアナタも本望よね!?」


朝倉「仲良く死んでしまうがいいわっ!!!」

233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/29(月) 00:00:43.63 ID:WL6GouD30 [1/10]
神裂「......」 スッ――


暴風が更に猛威を増す...!

一方、肉薄する風刃の塊を前に、神崎は無言のまま剣に手を据える...!

俺の時には見せなかった、抜刀の構え!!


神裂「 唯閃―― 」


朝倉「 ――!? 」

一瞬だった...

吹き荒れる風を二分し、朝倉の腕を斬り飛ばす...!!


朝倉「ぐっ...!!」


キョン「あんた...いや、神裂...なんで俺を助けた!?」

神裂「私が望む世界の鍵は貴方です...、死なれては困りますからね」

キョン「俺に懸けてくれんのか?...まぁ、安心してくれ.....、ハルヒは滅茶苦茶なチカラを持ってはいるが...あいつは意図的に世界を崩壊させる様なマネはしない.....無意識で世界をこんがらせても、俺達がいる、仲間がいる...」

キョン「責任持って元に戻すさ.....今までもそうしてきた、もちろん今回もだ!!!」

234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/29(月) 00:03:59.13 ID:WL6GouD30 [2/10]
神裂「フフ、期待してますよ」

神裂「ですが、あなたはただの一般人...、これから先へ踏み込むのは無茶です...」

神裂「この一連の首謀者はアレイスター・クロウリー...」

神裂「伝説の魔術師と呼ばれ...おそらくこの世界で最も神に近い男...!」

キョン「相手が誰だろうと構わなねぇ...ハルヒを殺そうってんなら.....」

キョン「俺が叩き潰すまでだ」


神裂「おそらく無理でしょう...、戦って勝てる相手ではありません...!」

神裂「後は私に任せて下さい...、これ以上貴方を戦わせたくない...!」

神裂「争い以外の方法で必ず彼女を取り戻し、貴方達を元の世界へ戻します.....!!」

キョン「俺にもできる事がある! 俺達が生んだ問題をあんただけに任せておけるかよ!!」

神裂「お気持ちだけ.....」

       ――ガッ.....


神裂「...頂いておきます」

235 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/29(月) 00:05:25.08 ID:WL6GouD30 [3/10]
神裂「さてと.....まだ、続けますか?」

神裂「朝倉涼子...!」


朝倉「遠慮しておくわ、どうあがいても勝てそうにないもの....」

朝倉「 じゃあね... 」 スッ.....


神裂「 (転送用の術式を組み込んだ呪札...) 」


神裂「行先は虚数学区.....、私も準備を整え次第追うとしますか」


ザッ...


長門「ま、待って...」 ハァハァ.....

神裂「あなたは...彼の仲間でしょうか?」

長門「そう...」

長門「気絶させる数秒前から見ていた...、彼の言う通り、わたし達の招いた問題をあなただけに任せておくわけにはいかない」


236 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/29(月) 00:07:07.11 ID:WL6GouD30 [4/10]
長門「気絶させる数秒前から見ていた...、彼の言う通り、わたし達の招いた問題をあなただけに任せておくわけにはいかない」

神裂「この件にアレイスターが絡んでいる以上...、あなた達が入ってきてどうにかできるレベルの問題ではありません...」

神裂「貴方は傷ついた彼を病院に運んであげて下さい...」


神裂「それでは、また.....」 ザッ...


長門「.......」

長門「.......」


長門「...行ってしまった」


長門「.....本当にこれで、良かったのだろうか.......」


キョン「俺が守るから」-3
続きます

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