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唯「じゃあ次あずにゃんがボーカルやってよ!」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 02:40:56.23 ID:usUK8mWAO [1/52]
梓「わ、私ボーカルはちょっと…」

唯「えー、あずにゃんの歌聴きたいよぉー」

梓「ギターだけで精一杯なんです」

澪「まあまあ、試しに一曲歌ってみないか?」

律「ははーん、さては梓自信ないな?」

梓「なっ…やってやるです!」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 02:44:15.28 ID:usUK8mWAO [2/52]
唯「ほい来た!一曲頼んますぜあずにゃん!」

梓「えー、じゃあ曲はふわふわ時間で」

紬「ファイト、梓ちゃん!」

梓「すぅー…」

ボエーーーーーーー!!!!!!

唯「」

澪「」

律「」

紬「」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 02:47:45.84 ID:usUK8mWAO [3/52]
梓「…ど、どうでしたか?」

律「いやその、すごく独創的だったというか、なんというかー」

紬「…す、すごく梓ちゃんの個性が出てたわよね、澪ちゃん」

澪「聴こえない聴こえない聴こえない聴こえない聴こえない聴こえない…」

梓「…」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 02:50:56.16 ID:usUK8mWAO
梓「…そ、そうですよね。やっぱり慣れないことってしちゃいけないですよね…」

律「い、いやいや、ちょっと予想外だっただけで…ゆ、唯も何か言ってやってくれ」

唯「…すごくいい…」

律(マジでーーー!?)

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 02:57:29.40 ID:usUK8mWAO
唯「私はすごくいいと思ったよ、あずにゃんの声!」ガシッ

梓「ゆ、唯先輩…手握らないで下さい!」

律「…そ、そうだな!そうだよな!すごくよかったよ!」

紬「私もよかったと思うわ…」

唯「あずにゃんすごいよ!これなら全米で1位狙えちゃうよ!ポールもジョンもメじゃないよ!」

澪(でっかく来た)

唯「キリストよりも有名になれちゃうかもよ!」キラキラ

律(唯はビートルズ好きなのかビートルズアンチなのか)

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 03:03:07.65 ID:usUK8mWAO
梓「そ、そうですか。じゃあもう少し頑張ってみましょうか…」

唯「そうだよあずにゃん、その意気だよ!」

梓「じゃあ澪先輩、指導していただけますか?」

澪「え?わ、私はムリだよ!」

唯「えー、どうしてー?」

澪「だって…こんな個性的すぎる声の子教えられないよ!」

律「ば、バカ!」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 03:08:40.09 ID:usUK8mWAO
梓「個性的、ですか…」

唯「あずにゃん、これからは個性の時代だよ?澪ちゃんはあずにゃんを誉めてくれてるんだよ?」

梓「…わかりました。私、皆さんのご期待に必ず答えてみせます!」

律(ゆ、唯いいい!)

澪「あ、本格的にボーカルやるならさわちゃんに教わるといいよ?」

梓「ファイト、私!」

唯「おー!」

律(梓が燃えてる…)

紬(取り返しのつかない事態になってきちゃった…)

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 03:12:49.10 ID:usUK8mWAO
さわ子「は?梓ちゃんがボーカル」

唯「そう!十年に一度の逸材だよ!」フンス

さわ子「確かに唯ちゃんを指導したことはあるけど…」

梓「私、絶対に投げ出しません!必ず上達してみせますから!」

さわ子「わかったわ。とりあえず一曲歌ってみて」

梓「はい!」

唯「頑張れ、あずにゃん!」

梓「すぅ…」

ボエーーーーーーーー!!!!!!

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 03:16:07.07 ID:usUK8mWAO
梓「ど、どうでしたか?」

さわ子「」

唯「すごいよあずにゃん!あのさわちゃん先生が言葉も出ないくらい感動してるよ!」

梓「そ、そんなにすごくなんかないですよ」

唯「いやいや、見てみなよあずにゃん!他の先生もみんな水を打ったように静まり返ってるよ!」

梓「というかここ、職員室だったんですね」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 03:22:01.60 ID:usUK8mWAO
律「さわちゃん、あんたの死はムダにはしないぜ…」

紬「最初のシ者ね…」

澪「聴こえない聴こえない聴こえない聴こえない聴こえない…」ブツブツ

紬「りっちゃんはあれをどう感じた?」

律「鼓膜の上で南極の溶けた氷から出てきた恐竜が玉乗りしてる、みたいな?」

紬「りっちゃんも独創的ね。私感動しちゃった」

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 08:22:55.24 ID:usUK8mWAO
【放課後 河原】

唯「懐かしいね。ここでギターの練習したよね」

梓「ついこないだのことじゃないですか」

唯「澪ちゃんもさわちゃん先生もアテにならないし、私が指導してあげるね」

梓「はぁ、どうも」

唯「じゃあ、私の恋はホッチキス!」

梓「すぅー…」

ボエーーーーーー!!!!!

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 08:26:35.76 ID:usUK8mWAO
唯「♪なんでなんだろ~」

梓「ボエーーーーーー!!!!!」

唯「♪気になる~」

梓「ボエーーーーーー!!!」

びちっ

唯「♪君、へ~」

梓「ボエーーーーーー!!!!!」

びちっ、びちっ

唯「♪~」

梓「ボエーーーーーーーー!!!!!」

びちびちびちびちびち

律(魚が浮いてる…だと!?)

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 08:31:02.26 ID:usUK8mWAO
律「なあムギ、梓の歌唱力…」

紬「明らかにパワーアップしてるわね。…あら、澪ちゃんは?」

律「帰したよ、うるさいから」

紬「唯ちゃんは強いわね。あれだけのエネルギーを前にこの余裕…」

律「いやいやいや、どう考えても耳がイカレてるだろ」

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 08:36:31.69 ID:usUK8mWAO
とみ「おや、唯ちゃんじゃないか」

唯「あ~、おば~ちゃ~ん」

梓「こんにちは」

とみ「そちらはあずにゃんさんだったねぇ。クラブの練習かい?」

唯「あずにゃんの歌の練習だよ!」

律「まずい!」

梓「唯先輩、人前で歌うのはまだ少し…その…」

唯「大丈夫だよ~。あずにゃん歌うまいから。さあ!」

梓「えー、じゃあ、お聴き苦しいかもしれませんが…すぅー」

律「民間人に手を出すな!止めろおおおぉぉ!」

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 08:39:41.80 ID:usUK8mWAO
梓「ボエーーーーーーーー!!!!!」

律「ガハァ!」

紬「血を吐いた!」

梓「ボエーーーーーー!!!!!」

律「ウゴハァ!」

紬「りっちゃん、りっちゃん!」

梓「ボエーーーーーー!!!!!」

びちびちびち

梓「ボエーーーー!!!!!」

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 08:48:35.26 ID:usUK8mWAO
唯「……」

とみ「……」

梓「…ど、どうでしたか?」

パチパチパチ

唯「すごいよあずにゃん!上手いねぇ~」

梓「そ、そうですか?」

とみ「これからも焦らず怠らず、頑張るんだよ」

梓「は、はい!」

紬「下草が…一本残らず枯れてるわ…」

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 08:51:28.30 ID:usUK8mWAO
紬「あっ!」

紬「りっちゃん、りっちゃん!」

律「」

紬「息をしてない!人口呼吸しなきゃ!」

律「」

紬「…りっちゃん、ごめんね…んっ」

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 08:54:09.99 ID:usUK8mWAO
紬「ふっ……んっ……」

律「んっ……」

紬「んっ……ぷはぁ」

律「んー……」

紬「心臓マッサージも…必要よね」

律「あっ…」

紬「りっちゃんのお胸、ちっちゃい…」

律「あっ…ムギ…」

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 08:56:41.74 ID:usUK8mWAO
紬「…気づいてたの?」

律「途中から、な…」

紬「…ひどいわ」

律「ごめん…続けて」

紬「…いいの?」

律「…ムギなら構わないよ」

紬「嬉しい…んっ」

律「ふぅっ…」

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 09:03:52.86 ID:usUK8mWAO
【その夜 平沢家】

憂「えーっ!?梓ちゃんがボーカルを?」

唯「そ~。あずにゃんすごく頑張って練習したんだよ」

憂「お姉ちゃん、大丈夫だったの!?」

唯「大丈夫って、何が?」

憂「だから、お耳とか、その…」

唯「あ、おばーちゃんにも聴いてもらったんだよ!」

憂「えええぇぇー!」

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 09:08:02.84 ID:usUK8mWAO
唯「明日も二人で練習するんだ~。楽しみだなぁ~」

憂(…大変だ、こうしちゃいられない!)

prrrr prrrr

純「もしもし、憂?…なぬ!?」

純「ついに…Gが動き出しただと!?」

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 10:50:19.68 ID:usUK8mWAO
【翌日 第1回対G対策会議】

純「えーそれでは、再び活動を開始した中野梓、通称Gの今後の対策を検討してむにゃむにゃ」

律「なあ、ここまで大げさにすることないんじゃないか?」

憂「律さんはご存知ないんです!奴がどれだけ日本にとって恐るべき存在か!」

澪「というと?」

憂「あれは私たちが入学して間もない頃でした…」

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 10:56:06.77 ID:usUK8mWAO
憂「私たちはクラスの友達といっしょにカラオケに行ったんです……」



純『次は梓の番だよ』

梓『えぇ?わ、私!?』

モブ『イケイケー!』

憂『梓ちゃん、頑張ってー!』

梓『じ、じゃあ一曲行きまーす!…すぅっ』

ボエーーーーーーーー!!!!!

モブ『うぎゃあああああおおおああおおぇえええあああ』



憂「というわけだったんです」

律「絵が容易に想像できる」

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 11:00:49.79 ID:usUK8mWAO
純「生き延びたのは私と憂だけ。あとは入学早々病院送りにされました…」

憂「以来、梓ちゃんを遊びに誘う時は、絶対にカラオケにだけは行かないようにしています…」

澪「そうか、大変だったな…」

純「みおせんぱい~、ぐすん」

紬「ところで今、梓ちゃんは?」

憂「奴は現在、お姉ちゃんと市街部を移動中です」

律「あ、今日は日曜だったのか」

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 11:08:25.86 ID:usUK8mWAO
『♪んでんでんで~』

唯「あずにゃんあずにゃん、この曲すっごく可愛いよ~」

梓「すごく下手くそじゃないですか」

唯「えーっ?可愛いじゃ~ん」

梓「はいはい。じゃあ買うもの買ったし、そろそろ帰りますよ」

『明日からボーカルを始めるあなたに』
『猿でもできるボーカル術』
『ヨーデルとメーテルの違い』

唯「うん、完璧だね!これであずにゃんも立派なボカロだよ!」

梓「それだけは勘弁してください」

唯「なんで~?ミク可愛いよミク」

梓「はいはい」

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 11:13:38.86 ID:usUK8mWAO
純「とにかく皆さんは、梓に絶対マイクを持たせないでください!」

律「ああ、わかってる…」

紬「あの声が拡声されたら、間違いなく…」

憂「…チャイナシンドロームがおこります!」

澪「聴こえない聴こえない聴こえない聴こえない…」

律「…くそっ!梓を止める方法はないのか!」

憂「今は活動を抑えるだけで精一杯でしょうね…」

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 11:18:48.70 ID:usUK8mWAO
【翌日 平沢家】

ぴんぽーん

憂「はーい」

憂「こんな朝早くに誰だろ」

ガチャ

梓「おはよー憂」

憂「あ、梓ちゃん!?…こんな早くにどうしたの?」

梓「唯先輩と朝練するんだ。先輩起きてる?」

憂「お姉ちゃんはまだ寝てるけど…朝練って?」

梓「だから、歌の練習だよ」

憂「ゲエーッ!」

81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 11:22:02.35 ID:usUK8mWAO
唯「じゃあ、先くね、うい~」

梓「もう、早起きするよう行ったじゃないですか!」

唯「ごめんごめん、つい~」

ガチャン

憂「……」

ピポパ

憂「こちら平沢、全職員に連絡します!奴が、Gが目覚めました!」

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 11:25:02.17 ID:usUK8mWAO
唯「とりあえず、簡単な歌から始めようか!」

梓「そうですね」

唯「じゃあ、森のくまさん!」

唯「♪ある日~」

梓「ボエーーーーーーー!!!!!」

唯「♪森の中」

梓「グエーーーーーーーーー!!!!!」

唯「♪くまさんに」

梓「アギャアーーーーーーー!!!!!」

唯「♪出会った」

梓「ドンドゥルマアーーーーーーー!!!!!」

84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 11:28:15.99 ID:usUK8mWAO
律「くそっ…なんて破壊力だ…」

律「住宅街のガラスが…めちゃめちゃじゃないかっ!」

憂『律さん隊員!ご無事ですか!?』

律「ああ、かろうじて無事だ!ムギ隊員の連絡を待っているところだ!」

その頃……。

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 11:32:46.25 ID:usUK8mWAO
ガタンゴトン

『次はーー桜ヶ丘ーー桜が……な、何だこりゃ!?』

紬「!?」

唯「♪花咲く森の道~」

梓「サウザンドマズダアアァァァーーーーーーー!!!!!」

『うわあああああ!』

ききーどーん



憂『り、律さん隊員!何事ですか!?』

律「…ムギからの連絡が…途絶えた…」

87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 11:36:55.41 ID:usUK8mWAO
【同時刻 桜高前最終防衛線】

純「…来ますね」

澪「…ああ、来る」

純「…澪先輩、こんな時ですが、あなたに伝えておきたいことがあります」

澪「むしろこんな時だからこそ、言いたいことは言っておくべきじゃだよ。言ってごらん」

純「私、澪先輩のこと…ずっと昔から…」

澪「……」

88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 11:41:26.20 ID:usUK8mWAO
純「…やっぱり迷惑でしたか?」

澪「いや、迷惑じゃないよ」

純「先輩……」

澪「目、閉じて……」

マルゴビッヂノアナァァァァァァァーーーーーーー!!!!!

純「」

澪「」



律「…なんてこった…」

憂「全職員に連絡します。…Gが本土に上陸しました」

89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 11:47:11.47 ID:usUK8mWAO
和「おはよう、唯」

唯「あ~、和ちゃ~ん」

梓「おはようございます」

和「ボーカルの練習?」

唯「そう!今度はあずにゃんも歌うんだよ~」

和「そうなんだ、じゃあ私生徒会行くね」

梓「すうっ」

アンジョオスッタランーーーーーーーーー!!!!!

律「和ー!」

90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 11:50:38.44 ID:usUK8mWAO
律「和、しっかりしろ、和!」

和「チェケラッチョイ」

憂「和ちゃん、死んじゃ嫌だ、和ちゃん!」

律「和ちゃん?」

憂「あっ…」

律「憂ちゃん、もしかして…」

憂「…昔から、憧れてたんです。…なのに…」

91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 11:53:38.49 ID:usUK8mWAO
律「ちくしょう…ちくしょう…」

律「最初はムギ、次に和…」

律「…どれだけ私たちから、愛するものを奪えば気がすむんだ…」

律「バカやろおおおぉぉ!」

ついに桜高に上陸してしまった黒き魔獣、Gこと中野梓。

果たして人々の運命は、そして平沢唯の真意とは。

94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 13:22:10.01 ID:usUK8mWAO
【平沢唯の教室前】

姫子「唯、おはよう」

唯「あ~、姫ちゃん!おはよ~」

梓「どなたですか?」

姫子「唯と同じクラスなの。キミがあずにゃんだね」

梓「な、な、なんでご存知なんですか!」

95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 13:33:36.18 ID:usUK8mWAO
姫子「唯がよく、キミのこと話してたからね。可愛い後輩だって」

梓「なっ…ナニヲオッシャル…」

姫子「ふふ、照れちゃって。可愛い恋人みたい」

梓「」

ボンッ

97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 13:38:06.46 ID:usUK8mWAO
姫子「」

唯「ひ、姫ちゃん姫ちゃん!」

梓「…はっ。何がおこったんですか?」

唯「姫ちゃんが倒れちゃったよ!」

律「…憂ちゃん、あれは?」

憂「Gの体内放射です。喉元まで溜めた歌唱エネルギーを全身から放出する、周囲を巻きこむ危険な攻撃です」

律「なるほど、要は梓を照れさせちゃいけないんだな」

憂「校舎の床に穴が開いちゃった…」

98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 13:43:38.16 ID:usUK8mWAO
唯「でもよかったね、あずにゃん!私たち恋人みたいだって!」

梓「ほ、本気にしないでください!」

唯「あ~ずにゃ~ん」

梓「抱きつかないでくださいー!」

姫子「う……」


律「あ、姫子が動いた!まだ生きてる!」

憂「律さん、ダメです!」

律「助けないと!」

100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 13:48:09.38 ID:usUK8mWAO
唯「ん~、あずにゃん分補給~」

梓「み、耳元で歌いますよ!」

唯「ドントコイです!」

梓「すぅ…」

姫子「ゆ…い…」

梓「ソニーノゲームハズッキーニィィィィィィィィーーーーーーwwwwwwwww」

姫子「」


律「姫子おおぉ!」

憂「…ば、バーンスパイラル熱唱…」

101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 13:52:27.34 ID:usUK8mWAO
エリ「何今の?」

信代「何事?」

唯「あ、みんな~。あずにゃんのボーカル聴きたい?」

梓「え、ちょっと唯先輩!?」

風子「これが梓ちゃんか、可愛いね」

いちご「…聴いてあげてもいい」

梓「ゆ、唯先輩!さすがにこんな大勢の前で歌うのは…」

103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 13:56:04.40 ID:usUK8mWAO
唯「あずにゃん頑張ろ?いずれ学祭で歌うんでしょ?」

梓「う…」

唯「私たちが卒業しても、軽音部続けるんだよね?」

梓「…」

唯「今から慣れておかないと、後でつらくなるよ?」

梓「…」

モブ「あーずーさ!あーずーさ!」

梓「…わかりました!」

106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 14:02:30.03 ID:usUK8mWAO
唯「みんなー!今日はあずにゃんのスペシャルライブに来てくれてありがとー!」

モブ「わーわー」

唯「あずにゃん、観客のみんなに一言!」

梓「やってやるです!皆さん覚悟してください!」

モブ「あずにゃーん!」


律「…予想される被害は?」

憂「まず、ガラスは一枚も残らないでしょうね。私たちの鼓膜も…」

律「最後だな…」

憂「神に感謝」

律「アーメン」

「ちょっと待った!」

107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 14:08:58.32 ID:usUK8mWAO
律「む、ムギ!?生きてたのか!」

紬「梓ちゃん、のど飴よ!」

ぽいっ

梓「ムギ先輩!ありがとうございます!」

ぱくっコロコロ

律「バカ、のど飴如きであの破壊力が…」

梓「♪不思議なあずにゃん星から、ラブラブちゅっちゅっちゅっ!」

律「え?」

108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 14:14:21.23 ID:usUK8mWAO
梓「♪揺れないお胸はまな板みたいにつーるつる」

モブ「キャーキャー」

律「ムギ、どういうことだ!?」

憂「あの悪魔のだみ声を…一瞬で!」

紬「あれこそが、琴吹グループが開発した新兵器、抗Gバクテリアよ。活性化した梓ちゃん細胞を弱める力を持った優れものなの!」

111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 14:18:02.52 ID:usUK8mWAO
梓「皆さん、今日はありがとー!」

モブ「ヒューヒュー!ゆーいあず!ゆーいあず!」

梓「え?」

唯「あずにゃん、次は私もいっしょに歌うよ!」

梓「…はいっ!」

律「いいぞいいぞー!」

紬「梓ちゃん、ファイトー!」

憂「お姉ちゃん、頑張って!」

こうして、多大な犠牲を出しながらも、梓のスペシャルライブは大成功のうちに幕を閉じたのだった…。

112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 14:23:26.71 ID:usUK8mWAO
【後日】

律「なあ唯、お前に聴きたいことがあるんだ」

唯「ほえ?」

律「抗Gバクテ…もといのど飴を舐める前の梓と後の梓、どっちが歌がうまかった?」

唯「そりゃ断然後だよ~。舐める前はあんまりうまくなかったよね」

律「えぇー!?じゃあお前、どうしてあんなに」

唯「絶賛したか?うん、確かに聴けたものじゃなかったよ、でもね…」

律「?」

114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 14:33:57.64 ID:usUK8mWAO
唯「すっごく楽しそうだったんだ、あずにゃんの顔」

律「…」

唯「とても真剣に、そして嬉しそうに歌ってたんだ、あずにゃん。ボーカルに憧れてたんだろうね」

紬「唯ちゃん…」

唯「だからね、下手くそなんて言えなかった。気がついたら全力で応援しちゃってた!てへへ」

律「へへ、いい先輩だな!」

そう、音楽は天才だけのものではないのだ。

全力で楽しむ者に真心いっぱいの愛を与える。それが音楽の存在意義(レーゾン・デートゥル)なのだ。

それを、中野梓と平沢唯は我々に教えてくれたのだ。

ガチャッ

梓「こんにちは」

115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 14:38:39.65 ID:usUK8mWAO
唯「おーあずにゃん、いらっしゃーい」

梓「そういえば、明後日は唯先輩の誕生日ですよね?」

律「おー、そうだったな」

梓「一足早く、唯先輩にプレゼントです」

唯「え~?私に?」

梓「イヤですか?」

唯「ううん、嬉しい!」

梓「…ありがとうございます」

律「おーおー、お顔が真っ赤」

116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/25(木) 14:41:16.82 ID:usUK8mWAO [52/52]
唯「で、プレゼントはなーに?」

梓「私が作った歌です!」

律「え」

梓「真心いっぱいの愛を、私の歌声に乗せてお届けします!」

律「…ムギ、バクテリアは?」

紬「…もうないわ」

梓「1、2、3、4!」

ボエーーーーーーーー!!!!!



終わり


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