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上条「美琴は俺と結婚するべきだ」 美琴「プ、プヒィ………?」-3

上条「美琴は俺と結婚するべきだ」 美琴「プ、プヒィ………?」-2
続きです

356 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 20:27:42.01 ID:QY+S2M4P0 [33/49]

深夜。上条は人気の無い倉庫にいた。

「はぁ…はぁ…誰か…!!」

倉庫の扉をやかましく叩き続ける少女がいた。
そこは真っ暗な空間で、天井の隙間からわずかに
月明かりが差し込んでいた。

「…」

上条はわざと音を立てるように歩いていた。

コツコツコツ…

その恐怖の足音が少女を恐怖させる。

「お願い!! 誰でもいいから私を助けて!!」

なおも大きな鉄製の扉をたたき続ける少女。
無駄な抵抗だとは分かっていたのだが、
それでも助かりたい一心で声を張り上げていた。

357 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 20:32:04.43 ID:QY+S2M4P0 [34/49]

「騒ぐな」

「ひぃ…」

少女は後ろから髪の毛を掴まれた。

「こっちを向けよ」

「…」

振り向いた瞬間、平手打ちが飛んできた。

「っ…!」

顔はすでにボロボロだった。

切れた唇からは血が出ていて髪の毛はボサボサの状態だ。

「もう…許して…」

「こんなもので許してもらえると思ってるのか?
 いいから黙って俺に殴られなさい」

359 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 20:36:40.46 ID:QY+S2M4P0 [35/49]

「うっ…」

前髪を掴まれて一方的に殴られていた。

「はぁはぁ…」

少女は衣服が破れていた。
ところどころ素肌が露出していたが、
そんほとんどから出血が確認された。

「おまえはやりすぎた。俺の内に潜む野生を呼び覚ましてしまった」

「はぁはぁ…。もう…やめ…て…」

「もう手遅れだぞ?」

少女の足首を思い切り踏みつけた。

「うわあああああああああああ!!」

「いい声で泣くじゃネエか? ああ!?
 興奮してきちまったぜ俺はよぉ!」

360 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 20:40:47.12 ID:QY+S2M4P0 [36/49]

「もう嫌あああああ!! 誰か助けてええええええええ!」

「助けなんてクルト思うノカ?」

「ひ…!」

上条は佐天さんの頭を掴んで地面に叩きつけた。
鈍い音が聞こえた後に佐天さんの頭からわずかに血が流れる。
上条は追い討ちをかけるように頭を踏んでいた。

「…!」

「いいざまだな。今までとは立場が逆転したわけだ」

「ちくしょう……殺してやる…!」

睨む佐天さん。

鋭い眼光は肉食獣のようだった。
殺られる前に殺るつもりなのだろう。
上条の足首を握りながら今にも反撃の気配を見せようとしていた。

374 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 21:53:39.32 ID:QY+S2M4P0 [37/49]
「はぁ」

上条はため息を付いた。

「初春。佐天を拘束しろ」

「はい。ただいま♪」

突然姿を現した地獄の協力者・初春が佐天さんを取り押さえる。

「初春!! やめなさい…!」

「いから大人しくしてくださいよ。
 どうせ助からないんですから」

「ちくしょう…!!」

あっという間に後ろ手に縛られてしまった佐天さん。

冷酷なる悪魔・上条がにやけながら見下ろす。

「どうだ今の気分は?」

「最悪よ…。聞かなくても分かるでしょ」

376 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 21:58:20.58 ID:QY+S2M4P0 [38/49]

「そんな目で見られたら興奮するじゃないか。
 君はこれから自分が何されるか分かるかな?」

「……!」

上条は佐天さんの返事を待たずに強引に唇を奪った。

思い切り身体を暴れさせる佐天さんだが、
腕を縛っている縄がますます食い込むだけだ。

閉じた目から涙がこぼれていた。

「おい。なに泣いてんだよこら。俺のこと好きだったんじゃねえのかよ」

「こんなゲス野郎だと知っていなければあんたのこと好きになんて
 ならなかったわよ。あんたは最低のクズ野郎よ」

すると、すぐに上条が平手打ちを喰らわした。

赤く染まった頬が痛々しい。
佐天さんの乱れた前髪が目元を隠していた。

「おい。口には気をつけろよ?」

「…」

377 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 22:03:33.68 ID:QY+S2M4P0 [39/49]

「へへへ…」

上条が猛獣のような顔で佐天さんの涙を舐め取っていた。
肩にかかる長い髪の毛を手でもてあそぶ。

「……っ」

恐怖で固まった佐天さんの表情は上条をさらに欲情させた。
上条の手がわずかでも肌に触れるだけで
萎縮している様子が滑稽だった。

「ふふふ。おまえやっぱり顔は綺麗だよな」

「触らないで…」

「そう言うなよ。これからもっと楽しい遊びをしようぜ」

上条が初春の方を見た。

378 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 22:08:02.08 ID:QY+S2M4P0 [40/49]

「初春!! そろそろ頃合だ。あれを準備しろ」

「おーけーでーす♪」

歌うように返事した初春が倉庫の奥へと消えた。

数分ほどして彼女は手錠とバイブを持って戻ってきた。

「どうぞ。上条さん」

「うむ」

受け取った手錠をまじまじと見つめる上条さん。

佐天さんは顔を引きつらせた。

「何をするつもり…!?」

「なあに簡単さ」

上条と初春の二人で佐天さんを押さえつける。
佐天さんは往生際悪く暴れまくったが、さすがに
二人相手ではどうにもならない。

379 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 22:13:28.35 ID:QY+S2M4P0 [41/49]

拘束している縄を解いてから新たに手錠をはめた。
さらに四つんばいの体勢にしてパンツを脱がせた。

上条が佐天さんの目の前、バイブを持った初春が
後方に位置する形となった。

「気持ちよくさせてくれよ」

「んんんん…」

「おい。歯を立てるなよ」

「ぬんんんn」

前髪を強引につかまれた佐天さんが上条のモノを
口に含まされていた。喉の奥までイチモツが
差し込まれている。

「ちゃんと舐めないとまた殴るからな」

「……ん」

「そうだ。やればできるじゃないか」

「……」

380 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 22:18:58.09 ID:QY+S2M4P0 [42/49]

犬のような屈辱的な姿勢で無理やりご奉仕させられているのだ。
ドSの佐天さんにとっては耐え難いことだった。

「また泣いているのか? 泣き虫だなぁ。佐天さんは」

「……」

涙が無意識に流れていた。佐天さんにとって上条当麻は取るに足らない
存在のはずだった。だが、美琴さえ奴隷化できたことで慢心していた。
本当に恐ろしい存在は身近にいるものなのだ。

「こっちも責めちゃいますね」

「あっ…! だめ…」

「うわぁ。もう濡れ濡れですよ」

「あん……あぁ……やめ……」

背後から初春がバイブを挿入したのだった。

嫌がる佐天さんに構うことなくピストン運動を開始する。

381 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 22:23:57.43 ID:QY+S2M4P0 [43/49]

「あぁ…ん……やめて……」

「さっきまでの勢いはどこへ行ったんですか佐天さん?」

「うい……はる……あんた……」

「親友の前でこんな恥ずかしい姿さらすのってどんな気分なんですかぁ?」

「んぁぁ……やめて……よ……おねがい……!」

佐天さんが苛立って腕に力を込めるが手錠の感触は硬くて冷たかった。

一方で鬼畜・上条が命令する。

「おい。休んだら殴るぞ。ちゃんと加えろ」

「はいぃ…んん」

「おうおう。そんな哀しそうな顔するなよ?
 美少女が台無しだぞ?」

「す……すみませ……」

383 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 22:28:14.87 ID:QY+S2M4P0 [44/49]

佐天さんはその整った顔を涙と鼻水で汚していた。
上条への畏怖と悲惨な現状に、次第に抵抗の意思は薄れていった。
発情したメス犬のように腰を振りながらフェラチオに没頭していた。

「うわぁ。すごいですねぇ。佐天さんのここ」

背後にいる初春にはされるがままだった。
犯されるのは秘所だけではなく、アナルにまで
指を挿入され、好きなように犯される。

まだ誰にも許したことのないそこを
親友の初春に責められていることは屈辱だった。

「うぅ…」

もう涙をどれだけ流したかも分からないほどだった。
彼女には自身の運命を呪うことしかできなかった。

385 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 22:31:31.72 ID:QY+S2M4P0 [45/49]

ところで、上条が変わってしまったのは佐天さんによる支配が原因だ。

美琴への気持ちが佐天さんにばれた際、それで怒られるだけなら良かったのだが、
頼りにしていた黒子に騙されたことがショックが倍増した。

黒子が佐天の配下であることは事前に分かっていたはずだった。なのに、
補習を手伝ってもらったことでなぜか黒子に心を許してしまった。

今思えば、初めから佐天さんと黒子にはめられていたのだ。
今まで散々佐天さんに振り回されてきたが、ついに限界が来てしまった。
同時に、ずっと封印しておいた獣としての感情を蘇らせてしまった。

その時の上条の表情は、まさにシマウマのそれだった。

388 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 22:38:21.19 ID:QY+S2M4P0 [46/49]

「涙子。どうだ? 感じてるか?」

「あぁん…! ……はぁはぁ……!! だ…だめ…」

「いい締りじゃねえか。さすが女子中学生だぜ」

「ぬ……抜いてぇ…!! あっ……や……やだ……」

佐天さんがバックから上条に犯されていた。
緩やかなくびれのある腰を掴まれて何度も
何度も上条のいきり立つものが出し入れされていた。

「やっぱおまえ最高だわ。顔がいいと最高に抜けるよな。
 大きなおっぱいも揺らしてエッチな奴だなぁ」

「やだぁ……たすけてよぉ……」

「おらおら。逃げられると思ってんのか? 
 おまえの中にたくさん出してやるからな。涙子」

「あぁああぁ……あっ……そんなに……強くしちゃ…」

389 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 22:43:58.99 ID:QY+S2M4P0 [47/49]

今まであれだけ威張っていた女の子を犯している。
上条は特有の高揚感を得てさらに腰の動きを早めたのだった。

「ぁあ!! …あん!! はぁ…! ああん!!」

「その声、最高に興奮するするぜ…!!」

「あぁ!! やめ!! もう…!! ゆるし…て!!」

佐天さんが顔を振り乱しながら涙目で懇願するが、
鬼畜上条の突きはさらに強まるばかりだった。


「うわぁ。アヘ顔でよだれ垂らしてますよ。佐天さん♪」

初春がカメラで撮影を行っていた。

「佐天さんのエッチな顔をドアップで移してあげますからねぇ~」

まるで幼児をあやす様な口調で言うが、内容は極悪だ。
初春はいかなる時でも上条の味方であり、彼を喜ばせるためなら
どんなことにでも手を染める悪魔だった。

390 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/19(火) 22:49:05.54 ID:QY+S2M4P0 [48/49]

すでに彼女の認識では、佐天さんは親友から元親友に変わっていた。

カメラの視線に苛立った佐天さんが初春を睨みつけたが、頭を
容赦なく踏みつけられてしまった。ぐりぐりと土足で元親友の
頭を痛めつけながら、涙目でなおも睨んでくる彼女を楽しそうに撮っていた。

「うふふふ。佐天さんは地に伏せている姿がお似合いですよ?」

「ちく…しょう……!!」

この間も上条のピストン運動は休まることがない。

「そろそろフィニッシュとさせてもらうぜ」

「あぁ…まって……!」

「いくぜ?」

「や…やめ…まって……!! あっ…あぁあああああああ!!」

「…」

「いやああぁああああああああ!!」

人気のない倉庫に佐天涙子の悲鳴が響き渡る。
その後も上条の気がすむまで犯されたのだった。

400 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 00:01:42.82 ID:QY+S2M4P0 [49/49]

事後。

「最高に楽しかったよ。佐天さん」

「う……ぁ……うぅ…」

「また今度も遊ぼうな?」

「ひぐっ……うっ……」

秘所から太ももまで白い液体で汚された佐天さんがすすり泣いていた。

「初春もありがとな。おまえがいなければこの計画は成功しなかった」

上条は初春と抱き合いながら熱いキスを交わした。

「いいんです。私はいつでもあなたのものですから…」

愛しそうに目を閉じて上条の唇を求める初春。
ねちょねちょと唾液の交じり合う卑猥な音が響いていた。

こうして上条の復讐計画は成功に終ったのだった。

433 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 15:14:16.98 ID:rcMY+Tnx0 [1/42]
帰宅した上条当麻は御坂美琴へ下記のメールを送信した。

『ビッグニュースだ。ついに佐天さんを倒したぞ。
 これからは俺とおまえのハッピーライフが待ってる。
 明日の夕方、いつもの公園に来てくれ。
 改めて俺の口からプロポーズしようと思う』

「ふふふ」

ベッドの上で明るい未来を想像しながら微笑む。

一週間ぶりの我が家だった。

今まで初春の家にやっかいになり、佐天さんへの復讐計画を
練っていた。この数日間は復讐のために費やされたといっていい。

だが、まだ終っていないことがある。美琴との婚約だ。

435 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 15:22:29.69 ID:rcMY+Tnx0 [2/42]

「ふふふ。待っててくれよ。美琴」

上条はそのまま眠りについた。
今日は特に疲れたので死んだように眠った。


「とうまはまだ知らないんだね…」

そばで彼を見守っていた禁書目録が、お守りを手に
しながらそう言った。そのお守りは佐天涙子が
身に着けていたものだった。

「楽しい時間はすぐ過ぎるように。幸せな夢から
 覚めてしまうのもあっという間なんだよ。
 それは刹那の夢。ただの妄想のようなものなんだよ」

意味の分からないことを言うインデックスだった。

彼女は普段立つことのない台所で何か探し物をしていた

437 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 15:32:06.22 ID:rcMY+Tnx0 [3/42]

「う~ん。これで大きさは十分かな? いや、こっちの方がもっと…」

独り言を言いながら棚の扉などを手当たり次第開けまくっている。

「ほおぉ。これならちょうどいいかも!」

やがて目当てのものが見つかったのか、おいしいものを
見つけた時のように目をキラキラ輝かせた。

「ぐへへへへへ」

黒子を彷彿とさせるような怪しい笑みを浮かべる禁書は
凄まじく不気味だった。


翌朝である。常磐台の女子寮にて。

「ふわぁぁ。今日もかったるい授業受けにいかなきゃ」

六時丁度に起床した美琴が背伸びしていた。

438 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 15:43:46.56 ID:rcMY+Tnx0 [4/42]

「あー、眠い」

顔を洗いに洗面所まで歩く。
今日はベッドの中に黒子が進入していなかったのが幸いだった。

洗顔を済まして身支度を整える。

寮の朝食の時間までまだ時間があるので、意味もなく
廊下を散歩することにした。

同じく眠そうな何人かの乙女達とすれ違い、上品に挨拶した。
上条と話す時とは違い、校内では品のあるお嬢様の態度だ。
レベル5のレールガンに相応の品格が求められた結果だ。

「ん…? あれはなに…?」

歩いている途中で不審なものを発見した。

それは動く棺桶だった。

「え?」

通常、棺桶とは死者を収容するためのものである。
それがなぜここにあるのかはともかく、ガタガタと
揺れ続けている棺桶は見るものを恐怖させた。

440 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 15:52:08.64 ID:rcMY+Tnx0 [5/42]

「ちょ…」

次に棺桶のフタが内側から開けられた。
不測の事態に備え、臨戦態勢を整える美琴だが、
結果的にその必要はなかった。

「ぐぁあぁあぁあぁぁ……助けてくださいまし…お姉さま…」

ゾンビ状態の黒子が手を伸ばしていた。
顔面蒼白で数日間断食したかのように頬が
痩せこけてしまっている。

「一体何があったの!?」

「あ…お姉さまあぁ……ぶふぅ……ひぎぃぃ」

美琴は黒子が気持ち悪かったので三メートルほど距離を取っていた。
黒子はそれがショックで目が血走ってしまったが、
今はそれどころではなかった。

『きゃああああああ!!』 『死体が動いてますわ!!』 『いやああああ!!』

気品に満ち溢れるお嬢様方が騒いでいた。
食堂へと続く廊下にこんな物騒なものがあっては無理もない。

441 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 16:01:39.28 ID:rcMY+Tnx0 [6/42]

悲鳴を聞いた他の女子生徒達も集まってきており、
騒ぎは寮全体へと達しようとしていた。

「せっかく当麻と結ばれる最高の日になるはずだったのに!!
 あんたのせいで台無しじゃない黒子!!」

怒ったレールガンが迷いのない電流を放った。

例えるなら結婚式を台無しにされてしまったような心境である。
苦労した末にようやく上条と結ばれるというのにこの有様である。
美琴が怒るのも無理はなかった。

「……!!」

黒子が気絶するのに一分とかからなかった。
もくもくと煙を立てながら白目を向いてしまった。
恐らく死んではいないだろう。

「あ…やば…!」

美琴がしまったと言いたげに顔を両手で覆う。

442 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 16:10:33.25 ID:rcMY+Tnx0 [7/42]

三秒後、案の定というべきか、鬼の形相の寮監殿が
美琴を捕らえるために疾走してきた。
寮内での能力の使用は硬く禁じられているからだ。

つかまれば最後。罰として、とても一日では
終らないような量の掃除などを命じられるのだ。

すなわち、上条との約束を反故にすることになる。


「もう騒ぎに巻き込まれるのはいやぁああああ!!」

美琴が騒ぎの原因の一端を作ったとは思えないセリフを吐きながら
周囲に電流を飛散させる。目標など定めておらず、完全な無差別
攻撃となっていた。

『あひぃぃぃぃぃ!!』 『あっ…御坂さまあああ!?』 『ぁあああああん!?』

数人の女生徒達が巻き込まれたようだが、構うことはない。
むしろ恍惚とした表情で快楽に悶えているようだった。

美琴は電流でブチ破った窓ガラスから身を乗り出し、外へと逃げ出した。

444 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 16:20:18.68 ID:rcMY+Tnx0 [8/42]

『御坂待たんかキサマあああああああああああああああ!!』

スプリンターのような速さで寮監が追いかけてくる。

ちなみに、寮監の戦闘力は計り知れない。
あの黒子を二秒で沈めるほどの猛者である。
レベル5の美琴でさえ、正面から戦りあって勝てる保証はなかった。

逃げ切れないと判断した美琴は、
中庭を散歩していた婚后光子さんに近寄った。

「な、なんですのあなたは!?」

「うっさいわね!! デコビッチが。抵抗すんじゃないわよ」

「あぁん…!」

殴る蹴るなどの暴行を加えた末、婚后さん(常磐台中二年生:cv寿美奈子)
の背中に小型の時限爆弾を取り付けた。

爆弾はスカートのポケットの中に常備していた。
今時のお嬢様であれば、爆弾の一つや二つは淑女のたしなみと
して所持しているものなのである。

446 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 16:30:34.66 ID:rcMY+Tnx0 [9/42]

「そーれぇ!」

掛け声と共に婚后さんを寮監へ投げる。
さらに微量の電流を爆弾に直撃させ、寮監ごと木っ端微塵に
吹き飛ばしてやった。まさに悪知恵と奇策の勝利である。

ギャグ展開なので死ぬことはないだろう。


「はぁはぁ……よーやく逃げ切ったわ…あー、朝からめっちゃしんどい…」

約束の公園で息を整える美琴。

あっぱれな逃げっぷりで地獄の女子寮から脱出した美琴。
あとで寮に戻れば想像を絶するお仕置きが待っているだろうが、
今はどうでもよかった。

「ふぅ。あとは夕方までここで待てばいいのね。早く当麻に会いたいわ」

しかし、約束の時間までたっぷりと余裕があった。

それまで何をすればいいかと考えたが、学校に行くわけには
いかないし、いっそのことゲーセンにでも
行って遊んでしまおうかと考えた。

450 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 16:38:01.40 ID:rcMY+Tnx0 [10/42]

「御坂様~~~~!!」 「大丈夫ですかぁ~~!」

そこへ二人の淑女が駆けてきた。湾内絹保さんと泡浮万彬さんだ。

二人とも一年生で、美琴の妹分だ。
事情を聞いたところ、美琴が心配になって着いてきたらしい。

「まあまあ。わざわざこなくてもよかったのに。
 あんたたちまで停学になるわよ?」

「いいんですの。わたくしたちは御坂様をお守りする義務がありますの」

湾内さんがしとやかに言う。

「あっそ。なんかあんたの顔、生理的に受け付けないわ。
 とりあえずお腹すいたから焼きそばパン買ってきてよ」

「は、はい。ただいま行ってまいります!」

近くのセブンスマートへ走って買いに行く湾内さん。

「絹保が戻るまで退屈だから、あんたはその辺で逆立ちでもしてなさい」

「さ、逆立ちですか? 分かりました。御坂様」

従順に従う泡浮さん。下手糞な動作でさっそく逆立ちを開始した。

451 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 16:46:51.94 ID:rcMY+Tnx0 [11/42]

「何よその情けない逆立ちの仕方は!? もっとしゃんとしなさいよ」

美琴は携帯用SMムチを手にして泡浮さんの背中を叩きまくっていた。

「御坂様……。刺激的すぎますわ…ああっ!! うふん!?」

「おらおら、休んでんじゃないわよ!! 私を退屈させる気?
 罰としてあんた今日から毎日逆立ちしながらオナニーしなさいよ!!」

「あふっ!! クドわふ!? たああああ!!」

「あー。なんでうちの学校ってレズビアンが多いのかしら。
 …もう飽きたわ。ってか疲れた」

美琴はムチを投げ捨てて自販に蹴りを入れた。
ランダムに落下してきたジュースの缶を手に取り、
ベンチに腰掛けた。よく訓練されたDQNガールである。

ちなみにこのSっぷりは、派手に散った乙女・佐天さんに影響されたのだ。

452 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 16:55:58.17 ID:rcMY+Tnx0 [12/42]

そこへ焼きそばパンを買いに行った湾内さんが戻ってきた。

「み、御坂様…!!」

「遅かったじゃない絹保。私を五秒以上待たせるとはいい度胸してるわね。
 イライラさせた罰としてノーパンでマンボウのモノ真似をしなさい…って…えぇ!?」

「あ、あの…!! 先程からこの方がわたくしを…」

絹保さんの背後に妖しい人影あった。

白い装束を纏った小学生くらいの背丈。
手にした大きめの包丁を絹保さんの首筋に構え、
動いたら殺すと小声で脅していた。

「抵抗したらこの女の命はないんだよ。たんぱつ」

なんと、犯人は禁書目録だった。

恐るべき目つきで美琴を睨んであおり、どうみても
冗談でやっているようには見えなかった。

454 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 17:05:06.58 ID:rcMY+Tnx0 [13/42]

「禁書!! あんたとうとうトチ狂ったわけ!?
 別にそいつに人質としての価値はないけどさ、
 あんたまさか私と当麻の仲を妨害しにきたんじゃないでしょうね?」

「そのまさかなんだよ。とうまとたんぱつが婚約なんてしたら、
 私は英国へ帰らなくてはならないんだよ。死活問題なの」

「…」

「どうしたのたんぱつ?」

「あははははははっはあっははははははあh ぶわあああああああか!!」

美琴が腹を抱えて笑い始めた。

よほど面白いのか、足を下品にジタバタさせながら
笑っているので短パンが丸見えだった。さらに声を張りげる。

「ぎゃはははっははははははははっははっはは!! 
 それってとうまに捨てられるってことじゃん!!
 ざまあないわね禁書!!」

「…」

458 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 17:15:13.10 ID:rcMY+Tnx0 [14/42]

「あんたは当麻と同棲しているうざいシスターだと思ってたけどさ。
 今ので全部吹き飛んだわ!! そうよねあんたは英国人だもんね! 
 エゲレスww ぷはぁ!! 日本にいられるのは当麻がかくまってくれてる
 からだもんねぇ!! あははははっはははあ。バーーーカ!!」

「…」

禁書目録さんは怒り心頭のご様子。
痛いくらいに包丁を握り締め、静かに怒りを表していた。
その背後には魔界の火炎が燃え盛っているように見えた。

調子に乗った美琴が、大胆にも禁書の顎を持ち上げながらこう言った。

「面白すぎてお腹が痛いわ。ねえ、これからあんたは私たちの
 小間使いとして使ってあげる。これからは私のことを
 美琴様って呼びなさいよ。あっ、そうだ今からイスになってくれない?
 そこで四つんばいになってよ」

「…」

「黙ってないで何か言いなさいよ。そういえば、あんたの顔も生理的に 
 受け付けないわ。やっぱあんた早くイギリス帰りなさいよ。ほらほら。
 それともご機嫌取りに当麻のアレでもしゃぶって懇願する?」

459 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 17:25:15.04 ID:rcMY+Tnx0 [15/42]

「……いい加減にするんだよ」

とうとうブチ切れた禁書目録。

湾内さんを蹴飛ばし、包丁を片手に美琴に襲い掛かる。


「はああ? いい加減にするのはあんたでしょ?」

なぜか同じようにブチ切れている美琴が、上空に強大な雷雲を発生させる。
雷雲から死の雷が生成され、強大な槍となって禁書へ降りかかった。


ドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!


鼓膜が破れるほどの大音量の後、禁書は消し隅になったと思われたが…

「甘いんだよ。たんぱつ」

「な……? そ、そんな……うそでしょ…」

なんと、美琴が攻撃したのはヤリイカの形をしたぬいぐるみだった。

460 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 17:35:46.52 ID:rcMY+Tnx0 [16/42]

「変わり身の術なんだよ。私がとうまとのダイエット中に習得したの」

「忍者かあんたは!! ええい、これでも喰らえ!」

「うわああああ!?」

禁書が公園の噴水へ投げられた。
美琴は人を投げることに関しては一流なのである。

「これで終わりよ。たとえあんたがどんな小細工をしていてもね」

「やば…!」

禁書が焦るとおり、噴水の水でびしょ濡れだ。
この状態で電流を喰らえば確かに小細工は通用しそうにない。

禁書はぬいぐるみの他にも三十七種類の隠し芸を持っていたが、
その大半が無駄になってしまっていた。

「ほおおおおおらぁぁあ!!」

美琴の全身からシャワーのように電流の雨が発生した。
それらは流星のごとき勢いで禁書に襲い掛かり、確かに命中していた。

465 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 17:44:42.25 ID:rcMY+Tnx0 [17/42]

「どこを狙ってるのかな? ひひひ」

「な…!?」

またしても禁書は生きていた。
涼しい顔で美琴の背後に立ち、偉そうに人差し指を立てる余裕すらあった。

「ちょ……うそでしょ…?」

美琴は本気で恐怖し始めた。

禁書の奴は汗一つかかないほど落ち着いてる。その貫禄はまさに百戦錬磨。
経験したことのない術を使う禁書目録は、完全に未知の生物だった。

「それじゃあ、私は誰を攻撃したっての!?」

振り返ると、噴水には電撃を浴びまくった泡浮さんの姿があった。
なぜか下着だけの姿になっている。白魚のように艶かしい肌が
噴水の水で濡れており、陽光を浴びて輝いていた。

「これぞ忍法、変わり身の術。バージョン2なんだよ」

「…!!」 

468 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 17:54:05.27 ID:rcMY+Tnx0 [18/42]

「どうかな、たんぱつ。これでもう降参する気になったでしょ?
 どうやっても私には電撃は当てられないんだよ。だいたい
 たんぱつの戦い方は直情的すぎるの。熟練された技を持つものは…」

「ねえ」

「なに…? まだ話の途中なんだけど」

「そこ、地雷が埋めてあるわよ」

「へ…?」

足元を確認する禁書。彼女の左足は確かに地雷の先端を踏んでいた。


「うわああああああああああああああああああああ!!」

禁書は盛大に吹き飛んだ。


「うふふふ。ついに買ったわ。やはり私は当麻の妻にふさわしい存在ね」

ガッツポーズを取りながら勝ち誇る美琴。

484 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 19:18:41.58 ID:rcMY+Tnx0 [20/42]

地雷は寮からの追跡者に備えてあらかじめ埋めておいた。
これくらい用意周到でないとレベル5を名乗ることは出来ないのだ。

その美琴の肩を何者かが叩いた。

「…!?」

禁書かと思って振り返ったが、そこにいたのは湾内さんだった。

「なんだあんたか…びっくりさせないでよ」

「…す、すみません。あのシスターさんは死んだのでしょうか?」

「ギャグ展開だからそれはないでしょ。あー、喉渇いたわ。
 あんたカツサンドドリンク買ってきてよ」

「うっせー。ですわ」

「はぁ?」

あきれた顔で睨む美琴。

485 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 19:27:42.66 ID:rcMY+Tnx0 [21/42]

「まったく。手間をかけさせますわ。このビリビリ中学生めが…!!」

湾内さんは不気味に笑いながら背中のファスナーに手をかけた!!!!

(まさか…こいつも禁書の変装だっての…!?)

驚嘆した美琴が再び臨戦態勢に入る。

だが、結果的にはその必要はないと思い知らされるのだった。

「おまえ、さっきから好き放題やりすぎだろ。美人が台無しだぞ」

気ぐるみの中から上条当麻が現れた。

「ななななんあなな……ちょ…まって……なんであんたがここに…!?」

「俺がここにいちゃおかしいか? 趣味で湾内さんに変装しちゃいけえねえのか?」

「べべ…別に悪くはないけどさ…。もっとまともに登場しなさいよ…」

動揺しまくる美琴。大好きな彼を前にすると凄まじい勢いで心拍数があがっていた。

491 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 19:36:16.39 ID:rcMY+Tnx0 [22/42]

「ま、まさか、あ、あんたの方から会いに来てくれるとは思わなかったわ。
 あのさ、昨日のメールの件なんだけど…」

「ごちゃごちゃうっせえよ。それより禁書目録をなんとかしねえとな!!」

「え…?」

美琴を置き去りにした上条は、数メートル先で大往生している禁書の介抱に向かった。
丸焦げになってしまった禁書を抱き上げ、その名前を必死に呼び続ける。

「おい禁書! 大丈夫か!? 顔がイカみたいになってるぞ! まじパネエな」

「むにゃ…むにゃ…」

「早く起きるんだイカ目録!! ご飯の時間だぞ!!」

「うあお~~~~~~~~~~ん!!」

禁書は覚醒した。

493 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 19:46:18.77 ID:rcMY+Tnx0 [23/42]

「おお。ついに目覚めたか!我が愛しの禁書目録よ…!! 
 うん…? おまえ体系がスリムになっていないか?」

「と、とうま。私を助けてくれたんだね。ありがとう。愛してるでゲソ」

「おいおい! いまさら愛の告白とかどうでもいいよ! それより
 おまえ痩せたんじゃないか!?」

「あれ? 本当だ。贅肉がなくなってるよ。今までのダイエットと
 たんぱつとの戦闘のおかげかな。これでもうピザ扱いされなくてすむんだよ」

禁書の無事を確認して安堵する上条だが、美琴が黙っているわけがない。

「ねえ当麻ぁ。どうしてそいつをかばうの? そんなに禁書ちゃんが大切なの?
 ってか私との約束はどうするつもりなのよ? それ以上調子に乗っていると…」

足元をビリビリ言わせながら嫉妬していた。

しかし、上条は華麗に無視して湾内さんのもとへ駆けた。

495 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 19:55:42.08 ID:rcMY+Tnx0 [24/42]

上条当麻は正義の味方た。

人が困っていたら助けるし、それはけが人に対しても同様である。

「君! しっかりしろ! 意識はあるか?」

「は…はい。体中が痺れますが…なんとか…」

シックな下着姿の湾内さん(本物)が上条に介抱されていた。
その肩を優しく抱いてやると、男慣れしていない湾内さんは
頬を赤く染めたのだった。

「まあ、あなた様は……上条様ではありませんか…。お会いできて光栄ですわ」

「俺のことを知っているのか?」

「上条さんの噂は学園内に知れ渡っていますわ…。シマウマ様…」

「へえ。俺って以外に有名人なんだな。悪いが、ちょっとここで待っててくれよ」

次に上条は泡浮さんへ駆け寄った。

496 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 20:05:05.11 ID:rcMY+Tnx0 [25/42]

泡浮さんは美琴に強打された背中を押さえながら横になっていた。

「傷はまだ痛むか? 俺が来たからにはもう大丈夫だぞ」

「上条様ったら、わたくしにまで気を使ってくださるなんて…感激ですわ!」

「こらこら。そんな色っぽい目で見られたら興奮するじゃないか」

「で、でもわたくし…上条様にでしたら…その…」

「なに…!?」

なぜか上条にしがみついてきた泡浮さん。
お嬢様特有の清楚な香りに、上条の脳内はイカ焼きのように
熱くなり、暴走寸前になった。


「待ちなさいよ。それって何かおかしくない?」

「ん?」

上条の背後にビリビリ中学生が立っていた。
うつむいて前髪が顔に目元にかかっており、その表情を隠している。

498 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 20:14:31.45 ID:rcMY+Tnx0 [26/42]

「当麻は私にプロポーズしにきたんじゃないの? 
 私の目の前で他の女の子にフラグを立てるのってどうかと思うんだけど」

「……」

上条は胸倉をつかまれていた。
美琴の放つ圧倒的な殺気に脅え、返す言葉さえ出てこなかった。

「……私が怒ってるの、分かるよね?」

「ぷふぃ」

「何よそのふざけた顔は? 死ぬまで蹴られたいの?」

「あ……う……ぱうわう……」

上条は夜神月に胸倉を掴まれたLのような顔だった。

「あんたには罰が必要よねえ? ん?」

「……うぉう」

四つんばいの上条の上に美琴の足が乗せられていた。
土足ではなく、靴を脱いだ状態で踏み踏みしている。

(やっべえ…佐天さんのときと全く同じじゃネエか…どうする?)

無駄にフラグを立てまくるからである。

499 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 20:23:02.02 ID:rcMY+Tnx0 [27/42]

「お待ちないな!!」

そこへ現れた人物は常磐台中学の制服に身を包んでいた。

「先程からの御坂さんの傍若無人な振る舞い、
 これ以上見過ごすわけにはいきませんの!!」

びしっと扇子を構えるロングヘアーの彼女。
威厳と気品に満ち溢れる傲慢お嬢様・婚后さん(cv寿美奈子)だ。

構えたスティンガーミサイルを優雅に発射した。

「おぉ。女神が来てくれたか」

「はぁ。死人候補がもう一人追加ね」

上条と美琴はそれぞれ別方向へ回避した。
戦いなれている二人ならこの程度の攻撃をかわすのは朝飯前である。

爆風が収まった後、美琴が婚后さんに言う。

「あー。あんた名前何ていうンだっけ? まあいいや。
 とにかく私に歯向かった以上は死んでもらうんだけどさ。
 最後に遺言とかあったら聞いてあげてもいいわよ?」

「ご冗談を…。わたくしには強い味方がおりますの」

502 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 20:32:11.60 ID:rcMY+Tnx0 [28/42]

「つまんないこといってないで降参しなさいよ。私だって
 好きで人殺しなんてしてるわけじゃないんだからね。
 ……そういえばあんたの声も生理的に受け付けないわ。
 やっぱ殺すね」

スカートのポケットから一枚のコインを取り出した美琴。
伸ばした右手の親指でコインを上空へ弾く。
緩やかに回転したコインが落下する刹那…。

「動かないで下さい。こ、このゲス女!」

「あ、あなたは悪魔ですわ…。御坂様」

言い馴れない汚い言葉を吐きながら、美琴の手を押さえようとするのは、
湾内さんと泡浮さんの水泳部コンビだった。

脅えながらも悪を倒すため、勇気を振り絞っていた。

「あはは。それおもしろい冗談ね。あんたたち私に逆らおうってんだ?」

レールガンは鬼人の如き形相に変貌していた。

507 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 21:36:35.81 ID:rcMY+Tnx0 [30/42]

「おっもしろい冗談よねぇ本当にさ。そんなんじゃ命がいくつあっても
 たりないわよ? いい? 絶対的能力者に対してどういう
 態度を取るべきなのか。私が一からじっくりと教えてあげ…」

「おい。いい加減にしなさい」

「え?」

「それ以上過ちを犯すな。美琴」

「なっ」

美琴は上条にビンタされた。

状況を理解できていない美琴は、ただ呆然と立ち尽くしていた。


「ご迷惑おかけしてすみませんでした。こいつは連れ帰って反省させますんで」

上条は美琴の手を握ると、お嬢様方に頭を下げた。

「当麻……な……なにを…」

「いいから行くぞ」

上条は有無を言わさず、美琴の手を引っ張って歩き出す。

511 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 21:45:04.47 ID:rcMY+Tnx0 [31/42]
「ちょ…どこに?」

「俺の家だよ。おまえにはたっぷりと説教してやる。禁書も来なさい」

「うん…」

上条にうながされて禁書も後ろから着いてくる。

そうして三人は大破した公園を後にしたのだった。



上条の寮にて。

美琴は正座させられていた。

「美琴。今日は少し騒ぎすぎたんじゃないか? 公園であんなに暴れまわって」

「……だって。当麻が他の女の子と仲良さそうにするから…」

「俺は傷ついた女の子を助けただけだぞ? 偶然おまえとインデックスが
 戦ってるのを見たから割って入ったんだ。なぜお前達はそんなに仲が悪い?」

「禁書目録は私の恋敵よ。それにあいつの方から喧嘩をしかけてきたの」

「……」

「……」

513 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 21:54:05.77 ID:rcMY+Tnx0 [32/42]

沈黙の後。

「そんな言い訳が通用すると思ってんのかあああああああああああ!!」

上条が切れた。テーブルをひっくり返して暴れ始めた。

「ひぃ…」

「ほらああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

「やめて……。怖いよ…当麻…」

美琴は耳を手で覆いながら縮こまっていた。
上条に怒鳴られるだけでこの有様だ。
傍若無人な振る舞いをするものの、本質的には恋する乙女なのだ。

「はぁはぁ。大声出したから喉が渇いたぜ。
 禁書目録。お茶を入れてくれないか?」

「うん。分かったんだよ」

「……すまないな」

「いいんだよ」

まもなくして禁書目録が淹れてくれたお茶をじっくりと
味わった後、上条は説教の続きを始める。
禁書には長い話になると伝えて席を外してもらった。

514 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 22:05:42.30 ID:rcMY+Tnx0 [33/42]

「いいか。人を傷つけるのは犯罪だ。おまえは常磐台の女の子達に暴力を振るっていたな?」

「はい…」

「俺は暴力を振るう女の子は嫌いだ」

「…!?」

「もう一度言おう。暴力的な女の子は嫌いだ」

「ちょっと!! それって…」

美琴は目に涙を溜めながら上条にすがりついた。
ぎゅっと上条のYしゃつを掴みながら恐怖で震えている。
チワワのようなつぶらな瞳が印象的だった。

「そういえば、あの婚后さんていう女の子。巨乳だったな…」

「!!」

「泡浮さんの中々の美少女だったな。それにおしとやかだ」

「待ってよ…私を捨てないで…」

美琴は今にも泣きそうだった。
瞳孔が開いており、噛み合わせが音を立てて震えている。
524 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 22:15:36.31 ID:rcMY+Tnx0 [34/42]
「私ね…当麻がいないとおかしくなっちゃうの……。
 胸が苦しくなって夜眠れなくなっちゃうの……。
 お願い……私のこと嫌いにならないで…」

「……」

上条は目を閉じて黙っていた。

「と、とうま…? もしかして怒ってるの…? ねえ何か言ってよ?」

「美琴」

「う、うん」

「冗談だよ」

「え?」

上条の手が美琴の背中を抱きしめた。

「ちょっとからかってみただけさ。初めから言っているように、
 おまえを幸せに出来るのは俺だけだからな」

「当麻…」

525 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 22:25:45.60 ID:rcMY+Tnx0 [35/42]

「もう二度と人を傷つけないって誓えるか?」

「はい。誓います。当麻の言うことはちゃんと聞くわ」

「調子のいいやつめ。ま、一緒に暮らせばつまらないすれ違いは
 しなくなるさ。仲直りしようか? 大好きだよ。美琴」

「うん。私も大好き…」

そして恋人のキスを交わす二人。


すでに時刻は約束の夕方。

最終的にはメールに書いてある通りに物事は進んだ。

二人が結ばれるまで、本当に長い道のりだった。

                                
_________________________________

こっからエロシーンなので読みたくない人はとばしてください。

527 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 22:34:36.17 ID:rcMY+Tnx0 [36/42]

「ごめんね…私の胸が小さくって…」

「そんなこと気にしてないぞ? むしろ
 俺は美琴の胸くらいの大きさがちょうどいいかな?」

「あ…ふん……そ…そう言ってくれるとうれしいわ…」

美琴の背後にいる上条が両手で胸を揉んでいた。
小ぶりな胸を揉みながら美琴の荒くなる吐息を間近で感じていた。

鼻先には美琴のショートカット。

「髪の毛を伸ばそうと思ったことはないのか?」

「あっ……短いのは嫌い?」

「そんなことはないさ。ただ少し気になってな」

「あん……長いと手入れするのが面倒だから伸ばさないのよ…」

「はは。短い方が美琴らしくていいかな」

上条が耳を甘く噛んだ。

これは美琴にとって不意打ちになった。

528 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 22:44:21.74 ID:rcMY+Tnx0 [37/42]

「ひゃああ!!」

「お、もしかして耳弱いのか?」

「ち、違うの。ただちょっとびっくりして…」

「ペロペロ~」

「あっ……ん……もう!」

今度は髪の毛を掻き分けてうなじにキスをしていた。
少し汗ばんだ美琴から甘い匂いが漂っている。
美琴は時々身体を震えさせながら可愛い声をあげていた。

「こっちも触るぞ?」

「うん……」

女の子座りしている美琴の下腹部へと上条の手が伸びる。
スカートの中に手を差し入れ、ショーツ越しに秘所を刺激した。

「あっ…」

「だんだんと濡れてきてるな…」

「…いいよ……もっと……触って……」

531 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 22:53:42.71 ID:rcMY+Tnx0 [38/42]

割れ目のラインにそって指をつーっと移動させる。
美琴の横顔が真っ赤に染まっているのを確認しながら、
こすりつけるように指をぐりぐりと動かした。

「あん……」

身体を緊張させる美琴。上条はもう一方の手で
美琴のブラの中から直に胸を揉んでいた。

「はぁはぁ……あぁん……」

「感じてるのか?」

「う…ん…」

小声で答える美琴。
手をだらりと垂らして上条に全てを任せていた。

次に上条の手がショーツの中に侵入した。恥毛をかきわけながら
花弁を指で押し広げ、膣口に一本の指を挿入した。

「あ…!」

「痛くないか?」

「大丈夫よ。私は…当麻のモノなんだから…好きなようにしていいのよ…?」

532 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 23:02:42.79 ID:rcMY+Tnx0 [39/42]

挿入された指が二本に変わった。
すんなりと受け入れられたそれで膣の中をひっかくように、
間接を曲げて内部を刺激した。

「あっ…ん……あぁ……」

「ここ…おまえのエッチな液体がどんどん流れてくるぞ…」

「はぁ……はぁ……当麻ぁ……」

火照った美琴の頬にキスしながらも手の動きは止めなかった。
美琴の嬌声に呼応するかのごとく愛液が流れ続けてショーツを
濡らしていった。

「もう十分濡れたな。俺も興奮してきたし、そろそろ入れるからな?」

「うん…好きなようにして…」

「じゃ、遠慮なく」

そう言った後に美琴の身体を四つんばいにさせた。
スカートを捲りあげてパンツを露出させ、ためらうことなく
太もものあたりまで降ろした。

「いくぞ? 痛かったら言えよ?」

「ああぁあ!! あ……い、いいよ……」

533 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 23:11:47.47 ID:rcMY+Tnx0 [40/42]

「今日が最初じゃないからさすがに大丈夫か」

「あぁ…ああ……んん…もっと…」

最初はゆっくりのペースだったピストン運動だが、
気分が乗ってきてからは速度が速くなった。

「はぁ…はぁ……」

「……」

美琴は目を閉じながら大きく口を開けて呼吸していた。
閉め切った部屋の中は二人の匂いが交じり合って充満していた。

「はぁ…はぁ…はぁ……あん……」

「みこと……」

定期的な揺れが美琴の切りそろえられた髪の毛を乱れさせる。
美琴は腰を強くつかまれながら電流のように流れ続ける快楽に
声を発せずに入られなかった。

今の美琴は普段と違って上条にとことんまで従順だった。
彼女は上条を喜ばせるために可能な限り言うことを聞こうとしていたのだ。

いつも美琴の強気な顔ばかり見せられていた上条は、そのギャップに
魅了されて興奮し、身体の芯から熱くなっていくのを感じていた。

535 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 23:21:40.57 ID:rcMY+Tnx0 [41/42]

「あん! あん! あぁ! と、とうまぁ……私……もう…」

「ああ。俺ももう限界が来そうだ…」

上条は一度自分のモノを引き抜いて、美琴を仰向きに寝かせた。
そして今度は正常位で挿入を始めた。

「んああああ!! すごく激しいよぉ……私の奥まで…入ってる…」

「……」

「あっ…あっ……あっ……あぁ!!」

大胆に開かれた美琴の両足。彼女の腰を掴んで自分の
方へ引き寄せながら、力強く上下運動をし続けていた。

「と、とうまあ……あん……あっ……ああああ!!」

「…いいぞ。美琴」

「もう……あん……んあああぁあ!!」

美琴に絶頂の波が押し寄せ、目を見開いて背中を弓なりにのけぞらせる。
最後に美琴の声が高く響いたのだった。

536 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/20(水) 23:31:00.78 ID:rcMY+Tnx0 [42/42]

事後。

ベッドの上で二人の手が重なり合っていた。

「こらからはずっと一緒にいようね。当麻」

「ああ。約束だ」

もう一度熱いキスを交わした二人。

長い道のりを経て、ついに身の心も一つになったのだった。

この後、二人の正式な交際を周りの人に説明しなければらない。
ただ付き合うのではなく婚約なのだから、親たちを説得するのも
一苦労だろう。また、禁書や黒子に対してどう説明したらいいものか。

その他にも様々な障害があるだろうが、それは後でゆっくり考えればいい。

この時の二人は誰よりも幸せを噛み締めて眠ったのだった。

                               終わり。    


コメント

何きれいに終わらそうとしてんだよ

頭がおかしい

No title

マジキチ

No title

シマウマ好きだな

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