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明久「姉さんって友達はいるの?」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 01:30:22.17 ID:1PbfudHh0
玲「何か言いましたか?」

明久「いや、だから友達はいるのかなーって頭蓋骨が悲鳴をおおおっ!」

玲「もう一度聞きますよ。何か言いましたか?」

明久「何も言ってません! アイキャントスピークジャパニーズ!」

玲「アキくん、それでは日本語が話せないという意味になってしまいます」

明久「わかった! わかったから離してえええっ!」

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 01:33:47.99 ID:1PbfudHh0
明久「……はぁ……はぁ……!」

玲「大丈夫ですかアキくん?」

明久「大丈夫じゃないよ! 犯人は姉さんだし、
    これ以上バカになったらどうするのさ!」

玲「安心しました。それ以上は物理的に不可能なので、
   何ともなかったという事ですね」

明久「僕がバカなのは物理的な事なの!?
    それに、今も頭が痛いんだけど!?」

玲「自業自得です。反省してください」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 01:36:48.33 ID:1PbfudHh0
明久「反省って……そんなに聞いちゃまずい事だったの?」

玲「アキくん?」

明久「っ!? あっ、あれー? 何の話をしてたっけ?
    あはは、バカだから思い出せないやー!」

玲「そうですか。それなら仕方ありませんね」

明久「それじゃあ、彼氏とかはいな砕ける!
    頭蓋骨が砕けちゃうううううっ!」

玲「何か言いましたか?」

明久「何も言ってませんからうぎゃああああああ!!」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 01:40:58.53 ID:1PbfudHh0
     ・    ・    ・

明久「――って事があったんだ」

雄二「ほう、そうか」

明久「そうかって……それだけ?
    ちょっと聞いただけで頭を砕こうとするなんてひどいと思わない?」

雄二「小顔にして貰えて良かったじゃないか。
    これでモテるようになったな、明久」

明久「ちっとも良くないよ!
    ……ねえ、本当に小顔になった?」

雄二「脳ミソのでかさに顔を合わせたら、
    かなりの小顔になるんじゃないか?」

明久「そうだね。雄二もきっと小顔になると思うよ」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 01:45:38.54 ID:1PbfudHh0
秀吉「しかし、どうして姉上殿はそこまでお怒りになられたんじゃろうか?」

明久「僕にもサッパリわからないんだよね」

秀吉「いや……友達に関してはともかく、
    姉上殿なら彼氏について聞かれたら当然怒ると思うがの」

雄二「しかも、一番聞かれたくないだろう相手に、
    真顔のバカ面で聞かれたんだからな」

明久「真顔のバカ面って何さ。
    僕だって、真面目な顔くらい出来るよ」

雄二「面白い。それじゃあやってみろ」

明久「えっ? それじゃあ――こうかな?
    それとも、ポーズはこっちの方がきまってる?」シャキーン!

雄二「……頭だけじゃなく、体までバカだったのに驚きだ」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 01:52:13.78 ID:1PbfudHh0
明久「まあ、彼氏に関しては置いておくとして、
    友達がいるか聞かれた位でそんなに怒るかな?」

秀吉「うむ。姉上殿ほどの出来た人物なら、
    友達の一人や二人、百人居てもおかしくはないしの」

土屋「…………花に蝶が群がるのは当然」

明久「だよね。姉さんは壊滅的に常識が無いけど、
    怒ると鬼のように怖いし、たまに何を考えてるかわからないのに」

雄二「明久、それは褒めているのか?」

明久「やだなぁ雄二、褒めてる訳無いじゃないか」

雄二「……やれやれ」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 01:57:30.26 ID:1PbfudHh0
明久「とにかく、どうして姉さんが怒ったのか考えて貰いたいんだ」

雄二「見返りは?」

土屋「…………」コクコク

明久「見返りを求めないのが友情だと思うんだ。
    だから友情は美しいんだと思わない?」

雄二「バカ言え。面倒な事に巻き込むんだから、
    謝礼ってもんをするのが世間の常識だ」

明久「……仕方ないなぁ。
    雄二、霧島さんが後ろから抱きしめようとしてるよ」

雄二「どりゃあああああっ!」

翔子「……照れなくても良いのに」

雄二「そういう問題じゃねえ! 気配を消して俺の後ろに立つな!」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 02:03:30.24 ID:1PbfudHh0
姫路「――何の話をしてるんですか?」

美波「どうせ、またろくでもない事を考えてるんでしょ」

明久「姫路さんに美波」

雄二「丁度良い。せっかくだから二人にも聞いてもらったらどうだ?
    性別が同じ方が問題もわかると思うしな。ついでに翔子も目があああっ!」

翔子「……ついで?」

雄二「悪かった! 悪かったからこれ以上は勘弁してくれ!」

明久「……う~ん、それもそうだね」

姫路・美波「?」

明久「実は――」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 02:10:14.31 ID:1PbfudHh0
     ・    ・    ・

明久「――って事があったんだ」

姫路「明久君ひどいです! ひどすぎます!」

明久「えっ、どうして僕はこんなに怒られてるの?」

美波「そんなのもわからないの? さすがに呆れたわ……」

明久「はーい、呆れるのはやめてくださーい。
    そうでないと、さすがの僕でも心が砕けちゃいまーす」

翔子「……夫に“彼氏がいるか”と聞かれたら……怒るのは当然」

雄二「待て、翔子。夫が妻にそれを聞いたら怒られるのは当たり前だ。
    だが、この場合はそうじゃないだろ」

翔子「……もし、雄二に彼女が居た場合……大変な事になる」

雄二「た、大変な事? それは一体どんな事だ、って待て!
    俺に彼女は居ない! 居ないから目を潰そうとするな!」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 02:14:48.21 ID:1PbfudHh0
明久「う~ん……それに関してはなんとなくわかるよ。
    だって、僕も彼女がいるかって聞かれたらムカっとするし」

姫路「そっ、そうなんですか」

姫路(ホッ……明久君には、やっぱりまだ彼女はいないんですね)

美波「へ、へぇ~」

美波(ホッ……アキには、やっぱりまだ彼女はいないのね)

秀吉「まあ、独り身の辛い所じゃの」

土屋「…………」コクコク

明久「秀吉が“うん”と言ってくれれば一人じゃなくなるんだけどなぁ」

秀吉「待て、明久よ! お主はワシから何の了解を得る気なのじゃ!?」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 02:21:08.54 ID:1PbfudHh0
雄二「ん? 待て、明久。
    その口ぶりだと、お前は玲さんに彼氏が居ないのを知ってたのか?」

明久「まあね。僕の知る限りでは、そういった様子は一切無いし。
    それに、彼氏が居たら休日は常に家に居たりしないんじゃない?」

雄二「へぇ、あれだけの美人に彼氏が居ないなんてな」

翔子「……雄二」

雄二「ん? どうした翔子お゙お゙お゙お゙お゙お゙っ゙!?」

バリバリバリバリッ!

翔子「……浮気は許さない」

明久「うわぁ、これが愛ってやつだね。
    光り輝いて見えるし、なんだかすっごく焦げ臭いや」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 02:26:35.00 ID:1PbfudHh0
明久「そういえば、姉さんはどうして彼氏が居ないんだろ?」

美波「アキ、その台詞は玲さんに言っちゃ駄目よ?
    一度目はバカだから仕方ないけど……」

姫路「……さすがに、二度はフォロー出来ません。
    明久君、絶対に玲さんにそれを聞いちゃ駄目ですよ?」

明久「? なんだかよくわからないけど、
    二人がそう言うならもう聞かないよ」

姫路・美波「……鈍感」ボソッ

明久「ん? 何か言った?」

姫路「いっ、いいえ! 何でもありません!」

美波「そっ、そうよ! アキの聞き間違いじゃない!?」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 02:33:20.31 ID:1PbfudHh0
明久「でも……それならどうして姉さんは怒ったんだろ?」

姫路「これはあくまでも可能性なんですが……。
    ……もしかして、本当に友達が居ないのかも……」

明久「えっ、そんなまさか」

美波「有り得なくはないわよ。
    だって、ウチもドイツから来たばかりの頃はそうだったもの」

明久「なるほど、まだ馴染んでないっていうのはあるかも」

美波「……ウチの場合は、アキがいてくれたんだけどね///」

明久「そうだね。僕も居たし、雄二も秀吉もムッツリーニも、
    姫路さんに、今では霧島さんに工藤さんも居るもんね」

美波「……バカッ!」

明久「? なんで怒られたんだろ……?」

雄二「お前が救いようの無いバカだからだろ」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 02:40:51.24 ID:1PbfudHh0
秀吉「しかし、姉上殿の場合は少し状況が違わんか?」

明久「えっ? どういうこと?」

土屋「…………ずっとアメリカに居た訳じゃない」

明久「それはそうだよ。だって、姉さんが生まれてから
    ずっとアメリカにいたなら、僕とは顔を合わせてもいな事になるし」

雄二「これだけ言われてもまだ気付かないのか?」

明久「何に?」

雄二「日本に居た時の友達の一人や二人は居るんじゃないか、って事だよ」

明久「あぁ、そういう事か!」

明久「……あれ? 姉さんが日本に居た時は……」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 02:45:19.24 ID:1PbfudHh0
明久「……」

姫路「どうかしたんですか明久君?
    急に黙りこんで……」

明久「いや、思い出せないんだよ……」

美波「何が?」

明久「姉さんが、友達の話をしてるのとか、
    一緒に遊びに行ったりとかそういった事があったかが……」

一同「……」

明久「くそっ、もっと頑張れ僕の頭! じゃないと、
    僕でも物凄く悲しい問題がわかっちゃうじゃないか!」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 02:59:04.24 ID:1PbfudHh0
バカテスト 歴史

【第一問】

以下の問いに答えなさい
『1941年に東アジアに権益を持つ国々が日本に対して行った貿易の制限について、
当時の日本が付けた名称を答えなさい』

姫路瑞希の答え
『ABCD包囲網』

教師のコメント
そのとおりです。

土屋康太の答え
『WXY包囲網』

教師のコメント
アルファベットに丸みをつけたのは何故ですか。

吉井明久の答え
『村八分』

教師のコメント
言いたい事はわかりますが、村ではなく国の話です。

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 03:03:57.75 ID:1PbfudHh0
     ・    ・    ・

明久「……姉さん、怒らないでね」

玲「どうしたんですか、急に?」

明久「いや、確認をとっておかないと不安でさ。
    主に、僕の頭蓋骨がもつかどうか」

玲「何だかわかりませんが、怒りませんよ」

明久「本当に?」

玲「はい。ただ、普段抑えているアキくんへの想いを開放するだけです」

明久「そうなるとどうなっちゃうの!?
    僕は今、そっちの方が不安で仕方ないよ!」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 03:11:07.62 ID:1PbfudHh0
玲「それで、何を言うつもりなんですか?」

明久「……抑えている想いっていうのが怖いけど、まあいいや。
    えっと……あのさ、昨日聞いたことなんだけど」

玲「アキくん……姉さんをアキくんのものにしてください……」

明久「まだ話は終わってない所か始まってもないのに!」

玲「んっ……」

明久「お願い姉さん! プリーズ! プリ――ズっ!」

玲「アキくん、そんなに姉さんにチュウをして欲しいんですね」

明久「ああもう! 英語も日本語も難しすぎる! 」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 03:17:02.98 ID:1PbfudHh0
明久「ととっ、とにかく!
    ……とっ、友達に関してなんだけどさ!」

玲「全く、またその話ですか」

明久「あの……姉さんって、本当に友達はいないの?」

玲「安心してください」

明久「えっ? それじゃあ……友達は居るって事?
    ははっ、なーんだ! 心配して損しちゃったよ!」

玲「心配してくれたんですか? アキくんは優しいですね」

明久「当たり前でしょ。だって、姉さんは僕の大事な家族なんだから」

玲「ありがとう、アキくん。
   やっぱり、アキくんさえ居れば良いというのは間違いではありませんでした」

明久「駄目だった……っ! やっぱり姉さんに友達は居なかったし、
    予想以上に姉さんの考えが駄目だった……っ!」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 03:30:09.84 ID:1PbfudHh0
玲「……確かに、姉さんの歳で友達の一人も居ないのは
  おかしいと思えるかもしれませんね」

明久「えっと……うん」

玲「アキくん、姉さんも努力はしたのです。
   立派な大人が、友人も作れないようではおかしいですからね」

明久「努力しても、結果がでなきゃ意味ないんじゃ痛っ!
    姉さ……っ! ゆっくりと往復ビンタはやめて……!」

玲「けれど、何を話したら良いのかわからないのです。
   相手が苦笑いをして離れていってしまいますから」

明久「何を話したら良いかわからないって……。
    ちなみに、姉さんはどんな話をしたの?」

玲「本に書いてあったように、好きなことや趣味の話ですね。
   ですので、話の99%はアキくんのことでした」

明久「それだぁ――っ!」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 03:39:07.92 ID:1PbfudHh0
玲「どうしたのですか。急に大声を出して」

明久「あのね姉さん。どう考えても、
    自分の弟の話しかされなかったら苦笑いしか出来ないよ?」

玲「けれど、本には重要な事がもう一つ書いてありました」

明久「……一応聞くけど、何?」

玲「恋の話をすれば盛り上がる、と」

明久「あはは、鯉の話をして盛り上がるわけないよ。
    ネタとしては、ちょっとお年寄り向けすぎるんじゃないかな」

玲「上手く伝わらなかったみたいですね。なら、言い換えましょう。
   想い人や恋人などの、恋愛についての話です」

明久「ねえ、どうして姉と弟で恋愛っていう単語が出てくるの?
    ちなみに答えは聞いてないから潤んだ瞳で見ないで!」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 03:48:17.55 ID:1PbfudHh0
玲「自分を偽ってまで作る友人に価値はあるのでしょうか?
   姉さんは、そうは思えません」

明久「むしろ、今までの会話が偽りであって欲しいよ……」

玲「姉さんの、アキくんへの愛は真実ですよ」

明久「とっ、とにかく!
    姉さんは友達がいらないわけじゃないんだよね!?」

玲「まあ、そうですね」

明久「だったら僕がなんとかするよ。
    だって、姉さんにはその……幸せでいてもらいたいからさ///」

玲「……今の言葉、プロポーズと受け取って良いんですよね。
   ふつつかものですが……よろしくお願い致します」

明久「どうしてそうなるのさ!?
    とにかく顔を上げて! 深々と頭を下げられても困るから!」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 03:55:39.98 ID:1PbfudHh0
     ・    ・    ・

明久「――という訳で協力して貰えないかな。
    そうしないと、僕は完全に逃げられなくなるから」

雄二「ははは! 良いじゃないか、幸せにしてやれよ」

明久「霧島さん、雄二と末永くお幸せに」

翔子「……ありがとう///」

雄二「ぐおおおっ!? しょっ、翔子やめろ!
    俺の肘はそっちには曲がらねえええっ!」

翔子「……雄二……今、幸せ?」

雄二「んなわけあるかああああっ!」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 04:03:20.44 ID:1PbfudHh0
明久「――とにかく協力して貰えないかな。
    どちらにせよ、雄二は完全に逃げられないけど」

雄二「明久てめえええっ!」

姫路「勿論です! だって、玲さんにはお世話になってますし、
    その、今のままだと明久君が……」

美波「ウチも当然協力するわ。友達が居ないとやっぱり寂しいし、
    玲さんなら、その、何とかしちゃいそうだもん……」

秀吉「ワシも勿論そのつもりじゃ」

土屋「…………任せろ」

明久「ありがとう、皆!」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 04:11:52.67 ID:1PbfudHh0
     ・    ・    ・

翔子「……呼んで来た」

明久「ありがとう霧島さん。
    やっぱり、人数は多い方が良い考えが浮かぶだろうしね」

愛子「――来る途中で、代表から話は聞いたよ。
    ボクも、玲さんのために人肌脱がせて貰うよ」

土屋「…………お前の助けは要らない」

愛子「それを決めるのはムッツリーニ君じゃないと思うな。
    あっ、もしかして本当に脱がないと駄目だったり?」

土屋「…………何を言っている……っ!」

タパパパパッ!

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 04:17:34.91 ID:1PbfudHh0
明久「女の子が五人も居れば、きっと良い案が浮かぶね!」

姫路「はい。頑張りますね、明久君」

美波「玲さんのためだもの」

翔子「……任せて」

愛子「友達作りかぁ、どうすれば良いかな」

秀吉「待て待て待て待て! ここに居る女子は四人じゃぞ!?」

明久「あはは、何を言ってるのさ秀吉」

秀吉「ええい、こっちを見るでない明久!
    なっ、なんじゃ!? どうして全員ワシを見るのじゃ!?」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 04:27:42.17 ID:1PbfudHh0
姫路「――まず、候補を絞る事から始めましょうか」

翔子「……それが良い。
    ……下手に紹介をしても……無駄になるだけ」

姫路「はい。むしろ、私達が紹介した人が駄目になったら、
    玲さんが友達作りを完全に諦めてしまうかもしれませんし」

翔子「……」コクリ

明久「えっ、どうして?」

姫路「明久君が“なんとかする”と言った時点で、
    私達に相談する事を明さんは予想していると思うんです」

翔子「……つまり……紹介される人間は私達の総意」

明久「雄二、“総意”って何?」ボソッ

雄二「全員の意見が総合されたもん、ってことだ」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 04:33:18.94 ID:1PbfudHh0
美波「やっぱり、年下のウチ達に世話をしてもらって、
    それでも駄目だったら玲さんは落ち込むんじゃない?」

愛子「しかも、それが友達作りだからね。
    玲さんなら、彼氏を作る方が早いと思うけど」

美波「玲さん自身にその気が全く無いもの……。
    とにかく、駄目だったらプライドも相当傷つくと思うの」

愛子「ホーント、あんなにおっぱい大きいのに勿体無いよね。
    ボクだったら、あれを使って色々するのに」

土屋「…………真面目にやれ……工藤愛子」

タパパパパパパッ!

愛子「ムッツリーニ君に言われたくないな~」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 04:40:54.39 ID:1PbfudHh0
明久「成る程……つまり、
    “これ!”っていう人を紹介しないといけないのか」

雄二「そういう訳だ。表面上、弟のお前が姉を思って、
    って事で納得してくれてるんだろう」

姫路「そうですね。そう思って間違いないと思います」

明久「そうなのかなぁ。姉さんって、
    何を考えてるかわからない所があるし」

雄二「弟のお前だから、一応従ってるんだろうよ。
    いや……この場合はお前だから、か」

明久「意味が分からないよ。だって、
    姉さんって僕の言う事はほとんど聞いてくれないよ?」

雄二「わからないなら気にするな。
    どうせバカなお前にはわからん」

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 04:49:09.81 ID:1PbfudHh0
秀吉「しかし……そうなると誰を紹介すれば良いのやら」

雄二「玲さんの好きなことや趣味っつーと、
    明久っていうバカに、明久っていうバカに構う事か」

明久「雄二っていうバカ。
    人をバカの名詞みたいに言わないでくれるかな?」

雄二「お前が言いたいのは“代名詞”だろ、このバカ」

明久「そのケンカ買った!」

雄二「やるかコラ!」

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 04:54:16.36 ID:1PbfudHh0
姫路「待ってください! 今のは坂本君が悪いです!」

雄二「あん?」

明久「やーいやーい! 怒られたー!」

雄二「て、てめえ……!」

美波「いくらアキがバカでも、
    今の言い方じゃ玲さんに失礼よ」

翔子「……夫を好きだったり、観察するのは普通」

愛子「相変わらず代表は一途だなぁ」

雄二「……確かに、今のは失言だった。忘れてくれ。
    それと翔子は俺を観察したりしてるのか?」

翔子「……観察日記もつけてる」

雄二「燃やしちまえそんなもん!」

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 05:01:04.79 ID:1PbfudHh0
秀吉「しかし、明久が好きで、構うのが趣味な人間は……」

明久「そんなの、姉さん以外にいるわけないよ。
    僕がモテないの知ってるでしょ?」

姫路「そっ、そんな事は無いと思います!
    明久君を見ている人は、玲さん以外にも絶対います!」

美波「そっ、そうよ! ウチが保証するわ!
    気付かないだけで、アキを見てる人間はいるわよ!」

久保「そっ、そうさ! 明久君はもっと自信を持って!
    そして出来れば……その人の想いに応えてあげて欲しい!」

明久「そ……そうかな?」

明久「――って、どうして久保君がここに居るの!?」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 05:09:00.74 ID:1PbfudHh0
雄二「くくくっ! じゃあ、どこのどいつかわからんが、
    その明久を見てるって奴を紹介すれば良いんじゃないか?」

姫路・美波「それは……! その……!」

明久「雄二、ナイスな意見だよ! それに、そうすれば
    姉さんに友達も出来て、僕の事を見てくれてる人がわか――」

姫路・美波「無理です(よ)っ!」

明久「――らないっ!? えっ……? そういう人は
    絶対いるし、保証もしてくれるんじゃないの……?」

姫路「それでも駄目なんです!」

美波「アキ、しつこいわよ!」

明久「……なんだか理不尽だなぁ」

姫路・美波「!」ギロッ!

明久「何でもありません」

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/15(月) 05:10:14.67 ID:1PbfudHh0
一服

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 05:28:01.21 ID:1PbfudHh0
明久「……でも、そうなるとどうすれば良いんだろう」

愛子「ねえ、玲さんには他の趣味は無いの?」

明久「他の趣味? う~ん、特に思い当たらないなぁ」

愛子「ムッツリーニ君はどう思う?」

土屋「…………何故、俺に聞く」

愛子「だってさ、あんなに凄い体をしてるんだったら、
    趣味だって○○○で凄い○○○○で○○じゃない?」

土屋「…………殺す気か……っ!?」

ブッシャアアアアッ!

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 05:34:24.03 ID:1PbfudHh0
明久「なんだかよくわからないし、わかりたくないけど、
    姉さんに限って二人が考えるような事は無いと思うよ」

雄二「何だ、言い切るな」

明久「だって僕には、不純異性交遊だー、って、
    女の子と手を繋ぐのも禁止してくるんだよ?」

雄二「……ああ、そうだったな」

明久「姉さんは、僕にも厳しいけど自分にも厳しいんだ。
    だから、あれだけ常識が無くても安心出来るんだよね」

雄二「ま、不純な同性交遊は許すってのもどうかと思ったけどな」

姫路「! それですっ!」

明久・雄二「へっ?」

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 05:41:08.34 ID:1PbfudHh0
美波「そうよ……玲さんには、その趣味があったじゃない」

明久「えっと、悪いけど清水さんを紹介するのは簡便してくれないかな?」

美波「? どうしてここで美春の名前が出るのよ」

明久「いくらなんでも、自分の姉がそっちの道に進むのはちょっと……。
    それに、姉さんは美波と違って胸が大きい背骨がああああっ!」

美波「そういう事を言ってるんじゃないわよ!
    それに、玲さんと比べたら瑞希だって可愛いもんよ」

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 05:47:32.62 ID:1PbfudHh0
姫路「みっ、美波ちゃんっ!///」

雄二「ここまで綺麗なアルゼンチンバックブリーカーは初めて見たな……」

翔子「……雄二、私の胸とどっちが綺麗?」

雄二「技と体を俺に比べろと!?
    っておいバカ! 脱ごうとするんじゃねえ!」

翔子「……答えによっては……」

雄二「答える前に、俺の心が壊れちまいそうだよ!」

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 05:51:46.32 ID:1PbfudHh0
明久「やめてえええっ! もうこれ以上は曲がらないからあああっ!」

雄二「おい翔子、その物騒なもんをしまえ! く、来るなあっ!」

愛子「ボク、大きさはそうでもないけど、
    形と感度は悪くないと思うんだよね」

土屋「…………貴様……っ!?」

タパパパパッ!

愛子「服の上からじゃわかりにくいかな?
    触って確かめてみる?」

土屋「…………っ……っ……!?」

タパパパパパパパパッ!

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 05:57:12.71 ID:1PbfudHh0
秀吉「ええい、お主ら少しは落ち着かんか!
    今は胸の話をしているのでは無いであろうに!」

姫路「そ、そうでした……」

美波「そうね……ウチもまだ、木下には勝ってるし」

秀吉「ワシはこの一生その部分で勝利する気は無い!」

明久「でも、姉さんが不純な同性交遊を許したからどうだっていうの?」

愛子「ボクにその趣味はないけど、
    心当たりがある人間が居るんだよ」

明久「えっ?」

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 06:04:00.52 ID:1PbfudHh0
明久「清水さんじゃなく、不純な同性交遊が趣味な人……?」

霧島「……そう」

秀吉「? お主ら、どうしてワシを見るのじゃ?」

秀吉「……あぁ、成る程の! 合点がいったぞ」

明久「ねえ、どういう事? その人って、
    秀吉に関係があったりするの?」

秀吉「上手くいくかはわからんが、
    確かに適任かもしれんな――」

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 06:10:34.88 ID:1PbfudHh0
     ・    ・    ・

??「――えっと、はじめまして」

玲「はじめまして。吉井明久の姉の吉井玲と申します。
   今日はわざわざすみません」

??「いっ、いいえ! まさか、アイツのお姉さんが
    こんなに素敵な方だとは思いませんでした!」

玲「うふふ、ありがとうございます」

??「凄い美人でスタイルも良いし、頭も良いだなんて……
    って、すみません! 自己紹介が遅れました!」

優子「アタシ、木下秀吉の姉で――木下優子っていいます」

玲「はい、弟共々よろしくお願いします」

優子「こちらこそ!」

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 06:26:20.74 ID:1PbfudHh0
玲と優子の イ・ケ・ナ・イ☆算数教室


「さて、今日の授業はまず基本からやっていきましょう」
「アタシ達にとっては基本だけど、知らない人も多そうだしね」
「今日は、“×”という記号の正しい使い方を勉強します」

例)
明久×秀吉

「この表記の仕方、見たことがあったりするわよね?」
「これは、普通の算数の乗算とは違います」
「大事なのは、この“×”の右側と左側ね。
 右と左が逆になるだけで、意味が全然違ってくるの」
「例えば上記の場合」

明久「秀吉……そろそろ入れるよ」
秀吉「明久……優しくして欲しいのじゃ」

「――ってなるのよ。で、これが逆になった場合」

秀吉×明久

秀吉「明久っ! ワシは……ワシはもう果てそうじゃ……っ!」
明久「ねえちょっと待って! これじゃまるで秀吉が男みたいじゃないか!」

「――となる訳です。簡単でしょう?」
「それじゃ、次回はもっと凄いのいくから楽しみにね!」

※このコーナーは、とある人物の申し立てにより終了となりました。

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 06:30:23.97 ID:1PbfudHh0
     ・    ・    ・

明久「――ありがとう。今回は皆のおかげで助かったよ」

姫路「気にしないでください」

美波「そうよ。当然の事をしたまでだしね」

秀吉「……じゃが、本当にこれで良かったのかの」

明久「えっ?」

雄二「なんだ、何か問題でもあったのか?」

秀吉「いや、実は――」

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 06:35:50.48 ID:1PbfudHh0
     ・    ・    ・

優子『ねえ、聞きたい事があるんだけど』

秀吉『なんじゃ姉上、藪から棒に』

優子『アンタと吉井君って妙に仲良いわよね?』

秀吉『? そうじゃな。で、それがどうかしたのかの?』

優子『……アンタが右側だとは思うんだけど、
    実際の所どうなわけ?』

秀吉『姉上は何を言っておるのじゃ?』

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 06:37:46.17 ID:1PbfudHh0
     ・    ・    ・

秀吉「――というような事があっての」

雄二「何だそりゃ。意味がわからんな」

秀吉「じゃろう?」

明久「――えっ? 秀吉もそういう事を聞かれたの?」

秀吉「何?」

明久「僕も姉さんに――」

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 06:42:05.69 ID:1PbfudHh0
     ・    ・    ・

玲『アキくん、聞きたい事があるのですが』

明久『どうしたの姉さん、犬から棒に』

玲『二つの諺が混じっていますよ。
  アキくんは、木下君と仲が良いですよね?』

明久『? そうだね。で、それがどうかしたの?』

玲『姉さんは、アキくんならどちら側もこなせると思っています』

明久『ごめん、何を言ってるのかわからない』

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 06:45:41.39 ID:1PbfudHh0
     ・    ・    ・

明久「――って事があってさ」

秀吉「なんじゃ、明久も同じようなことを聞かれておったのか」

明久「……でもまぁ、上手くいってるみたいで安心したよ」

秀吉「それもそうじゃの。姉上も共通の趣味があり、
    美人で勉強も出来る人と友人になれて良かったと喜んでおったわ」

明久「姉さんも、“好みが凄く一致する”って言ってたなぁ」

雄二「ま、良かったな」

明久「うん。ありがとう、皆!」

土屋「…………」

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/15(月) 06:50:36.49 ID:1PbfudHh0
土屋(…………誰かが幸せになった時
    ……陰では誰かが不幸を背負っている……)

土屋(…………この場合……俺は口を噤むべきだろう)

土屋(…………何故なら……真実はあまりに残酷だからだ)

明久「姉さんに友達が出来て、弟としては安心したよ!」

秀吉「うむ!」

土屋「…………二人共」

明久・秀吉「?」


土屋「…………強く……生きろ」


おわり

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/15(月) 06:51:52.74 ID:1PbfudHh0
こんなくだらないもん最後まで読んでくれてありがとう
おやすみ

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