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千秋「…夏奈、ナプキンを貸してくれ」 夏奈「なんだそれ?」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 22:56:02.21 ID:dd1JYaGT0 [1/8]
千秋「…私のはもう無いんだ。だからナプキンを…」

夏奈「だから、ナプキンってなんだよ」

千秋「…ああ、すまない、夏奈はタンポン派か」

夏奈「はぁ?きりたんぽがどうしたって?」

千秋「…夏奈、すまないが悪ふざけはやめてくれ。今は本当にちょっとやばいんだ」

夏奈「だから、何のことだよー」

千秋「夏奈、これ以上とぼけると本気で怒るぞ」

春香「…千秋、ちょっといいかしら」

千秋「…なんでしょうか、春香姉さま」

春香「夏奈はね、まだなの」

千秋「…そうでしたか」

夏奈「おい、何の話だよー」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 23:18:57.79 ID:dd1JYaGT0
千秋「…すまない、夏奈。私はまだまだ未熟者だ」

夏奈「だから、何の話だよー」

春香「夏奈は気にしなくていいのよ」

夏奈「なんだよ春香まで…まぁいいか」


夏奈「ってなことがあってだなー」

ケイコ「ちょ、ちょっと夏奈。学校でそういう話はあんまり…ていうか、本当に知らないの?」

夏奈「何ぃ?私をバカにするのか!?そうなのか?千秋だけでなくお前まで!このこの!」

ケイコ「ちょ、ちょっと!髪引っ張らないでよー!」

藤岡「どうしたの?何の話?」

夏奈「おお、藤岡。ああ、そうだ、お前に聞こう、ナプキンとかタンポンって何だ?」

藤岡「ええっ!?(…いきなり何言ってるんだよ、南…教室で女の子が言う話題じゃないだろ、それ!)…い、いやー、俺もよくわからないなぁ、ははは」

夏奈「ほれみろ、ケイコ!藤岡だって知らないぞ!」

ケイコ「…そりゃあ、ねぇ…(…知ってても言えないわよねぇ)」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 23:22:58.58 ID:dd1JYaGT0
夏奈「まったく…む」ブルル

ケイコ「どうしたの?」

夏奈「ああ、、まぁその、あれだ…」ガタッ

藤岡「どこか行くのか?南?」スッ

夏奈「ついてくるなよ!」

藤岡「そ、そんな…俺が何したってんだよ、南!」

夏奈「何もしてないよ!いいからついてくるなよー」

藤岡「み、南…な、何か悩みごとがあるなら俺に相談してくれていいんだぞ!」

ケイコ「…あ、あの藤岡くん、夏奈は多分…」

夏奈「トイレに行くんだよ!なんだよ、お前も一緒に来るのかよー!」

藤岡「えええっ!?み、南とトイレ!?(そ、そんな…そんなの早すぎるよ!)」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 23:29:56.61 ID:dd1JYaGT0
藤岡「…はっ!?ご、ごめん、南、トイレとは知らず…」

夏奈「もういいよ、じゃあ私は行ってくるぞ」ガララー


ジャー
夏奈「…ふー…まったく、それにしても藤岡のやつ、空気読めないやつだなー」

夏奈「……あれ?……なんかまだ…残ってるような感じが…」

ツー
夏奈「………っ!?お、おおぅ!?こ、これは…!?…股から…いや、まんこから血がっ!?」



ケイコ「…あ、戻ってきた。…どうしたの夏奈?顔色が悪いけど…?」

夏奈「…ケイコ…私はもうすぐ、死ぬかもしれない…!」

ケイコ「…え?」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 23:34:53.26 ID:dd1JYaGT0
ケイコ「夏奈、一体何を言って…」

夏奈「…さっきトイレに行ったんだ…そしたら、なんと…股、いや、まんこから血が…!」

ケイコ「ちょっと夏奈!大きい声でそんな単語喋っちゃダメだよ!!」

夏奈「そうか?…まぁ、とにかく、血が出てきたんだ、いやーびっくりだよ。しかし、これはもう私も長くは無いってことかねー」

ケイコ「…いや、夏奈、それはきっと初k

リコ「ねぇねぇ!さっき藤岡くんと話してたよね!ね、何の話してたのー?」

夏奈「おう、藤岡はナプキンとかタンポンって知ってるかー?ってな」

ケイコ「ちょっと夏奈!?ち、違うの、これは…」

リコ「…そ、それで…それで、藤岡くんはどっちが好きなの!?」

ケイコ「…え」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 23:43:46.20 ID:dd1JYaGT0
夏奈「どっちが好きか?いや、あいつはどっちも知らないって言ってたぞ」

リコ「そう、よかったぁ…私タンポン派だから、もし藤岡くんがナプキン好きだったらどうしようかと思ったー。ちょうど今、してるんだけどね」

ケイコ「…それはタンポン好きだったとしても色々問題があると思うけど…」

夏奈「…ん?その口ぶりだと、お前はナプキンもタンポンも、何のことかって知ってるのか!?」

リコ「え?何のことかって…小学校で教わったじゃない、ほら女子児童だけ集まって説明を…」

夏奈「あったかー?………ああー、なんかあった気が…でもあの時、ビデオの途中で寝たっけかな」

ケイコ「…それで知らないわけね…でも、夏奈ってお姉さんいたじゃない、何も教えてくれないの?」

夏奈「春香か?…うーん、いや何も…お、藤岡ー」

藤岡「あ、南、さっきはごめんな」

夏奈「いやそれよりさー、リコはタンポン派らしいぞー。今、ちょうどしてるとか」

藤岡「ええええっ!?(と、いうことは、今まんこに挿れてるってことか)」

リコ「ちょ、ちょっと夏奈!!いきなり何言って…ち、違うの藤岡くん!私まだ膜はあるから!」

ケイコ「ちょっと何言ってるの!?落ち着いて!!!」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 23:53:53.42 ID:dd1JYaGT0
藤岡「と、とりあえず俺はもう行くよ!」


リコ「…行っちゃった、じゃあ私も」


ケイコ「…ふぅ…なんだか疲れた」

夏奈「どうしたんだよー、いきなり大声出して」

ケイコ「元はと言えば夏奈のせいよ!………そういえば、夏奈…ナプキンとかタンポン持ってないんだよね?」

夏奈「持ってないよー、っていうかなんなんだよそれー、いい加減教えてくれよー」

ケイコ「…その…血、どうやって止めてるの?」

夏奈「ん?ああ、とりあえずトイレットペーパーで」

ケイコ「…ちょっとぱんつ見て見たら?」

夏奈「何ぃ!?私のぱんつをタダ見するつもりか!?」

ケイコ「違うわよ!」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 00:00:40.93 ID:dd1JYaGT0

ドロ…
夏奈「………うぉぉ、な、なんだかすごいことになってるぞ…ぱんつが血まみれ…とりあえず、拭かないと」カラカラカラ…フキフキ

ケイコ「…やっぱり…トイレットペーパーじゃ全然ダメよ」

夏奈「や、やはり私は死ぬのか?…ま、まだ私は中学生だというのに…!」

ケイコ「…死なないから落ち着いて…、はいこれ、ナプキン。私の予備よ」

夏奈「ほうほう、これがナプキン…で、これは何に使うんだ?」

ケイコ「これを、その…あてるのよ」

夏奈「あてる?何に?」

ケイコ「もう、言わせないでよ!まんこよ!!」

夏奈「わかったよ、そんなに大声出すなよー…まったく、女子トイレだったらまんこって言っていいのかよ」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 00:06:06.78 ID:Rl6+hJBO0 [1/2]
ケイコ「と、とにかく、早くあてないと、また血が垂れてきちゃうわよ?」

夏奈「わかってるよー……これでいいのか?」

ケイコ「うん、大丈夫だと思うよ」

夏奈「しかし世の中には便利なものがあるもんだなー…ん?ということは、ケイコ、お前もまさか不治の病を!?」

ケイコ「無いから。…あのね、夏奈、これはね、初経って言って、女の子は誰でもなるんだよ?」

夏奈「処刑…!?私は何か罪を犯したのか!?」

ケイコ「違うわよ!…とりあえず、今日くらいはそれで持つから…後は、家に帰ったら、お姉さんに言えば後はなんとかしてくれると思うわ」

夏奈「そうか、まぁよくわからんがサンキュー」

ケイコ「…でもぱんつは汚れたままね」

夏奈「まぁいいさ。今日くらい血まみれぱんつ穿いたって問題ないって」

ケイコ「…くれぐれも誰にも見られないようにね?…本当は保健室に行けばいいんだけど…今日に限って先生が居ないんだよねー」

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/10(日) 00:12:26.90 ID:Rl6+hJBO0 [2/2]
夏奈「なんならノーパンで過ごしてやってもいいぞー」

ケイコ「ダメよ!っていうか何言ってるのよ!?」



夏奈「…と、言うわけだ、春香。ぱんつもこの通りだ」

千秋「これで夏奈も一人前の女、ということか」

夏奈「なんだ、千秋、お前もまんこから血が出るのか?」

千秋「まぁな。タンポン入れるのが怖いからナプキン派だけど…お前なら面白がって入れそうだな」

夏奈「何ぃ!?また私をバカにするのかー!?」

千秋「とにかく、今日はお赤飯ですね、春香姉さま…春香姉さま?」

春香「…うぅ…!」ぐすっ

千秋「ど、どうしたんですか!?春香姉さま!?」

52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/10(日) 00:49:23.26 ID:Rl6+hJBO0
春香「…実はね…夏奈のは、初経じゃないの…ガンなの…」

夏奈「………は?」

千秋「…春香姉さま?一体何を言って…」

春香「…夏奈がまだ小さいころ、子宮にガンが出来たの。…放射線療法でなんとかなったんだけど、もしまた出血があったら…その時はって言われてたの」

夏奈「……ははは、な、何言ってるんだよ、春香…」

千秋「そ、そうですよ、春香姉さま…こ、こいつが、ガンとか、そんな馬鹿な話…」

春香「…本当よ…もし再発したら…1年は持たないだろうって…」

夏奈「………」

千秋「……か、夏奈…」

55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/10(日) 00:55:38.43 ID:Rl6+hJBO0
千秋「…あれから部屋に篭りっきりになってしまって…」

内田「…嘘だよね、そんなの…」

吉野「…もう一度、治療出来ないの?その…放射線療法ってやつで…」

春香「…進行したガンにはあまり効果が無いの…あくまで予防なの」

千秋「…そ、そんな…」

春香「…夏奈は…もう1年しか生きられないのよ!」タタタッ

千秋「…春香姉さま…」

57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/10(日) 01:02:13.18 ID:Rl6+hJBO0
藤岡「…嘘だろ…南が…南がガンだなんて!」

冬馬「落ち着けよ!…オレだってまだ信じられないよ…けど、本当なんだよ!」

藤岡「…く…」

マキ「…それで、夏奈は…」

千秋「…もう入院してます…春香姉さまは付き添いで…」

アツコ「…なんとかならないの…?」

千秋「…なんともならない…なんともならないよ!」

冬馬「…千秋…」

藤岡「…すまない、俺は…千秋の気持ちも考えずに、騒いだりして…」

マキ「…どうして、こんなことに…」

64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/10(日) 01:13:35.07 ID:Rl6+hJBO0
保坂「…マキ、南春香は今日も休みか?」

マキ「…うん…ちょっとね」

保坂「なんだ、話してみろ!」

マキ「…春香の妹…夏奈ちゃんって言うんだけど、ガンだって…」

保坂「………そういうことか」

マキ「…だから、今はなるべくそっとしといてあげて…保坂先輩?」

保坂「何を言う、マキ。…ガンならば…特効薬でも創ればいいじゃないか」

マキ「何言ってるんですか!?真面目に…」

保坂「俺はいたって真面目だ。…南春香の笑顔を取り戻すためならば…この俺に不可能など無い!!!」

69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/10(日) 01:25:17.88 ID:Rl6+hJBO0
-半年後-

夏奈「…うぅ…」

千秋「おい、しっかりしろよ!!」

春香「夏奈!!」

夏奈「…ははは、私もここまでみたいだなー…」

千秋「何言ってるんだよ!?冗談でもそういうこと言うなよ!!」

夏奈「なんだよー、いつもは私のことバカにしてるくせにー…ははは、はは…」

春香「…う、うぅ…か、夏奈ぁ…もう、全身に転移しちゃって…治療も、できないの…ごめんね…ごめんね…!」

夏奈「気にするなよー…くっ…う…ま、あ、二人とも、元気でなー」

千秋「夏奈!」

春香「夏奈!!」




「ちょ、ちょっと!?いきなりなんですか、あなたは…あっ!」

ガラッ
保坂「失礼する」

71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/10(日) 01:26:27.18 ID:Rl6+hJBO0
春香「…保坂くん…?どうしてここに…」

保坂「それよりもこれを。どうやら間に合ったようだ」

千秋「…あなたは…いつぞやのカレーの妖精…」

保坂「今はそんなことはどうでもいい、さぁ早く」

春香「これ何かしら…」

保坂「…ガンの特効薬だ」

千秋「…っ!?…そ、そんなバカな…」

春香「う、嘘よ…そんな、だってガンの特効薬なんて…そんなものあるはず…」

保坂「俺が創った。半年掛かったが…ちょうど、一回分だ」

春香「で、でも…ガンの特効薬なんて、すごい発明じゃない…もっと後の世のために…」

保坂「…南春香、君の笑顔が無い後の世など、意味が無い」

春香「…ありがとう。…夏奈、これ、飲んで頂戴」

夏奈「ん?おおー………うげぇ、苦いぞこれ」

千秋「こ、これで本当に治るんだろうな!?」

保坂「はっはっは。当然だ」

72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/10(日) 01:29:53.03 ID:Rl6+hJBO0
-半年後-
夏奈「いやー、一時はどうなることかと思ったぜー」

春香「でもよかったわ…こうやって退院出来たんだもの」

千秋「カレーの妖精のおかげですね」

夏奈「そういえば、そのカレーの妖精とやらはどうしたんだ?」

マキ「…今、アメリカの大学に居るわよ。…次のノーベル賞確実とか言われてるわ」

内田「すごい人だったんですねー」

マコちゃん「な、なんて男らしい人なんだ…!俺もいつかあんな人に」

吉野「マコちゃんは女の子なのに男の子を目指すのー?」

マコちゃん「っ!い、いや違いますです、はい」

藤岡「でもよかったよ、南…俺、南が死んじゃうって知らされた時、ショックだったよ…」

夏奈「いやー、私もだよー………む!………ああ、これはもしかして…」

千秋「どうしたんだよ」

夏奈「…いや、何、そういえば私はまだだったなーってさ…さて、千秋」


夏奈「ナプキン貸してくれ」
                                                     -完-


コメント

No title

癌の特効薬なんて今世紀中に作れたらそれこそ本当の奇跡なのにな・・・
愛の力とやらで作れたらいいな

No title

不謹慎だが笑いが止まらなかったw

No title

この保坂、かっこいいのかもしれない

伊達に汗をかいちゃいないな!

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