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香貫花「『人妻パラダイス』…何かしらこれ」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 21:45:26.32 ID:UfkGK/EqO [1/49]
野明「何なに?私にもみせてー!」

野明「ふむふむ。」

ぺらっ

野明「乱れる髪!たわわに果実が……」

香貫花「濡れる…固く…熱く…絡み合う……」


パタン

野明「……」

香貫花「……」

野明「あ…遊馬のヤツ!」

香貫花「……」

香貫花「That's enough!」ドスンドスン

野明「ちょっとちょっと香貫花!どこいくのぉ!?」



2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 21:47:44.00 ID:UfkGK/EqO
【隊長室】

香貫花「失礼します」


ガチャ…


野明「し、失礼します…」

後藤隊長「おー、お二人さん。掃除終わったかー?」

南雲隊長「『終わったかー?』じゃないわよ後藤隊長。のんびりなんてお茶飲んでないで、早く手伝ってください。」

後藤隊長「手伝うからさ、南雲さんも一緒にお茶飲もうよ。ね?」

南雲隊長「そんな暇はないでしょう?今日中にココとそれから課長室も片付けなきゃならないって言うのに…」

後藤隊長「相変わらず生真面目だねぇ~。」

南雲隊長「当たり前です。警察が後藤さんみたいな人だらけ…なんて想像しただけで鳥肌が立つわ。」

後藤さん「手厳しいなぁ~相変わらず」



3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 21:50:20.87 ID:UfkGK/EqO
香貫花「あの!」ドンッ

後藤隊長「って、おい、どうした香貫花」

後藤隊長「顔が……怖いよ?」

香貫花「これを見てください。」

バサッ…バサバサッ

後藤隊長「……『人妻パラダイス』」

南雲隊長「『月刊すく~る☆まにあ』に『ろりろりじゃぱん』…何よこれ」

香貫花「小隊のofficeから押収致しました。内容はご想像の通りです。」

南雲隊長「……///」

後藤隊長「おほっ!こりゃすごい!あいつらもやるなぁ~」ペラ

南雲隊長「……」ギロッ

後藤隊長「…あ、あははは~…」



4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 21:52:57.64 ID:UfkGK/EqO
香貫花「彼らも健全な男性です。こう言う本を一冊や二冊…あるいは十冊や百冊もしかしたら千冊や万冊…」

香貫花「とにかく、保有している事自体についてはなんら問題ないとは思います」

南雲隊長「でもさすがに仕事場に…しかもオフィスにこう言うものは…ねぇ」

後藤隊長「別に仕事に支障をきたしてる訳じゃないんだからさぁ?別にいいんじゃないのかなぁ……」ボソッ

南雲隊長「なぁに?後藤さん」

後藤隊長「何でも。」

南雲隊長「いいえ。何か言いました。」

後藤隊長「い、いやぁ、…聞こえちゃった?」



5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 22:00:26.69 ID:UfkGK/EqO
南雲隊長「良いワケがないでしょう後藤さん。」

南雲隊長「こういう…いかがわしい本はプライベートの象徴みたいなものよ。それをオフィスに持ち込むなんて公私混同甚だしいわ。」

香貫花「しかも、近くには泉巡査と私がいるんですよ?」

香貫花「これは立派なセクシャルハラスメントです。」

後藤隊長「セクハラって、そんな大事でもないだろぉ~」

香貫花「甘い!職場であんな本を読み耽ってた同僚なんて…気持ち悪くて口も聞きたくないわ!」

香貫花「これがニューヨーク市警なら持ち込んだ職員は即刻減俸、もしくは降格です!」

後藤隊長「ニューヨーク市警は怖いなぁ~。…ねえ南雲隊長。」

香貫花「後藤隊長!これは非常に由々しき問題です。もっと真面目に…」

後藤隊長「わかった。奴等には俺からそれとなく注意しておくよ。それとなく。」

香貫花「隊長!」

後藤隊長「香貫花よ…お前には解らんだろうけど色々あるんだよ。男ってのはさ。」

後藤隊長「まあ、ここは日本だしさ。白黒つけないグレーなところが日本人の良さだろ?」

香貫花「それとこれとは……」



7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 22:09:56.40 ID:UfkGK/EqO
南雲隊長「でも確かに自分の働いているオフィスに…しかもごく近くに、あんな本があると思ったら…嫌よねぇ。」


後藤隊長「えっ」

南雲隊長「…後藤さん?その『えっ』って言うの、どういう意味なのかしら」

後藤隊長「え?ああ、南雲さんがそう言うの、気にするタイプだったんだなぁって…何か意外だなぁ~って…あはははー」

南雲隊長「………」ジトー

後藤隊長「あははは~……」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 22:14:56.48 ID:UfkGK/EqO
南雲隊長「ねえ、ちょっと良いかしら後藤さん」

後藤隊長「何?」

南雲隊長「『何?』じゃないわ。引き出しの一番下、見せてくれます?」

後藤隊長「な…南雲さん?」

南雲隊長「何故か私、引き出しの一番下を…後藤さんが開けてるところ、見たことないのよね」

南雲隊長「前の大掃除の時も…一番下の引き出しだけ整理していなかった。」

後藤隊長「何にもありませんよ」

南雲隊長「何も無いなんてあり得ないわ。他の段はぎゅうぎゅう詰めだったし。」

南雲隊長「『机とのは別に新しい引き出しでも買おうかな』とか何とか、ぼやいてたじゃない」

後藤隊長「い…言ってたっけなぁ~…」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 22:18:40.11 ID:UfkGK/EqO
後藤隊長「とりあえず何もありませんから。ね?南雲さん?」

南雲隊長「じゃあ、ないなら見せなさい。見せても平気でしょ?」

後藤隊長「…命令?」

南雲隊長「同僚に命令はしない主義よ。これはお願い。」

後藤隊長「南雲隊長のお願いでもそれはちょお~っと聞けないかなぁ~…」ボリボリ

南雲隊長「へぇ。どうして?」ジリジリ

後藤隊長「やっぱりさ、職場に置いてもプライバシーってのは大切なだよなあ……香貫花ぁ?」

香貫花「時と場合によります」

南雲隊長「ですって。」

後藤隊長「べ、便利な言葉だよなぁ…時と場合ってのはさぁ…」

南雲隊長「観念なさい!」

香貫花「You’re too much!」
ガバッ

後藤隊長「ちょ、ちょっとしのぶさぁん!?」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 22:22:21.82 ID:UfkGK/EqO
……………

南雲隊長「ええっと、『週間みんなの婦警さん』『婦警さんといっしょ』」

南雲隊長「『逮捕しちゃうぞ!婦警さんパラダイス』『熟女婦警と不敬なことしちゃお!』……」

野明「……うわぁ」

香貫花「Go on…」

後藤隊長「……」

南雲隊長「なるほど。婦警さん…ね。」

南雲隊長「後藤さんが警視庁に入ったのも…なるほどね。」ジッ

南雲隊長「簡易更衣室も…そう。そう言うことだったの。」

南雲隊長「クランシー巡査部長、私の隣にも不届き者がいたみたいよ。」

後藤隊長「あの…しのぶさぁん?」

南雲隊長「話しかけないで下さい後藤警部補」

後藤隊長「そんな汚物を見るような目をしなくったっていいじゃないの……」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 22:27:33.46 ID:UfkGK/EqO
後藤隊長「いや…あの…あれは……間違えてっていうか…あは、あはははは…」

南雲隊長「………」ガサゴソ

後藤隊長「あの…な、何やってるの?南雲さん?」

南雲隊長「確か北側に使ってない部屋があったでしょ?そっちに移ろうかと思って。」

後藤隊長「あそこは老朽化が激しいから使うのよそうって…」
南雲隊長「かまいません」
南雲隊長「良い機会だわ。やっぱり仕事場はわけたほうが良かったのよ。」
南雲隊長「着替えについても、覗かれる心配もないし?」ジトー

後藤隊長「えっ…し…しのぶさん?」

南雲隊長「いいのよ。後藤警部補は何も悪くないわ。私が迂闊だったの。」
南雲隊長「じゃあ、私物は後で取りに来ますから。行きましょうクランシー巡査部長、泉巡査」

香貫花「Yes Ma'am.」
野明「は…はいっ」

バタン…


後藤隊長「……」

後藤隊長「参ったな…こりゃ…」


15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 22:28:29.12 ID:UfkGK/EqO
>>10
漫画では
アニメとして処理して戴けると

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 22:29:58.12 ID:UfkGK/EqO
ガチャ

後藤隊長「ああ、しのぶさん!?」

後藤隊長「やっぱりやめた?そうだよやめましょうよ。床が抜けたりしたら大変だし、ね?」

野明「…あの隊長…私です」

後藤隊長「ああ…泉か……」

野明「隊長…その…」

野明「……頑張って下さい」

ガチャ

後藤隊長「……」

後藤隊長「これ以上何を頑張れっていうのよ…」

後藤隊長「………」

後藤隊長「……頭痒いわ」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 22:31:26.72 ID:UfkGK/EqO
【空き部屋】

南雲隊長「机も…傷は目立つけど使えそうね」

南雲隊長「電気も使えるし。最初からこっちを使ってれば良かったわ」

香貫花「南雲隊長、改めて先ほどの件ですが…」

南雲隊長「そうね。私も彼らの行動は決して好ましいとは思わないわ」

南雲隊長「ただ、第2小隊内でのことだし私が口を出すわけにはいかないのよ。」

南雲隊長「でも肝心の後藤警部補はああだし…」

野明(『後藤警部補』かぁ…隊長をわざわざ階級で呼ぶなんて相当怒ってるんだなぁ……)

野明(でも確かに嫌だよな……遊馬のヤツ……!)



18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 22:34:22.89 ID:UfkGK/EqO
野明「あの、そう言えば押収したその本は…どうするんですか?」

南雲隊長「そうね。私が処分しておくわ。当分、後藤警部補とも距離を置くつもりよ。」

南雲隊長「後藤警部補の事なんかで…仕事の能率が落ちるのは嫌ですからね。」

香貫花「まあ、これで少しは反省するんじゃない?」

野明「……するのかな」

香貫花「そのときは……」

野明「時は?」

香貫花「Combat!」

野明「こ……こんばっとって香貫花……」



19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 22:35:22.48 ID:UfkGK/EqO
【隊長室】

後藤隊長「ああ、お前達を呼び出した理由は…分かっとるな」

一同「……はい」

後藤隊長「まあ、アレだ。香貫花に見付かっちまったのが運のツキと言うか何と言うか」

後藤隊長「もう少しうまくやれなかったの~?」

進士「弄らないでくれってお願いしたんですがねぇ…なにがいけなかったんでしょう」

後藤隊長「そりゃアレだよお前ら。弄ってくれって言ってるようなもんだろうが~…」

後藤隊長「一応聞いとく。入手元は?」

遊馬「整備班のお下がり八割。後は私物です。」

後藤隊長「……お下がりかぁ。あちらさんもあちらさんで苦労してそうだなぁ」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 22:37:19.69 ID:UfkGK/EqO
太田「篠原ああああああああ!!!!!!お前がわるいんだぞぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!」

遊馬「なんで俺が悪くなるんだよ!」

太田「お前が言いだしたことではないかああ!!第一警官があんな軟弱なもんをだなぁ…!」

遊馬「太田だって人妻パラダイス、読み耽ってた癖に良く言うぜ。」

太田「あ、アレはだなぁ……!」

後藤隊長「ああ、お前ら今は誰が悪いだとか、太田の性癖がどうとか、そんな事は最早どうでもいいのよ」

太田「た…隊長おおおおおおおお!!!」

後藤隊長「大事なのはこれからどうするかってことなのよ。分かる?」

遊馬「って言ったって…謝るなんて嫌ですよ俺。」

太田「あ、当たり前だ!こんなくだらないことで女に頭を下げるなんて…第一俺は反対だったんだ!」

進士「でもここは謝っちゃった方がいいんじゃないですか」

山崎「……そうですね。確かに…いい気分はしなかったでしょうから」

遊馬「ばかもん!お前らは日本男児か?ヘーコラ女に頭を下げてると太田みたいになっちまうぞ」

太田「ど、どういう意味だ篠原ァァァァァァァァァァァァァ!!!!」



23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 22:39:28.84 ID:UfkGK/EqO
後藤隊長「落ち着いてよ、お二人さぁん~」

後藤隊長「ここはさ、まぁ上手く切り抜けようや」

後藤隊長「いがみあってもさぁ、出動の時に影響が出るかもしれないし…ね?」

遊馬「でも、特車二課の規則のどこにもエロ本の持ち込み禁止なんて書いてませんけど」

後藤隊長「……そりゃそうなんだけどさ篠原ぁ…」

進士「あれ?……そういや、南雲隊長は?」

山崎「そう言えば。なんだか今日は見掛けませんね」

後藤隊長「……」

後藤隊長「南雲さん……出ていっちゃった」

一同(……うわぁ)



24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 22:41:23.72 ID:UfkGK/EqO
【空き部屋】

南雲隊長「とりあえず…当面は二人共、ここで仕事をしてくれても構わないわ」

野明「えっ、いいんですか」

南雲隊長「好ましくはないけれど…仕事の効率が落ちるよりかはマシだわ」

南雲隊長「ただし、出動時と課長が出勤してくる時だけはちゃんと小隊に戻って頂戴」

香貫花「Yes Ma'am.」

野明「了解!」

野明「じゃあ香貫花、掃除の続きでも…」

香貫花「次はNap room…ね」

南雲隊長(……第二小隊から出てきたってことは)

南雲隊長(……まさかうちにも)



25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 22:44:14.61 ID:UfkGK/EqO
【隊長室】

後藤隊長「な?とりあえず…頼むよ。このと~り!」

遊馬「……でも隊長」

後藤隊長「わかった。どうしてもと言うなら」

遊馬「なら?」

後藤隊長「お願いしてもダメなら仕方ないだろう」

後藤隊長「俺は基本的には命令も強制もしない主義だけど」

後藤隊長「そんなちっぽけで些細でくだらない主義主張は最早どうだっていいんだわ。」

後藤隊長「命令する!謝ってこい!」キリッ


遊馬「…無茶苦茶な」


26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 22:45:13.47 ID:UfkGK/EqO
後藤隊長「やらないなら篠原、太田、進士、山崎。あの手この手を使ってお前ら減俸、3ヶ月な。」

遊馬・太田「なんじゃそりゃああああああああああああああああああああああ!?」

遊馬「…か、構いませんよ。謝るくらいなら」

太田「そうだ、俺達の微々たる給料じゃ減俸といっても微々たる額にしか過ぎんからな」

進士「ちょっと、ちょっと太田さぁん!僕は家庭が…家庭があるんですよおおおおお!!!!!!!」

太田「黙れ!だからお前はいつまでも女房の尻に敷かれとるんだ!!」

進士「今は関係ないじゃないですかぁ~!」

山崎「あ…あの……」

後藤隊長「ダメ?分かった。分かったよ。それでもダメって言うなら俺、土下座するからさぁ…ね?お願い」

遊馬「ど…土下座って……隊長ぉ……?」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 22:46:11.71 ID:UfkGK/EqO
後藤隊長「あ、山崎、そこの椅子退かして。俺、意外と足長いからさぁ、上手く足が折り畳めんでなぁ……」

山崎「え……」

後藤隊長「今の、命令な」

山崎「あ……はい…」ガタン

後藤隊長「はい、それじゃあ後藤喜一警部補、部下に向かって土下座しま~す!」

太田「うわわわわわああああああああああああ!!!!!!!!!!」ガバッ

遊馬「わかりました!わかりましたから隊長!やめてくださいって!」

後藤隊長「やっと…お願い、聞いてくれる気になった?」ニヤッ

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 22:48:46.05 ID:UfkGK/EqO
【仮眠室】

香貫花「………行くわよ」
野明「ちょっと……香貫花?」
香貫花「Fuck you!」

ガスッ!

野明「ちょっと、ちょっと香貫花!何やってるのさぁ!?」

香貫花「何って、天井をぶち抜いてるのよ」
野明「ちょ、そんなことしたら……」

香貫花「……ビンゴ」

野明「……ん?」

バラバラバラバラバラバラ…

野明「うわあああああああ!?」

あは~ん

野明「な、なにこれええええええええええ!?」
香貫花「ここだけ違和感があったのよ。まさかこんなに…」
野明「ビデオテープが…」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 22:50:42.04 ID:UfkGK/EqO
香貫花「……『生き物大好き!』『アスパラとシャケと卵焼き』」

野明「……至って普通のビデオだね」

香貫花「至って普通のビデオテープをワザワザ天井に隠すかしら」

野明「確かに……怪しい」

香貫花「と、言うわけでビデオデッキにsetしてちょうだい。please」

野明「お、オッケー」


32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 22:53:16.69 ID:UfkGK/EqO
【隊長室】

南雲隊長「……」

コンコン

南雲隊長「……入るわよ」

ガチャ

南雲隊長「………」

シーン…

南雲隊長「……いないなら好都合だわ」
南雲隊長「さて、必要な私物でも……」
南雲隊長「あら?なにかしらこのテープ…」
南雲隊長「『プロジェクトP~汗わきパッドにかけた男達の戦い』」

南雲隊長(…面白そうね)

南雲隊長「ま…まあ…二人も当分戻ってこないでしょうし…BGM代わりに…」

南雲隊長(……BGM。本庁に居た頃じゃ考えられなかったわね)

南雲隊長(人間は環境の動物……嫌ね。)


33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 22:57:02.07 ID:UfkGK/EqO
【仮眠室】

TV「あ~ん」

野明「 」

香貫花「out!処分して頂戴!!」

野明「しょ、処分って」

香貫花「そこを引っ張って抜き出すのよ!!!」

野明「ええっ!て、テープがダメになっちゃうんじゃ……」

香貫花「いいのよ。ダメになって」

野明「……分かった」

野明「………えいっ」

きゅううううううう

香貫花「OK。次、行くわよぉ!」

野明(こ…心なしか香貫花、楽しそう)


35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 23:00:13.02 ID:UfkGK/EqO
【空き部屋(現第二隊長室)】

南雲隊長「………」カリカリ

南雲隊長「……」カリカリ

南雲隊長「……さて、一段落ついたわね」

南雲隊長「余計なのが居ないと仕事が捗るわ」

南雲隊長「……さて」

カチャ……

南雲隊長「……」

南雲隊長(プロジェクトP……大好きなのよね実は)

南雲隊長(ふふっ…何十年後かに私も『レイバー隊を生み出した女性警官』なんて…特集されたりなんて……)

南雲隊長「………」

南雲隊長「……」

南雲隊長「…」

南雲隊長「……ちょっと無理かしらね」



36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 23:01:06.82 ID:UfkGK/EqO
南雲隊長「あら、はじまったわ」

TV「……ねえ交通課の忍ちゃん」
TV「な、なんですか…」
TV「……いいかな」
TV「だめ……だめっ…今職務中よ」
TV「いいだろ……君に違法駐車…いや、速度超過、したいんだ」

南雲隊長「………なに」
南雲隊長「……なに…これ」



38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 23:03:30.43 ID:UfkGK/EqO
TV「ん……あっ……」
TV「あんっ……いいよ…忍ちゃんのオービス…すごくいい!」TV「だめ…それ以上は…スピード違反…スピード違反なのぉ!!赤キップ…赤キップだよぉ!!」
南雲隊長「………」
TV「いい!前科一犯になってもいいから…速度超過…したい…」
TV「あんっ……講習…後できちんと受けてくれるなら…いいよ?」

ガチャ…

後藤隊長「あ、しのぶさぁん?…あの…ちょっといいかな」
南雲隊長「……」

後藤隊長「しのぶ…さん?」

TV「行くぞ…飛ばすぞおおおおおおおおおお」
TV「来てえ!バッチリとるから…私のオービスでバッチリとるからああああああ!!!!!」

後藤隊長「……あっ」

ピッ

南雲隊長「……」
後藤隊長「……」

南雲隊長「ビックリしたわ。勤務中にビデオを見るなんて、ずるっこいことはするもんじゃないわね。」

後藤隊長「あは…あははは……」
南雲隊長「………」ギロッ
後藤隊長「……」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 23:04:52.16 ID:UfkGK/EqO
後藤隊長「……あの」

南雲隊長「……私、ちょっと見回りに行ってきますから」

後藤隊長「……あの、しのぶさん…その」グッ

南雲隊長「私に手を触れるな!!!!」グワッ

南雲隊長「……じゃ」

バタン

後藤隊長「ちょ…ちょっと……」

後藤隊長「………遅すぎた…かな……?」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 23:07:27.16 ID:UfkGK/EqO
【仮眠室】

遊馬「 」

太田「 」

進士「 」

山崎「 」

香貫花「あら、お帰りなさい。」

野明「……お帰り」

遊馬「な…なんじゃそら…」ワナワナ

香貫花「カセットテープ」

遊馬「それは知ってる。……そうじゃなくて」

野明「中身がビロビロに伸びたカセットテープ」

遊馬「な……」

遊馬「なんてこと……」

遊馬「なんてことしてくれたんだああああああああああ!!!!!!!!」



41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 23:09:17.56 ID:UfkGK/EqO
進士「あ…ああ、僕の…いたって健全な…『イルカと戯れる麗しの多美子さんディレクターズカット版』までえええええ!!!!!」
山崎「あ……ああ…僕の『花子の逆襲』までこんな姿になって……」

香貫花「アナタ達が悪いのよ。ここは職場、遊び場じゃないのよ」

野明「そうだよ。流石にあの量は見損なったよ遊馬」

遊馬「お、おまえらになにがわかるるるるるるうううううううううううう!!!!!!!」
遊馬「俺達が…毎日…毎日どんな思いで過ごしているのか……」

野明「知ったこっちゃないよ」

香貫花「そんなに辛いなら、辞めたら?」

遊馬「やめたいさ!警察なんてやめたいが……」

遊馬「こいつらぁ……」ワナワナ

太田「泉ぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!」ガバッ

野明「なんだよ!なんで私だけ」

太田「上司に掴みかかるバカがどこにおるかああああああ!!!!!!!」

野明「なんだよそれぇ!」

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 23:10:32.60 ID:UfkGK/EqO
香貫花「……とりあえず反省していると言うなら許すつもりだったけど」ジッ

野明「遊馬達に全く反省の色が見られないよね」ジッ

遊馬「あーあーあーあ!!こっちも謝って丸く納めてやろうと思ってたんだけどな!ヤメだヤメ!」

進士「多美子さんコレクションが…」

野明「なんだよその態度!逆ギレ?」

香貫花「太田!」

太田「……巡査部長殿!」

香貫花「……何?」

太田「男には…やらなきゃならん時があるのです」

遊馬「ここに!高らかに宣言する!」

野明「……何を」

遊馬「俺達は絶対に謝らない!反省しない!」
遊馬「むしろ、その為なら全面戦争もいとわない!!」

野明・香貫花「……はぁ?」

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 23:11:41.18 ID:UfkGK/EqO
太田「良く言った篠原!」

香貫花「……あきれた」

遊馬「俺達と仲良くやりたいなら、まず勝手に俺達のもんを漁ったことを反省し、謝罪しろ!!!!」

進士「……多美子さんに罪はありません!」

山崎「あ…あの…」

香貫花「……わかったわよ」

香貫花「あなた達がそう言うのならこちらにも考えがあるわ」

野明「そうだ!考えがあるんだぞ!」

香貫花「………」
太田「………」
野明「………」
遊馬「………」

一同「……ふんっ」


45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 23:17:52.92 ID:UfkGK/EqO
この瞬間を境に特車二課は後藤隊長派、南雲隊長派に大きく分裂した…

これが特車二課に代々渡って語り継がれる「13 WAR」事件の始まりである。

【隊長室】

遊馬「やっぱり人数比じゃこっちの方が有利だな。男ばっかりの職場ってのも案外悪くないな。」

整備員B「給湯室、仮眠室の占拠、完了しました」

遊馬「うむ。ご苦労であった」

遊馬「ま、時間の問題だな。女三人で何が出来るかってーの」ニヤッ

整備員A「南雲隊長が白旗あげる姿…かあ…」

五味丘「わ……悪くない…」



46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 23:19:11.83 ID:UfkGK/EqO
後藤隊長「……」

山崎「後藤隊長、頭抱えっぱなしですよ」

シバ「そりゃそうだろうねぇ…仲直りするつもりが完全に決裂、しかもお頭に担ぎ上げられちまった」

整備員「『カミソリ後藤』はどこに行ったんでしょうね」

シバ「あの人は女のことになるとてんでダメなんだよ。だからいつまでも南雲隊長との仲が進展しない」

後藤隊長「………」ジッ

シバ「へ…ヘロォ…」

遊馬「ま、後藤隊長には可哀想だが、なるべくしてなったって感じだな」
太田「ふん…女に振り回されてるようじゃ男として半人前だ」
遊馬「おーおー良くその口でいえるな太田よ」
太田「うるさあああああああああああああいいいい!!!!!」ガバッ
遊馬「やるか?あん?」

山崎「ちょっと辞めて下さいよ遊馬さん!」

シバ「ほらぁ、ケンカなんかしたってさ?ね?つまんないでしょ?」

進士「ユルサナイ……タミコサンコレクション……ユルサナイユルサナイ」ブツブツ

後藤隊長「嗚呼……」

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 23:20:12.58 ID:UfkGK/EqO
【第二隊長室】

南雲隊長「……」

香貫花「……」

野明「……あの」

野明「お茶、いれてきましょうか」

南雲隊長「無理よ。給湯室は後藤警部補一派が占拠してるわ」

南雲隊長「五味丘と結城まで…全く男っていう生き物は…」はぁ

南雲隊長(第二小隊の色々とアレなところが第一小隊うつっちゃったのかしらね…)

野明「意外と大事になっちゃいましたね」

香貫花「……」



49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 23:25:54.93 ID:UfkGK/EqO
南雲隊長「榊さんが帰ってくれば少しはマシになるのかもしれないけれど」

野明「一週間は帰ってこないし…」

南雲隊長「3日後には課長が来るわ。それまでに何とか事態の収拾を…」

南雲隊長「我ながら呆れるわ…こんな幼稚な事に付き合わされて…いや、付き合ってしまうなんてね…」

南雲隊長(今思えば本当にくだらないわよ…私も30半ばだって言うのに全く…成人雑誌ごときで…)

香貫花「……」ガタン

南雲隊長「クランシー巡査部長?」

香貫花「妥協する必要はないかと」

香貫花「我々は何一つ間違っていないし、第一特車二課が緩すぎたのよ。」

香貫花「太田も篠原巡査も後藤隊長も一度痛い目にあった方がいいわ。」

南雲隊長「でも……」

香貫花「でもも、かもも、ない!我々は、断固戦い抜くべきです!」バンッ

南雲隊長「……そうなんだけど」
南雲隊長(……面倒なことになったわ)

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 23:30:45.71 ID:UfkGK/EqO
香貫花「それに。ここで我々が折れてしまったら、事実上…オフィスに卑猥なものの持ち込みを許可することになってしまいます」

香貫花「私はそんなこと…耐えられないわよ…!」フルフル

野明「確かに…遊馬達なら調子に乗って……」

南雲隊長(そうよね…さすがに婦警って言うのは……)

香貫花「南雲隊長!」


南雲隊長「……分かったわ」
南雲隊長「何とか…してみるわ」



54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 23:32:58.60 ID:UfkGK/EqO
翌日

後藤「おはよ~、しのぶさぁん」
南雲「………」
後藤「無視、しないでよぉ~。俺が悪かったし、奴らもどうにか落ち着けるからさぁ~…」
南雲「後藤警部補」
後藤「相変わらずよそよそしいなぁ~…」ボリボリ

南雲「張り紙、見えないの?」

後藤「……ん?」

――――――――――――――――――――――

本日より終日課長室以外は禁煙となりました。
勿論喫煙所、屋上等での喫煙も禁止します。

第一小隊隊長・南雲忍

――――――――――――――――――――――

後藤「えっ……」

南雲「とりあえず本庁の許可も貰ったから。よろしくお願いしますね後藤警部補」
後藤「ちょ、し、しのぶさぁ~ん!?」

カツカツカツカツ……

後藤「そりゃないよぉ……」ガクッ


55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 23:35:12.94 ID:UfkGK/EqO
【第二小隊・オフィス】

遊馬「はああ?今日は配達しない?」

上海亭・店主「わるいけどよ、大口の注文が入っちまったんだよ」

遊馬「嘘つくなよ!アンタん所はウチ以外…」

店主「本庁からよ、大量の注文が入ったんだよ。悪いな。あんたんとこまで手が回りそうにねーやwwww」

太田「こいつ………!注文してやってる恩も忘れやがって……」

太田「貸せ!篠原!」

太田「もう二度と注文してやらないからなああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

店主「おーおーwwwwwwwwwお前らみたいな下品な奴等に配達しなくて済むと思ったら清々するわwwwwwwwww」

ガチャン!

進士「お、太田さん……!」
山崎「ま、まずいですって……」

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 23:37:28.58 ID:UfkGK/EqO
遊馬「……と言うわけで皆さん、今日は配達なしだそうです」

整備員一同「ええええええええええええええええ!?」

遊馬「えええっ!って仕方ないだろ!俺達だって腹減ってんだよ!我慢しろよ!!」

整備員「……どうするよ」

整備員「これからコンビニでも……」

野明「はーい通ります通ります♪」

ガラガラガラガラ

整備員「わぁ!?」

遊馬「ちょ…何だそりゃあ野明!」

野明「何って、おにぎりとカップラーメンだけど」

遊馬「……見りゃわかる。量だよ量」

野明「あたしと香貫花と南雲隊長で食べるの。」

遊馬「……こんな量を三人でか」

野明「そ。しかも南雲隊長のお・ご・り♪あー忙しい忙しい」

一同「………ゴクリ」

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 23:40:37.93 ID:UfkGK/EqO
野明「まあ……どうしてもっていうなら食べさせてあげてもいいけど」

遊馬「あ、あほか」

野明「そっ。じゃあね~」ニヤニヤ

遊馬「……くそっ」

整備員「………」

整備員一同「待ってええええええええええ泉巡査ああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」

シバ「ああ!!!!!俺達が間違ってたああああああああああ!!!!!!」

遊馬「ちょ…ちょっとシゲさんまで!」

野明「………」ニヤッ

遊馬「………くそっ」


60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 23:42:29.40 ID:UfkGK/EqO
【隊長室】

後藤隊長「形勢逆転…だねこりゃ」

太田「汚い……やり口が汚いぞおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!」

後藤隊長「参っちゃったなぁ…タバコもろくに吸えないんじゃ……」

遊馬「ここで吸えばいいじゃないですか」

後藤隊長「南雲隊長がね、火災警報器の設定を変えちゃったのよ」

後藤隊長「だから吸ったらちょっとばかしスプリンクラーが作動するけど……いい?」ニヤッ

遊馬「くそっ……」

後藤隊長「もう仮眠室も給湯室も占拠されてるしさ、上海亭の配達の件も…あの三人の仕業だろうし」

後藤隊長「多分このままじゃ仕事にならないし…謝っちゃわない?」

遊馬「…ここで引き下がったら負けですよ隊長!」

後藤隊長「負けって…別に勝ち負けをだな…」

太田「そうだ…やらなきゃ…やらなきゃならないときがあるんだああああああああああああああああ」

進士「タミコサァァァァァァァァァァァァァン!!!!!!」


61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 23:44:06.68 ID:UfkGK/EqO
その後は多くを語るまい。
正に両者…「泥仕合」であった

野明「ゆ、夕飯のししゃもがああああああああ…!」

遊馬「……」ニヤッ


香貫花「データが…飛んでる」

進士「……」ニヤッ


遊馬「ああああああああああああ!!!俺のバイクに十円玉で引っ掻いたような跡が……!!!」

野明「………」ニヤッ

太田「おおおおおおおいいいいいいい!?何で朝起きたら俺の眉毛が繋がっっとるんだああああああああ!?」

後藤「……」ニヤニヤ



65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 23:47:31.06 ID:UfkGK/EqO
【第二隊長室】

野明「…………」
香貫花「………」カタカタカタカタ
南雲「………」
シバ「あの、お茶ぁ、いかがっすか」
南雲「……ありがとう。でも遠慮しとくわ」
香貫花「私も」カタカタカタカタ
野明「……私も」

シバ「………」

―――――

整備員「何だかさぁ、南雲隊長達も後藤隊長達も…疲れてるように見えねー?」
整備員「……だよなぁ。いい加減やめりゃあいいのに」
シバ「そりゃやめたがってるさ。とっくにお互い」
シバ「辞め時がわかんねぇんだろうなぁ…言っちまった手前。」
シバ「もうここまでくりゃどっちが良いか悪いかなんてどうでもいい話なんだよ。」
整備員「こんな…ピリピリした空気もうごめんですよ」
シバ「そら、俺だってやだよ。だけどまぁ…何かキッカケが……」
整備員「キッカケ…ですか」
シバ「……よし。一肌脱ぐか」
整備員「?」
シバ「やっぱしアレだろ…アレ」
整備員「アレですか」
シバ「アレだよアレアレ」
整備員「お前らアレだああああああああああ!!!!!!」
シバ「アレだぞおおおおおおおおお」
一同「うおおおおおおおおおおおおお!!!!!」

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 23:50:12.18 ID:UfkGK/EqO
【隊長室】

コンコン

後藤「……はい」

ガチャ

南雲「………」

後藤「……しのぶさん」

南雲「やっぱりアッチはダメね。床が抜けそうで」

後藤「危ないしね。やめたほうがいいよ。」

南雲「そうね」

南雲「と。言うわけで今度は後藤さんがあっちに移って頂戴」

後藤「あ…あはははーっ……参ったなぁ~……」

南雲「……冗談よ」

後藤「お帰りなさいしのぶさん」ニカッ

南雲「ただいま後藤さん」ニコッ


69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 23:51:21.09 ID:UfkGK/EqO
後藤「……と言うわけで一服」

南雲「隊長室は禁煙よ」

後藤「いいじゃない~、今日一日我慢してたんだからさぁ。」

南雲「……ああっ、そうだわ!装置の設定…!!!」

後藤「……えっ」


ジリリリリリリ……

プシャアアアアアアアアアアアアアアアアア…

南雲「……」

後藤「………」




70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 23:54:40.96 ID:UfkGK/EqO
【第二小隊】

香貫花「……」カタカタカタカタ
野明「ふんふんふ~ん」

一同「!」

遊馬「か、帰ってたのか」
野明「うん。やっぱ空き部屋は居心地が悪いや」
香貫花「そうね。」カタカタカタカタカタ
香貫花「……出来たわ」

遊馬「出来た?何が」

香貫花「山崎巡査と進士巡査の件については…今思えば八つ当たりも同然だったわね」
香貫花「……はい」

山崎「えっ?」
進士「……何ですかこれ」

香貫花「とりあえずデータ…どうにか復旧させてみたの。ディスクにだけど」
香貫花「進士巡査がやった方が画質も綺麗で早かったとは思うけど…そこは目をつむって欲しいわ」
山崎・進士「か……香貫花さん!」ジーン
進士「香貫花さぁん、僕が間違ってましたあああああああああああああああ!!!!!」
山崎「香貫花さん…香貫花さん……」ぐすっ

太田「……」ムスッ

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/08(金) 23:56:38.22 ID:UfkGK/EqO
野明「はい、これ」
遊馬「なんだよ」
野明「スプレー。傷消しの」
遊馬「…そうか」
野明「……やり過ぎた」
遊馬「右に同じく。」

野明「傷消したらさ、それでご飯連れてってよね」
遊馬「あんまり食うなよ。そうだ…食い放題にするか」
野明「いいね!すたみな次郎!」
遊馬「今日は確か割引デーだったしなぁ…行くか」

わいわいわいわい

太田「………」
太田「まてええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!」

太田「俺の眉毛は…眉毛はどおしたああああああああああああああああ!?」

香貫花「What…眉毛?」
野明「眉毛なんて知らないよ」

太田「嘘をつけええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!」

野明「ホントに知らないってば!」
香貫花「ええ…知らないわよ」

太田「えっ……ええっ……?」

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 00:00:31.77 ID:5PUEvWRBO [1/15]
バッ……

一同「!」

野明「な、なに?」
香貫花「停電?」
遊馬「そんなまさか……」

――――

シバ「んひひひひひ…」
シバ「仲直りの定番中の定番シチュエーション…『停ええええええええ電んんんんんん』!!!!!!!」

整備員「なるほど…」

シバ「んでぇ、鍵をしーっかり閉めて出らんなくするわけ」
シバ「そうするとお互い嫌でも協力しながら一晩すごさなけりゃならないワケでしょ?」
整備員「流石だ…」
シバ「野郎ども!相手は第二小隊に加えてカチカチ南雲とカミソリ後藤だ!」
シバ「絶対に開けられないように念には念を入れろよ!」

整備員「流石はシゲさんだぜ……天才だな」
整備員「ああ、天才だ!」
整備員「あ、でも今日…俺達の寝床は…」
整備員「そうだな…戸締まりしちゃったし…」

シバ「………」
シバ「考えてなかった」

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 00:09:09.80 ID:5PUEvWRBO [2/15]
…………

南雲「じゃあ後は頼んだ。」
南雲「……ふぅ」

後藤「しのぶさん、今日…この後ヒマ?」パッ

南雲「………!?」
南雲「ど、どこから出てきたのよ」
後藤「そんなことより、ヒマ?」
南雲「うん…そうね。まあ」
南雲「……用事は、ないわね」
後藤「じゃあさ、飲みにいかない?」
南雲「………」
南雲「後藤さんの奢りならいいわよ」
後藤「ホントぉ!?」
南雲「後藤さんに嘘なんてついたことなんて、ありました?」
後藤「いやぁ~良かったなぁ大枚おろしといて~!!」
南雲「大枚って……飲みに行くだけよ」ジトー
後藤「や、やだなぁ。しのぶさんったら。わかってますよ~」後藤「お詫びも兼ねていいお店にって思ってね?」

南雲「楽しみにしてるわ。ご・と・う・さん」

後藤「あはは、プレッシャーだなぁ~」

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 00:13:52.10 ID:5PUEvWRBO [3/15]
南雲「……ん」
後藤「どうしたの」
南雲「なんだか…暗くない?」
後藤「……確かに」

ガチャッ……ガチャッ……

南雲「………開かない」
後藤「しのぶさん、ライトとか…もってない?」
南雲「ごめんなさい…持ってないわ」
後藤「んじゃライターで……」カチッ

南雲「あっ……後藤さん!」
後藤「何よ」

南雲「ここ…あの…スプリンクラーが…!」
後藤「……へっ」


『カンチシマシタ。スプリンクラーハツドウシマス。』

プシャアアアアアアアアアアアアアアアアア……


後藤「……まだ設定、変えてなかったの」
南雲隊長「ご、ごめんなさい…うっかりしてて……///」


77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 00:16:35.48 ID:5PUEvWRBO [4/15]
…………

野明「どうしたんだろ…急に暗くなって……」

香貫花「………」そわそわ

進士「どうしたんですか香貫花さん…そわそわしちゃって……」

香貫花「今日…グランマから電話が来ることになってるのよ」

山崎「おばあさん想いなんですね香貫花さんは」

進士「……おかしいな」

ガチャッ…ガチャッ…

進士「鍵が開かない……」


79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 00:18:21.93 ID:5PUEvWRBO [5/15]
太田「どけぇ!!!!!!俺にやらせてみろ!!!!!!」

ガチャッガチャッガチャッガチャッガチャッ

太田「ぬっ………」

ガチャッガチャッガチャッガチャッガチャッガチャッガチャッ

後藤「無駄だ。開かないよ」

一同「………!」

野明「隊長……!?」

後藤「……」びっしょり
南雲「……」びっしょり

遊馬「ど、どうしたんすか…その格好」

後藤「スプリンクラーがね……ううっ寒~っ」
南雲「………クシュン」

野明「大変だ…!お風呂……」
遊馬「…湯沸し器のスイッチは外」
野明「じゃあストーブ……」
後藤「停電。火の方はスプリンクラーの関係で無理だ」

一同「………」

野明「……どうしよう」

81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 00:20:53.76 ID:5PUEvWRBO [6/15]
【翌朝】

シバ「いやあ、何とかなるもんだねえ」

整備員「シゲさんってばゴミ置き場にあったストーブを拾ってきて直しちゃんですもん!」
整備員「小屋もテントもあったしな。暖かかったな。」
整備員「やっぱシゲさんについてきゃ間違いないってもんよ!」

一同「あははははは!!!!!!」

シバ「じゃあオープンザドアー♪」
シバ「これでいつも通り騒がしくも楽しい日々が……」

野明「………」ジトー
香貫花「……」ジトー
遊馬「………」ジトー
太田「………」ジトー
進士「………」ジトー
山崎「………」ジトー
後藤「おほっ……ごほっ、ごほっ」
南雲「……けほっ、けほっ、けほっ」

シバ「……や、やあ皆さん…お元気そうで」


82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 00:22:34.60 ID:5PUEvWRBO [7/15]
遊馬「……話は聞かせて貰ったぜ」

野明「まさか昨日の犯人がシゲさんだとはなぁ…」

進士「なんのつもりかは知りませんけど」

香貫花「That's it! I cannnot go on anymore…How dare you!!」

野明「…香貫花、怒り過ぎて日本語わすれちゃってるよ」

シバ「いや……その…単に仲直りしてもらおうと……ね?」

香貫花「Stop saying such a lame excuse!!」

整備員「お……オーケーオーケー…」



83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 00:25:39.06 ID:5PUEvWRBO [8/15]
遊馬「俺達は高らかに宣言する!」

遊馬「現時刻を持って整備班一同を敵と見なし、相応の謝罪と賠償あるまで、絶対に許さないことにした!!!」

シバ「えっ…ええっ」

遊馬「全面戦争もいとわない!!!」

太田「ウォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!許さんぞおおおおおおおおおおおおお」

太田「俺の眉毛を繋げたのもお前らなんだなあああああ!!!!!!!!!!!」

シバ「えっ…それは知らない知らない!」

太田「見苦しいやつらめええええええええええ!!!!!!!!!!!!」

シバ「ちょっと…後藤隊長ぉぉ!!!」

後藤「ま、そう言う訳だから。がんばってね~」

シバ「ちょ…止めてくれないんですかぁ?南雲隊長ぉ!」

南雲「けほっ………んっ…けほっけほっ」ギロッ

整備員「……うわっ、すげえ怒ってるよ南雲隊長のあの目は」

シバ「なんで…何でだよぉ……俺はただぁ……皆を仲直りさせようと……」



84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 00:31:02.03 ID:5PUEvWRBO [9/15]
榊「シゲえええええええええ!シゲはいるかああああああああああああ!」

シバ「お、おやっさん!?」

シバ「な…なんで…」

榊「何でじゃねえ!!」

榊「今朝後藤隊長から電話があってな…急いで戻ってきたんだよ。」

榊「第二小隊と隊長二人に対して色々やらかしたそうじゃねーか」

榊「裏方の整備班が、演者に迷惑掛けてどうすんだ、このタコ!!!!!!!!!」

シバ「えっ…と…これには海よりふか~い訳が……」

榊「海に叩きこんでやる!!!!!!!!わけええええええのおおおおおお!!!!!シゲを担ぎ上げあげろおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」

整備員一同「りょ、了解!」

シバ「ちょっと…ちょっとちょっとおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」
シバ「いいいいいいいややややややああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」



89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 00:49:11.21 ID:5PUEvWRBO [10/15]
………

シバ「……くしゅん」

シバ「……だ、第二小隊め」

シバ「恩を仇で返しやがって……」

シバ「ストーブ!ストーブはまだか?」

整備員「お待ちどうさまです。つけますn……」


プシャアアアアアアアアアアアアアアアアア……


シバ「………」

整備員「………」


シバ「おどれえええええええええええええええええ第二小隊いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!」




91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 00:53:54.28 ID:5PUEvWRBO [11/15]
そして、13 WARは私、南雲派と後藤派の戦いから南雲・後藤連合とシバ派の戦いへとその構図は大きく変容し
その戦いっぷりは激化の一途を辿るのみ。

そして…遂に一週間後。

13 WARはシバシゲオ氏が自腹を切って特車二課に所属するもの、
全員に上海亭のどれでも好きなメニューを一人一食限り提供すると言うことで結末を迎える事が出来たのだが、

またそれが新たな火種となり、新たな戦いが起きることとなるのだが
恥多き特車二課の歴史の上でも出来ることなら思い出したくもない、
それは、いわば『恥の中の恥』である。
それを綴ること自体があまりにも馬鹿馬鹿しく、
また紙がいくらあっても足りなくなりそうなので割愛させて頂く

最後に

――争いは争いしか生まぬ不毛なものである

しかし、人生は闘いである。

最早これは…特車二課に置ける『運命』であるのかもしれない


93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 00:57:44.90 ID:5PUEvWRBO [12/15]
パタン

南雲「ふう……」

南雲「やっと…終わったわ」

後藤「お疲れさま。お茶、飲む?」

南雲「ええ。ありがたくいただくわ。」

コポポポ…

南雲「……ん?」

キラーン

南雲「何でこんな所に…鏡が?」

後藤「………」ギクッ

95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 01:00:57.64 ID:5PUEvWRBO [13/15]
南雲「……あらここにも」

後藤「し…しのぶさんは濃い~ぃのが好きなんだよね~」

南雲「ここにも、ここにも、ここにも」

後藤「し…しのぶさん…そんなことより、羊羮でも……」

南雲「………」

後藤「し……しのぶさぁん…」

南雲「ちょっと後藤さん、簡易更衣室に…入ってみてくれない?」

後藤「えっ…や、やだなぁ、何で?」

南雲「いいから」ギロッ

後藤「………」

99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 01:11:13.90 ID:5PUEvWRBO [14/15]
ガラガラッ

後藤「………」
南雲「なるほどね。鏡をこう…ちょっとずつ動かしてみると……」
南雲「中がばっちり見えると。」ニコッ
後藤「いや、あの、偶然!偶然だよ?ね?しのぶさぁん?」
南雲「流石はカミソリ後藤さんね。よく頭が切れること切れること」
後藤「いや…あは、あ…あははははは~……」
南雲「……よ~くわかりました後藤『警部補』」ガタッ
後藤「あの…しのぶさん…警部補なんてそんな他人行儀な…」
南雲「それとも『容疑者』の方がお好みかしら?」
後藤「お……怒ってる?」


バタン!


後藤「ま…参ったなぁ~……」


ああ、汚れ一つない人はいない

いきていく そのことが たたかいだから…


おわり



101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 01:20:54.53 ID:5PUEvWRBO [15/15]
お付き合いありがとうございました
おたけさんは前に書いた青のりの方に出てると思います
相変わらずキャラクターを都合よく動かしちゃっててすいませんでした

あと、とりあえずSail Aloneのカラオケ配信を強く願ってます



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