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インデックス「今日は一日サービスするんだよ」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 00:47:31.55 ID:yDxNvAVE0
平和な土曜日の朝、インデックスはNHK教育テレビを見ながら、猫のスフィンクスと遊んでいる。
俺は掃除機をかけているところだ。

「おい、インデックス、悪いけどそこどいてくれ」
「スフィンクスおいでー」
インデックスは愛猫を抱いてベッドの方へ移動した。
しかし今更だが、こいつ本当に子供みたいだな。
「とうまー今日の昼ごはんはなぁに?」
「野菜チャーハンだ」
「わぁい!」
齢16にして子育てをしている気分になる。

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 00:50:12.49 ID:yDxNvAVE0
「ねぇねぇ、とうまーご飯は何時ー?」
「ん?12時くらいにするか?」
「えー…」
インデックスがあからさまに残念そうな顔をする。

「後2時間もあるんだよ!
 インデックスはお腹ペコペコで死んじゃいそうなんだよ!」
「死んじゃうってお前なー…」
「とうまのバカ!!」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 00:54:04.14 ID:yDxNvAVE0
「何だかおかしくないか?」
「ん、何がおかしいんだよ?」
インデックスは心の底から不思議そうな顔をした。

普通、居候であるインデックスは、家主である俺に気を使うべきだ。
それが家事を一切せず、飯を要求した上、自分の都合どおりの時間に作られないと罵声を浴びせる。
こんな理不尽な事があるか。

「とうまー!インデックスはお腹がすいたんだよー!
 朝もパン一枚だったんだよ!」
「…ん」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 01:00:12.91 ID:yDxNvAVE0
「わかったよ…しゃーねぇな…じゃあ、11時な?」
「わぁい!!ご飯だ!!」

毎回理不尽に思いつつも、要求に従うあたり、インデックスを冗長させてる気がする。
「それまで大人しくしてろよ?」
「うんっ!!スフィンクスー!!」
「はぁ…こいつは全く…」
もうちょっと何とかならないのかと毎回思う。

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 01:06:43.75 ID:yDxNvAVE0
「ご馳走様ー!!おいしかったんだよ!!」
飯を食い終わるといつものようにインデックスはベッドに向かった。
スフィンクスと遊ぶのも飽きたのか、テレビを見るようだ。
当然、台所の片付けなどしない。

「ホント、毎回仕方ないやつだな…」
インデックスと自分の分の食器を下げて洗いものをする。
「おい、インデックス?少しは手伝えよ」
「いやなんだよ!
 何でインデックスがそんな事しないといけないんだよ!」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 01:09:39.64 ID:yDxNvAVE0
洗い物の手を止める。
「おい…そんな事ってのは無いだろ…」
「だって、インデックスは嫌なんだよ!」
「少しは手伝ってもいいだろ」
インデックスはふふん、と勝ち誇った笑みを浮かべた。

「とうまはインデックスと居られて嬉しいんだよ」
「はぁ…?」
何かがおかしい。
「インデックスみたいな可愛い子と暮らせて幸せなんだよ」
「は?」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 01:13:06.15 ID:yDxNvAVE0
「インデックスは知ってるんだよ
 とうまはいつも嬉しそうにインデックスのご飯を作ってくれるんだよ」
「嬉しそうか?」
インデックスは自信満々でこちらを見る。

「インデックスはいつでも出て行くことができるんだよ?
 インデックスの可愛さがあれば一緒に暮らしたい人なんて沢山いるんだよ」
「あぁ…そういう事か…」
子供なのかと思ってたら違うみたいだ。
どうやら頭に蛆が涌いているらしい。

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 01:15:39.96 ID:yDxNvAVE0
「そうかそうか、インデックスさんは可愛いよな」
「当然だよ!」
「いつでも出ていけるんだよな?」
「まぁ…今は出て行くつもりはないから安心するんだよ」
「出てけ」
「へ?」
インデックスが心の底から不思議そうな顔をした。

「で、出て行っていいの?」
「あぁ、てかむしろ出て行ってくださいお願いします」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 01:18:38.03 ID:yDxNvAVE0
「インデックスの荷物はないよな?」
「え?え?」
「その猫置いていくか?」
「と、とうまー…」

インデックスも事態の重大さに気がついたらしい。
「まぁしばらく住む所も無いだろうから置いていけよ」
「と、とうま、話を聞くんだよ…」
「まぁいいや、とりあえず猫は後で取りに来いよ?今は出てけ」
「え、え…?」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 01:22:14.72 ID:yDxNvAVE0
「まぁいいや…とっとと出てってくれよ」
俺はどかっとソファーに腰を下ろした。
「と、とうま…冗談だよね?」
「冗談じゃねぇよ…ほおり出すみたいな真似はしないから、早く出てけ」
「とうま…怒ってるの?」
インデックスがおろおろしている。
まぁ、いいや…もうコイツの事は忘れよう。

「とうまーとうまー…」
本でも読むか。

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 01:25:18.90 ID:yDxNvAVE0
「とうまー、ねぇねぇ…怒ってるんだよ」
インデックスがゴミみたいに思えてきた。

「とうまー…」
雑音のせいで本に集中できない。
「うぜぇな、このゴミ…」
「い、インデックスはゴミじゃないんだよ!!」
「あっそ…」
どうでもいいからとっとと出て行ってくれないかな…。
「あ、あの…」
お、面白いなこの記事…なるほどなるほど。

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 01:29:19.68 ID:yDxNvAVE0
面白い記事だったから読みふけってしまった。
しばらく雑音がなっていたが、えーっと…。

「とうまぁ…ごめんなさいなんだよ…うっ、うっ…」
インデックスが泣いてる。
何か頬が赤いけどどうしたんだろ?
あぁ、無意識のうちに寄ってきたインデックスを払いのけたのか。
どうでも良いけど取り合えず出て行ってほしいな…。

「まだ出て行ってなかったのか?」
「うぇーん!!」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 01:32:24.27 ID:yDxNvAVE0
こいつ、何で出て行かないんだ…。
「おい、何が不満なんだよ!!」
声を荒げるとインデックスの体が一瞬びくっと震えた。

「ふ、不満なんて無いんだよ…」
「住む所が見つかるまで猫も預かるって言ってるだろ?
 じゃあ、いいじゃん!!とっとと出てけよ!!」
「うっ…ごめんなさいなんだよ…ふぇーん!!!」
「謝る意味がわからないんだけど…日本語通じてるのか…?」
俺はとっとと出て行って欲しいだけなのに…。

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 01:35:37.67 ID:yDxNvAVE0
「じゃあ、どうしたら出て行ってくれるんだよ!!」
「うっ…うっ…ごめんなさいなんだよ…」
「俺は出来れば手荒な真似はしたくないんだけど」
「…どうしたら許してくれるんだよ?」
「は?」

こいつ、俺が怒ってると思ってるのか?
それでさっきから謝っていたのか…。
「怒ってないよ?」
一瞬、インデックスの顔がぱぁっと明るくなった。
「ゆ、許してくれるんだよ?」
「いや、許すって言うか、お前の事ゴミクズにしか思えないから何も感じないだけ」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 01:39:42.35 ID:yDxNvAVE0
「酷いんだよぉ…」
「あぁそっか、酷いこと言ってごめんな?」

世の中には見下す事なんて数多くある。
でも、それを口に出すのはマナー違反だし失礼だよな。

「悪かったな」
「ううん、インデックスも悪かったんだよ…」
何かこいつ日本語通じないな…。
「反省なんてしなくていいから、とっとと出て行けよ」
「え…だって、さっきゴメンって…」
「お前のこと見下してるけど、口に出したのは悪かったってことだよ
 それはゴメン、で、早く出てけ」
「う…とうま…とうまぁ…」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 01:45:30.11 ID:yDxNvAVE0
「う…ぐすん…」
もうほっとくか。
今すぐほおりだすのも常識はずれだし、明日になってもいたら考えよう。
「とうまぁ…なんでしゃべってくれないんだよ…」
とりあえず雑誌でも読むか。
ほう、最近はイタ飯が人気なんだな…。

パリン!!
台所から皿が割れたような音が響く。
「ふぇっ!!…うっ、うっ…ゴメンなさいなんだよ!!」
見るとインデックスが皿洗いを始めてたようだ。

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 01:48:25.67 ID:yDxNvAVE0
「おい、何してるんだよ!!!」
「ご、ごめんなさいなんだよ!!お皿が割れちゃって…」
「人ん家の皿勝手に触るなよ!!!」
「人ん家…」

その台詞を聞いてインデックスが心の底から傷ついたような顔をした。
「何で出て行かないわけ?皿まで割りやがって」
「と、とうま…インデックスは、お手伝いするんだよ…」
「いらねぇよ」
「ふぇっ…うっうっ…」
あーあ…皿の片付けまで手間が増えて…本当に疫病神かよ、こいつ。

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 01:52:19.43 ID:yDxNvAVE0
「あ、とうまは座ってるんだよ!!インデックスがやるから!!」
「いいよ…はぁ…」
ゴミクズが散らかしたゴミを片付ける。
破片で怪我でもしたらどうしてくれるんだよ…。
「と、とうま?ゴメンね?」
「少しでも申し訳ないと思うんなら出て行けよ」
「…本当に…ごめんなさい…」
インデックスの瞳は涙で真っ赤だった。

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 01:55:36.96 ID:yDxNvAVE0
こいつ今なら何でもしそうだな。
面白いからちょっくら遊んでやるか。

「インデックス、反省したか?」
インデックスの顔がぱぁっと輝いた。
「う、うん!!!これからはちゃんとお手伝いするんだよ!!!
 本当に今までインデックスはバカだったんだよ!!!」
「…お手伝いする?」
「あ、とうま、ち、違うんだよ!!
 インデックスがとうまのご飯作るし、お掃除もするし、買い物もちゃんとするんだよ!!」
「…それだけ?」
「えっと…えっと…あの…」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 02:01:01.69 ID:yDxNvAVE0
「思いつかないのか?」
「うっ…うっ…」
インデックスが必死になって考えている。

「はぁ…思いつかないのかよ…」
「とうまぁ…うっ…嫌いにならないで…とうま…」
どうでも良いんだから嫌いになるわけが無い。
「思いつかないのか?」
「うう…えっと、インデックスもバイトして…あ、違う!!
 スフィンクスの世話も自分で…」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 02:08:32.86 ID:yDxNvAVE0
「インデックスは、本当にバカなんだよ!!
 こんなんじゃ…とうまに嫌われちゃうんだよ…」
「許してやろうか?」
「…え?」
インデックスがきょとんとこちらを見ている。
何だか面白くなってきた。
「俺の足をなめたら許してやる」
「それだけで良いの…?」
足をなめるって結構な事だと思うんだが…。

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 02:13:10.79 ID:yDxNvAVE0
「とうま…じゃあ舐めるんだよ…」
ぺロぺロッ。
インデックスはためらいもなく俺の足を口に持っていって舐めはじめた。
足の指先一本一本から指の股、爪の間、かかとに至るまで丁寧に舐めていく。
インデックスの小さな舌の感触が足から全身に伝わる。
「じゃあ舐めておけよ」
俺は雑誌を手に取り、再び読み始めた。
インデックスは大切なものを扱うように俺の足を丁寧に舐めていく。

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 02:19:20.15 ID:yDxNvAVE0
しばらく雑誌を読んでいると、足からインデックスの感触がなくなった。
「はぁはぁ…」
どうやらかなり長い時間舐めていたようだ。

インデックスの口が真っ赤だ。
「おい、もう良いよ」
「とうま、わかったんだよ!!」
インデックスがパタパタと台所に走っていく。
口でも漱ぐんだろうか?
「とうま、蒸しタオルだよ、拭いてあげるね?」
インデックスがレンジで蒸したタオルで俺の足を拭き始めた。

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 02:23:31.93 ID:yDxNvAVE0
「とうまの足はインデックスの唾でべとべとになったんだよ」
インデックスが俺の足を指の股まで丁寧に蒸しタオルで拭いていく。
「ん…」
俺は再び雑誌に目を落とす。
インデックスは黙々と作業をしている。
作業が一段落すると、インデックスは台所に向かったようだ。
トントントンと包丁を使う音がする。

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 02:27:47.08 ID:yDxNvAVE0
「あ、あの…とうま…」
「ん?」
雑誌を読みふけっていたらインデックスがおずおずと声をかけてきた。

「ご飯ができたんだけど、今食べる?」
「…後でで良いや」
「わかったんだよ」
インデックスは袖まくりをして、シャワーの方へいった。
どうやら次は風呂掃除をするらしい。

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 02:30:32.50 ID:yDxNvAVE0
腹が減ってきたな。
「おい、インデックス飯だ」
「わかったんだよ!」
インデックスが風呂掃除を中断してこちらに向かってきた。

「と、とうま…こんなのどうかな…」
「お、おお…」
うまそうな和食だ。
料理が下手なインデックスが作ったとはとても思えない。
考えてみれば103000冊もの本を暗記しているインデックスがそれに見合った思考能力を持っていないはずがない。
必死になればこのくらいできるのだろう。

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 02:33:18.54 ID:yDxNvAVE0
インデックスはテーブルに着かずに俺の横に立っている。

「とうま、ご飯はどのくらいいるんだよ?」
「ん、じゃあ茶碗に半分くらい」
「わかったんだよ」
インデックスが茶碗にご飯をよそう。
「はい」
「ん…じゃあ頂きます」
「美味しいんだよ?」
「は?」

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 02:35:42.72 ID:yDxNvAVE0
「え…えっと…」
「一々感想を言わないといけないわけ?」
「…ご、ごめんなさいっ!!」
インデックスが一瞬泣きそうな顔をした。
「でも、まぁ…うまいよ」
「あ、あ、ありがとうなんだよっ!!」

この味噌汁に入ってるインゲンは全て丁寧に筋が取ってある。
豆腐も煮崩れたものが一つもない。
ご飯も相当しっかり磨いである。

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 02:38:33.27 ID:yDxNvAVE0
「お前も飯食えば?」
「う、うん…それじゃあ…」
インデックスが自分用に夕飯を持ってきた。
「とうま、座っていいの?」
「ん…」
ちらりとインデックスの夕飯を見ると、味噌汁の豆腐が煮崩れていた。
形の悪い煮物も全て自分の器によそってある。
「頂きますなんだよ」
「ん…」

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 02:41:57.14 ID:yDxNvAVE0
それにしてもインデックスの飯いつもよりかなり少ないな。
大食らいなのにいったいどうしたんだ?
「それで足りるの?」
「大丈夫なんだよ!!」
「ふーん…」

インデックスはちらちらこちらを見ながら食事をしている。
「あ、とうま!!ご飯なくなったね!食べるんだよ?」
「そういうのウザいから辞めろよ」
「あ…ご、ごめんなさいっ…」
「ったく…」
インデックスは食事を早々に終えて台所へ向かった。
どうやら片づけをするつもりらしい。

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 02:47:21.43 ID:yDxNvAVE0
「あ、と、とうま…ちょっと洗い物するから、音うるさいけどごめんね」
「ん…」
「あ、そうだ!!お茶飲む?」
「いや、いいよ」
インデックスは洗い物を始めた。
それが終わるとパタパタとお風呂洗いの続きに向かう。
普段の行動からは信じられなかった。

「にゃーん」
スフィンクスがこちらに寄ってくる。
「あ、スフィンクス、とうまは今忙しいからこっちにおいで!」
お風呂洗いを終えたインデックスがスフィンクスをベッドの方へ連れて行った。

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 02:53:11.02 ID:yDxNvAVE0
さて、そろそろ風呂に入るか。
雑誌をソファーの脇に置く。

「あ、とうまお風呂に入るんだよ?」
「お湯入れてくれたんだろ?」
「勿論だよ!!ピカピカにしておいたんだよ」
「ん…あ、そうだ、インデックス背中流してくれ」
「わ、わかったんだよ!!頑張るんだよ!!」

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 02:57:47.53 ID:yDxNvAVE0
脱衣所で服を脱いでいるとインデックスが声をかけてきた。
「と、とうま、インデックスはどうすれば良いんだよ…」
「そのくらい自分で考えろ」
「ご、ごめんなさいっ…わ、わかったんだよ」
「ん…」
服を脱いで、風呂場に入る。
「インデックス、入って良いぞ」

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 02:59:50.56 ID:yDxNvAVE0
ガラララ。
「あ、あの…ぬれちゃ困ると思って…」
「まぁ…半分正解かな…」

インデックスは全裸にエプロンという格好だった。
ゴミなりに考えたんだろう。
「あ、あの…あんまりジロジロ見ない方がいいかも…」
「え?」
「は、は、恥ずかしいんだよ…」
「あっそ」

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 03:03:52.88 ID:yDxNvAVE0
「と、とうまの事は、見ない方がいいかな…?」
「あ、別に気にしねぇよ」
「わかったんだよ…えっと…このスポンジに石鹸をつけて…えっと…
 あ、とうまは湯船に入ってるんだよ!!」
「ん…」
遠慮なく湯船に入らせてもらう。

「んしょ、んしょ…」
インデックスは懸命にスポンジをあわ立てていた。

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 03:07:21.31 ID:yDxNvAVE0
「あ、とうま、準備が出来たからあがるんだよ」
「おう」
インデックスは俺を直視できないのか、そっぽを向いた。
「えっと、そこに座って」
「ん…」
「じゃあ、背中を流させてもらうんだよ」
ゴシゴシ。
インデックスが丁寧に俺の背中を流し始める。
ちょうどいい力加減だ。

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 03:12:04.15 ID:yDxNvAVE0
「おい、インデックス」
「は、はい!」
「舐めろ!」
「はい…」
ペロペロッ…。
インデックスがスポンジを脇において俺の背中を舐め始めた。
「はぁはぁ…」
インデックスの吐息が俺の背中に当たる。
時々インデックスが細かく震える感触が伝わる。
湯船にも入らず、こうして10分近くも殆ど裸で作業していたのだ。
そりゃ冷えるだろう。

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 03:17:41.12 ID:yDxNvAVE0
「インデックス、冷えるか?」
「ううん、大丈夫なんだよ!
 気を使ってくれてありがとうなんだよ!」
ペロペロ…。
「インデックス、エプロンとったらどうだ?」
「わ、わかったんだよ!!」
インデックスは素直にエプロンを取った。
塗れたエプロンをたたんで、洗面器の中にいれ、また俺の背中を舐め始める。
「インデックス、俺は湯船に入るからお前も体洗えよ」
「とうま、インデックスはとうまが上がった後、体を洗うんだよ」

79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 03:22:22.22 ID:yDxNvAVE0
インデックスは俺の背中を舐め続ける。
時折、インデックスの二の腕や胸が背中に直接触れた。
かなり冷えているようだ。
「インデックス気になるから湯船に入れ」
「わ、わかったんだよ、ごめんなさいなんだよ…」
インデックスがちょこんと湯船に入った。
「さて、俺は上がるわ」
「あ…とうま…」

ガラララ。
このまま入っててもインデックスが体洗えないだろうしな。

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 03:27:38.91 ID:yDxNvAVE0
「とうま、あがったよ」
風呂上りにくつろいでいるとインデックスが風呂から上がった。
「おい、ちゃんと除湿しろよ?俺は風呂場で寝るんだから」
「あ…」
インデックスが一瞬驚いたような顔をした。
「本当にインデックス、ダメだったよね…とうまはベッドで寝るんだよ」
「良いのか?」
「とうまのベッドだよ」
「お前は?」
「インデックスはソファーの上で寝かせてもらえると嬉しいな」

81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 03:31:53.74 ID:yDxNvAVE0
「狭くなるかも知れんがベッドで一緒に寝ろ」
「それならインデックスが膝枕するんだよ」
「お前はどうやって寝るんだ?」

「インデックスは座ったまま眠れるんだよ!」
確かに、こいつならありえる。
「一晩中膝枕するのか?」
「そうだよ」
「いつまで続けるんだ?」
「とうまがお爺ちゃんになるまで…」

84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 03:35:46.70 ID:yDxNvAVE0
「体がおかしくなるぞ?」
「すぐに慣れるんだよ」
「…」
「だから、インデックスの事…嫌いにならないで欲しいんだよ…」
「とりあえず膝枕しろ」
「わかったんだよ」

インデックスがちょこんと俺のベッドの上に座った。
その膝に頭を乗せて目を瞑る。
「とうまー…インデックスは…」

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 03:40:30.54 ID:yDxNvAVE0
夜中、何かが頬に零れ落ちた感触で目が覚めた。
暗い部屋の中、月明かりだけが窓からさしている。
うっすら目を開けると、インデックスがこちらを見ていた。
まだ膝枕をしていたらしい。

「とうま…」
「インデックスどうした?」
「インデックスは、もっともっと、とうまを大事にするんだよ」
「そうか」
「だから、インデックスは…とうまの傍にいたいんだよ…」

88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 03:43:31.96 ID:yDxNvAVE0
「…で」
「?」
「いつ出て行くんだ?」
「とう、ま…」
インデックスの震えが膝から頭へと伝わってきた。

「やっぱりインデックスは…出て行かないといけないの?」
「お前が言い出したことだしな」
「うう…う…」
「インデックスの可愛さがあれば何だっけ?」
「うう…ごめんなさい…ごめんなさい…」

89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 03:47:10.36 ID:yDxNvAVE0
「謝らなくてもいい、で、いつ出て行くんだ?」
「…とうま」
「ん?」
「…とうまはいつ出て行って欲しい?」
「そうだな…」
「出来れば、ずっと後がいいんだよ…」
インデックスの震えが止まった。
もう覚悟を決めたんだろう。
「じゃあ、俺が爺さんになって、死んだら出て行けよ」
「と、とうま!」

91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 03:50:02.38 ID:yDxNvAVE0
「膝枕はいいから、普通に寝ろよ」
「え、でも…」
「却って気が疲れるんだよ」
「う、うん!!ありがとうなんだよ!!!」

インデックスが俺の布団に潜り込んできた。
ぎゅっ。
「とうま…インデックスを抱きしめてくれるの…?」
「寒いからな、湯たんぽ代わりだ」
「インデックスはずっととうま専用の湯たんぽなんだよ!」

93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 03:56:58.50 ID:yDxNvAVE0
「とうま…」
「おやすみ…」
「とうま、大好き…おやすみ…」

朝、味噌汁のにおいで目が覚めた。
「インデックス…」
「あ、とうま!おはようなんだよ!!まだ寝てていいんだよ」
「そうか」
インデックスは台所で玉子焼きを焼いている。
ふとカーテンの方に目をやると、俺の学生服がきれいにアイロンがけされていた。
「ふんふんふ~ん♪」
インデックスは上機嫌だ。

96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 04:00:41.20 ID:yDxNvAVE0
「とうま、そろそろ起きるんだよ」
「おう…」
ベッドから降りて目をやると、焼き鮭、玉子焼き、味噌汁、卵納豆、ご飯の朝食がきれいに用意されていた。
「朝から量が多かったかな…」
「いや、このくらいでいい」
「じゃあ明日からもこの位にするんだよ!」
インデックスが満面の笑みを浮かべて言った。

「お前、明日からも続けるのか?」
「これからもずっと家の中のことはインデックスがやるんだよ」
「そうか」

98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 04:04:26.60 ID:yDxNvAVE0
台所に目をやるとお弁当が用意されている。
「インデックス、今日の夜は洋食な?」
「わ、わかったんだよ!任せるんだよ!!」
「ん…」
ずずず…味噌汁を飲む。
俺が作ったものなど比べ物にならないほど旨い…。
焼き鮭もごま油が塗って一工夫してある。
「お前も食べれば?」
「うん、いただきますなんだよ!」

99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 04:09:01.21 ID:yDxNvAVE0
「インデックス」
「ん?どうしたんだよ?」
「家事は分担制にしようぜ?お前も息苦しいだろ」
「え、っと…」
「許してやるよ」
「とうま!!ありがとう!!」
インデックスの顔がぱぁっと輝いた。
「俺の後に飯を食うとかせんでいいから普通にしておけ」
「うん!!」
これで少しは懲りただろうか。

100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 04:09:46.22 ID:yDxNvAVE0
平和な土曜日の朝、インデックスはNHK教育テレビを見ながら、猫のスフィンクスと遊んでいる。
俺は掃除機をかけているところだ。

「おい、インデックス、悪いけどそこどいてくれ」
「スフィンクスおいでー」
インデックスは愛猫を抱いてベッドの方へ移動した。
しかし今更だが、こいつ本当に子供みたいだな。
「とうまー今日の昼ごはんはなぁに?」
「野菜チャーハンだ」
「わぁい!」
齢16にして子育てをしている気分になる。

104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 04:15:00.17 ID:yDxNvAVE0
「ご馳走様ー!!おいしかったんだよ!!」
飯を食い終わるといつものようにインデックスはベッドに向かった。

「さて、洗い物でもするかな?」
インデックスと自分の分の食器を下げて洗いものをする。
「インデックスはシーツとりこんで洗っちゃうね」
いつもの通り、食事が終わるとインデックスは家事を始めた。
「とうま、夕食は何が食べたい?」
「んー魚かな?」
「じゃあ選択が終わったら買い物に行くね」

105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 04:19:23.07 ID:yDxNvAVE0
あれ以来、インデックスはすっかり大人になった。
子供っぽい我侭な言動もかなり改善したと思う。
「インデックス、気疲れしないのか?」
「しないよ?だってとうまと一緒にいられるんだもん
 とうまに大切にされる方が、ケーキよりステーキよりお寿司よりもずっと好きだって気づいたんだもん」
変わらない関係を築くためには日々の気遣いが大切だと時々思い出そうと思う。

-fin-

108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/13(土) 04:21:12.76 ID:yDxNvAVE0
遅くまでお付き合いありがとうございました。

ノシ

コメント

結果的によかったけど、インデックスがいじめられてるみたいで胸がすごく苦しかった・・

No title

上条さんはSだったのか・・・

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