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唯「ぶらほわ!」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 18:00:27.11 ID:UC4iUwhQO [1/47]
唯「もしよかったら、ゴールドスプレーを使って1番道路を駆け抜けてみてください」

唯「どれだけ時間がかかりました? たぶん30秒はかからなかったですよね」

唯「そのとき風は吹いていましたか? 波の音は聞こえました? 1番道路って海から近いんですよ」

唯「私は今からイッシュ地方を旅します。その間、皆さんにも一緒に感じてほしいんです。この世界はこんなにも広くて、こんなにも自然で溢れてるんだって」



【ホワイトフォレスト】


唯「うーん! 気持ちいい風だね」

春風の透き通るような香りが、私の鼻腔をくすぐった。

唯「いこう、ナックン」

ナックン「クラー!」

今日、私達は生まれ育った街、ホワイトフォレストから旅に出る。

――胸にいっぱいのワクワクやドキドキを詰め込んで。




4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 18:03:29.33 ID:UC4iUwhQO
【カノコタウン】


私達がホワイトフォレストを出て最初に訪れた街、カノコタウン。

カノコタウンはポケモントレーナーにとって始まりの街。
トレーナーは旅に出るとき、ここでアララギ博士と会うのが決まりになっている。


アララギ博士「遠いところから、わざわざ来てくれてありがとう。私がアララギよ。といっても、みんな空を飛ぶで送ってもらってたみたいだから、あっという間だったかしら」

アララギ博士「貴女達が今日旅立つトレーナーね。ソウリュウシティ出身の梓ちゃん」

梓「はい」

アララギ博士「ブラックシティ出身の紬ちゃん」

紬「はーい」

アララギ博士「そしてホワイトフォレスト出身の唯ちゃん」

唯「はいはい、はーい!」

アララギ博士「あらあら、唯ちゃんは元気いっぱいね」

唯「うん! だって元気が一番だもん!」



6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 18:05:16.42 ID:UC4iUwhQO
アララギ博士「ふふふ、その通りね。それで、みんなは自分のポケモンを持っているのだったかしら?」

梓「はい。私はキバゴとモノズを持っています」

アララギ博士「それはソウリュウシティ出身の梓ちゃんらしいポケモンね」

唯「私の友達はナックンとチルチーだよ」

アララギ博士「ホワイトフォレストにしか生息しないナックラー。そしてその周辺地域に生息するチルタリスの進化前モンスター、チルットね」

紬「私はポカブとミジュマルとツタージャです」

アララギ博士「これはバランスのいい三匹ね。ちなみに、もし旅立つトレーナーがポケモンを持っていないなら、私がこの三匹から一匹渡すことになっているのよ」



7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 18:07:39.22 ID:UC4iUwhQO
アララギ博士「さて、それでは私から旅立つ貴女達に渡す物があります」

梓「ポケモン図鑑ですね!」

アララギ博士「そう。はい、これが貴女達のポケモン図鑑」

唯「わー、なんだかよくわかんないけど凄そう!」

アララギ博士「貴女達はこれから多くの人やポケモンと出会い、様々な困難にぶつかるでしょう。でもその全てが、貴女達を成長させてくれるということを忘れないでね」

アララギ博士「では、貴女達の旅が素晴らしいものでありますように」





10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 18:11:04.87 ID:UC4iUwhQO
【1番道路】


桜の花びらが風に吹かれて舞い散り、草むらへと積もっていく。
1番道路はこれから先になにかが起こる、そんな期待をさせてくれる場所。


唯「これが私の旅の第一歩!」

梓「なにを仰々しくやってるんですか」

唯「あっ、あずにゃん!」

梓「あずにゃん?」

唯「梓ちゃんのあずと、猫みたいだからにゃんであずにゃん!」

梓「ま、まあ、構いませんけど。なら私は唯先輩と呼ばせてもらいます。一応私より年上みたいですし、人生の先輩ですからね」

紬「ねっ、ねっ、私は?」

唯「うーん。紬ちゃんだから、ムギちゃん!」

梓「ということはムギ先輩ですね」

紬「私、あだ名で呼ばれたのって初めてかも!」



11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 18:15:03.58 ID:UC4iUwhQO
唯「それにしてもいい風だねー。波の音も聞こえるし、これは潮風なのかな」

梓「なにを立ち止まってるんですか。私は先にいきますからね」

唯「ええっ、あずにゃんもゆっくりすればいいのに。風が気持ちいいよ」

梓「ゆっくりしている間に、無敗といわれる現チャンピオンが負けてしまっては困ります。チャンピオンの無敗伝説を破るのは私なんですから。では失礼します」


紬「梓ちゃんはポケモンリーグを目指して旅をするのね。唯ちゃんはなにを目指して旅をするの?」

唯「うーん、なにを目指してなんて私はそんなこと考えたことないや。知らない場所へいって、見たことのないポケモンと出会って、その場所ごとの風を聞く……」

唯「上手くいえないけどそういうことのため、じゃあダメかな?」

紬「唯ちゃんの旅の目的は、自分らしい旅をすることなのね。私は素敵だと思うわ」

唯「ムギちゃんはなにか目指すものがあるの?」

紬「私が目指すもの、それは旅の中で見つけようと思って。多くのものに触れれば、やりたいこと、なりたいもの、そういうのがきっと見つかると思うから」

唯「うん。ムギちゃんならきっと見つかるよ」


12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 18:19:00.51 ID:UC4iUwhQO
唯「あっ! 野生のヨーテリーが飛び出してきた。ムギちゃん、私もう少しゆっくりしていくから先にいってて」

紬「わかったわ。それじゃあ、またね」


唯「というわけで、お願い! ナックン!」

ナックン「クラークラー!」

野生のヨーテリーのたいあたり!

ヨーテリー「ヨーー!」

唯「耐えて、ナックン!」

ナックン「クッラー!」

唯「さすがナックン! お返しだよー! ナックン、かみつく!」

ナックン「クラーー!」

ヨーテリー「ヨー……」

野生のヨーテリーは倒れた。



13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 18:23:33.45 ID:UC4iUwhQO
唯「ふう、勝てたあ……。バトルなんて初めてだったけど、なんとか上手くいったよ」

ナックン「クラークラー」

唯「うん。ありがとう、ナックン」

ナックン「クラ、クラー!」

唯「そうだね。先へ進もっか!」


私が踏み出した1番道路への第一歩。
それがこのイッシュ地方創造にまつわる、壮大な物語への第一歩だった。




14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 18:29:18.30 ID:UC4iUwhQO
【カラクサタウン】


桜並木を抜ければ、そこは新緑に囲まれた街、カラクサタウン。
緑の香りと、木々の中へと沈んでいく夕日が、私の故郷とよく似ている。

唯「カノコタウンを出たときは昼過ぎだったのに、もうすっかり夕方になっちゃったね」

唯「あれ、みんな集まってなにをしてるんだろう?」

ゲーチス「人の手からポケモンは解放されなくてはならないのです。御清聴、ありがとうございました」

唯「……終わっちゃった。人からポケモンの解放、どういう意味なんだろう?」

澪「人はポケモンを便利な道具として扱い、虐げている。だから全てのポケモンを野に返そうという意味だよ。元来、人とポケモンは対等な立場なんだからな」

唯「うーん、難しくてよくわからないけど、ポケモンともっと仲良くしましょうってことだよね? 私とナックンやチルチーみたいに」

ナックン「クラー!」

チルチー「チィー!」



15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 18:35:04.24 ID:UC4iUwhQO
澪「……っ! それは違う。キミはモンスターボールでポケモンを操っている! それを対等な関係とはいわない!」

唯「そうかな? 私の住んでたホワイトフォレストはね、街の中に草むらや池がたくさんあって、いっぱい野生のポケモンが住んでるんだ」

唯「それでね、凄く仲良くなって、互いにずっと一緒にいたいって思えるようになったら、ポケモン達はモンスターボールに入るの。だからモンスターボールは、人とポケモンを繋ぐ絆なんだよ」

澪「……わかった。キミがそうまでいうなら、キミのモンスター達の声を聞かせてもらおうか!」


謎の少女が勝負をしかけてきた!

澪「モンスターボールを使うのは不本意だけど……チョロネコ!」

チョロネコ「ニャー!」

唯「えっと、トレーナーたるもの挑まれた勝負から逃げてはならない……だっけ? なら、お願いチルチー!」

チルチー「チィー!」




16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 18:41:14.61 ID:UC4iUwhQO
澪「チョロネコ、ひっかくだ!」

チョロネコ「ニャニャニャー!」

唯「チルチー、なきごえ!」

チルチー「チィーーー!!」

チョロネコ「ニャッ!?」

澪「なきごえで攻撃のタイミングがずれたから、たいしたダメージにはなっていないのか! ならチョロネコ、でんこうせっかだ!」

チョロネコ「ニャンニャン!」

唯「負けないで、チルチー! つつくだよー!」

チルチー「チルルッ!」



18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 18:45:55.29 ID:UC4iUwhQO
澪「強い……! チョロネコ、もう一度ひっかく!」

唯「チルチー! はがねのつばさ!」

チルチー「チチチィー!」

チョロネコ「ニャー……」

チョロネコは倒れた。

澪「……キミとポケモンのこと、少しわかった気がするよ」

謎の少女との勝負に勝った。




19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 18:51:02.74 ID:UC4iUwhQO
澪「確かにキミのポケモンの声は心地いい。しかし、世界中の全ての人間がそうではないんだ」

澪「私の名前は澪。お互い旅をしているなら、いつかまた会うこともあるだろうさ」

唯「……いっちゃった」


誰かがいった、色々な考えがあるから争いが生まれるのだと。
誰かがいった、色々な考えがあるから世界が広がるのだと。

澪ちゃんはいった、モンスターボールはポケモンを操るための道具だと。
私はいった、モンスターボールは人とポケモンを繋ぐ絆なのだと。

どちらが正解なのか、どちらも正解なのか、はたまたどちらも不正解なのか。
私も澪ちゃんも、まだ答えにはたどり着いていないと思う。

私達は旅の途中なのだから。





20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 18:56:19.50 ID:UC4iUwhQO
【2番道路】


カラクサから続くゲートを抜けて、目に飛び込むのは2番道路。
これからの時間は、よく整備されたこの道で、野宿をするトレーナーが多いようだ。


紬「唯ちゃん、こっちこっち!」

唯「ムギちゃん! わー、また会えたね」

紬「唯ちゃんってば、この暗がりの中どんどん進んでいくんだもの。びっくりしちゃった」

唯「暗いかなあ? ホワイトフォレストの夜はもっと真っ暗だったから」

紬「そうなんだ。ブラックシティはね、夜になっても街のあちこちで電気がついてるんだよ」

唯「えー、そんなに明るくて寝られるの?」

紬「うん。子供の頃からだから慣れちゃった」




21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 19:04:09.17 ID:UC4iUwhQO
紬「そうだ、唯ちゃんもテント張るんだったら手伝うよ」

唯「私、テントは使わないよ」

紬「じゃあ寝袋?」

唯「ううん、なんにもいらないよ。木の枝に腰掛けて背中を木にもたれさせて寝るか、草っぱらに寝転がって寝るかなって」

紬「そ、そうなんだ。でも進んでいけば砂漠とかもあるし、きっと寝袋ぐらいは必要になると思うよ?」

唯「むむむ、確かに砂漠ではちょっと寝られないよね。どうしよう」

紬「私、寝袋二つ持ってるからよかったら使って」

唯「いいの? でも……」

紬「予備に持ってたんだけど、二つも持ち歩くと重たくって。唯ちゃんにもらってもらえるなら私もその方が嬉しいわ」

唯「ありがとう、ムギちゃん!」

紬「そうだ! 唯ちゃんも今日は私のテントで一緒に寝ない?」

唯「うん、ムギちゃんのテントでお泊まりだー!」




22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 19:09:12.03 ID:UC4iUwhQO
紬「……唯ちゃん、もう寝ちゃった?」

唯「まだ起きてるよ。音楽を聴いてる」

紬「プレーヤーかなにか持ってるの?」

唯「ううん。ムギちゃんも目を閉じたら聞こえてくるよ、音楽」

紬「…………あっ」

唯「虫達の斉唱、風の奏でるメロディ、木の葉が揺れるリズム、ポケモン達の寝息。いつもは風しか聞こえないけど、寝るときは全部聞こえてくるんだよ」

紬「……うん。綺麗な音楽」


私達は自然の生み出す音楽へと耳を傾けていた。
意識が闇に溶けていくまで延々と。



23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 19:13:59.23 ID:UC4iUwhQO
【サンヨウシティ】


早朝から二番道路を歩き続け太陽が真上に輝く頃、現れたのは大きな公園がある街、サンヨウシティ。
シティと名がつくだけのことはあり、私が今まで訪れたことのある街を考慮すると、大都会ともいえる場所だった。


唯「大きい建物がいっぱいだよ! あれが住宅街なのかな」

紬「ええ、そうなんじゃないかしら」

梓「サンヨウシティぐらいで、なに田舎者くさいことを騒いでるんですか」

唯「ああっ、あずにゃんだー!」

梓「ちょと、やめてください。抱きつかないでくださいよ!」

唯「久し振りのあずにゃん! すりすりー!」

梓「久し振りもなにも昨日の今日じゃないですか! だいたい昨日初対面だった人になれなれし過ぎるでしょう!」



24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 19:18:42.04 ID:UC4iUwhQO
紬「わ、私もやる! ぎゅー!」

梓「あわわ、なんなんですか!」

紬「二人だけ楽しそうでずるいんだもん!」

梓「あーもー、やめてくださいっ!!」

唯「ひゃあっ!」

梓「街の往来で、女三人で抱き合ってるってどんな光景ですか」

唯「ちぇ、恥ずかしがらなくてもいいのにー」

梓「べつに恥ずかしがってるわけではありません。……私はジムバッジも手に入れましたし、サンヨウシティにもう用はありませんから、失礼させてもらいます」

梓「あっ、なんでしたら、先輩方もジムに挑戦してみたらどうですか? バッジがあればショップで買える物も増えますし、リーグに挑まないにしても損はありませんよ。では!」




26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 19:22:59.66 ID:UC4iUwhQO
唯「ジムかー、挑戦してみようかな。ムギちゃんはどうする?」

紬「うーん、私はやめておくわ。それよりこの近くにある、夢の跡地にいこうと思うの。なんだか面白そうだから」

唯「そっか、兵共が夢の跡だね。それじゃあまたね!」

紬「うん、またね!」


友と別れて、向かうのはサンヨウジム。

私は特別バトルが好きというわけでも、リーグの制覇を目指しているわけでもないけれど。
きっとジムリーダーとのバトルは、私と仲間達は成長させてくれると思うから。





27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 19:28:57.34 ID:UC4iUwhQO
【サンヨウジム】


ジムの仕掛けを踏破して、たどり着いたのはジムリーダーの間。
そこには似通った面構えの男が三人、立ち尽くしていた。

デント「よく来たな! 俺達がサンヨウのジムリーダーだ!」

ポッド「先ず初めに一つお話があります。通常、ジムのリーダーは一人なのですが」

コーン「ここのジムだけは、僕達三人と連続で戦わなくてはならない」

唯「ええっ!? 三人も!」

デッド「俺達は一人一匹しか使わないから安心しな! ちなみに俺達が三人だからって苦戦してるようじゃあ、他のジムでは手も足も出ないぜ!」

唯「……そうだよね。それに、困難は私を成長させてくれるっていってたっけ。うん、頑張るよ!」

ポッド「覚悟はよろしいですか? では、いざ尋常に!」




28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 19:34:59.60 ID:UC4iUwhQO
ジムリーダーのデント、ポッド、コーンが勝負をしかけてきた!

デッド「いきな、バオップ!」

バオップ「バオバオー!」

唯「お願い、ナックン!」

ナックン「クラー!」


デッド「ナックラーは地面タイプなんだっけか。ちっ、俺だけ相性が悪いな。おい、ポッド! 交代だ!」

ナックン「クッラーー!」

ナックラーのありじごくで交代できない。

唯「大魔王からは逃げられない! ナックン、あなをほる!」

ナックン「クラクラー!」

デッド「くっ、あなをほるで地中に潜った相手には攻撃が当たらねえ!」



30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 19:42:26.12 ID:UC4iUwhQO
ナックン「クッラクラー!」

こうかはばつぐんだ!

バオップ「バオ……」

バオップはたおれた。

デッド「すまねえ、後は頼んだ!」


ポッド「いきますよ、ヤナップ!」

ヤナップ「ヤナー!」

ポッド「ヤナップ、つるのムチ! 先手必勝です!」

ヤナップ「ヤナッー!」

唯「頑張って、ナックン!」

こうかはばつぐんだ!

ナックラー「クラ……クッ……ラーーー!」



33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 20:55:15.82 ID:UC4iUwhQO
唯「耐えられた……! 今度はこっちの番だよ! ナックン、むしくいでいこう!」

ナックン「クラックラー!」

こうかはばつぐんだ!

ナックラーは相手のオレンの実を食べて体力を回復した。

ヤナップ「ヤナ……」

ヤナップはたおれた。

ポッド「お見事です。後は頼みます!」


コーン「まったく、世話のやける。いけ、ヒヤップ!」

ヒヤップ「ヒヤヒヤ!」

唯「相手は水、タイプ相性は完全に不利なんだよね。ならナックン、あなをほるだよ!」

コーン「遅い! ヒヤップ、みずてっぽうだ! 潜らせはしない!」

ヒヤップ「ヒヤッヒヤップーー!」

こうかばつぐんだ!

ナックン「クラー……」

唯「ナックンが倒れる……? 頑張って、ナックン!」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 20:56:24.82 ID:UC4iUwhQO
ナックン「クッ……ラーーー!」

ナックラーはカムラの実を食べた!

唯「ナックンっ!! よおし、いくよ! もう一度あなをほる!」

ナックン「クラッー!」

コーン「同じ失態を繰り返すか、これで終わりだ! ヒヤップ、みずてっぽう!」

ヒヤップ「ヒーヤー!」

唯「ナックン、あなをほるでかわすんだよ!」

ナックン「クラックラッ!!」

コーン「なっ!? 先ほどまでと、まるで速さが違う!!」

唯「カムラの実は素早さが上がるんだよ! いっけー!」

ナックン「クラクラー!」

ヒヤップ「ヒヤ……」

ヒヤップはたおれた。

コーン「これは、認めざるを得ないな」

ジムリーダー達との勝負に勝利した。

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 20:57:56.34 ID:UC4iUwhQO
デッド「俺達三人に一匹で勝つとはな」

コーン「タイプ相性をも越える力。確かに見せてもらった」

ポッド「このトライバッジは貴女にこそふさわしい!」

唯「わー、綺麗! これがジムバッジ!」

ポッド「もしリーグを目指しているのなら先は長いですよ。お気をつけて」


ポケモンリーグ、最強を目指すポケモントレーナー達が集う場所。

バトルに特別な興味のなかった私だが、ジムリーダーとのバトルで知ったことがある。
それは、バトルを通してでしか分からないものもあるということ。

勝ったり、負けたり、傷ついたり、傷つけたりして。
それでも、その先にしか生まれない絆があるのなら、バトルも思ったほどわるくはなさそうだ。




36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 21:00:26.16 ID:UC4iUwhQO
【3番道路】


育て屋さんと幼稚園から聞こえてくる、賑やかな声が耳に楽しい。
バスラオ達の泳ぐ池からは、水分を含んだ風が吹き、頬を撫でる。
3番道路は穏やかな空気で満たされていた。


唯「あはは、チルチー、くすぐったいよー」

チルチー「チィー」

梓「……なにをやってるんですか?」

唯「あー、あずにゃんだ! こうやって池の中に足を入れると気持ちいいんだよ。チルチーも水が綺麗で気持ちいいっていってるし」

チルチー「チチチッ」

唯「あっ、これならすごい釣りざおでも持ってくればよかったよー」

梓「……そこまではいいとします。では、周りのシママやマメパトはなんですか。唯先輩の手持ちですか?」

シママ「マー」

マメパト「パトパト」

唯「ううん、みんなも休憩してるだけだよ。風も気持ちいいし、ここは思わずのんびりしちゃうね」


37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 21:01:28.26 ID:UC4iUwhQO
梓「野生のポケモンと休息中って、どれだけ自然に溶け込んでるんですかっ! トライバッジ取得者同士、唯先輩とバトルしようと思ってきたんですけど、もういいです」

唯「バトル? やるやる! 私やるよ、あずにゃん!」

梓「えっ、珍しくやる気なんですね」

唯「うん、負けないよ! あっ、足拭くからちょっと待って」

梓「……もういいですか? いきますよ!」


ドラゴンつかいの梓が勝負をしかけてきた!

梓「地を裂くは龍の牙! いけ、キバゴ!」

キバゴ「キバー!」

唯「お願い、チルチー!」

チルチー「チチチィー!」



38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 21:04:07.21 ID:UC4iUwhQO
梓「そういえばこうやってバトルするのは初めてですね。唯先輩のチルットはドラゴンタイプ、なら私にはかないませんよ! キバゴ、ダブルチョップ!」

ギバゴ「キーバー!」

唯「チルチー、フェザーダンスで相手の攻撃力を下げて!」

チルチー「チッチッチッ!」

梓「攻撃が上手くできない、それでも!」

キバゴ「キーバー!」

二回当たった。
こうかはばつぐんだ!

チルチー「チ……チィー!」

唯「チルチー!? フェザーダンスしたのにこんなにも……!」



39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 21:06:22.38 ID:UC4iUwhQO
梓「タイプ一致でばつぐんですから。ドラゴン同士の戦いはどちらがより早いか、どちらがよりパワーがあるかで決まるんです! キバゴ、もう一度ダブルチョップ!」

キバゴ「キバーー!」

唯「チルチー、そらをとぶでかわして! そのまま攻撃!」 

チルチー「チィーー!」

キバゴ「キッ……キバー!」

梓「なるほど、トライバッジを手に入れるだけのことはあります! ですが! キバゴ、りゅうのいかり!」

唯「チルチー、もう一度フェザーダンス!」

梓「無駄です! りゅうのいかりには通用しない!」

唯「そ、そんな!?」

キバゴ「キバーーゴ!」

チルチー「チィ……」

チルットはたおれた。



40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 21:07:37.92 ID:UC4iUwhQO
唯「ごめん、チルチー。私の作戦が悪かったせいで」

梓「そうですね、今のは間違いなく唯先輩の作戦ミスです。トレーナーにはポケモンの力を最大限に引き出す義務がある!」

唯「そうだよね、私はまだまだ知らないことだらけだよ。だから、私はバトルをして勉強するんだ……みんなのことをいっぱい知るために! お願い、ナックン!」

ナックン「クラックラーー!」

梓「キバゴ、ダブルチョップ!」

唯「ナックン! あなをほるでかわして!

ナックン「クラー!」

唯「そのまま攻撃だよ!」

ナックン「クッラーー!」

キバゴ「キバ……」

キバゴはたおれた。

梓「ギバゴ! ……やりますね。なら、こいつです! 天に轟く龍の華! いけ、モノズ!」

モノズ「ズー!」



41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 21:09:05.79 ID:UC4iUwhQO
梓「モノズ、かみくだく!」

唯「ナックン! むしくいだよ!」

モノズ「ズーズー!」

ナックン「クラクラッー!」

こうかはばつぐんだ!

梓(むしくいの威力は60、ばつぐんで120。かみくだくは80の、タイプ一致で120!)

唯(この勝負、互角!)

梓(というわけではないんですよね。モノズの特性ははりきりで外れる可能性がある。更に次のかみくだくが当たっても、倒せるかどうかはわからない!)

梓「だけどモノズの方が素早くて、まだ一撃は耐えられる。……だったらっ! モノズ、りゅうのいかり!」

モノズ「ズズッーー!」

唯「ここは力勝負だよ! ナックン、むしくい!」

ナックン「クラーーー!」

こうかはばつぐんだ!



42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 21:11:01.75 ID:UC4iUwhQO
ナックラーはチイラの実を食べた。

梓「チイラの実!? 危なかったです。もしカムラなら負けていたかもしれません」

唯「カムラはこの前のジムリーダー戦で使っちゃったから。また探さないと」

梓「戦術面に木の実を考慮しなくてはならない、大変勉強になりましたよ。ですが今回は私の勝ちですね! モノズ、りゅうのいかり!」

モノズ「ズズズーー!」

ナックン「クラッ!?」

唯「……ううん。今回は私の勝ちだよ! ナックン、でんこうせっか! 風よりも速く駆け抜けて!」

ナックン「クッラクッラ!」

モノズ「ズー……」

モノズはたおれた。

梓「まさか先制技を……!」

梓との勝負に勝利した!




43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 21:13:21.11 ID:UC4iUwhQO
梓「参りました。正直なことをいうと、唯先輩がここまで強いとは思ってませんでした」

唯「私が強いんじゃないよ、強いのはナックンとチルチー。勝てたら仲間のおかげ、負けたら私のせいだよ」

梓「勝てたらポケモンのおかげで、負けたら自分のせいですか。唯先輩らしいですね。……次は負けませんからね!」



私とあずにゃんの初めてのバトル、結果は紙一重で私の勝利に終わる。
しかし、自分の未熟さを思い知るには十分なバトルだった。

そうだった、私はバッジを一つ手に入れたからといって、気を抜けるほど強くないんだ。





44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 21:16:03.79 ID:UC4iUwhQO
【シッポウシティ】


ゲートを抜けて、夜更けにたどり着いたのはシッポウシティ。
使われなくなった倉庫や工場を住居として再利用する、風情がある景色をした街だ。


澪「やっ、久し振りだな。元気だったか」

唯「澪ちゃん!」

澪「そういえばキミの名前をまだ聞いてなかったっけ。教えてもらえるか」

唯「うん、私は唯だよ」

澪「唯だな。それで、唯はこれからどうするんだ?」

唯「今日はもう遅いし、どこかで一泊して明日の朝にでもシッポウジムに挑もうかなって」



45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 21:18:44.67 ID:UC4iUwhQO
澪「なるほど。……よかったら今夜は私と一緒に寝ないか? 唯があれからどんな旅をしてきたのかぜひ聞きたいんだ」

唯「うん、いいよ。あの後は、ムギちゃんと2番道路で……あっ、ムギちゃんっていのは本当は紬ちゃんで、私と一緒にカノコタウンから」

澪「はは、落ち着けよ。時間はまだまだあるんだからさ」


その夜、私は澪ちゃんと寝所を共にした。

木の実取りをした話、ナックンとかけっこをした話、チルチーと水遊びした話。
どんな些細な話でも、澪ちゃんは子供のように目を輝かせ、真剣に聞いてくれた。

そしていつしか私は、話し疲れて眠ってしまったようだ。





48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 22:33:48.02 ID:UC4iUwhQO
【シッポウジム】


シッポウのジムは博物館や図書館と一体になっている、随分と面白い場所だ。
大型龍の化石を見たときは私も胸が踊った。


アロエ「よく来たね! どうだい、うちのジムは。楽しかっただろう?」

唯「うん! 昔はあんなに大きな龍がいたなんて、凄いよー!」

アロエ「ハハハ、そうだろうそうだろう! 素直な子だね。でも、手加減はしてあげないよ!」

唯「いらないよ。頑張ってくれるみんなのためにも、負けないから!」

アロエ「真直ぐな瞳だね。なら……いくよ!」


ジムリーダーのアロエが勝負をしかけてきた!

アロエ「いきな、ハーデリア!」

ハーデリア「リアー!」

唯「お願い、チルチー!」

チルチー「チィー!」


49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 22:34:45.70 ID:UC4iUwhQO
ハーデリア「リアリアーー!!」

ハーデリアのいかくでチルットの攻撃力が下がった。

唯「うっ、元々チルチーはパワーがあるタイプじゃないのに……」

アロエ「ハーデリア、とっしんだよ! いきな!」

ハーデリア「デリアー!」

唯「チルチー、フェザーダンスで相手の攻撃力も下げちゃえ!」

チルチー「チッチッチッ!」

アロエ「なんだい、思ったほどダメージを与えられなかったね! ハーデリア、もう一回とっしんするんだよ!」

ハーデリア「デリアーー!」

唯「チルチー、そらをとぶでかわして!」

チルチー「チィー!」

唯「そのまま攻撃だよ!」

チルチー「チチチィー!」

ハーデリア「ハー……デリア!」



50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 22:35:55.43 ID:UC4iUwhQO
アロエ「こうも相手が硬くちゃ仕方ないねえ。ハーデリア、にらみつける!」

ハーデリア「キッ!」

唯「チルチー、はがねのつばさ!」

チルチー「チチチッ!」

ハーデリア「リア……」

ハーデリアはたおれた。

アロエ「次、いきな! ミルホッグ!」

ミルホッグ「ミルミルー!」

唯「こっちも入れ替えだよ。頑張ったね、チルチー。お願い、ナックン!」

ナックン「クラー!」



51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 22:37:30.62 ID:UC4iUwhQO
唯「ナックン、あなをほる!」

アロエ「遅いね! ミルホッグ、かたきうちだ!」

ミルホッグ「ミッルーー!!」

ナックラー「クー……ラー……!」

唯「わわっ、ナックンがこんなにもダメージを!」

アロエ「かたきうちは仲間が倒された次のターンに出すと威力が二倍になるのさ!」

ナックラーはオボンの実を食べて体力を回復した。

唯「それでも、ナックンは地中に潜ったから次の攻撃は当たらないよ!」

アロエ「くっ、出て来たときに勝負さ!」

唯「ナックン、あなをほるの攻撃だよ!」

ナックン「クラクラー!」

ミルホッグ「ミル……ミルー!」



52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 22:38:36.59 ID:UC4iUwhQO
アロエ「ミルホッグ、さいみんじゅつだよ!」

唯「ナックン! かわして! よーし、ここでむしくい!」

ナックン「クッラー!!」

ミルホッグ「ミル……」

ミルホッグはたおれた。

アロエ「負けたけど、気持ちのいいバトルだったよ」

アロエとの勝負に勝利した!


アロエ「負けちまったね。このベーシックバッジはあんたのものさ」

唯「わー、これでバッジ二つ目だよー!」

アロエ「大切にしとくれよ。次のジムがあるヒウンシティへは、ヤグルマの森とスカイアローブリッジを抜けてかないといけないんだ。長旅になるだろうから、しっかりと準備していくんだよ」


私の次の行く先は、どうやらヤグルマの森というらしい。
ホワイトフォレスト以外の森へいくのは初めてなので、どんなところなのだろうとドキドキする。

ヤグルマの森も自然に溢れた場所だといいな。



53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 22:40:27.73 ID:UC4iUwhQO
【ヤグルマの森】


ヤグルマの森は、光を遮るほどの木々が立ち並ぶ、天然の迷路となっていた。
しかし、最低限に整備された道も存在して、一直線に走るだけでも抜けられる。
人と自然の調和がとれた気持ちのいい森だ。

そして森に入ってすぐに、待ち構えていたあずにゃんとバトルすることになった。


唯「ナックン、あなをほるで攻撃!」

ナックン「クラーー!」

キバゴ「キバー……」

キバゴはたおれた。

梓「そんな、またしても……!」

梓との勝負に勝利した!




54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 22:41:38.36 ID:UC4iUwhQO
梓「なぜです。バッジの数は同じ、私の作戦にミスはない、育てが足りていないわけでもない」

唯「あずにゃん?」

梓「……今回は負けましたけど、次はこうはいきませんから」

唯「う、うん。次も負けないよ!」

梓「失礼します」


唯「あずにゃん、様子が変だったけどどうしたんだろ?」

紬「梓ちゃんはバトルに自信を持っていたみたいだから、きっと負けて悔しいんじゃないかしら」

唯「わわっ! ムギちゃん、見てたの?」

紬「うん。二人が頑張ってるから陰ながら応援してたんだよ」

唯「そうだったんだ。ムギちゃんもヒウンシティへいくんだよね? よかったら一緒にいかない?」

紬「うん、一緒にいきましょう」




55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 23:14:34.08 ID:UC4iUwhQO
それからも私の旅は続いた。
ジムバッジを集め、様々な自然と触れ合った。

あれから澪ちゃんは旅で色々なものを見聞きして、ポケモンの解放が本当に正しいことのなのか悩み苦しむ。

澪「……私にはわからないだ! なにが正しいんだ! なにが間違っているんだ!」

苦しみの末、半ば自棄となった澪ちゃんは、イッシュ地方を創造したといわれる伝説のポケモン『レシラム』をリュウラセンの塔で蘇らせた。

澪「蘇れ! レシラム!」

蘇るレシラム。
そして、その場にふらりと現れたのは強い力に魅入られたあずにゃんだった。
あずにゃんは私に負け続けたことにより、力が全てだと思い込んでしまったのだ。

梓「私のいうことをきけ! レシラム!」

ドラゴン使いの能力でレシラムを操ったあずにゃんは、そのままポケモンリーグへ乗り込む。

梓「私は最強の力を手に入れた! チャンピオンを倒して私が真に最強だということを、唯先輩に思い知らせてやる!」



56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 23:21:00.63 ID:UC4iUwhQO
ポケモンリーグのチャンピオン律はあずにゃんのレシラムになす術もなく負けてしまう。

律「私が手も足も出ないなんて……!」

そこへ駆け付けたのは、レシラムの対になる伝説のポケモン『ゼクロム』を連れた澪ちゃんだった。

澪「梓、お前の好きにはさせない! ポケモンを自分の力を示す道具にするのは間違っている!」

梓「ゼクロムを連れて貴女にいえたことか! 私を止めたければ力ずくでやってみせるといいです!」

イッシュ地方を創造した伝説のポケモン、レシラムとゼクロムのぶつかり合いは激しいものだった。
雷が鳴り響き炎の爆ぜるその戦いを制したのはレシラム、あずにゃんだった。

梓「私が最強なんですよ! わかってもらえましたか…………唯先輩ぃぃぃ!!」

唯「あずにゃん……!」



57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 23:33:40.66 ID:UC4iUwhQO
レシラムと私のナックンとの戦いが始まった。
強大な力を誇るレシラムだったが、あずにゃんの作戦が裏目裏目へと入っていき、徐々に追い詰められていく。

梓「なぜだ! レシラム、お前は最強じゃないのか! なんでいつも唯先輩に勝てないんだ! もう……負けるのは……嫌だ…………!」

唯「あずにゃんはレシラムのことどれだけ知ってるの?」

梓「…………えっ?」

唯「私はナックンの好きな食べ物や、好きな場所、得意な技だって知ってるよ。確かあずにゃんのオノノクスはからいものが好きだったよね……レシラムは?」

梓「そんな、こと……」

唯「昔にあずにゃんがいったよ。トレーナーにはポケモンの力を最大限引き出す義務があるって!」

梓「レシラムの力……私はレシラムのことをなにも……!」

唯「……あずにゃん、いつからそんなに弱くなっちゃったの? あずにゃんのオノノクスは! サザンドラは! もっともっと強かった!!」




58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/05(火) 23:41:16.26 ID:UC4iUwhQO
唯「ナックン! りゅうせいぐん!」

ナックン「フラーー!!」

こうかはばつぐんだ!

レシラム「モエルーワ……」

レシラムは倒れた。

梓「ごめんなさい、レシラム! 私のせいで、本当にごめんなさい!」

梓「…………でも、勝負はまだ終わりじゃない! 地を裂く龍の牙! いけ、オノノクス!!」

唯「あずにゃん……! そうだね。私達の本当の戦いは!」

梓「ここからです!」


梓「いっけー! オノノクス! げきりん!」

唯「負けるな! ナックン! りゅうせいぐん!」



終わり。

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マイケルジャクソンを想った俺の感動を返せ!

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