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唯「あれぇ~?ピックが見つかんないよー」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 14:46:15.81 ID:WL75pNfV0
代理だよ?


2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[>>1サンクス] 投稿日:2010/01/23(土) 14:47:47.81 ID:2XLFVbADO
唯「あれぇ~?ピックが見つかんないよー」

律「おいおいたまに練習しようとしたらそれかよ」

唯「ちょ、ちょっと待って!おっかしいなぁーここにあるはずなのに……」

梓「唯先輩、よかったら私の貸しましょうか?」

唯「えっいいの?ありがとーあずにゃん!あずにゃんありがとー!」

梓「いえいえ。あ、前使ってたやつなんでちょっと削れちゃってますけど」

唯「全然問題ナッシングだよあずにゃん!ありがとー!」

澪「……そろそろ始めていいか?」

唯「おー」


4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 14:50:38.43 ID:2XLFVbADO
れんしゅうご!


紬「なんだか今日はみんな調子よかったみたいね」

律「新しいスティックに替えてみたんだが、そう言ってもらえると安心するな」

澪「やっぱ替えてたんだな、新品感があると思ったよ。前のスティックはどうしたんだ?」

律「昨日失くしちゃったみたいでさー。ま、ささくれだらけで買い替えようと思ってた所だったしちょうどいいけど」

唯「りっちゃん私とお揃いだね」

律「何が?」


5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 14:57:21.45 ID:2XLFVbADO
唯「私もピック失くしちゃったんだもん♪」

律「いやでも唯の場合、ちゃんと探せばひょんと出てくる気しかしない」

澪「ギターケースの隅に転がってるってオチかもな」

唯「そっ、そんなはずないよ!……と思うよ!?」

紬「なんにせよ、唯ちゃんケースの中をじっくり探さなきゃね」

唯「それ なんにせよ っていうかりっちゃん達と同じこと言ってるじゃん!ひどいっ!」

紬澪律「あっはっは」ケラケラ

唯「むぅー」


7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 15:00:14.52 ID:2XLFVbADO
梓「とりあえず唯先輩にはしばらくそのピック貸しときますね」

唯「ありがとうあずにゃん、ごめんね」

梓「今度私がピック失くしたときに貸してくれたらそれでいいですよ」

唯「あずにゃんったらやさしー!」ダキッ

梓「あっ、ちょっ……」///

澪「はいはい帰るぞー」


8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 15:02:59.78 ID:2XLFVbADO
ひらさわけ!


唯「いや~ういのご飯美味しかった~」

憂「お姉ちゃんったら毎日そう言ってくれるんだから、作りがいがあるなぁ」

唯「ホントういと一緒に住んでるといいことばかりだなぁ」

憂「お姉ちゃんったらもう……」///


9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 15:05:08.82 ID:2XLFVbADO
憂「あ、そうだ、先にお風呂入ってきていい?あとで見たいテレビがあるから」

唯「いいよ、いってら~」フリフリ

憂「いてきまー」トコトコ

唯「……」

唯「……」

唯「……」

唯「……」ゴソゴソ

唯「……あずにゃんの、ピック」ニタァ


10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 15:07:44.09 ID:2XLFVbADO
唯「あずにゃん!あずにゃん!あずにゃん!ぅぅうううわぁああああああ
  ああああああああああああああああん!!!
  あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!
  あずにゃんあずにゃんあずにゃんぅううぁわぁああああ!!!
  あぁ!クンカクンカ!(ry」

唯「やったよー!ピック失くしてみるもんだねぇあずにゃんのお古が手に入るなんて!」

唯「こ、これを応用すればあずにゃんのお古のパ、パンティーまで手に入ったり……?」ソワソワ

唯「イヤッホウゥゥゥ!ってそれは無理があるかなぁぁぁ!でもピックゥゥゥ!」ドタバタ


12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 15:10:02.67 ID:2XLFVbADO
唯「あぁあずにゃんのピック……あずにゃんかわいいよぉ……」スリスリ

唯「こ、これをあずにゃんはずっとつまんでたんだよね……」ジーッ

唯「……」ドキドキ

憂「お姉ちゃーん、お風呂あがったよー」

唯「わわっ!!えっ!?あっ、うん!じゃ、私入ってくるね」

憂「うん?うん、いってらっしゃい」

憂(私がカラスの行水過ぎて驚くお姉ちゃんかわいい!)


15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 15:12:27.76 ID:2XLFVbADO
よくじつ!


梓「おはようございまーす」ガチャッ

澪「おっ梓か」

梓「あれ?澪先輩だけですか?」

澪「見てのとおりさ。あ、そうだ、ちょっとトイレ行ってくるからベース見といて」

梓「はい?」

澪「持ってくのも面倒だけど置いてくのも心配だなって思ってたとこなんだ。じやっ、頼んだ!なんならケース開けて触っててもいいぞー!」タタタ…

梓「あっ、ちょっ!……行っちゃった」


19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 15:15:02.59 ID:2XLFVbADO
梓「……わざわざこんなとこ来てベース盗ってく人もいない気がするけどなぁ」

梓「……」

梓「……」ジジーッ

梓「……」カチャカチャ

梓「……」クルクルササッ

梓「……」ジジーッ

梓「……」

唯「やっほー!」ガチャッ

律「うぃっす」

紬「こんにちは」


22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 15:17:43.20 ID:2XLFVbADO
梓「先輩方おはようございます」

紬「あら梓ちゃん、先に来てたのね。」

唯「澪ちゃんはまだ来てないの?」

律「ベースと鞄はあるし、トイレじゃね?」

梓「あ、そうです。私と入れ違いで行っちゃいましt」

ガチャッ
澪「おーみんな揃ってんじゃん、練習やろーぜ」

律「きたきた」


23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 15:20:08.76 ID:2XLFVbADO
紬「二日連続で練習するなんて……雨が降らなかったらいいけど」

梓「いやムギ先輩これごくフツーのことですから」

唯「そうだあずにゃんごめんね、まだピック借りとくよ?」

梓「はいどうぞ……というよりいっそ貰っちゃってください」

唯「いいのっ!?」キラキラ

梓「私が持ってても多分もう使いませんから」

唯「うわっはぁーい!!ありがとあずにゃん!」

唯(あずにゃんのピックが私のピックあずにゃんのピックは私のピックあずにゃんのものは私のものあずにゃんは私のもの)ニタァ

律「なんか喜んでる顔が気持ち悪いぞ?」


24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 15:22:43.59 ID:2XLFVbADO
澪「あああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!???」

紬「どっ、どうしたの澪ちゃん!」

律「びっくりさせんなよ、どうした?」

澪「ベース……ベースの弦が……」

唯「弦?……あ」

澪「ベースの弦が無いっ!!!」


25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 15:25:16.32 ID:2XLFVbADO
律「は、張り忘れたんじゃないのか?弦交換のときとかに」

澪「そんなはずはない……昨日の練習が終わってから弦を外したりはしてないから……」

唯「持ち運んでる最中に弦が切れてケースの底にたまってるとかは?」

澪「ベースだぞ?そんな切れるほど乱暴に扱ってないって……てかそもそもケース内に切れた弦がない……」

紬「学校に置いてる間にイタズラされたとか」

澪「……否定はできないわな、けど目的が不明過ぎるだろ」


26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 15:28:20.23 ID:2XLFVbADO
梓「イ、イタズラって案外そんなもんかもしれませんよ?」

澪「……」

澪「ま、今はそんなこと考えててもしょうがないな。替えの弦を張るからちょっと待っててくれ」

紬「じゃあその間にお茶でも……」

梓「いりません」

紬「あら残念」

唯「ホント残念」

律「飲みたかったな」

澪「お前ら楽しむな」


28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 15:30:50.07 ID:2XLFVbADO
れんしゅうちゅう!


紬「澪ちゃんなんか音おかしくない?」

澪「あぁ新しい弦はすぐチューニング狂うんだよな。チューニングしなおすからちょっと待ってくれ」

梓「その間にトイレ行ってきていいですか?」

唯「いいよーいっといれー、なんちゃって」

律「今日は冷えるなぁ」

梓「あはは、行ってきまーす」テクテク

澪「……」コトッ

律「ん?ベース置いてどうしたんだ?」


29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 15:33:32.72 ID:2XLFVbADO
澪「……」サッ

紬「梓ちゃんのギターケースがどうかしたの?」

澪「……」ガサゴソ

唯「ペグ回しなら私貸すよ?ってサイズがベースには合わないか」

澪「……無いな」スッ

唯「あっそれあずにゃんの鞄だよ?」

澪「知ってる」ガサ

律「おいなに人の鞄勝手に漁ってんだよ!?」


31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 15:36:09.37 ID:2XLFVbADO
澪「梓しか考えらんないんだよ」ガサゴソ

律「えっ?何がだ?」

紬(澪「もう梓のことしか考えられない」 ですって?)ドキドキ

澪「私がさっきトイレに行ってる間に梓がベースにイタズラした、それしかないんだ!」

紬(なぁんだ)

紬「……じゃなくて。なんてこと言うのよ」


33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 15:39:22.16 ID:2XLFVbADO
唯「そんな……あずにゃんはそんなことしないよ……」

律「他にもベースから離れたときくらいあるだろ、決め付けはよくないぞ」

澪「私はケースの表を壁に向けて立てかけてたのに、トイレから帰ったら表がこっち向いてたんだ」ガサゴソ

紬「記憶違いかもしれないわよ?」

律「ケースの向きを変えてロゴを見てただけかもしれないな」

澪「そうだけど……でも梓な気がするんだ」ガサゴソ

紬「女のカンってやつかしら」


34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 15:42:01.34 ID:2XLFVbADO
澪「……くそうっ、使用後の弦が出てきたら証拠になるってのに」ガサゴソ

唯「ちなみにさっきごみ箱見たけどごみ箱に捨てられてもなかったよ」

律「おい澪そのへんにしとけ、そろそろ梓が帰ってくr」

ガチャッ
梓「チューニング終わりまし……た…………か……?」

澪「あ……」


36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 15:44:42.89 ID:2XLFVbADO
澪「あぁすまん梓、ペグ回しを借りようと思ってさー」

紬「えっ?」

澪「唯に借りようとしたら今日は持ってないとか言うからさー」

唯「えっ?」

梓「ペグ回しならギターケースのほうに入ってますよ?出しますね」

澪「ケースのほうかー、そっちはまだ見てなかったよ」

律「えっ?」


38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 15:47:02.84 ID:2XLFVbADO
梓「あ、でもギター用のじゃあサイズ合わないんじゃないですか?」

澪「おぉそういやそうだ、じゃあ借りなくていいや、ははっ」

梓「もうっ、早くチューニングしちゃってくださいね」

澪「ごめんごめん、すぐやるよ」

律(これは……黙っとくべきなんだろうなぁ……)

紬(梓ちゃん何も知らず……かわいそう……)

唯(ころっと騙されるあずにゃん……かわいい……)


39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 15:49:52.68 ID:2XLFVbADO
かえりみち!

律「んじゃ唯、梓、また明日な!」

紬「明日は美味しいお菓子を持ってこれると思うわ」

唯「おぉームギちゃん期待してるよっ」

澪「こらこら明日も練習するんだぞ?ったく、じゃあな二人とも」

梓「はい、また明日ー」


41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 15:52:22.08 ID:2XLFVbADO
梓「唯先輩聞いてくださいよ、今日授業で……」

唯(澪ちゃんがあずにゃんを疑ってたってこと、あずにゃんに言うべきなのかなぁ……)

梓「……それで憂ちゃんが……」

唯(でもわざわざ変に波風立たせることもないような気も……)

梓「……ってなっちゃって、おもわず笑っちゃいまし……唯先輩聞いてます?」

唯「え!?あぁごめんボーッとしてたや、めんごめんごー」


42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 15:54:42.50 ID:2XLFVbADO
梓「唯先輩ってばもう。まぁいいです、これがその調理実習で作ったクッキーです!……ってどこいったかな」ゴソゴソ

唯「あずにゃんクッキー作ったの?」

梓「さっきからそう言ってるじゃないですか。……っとありました、はいどうぞ」スッ

唯「もしかして、コレくれるの?」キラキラ

梓「はい!本当は先輩方全員分作りたかったんですけど、割れたりしちゃったんで唯先輩の分しか確保できませんでした」

唯(あずにゃんが私だけのために!私だけを特別扱い!)

梓「こうして二人きりで渡す時間がとれるのって唯先輩だけですかr」

唯「あずにゃんありがとおぉぉ~~~」ダキッ

梓「あうっ!」///


43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 15:57:01.89 ID:2XLFVbADO
唯(……んん?)ギュー

梓「は、離れてくださいー、歩けないです」グイッ

唯「あ、あははごめんごめん……」

梓「すぐ抱きつくのやめてくださいよぉ……はい、クッキーどうぞ。他のみなさんには内緒にしといてくださいね」

唯「うんわかったよあずにゃん!お家に帰ったら美味しくいただくね!」

梓「お口にあえばいいんですけど。じゃあ私はこのへんで。」

唯「また明日ねー」フリフリ

梓「はい、また明日学校で」フリフリ


46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 15:59:27.69 ID:2XLFVbADO
ゆいのいえ!


唯「たっだいまー!」

唯「」

唯「ういー?……まだ帰ってないのかな」

唯「まぁいいや、早速あずにゃんの手作りクッキーをいただくとしよう」スッ


47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 16:01:58.42 ID:2XLFVbADO
唯「……」ジーッ

唯「……」クンカクンカ

唯「……」ツンツン

唯「……」ペロペロ

唯「……あずにゃん!」パクッ

唯「あぁん!美味しいよぉあずにゃん!!」モグモグ

唯「はぁ~食べてる!私あずにゃんを食べてる!!美味しい!!」パクパクモグモグ


48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 16:04:20.51 ID:2XLFVbADO
唯「あー美味しくて素晴らしかった~、っと」

唯「……それはさておき」

唯(さっきあずにゃんに抱きついたときの服の下の感触……あれはきっと……)

唯(澪ちゃんのあれだったとしたら、あのくらいの大きさの丸になるよね)

唯(もしかしてあずにゃん……まさか)

憂「お姉ちゃんただいまー!」


49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 16:06:58.50 ID:2XLFVbADO
唯「あ、ういおかえり」

憂「あれ、お姉ちゃんなんか元気なくない?」

唯「そ、そんなことないよ……それよりお腹空いたー」

憂「はーい。色々買ってきたし、すぐ作るから待っててね」

唯「ありがとー」

唯(あずにゃんをそんな疑惑の目で見たらかわいそうだよね、私のバカバカ)

唯(けど……明日ちょっと確かめてみよう)

憂(お腹空いただけで元気なくなるお姉ちゃんかわいい!)


52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 16:09:20.42 ID:2XLFVbADO
よくあさ!


唯「あ、ムギちゃんおはよー」

紬「あら唯ちゃんおはよう。今日は早いのね、お菓子が楽しみで寝られなかったのかしら」

唯「あはは、まぁね。」

唯「……」


53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 16:11:43.26 ID:2XLFVbADO
唯「ねぇ……ちょっとムギちゃんに頼みたいことがあるんだけど、聞いてくれる?」

紬「どうしたのよあらたまっちゃって。どうぞ言ってみて」

唯「ありがと。今日の放課後にね、みんなより先に部室に行ってキーボードの準備してほしいんだ」

紬「唯ちゃんが積極的に練習したがるなんて珍しいわね……霰でも降らなけりゃいいけど」

唯「ち、違うの!っというかさらっとひどい!」

紬「違うって即答するのも充分ひどいわよ、澪ちゃんや梓ちゃんが聞いたら何て言うか」


54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 16:14:04.76 ID:2XLFVbADO
唯「それはまぁ、さておき……。でね、準備したあとあずにゃんが来たらテキトーに理由つけて部室を出てってほしいの」

紬「へ?」

唯「それから5分くらいの間は澪ちゃんとりっちゃんが中に入るのも食い止めてほしいの」

紬「えーと、もしかしてあれかしら、梓ちゃんと二人きりになりたいってことかしら」

唯「う、うんまぁそんなとこ。お願い……できるかな?」


55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 16:16:21.96 ID:2XLFVbADO
紬「えぇ任せて!なんなら5分と言わず30分でも1時間でも二人きりにしてあげるから、ゆっくりシていいわよ」

唯「あ、ありがと」

紬(唯ちゃんついに梓ちゃんに告白するのかしら!?そしてその勢いで……あぁん!)ハァハァ

唯「そうそう、もしあずにゃんより先に澪ちゃんやりっちゃんが来たら、今日は諦めて練習しよっか。急ぐことじゃないし……多分」

紬「私はいつだって大丈夫よ」

紬(告白の踏ん切りがなかなかつかないのかしら、乙女ね)キュン


56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 16:18:43.14 ID:2XLFVbADO
ほうかご!


紬「唯ちゃん!早く部室行くわよっ!」グイグイ

唯「えっわっちょっ引っ張らないでっ」

紬「ほらもたもたしないのっ!」タタタッ

唯「待ってよムギちゃあん!」テテテッ

律「なんだあいつら?……ってか私おいてきぼりかよ」


57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 16:21:02.63 ID:2XLFVbADO
紬「よし……っと!キーボードの準備は完璧よ」ポロン♪

唯「ありがとうムギちゃん」

紬「そういえば、なんでキーボードの準備がいるの?」

唯「あ、それは、えと……」

唯(言い訳考えてなかった!どうしよう!)

紬「もしかして言いにくい理由?……あっ!」

紬(そうか!梓ちゃんのために『とわにともに/こぶくろ』を弾き語りするのね!)

紬「唯ちゃん私は何も聞かないわ、だから頑張ってね!」

唯「あ、あはは……」


58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 16:23:17.01 ID:2XLFVbADO
唯「……」コソコソ

紬「何隠れてるの?」

唯「あずにゃんをび、びっくりさせようと思って」

紬「なるほど、じゃあ唯ちゃんが梓ちゃんに気付かれないよう私も尽力するわ」

紬(びっくりさせてドキドキさせて吊橋効果を狙ってるのね!唯ちゃんたら策士!)

唯「……」コソコソ

紬「……」ワクワク


59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 16:25:41.63 ID:2XLFVbADO
ガチャッ
梓「おはよーございまーす!ってムギ先輩だけですか?」

紬「梓ちゃん!」

梓「はいっ!?」ビクッ

紬「私ちょっと急ぎで澪ちゃんに渡すものがちょっとあるからちょっと行ってくるわね!それとりっちゃんはちょっと来るのちょっと遅くなるって!じゃあねっ!」タタタッ

梓「えっ、はい、あっ、唯先輩は?」

ガチャ
紬「唯ちゃんはそのうち来るわよ、ふふふっ」
バタン

梓「……行っちゃった……」

唯(ムギちゃん不自然だよ!特に最後の笑いとかダメだよバレるよ!)ハラハラ


60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 16:27:59.53 ID:2XLFVbADO
梓「唯先輩が来るまで何しよう……って、あ、キーボードがもう出てる」

梓「ムギ先輩も練習やる気でてきたのかな」テクテク

唯(キーボードのほうに歩いてく……)

梓「……」

梓「……」ググッ

梓「……」バキッ

唯(黒鍵を1つ取り外した!?)


62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 16:30:25.53 ID:2XLFVbADO
梓「……」ゴソゴソ

梓「……」カポッ

唯(黒鍵をポケットに入れて、何か別のもの変わりにはめた……)

梓「……」テクテク

唯(何事もなかったように離れてく……やっぱり、ということは……)

唯「あずにゃん……」スッ

梓「!?」


63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 16:32:55.56 ID:2XLFVbADO
梓「ゆ、唯先輩おどかさないでくださいよ」

唯「ご、ごめん……」

梓「あーびっくりした、いつからいたんですか?」

唯「……ムギちゃんが出ていく前から」

梓「……え?」

唯「あずにゃん……なんで、そんなイタズラするの?」

梓「なんの……ことでしょう」

唯「ダメだよ、私全部見てたもん。今キーボードの黒鍵とったでしょ?」

梓「これは……」

唯「私の推理があってたらとるだろうと思ってた、だからキーボードを準備してこっそり観察してたの」


64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 16:35:06.93 ID:2XLFVbADO
唯「それに昨日澪ちゃんのベースの弦をとったのもあずにゃんでしょ?服の下に丸めたベース弦の感触があったもん」

梓「えっと……」

唯「あとこれは推測だけど、りっちゃんのスティックと私のピックもとったんじゃない?」

梓「……」

唯「なんで……なんでみんなのものをとってっちゃったの?」

梓「……好きだから、です」

唯「……え」


66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 16:37:26.98 ID:2XLFVbADO
梓「私は先輩方みなさんのことが大好きなんです。それで、みなさんがいつも手にしてるものが手元に欲しくなって、つい……」

唯「やっぱりそういうことだったんだね……」

梓「やっぱり、ですか?」

唯「うんまぁ、そんなことじゃないかなぁとは思ってた。だって私も……あ!い、いやなんでもないよ!」

梓「唯先輩も?何ですか?スティックとったりしたんですか?」

唯「い、いや違うけど、えっと……その……もぉーー!」

梓「」ビクッ


71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 16:40:28.28 ID:2XLFVbADO
唯「こうなったら言っちゃおう!うんあのねあずにゃん、実は私もあずにゃんにピックもらって興奮してたんだ」

梓「……はい?」

唯「あずにゃんのこと好きだからさ、そのあずにゃんがずっと手にしてるものを手に入れたって考えたら、もうたまらなくて」

梓「……」

唯「だからあずにゃんも同じように、みんなのものを手に入れて心を満たしてたんじゃないかなっと思ったわけ」

梓「……あの」

唯「クッキーも最高だった、あずにゃんを食べてるみたいだった」


72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 16:43:04.25 ID:2XLFVbADO
唯「でもねあずにゃん、私気付いたんだ。大事なことはピックを 手に入れた ことじゃなくて もらった ことなんだって」

梓「……えと」

唯「だって私があずにゃんのピックを勝手にとってっちゃったらあずにゃん困るから嫌でしょ?だから、勝手にとってくんじゃなく相手からもらったものだけにしかハァハァしちゃダメだよ」

梓「……その」

唯「そうだ、何か欲しくなったらちゃんと伝えることにしようよ!そしたら私はあずにゃんのピックなりなんなりが手に入るし、あずにゃんも私のもの欲しいんでしょ?」

梓「……あああのっ!今更言いにくいんですけど、何か壮絶に勘違いしてませんか?」

唯「……へっ?」


73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 16:45:29.48 ID:2XLFVbADO
梓「唯先輩は、私のピックに、その……こ、興奮してたんですよね?」

唯「ピックにもそうだけど、あずにゃんがそれをくれたっていう行為にね。でもあずにゃんは相手の気持ちを考えずにとってっちゃうから、それじゃ相思相愛で本当に心を満たすことはできないよって……」

梓「そ、そこなんですけど」

唯「え、どこ?」

梓「私は確かにスティックや弦、鍵盤をとりましたけど、……興奮するためとかそんな不純な動機じゃありません」

唯「……あれ?」


75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 16:48:09.22 ID:2XLFVbADO
梓「私は今ギターをやってますけど、いずれベースやドラムやキーボードも上手になれたらいいなって思ってて、それで演奏者として好きな、先輩方の道具をお守り代わりに拝借したんです」

唯「……なんですと?」

梓「だからまぁ、本人にちゃんと言って何かもらうべきだった、というのはおっしゃるとおりで反省してますけど……それ以外の話は受け入れられないです」

唯「……もしかして」

梓「唯先輩が私を好きなだけならまだしもピックに興奮するなんて……」

唯「……」ゴクリ

梓「気持ち悪いです、特にクッキーのくだり!」ダッ

唯「」


76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 16:50:53.32 ID:2XLFVbADO
澪「だーかーらーなんで部室に入れてくれないんだって聞いてんだろ」

紬「唯ちゃんのためなの!お願い、わかって!」

律「それじゃわかんないって言ってんじゃん!ティータイムはまだか!」

澪「おい律それは違うだろ」

律「でもティーセットは中にあるんだぞ!」

澪「だーかーらー!」

ガチャッ

澪「おぉ開いた、って……梓?」


78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 16:53:38.41 ID:2XLFVbADO
梓「み、澪先輩!?と、律先輩に、ムギ先輩まで」

律「なんだ?梓も中にいたのか?」

紬「あああ梓ちゃんどどどどんな話をしてたの!?」ハァハァ

梓「ムギ先輩……そっか、唯先輩から協力を頼まれてたんですね、だからキーボードの準備もできてた……今わかりました」

紬「ま、まぁね。そそそれで?」ハァハァ

律「おい状況がさっぱり掴めないぞ」

澪「協力ってなんのだ?キーボードの準備って?」


80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 16:55:56.84 ID:2XLFVbADO
梓「あの……せっかく三人とも揃ってらっしゃるので、聞いてもらっていいですか?」

紬「えぇ聞かせて!」ハァハァハァハァ

梓「みなさん……」

紬(梓「私達付き合うことになりました!」 とか?)ハァハァハァハァ

梓「すみませんでしたっ!!」ペコリッ

紬澪律「……え?」


81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 16:58:12.98 ID:2XLFVbADO
澪「あーそうだったのか……ってかやっぱり弦は梓にとられてたのか」

梓「本当にすみません!」

律「あんなボロボロのスティックでよけりゃ、言ってくれたら普通にあげるのに」

梓「勇気がでなくて……つい」

紬「黒鍵1つを今返されても困るけど……なんならあのキーボードあげるから家で練習したらどうかしら」

梓「え!?いいんですか!?」


82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 17:00:34.18 ID:2XLFVbADO
紬「私の分はお父様に新しく買ってもらうことにするからかまわないわよ」

梓「ありがとうございます!」

澪「てか梓がベース弾きたいんなら、私でよければ教えてやるぞ?」

梓「ほ、本当ですか!?」

律「私もドラム教えてやるよ、基礎からみっちりな」

紬「キーボードも、家で練習しててわからないことがあったらいつでも教えてあげるわ」

梓「すぇんぱぁい……」ジワァ

澪「おいおい泣くほどのことじゃないって」


84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 17:02:59.19 ID:2XLFVbADO
律「まぁ廊下で立ち話もなんだし、ゆっくり紅茶でも飲みながら話そうぜ」ガチャッ

澪「お茶のあとは練習だぞ、ってあれは……唯?何してるんだ?」

唯「」

紬「中空を見つめてるって表現がぴったりね」

唯「」

律「口も微妙に半開きだぞ。ってか私達に何の反応も示してないんだが……」

唯「」


87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 17:05:10.80 ID:2XLFVbADO
澪「なぁ梓、さっき何があったんだ?」

梓「具体的には言えないですけど……私の発言がショックだったみたいですね……」

律「まぁ確かにイタズラの犯人が梓だったってのはショックではあるけど、ここまで抜け殻みたくならなくても」

梓「いやちが、……なんでもないです」

紬「唯ちゃんがこんなんじゃ練習もできないし、とりあえずお茶でも」スッ

律「そうだなそうするかー」

澪「お茶飲んだら練習始めるぞ」

梓紬律「はぁ~い」

唯「」



~終わり~


92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/01/23(土) 17:09:06.69 ID:2XLFVbADO
代理で立ててくれた>>1と、読んでくれた方々に、感謝

誰が悪いとかなんとかいうところまで考えると納得いかない部分もあるかもしれませんが、そこは皆仲良しだから多少のことは許す精神があるということで…


あらためて、ありがとうございました



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