FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

のび太「ミサカちゃんに出会ってもう3年か…」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/06(土) 16:43:53.37 ID:JHs/NNad0
―学園都市・長点上機学園中等部―

学園都市でも屈指のエリート中学校の中庭で電話をしている少年がいた

のび太「ごめん!その日だけはどーしても行けないんだ!」

少年の名前は野比のび太
のび太は長点上機学園中等部の2年・特別能力開発クラスに所属している
同時に学園都市でも7人しかいない“レベル5”の“第六位”の能力者
通称“射程圏内(オールレンジ)”

「オールレンジの射程…10km以内に踏みいれたら負ける」

とまで噂をされるほどの実力者だ(誇張表現あり)

それ程の実力者であるのにも関わらず
今は電話先の相手に頭を下げてばかりいる

静香『もう!次の演奏会には必ず行くって約束したじゃないの!』

電話の相手は源静香
のび太の友人の1人である

のび太「まさか『その日』だとは思わなかったんだよ~
     次は必ず行くからさ!ね?ね?」

静香『…またミサカさんとの約束?』


4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/06(土) 16:46:26.73 ID:JHs/NNad0
『ミサカさん』

それは三年前のび太のクラスに転入して来た《黄泉川ミサカ》のことである

のび太「ギクッ!何のことかな…
     あは…あはははははははははは」

静香『私との約束が先だったのに…もう知らない!』

のび太「違う!違うよ静香ちゃん!これには訳が!待っ…」

ブチッ!ツー…ツー…

のび太「怒らせちゃった…トホホ…そりゃあ怒るよなぁ…」

肩を落とし携帯電話を閉じるのび太
その姿にエリートの威厳は全く無い

のび太「ミサカちゃんと出会ってもう3年か…」

7 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 16:48:56.89 ID:JHs/NNad0
そんな時、のび太の背後に近寄る影があった

???「わぁっ!!!」

のび太「ひゃあ!!!…って何だスネ夫かよ」

骨川スネ夫

のび太と同じ長点上機学園中等部に通っている嫌味な少年
のび太とは幼少時からの腐れ縁だ

彼は“レベル5”では無いが、能力の稀少さから一芸入試で入学した切れ者である

スネ夫「のび太は静香ちゃんの演奏会行かないのかよ?
     僕もジャイアンも…それに出木杉も行くって言ってる
     そんなんでいいのか?出木杉に遅れを取るぞ?」

のび太「“心理定規”で心を覗くのはやめてくれよスネ夫」

スネ夫「のび太の心なんて能力を使うまでもないさ
     それより演奏会に行けないなんて…ミサカちゃんとの約束でもあるのか…?
     もしかしてお前静香ちゃんよりミサカちゃんのことが…」

のび太「…それこそ“心理定規”を使えばすぐにわかるだろ?」

スネ夫「紳士の僕はそんな野暮なことに能力は使わないのさ」

のび太「よく言うよ」

9 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 16:51:37.68 ID:JHs/NNad0
笑いあう二人

スネ夫「とにかくお前のチケットも買っておいたからな…ほら!
     『大事な用事』があるならさっさと終わらせて演奏会に来いよ
     それじゃあな」

のび太「うん…ありがとうスネ夫!」

チケットを受けとり日時を確認する
『公演日、12/24』…その日、大事な用事があるのび太はつぶやく



のび太「師匠が死んで…今年で三年目だな」

14 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 17:04:03.35 ID:JHs/NNad0
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
設定集のようなもの

野比のび太 “レベル5” “射程圏内(オールレンジ)”

あらゆる性質を持つ空気の弾を作り出し、射出する
『射出』までがのび太の能力であり、『命中』は能力に含まれない
驚異的な射程距離と命中率はのび太の天才的な技術とレベル5としての演算能力が可能にしている
3年前は能力に関して無頓着であったが、長点上機に入ってから自分の能力について勉強した
そのため、新しい技をいくつか開発した

骨川スネ夫 “レベル4” “心理定規(メジャーハート)”

ドレス少女との特訓の末、ついに距離変更まで習得した
女性の心は覗かない・変更しないというポリシーを持つ

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

このスレは禁書目録×ドラえもんのコラボスレですが
以前書いた禁書目録×烈火の炎スレとのリンクがあるので何とぞご勘弁を

15 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 17:06:22.87 ID:JHs/NNad0
3年前

魔術サイドと科学サイドの争いは激化し
ついには戦争へ、更には未来サイドまで絡む大事件へと発展した
しかし戦争はたった3人の男によって止められる

“上条当麻”“一方通行”“ドラえもん”である

16 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 17:07:50.43 ID:JHs/NNad0
12月24日

一方通行と上条当麻の手によってアレイスターの野望は砕け散った
その代償は…一方通行の死
それにより魔術サイドとの戦争は停戦し、平和が訪れたと誰もが思った

しかし悲劇は続いた

18 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 17:10:18.74 ID:JHs/NNad0

12月25日

上条当麻と禁書目録は魔術サイドへの交渉人として抜擢された
しかし、乗っていた飛行機がテロにより墜落、2人は命を落とした
戦争を望むものの報復であることは明らかであった

その事件によって戦火の再燃が予想されたが
土御門元春やドラえもんの暗躍により魔術サイドとの戦争は完全に終息した
それと同時に新たなる脅威が世界に迫っていた

20 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 17:13:41.44 ID:JHs/NNad0
アレイスターのプランによって改変されつつあった歴史を修正するために未来サイドが侵攻

大規模な洗脳による民衆の運命決定、戦争によって死ぬはずであった人間の暗殺が画策された
それらを防いだのはドラえもんであった

秘密道具を自らの身体に組み込み
タイムマシンジャミング装置となって未来サイドからの侵攻を阻止したのだ
その際に、“樹形図の設計者”の残骸も身体に組み込み
絶えず未来からのタイムトラベルを予測・演算し、未来からの扉を完全にシャットアウトした

それ以降ドラえもんは有機的なスーパーコンピューター“ツリードライアグラム”(のび太命名)として
死亡したアレイスターの代わりに学園都市の管理者となり平和を維持している

21 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 17:15:44.62 ID:JHs/NNad0
尊敬する師である一方通行の死
親友であるドラえもんとの別れ

それ以来、怠惰で意志の弱い野比のび太は改心した
一心不乱に努力と研鑽を積み
ついには学園都市の頂点である長点上機学園中等部に合格した
レベル5であるのび太は一芸入試なら問題なくパス出来たが、敢えて通常枠で入学した

「師匠と同じ長点上機学園に通う」
「ドラえもんに心配かけないように精一杯生きていく」

この二つを目標に掲げた結果だ

今では苦手な勉強に悪戦苦闘する毎日だ

3人の英雄を失って3年

事件は再び起ころうとしていた

24 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 17:17:38.83 ID:JHs/NNad0
12月23日


常盤台中学学生寮

のび太は寮門前である人物を待っている
打ち止め(ラストオーダー)と呼ばれる少女と会う約束をしたためである

打ち止めはのび太と一方通行が出会うきっかけを与えてくれた少女であり
今ではのび太の大切な友人の一人だ

25 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 17:19:48.89 ID:JHs/NNad0
一方通行の死
それは打ち止めの心に大きな穴を開けた

そんな中、心の支えがなくった打ち止めに救いの手を差し伸べたのは美琴であった
“量産能力者計画”の全てを両親に語ると彼女の父親―御坂旅掛はこう言った

旅掛「20001人全員を娘にしよう」

あまりに馬鹿げた話であったが旅掛はそれを実行した
9970人の妹達を全て養子として迎え…10031人の妹達の葬儀を行ったのだ
その際に御坂夫婦は20001人の妹達全てに名前まで付けた

御坂美里

それが打ち止めがもらった名前であった

その後、精神的な支えを取り戻した打ち止めは努力し
ついには姉と同じ名門常盤台中学校に入学したのだ

26 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 17:22:15.81 ID:JHs/NNad0
のび太(しかし人の視線が気になってどうにも落ち着かないなぁ)

常盤台中学のお嬢様たちが寮の窓に群がりのび太を見てコソコソと内緒話をしているからだ

のび太(僕が長点上機の制服だからかな…?)

視線を寮の玄関にずらす
その先には待ち合わせ相手がいた。こちらにはまだ気づいていない

常盤台の制服、肩で揃えた髪…打ち止めだ

その姿は3年前の御坂美琴とほぼ一致し(何故かアホ毛は残ったままであるが)
入学時、教師たちは腰を抜かして驚いたのはまた別の話である

のび太「あっ!ミサカちゃーん!」

のび太が手を振る

27 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 17:23:59.89 ID:JHs/NNad0
打ち止めもこちらの存在に気づき走って来た
否、全力疾走だ。顔もどこか険しく感じる

打ち止めは速度を緩めることなくのび太の腹部にタックルをお見舞いした

のび太「ふぐぉ!!」

そのままのび太は仰向けになって倒れ
打ち止めは顔を真っ赤にしながらのび太に馬乗りになる

打ち止め「ちょっとあなた何もこんなところで待たなくてもいいじゃないの!!」

のび太「…???
     …あっ!そう言えば今は美里ちゃんだったねごめん」

打ち止め「今は苗字も御坂だから問題はないわよ
      …ってそうじゃなくて!」

28 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 17:25:42.91 ID:JHs/NNad0
その時打ち止めはハッとして言葉を止めた
耳を澄ませば寮の窓がざわついているのがわかる

「美里様が…私の美里様が…」
「あの殿方…長点上機の“射程圏内”ですわ」
「会うなり抱きつくだなんて…なんて大胆なの」

打ち止めは冷静になって自分の状況を客観的に見つめ直す

男が門の前で待つ
自分の名前を呼びながら手を振る
勢いよく殿方に抱きつく
男に馬乗り

その答えとは…

寮監「…ほう…姉といいお前といい寮門前で男と逢い引きとは
    …いい度胸だな…御坂妹?」

鬼の寮監がメガネを光らせる

打ち止め「…いやぁぁぁぁあああ」

打ち止めはのび太の手を引き全力疾走で逃げ出した

31 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 17:28:25.17 ID:JHs/NNad0
―1時間後―

のび太「…って時間経過がおかしくない!?
     何でまだ全力疾走をキープ出来るの!?」

弛まない努力で運動神経も多少はマシになったのび太でも流石にきつかった
すると打ち止めはようやく足を止めて言う

打ち止め「少しは頭の整理をさせて欲しいのー!
      ってミサカはミサカは混乱しつつ頭をぐるぐるさせてみたり!」

打ち止めは説明通り頭を抱えてくねくねしている

のび太「プッ…アハハハハッ!」

打ち止め「…何が可笑しいの?
      ってミサカはミサカは訝しげに追求しつみる…」

のび太「いやー喋り方戻ったなと思って
     学校ではあんな喋り方なの?」

32 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 17:30:26.34 ID:JHs/NNad0
先ほどまでいわゆる“強気なお姉様”のような喋り方をしていた打ち止めだが
今は以前と同じ喋り方をしている

指摘されることによって初めてそのことを知った打ち止めは顔を赤くしながら答える

打ち止め「…それはお姉様のせいなの…ってミサカはミサカは責任転嫁してみたり」

のび太「美琴ちゃんの?」

33 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 17:32:06.41 ID:JHs/NNad0
2年前

打ち止めが常盤台の寮に入って3日
ルームメイトと徐々に仲良くなり始めたそのとき、事件は起こった

寮監「御坂!部屋の移動だ」

突然の出来事であった
訳を寮監に尋ねたところ、『姉の部屋と同じ部屋の方が住み心地がいいだろう』とのことだった

…どうやらお姉様と同じ部屋になるらしい
新しく出来た友達は名残惜しいが、美琴の使っていた部屋となるとわくわくする

34 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 17:33:15.61 ID:JHs/NNad0
ミスった

×2年前
○1年前

打ち止めやのび太は現在中二です

36 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 17:36:03.75 ID:JHs/NNad0
その部屋には小柄でツインテールの3年生が待ち構えていた
御坂美琴の元ルームメイト―白井黒子である

黒子「神は…神は黒子を見捨てなったですの…!
    いや興奮してはダメですわ…姿形は同じでもこの子とお姉様は別人…
    でもこの御髪…この艶!この匂い!ジュルリ…あらやだ、涎を垂らしてはいけませんわ」

打ち止め「ひぃ!!ミ…ミサカは女の子だよ?ってミサカはミサカは認識の改めを提案してみたり
      っていうか何でミサカのスカートをめくるの!?何で胸を揉むの!?
      ってミサカはミサカは混乱しつつ抵抗してみるけどやめてくれなかったり」

黒子「愛に性別は関係ありませんのよ?
    それよりお姉様の妹でもあろう貴女がそんな話し方でどうしますの!
    もっと皆から慕われる“お姉様”のようにならなくては…この黒子が手ほどしますの!」

打ち止め「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああ」

こうして、ルームメイトの一年にもわたる熱心な指導が始まり
打ち止めは“お姉様作法”というものをマスターした

37 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 17:38:58.83 ID:JHs/NNad0

打ち止め「…それ以来周りのみんながお姉様のキャラをミサカに強要するのー!
      ってミサカはミサカは困り果てた感を存分にアピールしてみたり
      それにミサカはお姉様と違って“欠陥電気”なのに…
      ってミサカはミサカは笑えないブラックジョークで自虐してみる」

のび太「でもミサカちゃんは努力して“レベル4”になったじゃないか」


打ち止め「(…そ…それはミサカの努力よりあなたの支えが大きかったからかも…
      ってミサカはミサカはボソッと呟いてみる)」

のび太「ん?何か言った?」

打ち止め「ううん何でもない!ってミサカはミサカはしらを切ってみたり!
      それより行こっか?ってミサカはミサカはあなたの腕を引きつつ誘導してみる」

そう言って打ち止めはのび太の腕を引き、大胆にも自分の胸を密着させる

38 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 17:41:11.57 ID:JHs/NNad0
しかしのび太は動じない

のび太「行くってどこ行くのさ
     師匠の墓参りは明日でしょ?」

打ち止め「……その準備に行くの!ってミサカはミサカはムスっとしつつ返答してみる」

のび太「…??何で怒ってるのさ?僕何かした?」

打ち止め「何でもないの!!…ってミサカはミサカはあなたの鈍感さに辟易してみたり」

結局腕は組まずに2人は街へと出向いた

41 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 17:46:35.37 ID:JHs/NNad0
周りの目線が気になる…

街に買い物に出て1時間、のび太はどうも落ち着かなかった
すれ違う通行人がもれなくのび太と打ち止めを振り返ってはこそこそ話をしているからだ

「おい…長点上機と常盤台のカップルだ」
「それだけじゃないわよ…あの2人“射程圏内”と“電脳妖精”だよ」
「“射程圏内”ってあの“第六位”の!?でも“電脳妖精”って…?」
「“第一位”の“超電磁砲”の妹よ、顔もそっくり」

ずっとこんな調子だ

43 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 17:49:01.75 ID:JHs/NNad0
ちなみに“電脳妖精”とは打ち止めの呼称である
攻撃的な電撃は得意としない打ち止めだが、電気信号の読み取り・制御の才能は姉をも上回っていた
学園都市十指に入る凄腕ハッカー“守護神”を凌いだことからそう呼ばれるようになった

ただでさえ目立つエリート校の制服である上にカップル
おまけに第一位の妹と第六位ということもありのび太と打ち止めは歩くだけでかなりの注目を浴びている

のび太(でもそれだけなのか…?どうも落ち着かない…)

打ち止め「…ってちゃんと聞いてるの?ってミサカはミサカはあなたの目の前で手をひらひらさせてみたり」

のび太「あっ!ごめん聞いてなかった…何だったっけ?」

打ち止め「もー…だから遊園地行こ!!ってミサカはミサカは次なるデートプランを展開してみる!」

のび太「えっ!?デートって…墓参りの準備は?」

打ち止め「お線香はもう買ったしお花は明日買うの!だから行こ?
      ってミサカはミサカは両手を合わせて懇願みる」

どうも様子がおかしかった
いつもならこちらの意見なんて聞かずにぐいぐい引っ張って行くのに
何かあるのだろうか…?

のび太「うん!行こうか」

真意を確かめるためのび太は打ち止めの提案に乗った

45 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 17:53:12.72 ID:JHs/NNad0
―第六学区・遊園地―

久しぶりの遊園地はとても楽しかった
中学生になってからというもの
一心不乱に勉強し続けていたのび太は遊ぶこと自体が久しぶりだったからである

打ち止め「あー面白かった!ってミサカはミサカは満足度100%の笑みをこぼしてみたり!
      ねーねー次はどれに乗る?ってミサカはミサカは新たなるエンターテイメントの開拓を進言してみる!」

打ち止めは目をキラキラさせながらパンフレットの案内図を眺める
背中にはのび太が射的で当てたウサギのぬいぐるみをおんぶしている

のび太「ちょっと疲れたからどこかで休憩しない?」

打ち止め「じゃあミサカが飲み物買ってくるからここで待ってて!
      ってミサカはミサカは姉さん彼女を演出してみたり」

そう言って打ち止めは走って飲み物を買いにいった
背中のウサギがひょこひょこ揺れる

のび太「楽しいけど流石に疲れるなあ」

のび太がベンチに腰掛けようとしたその時

背後に殺気が膨れ上がるのをのび太は察知した

50 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 17:56:04.28 ID:JHs/NNad0
のび太「ちィ!!」

のび太は即座に銃を引き抜き、発砲。
能力で作った空気の弾は完全な死角から飛んできたナイフを確実に撃ち落とす

のび太「ったく…ンだ出木杉かよ」

出木杉「全く…君はいつも隙だらけだよのび太くん
     もっともその人間離れした早撃ちがあればこの通り死ななくて済むけどね」

彼の名は出木杉秀才
のび太の友人、出木杉英才の子孫であり姿形は瓜二つ
おまけに能力も共に同じ“念動粘土(テレキねんど)”である
3年前、未来サイドの“第三位”であり暗部でもあった秀才はのび太暗殺のため22世紀からやってきた
のび太とは激戦の末、和解。

後に暗部入りするはずであった英才を守るため
また、この時代に来て一目惚れした打ち止めを守るために
今では暗部の『グループ』という組織に所属している

53 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 18:00:10.25 ID:JHs/NNad0
のび太「会うたびに本気で殺しにかかるのはやめてくれよ出木杉」

銃をしまいながら出木杉に懇願する
この男の挨拶は毎回これなのだ

出木杉「あの程度で死んでしまうようならミサカくんは守れないよ」

のび太「で?何の用なの?出木杉がこうやって会いに来るってことは碌なことではないと思うけど」

出木杉「…ミサカくんが危険かもしれない」

のび太「っ!?どういうことだい?」

出木杉「本日…学園都市に“外”からの侵入者が入ったみたいだ
     人数は不明…下部組織に調べさせたら侵入者の一人が君たちを尾行していたってわけ」

のび太「じゃあ今日1日感じていた視線は…?」

出木杉「その侵入者さ、僕が接触しようと思ったらすぐに退いたよ。勘のいいやつだった
     …全く僕が頑張ってる中で君はデートに夢中になっちゃってさ
     ってミサカくんが来た!?それじゃあ僕は行くよ!気をつけなよ」

のび太「ありがとう出木杉!お前も気をつけるんだよ」

のび太「ミサカちゃんが狙われている…?
     やっぱり僕が…僕がミサカちゃんを守らないと」

56 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 18:07:01.59 ID:JHs/NNad0
>>55
考えてなかった/(^o^)\
誰か補完お願いします

―――――――――――――――――――――

一方通行(表の世界ではお前がアイツを守れ)

亡き師匠の言葉を思い出すのび太
一方通行が死んでから、“裏の世界”では出木杉が守り“表の世界”ではのび太が守ると2人で約束した

のび太(出木杉も頑張ってる…僕も頑張らなきゃ)

打ち止め「飲み物買ってきたよー!これ飲んだら次はどれに乗る?
      ってミサカはミサカは期待を膨らませながら聞いてみたり!」

のび太「ありがとうミサカちゃん
     じゃあ次は…2人っきりで観覧車に乗ろうよ」

打ち止め「っ!?///」

58 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 18:11:14.90 ID:JHs/NNad0
狭めの観覧車に2人は向かい合って座った
打ち止めは何故かもじもじしておりこちらに顔を向けない

のび太「ようやく2人っきりの空間になれたね…ここなら邪魔は入らないよ?
     周りの目も気にしなくていいし」

そう言ってのび太は打ち止めの顔を覗き込む

打ち止め「っ!?いくら密室とは言えそのような行為をするのはいささか大胆かと
      ってミサカはミサカは…その…」

のび太「???」

打ち止め「け…決して嫌ってわけじゃないよ?
      ってミサカはミサカは嫌ではないが恥ずかしい理論を展開してみたり///」

62 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 18:16:01.96 ID:JHs/NNad0
のび太「何言ってんのさミサカちゃん
     何か大切な話があって今日僕を呼んだんじゃないの?
     そのために尾行の心配のない観覧車を選んだのに…ムグッ」

喋っている途中で口を塞がれた…打ち止めの細い指によって

打ち止め「今日は純粋にあなたと遊びたかっただけなの!
      …『あの人』が死んでから…あなたは頑張りすぎだよ?
      ってミサカはミサカは息抜きを提案してみる」

その言葉にのび太ははっとする…思えば打ち止めの言うとおりだ

今日一日は侵入者など気にせずに思いっきり遊ぼう
侵入者が来たら全力で迎え撃とう、それでいいじゃないか

のび太はそう思った

のび太「ごめんミサカちゃん。次は何に乗ろうか?」

そうして2人は遊園地の閉園ギリギリまで遊んだ
いつの間にか2人は手を繋いでいた

68 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 18:23:34.05 ID:JHs/NNad0
そんな2人を尾行する2人の男がいた
その背中にはどこか哀愁が漂う

海原「…まったくあなたも損な役回りですね出木杉」

出木杉「…うるさいですね光貴さん。あなたも“超電磁砲”とはどうなんですか?
     不謹慎ながらも上条当麻は死んだんでしょう?」

海原「私には御坂さんを幸せに出来ませんよ
    私は影から見守るのみ」

出木杉「言っとくけど僕は諦めてませんよ光貴さん?あなたとは違うんです」

海原「ぐっ!人生の先輩として優しくアドバイスをしていると言うのに!!
    だいたい君は私とキャラが被ってるんですから大人しく言うとおりにしなさい」

出木杉「あーあー言っちゃいましたね光貴さん!僕は絶対あなたみたいにはなりませんよ!」

ギャーギャー言いながら言い争う二人

土御門「全く…ホントにキャラが被ってるぜよ」

グループのリーダー土御門は呆れながらそのやり取りを見ていた

70 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 18:25:39.35 ID:JHs/NNad0
とりあえず12/23は終了

何か前作絡みで質問はありますか?

76 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 18:31:16.12 ID:JHs/NNad0
>>72
第一位 “超電磁砲(レールガン)”     御坂美琴
第二位 “心理掌握(メンタルアウト)”
第三位  不明
第四位 “念動砲弾(アタッククラッシュ)” 削板軍覇
第五位 “八岐火竜(サラマンダー)”    花菱烈火
第六位 “射程圏内(オールレンジ)”    野比のび太
第七位 “念動粘土(テレキねんど)”    出木杉英才

下記四名は死亡したため、順位繰上げ。新たに現代出木杉がランクイン

旧第一位 一方通行
旧第二位 垣根帝督
旧第三位 佐古下柳
旧第五位 麦野沈利

※前作で烈火は“火竜”と表記していたけど語呂が悪いと指摘があったため
  スレ内でいい案があったため採用しました

83 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 18:38:32.11 ID:JHs/NNad0
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
設定集のようなもの2

花菱烈火 “レベル5” “八岐火竜(サラマンダー)”

生まれ持った能力者である『原石』の1人
AIM拡散力場の集合体である“火竜”を8匹従え演算能力を補っている
烈火の出す炎は厳密には炎ではなく垣根帝督の操る“未元物質”に近い
そのため現実の炎ではあり得ない独自の法則を持つ
高校卒業後、たむろしているスキルアウトを締め上げて更生させ
自身が経営する花火工場の従業員として雇っている
しかしそれは表の姿、裏では情報収集組織“火影”として情報屋もやっている
学園都市で上がる打ち上げ花火は大概、烈火の会社で作ったものである

出木杉英才 “レベル5” “念動粘土(テレキねんど)”

小学6年生でとうとうレベル5になった
学園都市最強の風紀委員。目標・ライバルはともに野比のび太
テレキネシスによる“力場”を粘土細工のように成形し
あらゆる形・質量・性質を持たせることが出来るシンプルかつ強力な能力

出木杉秀才 “レベル5” “念動粘土(テレキねんど)”

未来サイドの“第三位”であり暗部の人間。出木杉英才の子孫。
能力は基本的に英才と同じだが暗部にいた経験が長いため英才よりも強い
今はエツァリ・結標・土御門と同じ『グループ』の構成員
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
では12/24再開

86 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 18:41:51.05 ID:JHs/NNad0
>>85
未来出木杉は存在自体が非公認
――――――――――――――――――――――――――――――――――――

―第一○学区・集団墓地―

翌日
打ち止めは生花、のび太はその他備品を持ち
一方通行の墓へと向かった
もっとも死体回収が出来なかったため一方通行はここには眠っていない

集団墓地から少し離れた竹藪の中、そこに一方通行と上条当麻の墓がある
するとそこには2人の先客がいた
同じ学生服を着た双子の姉妹―御坂美琴と御坂妹だ
2人とも同じポーズで合掌している

美琴「しっかし和風の墓に一方通行って書かれているのもシュールなものね」

のび太「美琴ちゃんに美紀ちゃん…来てたんだね」


88 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 18:45:04.77 ID:JHs/NNad0
美紀(みのり)
それは妹達の10032号―上条からは“御坂妹”と呼ばれていた個体である
今は美琴と同じ部屋に住み同じ高校に通っている
ちなみに現在学園都市に妹達は打ち止めと御坂妹しかいない


美琴「のび太…久しぶりね
    私と美紀は毎日来てるわよ」

御坂妹「彼がメインで一方通行はついでですがね
     とミサカはつい本音を漏らしてみます」

打ち止め「ついでって何よー!
      ってミサカはミサカは死者を敬う気持ちを下位個体に説いてみたり!」

御坂妹「週1しか来ないあなたに言われたくありません
     とミサカは浮気性な上位個体を非難します」

打ち止め「う…浮気じゃないもん!
      むしろ新しい相手を見つけない方が種の保存を怠っているため生物的に欠陥であるのだ!
      ってミサカはミサカは生物学的観点から下位個体を非難してみたり!」

その言葉を聞き美琴が微妙に反応
「…クローンのアンタに説かれたくないわよ」などとボソっと呟いている

90 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 18:48:21.63 ID:JHs/NNad0
御坂妹「なんとでも言えばいいです…私はあの人一筋で生きていきます
     とミサカは健気な片想い少女を演出します
     それより私に対してその喋り方は何ですか“美里”?
     ミサカは一○○三三女で美里は二○○○二女…つまりこのミサカは“お姉様”ですよ?
     とミサカは姉妹間の序列を盾にとります」

打ち止め「ぐぐっ…」

美琴「はいはいアンタら死者の眠る場所で喧嘩しない
    …って美里たちあの馬鹿の分まで用意してきたんだ」

あの馬鹿―上条当麻のことだ

打ち止め「ミサカもお世話になったもん…ってミサカはミサカはしんみりしてみたり」

のび太「僕もあまり会ったこと無いけど師匠と同じ英雄だしね」

そうして4人は墓の清掃を終え2人の墓石に水をかけ合掌した
すると一方通行の墓前に突然何かが現れた

93 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 18:50:58.13 ID:JHs/NNad0
のび太「テレポーター!?…何だこれ?」

美琴「ピリ辛フライドチキンにフライドポテト…脂っこいものばかりね
    というか何でこんなものお供えに?」

打ち止め「これ…あの人の好物だよ
      ってミサカはミサカは回答してみる」

そこで御坂妹はフライドチキンの下にメモ書きを見つけた

御坂妹「『だから早死にするって言ったでしょ?向こうではサラダも食べなさいよ』とミサカは音読します」

美琴「どうやら悪友がいるみたいね…それは持ち帰りましょ
    じゃあ帰るとしますか」

100 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 18:56:17.62 ID:JHs/NNad0
>>94
のび太「打ち止め?変な名前だなぁ」
のび太「ミサカちゃんは…僕が守る」
上条「…レベル5の転校生?」

以上三本です
――――――――――――――――――――――――――――――――――――

4人は後始末を終え、帰ろうとしたとき

烈火「あれ?もう帰るのか?せっかく仕事抜けてきたのによ
    やっぱ今日はのび太もいるんだな!来てよかったぜ」

作業着を着た青年―花菱烈火が現れた
烈火は『原石』の1人で学園都市“第五位”。上条と美琴の共通の友人である

烈火は2人の墓前で手短に合掌を済ませる

美琴「あんたも柳さんの…?」

烈火「いやぁ姫の墓は学園都市外だからな
    それに姫は『ここにいる』しよ」

そう言って烈火は右腕の鉄甲をなでる

のび太「久しぶりだね烈火さん」

烈火「おう!元気してたか?今日はお前に用があったんだよ」

104 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 19:03:00.57 ID:JHs/NNad0

そう言って烈火はのび太に耳打ちする

烈火「(今日、お前と美里は尾行されているぞ…数は2人。例の“侵入者”だ)」

烈火は独自に作った情報収集組織“火影”の忍(元スキルアウト)を使って侵入者の情報を集めていた

のび太「えっ!?」

瞬間
烈火とのび太に殺気が放たれた
御坂三姉妹は気付いていない

105 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 19:05:56.61 ID:JHs/NNad0
烈火「(こっちが気付いていることもお見通しってことか)」

のび太「(でも襲って来ない…?)」

烈火「(こっちの面子考えろよ…“レベル5”が三人もいる
    きっと俺らがバラけるまで待つんだろうな…)
    よし!じゃあ帰るとしますか
    美琴に美紀!お前ら暇か?」

美琴「内緒話したあとに何よ?何か企んでるの?」

烈火「(のび太少年の恋バナだよ!邪魔な俺たちは帰ろうぜ)」

美琴「(えっ!?あの子たちそういう関係なの?)」

御坂妹「(気付かなかったのですかお姉様?少なくとも美里はそうですよ
     とミサカは鈍感なお姉様に愕然とします)」

烈火「というわけでのび太!『俺たちはこっちから帰るからな』」

のび太「うん『僕たちはこっちから帰るね』」

107 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 19:08:06.56 ID:JHs/NNad0
のび太たちが別れて間もなく
侵入者はのび太たちの前に現れた

場所は人通りの少ない自然公園

のび太(…1人?)

侵入者は全身黒ずくめの男であった
黒いコート、黒い髪…そして顔全体を覆う黒いサングラス

侵入者「…打ち止めとは中々離れないんだな」

打ち止め「えっ!?」

男の声は冷たい。そして放たれる殺気からもかなりの実力者だとうかがえる

108 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 19:09:49.55 ID:JHs/NNad0
のび太「やっぱり狙いはミサカちゃんか!?出木杉!!いるんだろ?」

のび太と打ち止めの背後に出木杉が突如現れる―テレポートだ

のび太「ミサカちゃンを頼ンだ!こいつは…俺がやる」

銃を構え出木杉に指示する

出木杉「わかった…ミサカくんを安全な場所に避難させ次第僕もこっちに向かう
     死ぬなよのび太くん!淡希さんお願いします!!」

打ち止め「ちょっと待っ…」

ヒュ

出木杉と打ち止めがその場から姿を消す。結標淡希の座標移動だ

のび太「ミサカちゃンには指一本触れさせねェよ」

侵入者「いやそれでいい。俺の狙いはお前だからな…“射程圏内”―野比のび太」

侵入者が銃を取り出す…いや銃ではない
あれは“水圧銃”―22世紀の秘密道具だ

のび太「未来サイドの人間!?ンな馬鹿な!!」

侵入者「“ツリードライアグラム”の居場所…吐いてもらうぞ」

のび太「狙いはドラえもんか!?ハッ!…させねェよ!!」

110 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 19:13:41.42 ID:JHs/NNad0
侵入者は水圧銃を撃つ
のび太はそれを寸前のところで回避する
―いや、『回避させられた』

のび太が避ける方向を先読みした侵入者はのび太の右わき腹に回し蹴りを放つ
しかしのび太はその回し蹴りを右足で防御
すかさず相手の懐に銃弾を叩きこもうとする…が
侵入者に腕を弾かれることで狙いが逸らされた

のび太(コイツ…強ェ!)

放たれた銃弾は侵入者の後ろにあった木をへし折る

侵入者「…さすがにその銃は怖いな。射程圏内」

侵入者は水圧銃を牽制にしか用いず、のび太に接近戦を挑んでくる
そういった戦法をとってのび太に挑むチンピラも少なくは無いが、大概は早撃ちで対処できた
しかしこの侵入者の卓越した体術の前にはそれも通用しない

111 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 19:15:46.39 ID:JHs/NNad0
その後も侵入者は牽制・接近・照準ずらし・打撃の組み立てを忠実に守る
のび太は早撃ちで対処するも一向に当たらない

侵入者「無駄撃ちばかり続けてどうする?」

のび太も侵入者の攻撃を何とかガードするがダメージが蓄積する一方だ

のび太「…俺の弱点を知ってるンだなァ侵入者」

侵入者「全力で望まないと分が悪いんでね」

のび太「だがなァ…情報がちっとばかし古いンだよ!」

侵入者「何を?……っ!?これは!?身体が…動かない?」

のび太「無駄撃ちだって?舐めてもらっちゃ困るンだよ
     俺がさっきから撃ってたのは『空気を固定化した糸』をつけた弾
     オマエは自分でその糸を手繰り寄せて動けなくなったンだ」

エアロマスター
長点上機で自分の能力を完全に把握したのび太はその能力の頂点に立った
他のエアロマスターに出来てのび太に出来ないことは無いに等しい
今の弾は以前戦った絹旗最愛の“窒素装甲”をヒントにあやとりをイメージしてアレンジしたものだ

のび太「わかったかよ?これが“射程圏内”だ。俺の射程に死角はねェ」

のび太が侵入者に銃を突きつける

115 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 19:20:32.14 ID:JHs/NNad0
侵入者は冷たく笑う

のび太「観念して頭がおかしくなったか?」

バァ

侵入者が『右手』を振り上げると空気の糸が全て引きちぎれた

のび太「ンだとォ!?」

のび太が引き金を引く
巨大な空気の弾が侵入者を飲み込む…が空気の弾は侵入者の『右手』によってかき消された
その余波で男の顔の全てを覆っていたサングラスが吹き飛ぶ

のび太「お…オマエは!?ぐァっ!」

のび太が驚いた隙に侵入者がのび太のみぞおちに拳を叩き込む
のび太の意識が遠のく、視線の先で男は言う

上条「そんなもので俺の“幻想殺し”を破れるかよ」

侵入者は死んだはずの男―上条当麻であった

のび太(ごめんよスネ夫に静香ちゃん…演奏会…行けそうに無い…)

120 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 19:23:31.48 ID:JHs/NNad0
―同刻、烈火一行―

烈火「まさか俺のほうに来るとはな」

美琴「なっ…何なのよこいつ?ってどうしたのよ美紀?」

杖をつく侵入者を見て御坂妹は震えている

御坂妹「そんな…生きていたのですか…一方通行?
     とミサカは確認を取ります…」

烈火・美琴「っ!?」

一方通行「…バレてンじゃあ隠す必要はねェな」

杖をついた侵入者はサングラスを取る…それは間違いなく一方通行であった

121 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 19:26:53.06 ID:JHs/NNad0

美琴「一方通行!アンタ今までどこで何やってたの!?
    のび太や美里…打ち止めがどんだけ心配してたと思ってんの!?」

一方通行「…こっちにも事情があるンだよ」

烈火「始めましてだな一方通行…悪いがのび太のところに行かせてくれねえか?」

一方通行「ハッ!そりゃあ出来ねェ相談だなァ“八岐火竜”
      俺は“相棒”からアンタらの足止めを頼まれてンだよ」

美琴「のび太や打ち止めに何をする気!?」

一方通行「悪ィようにはしねェよ…どォしても通るってンなら相手になるけどなァ!」

一方通行は杖を格納モードにし、電極のスイッチを入れる

125 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 19:33:49.81 ID:JHs/NNad0

烈火「美琴に美紀は逃げろ!もうすぐ俺の手配した風紀委員が迎えに来る!」

美琴「ちょっと戦う気!?」

フッ

突如誰もいなかった空間から少女が現れた―白井黒子だ

黒子「行きますわよ…美琴お姉様に美紀お姉様」

烈火「2人を頼んだぞ白井」

美琴「ちょっとアンt」

フッ

三人は姿を消した

128 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 19:37:57.94 ID:JHs/NNad0
烈火「アンタの話はよく聞くぜ一方通行
    のび太の師匠らしいな?アンタには生半可な攻撃が効かないのも知っているぜ」

烈火が指を走らせる

虚・円・崩

一方通行の周囲を炎の結界が囲む
そして結界に点在する火球がうねりを上げる―虚空のレーザーを溜めているのだ

一方通行「へェ…これが火竜ってやつねェ
      とてもじゃねェが炎には見えねェな
      …どちらかと言うといつぞやの未元物質に近ェ」

烈火「余裕ぶっこいていいのかよ?」

一方通行「どォぞご自由に」

烈火「なめんじゃねえ!!のび太たちに手を出すなら容赦しねえぞ!!」

結界内で無数のレーザーが発射された

130 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 19:46:17.38 ID:JHs/NNad0
烈火「おいおいおいおいおいマジかよ?」

複数の虚空を逃げ場の無い結界内で撃つ
烈火にとって最強にも等しいコンボである虚・円・崩

しかし一方通行は無傷…逆に円の結界が破壊された

一方通行「力の大きさなンて関係ないンだよ俺には
      そンなことはのび太に聞かなかったのか?
      まったく…あいつは勉強が必要だなァ」

烈火「これが効かなかったのはちっとばっかしショックだったぜ…
    だがな…」

虚・塁・円・刹・焔・砕・崩

7匹の火竜が烈火を取り囲む

一方通行「まだ何かすンのか?無駄だろォけどな」

烈火「見て驚くなよ」



烈火は最強の火竜を召還した

133 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 19:54:17.56 ID:JHs/NNad0
一方通行「ンだそりゃあ!?」

烈火の背中から金色の翼が生えた
いや翼ではない―少女の姿をした天使だ

烈火「行くぜ…姫!」

柳『うん!』

柳は以前の魔術サイドとの戦争で命を落とし、
竜之炎捌式「裂神」によって不死鳥の力を得て復活したのだ

烈火「吠え面かきやがれ!!」

柳の羽から無数の金色の炎が舞い一方通行を襲う

一方通行「…ぐァぁぁあぁああ」

柳『あなたが無意識の内に受け入れるベクトルを炎に注入しました
   あなたの負けです…一方通行』

135 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 20:01:05.28 ID:JHs/NNad0
一方通行「ハッ…やるじゃねェか!!」

ブシュゥゥゥゥ

一方通行から突如黒い羽が噴出し、金色の炎をかき消す
以前はこの状態になると暴走する一方通行であったが今は完全に制御できる

烈火「なっ…何ぃ!?」

一方通行が烈火に手をかざす
すると不可思議な力によって烈火が地面に叩きつけられた

烈火「…っかはぁ!!」

柳『烈火くんっ!!』

一方通行「殺しやしねェよ…そォいうのはもうやめたンだ」

打ち止め「あ…アクセラレータぁぁぁああああ」

一方通行「っ!?」

138 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 20:10:14.73 ID:JHs/NNad0
出木杉「ダメだミサカくん!…って一方通行!?…何で…死んだはずでは…?」

出木杉が後から追ってくる

打ち止め「やっぱり一方通行だ…何で…何で今まで…連絡も無しに
      …ってミサカは…ミサカは…」

打ち止めは一方通行に抱きついた。涙を堪えきれずにいる

一方通行「ちィ…当麻のやつはガキを足止めするンじゃねェのかよ」

一方通行は電極をオフにして杖を展開する

結標「私が飛ばしたのよ」

土御門「説明ぐらいしてもいいんじゃないのか?」

海原「ここ数年何をしていたのです?」

『グループ』の面々も集まり、一方通行に詰め寄る

一方通行「…俺は未来サイドにいたンだよ」

一方通行が口を開いた

140 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 20:15:12.32 ID:JHs/NNad0
ちょっと休憩します
2時間後ぐらいに再開します

162 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 21:47:21.44 ID:JHs/NNad0
10時から再開します
無駄に世界観拡大してますがご容赦を

169 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 21:57:36.89 ID:JHs/NNad0
>>168
烈火もあわせると4作目です
リンクしているんで一応

170 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 22:01:15.07 ID:JHs/NNad0
3年前、アレイスターを倒した一方通行は何とか上条を逃がしそこで力を使い果たした
アレイスターの最後の抵抗…窓のないビルの自爆
一方通行はそこを自分の死に場所と決めた

一方通行「悪党にはもったいないぐらいの死に場所だな…」

そこで一方通行は気を失った

172 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 22:04:17.86 ID:JHs/NNad0
次に目が覚めるとそこは22世紀であった

ドラミ「気が付いた?一方通行さん」

一方通行「…ここは…?未来サイドか…?」

ドラミ「あら?ずいぶん飲み込みがいいのね
     お察しの通りここは22世紀、あなたたちが“未来サイド”と呼ぶところよ」

174 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 22:08:08.37 ID:JHs/NNad0
一方通行「知り合いにここ出身のクソガキがいたンでな…
      ところで何で俺はまともに喋れるンだ?ネットワークからは外れているはずだろォ?」

ドラミ「ミサカネットワークのことね…あれの有用性はとても高くてね
     今でも実験が続いているの…量産能力者計画
     もっとも今では御坂美琴さんのクローンを作るという計画ではなく
     意思を持つロボットに人為的に“電撃使い”の能力を発現させるって計画だけどね」

一方通行「おいおいロボットも能力が使えンのかよここは?」

ドラミ「もちろん限られたロボットだけよ?私は能力を持ってないわ
     そういった技術に不可欠なのが…魔術」

176 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 22:10:25.08 ID:JHs/NNad0
一方通行「っ!?ここは学園都市じゃねェのか?」

ドラミ「紹介が遅れたわね。ここは魔術を科学する“新学園都市”
     私は新学園都市統括理事のドラミよ、よろしくね」

ドラミと名乗るロボットは笑顔で挨拶をした

一方通行「統括理事…ってことは俺は厄介事を押し付けるために生かされたってことだなァ?」

ドラミ「あら?いい勘してるじゃないの。あなたに頼みがあるわ一方通行
     …『飛行機墜落』という隠れ蓑の中で誘拐された上条当麻と禁書目録を助けて欲しいの」

179 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 22:14:03.58 ID:JHs/NNad0
ドラミは説明を始めた

ドラミ「今からおよそ600年前…魔術を科学する技術は既に存在したわ
     火影忍軍って呼ばれる少数部族なんだけど、彼らは魔術を科学的に解明し
     誰にでも扱える“装置”を生み出すことに成功したの
     それが記録に残っている最古の魔科学」

一方通行「“魔導具”ってやつか…実際に見たことはねェな
      だがそれとあいつらを助けるって話はどォ繋がるンだ?」

ドラミ「順を追って説明するわね。
     新学園都市は火影の“とある禁術”によって生み出された装置が欠かせないものとなってるんだけど…
     何だかわかる?」

180 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 22:16:29.78 ID:JHs/NNad0
一方通行「…それが“タイムマシン”ってわけか
      ありゃどンなに理屈で考えても実在できるわけがねェ」

ドラミ「あなたってホント賢いのね!その通りよ!
     彼ら火影忍軍は魔術によって時間という制約を超越していたの
     もっとも彼らの科学をもってしてもそれを装置化することは出来なかったみたいだけどね」

一方通行「…ちょっと待て600年前ってことは俺から見れば500年前ってことでいいンだよなァ?
      そんな昔ってことァ…俺のいた学園都市の技術ではタイムマシンが…?」

ドラミ「…その通りよ一方通行、あなたのいた学園都市は既にタイムマシンを実現化する技術を持っていた
     あと足りないものは“とある禁術”を記した巻物―魔道書の原典…ここまで言えばわかるわよね?」

181 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 22:19:06.11 ID:JHs/NNad0
一方通行「禁書目録…あのシスターのガキってわけか」

ドラミ「同時に“幻想殺し”を持つ彼も拉致されたわ
     魔術暴走の際の保険でしょうね」

一方通行「一つ疑問がある…何のためにオマエはそいつらを救う?
      オマエたち未来サイドにとってタイムマシンの開発は必要なンだろ?」

ドラミ「そのテログループの目的が問題なの…
     彼らは後に新学園都市の“急進派”と呼ばれる一派なんだけど
     その目的はタイムマシンの独占とそこからの歴史改変…自分たちの都合のいいようにね
     現“急進派”も彼らに接触を図ろうと試みているわ。それだけは絶対に避けないとダメ
     お願い一方通行!未来のためにあの2人を助けて」

一方通行「ハッ!何が『未来のために』だ馬鹿馬鹿しい
      …ただ上条当麻やあのシスターには借りがあるンで助けてやンよ」

ドラミ「…理由はそれで充分よ!交渉成立ね!」

一方通行(打ち止めやのび太にも無関係って訳じゃねェしな…)

185 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 22:23:25.94 ID:JHs/NNad0
その後、怪我が癒えた一方通行はドラミの手によって過去に帰還

学園都市深部の魔科学研究所で人体実験をされていた上条当麻の救出に成功した

がしかし、寸でのところタイムマシンは完成

急進派はインデックスを連れて未来へと逃亡してしまった

そこから先は急進派の思う壺であった

過去から来たタイムマシンは議会を通さず自由自在に使えるため
それを利用して大規模な歴史改変を決行したのだ


それに立ち向かったのがドラえもんであった


ドラえもんは秘密道具を駆使し、自らがタイムマシンに干渉するジャミング装置となったのだ

その後、樹形図の設計者の残骸を取り込みタイムとラベルを常に予測し
未来とのつながりを完全にシャットアウトした

188 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 22:29:51.71 ID:JHs/NNad0
それによって急進派の野望は砕け、誰もが平和が訪れたと思っていた


たった一人の男を除いて


上条「そんな…インデックスは!?インデックスはどうなるんだよ?
    俺たちの世界が平和ならそれで納得しろって言うのか!?どうなんだよ一方通行?」

一方通行「クソっ…俺たちじゃもうどォしようもねェよ」


もうドラミとの通信は不可能…
一方通行は自らの無力さを呪った

上条「俺は認めねえぞ…インデックスだけが苦しむことで訪れた平和なんて
    そんな幻想…そんな幻想を俺がぶち殺してやる!!」

その日以降上条は復讐鬼へと変貌した

たった1人の少女を救うために

191 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 22:34:00.01 ID:JHs/NNad0
上条は魔科学研究室で生産された秘密道具をありったけ持ち出し
力を得るためにエリザリーナ独立国同盟に亡命した
水圧銃もその魔科学研究所の産物である

一方通行はそんな上条を放っておけず、また責任を感じ行動をともにした


それから3年、上条は死線を潜り抜け力を得る
そしてついには“ツリードライアグラム”の情報を掴みんで学園都市に攻め込んできたのだ

192 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 22:35:11.76 ID:JHs/NNad0
なんというミス

×掴みんで
○掴んで

194 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 22:41:57.88 ID:JHs/NNad0
土御門「…話が複雑すぎるぜよ」

結標「どういうことなの出木杉?」

出木杉「“ツリードライアグラム”を破壊すれば未来に行けるってことだよ
     一方通行や上条当麻の狙いはそれってことだろ?」

一方通行「そォいうことになるなァ」

海原「その話を聞くとますます思い通りにはさせられませんね
    未来に行けるということは未来サイドの住人が攻め込むこともこちらに出来る
    そうですね出木杉?」

出木杉「そうなるね…急進派は絶対にそのチャンスは見逃さない」

197 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 22:50:24.26 ID:JHs/NNad0
烈火「そんな…当麻やインデックスが生きているだって…?」

打ち止め「あの人も…生きている?」

一方通行が打ち止めを引き離す

打ち止め「えっ?」

一方通行「オマエらに邪魔はさせねェよ」

一方通行が電極のスイッチを入れる
それが意味するものは、明確な敵意

上条「そしてお前たちは俺たちに勝てない」

烈火「と…当麻!?ホントに当麻なのか?
    っ!?のび太!!おいのび太しっかりしろ!!」

一方通行「っ!!」

現れた上条当麻の脇にはのび太が抱えられている

200 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 23:02:28.14 ID:JHs/NNad0
上条「心配するな烈火、気絶しているだけだ
    こいつには心理掌握を通じてツリードライアグラムの場所を教えてもらう
    それでいいんだよな一方通行?」

心理掌握
学園都市“第二位”の精神系能力者だ
人に触れるだけで記憶を読むことが出来る

一方通行「…あァ…さっさと終わらせっぞ」

打ち止め「そんな…そんなのあなたらしくないよ
      彼はあなたの弟子だよ?ってミサカはミサカは説得してみる」

一方通行「それが最善策だ」

上条「打ち止め…これ以上誰も傷つけないって約束する
    だから許してくれ」

そのとき、一本の閃光が上条を襲う

上条「くっ!!」

上条はとっさに右手を突き出し『それ』を受け止めた

上条「“超電磁砲”…!?御坂か」

美琴「ちょっとどういうことなのよアンタ!
    生きてて良かったと思えば何キャラ替えしてんのよ!
    カッコいいとでも思ってるわけ?」

203 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 23:16:26.86 ID:JHs/NNad0
烈火「美琴…何でお前ここに来た!?」

美琴「アンタもアンタよ!私差し置いて勝手にバトルしちゃってさ
    ここの話なら美里を介して美紀から全部聞いて突っ走って来たわよ」

上条「話を聞いたんならわかってくれないか御坂
    俺もお前を傷つけたくない」

美琴「アンタ本っ当にキャラ変わったわね…
    のび太が気絶してる時点でその言い分は破綻してるのよ!!
    そんなこともわからないアンタじゃないでしょうが!!」

上条「それでも俺は止められない…インデックスのために
    あいつを守るために俺はやらなきゃいけないんだよ!!
    邪魔をするな御坂ぁ!!」

上条が始めて声を荒らげる

『インデックスのため』
その言葉は美琴に何よりも深く突き刺さった

美琴(何もアンタが行かなくていいんじゃないの?
    戦争を止めたアンタは戦争派に狙われるかもしれないんでしょ?)

上条(インデックスが行くって言うんだ。俺はインデックスのために力になるさ
    それにこの不死身の上条さんが死ぬわけないだろ?)

あの時の言葉が胸を過ぎる

210 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 23:31:36.47 ID:JHs/NNad0
美琴「いいわ…アンタが何でも思い通りになると思ってるのなら
    まずはそのふざけた幻想をぶち殺してやるわ!!」

美琴が雷撃の槍を放つ

上条「人の台詞パクってんじぇねえよ御坂ぁ!!」

上条はのび太を降ろし雷撃の槍を打ち消す

2人の3年ぶりの戦いは始まった


結標「あいにく私たち『グループ』もあなたには賛同できないわね」

出木杉「一方通行…目を覚ましてください」

土御門「俺は上やんの『友達』としてあいつを止めるぜよ
     お前のやってることは上やんのためにはならない」

一方通行「俺もあいつを友達だなンて思っちゃいねェよ
      あいつが望むならそれに全力で応える…それが俺の目的だ」

結標「誰か1人足りないわね…海原は?」

出木杉「光貴さんなら血相変えてあっち行きました」

214 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 23:42:52.78 ID:JHs/NNad0

美琴「クソっ…」

美琴はあらゆる手を使って上条を無力化させようとしたがどれも無駄であった
3年前の喧嘩と全く同じだ

上条「腕を上げたな御坂!技の切れが昔とは段違いだ
    だがな…俺も死線を潜って来たんだよ!」

上条は一瞬で美琴の懐に入り、美琴の腕を極める

美琴「きゃあ!…クッ」

上条「降参しろ御坂!何度も言うようにお前を傷つけたくないんだ」

海原「上条当麻ぁぁぁぁあああああああ」

海原が黒曜石のナイフで上条を切りつける

上条「くっ…お前はあの時の魔術師!?」

美琴「えっ…あの偽海原?」

海原「あなたは私との約束を忘れたんですか!?
    守らないどころか正反対のことをしてどうするんです!?」

219 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/06(土) 23:56:09.04 ID:JHs/NNad0
御坂美琴と、その周りの世界全てを守る

それが上条と海原の約束であった

上条「邪魔すんな魔術師!」

上条は激昂し海原に回し蹴りを放つ
防御が間に合わずわき腹に直撃
海原の身体は宙に浮いた

海原「ぐはぁっ…」

出木杉「光貴さん!!」

出木杉が『クッション』を作り吹き飛ばされた海原を受け止める

結標「ちょっとあなた接近戦得意じゃないくせに何で真正面から挑むのよ」


上条「守ってやるさ…この世界も!御坂も!全部守った上でインデックスを助け出す!」

のび太「その世界に…ドラえもんは含まれていない」

上条「っ!?」

のび太が立ち上がる

230 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/07(日) 00:16:36.56 ID:ZlLnicHZ0
打ち止め「ちょっとあなた大丈夫なの…?ってミサカはミサカは――」

のび太「大丈夫だよミサカちゃん…
     上条さん!あなたにツリードライアグラムは破壊させない!!
     あれはドラえもんが自分を犠牲にしてまでこの世界を救った証なんだ!」

上条「くっ!!」

のび太「師匠ォ!!僕が上条さんに勝ったら諦めてください!」

一方通行「…あァ…好きにしろよ
      だがのび太。当麻は強いぞ?」

上条「俺は負けない…インデックスは必ず助けてやる!」

のび太「僕は負けません…ドラえもんは僕が守る!その上で未来に行ける方法を考える!」

上条「っ!?」

その言葉が決定打であった
インデックスを守るゆえに目先の不幸に目が行かなかった上条
全ての幸せを模索したのび太。

2人の『覚悟』に明確な差が生まれ、勝負は一瞬で終わった

238 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/07(日) 00:28:49.09 ID:ZlLnicHZ0
上条が目覚める
気がつけば美琴の膝の上で眠っていた

美琴「アンタも自分の言ってることの矛盾に気づいてたんでしょ?
    だから迷いが出て負けたのよ」

上条「…そうみたいだな…結局俺は復讐鬼になんてなれなかったわけだ」

美琴「だから言ったでしょ?キャラじゃないって
    昔のアンタなら迷わずのび太と同じ行動に出てたわよ」

上条「のび太はどうした…?」

美琴「アンタの水圧銃を喰らって相打ち…それでもアンタの負けよ
    理由はわかるでしょ?」

上条「ああ…あいつ俺の銃口も狙いやがったな
    こんな道具は俺に似合わないってか…全くあの瞬間に2発撃つとは…とんでもないやつだ」

美琴「アンタはこれからどうするのよ?」

上条が笑いながら答える

上条「のび太の言うとおりにするさ…その上でインデックスを助け出す」

美琴「…私も手伝うわ」

240 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/07(日) 00:39:32.97 ID:ZlLnicHZ0
のび太も目を覚ました
上条同じように、打ち止めの膝の上で眠っていたようだ

のび太「ミサカちゃん…っ!?勝負は?ドラえもんはどうなったの?」

打ち止め「あなたの勝ちだよ?ってミサカはミサカはVサインをしてみたり」

のび太「よかったぁ…上条さんもこれ以上苦しまなくて済むんだね」

打ち止め「ありがとう…ってミサカはミサカはあなたにお礼を言ってみる」

のび太「何でさ?」

打ち止め「あの人を止められないことで一方通行も迷ってたみたい…
      ってミサカはミサカは推測してみる」

のび太「師匠…そういえば師匠は!?」

打ち止め「どこか行ったみたい…ってミサカはミサカは説明してみたり
      でもね…『またな』って言ってたよ?ってミサカはミサカは補足説明してみる」

のび太「よかった…また会えるんだね!昔に戻れるんだね!」

打ち止め「うん!そういえば提案があるんだけど…

242 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/07(日) 00:49:40.28 ID:ZlLnicHZ0
『グループ』は事件の後処理に追われていた
事件と言えどたかが侵入者二名が暴れたという事実をもみ消すのみ
そう難しいことではなかった…が

結標「ちょっと海原に出木杉!落ち込んでないで手を貸しなさいよ」

土御門「そう言ってやるな結標…目の前であれはさすがにきつい」


海原「あれを見たでしょう出木杉?所詮私たち闇の人間にはあの光に近づけないんですよ」

出木杉「何言ってるんですか光貴さん…上条さんも最早闇の人間じゃないですか
     単純に差ですよ差。僕たちが闇の仕事してるとか関係ありません」

自分で言って悲しくなった出木杉は更に落ち込む

結標「はぁ、全くしょうがないわね…一方通行も何か…ってあなたもなの?」

一方通行「あァ!?そンなンじゃねェよ!!」

そう言い張っているが一方通行も若干苛立っている

土御門「娘を取られる父親の気持ちって感じだにゃー」

246 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/07(日) 01:04:29.68 ID:ZlLnicHZ0
その後、『グループ』の情報操作によって
学園都市に来た“侵入者”は始末されたという形になった

また、上条と一方通行は烈火率いる“火影”の情報操作によって
不当な手順で学園都市のIDを手に入れた

上条「ありがとう烈火」

烈火「いいってことよ…お前が生きていて何よりだ」

上条「ああ…でも佐古下は…」

烈火「…でも俺たちはずっと一緒だからいいんだよ
    それよりお前は美琴や美紀にちゃんと謝ったか?」

上条「いや…まだだけど…って何で焔って字書いてるんですか?
    殴るの?俺殴られるの?」

烈火「お前なぁ…美琴は毎日お前の墓前で泣いてたんだぞ
    それなのに1万人ぐらいいる妹たちの心配までしてたんだ」

上条「御坂が…?」

烈火「そこらへんはっきりしてから未来に行きやがれフラグ野郎」

そう言って烈火は上条を殴った…無論焔で

251 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/07(日) 01:15:29.74 ID:ZlLnicHZ0
―窓のないビル跡地―

翌日、上条と一方通行と美琴はのび太と打ち止めに呼び出された

美琴「…何でアンタはそんなに顔が腫れてるわけ?」

上条「いや気にすんな御坂…ちょっとお灸をすえただけだ
    そんなことよりツリードライアグラム…ここにあったんだな」

窓のないビルの地下
のび太たちしか知らない隠し扉の先にドラえもんがいた

のび太「久しぶりだね…ドラえもん。僕もう中学生になったよ」

ドラえもん「…………」

相変わらずドラえもんは答えない
こうしているうちにも未来からの侵略者と戦っているのだ

一方通行「ハッ!見上げた根性だなこいつも」

上条「俺はこいつを殺そうとしていたのか…我ながら情けない」

美琴「美里…これからどうするの?」

打ち止め「ミサカがドラえもんにハッキングしてジャミングの設定を変えるの!
      ってミサカはミサカは提案してみる!
      それには…あなたの力が必要なの」

打ち止めが一方通行を見る

259 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/07(日) 01:26:15.33 ID:ZlLnicHZ0
一方通行「…どォするつもりなんだ?」

打ち止め「あなたの『反射』の設定をジャミングに応用するの!ってミサカはミサカは解説してみたり」

美琴「それってつまり…未来からのタイムトラベルだけ遮断するってこと?」

一方通行「まさに過去から未来への『一方通行』ってかァ?洒落が効いてンじゃねェか」

上条「タイムマシンはどうするんだ?もうインデックスもいないし作れないぞ?」

のび太「ドラえもんが使ってたやつを使いなよ!今も僕の引き出しの中に入ってる」

上条「ってことは俺はもう帰ってこれないってわけね…
    いいぜ!インデックスを助けると決めたんだ!俺は行く」

美琴「えっ!?」

264 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/07(日) 01:37:51.39 ID:ZlLnicHZ0
一方通行と打ち止めによるジャミング設定の書き換えは半日で終わった

一方通行「終わったか…」

打ち止め「うん…終わったね」

打ち止めはわかっていた。この作業が終わりが何を意味するかを

一方通行「打ち止め…達者でな」

一方通行らしい短めの挨拶であった
打ち止めは泣きながら一方通行に抱きつく

一方通行「泣くなガキが…オマエはもう中学生だろォが
      おいのび太ァ!!」

のび太「…はい!」

一方通行「ガキをこれ以上泣かせるんじゃねェぞ?それが今度の授業料だ」

のび太「はい!!師匠!ありがとうございました!」

265 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/07(日) 01:46:33.43 ID:ZlLnicHZ0
ジャミング書き換えが終わるまでの半日
美琴と上条はとことん語り明かした

出会い・喧嘩・妹達・大覇星祭
半日では語りきれなかった

そして美琴は上条に長い間秘めていた想いを告げた
上条の答えは…

上条「…それじゃあ行くとしますか」

上条と一方通行がタイムマシンに乗る

上条「俺とお前でお座敷タイムマシンに2人乗り…シュールな光景だな」

一方通行「うるせェよ…さっさと出せ!!」

美琴「…ホントに行っちゃうの?」

美琴は今にも泣きそうな目で上条を見る

上条「ああ…悪いな御坂…お前の気持ちは嬉しいけど
    …やっぱり俺はインデックスを助けるんだ」

269 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/07(日) 01:54:10.81 ID:ZlLnicHZ0

美琴は震えている

のび太「美琴ちゃん…」
打ち止め「お姉様…」

美琴「だぁぁぁぁああああああああああ」

上条「!?」

美琴「諦められるかってんだ!私も未来に行くわ!!
    そんであのシスター助けて正々堂々と勝負してやるわ!!」

そう言って美琴はタイムマシンに乗り込んだ

上条「ばっ…馬鹿言うな!戻れ御坂!もう二度とここに戻ってこれないんだぞ!?」

美琴「3日よ!」

上条「は?」

美琴「3日で新学園都市急進派を滅ぼせばいいのよ!!そんでドラえもんに友好的な信号でも送る
    それでここに戻ってくる!!一方通行もそれで問題ないでしょ?」

一方通行「…あァ!名案じゃねェか!!」

271 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/07(日) 02:03:39.16 ID:ZlLnicHZ0

美琴「そういうことだから美里!美紀によろしく!
    ちゃちゃっと帰ってくるんだから」

打ち止め「うん!頑張ってすぐに帰ってきて!!ってミサカはミサカは激励してみたり!」

上条「おいちょっと!本気か御坂?」

美琴「何よアンタ自身無いの?」

上条「…いやある!この三人なら不可能じゃないな」

一方通行「さっさと出ろ、狭くてうぜェんだよ」

上条「ああ…行くぜ!」

上条はタイムスリップのボタンを押す
一瞬でタイムマシンはその場から消えた

273 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/07(日) 02:16:40.54 ID:ZlLnicHZ0
帰り道
打ち止めはのび太に聞いた

打ち止め「静香ちゃんの演奏会…いけなかったね
      ってミサカはミサカは唐突な話を振ってみたり」

のび太「うげっ…何でミサカちゃんがその話知ってるの?」

打ち止め「だってミサカにもお誘いの電話が来たもん
      ってミサカはミサカは当然のことを述べてみる
      ミサカと静香ちゃんは今でも友達だよ?」

だから静香ちゃんはミサカちゃん相手だとすぐにわかったのか
などとのび太は勝手に納得した

276 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/07(日) 02:29:59.36 ID:ZlLnicHZ0
打ち止め「…ミサカが転入してこなかった方がよかった?ってミサカはミサカは尋ねてみたり」

打ち止めが気にしているのは三角関係のことだ
正直のび太も若干気づいてはいたがうやむやにしていた

のび太「そんなこと無いよ!でも僕はやっぱりしず――」

打ち止め「そこから先はまだ聞かないの!ミサカもお姉様と一緒だよ!
      ってミサカはミサカはお姉様に倣ってみる」

のび太「???」

打ち止め「諦めないんだから!!心配ごとも無くなったし今度から正々堂々と静香ちゃんと勝負するの!
      ってミサカはミサカは宣戦布告を――そうだ今から電話してみる!」

のび太の静止を振り切り、打ち止めは静香に宣戦布告し、静香もそれに応えた
その後、のび太を巡る熾烈な争いが始まったのは言うまでも無い

打ち止めに出会って変わったのび太の生活
それはこの先の史実すら塗り替える劇的な変化になるかもしれない

―のび太「ミサカちゃんに出会って3年か…」 完―

281 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/07(日) 02:33:29.52 ID:ZlLnicHZ0
長らく保守ありがとうございました
蛇尾だったのは申し訳ないです

278 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/07(日) 02:32:33.24 ID:LCPhntNCO
乙!
楽しかったぜ>>1
これで全部終わり?

285 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/07(日) 02:36:55.88 ID:ZlLnicHZ0
>>278
ストーリー的な構想はもう弾切れです
正直のび太を強くし過ぎて負けパターンを作るのも一苦労ですし

打ち止めと静香の争いや長点上機に入ったのび太の日常を書いても需要があるかは謎

290 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/07(日) 02:46:03.60 ID:ZlLnicHZ0
静香ちゃんが空気な理由ですが
旧声版の大長編全て見尽くしてもいまいちキャラを掴みきれないってところにあります
静香ちゃんのSSが書ける人は凄いと思う

反面・スネ夫と出木杉の動かしやすさは異常

296 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/07(日) 02:54:38.33 ID:H4PvO4fS0
面白かったぜェ
だが一人報われないンじゃねェかァ?

297 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/07(日) 02:55:52.56 ID:ZlLnicHZ0
>>296
海原ですね。わかります

298 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/07(日) 02:57:19.73 ID:sdVrvK6f0
ここまでフラグたててまさかの静香√なのかー!ってミサカはミサカは驚愕してみる

299 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 02:58:33.76 ID:bM0oxWQOO
柳の説明頼む

301 名前: ◆5sogTYp5kE [] 投稿日:2010/03/07(日) 03:02:17.21 ID:ZlLnicHZ0
>>298
なんというかイチャイチャSSが書けないもので
のび太の打ち止めに対する対応は常にドライにしてみた

>>299
魔術サイドとの戦争で命を落とした…って程度にしか考えてないです
裂神として出したかっただけだんて口が裂けても(ry


コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。