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聡「姉ちゃん帰ってきたのか」 梓・紬ルート

172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/29(日) 08:35:55.42 ID:8wl4s6NN0 [1/29]
梓ルート

聡「結局夏休みの宿題が日記と自由研究しか終わらなかったせいで、すげぇ先生に怒られた…」

聡「明後日までに全部終わらせろってなんだよ!自由研究やったんだからいいだろ!」

聡「ちくしょー…ん?あのツインテールは…もしや?」

聡「あ、梓…さん?」

梓「あ、聡くん。久しぶりだね」

聡「お久しぶりです。映画行ったとき以来ですね」

梓「そうだね。…ねぇ今って暇?」

聡(暇って…これはもしやまたお誘いなのか!?だが…俺にはやらなければいけないことが…)

聡「す、すみません…俺明後日までに宿題やらないといけないんで…」

梓「宿題って…もしかして夏休みの宿題終わらなかったの?」

聡「えぇまぁ…お恥ずかしながら…」

173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/29(日) 08:36:36.51 ID:8wl4s6NN0
梓「そっか…」

聡(あぁ、俺はなんということを!なぜ宿題を終わらせなかった夏休み中の俺!)

梓「ねぇ…宿題で解らないところとか私が教えてあげよっか?」

聡「え?いいんですか!?」

梓「律先輩はそんなことしそうにないしね…困ってるんでしょ?」

聡「こ、困ってます!だから教えてください、お願いします!

梓「うん、だけどちゃんと宿題しなきゃ私帰るからね」

聡「はい!ちゃんと宿題します!」

聡(あぁ、夏休み中ダラダラしててよかった!よくやったぞ夏休み中の俺!)

梓「じゃあ行こっか」

聡「はい、行きましょう!」

175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/29(日) 08:37:18.29 ID:8wl4s6NN0
田井中家

ガチャリ
聡「ただいまー」

梓「おじゃまします」

律「おぉ、おかえりー…って梓また来たのか」

梓「どうもです、律先輩」

律「今日はなにしにきたんだ?」

梓「聡くんが宿題終わってないって言うんで、そのお手伝いに…」

聡「そうだ!俺は今から梓さんと2人っきりで宿題をする!」

聡「だから空気を読んでくれよ、姉ちゃん!」

律「おーおー2人っきりで宿題ねー。この前はデートしてたみたいだしぃー」

律「お前らもうラブラブじゃねーか。ヘヘッ」

176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/29(日) 08:37:59.61 ID:8wl4s6NN0
聡「ら、ラブラブだって!?」

聡(そ、そうだったのか!?俺と梓さんはラブラブだったのかー!)

梓「先輩、茶化さないでください!ほ、ほら聡くんもう行くよ!?」グイッ

聡「あ、梓さん?どうしたんですか?」

梓「どうもしてない!…早くしないと私もう帰っちゃうよ?」

聡「!?そ、そんな…じゃあ早く俺の部屋へ!」

律「気ぃ付けろよ、梓。男は狼だからな、ヘヘッ」

聡「だ、誰が乾巧だ!」

梓「ぷっくく…よ、よくとっさにそれ思いついたね。ふふっ」

聡「い、いやまぁ…」

聡(あ、また笑ってる!はぁ~…梓さん笑うとマジでかわいい…)

律「さっきのどこに笑うところがあったんだ…?」

177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/29(日) 08:38:41.71 ID:8wl4s6NN0
聡の部屋

梓「それで、宿題ってどこまで残ってるの?」

聡「えっ!?あ、あの…それはですね…」

聡(ほとんど全部残ってるって言ったら…どうなるんだろう…?)

聡(「そんなやる気がないとは思わなかったよ…帰る!」みたいにはならないよな?)

梓「どうしたの?どこまで残ってるか言ってくれないと進まないよ」

聡「いやぁー…あの日記と自由研究以外全部残ってまして…」

梓「自由研究は終わらせたんだ」

聡「いつも最後に残って慌ててたんで、今年は最初に…」

梓「でも読書感想文は終わってないんだよね?」

聡「はい…」

梓「もしかして問題集とかは全部?」

聡「すみません…」

梓「はぁ…そんなやる気がないとは思わなかったよ…」

178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/29(日) 08:39:23.33 ID:8wl4s6NN0
聡(!?なんでこんな予想だけ当たるんだ俺!あぁ、このままじゃ梓さんが帰ってしまう!)

聡「あ、あの!俺全力で頑張るので帰らないでください!」

梓「え?まだ帰らないよ。ちょっと…いや結構驚いただけだから」

聡「それじゃあ!」

梓「とりあえず問題集から片付けてこっか」

聡「はい!精一杯がんばります!」

梓「…キュアパッション?」

聡「あ、さっきのはたまたまです…」

聡(Oh…なんだこの恥ずかしさ…)

180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/29(日) 08:40:05.39 ID:8wl4s6NN0
3時間後

梓「ここはさっき解いた問題の式を使って…」

聡「ってことはこうですか?」

梓「うん、そう。それで解けるはずだよ」

聡「えぇっと…こうで、こうだから…お、おぉ!解けた!」

梓「これで数学は全部終わったね。よく出来ました、ふふっ」ナデナデ

聡「お、オォウ…あ、ありがとうございます…」

聡(梓さんが笑顔で俺の頭をなでてるだと…なんだこの破壊力!?世界が滅ぶぞ!)

コンコンガチャリ
律「おーやってるかーお前ら」

聡「ね、姉ちゃんなんの用だよ!?」

律「晩飯作ったから梓も食ってくのかなって」

181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/29(日) 08:40:47.83 ID:8wl4s6NN0
梓「え?もうそんな時間なんですか?」

律「どうする?帰るか?」

梓「家になにも連絡してないんで、そろそろ帰ろうかと思います」

梓「すみません、律先輩。気を使わせたみたいで…」

律「あーいいっていいって。こっちも弟の面倒見てもらったし」

律「ほら、聡。梓送ってけよ」

聡「姉ちゃんに言われなくても解ってるよ」

聡(今日は長い時間一緒にいたけど、ほとんど勉強以外の会話出来なかったからな…)

梓「それじゃあ律先輩おじゃましました」

律「おう、またな梓」

聡「じゃあ俺も行ってくるよ」

182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/29(日) 08:41:29.51 ID:8wl4s6NN0
帰り道

梓「こうやって一緒に帰るのは2回目だね」

聡「そうですね。まさか、またこんな風になるなんて思ってなかったですよ」

梓「…この前またデートしたいって言ってたよね?」

聡「え、えぇ…言いましたけど…?」

梓「そのときは帰りに送ってくれないつもりだったの?」

聡「いえ、そんな滅相もない!ていうか、そもそもまたデートしてくれるとは思ってなかったので…」

聡(調子に乗っちゃダメって釘刺されてたし…)

梓「ふ~ん、そっか…そういう風に思ってたんだ…」

聡「ど、どういうことですか?」

183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/29(日) 08:42:12.11 ID:8wl4s6NN0
梓「今はまだ秘密かな?」

聡(秘密!?秘密ってなんだ!?)

梓「じゃあ私の家ここだから」

聡「あっはい、今日はありがとうございました」

梓「…それだけなの?」

聡「え?いや…他になにかあるんですか?」

梓「はぁ…相変わらず女心が解ってないんだから…」

聡「す、すみません…勉強不足で…」

梓「ねぇ、ちょっと携帯貸して」

聡「は、はぁ…どうぞ」

梓「…………」

聡(俺の携帯で梓さんはなにしてんだ…?)

梓「はい、私の電話番号とメールアドレス登録しておいたから」

186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/29(日) 09:01:44.50 ID:8wl4s6NN0
聡「え!?あ、ありがとうございます!」

聡(おぉ、梓さんの連絡先ゲットだぜ!つっても俺がどうこうしたってわけじゃないけど…)

梓「こういうのは男の子から聞かなきゃダメだよ?」

聡「次からはそうしたいと思います…」

梓「次…?次ってまさか、ほかの女の子の連絡先聞くつもりなの?」

聡「!そ、そんなことしませんよ!」

梓「ほんとに?」ジーッ

聡「本当です!」

梓「…うん、信じてあげる」

聡(良かった…うかつなことは言うもんじゃないな…)

梓「じゃあ宿題で解らないところがあったら電話で聞いてね」

聡「よ、よろしくお願いします!」

187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/29(日) 09:02:26.77 ID:8wl4s6NN0

梓「うん、また明日ね」

聡「また明日!」
トコトコ

聡「あぁ、良い人だなぁ梓さんって」

聡「あんな人が彼女だったら楽しいんだろうなぁ…」

聡「それにまた明日って…ってまた明日だと!?」

聡「これはあれか!?明日もまた会えるってことでいいのか!?」

聡「うぉー!夢がただ広がっていくぅー!」

188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/29(日) 09:03:18.09 ID:8wl4s6NN0
次の日

聡「今日なんとか問題集を全部提出できた…」

聡「梓さんが手伝ってくれなきゃ、今頃どうなってたことやら…」

聡「ありがとー梓さーん!大好きだー!」

聡「って本人の前で言えたらいいんだけどな…」

梓「…なに叫んでるの?」

聡「あ、梓さん!?居たんですか!?」

聡(まさかさっきの聞かれたか!?おいそれはすげぇ恥ずかしいぞ!)

聡「あ、あのー…さっきの聞きましたか…?」

梓「さっきのって?」

聡「い、いややっぱいいです!すみません」

梓「そう…まだ宿題残ってるんでしょ?」

189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/29(日) 09:04:12.18 ID:8wl4s6NN0
聡「えぇ、まだ夏休みの宿題の巨塔がそびえ立ってます…」

梓「じゃあそれも早く終わらせないとね」

聡「そうですね…あぁ憂鬱だ…」

梓「憂鬱って言ったって、悪いのは聡くんでしょ?」

聡「まったくその通りです…」

聡(解ってた…解ってたけど梓さんに言われると辛いな…)

梓「ほらなにしてんの?早く行くよ?」

聡「え?行くって…」

梓「聡くんの家に決まってるでしょ?今日中に宿題終わらせないとね」

聡「はい!行きましょう!すぐ行きましょう!」

梓「だからそんな焦らなくても…」

190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/29(日) 09:05:14.68 ID:8wl4s6NN0
田井中家

ガチャリ
聡「ただいまー」

梓「おじゃまします」

聡「ん?姉ちゃんいないのか」

梓「律先輩、留守なの?」

聡「えぇ、靴がないんでそうだと思います」

梓「そっか…律先輩居ないんだね…」

聡(ん…待てよ…ってことは完璧に2人っきりってことか!あぁ、期待が高まるぞ!)

梓「読書感想文の本とかって決めてるの?」

聡「えっ!?えーっと…女心について書いてる本とか?」

梓「ふざけるようなら帰るからね」

聡「い、いえちゃんとします!だから帰らないで!」

191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/29(日) 09:06:37.99 ID:8wl4s6NN0
聡の部屋

聡「読書感想文の本か…なににしようかな…」

梓「私も手伝えることがあれば手伝うよ」

聡「…梓さんって読書感想文なにしました?」

梓「私はカフカの変身とかかな?」

聡「なんか難しそうな本ですね…」

梓「難しいくらいの本が、読書感想文には向いてると思うけど」

聡「そうですか…んーじゃあちょっと本探してきます」

梓「はい、行ってらっしゃい」

192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/29(日) 09:07:56.78 ID:8wl4s6NN0
10分後

ガチャリ
聡「どうも、戻りました」

梓「おかえり。本見つけたの?」

聡「えぇ、時間もないんで結局一回読んだ本にしました」

梓「どれ?…へー、蜘蛛の糸か…なかなか良いんじゃない?」

聡「俺今から感想文書きますけど、梓さんはどうします?」

梓「手伝うって言っても、あんまり手伝いようがないもんね…」

梓「んー、じゃあ聡くんには悪いけどちょっと遊んでていい?」

193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/29(日) 09:09:12.56 ID:8wl4s6NN0
聡「えぇ、俺は別にかまいませんけど…遊ぶったってなにするんですか?」

梓「実は、前からずっとベルトつけみたかったんだ…」

聡「そうだったんですか?」

梓「私ほとんどベルト持ってないから羨ましくて…」

聡「ベルト巻いてあげてください…!梓さんに巻かれたらきっとベルトも喜びます!」

梓「うん、ありがとう。これがファイズギア…」ガチャガチャ

聡(女子高生が制服のままライダーベルト巻いてるって、なかなかシュールだな…)

梓「あ、巻けた。それで555 Enter押して…変身!」スタンディンバイ コンプリート

梓「これ…楽しい…」

聡(あぁ、梓さんがかわいくて集中できねぇよ!なんだこれ!?…でも宿題やんなきゃ、はぁ…)

194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/29(日) 09:10:16.58 ID:8wl4s6NN0
1時間後

聡「よしできた!はぁーこれでやっと宿題が終わった…」

梓「もう終わったの?早かったね…変身!」カメンライドゥ ディケーイ

聡「それもこれも梓さんのおかげです!ありがとうございます!」

聡(梓さんの変身見るために、感想文はほとんど中身の書き写しになったけど…)

梓「これでもう宿題全部終わったんだよね?」ガチャガチャ

聡「えぇ、もうバッチリですよ!って梓さんもう変身しないんですか!?」

梓「うん、私もバッチリ遊んだしね」

聡(そ、そんな…嘘だろ…?俺の本の中身を書き写す努力は無駄だったのか…)

梓「それに…宿題終わった聡くんにご褒美あげなきゃいけないしね?」

196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/29(日) 09:12:07.69 ID:8wl4s6NN0
聡(ご、ご褒美!?ご褒美ってなんだ!?なにをする気だ梓さん!)

 「ご、ご褒美!?ご褒美ってなんだ!?なにをする気だ梓!」

聡(な、なんだ!?ドアの方から俺の心の声が聞こえる!)

 「お、おい!あんまデカい声出すなよ、バレるだろ?」

 「あ、あぁ…ごめん…」

聡「あ、あの梓さん。ドアの方から声が聞こえませんか?」コソコソ

梓「うん…それもどっちも知ってる声が…」コソコソ

聡「ど、どうしましょうか?」コソコソ

梓「…ちょっと驚かしてみよっか」コソコソ

聡「驚かすってどういう風に?」コソコソ

梓「私が先に流れ作るから、聡くんはそれに乗ってきてくれたらいいよ」コソコソ

聡「あんまり自信ないけど…精一杯頑張ります」コソコソ

200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/29(日) 10:00:12.26 ID:8wl4s6NN0
梓「ち、ちょっとダメだよ聡くん!家に誰もいないからってこんな…」

 「お、おい!なんか始まったぞ!?」

 「しっ!いいから黙って聞け!」

聡「あ、梓さん…俺もう我慢できないんです!」

梓「そんな…でもこんな乱暴なのは嫌だよ!」

聡「じゃあなんで今日誰もいないって知ったとき、帰らなかったんですか?」

梓「そ、それは…」

聡「それに昨日姉ちゃん言ってたでしょ?男は狼だって」

 「お、お前そんなこと言ったのか!?」

 「言ったけどそんなの冗談に決まってるだろ!」

201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/29(日) 10:00:53.83 ID:8wl4s6NN0
梓「聡くんはそんな人じゃないって信じてたのに…」

聡「俺だって…男なんですよ梓さん!」

梓「あ、待って!そんな…いーやぁー!」

 「もう我慢できない!私は見る!」

 「や、やめろ!ドア開けたら流石にバレる!」

 「弟が間違いを起こそうとしてんだぞ!?姉として見過ごせん!」ガチャ

聡(あっ、梓さんがウィンクしてる…かわいいなぁ…ってそうじゃない!)

聡(罠にかかったってことか!今だ!)グイッ

 「うわっ!」

 「きゃっ!」

梓「…なにしてるんですか?2人とも」

202 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/29(日) 10:01:35.63 ID:8wl4s6NN0
律「えっ!?梓、お前襲われてたんじゃなかったのか!?」

澪「や、やぁ…梓に聡…」

聡「姉ちゃんに澪さんまで…なにしてんだよ…」

梓「盗み聞きに覗きまで…見損ないましたよ先輩」

律「い、いやー!澪がどうしてもなにしてるか知りたいって言うから…」

澪「なっ!?「聡と梓2人っきりでなにしてんだろーなー、澪」ってけしかけたのは律だろ!?」

律「それはただなにしてんのか聞いただけだろ!?」

澪「いいや、原因は律だ!」

梓「はぁ…もういいです。行こ聡くん」トコトコ

聡「え?行こって…じ、じゃあ俺も梓さんと一緒に行ってくるから」タッタッタ

律「姉の威厳も先輩の威厳もなくしちまったな…」

澪「だから止そうって言ったのに…」

律「なっ!?お前まだ言うか!」

203 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/29(日) 10:02:38.80 ID:8wl4s6NN0
帰り道

梓「澪先輩も律先輩もありえないよね。盗み聞きだなんて…」

聡「あの…怒ってますか?」

梓「そりゃあ怒るよ。いくらなんでもあんなこと…」

聡「す、すみませんでした!」

梓「…なんで聡くんが謝るの?別に聡くんが謝ることじゃないのに」

聡「いやまぁ、そうですけど…俺の姉と幼馴染みがやったことなんで…」

聡「それに元はと言えば俺のせいな気もしてきて…」

梓「…聡くんはほんと良くできた弟だと思うよ」

聡「そう…ですかね?」

梓「うん、そこは自信持っていいと思うよ。…そういえばまだご褒美あげてなかったよね?」

204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/29(日) 10:03:43.79 ID:8wl4s6NN0
聡(ご褒美…?そうだ、ご褒美あったんだよ!なんかバタバタしたせいで忘れてたけど!)

聡「そ、そのご褒美って一体なんなんですか?」

梓「ご褒美欲しい?」

聡「はい!すげぇ欲しいです!」

梓「じゃあね…今日私のことが大好きって叫んでたでしょ?」

聡「き、聞いてたんですか!?」

梓「聞くつもりはなかったんだけどね。あれを今叫んでくれらご褒美あげる」

聡「それって…絶対にですか?」

梓「うん、絶対に…」

聡(これはもうやるっきゃない…やるっきゃないぞ田井中!男になるんだ田井中!)

聡「あ、梓さーん!大好きだー!愛してるー!」

205 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/29(日) 10:04:42.72 ID:8wl4s6NN0
聡(あぁ、やべぇ!解ってたけどこれすっげぇ恥ずかしい!でも言ってやったぞ!)

聡「あ、あの…言いましたけど…あ、梓さん!?」

聡(梓さんが俺に抱きついてきた…だと…!?こ、これがご褒美なのか!?)

梓「私も聡くんのことが大好き…」ギュ

聡「えっ!?あっそんな…んっ!」チュ

梓「…ご褒美っていうのはこれね」

聡「さ、さっきのって…き、キスですよね!?」

梓「私のファーストキスなんだから大事にしてね?」

聡(Oh…ファーストキスだと!?いいのか俺がそんなのもらって!?)

梓「ちなみに言っておくけど、聡くんだからキスしたんだよ?」

梓「それくらい解ってるよね?」

聡「も、もちろんですよ!ハハハッ」

梓「解ってなかったでしょ?もう…今度は女心を教えてあげないとね」

聡「よ、よろしくお願いします」

206 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/29(日) 10:05:36.73 ID:8wl4s6NN0
中野家の前

梓「ねぇ、昨日秘密って言ったことあるでしょ?」

聡「あぁ、はい。…結局あれどういうことなんですか?」

梓「聡くんがまたデート行こうって言ってくれたとき、私すごく嬉しかったの…」

聡「そ、そうだったんですか…」

梓「もうあのときには、聡くんのこと好きだったんだろうな…」

聡(マジかよ…そんな前から…って1週間ぐらいしか経ってないけど)

梓「だから今度デート行くときは、聡くんから誘ってね?」

聡「はい!任せてください!」

207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/29(日) 10:06:19.48 ID:8wl4s6NN0
聡「あ、あと!俺と梓さんって恋人でいいんですよね?」

梓「…うん、そうだね」

聡(うぉー!俺的にはキスよりもっとご褒美だよ!いやキスも嬉しかったけど!)

梓「それじゃあ…またね」

聡「はい!また今度!」
ガチャリ

聡「梓さんが俺の恋人、かぁー…」

聡「あーもう嬉しーなー!ファーストキスも貰っちゃったしぃー!」

聡「早速今度の週末デート誘おう!」

終わり

212 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/29(日) 10:12:05.30 ID:8wl4s6NN0 [29/29]
また待たせてごめん
次はムギルートやろうと思う
多分また待たせるごめん


265 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 04:35:02.30 ID:X2ov3wzO0 [1/58]
紬ルート

聡「鈴木のヤツ「本物の喫茶店を見せてやる」とか言ってたけど、どういう意味なんだよ?」

聡「それで有り金全部持ってこいって…余計意味が解んねぇよ」

 「わっ!」

聡「!?だ、誰だ!?」

紬「びっくりした?」

聡「む、ムギさんですか!?いきなり驚かされたらびっくりしますよ…」

紬「わぁ!私の名前覚えてくれてるのね!」

聡「そりゃあ、ムギさんは俺が最初に手を握」

紬「じゃあ私もう行くわね」タッタッタ

聡「った人ですから…ってもういねぇ!」

聡「な、なんだったんだ…」

266 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 04:35:43.63 ID:X2ov3wzO0 [2/58]
18話の喫茶店

聡「鈴木くん…この値段設定は一体なんの冗談なんだね?」

鈴木「冗談じゃねぇよ。全部真実だ」

聡「なっ!?お前…こんなもん払えるわけねぇだろ!?」コソコソ

鈴木「だから有り金全部持ってこいっつったろ?」ズズッ

聡「す、すまん…俺腹痛くなってきた…」

鈴木「トイレは左曲がって奥だ」

聡「すまない、鈴木よ…ありがとう…」ガタッ

聡(本物の喫茶店って…本物過ぎるだろ…)

聡(少なくとも俺みたいな普通の庶民がくるところではないぞ…店員さんの服はかわいいけど…)

267 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 04:36:25.09 ID:X2ov3wzO0 [3/58]
聡(はぁ…気がおm)ドンッ

 「きゃっ!」

聡「うおっ!す、すみません!」

 「そんな私のほうこそ…ってあれ?」

聡「む、ムギさん!?」

紬「聡くん!?また会うなんて珍しいわねぇ~」

聡「そ、そうですね…またムギさんと会えるなんてこ」

紬「じゃあ私人待たせてるから、ごめんね」タッタッタ

聡「れはもはや運命…ってやっぱいねぇ!」

聡「なんなんだ本当に…せめて話しだけでも最後まで聞いてほしい…」

268 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 04:37:08.14 ID:X2ov3wzO0 [4/58]
帰り道

聡「結局紅茶すら飲めずに帰ってきちまった…」

聡「一体俺は行った意味があったのか?」

聡「ん?…あのウェーブがかった金髪はまさか!?」

聡「ムギさん!」

紬「あ、聡くん…」

聡「また会えましたね!」

紬「そ、そうね…」

聡(あ、あれ?なんかムギさん引いてないか?…まさか俺ストーカーだと思われてるのか!?)

聡「あ、あのー…ムギさん…」

紬「す、凄い!こんなこと本当にあるのね!」

聡「へ?凄いって…」

269 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 04:37:58.47 ID:X2ov3wzO0 [5/58]
紬「あのね聡くん!同じ日に3回偶然会った人って、運命の赤い糸で結ばれてるらしいの!」

聡「う、運命の赤い糸ですか!?」

聡(これは…俺とムギさんが結ばれるって展開なのか!?)

聡(鈴木よ、喫茶店誘ってくれてありがとー!)

紬「私の運命の人って聡くんだったのね…」

聡(ここは押せ!押すんだ田井中!)

聡「えぇ、きっとそうなんです!これは愛の女神が2人にくれた奇跡なんですよ!」

紬「でも…私聡くんのこと全然知らないわ」

聡「じ、じゃあこれからお互いのこと知っていきましょう!」

紬「そうね…じゃあこれからよろしくね、聡くん♪」

聡(Oh…ムギさん笑顔が天使じゃないか!)

聡「ならまずお互いの連絡先を交換しましょう!」

聡(…自分で言っといてあれだけど、これって思いっきりナンパだよな)

270 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 04:38:40.31 ID:X2ov3wzO0 [6/58]
紬「私の連絡先届いた?」

聡「バッチリです!俺のほうはどうですか?」

紬「えぇ、こっちもバッチリよ♪」

聡(俺、今までこんな嬉しい連絡先の交換を経験したことがないよ!)

紬「あっ!もうこんな時間、急がないと!」

聡「え?なんか用事あるんですか?」

紬「そうなの、ごめんね。また連絡するからー!」タッタッタ

聡「用事ってなんの…ってはえぇ!お、俺も連絡しまーす!」

聡「紬さんって雰囲気のほほんとしてるけど、体力あるんだな…」

聡「それにしても運命の赤い糸、か…フヘッヘッヘ、これは笑わずにはいられない!」

271 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 04:39:50.38 ID:X2ov3wzO0 [7/58]
田井中家

ガチャリ
聡「いやーただいまー!」

律「なんだー機嫌いいなーお前」

聡「姉ちゃん…俺運命の赤い糸で結ばれてる相手を見つけたんだ…」

律「はぁ?なんだよそれ?」

聡「俺の運命の相手ってムギさんだったんだ!」

律「ムギがお前の運命の相手ぇ?なんでまたそんな…」

聡「おいおい、マジなんだぜ?ムギさんからも「私の運命の人って聡くんだったのね…」って言われたし!」

律「どういうことだよ?」

聡「ムギさん曰く、同じ日に3回偶然会った人は、運命の赤い糸で結ばれてるらしい」

律「どーせ、1回会ったあとずーっとお前がムギをつけてたんだろ?」

聡「そそそそんなことすするわけななっなないだろ!」

律「え?マジで?」

273 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 04:40:33.45 ID:X2ov3wzO0 [8/58]
聡「いやだからマジでしてないって!本当に全部偶然なんだよ」

律「なんかまだいまいち信じられないけど…」

聡「ねぇ、ムギさんってどんな人なの?」

律「…お前、そんなのも知らずに運命の相手だー!とか言ってたのか?」

聡「う、うっせーな!これからお互いを知っていこうってなったんだよ!」

律「ふーんへーこれからねー」

聡「だから、姉ちゃんが知ってるムギさんの情報をくれ!出来るだけ多く!」

律「んームギかぁ…とりあえずお嬢様でピアノが上手くて作曲も出来て…」

聡「ふむふむ…」

律「お茶いれるのが好きで天然っぽくて遊ぶのが好きで面倒見が良くて…」

聡「ふむふむふむふむ…」

律「あとは…怪力か?」

聡「怪力!?」

274 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 04:41:15.79 ID:X2ov3wzO0 [9/58]
律「まぁ細かいところは本人から聞け」

律「私が話せるのはここまでだ」

聡「ありがとう、姉ちゃん。随分良い情報を得ることができた」

聡「それにしても、最後の怪力が妙に引っかかるんだけど…」

律「それも含めて本人に聞け」

聡「本人に聞けって…女の子に「怪力ですか?」ってどうやって聞くんだよ?」

律「それくらいは自分で考えろ!そこまで私を頼るんじゃねぇよ」

聡「えぇ、ごもっともで…」

275 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 04:45:55.34 ID:X2ov3wzO0 [10/58]
聡の部屋

聡「ムギさんと別れてから、結構経ったけどまだ用事してるのかな?」

聡「ムギさんからの連絡もないし…忙しいんだろうか…」

聡「でも、め、メールくらいならしてもいいよな…」

聡「えぇい!勇気を出せ田井中よ!メールくらいでビビってんじゃねぇ!」

聡「よーし!メール送ってやんぜ!待っててください、ムギさん!」

10分後

聡「よ、よし!メールは出来た…あとは送信ボタンを押すだけ…」

聡「もうワンプッシュでムギさんの元にこのメールが…」

聡「あぁもう!勇気を出すんじゃなかったのか、田井中!行け!お前は別に悪いことをしようとしてるわけじゃない!」

聡「えいっ!」ピッ

携帯「送信しました」

276 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 05:00:28.93 ID:X2ov3wzO0 [11/58]
聡「お、オォウ…送っちまった…」

聡「メール返ってくるかな…」

1時間後

テキラタイッ ユールサレナッイッオッモーイー
聡「き、来た!きっとムギさんからのメールだ!」

聡「ど、どれどれ…」

鈴木メール『お前好みの人が働いてる店見つけた』

聡「って鈴木かよ!?俺好みって…俺はもう運命の相手を見つけたんだよ!」

聡「でも…ちょっと気になる…い、いやダメだ!俺にはムギさんっていう相手が…」

聡「…み、店どこか聞くくらいならいいよな…」メルメル

277 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 05:01:13.96 ID:X2ov3wzO0 [12/58]
テキラタイッ ユールサレナッイッオッモーイー
聡「お、はえーな鈴木め。で、どこの店なんだ?」

聡「まさか、あの喫茶店みたいなところじゃないだろうな…」

紬メール『返信遅れちゃった 待たせちゃってごめんなさい

     今アルバイト終わったところなの ねぇ、聡くんは今なにしてるの?』

聡「ムギさんだったー!うぉー!ついにメールが来たぞ!」

聡「へー、ムギさんってバイトしてるんだ…姉ちゃんはそんなこと言ってなかったよな…」

聡「聡くんは今なにしてるのって…い、言えねー!好みの女の子が働いてる店聞きだしてるなんて!」

聡「ここは…ごまかすしかない…」

聡「えぇい!ここぞで意外と機転が効け俺!」メルメル

279 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 05:02:00.39 ID:X2ov3wzO0 [13/58]
数日後

聡「結局鈴木に誘われるまま来てしまった…」

鈴木「誘われるままって、お前結構ノリ気だったじゃねぇか」

聡「いや…まぁ…そうだけど…」

聡(俺には運命の相手がいるってのに…ムギさん、浮気症な俺を許してください!)

鈴木「ほら行くぞ田井中」

聡「あ、あぁ…」

店の前

鈴木「ここだ」

聡「こ、ここか…今日はいるのか?」

鈴木「解んね。この前はいたけど」

聡「無駄足かもしれないのか…」

鈴木「かもな。ほらとっとと入るぞ」

聡「お、おい!待てよ!」

280 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 05:02:50.10 ID:X2ov3wzO0 [14/58]
店の中

聡「おい…どうだ?いるか?」

鈴木「急かすなって。えーっと…あぁ、あの人」

聡「あの人?どこよ?」

鈴木「ほら、あそこにいるだろ?長髪で色白で優しそうな感じの」

聡「あそこ?えーっと…!?お、おいマジかよ!?」

鈴木「どうだ?お前が言ってた、長髪で色白で優しそうな感じって好みにぴったりだろ?」

聡(あ、あぁ…あれは間違いない!あれはまさに!)

聡「ムギさんじゃないか!」

鈴木「え?知り合い?」

281 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 05:03:36.62 ID:X2ov3wzO0 [15/58]
聡「知り合いもなにも…あの人は俺の運命の人なんだ!」

鈴木「えっ、なにそれキモい」

聡「キモい言うな!いやーでもマジ運命の赤い糸で結ばれてるわぁー!」

鈴木「1人で言ってろ。俺はもう帰る」

聡「おい、どうした急に?」

鈴木「なんかもう冷めたんだよ。それにお前キモいし」

聡「だからキモい言うな!なんだお前さっきから!」

鈴木「解ったよ。じゃあな」トコトコ

聡「あぁ、じゃあな。あと教えてくれてありがとう!」

鈴木「へへっ、良いってことよ」トコトコ

聡「なんだあいつの背中…かっこいい…これがハードボイルドか!」

282 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 05:04:23.53 ID:X2ov3wzO0 [16/58]
聡「とりあえず…何か頼むか!」

紬「いらっしゃいませー♪…ってあれ?聡くん?」

聡「ど、どうも」

紬「どうしてここに?」

聡「友達に誘われまして…」

紬「お友達と一緒なの?」

聡「いや、もうそいつは帰っちゃって俺1人です」

紬「そうなの…あっ、ご注文はなにになさいますか?」

聡「注文…ですか?」

聡(おい、ここはもう「あなたを…テイクアウトで(キリッ」って言うしかないだろ!言え!言っちまえ、田井中!)

283 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 05:05:16.68 ID:X2ov3wzO0 [17/58]
聡「あ、あな!あなた…あなたを…」

紬「私?私がどうかしたの?」

聡「い、いえ!…ハンバーガーとコーラで…」

聡(い、言えるかぁー!そんなもん!あんなもん言ったってもうほとんどコントじゃねぇか!)

紬「ご一緒にポテトはいかがですかー♪」

聡「え?ポテト?」

紬「ご一緒にポテトはいかがですかー♪」

聡「あ、あの…ムギさん…?」

紬「ご一緒にポテトはいかがですかー♪」

聡「…じゃあポテトもお願いします」

284 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 05:06:06.94 ID:X2ov3wzO0 [18/58]
聡「ちくしょー…あんなかわいい顔で3回もすすめられたら断れねぇだろ…」

聡「この商売上手め!」

紬「ハンバーガーとポテトとコーラでお待ちのお客さまー」

聡「あ、はい!」

紬「お待たせしましたー♪」

聡「あ、ありがとうございます!」

聡(あぁ、ムギさんが俺に向かって微笑みかけてる!…営業スマイルかもしれないけど)

紬「ねぇ、聡くん。このあとなにか用事ある?」

聡「いや、なにもないですけど…」

紬「じゃあちょっと待っててもらえないかしら?もうすぐアルバイトも終わるから」

聡「ま、待ちます!何時間でも!」

紬「そう?ありがとう♪」

聡「いや、そんな滅相もない!」

285 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 05:07:11.39 ID:X2ov3wzO0 [19/58]
聡「待っててかぁ…なんなんだろうなぁ…」モグモグ

聡「もしかして…このままデートだったり!?」チューチュー

聡「あぁ、期待も腹も膨らんでいく!」

紬「ごめんね、聡くん。お待たせ」

聡「いえ、そんな全然待ってませんよ!」

紬「気を使わなくてもいいのよ?」

聡「気を使ってなんて…ムギさんが来るのが楽しみで、いつもより早く時間が過ぎましたから!」

紬「そうなの?…なんか照れちゃうわね」

聡(ムギさんの白い肌に差し込む赤が映えてるよぉー!)

紬「ねぇ、聡くん私の家に来ない?」

聡「え!?家ですか!?」

紬「私、聡くんのことよく知らないから、お話し出来ればと思って」

聡「い、行きます!行かせてください!」

聡(これは…願ってもない展開じゃないか!マジで俺が望みさえすれば、運命は絶えず俺に味方するんだな!)

286 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 05:08:12.93 ID:X2ov3wzO0 [20/58]
琴吹家の前

聡「あ、あの…ムギさんの家ってここなんですか…?」

紬「えぇ、そうよ♪」

聡(これはもう豪邸ってレベルじゃねーぞ!もはや宮殿じゃねぇか!)

聡(姉ちゃんからお嬢様って聞いてたけど…まさかここまでとは…)

紬「早く行きましょう、聡くん」

聡「は、はい…」

ガチャリ
紬「ただいまー」

執事・メイド「お帰りなさいませ、紬お嬢様!」

聡(な、なんだ!?両サイドに無数の執事とメイドがいるぞ!?こんなもんもう漫画じゃねぇか…)

聡「お、おじゃましまーす…」ビクビク

紬「今日はお友達を連れてきたのー♪みんな、失礼のないようにね!」

執事・メイド「仰せの通りに、紬お嬢様!」

聡「い、いやそんな皆さん…お気使いなく…」オロオロ

聡(あぁ、俺なんて庶民!…俺ってムギさんと釣り合うのかな?)

289 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 06:00:03.82 ID:X2ov3wzO0 [21/58]
紬「さぁ、こっちよ聡くん」

聡「え、えぇ…」

聡(さっきから扉ばっかあるけど…この階だけで何部屋あるんだよ…かくれんぼが余裕でできるぞ…)

紬「ここが私の部屋なの!さぁ、入って♪」

聡「は、はい!おじゃまします…」

聡(案の定広い部屋だよ…ウチのリビングより広そうだ…)

聡(はぁ…なんだろう、嬉しいはずなのに悲しくなってきた…)

紬「好きなところで楽にしてていいわよ」

聡「はい…失礼します…」

聡(楽にしててって言われても…ど、どうすりゃいいんだ!?なんかなにをやっても失礼に感じられそう!)

290 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 06:00:47.11 ID:X2ov3wzO0 [22/58]
紬「どうしたの、聡くん?立ったままだけど…」

聡「い、いやぁ…その緊張してなにしていいか解らなくて…」

紬「そうねぇ~…それじゃあ、私の隣に来てくれないかしら?」

聡(と、隣!?ムギさんが座ってるソファーに俺も座れと言うのか!?)

紬「ほら、早く来てくれないとお話し出来ないでしょ?」

聡「は、はい!」ストン

聡(む、ムギさんとこんなに近くに!あっ、なんかムギさんからいい香りがする…)

紬「ねぇ…聡くんは積極的な女の子って好き?」

聡「えっ!?積極的な子ですか?す、好きですよ…」

紬「そう…なら良かったわ♪」

聡(な、なんだこの雰囲気!?このなんかけだるい感じは!)

291 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 06:01:36.39 ID:X2ov3wzO0 [23/58]
紬「聡くんって…女の子の体に興味があるのよね?」

聡「そ、そりゃあまぁ…男ですから…」

紬「私もね、男の子の体に興味があるの…」

聡「えっ!?そ、それって…!」

聡(なんだこの、このまま一気に大人の階段を駆け上がる感じの急展開!?い、いや…でもここは…)

紬「だからね?聡くん…私と…」

聡(あぁ、ムギさんの体が近付いてきてぇー!俺の理性がー!…で、でもここは抑えなきゃいけないよな!?)

聡「だ、ダメです!ムギさん!」グッ

紬「えっ?…聡くんは女の子のこと知りたくないの?」

聡「し、知りたいですけど…けどダメです!」

292 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 06:02:19.35 ID:X2ov3wzO0 [24/58]
紬「どうして…ダメなの?」

聡「それは!その…こういうのはちゃんと順序を踏まないといけませんよ、やっぱり!」

聡「付き合ってもないのに、こんな感じでやっちゃいけませんよ!」

紬「聡くんは私のこと好きじゃないの…?」

聡「好きだからですよ!俺、ムギさんのこと好きだから…大切にしたいんです!」

紬「そうだったの…ふふっ、照れちゃうわね♪」

聡(よかった…なんとかおさまった…ってあれ?)

聡(俺、勢いに任せて告ってるじゃねぇか!あーもっとかっこよく決めたかったのにぃー!)

293 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 06:03:12.34 ID:X2ov3wzO0 [25/58]
紬「ごめんね、聡くんあんなことしようとして…」

聡「い、いえ!そんな謝らなくても…」

聡(俺、もしかして最大のチャンスを不意にしたのか…?い、いや!俺の選択は間違ってなかったはず!)

紬「私、普通の恋愛をするのが夢なの…」

聡「普通の恋愛ですか?」

紬「普通に出会って、普通に好きになって、普通に付き合って、普通に結婚して…それってとても素敵だと思うの」

聡「俺もそう思いますけど…それが夢なんですか?」

紬「私ね…会ったこともない人と結婚されられるかもしれないから…」

聡「そ、そうなんですか!?」

聡(フィアンセってやつか?…本当にあんだなそういうのって)

294 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 06:04:10.69 ID:X2ov3wzO0 [26/58]
紬「えぇ、そうなの。…私そんな結婚したくない!」

紬「もっと、普通の恋人と普通の結婚がしたいの…」

聡「その…普通の恋人って俺じゃダメですか?」

紬「えっ?」

聡「普通っていうのだったら、俺結構自信あるんで!」

聡「それに…俺とムギさんって運命の赤い糸で結ばれた相手なんだし…」

聡「まぁ、ムギさんの恋人が俺でよければですけど…」

紬「そんな…聡くんなら大歓迎よ♪」

聡「ほ、本当ですか!?ありがとうございます!」

聡(いよっしゃキター!ムギさんが俺の恋人、かぁ…)

聡(今日ほど普通に生まれてよかったと思えた日はないよ!父よ、母よ、ありがとう!)

295 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 06:04:59.99 ID:X2ov3wzO0 [27/58]
紬「もう夜になっちゃったけど、どうする?」

聡「じゃあ…もう帰ろうと思います。あんまり長くいても迷惑だと思うので…」

紬「別にそんなことないのよ?でも、帰るなら送っていかなきゃね」

聡「送ってくれるんですか?」

紬「もちろんよ♪…斉藤、車をだしてちょうだい」

斉藤『解りました、紬お嬢様』

聡(内線電話だ…すげぇ使ってるの初めて見た…)

紬「さっ、行きましょ聡くん♪」

聡「あっ、はい!」

296 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 06:05:55.98 ID:X2ov3wzO0 [28/58]
琴吹家の庭

斉藤「お待たせいたしました、どうぞ」ガチャリ

紬「さぁ、聡くん乗って!」

聡「は、はい…失礼します…」

聡(なんだこの車は…外車か!?外車なのか!?シートが対面式じゃないか!)

紬「んしょ…それじゃあ出してちょうだい」

斉藤「では出発いたします」ブロロロロー

執事・メイド「行ってらっしゃいませ、紬お嬢様!」

聡(ダメだ、まだ全然慣れねぇ…ムギさんと結婚でもしたら慣れるんだろうか?)

紬「どうしたの、聡くん?なんか顔が固いわよ?」

聡「い、いえ!なんでもないです!」

聡(あぁ…俺って本当超庶民…)

298 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 06:07:17.84 ID:X2ov3wzO0 [29/58]
聡「あっそうだ!あのムギさん」

紬「どうしたの?」

聡「あのー…今日ムギさん、なんであ、あんなことしようとしたんですか…?」

紬「え?あんなことって?」

聡「そ、その…おお女の子かっか体がどうとか…」

紬「あぁ、あれはね聡くん!」

紬「メイドの人が「運命の相手をしっかり捕まえるためには、積極的にやることも必要!」って言ってたからなのー♪」

聡「せ、積極的にですか?」

紬「そう、積極的によ♪」

聡(積極的にって…あれはちょっと積極的すぎないか!?俺の心臓が破裂しかけたぞ!)

299 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 06:08:23.44 ID:X2ov3wzO0 [30/58]
斉藤「着きました、紬お嬢様」

紬「あら、もう着いちゃったのね」

聡「今日は色々ありがとうございました、ムギさん。家にまで送ってもらっちゃって…」

紬「いえいえ、そんなことないわ♪」

聡「それじゃあ失礼して…」ガチャリ

紬「あっ!ちょっと待って聡くん!」

聡「なんですか?ムg」チュ

紬「んっ…これは今日の感謝のしるし、ね?」

紬「それじゃあまたね。私の普通の恋人さん♪」

聡「は、はい…」

斉藤「では出発いたします」ブロロロロー

聡「キスされちゃった…キスされちゃったよぉー!」

聡「や、柔らかかった!手の比じゃないくらい柔らかかった!」

聡「これを足掛かりに大人の階段を1段ずつ上ってくのか俺は…」

終わり

300 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/30(月) 07:14:12.24 ID:X2ov3wzO0 [31/58]
次は澪ルートやろうと思う


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