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上条「義兄さんと呼べ!」後日談等

340 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 20:39:42.62 ID:Ts1/1wDO [27/33]
無難に後日談編をちょいちょいスタートしたいと思います。まずは通行止めから

341 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 20:40:07.48 ID:Ts1/1wDO [28/33]
一通「……よォ」

打止「おはよ、寝坊助さん」

一通「……せェ」

打止「もう、休みだからって寝過ぎだぞ」キャピ

一通「幼馴染みかてめェは」

打止「ひどっ! あ、でも私にとってはそうかも!」

一通「あァ、まァ間違ってはいねェか」

打止「えへへー」

一通「あン?」

打止「そうだ、コーヒー飲む?」

一通「あァ、頼むわァ」

打止「ちょっと待ってて!」

一通「そういや義兄さン達は?」

打止「お姉様は学会、当麻お義兄さんはこの間の後始末が忙しいみたい」

一通「お前は学会出なくていいのかァ?」

打止「うん。お姉様がたまには二人でゆっくりしなさいって言ってね」

一通「別に気ィ使わなくてもいいのになァ」

打止「そう、だね。はいコーヒー出来たよ」

一通「どォも」

342 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 20:40:52.04 ID:Ts1/1wDO [29/33]
一通「あァ、うめェ」

打止「なんかヤギみたい……」

一通「ああン!?」

打止「冗談だよ冗談!」

一通「ケッ。にしてもお前、コーヒー淹れるのうまくなったよなァ」

打止「そうかな?」

一通「初めの頃なンて豆を冒涜してるようにしか見えなかったぞ」

打止「うー、最初はノーカンにしてよぉ……」

一通「でもその頃に比べたらすげェマシになってンぞ」

打止「ねぇ、さっき『うめェ』って言ってなかった?」

一通「……さァな」

打止「あー、誤魔化した!」

一通「静かに飲めってンだ」チョップ

打止「あいた! もう素直じゃないんだからー」

一通「素直ですゥ。素直過ぎてつい手が出てしまいましたァ」

打止「相変わらず憎まれ口叩くんだから!」

一通「てめェは相変わらず一言多いンだよォ」

打止「私だってー、素直にー、言ってるー、だげだしー」

一通「今時の女子高生でもそンな喋り方しねェぞ」

打止「いたよ、少し!」

一通「いンのかよ……」

343 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 20:41:40.06 ID:Ts1/1wDO [30/33]
打止「コーヒーおかわりいる?」

一通「あァ」

打止「はいよー」

一通「そォいや、お前がコーヒーをブラックで飲めるようになったのっていつ頃だったかァ?」

打止「高校入ってしばらくしてからだったかな? はい、どうぞ」

一通「どォも。随分マセたガキだったンだなァ」

打止「あなたのせいじゃない……」

一通「あン?」

打止「あなたがそうやってガキガキ言うから少しでもあなたに近付こうと頑張ったの!」

一通「お、おゥ、そォか……」

打止「それにブラックで飲めるようになったら結婚してくれるって言ったじゃない!」

一通「ぶはァッ!?」

打止「ちょっと汚いよ!?」

一通「ゴホッ、ゴホッ……すまねェ」

打止「もー、急に吹き出してどうしたの?」

一通「俺、そンなこと言ったのかと思ってなァ……」

打止「覚えてないの?」

一通「……あァ」

打止「はぁ」

一通「俺がそンな軽口言うはずがねェンだが……」

344 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 20:42:23.07 ID:Ts1/1wDO [31/33]
打止「前にあなたに友達を紹介した時があったじゃない?」

一通「あっちゃンといっちゃンか?」

打止「うん」

一通「懐かしいな。AIMか」

打止「うぅ、私は普通に学生生活を送ってただけなのになんでそんな不名誉なあだ名が……」

一通「くきゃきゃ。でもそン時お前にあンなこと言った覚えはねェンだけどなァ」

打止「『私』には言ってないね」

一通「どォいう、ことだ?」

打止「あっちゃんとみっちゃんに言ったんだよ」

一通「……!」

打止「思い出した?」

一通「よォな、してないよォな……」

打止「もう。私がちょっとその場から離れた時、あっちゃんとみっちゃんがあなたと私の関係を問い詰めてたらあなたは……」

一通『あァ? あンなガキにそンな興味ねェよ。ただの保護者だっての。そうだな、コーヒーをブラックって飲めるくらいの大人になったら結婚でもなンでもしてやンぜ』

打止「って言ったんだってね!」

一通「マジかよ……」

打止「MNWにバックアップ取ってあるもん! 約1万人が証人だよ!」

一通「また俺が晒し者に……不幸だァ……」

打止「それ言ったらオチちゃうからだめだよ!」

一通「お前がいないと思って油断してたのか……」

345 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/01(木) 20:43:13.17 ID:Ts1/1wDO [32/33]
打止「ゆ、だ、んー?」

一通「あ、いや、」

打止「んー?」ズィ

一通「……それはァ……」

打止「んんー?」ズィズィ

一通「あー! うぜェ!」グィ

打止「んっ!? ~~っ!」

一通「――」

打止「――んぁ……苦い」

一通「ブラック、大丈夫だったンじゃねェのかよ」

打止「こっちは甘い方がいい……」

一通「夢見ンなっての」

打止「それで、油断ってなんのこと?」

一通「ンなもンとっくに忘れた」

打止「覚えてるくせに」

一通「覚えてねェよ」

打止「ツンデレさんはお姉様だけだで十分だよ?」

一通「てめェ……!」

打止「また口塞ぐ?」

一通「あ?」

打止「塞がないと何度でも問い詰めるよ?」

一通「……上等だ」

354 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/02(金) 15:58:16.90 ID:JaOiJ2DO [2/9]
――学会後、控え室――

美琴「あー疲れた……。あの事件の後なんだから少しは休ませて欲しいわね……」グテー

美琴(今頃、打ち止め達は仲良くやってるかしら? 普通に一緒に暮らしてるけど、やっぱり私達がお邪魔した形だからたまには二人でゆっくりしてもらわないとね)

美琴(そういえばあの二人ってどうイチャついてるんだろ? 付き合い長いけどそういうところほとんど見たことないわね)

美琴(素直じゃないから『うぜェ』とか言いながらキスしてたりして)クスクス

美琴(……。今日は帰らない方がいいのかなぁ? 当麻も外回りが忙しいから帰れないって言ってたし)

美琴(うん、そうしよう。今日は二人っきりにしてあげましょ。……二人っきり……はぁ)

美琴(なんか腹立ってきたわね。私だってイチャイチャしたいっつーの、忙しくても構えっつーの)

美琴(くっそーあの泥棒猫め、ここ最近はずっと当麻にベッタリなんだろうなぁ……)ギリギリ
美琴(当麻も当麻よ。私というものがありながら次から次へとフラグをポンポンと……。バレンタインの時なんか朝起きたらトラックが家を包囲してるってどういうことよ!?)

美琴(まぁほとんどは妹達だったりするんだけど、それにあの量はないわよ。何故か私宛ても結構あったけど……)

美琴(なんだかますます腹が立ってきたわ。今度暇が出来たら××の穴に指つっこんで電撃翌流して奥歯ガタガタ言わせてやる……!)

美琴(あーもう、よく分かんない腹立つー!)

美琴「当麻のバカ!」

上条「いきなりバカとは当麻さん的にはかなりショックなのですが……」

美琴「!! ちょーま!?」

上条「なんですかちょーまって……超当麻の略ですか?」

355 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/02(金) 16:01:13.74 ID:JaOiJ2DO [3/9]
美琴「うるさいバカ!」

上条「おいおいカルシウム不足か? ムサシノ牛乳買って来るか?」

美琴「違うわよバカ!」

上条「またバカって……一体どうしたんだよ?」

美琴「バカ! 寂しかった!」

上条「この泥棒猫」

美琴「お母様!? ってやらすな!」チョップ

上条「オップス! いやーこの流れ一度やってみたかったんだよ」

美琴「ったく。てかなんで当麻がここにいるの? 仕事は? クビ? クビになったの?」キラキラ

上条「なんだよそのクビになって欲しいみたいな反応は!? 俺はヒモにはならん、ならない、なりませんよ!」

美琴(……チッ)

上条「隠そうとしてるみたいですけど全然聞こえてますよ!?」

美琴「チッ」

上条「だからって改めて言う必要あんのか!? ……はぁ、今夜の仕事は向こうの都合で明日になって、今夜はここの近くのホテルに泊まることになったから美琴を誘いに来たんだよ」

美琴「え……?」

上条「嫁がお世話になってますーって名刺見せたらこっちまですぐ通してくれたぞ」

美琴「そう……」

上条「? おかしいなぁ、もっとこう『当麻ぁ! だきっ!』みたいな流れを期待してたんだけど」

美琴「……はぁ」

上条「あのー、美琴さん? 一体どうしたんでせうか?」

357 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/02(金) 16:03:15.13 ID:JaOiJ2DO [4/9]
美琴「タイミングってものがあるでしょおおお!!」ビリビリ

上条「あぶねっ!!」パシュン

美琴「なんかこう事前に連絡くれるとか先に部屋で待ってるとかサプライズ的なものがあるでしょ!?」

上条「逆ギレかよ!?」

美琴「うっさいわね! 当麻は黙って私の愛を食らいなさいよ!」ビリビリ

上条「愛が! 愛が重い!」

美琴「私にこんなに愛されて幸せでしょう!?」

上条「美琴の電撃をこんだけもらえる俺は幸せ者だよちくしょう!!」

美琴「私だってあんたの不幸を背負えて幸せ者なんだよゴルァ!」

上条「愛してるぞ美琴おおお!!」

美琴「私もよ当麻あああ!!」
上条「うおおおおっ!!」

美琴「はああああっ!!」

――――

358 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/02(金) 16:04:45.00 ID:JaOiJ2DO [5/9]
――――

美琴「……もう駄目。電池切れ」ゼェハァ

上条「俺の右手もへろへろだよ……」ゼェハァ

美琴「でもなんだかすっきりしたわ」

上条「そうか、それなら良かった」

美琴「ってか学会ここでやるって言ったっけ?」

上条「調べたんだよ」

美琴「へ?」

上条「今日、仕事早く終わるの分かってたから美琴に会おうと思ってな」

美琴「ふーん。でも理事会の幹部がこう抜けてきていいの?」

上条「俺なんかより仕事出来るやつは沢山いるし問題ねえよ」

美琴「そうなの?」

上条「ああ。それに俺がいても、やれコーヒーだコピーだ腹減っただの、ただのパシリだからなぁ」

美琴「ちょっとは威厳を持ちなさいよ三下ァ!」

上条「なんか久々に聞いたぞ!? しかもちょっと似てるし!」

美琴「当麻はそれでいいンですかァ?」

上条「うーん……でも俺が矢面に立って皆が仕事出来るならそれはそれで良いだろ?」

359 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/02(金) 16:06:18.12 ID:JaOiJ2DO [6/9]
美琴「はぁ、やっぱり当麻は当麻だね」

上条「今更生き方を変えろっていうのも無理な話ですよ」

美琴「ねぇ、仕事はいつまで忙しいの?」

上条「明日明後日には片付くだろ」

美琴「そう。……当麻は今回のこと納得出来る?」

上条「正直に言うと出来ないな。だけどあいつらを歪ませたのは学園都市だ。最初から歪んだ人間なんていねえんだ」

美琴「まぁ、ね……」

上条「あいつらも表の世界の関係ない人間にはあんまり手を出したくなかったみたいで、白井や初春さんはともかく他に襲われた人も皆軽症だ」

美琴「でも、襲われた方には恐怖しか残らないわ。『手加減をしました』で済まされないわ。なんらかのけじめは必要よ」

上条「それは今後のあいつらの生き方次第だろ」

美琴「でも……」

上条「身近にいい例がいるだろ?」

美琴「?」

上条「一方通行だよ」

美琴「あ、」

360 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/02(金) 16:07:49.91 ID:JaOiJ2DO [7/9]
上条「今となっては慣れ合った空気になってるけど、あいつは自分の信念は一切曲げてねえよ」

美琴「そうね……」

上条「それにあいつらは上手くやってけるさ」

美琴「どうして?」

上条「これだよ、これ」

美琴「? 結婚指輪がどうしたの?」

上条「それもそうなんだけど、刻まれてるものがだな」

美琴「カスミソウ? えぇ!? まさかあの二人も!?」

上条「そ。俺が見た時は右手にしてたけど今頃は左手にちゃんとしてんだろうな」

美琴「世間は狭いわね……」

上条「狭くていいさ」

美琴「どうして?」

上条「広かったら美琴とのエンカウント率が下がってるだろ?」

美琴「○ケモンか私は!?」

上条「差し詰めピカチ○ウだな! ははは!」

美琴「10万ボルトー!!」ビリビリ

上条「うおおい!? 10億の間違いじゃねえのかそれ!?」パシュン

美琴「ヂュー!!」

――――

361 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/02(金) 16:10:37.72 ID:JaOiJ2DO [8/9]
――――

美琴「らめぇ……もう電池らい……」シナシナー

上条「そりゃあ電池切れの後にあんだけ暴れたらシナシナになるだろ」

美琴「へぅー」

上条「ほら、しっかりしろよ」

美琴「むりだよとうまぁ……」

上条(な、なんだこの可愛い生き物は!? これはほんとに美琴なのか!?)

美琴「とうまぁ?」

上条「な、なんだよ?」

美琴「ちゅーしてぇ?」

上条「んなっ!? あのー、美琴さんは頭の中までシナシナになっちまいやがったんですか?」

美琴「なにいってんのよぉとうまぁ。ちゅーだけじゃたりないのぉ? それならそのさきもしていいんだけどぉ?」

上条「美琴……」

美琴「とうまぁ……」

上条「なんで、なんで眼鏡に白衣じゃないんだよ……!」

美琴「と……は?」

上条「学会の時は着てたんだろ!? なんで着替えてんだよ!? 意味分かんねえよ! 普通そこは着てるべきところじゃねえのかよ!?」

美琴「……」

上条「この間もそうだった……俺が、俺がどんだけ楽しみしてたと思ってるんだよ!? 白衣フラグビンビンのビンの助だったんじゃねえのかよ!?」

美琴(ビンの助ってなによ……)

上条「いいぜ、美琴がそこまでフラグをバッキバキにするなら……まずはその服を脱がす!」

美琴「へっ? あ、きゃあ!? ちょっと、当麻、んっ!」

369 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/03(土) 21:08:17.92 ID:NGdbjgDO [2/9]
――とある病院、一室――

垣根「沈利、ティッシュ取ってくれ」

沈利「はい」

垣根「沈利、お茶」

沈利「はい」

垣根「沈利、孫の手」

沈利「はい」

垣根「沈利、お手」

沈利「は……してねよッ!?」

垣根「なんだしねえのか……」シュン

沈利「なんでして欲しそうな反応すんだよ!?」

垣根「別に犬扱いしようってんじゃねえぞ?」

沈利「じゃあなんだって言うの?」

垣根「ちょっと両手出せよ」

沈利「……。変なことしない?」

垣根「変? お前、手に性感帯あったか?」

沈利「ねえよ!」

垣根「なんだねえのか……」シュン

沈利「だからがっかりすんな! あーもう、はい。これでいい?」

垣根「ああ」

370 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/03(土) 21:08:57.64 ID:NGdbjgDO [3/9]
沈利「あ、ちょ、指輪外してどうする気?」

垣根「こうすんだよ」

沈利「!」

垣根「もう右手にする必要はねえだろ? だから左手にすんだよ。やっぱ左に合わせて作ったから左の方がしっくりくるな」

沈利「帝督……」

垣根「沈利、俺にもやってくれねえか?」

沈利「うん」

垣根「……。改めてとなると恥ずかしいな」

沈利「私も……」

垣根「これでお前は正式に『垣根』だな」

沈利「帝督が麦野になってもいいのよ?」

垣根「麦野帝督か。……やっぱ垣根だな」

沈利「どうして?」

垣根「垣根の方が格好いいだろ?」

沈利「甘いわね」

垣根「あ?」

沈利「モンブランにカラメルソースに黒砂糖かけるくらい甘えんだよ」

371 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/03(土) 21:09:54.72 ID:NGdbjgDO [4/9]
垣根「……そこまで言うなら聞かせてもらおうじゃねえか」

沈利「私の人気を知らねえな? 巷じゃ麦のん麦のんと大盛り上がりだぞ?」

垣根「どこの巷だよ。ただ怖がられてただけなんじゃねえの?」

沈利「ああ? じゃあテメェの垣根のどこに人気があんだよ?」

垣根「仕事で探り入れてる時なんて名乗るだで大体の女がホイホイ付いてきたぜ?」

沈利「……通りで香水くせえと思ってたら女と遊んでたのか!?」シュイン

垣根「仕事だって」バサァ

沈利「ふん、どうだか」

垣根「手は出してねえから安心しろ」

沈利「手じゃなくて未元物質で出したんじゃねえのかッ!?」ムニィ

垣根「ふぐぉ!? ……てめえ俺の未元物質になにしやがる!?」

沈利「このままこの未元物質を焼いてやろうかぁッ!?」

垣根「俺が一般人に手も未元物質も出すはずねえだろうが!」

沈利「証拠はどこにあんだよ!?」

垣根「てめえの手で反応してんのがなによりの証拠だ!」

沈利「はぁ!? ……ぁ」

垣根「あの糞もやしが腹ぶっ差してなかったら今頃てめえは俺の未元物質で原子崩しされてるはずなんだよ! 分かったか!?」

372 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/03(土) 21:10:29.49 ID:NGdbjgDO [5/9]
沈利「私が悪かったわ……」

垣根「そう思うなら早く離せ」

沈利「あ、ごめん」パッ

垣根「……ったく俺は怪我人なの。分かる? け、が、に、ん」

沈利「わかってるわよ……」

垣根「だったら少しは労れ。とっさの痛みで光線防げなかったらどうすんだよ」

沈利「うっ」

垣根「それにすぐ卑猥なことを言わない」ツン

沈利「ひっ! それはなんていうか癖っていうか無意識っていうか……」

垣根「言い訳すんじゃねえ」ツン

沈利「ひぃ! ちょっと脇腹やめてよ!?」

垣根「あ?」ツン

沈利「ひぅ! だからやめてって!」

垣根「知るか」ツン

沈利「ひん! だからやめろってんだよおおッ!」シュイン

垣根「おっと」バサァ

373 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/03(土) 21:11:36.68 ID:NGdbjgDO [6/9]
沈利「全然元気じゃない……!」ゼェハァ

垣根「さすがは冥土返しと呼ばれてるだけあるな」

沈利「はぁ……。でも、とりあえず良かったね」

垣根「だな。お前の顔の痣も大分よくなってきた」

沈利「うん。でもあの幻想殺し、的確に顔を狙って右ストレートかましやがった……」

垣根「……。一方通行から聞いた話によるとあれは世界を狙えるらしい」

沈利「でしょうね……って一方通行に会ったの?」

垣根「ああ。これからどうすんだって心配されたぜこんちくしょう」

沈利「いい加減張り合うのやめなさいよ」

垣根「いやいやあの黒翼(笑)がなければ勝ってるし。純粋に能力だけで勝負しろっての」

沈利「帝督だって白翼(笑)じゃない」

垣根「威力だけなら超電磁砲以上(笑)」

沈利「てーいとくぅ!」

垣根「おっと」バサァ

沈利「……」

垣根「あれ?」

沈利「ふふっ」

垣根「な、なんだよ?」

沈利「間抜け面見ちゃった」

垣根「……うるせえ」

374 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2010/07/03(土) 21:12:57.95 ID:NGdbjgDO [7/9]
沈利「ねぇ、帝督」

垣根「なんだ?」

沈利「私達これでいいんだよね?」

垣根「そのことなんだがな沈利」

沈利「ん?」

垣根「俺は暗部に残ろうと思う」

沈利「えっ……?」

垣根「幻想殺しと悔しいが第一位に助けられ、上の連中からの操り人形からも解放されて、俺達は表の世界で生きていけるようになった」

沈利「それなら――」

垣根「でもな、これまでの過去は変わらねえんだ」

沈利「!」

垣根「第一位が言ってたろ? 『受け止めてそれを背負ってこそ前に進める』ってよ。だから俺は俺のケツを拭くために暗部に残る」

垣根「過去が変わらねえように当然犯した罪も消えねえ。どうせ変わらねえ消えねえなら俺は更に手を汚してやる。悪に徹して悪を殺す。それが俺の出した答えだ」

沈利「帝督……」

垣根「沈利は沈利の出した答えに従って生きればいい。俺に付いてくることはない。俺は沈利と同じく左手に指輪をすることが出来てもう満足だ。だから沈利は――」

沈利「――うっさいわね……」

垣根「沈、利……?」

375 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/03(土) 21:13:51.47 ID:NGdbjgDO [8/9]
沈利「うっさいって言ってんのよ! 満足したぁ!? テメェの勝手なオナニーを私に押し付けんじゃねえよッ!」

垣根「な!?」

沈利「爆弾がなくなったからって私の気持ちに変わりはないのよ! 私と帝督は一心同体なんだよ! それは今更どうかにか出来るものじゃねえんだよッ!」

垣根「沈利……」

沈利「帝督が暗部に残るなら私も残る。帝督が姿を眩ますなら地獄の隅々まで探す。帝督が死ぬ時は私の死ぬ時。私の生きる場所は帝督の傍だけ」

垣根「……。お前それ自分で言ってて恥ずかしくないのか?」

沈利「ハズカシイ……」カアァ

垣根「顔でお茶沸かせそうだしな」ナデナデ

沈利「うぅ、」

垣根「沈利。……俺に付いてきてくれねえか? どうやら沈利は俺がいねえと駄目になりそうだしな」

沈利「……素直に私と一緒にいたいって言えないの?」

垣根「うるせえ」

沈利「またそれ。ま、外では夫を立ててあげるから安心しなさい」

垣根「勝手に尻に敷いてんじゃねえよ」

沈利「あら、幻想殺しだって一方通行だって敷かれてるじゃない」

垣根「あいつらと俺を一緒にすんじゃねえ! 垣根沈利! お前は俺のものであってお前のものではねえ!」

沈利「私の人生最大の告白をジャイアニズムで潰すなよ!?」
垣根「俺の未元物質に常識は通用しねえ!」

380 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/04(日) 23:45:03.25 ID:hpItWoDO [1/16]
――とある自宅――

絹旗「あの、どうして超私の家なんですか?」

黒子「なんとなくですわ」

絹旗「なんとなくって……」

佐天「私達の家からちょうどいい距離にあるんだよね」

初春「そうですね。ちょうど三角形の中心点みたいな」

絹旗「だからってすぐ溜まるのは超やめて下さい!」

黒子「あら、溜まられて困ることありますの? いつも二つ返事でおkではありませんか」

絹旗「それはそうですけど……」

佐天「まぁまぁ今日は白井さんの退院祝いも兼ねてるし細かいことはいいんだよ!」

絹旗「麦野が復活したってのは私にとっては超複雑なんですが……」

初春「昔の仕事仲間なんですよね?」

絹旗「はい。まぁ色々あって超複雑です。フレンダは『麦のんにならもう一回貫かれたい!』とか超ネジぶっ飛んだこと言ってましたけど」

初春「ひぇー」

佐天「これも一つの愛の形なのかな……」

黒子「まぁ気持ちは分からないではありませんの」

絹旗「」
初春「」
佐天「」

381 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/04(日) 23:45:32.62 ID:hpItWoDO [2/16]
黒子「皆さん固まってどうしたんですの?」

佐天「いやぁだって、ねぇ?」

初春「白井さんはブレないですねぇ」

絹旗「さすがに超命に関わるのはちょっと……」

黒子「あら、命懸けで人を愛してはいけませんの?」

佐天「!」
初春「!」
絹旗「!」

黒子「あー私にも白馬に乗ったお姉様が現れませんかしら!」

絹旗「それ超限定されてますよ」

初春「私も王子様がほしいです……」

佐天「飾利! 私という存在がありながらなんてことを!」ラララー

初春「どこの宝塚ですか佐天さん!」

絹旗「超お似合いですよ」

初春「き、絹旗さんまで!」

黒子「あぁ! お姉様! お姉様ぁ!」ビュンビュン

初春「白井さんそんなにテレポートしてもここに美琴さんはいませんよ!」

佐天「おー初春! どうして君はお花畑なんだい?」ラララー

初春「どうしたもこうしたもありませんし、お花畑ってなんのことですか!」

382 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/04(日) 23:46:14.71 ID:hpItWoDO [3/16]
絹旗「おー超いい感じにカオスってきましたねー」パチパチ

初春「ちょっと止めるの手伝ってくれませんか!?」

絹旗「家主の私が超ほっといてるんですからいいんですよ。その内超飽きますよ」

初春「でも近所迷惑とかあるじゃないですか!」

佐天「初春なに大声挙げてんの?」

初春「えっ!?」

黒子「近所迷惑ですわよ?」

初春「ひえぇ!?」

絹旗「ほら超私の言った通りじゃありませんか」

初春「素に戻るの早くないですか!?」

佐天「まぁいつまでもバカやってる年でもないしね」

黒子「そうですの。全く初春は成長しませんのね」

初春「結局私はいじられ役なんですね……」

絹旗「むしられ役の超間違いですね」

初春「絹旗さんまで!」

383 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/04(日) 23:46:59.22 ID:hpItWoDO [4/16]
佐天「こんなに萎れて……あの時の格好いい初春はどこにいったの?」

初春「ほぇ、格好いい?」

佐天「第四位から私を守ってくれた格好いい初春だよ!」

初春「格好いいって……そんな……」カァ

絹旗「まぁ麦野……今は垣根ですかね。が、最初から超本気を出してればブチコロシカクテイでしたけどね」

佐天「ちょっとー、いい空気に水をささないでよー」

初春「そうですよぉ。でも絹旗さんの言うとおりです。第四位さんが最初からその気なら私も佐天さんも今頃何故か学生生活を送ってるはずです」

佐天「うーっ、そうかもだけど私にとっては初春はヒーローだよ!」

初春「佐天さん……!」

黒子「あーあー、いいですわねぇ。私なんて一方通行でしたのよ? お姉様ならば……!」

絹旗「白井さんの相手は超第二位でしたっけ?」

黒子「そうですの。しかも学園都市の第一位と第二位が戦うのはあれが最初ではないみたいですね」

佐天「えぇ!?」

初春「ああ、あの時ですね……」

絹旗「超表向きでは第二位は戦争で死亡となってますが、実は第一位によって敗れてるんですよ」

佐天「パンピーには全然分からない情報だぁ。第一位の一方通行さんなんか美琴さんと知り合ってなかったら一生分からなかっただろうしなぁ」

黒子「知らない方が幸せということもありますの」

佐天「でも蚊帳の外は嫌だな……」

384 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/04(日) 23:48:22.82 ID:hpItWoDO [5/16]
初春「ほんとに蚊帳の外なのは『私達』ですよ」

佐天「どういうこと?」

初春「ふと思ったらレベル5の上位四人が既婚者なんですよね……」

絹旗「あ!」

黒子「んまっ!」

佐天「盲点だったよ……」

初春「一方通行には打ち止めさんが、美琴さんには上条さんが、そして第二位と第四位の垣根夫妻、皆既婚者です……」

佐天「ちくしょう! レベル5爆発しろ! 禿げろ!」

黒子「ブラック佐天になってますわよ。それにしても改めて言われると精神的にきますわね……」

絹旗「どうして超こうなった」

初春「慢心、環境の違い……」

佐天「くそっ! この中なら一番スタイルもいいし更に家事全般を高水準でこなせる私に何故相手がいない!?」

絹旗「それは超聞き捨てなりませんね! そんなギャップのない人はすぐに超飽きられるんですよ?」

佐天「なにをぅ!?」

絹旗「私を見て下さい! 合法ロリですよ合法ロリ! ギャップを超独り占めですよ!」

佐天「そんなの需要の問題だよ!」

絹旗「需要ない人が超吠えてますね」

佐天「こんのー!」

黒子「あらあら、私を忘れてもらっては困りますの。私、これでも常盤台出身ですのよ? どの方面にも死角はありませんの」フンス

385 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/04(日) 23:49:35.11 ID:hpItWoDO [6/16]
初春「それだけじゃないですか」

黒子「んまっ!?」

佐天「そういう初春のストロングポイントはなにさ?」

初春「皆さんの間を取ってることです! スタイルはまぁ並みですけど悪くはないですし、家事だって普通にこなします」

初春「そしてロリまではいきませんが多少幼児体型なのでギャップもありますし、私だって社会人としてそれなりのスキルはあります!」

絹旗「……バランス型はパーティーでは超使いにくいんですよ」

初春「なんのパーティーですか!?」

佐天「私を戦士とすると白井さんが魔法使い、絹旗さんが僧侶っぽいけど初春は……なんだろ?」

黒子「犬、ですかね」

初春「桃太郎かなにかですか!?」

絹旗「ほーら超きびだんごですよー」

初春「そんな靴下丸めたのいりませんよ!」

佐天「初春はいじりやすくていいわー」

初春「分かっているのについ反応してしまうのが情けないです」

黒子「やっぱり犬ですわね」

絹旗「パブロフのなんたらってやつですね!」

佐天「むしろ悔しいでもビクンビクンじゃない?」

初春「もう! 好き勝手言わないで下さい!」

387 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/04(日) 23:50:38.84 ID:hpItWoDO [8/16]
――一方通行、宅前――

妹1「遙々来たぜ学園都市! そしてあの人の家!」

妹2「今回はなにかと障害が多かったですね」

妹1「蛇がいなかったら無事辿り着けなかった」

妹2「あの妹達は何者なんでしょうか」

妹1「なにって蛇だろ。蛇は二人もいらない」

妹2「はぁ、」

妹1「さぁて戦い疲れてるであろうあの人の体をペロペロ」

妹2「待て変態、介抱するということで共同戦線を組むと約束したはずです」

妹1「介抱とか言ってお風呂に入れてあげようとかブツブツ言ってたくせによく言うよ」

妹2「ななっ! それはミサカの脳内フォルダだけの秘密! それをなぜ!?」

妹1「声に出てたよ。ったくいつまで乙女ぶってるのさ」

妹2「ミサカの恋は一方通行なんです! だからいつも恋する乙女なんです!」

妹1「あーはいはい。恋はあんた担当で下心はミサカ担当で」

妹2「上手いのか上手くないのかツッコミにくい言い方をしないで下さい」

妹1「なんでもいいけど突入する準備はいい?」

妹2「はい。ですが突入ではお邪魔です」

妹1「細けえこたあいいんだよ! 行くぞお花畑! そして待ってろ体液!」

妹2「体液は待ってないです!」

388 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/04(日) 23:52:20.53 ID:hpItWoDO [9/16]
――ガチャ

妹1「やっほー! 戦いの疲れを舐め取りにきたよー!」

妹2「ですから介抱です! あ、お邪魔します」

一通「あン?」
打止「え?」

妹1「上位個体……!」
妹2「学会のはずじゃ……!」

一通「」
打止「」

妹1「ぎゃああああ!! ソファーで一方通行が左手を上位個体の後ろに回しつつ首筋を舐め舐めしながら右手を胸あbbbbbbbb!!」

妹2「上位個体とほぼ同じ容姿、上位個体とほぼ同じ容姿、上位個体とほぼ同じ容姿……よし、イメージは取れあgggggggなかったぁ!!」

一通「なンだよお前らは突然!? 来るときは必ず連絡しろって言ったじゃねェか!?」

打止「ちょっと今日という今日は許せない!!」

妹2「この際だから3……じゃなくて4ぴぎゃあああああ!!」

妹1「ミサカは感覚共有させてもらえれば見てるでもお゛お゛お゛お゛!!」

一通「帰れてめェら!!」

打止「もうバカ!!」

――――

妹3「おや? 学会に上位個体の姿がありませんね。……。……ま、いっか。学園都市に入る手助けはしたし」

389 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/04(日) 23:52:46.41 ID:hpItWoDO [10/16]
――学会会場、駐車場――

皆川「……」

皆川(奥さんを迎えにいくからちょっと待ってろって言われたから待ってるのに全然来ません)

皆川(携帯は置いて行ってるから連絡も取れません。あんパンはもう食べ終わりました。張り込みですかこれは)

皆川(もしかしてスクウェアの残党にでも襲われたのでしょうか? それにしては静かですね)

皆川(まさか入れ違い? 上条さんの公私混同で奥さんのスケジュールは把握済みなのでそれは有り得ませんね)

皆川(では、なぜこんなにも遅いのでしょうか? 不幸にも警備員にでも捕まったのでしょうか?)

皆川(さすがの上条さんでもそんなこと……有りそうですね。なにせ上条さんですし)

皆川(……。ここはやはり私が出張って確認した方がいいかもしれませんね)

皆川(あ、でも私達が入れ違いになったらどうしましょう? 魔術が使えたら手っ取り早いんですけど)

皆川(まぁなんとかなりますよね。私だって今日くらい少しゆっくりしたいです。ここで時間を無駄にするわけにはいきませんし)

皆川(よし、いざ出陣!)

390 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/04(日) 23:53:22.88 ID:hpItWoDO [11/16]
――ガチャ

皆川「皆川ですが上条さんはいらぁ!?」

美琴「とうまぁ、出しす……え?」

上条「へへ、そんな格好されたら……え?」

皆川「」
美琴「」
上条「」

皆川「きゃああああ!? ワイシャツ一枚の上条さんと眼鏡かけて半裸で白衣で乱れてる奥さんの美琴さんの姿があああああ!!」

美琴「みみみ見ないでよ!? 当麻鍵かけてなかったの!?」

上条「美琴連れてすぐ帰る予定だったからかけてねえよ!」

美琴「なにやってんのよ!?」

上条「うるせえよ! 美琴が誘ってきたんじゃねえか!?」

美琴「なによ!?」

皆川「きゃああああ!! 私の角度からは上条さんの幻想殺しから撃たれた超電磁砲が奥さんの体にかかってるのが丸見ええええええ!!」

美琴「どさくさに紛れて実況しないでよ!? 当麻着替えるから早くどけてよ!!」

上条「おのれ魔術師!!」

皆川「上条さんいい体してますね……じゃなくて上条さんも早く服着て下さい!」チラチラ

美琴「指の隙間からしっかり見てないで早く出てけええええ!!」

上条「あーちくしょう! やっぱりあれか、あれなんだな!? くそっ、不幸だーっ!!」

391 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/04(日) 23:54:47.17 ID:hpItWoDO [12/16]
――とある病院、一室――

垣根「俺の未元物質に常識は通用しねえ!」

沈利「またそうやって照れ隠ししやがって! 帝督は私の尻に敷かれてればいいんだよおおッ!」ポム

垣根「うおっ!? いきなり乗っかって来るんじゃねえよ! 傷口に響いたらどうすんだよ!?」

沈利「未元物質でなんとか出来ないの?」

垣根「出来っけどきっちり治さなきゃ意味ねえだろ!?」

沈利「出来るのね。それじゃあ……」スルスル

垣根「沈利話を聞いてんの……おいなにやってんだよ!?」

沈利「え? するのに邪魔だから脱がそうかなって」

垣根「はぁ!? ここは病院だぞ!? なに考えてんだ!?」

沈利「なにって帝督のことだけど?」

垣根「」ズッキューン

沈利「それにほら、常識は通用しないんでしょ? ならここでしてもいいじゃん」

垣根「だ、だけどな……っ」

沈利「こっちはもうやる気だよ?」サワサワ

垣根「ぐっ……ちくしょう好きにしやがれ」

沈利「傷口に響かないように優しくしてあげる」

垣根「治ったら覚悟しとけよ……」

沈利「ふふっ」

392 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/04(日) 23:55:23.06 ID:hpItWoDO [13/16]
――バッターン!

垣根「!」
沈利「!」

御坂妹「避妊具を届けに来ました」

垣根「なん……」
沈利「だと……」

御坂妹「おや、お二人とも電撃が効かなかったエネルみたいな顔をしてどうしたんですか?」

垣根「おい、まさか声が……?」

御坂妹「はい。個室とはいえ病院ですので防音までは整っていませんよ」

沈利「なんてこったい……」

御坂妹「ですがご安心下さい。この部屋は当麻お義兄様がよく使う部屋で、周りの部屋は空いてるのでミサカ以外には聞かれてませんよ」

垣根「そ、それでわざわざ持って来たのかよ……?」

御坂妹「はい。計画性のない性行為を見逃すのは看護師として見過ごす訳にはいきませんでしたので」

沈利「なら空気読んでよ……」

御坂妹「空気を読んでコトを始める前に参上しました」

垣根「うん、まぁ、あれだ……これサイズ多分合わねえわ」

沈利「帝督!?」

御坂妹「!? こ、これは大変失礼しました! すぐに別のを持ってきます!」タッタッタ

垣根「顔赤くして走って行きやがった……可愛いところあるじゃねえか」

沈利「てーいとくぅ?」ムギュウギギギ

垣根「すいませんすいませんそれだけはやめてくださいおねがいしますすいません!」

393 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/04(日) 23:56:11.07 ID:hpItWoDO [14/16]
――とある自宅――

――ピンポーン

理后「きぬはた、差し入れ持って来たよ」ガサガサ

絹旗「理后さん超ナイスタイミングです。今超開けますよ」

理后「こんにちは」

佐天「理后さんこんにちは! わぁ、こんなに沢山ありがとうございます!」

理后「しあげが俺の奢りだーってさ」

初春「うはぁ! ありがとうございます!」

黒子「それで、旦那様の姿が見えませんが……」

理后「しあげなら飲み物持ってくるって一回戻ったよ」

絹旗「くぅー! こんな美女達に囲まれるなんて浜面は超幸せ者ですね!」

佐天「一人で大丈夫ですかね?」

黒子「私がテレポートさせればすぐですの」

初春「白井さんはまだ無理しちゃ駄目ですよ」

絹旗「浜面なら超放っておいても大丈夫ですよ。さ、理后さん超上がって下さい」

理后「うん、お邪魔します」

394 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/04(日) 23:57:46.64 ID:hpItWoDO [15/16]
――――

理后「まさかむぎのが……」

絹旗「私も超複雑です……」

理后「フレンダはなんて?」

絹旗「麦のんに貫かれたいと……」

理后「フレンダらしいね……」

絹旗「……」
理后「……」


初春「で、でももっと驚いたことにまさか第二位さんと夫婦なんて誰も想像しませんよね!」

佐天「ん? 夫婦? 夫婦と言えば……」

黒子「浜面理后……既婚者ですわ」

理后「え? それがどうしたの?」

佐天「きしゃー!」

理后「!?」

絹旗「超既婚者です! こんな身近なとこに超既婚者が!」

理后「え、え?」

初春「嫁ですか! 妻ですか! 主婦ですか!」

理后「ふぇっ!?」

黒子「このプレッシャー……まさかヒロイン!?」

理后「あの、」

一同「うわああああ! 既婚者ああああああ!」

理后「……」

――――

浜面「重てえなぁ……え? 俺の出番この一行だけ!?」

395 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/07/04(日) 23:58:23.11 ID:hpItWoDO [16/16]
これにて後日談編を終わります。次はまだ考えてないですけど書き溜まり次第投下します


まとめさんに載せてもらえなかったけど青髪「不幸やー!」と頑張れ上条ちゃん!宿題編!が今日1000いった総合にあるので良かったら見て下さい
頑張れ上条ちゃんはまとめに載ってます

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