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上条「義兄さんと呼べ!」第一部

1 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/06/15(火) 21:14:44.79 ID:tjR12wDO [1/7]
このスレなァに?
このスレは上条当麻・上条美琴、一方通行・打ち止めの二組の夫婦が主役の俺得SSです

内容は前に総合で投下した
義兄と呼べ!
http://asagikk.blog113.fc2.com/blog-entry-1493.html?cr=6855ce6d8e6bc177204872837044cb8e
義兄と呼べ!2
http://asagikk.blog113.fc2.com/blog-entry-1572.html?cr=fedeec1504cc874b194a278d48265c7d
携帯でリンク先貼ったけど大丈夫かな?の続きになります

投下頻度と量は?
ニートみたいなもので製速に24時間張り付いていられるほど暇なので、切りの良いところまで出来上がり次第投下します。2日に1度くらい?
量は携帯なので自分の見やすいように書くためどうしてもチマチマした感じになってしまいます。パソコンはありますが回線が糞なのと、タイピングが遅いので主に携帯でやってます

その他
サッカー好きなのでたまに濃厚なサッカースレになります。投下間隔が空いた場合は総合に小ネタを投下してるかネタ切れです

前になんか書いてた?
特定は大いに構いません。むしろしてくれた風変わりな変態には洗濯ばさみ一年分プレゼントしたいです

最後に
誤字脱字は気をつけていますが非常に多いです。脳内補完でお願いします。原作の設定だとか書いてての矛盾などは細けェこたァいいンだよ

2 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/15(火) 21:15:29.07 ID:tjR12wDO
一通「なァ、ハッピーエンドっぽい雰囲気をぶち壊すみたいで悪いンだけどよォ……」

上条「どうした一方通行?」

一通「お前ら、家(だったもの)どォすンだよ?」

上条「あ、」

美琴「家も雰囲気も見事にぶち壊してくれたわね」

打止「まぁまぁお姉様落ち着いて。私にいい考えがあるよ!」ピョンコピョンコ

一通「おい、まさか」

打止「そのまさかだよ! お姉様達、しばらく私達の家に泊まってかない?」

上条「うーん、邪魔じゃないか打ち止めちゃん?」

打止「大丈夫だよ! 部屋なら余ってるから好きに使って!」

美琴「でもなんだか悪いわよ。お金ならいくらでもあるから、家を建て直すまでホテルとかどこか借りればいいし」

上条「……」orz

一通「相手が悪かったンだ。まァ元気出せよ、お義兄さン」

上条「どうせ財力もレベル0ですよ……」

打止「私達なら全然気にしないよ? ね、あなたもそうだよね?」

一通「ン、あァ……まァ、な」

美琴「結構気にしてるみたいね」

4 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/15(火) 21:15:48.69 ID:tjR12wDO
打止「んもう、事情はどうあれ家を壊したのはあなたなんだよ?」

一通「それは分かってるがよォ……」

打止「じゃあなにを気にしてるの?」

一通「それは……」

上条「分かったぞ」

一通「な、なンだよ?」

上条「一方通行お前、打ち止めちゃんと2人っきりじゃなくなるのが嫌なんだろ?」

一通「」

美琴「どうやら図星みたいね」

打止「あなたそうなの?」

一通「うっ。お、お前は嫌じゃねェのかよ?」

打止「私? 私は全然だよ?」
一通「……そォか」

美琴「ほら、一方通行も納得してないし私達はしばらくはホテル暮らしするわよ。いいわよね、当麻?」

上条「私には一切の決定権はございませんの……」

打止「うぅ、やーだー!」ジタバタ

5 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/15(火) 21:16:12.00 ID:tjR12wDO
一通「ラ、打ち止め……?」

打止「ヨミカワとヨシカワが居た時みたいにまた4人で暮らしたいー!」ジータバータ

上条「あちゃー泣かせちゃったか……一方通行、美琴。決めた、俺は打ち止めちゃんの家に泊まるぞ」

打止「ほんとに!? 当麻お義兄さん大好き!」ダキッ

上条「はは、大袈裟だなぁ打ち止めちゃんは」

一通(なァ、お義姉さンよォ)

美琴(なによ、一方通行)

一通(これは浮気に入ンのか?)

美琴(こんなの昔からだから、このくらいはノーカンね。でも今回は相手が相手ね)

一通(打ち止めは渡さねェ)

美琴(私だって当麻は渡さないわよ)

一通・美琴「……」ジトー

上条「何故だか凄い殺気を感じるからそろそろ離れようか打ち止めちゃん」

打止「? うん、分かった」

上条(危ない危ない。あれは完全に獲物を狩るハンターを目をしていた)

打止「ねぇ、当麻お義兄さんは納得してくれたよ? 後はあなた達だけだよ?」

6 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/15(火) 21:16:31.10 ID:tjR12wDO
一通「あの家の所有者は俺だァ。その俺がいねェってのはまずいよなァ」

打止「それじゃあ!」

一通「あァ、好きな部屋使いやがれ」

打止「わはっ! 当麻お義兄さんも大好きだけど、やっぱりあなたが一番好き!」

一通「う、ううううるせェ。外でこっ恥ずかしいことを言うンじゃありませン!」チョップ

打止「あいたっ!」

美琴「デレッデレね」

上条「美琴はいつになったらデレッデレになるんですかねぇ」

美琴「もう既にデレッデレのメロッメr……って言わすな!」バシンッ

上条「いぎっ!? お前、照れ隠しで叩く癖やめろよ!?」

美琴「で、電撃よりはマシでしょ!?」

上条「そういう問題じゃなくてだな……」

打止「えと、いいかな? この人も、当麻お義兄さんも納得してくれたから後はお姉様だけだよ?」

美琴「はぁ、私は当麻が行く場所だったらどんな所へだって行くわよ」

打止「お姉様ほんと!?」

美琴「嘘吐いてどうするのよ。これからしばらくお世話になるわね打ち止め」

打止「任せて!」

7 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/15(火) 21:16:54.52 ID:tjR12wDO
上条「2人の愛の巣にお邪魔する形で悪いな」

一通「お前らの愛の巣を壊したのは俺だ。そこはお義兄さンが気にすることねェよ」

上条「それに新婚早々だってのにさ」

一通「新婚っつても籍を入れただけだし、その前から2人で暮らしてたから問題ねェよ」

上条「でも、ほんとは嫌なんだろ? ……俺のこの、幻想殺しが」

一通「……。気がついてやがったか」

上条「気持ちは分かる。逆の立場なら俺も迷うところだ」


一通「お義兄さンをあいつに近くに置くことは危険過ぎンだ。あいつはもう地獄を見なくていい。見るのは俺1人で十分なンだよ」

上条「……あんまり気を張り詰めんなよ」

一通「それは地獄の底を見てきた者の、余裕の発言ってやつですかァ?」

上条「そうじゃないさ。俺が言いたいのは、平和な時くらい平和ボケしろってことだ」

一通「お義兄さンは平和ボケし過ぎなンだよ」

上条「平和な時くらいボケないでいつボケるんだよ」

一通「は、それもそォだな」

上条「その感じだ」

一通「よォし! 我が家にご案内だァ! 着いてきやがれ家なき子<ホームレス>どもォ!」

美琴「くっ、あいつが悪いのに的確過ぎて言い返せない」

14 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/06/16(水) 01:43:13.68 ID:3JgF9QDO [1/17]
打止「ねぇねぇ、晩御飯はなににする?」

一通「肉がありゃあなンでもいい」

打止「あなたはそればっかり! お姉様達はなにがいい?」

美琴「そうねぇ、とりあえずお酒が進むものがいいわね」

上条「げっ、お前酒飲むのかよ……」

美琴「げってなによ。打ち止め仕事から帰って来たら家だったものにされてたのよ? 飲まなきゃやってられないわ!」

上条「デスヨネー」

打止「あははっ。当麻お義兄さんはなにがいい?」

上条「うーん、肉と酒が進むものか……そうだ、焼き肉なんてどうだ?」

一通「いいねいいねェ! 焼き肉パーリィだァ!」

美琴「私も賛成ね」

上条「これは焼き肉だな」

打止「分かった! それじゃスーパーに行きましょ!」

一同「うーい」

15 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/16(水) 01:43:42.32 ID:3JgF9QDO [2/17]
美琴「そういえばあんた達って普段の家事はどうしてんの?」

打止「基本的には私がやってるよ」

美琴「ふーん。一方通行は?」

打止「あの人は仕事柄不規則だから家事とかはあんまりしないかな」

美琴「ちゃんとさせないと駄目よ? 最初はいいかもしれないけどその内全くしなくなるわよ?」

打止「そうかなぁ?」

一通「その心配はねェぜ」

美琴「ほんとに?」

一通「あァ。その気になりゃあベクトル操作でどォにでもなンぜ」

美琴「卑怯よ……」

打止「でもね洗濯は凄いよ! 洗濯機より綺麗になるもん!」

上条「どういう原理だよ?」

一通「簡単だ。適当に水の流れを作って、汚れとそうでないものを分けりゃあいい。普通の洗濯機となんら変わりねェ」

上条「全っ然、分かんねえよ!」
一通「そォかァ? お義姉さンは分かるよな?」

美琴「まぁね。きっと私もやって出来ないことはないけど、力加減ミスったら家電駄目になっちゃうからやらないけどね」

上条「……。打ち止めちゃんは分かるか?」

打止「うーん、なんとなくなら」

上条「無性に浜面に会いたくなってきた……」

16 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/16(水) 01:44:11.53 ID:3JgF9QDO [3/17]
打止「逆にお姉様達は普段どうなの?」

美琴「平時であれば当麻は暇だから基本的には当麻が色々やってるわね。あ、もちろん私もちゃんとやってるわよ」

上条「伊達に一人暮らしと扶養してた訳じゃないからな。家事全般は余裕の黄泉川だぜ」

打止「わーすごーい!」

一通「なンだ、ヒモか」

上条「そう見えるけど違う! 家事してるし、その前に俺は有職だ!」

一通「理事員って暇なンだな」

上条「美琴も言ってたけど平時ではな。でもなんかあるとすぐに出張だぜ?」

一通「飽きなくていいじゃねェか」

上条「ああ。普通のお土産じゃ面白くないから変なお土産買ってたら段々溜まってきてな。……お前に壊されたけど」

一通「すっきりして良かったろ」

上条「ついでに色んな思い出も壊された」

一通「また作ればいい」

上条「美琴との思い出が……」チラッ

一通「あァもォ、なンなンですかァ!? 俺の心をチックチクして楽しいンですかァ!?」

上条「ネチネチ言うと面白いってこの間番外個体が言ってたけど、よく考えたらこれあいつしか得しねえじゃねえか」

一通「ワ、番外個体のやろォ……次来たら速攻で帰す」

17 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/16(水) 01:44:32.52 ID:3JgF9QDO [4/17]
上条「仕事といえば、打ち止めちゃんは美琴と一緒の研究所で働いてるんだよな?」

打止「そだよ!」

上条「仕事場でのあいつってどうなんだ?」

打止「えーっと、前髪上げて眼鏡掛けてるから普段と結構違うよ!」

上条「ほぅ、なるほどねぇ」ニヤニヤ

美琴「な、なによ?」

上条「いや、単純に見てみたいなと思って」

美琴「今度、今度ね」

一通「別に大して変わンねえェと思うぜ?」

上条「見たことあんのか?」

一通「いや、打ち止めにさせてみた」

上条・美琴「」

一通「お、おい。なンだよその反応は」

打止「この人ったら嫌がる私を無理矢理……」ヨヨヨ

一通「はァ!?」

美琴「あんたは人の妹をなんだと思って……」ビリビリ

上条「こんの、ミサコンが! ちょっと羨ましいじゃねえか!」

一通「ちょっと待っ、え?」

18 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/16(水) 01:44:54.53 ID:3JgF9QDO [5/17]
美琴「当麻……」

上条「いや、これはだな」

打止「だ、駄目だよぉ……当麻お義兄さんにはお姉様が……」

一通「お義兄さンでもこれは許せねェよ」

上条「いやいやいや、なんか話が逸れてませんか!? 問題は一方通行が打ち止めちゃんに無理矢理して楽しんでたってことじゃねえのか!?」

美琴「あ、そうだったわ」

上条「ほっ」

美琴「どうなの打ち止め?」

打止「えっとね、こんなの絶対間違ってるよって説得したんだけど、私を力任せに押さえつあいたっ!」デコピン

一通「根も葉もないことを言うんじゃありませン!」

打止「うーっ」

美琴「それじゃあなにが真実なのよ」

一通「こいつがお義姉さンの雰囲気が違う違うって言うから、DNAレベルまで基本的に同じなンだから真似してみればどォよって提案しただけだっての」

美琴「あら、そうなの打ち止め?」

打止「うん、まぁ。えへへー」

上条「ちくしょう! やっぱり羨ましいじゃねえか!」

19 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/16(水) 01:45:19.07 ID:3JgF9QDO [6/17]
上条「あ、」

一通「欲望丸出しだなァ」

美琴「当麻……そんなに見たいの?」

上条「お、おう。悪いかよ?」

美琴「悪くないけど……当麻のえっち」

上条「ぶふっ! どうやったらその結論に辿り着くんですか!?」

美琴「だって……」

打止「カチューシャとおもちゃの眼鏡ならあるよ?」

上条「!!」

一通「こンやはおたのしみですね」

上条「う、うるせえ! ほら、美琴もなんとか言え!」

美琴「へ? は、白衣はないけどいい?」

上条「!?」

打止「ティッシュと○ムも買わないとね」

一通「いやァ、ゴ○はいらねェンじゃねェか?」

上条「いる! って俺はなにを言ってんだあああ!」クネクネ

美琴「白衣取って来ようかなー」ポケー

25 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/16(水) 14:36:23.75 ID:3JgF9QDO [9/17]
打止「ところでミサコンてなぁに?」

一通「知らねェよ。お義兄さンが勝手に命名しやがったンだよ」

打止「そなの? ねぇ、無脊椎動物みたいになってる当麻お義兄さん!」

上条「はっ! 戻れ俺の背骨!」ピシッ

上条「待たせたな、もう大丈夫だ。んで、なんだい打ち止めちゃん?」

打止「ミサコンてなぁに?」

上条「ミサコン? あぁ、簡単に言うとファザコンやマザコン、ロリコンやショタコンと同系列と思ってくれて構わない。そのミサコンがどうかしたのか?」

打止「あの人が当麻お義兄さんに勝手に命名されたとかなんとか」

上条「ああ、あの時か。一方通行は覚えてないのか?」

一通「記憶にあるよォな、ないよォな……」

打止「ねぇねぇ、教えてよ!」

上条「そうだな。美琴も……」

美琴「あ、でもあの白衣ちょっと汚れてたかも。ううん、きっと汚れるから別に良いかな? ああん、でもなぁ」バチチ

上条「しばらく小宇宙旅行<ヘヴン状態>から帰って来なさそうだし話してやるか」

一通「いや、なンとかしろよ。ちょっと漏電気味じゃねェか」

上条「美琴はこうなると妄想が一週しないと帰って来ないんだよ」

一通「そォなのか……」

上条「それじゃ話すぞ? あれは確か一方通行と打ち止めちゃんが本格的に同棲し始めたくらいだったかな?」

打止「わ、く、て、か!」

26 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/16(水) 14:37:05.73 ID:3JgF9QDO [10/17]
――とある居酒屋――

上条「悪い、待たせたな」

一通「遅ェぞ三下ァ」

上条「これでも全速力で来たんですがね……」

一通「また女ァにでもフラグ建ててたのかァ?」

上条「うおっ、もう飲んでたのか。だから俺はフラグ建ててるつもりはないんだって。今日は信号に全部引っ掛かっただけだって」

一通「……。なァ、それ結構すげェ確率じゃねェか?」

上条「そうか? ほら、一個引っ掛かると後も引っ掛かるっていうしさ」

一通「でも全部って不幸過ぎンだろ」

上条「俺の台詞を取るんじゃありません」スネキック

一通「いてェ。まァいい。待ち合わせ時間プラス10分はセーフって木原くゥンが言ってたしな」

上条「木原君? 誰か知らないけどセーフじゃなくてアウトだろ。普通」

一通「!! それマジかよ?」

上条「大マジだぞ?」

一通「……」

上条「まさか、じゃんけんの時に腕を捻って覗くと勝率が上がる、くらいの身も蓋もない話を信じてたのか?」

一通「木ィィィィィィ原くゥゥゥゥゥン!!」ガタッ

上条「!?」

27 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/16(水) 14:37:42.69 ID:3JgF9QDO [11/17]
上条「まぁまぁ落ち着けよ一方通行。どちらにしろ遅れてきた俺が悪いんだし、木原君って人が適当なこと言ってただけだって」

一通「チッ。今日はお前の奢りなァ」

上条「なっ! お前の奢りだって言うからホイホイ着いて来たってのにそりゃねえぞ!」

一通「遅刻しといてよく言うぜェ」

上条「うっ。せめて割り勘にしてくれませんでせうか? 上条さん持ち合わせに些か不安がありまして……」

一通「冗談だ」

上条「今なんと?」

一通「冗談、ジョーク、アーユーオーケー?」

上条「では、一方通行さんの奢りということでオーケー?」

一通「グゥレイトォ!」

上条(結構飲んでるなぁ)

上条「それじゃお言葉甘えさせてもらいますよ」

一通「はっはー! コーヒーもカードもブラック、このクロセラレータ様に任しとけェ!」

上条(面白くないとか絶対言えねえなぁ……)

28 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/16(水) 14:38:21.62 ID:3JgF9QDO [12/17]
上条「ぷはぁっ。そういやお前から飲みに誘うってって珍しいな」

一通「俺だって飲みたい時くらいあるですゥ。三下ももっと飲みやがれですゥ」

上条(どこの翠の人形だよ)

上条「一方通行、お前ちょっとペース早くないか」

一通「あァン?」

上条「そのペースだとすぐに潰れるぞ。お前、酒強い方じゃないだろ?」

一通「ンなもン、ベクトル操作でアルコール分解してやればいいですゥ」

上条「そう言ってそうそうに潰れて土御門に松崎しげるみたいにされたのを忘れたのか?」

一通「……」カチッ

上条「……」

一通「……うっし、分解した」

上条「便利だなぁ」

一通「さァて、飲むかァ!」

上条「いやいや、さっきから結構飲んでるだろ」

一通「分解してけば問題ねェ」

上条「電池切れたらどうすんだ?」

一通「……」カチッ

29 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/16(水) 14:39:06.82 ID:3JgF9QDO [13/17]
一通「全く、あいつらと来たらロリコンだの光源氏計画だの好き勝手言いやがってよォ。ふざけンなですゥ」

上条「確かにそれはちょっと言い過ぎかもなぁ」

一通「だろォ? 俺はロリコンじゃねェし、そもそも光源氏計画ってなンだっつーのォ」

上条(俺は自棄酒に付き合えってことですねわかります)

一通「聞いてンのかァ、三下ァ?」

上条「あぁ、聞いてる聞いてる。お前もビシッと言ってやればいいだろ?」

一通「は、恥ずかしィ……だろうがよォ」

上条「さいですか」

一通「やっぱ全然聞いてねェじゃねェか、三下ァ!!」ガタッ

上条「聞いてるって! ほら、服の裾に醤油ついてるぞ?」

一通「うわァ……打ち止めに演算止めを止められる……」ブルブル

上条(打ち止めちゃんこえー!)

上条「服が黒だからすぐに拭けば大丈夫だって。ほら、見せてみろよ」

一通「ン」

上条「はいはい、こうしてっと。……よし、これで取りあえず大丈夫なんじゃないか?」

一通「ヒーハー! コーヒーもカードも服も黒なクロセラレータ様に隙はねェ!」

上条(クロセラレータ随分気に入ってんだな)

30 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/16(水) 14:39:42.74 ID:3JgF9QDO [14/17]
一通「だァかァらァ、俺はロリコンじゃねェですゥ」

上条「それはさっきも聞いたって」

一通「そォだっけかァ? まァいいやァ。一生守りたいと思った相手がたまたまあいつだったってだけなのによォ」

上条「それならお前はロリコンじゃない。ミサコンだな」

一通「ミサコン? なンだそりゃあ?」

上条「よくさ『俺はロリコンじゃない。好きな相手がたまたまロリだっただけだ』みたいな台詞あるだろ?」

一通「はァ」

上条「お前はロリコンじゃない。そういった相手がたまたま打ち止めちゃんだった。だからロリコンじゃなくミサコン。これなら筋が通ると思わないか?」

一通「成る程なァ」

上条「そうだ。今日からお前はミサコンだ!」

一通「俺が、ミサコン……」

上条「ミサカコンプレックス第一号様だ!」

一通「第一……いいねいいですいいですねェ! よォし! 今日から俺はミサコンだァ!」

上条・一通「しゃー!!」カンパーイ

上条(ちょろいな。酒は飲んでも飲まれるなってな)

31 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/16(水) 14:40:18.64 ID:3JgF9QDO [15/17]
上条「ってなことがあったんだよ」

一通「こんなに過去を消してェと思ったのは久しぶりだぜェ……」

上条「打ち止めちゃん分かったか?」

打止「分かったけど、なんかおかしくない?」

上条「ん? なにがだ?」

打止「あの人のことを面白がってミサコンて呼ぶけど当麻お義兄さんもミサコンだよね?」

上条「え?」

打止「お姉様の話を聞く限りじゃ数々のフラグの中からお姉様を選んだんだよね? それだったらさ、当麻お義兄さんもミサコンだよね? それも真生の」

上条「」

一通「ひゃははははは!! これは傑作だなァ!? ふひゃひゃひゃひゃひゃ!!」

打止「どうなのかな?」

上条「はい、その通りでございます」orz

上条(さすが妹達の頂点だな。もしかしたら病んだ美琴以上に怖いかもしれない)

美琴「はっ、私はなにを? ……ってなんで当麻は土下座してるの?」

上条「美琴んところのDNAは凄いなって思って」

美琴「はい?」

一通「お義姉さンも復活したところでとっととスーパーに行くぞォ」

打止「おー!」

美琴「ねぇ、なにがあったの?」

上条「なんでもない。それより美琴」

美琴「ん?」

上条「愛してるぞ」

美琴「ふぎゃむぎゃにゃー!!」ビリビリ

上条「うわあぁぁぁ!! 漏電ストォーップ!!!」

48 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/17(木) 00:56:37.66 ID:JBlAskDO [2/35]
――とあるスーパー――

美琴「なんかやっと着いた気がするわ」

打止「多分気のせいだよ。さ、いこ!」

美琴「あ、こら引っ張らないの!」

一通「……」チラッ

上条「?」

一通「……」チラチラッ

上条(こ、これは振りなのか!? 振りなんだな!? よし……)

上条「さ、いこ! 一方通行!」ウラゴエ

一通「うっげェェェェ!!??」

上条「なんだよその反応は!? 今のは振りじゃねえのかよ!?」

一通「振りィ!? なンの話だよ!?」

上条「俺が聞きてえよ!」

一通「はァ!? 俺はお前の後ろにあるチラシを見てただけだァ!!」

上条「チラシ……? あ、」

一通「一体なにをどう勘違いしたら振りとやらになンだよ……」

上条「い、いやまぁねぇはははっ! と、とにかく俺達も行くぞ!」

一通「分かってるっての」

49 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/17(木) 00:57:03.34 ID:JBlAskDO [3/35]
上条「お、これ安いな」

美琴「焼き肉に手羽先ってなによ。却下」

上条「まぁ買っとけばその内食べるだろ」

美琴「当麻ほんとに貧乏性が抜けないわねぇ」

上条「美琴はブルジョアが抜けてないぞ」

美琴「そうかしら? 必要な時に必要なものを揃える。常識じゃない?」

上条「俺はそれが出来なかったんですよ……」

美琴「あの子、そんなに食べてたの?」

上条「ああ。どうやらあの頃が育ち盛りで全盛期だったらしい」

美琴「全盛期ってことは今はどうなの?」

上条「この間会った時は別に普通だったな。量より質って感じだった」

美琴「……それは当麻の前だからじゃないの?」

上条「なんでだ?」

美琴「……。なんでもないわ」

上条「?」

美琴(今度日本に遊びに来たらファミレス連れてってあげようかな)

50 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/17(木) 00:57:22.69 ID:JBlAskDO [4/35]
一通「野菜なンかなくなって別にいいだろ」

打止「あなたは良くても私やお姉様達は良くないの」

一通「はいはい」

打止「それに彩りも必要なんだよ?」

一通「そォか。じゃあもっと『緑色』を増やさないとなァ」

打止「も、もうキャベツはいらないよ?」

一通「キャベツよりもっと『緑色』があそこに見えるなァ」

打止「あれれー? 私には見えないよー?」

一通「見える。俺には見えるぞ『ピーマン』がなァ!」

打止「見えないよ! 気のせいだよ!」

一通「彩りも必要なんだよなァ?」

打止「そ、そうだけど……」

一通「はァい、ピーマンお買い上げェ」

打止「うぅ。あなたもちゃんと野菜食べるんだよ?」

一通「野菜は食べないだけで別に嫌いって訳じゃねェからな、誰かさンと違ってピーマンも食べるぜ」

打止「わ、私だって食べようと思えば食べれるし!」

一通「はい、じゃあもう一袋追加ァ」

打止「い゛っ!?」

51 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/17(木) 00:57:40.34 ID:JBlAskDO [5/35]
上条「おーい、野菜は選び終わったかー?」

一通「あァ、バッチリだぜ」

上条「なんか、ピーマンが多くないか?」

一通「余ったら別に使えばいいだろ」

上条「それもそうか」

一通「そっちだって手羽先なんかどォすンだよ」

上条「いやぁ安くてつい、な」

一通「ついって……まァ冷蔵庫に入りゃ別にいいけどよ」

上条「明日責任持って飯作ってやるよ」

一通「主夫か」

上条「お前も家事しろよ」

一通「……似合わねェだろ」

上条「打ち止めちゃんも喜ぶと思うぜ」

一通「そォいうのはたまにでいいンだよ。俺達の間ではな」

上条「ま、当人達がそれでいいってなら上条さんはこれ以上口出しはしませんよ」

一通「おゥ。さァて、打ち止め達はどォしてっかな」

52 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/17(木) 00:57:58.00 ID:JBlAskDO [6/35]
美琴「打ち止めもお酒飲むの?」

打止「もちろんだよお姉様!」

美琴「そういえば打ち止めとお酒飲むの初めてね」

打止「私が飲んじゃうとあの人の世話出来ないからね」

美琴「ほんと、一方通行はお酒弱いわよねぇ」

打止「弱いくせに飲むんだよねぇ」

美琴「打ち止めはお酒強いの?」

打止「酔い潰れたことはないかな?」

美琴「ま、私のDNAなら当然ね」

打止「当麻お義兄さんはどうなの?」

美琴「私に付き合える程度には飲めるわね」

打止「そなんだ。あの人達は飲むのかな?」

美琴「さぁ? でも多目に買っといたって無駄にはならないでしょ」

打止「というか私達お酒飲んでいいのかな?」

美琴「どうして?」

打止「明日の仕事どうするの?」

美琴「……。いざとなったらベクトル操作でなんとかならない?」

打止「学園都市最強がアルコール分解って……まぁ仕方ないかな」

53 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/17(木) 00:58:16.07 ID:JBlAskDO [7/35]
一通「酒は揃えたのかァ?」

打止「うん、バッチリだよ!」

上条「重いだろ、持ってやるよ」

美琴「ん、ありがと」

上条「これはちょっと多くないか?」

美琴「当麻達も飲むかなぁと思って」

上条「俺は飲まないぞ?」

一通「なンだ、お義兄さンは飲まないのか」

打止「あなたはどうなの?」

一通「俺は飲むぜェ」

上条「打ち止めちゃんは飲むのか?」

打止「もっちろーん!」

美琴「当麻、仕事無いんだから飲めばいいのに」

上条「人を無職にみたいに言うなよ!? ちょっと長い非番なの! それにほら、皆飲んだら収集つかないだろ?」

美琴「ま、それもそうね」

一通「じゃあ次はツマミと菓子だなァ」

打止「れっつごー!」

54 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/17(木) 00:58:34.49 ID:JBlAskDO [8/35]
美琴「やっぱりゲコ太の川よね」

打止「なに言ってるのお姉様。ゲコ太の沼に決まってるじゃない」

美琴「ゲコ太の川の良さが分からないなんてまだまだお子様ね」

打止「む。ゲコ太の沼の良さが分からなくなる程にお姉様は老け込んじゃったんだね」

美琴「なっ。でも世間ではゲコ太の川の方が売れてるみたいね。私が買ったら売り切れだし」

打止「これは仕入れの関係だよ。そのゲコ太の川はずっと残ってたやつだよ」

美琴「なんとでも言いなさい。山済みのゲコ太の沼なんて見るに耐えないわ」

打止「売れてるから山済みにしてるんだよ。お姉様はそんなことも分からないの?」

美琴「なんですって……?」

上条(まーた始まった)

一通(別にどっちでもいいっつゥの)

上条「俺らはどうする?」

一通「もちろんあれしかねェだろ」

上条「あれか。やっぱあれだよな」

上条・一通「たまごボーロ」

一通「話が分かるじゃねェか」

上条「お前もな」

上条・一通「……へっ」ハイタッチ

55 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/17(木) 00:58:59.11 ID:JBlAskDO [9/35]
店員「――円になります」

美琴「カードで」

店員「はい」

店員(ブ、ブラックだとぉ!?)

一通「いや俺が出すぜ」スッ

店員(こっちもブラック!?)

美琴「これからお世話になるんだからこれくらいさせてよ」

一通「義姉に金出させるってのもなァ」

美琴「気にしない気にしない。新居のお金を出してもらえればそれでいいわよ」

一通「そォか」

店員(最早付いて行けん)

店員「では、そちらのカードでよろしいでしょうか?」

美琴「あ、はい」

上条「orz」

打止「気持ちは分かるけど元気出して? 世の中お金じゃないよ!」

上条「うぅ」

打止「泣くならトイレかお姉様の胸の中だよ!」

65 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/06/17(木) 04:11:01.56 ID:JBlAskDO [15/35]
一通「我が家にご到着だァ!」

打止「ようこそ私達の愛の巣<ラブリーハウス>へ!」

一通「またお前は……」チョップ

打止「あいたっ!」

美琴「ほ、ほんとにいいの?」

上条「まぁここまで来ちまったらお邪魔になるしかないだろ」

一通「荷物は俺達に任せて適当に部屋選んでこいよ」

上条「すまないな。行こうぜ美琴」

美琴「うん」

打止「一階は基本的に下位個体達が遊びに来た時に使ってるから二階の方がいいよ!」

上条「おう、サンキューな」

打止「なんもだよ!」

一通「足りない物は後で紙がなンかにまとめておけ。近いうちに全部揃えっからよォ」

美琴「気が利くわね」

一通「お義姉さン達の愛の巣を壊しちまったからなァ」

美琴「ば、ばか!」

一通「くかかっ」

上条「美琴ー早く来いよー! 勝手に決めちまうぞー?」

美琴「あ、ちょっと待ってよ!」

66 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/17(木) 04:11:38.71 ID:JBlAskDO [16/35]
上条「しっかし馬鹿デカい家を建てたもんだよなぁ」

美琴「打ち止めの話だと最初、マンションをそのまま買う気だったらしいわよ」

上条「うげっ、マジかよ」

美琴「学園都市に来たい妹達を片っ端から受け入れるつもりだったみたい」

上条「……」ゴクリ

美琴「当麻?」

上条「いやなんでもないぞ美琴」

美琴「?」

上条「でも、その割には妹達あんまり来ないよな」

美琴「平時とはいえ学園都市の機密の一つであるあの子達を自由にするのは大変なのよ」

上条「なんとかなんないものかな」

美琴「あの子達は今の現状で満足みたいよ。いざとなれば感覚共有すればいいみたいだし」

上条「便利だなぁMNW。俺にもKMN<カミジョーネットワーク>とかないかなぁ」

美琴「全世界から不幸の叫び声が聞こえそうだわ」

上条「ですよねー」

美琴「あ、この部屋でいいんじゃない? ちょうど打ち止め達の部屋の向かいだし」

上条「そうだな」

67 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/17(木) 04:13:03.73 ID:JBlAskDO [17/35]
打止「『家族』っていいものだね!」

一通「まァ、悪くねェかもな」

打止「そこは素直に喜ぶところ! はい、もう一回!」

一通「ワーイウレシーナー」

打止「棒読みいくない!」

一通「そもそも『家族』ってのがイマイチよく分かンねェから、これがいいのかどうなのか実感がねェンだよ」

打止「あ、」

一通「親とこれといった思い出が無いまま引き離れちまった後はお前も知っての通り実験と研究の日々だったしなァ」

打止「そう言われると私も『家族』がよく分からなくなってきた……」

一通「黄泉川や芳川は『家族』ってよりは保護者だったからなァ」

打止「むむむ……」

一通「なァ、お義兄さン達を見てると俺らと大して変わらねェと思わねェか? それを見て変な感じするか?」

打止「しないかな?」

一通「きっと『家族』ってのはあンな感じなンだよ。だから『家族』を知らない俺達には『悪くない』辺りがちょうどいいンだよ」

打止「そうかもだね。じゃあ訂正! 家族って悪くないね!」

一通「あァ、そうだな」

68 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/17(木) 04:13:33.58 ID:JBlAskDO [18/35]
上条「部屋選んで来たぞー」

一通「どこにしたンだよ?」

美琴「あなた達の部屋の向かいの部屋よ」

打止「ふぇーっ!?」

上条「誰も使ってなかったみたいだけど、なんかまずかったか?」

打止「えっとね、うんとね、あぅー……お姉様ちょっと来て?」

美琴「どうしたの?」

打止(夜の<自主規制>の<自主規制>はどうするの?)

美琴(そ、そんな<自主規制>あるわけないじゃない! ……多分)

打止(私は<自主規制>の自信ないかも……)

美琴(お、お互いうまいこと<自主規制>のタイミングを考えましょ? もしあれだったら部屋変えるけど……)

打止(自由に使っていいって言ったのはこっちだから好きにして? <自主規制>はなんとかなるよ!)

上条「おーい?」

打止「な、なんでもないよ? 好きに使って!」

美琴「そうそう好きに使いましょ当麻!」

上条「?」

一通(ちょっと分かっちまってすげェ気まずい……)

69 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/17(木) 04:14:48.19 ID:JBlAskDO [19/35]
一通「さァて、これから焼き肉パーリィだ! じゃンじゃン食って、ガツガツ飲めよお前らァ!!」

打止「えーっと、この人が悪いんだけどお姉様達の宿泊を歓迎して……カンパーイ!」

一同「カンパーイ!!」

一通「オラオラァ! 飲め飲め食え食えェアアア!!」

上条「テンション上がり過ぎでなんかこえーよ!?」

美琴「打ち止めー次のお酒取ってくれない?」

打止「お姉様もう飲んだの!?」

美琴「こんなの砂漠に水を一滴垂らしたようなものよ!」

一通「俺にも酒をよこせェ!!」

上条「まだあんだろ!? あーほらほら段々焼けてきたぞ、焦げない内にどんどん取ってけよー」

美琴「待ってましたー!」

一通「全ての肉は俺のもんだァ!」

上条「こら、箸と箸がぶつかっちゃうだろ!? もう少し大人しくしなさい!」

美琴・一通「チッ」

上条「レベル5二人に睨まれて生きてる俺は幸か不幸か……」

打止「……私あんまりお酒飲まないから当麻お義兄さんを手伝うね」

上条「俺は大丈夫だから打ち止めちゃんも飲めよ」

打止「いいの。あんな世紀末のモヒカンみたいな叫びをしてる二人は当麻お義兄さんだけの手には負えない気がするから……」

美琴・一通「ヒャッハー!!」

上条「……ははは、凄くありがたいです」

70 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/17(木) 04:15:29.90 ID:JBlAskDO [20/35]
一通「……木原くゥン………ウォシュレットって……………なン、だァ………………」クカー

美琴「あぁ……初春さんの花が…………初春さんの花が…………咲いたぁぁぁ……」スピー

上条「一方通行はともかく、美琴が酔い潰れるの珍しいな」

打止「最初っからあんなに飛ばしてたらお姉様でもこうなるよ」

上条「全くこんなに散らかして。悪いな打ち止めちゃん」

打止「あの人も半分は散らかしたんだからおあいこだよ」

上条「片付けは俺やっとくからさ、打ち止めちゃんは休んでていいぞ?」

打止「ううん、手伝うよ。当麻お義兄さんに聞きたいことあるし」

上条「答えられる範囲であればなんでも構いませんぞ」

打止「ありがと。当麻お義兄さんはどうしてお姉様を選んだの? どうしてお姉様を家族にしたの?」

上条「それは……打ち止めの言う真正のミサコンだった訳でして……」

打止「それだけ?」

上条「……打ち止めちゃんには話してもいいかな。俺さ高一の夏休みに記憶を無くしてんだ」

打止「え……?」

上条「それで紆余曲折あってな。……ちょっと長い昔話になるけどいいか?」

打止「う、うん。いいよ」

上条「あれは確か今日みたいな良い天気じゃなくて雨の日だったかな――」

79 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/17(木) 21:03:48.43 ID:JBlAskDO [23/35]
――高三、二月――

禁書「ねぇねぇ、とうまとうま」

上条「はいはい、なんですかインデックスさん?」

禁書「大事な大事なお話があるんだよ」

上条「どうしたんだよ、急に改まって」

禁書「茶菓子を用意して座って」

上条「……。茶菓子は出ませんがお茶は如何でしょうか?」

禁書「仕方ないからもらうんだよ」

上条(インデックスのやつ、またなにかに巻き込まれたのか?)

上条「はい、お待たせしましたっと。それで、大事な話ってなんだ?」

禁書「うん。落ち着いて聞いてほしいんだよ」ズズ

上条「色々驚かされっぱなしのこの人生、最早多少のことじゃ驚きませんよ」ズズ

禁書「そう……なら言うね。私ね、イギリスに帰ることにしたんだ」

上条「なんだ、そんなことかよ」

禁書「え?」

上条「大事な話って言うからさ、またなにかに巻き込まれたのかと思ったじゃねえか」

80 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/17(木) 21:04:16.19 ID:JBlAskDO [24/35]
禁書「あのね、とうま」

上条「ステイル達からの呼び出しか? 2、3日くらいで戻るのか?」

禁書「も、もっとかな?」

上条「じゃあ一週間くらいか? そしたらちょうど就職先の寮に居るかもしれないな」

禁書「えと、そうじゃなくてね」

上条「どうしたんだよインデックス。家のことなら心配すんなよ」

禁書「私、……とうまの家には帰らないんだよ」

上条「……はい?」

禁書「……」

上条「じゃ、じゃあどこに帰って来るんだ?」

禁書「少なくともここには帰って来ないんだよ」

上条「イギリスにずっといるってことか……?」

禁書「うん……」

上条「インデックス、ほんとは厄介なことに巻き込まれたんだろ? それで俺に迷惑かけたくないとか考えてるんだろ?」

禁書「……違う」

81 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/17(木) 21:04:42.52 ID:JBlAskDO [25/35]
上条「隠し事すんなよ。安心しろ、俺がまた右手でぶっ飛ばしてやるから」

禁書「……その必要はないんだよ」

上条「……。盗聴器でもあんのか? なら、御坂に頼んででも調べて――」

禁書「とうま!」

上条「インデックス……?」

禁書「私、本気なんだよ」

上条「もう帰らない、のか……?」

禁書「うん」

上条「……は、ははは。悪い冗談はよせよ」

禁書「……」

上条「……訳を聞かせてくれるか?」

禁書「うん。私がここままここにいたら、とうまは駄目になっちゃうんだよ。だから出て行くんだよ」

上条「おいおい、そりゃどういう意味だよ?」

禁書「私、気付いてるんだよ? とうまが、とうまが不幸を望んでいることを」

上条「っ……!」

82 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/17(木) 21:05:03.70 ID:JBlAskDO [26/35]
上条「俺が不幸を望んでるって? ははは、なに言ってんだよインデックス」

禁書「じゃあ時々右手を寂しそうに見つめてるのはどうしてかな?」

上条「それ、は」

禁書「なにもない日常をつまらなく思ってるんじゃない?」

上条「……平和が一番に決まってるだろ」

禁書「このまま平和だと、とうまは必要とされなくなるね」

上条「っ!? ……なにが、なにが言いたいインデックス」

禁書「いいよハッキリ言ってあげる。とうまは争いごとに巻き込まれるのを望んでいる。理由は簡単、自分を必要とされたいから

禁書「だから私を手離そうとしないし、少しでもなにかあれば首を突っ込んでくる。どう、違う?」

上条「全部、幻想だ……」

禁書「自分は不幸じゃないと周りが『上条当麻』として見てくれない。そして不幸に巻き込まれれば『上条当麻』が必要とされる」

上条「……」

禁書「皆の思う『上条当麻』じゃなきゃ不安なんだね。だから何もないと何をしていいか分からなくて右手見つめちゃうんだよね?」

上条「インデックス、お前、まさか……?」

禁書「うん……。記憶、ごめんね」

83 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/17(木) 21:05:30.68 ID:JBlAskDO [27/35]
上条「お前、それをどこで?」

禁書「最近のとうま様子がおかしかったから短髪に相談したんだ。そしたら教えてくれたんだよ」

上条「……」

禁書「短髪を責めないでほしいんだよ。悪いのはとうまを『殺した』私だから……」

上条「インデックス……」

禁書「とうまごめんね。私にはとうまの涙を拭いてあげることくらいしか出来ないんだ」

上条「俺、泣いてるのか……?」

禁書「辛かったよね。怖かったよね。不安だったよね。自分が自分を何者なのか分かってないのに、周りは自分が何者かを知っている」

禁書「周りの上条当麻っていうレッテルをベタベタと貼り付けられて、自分を見失わないようにそれに応えようとするとうま」

禁書「私、いっぱいいっぱいとうまを傷つけちゃった。謝って許してもらえることじゃないのは分かってるけど……ごめんね」

上条「インデックス……イン、デックス……」

禁書「とうまの気持ちを全部私にぶつけて? もう我慢する必要はないんだよ」

上条「うわああぁぁ! インデックスぅ! 俺は……俺はああああ!」

禁書「ごめんね。ごめんねとうま。……ごめんね」

――――

84 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/17(木) 21:05:58.26 ID:JBlAskDO [28/35]
――――

禁書「とうま、落ち着いた?」

上条「……あぁ、もう大丈夫だ」

禁書「よかった」

上条「泣いたら色々スッキリしたよ。しっかしあんなに泣いたのってどのくらい振りだ? 少なくともあの夏以降はないな」

禁書「ごめんね」

上条「もう謝るなよ。インデックスだって故意にやった訳じゃないんだし」

禁書「うん……」

上条「でもなんでイギリスに帰る必要があるんだ? 俺が駄目になるってどういうことだ?」

禁書「とうまが私に依存してるから。私もとうまに依存してる。だから離れないとお互いのためにならないんだよ」

上条「依存、か。確かにそうだな。でもあの時からインデックスを中心として過ごしてたから、今更その中心がいなくなるのは困るな」

禁書「私に依存してるとうまは、記憶を失った状態から一歩も進んでないんだよ。だからとうまは前に進むために、私から離れないといけないんだよ」

上条「うーん、インデックスはどうなんだよ?」

禁書「私も同じだよ。私という存在がとうまを足止めしてるし、私自身もとうまの優しさに甘えてその場から動こうとしない。だからお互いに離れなきゃいけないんだよ」

上条「俺はインデックスとずっと一緒に居たいけどな」

85 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/17(木) 21:06:21.39 ID:JBlAskDO [29/35]
禁書「とうま……?」

上条「お互い依存しあっちゃ駄目なのか? このままじゃ駄目なのか?」

禁書「……駄目なんだよ。とうまの人生をこれ以上歪ませる訳にはいかないんだよ……」

上条「そっか……」

禁書「うん……」

上条「……」

禁書「それに、ずっと居るならとうまには短髪がお似合いなんだよ」

上条「御坂が?」

禁書「うん。記憶がなくなってるのを知りながらもずっと今まで通り接してるんだよ? 私みたいにすぐ謝っちゃうようなか細い神経はしてないんだよ」

上条「言われてみればだな」

禁書「私はとうまの『過去』なんだよ。その『過去』を含めてとうまを見てくれてる短髪は『現在』なんだよ」

上条「『過去』と『現在』か」

禁書「『過去』に生きることは出来ないんだよ」

上条「『過去』であるインデックスはどうなるんだ?」

禁書「とうまから離れて一歩ずつ進んで『現在』を目指すんだよ」

上条「そっか」

86 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/17(木) 21:06:43.92 ID:JBlAskDO [30/35]
上条「イギリスにはいつ立つんだ?」

禁書「まだ具体的な日にちまでは決めてないけど、近いうちにかも」

上条「おいおいなんだよそりゃ」

禁書「だ、だってこんなに話が早くまとまると思わなくて……」

上条「詰めが甘いぞインデックス」

禁書「ごめん……」

上条「でもちょうど良かった」

禁書「え?」

上条「俺、今日のことを御坂と話してくる。インデックスにはその結末を聞いてもらいたいんだ」

禁書「……分かった。そのくらいだったら待つんだよ」

上条「インデックスには心苦しい話だろうけど悪いな」

禁書「とうま、まさか気付いたの?」

上条「はっはっは! NEW上条さんは鈍感をついに卒業しましたよ」

禁書「自分で言ってる辺りあんまり期待出来ないかも……」

87 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/17(木) 21:07:11.47 ID:JBlAskDO [31/35]
――時は戻って――

打止「それでお姉様と会ってどうなったの?」

上条「あいつは凄いよ。俺に構って欲しくてビリビリしてるだけかと思ったらさ」

御坂『私が背負いきれなかったものをあんたは背負ってくれた。今度は私の番ね。私に任せない、皆が望むハッピーエンドってやつをね』

上条「俺は美琴一人の悲しみを背負った。だけど美琴は俺とインデックス二人の悲しみを背負ったんだ」

打止「お姉様、強いね」

上条「だけど脆いところもあってな、俺はそこを守らなきゃって思ったんだよ」

打止「のろけられたー」

上条「打ち止めちゃんが聞いたんだろ……」

打止「あははっ。でもシスターちゃんとのお別れ会のどんちゃん騒ぎの裏に、そんなことがあったなんて知らなかったなぁ」

上条「美琴が皆が望むハッピーエンドにしたから気がつかなくて無理はないな」

打止「そっか。にしてもあの酔っ払い達は完璧に寝ちゃったね……」

一通・美琴「……」スピー

上条「しばらく酒は無しだな」

打止「あの人を部屋まで運んでもらっていい?」

上条「あぁ、もちろんだ」

88 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/17(木) 21:07:35.15 ID:JBlAskDO [32/35]
上条「よいしょっと。軽っ!?」

一通「……んぁ……」

打止「これでも杖なしで歩けるようにリハビリして少しは重くなったと思うんだけど……」

上条「でも凄い軽いぜ。このままスクワットも出来るし」スッスッ

一通「ぁ……ぁ……」

打止「やめてーこの人で遊ばないでー」

上条「ははは、悪い悪い。さて運ぶか」

打止「当麻お義兄さん力あるね!」

上条「右手以外は普通だからな、日頃から鍛えるんだよ」

打止「あの人にも見習わせたい……」

上条「筋肉質の一方通行か」

打止「……。今のままでいいかな」

上条「……だな。打ち止めちゃん、ドア開けてくれないか」

打止「りょーかーい!」

上条「お邪魔しまーす。えっと、ベッドに適当に寝かせていいのか?」

打止「いいよ!」

上条「よいしょっと。それじゃ俺は美琴を連れてくるよ。おやすみ、また明日な」

打止「うん、おやすみなさい!」

89 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/17(木) 21:08:24.72 ID:JBlAskDO [33/35]
上条「ほら、美琴起きろ。」

美琴「へぅぅ?」

上条「朝だぞー?」

美琴「うそっ!?」ガバッ

上条「嘘だけど」

美琴「え? あ、あれ当麻?」

上条「なにきょとんとした顔してんだよ? お前、酔い潰れて寝ちまってたんだぞ」

美琴「私としたことが……」

上条「次からはペースを考えろよ?」

美琴「うん。……打ち止め達は?」

上条「もう寝たよ。だから俺達も寝ようぜ」

美琴「そうね。うわわっ」グラ

上条「おっと。よいしょっと」オヒメサマダッコー

美琴「にへへ」

上条「口元、緩んでるぞ?」

美琴「じゃあ締めてくれる?」

上条「仕方ないやつだな」

美琴「ん、」

96 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/06/18(金) 12:05:12.40 ID:KqNqLgDO [1/8]
美琴「頭痛い……」

上条「立派な二日酔いだな」

美琴「そうみたいね……」グテー

上条「ほら、酒臭いから風呂入って来いよ。着替えなら打ち止めちゃんが用意してくれてるからさ」

美琴「うん。ねぇねぇ当麻当麻」

上条「なんだぁ? インデックスの真似か?」

美琴「なんか夢に出て来たのよねー」

上条「夢に?」

美琴「そう。相変わらず沢山食べてたわ」

上条「……そっか」

美琴「ねぇねぇ、当麻当麻」

上条「あのー、なんか背中がむず痒くなるからやめてくれませんか?」

美琴「なんだ面白くない」

上条「まだ酔っぱらってるンですかァ?」

美琴「!?」

上条「なんてのは嫌だろ?」

美琴「よく分かったわ」

97 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/18(金) 12:06:33.44 ID:KqNqLgDO [2/8]
一通「頭いてェ……」

打止「飲み過ぎだよ?」

一通「頭がグワァングワァンする……」

打止「ほら、お酒臭いんだから早くお風呂入ってきて!」

一通「分かってるっつの。……そういやなンで俺ここに寝てンだ?」

打止「覚えてないの?」

一通「全く……」

打止「当麻お義兄さんにお姫様抱っこで運ばれたんだよ?」

一通「な、なンだって?」

打止「だから当麻お義兄さんに運ばれたんだって」

一通「いやその間だ」

打止「お姫様抱っこがどうかしたの?」

一通「男にされるとか……ねェよ、ねェ」

打止「しかも軽いとか言ってスクワットしてたよ!」

一通「うわァ……もう無理ィ」ガックリ

打止「そこにプライド残ってたの!?」

一通(今の一言が一番重てェ……)

98 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/18(金) 12:07:10.01 ID:KqNqLgDO [3/8]
美琴「あ」

一通「ン」

美琴・一通「」

美琴「きゃああああぁぁぁぁ!!??」ビリビリ

一通「うわああああァァァァ!!??」カチッパシィン

上条「どうした美琴!?」

美琴「お風呂に、お風呂にいったんもんめがあああああ!!」
上条「いったんもんめ!? ……あ」

打止「なんか叫び声が聞こえてきたんだけど!? ……あ」

一通「み、見ンじゃねェ!!」

打止「あなた……」

上条「さぁ行こう美琴。これは悪い幻想だ」

美琴「うん……」

一通「なンで俺が悪いみたいな扱いなンですかァ!?」

打止「桃色イベントの大半は男が悪いものなんだよ」

一通「あァもォ、不幸だァァァァ!!」

99 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/18(金) 12:08:13.05 ID:KqNqLgDO [4/8]
一通「……」

上条「なんか悪かったな」

一通「べっつにィ」

美琴「打ち止めの旦那をいったんもんめとか言ってごめんね」

打止「事実なんだから仕方ないよ……」

一通「ふン」

上条「筋トレでもするか?」

一通「いらねェ」

美琴「完璧にふて腐れてるわね」

打止「あーなるとしばらく駄目なんだよね」

一通「……」

上条「どうすれば治るんだ?」

打止「時間が経つか、私が……」

美琴「私が?」

打止「い、言えないよ」

美琴「誰にも言わないからお姉様に教えてご覧なさい?」クイクイ

打止(誰にも言わないでね? 私がね……私があの人の抱き枕になればいいの)

美琴(あまーい!)

100 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/18(金) 12:08:54.09 ID:KqNqLgDO [5/8]
打止(うー、恥ずかしいから言わないでね?)

美琴(言わない言わない。でもどうして抱き枕?)

打止(多分私があの人のベットに潜り込みすぎたのが原因じゃないかなって……)

美琴(のろけられたー)

打止(お姉様が言わせたんじゃない!)

上条「おーい、一方通行はどうすればいいんだ? こんな状態のやつと日中一緒なのはちと辛いぞ」

美琴「ま、まぁなんとかなるわよ!」

打止「な、なるべく早く帰るからあの人をよろしくね!」

上条「? なにやら不幸な予感を感じるんですが……」

一通「……」ツーン

美琴「割りかしいつものことじゃない。さ、行きましょ打ち止め」

打止「うん! それじゃあ行ってきます!」

上条「あ、ちょっと待てよ美琴」

美琴「なに? ……あ。ごめん打ち止め、先に行ってて?」

打止「……うん、分かった!」

上条「行ってらっしゃい」

美琴「んっ。行ってきます」

打止「……」ニヨニヨ

美琴「な、なによ」

打止「微笑ましいと思って!」

美琴「あんた達程じゃないわよっ」

101 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/18(金) 12:10:15.43 ID:KqNqLgDO [6/8]
一通「お熱いこって」

上条「うるせえ」

一通「なァ、お義兄さン」

上条「なんだ?」

一通「ここでずっと暮らす気はねェか?」

上条「はい? 昨日は反対してたろ」

一通「そうなンだが、あンな楽しそうな打ち止めは最近あンまり見てねェンだ」

上条「そうなのか?」

一通「あァ。あいつ時々寂しそうな顔をすンだよ。それが昨日はなかった。そンでその原因が分かったんだよ」

一通「あいつは家族を知らねェ。きっとどこかで家族なり身内なりを求めてたンだ。そしてお義兄さン達がタイミングよく家に来た」

一通「何だかンだいってもあいつも孤独なンだよ。今でこそ普通に生活してはいるが学園都市の黒い部分には変わりはねェ」

上条「だからこそ、その事情を知る俺らに近い場所に居て欲しいと思ってるのか」

一通「あァ。俺も家族を知らねェ。だけど昨日今日と過ごしてなンとなく分かった。悪くねェってのがな」

上条「そうか」

一通「……上条当麻。クローンだとかレベル5だとかは関係ねェ。あいつと俺のために本当の家族になってくれないか?」

上条「なに今更なこと言ってんだよ? 当たり前だろ。俺と美琴が結婚した時から一方通行達も家族に含まれてるんだ。だから上条当麻なんて他人みたく呼ぶな。呼ぶなら」


上条「義兄さんと呼べ!」

102 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/06/18(金) 12:12:54.08 ID:KqNqLgDO [7/8]
スレタイを回収したところで第一部?序章?プロローグ?を終わりたいと思います。次からは他のキャラを絡ませられればいいかなと思います

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