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上条「魔術…だとぉぉぉ?」 禁書「う…うん…」3

128 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 21:29:48 ID:NInWQ8Cs0 [1/5]
上条「はぁ…不幸だ…」

青ピ「何を言うとんカミやんは!! 小萌先生の熱い愛情のこもった授業受けれたんやから、感謝しかするところないで!」

上条「………っていうか、お前はもう大丈夫なのかよ…1週間は入院じゃなかったのかよ?」

青ピ「あ………いやね。僕小萌先生の授業受けたさに抜け出してきてもうてん!」

上条「な、何だそれ…それじゃあ、お前はさっさと病院に戻れよ?」

青ピ「ああ、わかっとるて。それじゃあね。ばいばい」

上条「ああ、またな」

上条「………さて…」

??「ちょっとあんた!」

上条「あん?」

129 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 21:39:11 ID:NInWQ8Cs0
美琴「ちょっとあんたよあんた。止まりなさいってば!」

上条(…誰だこいつ。中学生か?)「やだ」

美琴「なっ!? 勝負しなさいよ勝負!」

上条(何だこいつ。俺と知り合いなのか? それに勝負って何の勝負だよ…って待てよ…?)

上条(勝負する間柄なんて良いもんじゃないに決まってるじゃねえか。こんなの相手にしたら負けだろ…)

上条(まったく…記憶を失う前の俺は何をやってたんだ? こんな中学生みたいなやつ相手に勝負するなんて…)

上条(って、待て待て。こいつが知り合いじゃないかもしれねえだろ? …よし聞いてみるか)

上条「ところでお前誰だ?」

美琴「はぁ!?」

130 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 21:41:09 ID:NInWQ8Cs0
上条「あ、やべ。そうじゃなくて~………お前は本当に俺の知り合いか?」

美琴「はぁ~…またそれ? 何回聞いてくんのよ」

上条(あれ? 俺は記憶を失う前も結構こういう事を聞いてたのか? …疑い深いってたまに便利だな)

美琴「私の名前は御坂美琴。レベル5の中でも第3位よ。そして、あんたが私のライバル」

上条(………ライバル!? 何これ。バトル漫画だからライバルでも入れとこうっていうてこ入れのあれですか!?)

上条「そんな言葉だけで信じられるか。証拠を出せよ証拠」

美琴「あんたほんとその証拠出せって言うの口癖よね…もしかして会う人に絶対に言ってんじゃないでしょうね?」

上条「あ…あー…ご名答でございまする」

美琴「………あんた駄目駄目ね」

上条「………よく言われます…」


131 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 21:49:11 ID:NInWQ8Cs0
上条(俺の口癖を当てやがった…何だこいつ。超能力者か? …もしかして本当に知り合いなのか? いやまさか…とりあえず逃げるか)

上条「あ、悪い。これから用事あるから帰るわ俺」

美琴「あ、ちょっと待ちなさいよ!」

上条「何だ? 俺の用事に付き合ってくれるのか?」

美琴「え? ちょ、ちょっと! まだ行くって言ってないわよ!」

上条「あーそれじゃあ、そんなに勝負したいのかよ…」

美琴「当たり前じゃない! 私はまだあんたに一回も勝ってないのよ!?」

上条「はぁ………じゃあ、本気でやってもいいんか?」

美琴「…!」ビク

上条(よし、今のうちに!!)「まったく…そんなんでビビるなら、最初っから挑むなって…」

上条「はいはいそうですね。それじゃあな」

美琴「あ、ちょっと!! ………あーもう! 行っちゃった…」

132 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/21(土) 21:50:53 ID:NInWQ8Cs0
上条「ふぅー…なんとか逃げれたか…って、ん!? あ、あいつは…」

上条「おい、お前…」

美琴?「はい。何でしょうか、とミサカは突然話しかけてきたあなたの方へ向きながら律儀に返事します」

上条「………ん? 何だその喋り方」

美琴?「この喋り方はミサカのアイデンティティです、とミサカは誇らしげに自分の口調を説明します」

上条「……おい、何だよそれ。俺を油断させて食うつもりか?」

美琴?「意味がよくわかりません、とミサカは不審者臭バリバリのツンツン頭の少年へと変な視線を浴びせながら答えます」

上条「えーとだな…お前は…確か御坂美琴だよな?」

美琴?「いえ、違いますよ、とミサカはあなたの言葉を否定します」

上条「はぁ!?」

133 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 08:40:41 ID:Ht+zQBjw0 [1/103]
上条「じゃあ、テメェは誰なんだよ?」

美琴?「ミサカはミサカです。正確に言うならば、ミサカ10032号です。とミサカは丁寧に答えます」

上条「いちま…え? 何だって?」

ミサカ「ですから。ミサカはミサカ10032号です、としつこいあなたに律儀に答えます」

上条「えー。それでは簡単に言うと貴方様は御坂美琴とは別人とおっしゃる訳ですね?」

ミサカ「ええそうです、とミサカはあなたの言葉を肯定します」

上条「…ふざけんなぁぁぁああああああああ!!!! んなもん信じられる訳ねえだろ!!」

ミサカ「ミサカにはそのあなたの頭の悪さが信じられません、とミサカは変な視線をあなたへともう1度浴びせます」


134 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 08:43:06 ID:Ht+zQBjw0 [2/103]
上条「はぁ…もういいや。とりあえず、俺は用事あるし…帰るか」

ミサカ「そうですか、とミサカは簡単に答えます」

上条「んじゃ、またな」

ミサカ「…?」

上条「何で首傾げてるんだよ?」

ミサカ「何故またなと言うんでしょうか、とミサカは疑問を口にします」

上条「あ? だって、同じ第7学区にいるんだから、そのうちまたどっかで会うだろ? だから、その時はよろしくってだけだ」

ミサカ「………そうですか、とミサカは未だに少し疑問を抱きながらも無理やり納得させます」

上条「そうそう。それじゃあ、またな」

ミサカ「…はい。また、とミサカは去っていくあなたに手を振ります」


135 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 08:44:40 ID:Ht+zQBjw0 [3/103]
 ―翌日―

上条「………不幸だ…」

上条「…くっそぉぉぉ!!! 2千円が!! 2千円が自販機に飲み込まれたぞ!!」

上条「くっそぅ!! これからは自販機も信じねえぞちくしょう!!」

??「ちょっとあんた、何してんのよ?」

上条「ん? って、何だお前か」

美琴「お前なんて呼ばないでよ。私は御坂美琴だってば」

136 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 08:46:45 ID:Ht+zQBjw0 [4/103]
美琴「それで、自販機の前で叫んでどうしたのよ?」

上条「………」

美琴「何黙ってんのよ。そんなにショックなことがあったの?」

上条「………笑うなよ?」

美琴「笑わないわよ。だから言ってみなさいよ」

上条「………お金がこの自販機に飲まれた」

美琴「………っぶ」

上条「あ?」

美琴「あーっはっはっはっは!!! あんたバカね? ここの自販機ってお金が飲まれる事で有名なのよ?」

上条「………なんですとー!!!!」

137 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 08:47:57 ID:Ht+zQBjw0 [5/103]
美琴「見てなさい。コツがあんのよ」

上条「?」

美琴「こうやって…」

上条(あれ? 何でこのお嬢様は軽くステップを…? え? 自販機に一体何をする気――

美琴「チェイサー!!!!!」ドゴーン ガララ

上条「………」ボーゼン

美琴「あー、これかー…私そこまで好きじゃないのよねー…まぁ、いっか」

上条「お…まえ…」

美琴「? 何よ」

138 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 08:49:50 ID:Ht+zQBjw0 [6/103]
上条「ふざけんな!! お前みたいに自販機をボカスコ蹴る奴がいるから、上条さんの様な善良なお金を払う市民が損してんだろうが!!」

美琴「何言ってんのよ!! だってここの自販機はお金を飲むんだから仕方ないでしょ!!」

上条「大体お嬢様ってのはもっと品があるんじゃねえのかよ…みんなこんな事してんのか…?」

美琴「あんたそれは漫画の読みすぎよ。お嬢様だって寝っ転がって、せんべい片手に漫画読んだりもするわよ」

上条「それってお前の生活じゃねえのか?」

美琴「あら、私はそんなことしないわよ」

上条「………」

139 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 10:00:47 ID:Ht+zQBjw0 [7/103]
美琴「ところで何円飲み込まれたの?」

上条「………ええい、もう笑われてもいいや。2千円でございます」

美琴「え? なんで千円札を2回も入れたのよ?」

上条「いや、そうじゃなくて」

美琴「?」

上条「だから………2千円札を飲まれたんですよはい」

美琴「あ、なるほどね。へぇー。2千円札なんて珍しいじゃない」

上条「そうか?」

美琴「んー…2千円札見たいし、取り返してあげるわ」

上条「ほんとか!?」

美琴「ほんとよ」

140 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 10:03:44 ID:Ht+zQBjw0 [8/103]
美琴「じゃ、ちょっと離れてなさいよ」

上条「はいはい」

美琴「よいしょっと」ビリビリ

上条「………え?」

美琴「あれ~? お金じゃなくてジュースが大量に出てきたわね…って、ちょっとあんた! 走ってどこいくの!」

上条「俺の方じゃなくて、自販機の方を見ろ!!」

美琴「え?」

美琴(あ、ヤバ。警報がなりそ―――

141 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 10:04:50 ID:Ht+zQBjw0 [9/103]
上条「」ゼェゼェ

美琴「」ハァハァ

上条「あーもう! お前はバカなんですか!? 自販機に電撃ビリビリを浴びせるバカが何処にいる!!」

美琴「うるさいわね!! 私はあんたに親切のつもりでやったのよ!?」

上条「はぁー…もういいや…って、お前よくジュース全部持ってこれたな」

美琴「だってもったいないじゃない」

上条「…きっちりしてんのか抜けてるのか訳わかんねえな…」

美琴「えへへ」

上条「誉めてる訳じゃねえぞ」

142 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 10:06:26 ID:Ht+zQBjw0 [10/103]
??「んまぁーー!! お姉様!!」

上条「ん?」

美琴「え?」

??「その殿方と一体何をしているんですの!? はっ。ま、まさかその猿みたいな殿方に釣られて…」

美琴「あー。わかったわ。こんなバカな発言をするのは“あれ”しかいないわよね…」

??「あれって誰ですの?」ヒュン

上条「んわ! い、いつの間に!?」

美琴「あんたしかいないでしょ!! 黒子ー!!!!」

黒子「あらあらお姉様。そんなに声を荒げてどうなさいましたの」

143 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 10:08:30 ID:Ht+zQBjw0 [11/103]
黒子「んーー?」シュン

上条「な、なんだよ? (ちょ、こいつ瞬間移動で俺の前まで来たのか? 一瞬で俺のまん前…って顔!! 顔ちけえよ!!)」

黒子「却下ですわね」

上条「は?」

黒子「お姉様とお付き合いになられてるのなら、それ相応の殿方でないと黒子は許しませんの」

上条「え?」 美琴「なっ…」

黒子「お分かりになられましたら、さっさとお姉様とのお付き合いをお止めになりなさいな」

美琴「ちょっと黒子! 私とこいつは別にそんな関係じゃないわよ!」

黒子「あらあらお姉様ったら、ムキになられまして。ますます怪しいですの」

美琴「~~~~!!! 黒子おおおおおおおおお!!!!」ビリビリ

黒子「危ないですの」シュン

上条(何だあいつ。ビリビリの攻撃を簡単に避けてるぞ…やっぱりテレポート系の奴か?)

144 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 10:10:32 ID:Ht+zQBjw0 [12/103]
黒子「ん?」pipipi

上条「?」

黒子「………どうやらジャッジメントの仕事の様なので黒子はこれで失礼しますの」

美琴「早く行きなさいよ」

黒子「くれぐれも…くれぐれ~~~も間違いなどない様にしてくださいですの」

美琴「そんなことするかあああああああああああああああああ!!!!」ビリビリ

黒子「ではまたお会いしましょう」シュン

上条「な、なんだったんだ…?」

145 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 10:12:39 ID:Ht+zQBjw0 [13/103]
美琴「はぁ…疲れた…あ、これでも飲まない?」

上条「…そうだな」

??「おや、お姉様じゃないですか、とミサカはオリジナルのお姉様に話しかけます」

美琴「…あっ」

上条「今度は一体…って、え? ………え?」

ミサカ「あ、これはすみません。デートの真っ最中でしたか、とミサカは申し訳なさそうにお姉様に謝ります」

美琴「なっ!? べ、別にデートじゃないわよ!!」

上条(ほ、ほんとに二人いたのか…! おいおい、こんな二人一緒にいるところを見たら、疑う余地ねえじゃねえか…)

146 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 10:13:54 ID:Ht+zQBjw0 [14/103]
ミサカ「…? ミサカの顔に何かついてますか? とミサカはミサカの顔をじっと見つめるあなたに問います」

上条「あ、悪い(だって、ビリビリ中学生と見た目が…)」

美琴「………あんた達実験どうなってんのよ」

上条(実験?)

ミサカ「ああ。あれなら相変わらずの状況で変わりません、とミサカはため息を吐きます」

美琴「はぁ…それを聞いて安心だけど…上層部は快く思わないでしょうね」

ミサカ「当然でしょうね。元々ミサカたちは殺されるために作られたんですから、とミサカは自分の運命を恨めしげに思いながら、呟きます」

上条(何だ何だ? 俺が完全に置いてけぼりだぞ? それにミサカたちって何だ? ビリビリとこの御坂の妹の二人のことか?)

147 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 10:15:54 ID:Ht+zQBjw0 [15/103]
上条「えーと、御坂さんたち? わたくしめが置いてけぼりで意味不明なのですが」

美琴「ん? ああ、気にしないで。別に危ないことじゃないわよ」

ミサカ「殺される運命と言いましたが、今のところミサカたちは無事なので、安心してください。
とミサカは意味が伝わらないであろう言葉をあなたへ向けます」

上条「んー…よくわかんねえけど、まぁわかった」

ミサカ「おっと、そろそろ実験の時間なのでミサカはこの辺で、とミサカはお姉様と一応あなたにも別れを告げます」

上条「俺一応かよ」

美琴「ほとんど他人なんだから、当然でしょ」

上条「そういやそうか」

148 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 10:21:58 ID:Ht+zQBjw0 [16/103]
上条「それであっちとビリビリちゅうがくs…ビリビリならどっちが姉でどっちが妹なんだよ?」

美琴「ビリビリって言うな。…私が一応姉よ。あの子たちは私の大切な妹よ」

上条「そっか。………ん? あの子たち?」

美琴「あっ…気にしないで。あー、もう帰ろうかな! うん、私そろそろ帰るわ」

上条「ん、わかった。…って、待て!! ジュース忘れてるぞ!!」

美琴「そんな大量のジュースをレディの私に持って帰らせる気? 全部あげるんだから感謝しなさい」

上条「ちょおま、ふざけんな!! え? 本当に置いて帰るの? 信じないよ? そんなあなたの行動を信じないよ上条さんは?」

美琴「それじゃあ、今度会ったら勝負しなさいよね。じゃ、またね!」

上条「話を聞けえええええええええ!!!! 不幸だああああああああああああ!!!!」

149 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 10:26:34 ID:Ht+zQBjw0 [17/103]
 ―とある実験場―

ミサカ20号「はぁ…またあの白もやしは遅刻みたいですね。とミサカは愚痴をこぼします」

ミサカ1号「仕方ありません。こちらから出向きますか? とミサカは意外にも好戦的な意思を見せます」

ミサカ44号「それは駄目です。ミサカのシリアルナンバーは44号です。真っ先に死にそうなので嫌です。とミサカは拒否します」

ミサカ444号「それを言うとミサカの方が4の数が多いので、こっちの方が危ないです。とミサカはミサカ44号に対抗してみます」

ミサカ4444号「いえいえ、それでしたらミサカの方が(ry」

ミサカ10028号「おや、今回から実験に加わるミサカ10029号が到着したようですね。
        とミサカは少し大きな声で全ミサカに伝わるように発言します」

ミサカ10029号「………毎回MNWで確認してますが、今回も前回と変わらないと思います。
        とミサカは登場早々に今回の実験は意味がないものでは? と発言します」

ミサカ9999号「それはミサカも思っていますが、言わないお約束です。とミサカは意味ありげ言います」

150 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 10:37:22 ID:Ht+zQBjw0 [18/103]
 ―1時間後―

一方通行「待たせたなァ!」

ミサカ1000号「遅すぎます。とミサカは一方通行へイライラした態度を見せます」

一方通行「あァ? 気にすンじゃねェよ。少しの遅刻じゃねェか」

ミサカ5432号「いえ、普通に1時間遅刻です。とミサカは一方通行へ言葉を投げかけます」

一方通行「別にいいじゃねェか…それよりも…とっとと始めっぞ」

ミサカ6843号「言われなくともそのつもりです。とミサカは一方通行へ冷たく返事をします」

ミサカ10029号「では、これより第10029回目の実験を開始します。全員所定の位置へついてくださいとミサカは皆さんに呼びかけます」

一方通行「ケッ。さっさとしやがれ」

ミサカ10029号「では…開始します。とミサカは高らかに宣言します」

一方通行「ヒャッハーーーー!!!!!」ブォォォ

151 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 10:44:01 ID:Ht+zQBjw0 [19/103]
上条「クソ…ビリビリめ…俺にジュースを全部押し付けやがって…」

上条「目の前がジュースタワーを築いてて、何も見えねえよ…」

上条「ん!? おっとっと!! …あちゃー。ジュースタワーが崩れちまった…」

??「あの…すみません。とミサカは申し訳なく謝ります」

上条「いやいいよ。俺が前見えずに当たっちまったから…って! 御坂の妹だから…御坂妹じゃねえか」

御坂妹「はい? ………ああ、あなたですか。それでは先程の謝罪は訂正させていただきますね。とミサカは当然の様に言います」

上条「え? ちょ。相手が俺とわかったら、前言撤回かよ!!」

御坂妹「…そんなことよりも落としたジュースを拾いましょう。ミサカも手伝いますので、
     とミサカは話を逸らすためにジュース拾いを進言します」

上条「あ? あー。そうだった。もしも車なんかが来たら…」

運転手「コラー!! 道のど真ん中で何してやがる!! 早くどけー!」

上条「………不幸だ…」

152 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 10:45:17 ID:Ht+zQBjw0 [20/103]
上条「ふぅ…助かったよ御坂妹。んじゃ、ここに乗っけてくれるか? もう寮も近いから多分大丈夫だろ」

御坂妹「いえ、ミサカも手伝います。先程みたいに誰かにぶつかってジュースをまた落とすと、そのぶつかった人が気の毒ですから。
     とミサカは遠まわしに皮肉を言いつつ、手伝わせろと言います」

上条「………あーわかった。それじゃあ、頼めるな?」

御坂妹「ええ、もちろんです。とミサカは答えます」

153 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 10:55:04 ID:Ht+zQBjw0 [21/103]
 ―寮(上条部屋前)―

上条「ん? 何やってんだあいつら?」

御坂妹「?」

禁書「スフィンクスー!!」

姫神「…恐らく蚤のせいだと思う」

上条「何してんだお前らは?」

禁書「あ、とうまなんだよ」

姫神「こんにちわ」

上条「…お前ら知り合いだったのか?」

禁書「あの赤髪の魔術師があいさの力を封じたから、普通の人とそう変わらないから仲良くしてやってくれと言って私に紹介してきたんだよ」

姫神「おかげで引きこもらないで済んでいる」

上条「そうなのか。それはよかったな」

154 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 10:58:47 ID:Ht+zQBjw0 [22/103]
上条「そして、その猫は何だ?」

禁書「さっきそこで拾ったんだよ」

姫神「結構可愛い」

上条「…駄目ですよ?」

禁書「まだ何も言ってないんだよ」

上条「………はぁ~…不幸だ…」

御坂妹「あなたは絶対に毎日それを言ってるんじゃないか。とミサカは予測を立ててみます」

禁書「大正解なんだよ」

上条「お前のせいじゃねえか…」ピキピキ

155 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 10:59:47 ID:Ht+zQBjw0 [23/103]
禁書「そう怒らないでほしいんだよ…」

上条「だったら、少なくとも飯を食う量を減らしてくれ…」

禁書「それは無理なんだよ」

上条「………」

姫神「それよりもこの猫。蚤が結構いるかもしれない」

上条「…そんな猫をお前は飼おうとしてるのか? インデックスさんよ」

禁書「そんなことよりもとうまが珍しく人の言葉を素直に聞いてるんだよ」

上条「話を逸らすんじゃねえ」

156 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 11:01:04 ID:Ht+zQBjw0 [24/103]
禁書「…できれば飼いたいんだよ。この猫捨てられてたから可哀想なんだよ…」

上条「うっ…」

姫神「…たまに私もこの猫の餌を持ってくる。だから、飼ってあげてほしい」

御坂妹「こんな可愛い猫を外にまた放置するなんて言いませんよね? とミサカは空気を読んであなたに 上条「だあああああ!!!」

上条「わかったわかりました!! 飼えばいいんでしょう!!」

禁書「…! ありがとう!!」

姫神「少し見直した」

御坂妹「飼うんでしたら、蚤退治をミサカがしてあげましょう。とミサカは猫へ近づきます」

上条「…? どうやって?」

157 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 11:02:24 ID:Ht+zQBjw0 [25/103]
御坂妹「こうやってです。とミサカは猫へ電撃を浴びせます」ビリビリ

スフィンクス「フギャー」

禁書「おお、蚤がスフィンクスの体からポロポロ落ちてきたんだよ!」

上条「名前もう決めてたのか…って、御坂妹。今の電撃は猫にとって大丈夫なのか?」

御坂妹「体に害がない程度に留めましたが、今度また蚤がくっつきましたら、専用の道具を使うことをオススメします。
     とミサカはアドバイスをします」

上条「そっか。わかった」

禁書「またとうまが珍しくアドバイスを素直に疑問で返さずに聞いてるんだよ…」

姫神「明日はミサイルの雨が降ってくるかも」

158 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 11:07:07 ID:Ht+zQBjw0 [26/103]
御坂妹「それではミサカはそろそろ帰ります。とミサカはジュースをあなたへ手渡しながら別れを告げます」

上条「ああ、わかった。今日はほんとにありがとな」

御坂妹「いえ。気にしないでください。それではミサカはこの辺で。
     とミサカは昨日と同じく手を振りながらエレベーターのボタンを押します」

上条「ああ、じゃあなー!」

禁書「スフィンクスのこと、ありがとうなんだよ!」

禁書「…なんていうか…クールビューティーだったんだよ」

上条「お前もあんな風になってくれればな…」

禁書「むっ。それはどういう意味なのかな!?」

上条「何でもありません事よ」

159 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 11:08:09 ID:Ht+zQBjw0 [27/103]
姫神「それじゃあ、そろそろ私も帰る」

禁書「わかったんだよ。またとうまがいない間とかに暇だから遊びに来てほしいんだよ」

姫神「わかった。それじゃあ、また」

禁書「うん! また遊ぼうね!」

上条「気をつけて帰れよー」

姫神「わかった。ありがとう。ばいばい」

160 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 11:10:37 ID:Ht+zQBjw0 [28/103]
 ―深夜(上条家浴室)―

上条「………眠れん…」

上条「くそー…仕方ない。ちょっと散歩してから、もう一回寝てみるか」

上条「というか、そろそろ浴室で寝るのに慣れてきた自分が怖いな…」

上条「よいしょっと。服は…あー、ジャージのままでいいか」

上条「よし、いってきまーす」

161 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 11:12:46 ID:Ht+zQBjw0 [29/103]
上条「さて、完全下校時刻は当然とっくの前に過ぎてるから、近場を散歩するか」

上条「………ん? こんなところに裏通りなんてあったっけ?」

上条「…やべ、好奇心がうずいてきたな」

上条「よし、ちょっと行ってみるか」

上条「どうせ何もないだろうしな。うん」スタスタ

162 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 11:14:05 ID:Ht+zQBjw0 [30/103]
上条「………ん? 何だ…? 足音?」

上条「こんな時間にここを通ってるやつが他にもいたのか」

上条「多分…そこを曲がったところからだな。ちょっと行ってみるか」スタスタ

上条「……………」スタスタ

上条「…ん、何だあいつ?」

上条(…何だ? 周りを妙にキョロキョロと確認しながら、慎重に歩いてるな)

上条(もしかして、何かに巻き込まれてんのか? …ふっ。不幸仲間がこんなところにいると思うと、なんか嬉しいな)

上条(よし、ちょっと声かけてみて、本当に困ってたら手伝えるだけのことをしよう。不幸仲間としてな)

163 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 11:15:53 ID:Ht+zQBjw0 [31/103]
上条「すみませ~ん」ボソ

??「え?」

上条「そんなに慎重に足音を殺しながら、辺りを確認して歩いてるあたり…誰かに追われてますね?」

??「なっ…何でその事を…」

上条(やっぱりな。不良にでも追われてんのかな)

上条「それじゃあ、良い隠れ場所を知ってるから、行かねえか? 困ってるならお互い様だしな」

上条(まぁ、俺が不良に追いかけられたときにたまに隠れる場所だけど)

??「………」

上条(あ、流石に少し怪しんでるな)

上条「大丈夫ですよ。俺は本当に純粋に協力したいだけですから」

??「………じゃあ、お願いします」

上条「お任せくださいっと。んじゃ、こっちだ」

164 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 11:17:23 ID:Ht+zQBjw0 [32/103]
 ―とある路地裏―

上条「ここだ。案外ここのこういう物陰に隠れると見つかりにくいんだ」

??「なるほど…僕は隠れることは普段しないのでわからなくて…」

上条「いえいえ、こういうの慣れてる俺がおかしいだけなので」

??「でも、おかげで助かります…」

上条「どういたしまして。…ところで名前は? 俺は上条当麻って言うんだけど」

??「僕ですか。僕は――

165 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 11:20:17 ID:Ht+zQBjw0 [33/103]
??「あ、深夜0時を超えました」

上条「ん? 本当だな。話し込んでてまったく気づかなかった」

??「僕を追いかけてる人たちは絶対に0時を超えると追いかけてこないので、もう大丈夫です」

上条「そうなのか。って、そんな法則がわかるってことは…かなり追いかけられてるのか…?」

??「はい…やりたくもないことを無理やり参加させられて…」

上条「………俺さ。本当はもっと疑い深いんだよ」

??「…? はい」

上条「だけど、お前の話は疑うっていうか…疑っちゃいけない気がするんだ」

上条「…なんだろうな。自分でもよくわかんねえけど…まぁ、とりあえずこれ俺のメアドと携帯の番号だから、困ったらいつでも連絡をくれ」

上条「いつでも駆けつけて助けてやる。だから、受け取ってくれ」

??「………わかりました。ありがとうございます」

166 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 11:42:29 ID:Ht+zQBjw0 [34/103]
 ―上条家浴室―

上条(………あいつ。本当に大丈夫なのかな)

上条(…俺とは不幸のレベルが根本から違う感じがした)

上条(おまけに俺が珍しく初対面の相手の話を疑ったりしなかった…)

上条(逆に聞けば聞くほどに協力したいと思った…)

上条(…何なんだろうな。よくわからねえ…)

上条(…考えてもわからねえんだ。今日はもう寝よう)

167 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 11:49:12 ID:Ht+zQBjw0 [35/103]
 ―翌日―

上条「あー。やっぱり浴室で寝た翌朝は腰に結構な負担が…って、メールが着てるな。誰だろ」パカ

上条「………ああ、あの人からか。…お礼のメールか。気にするな。上条さんはお節介焼きなんですよ。っと、送信」ポチ

上条「さてと、さっさと学校行く準備するか」

168 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 12:24:51 ID:Ht+zQBjw0 [36/103]
上条「あー、今日もつっかれたー…」

上条「何で俺はこう毎回毎回居残りなんだよ…」

上条「俺がバカだからって? はっ! そんなの信じてたまるかって! …ん?」

ミサカ「…」ジー

上条「何やってんだあいつは」

上条「よぉ、何してんだ?」

ミサカ「あ、あなたは…とミサカは意外な人に会ったことに驚きます」

169 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 14:30:25 ID:Ht+zQBjw0 [37/103]
上条「何で意外なんだよ。最近はよく会うじゃねえか」

ミサカ「………それはこのミサカではないのですけどね。とミサカはあなたに聞こえない声で呟きます」

上条「?」

上条「ところで…捨て猫か」

ミサカ「はい。餌をあげようと思ったのですが…」

上条「食べてくれないのか」

ミサカ「はい…とミサカは残念に思いながら言います」

上条「何だこの猫…何かに怯えてるのか?」

ミサカ「それはミサカに対してです。とミサカはあなたへ教えます」

上条「お前に?」

170 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 14:32:26 ID:Ht+zQBjw0 [38/103]
ミサカ「この猫はミサカが発してる微妙な電気を感じ取って怯えているのだと思います。とミサカは自分を恨みながらあなたへ説明します」

上条「そうなのか? それじゃあ御坂妹は猫からしたら、苦手に部類されるんだな…」

ミサカ「はい…残念ながら…。あ、あなたこの猫へ餌をあげてくれませんか? とミサカはあなたへお願いします」

上条「ん? いいぞ。ほらそれよこせ」

上条「………お、こいつ食ってるぞ。よかったな」

ミサカ「はい…ぐったりしてますが…まだ食べる元気があってよかったです…とミサカは胸を撫で下ろします」

171 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 14:33:34 ID:Ht+zQBjw0 [39/103]
ミサカ「あ、この猫も飼ってくれませんか? とミサカは期待に満ちた目であなたを見ます」

上条「相変わらずのレイプ目で何言うか。それに上条さんは昨日猫を飼うことになったので、2匹も無理です」

ミサカ「そんなケチケチしないでください。1匹も2匹も変わりませんよ。とミサカはケチなあなたへ言います」

上条「おま…ケチじゃねえよ!! それにお前が飼えばいいじゃねえか!!」

ミサカ「…ミサカが…ですか…。それは…」

上条「あーもう! 文句たれるな。ほら!」ブン

ミサカ「え? あ…っと…」

ミサカ「………猫を投げつけるなんて、どんな神経してるんですか。とミサカはあなたを睨みます」

172 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 14:34:48 ID:Ht+zQBjw0 [40/103]
上条「でもよ…ほら。こいつお前から逃げようとしてねえぞ?」

上条「お前の電気に当てられて、少し元気はなさそうに見えるけど…それでもお前にちゃんとなついてくれてるじゃないか」

ミサカ「…ミサカに…?」

上条「ああ。だから、こいつを飼ってやれよ」

ミサカ「…」

上条「あ、これから猫を飼うための本を買いに行くんだけど、お前も来るか?」

ミサカ「………はい。着いていきます。とミサカはあなたへ返答します」

上条「あ、その猫の名前、お前が決めてやれよ」

ミサカ「ミサカが…ですか…そうですね………イヌ…なんてどうでしょう。とミサカはあなたに聞きます」

上条「え?」

ミサカ「………猫なのにイヌ…ふふふ…とミサカは口元を緩めながら、微妙に笑います」

上条(こいつ結構変わってるなぁ…)

173 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 14:36:48 ID:Ht+zQBjw0 [41/103]
 ―本屋前―

上条「んじゃ、ここで待っててくれるか?」

ミサカ「はい。わかりました。とミサカはあなたの言葉に頷きます」

上条「それじゃあ、ちょっと買ってくるな」

ミサカ「………」

ミサカ「………!」

ミサカ「…………すみません。ちょっと行ってきますね。とミサカは胸元の猫へ呟きます」

174 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 14:37:51 ID:Ht+zQBjw0 [42/103]
上条「…あれ? 御坂妹はどこいった?」

上条「なぁ、イヌ? 御坂妹はどこにいった?」

イヌ「…ニャー」タタタ

上条「そっちに…行ったのか…?」

上条(いや待て…所詮猫なんだぞ? 本当に連れて行ってくれる訳…そもそも俺の言葉を理解できるのか?)

上条(………くそ、自販機は信じねえけど、猫はまだ嘘ついてねえし、信じてやるか!)

175 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 14:39:21 ID:Ht+zQBjw0 [43/103]
上条「…! (あの後ろ姿は!)おい、御坂妹!」

ミサカ「え? どうしてここが…? とミサカは意外な人物の登場に驚きます」

上条「んなことどうでもいいだろ…どうしてイヌを置いていったんだ」

ミサカ「それは…」

ミサカ2578号「どうですか。一方通行は見つかりましたか?」

上条「…え?」

ミサカ2578号「おや、上条当麻じゃないですか。やっほー。とミサカはまるで友人に話しかけるような気軽さで声をかけます」

ミサカ5489号「この通路狭すぎるんだよクソが。とミサカは愚痴を…って、あれ? 何かいますね。
        とミサカは上条当麻の方を見ながらいいます」

上条「御坂妹が…3人…?」

176 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 14:41:09 ID:Ht+zQBjw0 [44/103]
ミサカ4217号「ふふふ、まだまだいるぜ! とミサカは別の通路から登場してみます」

ミサカ10000号「それならば、ミサカだっています。とミサカもまた別の通路から現れます」

御坂妹「おや、あなたはこんなところで何をしてるんですか? とミサカはあなたに問います」

上条「御坂妹が…え? んなバカな…」

ミサカ8322号「他のミサカたちが次々と現れるせいでこの人が混乱してるじゃないですか。とミサカは他のミサカに注意をします」

ミサカ7777号「だって、まずこの裏路地が小さくて、こんなところに1人を探すために10050人も派遣すること自体がまずアホです。
        とミサカは研究者たちをさり気なくけなします」

ミサカ128号「あー。いーけないんだーいけないんだー。研究者たちにちくったろーと
       ミサカはミサカ7777号の怒られる姿を想像して、ほくそ笑みます」

上条「………」

177 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 14:42:50 ID:Ht+zQBjw0 [45/103]
御坂妹「とにかく、この辺に真っ白な髪で目が真っ赤な人を見ませんでしたか? とミサカは未だ混乱しているあなたへ問います」

上条「………見て…ねぇ…」

御坂妹「そうですか。では、もう帰ってください。とミサカはあなたへ言います」

上条「………」

御坂妹「いいですか。ここには…」

ミサカ9256号「白もやしいたぞおおおおおおおおおおおお!!!!
        とミサカは全ミサカに伝わる様に大声で叫びますううううううううう!!!!!!」

ミサカ6489号「だから、MNW使えやああああああああああああ!!!! 別に大声で叫ばなくてもいいだろうがあああああああああああ!!!!!
        とミサカも負けじと大声で叫び返しますうううううううううううう!!!!!!」

御坂妹「…! とにかく早く帰ってください。とミサカはあなたを突き飛ばします」

上条「あっ…」

御坂妹「ミサカも直ぐに向かいます。とミサカはMNWで全ミサカに知らせます」

178 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 14:43:50 ID:Ht+zQBjw0 [46/103]
上条「………」

上条「……………」

上条「…なんだったんだあれは…」

上条「何人もの御坂妹がいて…誰かを追っていた?」

上条「一体どういうことなんだ…? 後、MNWって何だ? あいつらが言ってたけど…」

上条「………ん、メールか」

上条「………そうか。あいつが困ってるのか…よし」

179 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 14:50:03 ID:Ht+zQBjw0 [47/103]
 ―とある裏通り―

上条「待たせたな! 大丈夫か!」

??「何とか…今回はちょっと今まで以上に大勢で追われていて…」

上条(そして、こいつは追われている……!?)

上条(待てよ…御坂妹が言っていた探してるやつの特徴って真っ白な髪に真っ赤な目…)

上条「…もしかして、御坂美琴の…学園都市第3位の妹たちに追われてるんじゃないのか?」

??「…え?」

上条「………どうなんだ」

??「……………そうです。僕は今第3位の『妹達』つまりクローン10050人に追われています」

上条「クローン…? とにかくそれは置いといて、やっぱりか…」

180 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 14:56:46 ID:Ht+zQBjw0 [48/103]
上条「それじゃあ、何で追われてるんだ? ………一方通行」

一方通行「………実験ですよ」

上条「実験? (御坂妹も言ってたな)」

一方通行「僕は臆病な性格で、イジメとか不良に関わられやすいンです」

上条「…それで、どうして実験を受けたんだ」

一方通行「…実験を受けて、それが成功すれば、僕はレベル6になれるそうです」

上条「レベル6?」

一方通行「はい。そうすれば、きっと不良たちが関わってこなくなる。普通の人たちとも友達になれると言われて…」

上条「………」

181 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 14:57:56 ID:Ht+zQBjw0 [49/103]
一方通行「実は僕はレベル5の中でも第1位…なンですよ」

上条「そうなのか」

一方通行「はい。それで…第1位だから…それだけの理由で僕の周りには普通の人は怖がって近づかずに
      不良やスキルアウトといった連中しか僕に関わらなくなりました」

一方通行「そして最初は自衛と思って、気絶する程度で攻撃をしてました…けど、それのせいで…」

上条「?」

一方通行「周りからは余計に恐怖の目で見られて…僕には友達すらもできませン」

一方通行「もう嫌なンですよ…自分の身を守るために能力を使えば、それだけで周りはもっと離れる…
      友達がほしい…けどそれすらもできない」

一方通行「だから、僕は実験を受けました。不良たちが二度と自分に関わってこないように
      喧嘩を売るのが馬鹿馬鹿しくなるくらいに強くなれば、きっと怖い人たちが自分に関わって来ないと…」

上条「テメェは…バカじゃねえのか!!」

一方通行「え…」

182 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 15:01:09 ID:Ht+zQBjw0 [50/103]
上条「テメェの言い分はわかった…けどな…そんなレベル6になんてなってみろよ…」

上条「確かに不良どもは怖がって手を出すことも絶対になくなるかもしれねえ」

上条「けどな、レベル5の頂点ってだけで怖がられてるのに、それ以上強くなったら、それこそ友達を作れなくなっちまうだろ…」

上条「孤独が嫌なのはわかる。臆病だから不良どもと関わりたくないのはわかる」

上条「今の自分の人生が嫌で変えたいんだよな…ああ、わかるさ!!」

上条「だからこそ、今自分のしてる努力が無駄なんだと気づけよ!! そんな実験で自分が変われるはずがねえってことをよ!!」

上条「お前に実験を薦めたやつは、どうせお前を利用をしてるだけなんだよ!! それすら気づいてねえのか…?」

一方通行「………ンな訳…ねェだろうがァ…」

183 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 15:03:16 ID:Ht+zQBjw0 [51/103]
一方通行「俺だってなァ!! 自分で何とかしたかったンだ!! テメェの力だけでなンとかしたかった…」

一方通行「けどなァ…もう無理なンだよ…俺がレベル5の頂点ってだけで、それだけで人は離れていくンだよォ!!」

一方通行「もういい加減うンざりしてンだよォ…今の俺の状況を変えてくれるなら誰でもいいンだよォ…」

一方通行「もしかすっと、この実験…第3位のクローンを2万人全員を殺せば、本当に俺の望んでいる結果になってくれるかもしれねェ…」

一方通行「絶対にならないって言い切れンのか!? 絶対に俺が実験を成功させてレベル6になっても、未だに現状と変わらないって…」

一方通行「そう言い切れンのか!?」

上条「…っカ野郎が…」

一方通行「あァ!?」

上条「バッカ野郎があああああああああああ!!!!」バキ

一方通行「がァ…!!(あ? 今反射を…?)」

184 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 15:06:23 ID:Ht+zQBjw0 [52/103]
上条「テメェ今なんつった!! 御坂のクローン…つまり、御坂妹たちのことだろ?」

上条「御坂妹たちを全員殺せば…だと?」

上条「人殺しをして、その上でちゃんとした幸せがくると思ってんのか!?」

上条「何で学園都市第1位って位置にいながら…学園都市で1番の頭脳を持っていながら…」

上条「普通に考えてもみろよ!! 人殺しをした人間が友達を作れると思ってんのか!?」

上条「ごく普通の友達を本当に作れると思ってんのか!?」

上条「人殺しをして得た結果なんて…いいもんじゃねえに決まってんだろ…」

一方通行「………」

185 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 15:08:37 ID:Ht+zQBjw0 [53/103]
上条「お前は…今のところ御坂妹たちを何人殺したんだ」

一方通行「………」

上条「答えろ一方通行!!」

一方通行「………まだ誰も殺してねェよ…」

上条「本当か!!」

一方通行「当たり前だろうがァ!! 臆病者な俺が人殺しなンて…できるはずがねェだろうが!!」

上条「……そうか。疑って悪かったな」

一方通行「…あァ…」

上条「………いくぞ」

一方通行「………どこにだよ」

上条「決まってんだろ…こんなバカげた計画を考えたやつのところにだ」

186 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 15:11:09 ID:Ht+zQBjw0 [54/103]
一方通行「本当に良いのか? この計画に喧嘩売るってことは…」

上条「いいんだ」

一方通行「…」

上条「“友達”のためなんだ。当然だろ」

一方通行「…! ………ありがとよォ…」

上条「当たり前だ」

一方通行「けどな…」

上条「?」

一方通行「だからこそ、お前は巻き込めねェ…」ドゴ

上条「え? …がぁ…あ、アクセラ…レー…」バタリ

一方通行「………今まで散々逃げ回ってたンだァ…俺が行くっきゃねェだろ…」

御坂妹「………(追われてるという事を忘れて、でかい声で言い争いしてたせいでまる聞こえですよ…とミサカはため息を吐きます)」

187 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 15:12:36 ID:Ht+zQBjw0 [55/103]
 ―とある研究所―

一方通行「もォ俺は飽きた」

木原「あ?」

一方通行「俺はもォこの実験飽きたンだわ。わりィけど、降りるぜ」

木原「まぁ、待てよ一方通行。テメェ自分が何言ってんのかわかってるか?」

一方通行「…当たり前だろ。俺はレベル6になンてなりたくねェ。今のままで十分だァ」

木原「良いのか? テメェがこの実験に降りるってことは、一生今のままだぜ?」

一方通行「………今のままでいいンだよ」

木原「へぇ?」

188 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 15:14:54 ID:Ht+zQBjw0 [56/103]
木原「なら、とっとと帰りやがれ。役立たずはここにはいらねえんだよ」

一方通行「おォ。そうさせてもらうわ。他の研究所のバカどもにも言いまわらなきゃなンねェしなァ…じゃあな」

木原「って、ほんとにそのまんま帰らせると思ってんのかオラァ!!」ドガ

一方通行「ガァ…!!」

木原「実験をやめるだぁぁぁ? ふざけんじゃねえよ。『樹形図の設計者』がブッ潰れた今じゃテメェ以外に適役がどこにいんだよ?」

木原「逃げれると思ってんのか? 無理なんだよぉぉぉ!!!! 一回この実験に首つっこんだ限り最後までやってもらうぜぇぇぇぇえええ?」

一方通行(…やっぱり僕には無理なのか…? いくら乱暴な口調を出したところで…)

木原「オラ、何黙って倒れてやがんだ。さっさと『妹達』を皆殺しにしてこいよぉぉおおお!!」

一方通行「…!」

189 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 15:17:17 ID:Ht+zQBjw0 [57/103]
一方通行「ふざけンじゃねェよ…誰がテメェの言いなりになンてなるかよォ!!」

木原「ああ? テメェいつからそんな偉そうになりやがった!? 『妹達』にでさえビビってそんな口調で脅してたクソ野郎がよ!!」

一方通行「はっ! その程度が何なンですかァ!? 確かに1万人近くで襲ってくる『妹達』はこえェよ。けどな」

一方通行「テメェはちげェだろ? テメェなンざ俺の恐怖の対象にすら入ってねェンだよォ。臆病者の俺からもなァ?」

木原「テメェ…今俺がテメェの反射を無視してぶん殴ったのがわからねえのか? 初めて誰かに殴られたんだろ?」

木原「テメェをいくらでも殴れるんだぜ? そんな人間が…危害を加える人間が怖くねえだぁぁ?」

木原「臆病者のテメェのこった。本当は小便もらしかけてんだろ? わかってるぜ? 一方通行ちゃんよぉ!?」

一方通行「寝言ほざいてンじゃねェよ。それにテメェのパンチなんざ痛くも痒くもねェンだよォ!!
      さっき友達にぶん殴られたけどよォ…そっちの方が断然強烈だったわ」

木原「テメェ…アクセラレェェェェタああああああああああああ!!!!」

190 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 15:21:48 ID:Ht+zQBjw0 [58/103]
一方通行「がァ…」

木原「ケッ。テメェごときが俺に勝てると思ってたのか?」

一方通行(どォいうことだ…? 風のベクトルをやつに向けても無駄。接近戦を仕掛けても、反射を無視して殴ってきやがる…)

木原「はぁー…殴るこっちの身にもなれよなぁ? テメェは反射があるせいで撃ち殺せねえし、殴り殺すしかねえじゃねえか」

一方通行(待て…今こいつはなンて言った? “殴り殺すしか”? ってことは…俺の反射が完全に無効になってる訳じゃねェ…?)

木原「おらおら、さっきまでの威勢はどうしたんだよぉ? 何とか言ったらどうなんですかぁ? ぎゃははははははは!!!!」ドカゴスボス

一方通行「ぐがァあああ!!! (蹴りも反射できねェ…つまり、こいつは自分の手足でしか反射を無効にできねェ…?)

木原「テメェの能力は誰が開発してやったよ? 他でもねえ俺だろ?
つまり、テメェの反射の効果範囲もきっちりわかってんだよぉ!!」ガス

一方通行「がっ(おっけェー。こいつは反射の効果範囲を把握した上で攻撃してやがる。つまり反射を切っちまえば、攻撃は当たらねェ)」

木原「おら、もう一発ぅぅぅ!! ぎゃははははは!!!!」ブォ

一方通行(今だ!!)パァン

一方通行「ハ…ァ…?」

191 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 15:23:16 ID:Ht+zQBjw0 [59/103]
木原「プっ…バァァァァァァァカがぁぁぁぁぁ!!!! テメェの思考なんざとっくにお見通しなんだよぉ!!!」

木原「わかるか? わざと攻撃の速度を遅めて、反射を切るタイミングを見せてあげたんだぜ?」

木原「まさかこうも見事に本当に反射を切るとはなぁ? もう少し賢いと思ってたぜ一方通行」

一方通行(クソが…完全に見切られてやがる…しかも、腹を撃たれちまった…クソが!!)

一方通行(野郎はこれが狙いだったンだ…俺が反射を切るのをずっと待ってやがったンだ…!!)

一方通行(少し考えりゃわかるだろ…あいつが言ったように俺は学園都市第1位なんだからよォ!!)

一方通行(クソ…反射の演算が…)

木原「もう力は残ってねえようだなぁ? どうするよ? 実験に協力するってんなら、助けてやるぜぇ?」

一方通行「…」

192 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 15:43:47 ID:Ht+zQBjw0 [60/103]
木原「ほらさっさと言っちまえよ? そうすりゃラクになれんぜぇぇぇ?」

一方通行「………だ」ボソ

木原「ああ? なんだって?」

木原が一方通行の呟きを聞き取るために顔を近づける。
すると、一方通行は木原の髪を鷲掴みすると、凶悪な笑みを浮かべる。

一方通行「お断りだっつったンだよクソが。死にやがれ」

一方通行は木原の血液のベクトルを操ろうとした。しかし、痛みが演算の邪魔をし、明らかにいつもよりも演算能力が低下しており
一方通行の思ったとおりの演算が即座にできずに木原にもう少しのところで手を払いのけられる。

193 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 15:45:42 ID:Ht+zQBjw0 [61/103]
木原「ああ、わかったわかった。んじゃ、テメェはここでさっさと一回死んで、学園都市の言いなり人形と化してもらうぜ!!」

一方通行は反射の演算をしようとする。
しかし、見ると明らかに木原の銃を引き金を引くほうが早いように見えた。

諦めようとしたその瞬間に。あいつは現れた。
颯爽と倒れた一方通行の横を駆け抜けて行き、木原へとぐんぐん近づいていく。
銃を構えた木原は最初は驚いていたが、すぐに一方通行からその現れた少年。一方通行の唯一の友達。上条当麻へと銃口を向けた。
それを見た一方通行の中で何かが揺れ動いた。
上条が木原に到達する前にあれでは確実に木原に撃ち殺されてしまう。
発砲音が部屋中に響いた。
既に弾丸は発射されている。後は上条に命中するだけだ。
その事実に一方通行の中の何かが弾けた。

一方通行(させるか…させるかよォ…あいつは…俺を初めて友達と言ってくれたンだぞ?)

一方通行(そンなやつをこのまま床にぶっ倒れたまま見殺しだと?)

一方通行(できるはずがねェだろうが!! あいつは俺を友達と認めてくれた唯一の男なンだぞ!!)

194 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 15:48:16 ID:Ht+zQBjw0 [62/103]
気づくと一方通行は起き上がっていた。
自分の痛みという感覚を、その電子信号のベクトルさえも操って、痛みを殺して立ち上がっていた。
撃たれた箇所からも血は出ていない。それもやはりベクトル操作のおかげだ。
これで演算に邪魔なものは全て消えた。
能力が使用可能になった一方通行がとった行動は実に簡単なものだった。

一方通行「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」

ベクトル操作によって、一瞬のうちに上条の前に立つと代わりに弾丸を受けたのだ。

ただし

今の一方通行には反射という木原の打撃を除けば、向きあるものは何でも防ぐことのできる絶対防御がある。
つまり、弾丸のベクトルは反射されて、木原の方へと向かっていった。
瞬間、

木原「があああああああああああああああああ!!!! ア…アクセラァァァレェェェェェェェタァァァァァァアアアアア!!!!」

195 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 15:50:09 ID:Ht+zQBjw0 [63/103]
上条をかばった一方通行はその瞬間に糸が切れた人形の様に床に倒れ込む。
上条は自分の目の前で倒れた一方通行を飛び越えて、更に前へと進む。
自分の友達を傷つけた許せない敵へとぐんぐん距離をつめていく。
そして、ついに上条の拳の射程範囲まで入る。

上条「テメェが何者かは知ったこっちゃねえ。けどな…」

上条「俺の友達に手を出すやつは…」

上条「この俺がぜってえに許さねえ!!」

ついに上条が石の様に硬く握り締めた拳が木原の顔面へと突き刺さった。
木原はノーバウンドで5mは飛んだ後に跳ねる様にバウンドして、壁に激突してようやく止まった。

196 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 15:51:54 ID:Ht+zQBjw0 [64/103]
上条「大丈夫か? 一方通行」

一方通行「………わからない。なンとかベクトル操作で血が出ない様にしてるけど」

上条「なあ」

一方通行「ン?」

上条「お前は乱暴な口調の方が似合ってるぞ」

一方通行「…それは誉めてるンですかァ? ふざけンじゃねェよクソが」

上条「そうそうそれそれ。良い感じじゃねえか。見た目は怖いけど、中身が優しい。そのギャップを狙って
    人助けとか色々やってみようぜ? きっと友達ができるぞ」

一方通行「………ホントか?」

上条「ああ」

一方通行「今度こそ…頑張っていいンだよなァ?」

上条「おう」

一方通行「………わァーった」

197 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 15:57:43 ID:Ht+zQBjw0 [65/103]
 ―病院のとある病室内―

一方通行「別に大丈夫だっつってンだろ!!」

上条「だーめーでーすー。腹撃たれたんだから、素直にもう少し入院してろ」

一方通行「チッ、めんどくせェ奴だ…」

上条「お前も十分めんどくさいやつだよ。だって、お前…
    俺に内緒で勝手に他の研究所回って、無理やり実験を中止させたんだろ?」

一方通行「…」

上条「知ってますよ? お前が「わァーった」って言った直後また俺をぶん殴って気絶させて、行ったそうじゃないですか」

一方通行「誰から情報だ」

上条「御坂妹が教えてくれた。ちなみにお前のところに駆けつけれたのもあいつが俺を起こしてお前の居場所を教えてくれたからだ」

一方通行「結構強めに殴ったはずだぜェ? 並大抵のことでは起きねェよォになァ!」

上条「御坂妹の電気ショックでお目めパッチリですよ」

一方通行「………テメェこそ実は体大丈夫なのかよ?」

198 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 15:59:38 ID:Ht+zQBjw0 [66/103]
上条「とにかくもう少し入院しとけよ」

一方通行「さっきから言ってっけど…ベクトル操作で俺は成長促進させることができっから、とっくに傷なンざ塞がってンだよ」

上条「意味がわからないので、駄目です。それに上条さんは簡単には人を信じません。ですので、一方通行のその発言も信じません」

一方通行「なっ!? このタイミングでテメェは自分の短所を利用すンのかよ、汚ねェぞ!!」

上条「悪党面の一方通行には言われたくないですねー。…でも、それだけ元気なら…」

一方通行「お、ついに俺を病院から抜け出す手伝いをしてくれンのかァ?」

上条「友達を増やそう作戦をこれより決行しよう」

一方通行「…は?」

上条「おーい。入ってきていいぞー」

ミサカ×20000「では、失礼します。とミサカは遠慮なく部屋へと入ります」

一方通行「オォォォォォォォォイ!!!! 無理だろ!! 2万もの『妹達』をテメェは小せェこの部屋に入れるつもりかテメェは!!」

199 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 16:01:33 ID:Ht+zQBjw0 [67/103]
上条「というのは冗談です」

一方通行「冗談で本当に2万人連れてくるテメェがこえェよ…」

上条「本当はこいつらだ。おーい! 入ってくれ!」

一方通行「ったく。誰がくンだよ…って…」

ステイル「僕だよ」 禁書「私なんだよ」 姫神「私」 青ピ「僕やで」 土御門「俺だにゃー」 御坂妹「ミサカです」

一方通行「………」

上条「えっとな、実は一方通行の友達にならないかって聞いたら、聞いた全員から是非って言われてな」

一方通行「………」ポカーン

200 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 16:04:00 ID:Ht+zQBjw0 [68/103]
一方通行「なぁ、当麻。こいつらは…」

上条「ああ。俺の友達だ。まずはこいつらと友達になって、人と関わることの楽しさとか嬉しさを学ぼうぜ?」

上条「そうだなー…その後、困ってる人を助けたりとかして、その人とも繋がりとかを持ってみたりとか」

上条「まぁ、そんな感じで友達の輪をだな…」

一方通行「オイ」

上条「あ? 何だよ? 人がせっかくお前の作戦をだな…」

一方通行「…ありがとよ」

上条「………ああ」

 ―第3巻(?)完―

201 名前:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします[] 投稿日:2010/08/22(日) 16:07:27 ID:Ht+zQBjw0 [69/103]
3巻無くして内容全然覚えてなかったから、一方さんを臆病者、御坂妹たちはみんな人間らしさを持った設定で書いてみた
3巻の内容がすきな人には本当に申し訳ない。ちなみに4巻もなくしてるんだが、どうしようか

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