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上条「リア充爆発しろ」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 20:17:06.05 ID:MS0jIwFq0 [1/10]
上条(昨日はあのビリビッチのピカチュウボルトのせいで停電してパソコンがつかなくてエロゲができなかった!しかも冷房も動かないもんだから下手に自家発電しようとしたら体温が煉獄でマジビイイイッチ!)

上条(さらには冷蔵庫の中身全滅、カップ焼きそばをお湯ごと中身ぶちまけ惨殺事件、財布探してたらキャッシュカードが粉砕骨折!)

上条(唯一の救いは小萌先生から補習という名のデートのお誘いがあったこと!フホ!フヒョフホホヒヒヒヒヒ!!!)

上条(やべえちょっとテンションあがってきたあああああああああ!!よっしゃ!天気もいいし最近ちょっとイカ臭い布団でも天日干しにしてやるずえええええええ!!!)

薄手の毛布をもふっと折りたたみ抱える上条。そのまま、足を器用に使い窓を開け、ベランダへ出ようとする。

上条(ん……?何この白い物体、毛布たんが影分身でもしたか?)

上条「………………え、」

そこにいたのは毛布の分身体でも生き別れの双子でもなく。

上条「え!?えええ!?」
 

禁書「……」

上条「よよよ、幼女ッ!?」

禁書「……おなか減った」

上条「お嬢さん、お兄さんのソーセージでもどうだい?」

禁書「咬み千切んぞ包茎」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 21:41:29.90 ID:MS0jIwFq0
禁書「なんでもいいからおいなりさんとかソーセージとか以外で食べれるものはない?このままじゃお腹が減りすぎて背中にくっついて間の内臓潰れて死んじゃうかも……」

上条「ふふん、ならばとっておき、ペニ」

禁書「もう食いもんですらねえだろおいまじで引き千切んぞてめえのお粗末なトゥシャイシャイパオーン」

上条「はいほんとすんません童貞が調子乗りました」

禁書「そこにパン的な何か落ちてるよね?」

上条(これは……冷蔵庫内全滅が発覚したときに行き先のない怒りに方向性をつけて放り投げたちょっとフローラルな臭いがする焼きそばパン……!)

上条「これは、多分食べない方」

禁書「内臓破裂で死ぬよりはましなんだよ」

そう言うとインデックスは洗濯物ごっこをやめてベランダに降り立ち、傍から見てると少し不安になる足取りで焼きそばパンの前に馳せ参じて、命乞いをする時間も与えずに包装のビニールを剥ぎ取ると同時にその身体を噛み千切った。

上条(あーあおれしーらねー、悪いとしてもあのビリビッチだもん、俺は悪くねえ!俺は悪くねえ!!)

禁書「……おいしい、おいしいよ!助かった、胃が潰れることはなくなったんだよ!ありがとう、童貞野郎!」

上条「あふんっ」

禁書「…………」

上条「ごめん」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 22:01:22.63 ID:MS0jIwFq0
上条「でもさ、いくらなんでも会って間もない人にいきなり童貞野郎はよくないと思うんだよ」

禁書「会って数秒で下半身露出するような人に言えることじゃないんだよ」

上条「ごめんそれは悪かったと思う。でもということは、会って数分の今なら平気なんじゃないかと思うんだけど、どう?」

禁書「どうもこうもねえよ。お前の頭どうしようもないよ」

上条「言っとくけどな、俺は夏休みに補習受ける程度には頭いいんだぞ」

禁書(この人、救いようがない……!)

禁書「……。ところで」

上条「はい」

禁書「見ず知らずの私が気付いたら部屋にすら侵入してきてるこの状況で何か質問したりとかしないの?」

上条「嬢ちゃんにどんな事情があろうと、関係なく受け入れる心構えがあるからな」

禁書「え、きもゲフンゲフン、そ、そうなんだ……」

上条「でも、せっかくだから一つ聞いてもいいかい?」

禁書「何?」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 22:23:22.78 ID:MS0jIwFq0
上条「きょ、今日はどどどどんなパンツ穿いてるの?」

禁書「息荒げんな死ね」

上条「ごめん言い間違えた、どうしてベランダに干されてたんだ?」

禁書「絶対言い間違えじゃない上にまともな質問でむかつくんだよ!」

上条「カルシウム、もっと取った方がいいぞ?」

禁書「……えっとね、落ちたんだよ。本当は屋上から屋上に飛び移るつもりだったんだけど」

上条「へえ、天使ってのはいるもんなんだな」

禁書(突っ込まないんだよ……!)

禁書「ちょっと追われてて仕方がなかったんだよ。趣味で飛び降りたんじゃないよ?」

上条「大丈夫それは誰も思わない」

禁書「ねえ、貴方何て名前なの?」

上条「え?もしかして俺に気があるの?」

禁書「殺す気はあるかもね。名前がわからないと話すときに貴方、なんて貴方には到底不釣合な敬称で呼ばなくちゃいけないから」

上条「流石にちょっと死にたい」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 22:41:18.46 ID:MS0jIwFq0
禁書「ほんと!?ほんとに!?」

上条「わあ今まででいちばんうれしそう」

禁書「……で、名前は?」

上条「上条。上条当麻さ。君は?」

禁書「……インデックス」

上条(偽名だ……明らかに偽名だ……!さり気なく聞いたというのになんという鉄壁防御!そんなに嫌なのか……!)

上条「へ、へえ……インデックスさんかぁーイ、イイナマエダネー!」

禁書「……偽名じゃないよ?禁書目録、ってことなんだけど。あ、魔法名ならdedicatus545、『献身的な子羊は強者の知識を守る』って意味だね」

上条「……うん、まあ……じゃあそのインデックスさんがなんで追われてんの?」

禁書「私の持ってる10万3000冊の魔道書が狙いだと思う」

上条「魔道書?」

禁書「うん」

上条「COMIC LOとかそんなん?」

禁書「何か言った?」

上条「いえ」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 23:02:47.46 ID:MS0jIwFq0
上条「でも10万3000冊?とてもそんなに持ってるようには……」

禁書「持ってるよ!10万3000冊!」

上条「四次元ポケットでも持ってるのか?」

禁書「物理的に持ってるわけじゃないよ」

上条「物理的って……魔道書は僕の心の中で生き続けてるんだ!!とかそんなん?」

禁書「……そんなん」

禁書(案外と的を射ていて悔しいかも)

上条「ふうん……で、誰に狙われてるの?むしろ俺も狙っていい?」

禁書「むしろ上条の命奪っていい?」

上条「ごめん、続けて」

禁書「……魔術結社だよ」

上条「幼児性愛結社?」

禁書「ま、じゅ、つ……ああああもうさっきからいちいち話が進まないんだよこのチンカス野郎!!」

上条「え、あ、ごめん」

禁書「それに幼女幼児言いたい放題言ってくれやがってよ!!そんな子供じゃねえよ!!!こう見えても14いってるから!!!日本で言うなら中学生にあたるわけだからむしろババアだろおォがよォ!!」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 23:27:16.57 ID:MS0jIwFq0
上条「じゃあババブヘァッ!!」

禁書「自分で言う分にはいいんだけど人に言われると妙にむかつく現象って何て言うんだろうね?」

上条「……はっ、叩けばそれで黙るとでも思ってんのか?この俺が!そんなもん、俺を悦ばすだけだ!!!」

禁書「じゃあ悦べないように生命活動を停止させればいいんだね!」

上条「魔術?なんだそりゃ、新興宗教か何かか?」

禁書「都合がいいから何事もなかったかのように進めるけど私は一連の出来事を忘れないからね?」

上条「君が僕を忘れないでいてくれるというなら、それ以上の幸福はないよ」

禁書(今ほど自分の完全記憶能力を恨んだことはない)

禁書「っていうか、さっきの魔術についての上条の反応、そこはかとなく馬鹿にしてる?」

上条「ふう……」

禁書「そこはかとなく馬鹿にしてるね!」

上条「ごめん、無理だよ。僕もいろいろ異能の力は知っているけど、魔術は無理だよ。この学園都市じゃあ超能力なんて何も珍しいことではないからね。科学の力で誰だって開発できてしまうんだ。……ところで、我々が今こうして生きていることに、意味hあると思うかね?」

禁書「なんかこの部屋少しイカの臭いがしなイカ?……にしても、超能力は信じるのに魔術は信じないなんて変な話!」

上条「じゃあ、魔術とはいったい何だい?せっかくならご披露願いたいものだね。……ところで、そうして魔術の存在を僕一個人に認識させるという行為に意味はあるのだろうか?たとえ認知してもいずれ死すと言うのに……」

禁書「……私には魔力がないから使えないんだよ。使えたら上条はとっくのとうに木端微塵にされてるところだったから、その点については神様に感謝しなきゃね。」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 23:49:05.51 ID:MS0jIwFq0
上条「でも使えないんじゃあ魔術があるかどうかなんてわかんないよインデックス先生」

禁書「あるもん!……魔術はあるもん」

上条(膨れるいんでっくすたんかあいいふふひひひょひょひょひょおおおおお)

上条「ふう……ま、俺にも実は生まれた時からある妙な力があるんだけどな」

禁書「それ最近上条の脳内で流行りの妄想じゃなくって?」

上条「ああ、それならひぐらしの沙都子がもし俺の妹だったらっていう」

禁書「沙都子さんにとってはそれって想像を絶する悲劇なんじゃないかな」

上条「そんなはずはないよ、妄想の中の沙都子は俺に懐いてるもの」

禁書「妄想だからね。で、何の力?」

上条「ああ、うん。この右手でこする……触ると、異能の力なら、電撃だろうと超電磁砲だろうと……多分、神の奇跡だって打ち消せたりしちゃうんだよ、きっと」

禁書「神の奇跡も打ち消しちゃうってところだけやけに現実味があるんだよ……上条を見ると」

上条「おいどういう意味だおい」

禁書「あっ……ごめんね……そうだよね、そんな妄想にすがりつかなきゃ自我を保てないところまで追い詰められてるんだよね、可哀想に……」

上条「魔術がどうこうとか言い出す可哀想な女に可哀想言われた……!」

禁書「ちょっと表出ろよ」

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/11(水) 00:57:47.48 ID:I1Iwkdlq0 [1/12]
上条「じゃあナニか見せてみろよ受信用アンテナ!それを右手で(ぶち)抜けば、右手のことも信じるしかないぞ!まさに諸刃の剣!」

禁書「誰が受信用アンテナだ公害電波発信機!じゃあいいよ!これ、この服!これは『歩く結界』っていう極上の防御結界なんだから!」

上条「なんだそれ、俺の固有結界『歩く肉塊』とどう違うんだよ!」

禁書「全然違うよ!上条のそれはただの社会のごみって意味でしょ!!」

上条「じゃあどう違うのかこの俺に見せてみろ!」

禁書「んにゅいいいいいいいいいいいいいい!」

インデックスはついに魔術とやらに頭がやられたのか、奇声を発しながら人様の家の台所に勝手に駆け入り、適当な戸棚を開き見つけた包丁を一丁盗み出すと再度上条が少し驚いた顔をして呆けているリビングへと舞い戻った。

禁書「だったら論より証拠!この包丁で私のお腹を刺してみる!」

上条「な、なんだよそれ……」

上条(やばい、何かのスイッチを入れてしまったかこれは……どうせなら淫乱スイッチでも入れば世界は平和なのに!)

禁書「これは、教会として必要最低限の要素だけを詰め込んだ、服の形をした教会なんだから!包丁で刺したくらいじゃ傷一つつけられないんだよ!」

上条「お前を傷つけるやつがいたら、俺がぶん殴ってやる……!」

禁書(やだ……気持ち悪い……・!) ズビーン

上条「だから、そんなものは置け、な?流石に幼女料理は趣味じゃない」

禁書「うぅ……とことん気持ち悪い!これは、トリノ聖骸布を正確にコピーしたものだから、強度は絶対なんだよ!物理・魔術を問わず全ての攻撃を受け流し吸収しちゃうんだから!」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/11(水) 01:20:39.08 ID:I1Iwkdlq0 [2/12]
上条「ふむ……つまりあれだな、それが本当に異能の力だってんなら俺が触れただけで木端微塵、ってわけだな?」

禁書「ふふーん、上条の妄想が現実だったらよかったのにね!」

上条「妄想であること確定かよこのロリめ……!ククク、上等だゴルァ!そこまで言うならやってやろうじゃねえかァ!あ、胸触っていい?」

禁書「は?死ぬの?」

上条「いやだってインデックスの受信した電波が本当なら、全ての攻撃を無効化するんでしょ?ええやん」

禁書「嫌。絶対嫌。言っておくけどこればっかりは挑発に乗るわけにはいかないんだよ。触らせるだけでも鳥肌から羽毛がふさふさアートネイチャーして大空に飛び立ちそうなのにその部位が胸だなんて私上条を殺さない自信がないよ……」

上条「先っぽだけ!先っぽだけでええから!」

禁書「先っぽが一番嫌だよ!!もういいから早く肩にでも手おいて!」

上条「そこまで言うならやってやるぜええええ!!!!」

禁書(どっちの方へのやる気!?)

禁書「ッ!ひあっ……」

禁書が目の前の男のあまりに醜いオーラに恐怖を覚え軽く涙目になりながらすくめた肩に、ぽん、と軽く手が置かれた。

上条「…………」

禁書「…………」

上条(うっひょおおおおおお触っちゃった触っちゃった女の子に触っちゃっちゃふへへへへへへへへへへへはっ!……もしかしてこのまま手洗わずにナニをアレしたら間接的にインデックスに手こきしてもらったことになるんじゃね?)

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/11(水) 01:44:26.69 ID:I1Iwkdlq0 [3/12]
禁書(……何も、起きてない……ふふ、ふふふふふふふ!)

禁書「別に何も起きないんだけど!ふっふーん!」

インデックスが誇らしげに無い胸を反らしたその瞬間、事件は起こった。

      ビ    リ   ッ

あれだけ強靭な防御力を誇ると自信満々に豪語していた『歩く協会』が、あまりにも容易くあまりにも無様にボロ布の如く破れ散り、まるでそのことを布が自ずから望んでいたかのように彼女の幼い肢体を露わにする。

上条(…………)

上条「あば……あばばばばばばばばばばばばばば」

禁書「ん、何?」

上条「あばばっばあばばばば!!!」

禁書「え、ちょっとかみじょ……う……」

禁書(…………)


絶叫。血。肉に喰らいつく誰か。昼下がりの出来事。
十数分後、そこには毛布にくるまって陰鬱な影を顔に落とす女の子と、鼻にティッシュを詰め込み身体中に噛まれた痕跡を残しながらも顔だけは妙に生き生きとつやつやしている少年の姿があった。

上条(俺もう死んでもいいかな。というか今日この後すぐ死んでもおかしくないくらいに運を使い果たした気がする)

禁書(私もう死んでもいいかな。というか今日この後すぐ死んでもおかしくないくらいに運が大殺界な気がする)

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/11(水) 01:52:27.93 ID:I1Iwkdlq0 [4/12]
やけに眠くなってきた頭回らん
誰か続きがんばてくらさい……まあどうせ誰も書かずにこの上条の命は美少女の裸体見て終焉っていうある種他の追随を許さないまでに至福な終わりを迎えるのだろう……無念

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/11(水) 18:03:19.63 ID:I1Iwkdlq0 [5/12]


59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/11(水) 19:42:33.60 ID:I1Iwkdlq0 [6/12]
上条「まったく、あちこち噛みつきやがって……軽く新しい世界に踏みこんじまったじゃねえか……。ところでちょっと思ったんだけどもし蚊がどいつもこいつも美少女揃いだったら戦争なんて起こらないよね」

禁書「…………」

上条(気まずい……ッ!毛布一枚の美少女と同じ部屋に二人きりだという夢にも見て精を出した幻想が現出しているのになんだこの気まずさは……!!)

上条「ま、まあ、さっきのは俺が悪かったよ、君が望むのならもっと噛みついてもいいんですよ?というか僕が望むのでもっと噛みついていただけドゥフォアッ!!」

頭部に目覚まし時計を投げつけられ鋭い痛みを感じながらもその痛みこそが今自分が生きている証拠なのだと咽び泣きたくなるような感慨に襲われる上条。

禁書「あれだけのことがあったって言うのに、どうして普通に話しかけられるんだよぅ……」 ジトー

上条「いや、そりゃあ俺だって大変どぎまぎしてるっていうか非常に興奮してるっていうか、もっとわかりやすく言えば今すぐトイレに駆け込みたいっていうか……」

禁書「行かせねえよ?今のお前だけはトイレに行かせねえよ?」

上条(イかせねえよ……だと……?)

上条「ふふ……ふほほ……ふひふふふ……!」

上条(それにしても、あの修道服……俺の『烏賊魔手(シ・コール・ハンド)』に反応したってことは、彼女が異能の力に関わっているのは間違いない)

禁書「……できた」

上条「ぬむ?」

禁書「ふふーん!」

ばさりと音を立て身に纏っていた毛布をその恩義も忘れ嬉しそうに気負いなく捨て、精神的な傷痕を乗り越え人間として尊厳と威厳を回復したインデックスは、安全ピンで補修した『歩く教会』を装備して、水平線の如く平らかな胸部を堂々と張って寝具の上から童貞を見下ろす。

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/11(水) 20:11:39.18 ID:I1Iwkdlq0 [7/12]
上条「……アイアンメイデンみたいで素敵だね!」

禁書「日本語では針の筵と言う!……はあぁ……」

上条(インデックスたんの溜息の混ざった空気を深く吸い込む……感覚が鋭く研ぎ澄まされ、平常の自分では気付けぬ空間の息吹に気付けるようになる……。そう、これこそが、――『調和』)

悟りを開いたかのようなチャクラ全開状態の仙人モードならぬ賢者モードに入った彼は、突然の来訪者にばかり意識がいっていたせいでふと忘れかけていたことを思い出し、携帯を引っ張り出し現在時刻を確認する。

上条(……そうだよ、補習!)

上条「俺、これから学校に行かなきゃならないんだけど……ユーはドゥする?ここに残るなら鍵渡すけど。やっべ、これって同棲してるみたいじゃね?」

禁書「いい、出てく。いつまでもいると、連中ここまで来そうだし。上条がどんなドMでもこの部屋ごと爆破されたくはないよね。いや、一概にそうとは言えないかこいつは」

上条「ちょ、おい、待てよ!」

玄関へと向かう禁書を追う上条だが、なんでもない段差に躓きかけ手に持っていた携帯を落としたかと思うと期待を裏切らずに足の裏で踏み砕くというドジっ子メイドも真っ青な連携技を繰り出した。

上条「うあぁ……うああぁぁぁ……」

上条(地道に集めてきた携帯サイズの愛しき二次画像たちがあああああああああああ!!!)

禁書「上条の右手」

上条「ぱーどぅん?」

禁書「幸運とか、神の御加護とか。そういうものをまとめて消してしまってるんだと思うよ」

上条「あーはん?」

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/11(水) 20:34:42.06 ID:I1Iwkdlq0 [8/12]
禁書「その右手が空気に触れてるだけで、ばんばん不幸になっていくってわけだね。神様もたまにはいいことするよね」

上条「ぬおおおあああ……!!なんという不条理……!」

禁書「何が不幸って生まれてきちゃったことがもう不幸だよね!」

上条(え、俺なんでここまで言われるん……)

禁書(あれ、『そんな力を持って』を入れるの忘れた!……まあこいつだし実際その通りだしいっか)

上条「……あの、さ。インデックスさん」

禁書「ん?」

上条「……ここを出て、ちゃんとどこか行くあてはあるんですかい?」

禁書「……ここにいると、敵が来るから」

上条「敵?外にいた方が変質者と遭遇する確率は高くなると思うぞ……」

禁書「そういう敵じゃねえよ!てかそれだったらこの部屋にいる方が危ねえよ!変質者とのエンカウント率100%じゃねえか!!」

上条「俺は変態であっても変質者じゃねえ!!!」

禁書「……。えーと、この服は魔力で動いているのでそれにサーチかけてやっこさんが私の下に現れるって寸法なわけなんだよ」

上条「ふうん……。ん?でも、そしたらお前は……」

禁書「大丈夫。教会まで逃げ切れば、匿ってもらえるから」

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/11(水) 21:02:35.19 ID:I1Iwkdlq0 [9/12]
上条「いや、でも……」

禁書「……。じゃあ、私と一緒に地獄の底までついてきてくれる?」

上条「インデックスたんと一緒なら地獄でも魔界でも現実でもどこにだって行ける!」

禁書「ふふっ……やっぱ駄目ー。上条はさ、ただの変態だから」

それじゃ、と四文字の別れの挨拶を区切りに、玄関から出ていくインデックス。

上条(ははっ……やっぱ俺、何の役にも立たねーんだな)

無力感と自己嫌悪に顔をすこし翳らせるも、すぐに見ないふりを決め込み、廊下に這い出てまだそこにあるインデックスの後ろ姿に声をかける。

上条「あ、あのさ!困ったこととかあったら、いつでも頼ってくれていいからな!……頼りになれないかも、しれないけどさ」

禁書「うん!お腹減ったらまた来ひやあっ!」

さっそく困ってそうな悲鳴をあげ、三体の清掃ロボットに囲まれながら、彼女は去っていった。

上条(…………)

上条「……あ、補習」

先ほどの現在時刻でもたしかわりとぎりぎりで間に合うくらいの時間帯だったはずだ。上条は小萌先生とのデートに遅れるなどと言う愚を犯すことを未然に防ぐために急遽急速で補習の支度を開始した。

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/11(水) 22:45:38.91 ID:I1Iwkdlq0 [11/12]
小萌「はーい、それじゃあ、補習の授業を始めますー」

上条(ああんあああん……今日も小萌先生はおいらのハートをラブズッキュンだなあ……生きててよかったと思える数少ない瞬間でござるよおおんぬ!)

小萌「先生、気合を入れて小テストを作ってきたので、さっそく配るですー」

上条(先生の手作り小テスト……ふふふ、出来は関係ないよ、小萌先生が頑張って作ったそのところに価値があるのさ!)

小萌「成績が悪かったら、罰ゲームに、すけすけ見る見るですよ?」

およそ教師には見えようはずもない容貌の持ち主の教師の発言に、補習参加者の生徒一同からは不満轟々である。
しかしそこは上条、流石と言うべきか、所詮と言うべきか。

上条(我が魔眼を以てすれば視姦など赤子の首を捻り切るよりも容易い――)

土御門「すけすけ見る見るって眼隠しでポーカーするやつだったかにゃー?」

上条(すけすけ見る見る……目隠し……ゴクリ)

青髪「10回連続で勝つまで帰っちゃダメーって、お・イ・タな企画」

上条(調子に乗っちゃダメーwwwwwwwwwwwwwww)

土御門「やれやれ、この間も朝まで生居残りだったにゃー……」

上条(つーか男のにゃー口調ってきめえよな……前々から常々気になってたけどなんでにゃーなんだろうなこのDQN……)

小萌「上条ちゃんは開発の単位が足りないので、どのみちすけすけ見る見るですよー?」

上条(ふっ……まったくしょうがない子猫ちゃんだ……俺ともっと一緒にいたいというならそう言ってくれればよいものを)

77 名前:書いてる途中で一回消えた……[] 投稿日:2010/08/11(水) 23:38:05.70 ID:I1Iwkdlq0 [12/12]
上条「……ふひひっ」

青髪「上条、その笑い方は小萌先生もドン引きやでー」

その一言により、教室の四方から零れるクスクスという小馬鹿にした乾いた笑いに上条は包まれる。

上条(チィ……!しまった!あまりに興奮しすぎちゃったりしたもんだからその激しく熱い情念が口の隙間から微かに漏れ出してしまったいたか)

上条「ははっ、何を言ってるんですか。僕の爽やかなスマイルに小萌先生もメロメロってなもんですよ」

小萌「上条ちゃーん、冗談は存在だけにしてくださいねー」

上条「おふうっ!」

青髪「ロリコンの上にMかいな……救いようないなぁ……」

上条(ふん、勝手に言ってろファンシーヘッドブルーめ……俺はロリコンじゃあない、ちょっと子供好きなだけのお兄さんだ)

小萌「はーい、そこー。それ以上一言でも喋りやがったら、コロンブスの卵ですよー。オーケーですかぁ?」

上条(包茎でぇーす)

上条「ふう……今日は本当にどうしてだかついてるな」

小さく呟くと、上条は窓の外に視線をくれてやる。

上条(インデックス、どうしてるかな。部屋にフード忘れてってたよなー。……でも、なんだったんだろう、10万3000冊の魔道書って。物理的に持ち運べる数じゃないよなあ。本人も否定してたし)

上条(……ま、そのうちフード取りに戻ってくるときにまた会えるし。あーでもまだフードくんかくんかしてないから出来れば回収イベントは明日がいいなー。けどそうすると今日はもう彼女には会えないということなわけで……。ふっ……モテる男ってのは辛いな)

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/12(木) 00:09:33.52 ID:l7rpVX/J0 [1/22]
青髪「せんせーい、上条くんが女子テニス部のひらひらに夢中になってまーす」

上条(は!?)

小萌「…………うう、うぐ、ひっく、うううう!」

わざわざ夏休みに救済措置として補習してやろうというのにまったく真面目に取り組む気がないように思える生徒の存在に、小萌は悔しさと悲しさと拙い怒りで気付けば涙目になり必死に瞳から水滴が落ちるのを食いとめようとしていたが、実はすでに防波堤は突破されていた。
教室内の生徒たちは、きっかけとなったのは青髪のいらぬ発言であることなど念頭になく、元凶であれば都合がよい上条に非難の視線を熱心に送ることにした。

上条(なんだよこれなんだこれ……!俺が小萌先生を泣かすわけないだろうがよおおおおおおお!!!!!!!!ファンシーブルー、てめえの頭を真っ赤に染め直してくれようかこの外道目がアアアアアアアアア!!!!!)


橙に染まる街。に響くチャイム。添えつけられた放送の声を辿れば、完全下校時刻とやらを過ぎているから学生どもはとっとと家に帰っておまんま食ってな、というメッセージ。

上条(いやはや、結局この時間までデートか……いや嬉しいよ、嬉しいんだけど、今日はいろいろあったから少しばかり疲れたというのもまた事実の一側面としてはいいところをついてると思う)

「あっ、いたいたー!見つけたわよ今度こそ……!」

上条(…………)

「……って、ちょっと!あんたよあんた!」

上条(………………)

「うぅう!止まりなさいってば!!」

上条(うるせえええええ!!絡んでくんなよこの距離で聞こえてないわけないだろスルーしてんだよ察しろよ!なんで何もしてないのに絡んでくんだよ畜生俺はもっと平穏な日々を望む近代二次元的主人公タイプの人間なんだよバカ!)

上条「あー……なんですかビリビッ……お嬢さん、今俺金持ってないっすよ?」

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/12(木) 00:37:46.05 ID:l7rpVX/J0 [2/22]
美琴「ビリビッ……の続きは何よ!!っていうか違うわよ誰もあんたみたいないかにも金持ってなさそうなやつからなんてカツアゲしないわよ!」

上条「ああ、はい、そうですか、安心しました。あれ、でもその言い方だとお嬢さんカツアゲ自体はする人なの?」

美琴「しないわよ!それにお嬢さんってのやめてよこそばゆいから!」

上条「じゃあなんて呼べばいいのさお嬢さん」

美琴「お嬢さん言うなー!!御坂美琴!私の名前は御坂美琴って言うんだって以前から言ってるわよね私!」

上条「で、お嬢さん、お前も補習なの?」

美琴「うっさいうぇ!やべ噛んだ……うっさいわね!今日という今日こそ電極刺した蛙の足みたいにヒクヒクさせてやるから遺言と遺産分配やっとけやゴルァ!」

上条(べ、別にお前が噛んでも決して萌えたりとかねえから!まじで!お前のあそこヒクヒクさせてろよゴルァァァァアア!!!)

上条「やだ」

美琴「ぬああんですってええええ!!!」

怒気を孕んだ言葉を吐き出すとともに左足を振り上げ、そのまま急降下させて地を踏みつける。すると、どういう原理なのか彼女の左足からは紫電がはち切れ、踏みしめたそこを爆心地として周囲へ無差別に当たり散らした。

美琴「はあ……はあ……、はん、どうよ、腑抜けた頭のスイッチ切り換えられた?」

上条「……ふっざけんなァ!!!!!てめえが昨日好き放題にピカチュウだったせいでいやもうお前はライチュウに降格だこのライチュウ!とにかく昨日のお前の行いのせいできょうの朝方まで停電でパソコンはできないわ冷蔵庫の中身全滅するわ散々だよライチュウ!!!」

美琴「私は電気鼠じゃないってのよ!!だいたいあんたがむかつくから悪いのよ!!!」

上条(なんなのこいつまじなんなのありえないだろ謝罪どころか反省の色すら窺わせずここまで見事な逆切れとか高等テクニックすぎるだろ!これだからビリビッチはああああああああ!!!!!)

88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/12(木) 00:41:12.81 ID:l7rpVX/J0 [3/22]
実際書くの遅すぎるよな……1時間に2・3レスとかなめてんの
誰か書いてくれたりしないか?

96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/12(木) 01:05:17.43 ID:l7rpVX/J0 [4/22]
上条「そもそも!俺はお前に指一本触れてないだろうが!!俺が何したってんだよなんでそんな絡みついて絞め殺そうとしてくんの!」

美琴「そうよー、私もあんたには一発も入れてないけどあんたからも私は一発ももらってないもの!っていうことはお互いノーダメージで今のところ引き分けってことでしょう!」

上条「はあ……?……じゃいいよ、ライチュウの勝ちで」

上条(ほんとになんなんだこいつ……どっちが強いとか日常生活じゃ何の意味もねえだろ……。『電気使い』なんていう便利な能力持ってんならもっと日常で役立てる努力しろよ……)

美琴「ちょっとあんた!真面目にやりなさいってば!」

上条「……。……じゃあ、真面目にやってもいいのかよ」

美琴「……ッ!」

上条「はあ……朝は少女魔術師昼は小萌先生だった今日の俺への罰か……?」

美琴「魔術師……?……あ」

気付けば近場の清掃ロボットが横たわり警告メッセージのようなものを垂れ流したかと思うと警報を鳴らしはじめ、己にこのような恥辱を与えた人物を血眼にでもなって捜し出しそうな雰囲気である。
事態に気付いた、加害者と被害者の二人は。

上条「バカ野郎!!あんなとこでビリビリするからああああ!!!」

美琴「うるさいわね!早く逃げなさいよもー!!」

あの夕陽に向かって逃げだした。

100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/12(木) 01:36:37.58 ID:l7rpVX/J0 [5/22]
なんとか清掃ロボットに清掃されるのを回避し逃避に成功した上条は、やっとこさ自身の住処である男子寮の彼の帰るべき場所のある階層へと、文明の利器エレベーターを有効的に用いて辿りついていた。

上条(うはあー疲れたー……なんで今日はこんなに濃いんだよ、普段は薄味すぎて食えたもんじゃないけど今日みたいなのも塩分多すぎて病気になっちまうよ……)

自室も近づき疲労により俯いていた頭を上げ前を見据えると、そこには先ほどの追手と同型の清掃ロボットが三台、上条の部屋の前の何かに群がっていた。

上条(誰だようちの目の前に三台がかりでも処理に時間かかるような代物を棄却していきやがったの……もしやファンシーブルーの仲間の猫DQNかぁ?)

上条「はあ……。……!」

上条(あれはもしや倒れてて人で白くて修道服で?今朝どっかで見たような?見てないはずはないような?……って、インデックスじゃん!!)

上条「まだくんかくんかしてないんだけど……まあいっか、そんくらい」

上条(お腹を空かせて戻ってくるも俺がなかなか帰ってこないもんだからまた行き倒れみたいなことになってんだろう)

インデックスに声をかけようと、自室の入口へと歩を進める上条。

上条「おいインデックス、こんなところでそんな無防備に寝てると変質者に襲われるぞ?変態ももしかすると襲……」

上条(……なんだよ、これ!)

彼女を起こそうと触れた左手には、赤黒い液体が触れていた。
驚き、今一度インデックスの姿を捉え直すと、彼女の穢れようのない白に微量とは言えない赤が混濁していた。

上条「しっかりしろ!インデックス!おいインデックス!襲うぞ!?……クソッ……一体、どこのどいつがこんな真似を……!!」


「ああ?僕たち、魔術師だけど?」

110 名前:>>109さんくす[] 投稿日:2010/08/12(木) 02:28:34.51 ID:l7rpVX/J0 [9/22]
突如、ではないが、インデックスに完全に意識の向いていた上条には、突如としてその大男が現れたように感じた。

ステイル「ううん……これはまた随分と派手にやっちゃって……」

上条(なんだこいつなんだこいつなんだこいつ……!こいつがあれか?インデックスの言ってた幼児性あ……魔術結社とやらからの追手か!?高いし髪赤いし煙草吸ってるし右目の下にバーコードみたいな刺青っぽいのしてるし……!なんなんだよこいつ!)

上条「なんで……」

ステイル「ここまで戻ってきた理由?」

上条(なんでこいつらは、狭いとはあまり言い難いこの学園都市の中で、インデックスの居場所を……?『歩く教会』とやらにはもう異能の力は残ってなかったはずだ……)

ステイル「さあね、忘れ物でもしたんじゃないのかなぁ?」

上条「……ッ!!」

ステイル「昨日はフードがあったけれど……あれって、どこで落したんだろうね?」

上条(フード……フード!そういえば昨日、インデックスが着ていた『歩く教会』は破壊したけど、あのフードは破壊してない! ということは……こいつらは、フードに残った魔力を探知してこの場所を知った……!!)

上条(インデックスは今朝ちょっと関わっただけの俺を……しかも恐らく心証は最悪だったと思われる俺を! 戦いに巻き込まないようにするために、わざわざ危険を冒してまで戻ってきたってのか……!)

上条「……っかやろう……!そんなに俺にくんかくんかされるのが嫌だったのか……!!」

ステイル「ふうん……なるほどねえ」

上条「……!」

ステイル「嫌だなあ、そんな眼で見られても困るんだけどねえ……。それを斬ったのは僕じゃないし、神裂だって、何も血まみれにするつもりはなかったんじゃないかなぁ? その修道服、『歩く教会は絶対防御』なんだけど、何の因果で砕けたのか……」

116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/12(木) 03:06:54.05 ID:l7rpVX/J0 [10/22]
上条「……」

上条(俺か。俺だ。また俺か。また俺だ……! 俺が不幸になる分にはいい。どうだっていい。いいんだ。だけど。なんで……どうして!! 俺がくだらない根比べで彼女の教会を破壊し、なのに彼女は俺の身を案じてフードを回収しに戻って)

上条(……それで彼女が血を流してそこに倒れていて。だのに俺は、傷一つなく、ここにいて……)

上条「ははは……なんだこの、不条理」

ステイル「……そう、この世界に救いなんてないんだよ、賢くなれてよかったじゃないか。……ま、じゃあちょっと邪魔だから、そこどいてくれるかな?」

上条「……」

ステイル「それ、回収するから」

上条「回……収……?」

ステイル「そ、回収だよ、か・い・しゅ・う。正確には、それの持ってる10万3000冊の魔道書だけどね。……ああ、注意したまえ。君程度の人間だったら、一冊でも目を通せば廃人コースは確定だから」

上条「……インデックスの、どこにそんなもんがあるんだよ」

ステイル「あるさ。それの、頭の中に」

上条(心の中には生きてねーのか)

ステイル「一度見たものを一瞬で覚えて、一字一句を永遠に記憶し続ける能力を持っているんだ。それの頭はね、世界各地に封印され持ち出すことのできない魔道書を、その目で記憶し保管している魔道書図書館、ってわけなのさ」

ステイル「ま、それ自身は魔力を練ることができないから無害なんだけど……その10万3000冊は少々危険なんだ。だから、魔術を使える連中に連れ去られる前に、こうして保護しにやってきた、ってわけさ」

上条「保……護……?」

151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/12(木) 20:37:16.96 ID:l7rpVX/J0 [16/22]
ステイル「そうだよ?そうさ、保護だよ、保護。それにいくら良識と良心があったって、拷問と薬物には耐えられないだろうしねぇ……。そんな連中に女の子の体を預けるなんて考えたら、心が痛むだろう?」

上条(ああ……いたく心が痛んだぜ……。こんな状況でインデックスが薬物を用いられて拷問される姿を想像して半エレクトゥしてしまった自分に……)

上条「そうか……でも、あんたらがその『そんな連中』じゃないっていう証明は、どこにあるんだ?」

ステイル「証明ねえ……。そもそもそれは、僕たちの所有物なんだけどなぁ。あるべきところに戻るだけだ、何をそんな警戒することがあるんだい?」

上条(所有物、か……)

上条「……わかったよ」

ステイル「ふふ、物分かりがよくて助かるよ」

上条「……インデックスを『物』扱いするようなやつらに、インデックスは預けられない」

ステイル「……!……ふうん、そうか。……残念だよ」

上条(ミスった、わざわざ宣言せずに油断させたところでぶん殴った方がよかったな)

ステイル「ステイル=マグヌス。……と、名乗りたいところだけど、ここはFortis931と言っておこうかな。日本語では『強者』と言ったところか。ま、語源はどうだっていい。魔法名だよ、聞きなれないかな?」

上条(禁書も献身的な子羊なんちゃらって言ってたな……)

ステイル「僕たち魔術師って生き物は、魔術を使う時に名前を名乗ってはいけないそうだ。古い因習だから理解できないけど、重要なのは、魔法名を名乗り上げた方でね。僕たちの間ではむしろ……殺し名、かな」

不敵な笑みを浮かべそれまでシケモクスッパスッパしていた煙草を宙に放るステイル。

ステイル「……炎よ」

155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/12(木) 21:09:04.60 ID:l7rpVX/J0 [17/22]
ステイルの一言を火蓋に、種が煙草の火だとは到底考えられない威力の炎が中空で産声を上げた。荒れ狂うそれは、彼が掲げた右手の平に手懐けられ収束していく。

上条(これが……魔術……!)

猛る炎の熱量はまだ距離のある上条にも熱気を伝える。

上条(魔術なんて得体の知れないもんに通用するのか……?この右手は俺の相棒であり恋人であると同時に、異能の力であれば一撃で打ち消せる。だけど……俺はまだ、超能力以外の異能の力なんて知らない……!)

上条(もし、もしも通用しなかったら……、おそらく、あの大きさと密度の炎ならば走馬灯を意識の淵でひっそり観覧する暇もなく消し炭にされるだろうな……。怖い。正直、相当に怖い。ビリビッチの電撃とは違う。打ち消せる確証はない)

上条(でも……うん、でも……大丈夫だ。何故なら俺は……絶対防御とすら謳われる、インデックスの『歩く教会』をぶち壊したんだから。そのせいでインデックスは、あんな傷を負う羽目になったのだから)

上条(だから、こんなやつのこんな程度の炎を消せないなら、バーベキューの炭に使われた方がましだ!!!)

ステイル「巨人に苦痛の贈り物を!!!」

魔術を完成させると、ステイルは雄叫びをあげながら右手に収束させた炎を前方に解き放った。
ステイルより一歩踏み出した廊下の先は、轟然とした紅に喰い荒され煉獄と化す。

ステイル(ふう……やりすぎたかな?あのような凡庸な人間ならば……いや、それなりに非凡の者であったとしても、この業火の中では生きて再び酸素を吸うことは叶うまいよ)

ステイル「ま……そんな程度じゃ、何回やっても勝てないってことだよ」

放火現場に背を向け、ステイルはインデックスに向き直った。
その時。

「誰が」

ステイル「!?」

161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/12(木) 21:43:03.78 ID:l7rpVX/J0 [19/22]
上条「誰が何回やっても勝ててないんだ?」

ステイル「馬鹿な……!」

上条「くくく……やはり消せたか。笑止!笑止!笑止!!そんな火遊びじゃあ俺のゴールデンフィンガーには届かねえぞ!!」

ステイル「く……この……!!!」

放たれる炎。一見それは、上条を焼きつくし殺しつくすかに見えた。が、前に突き出された彼の右手に触れた瞬間、炎は呻き声を上げて消滅させられた。

ステイル「……!!……そうか、やっとわかったよ。『歩く教会』が誰に破壊だれたのか、がね」

上条(ハッ……こいつが美少女だったら恋の炎に燃やし尽くされるのも吝かではないがな……そっちの趣味は生憎持ち合わせてないんだよ放火魔め!)

ステイル「……世界を構築する五大元素のひとつ、偉大なる始まりの炎。それは生命を育む恵みの光にして、邪悪を罰する裁きの光なり。それは穏やかな幸福を満たすと同時に、冷たき闇を滅する凍える不幸なり」

ステイル「その名は炎!その役は剣!顕現せよ!我が身を喰らいて力と成せ!!」

ステイル「『魔女狩りの王(イノケンティウス)』!!!!!」 ズバアァーン

上条「何故魔女の方を顕現しなかったあああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」

(中略)

170 名前:どこまでやれるかはわかんね[] 投稿日:2010/08/12(木) 23:26:10.04 ID:l7rpVX/J0 [21/22]
小うるさい音が鳴ったかと思うと、ステイルとインデックスに、頭上のスプリンクラーから発せられる水滴が降り注ぎだした。

ステイル(まさか……『魔女狩りの王』の炎を消すために……?)

ステイル「……そんなつまらない理由でずぶ濡れにされたのか……!」

ちーん。苛立つステイルの耳に、戦場にはそぐわない少々間抜けな音が伝わる。続けて、足音が聞こえ上条が廊下の角から姿を現す。

ステイル「……『魔女狩りの王』はどうしたんだ」

上条「魔女狩りの王などこの俺が狩ってやったわ!」

ステイル「まさか!『魔女狩りの王』は3000℃の炎の塊!こんな程度で沈下するものか!」

上条「俺だってそんなことは期待しちゃいねーよ。お前、人さまの家に何をべたべた地道にはっつけたか思い出せよ」

ステイル(ルーンを印刷した……100均のコピー用紙……!)

ステイルが一抹の不安を覚えたその時、上条の後ろからぶわっと熱気が押し寄せる。

ステイル「……く、は、ははははは!すごいよ!だけど、経験が足りないかなぁ。コピー用紙ってのは例え100円均一のものでも、トイレットペーパーじゃないんだから、たかが水に濡れた程度で、完全に溶けてしまうほど柔じゃないのさ。……殺せ

術者の一言を合図に、上条へと襲いかかる『魔女狩りの王』。
しかし。

  ビ  リ  ッ

172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/12(木) 23:58:25.46 ID:l7rpVX/J0 [22/22]
上条「お前のコピー用紙は俺が一枚一枚懇切丁寧に剥がしてきてやったよォ!!!」 ド  ン

ステイル(ルーンの印刷された紙を全て剥ぎ取り、そして今まとめて破り捨てた……だと……!)

ステイル「ていうか……スプリンクラーの意味は……?」

上条「そりゃだって今この寮を燃やされたら俺の部屋にいる沙耶ちゃんたちが虐殺に全滅で俺の怒りが世界を燃やし尽くしてしまうかもしれないだろ」

ステイル「知らないよ誰だよ沙耶って!俺もこれで実は一般人には被害が及ばないように配慮してるんだぞ!」

上条「だから駄目なんだよ。『一般人』に配慮してもらうだけじゃ彼女たちは守れない」

ステイル(まさか……その沙耶というのも何か特異な能力の持ち主なのか……!?)

上条「それじゃあまあ……歯ァ食い縛れよ」

ステイル「ッ!灰は灰に、塵は塵に……!吸血殺しの、紅十字……」

上条(インデックスと一緒にいられるなら、地獄まで堕ちようと高層ビルから落ちようと構わない!だけど……彼女に危害を加えるような、紳士的じゃないにもほどがある腐った性根のやつがいるなら!可能な限りでぶっ飛ばす!!)

ステイル「ヘブアァッ!!!」 ドグシャアァ

上条「…………」

上条(半ヒキの俺に一発でのされるこいつって……)


けたたましく夜闇に響くサイレン。現在懸命な消火活動の対象とされている男子寮の前は、野次馬で賑わっていた。
そしてその中に紛れた一人の少女、御坂美琴。『あいつ』が寝泊まりしているらしい男子寮の方が騒がしいので何とはなしに立ち寄ってみたらこの騒ぎである。

187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 11:19:35.74 ID:AA7Dut/w0 [2/8]
美琴(あいつ、死んでないでしょうね)

美琴が自身の汚名返上の機会の喪失についてささやかながらも不安を抱いていると、後方から聞き慣れた声が飛んできた。

「お姉様ー!」

美琴「ん?」

反射的に声のした方を振り返る。

黒子「まあお姉様!まあまあお姉様ー!もきゅうううう髪の毛くんかくんかですわ!!」

美琴「出会い頭から何してんのよ馬鹿!」

黒子「あふんっ!……補習なんて似合わない真似してると思ったら、黒子に迎えに来てほしかったんですのね!そうと言ってくだされば24時間どんなときでも天国地獄どんなとこでも悦んでエスコートしてさしあげますのに!」

美琴「何をどうしたらそうなんのよ……」

黒子「決まっています。こんな場所を通って学校から寮に戻るのは、どう考えても遠回りですもの。それはつまり、わたくしと少しでも長い時間一緒に並んで手つないでみたりして歩いていたいというお姉様のメッセージなのでしょう?」

美琴「違うわよ!ちょっと用事があったの! それよりあんたこそ……」

美琴は言いかけて、黒子の右の上腕に取りつけられている腕章に気付く。

黒子「そうですわ、お姉様。わたし、お姉様に逢うために生まれてきましたの」

美琴「私は黒子と逢わないために死ぬかもしれないわ。もういいからさっさと『風紀委員(ジャッジメント)』してきなさいよ」

黒子「ああん酷い……!つれないお方ですわお姉様は……。あの出火の原因、気になります?」

190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 11:43:54.16 ID:AA7Dut/w0 [3/8]
美琴「……どっかの馬鹿の火の不始末か、あるいは……能力者。そうじゃないの?」

黒子「いいえ。わたしのお姉様への愛、ですわ」

美琴「じゃーわたしかえるねー」

黒子(チィ……今日もお姉様はクールビューティーでいらっしゃられるぜ……)


上条はステイルをワンパンKOしたのち、インデックスを担いで迅速に避難をすませていた。

上条(とりあえず持ち出してきたインデックスのフード。持ち出すときに右手で触ったから、もうあっちからの探査はできないはずだけど……ちょっとだけ……ちょっとだけなら、くんかくんかしても、いいよね……?)

上条(いや待て上条、落ち着くんだ。そんなことをしていたせいで手遅れになってこのフードがインデックスの形見とかになっちゃったら洒落にならん……今は我慢、耐え忍ぶのだ。兎にも角にもインデックスをどうにかして治療できる環境に連れて行かないければ)

上条(でも……この子、学園都市のID持ってないよなぁ、多分……。情報の漏えいを防ぎたいのであれば、病院に連れてくのはあまり得策だとは言えない。けれど放置プレイはもっとあり得ない……ぐぬおおおおおおおおおお!)

禁書「……上条、何かした?顔(色)悪いけど……」

上条「俺の顔はなんだっていいだろ畜生……早くその怪我をなんとかしないと……!」

禁書「大丈夫、だよ。とにかく、血を止めることができれば……」

上条「ちょ、待って、俺どうすればいいの!インデックスの傷口ペロペロすればいいの?」

禁書「そんなことしたら……舌噛み切って死んでやる……。……私の持ってる魔道書の中に、傷を治せるようなものも、あるの」

上条「じゃあ俺がそれを」

禁書「無理……上条、には。たとえ私が術式を教えて、君が完全にそれを再現したところで、君の右手が、きっと邪魔をする……」

191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 12:14:35.32 ID:AA7Dut/w0 [4/8]
禁書「……君のイカ臭い右手に限ったことじゃないの。超能力、っていうのが、もう……駄目なの。魔術、って言うのは、上条たちみたいな才能のある人間が使うためのものじゃないんだよ」

禁書「才能のない人間が、それでも、才能のある人間と同じことがしたいから、って生み出されたのが、魔術」

上条「っていうことは、能力開発のカリキュラムを受けてるこの街の学生には……」

禁書「うん……魔術は使えない」

上条「んなっ……」

上条(……おいおい嘘だろマイケルジョーダンここは学園都市いうだけあってまさに学生の街なんだぞなのに学生には使えないってなんだそれ笑えねえふほほほっほおおおうううおあああああああああ……学生、には?)

上条「インデックス、魔術ってのは言い方は悪いけど……その方面の才能のない人間なら、誰でも使えるんだよな!」

禁書「……?」


上条(ついに来てしまった……来てしまったぞ夢の舞台に……。この時間でもう眠ってるなんてことはないよな……いやでもあの人の見た目ならそう言われても反論する疑念も湧かない……)

アパートの一室のチャイムに狙いを済ませて三連発。狙ってやったわけではなく、上条の極度の興奮と焦燥によるものから来る手の震えが原因であったが、はたして居住者には効果があったようで、比較的早くに扉の向こうから反応があった。

「はいはいはぁーい」

上条(ドゥフフ相変わらず愛らしいお声をしてらっしゃるぜ……)

小萌「今開けますよー、……んん?げっ、上条ちゃん!?ストーカーは犯罪ですよ!」

上条「ストーキングするんだったらシスター背負ったりしませんよ……それに勘違いしておられますが、わたくしはあくまで紳士を目指して日々精進しておりますゆえ」

上条「そのような迷惑行為は断じていたしませんぞ小萌たん萌え萌えーってなんかもう小萌って言うより超萌えー、ちょっと今すごく色々非常に激しく多様に困っているんです、俺としても申し訳ないのですがあがらせていただきたくありまして」

194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 12:55:58.12 ID:AA7Dut/w0 [5/8]
小萌「えっ、いや、それはなんというか困るっていうか、もっと純粋に嫌っていうか……」

上条「できれば穏便に済ませたかったのだがな……小萌先生、ごめんなさい」

小萌「ちょ、ちょちょちょま嫌やめて入ってこないで嫌あああああああ!!」

しかして幻想郷に広がっていたのは。

上条(なんだこのビールの空き缶煙草の吸殻育成所は……この空き缶と吸殻って当然小萌先生の……)

上条「先生、俺も片づけ手伝いますよ。かわりに空き缶の飲み口をぺろぺろ及び吸殻の吸い口をはむはむしていいですか」

小萌「断固拒否です屈辱です……上条ちゃんごときに私の聖地を覗かれるとは……。上条ちゃんなんか煙草の吸殻だけ食べて生活してそのまま死ねばいいんです……。……ちなみに、煙草を吸う女の人って嫌いです?そうだととても嬉しいんですけど」

上条「安心してください先生、小萌先生ならそれすらもギャップ萌えとしてプラスの方向に働きますよ」 ニコッ

小萌「うわぁ……。……ところでその、背中に背負ってるシス……たぁ……」

畳の上に、傷口、即ち背中の方を上としてうつ伏せにインデックスを横たえる上条、その背中に彩られた赤にうろたえる小萌。

小萌「ど……どうしたんですか、それ……。まさかこの子の可愛さに歯止めが効かなくなった上条ちゃんが……?」

上条「先生、僕泣いてもいいですか、先生の穏やかな胸で」

小萌「おいそれ喧嘩売ってんのかおまひえうっ!」

突然、部屋に光源が一つ増える。インデックスの体から、淡く光が滲んでいた。

上条「インデックス……!?」

195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 13:22:08.14 ID:AA7Dut/w0 [6/8]
禁書「警告。第二章第六節。出血による生命力の流出が一定量を越えたため、強制的に『自動書記(ヨハネのペン) 』で目覚めます」

禁書「現状を維持すれば、ロンドンの時計塔が示す国際標準時間に換算しておよそ十五分後に、私の体は、必要最低限の生命力を失い、絶命します。これから私の指示に従って、適切な処置を施していただければ幸いです」

上条「先生……俺、バンドエイド買ってきます。先生はこの子の話を聞いて、お願いを聞いて、とにかく、絶対意識が飛ばないように。この子、この通り電波入ってるんで、よろしくです」

小萌は何が何だかよくわからいなりに頷いて、彼女の助命に一助することを承諾する。

上条「……インデックス、何か俺にやれることはないのか?」

禁書「ありません。この場における最良の選択肢は貴方がここから立ち去ることです。貴方がこの部屋にいれば、それだけで回復魔術は打ち消されてしまいます。だから私に触らないでください」

上条「……」

小萌「か、上条ちゃん、今……このシスターちゃん、魔術がどうしたとか……」

上条「先生、この子のことをお願いします」

小萌「ちょ、ちょっと上条ちゃん!バンドエイドくらい救急箱に……いやこの状況でバンドエイドは役に立たないだろ!?」

逃亡するように小萌の部屋から走り去った上条の鼓膜を、その突っ込みが揺らすことはなかった。

198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 13:40:28.71 ID:AA7Dut/w0 [7/8]
やっとこさアニメの二話まで完了
なんかもうあれだ、これどうせ出落ちだし替え歌みたいなもんだしもういいんじゃないかと思うんだけど

200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/13(金) 14:28:25.45 ID:AA7Dut/w0 [8/8]
禁書「日本標準時間で何時ですか。それと、日付もお願いします。」

小萌「えっと、七月二十日の、午後八時半ですけど……」

(中略)

小萌「うわぁっ、大丈夫です!?」

禁書「治すのに……自分の体力が要るだけ。怪我そのものは塞がっているから、平気……。……よかった、背負わせることがなくて……」

小萌「背負わせる、こと……?」

禁書「ここで私が死んだら、あの変態に背負わせるちゃうかもしれないからね……」

小萌「あなた……自分のことよりあの変態のことを……」

禁書「そうじゃない……それはありえない……でも、」

摩耗しきった体力がマイナスの限界値を突破したのか、そこまで言って、インデックスは意識を落とし、すうすうと寝息を立てた。
彼女の安穏な寝顔を認めると、小萌は自分の布団を敷いて、そこにそっとインデックスを横たえた。


朝チュンな翌朝。

上条「……っていうか、その小萌先生のパジャマってうさみみとか付いちゃったりしててものっそい可愛いよね。ビール大好きで愛煙家なアダルティック小萌先生のパジャマが何故インデックスにぴったりなのかはさておいて、」

上条「そうして二人が並んでるともはや犯罪を故意に呼び寄せようとしてるようにしか思えないほどに素晴らしい眺めで俺は本当に今幸せな気分だようへへへへへへへへへへへへへ」

ここまで書いたけどそろそろお暇せねばならぬ。
そして、連日の長時間PCに母者が噴火直前の浅間山なので今後書けるか怪しいところ。誰か一巻分まで続き引き継いで終わらせてくれたらいいんだけど、まあ多分誰も借金は引き継がんだろう。

ここでスレ落ち

コメント

No title

ねーちんとの会話を少し期待してたんだが

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