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芳川桔梗

48 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/11(水) 23:07:11.53 ID:RLjDqcDO [1/8]
駄文です

六レスほど借ります

49 名前:芳川桔梗[] 投稿日:2010/08/11(水) 23:08:09.88 ID:RLjDqcDO [2/8]
「桔梗ー!!電話じゃーん」

  ホコリ一つないような綺麗に整頓されている部屋で、ソファに寝そべりながらぼけー、とテレビを見ていた芳川桔梗は、昔からの知り合いで現在の同居人(まぁ、一方的に居候しているだけだが)黄泉川愛穂が自分を読んでることに気付いた。

「ごめんなさい、今忙しいの」

「12時過ぎに起きて昼飯食べてテレビ見てるやつのどこが忙しいじゃんか?」

「私は甘いのよ、決して優しくない。あら、このお菓子甘いわね。愛穂、これどこで買ったの?」

「とっとと来るじゃん!!」
  黄泉川の怒鳴り声がマンションに響きわたった 。

50 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/11(水) 23:09:25.83 ID:RLjDqcDO [3/8]
  黄泉川に急かされ、芳川は仕方なくソファから立ち上がった。

  ピカピカに磨かれたフローリングの上をのそのそと芳川は進んでいく。

(愛穂、また始末書書かされたのね)

  問題が起こると片っ端から部屋中を片付ける、というのは黄泉川の昔からのくせである。
  あとひとつ黄泉川には大きな悪癖があるのだがキッチンに並んでる大量の炊飯器を見た芳川は思考を止め、黄泉川の元へたどり着いた。

「私に電話なんて、誰かしら?」

「なんか、統括理事会がなんたらとか言ってたじゃん。何か心当たりは?」

  はて、と首を傾げる芳川。何も心当たりがないらしい。黄泉川は、まぁとにかくでるじゃん、と悩み続ける芳川に受話器を押し付けた。


51 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/11(水) 23:10:18.32 ID:RLjDqcDO [4/8]
「もしもし、芳川ですが」

『こんにちは、私は統括理事会の使いで田中と申します』

  聞こえてきたのは、どうやら男の声だった。芳川には田中という人物に知り合いはいない。
  というか、偽名で会っても不思議じゃないありふれた名前だった。

「統括理事会がいったい私になんのご用で?」

  芳川は田中に尋ねた。
  そう、芳川は八月の終わりに起きた最終信号と天井亜雄の事件で研究員をクビになっていた。つまり今の芳川は黄泉川家のタダ飯ぐらいである。そんな芳川に統括理事会から連絡があるとは思えなかった。

『実は、あなたの科学者としての腕をお借りしたいのです』

「え?」

  予想外のことを告げられ、間抜けな声が出てしまった。構わずに田中は続けていった━━━━━━。

52 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/11(水) 23:10:57.01 ID:RLjDqcDO [5/8]


  電話を終えた芳川は、しばらく受話器も下げずにぼけー、としていた。

「なんの話だったじゃんか?」

  黄泉川に話しかけられた芳川は、はっと我に返る。

「いえ、別になんでも……」

  言いたくないのか、少し目を伏せながら芳川は言った。

「もー、もったいぶらずに教えるじゃん」

「……仕事の話よ」

  しつこい黄泉川に、とうとう観念したのか、いやいやそうに芳川は話した。

「え、やったじゃん!!ついにニート生活ともおさらばじゃんよ!!」

黄泉川は嬉しそうに芳川に話しかける。そんな彼女と対照的に芳川の顔はあまり優れていなかった。

53 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/11(水) 23:11:33.90 ID:RLjDqcDO [6/8]
「……明日から、何日間か留守にするわ」

  芳川は黄泉川に言った。

「いやー、ついに芳川も行っちゃうじゃんか……。まったくあの二人もなにをやってるのか。外は戦争なんて物騒なことになってるのに」

  あの二人。学園都市最強の少年と、超電磁砲のクローンの少女。
  彼らも初めは黄泉川家に居候していたのだが、少年はすぐにいなくなり、つい先日少女まで消えた。少女が消えたとき、少年の手紙があったので二人は一緒にいるだろう。

「それじゃあ私は明日の準備をするから」

  そう言って、 芳川は自分の部屋へと入っていった。

「?」

  黄泉川はいつもと少し違う芳川のことを、疑問に思ったがまぁ大丈夫だろう、と考えキッチンへと向かっていった。

54 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/08/11(水) 23:12:01.46 ID:RLjDqcDO [7/8]
  次の日。芳川が指定された研究所には昔馴染みの顔が多く見られた。
  そう、超能力者量産計画で一緒に働いていた科学者達である。
  昨日の電話で、田中はこう言っていた。







『第三次製造計画を行います』









「結局、私は優しくなんかなれないのね。」

  芳川は、ポツリと呟いた。




Tag : とあるSS総合スレ

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