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唯「こぴー?」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 21:39:20.05 ID:2BF22lz10 [1/29]
―――夕方、放課後

唯「じゃ~ね~」

梓「はい、また明日」


唯「ふ~…」

唯「そういえば今日はハンバーグだった!」

唯「早く帰ろ~♪」

唯「…お?」

老婆「…」

唯(なんか凄いおばあさん…占い師?)

老婆「…お嬢ちゃん」

唯「へっ?わたし?」

老婆「そうだよ…おいで」

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 21:44:08.63 ID:2BF22lz10
唯「?」

老婆「いきなりで悪いけど、これが何かわかるかい?」

唯「ふろしき…?」

老婆「そうだよ。ふろしき。でも」


サッ


唯「鉛筆が増えた……」

老婆「そう。増えるんだよ」

唯「す、すごいねー!!」

老婆「この2本を覆って…ほら」


サッ


唯「今度は4本になった…」

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 21:48:10.86 ID:2BF22lz10
唯「おばあさん凄いね~手品師?」

老婆「手品じゃないんだよ」

唯「ふぇ?」

老婆「これはね、包んだものを複製できるふろしきなんだよ」

唯「ふくせい?」

老婆「そう、複製。お嬢ちゃん、髪留め貸してごらん」

唯「?……はい」

老婆「いくよ…」


サッ


唯「おぉ~…」

老婆「すごいでしょう?」

唯「すすごいけど…なんか怖いな」

老婆「あはは、そう怯えなくていいよ」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 21:55:55.74 ID:2BF22lz10
老婆「お嬢ちゃん」

唯「?」

老婆「このふろしき、お嬢ちゃんに持っていてほしいんだ」

唯「え!?」

老婆「シーッ、これは内緒だよ」

唯「ででもなんて私に?」

老婆「普段から頑張っているご褒美だよ」

唯「頑張って……なるほど!」

老婆「そのふろしきを、世のため人のために役立ててくれ」

唯「う、うん」

老婆「ただし、そのふろしきのことは誰にも言ってはいけない。いいね?」

唯「え……うん」

老婆「誰かに言ってしまったとき、そのふろしきは消えてしまう…」

老婆「頼んだよ……」

唯「え」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 22:02:12.56 ID:2BF22lz10
唯(消えちゃった……)

唯(なんか不気味~…帰ったら憂に相談しよう)

唯(あ、誰かに話すと消えるんだっけ、やめとこ)


―――


唯(何を増やそうかなぁ)

唯「ただいまー」

憂「おかえり、お姉ちゃん♪」

憂「今日はハンバー…お姉ちゃん?」

唯「へ?」

憂「大丈夫?なんだか深刻そうな顔だよー」

唯「え?全然へーき!!早くハンバーグ~ハンバーグ~」

憂(…?)

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 22:06:54.01 ID:2BF22lz10
―――


唯「ゴッツァンデス!!」

憂「お姉ちゃん食後のアイスあるよ~?」

唯「ああ、今はいいや~」トテトテトテ


憂(お姉ちゃんがアイスを放棄して自分の部屋に帰った…)

憂(なんか気になるな~)


―――

―ゆいのへや


唯「よし…なに増やそうかな」


唯「ふっふっふ~ギー太~♪」


サッ




9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 22:11:26.43 ID:2BF22lz10

唯(ギー太が増えた……ほんとに増えた……)

唯「ああ……」

唯「ん~~ギー太~♪」


トントントン


唯「はっ」

唯(憂にバレたらやばいよ…)

唯(とりあえずクローゼットに…ギー太2号、我慢してね)ガチャ

憂「お姉ちゃん?」

唯「ん?ん?どうかしたかい?憂や」

憂「お姉ちゃん!!」

唯「え?」

憂「なんか隠してるでしょお!?」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 22:17:03.62 ID:2BF22lz10
唯「な、なんで?」

憂「だってお姉ちゃんがアイス食べないし!」

唯「ああああ!!食べるよ!食べる!思い出したよ!!」

憂(ん~…)

憂「…お姉ちゃん、私で良ければ何でも相談してね?」

唯「う、うん!ありがと~うい!」

憂「じゃ、アイス食べる?」

唯「いyうあやいうんうんうん!!」

憂「……お姉ちゃん?」

唯「もうアイス食べたくて死にそお…」

憂「…今持ってくるね」

唯「悪いね」



唯(よし、乗り切った)

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 22:21:49.21 ID:2BF22lz10
―――


憂「じゃーん!」

唯「おお!はーげんだっつすとろべりー!!」

憂「お姉ちゃんのリクエストにお応えしました!」

唯「さすが~憂~~」

憂「まかせて!」


ピンポーン


憂「…あれ?誰だろ……行ってくるね」トテトテトテ

唯「うん」



唯「アイスをこぴ~~~」


サッ


唯「おほほ~」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 22:25:18.68 ID:2BF22lz10
唯「隠しておこ」ササッ



憂「ふー」

唯「誰だったの?」

憂「新聞の勧誘だったよ~」

唯「ふ~ん」

唯「じゃあいただきま~す」憂「めしあがれ~」


―――


憂「じゃお姉ちゃん、もうすぐしたらお風呂入ってね」

唯「うーい」

憂「え?」

唯「掛け声だよぉ」

憂「…もぅ……」

ガチャ

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 22:31:35.86 ID:2BF22lz10

唯(ふふふ…こぴーしておいたアイスをいただくぜぇ…)

唯(やば、ちょっと溶けてるよ~)

唯(アイスうま)


―――
―翌日


憂「お姉ちゃ~んそろそろ朝だよ…って」

憂「お姉ちゃん口のまわりどうしたの…」

唯「う~い~」

唯「アイス食べすぎたぁ~~」

憂「昨日は一個しか食べてないでしょお」

唯「あ、あ、そうだったね…」

憂「お姉ちゃん寝ぼけてないで顔洗ってきて!ご飯できてるよ!」

唯「は~い」

唯(あぶな…)

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 22:40:16.00 ID:2BF22lz10
――――――

―教室

唯(こぴーするって言ってもねえ…)

唯(とくに思いうかばないなぁ~)

律「よ!どうした唯」

唯「あっりっちゃん……ねぇねぇ」

律「お?」

唯「なにかコピーしたいものない?」

律「コピーねぇ……あ!あった!!」

唯「なになに!?」

律「澪のノート!!宿題やんなかったんだよ眠くて」

唯「(りっちゃんつかえな…)」

律「あ!?なんか言ったか!?」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 22:44:53.14 ID:2BF22lz10

唯「んもう…りっちゃんの役立たず…」

律「なんで!?」

唯「もういいよ…」

律「意外に傷つくな…唯に言われると」シュン

唯「あ!ムギちゃん!!」

紬「あら唯ちゃん」

唯「ねえねえ、ムギちゃんは何かコピーできるとしたら何コピーする?」

紬「う~ん…」

紬「唯ちゃん!」

唯律「えっ」

唯「私?」

紬「うん♪」

律「な、なんで?」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[有名みたいなので安価でいきます] 投稿日:2010/08/08(日) 22:54:02.76 ID:2BF22lz10
紬「もっと楽しくなりそうじゃない♪」ウフフ

唯「あは、あはは…」


澪「おはよ」

唯「澪ちゃん!おはよー!」

唯「ねえねえ!なんでもコピーできるとしたら、澪ちゃんだったら何コピーする?」

澪「そうだな…」

澪「>>22とか?」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/08(日) 22:55:42.31 ID:9uZdS/ML0 [1/2]
髪の毛


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 23:00:56.32 ID:2BF22lz10
唯「え……なんで」

澪「いや~なんか3年になって薄くなってきたというか」

澪「泣きたい……」

律「澪?気にすんなって」

紬「そうよ…全然気にならないわ」

唯「うんうん、憂もそんな感じだし全然大丈夫だよお」

澪「ほんとお?」

律紬唯「うんうん」

澪「なんか安心した…」


和「あら、あなたたち何やってんの?」

唯「あー和ちゃん」

唯「和ちゃんはなんでもコピーできるとしたら何コピーする?」

和「そうねえ…」

和「>>28かな」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 23:01:26.65 ID:nPwgpYwG0 [2/2]


29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 23:02:11.92 ID:2BF22lz10
唯「え?」

和「>>30」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/08(日) 23:02:47.38 ID:Oi6aht650 [2/2]
現金


33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 23:09:13.92 ID:2BF22lz10
律「そりゃまた現金な…」

唯「お金かぁ」

澪「和は何か買いたいものでもあるのか?」

和「ええ、パソコンが欲しいわね…」

唯「へえーぱそこんかあ~」

律「ところで唯、その質問にはどういう意味があるんだ?」

唯「ううん、何でもコピーできたら何コピーするんだろうなーって」

唯「ただのもーそーだよ~」

紬「面白いわね~」

唯「でしょお~」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 23:19:15.62 ID:2BF22lz10
唯(はぁ~どうしようかな~)

唯(なんか面倒臭くなってきたなあ)

唯(取り合えずお金をコピーしてみようっと)


────────

─音楽室

唯(この1000円をコピーしよ)


サッ


唯「増えた」

唯「1000円が2000になった」



37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 23:21:27.43 ID:2BF22lz10
唯「この二枚をコピーすると…」


サッ


唯「4000円」

唯「更にコピー」

唯「8000円」

唯「更にコピー」

唯「16000円」







39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 23:24:43.10 ID:2BF22lz10
唯「うわあ…増やし過ぎちゃったかも」

唯「何円あるんだろう…覚えてないや」

唯「あははは…」

唯「…お金の風呂だあ」

バッサ バッサ

唯「増えろ~増えろ~」

バッサ バッサ

唯「おほほほほ」


ガチャ

律「うぃーす」

律「ってうおおお!?」

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 23:29:15.90 ID:2BF22lz10
律「ななななんだこの札の山は…」

唯「お~お~りっちゃん、こっちにきたまえ」

律「…」

唯「ふぉ~」

律「唯!!!これはどういうことだよ!!」

唯「まあまあ、落ち着きたまえ」

律「ぬう…これ、どうやったんだよ!!」

唯「秘密だよ~」

律「く…」

律「…唯、これさ…どうする気?」

唯「どうって?」

律「これ片付けないと退部…いや廃部もありうるぞ」

唯「あっ」

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 23:33:54.86 ID:2BF22lz10
律「なんでこんな意味の無いことを…」

唯「そうかな~」

律「こんなまやかしが通用するか?常識的に考えて」

唯「お札はお札でしょ?」

律「日本のお札はすごいんだぞ~偽造対策が」

律「単にコピーしただけじゃバレバレなんだよ」

唯「そっか~」

律「って分かれよ普通に」

律「でもこれよくできてるな~」

唯「でしょー!」

律「これ全部処分するだけで終わるな今日…」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 23:40:27.15 ID:2BF22lz10
澪「誰かきてるかなー」

澪「ってうわ!!なんだこれ!!!」

律「唯のやつがさ…お札コピーして遊んでんだよ…」

澪「ここんなにコピーしたのか…」

唯「えへへ」

律「しかしこれどう処分すれば…」

澪「中身が見えないゴミ袋に入れて…運ぶしかないな」

律「はぁ…」

澪「にしても随分よくできてるな~これ」

澪「唯、これ何でコピーしたんだ?」

唯「え~」

唯「ふ、コピー機で普通に」

律「ほんとかよ…」

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 23:46:14.60 ID:2BF22lz10
律「はぁ…終わらない…」

唯「あっ」


サラッ

どん!


唯(やば…ふろしき落としたらまた増えちゃった)


律「これほんとに減ってんのかよー!!」

澪「集めても集めても…だな」

澪「にしても、ここまでコピーした唯の根性は一体…」

唯「えへへ、本当にごめんなさい!!」

律「分かったから手伝えー」

唯「はい!りっちゃん隊員!」

律「はぁ…」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 23:49:54.55 ID:2BF22lz10
────────

律「だいぶ減ってきたか?」

澪「うん…」

紬「楽しいねー♪」

律「はは…たのしいな…うん…」

律「…ん?なんだこれ」

澪「ふろしき?」

唯「あっ!りっちゃ」

律「へへ、唯、どろぼう!!」


どん!




52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 23:54:32.87 ID:2BF22lz10
澪「律?」

律1「ん?」
律2「ん?」

澪「あは」

澪「」コテッ


唯「ああ…あ…」

律1「なんだこれええええ」
律2「なんだこれええええ」

紬「まぁ!そっくり~」

紬「双子?」

律1「なわけあるかあああ!」
律2「なわけあるかあああ!」

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/08(日) 23:57:39.65 ID:2BF22lz10
紬「澪ちゃんそんなとこで寝ちゃ冷えるわ」

紬「これしか無いけど何か掛けておかなきゃ」

サッ

どん!

澪1「」
澪2「」


紬「な…?」

唯「ムギちゃんだめええ!!!」

唯「あっ」

スッテーン!

サラッ

どん!

紬1「なあに?」
紬2「なあに?」

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 00:02:12.77 ID:2BF22lz10
唯「終わった…」

律1「おい唯」
律2「なんだよこれ…」

唯「え…」

唯「みんないっぱい…」

唯「どどどうやって消すんだろう」

唯「みんなごめん!!!」

バンッ

律1「おい逃げんなよ」
律2「どうするんだこれ…」

澪1「」
澪2「」

紬1「キャッキャ」
紬2「ウフフ」

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 09:03:18.72 ID:ow3tRZEp0 [2/98]
――――――

唯「ハァハァ」タッタッタ

唯「あの時のおばあさんは……」

唯「やっぱりいない」


唯「どどどうしよお…」

唯「このまま増えたら」

唯「……あ!!」

唯「ふろしき部室に置いてきちゃった」タラタラ

唯「だめだ、もう一旦戻るしかないや」

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 09:06:23.50 ID:ow3tRZEp0 [3/98]
―――――――

律「おい!」

律「なんだよ」

律「私の苗字は?」

律「田井中」

律「私の弟の名前は?」

律「聡」

律「だめか……」


紬「いい遊び相手ができたわぁ♪」

紬「ええ♪」

紬「名前はなんていうの?」

紬「紬です♪」

紬「私と同じ~♪」

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 09:09:16.40 ID:ow3tRZEp0 [4/98]
澪「んっ……」

澪「んっ……」

澪「あれ?わたし何して…」

澪「あれ?わたし何して…」

澪「ん?」

澪「ん?」

澪「…」

澪「…」

澪「」コテッ

澪「」コテッ


律「なんだよ?」

律「そっちこそなんだよ!?」

律「やるかあ?」

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 09:13:10.04 ID:ow3tRZEp0 [5/98]
律「にせものめ……」

律「にせものはそっちだろー!?」

律「くう……」


ガラッ


唯「みんなっ!!」

律「唯!!!」
律「唯!!!」

紬「おかえり♪」
紬「おかえり♪」

唯「う…」

唯「あのさ…」

唯「どっちがこぴーだか分かる?」

律「ああ!!こいつ」
律「当然!こいつ」

紬「分からないわねえ」
紬「私は私だから♪」

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 09:18:48.75 ID:ow3tRZEp0 [6/98]
唯「んあ…やばい」

唯「どどどうしよっか、りっちゃん」

律「まずよーどうしてこうなったんだよ?」
律「なんでこんなことになったんだよ?」

唯「えっと…なんでだろう」

律「これか?」
律「このふろしきか?」

紬「まぁ…素敵」
紬「すごいわ♪」

唯「えっと、私じゃなくて」

律「ならさ、もう一回かければ元に戻るんじゃない?」
律「また覆えば元に戻るかもよ?」

唯「そ…そうかなあ」

律「ものは試しでやってみよう、ここまで来たら」
律「じゃ、そっちのわたしが覆われればいいんだな」

律「な、なんでだよ!?本物は私だろ!!」
律「はぁ?なにいってんだ」

唯「二人とも落ち着いて」

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 09:22:29.78 ID:ow3tRZEp0 [7/98]
紬「なら、りっちゃん二人とも覆われればいいんじゃない?」

律「あ、それがいいかも」

唯「え…」

律「じゃあいくぞー」
律「おう!」


サッ


どどん!


律「…」
律「…」
律「…」
律「…」


紬「あらぁ…」

唯「ふ…ふえちゃった」

律「あーーーもう!!」
律「なんだこれ!!!」
律「どーすんだよ!!」
律「やばいだろ!!」

77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 09:27:39.72 ID:ow3tRZEp0 [8/98]
唯「これ…ばれちゃったらどうなんだろ」

澪「んん…」
澪「なんだよ…」

紬「澪ちゃんが起きたわ」


澪「…」
澪「…」

澪「ムギ、この人は…?」
澪「ムギ、これは…?」

紬「二人とも澪ちゃんよ♪」
紬「澪ちゃんよ~」

澪「ひぇーー」ガタガタ

澪「ひぇー」ガタガタ


律「うるさぁい!!」

律「そっちのわたしが一番うるさい!」

律「ちょっと黙れって」

律「あーもう!!!」

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 09:31:19.08 ID:ow3tRZEp0 [9/98]
唯「元に戻す方法は…無いんだぁ……」

律「…」
律「…」
律「…」
律「…」

澪「…」
澪「…」

紬「このまんまでも…ねえ♪」

紬「ええ♪」


ガチャッ


梓「こんにちは」

律「あっあずさ」
律「よ!」
律「遅かったな!」
律「お!」


梓「」

ガチャッ

79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 09:36:18.35 ID:ow3tRZEp0 [10/98]
唯「あずにゃん待って~~」

梓「え!?ってえええ!?」


ガチャ


唯「こんなんなっちゃった…」

梓「ななななんで」

梓「お札が散らばってる上に」

梓「律先輩が4人澪先輩むぎ先輩が2人」

唯「あっ!そういえばお札片づけないと」


律「もう疲れた…」
律「唯やってくれ…」
律「はぁ…」
律「もういやだ…」

唯「りっちゃんつかえな…」

律「「「「なんだと!?」」」」

唯「ひぃぃ…」

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 09:40:08.70 ID:ow3tRZEp0 [11/98]
梓「唯先輩!なんでこんなことになったのか……」

唯「えっとね」

律「あっ」
律「おい!!」
律「わ!!」
律「なにやってんだよ…」

澪「梓の上にふろしきが…」


ヒラッ

どん!


梓「え」
梓「え」


唯「うぅ……もういやあ…」ブワッ


律「はっはーん!仲間だな!」

梓「きゃあああ」

81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 09:43:33.84 ID:ow3tRZEp0 [12/98]

ガチャ


和「律ー、学祭の講堂使用許可とって…」

和「…」

律「ん?」
律「え?」
律「和?」
律「お?」

和「あなたたち…」

律「だーーー!!」

律「この際だ!!」


ヒラッ

どん!


和「ななにすんのよ」
和「なにを…」

和「…」
和「…」

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 09:47:08.35 ID:ow3tRZEp0 [13/98]
和「なによこれ」
和「早く戻しなさい」

澪「さすが和…冷静だな」
澪「さすが和…」

和「ってなによこれ!!」

和「なななんで何人もいるのよ!?」

唯「和ちゃん助けて……」

和「唯!?あなたは1人なのね」
和「唯!!あなたは大丈夫なのね」


ガラッ


憂「お姉ちゃ~ん」

唯「うい!!助けて!!!」ビエーン

憂「どうしたの……」ナデナデ

和「この通りよ」

紬「あらぁ憂ちゃん」
紬「いらっしゃい♪」

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 09:52:11.86 ID:ow3tRZEp0 [14/98]
憂「みなさんがいっぱい」

唯「ううぅ……私のせいで……」

憂「お姉ちゃんがやったの!?」

唯「ううん……」


律「えい!!」


サッ

どどん


澪「わあああ!!」
澪「なにすんだよ!!」
澪「りつ!!」
澪「やめろお!!」


憂「目の前で澪先輩が増えた…」

唯「こういうこと…」

憂「わたし疲れてるのかなあ…」クラクラ

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 09:54:55.19 ID:ow3tRZEp0 [15/98]
律「はははは!!!」
律「面白いなー!!」
律「それそれーー!!」

ヒラッヒラッ

どどどどん

澪「…」
澪「…」
澪「…」
澪「…」
澪「…」
澪「…」
澪「…」
澪「…」


唯「ういーーーー!!!!!」

憂「澪先輩の群れが…」

紬「あらぁ♪」

梓「」ピクピク

和「ちょっと!!律!!やめなさい!!」

87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 10:00:09.56 ID:ow3tRZEp0 [16/98]
律「大丈夫だよー!夢なんだって!」

律「こんなこと起こるわけないだろ!?」

律「それそれ~」

和「ちょっと!」

ヒラッヒラッ

どどどどどどどどん


澪「もういや…」
澪「うぅ…」
澪「戻してよぉ…」
澪「やだぁ…」
澪「ママ…」
澪「ひっぐ…」
澪「りつぅ…」
澪「やめてよぉ…」
澪「ぁぁ…」
澪「お嫁にいけない…」
澪「いやぁ…」
澪「…」
澪「ああ…」
澪「なにこれぇ…」
澪「…」
澪「だめ…」

91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 10:08:14.88 ID:ow3tRZEp0 [17/98]
紬「ちょっと暑くなってきたわね…」ピッ

憂「満員電車状態…」

唯「うい~~」ポロポロ

憂「戻す方法は…?」

唯「分からないんだあ…」

紬「別に戻さなくてもいいじゃない♪」

澪「「「「「「「「「「「「「「「「いやだ!!」」」」」」」」」」」」」」」」

律「ははは、皆慌てすぎだぞー」

律「そうそう、夢なんだって~」

澪「「「「…」」」」

和「それでまた覆ってみたらどうかしら?」

唯「ううん、さっきやったけど増えちゃうだけだった…」

和「そう…」

94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 10:16:09.97 ID:ow3tRZEp0 [18/98]
澪「「「どうする?」」」

律「もう外行こうぜ!!」

澪「「「「「「やだ!」」」」」」

律「ちぇ…」

唯「もうすぐ下校時間だ…」

和「ちょっと…どうするのよあなたたち」

律「なにが?」

和「どうやって帰る気なのよ、大勢で家に入る気なの?」

紬「あらあら~大丈夫よ」

澪「むぎんちは大丈夫かもしれないけどさ…」

澪「うん…うちなんて…しかもわたしが16人も…」

律「あー楽しい夢だった!!おやすみ!!」

和「もう逃避してるわね…」

97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 10:38:35.91 ID:ow3tRZEp0 [19/98]
和「とりあえず…一旦生徒会に戻るわね」

和「あっそう、じゃあ私はここで待ってるわ」

和「ごめん、よろしくね」


ガチャ


和「やれやれ…」

澪「和たちのチームワークを見習うべきだな…」

澪「律たちも喧嘩してないで…って寝てる」

律「「「「zzzz…」」」」


憂「お姉ちゃん……そろそろ帰っていいかな?」

憂「お父さんとお母さん心配してるだろうし」

唯「え……う~い~~見捨てないでぇ」

憂「見捨てるわけじゃないよ?でも、このままの方が危ないし」

憂「事情を説明しておくよ」

唯「えっ」

98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 10:43:05.50 ID:ow3tRZEp0 [20/98]
憂「お姉ちゃんたちは泊りで練習してるって」

唯「あっ…それならいいかも」

憂「うん!じゃあ先帰ってるね」

憂「みなさん、お先に失礼します」ペコ

ガチャ


澪「憂ちゃんのおかげで凌げそうか」

和「でも…時間の問題ね」

唯「どうすればいいか考えよう!!」

唯「あずにゃんとあずにゃんも起きて~」ユサ

梓「んーっ」
梓「んー」

唯「おはよ~」

梓「あ、おはようございます」
梓「あ、おはようございます」

99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 10:49:04.74 ID:ow3tRZEp0 [21/98]
ぐぅ~~

唯「お腹減ったね~」

和「何か買いに行く?」

唯「うん!」

澪「「「私も!」」」

和「澪3人一緒はだめよ…」

梓「ていうか、澪先輩そんなにお金持ってるんですか?」

澪「え?」

梓「16人分の…」

澪「あ…」

澪「大丈夫だよ、ほら」

澪「ほんとだ、あったあった」

澪「500円玉」

梓「えっ」

100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 10:54:00.00 ID:ow3tRZEp0 [22/98]
梓「それって偽造なんじゃ…」

唯「偽造じゃないよあずにゃん、本物だよ」

梓「見た目は本物ですけど…」

澪「うう…確かに気が引けるな…」

唯「しょうがないよ澪ちゃん!生き抜くためだよ!」

澪「「う、うん…」」

紬「みんな~お菓子もまだ残りがあるわ」

唯「おお!ムギちゃんナイス!」

和「じゃあ、唯と私と澪1で買いに行ってくるよ」

梓「なら私は残ってますね」

澪「「「「「よろしくな」」」」」

唯「じゃ~ね~」

ガチャ

102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 10:57:47.89 ID:ow3tRZEp0 [23/98]
ガチャ


和「あら?唯と私は?」

澪「私も含めて3人で食糧買いに行った」

和「あらそう…」

和「そしたら、私家に帰るって私に伝えておいてくれる?」

澪「うん…分かった」

和「ありがとう。じゃあ頑張ってね」

澪「「「うん…」」」


ガチャ


澪「「「「はぁ…」」」」

梓「帰ってくるまで練習しましょうか…」

澪「ああ…」

103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 11:01:28.11 ID:ow3tRZEp0 [24/98]
梓「よっと…」

梓「あれ?私のは…?」

梓「あ…」

澪「んっと」

澪「わたし…私のベースは」
澪「私も」
澪「私のも」


梓澪「はぁ~…」


澪「…そういえばさっき律がこれで覆って…」

サッ

どん

澪「お」

澪「じゃあこれわたしが使お」

澪「私の分もお願い」
澪「私のも」

澪「…」

104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 11:06:02.21 ID:ow3tRZEp0 [25/98]
梓「ベースが16人…」

澪「じゃあ梓も増やすか?」

梓「えええいや遠慮しておきます」

梓「あはは…」


澪「…やっぱりやめよっか……」

梓「ですね…」


~~♪~~♪


澪「ああ…いいなあムギは」

紬「うふふ♪」

梓「BGMにいいですね…」

澪「唯たち早く帰ってこないかな」


律「「「「zzz…」」」」

105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 11:09:52.80 ID:ow3tRZEp0 [26/98]
ガチャ


唯「ただいま~」

和「結構買ってきたわよ」ドサッ

澪「結局500円玉使っちゃった…」

澪「おお、おかえり」

澪「あ、和、和が先に家帰ってるって」

和「ああ…そう…ありがとう」

澪「うん…」


唯「じゃあみんなで食べよ~」

澪「「「「「うん」」」」」

澪「律たちもほら、起きろ」

律「「ふぁ~あ」」

107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 11:15:59.21 ID:ow3tRZEp0 [27/98]

和「これからどうするか…ね」

梓「そうですね…」

梓「みんなで別々に暮らしますか?」

澪「どういうことだ?」

梓「500円玉をさっきのでいっぱい増やして、」

梓「どうにか生きていくんです」


律「これ…ほんとに夢じゃないのか…?」ツネーッ

律「痛いな…こんにゃろ」ツネ

律「うううこいつ…」

澪「「「騒ぐな」」」ゴンゴンゴン

律「「「うう…」」」


梓「こんなですし」

梓「なんだかんだで普通にいけそうですし…」

114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 11:31:43.03 ID:ow3tRZEp0 [28/98]
和「そうね…」

和「今ここにいるのは私含めて26人」

和「500円20枚で1万円、一人1万円支給すると520枚…」

和「ホテル借りたとしても…そう長くはもたないわね」

和「またここに戻ってくるわけにもいかないし…」

澪「う~ん…」

唯「あ!良いこと思いついたよ!」

梓「なんですか」

唯「みんなで家を建てればいいんだよ!!」

唯「そこでみんなで生活するの!!」

和「難航しそうね…」

和「まず、みんなのうちの1人は元の家に戻らなくちゃいけないのよ」

和「誰が戻るかで揉めるでしょ、こんな生活誰も望まないんだし」

唯「そっかあ」

115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 11:38:12.26 ID:ow3tRZEp0 [29/98]
―――――――

律「もうさー」

律「自分たちで消すしか無いんじゃない?」

澪和梓「!?」

律「もう無理だろ、いくら考えても無駄だよ」

澪「…消すってのはどういうことだよ」


律「…こういうことだよっ」ギュッ

律「ぐあああああ」

律「おい!なにやってんだよっ」

律「やめろよ!!」

律「止めんなよ……くそぉ……」


唯「やめて、お願いだからそれはやめてよ…」

澪「唯…」

唯「そんなのいや!絶対いや!!」グス

116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 11:43:40.92 ID:ow3tRZEp0 [30/98]
和「…まぁ…それは本当に最後の手段ね」

和「もっといい方法があるはずよ、考えましょう」

梓「そうですよ…考えるのは無駄じゃないです」

澪「律の気持ちもわからない訳ではないけど…」

律「そうだよ!大丈夫だって」

律「くぅ……」

律「どうにかなる…よな」

律「そうそう!前向きに行こう!」


―――――――

和「もうすぐ日付が変わるわね…」

唯「うぅ…」

梓「そうだ!」

梓「全て増やせばいいんですよ!!」

律「どゆこと?」

117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 11:49:48.69 ID:ow3tRZEp0 [31/98]
梓「学校から家から何から全部増やせばいいんです!」

梓「増えた状態が普通になればいいんですよ!!」

澪「う…う~ん……」

和「じゃあ、澪の16人に合わせるの?」

梓「う…」

律「学校15個も増やすのか?ていうか増やせんのか?まず…」

和「澪が16人もいなければ…ね」

律「うっ…」

澪「「「「「「なんかごめん…」」」」」」

和「ううん、澪は謝らなくていいのよ、増えたくて増えたわけじゃないんだから」

律「…あーーー」

律「私が悪かったよ!!ごめんな!!」

澪「そそんな言い方は無いだろ!!」

唯「やめてよぉ」

118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 11:59:30.69 ID:ow3tRZEp0 [32/98]

紬「二人とも…じゃないわ、みんな仲良く…ね」

律「ああ…ごめん」

律「ったくよー」

律「もういいだろ」

律「落ち着けっての」

澪「「なんか律はまとまってないな…」」

澪「「「なんだか律らしいな」」」クスクスクス

律「わけわからん…」


澪「「「「そういえば、律?」」」」

律「「な、なんだよ」」

澪「この間貸した漫画持ってきた?」
澪「この間貸した雑誌持ってきた?」
澪「この間貸したCD持ってきた?」
澪「この間貸した本持ってきた?」

130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 15:14:22.65 ID:ow3tRZEp0 [34/98]
梓「律先輩…」

律「ななんだよ」

梓「借りすぎです…」

律「あはは…」


―――――――


和「本気で考えないと…もう時間が無いわ」

和「2時までに決着が着かなかったら……」

和「やむを得ないわ、始めましょう」

律「でもさ、ここでやったら死体処理はどうするんだよ」

澪「「「ひぃ…」」」

紬「港で…負けたら沈めるってのはどう?」

律「ああ、それならいいなー」

澪「お、おいムギまで本気か…?」

梓「しょうがないです澪先輩、弱肉強食ですよ」

132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 15:18:23.79 ID:ow3tRZEp0 [35/98]
唯「え、ほほんとにやるの…」

和「しょうがないわ唯、平和に暮らすためだもの」

唯「なななにか違う方法があるよきっと」

和「ええ、2時までは待つわ」

和「それと澪、私に電話して私を呼んでもらえる?」

澪「「え…」」

和「ほら、もたもたしてないで早く」

澪「ひっ」

和「私が自分で電話するわ、携帯貸して」

澪「ひゃい…」


唯「…」

梓「大丈夫ですよ唯先輩、別に死ぬわけじゃないですし」

唯「でもお…」

梓「それに相手は自分ですから、大丈夫です」

133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 15:26:33.48 ID:ow3tRZEp0 [36/98]
――――――

和「そろそろ2時ね」

澪「「「ひ・・ひい」」」

律「よし…いくか」

梓「いきましょう」

唯「え、ちょっと」

梓「唯先輩、いい加減にしてください」

梓「一番強い自分が生き残るんです、自分のためでもあるんですよ」

唯「あずにゃん…?」

梓「弱者は淘汰される、これが自然界の掟なんです」

梓「弱者が保護されるような世界は破滅するんです、その内」

梓「そうに決まってます…」ブル

唯「あずにゃん…」

135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 15:30:45.52 ID:ow3tRZEp0 [37/98]
―――――――
―港

和「さぁ、明るくならないうちに早く始めるわよ」

律「んよし」

和「誰からやる?」

梓「は…はい!」

律「おお梓、頑張れよ」

唯「な、なにすんの?」

和「殺し合いよ」

唯「え?」

和「勝った方が生き残って負けた方は沈められる」

和「単純なルールでしょ?」

律「「「だな」」」

唯「ほんとに?」

136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 15:35:37.17 ID:ow3tRZEp0 [38/98]

和「冗談よ」

唯「和ちゃん……笑えないよぉ」

和「いや…冗談でもないわね」

和「別に手段は何でもいいわ、白黒つければいいの」

和「負けた方が沈められる、それだけよ」

澪「「「「うう…」」」」

律「じゃ梓、何で勝負するんだ?」

梓「「そうですね…」」

梓「かけっこ!」
梓「演奏!」

和「演奏はだめね、静かにやらないとダメだから」

梓「じゃ…かけっこで…」

唯「あずにゃん…頑張って…」

梓「「はい!」」

138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 15:40:16.47 ID:ow3tRZEp0 [39/98]
―――――――

紬「いちについてっ!」

梓「「…」」

紬「よ~い」

紬「どん♪」


梓「おおおおおおお」タッタッタ

梓「おおおおおお」タッタッタ



梓「やった…」

梓「…」クル



律「よし、そっちの梓くるんだ」

梓「え?あっちですよ」

梓「なに言ってんの…そっちでしょ」

139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 15:45:02.20 ID:ow3tRZEp0 [40/98]
紬「うふふ、もう諦めなさい」ガシッ

梓「ひっ」

紬「斎藤、縄」

斎藤「はっ」

グルグル

梓「なにすんのよ…ちょっと…やめっ」

バンッ

梓「」

梓「うわぁ~……なんか複雑な気持ち…」

紬「一丁できあがりね♪」

澪「「「「…」」」」ガタガタ

和「沈めるのはまとめてでいいわ」

律「よしっ!次は澪!」

澪「「「「ひぃ…」」」」

141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 15:55:58.98 ID:ow3tRZEp0 [41/98]
澪「「「ななんで律が決めるんだよー」」」

律「えー?だってなんか澪ウズウズしてるじゃ~ん」

澪「「してないって」」ブル

和「いつやっても同じよ、さあ澪、どうする?」

澪「うう…」

澪「律…一生恨むからな…」

律「な、なんでだよ…って別に死ぬってわけでもないぞ、偽物だし」

澪「じゃ、じゃあ…ポエム対k」

和「そんな時間はないわ、だめね」

澪「ひぃ…」

和「もういいわ、じゃんけんでパッパと決着つけなさい」

澪「そんな…」

和「早く」

澪「はい」

142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 16:01:24.61 ID:ow3tRZEp0 [42/98]
澪「「「「「「「「「「「「「「「「じゃんけんぽん!」」」」」」」」」」」」」」」」

澪「「「「「「「「「「「「「「「「あいこで…」」」」」」」」」」」」」」」」

和「キリがないわ、4人ずつでやりなさい」

澪「「「「じゃんけんぽん」」」」

・ ・ ・ ・

和「やっと最後の4人ね」

澪「「「「じゃんけんぽん」」」」

澪「やった…」

澪「あ…あああ」
澪「そんな…本物は私なのに…」
澪「うそ…」

紬「はい♪おつかれさま」

グルグル

唯「縛られた澪ちゃんが15人…」

梓「奴隷みたいですね…」

144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 16:11:50.10 ID:ow3tRZEp0 [43/98]
和「さ、私たちも決めるわよ」

和「「じゃんけんぽん」」

和「はい決まりね」

和「あとは任せたわ私…」

和「あなたの分も頑張るから…」

バンッ

ドボーン!!

       /j^i
      ./  ;!
     /  /__,,..
    /  `(_t_,__〕
    /    '(_t_,__〕
   /    {_i_,__〕
  /    ノ  {_i__〉
/      _,..-'"
      /
~~~~~~~~

ズブズブ

和「うっ…」グス

澪「な、なんで押したんだ?」

145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 16:17:49.32 ID:ow3tRZEp0 [44/98]
和「自分で飛び込むって凄く勇気がいるのよ」

和「だから…」グスン

唯「和ちゃん……」

律「…よし、次は私らだな」

律「どうやって決める?」

律「澪を一番落とした人が勝ち、でどう?」

律「それでいっか」

澪「やめろぉ~」

紬「よ~い、どん♪」

律「「「「うおおおおお」」」」


ボトンッ ボトン ボストン


澪「あぁ…私が沈められていく…」

梓「ティーパーティ…」

150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 16:22:43.31 ID:ow3tRZEp0 [45/98]
紬「りっちゃんA、4澪ちゃん」

紬「りっちゃんB、4澪ちゃん」

紬「りっちゃんC、3澪ちゃん」

紬「りっちゃんD、4澪ちゃん」

紬「りっちゃんCが脱落、次のラウンドに進むわ」

澪「予選だったのか…」

紬「よいしょと」グルグル

梓「お疲れ様でした」ドン

律「わぁ~~…」

ボトン

梓「もう私のも落としておきますね」ドン

梓「」

ボトン

梓「ふぅ…」

154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 16:30:37.64 ID:ow3tRZEp0 [46/98]
和「じゃあ、私は家に帰るね」

唯「ばいば~い和ちゃん」

和「唯たちも早く片付けて帰るのよ」

唯「うん!」

澪「なんかさっきまでが嘘みたいだな…」

唯「なんか慣れてきちゃったね~」

紬「さぁ!本戦です!!みんな気を引き締めて!!」

梓「ムギ先輩のってますね…」

律「で、どうする?」

澪「もうじゃんけんで決めろよ」

律「え~~こっちは割と真剣なんだぞ!?」

律「そうそう、まだ終わってないんだから」

律「じゃんけんで決めるなんて人命軽視だー!」

唯「そうだー!そうだー!」

澪「私の命はなんだったんだよ…」

155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 16:37:06.11 ID:ow3tRZEp0 [47/98]
律「じゃあさ!澪を持ち上げて何分耐えられるかはどう!?」
律「澪を何分で脱がせられるかは!?」
律「澪を何分でイ…」

澪「こら!」バン

律「「「ってぇ…」」」

唯「じゃあさ、これで決めよぉ」クイクイ

律「まぁ…それでいいっか」

律「じゃあ始めるぞ」

律「イッセーノー2!」

律「やりぃ~」

律「イッセーノー0!」

・ ・ ・ ・

律「終わった…勝った…」

律「わわたしが本物なのに…」
律「そんなばかな…」

紬「はい♪」

グルグル

158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 16:42:10.26 ID:ow3tRZEp0 [48/98]
律(負)「ま、まってくれ!私が本物なんだって!!」

律(負)「諦めようぜ…」

律(勝)「そうだぞ!私らしくない」

律(負)「本当だって!!助けて!!澪!!」

澪「…」

唯「どう…なのかな」

梓「見た目で判断つきませんしねえ…」

唯「本物であれなんであれ、これもりっちゃんだしねえ…」

律(勝)「これとはなんだよ!!」

律(負)「本当!!本当に!!助けて…」ウルッ

律(勝)「気持ち悪いな…はやく…消えなっ!」

律(負)「澪!!澪!!!助けてくれ!!!本当だ!!」

澪「…よし」

律(負)「おぉ!?親友だもんな澪!!知ってたよ」

澪「早く消えろっ!」バンッ

159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 16:46:46.89 ID:ow3tRZEp0 [49/98]
律(負)「み…お……?」

律(負)「ぁ……信じてたのに……」


ボトン

ブクブク


律(勝)「なんだあいつ…気持ちわる」

唯「…」

梓「…」

澪「ああ…」


澪「じゃあな律」バン

律(負)「ああ…楽しかった……」


ボトン!

ブクブク…


律(勝)「はは…」

161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 16:55:21.45 ID:ow3tRZEp0 [50/98]
律(勝)「やっと片付いたな…」

唯「はぁ…なんか疲れたぁー」

澪「なんというか…夢みたいだった」

梓「そうですね…」

紬「「じゃあ、帰りましょ♪」」



唯「あれ?」

澪「そうだったな…」

梓「あ…」

律(勝)「ムギまだだったな」

紬「「え?」」

澪「ムギ…やろうか」

梓「ムギ先輩…」

紬「いや!!」

唯「えっ」

163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 17:00:59.42 ID:ow3tRZEp0 [51/98]
紬「せっかく出来たお友達なんだから!!」

紬「いやよ…」

紬「絶対にそんなのいや…」

斎藤「お嬢様…」

澪「ムギ…」

紬「やだぁ…」ギュウ

紬「私の大切なお友達…」ギュウ

律(勝)「…」

律(勝)「ムギ!!」

律(勝)「みんなも別れたんだ!!」

律(勝)「それに…そいつはまやかしだ!!」

梓「…」


唯「二人とも泣いてるよお…」

澪「かわいそうだな…」

165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 17:09:13.27 ID:ow3tRZEp0 [52/98]
紬「せっかく…できたお友達なのに…」
紬「うう…」


唯「うぅ…」グス

唯「ムギちゃん…ごめん…」ポロポロ

唯「私が…変なふろしきを持ってきたばっかりに…」ポロポロ

唯「…あのふろしきを使って…お札とかコピーしたからぁ…」ポロポロ

澪「あっ、あのお札はやっぱりふろしきで…」

唯「…うん……」ポロポロ

唯「…みんな…ごめん……」

澪「いいよ…」ナデ


キラキラ…

梓「ああっ」

澪「どうした梓」

167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 17:14:12.79 ID:ow3tRZEp0 [53/98]
梓「ふろしきが光って…」

澪「おお……」


紬「…え……」

紬「うふふ…ありがとう、わたし……」キラキラ

澪「片方のムギが……」


紬「楽しかったわ…ありがとう…」キラキラ

紬「待って!!行かないで!!」

紬「さようなら…」キラキラ

紬「ああ……」


澪「片方のムギが消えた…」

梓「澪先輩!海が…」

澪「光ってるな…」


律(勝)「一件落着か…」キラキラ

171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 17:19:42.70 ID:ow3tRZEp0 [54/98]
唯「うぅ…」グス

梓「澪先輩!!」

澪「なんだ!?うっなんだこれ…」

梓「律先輩…」

律(勝)「なんだよ!?」キラキラ



梓「律先輩…」



梓「…の、おでこも輝いてます!!!」


澪「うおっまぶし…」

律「なんなんだよ!!もう…」

紬「…もう朝だわ…」


人増殖編




181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 18:17:48.61 ID:ow3tRZEp0 [55/98]
―――夕方、放課後

唯「じゃ~ね~」

梓「はい、また明日」


唯「ふ~…」

唯「そういえば今日はハンバーグだった!」

唯「早く帰ろ~♪」

唯「…お?」

老婆「…」

唯(なんか凄いおばあさん…占い師?)

老婆「…お嬢ちゃん」

唯「へっ?わたし?」

老婆「そうだよ…おいで」

183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 18:23:01.80 ID:ow3tRZEp0 [56/98]
唯「?」

老婆「いきなりで悪いけど、これが何かわかるかい?」

唯「ふろしき…?」

老婆「そうだよ。ふろしき。でも」


サッ


唯「鉛筆が増えた……」

老婆「そう。増えるんだよ」

唯「す、すごいねー!!」

老婆「この2本を覆って…ほら」


サッ


唯「今度は4本になった…」

185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 18:23:58.12 ID:ow3tRZEp0 [57/98]
唯「おばあさん凄いね~手品師?」

老婆「手品じゃないんだよ」

唯「ふぇ?」

老婆「これはね、包んだものを複製できるふろしきなんだよ」

唯「ふくせい?」

老婆「そう、複製。コピー。お嬢ちゃん、髪留め貸してごらん」

唯「?……はい」

老婆「いくよ…」


サッ


唯「おぉ~…」

老婆「すごいでしょう?」

唯「すすごいけど…なんか怖いな」

老婆「あはは、そう怯えなくていいよ」

186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 18:27:14.34 ID:ow3tRZEp0 [58/98]
老婆「お嬢ちゃん」

唯「?」

老婆「このふろしき、お嬢ちゃんに持っていてほしいんだ」

唯「え!?」

老婆「シーッ、これは内緒だよ」

唯「ででもなんて私に?」

老婆「普段から頑張っているご褒美だよ」

唯「頑張って……う~ん」

老婆「そのふろしきを、世のため人のために役立ててくれ」

唯「う、うん」

老婆「ただし、そのふろしきのことは1人にしか言ってはいけない。いいね?」

唯「え……うん」

老婆「2人以上に言ってしまったとき、そのふろしきは消えてしまう…」

老婆「頼んだよ……」

唯「え」

187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 18:30:12.60 ID:ow3tRZEp0 [59/98]
唯(消えちゃった……)

唯(なんか不気味~…帰ったら憂に相談しよう)

唯(あ、1人だけだから…うん、やっぱり憂だよね妹だし)


―――


唯(何を増やそうかなぁ)

唯「ただいまー」

憂「おかえり、お姉ちゃん♪」

憂「今日はハンバーグだよ」

唯「ふおおお待ってました!!」

憂「うん♪早く着替えてきてね!」

唯「了解!」

唯「んあと、憂に見せたいものがあるんだ~」

唯「あとで見せるね」トテトテ

憂(…?)

188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 18:33:19.27 ID:ow3tRZEp0 [60/98]
―――


唯「ゴッツァンデス!!」

憂「お姉ちゃん食後のアイスあるよ~?」

唯「食べる~」

唯「あ!そうだ!うい~見てみて~」

憂「なあに?」

唯「テテテテン♪まほうのふろしき~」

憂「な~に~?手品?」

唯「見てなさいって!」

唯「ここにアイスがありま~す」

唯「これを~…はっ」


サッ

どん


唯「増えました~」

190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 18:37:46.85 ID:ow3tRZEp0 [61/98]
憂「えっ…すっすごい!!お姉ちゃん!!!」

唯「でしょお~」エヘヘ

憂「どうやってるのー!?」

唯「これで覆って……わん、つ、すりー!」


サッ

どん


憂「わぁ…すご~い!!」

憂「どこにアイス隠してるの!?」

唯「隠してないよ、ほんとに増えてるんだよ~」

憂「教えてよ~お姉ちゃん」

唯「教えてほしい!?」

憂「うん!!」

唯「ほんとにぃ!?」

憂「ほんとに!!」
憂(はぁ~かわいいなぁお姉ちゃん)

191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 18:39:47.25 ID:ow3tRZEp0 [62/98]
唯「実は、本当に増えているのです!」

憂「お姉ちゃん!」

唯「ほんとだって」

憂「もう…」

唯「ほんとのほんとだよ?」

唯「じゃあ裏側から見てみて」

憂「うん」

唯「いくよ」


サッ

どん


唯「ほら」

憂「…」

憂「お姉ちゃん…」

193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 18:42:30.57 ID:ow3tRZEp0 [63/98]
憂「…」ゴシゴシ

憂「夢?」

唯「夢じゃないよ!!じゃ、ういやってみ!!」

憂「こう?」

唯「うん、それで覆ってサッとひく」

憂「よし」


サッ

どん


憂「ほんとだぁ…」

唯「でしょお~」

憂「これ…なんなのかな?」

唯「?ふろしきだよ」

憂「う、うん、でも」

憂「なんでも増やせちゃうのかな?」

194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 18:47:03.40 ID:ow3tRZEp0 [64/98]
唯「う~ん…何でも、ねぇ」

憂「この食器も増やせちゃうかな」

唯「やってみて~」

憂「う、うん」


サッ

どん


憂「増えた…使った状態で」

唯「すごいね~」

憂「……お姉ちゃん…」

唯「なぁに?」

憂「お金も…増やせちゃうのかな…」

唯「え!?」

憂「い、いや、そこの貯金箱が目についただけだから……」

唯「……憂…てんさいかも」

200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 19:09:50.34 ID:ow3tRZEp0 [65/98]
唯「貸して貸して!」

憂「うん」

唯「貯金箱を覆って~」


サッ

どん


唯憂「増えた…」

唯「ふおおおおおおおおおおお!!!!!!」

唯「憂!!やったよ!!!大金持ちだよ!!!!」

憂「うん!!!」

憂「……でも、なんかバチが当たりそうかも…」

唯「あ、そうそう、たしかね、世のため人のために使えって言ってた」

憂「誰?」

唯「おばあさん」

憂「おばあさん!?」

202 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 19:13:59.56 ID:ow3tRZEp0 [66/98]
憂「このふろしきはおばあさんから…?」

唯「そうそう、くれるって~」

憂「こんなものもらっていいのかな…」

唯「頑張ってるご褒美だって」

憂「ちょっと怖いね…」

唯「悪いことに使わなければ大丈夫だよ!」

憂「そ、そうだよね」


唯「うひょおお!!じゃあ貯金箱コピーしまくろ~~!!」

憂「…」

唯「それっそれっ」

ササッ ササッ

どん どん

唯「おほほほほ~~」

憂「…お姉ちゃん///」

唯「ふぇ?」

203 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 19:18:29.05 ID:ow3tRZEp0 [67/98]
憂「その中…5円玉とか10円玉しか入ってないから///」

唯「おおお!!確かに!!」

ガサゴソ

唯「じゃあこの1万円札をコピーしよう!!!」

憂「うん///」

唯「さすが憂!!私の妹!!」


ササッ ササッ

・ ・ ・ ・


唯「……うい…」

憂「お姉ちゃん…」

唯「これが…100万円…!!」

憂「うん…!」

唯「うい…叩いて」

憂「へっ?」

206 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 19:21:59.89 ID:ow3tRZEp0 [68/98]
憂「これがええのんか~」ペチペチ

唯「ああん…もっとぉ~」

憂「ええのんか~」ペチペチ

唯「ああん…」

憂「お姉ちゃん」

唯「もっとぉ」

憂「もういいよお…」

唯「憂のいじわる!」

憂「そ、そんな」

憂「ええのんか~」ペチペチ

唯「あはん…」


・ ・ ・ ・ ・


唯「あ」

憂「ん…」

207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 19:25:12.67 ID:ow3tRZEp0 [69/98]
唯「憂、起きて!!もう朝だよぉ」

憂「はっ」

唯「寝ちゃってたね~」

憂「いけないっ!早くお弁当作らないと」

唯「いいよぉ~」

憂「え?」

唯「ほら」チラチラ

憂「あ…あ~」

唯「買っていくよ」

憂「ごめんね…」

唯「ううん、全然いいよ」

憂「パンでいい?」

唯「うん!」


唯「今日から大金持ち♪」

208 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 19:31:25.61 ID:ow3tRZEp0 [70/98]
―――――――

―がっこう


憂「~♪」

純「おっおはよ、憂」

憂「純ちゃんおはよ~♪」

純「なんか超機嫌よさそうだね、憂」

憂「そうかな~」

純「そんなことよりさあ、知ってる?今朝のニュース」

憂「え?」

純「ラーメン屋に、『子どもたちに食べさせて~』って100万円おいてったおっさんが来たんだって!」

憂「へ~…すごいねぇ」

純「すごいよね~」

純「でもさ、そんなこと普通すると思う?その100万円実は偽札なんじゃないかって私は踏んでる」

憂「…へ、は、ははは、ありえるかも…」

純「でしょ!」

209 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 19:36:12.77 ID:ow3tRZEp0 [71/98]
憂(すっごいヤバいかも…)

憂(そういえばお札って…)

憂「…偽札かあ~」

純「なんか怪しい中国人がいっぱい作ってるっていうじゃん!」

憂「あはは…」ガサゴソ

『1万円』

純「あっ憂なんで1万円なんて持って」

憂「純ちゃんしっ!」

純「…う、うん、どしたの?」

憂「…お姉ちゃんのお誕生日プレゼント買いに行くんだぁ…」

純「唯先輩もうすぐなの?」

憂「え?…いや、まだだけど早めにね」

純「憂は優しいな~」

憂「あはは…」

憂(番号が…あるんだ)

210 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 19:40:44.46 ID:ow3tRZEp0 [72/98]
憂「純ちゃんごめん、ちょっとトイレ行ってくるね」

純「えっじゃあ私も~」

憂「いや!!大丈夫だよぉ~!絶対だいじょうぶ!!全然!!」

純「?…私は大丈夫じゃ」

憂「大丈夫!すぐ帰ってくるよっ!!」ダダッ

純「…?」


・ ・ ・ ・ ・


憂(私は購買で買うつもりだったから大丈夫だけど)

憂(朝お姉ちゃんは買っていくって……)

憂(お姉ちゃんがもし買ってたらお姉ちゃんと外国に……)

憂(お姉ちゃん!!買ってないで!!!)

憂「はぁはぁ」

ガラッ

216 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 19:52:52.01 ID:ow3tRZEp0 [73/98]
唯「あっうい!」

憂「お姉ちゃん!!」

唯「ちょうどよかった~~憂に言い忘れてたことがあるんだ」

憂「?」

唯「あのふろしきのことは、二人の秘密ね」コソコソ

憂「うん///わかった」

唯「じゃそーゆーことで」

律「お二人さ~ん仲好さそうだね~」

澪「はは、うらやましいな律」

律「え?聡とはそんな…」


憂「あ、お姉ちゃん!」コソ

唯「ん?」

憂「そのお札もう使った?」コソ

唯「そうそう、朝ね買うの忘れちゃったんだぁ~」

憂「良かったぁ………そ、それでね、そのお札、絶対使っちゃだめだよ!」コソ

218 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 19:59:36.99 ID:ow3tRZEp0 [74/98]
唯「なんで?」コソ

憂「お札には番号が書いてあるから、何枚も使うとバレちゃうんだよ」コソ

唯「…ほう……じゃあ一枚だけなら大丈夫かな?」コソ

憂「あっ……そうだけど…念のためやめておかない?」コソ

唯「う~ん……でも…私今日これしか持ってない」コソ

憂「私の使って!」

唯「そしたら憂の分は」

憂「私は大丈夫だから!!」

唯「えっ」

憂「じゃ、また後でね!!」ダッ


律「唯、憂ちゃんから何のお金もらってたんだ?」

唯「いやぁ~お昼代だよぉ~」

澪「それ、憂ちゃんの財布だよな…」

唯「あはは……」

律「……憂ちゃん大変だな~こんな姉で」

219 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 20:06:58.82 ID:ow3tRZEp0 [75/98]
・ ・ ・ ・ ・

憂「…」

純「うい、お昼は?」

憂「忘れちゃって…エヘヘ」

純「お金は?」

憂「忘れちゃった」

純「あのいちま」

憂「お金無いんだ!!アハハ…」

純「そうなんだー」ビク

梓「憂らしくない」

純「ドーナツ食べる?一口しかしてないけどあげるよ」

憂「ありがとー純ちゃん!いつかお返しするね」

純「うん!すーぱーおーるすたーぱっくね!」

憂「いいよ~♪」

純梓(まじかよ…)

222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 20:57:26.92 ID:ow3tRZEp0 [76/98]
唯「じゃごめん!今日は先帰るね!!」

律「うぃー」

澪「…いつもと違う感じがしたな」

律「ね!私もそう思った!なんというか遠足の前の日みたいな」

澪「すごい嬉しそうだったよな」

律「宝くじでも当たったんじゃね?」

澪「はは、まさか…。それにあの唯なら当たったらなんか言うだろ」

律「それもそうだなー。でも憂ちゃんに口止めされてるとか」

澪「でも宝くじあたったらお昼代くらい持っててよさそうだよな」

律「確かにwまあそんなこと無いってことよ!部室いこーぜー」

225 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 21:18:08.84 ID:ow3tRZEp0 [77/98]
―平沢家

憂(社長椅子に座ってるお姉ちゃんかわいい///)

唯「さぁ…はじめようか、ういくん」チョコン

憂「はじめましょう、お姉ちゃん//」

唯「お姉ちゃんじゃないよ、社長だよぉ」

憂「しゃ、しゃちょう、今後はいかがいたしましょうか//」

唯「見たまえ憂君」ヒラッ

憂「これは…今月の携帯代金」

唯「違うよ!今月の売り上げだよぉ」

憂「……お姉ちゃん…そろそろほんとに始めようよ」

唯「うん//」

227 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 21:24:43.02 ID:ow3tRZEp0 [78/98]
憂「じゃあお父さんの部屋に返してきてね、その椅子」

唯「終わったら~」

憂「うん。じゃあまずは…反省会!」

唯「1万円が使えなかったのは想定の範囲外でしたっ」

憂「そうだね…。お札に番号が書いてあるのすっかり忘れてたよ」

唯「普段気にしないもんね。にしても使わなくて良かったよかった」

憂「うん♪……でも、なんだかふりだしからだね」

唯「うん~まあゆっくりやろ~」

憂「この1万円札の束は捨てるとして……やっぱりお金を増やすのはやめとく?」

229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 21:30:01.45 ID:ow3tRZEp0 [79/98]
唯「ふっふっふ」

憂「なに?」

唯「小銭は番号が書いてないのだよ。ういくん」

憂「そういえば……。お姉ちゃんさすがっ」

唯「というわけで、500円玉を増やそう!」

憂「どこかバレそうなところは……」

唯「ないよぉ~。番号も無いしね」

憂「うん。じゃはじめよっか」

230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 21:37:35.51 ID:ow3tRZEp0 [80/98]
憂「あ、私持ってなかった」

憂「お姉ちゃん500円玉持ってる?」

唯「えっと……はい」

憂「ありがと♪」

憂「これを増やせば…」

唯「私たち今度こそ大金持ちだよお!!」

憂「うん!!」

唯「じゃあコピーしよおー!!」

憂「おー!!」

231 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 21:41:26.11 ID:ow3tRZEp0 [81/98]
憂「その前に……」ジーッ

唯「どしたの?」

憂「お姉ちゃん、ここは抜かりなくいこうね」

唯「ふぇ?どういうこと?」

憂「まずはこの500円玉が本物かどうか見極めないと」

唯「え!?憂わたしが偽物渡したと……」

憂「ううん、そんなんじゃなくて、お姉ちゃんが気づかないうちに偽物もらってるかもしれないじゃん?」

唯「なるほどぉ」

憂「1万円の時も結局気づかなかったし、注意深くいかないとね」

唯「さすがぁ憂……私の妹」

232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 21:46:03.11 ID:ow3tRZEp0 [82/98]

憂「抜かりなく……っていうのも何だか変かなぁ」

唯「世のため人のために使うんだからね!全然悪くないよ私たち!」

憂「う、うん!そうだよね!」

唯「じゃあ憂くん、点検してくれたまえ」

憂「はい、社長」

憂「…とはいうものの、一枚だけじゃ本物か偽物か分からないんだよね」

唯「もう一枚あるよ、はい」

憂「あ、ありがとうお姉ちゃん」

唯「社長!」憂「社長」

234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 21:52:26.27 ID:ow3tRZEp0 [83/98]

憂「あれ…?この500円玉、周りにぎざぎざがないなぁ」

唯「どれどれ……ほんとだ」

憂「危なかったぁ……」

唯「ゴクリ……」

憂「…そもそも500円玉って周りにぎざぎざあるのかな?」

唯「えっとね……はい、もう一枚」

憂「この500円玉にもぎざぎざがない…」

唯「じゃ、このぎざぎざがあるのが偽物だな!!」

憂「…かなぁ」

238 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 21:57:51.07 ID:ow3tRZEp0 [84/98]

憂「念のため、500円玉もう一枚確認しておこうよ」

唯「……ん~でももうないや」

憂「そっかぁ~。じゃあ明日銀行に行ってもらってこようかな」

唯「え~~~じゃあ今日はやらないの~?」

憂「うん…。牢屋に入るの嫌でしょ?お姉ちゃん」

唯「絶対嫌です……」

憂「銀行でもらうのが一番安心だと思うから…ね」

唯「うん…」

憂「じゃ、また明日にしよう?」

唯「うん!」

240 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 22:10:14.52 ID:ow3tRZEp0 [85/98]

―次の日の夜

唯「さぁ…憂くん、れいのぶつを見せたまえ」

憂「はい社長、これです」

唯「ぬおお、ぎざぎざがあるのが本物だったか」

憂「はい、やっぱり昨日やってなくて良かったですね」

唯「さすがだよ、憂くん、私の妹」

憂「ありがとうお姉ちゃん」

唯「社長」憂「お姉ちゃん、もうやめない?社長ごっこ」

唯「くぅ…憂のいけず…」

245 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 22:15:08.54 ID:ow3tRZEp0 [86/98]

唯「じゃ~ぱっぱとコピーしていこ~!!」

憂「お~!!」

ササッ ササッ

どん どん

・ ・ ・ ・ ・

憂「これで256枚だよ」

唯「結構……重いね」

憂「そうだね…」

246 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 22:20:35.03 ID:ow3tRZEp0 [87/98]

唯「256枚ってことは何円かな」

憂「500×256だから…12万8000円だね」ポチ

唯「このぶたさんが12万8000円……」ジャラ

憂「じゃあ明日、これ銀行に持っていくね」

唯「なんで?」

憂「500円じゃ使いにくいからお札に交換してもらうよ」

唯「あそっか。その方が良いね確かに」

憂「ちょうどいいから6枚だけ抜いておこうかな~これで12万5000円」

唯「…でも憂さ、ちょうどいいお金だと怪しまれないかな?」

憂「それぐらいは大丈夫じゃないかなぁ…」

憂「でもそうだね…念には念を入れて」チャリン

247 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 22:25:28.00 ID:ow3tRZEp0 [88/98]

唯「ふふふ…楽しみ~」

憂「……あ、これをコピーすれば次も楽だね」

唯「おお!確かに」

ササッ

どん

唯「ぶたさん2号……これで25万6000円?」

憂「うん!」

憂「まったく同じだと怪しまれそうだから…ちょっと傷つけておこうかな」カリ

唯「ああっぶたさん2号」

248 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 22:31:03.90 ID:ow3tRZEp0 [89/98]

―数週間後

憂「はぁ…」

憂「やっと1000万円だね…!」

唯「うん!これで1024万円かな?」

憂「いろんな銀行回ったし貯金箱も変えたから…」

憂「完璧だよ……お姉ちゃん」

唯「うい~~ご苦労様~~」

憂「うん♪」

憂「……でも結構疲れるね…お金運ぶのって」アハハ…


249 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 22:34:44.00 ID:ow3tRZEp0 [90/98]

唯「そぉ?」

憂「うん…でも大丈夫だよ」

唯「無理しないでね」

憂「うん、ありがとうお姉ちゃん」


唯「さぁこの1000万…なにに使おうか」

憂「お姉ちゃんが決めていいよ~」

唯「う~ん…1000万円って何ができるのかな~」

憂「そうだねぇ」


253 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 22:41:45.19 ID:ow3tRZEp0 [91/98]

唯「あっ!!うい!!私あれやりたい!!」

憂「あれって?」

唯「えーっと」

唯「EX?だっけ」

憂「FX?」

唯「そうそれ!!」

唯「この間テレビでやってたんだよ!!FXで大金持ちになった女の人」

憂「へ~……でもお姉ちゃん、FXって何だか知ってるの?」

唯「さぁ?」

憂「……」


254 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 22:49:20.43 ID:ow3tRZEp0 [92/98]

唯「…でもでも、パソコン使って簡単にできるんだって!!」

唯「私にもできるよ!!たぶん!」

憂「私もよく知らないんだけど…大丈夫かなぁ」

唯「試しにやってみよ~よ~」

憂「でもお姉ちゃん、FXでもし大金持ちになったとして、何したいの?」

唯「ん~~」

憂「それに、よく知らないけど大金持ちになれるのはやっぱり極少数の人だと思うよ」

唯「そうかなあ」

憂「そうだよ、多分」

唯「やっぱやめておこっかな」

憂「うん♪」

255 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 22:54:12.68 ID:ow3tRZEp0 [93/98]

唯「そうだ!憂は何したいの?憂がほとんど銀行行ってくれたんだし、決めていいよ」

憂「えっ…そう?じゃあね……」


ぐ~~


憂「お…お姉ちゃん」

唯「あはは~お腹すいちゃった」

憂「あっ!じゃあなんか出前でも頼むのはどお?」

唯「いいね~!!私ピッツァがいい!ピッツァ!!」

憂「お姉ちゃん発音良いね…」

唯「へへ~」

256 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 23:02:49.23 ID:ow3tRZEp0 [94/98]

―数週間後

憂「これで…大体2000万円だね」

唯「なんか増やすだけで全然使ってないね~」

憂「結構疲れる割には…あんまり増えないというか…」アハハ…

憂「贅沢いっちゃいけないけど…」

唯「…そろそろ次の段階に進む時期なんじゃないかな!?」

憂「え?」

唯「もっとガッポリ増えるやり方を探そうよ!!」

憂「う~ん…なにがあるかな~…」

唯「新聞を見て探します!」

257 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 23:12:49.29 ID:ow3tRZEp0 [95/98]

唯「うい!!うい!!見て!!」

憂「なあにお姉ちゃん」

唯「これ!!どうかな!!?」

憂「えーっと…

『世界共通の価値観を持つ希少な実物資産・金で、

あなたの着実な資産形成を強力にバックアップ』…」

唯「そうだよ!!金だよ金!金をコピーして売ればいいんだよ!!」

憂「なるほど…」

唯「いい案じゃない!?」

260 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 23:35:29.62 ID:ow3tRZEp0 [96/98]

憂「いいかも…」

唯「目安は…1kg350万円……金すご」

憂「でもお姉ちゃんこれ、上のほうに書いてある」

唯「『A0001』…何かの番号?」

憂「うん…多分これは1万円札と同じような番号じゃないかな」

唯「そうなると…バレる?」

憂「それ自体の価値は変わらないんだけどね…」

憂「これがきっかけでバレるかも」

唯「じゃあさ、闇取引みたいなところに持っていけばいいんじゃない!?」

憂「怖いよぉお姉ちゃん」

267 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 23:53:01.40 ID:ow3tRZEp0 [97/98]

憂「それにこれ…

『ご売却される場合は、ご本人様を確認できる書類(運転免許証・健康保険証など)
 を一緒に窓口にご提出ください。』



憂「これじゃあね…」

唯「学校で誰かから借りてくるよ!保険証!」

憂「絶対だめ!!」

唯「ちぇ」

憂「お姉ちゃん」

唯「ふぇ?」

憂「やる?FX」


270 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/09(月) 23:57:27.26 ID:ow3tRZEp0 [98/98]

唯「え?いいの?」

憂「この辺の銀行ほとんど廻ったし…」

憂「もう疲れちゃったから…」

唯「うい…」

憂「それにね、私そんなにお金なくてもいいし」

唯「うん…」

憂「だからお姉ちゃん好きなことしていいよ、でも」

唯「でも?」

憂「やるとしてもせめて半分の1000万円までにしてね」

272 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 00:01:27.18 ID:Y3iM8UUz0 [1/86]

―数日後

唯「準備できたー!とりあえず100万円ではじめてみるよ!!」

憂「ひゃ…ひゃくまん」

唯「うん!大丈夫大丈夫」

唯「これなくなったらもうやめる!」

憂「う、うん…」

唯「じゃあいくよぉ~」

ポチ

憂「…わぁ…すごいねお姉ちゃん…とれーだーって感じ」

唯「でしょでしょ~!」


273 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 00:17:31.52 ID:Y3iM8UUz0 [2/86]

唯「このゆーえすでぃーを…いけるまで買う」

憂「お…お姉ちゃん大丈夫?」

唯「大丈夫大丈夫、これがこの辺まで上がったら売ればいいだけだよ」

憂「お姉ちゃん…なんか赤い表示でてるけど」

唯「ればれっじ…50?」

憂「ほんとに大丈夫?」

唯「大丈夫でしょお、だってほら上がってるし」

憂(なんか不安だなぁ…)

憂「…お姉ちゃん、USDって何だか分かってる?」

唯「さぁ?」

憂「アメリカ・ドルじゃない?」

唯「おお~ドルを買ってたのか~」

275 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 00:23:56.00 ID:Y3iM8UUz0 [3/86]

唯「おっなんかすごい上がってる」

唯「ああっ!」

憂「どしたの!?」

唯「ごめん!トイレ!憂上がったら売っといて!!」タッタッタ

憂「え…え…?」

憂「すごい上がってる…成行注文?でいいのかな」ポチ

どん

+300,000

憂「どういうことだろう…」

276 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 00:39:47.14 ID:Y3iM8UUz0 [4/86]

―数週間後、平沢家

純「な~に~?」

憂「純ちゃんの要望にお応えして」

憂「はい♪」

どーん

純「スーパーオールスターパック…しかも10箱」

梓「なにこれ…」

憂「あれ?ダメ…?」

純「だめじゃないだめじゃないよ……けどさ」

梓「なんでこんなに買ったの…?」


277 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/08/10(火) 00:47:39.18 ID:Y3iM8UUz0 [5/86]
>>249以降夢ってことにしていい?

284 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 00:57:29.92 ID:Y3iM8UUz0 [7/86]
憂「えっとね…」

――
―――――


唯「うい…」

憂「どどうしたの!?お姉ちゃん」

唯「責任をとって辞任します…」

憂「辞任!?なにを!?」

唯「お姉ちゃんを辞任します……先に生まれてきてごめんなさい」

憂「なっ何言ってんのお姉ちゃん…」

286 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 01:06:34.16 ID:Y3iM8UUz0 [8/86]

唯「う~い~~!!やっぱりだめだった…もうほとんどない…」ポロポロ

憂「うん…そうなるかな~ってちょっと思ってたよ…」

唯「…本当にごめん憂、せっかく何度も銀行に行って……とってきてくれたのに」グス

唯「一週間で失くすなんて…どう謝ったらいいか」ポロポロ

憂「…ううん、私は良かったって思うよ」

唯「…なんで?……」

憂「だって―もとはふろしきから出て私が銀行と家往復しただけで、実際は無いようなお金だし」

憂「それに一応まだ1000万円残ってるし」

憂「私もお姉ちゃんを見て、やっぱりそんなに上手く行かないなって思えたから」

憂「ふろしきで覆って私が往復しただけでそんな経験ができちゃったわけだから」

憂「これもこれで成功だよ!」

唯「うい~~ごめん…」ボロボロ

憂「よしよし」ナデナデ

287 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 01:11:04.17 ID:Y3iM8UUz0 [9/86]
―――――
――


憂「ふふっ、まあ秘密かな♪」

純「え~~、こんな買うのに何円かかると思ってんの!!」

梓「それは気になる……憂はなんでそんなに…」

憂「バイトして貯金してたから…」

憂「日頃二人への感謝の気持ちも込めてね!」

純梓「…」

純「ありえない、それはありえないぞ」

純「ラーメン屋に100万おいてくのと同じくらいありえない」

憂「そうかな?」

288 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 01:15:49.92 ID:Y3iM8UUz0 [10/86]

純「そうだよ!!あり得ないよ!!」

純「……あっ、もしかしてぇー」



憂「?」



純「偽札使ったな~!?憂!!!」



憂「えっ//」




唯憂お金持ち編 -唯FX失敗パート-



312 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 10:01:49.00 ID:Y3iM8UUz0 [12/86]
>>275分岐


―数週間後

唯「憂、見たまえ」

憂「なぁに?おねえちゃん……」

『損益合計:+100,000,000』

憂「損益……」

憂「いち、じゅう、ひゃく…ひゃくまん、いちおく……1億円!?」

唯「はっはっはっは」

憂「おおおねえちゃん」

唯「ついに億万長者だよ!!うい!!!」

314 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 10:09:32.92 ID:Y3iM8UUz0 [13/86]

憂「どうしてこんなことに…」

唯「嬉しくないの?憂。億万長者だよ!」

憂「まさかこうなるとは思わなかったよ…」

唯「う~い~ひどいよお~」

憂「ごめんごめんお姉ちゃん。……で、まだ続けるの?」

唯「当たり前だよ憂!!この際びるげーつ目指すよ!」

憂「ビルゲイツ?」

唯「そうそう!!ビルゲイツ!!!」

唯「それにさ、いっぱいお金があれば、お父さんももう働かなくていいし」

唯「お父さんとお母さんと憂と私で色んなところに遊びに行けるよ!!」

憂「お姉ちゃん…」

315 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 10:15:52.35 ID:Y3iM8UUz0 [14/86]

唯「好きなものも何でも買えるし~~私社長になろっかなぁ~」

憂「社長!?お姉ちゃん会社作るの?」

唯「うん!!その時は憂は社長②ね!」

憂「えっ…私はお姉ちゃんの秘書でいいよ…ってお姉ちゃん」

唯「ふぉ?」

憂「何の会社作りたいの?」

唯「何の?会社は会社だよ憂」

憂「会社ってお姉ちゃんなんだと思ってるの?」

唯「私が社長で……会議したりするの」

憂「あはは…」

316 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 10:23:00.48 ID:Y3iM8UUz0 [15/86]

―数週間後

唯「ふ~~」

憂(家に帰るとずっと8台の画面と睨めっこしてるお姉ちゃん…)

憂「お姉ちゃ~ん…お茶入ったよ」

唯「おお、ありがとうい」

憂「調子はどう?」

唯「うん順調かな~♪」

憂「あんまり無理しないでね」

唯「うん、ありがと」

317 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 10:28:00.86 ID:Y3iM8UUz0 [16/86]

・ ・ ・ ・ ・

唯「憂、私決めたよ…」

憂「何を?」

唯「私、これからは世のため人のためにこのお金を使うことにするよ」

唯「その第一歩として、学校卒業したらまずは会社を作る」

憂「お姉ちゃん…」

唯「それでね、私がでざいんした服を売る!」

憂「デザイン!?すすごいねお姉ちゃん」

唯「みてみて!これが第1作だよ」

319 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 10:52:35.73 ID:Y3iM8UUz0 [17/86]

唯「じゃん!」

『http://nagamochi.info/src/up28205.png』

憂「わぁ…」

唯「どおかな!?」

憂「うん……すごい独創的だと思う!」

唯「でしょお~~!みんな買ってくれるかなぁ~!?」

憂「うん!きっと売れるよ!!」

唯「ふふふ~早く会社作って売り出すんだぁ~」

憂「私も応援してるよ!」

唯「うん!!ありがとおうい」

320 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 10:56:38.33 ID:Y3iM8UUz0 [18/86]

―学校

律「唯、なにニタニタしてんだよ」

唯「ふふふ、りっちゃん、私のサインもらうなら今のうちだよ」

律「はぁ?何言ってんだか…」

澪「なんかあったのか?」

唯「秘密だよぉ。でも、いつかみんなにすんごいお返しするから!待っててね!!」

紬「え~なんだろ~♪」

律「はは…何考えてるんだか。期待しないで待ってるよ」

唯「期待してていいよ!」

326 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 11:18:55.78 ID:Y3iM8UUz0 [19/86]


―2年後


唯「よし…憂!!」

憂「いよいよ始まったね…お姉ちゃん」



社名   :株式会社てぃーたいむ

英文表記:TeaTime co.,ltd.

所在地  :桜が丘1-12-1

設立   :2012年11月27日

業種   :アパレルなど

資本金  :100,000,000円

従業員数:2名

代表   :平沢唯

主要株主:平沢唯(90%)、琴吹グループ(5%)



327 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 11:23:48.85 ID:Y3iM8UUz0 [20/86]

唯「よし!!憂、今の状況を教えて!」

憂「えっとね、今は…第1作目を作ってもらってるところだよ」

唯「ふふふ……楽しみ~」

唯「あ、憂?」

憂「なに?」

唯「色んな手続き全部やってくれてありがとお~」

憂「どういたしまして!でも私もいい勉強になったよ」

唯「今度いろいろ教えてね」

憂「うん!!でもお姉ちゃんは座ってるだけでもいいよ?」

唯「退屈だよお」


328 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 11:33:13.27 ID:Y3iM8UUz0 [21/86]

唯「なんか退屈だねえ~」

憂「お姉ちゃんは新しいデザイン考えてなよ!」

唯「お!そうしよ」

憂「あと、お姉ちゃんが寝かしてる株なんだけど」

唯「うんうん、もう面倒くさくなってやめたんだけどね」

憂「配当金がだいたい500万円/年くらいになるよ」

唯「ふーん……憂まかせたよお~その辺は」

憂「ふふふ、お姉ちゃんが頑張ったおかげだね」

唯「でしょお」

憂「シャツ売れるといいね♪」

329 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 11:38:19.09 ID:Y3iM8UUz0 [22/86]

―数週間後

唯「憂!!どお!?私のシャツ!!」

憂「えーっとね…」(う~ん…芳しくないなあ)

憂「ごめんお姉ちゃん、まだあんまりだね……」

唯「え~~……」

憂「大丈夫だよ!多分、まだみんなよく知らないんだよ、このシャツの良さが」

唯「う~~ん…そうだよねえ」

憂「宣伝いっぱいすれば売れるようになるよ!!」

唯「うん…お願いね憂」シュン

憂(ああ…お姉ちゃんの元気がない…どうにかしないと)

331 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 11:42:25.89 ID:Y3iM8UUz0 [23/86]

憂「お姉ちゃんも、けいおん部の皆さんに売り込んでみたら?」

憂「口コミも大事だっていうじゃん」

唯「おっ!確かに。さっそくみんなに渡してこよ~」

憂「うん!いってらしゃい」

唯「じゃ~ね~」

・ ・ ・ ・ ・

憂(ムギさんにもお願いして宣伝協力してもらおう…)

憂(多分これで売れるはず…でも、それでもダメだったら)

憂(…工作しかないよね…)

333 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 11:46:22.07 ID:Y3iM8UUz0 [24/86]
―喫茶店

唯「みんな久しぶりっ!」

澪「おお!唯久しぶり!」

律「久しぶりだな~。うまくいってんの?」

唯「う、うん!!そそ、澪ちゃんとりっちゃんにもプレゼント」

律「なんだこれ?」

澪「ハネムーン?」

唯「そう!!私の第1作だよ!!」

律「すごいセンスだな~しかし」

澪「これは商品?」

唯「そうだよお!何枚でもあげるから欲しかったら言ってね」

334 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 11:53:01.90 ID:Y3iM8UUz0 [25/86]
澪「はは、ありがとう」

律「でもこれ、本当に売れてんのか?」

澪「随分と突飛なデザインだもんな…てか真ん中にこれだけだし」

唯「えっ…実はあんまり」

律「だろうな…だって、こんなの自分で買おうと思うか?普通」

澪「う~ん……でもまあ唯が頑張りは伝わるよ」

唯「うう…澪ちゃんありがと」

律「あっ!私も悪いとは思ってないから!」

唯「うん…りっちゃんもありがとう…」

唯「…そっかあ…だめかなあ」シュン

336 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 11:58:46.95 ID:Y3iM8UUz0 [26/86]
―事務所

憂「どうですか…」

紬「う~ん…とりあえず広告は出してみるわね」

憂「あ、ありがとうございます」

紬「でもこのセンスが理解されるかどうか…」

憂「う~ん…シンプルで可愛くて悪くないと思うんだけどなぁ」

紬「うん、まだ判断を下すには早いわ」

憂「はい…」

紬「でも…もしの話だけど、もし今後もダメだったら早くやめた方がいいよ」

紬「唯ちゃんも憂ちゃんもなにもしなくても生活できる資産があるんだから」

紬「言っちゃあなんだけど…遊びみたいなものでしょ?」

憂「まぁ…そうなんですが…」

338 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 12:45:26.49 ID:Y3iM8UUz0 [27/86]

―数週間後

憂(言ったほうがいいかなぁ…)

唯「…憂くん、あのシャツの売り上げはどうかね」

憂「あ、はいっお姉ちゃん」唯「社長」憂「社長、」

憂「…宣伝の効果が出るまではあまり……」

唯「やはり……予想はしていたのだよ」

憂「えっ」

唯「ちょっと手を抜いた気もしたんだ、あのでざいんは」

憂「なんでよ!」

唯「えっ」

339 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 12:50:23.28 ID:Y3iM8UUz0 [28/86]

憂「私はいいと思ったのに……全然手抜きじゃないよ」

憂「お姉ちゃんの頑張りが伝わってきたよ」

唯「そ…そお?えへへ…うん、実は手を抜いてませんっ!」

憂「うん♪」

唯「…でねでね、新しいのも用意できました!!」

憂「見せて見せて!」

唯「ふふ…ちょっと待ってね」ガサゴソ

唯「はいっ!」

『http://nagamochi.info/src/up28212.png』

341 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 12:53:55.27 ID:Y3iM8UUz0 [29/86]

憂「うん…お姉ちゃんの世界って感じだね~」

唯「でしょお!今度こそ成功するよ!!」

憂「うん!!宣伝もいっぱいしておくね」

唯「ありがとね、うい」

憂「ううん、頑張ろうね!」

唯「……あ…なんか頑張ってるの憂だけだよね…」

唯「ごめんね、なにもできなくて」

憂「全然平気だよ。これがお店に並ぶのも楽しみだね~」

唯「ね」

343 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 12:58:24.74 ID:Y3iM8UUz0 [30/86]

―数週間後

憂(う~ん…宣伝もいっぱいしてるんだけどな~)

憂(なかなか伸びないなぁ)

唯「憂!?売り上げどお!?」

憂「えっ…まだ出てないよ」

唯「なんだ~…」

唯「でもね、今回は期待してていいよ!売れるよ!絶対!」

憂「えっ…うっうん!そうだよね!!」

憂(…ここまできてお姉ちゃんを悲しませるわけにはいかない)

憂(もう一つしかない)

344 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 13:05:26.50 ID:Y3iM8UUz0 [31/86]

―事務所

憂(都内にあるお店ほとんどを廻って買い占めてきた…)

憂(なんか悲しいけどしょうがないよね)

憂(それに製造費はほぼ無いから会社の収益にもなるし)

憂(あとは…ネットショップからも)

憂(amazonで1000枚注文っと)


唯「お~私のシャツがこんなに」

憂「うん!人気でいっぱい注文が来てるんだよ!!」

唯「ふっふっふ…楽しみだね」

345 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 13:09:43.52 ID:Y3iM8UUz0 [32/86]

―数週間後

憂「お姉ちゃん!!」

唯「どったの~?」

憂「すごいよ!!シャツ!!大ヒットだよ!!」

唯「ほんとに!?よっしゃあーー!!」

憂「あと、いくつかの出版社から取材申し込みが来てるけど…」

唯「取材!?やるやる!!」

憂「お姉ちゃんは受けるんだよ」

唯「受けるよ!!」

憂「あ、でもお姉ちゃん気を付けないといけないことが」

346 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 13:13:07.11 ID:Y3iM8UUz0 [33/86]

唯「なぁに?」

憂「あのふろしきのことだよ…覚えてる?」

唯「もちろん!!」

憂「あのふろしきは二人だけの///秘密…だからね!」

唯「分かってるよぉ」

憂「大丈夫だとは思うけど、いろいろ聞かれてもよく考えてから喋ってね」

唯「んも~ういは心配性だな~」

憂「お姉ちゃん…私はお姉ちゃんのことを」

唯「はいは~い」

憂「お姉ちゃん…」

362 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 14:23:43.39 ID:Y3iM8UUz0 [34/86]

憂(取材が終わって雑誌に掲載されるようになると、お姉ちゃんのシャツが普通に売れるようになった)

憂(テレビで特集もされてブームも沸き起こってる…)

憂(こんなもんなのかなあ…)

唯「憂!新しいのできた!!」

憂「見せて~」

憂「『しめじ☆』」

唯「ふっふ~売れるよ~」

憂「そうだね…」


364 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 14:27:59.50 ID:Y3iM8UUz0 [35/86]

唯「そういえばさ、新しい社員募集してみたんだ」

憂「えっ…いつの間に」

唯「ほら~、憂だけに働かせてると悪いから」

憂「全然そんなことないよ!?」

唯「そうやって憂は気を使ってくれるからさ…」

憂「本当に大丈夫だよ!!」

唯「ううん…私がそうしたいんだ。それにね」

憂「?」

唯「プロに任せた方が会社にとってもいいかな~って」

憂「お姉ちゃん…?」


372 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 14:44:43.54 ID:Y3iM8UUz0 [36/86]

唯「あ、大丈夫だよ、もちろん憂をクビになんてしないからね」

憂「私はお姉ちゃんと二人で…」

唯「いや~~やっぱり二人だと限界があるでしょー」

憂「そんなこと…」

唯「あるよ!!だってさ、宣伝でも憂ひとりじゃなかったらもっと早く売れたはずじゃん」

憂「え…」

唯「そう思わない?今こんな調子だしさ」

憂「そんな…」

唯「いいよ何も言わなくても。もう社長の私が決めたんだから」

憂「お姉ちゃん…」

唯「じゃお願いしまーすトムさん」


374 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 14:51:35.64 ID:Y3iM8UUz0 [37/86]

ガチャ

トムさん「ハーイ」

唯「ハーイ、トム」

憂「外人さん…?」

唯「そうだよ憂、これからはぐろーばるな世界で戦わないといけないんだよ」

唯「高い給料でもゆうしゅうなじんざいを集めることが会社のためになるの」

憂「でもお姉ちゃん英語話せるの…?」

唯「高校行ってたんだよ?少しは話せるよ。それに通訳の人もいるし」

通訳「こんにちは」

憂「こんにちは…」

375 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 14:55:55.02 ID:Y3iM8UUz0 [38/86]
唯「じゃ、憂、その部屋で増やす仕事しておいてね」

唯「それだけやってもらえればいいから」

憂「う、うん」

唯「ありがと」


ガチャン

憂(私は何がしたかったんだっけ…)

憂(お姉ちゃんと一緒に…)

憂(思い出せないや)

憂「うぅ…」グス

377 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 15:01:27.84 ID:Y3iM8UUz0 [39/86]


ガチャ


唯「憂、帰ろ」

憂「お…お姉ちゃん」グス

唯「憂!?全然終わってないじゃん!!」

憂「ご…ごめんなさい」

唯「もぉ~…憂と私にしかできないんだからさぁ。しっかりしてよ」

唯「それに私は社長だからそんなことやってられないし…分かるでしょ!?」

憂「うん…ごめんね…お姉ちゃん」唯「社長!」憂「…」

唯「憂!?」

憂「社長…なんでしょ…か」グス

378 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 15:04:37.19 ID:Y3iM8UUz0 [40/86]

唯「車乗せて」

憂「はい…社長」

・ ・ ・ ・ ・

唯「ふぃ~疲れた疲れた」

憂「…」

唯「ねえ、憂?」

憂「なんでしょう…社長」

唯「…憂が今一番したいことってな~に?」

憂「…」ウル

憂「特に…ありません」

379 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 15:09:17.91 ID:Y3iM8UUz0 [41/86]

―次の日

唯「あ~今日も行かないとな~」

唯「でも正直もうトムさんに全部任せてもいいかな~」

唯「筆頭株主は私だし、どうせ会社は私のものだし」

唯「なんか面倒くさくなってきた…」

唯「そう思わない?」

憂「うーん…」

唯「あ、でも憂は行かないとだめだよ、生産止まっちゃうんだから」

憂「はい…」

唯「まあ今日も行こうかな」

唯「朝ご飯は会社でいいよ、憂も作るの面倒でしょ?」

憂「そんなこと…」

唯「いいのいいの」

380 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 15:15:59.70 ID:Y3iM8UUz0 [42/86]
―某日

梓「あ!憂!!」

憂「梓ちゃん」

梓「久しぶり!…唯先輩の会社!凄いじゃん!」

憂「う、うん…結構大きくなったよね」

梓「凄いよ!!…私もほら」

憂「『ロマンス?』…」

梓「凄い流行ってるよ!!」

憂「うん」

梓「憂はまだ唯先輩の秘書なんでしょ?知ってるよ」

憂「え、なんで」

381 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 15:23:09.47 ID:Y3iM8UUz0 [43/86]
梓「ちょうどさっき買ったんだ、ほら」

憂「週刊秋春…」

梓「唯先輩の対談が載っててね、ここ読んで」

憂「



―そのキーパーソンというのは

平沢「ええ、私の妹です。2人で立ち上げてここまでやって来れました。」

―妹さんは現在もご活躍中なのですか

平沢「はい。私の秘書として常にアドバイスをくれます。かけがえのない存在です。」





梓「あの唯先輩がここまで凄い人になるなんて…憂凄いよ本当に」

382 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 15:28:15.00 ID:Y3iM8UUz0 [44/86]
憂「…ん?」

梓「あ…」

『謎の資金源……てぃーたいむの女社長と暴力団の繋がり』
『……警察権力をも黙らせる琴吹財閥が主要株主の恐ろしさ』

梓「酷いよね…週刊誌って」

憂「うん…これは嘘だよ」

梓「分かってるよ…唯先輩もムギ先輩もそんな人に見えないし」

憂「うん。お姉ちゃんと暴力団なんて無縁だよ。本当に」

梓「そりゃあねえ…」

憂「…それに私が秘書だって…」

梓「え?」

憂「いや…なんでもないっ!」

383 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 15:38:45.84 ID:Y3iM8UUz0 [45/86]

店員「360円です」

店員「またお越しくださいませ」


憂「『かけがえのない存在』…」

憂(……わたしはどうすれば…)


―――――――

唯「~♪」

唯「新作できたぁ~♪」

ガチャ

社員「社長!本日出荷分ができていません」

唯「え?」

385 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 15:42:23.97 ID:Y3iM8UUz0 [46/86]

唯「また憂サボってんの~?」

ガチャ

唯「…う…うい?」

社員「社長?」

唯「いない…」

唯「どこにいるの憂…」

唯「と、とりあえずトムさんにも言ってほかの在庫から回して!」

社員「は、はい!」

唯「憂がいないことなんて今まで無かったのに…」


386 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 15:52:34.53 ID:Y3iM8UUz0 [47/86]

―海

ザパーン!!


憂「はぁ…」


prrr prrr


憂(…社長から電話だ…)

憂(怒ってるよね……)

憂(電源切っとこ)


ピピッ


憂(……私はどこで間違ったんだろう…)

387 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 15:54:42.84 ID:Y3iM8UUz0 [48/86]

憂(もう家にも会社にも戻りたくないや)


ザパーン


憂「…楽になれるかなぁ……」グス


「おーい!!」


憂「?」

澪「憂ちゃん!?」

憂「あっ澪さん」

澪「こんなところでどうしたの?」

388 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 16:00:44.36 ID:Y3iM8UUz0 [49/86]

憂「いや…たまには休みをと思って」

澪「さすがの憂ちゃんでもな……休んだ方がいいよ」

憂「はい……澪さんは?」

澪「ああ、いい詞が思い浮かぶかな~と思って」

憂「なんだか素敵ですね…」

澪「そうかなぁ?この辺にはぼちぼちくるんだよ、人も少ないし、きれいだし穴場だから」

憂「ですねー」

澪「……唯はどう?」

憂「…はい、し、お姉ちゃんは毎日頑張ってます」

澪「社長?…ふふ、偉くなったんだな~…唯は」


389 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 16:03:47.75 ID:Y3iM8UUz0 [50/86]
prrr prrr


澪「お?唯からだ」

憂「!?」

憂「澪さん…お願いします…」ウル

澪「(ああ……分かったよ)」


澪「もしもし」

唯『澪ちゃん!?大変なの、憂がいなくなっちゃって…』

澪「どうしたんだよ…」

唯『憂がいなくて…私…』

澪「唯さ」

390 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 16:14:59.73 ID:Y3iM8UUz0 [51/86]

澪「憂ちゃんはどこにいると思う?」

唯『へ!?それが分かったらこんな電話』

澪「…なぁ唯、憂ちゃんをどこへやる気なんだ?」

唯『え…』

澪「よく知らないけどさ、あの憂ちゃんが消えたってよっぽどだろう?」

澪「今、唯の中では、憂ちゃんはどこにいるんだろうな?」

唯『憂は私の妹で…』

澪「で?」

唯『私は憂を思って……』

澪「ふふ、よく考えなよ社長、いや、憂ちゃんのお姉さん」

唯『澪ちゃん…?』

澪「頑張れ、唯」

ピッ

391 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 16:20:56.61 ID:Y3iM8UUz0 [52/86]

澪「こんなんでいいかな…アハハ」

憂「うぅ…」ポロポロ

憂「今すぐ帰らないと…」グス

澪「どこに?」

憂「…え…それは」

澪「…たまには…さ、憂ちゃん」

澪「とことん…ね?」

憂「うう…」

憂「お姉ちゃん…」

憂「…澪さん、本当にありがとうございましたっ!」タッタッタ


澪「姉妹愛か…いい詞が書けそうだ」

392 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 16:25:09.60 ID:Y3iM8UUz0 [53/86]

―旧事務所


ガチャ


憂「…お姉ちゃんと始めた場所」

憂「忙しかったけど…充実してたなぁ」

憂「お姉ちゃんが戻ってこなくても」


ガチャ!


唯「憂!!」

憂「社長…」

393 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 16:27:25.42 ID:Y3iM8UUz0 [54/86]

唯「憂……」

憂「社長…申しわ…」

唯「うい、もういいんだよ」

憂「え…」

唯「私はもう社長じゃないんだよ」

唯「憂のお姉ちゃんなんだ」

憂「え…お姉ちゃん?」

唯「そおだよぉ…憂のお姉ちゃん」

唯「ただの、だめなお姉ちゃん」

395 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 16:37:16.70 ID:Y3iM8UUz0 [55/86]

憂「お姉ちゃん…」

唯「憂…ごめんね、本当にごめんね」ギュ



―――
―――――――――


―数週間後

『創業者姉妹、電撃退社』

『現経営陣の巨額脱税発覚、一斉捜査へ』

『株式会社てぃーたいむ、経営破たん』


―――――――――


梓「え!?服が光って…消えてく」

梓「な、なんで!!?」

キラキラ

397 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/08/10(火) 16:41:47.55 ID:Y3iM8UUz0 [56/86]

澪「そういうことがあったのか…」

憂「本当にありがとうございました」

澪「いやいや…これで良かったの?」

憂「はい……お姉ちゃんも、私も」


憂「今が一番幸せだなって」



唯「うい~溶ける…早く食べよお~!!」



憂「うん!!」





唯憂お金持ち編 -唯FX成功パート-



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