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澪「わたしもムギと遊びたかった!」紬「じゃあ遊びましょ♪」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/26(月) 16:38:36.07 ID:BXbSQRKK0 [1/25]
澪 「じゃあ何して遊ぼっか?」
紬 「じゃあ、セミ取りしましょ」
澪 「じゃあ 近くの神社だな 網とカゴとってこなくちゃ」
紬 「大丈夫よ 手でとれるから」
澪 「そうなのか?」
紬 「うん だから早く神社行きましょ」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/26(月) 16:45:21.15 ID:BXbSQRKK0 [2/25]
澪 「この時間だとアブラゼミが鳴いてるな でも高いところにいて取れそうにないよ」
紬 「澪ちゃんこっちこっち」
澪 「どうしたんだよ 地面にセミなんていないぞ」
紬 「セミの幼虫を捕まえるのよ」
澪 「幼虫?」
紬 「そう 木の根元の地面をよく見てると蟻の巣くらいの小さな穴があるはずだから」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/26(月) 16:53:32.43 ID:BXbSQRKK0 [3/25]
澪 「穴あったよ」
紬 「澪ちゃん 近くに細い木の棒ないかしら」
澪 「木の棒? これでいいか?」
紬 「そう 素敵な棒だわ それを穴に入れて」
澪 「穴ってどっちの穴だ?」
紬 「もちろんセミの穴よ」
澪 「分かった穴に突っ込むんだな」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/26(月) 16:59:27.79 ID:BXbSQRKK0
澪 「おっ なんか感触がきたぞ」
紬 「棒を幼虫が前足で捕まえたのよ さぁ指使いで穴をひろげて」
澪 「わかった 指の使い方には自信があるんだ私」
紬 「そう いいわ 澪ちゃんすてき」
澪 「あぅ うん 一匹捕まえた」
紬 「澪ちゃん 上手ね この調子でどんどん掘ってちょうだい」
澪 「うん わかったよ」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/26(月) 17:02:54.07 ID:BXbSQRKK0
澪 「大いぶ捕まえたな 二人で100匹か」
紬 「これなら4人分くらいにはなりそうね」
澪 「羽化するのが楽しみだな」
紬 「じゃあ唯ちゃんのお家に行きましょ ここから一番近いし」
澪 「そうだな 全部服につけて持って帰っても途中で落としそうだ」
紬 「さぁ 早く行きましょ」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/26(月) 17:13:46.95 ID:BXbSQRKK0
唯 「いらっしゃい って澪つあん 全身セミだらけだ!」
澪 「へへ たくさん捕まえたんだ」
紬 「おじゃましまーす」
澪 「名前つけたんだよ こいつはセミマル セミエクスプレス セミダブル セミナー ……」
憂 「みなさん どうぞ上がってください」
紬 「セミの幼虫たくさん捕まえたの」
憂 「本当ですか! わざわざありがとうございます。お姉ちゃんたら、鶏肉買ってくるの忘れちゃって」
澪 「セミオート セミロング セミフォーマル…」
唯 「てへ だって 途中で買い物のメモ落としちゃったんだもん」
憂 「さぁ あがってください すぐ晩御飯作りますから」
澪 「セミコロン セミファイナル セミプロ…」


14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/26(月) 17:24:12.48 ID:BXbSQRKK0
澪 「この唐揚げおいしいな」
唯 「でしょ! 憂の料理は世界一なんだよ」
憂 「もう お姉ちゃんたら 口にご飯粒ついてるよ」
紬 「わたしたちも頑張ったかいがあったわね」
澪 「そうだな めいっぱい遊んだ後ってご飯おいしいよね」
唯 「そうだ 庭で花火しよ いっぱい買ってきたんだ」 
澪 「あっ いいな」
憂 「あっ鶏肉代 花火に使ったんでしょ」
唯 「いやあ 憂と花火やりたくなって」
憂 「じゃあ私 バケツ取ってくるね」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/26(月) 17:31:44.22 ID:BXbSQRKK0
紬 「花火きれいね」
唯 「ほんとだねぇ」
澪 「なんだか今日は夏を満喫した一日だったな」
憂 「みなさん スイカ切ったので 召し上がってください」
唯 「やったー スイカだ スイカだ」
澪 「なんだか今日は急にお邪魔したうえに御馳走までしてもらって、憂ちゃん、なんかごめんね」
憂 「いえ 気にしないでください 今日はすごく助かりました」
紬 「あら こんな時間だわ そろそろ帰らないと」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/26(月) 17:35:12.60 ID:BXbSQRKK0
澪 「おじゃましました」
唯 「また来てねー」
紬 「またねー」

帰り道

澪 「星がきれいだな」
紬 「そうね 今日はまた星が100増えたんじゃないかしら」
澪 「うん?なんでだ?」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/26(月) 20:20:06.28 ID:BXbSQRKK0
澪 「今日は楽しかったな 寝よう」
??? 「澪シャン 澪シャン」
澪 「おい律 なんで布団の上にいるんだ?」
??? 「ボクは律じゃないでしゅ セミの妖精でしゅ」
澪 「そうかセミの妖精かならしょうがないな」
妖精「はいでしゅ」
澪 「…」
妖精「…」 

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/26(月) 20:24:47.77 ID:BXbSQRKK0
妖精 「あのう」
澪  「なに?」
妖精 「ボクが出てきた理由とか聞かないでしゅか?」
澪 「ああ そうだな なんできたの?」
妖精 「あなたに食べてもらってうれしかったからでしゅ」
澪 「えっ 私はまだ律のことリアルでは食べてないぞ」
妖精 「落ち着いてくだしゃい ボクはセミの妖精でしゅ 律ちゃんではない」
澪 「ああ そうだったな セフセフ」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/26(月) 20:31:07.79 ID:BXbSQRKK0
妖精 「そろそろボクががきた理由を話していいでしゅか」
澪 「えーっと 食べられたんだよな でも私セミ食べてないよ」
妖精 「唐揚げ」
澪 「ああ唐揚げおいしかったな」
妖精 「あれ ボクでしゅ」
澪 「えっ… あれはトリの…」
妖精 「じゃあ思い出してください セミロングやセミナーたちのことを」
澪 「あ」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/26(月) 20:39:43.94 ID:BXbSQRKK0
澪 「ごめんよ ごめんよ セミエクスプレス セミファイナル セミマル…」
妖精 「どうか気にやまないでくだしゃい ボクたちは地上に出ればたった7日の命です そんなボクたちが誰かの役に立てたのなら大変うれしいことです むしろ感謝しているくらいです」
澪 「カンシャ?」
妖精 「はいでしゅ ボクを舌と唾液をからませながら噛み砕いているときの澪シャンの笑顔素敵でしたよ」
澪 「そうか」
妖精 「それでお礼に何かひとつ願い事を叶えて差し上げたいのです」
澪 「いいのか?本当に」
妖精 「はい」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/26(月) 21:06:03.03 ID:BXbSQRKK0
澪 「私 ほんとうは雲になりたいんだ」
妖精 「どうして雲なんでしゅか?」
澪 「私人と話すの苦手で 空を見るのが好きだったんだ だって空には誰もいないし それにあったかそうだし
陶淵明の詩にもあるだろ 万族各々託するあるに 孤雲は独り依るとこなし
雲みたいにかたちにこだわらず 独りで自由気ままに生きてみたいんだ
たとえ 最後に待っているのが孤独でも」
妖精 「わかりました じゃあ雲にしてあげます」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/26(月) 21:12:17.43 ID:BXbSQRKK0
澪 「私 雲になったのか」
妖精 「はい」
澪 「でも何も変わったところはないけど 体は少し軽くなった気はする」
妖精 「もう澪しゃんは他の命を奪うことはないです 風を食べればおなかいっぱいです」
澪 「ありがとう これで何もこだわることなく生きていけるんだな」
妖精 「はいでし」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/26(月) 21:18:52.22 ID:BXbSQRKK0
澪 「うーん よく寝たな あれもう10時か 学校行こう」

学校

さわ 「秋山さん」
澪 「おはようございます」
さわ 「ちょっと廊下へでなさい」
澪 「?はい」

さわ 「どうして遅刻したの?」
澪 「起きたら10時だったんです」
さわ 「体調、気をつけなきゃだめじゃない」
澪 「わかりました」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/26(月) 21:25:16.66 ID:BXbSQRKK0
休み時間

紬 「澪ちゃん どうしたの今日は?」
澪 「?別に」
唯 「てっきり 拉致されたかと思ったよ」
澪 (学校遅刻しただけなのに、おおげさだな、みんな。こんなに心配されたらココロが痛いよ)
澪 「私 ちょっとトイレ行ってくるね」


37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/26(月) 21:30:00.90 ID:BXbSQRKK0
部室

梓 「澪センパイどうしたんですか?ベース弾かないと曲合わせられませんよ」
澪 「ごめん わたし もう空っぽなんだ」
梓 「空っぽ?」
澪 「だから曲を弾きたいっていう気持ちが わいてこないんだ」
梓 「でも それじゃあ みんなで演奏できませんよ」
澪 「そうだな みんなに迷惑かけるよな 私 軽音部やめるよ」
梓 「そっ そんな」
紬 「…」
唯 「…」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/26(月) 21:36:03.80 ID:BXbSQRKK0
帰り道の河原

おじさん 「そこのおネェちゃん」
澪 「私ですか」
おじさん 「100円貸してくれない」
澪 「いいですよ」
おじさん 「じゃあ まちがえた 1000円貸してよ」
澪 「わかりました」
おじさん 「おじさん財布なくしてさ 財布貸してくれない」
澪 「はい」
おじさん 「へへ 悪いね 君きっと立派な大人になるよ」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/26(月) 21:44:01.22 ID:BXbSQRKK0
帰り道の商店街

肉屋のオヤジ 「おら まて このバカ犬」
(∪^ω^)わんわんお!
澪 「どうしたんですか」
肉屋のオヤジ 「このバカ犬が うちのコロッケを食いやがったんだよ 今日こそは保健所に連れて行ってやる」
(∪^ω^)わんわんお!
澪 「まって下さい お代は私が払いますから あっ お金がなかったんだ」
肉屋のオヤジ 「金がないなら 邪魔しネェでくれるかな」
澪 「お金がないと 野良犬一匹も助けられないのか」
(∪^ω^)わんわんお!
澪 「あっ そうだ なら このベースを売ってください コロッケ代くらいにはなると思います」

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/26(月) 21:56:56.69 ID:BXbSQRKK0
妖精 「澪シャン 雲になった気分はどうでしゅか」
澪 「うん。すごく、気持ちいいよ。でも」
妖精 「でも?」
澪 「ほんの少し悲しいんだ」
妖精 「どうして」
澪 「みんながすごく悲しそうなんだ。今日出会ったおじさんも肉屋さんも。私を心配するみんなも悲しそうだった 私もう寝るよ」


43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/26(月) 22:05:17.81 ID:BXbSQRKK0
翌日 踏切

澪 「みんな、毎日頑張って働いてるんだな。とりわけ、一番苦労してるのはこのレールだ。電車に踏まれても黙って耐えてる
そうだ、レールの代わりになってあげよう」 


唯 「憂!たいへんだよ!」
憂 「お姉ちゃん、どうしたの?」
唯 「澪ちゃんが線路にねっ転がってるよ」
憂 「警察と救急車呼ばなくちゃ」


44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/26(月) 22:17:44.25 ID:BXbSQRKK0
澪ちゃんは結局、お寺に引き取られることになりました。

住職 「澪さん、おはようございます」
澪 「おはようございます。住職」
住職 「気分はどうですか」
澪 「ここの暮らしは落ち着きます。」
住職 「そうでしょう」
澪 「でも今日、海の夢を見ました。秋風も吹いています。私は旅に出ようと思います。」
住職 「そうですか」

こうして澪ちゃんは、影を友としあてもない旅に出たのです。


46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/26(月) 22:25:48.13 ID:BXbSQRKK0
そんな澪ちゃんが旅の中で遺した詩を紹介します


ともだち


夕日はわたしの 友達だ
おでこが広くて 輝いている
ひとりでここまで旅したけれど
胸には 悲しみ つまっているので
ときどき 夕日に 叫びたくなる
律のバカヤロウ




47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/07/26(月) 22:32:14.00 ID:BXbSQRKK0 [25/25]
旅に出るのでさようなら もう先が思いつかない 澪らしいセリフってなんなんだ わからん

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