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黒子「お姉様とお買い物ですの?」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 17:31:37.05 ID:A/7xFpckO
御坂「ちょっとそこの四つ越しデパートまでね。嫌なら別にいいんだけど」

黒子「お姉様とご一緒できて、嫌な訳がありませんわ!わたくし光栄の極みでございますのよ」

御坂「もう、大袈裟なんだから、それじゃ準備してね」

黒子「それで一体何を買うおつもりですの?」

御坂「新作のゲームだけど?ネットとかで評判いいみたいだから楽しみだわ」

黒子「ゲ…ゲーム?常盤台のお嬢様であるお姉様がゲームですの」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/25(木) 17:44:35.59 ID:A/7xFpckO
御坂「なによその言い方、文句があるなら連れていかないわよ」

黒子「もっとこう、お洋服や香水などをですね…」

私の目の前でブツブツ文句をいいながら準備を始める黒子、置いていこうかしら。
しかし、待ってる間暇だし、私も忘れ物がないか確認しておこうかな?

そう思った私は>>8

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 17:59:05.95 ID:JG5WEr5bO
短パンをはいてるか確認

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/25(木) 18:11:28.49 ID:A/7xFpckO
黒子「えぇーっと……、わたくしのリボンはどこでしたかしら」

御坂「別にいいじゃない、おろしたままでも」

黒子「駄目ですのよ、赤いリボンとツインテールは黒子のアイデンティティーなんですの。お姉様の短パンと同じですわよ」

御坂「アイデン…?なんか良く分からないけどそんなものなの」

黒子「そんなものなんですのよ。お姉様も今そのスカートの下は短パンでございましょう?」

御坂「そうよ、この方が動きやすいからね」

そう言って私は黒子に向ってスカートをまくし上げてみる。

黒子「ぎ…ぎ……ぎ…ぎぃやぁぁぁー!!ですの」

突然黒子は鼻から血液を噴射すると地面に勢いよく倒れた。

御坂「ど…どうしたの黒子!まさか誰かの能力の仕業!」

黒子「………>>12ですの…よ」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 18:12:32.68 ID:UYyABqvR0
チョコレートの食べすぎ

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/25(木) 18:26:22.75 ID:A/7xFpckO
黒子「………チョコレートの食べ過ぎですの…よ」

御坂「は……はぁ!」

黒子のその言葉に拍子抜けした私は臨戦体勢を解く。…とたんに安堵の溜め息がこぼれた。

黒子「お…お騒がせして申し訳ありませんわ」

床一面を真っ赤に染め上げながら私に謝る黒子。
一体どれだけチョコ食べてたのよ……と呆れた私はふと自分の足元に視線を落とした。

御坂「……ってなによこれ!返り血で短パンが真っ赤じゃないの」

黒子「わ……悪気があったわけじゃないん……ですの…よ」

幸い汚れたのが短パンだけなのが救いかな。もうすぐデパートの開店時間が迫ってるし…、仕方ないわね。

私は>>15をする事にした。

黒子「そ……それが無難でしてね……うっぷ」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 19:05:45.74 ID:z0UTVuBn0
コマネチ

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/25(木) 19:33:28.13 ID:A/7xFpckO
私は電磁波を帯さした両手を股間の辺りに近付けると、一呼吸ついた。

御坂「黒子離れてなさい、火傷するわよ!」

勢い良く胸元まで手を動かした軌跡と共に、私の両手に帯びた電磁波が短パンの繊維に付着した血液を次々と剥離していった。

黒子「でましたわ、お姉様の電磁を利用した必殺技の一つ『細根血(KOMANETI)!!
細かく根付いた血すらも剥離するというこの技を使うとは…無難な選択ですわ!」

御坂「ふぅ…少し頭がクラクラするわね。だからあんまり使いたくなかったんだけど…」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/25(木) 19:59:52.60 ID:A/7xFpckO
御坂「さて、余計な時間かけちゃったし急いでデパートまでいくわよ」

黒子「ま、待って下さいまし、まだ鼻血が…」

私は戸惑う黒子を、半ば強引に引き連れて寮を飛び出した。
駅までたどり着いた私は時刻表に目を向ける。大丈夫まだこの時間ならば、デパート開店時間には間に合う。

黒子「な、何かさっきかは色々な人にチラチラ見られていますわね」

御坂「もしかして、まだ返り血が服に残ってたのかしら…」

上条「ん、なんだビリビリじゃないか?まさかお前も>>21か」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 20:09:32.58 ID:oqRMyiV80
世界中の迷宮を買いに行くのか?

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/25(木) 20:27:28.81 ID:A/7xFpckO
上条「世界中の迷宮を買いに行くのか?」

御坂「あのウィザードリィぽいゲームだったかしら」

黒子「世界中の樹?ウィザードリィ?…あのお二方は何を喋っているのですか…」

上条「今日四つ越しデパートで中古セールやってるらしくってさ。安く買えたらなぁ…と」

上条当麻……DSのソフトか、どうやら私の好敵手とは成り得ないみたいね。
安心したわ、もっとも年中金欠のアイツにはあのPSPの新作ソフトを買うお金なんてないでしょけどね。

黒子「ん……何を笑っているんですのお姉様?」

上条「気持ち悪いヤツだな、そんなに楽しみなのか?世宮が」

御坂「だ、誰がよ!そもそも私DS持ってないんだから……、ってあ、電車が!」

上条「やべぇ、早くしねぇと乗り過ごしちまうぞ!」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/25(木) 20:41:58.07 ID:A/7xFpckO
ん、間違った?安価21であってるよね?



必死に駆けた私達も空しく無残にも電車のドアが……。

黒子『フッ……甘いですわよ、お姉様。わたくしの能力をお忘れでございますか』

御坂「く、黒子アンタいつの間に車内に!?そうかテレポートで」

上条「でもお前だけ乗っても意味ないだろうが!」

黒子『ふふん、その辺りはぬかり無いですわ…いきますわよ!』

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/25(木) 21:03:19.56 ID:A/7xFpckO
ラジャー、把握しやした

こうして黒子のテレポートにより、私達はなんとか四つ越しデパートまでたどり着く事ができた。

黒子「はぅ……力を使い果たしてしまいましたわ…」

御坂「ゴメンなさいね、黒子を背負わせちゃって」

上条「なに、これくらいいいって事よ。お陰で助かったぜ、電車一両丸々テレポートとはな」

そんな他愛も無い話をしながら歩いていた私達の前には、大勢の行列が出来ていた。

黒子「凄いですわね……ゲームの為にわざわざ行列を作るなどと」

上条「おっ、テレビの取材まで来てるぜ。ん?あ、あいつは……>>29」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/02/25(木) 21:10:22.52 ID:QhEbsZIl0
青髪ピアス

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/25(木) 21:29:39.48 ID:A/7xFpckO
上条「よう青髪、お前も来てたのかよ暇なやつだな」

青髪ピアス「上やんやないか?何してんねん、まさかお前もあれか」

上条「あぁ、そのまさかだ、中古セールで例のゲームをな」

黒子「また、ゲームの話でございますか……お姉様ならともかく黒子はサッパリなのでつまらないですわ」

青髪「上やんもか!こりゃ負けられへんで……ワイが…ワイが絶対手に入れるんや!『シスタープリンセス』をな」

上条「………えっ?」

黒子「なんですの?シスタープリンセスとは」

青髪「ついでにシスタープリンセスリピュアのDVで…」

激しい爆音と共に何故か私達の目の前の青髪ピアスが地面に倒れていた。

上条「ビ……ビリビリ…オマエ今なにを」

御坂「あら?仕方ないわね、私達が変わりに並んでおいてあげましょう」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/25(木) 21:43:34.97 ID:A/7xFpckO
御坂「少しは前に進んだけどまだ心配ね…、在庫どれくらいなのかしら」

青髪「大丈夫や姐さん、シスタープリンセスにはプレイステーション版の他にもドリームキャスト版もでとるで!」

御坂「ゴメン少し黙ってて…」

黒子「もう復活しましたのね…タフな方ですわね」


アナウンサー「えー大変な混雑をみせている今回のゲーム発売日ですが、並んでいる方からお話しを聞いてみましょう」

佐天「えーっと?いつから並んでるんだっけ、初春」

初春「確か昨日の昼くらいでしたよ。そろそろ買い出しに行ってきますね」

アナウンサー「昨日の昼ですか…凄いですね」

佐天「ファンなら当然だよ、これだけ発売日延期されて焦らされたんだもの。これなんてプレイって感じよ!」

アナウンサー「は……はぁ」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/25(木) 21:53:55.64 ID:A/7xFpckO
佐天「でもね…でも、私は信じてたの、プロデューサーを…。彼なら、彼なら必ず私達の期待に応えてくれるって。
だから待てたの…ううん待たせて頂いたの!」

アナウンサー「そ、それでは次の方……」

上条「な、なんかあの子、目茶苦茶熱く語ってるな。完全にアナウンサー引いちまってるぞ…」

黒子「そ、そうですわよね……一体どこのどなたなんでしょうかね…」

御坂「さ……さぁ、いくら私でもゲームにあんなに必死にならないわよ…」

青髪「なんや?姐さん、えらい汗かいとるけど」


アナウンサー「可愛いお嬢ちゃんですねー。一人かな?このゲーム楽しみにしてたの」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/25(木) 22:04:11.65 ID:A/7xFpckO
上条「朝から見ないと思ったらアイツ、なにやってんだこんな所で!?」

インデックス「ゲームなんか興味ないんだよ。ヤフオクで転売するんだよ」

アナウンサー「はぁ…………」

私の前方の列で、無垢な笑顔と共にそう応えた少女がいた。みた所外国の女の子だろうか。

青髪「いやぁ、かなりレベル高い子やであれは!にぃにぃとか呼んでもらいたいで」

黒子「それよりもその背後でどす黒いオーラを発している佐て……Sさんが気にかかりますわ」

黒子の言葉が耳に届いたその瞬間私は咄嗟に>>38

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/25(木) 22:11:09.44 ID:ZO9B3LOE0
ツッコミを入れた

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/25(木) 22:26:33.97 ID:A/7xFpckO
御坂「折角買ったゲームをヤフオクで売るって、な…なんでやねーん」

私はインタビューを受けていた女の子に突っ込みを入れた。……すると辺りは急に静まり返った。

御坂「ど…どうしたのよ、皆黙り込んで?」

黒子「か…身体が……身体が凍えますわ…誰かわたくしにチョコレートを」

上条「しっかりしろ、白井!寝るな、寝たら死ぬぞ」

青髪「あかん…あかんで姐さん。突っ込みを舐めたらあかん。この子が凍死してしまうんも納得や」

私に諭しかけた当麻の友人の目は鋭く、そして神々しく輝いていた。

御坂「こ…これがさっきまでシスプリ、シスプリって連呼していた男の目だっていうの…」

青髪「見とき…ワイがみしたるわ…この右手でな」

インデックス「……へ?なんなんだよ」

上条「あ、危ないインデックス!逃げろ」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/25(木) 22:37:05.93 ID:A/7xFpckO
佐天「おめぇは、今さらなんでシスプリ買いに来てんだよぉぉぉぉぉっ!!」

青髪「あにぃぃぃぃぃぃぃッ!」

上条「ってオマエが突っ込むんかいぃぃぃぃ!?」

佐天さんの放ったアッパーにより、当麻の友人はビルの二階辺りまで飛び上がると……静かに地面に落下していった。

御坂「こ…これが突っ込み…なんて強力な能力なの」

黒子「一体……わたくし達は何をやってますの……」


43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/25(木) 23:23:07.33 ID:A/7xFpckO
初春「あれ?何やってるんですか、皆さんお揃いで」

黒子「あ……初春も来てましたのね。ご機嫌よう」

御坂「初春さんもゲームの為に並んでたの?」

初春「いえ、私は佐天さんの付き添いで来たんですよ」

上条「しっかし気付けば大人数になってんな、全員に行き渡るか心配だぜ」

そう、その一点が私も気に掛かっていた…。だが悩んでいても仕方ない、この騒ぎももうすぐ終わるんだから……そう、四つ越しデパートのあく頃に!

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/25(木) 23:32:19.64 ID:A/7xFpckO
黒子「おや、お店のシャッターが開くようですわよ。やっと…」

黒子の言葉がいい終わらないうちに、大勢の大群が四つ越しデパートの入口になだれ込んだ。
勿論、その中に私達が含まれていた事はいうまでも無い。

上条「クッソォ!この人の量じゃ全く前に進めないぜ!」

青髪「あの頭に花被った女の子踏み台にされとったで?大丈夫かいな」

佐天「人の心配するなら自分の心配をしなさい、ここは戦場よ…そしてあの子は運が無かった。
ただそれだけの事……、二年よ…私達は二年も待ったのよ!」

青髪「上やん…なんかこの子怖いで」

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/25(木) 23:42:54.50 ID:A/7xFpckO
インデックス「あわ……と、当麻ー待って欲しいんだよ」

御坂「あ…あの子」

我先にと歩を進める私の横目に映ったのは、当麻の知り合いの女の子が、今まさに、ヒトゴミに飲み込まれようとしている瞬間だった。

上条「御坂ー何モタモタしてんだよ置いてくぞ!」

前から当麻の声が聞こえてくる、どうやらこの子の様子に気付いていないようだ。

御坂「佐天さんの言う通り私達ゲーマにとって、ここは戦場……僅かな遅れが命とりになる。……でも!」

私は身を翻すと倒れ込みそうになっていた、女の子を抱き抱える。

インデックス「あ、有り難うなんだよ…でもいいの?ゲームが」

御坂「確かにゲームは欲しいわ…、でも私はね……ゲーマである前に人間として生きていたいの。それだけよ」

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/25(木) 23:50:37.51 ID:A/7xFpckO
インデックス「ご…ゴメンなんだよ、私のせいで……」

肩を震わせ小さな身体で嗚咽する女の子の肩を私は優しく包み込む。

御坂「やれやれ。女の子は助ける、ゲームは手に入れる。両方やらなくちゃいけない所が、学園都市第三位の辛い所ね…」

インデックス「学園都市の第三位…?それじゃあなたが当麻が良く言ってた」

私は指先に精神を集中し、静かに動かす。その瞬間、爆音と共にデパートの壁に大きな穴が空いていた。

御坂「そう……私が御坂…。御坂美琴よ」

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/26(金) 00:02:06.22 ID:UyMYy8xtO
佐天「あった、あの平積みにされた山が新作ゲーム『チャグチャグうまっこ村』!予想よりも本数が少ないわ」

佐天さんの叫び声の方に向って駆けると、ゲーム売り場が見えてきた。
平積みされた山には人が群がり、死肉にくらい付くハイエナの如く、ゲームソフトが消えていった。

御坂「せめて…せめて一本だけでも!」

青髪「な、なんやこのエスカレーター…急に止まってもうたで!」

私はエスカレーターに高圧電流を流し込み、その動作を停止させると、手すりのベルトの上に飛び乗り全力で走った。


50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/26(金) 00:10:42.83 ID:UyMYy8xtO
時間は無い…だが気持ちとは裏腹に身体の方がついていかない。
呼吸は乱れ足取りは次第に重くなっていった…。

御坂「もう少し……もう少しなのよ、お願い…動いてよ…私の身体っ!」

私の頭上に弾き出された一本のゲームソフト……これが最後のチャンス。
その事が頭で理解出来ても身体が言う事を聞かない……跳躍出来ない。

己の無力さに瞳から涙が零れ落ちそうになったその瞬間、上空を一筋の影が走った。

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/26(金) 00:22:15.47 ID:UyMYy8xtO
「へっ、らしくねぇな、ビリビリ!いつもの勢いはどうしたよ!!」

蛍光灯の逆光から私の目に映ったのは、空中でゲームソフトを掴んだ当麻の姿があった。

御坂「と、当麻!あんた中古コーナーに行ったんじゃ……ま、まさか」

上条「そのまさかさ…、こんなこったろうと思ったぜ。
この右手は幻想殺し……いま俺はオマエの幻想をぶち壊した…、受け取れっ!」

御坂「と…とうまぁ…とうまぁ!」

私は抑えていた涙を流し、彼の姿を呆然と眺めていた…。
身体を捻り、放り投げたソフトは私の…

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/26(金) 00:31:35.46 ID:UyMYy8xtO
頭上を超えて後方に飛んで行った……そして、少し遅れて乾いた音が鳴り響いた。

御坂「え………えぇ?」

上条「ナイスキャッチだ、インデックス!!」

振り返ると、当麻の知り合いの子がゲームソフトを咥え不敵な笑みを浮かべていた。

御坂「こ……これは一体どういう事なの…当麻、アンタ新作ソフトに興味が無かったんじゃ」

上条「ふっ、内心バレやしないかと不安だったぜ。本当に俺が世界中の迷宮を買いに来たとでも?」

御坂「じゃあアンタ最初っからこのソフトを狙って…!?」

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/26(金) 00:40:55.46 ID:UyMYy8xtO
上条「目的はインデックスの言った通り新作ソフトをヤフオクに売りに出す事だ。最初っから俺達二人は組んでいたんだよ」

インデックス「当麻の話じゃ、一番の好敵手と成り得るのは短髪のあなた。
そう聞いてたから、私が一芝居うった…ってわけなんだよ」

しばし呆然としていた私は、二人の言葉を理解できなかった……。
たが脳が全てを理解した時…己の身体中に電流のようなものが走った。

御坂「ゆ……許せない……許されない」

青髪「な…なんや!店中が真っ暗に…停電かいな!」

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/26(金) 00:55:53.57 ID:UyMYy8xtO
御坂「この日を待ちわびて……カレンダーに印を付けて心待ちにしていた子供達の夢を汚す…転売。ヤフオクが許しても、この御坂美琴が許さないわよ!」

上条「おっと、無駄だぜ、忘れたのか…俺にお前の電撃は通用しないぜ」

御坂「ふっ、当麻こそ忘れてない?余りにも軽いもんだから仕方ないかもね…」

上条「なんの事だ……負け惜しみのつもりか、学園都市第三位も地に墜ちたもんだな」

黒子「ふふ、そのお言葉、そっくりそのままお返しいたしますわよ」

上条「な、なにぃぃぃ!?し、白井黒子だと。この俺としたことが…コイツの存在を失念していた」

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/26(金) 01:05:00.27 ID:UyMYy8xtO
インデックス「そ、そんな馬鹿な。いくら鈍感な当麻だからってそんな事有り得ないよ!まさか何か能力でも」

御坂「能力…?違うわよ、当麻がいつから黒子を背負っていたか、アンタは知らないでしょうね」

インデックス「そ…それがなんなんだよ!一体なんの関係が」

御坂「電車を降りてからずっとこの子を担いでいたのよ。体重の軽いんだから、それほど時間が経てば身体の違和感は無くなってしまう。
そして、この騒ぎにより完全に存在自体を消し去る事が出来たのよ!」

上条「み、御坂、まさかお前、いつから俺の事を疑って…!?」

御坂「最初からよ…、おかしいと思ったのよ、わざわざ新作ソフトの発売日に中古ソフトを朝一番に買いに来るなんて…。
だから今までずっとアンタを警戒していたの……やはりアンタだけだわ、私の好敵手は」

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/26(金) 01:20:03.36 ID:UyMYy8xtO
上条「お、俺の……俺達の牛丼大盛りの夢が、こんな所で…!認めない…絶対認めないぞ、約束したんだ…。
インデックスに腹一杯食わせてやるって約束したんだ!」

当麻の悲痛な叫び声が辺りに響く…、アイツの事は多少なりとも理解はしているつもり、だからこそ痛い程に心に突き刺さる。
だから…だからこそ…

御坂「そんなお金で、この子をお腹一杯にさせちゃならないのよぉぉ!いっけぇぇ黒子ぉ!」

私の叫び声に黒子は静かに頷くと、当麻の身体からテレポートをし、流れるような動作でゲームソフトを奪還していた。

インデックス「ゴメン……ゴメンなんだよぉ。当麻ゴメン…」

上条「俺はなんて…なんて無力なんだよ!小さい女の子に牛丼腹一杯食べさせる事が出来ない…
そんな馬鹿な話があってたまるかよ…チクショウ!」

黒子「任務……完了ですわ」

ここはゲーマの戦場……だが、戦争とはどちらが悪でどちらが正義と言う訳では無い。
どちらもが己の正義を…己の信念を抱えて闘う。だからこそ…たがらこそ、終わりはいつも儚いのだと、私は崩れ行くビルの壁を眺めながらそう思った。

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/26(金) 01:37:11.64 ID:UyMYy8xtO
初春「あ……皆さんお帰りなさい…、って何でそんなにボロボロなんですか?」

黒子「い、色々ありましたのよ…えぇ、それは本当に…」

御坂「さーって、それじゃゲームも買えた事だし帰りましょうか」

私達は各々複雑な表情を浮かべながら帰路についた。
己の目的を達成し、至福の笑みを浮かべる者。

佐天「チャグ~チャグ~♪うまっこ動物むら~♪」

青髪「お兄ちゃま、あにぃ、おにいたま、兄チャマ…あぁ、一人を選ぶ事なんかできへん…。上やん、どないしよう!」

夢破れ絶望に打ちひしがれる者。

インデックス「当麻ぁ…お腹空いたよぉ……玉子かけご飯以外のが食べたいんだよ…」

上条「我慢しろ…金ないんだから……昔は玉子なんて高価だったんだ…、それを思えば贅沢なんだよ俺達」

インデックス「そんなの所詮幻想だよ、幻想じゃお腹は膨れないんだよ」

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/26(金) 01:49:15.54 ID:UyMYy8xtO
だがどのような表情をしていようとも…。

御坂「それじゃ、ここでいいわね皆」

佐天「へぇ、御坂さんでもこういう店行くんだね。私ちょっとビックリ」

御坂「ほら、アンタ達も。いつまでもシミッたれた顔してないで、入った入った」

上条「え……?ここって吉野屋か」

インデックス「悪いんだけど、私達お金が無いんだよ…」

御坂「なぁーに言ってんの、私がソフト手に入れたのも、なんだかんだ言ってアンタらのお陰なんだから。
牛丼くらいお腹一杯おごってあげるわよ」

インデックス「ほ、本当にいいの!?やったー夢が叶ったんだよ!」

上条「マジでかビリビリ、恩にきるぜ!上条当麻、今日程生きていて良かった事はない…」

御坂「ちょっと、二人ともわかった、分かったから、くっつかないで!!」

黒子「お姉様ー、なにやら顔が赤いですわよー」

御坂「う、うっさいわね、暖房が効きすぎてるのっ!」

最後は皆が笑顔になる……、それが学園都市に生きる御坂美琴の友達。


68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/26(金) 02:01:17.73 ID:UyMYy8xtO
上条「大盛りギョクうめぇ!このギョクがいいアクセントを醸し出してるぜ」

インデックス「本当だよ~、もうギョクとご飯だけでも良いくらいなんだよ!」

黒子「それって……ただの玉子かけご飯じゃありませんの「」

佐天「さてそれじゃ早速、チャグチャグ交換しましょっか御坂さん」

御坂「へ?チャグチャグって何」

佐天「嫌だなぁ、このソフトに出て来るヤツじゃないですか」

佐天さんの言葉に、慌てて私は袋から自分のソフトを取り出す……。パッケージにはポップな字体で『チャグチャグうまっこ村』と記されていた。

御坂「え……ちょっと嘘。新作ソフトって『ゲコ太んポータブルG』じゃ無かったのぉぉぉっ!?」


最後は皆が笑顔になる……、それが学園都市に生きる御坂美琴の友達(但し本人を除く)

=おしまい=

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/02/26(金) 02:04:14.21 ID:UyMYy8xtO
終わらせようと途中から安価無視してしまいましたが、なんとか完結できたー、眠たい

ゲームを買う時はちゃんと順番を守って並びましょう
それでは

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