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【「けいおん!!」】 唯「失われた時を求めて」【SS】

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 21:59:45.27 ID:U4WiROmY0 [1/44]
――卒業式当日、教室

唯「ええ! みんな進路決まってたのお!?」

澪「私は東京の私大に受かったけど……」

紬「私は女子大に……」

唯「そんなぁ! りっちゃんはもちろん決まってないよね!?」

律「もちろんって何だよ……私は専門学校に行くことにしたよ。てか、前にも話さなかったっけ……?」

澪「唯、まさか進路決まってないのか?」

唯「あうう……」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 22:02:09.09 ID:U4WiROmY0
律「唯~今まで一体何やってたんだよ? 時間はいっぱいあっただろう?」

唯「何か悩んでるうちに時間が過ぎちゃってぇ……」モジモジ

紬「でも唯ちゃん、浪人してもう一年じっくり考えるって道もあるから」

澪「そうだぞ、唯! もう一年真面目に勉強して、自分の進路を見つければいいんだ!」

唯「みんなあ!」ウルウル

ガラガラ

律「おっ! さわちゃん」

さわ子「平沢さん、ちょっと職員室に来てくれる?」

唯「何だろう?」タッタッタッ

澪(唯のやつ大丈夫かな……)


10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 22:04:09.12 ID:U4WiROmY0
――職員室

さわ子「平沢さん、残念だけどこの成績じゃ卒業は無理ね」

唯「そんなあ!」

さわ子「特に英語の成績がひどいわ。英語は必修科目だから、落としたら卒業できないのよ」
唯「わたし英語苦手だからなあ……」

さわ子「私もできるだけのことはするから、もう一年一緒にがんばりましょう」

唯「うん……」

さわ子「落ち込まないでね?」

唯「さわちゃん先生、わたし落ち込んでなんかいないよ、どうせ進路決まってなかったし」

さわ子「そういう問題じゃないと思うけど……」

唯「そういう問題だよお! だってさ、卒業しても進路決まってなかったら暇じゃん?」

さわ子「浪人生でもちゃんと高校は卒業してるのよ」

唯「ローニンセイって何?」

さわ子「……」


13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 22:06:13.28 ID:U4WiROmY0
さわ子「浪人生っていうのはね、学校は卒業したけれど、次の進路は決まってない人のことよ」

唯「ニートってやつと同じ?」

さわ子「全然っ違うわ! 浪人生は将来の目標見向けて頑張っているけれど、ニートは惰眠を貪るばかりよ!」

唯「はあ」

さわ子「ニートを社会の屑って言う人もいるけれど、そんなの屑に失礼だわ。だって屑はゴミの日に出せるけど、ニートは出せないでしょう?」

唯「とにかく、わたしニートにはならないね」

さわ子「偉いわ、唯ちゃん。だから高校は辞めずに、もう一年頑張りましょう」

唯「はい!」


15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 22:07:28.76 ID:U4WiROmY0
唯「みんな~、わたしみんなと一緒に卒業できないみたい……」

律「マジでか!?」

唯「うん。さっきさわちゃん先生に、もう一年って言われちゃった~」テヘヘ…

澪「これじゃあ浪人どころじゃないぞ……。それにしても、卒業式の当日に留年を言い渡すなんて、学校側もちょっとひどいな……」

紬「唯ちゃん、春から私たち三人はいないけれど、大丈夫?」

唯「大丈夫だよ。あずにゃんがいるし、憂だって一緒だし」

律「ひとまず友達の心配はなさそうだな」

澪「頑張るんだぞ、唯!」

唯「ありがとう、みんなあ!」


16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 22:08:41.17 ID:U4WiROmY0
――部室

唯「というわけで、もう一年よろしくね! あずにゃん!」

梓「はい」

梓(唯先輩、明るく振舞っているけれど、本当は澪先輩たちと卒業したかったんだろうな……)

唯「まさかあずにゃんと同級生になれるとは思わなかったよお! あれ? あずにゃんどうしたの?」

梓「…! いえ、何でもないです」

梓(次こそは私が唯先輩を卒業させてあげないと!)

唯「あ~ず~にゃ~ん!」スリスリ

梓(やってやるです!)グッ


17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 22:09:45.48 ID:U4WiROmY0
梓「唯先輩、去年と同じ過ごし方をしててはダメです。軽音部でも、先輩が卒業できるように工夫しようと思います」

唯「おお~」

梓「これからは洋楽を取り入れましょう。英語の歌で英語の成績もアップです!」

唯「あずにゃん、良いアイデアだと思うけれど、わたし英語の歌なんて無理だよ~。HTTの英語の歌詞も、ごまかしながら歌ってきたのに~」

梓「甘えは許しません! 今度の演奏会はすべて洋楽でやりますから。これ、セットリストとスコアのコピーです」

唯「あう~」

唯(でも、あずにゃんはわたしのためを思ってやってくれてるんだ。がんばらないと!)


19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 22:11:29.65 ID:U4WiROmY0
唯「あっ、これオアシスじゃん。わたし知ってるよ~なんかイカツイ兄弟がやってるバンドだよね?」

梓「Shit!」

唯「…!」ビクッ

梓「オゥエィスィスはFucking Greatなバンドです。イカツイなんて言葉使わないで下さい」

唯「ごめん……」

梓「それにギャラガー兄弟はHTTのファンなんですよ。もっとリスペクトしないといけません」


20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 22:12:36.87 ID:U4WiROmY0
唯「そうだったんだ~。ファンの人たちが解散しちゃったのは残念だね」

梓「あんなの演出に決まってます。何年かしたら何事も無かったように再結成するはずです」

梓「それに本当に解散してしまったとしても、オゥエィスィスはLive Foreverです!」

唯「おお! すごいねオアシス! さっそく練習しようよ」

梓「練習は良いですが、そのまえに1つ」

唯「?」

梓「発音が違います。オゥエィスィスです」

唯「オゥエィスィス!」

梓「そうです! オゥエィスィスです!」

唯「オゥエィスィス!」

こうして唯の英語修行が幕を開けた。


22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 22:14:26.65 ID:U4WiROmY0
――平沢家

憂「おねえちゃん、英語の調子どう?」

唯「あずにゃんのアイデアのおかげで、めきめき成績が伸びてきたよ」

憂「良かったあ! 卒業に足りてなかったのは英語だけだったみたいだから、今年は大丈夫だね!」

唯「うん。それにね、最初は落ち込んでたけど、もうリュウネンのことは気にしないって決めたんだ」

唯「Don’t Look Back In Angerってね!」キリッ

憂「おねえちゃん…!」ギュッ

唯「う~い~!」ギュッ

唯「憂はわたしのWonder Wallだね~」ウフフ


23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 22:15:06.63 ID:U4WiROmY0
――そしてまた一年が経ち、卒業式間近

純「ついに卒業だね……なんかしみじみするなあ」

純「梓?」

梓「……」

純「唯先輩のこと気にしてるの?」

梓「うん……今年こそは卒業できるといいんだけれど……」

純「私たちだってできるだけのことしたじゃん。きっと大丈夫だよ!」

梓「そうだよね!」


24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 22:16:20.26 ID:U4WiROmY0
純「あっ! 憂が来た!」

梓「唯先輩、どうだった?! 卒業できるって?!」

憂「……」首を横に振る

梓「そんな……。どうして? あんなに英語頑張ったのに」

憂「英語は大丈夫だったんだけど、今度は国語が悪くなってたみたいで……」

梓(やっぱり唯先輩はひとつ入れればひとつ抜けるのか……)

憂(お父さんが私の名前にこんな字を使ったから、私はおねえちゃんのことで、一生悩まなければいけなくなったのかな?)

純「憂、梓、元気出して」

憂「…うん」涙を拭う

憂「おねえちゃん落ち込んでるだろうから、励ましてあげてくれる?」

梓「わかった!」


25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 22:17:31.47 ID:U4WiROmY0
唯「あ~ず~にゃ~ん! わたし今年もダメだったよお。ソツギョウって難しいねえ」

梓「唯先輩! 元気出して下さい! 来年こそきっと卒業できますよ!」

唯「あずにゃん、わたし全然落ち込んでなんかいないよ!」

唯「あずにゃんのおかげで英語はできるようになったもん。来年国語をがんばれば、今度こそいけるよ」

梓「先輩……」ジーン

唯「それにね」ギュッ

梓「?」

唯「あずにゃん後輩が欲しいって言ってたでしょう? これからはわたしが後輩だよう!」スリスリ

梓「…」スリスリ


26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 22:18:15.20 ID:U4WiROmY0
梓「唯先輩、仮に先輩が私の後輩になったとしても、私はもう桜高校にはいないんですよ?」スリスリ

唯「あっ! そっか~! それはモウテンだったよお……」シュン…

唯「でも、修学旅行にまた行けると思うと、これはこれでラッキーだよねえ」

唯「わたしもうすっかり京都を知りつくしたよ! 京都マスターだよう! シャレコウベだよう!」

梓(やってやるDEATH)


28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 22:19:06.61 ID:U4WiROmY0
――そしてさらに三年の時が過ぎた。

職員室

和「教育実習生の真鍋和です。二週間よろしくお願いします」ペコリ

パチパチパチ

さわ子「真鍋さん、すっかり大人になったわね。感慨深いわあ」

和「ありがとうございます」

さわ子「真鍋さんのホームルームは3年2組だからよろしくね」

和「こちらこそよろしくお願いします!

和(どんな子がいるのかしら。緊張するわ)


30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 22:20:00.36 ID:U4WiROmY0
――3年2組

さわ子「みなさん、今日から教育実習の先生が来ます」

生徒「ザワザワ」

さわ子「それでは真鍋さん、入って来てください」ガラガラ

和「みなさんこんにちは、実習生の真鍋和です。二週間と短い期間ですが、よろしくお願いします」ペコリ

?「やっぱり和ちゃんだあ! 一目見たときあれって思ったんだよお!」

和「!?」

和(この声は……!)顔を上げる和

和「……ゆ…い!!?」


32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 22:21:09.46 ID:U4WiROmY0
和「唯…なの…?」

唯「そうだよ、和ちゃあん! 会いたかったよ~!」

和「唯、まだ桜高にいたんだ……」

唯「うん。今年でリュウネン4年目だよう……」

和「…(高校ってそんなに留年できるんだ)」

唯「わたしはこの4年間、ここでずっと色んな人が去ってゆくのを見てたんだよお。友達になれたと思ったら、みんな卒業して行っちゃうのは、すごくさみしいことだよう……」シュン…

和「そう……唯も大変ね」


34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 22:23:06.17 ID:U4WiROmY0
唯「うん。でもね、わたしもうずっと女子高生で良いと思ってる」

和「…!」

唯「きっとわたしって、ソツギョウに向いてないんだよ」

和「…本当にそれでいいの? あなたは女子高生だけど、もう22歳なのよ。これからもどんどん年をとっていくのよ」

唯「構わないよ~。心はずっと10代のままだし、それにわたしって見た目も若いもん」

和「確かに唯は若いけれど、まわりの子たちにくらべたら大人よ」

唯「えっ! ほんとに~!? そう言えば今年の3年生は、みんなわたしに敬語をつかうなあ」


35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 22:24:00.64 ID:U4WiROmY0
――休み時間

生徒A「真鍋先生」

和「なあに?」

生徒A「先生と平沢さんが同級生だってほんとですか?」

和「…本当よ」

生徒B「やっぱりほんとだったんだ。じゃあ、平沢さんが精神障害を持ってるって本当ですか?」

和「え?」

生徒B「精神的に不安定で、学校の外では生きてゆけないから、平沢さんはずっと高校にいるんですよね?」

和「…それは出鱈目だと思うわ」

和(こんなひどい噂まで流れてるんだ……)

和(唯が退学せずに通い続けていられるのも、ひとえにあの呑気さの御陰ね……)


36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 22:24:46.77 ID:U4WiROmY0
――放課後

和「山中先生、唯は本当に女子高生を続けるつもりでしょうか? 本当にそれでいいのでしょうか?」

さわ子「良いわけないわよ。唯ちゃんだって年をとっていくんだから。それに、ずっと10代でいられる人間なんていないわ」

さわ子「私だっていられるものならずっと10代が良かったわよ」ボソ

和「?」

さわ子「な、なんでもないわ。 …でも、唯ちゃんはもう諦めてるみたいね……」

和「諦めてる?」


37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 22:26:00.10 ID:U4WiROmY0
さわ子「ええ。1年目、2年目は真面目に頑張ってたんだけど、去年からは完全に卒業を諦めたみたい。今では、放課後に一人部室で練習をして、年に一回の学際で発表するのが生きがいになってるみたいなの……」

和「でも、生徒たちのあいだでは悪い噂も流れいるみたいです……」

さわ子「知ってるわ。中には彼女のことを座敷童子じゃないかって言う子もいるのよ」

和「座敷童子……」

さわ子「卒業できずに死んだ女子高生の霊が、成仏できずに、未練から学校をさまよってるんじゃないかってね」


38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 22:26:53.54 ID:U4WiROmY0
さわ子「真鍋さん」

和「はい?」

さわ子「あなたの力で、何とかもう一度彼女の心に火をつけてくれないかしら」

和「唯の心に火をつける?」

さわ子「あの子は本当はできる子よ。今は腐ってるけなの。だから、あの子の心にもう一度火をつけてあげてちょうだい!」

さわ子「これが最後のチャンスよ!」

和「わかりました!」


39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 22:27:39.46 ID:U4WiROmY0
――部室

唯「My girlfriend told me to get a life♪ She said "boy, you lazy"♪」ジャカジャカ♪

唯「はあ…お腹すいたなあ……昔はムギちゃんが毎日お菓子を出してくれたけど、わたしって紅茶も入れられないし……」トホホ

コンコン

唯「はい?」

和「唯、お邪魔するわよ」ガラガラ

唯「あっ、和ちゃん!」

和「さっきは何を歌ってたの?」

唯「オゥエィスィスだよお! わたし英語の歌も歌えるようになったんだ!」

和「すごいじゃない」

和(じゃあどうして卒業できないのかしら? 英語力は上がってるみたいなのに)

唯「えへへ。でも、英語の歌を覚えたら、他のことを忘れちゃって~」モジモジ

和「そう(なるほど)」


41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 22:28:48.82 ID:U4WiROmY0
和「はい、差し入れ。お腹すいてるでしょう?」

唯「わあ! 紅茶とマドレーヌだあ! ちょうどお腹がすいてたんだ~!」

唯「これを紅茶に浸して食べるとおいしいんだよねえ」チャプ…

唯「いただきまーす!」パク

唯がふと口にした紅茶に浸したマドレーヌの味から、軽音部での記憶が蘇る。
みんなで過ごした夏の合宿での記憶。
演奏会。
修学旅行。
マドレーヌを契機に蘇った記憶が、唯の身体を優しい痛みとともに駆け巡る。


42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 22:29:53.87 ID:U4WiROmY0
唯「ううぅ…みんなぁ…」ポロポロ

和「ねえ、唯、本当にずっと高校生のままでいいの?」

和「ここにずっといたら、新しくできた今の友達も、やがてあなたを置いて去ってゆくのよ。それはあなたが一番知っているでしょう?」

和「あなたは他の女子高生と同じ時間を生きていないの。あなたの時間はずっと止まったままなのよ」

唯「わたしも……ヒック……わたしもみんなと同じ時間を生きたいよお!!」ポロポロ

唯「でももう無理なんだよ……わたし馬鹿だから……みんなにも変な噂されてるし、さわちゃん先生だってわたしのこと諦めてるよ……」ポロポロ

和「馬鹿!」スパァン!

唯「…!」


43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 22:30:42.12 ID:U4WiROmY0
和「さわ子先生はあなたのことを諦めてなんかいない。あなたのことを信じてるわ。諦めてるのは唯でしょう!」

唯「…!」

唯「どすればいいの? 和ちゃん!? どうすればわたしの時計がまた動くの!?」

和「卒業よ!!」

唯「…!!」

和「卒業して、前に進むのよ!」

和「一人部室にこもってギターを弾いてたって、あなたの現実は進まないわ!」

唯「ソツギョウ……わたしもう一度頑張ってみるよ! うん! わたし頑張る!!」

和「唯…!」ジーン

さわ子「唯ちゃん…!」こっそり


47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 22:32:36.69 ID:U4WiROmY0
こうして唯の地獄の特訓が始まった。彼女は寝食を惜しんで勉強に取り組んだ。
さわ子や和は鉛筆の握り方から、ノートの取り方までを丁寧に教えた。(唯はギターのコードを忘れた。)
家では憂が予習復習に夜中まで付き合った。(唯は歌を忘れた。)
唯は自分の止まった時の歯車を再び動かすために、がむしゃらに勉強した。
そして3月――

校長「卒業証書授与」


48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 22:33:54.42 ID:U4WiROmY0
校長「平沢唯!」

唯「はい!」

校長「卒業おめでとう! よくがんばったね!」

唯「ありがとうございます!」

さわ子「おめでとう、唯ちゃん!」パチパチ

和「よく頑張ったわ!」パチパチ

憂「やったね! おねえちゃん!」パチパチ


?「唯!」

唯「!?」


49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 22:34:44.67 ID:U4WiROmY0
澪「おめでとう、唯!」パチパチ

律「おめでとう!」パチパチ

紬「唯ちゃん、おめでとう!」パチパチ

梓「おめでとうございます!」パチパチ

唯「みんな……ありがとう……」ジーン

律「いやあ~長い高校生活だったなあ、唯」

唯「エヘヘ~わたし8年も女子高生しちゃった~」

澪「さわ子先生や和に感謝しないとな」

紬「とにかく、一件落着ね」ウフフ

一同「おめでとう!!」


50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 22:35:43.64 ID:U4WiROmY0 [35/44]
唯「ねえ、りっちゃん、ひとつ聞きたいことがあるんだけれど」

律「何だ?」

唯「ここに書いてあるこの漢字何て読むの?」

澪「卒業証書に難しい漢字なんか書いてあったっけ?」

律「どれどれ~。……。唯…それが『卒業』だ……」

唯「はっ!!?」



おしまい


51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/21(水) 22:37:16.82 ID:U4WiROmY0 [36/44]
書くことに必死だったので、つまらなかったと思います。
最後まで読んでくれた方いらっしゃいましたら、ありがとうございます。

コメント

No title

止まっていた時が動き出すって感じなんかいいなあ・・・ってオイ最後www

つまんねーよ
唯馬鹿設定なら律もセットだろ
あと唯は数学と英語は出来る方だから
原作読み直せ
にわか乙

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