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一方「殺さなきゃ駄目とか聞いてねェ」

1 名前:管理人、Twitterを始める http://twitter.com/aramaki_vip2ch[] 投稿日:2010/04/25(日) 06:46:47.53 ID:K89Ar2AO [1/11]
ゲームに負けたからとりあえず立てとく

以下注意事項

都合の良い様に各設定をねじ曲げてます。

例 一方さんが無駄に良い人だったりします
4 名前:管理人、Twitterを始める http://twitter.com/aramaki_vip2ch[] 投稿日:2010/04/25(日) 07:28:51.50 ID:K89Ar2AO [2/11]

一方「実験、だァ?」


研究員「ええ。様々な検証の結果、現在この学園都市内に存在するレベル5の中で、絶対能力者(レベル6)になれる可能性を持つのは貴方だけだって判明したの」


一方「ほォ、なんとまァ嬉しい話じゃねェか」


研究員「嬉しいのは私達も同じよ。正直貴方も駄目だったら暫く研究が滞るからね」


一方「人の頭ンを薬物でいじくり回すお前らなら、都合の良いレベル5なンざ簡単に創れそうだがなァ」


研究員「出来るなら最初からそうするわ。それが不可能だから貴方をここに呼んだのよ」


研究員「それで、その方法なんだけど……」


一方「おッと、それは言うな」


研究員「え?」


一方「とりあえず開始日時だけ教えろ、直前に聞いた方がおもしれェからなァ」


研究員「分かったわ。最終調整が必要だから……そうね、一週間後にまた此処に来て頂戴」


一方「あァ、りョーかいだァ」


研究員「まだ断る事も出来るわよ?」


一方「断る理由がどこにあるンだァ?」


研究員「そう言うと思ったわ。それじゃまた来週にね」

12 名前:管理人、Twitterを始める http://twitter.com/aramaki_vip2ch[] 投稿日:2010/04/25(日) 21:50:28.72 ID:K89Ar2AO

一週間後


一方「つーわけで、来てやッたぜェ」


研究員「待ってたわよ、一方通行。それじゃ早速実験を始めるわ」


一方「でェ、俺様がレベル6になる方法ッつーのを教えて貰おうかァ? 」


研究員「あら、そう言えば教えてなかったわね。……貴方には、ある人間と二万回ほど闘って貰うわ」


一方「あァ? 闘うゥ?それも二万回だとォ? 」


研究員「ええ、二万回よ。正確な数値は若干変化するかも知れないけど、おおよその数ね」


一方「何ともめんどくせェ話だなァオイ。それが最短手段なのかァ? 」


研究員「私達だって出来る限り最善の策を探したわ。でもコレが一番都合が良いのよ。あらゆる意味でね」


一方「……まァ良い。それに闘うのにも特に文句はねェからなァ。シンプルだしよォ」


研究員「貴方はいつも喧嘩してるみたいだしね」


一方「俺からふッかけた事はねェンだけどなァ……馬鹿共が勝手に群がッて来やがるンだよ」




15 名前:管理人、Twitterを始める http://twitter.com/aramaki_vip2ch[] 投稿日:2010/04/25(日) 21:51:31.07 ID:K89Ar2AO

研究員「まあ、そんな事はどうでも良いわ。先週貴方が了承した訳だし、計画は止まらないわよ」

一方「あァ。んで、その喧嘩の相手は何処にいンだ?」


研究員「今案内図を出すわ。……ここよ」


一方「完全防音、超耐久壁で作られたリングかァ、つまり派手に暴れて良いンだな?」


研究員「貴方が能力を使用することを想定して用意したの、当然よ。でも故意に壁を破壊して他の部屋に危害を及ぼさないでね? 」


一方「人間一人倒すのにそンな手前かけッと思うのかァ?」


研究員「いたぶるのも速攻でケリをつけるのも貴方の好み次第よ。……さあ、そろそろ始めましょう。相手は既に待機してるわ」


一方「ンじゃ、チャチャッと終わらせッかァ」

16 名前:管理人、Twitterを始める http://twitter.com/aramaki_vip2ch[] 投稿日:2010/04/25(日) 21:52:08.74 ID:K89Ar2AO

通路


一方「しッかし、二万回かァ……毎日やッたとしても二万日かかるよなァ単純に考えて」


一方「まァそこは俺が悩む必要はねェな。あいつ等に任せとけば良いだろォし」


一方「レベル5の俺を相手に二万回の喧嘩かァ、一番不幸なのはその相手だなァ……」


一方「あンまし痛くない方法となると……ン? この部屋かァ?」


第0001特別実験室



一方「お邪魔しまァ~す、ッとォ。個々かァ? 相手はもう来てンだろ? 」


???「お待ちしておりました。と、ミサカは来客者に対して挨拶します」

23 名前:ペンタブが死んでた[] 投稿日:2010/04/25(日) 23:23:01.83 ID:K89Ar2AO

ミサカ「……一体どうかしましたか? とミサカはミサカと目が合ったまま固まってしまった一方通行を若干奇妙に思いつつ質問します」


一方「えェ……ッと、ああァー、俺の目が腐ッちまッたのかもしれねェが、一応質問させろ。お前、常盤台の超電磁砲だろォ? 」


ミサカ「それは正確にはミサカのオリジナルでありミサカではありません、とミサカは今の貴方では若干理解に苦しむであろう回答をします」


一方「あェァ? オリジナルだァ……? え、つまりィ、あれか? お前は超電磁砲の……」


研究員『彼女はクローンよ。超電磁砲、御坂美琴のね』


一方「あァ? なンだ、何処からかモニターしてンのかァ?」


研究員「実験の一部始終を見守るのが私の仕事だからね」


一方「……んでェ、こいつが喧嘩の相手で間違いねェのか?」


研究員「ええ、そうよ。彼女と闘って勝利する。ありとあらゆるパターンを二万回、ね。それが貴方がレベル6に辿り着く最短の手段よ。二人共、準備は良いかしら」


ミサカ「その点に関しては問題有りません、とミサカは一方通行に対して明確な戦闘の意志がある事を体現します」


一方「……!」

24 名前:管理人、Twitterを始める http://twitter.com/aramaki_vip2ch[] 投稿日:2010/04/25(日) 23:25:43.02 ID:K89Ar2AO

一方「オイお前、自分が人に対して何向けてンのか分かってンのか?」


ミサカ「ミサカが貴方に向けているのは9mmパラベラム弾を使用するハンドガン、ベレッタです。とミサカは自分が行っている行為を理解している旨を伝えます」


一方「ソイツが俺に効くと思ってンのかァ?」


ミサカ「ミサカは貴方の能力を把握していませんが、少なくともレベル5である事は知っています」


ミサカ「ミサカの持つ攻撃手段の中で、この武器が最も戦闘に向いているのです。とミサカは懇切丁寧に説明します」


一方「わからねェなァ。お前だってレベル5、超電磁砲のクローンなンだろ。だったら電撃なり雷なり使えば良いじャねェか」


ミサカ「そうしたいのは山々ですが、残念ながらミサカのレベルは低能力、つまり1です。とミサカは己の能力の低さを悔やみます」


一方「……はァ?レベル1ィ? 」


ミサカ「クローンとて、全てを鏡写しにする事は難しいのです。……そろそろ時間です。とミサカは実験開始時刻が迫っている事を伝えます」

26 名前:管理人、Twitterを始める http://twitter.com/aramaki_vip2ch[] 投稿日:2010/04/25(日) 23:27:30.02 ID:K89Ar2AO

一方(意味がわからねェな)


一方(何でわざわざクローンなンか持ち出したンだ?)


一方(……あれか? 俺と二万回闘う人間を用意出来無くて、コイツが作られた。怪我でもしたら別のクローンをもう一人用意すれば良いし……)


一方(もし違う人間と戦ったら結果にムラが出る……それならまァ理解出来る話だなァ)


ミサカ「先程から黙っていますが、宜しいですか? とミサカは確認を取ります」


一方「良いぜェ、掛かッて来なァ」


研究員『それじゃ、【第0001次実験】、開始』


一方「安心しなァ。苦しませずに、一瞬で終わらせてやるぜェ!」


ミサカ「そう願います。とミサカは――――――」








ガンッ

29 名前:管理人、Twitterを始める http://twitter.com/aramaki_vip2ch[] 投稿日:2010/04/25(日) 23:56:42.65 ID:K89Ar2AO


一方「ふいィ……実験しゅーりォーっと」


ミサカ「……」


一方「ったくよォ、必死に乱射しやがって、反射した跳弾が当たったらどォすんだよ」


研究員「お疲れ様。と一応言っておこうかしら、一方通行」


一方「さっさとコイツを医務室にでも放ォり込んどけ。完全に気絶してやがるからな」


研究員「あら、何か勘違いしてないかしら」


一方「あァ?」


研究員「まだ実験は終わっていないわよ。さっさと止めを刺して頂戴」


一方「……ちょっと待て、止めってなンだよ。もォコイツは動けねェ。コレ以上やったら」


研究員「早く殺しなさい」


38 名前:麦茶 ◆XgHHuzI/3o[] 投稿日:2010/04/26(月) 01:29:49.73 ID:dXhE.MAO [3/14]
……………………
………………
…………
……



ミサカ「……ん……ここは……? 」



ミサカ「……研究所とは違う場所のようですが……とミサカはベッドから起き上がり、自分が今いる部屋を見渡します」


ミサカ「と言うか、此処は人間が住んでいる場所なのでしょうか、とミサカは殺風景かつ温かみの欠片も無い部屋に少々唖然とします」


ミサカ「いえ、それ以前に……」


ミサカ「何故ミサカはまだ……」


ガチャ


一方「生きているんだろうか。ってかァ?」


ミサカ「……!」


一方「ケッ、そンなに警戒すンなよ。」


ミサカ「此処は貴方の家ですか? とミサカは質問します」


一方「あァ正解だ。殺風景な部屋で悪かったなァ」


ミサカ「……何故ですか? 」


一方「はァ? 主語と述語はハッキリ使わねェとわかんねェぞ」


ミサカ「……何故、ミサカを殺さないのですか? 」

39 名前:麦茶 ◆XgHHuzI/3o[] 投稿日:2010/04/26(月) 01:31:18.40 ID:dXhE.MAO [4/14]

一方「……お前を倒した後、研究員のババァに全部聞いた」


一方「お前、いやお前等は元々は違う計画、【超電磁砲量産計画】の為に創られたってェ事」


一方「だが計画は頓挫、一時凍結されていたってェ事……そンで、」


ミサカ「一方通行、つまり貴方のレベル6への進化実験へ流用される事になった……」


一方「まあそンな感じだったなァ。ややこしい話もしてたが……」


ミサカ「ですから、何故ですか? とミサカは再度一方通行に質問します。」


ミサカ「実験の詳細を知れば尚更、貴方はミサカを殺害する必要があります。ミサカと闘い、そして勝ち、最終的には殺さなければ実験は完全な終了とは言えないのです。とミサカはまくし立てます」


ミサカ「なのにどうして貴方は」


一方「おめェはよォ……それで良いのかァ? 」

40 名前:麦茶 ◆XgHHuzI/3o[] 投稿日:2010/04/26(月) 01:32:46.24 ID:dXhE.MAO [5/14]

ミサカ「え……? とミサカは貴方の心中を察しかねます」


一方「……あァー、ある所にすげェ電撃をビリビリ出せる女の子がいましたァ」


ミサカ「……」


一方「偉いジジィやババァ共は考えましたァ。『このガキ量産出来たらスゴクね?』とォ」


一方「どーにかガキを騙くらかしたジジババ共はガキのDNAマップを入手ゥ、善は頑張れと早速クローンを創り出しましたァ」


一方「それが、お前」


ミサカ「……」


一方「しかァし、ここでトラブル発生。何と生まれたクローン共は全員オリジナルの足元にも及ばないカスな力しか出せませんでしたァ」


一方「どう頑張っても結果変わらず。ジジババ共が出した結論はァ……」


一方「『コイツ等、イラネ』」


45 名前:麦茶 ◆XgHHuzI/3o[] 投稿日:2010/04/26(月) 21:17:51.97 ID:dXhE.MAO [8/14]

一方「ンでェ、不必要と判断された軍用クローン計画は中止、クローン共は全員破棄される事に…………なりませンでしたァ」


ミサカ「……」


一方「因みにその頃ォ、別の施設でとある研究が進ンでいましたァ」


一方「【アクセラレータレベル6進化実験】。コイツは学園都市に存在するレベル5の中でェ、唯一レベル6に進化する可能性を持つ一方通行のための計画ですゥ」


一方「だが、【樹形図の設計者】の予測演算ではマトモな【時間割り】を施した場合ィ、レベル6到達までに250年掛かる事が分かりましたァ」



一方「因みに最短コースは、『レベル5の超電磁砲を128人ぶっ[ピーーー]』」


一方「んなふざけた話はねェ、超電磁砲を128人も確保できる訳が無い」

一方「現に以前クローン化に失敗して…………おやァ? クローン? 人数の確保ォ? 」



一方「128人の超電磁砲は作れねェが、その劣化版なら山のように作れね? 人数水増しすればカバー出来んじャね? 」


一方「【樹形図の設計者】の演算結果はァ……」



一方「【二万人のクローン共を殺せばァ、イケる】」


46 名前:麦茶 ◆XgHHuzI/3o[saga] 投稿日:2010/04/26(月) 21:20:58.99 ID:dXhE.MAO [9/14]

一方「……こォして、要らなくなった不要品共に新たな【使い道】がうまれましたとさァ……」


ミサカ「……」


一方「……こんな感じだろォ? 」


ミサカ「……概ね正解です。とミサカは貴方の語りがほぼ事実であると報告します」


ミサカ「では、次はミサカが質問しても宜しいでしょうか? とミサカは対面するソファに腰掛けた貴方に尋ねます」


一方「何でミサカを殺さないのですか? かァ? 」


ミサカ「……はい」


一方「めンどくせェな、さっきも言っただろォが」


一方「お前は、それで良いのかァ? 勝手に創られて、その人間に『実験の為だけにアナタを創りましたァ、だから実験の為に死ね☆』ッて言われてよォ」



ミサカ「それがミサカの、全妹達の役目ですから、とミサカは淡々と自分の運命を……」



一方「ちげェよ」


53 名前:麦茶 ◆XgHHuzI/3o[saga] 投稿日:2010/04/26(月) 21:51:15.02 ID:dXhE.MAO [12/14]

一方「その運命ってやつァ、テメェが目覚めた時、目の前にいた研究員に教えられた事だろォが」


一方「俺が聞きてェのはそこじゃねェ、この世界に一人っきりの「ミサカ0001号」の言葉が聞きてェんだよォ」


ミサカ「この世界に、一人……? 」


一方「学園都市にオリジナルがいよォが、施設に同じ顔が何万人いよォが、今ここで俺と話してるのはテメェだけだ」


一方「テメェが生まれてからたったの数ヶ月だかは知らねェが、人間として生きていくだけの知識は叩き込まれてンだろォ? 」


一方「ならテメェは考えられるハズだァ。自分が何をしてェのか、何処に行きてェのか」



一方「他人に勝手に敷かれた運命のレールに従って、従順に死にてェのか」



一方「ミサカ0001号として、この世に存在し続けてェのか、なァ」

59 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[] 投稿日:2010/04/26(月) 23:02:47.01 ID:dXhE.MAO [14/14]


ミサカ「この世に、存在し続ける……ミサカは突き付けられた初めての選択肢に戸惑いを隠せません……」


一方「めンどくせェ話だが、それは全部テメェ次第だなァ」


一方「好きなだけ悩ンで考えて、そンで決めなァ」


一方「テメェが、テメェの言う運命に従うってんなら……」


一方「そンときゃァ、永遠に楽にしてやるよォ」ガタッ


ミサカ「……どちらに行かれるのですか? とミサカは部屋を出て行こうとする貴方を呼び止めます」


一方「実験だァ実験。テメェは丸一日気絶してたンだよォ」


ミサカ「次の実験のミサカは……どうなさるのですか? とミサカは一抹の不安を抱きます」



一方「まァ、それもソイツ次第だな」



バタン



ミサカ「ミサカ……は……」





79 名前:麦茶 ◆XgHHuzI/3o[] 投稿日:2010/04/27(火) 21:32:54.77 ID:lMIy0MAO [3/8]
戦闘実験室


一方「ほォ、成る程ねェ」


一方「今回から一対多って訳だな? 」


0002「はい、今回より実験は複数のミサカを使用して行います、とミサカは貴方の質問に答えます」


0003「前回のミサカ0001号は所謂小手調べです。とミサカは0002号の台詞に補足を加えます」


一方「まァ、「同じ人間」と一対一を地道に続けンのは余りに非効率だからなァ……ケッ、ちっと考えりャあ直ぐ気付く様なモンなのによォ……」


一方(あンまり他人任せってのも、考えモンかァ……)


0002「実験開始の前に一つ良いでしょうか、とミサカとミサカ0003号は貴方に発言の許可を求めます」


一方「あァ、何だ?」


0003「貴方は、ミサカで遊んでいられるのでしょうか」

85 名前:麦茶 ◆XgHHuzI/3o[saga] 投稿日:2010/04/27(火) 22:55:54.13 ID:lMIy0MAO [5/8]

一方「……遊ぶ、ですかあァ?」


0003「はい、とミサカはミサカ達の質問が貴方に伝わった事を確認し返答します」


0002「ミサカ達「妹達」は、貴方の実験の為に凍結を解かれ、産み出されました。……貴方に、殺される為だけに」


0003「それ以外の存在意義は、妹達には存在しません」


0002「ですが貴方は0001号を殺害せずに自宅に送り、0001号に選択肢を与えました」


0002「生命体……一人の人間として生きるか、実験台としてこのまま死ぬか、と」


88 名前:麦茶 ◆XgHHuzI/3o[saga] 投稿日:2010/04/27(火) 23:03:37.66 ID:lMIy0MAO [7/8]


一方「ン……ちっと待て。なンでアイツに話した内容をテメェらが知ってンだ? 」


0003「妹達は、全員が「ミサカネットワーク」で繋がっています」


一方「ネットワークゥ?」


0002「電気を操る能力を応用し互いの脳波、つまり記憶を共用しているのです。とミサカは懇切丁寧に解説します」


一方「ほォ、なかなかどォして便利な能力だなあァ」


一方「つまり、テメェ等以外の妹達も全員、あの話を聞いてたンだな」


0003「はい。そして貴方があの部屋を退出した後、現段階で個人レベルの思考が可能なまでに成長した全妹達1754人でネットワークを介した話し合いの様なものを始め……」


0002「全員が真っ先に、一つの仮説を上げました」


0002 0003「「一方通行は、ただ単にミサカを弄んでいるだけなのではないか、と」」

90 名前:麦茶 ◆XgHHuzI/3o[saga] 投稿日:2010/04/27(火) 23:45:43.36 ID:lMIy0MAO [8/8]

0002「現段階で妹達の生死を決める最終権限を持っているのは貴方です」

0003「妹達は殺される為だけに産み出された、言ってしまえば人形の様な物」


0003「そんな妹達に、貴方は生き残る可能性をチラつかせ、遊んでいるだけではないのか?」


0002「自分は妹達を殺さない。生かしてやると言っておきながら、飽きたらあっさりと殺すのではないか?」


0003「殺されないと信じ、ある種の信頼を抱き背中を見せた妹達を、いつか背後から襲うつもりなのでは?」


0002「妹達を殺さなければ、一方通行はレベル6には到達出来ないのだから」


0003「これがミサカの質問の内容と、貴方の選択肢に対する妹達の見解です。とミサカは洗いざらいぶちまけます」



92 名前:麦茶 ◆XgHHuzI/3o[saga] 投稿日:2010/04/28(水) 00:34:38.17 ID:iHkpBEAO [2/7]


一方「まァ確かにそォだ。テメェ等を殺すも殺さねェも、今は俺の匙加減一つだ」


0002「……」


0003「……」


一方「俺の考えが少し違ッたら、テメェ等を「単価18万円の人形」ッて割り切ってポンポン殺して実験を進めただろォな」

0002「……では何故」


一方「気に入らねェんだよ、テメェ等のその目がなァ。……まァ今ンとこそンなもンだ」


0003「……理由になっていません。とミサカは貴方の余りにも曖昧な回答に呆れます」


一方「ハッ、そォかい。頭ン中グルグル回ってる不快な考えはあるが、それを言うのはまだ保留だなァ」


一方「つゥか第一に、ここで俺に殺されるのを受け入れるンなら理由なンざ意味ねェだろ」


0002「……」


0003「……」


一方「さァて……今度は俺が質問するかなァ」




93 名前:麦茶 ◆XgHHuzI/3o[saga] 投稿日:2010/04/28(水) 00:54:18.76 ID:iHkpBEAO [3/7]


「最初のアイツと違って、少しは考える時間はあったンだろォ?」


「答えなァ、ミサカ0002号。それと0003号ォ」


「クローンだとか、妹達だとか、創られたからだとか、役割だとか、全部無しにして」


「一人の人間として、テメェの頭ン中にある脳みそ一つで考えて、選べ」


「……生きてェのかァ!?」



「それとも死にてェのかァ!?」


……………………
………………
…………
……





【実験終了】

105 名前:麦茶 ◆XgHHuzI/3o[] 投稿日:2010/04/28(水) 23:54:08.80 ID:iHkpBEAO [7/7]
………………………
…………………
……………
………




0001「……既に実験は終了している時間ですね……とミサカは壁に掛けられた時計を眺めながら呟きます」


0001「一方通行は、今回の妹達にも同じ選択肢を与えているのでしょうか……」


0001「先程ネットワークにアクセスした際、0002号と0003号を確認出来ませんでした……」


0001「やはりミサカを生かしたのは単なる気紛れ、なのでしょうか……」


0001「……などと独り言を続けても何も始まりません。とミサカは静かに一方通行の帰りを待ちます……」



一方「戻ったぜェ、まだいるかァ? 0001号」



0001「……!」



108 名前:麦茶 ◆XgHHuzI/3o[saga] 投稿日:2010/04/29(木) 00:08:45.07 ID:nvnAJcAO [1/4]


0001「……」


一方「なンだいるじゃねェか。どっか逃げたのかと思ったじゃねェかよ」

0001「ここを飛び出したとしても、ミサカには行く宛などありません。とミサカは自分には頼る存在がいない事を改めて自覚させられます……」


一方「あァ、そうだったなァ。テメェが知る世界は研究所の中だけだった訳だ」


0001「あの、一方通行……」


一方「あァ?」


0001「今回の妹達、0002号と0003号にも、ミサカと同じ選択肢を? とミサカは質問します」


一方「当然だろォが。テメェだけ生かして何か意味があンのか? 」


一方「つゥか、御自慢のネットワークで確認出来ンだろォ? 」


0001「先刻よりミサカはネットワークから離脱しています。……自分の頭脳だけで考えるためです。とミサカは貴方に言われた事を実行しているのだと告げます」


一方「おォ、そうかい。まァ心配すんな。アイツ等ならなァ」





「何時まで外で待たせるんですかコノヤロー。とミサカは暴言を吐きます」


「仮にも命の恩人に対して言う言葉ではありませんね。でもいい加減中に入りたいのですがコンチクショウ。とミサカは0002号の文句に賛同します」


0001「!」



133 名前:麦茶 ◆XgHHuzI/3o[] 投稿日:2010/05/01(土) 05:06:06.13 ID:cAcJUoAO [1/3]

一方「まァご覧の通りだ。コイツ等は生きてンよ」


0002「お邪魔しま……ってうわ、何ですかこの無機的な部屋は。とミサカは挨拶もそこそこにマジで生気の欠片も感じない部屋に唖然とします」


0003「失礼します。そして失礼しました。とミサカは0002号の失言を詫びます。しかしコレは酷い」


一方「……テメェ等、他人の家に上がっての第一声がそれとは良い度胸だなァ」


0002「申し訳有りません一方通行。心の底の感情がうっかり滲み出てしまいました。とミサカは真顔で深々と頭を下げます」


0003「右に同じ。とミサカは0002号と同様のポーズを取ります」


一方「あァ、兎に角テメェ等が反省してねェ事は分かった」



134 名前:麦茶 ◆XgHHuzI/3o[] 投稿日:2010/05/01(土) 05:08:42.64 ID:cAcJUoAO [2/3]
0001「……」


0002「おお0001号、感動の再会ですね。とミサカは0001号に詰め寄ります」


0003「貴方と生きて会えるとは正直思っていませんでした。とミサカは正直今の今まで不安だったことを告げます」


0001「0002号と0003号は、生きる事を選択したのですね。とミサカは二人に確認を取ります」


0002「ええ、はい。とミサカは0001号の質問に簡潔に答えます」


0003「実験開始前に一方通行に生きるか死ぬかの二択を迫られ、その場で即答しました。とミサカは補足します」


0003「あくまで戦闘実験がメインなので、ひとしきりの戦闘行為は行いました。一瞬で気絶させられましたが。何あのチート。とミサカは更に補足し、一方通行の理不尽な強さに憤慨します」


0002「正直何されたかも分からんかった。とミサカは率直な感想を述べます。何あのチート」



150 名前:土麦茶 ◆XgHHuzI/3o[] 投稿日:2010/05/05(水) 06:25:51.47 ID:IRBskIAO [2/8]

0002「さて、実は0001号に質問があるのですが。とミサカは0001号に問い掛けます」


0001「……何でしょうか? とミサカは0002号の質問を聞き入れます」


0003「0001号。貴女はまだ決断できていませんね? 」


0001「……!」


0003「その反応は図星のようですね。とミサカは僅かにたじろいぎ目線を反らした0001号の反応を見て確信します」


0002「人として生きるか、実験動物として死ぬか。ミサカと0003号からすれば答は出ている様な物ですが」


0001「……ミサカから言わせて頂ければ、0002号と0003号の方が不思議です」


0001「なぜそんなにも簡単に彼を、一方通行を信じられるのですか? 」


一方「……」


0001「貴女達も含めた妹達の見解では、真っ先に『一方通行の気紛れ』を示唆したハズです」


0001「彼がその気になれば、今ミサカ達を瞬時に[ピーーー]事も可能……」


0001「妹達は殺される為に創られ、一方通行には妹達を[ピーーー]動機があります」


0001「第一に、彼にとって妹達を生かす事はなんのメリットにもなりません」


0001「そんな彼が言う言葉を、何故すんなりと鵜呑みに出来るのですか? 」




151 名前:土麦茶 ◆XgHHuzI/3o[] 投稿日:2010/05/05(水) 06:27:19.29 ID:IRBskIAO [3/8]

0002「……」


0003「……」


0001「お、同じ母体から創られた存在なのに、何故貴女達は……」


0002「0001号。貴女は……怖いのですね?」


0001「……」


0003「現在ミサカと0002号はネットワークから離脱していますので、貴女の心理状態を正確には把握出来ませんが……」


0002「貴女は怖がっている。単に殺される事よりも、信じた後に裏切られる事を。とミサカは推理します」


0001「……そう、なのかもしれません。とミサカはつぶやきます」


0001「彼が出掛けた後、ミサカはたった一人、自分の頭脳だけで考えていました……」


0001「実験の為に創られ、その為に死ぬ。それがミサカの全て」


0001「ですがミサカを[ピーーー]筈の存在が、ミサカに生きるかどうかの選択肢を与えて来る」


0001「普通なら、ミサカの考える普通なら、疑うのが当然です」


一方「……」

154 名前:土麦茶 ◆XgHHuzI/3o[saga] 投稿日:2010/05/05(水) 06:56:49.46 ID:IRBskIAO [5/8]

0001「ですが、考える程、生きる事を選んだ先を考える程……怖いのです」


0001「学園都市の何処かにいるオリジナルの様に、自由に生きられる……」


0001「何をしたいのかを自分で選べて、他人の意見が不服なら否定出来る……」


0001「考えれば考える程に、それは魅力的でした……」


0001「でも、その道をバッサリと閉じられてしまったら? 」


0001「一方通行がまた気紛れを起こしてミサカに、妹達に牙を剥いたら? 」


0001「ミサカの力では到底適わない力に、全て捻り潰されてしまったら……」


0001「……一時の気紛れの為に希望を持たされる位なら、ミサカは……」

0003「何も言われずに殺された方がマシ、ですか? とミサカは0001号の台詞を先読みします」


0001「……」


0003「ならば、0001号は殺されたいのですね。とミサカは冷酷に切り捨てます」


0001「ち、違っ……」


0002「あーあーもう、じれったい。とミサカはいきなり0001号に抱きつきます」


ギュッ



177 名前:土/麦/茶 ◆XgHHuzI/3o[] 投稿日:2010/05/07(金) 22:02:59.23 ID:ZZ3FJYAO [3/5]

0001「えっ、ちょっ……何を……」


0002「良いから黙って抱かれていなさい。とミサカは若干抵抗する0001号を離しません」


0001「うう……」


0003「……」


0002「……怖いのは、ミサカも0003号も同じです」


0001「……さっきまでの貴女方からは想像出来ません。とミサカは0002号の言葉を信じる事が……」


0002「……0001号は自分の思いを、考えを、不安を。全て話してくれました」


0002「今度はミサカ達の番ですね。とミサカはミサカと0003号の考えを語ろうと思います」

178 名前:土/麦/茶 ◆XgHHuzI/3o[] 投稿日:2010/05/07(金) 22:04:17.71 ID:ZZ3FJYAO [4/5]

0002「妹達との話し合いの後、ミサカと0003号はネットワークから離脱し、2人だけで今後について語り合おうとしました」


0002「すると、ネットワークに接続していた時とはまるで違う事態に陥ったのです」


0002「相手、つまり0003号が何を考えているのかが分からない。0003号が口を開かない限り」


0002「当然と言えば当然です。ネットワークに繋がっていないのですから」


0002「今まではネットワークで感覚や記憶を共有し、妹達の状況は手に取る様に分かりましたが……」


0002「さっきまで当たり前の様に仕入れていた情報が、何一つ手に入らない」


0002「自分だけの頭脳で思考し、自分だけの意見を述べる他無い」


0002「他の妹達の記憶や情報の助けを、一切受ける事無く」


0002「研究所の方との事務的な会話では気付きませんでしたが……」


0002「想像以上に、戸惑いました」

185 名前:土麦茶 ◆XgHHuzI/3o[] 投稿日:2010/05/08(土) 00:04:01.89 ID:aSZQ9cAO [1/6]

0002「その戸惑いと不安を、貴女は今絶賛体験中なのですね? とミサカは0001号に投げかけます」


0001「……はい。とミサカは0002号に抱かれたまま返答します」


0002「ミサカも一人きりでこの環境に置かれたら、乗り越えられる自信はありません」


0002「ですがミサカには、自分と全く同じ境遇に置かれている存在が目の前にいました」


0001「0003号……ですね」


0002「ええ。とミサカは返答します。あの時は0003号も、ミサカと同じく落ち着かない様子でした」


0003「……当然の様に繋がっていたネットワークから孤立すると言うのは、やはり不安でした。とミサカは実験室での感想を述べます」

187 名前:土麦茶 ◆XgHHuzI/3o[] 投稿日:2010/05/08(土) 00:21:29.89 ID:aSZQ9cAO [2/6]

0003「今考えると、ネットワークを利用しないで他者と会話するのは、あの時が初めてでした」


0003「兎に角会話が始まらなければ何も進展しませんので、ミサカと0002号はゆっくり、ポツポツと言葉を紡ぎました」


0003「一方通行の事をどう思うか」


0003「ミサカは、0002号はどちらを選ぶのか」


0003「……会話が進んで行く内に、ある事に気付いたのです」


0001「……? 」


0003「ネットワークに繋がっている状態がデフォルトだった「妹達」としては、違和感だらけだったその環境」


0003「……それが、普通」


0003「一方通行が何度も唱えた「一人の人間」としては、その環境こそが当たり前であり普通なのだと」

210 名前:土麦茶 ◆XgHHuzI/3o[] 投稿日:2010/05/10(月) 23:39:52.50 ID:FEZNHIAO [2/3]

0001「普通……」


0003「そう。普通です」

0003「口を開かなければ他者とコミュニケーションがとれないのは、普通」


0003「他者の思考に左右影響されず、自分一人の考えをもつのは、普通」

0003「一人の思考だけでは必ずしも正しい答えに辿り着く訳では無い」


0003「互いに【自分なり】の答えを持ちそれを発言し、そこで初めて他者の思考を知り、【自分なり】に理解する」


0003「ミサカと0002号が違う答を示すのは、普通なのです」


212 名前:土麦茶 ◆XgHHuzI/3o[] 投稿日:2010/05/10(月) 23:59:07.16 ID:FEZNHIAO [3/3]

0002「では、ミサカと0003号が何を考え、望んだのか」


0003「違う答えを出せるミサカ達でしたが、その段階においてミサカ達の答えは合致していました」


0002「一人の人間。いえ、言うなれば生命体としての初期本能」


0003「命が、その可能性を生かす為に絶対に必要な最低条件」


0002「妹達、クローン、役割、与えられた運命」

0003「それら全てを無視し、置き去りにして……」


0002「ミサカ0002号は」


0003「ミサカ0003号は」


0002「生きたい」


0003「そして」













「「死にたくない」」

214 名前:土麦茶 ◆XgHHuzI/3o[] 投稿日:2010/05/11(火) 00:19:04.90 ID:iMBU62AO [1/3]

0001「……」


0002「ミサカ達は、その答えを一方通行にぶつけ……」


0003「今ここに、こうして立っているのです。と、ミサカと0002号は語り終えます」


0001「……貴女方は、やはりミサカとは違う様ですね……」


0002「……」


0001「貴女方の答えを聞いても……ミサカはまだ、怖い……です」


0002「……確かに、ミサカと0001号は違うみたいですね」


0001「……」


0002「だからこそ、それで良いのです」


0001「……え? 」




215 名前:土麦茶 ◆XgHHuzI/3o[] 投稿日:2010/05/11(火) 00:38:28.23 ID:iMBU62AO [2/3]

0002「先程も述べた様に、人は考え方や趣味嗜好が千差万別。バラバラなのです」


0002「何を好むのか、何を望むのか」


0002「好きな色、食べ物、動植物、天気、場所、衣服、時間、……」


0002「それら様々な物が折り重なり混ぜ合わされる事により、一つの人格が形成されます」


0003「それが【個性】です」


0001「個性……」


0002「ミサカや0003号は、これから起こるであろう全ての現象を前向きに、ポジティブに考えて行こうと思います」


0003「それがミサカ達の個性」


0002「0001号。貴女は今、直面している問題に怯え、どの選択肢にも潜んでいる恐怖によって動けないでいる……」



0003「ミサカや0002号とは違う、後ろ向きの考え方。ですが、それも貴女の大切な個性なのですよ」

264 名前:麦茶 ◆XgHHuzI/3o[] 投稿日:2010/05/24(月) 00:01:35.55 ID:2vYztcAO [1/7]

0001「ミサカの弱さが、情けないと言う所がミサカの個性だと言いたいのですか? 」


0002「いえ、肝心なのはミサカと0001号の考え方が違うと言う点です。とミサカは否定します」


0002「ミサカがこの答えに辿り着けたのは、同じ境遇の0003号が身近にいたからこそです」


0002「0001号はこの部屋でたった一人で苦悩し、ミサカとは違う感情を持ち、ミサカとは違う答えを……「怖い」と言う思考を導き出しました」


0002「ミサカと違う状況を経験し、ミサカと違う見方で、ミサカと違う感情を持つ。その結果がどれほどマイナス的で、後ろ向きな物だとしても……」


0002「ミサカと0001号は違う。ここが重要なのです」

265 名前:麦茶 ◆XgHHuzI/3o[] 投稿日:2010/05/24(月) 00:04:23.53 ID:2vYztcAO [2/7]

0002「今のミサカ達にとって、マイナスの感情に価値があるのか? と言うのは別問題です」


0002「大切なのは他者との違い。自分だけの価値観を持つ事なのです」


0001「……貴女の話は、よく分かりました……とミサカは0002号の話を理解した事を告げます」


0001「確かに、この気持ち……「怖い」と言う感情が、ミサカにとって初めて芽生えた……個性なのでしょう」


0001「……この気持ちは、どうしても抑制出来ないようで……」


0001「……怖い……です……この感情を引きずり続けるミサカに、生きる意味があるのでしょうか……」


0002「……あーもう、かなりの重傷さんですね。とミサカは抱きしめる力をほんの少し強めます」ギュッ


0001「ふえっ……」


0002「今の0001号の心の中は、不安と恐怖ではちきれそうなのですね。とミサカは確認します」


0001「……」コクッ


0002「では……明日は? 」


0001「え……? 」


0002「三日後、一週間後、一年後……果たして0001号はどの様な感情を持っているでしょうか? 」

268 名前:麦茶 ◆XgHHuzI/3o[] 投稿日:2010/05/24(月) 00:30:57.63 ID:2vYztcAO [4/7]

0001「そ、そんな先の話なんて、ミサカには特定出来ません。とミサカは0002号の無理難題を……」


0002「ええ、未来の話など誰にも分かりません。その時が来ない限り」


0002「文字通り未来。特定しようの無い先の話」

0002「では……未来の0001号が恐怖に震えたままだと、誰が断定出来るのでしょうか」


0001「……! 」


0002「何かが……0001号の不安、恐怖を打ち消す何かが、未来で待っているかも知れません」


0001「……確証はありません」


0002「ですが、可能性はあります。あくまでも未来、未定の話ですが」


0002「可能性がある以上……ここで生きるのを諦めるのは、余りにも勿体無いのでは? とミサカは問い掛けます」

269 名前:麦茶 ◆XgHHuzI/3o[] 投稿日:2010/05/24(月) 00:51:47.38 ID:2vYztcAO [5/7]
0001「…………」


0003「0001号。ミサカは、ミサカと0002号は生きます」


0003「未来に何が待っていようと、自らの命を諦めません。可能性がある限り」


0002「ミサカ達もまだ、あらゆる面に置いて手探りの状態ですが……」


0003「だからこそ進みたい。外の世界が見たい。完全なる個性、人間らしさを手に入れたい」


0002「例えミサカ達の命が、一方通行の掌の上にあろうとも……」


0002「絶対に、諦めません」ギュッ


0001「…………」


0002「0001号、ミサカは貴女に命令する権限も無ければ、無理に拝み倒すつもりもありません」


0002「決定するのは貴女。ミサカ達は、願うだけです」



0002「生きましょう、0001号」


0003「ミサカ達が側にいます」


0001「…………」



0001「……ミサカは……」

…………………
………………
……………
…………
………
……

284 名前:麦茶 ◆XgHHuzI/3o[] 投稿日:2010/05/26(水) 00:49:48.46 ID:VbJC6.AO [1/8]
……………………
…………………
………………
……………
…………
………
……


一方「さァて、話は済ンだみてェだな」


0002「はい、そしてスマンかった。とミサカは部屋主を長時間放置していた事を思い出し謝罪します」


一方「別に構いやしねェ。テメェ等同士じゃねェと出来ねェ話もあンだろォ」


0003「流石一方通行。寛大な心をお持ちですね。とミサカは一方通行を讃えます。やんややんや」

0002「やんややんや。とミサカは0003号に続きます。やんややんや」


一方「あァ。だが今のにはすこォしばかりイラッとしたわ」


0002「申し訳有りません。とミサカは片膝を着いて手を一方通行に向けヒラヒラさせている状態から瞬時に直立し頭を下げます」ビタッ


0003「右に続きます。とミサカは直立」ビタッ


一方「……フン」


0002「……」ビシッ


0003「……」ビシッ


一方「……、……休めェ」


0002「許可を頂いたので休みます。とミサカは力を抜いてだらけます」テレッ


0003「後に続きます」テレッ


一方「……多少は自重しろよなァ……」

285 名前:麦茶 ◆XgHHuzI/3o[] 投稿日:2010/05/26(水) 00:52:44.94 ID:VbJC6.AO [2/8]

一方「ったくよォ、コイツ等の相手は疲れるわ……」スタスタ


0001「……」


一方「0001号」


0001「は、はい……とミサカは返答します」


一方「お前の答えだが、それで良いンだなァ? 」


0001「……はい。……貴方への恐怖は拭えません。ですが……」


0001「……自ら死ぬ道を選ぶのは、もっと……嫌です」


一方「生きたいから死にたくない。じゃァなく、死ぬのが怖いから生きる。ッてかァ? 」


0001「……それに、ミサカにも……その、未来の……か、可能性が……」


一方「……あァァァめンどくせェ! 他人に物言うンならもっとハッキリしやがれ! 」


0001「……ッ」ジワッ


一方「……」



一方「……生きるンだろ? 」


0001「……」コクリ


一方「……決まり、だな」


290 名前:麦茶 ◆XgHHuzI/3o[] 投稿日:2010/05/26(水) 01:34:42.18 ID:VbJC6.AO [4/8]

0002「いやしかし、0001号の怯えっぷりには若干ながらも呆れますね。とミサカは首をかしげつつ0003号に問い掛けます」

0003「先の話通り、たった一人でこの部屋に置き去りにされていたのです。無理もないでしょう。とミサカは返答します」

0002「……まあ、ミサカも0001号と同じ状況に置かれていたら分かりませんが……」


0002「0001号と違い、ミサカは既に一方通行と意気投合。こうして彼の肩に気軽に手を置」ガシッ


一方「……自重ォ? 」ギリギリ


0002「……いやすいません本当にごめんなさい謝りますから手を放して下さいとミサカはあいたたたたたたた! 」


一方「……」パッ


0002「……あの、命の恩人様相手に調子に乗りましたごめんなさい。とミサあべしっ!」


0003「何という華麗なデコピン。初めて見ましたがこれ相当痛いんだろうなあ。とミサカは他人ごとの様に呟きます」


一方「おふざけが過ぎたらデコピン一発。次からは能力を更に付加するから覚えとけよなァ」


0002「き、肝に銘じます……とミサカは痛む右手でその比にならない程痛む額をさすりながら答えます……いたい」ヒリヒリ



293 名前:麦茶 ◆XgHHuzI/3o[] 投稿日:2010/05/26(水) 02:20:07.20 ID:VbJC6.AO [6/8]

一方「…………」チラッ


0001「…………」オドオド

一方「…………」チラッ


0002「ねえ、凹んでる? ミサカの額凹んでる? とミサカは涙目になりつつ0003号にミサカの額の状況説明を求めます」ヒリヒリ


0003「んー、そう言われれば凹んでると言えなくも……」



一方(……自分の考え方を見つけろ、とは言ッたが……)


一方(ここまで両極端になるもンなのかァ? )


一方(……まァ、これが個性なンだろうなァ)



一方「……よォし。聞け、テメェ等」


三人「……? 」


一方「それぞれ思惑はちげェが、テメェ等は全員生きる道を選ンだ訳だ。それならそれで良い。生きる場所なら用意してやる」


一方「ンで、明日からも実験は続く。他の妹達も生きる道を選ぶかも知れねェ。問題は山積みも良いトコだが……」


一方「……まずは、目の前の問題を片付けなきゃなンねえなァ」


0002「目の前の問題? 何ですかそれは? とミサカは一方通行の意図が掴めません」ヒリヒリ


0003「あ、何となく分かったかも。とミサカはピーンと来ます」


0001「…………? 」


0003「0001号。貴女、最後に食物を摂取したのは何時ですか? とミサカは質問します」

322 名前:麦茶 ◆XgHHuzI/3o[] 投稿日:2010/05/31(月) 01:35:43.85 ID:o9TuiEAO [1/6]

0001「し、食事ですか? えっと…………」

ク~キュルルル~……

0001「あ……」


一方「…………」

0002「…………」

0003「…………」

0001「……実験の前にゼリー飲料を一つ、です……」


0003「つまり丸一日何も食べていない。とミサカは結論を述べます」


0002「もともと殺される予定でしたしね。とミサカは若干残酷な現実を目の当たりにしました」


一方「何はともあれ飯だなァ」スタスタ


0003「……一方通行? なぜ部屋から出ようとするのですか? とミサカは質問します」


一方「ハア? 決まってンだろ、飯喰いに行くンだよ」


0003「いやいや、わざわざ外食せずとも何かある物を適当に食べれば……」


0002「0001号は相当に空腹のハズですしね。とミサカは家主に断りもせず冷蔵庫の中を拝見」ガチャ

0002「……ウワア……」パタン


0003「0002号、どうかしましたか? とミサカはどこか引きつった表情を浮かべている0002号に質問します」


0002「いやあの……扉を開けたら、金属で出来た円錐形の物体が一面に……」


0003「缶詰ですか? ならば好都合ですね。とミサカは冷蔵庫をガチャリと」ガチャ


0003「……オオウ……」パタン

328 名前:つ/ち/む/ぎ/ち/ゃ ◆XgHHuzI/3o[] 投稿日:2010/05/31(月) 02:31:32.80 ID:o9TuiEAO [4/6]
一方「……外食しかねェだろ? 」

0002「ええ。そうなのですが……一つ良いですか? とミサカは発言の許可を求めます」

一方「……あァ? 」

0002「貴方は普段どの様な食生活を? 」

一方「コンビニで適当に済ます。以上ォ」

0003「……不健康ここに極まれりですね。とミサカは第一位の健康状態が少し心配になりました」

一方「うっせェ、男の一人暮らしは大抵こンなモンなんですゥ」

0003「……で、選択肢は外で食べる以外に無くなった訳ですが……」

0002「ミサカ達がこの姿のまま一緒に外出するのは問題があるのでは? とミサカは懸念事項を述べます」

一方「……超電磁砲と瓜二つで同じ格好の奴が三人……流石にちッとマズいなァ……」

0001「あ……あの、ミサカはそこまで空腹な訳でも無いので、急がなくても……」

キュルルルルルル~

0001「あ、う……」

一方「…………」

一方「しょうがねェ、応急措置で着替えだけすンぞ。テメェ等はこれ着ろ」

0002「ちょ……これを着ろと? とミサカは差し出された服に拒否感がMAXです」


0003「ミサカも同じくです。何これ? どこかの超男ですか? 」


一方「さッさとしやがれ、俺だッて腹減ッてンだよ……なァ、0001号? 」


0001「ミ、ミサカは……」キュルルル~


0001「…………」


0002「……仕方が……」

0003「ない……ですね……」

337 名前:麦茶 ◆XgHHuzI/3o[] 投稿日:2010/05/31(月) 22:11:28.53 ID:o9TuiEAO [6/6]

一方「さァて、外に出たは良いが何を喰うかだな」


0001「ミ……ミサカは奢られる身なので、どんな食べ物でも構いませんが……とミサカはやはり空腹なのか足元がおぼつきません」フラフラ


一方「何でも良いッつうのが一番めんどくせェンだがなァ」


0002「…………」


0003「…………」


一方「オイ、自称ポジティブシンキングなお二人さン。何黙ってるンですかァ? 」


0003「……ミサカは初めての外食、と言う大変喜ばしい状況に歓喜するつもりでしたが……」


0002「ねーよ……この格好はねーよ……とミサカは心中を包み隠さず暴露します」


0003「想像するだけで周囲の視線が痛い。とミサカは今すぐにでもこのウルトラマンシャツを脱ぎ捨てたいですいや脱いで良いですか? 」


一方「応急措置だっつってンだろォが。明日になったら服買ってやるから我慢しろ」


0002「……変に思われないように変装をしたら変人になった。とミサカは笑えないジョークを呟きます……」



348 名前:生存報告の麦茶 ◆XgHHuzI/3o[] 投稿日:2010/06/05(土) 01:32:15.64 ID:.lFDw6AO [1/3]

一方「お前等は何やるにしても初体験なンだし適当にファミレスで良いだろ。って事で到着だァ」

0003「うう……恥ずかしかった……すれ違う人達みんなミサカを見てた……」


0002「まあ、仕方ありませんよ0003号。今日限りですし諦めましょう。とミサカは0003号をなだめます」


0003「つか0002号。そっちは開いたYシャツの下にシャツ着てるだけだから恥ずかしくないだろ。とミサカは今更気付いた事に愕然とします」


0002「てへ、ばれた? とミサカは全身隈無く一方通行とお揃いの0003号を眺めます。やっぱないわー」


0003「もう言うなそれ以上言うなあ! お前はそんなにミサカの心を折りたいのか! とミサカは無表情でケラケラ笑う0002号をおおおお!」


0002「おお、怖い怖い。とミサカは半泣きで襲ってくる0003号から逃亡をはかります。プッ」


ギャーギャー


一方「……」


0001「あの……」


一方「あァ……? 」


0001「あ……貴方の服装、別にそこまでおかしくはありませんよ……とミサカは黙って自分の服を見つめて落ち込んでいる一方通行を気遣います」

一方「別に落ち込ンじゃいねェがな……」

350 名前:麦茶 ◆XgHHuzI/3o[] 投稿日:2010/06/05(土) 01:55:51.27 ID:.lFDw6AO [2/3]

一方「おい0002号と0003号」


0003「何ですか一方通行! とミサカは0002号を捕まるのに必死ですが一応返答します。待てえええ!」


0002「身体能力同じなんだから捕まる訳無いだろやーいやーい。で、どうしました一方通行? 」


一方「お前等、特に0003号が今の服装に納得いかねェのは分かってやるが、騒ぐと余計に衆目を浴びンぞ? 」


0003「!」


0002「そりゃそうだ。とミサカは固まってプルプルし始めた0003号を横目で観察します。プッ」


一方「目立ちたく無かったら大人しくしてろよォ? 」


0003「……ミサカ自らが傷口を広げていた……ミサカが衆目に……今の姿ででででで……」プルプル

0002「何だか予想以上に0003号の落ち込みっぷりがパネェので一旦からかうのを止めます。とミサカは反省し0003号の頭を撫でプッ」


0003「お前絶対反省して無い! 今プッって言った絶対言った! とミサカは大声を……あ」


一方「……入ンぞ。さっさと来かがれ」


0001「は、はい……とミサカは入店する一方通行に続きます」


0002「ミサカも同じくーとミサカはこの場を離脱します」


0003「……」プルプル

374 名前:1レスでも書けるときは書くと決めた麦茶 ◆XgHHuzI/3o[] 投稿日:2010/06/06(日) 00:39:59.83 ID:ag3ykYAO [1/4]
……………………
…………………
………………
……………
…………
………
……


0002「いやあ美味しかった。【百聞は一見に如かず】。この言葉は実に的を得ていますね。とミサカは先程食したハンバーグの味を思い出し舌鼓を打ちます」


0001「ミ、ミサカも満足です。とミサカは初めて食べたエビフライが心から気に入った事を告げます」


一方「まァ冷凍物とレトルト品のオンパレードだろォがな。喰う分には問題ねェ」


0003「…………」


一方「……でェ、そこの俺とのペアルックさンはまァだご機嫌ナナメなンですかァ? 」


0003「!」


0001「?」


0003「ペアルック……そうだ、これはペアルックなんだ一応命の恩人であもる一方通行とのペアルックなんだ男性つまり異性とのペアルックなんだ」


0002「……0003号? 」


0003「別にミサカが好き好んで着た訳では無く一方通行がコレを望んだ訳でありそこにミサカの意志は存在しない訳で……」


0002「どうやら自己暗示を始めた様ですね。とミサカは視線を虚空に向け一人で言葉を並べる0003号が若干キモい」


一方「呟くンならもっとボリューム下げろってンだ……まァた人目が……」

379 名前:麦茶 ◆XgHHuzI/3o[] 投稿日:2010/06/06(日) 01:45:17.50 ID:ag3ykYAO [4/4]

0003「そうつまり言うなれば交際関係を持つ女性にありがちな『彼氏の趣味に合わせたらこうなった』的なものでありふべしっ!? 」ズビシッ


一方「キリがねェから強制終了だァ。帰ッて来い0003号」


0003「あ……あれ? ミサカは一体何を? とミサカは先程までの自分の言動が思い出せません。そして何故か頭頂部が痛い」サスリサスリ


0002「何かさっきミサカが受けたデコピンより優しくね? え、何コレ差別ですか? とミサカは待遇の差に納得出来ません」


0001「貴女と0003号のそれに至る経緯が全く異なるからでは……とミサカは冷静に分析します」


0002「ですよねー。とミサカはそう言えばまだ額に痛みが残っているのを感じます」ヒリヒリ


0003「……失礼しました一方通行。とミサカは自分が何をしていたのか記憶していませんが一応謝罪します」


一方「ケッ。構わねェが……お前がその服を相当嫌ってるッつうのは重々把握したわァ……」


0003「いえあの、今までのアレは慣れないこの服に戸惑っていたと言うのが最たる原因でして……」


0003「今では『命の恩人とのペアルックとして楽しもう』と言う結論をミサカは出しました」


0002(自己暗示ってすげえ。とミサカは発言を控えます)


0003「とミサカは弁明しますが自分が何故その様な結論を出せたのか理解不能です」


一方(コイツ等って基本的に隠し事とかできねェんだなァ……)

382 名前:単発麦茶 ◆XgHHuzI/3o[] 投稿日:2010/06/08(火) 11:00:15.24 ID:eoNsOwAO

0003「では気を取り直して……一方通行。今後について二、三宜しいでしょうか。とミサカは質問します」


一方「次の妹達の事かァ? 」


0003「その通りです。とミサカは貴方の察しが良くて助かります」


0002「既にご存知かと思いますが、現段階で準備が完了している妹達は残り1751体存在します」ヒリヒリ


一方「ン? 全部で20000体じゃ無かッたのかァ? 」


0001「ほ、本来なら20000体をほぼ同時期にロールアウトする予定だったのですが……」


0002「予定外の事態が発生し、研究所側の判断で急遽生産が止められたのです。まあぶっちゃけ【0001号の生存】ですね」ヒリヒリ


一方「だが不足の事態が起こってるに割に、テメェ等は実験に使われたよなァ? 」


0002「『創っちゃったのは仕方ない。勿体無いから試しに使うか』的な物ではないかと。とミサカは推理します」ヒリヒリ


0003「ミサカが殺される事が大前提の実験ですので、これ以上の妹達が生産される事は無いと思われます」


0002「それで、その妹達の事なのですが……」


一方「変わらねェよ、テメェ等と。……生きるのか死ぬのか、選ばせるだけだァ」

547 名前:第一弾投下の麦茶 ◆XgHHuzI/3o[] 投稿日:2010/06/10(木) 20:45:28.79 ID:yh0k5wAO [3/5]

一方「研究所側や、この研究を牛耳る更に上の連中も、今は様子見の段階なンだろォよ」

一方「トップの最終判断が下るまで、生産されちまッたクローン共は一応スケジュール通りに使われるみてェだしな」

一方「使われて死ぬか、テメェ等の様に生きるのかは……ソイツ等の判断次第だなァ」

0003「そうですか、良かった……とミサカは一方通行が心変わりしていない事を確認出来て安心しました」

0002「一方通行、もう一つミサカから提案があります。とミサカは元気に手を上げます」

一方「まァそれも大体察しはつくなァ……飯の事だろォ? 」

0002「む……当たりです。とミサカは先手を読まれて少ししょげます」ムー
一方「俺を誰だと思ッてンだァ? これでも学園都市第一位様なンだぜェ」

一方「それに何百人も引き連れて一々外食なンざ、めんどくせェにも程があンだろ」

0003(あ、もうこの人は残りの妹達も生きる事を選ぶと信じている上、その先も考えているんだな。とミサカは少し嬉しくなりましたが口には出しません)

一方「コレからは自炊だ。目立たねェ事に越した事はねェからなァ」

548 名前:凄まじい矛盾を発見し修正を余儀なくされた麦茶 ◆XgHHuzI/3o[] 投稿日:2010/06/10(木) 20:48:39.17 ID:yh0k5wAO [4/5]

一方「まァ……外に出るなッて言う訳じゃねェ、だが俺と一緒にいるのはオススメできねェからなァ。特に夜」

0002「何故ですか? とミサカは何か含みを持たせた貴方の言葉に疑問を持ちます」

一方「【学園都市第一位】のクソッタレな宿命……って奴だなァ」

0003「益々意味が分かりません。とミサカは回りくどい言い方に少しイラッとしました」

一位「ハッ、そォかい。だが知らねェままの方が……! 」

0002「どうしました? とミサカは向こうに見える静まり返った公園を凝視する貴方に問い掛けます」

0003「いや、よく見ると何かいる様な……とミサカは一方通行と同じく公園を凝視します」

一方「……知らねェままの方が、良い事もあるンだがなァ……仕方ねェかァ」

一方「テメェ等は此処にいろ。動くなよォ? 」スタスタ

0002「何が何だか分かりませんが了解しました。とミサカは動かずに一方通行を見送ります」

一方「……あァ、ソレと一応……」クルリ








一方「0001号の目と耳を塞いでおけ。全力でなァ」

0001「……え? 」

551 名前:麦茶 ◆XgHHuzI/3o[] 投稿日:2010/06/10(木) 21:24:31.96 ID:yh0k5wAO [5/5]

0002「一方通行の言い付けですので、失礼します。とミサカは両手で0001号の目を覆います」ガバッ

0003「ではミサカは耳ですね。とミサカは同じく0001号の耳を覆います」ガバッ


0001「ちょ……ちょっと待って……とミサカは視界と聴力を奪われ身動きが取れません」アワアワ


0002「元々動くなと言われていますし丁度良いでしょう」

0003「しかし、何故一方通行は公園に……とミサカは一方通行が消えた公園に目を向」


ワアアアアアアアアア!


0002「……!」

0003「……!」

0001「……?」

0002「……今の聞こえましたか? とミサカは確認を取ります」


0003「ええ。ハッキリと。あれは……」

0001「な……何が聞こえたのですか? とミサカは至近距離にいる二人の声しか……」


ギャアアアアアアア

ピューーーーン……ドシャアアア……

0002「……今の見ましたか? 」

0003「ええ、クッキリと。……すごい、あんなに飛ぶんだ……」

0001「な、何が飛んだのですか!? とミサカは心に不安が…… 」


0002「0001号は見ない事をお勧めします。とミサカは一方通行の真意を理解しました」

0003「聞かないのも同じくです。……うわ、うわあ……」


ピュピュピューーーーン……ドシャドシャドシャアアア


0001「うう……」プルプル




ここでスクリプト落ち
続きます

コメント

No title

序盤が超電磁砲6巻の内容に近いなー・・・予言か!

No title

スクリプト落ちか・・・

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