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唯「一握りの勇気」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 21:27:19.55 ID:0wdmeUU+0 [1/26]
若干書きためあり。
今左手が少し不自由なので書くの遅いですがよろしければみてください。
多分すぐ終わります。

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 21:31:56.27 ID:0wdmeUU+0 [2/26]
何が正しかったのだろう

何が間違っていたんだろう

今どんなに考えてもあのキラキラした幸せな日々は戻ってこない。






追想

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 21:32:55.89 ID:0wdmeUU+0
唯「ふぃ~」

紬「はい。唯ちゃん掃除当番お疲れさま」

唯「わぁ、ありがとうむぎちゃん。今日はアップルティーだぁ」

ふぅふぅと少し冷ました後、渇いた喉に流しこむ。
甘味が掃除で疲れきっていた脳を活性化してくれるみたいだ。むぎちゃんがおかわりのアップルティーと今日のお菓子、シュークリームを持ってきてくれる。クリームたっぷりでとても美味しそう。

唯「ふぃ~むぎちゃんはまるで天使みたいだね~・・・」

紬「まあ、唯ちゃんったら、うふふ」

笑顔と笑顔を交換し、シュークリームをほうばりながら幸せを感じているとあずにゃんが咳を切らしたように立ち上がった。

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 21:34:25.70 ID:0wdmeUU+0
梓「学園祭までもう日がないんですよ!? 1分1秒だって無駄にするわけにはいかないです!!」

唯「まあまああずにゃん」

ぷにぷに。

梓「唯先輩っ,やめてくださいっ」

唯「いやよいやよも好きのうち~」

あずにゃんやわらあったかだよぅ

澪「梓の言うとおりだ。学園祭までもう1ヶ月きってるんだからな。真面目に練習しようみんな」

相変わらずあずにゃんと澪ちゃんは真面目だなぁ。さて、この二人とは双璧の我らがりっちゃん隊員は。

律「ふ~夏が終わったのにまだ暑いなー」

下敷きで涼んでいた。さすがですりっちゃん隊員!!!

唯「りっちゃんスカートがぶあってなってるよ!はしたないよ!」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 21:35:57.36 ID:0wdmeUU+0
律「女子校でパンツ見られるの気にしてられるかってんだい!!」

唯「勇ましいねりっちゃん!!!」

紬「(水色・・・///)」

澪「り、りつ! 部長なんだからもっと率先して練習しないと・・・」

律「だって暑いもーんやる気でないもーん」

唯「もーん」

梓「唯先輩まで!」

りっちゃんとこうしてふざけあえるのも後半年だと思うと悲しくなるなぁ・・・。

澪「今年が最後なんだからさ・・・。 絶対成功させたいし、だから・・・」

ちょっといじめすぎちゃったかな? 
誰よりもしっかりしてて、でも可愛くて! 
恥ずかしがり屋の澪ちゃん。
みんなわかってるよ。 でもほんとに最後だと思うと切なくて、練習するたび、上手くなるたび終わりに近づいてる気がして・・・。
なんて言うのは卑怯だよね。

律「わかってるよ澪。 よぅし練習するか!!」

こんな大好きなみんなとお別れだなんて・・・考えたくないな。

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 21:37:14.26 ID:0wdmeUU+0
練習しようと各々位置についた時でした。

和「まさか三年練連続で忘れるとはね・・。 もはや私の管轄になってるわねここは。 はい、申請許可書。」

私の幼なじみの和(のどか)ちゃん。 今ではすっかり軽音部に馴染んでます。私一人の和ちゃんじゃなくなって嬉しさ半分寂しさ半分かなっ。

和「なに物欲しそうな目で見てるのよ唯。」

唯「和ちゃんが私だけを見てくれなくなったんだぁって思ってさ・・・」

和「何言ってるのよ全く。」

目を背けながら眼鏡を直す。 これは恥ずかしがってるんだと幼なじみだからわかる仕草に少し優越感。 和ちゃんも私と同じ気持ちなら嬉しいな。

澪「り~つ~・・・」

律「ご勘弁くだせぇ澪神様ぁ~」

もう一組の幼なじみコンビにもそういうのがあるんだろーな~。

梓「早く練習を・・・」

紬「うふふ」

こうして今日も幸せな日々が続いて行く。
明日も明後日も続けばいいなっ。

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 21:44:28.58 ID:0wdmeUU+0
それから何日も過ぎ、いよいよ本番まで二週間どなった日のこと。

紬「今週末私の家でお泊まりしながら最練習しない?!」

唯「むぎちゃんちで練習・・・いいね! プチ合宿だね!」

梓「いいですね。 思い出にもなりますし・・・。 あまり練習しなさそうですけど。」

澪「でもいいのか? こんな大人数で押しかけたりして。」

紬「お父様にももう了解をもらってあるの。 娘の思い出作りのためならって。」

律「遊ぶのでも1ヶ月待ちしなくちゃ駄目なのに泊まりなんて・・・何年待てばいいのだろう。」

紬「りっちゃんそのことは・・・」

律「気にしてないって。」ニコ

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 21:45:21.70 ID:0wdmeUU+0
律「しかし別荘があのサイズで小さいっていうぐらいだから・・・」

唯「あの10倍はあるのかなぁ~」

澪「あるわけないだろ・・・」

紬「う~んもう少し大きいかしら」

澪「より大きいの!?」

梓「凄いです・・・」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 21:46:34.96 ID:0wdmeUU+0
さわ子「話は聞かせてもらったわ!!!」

唯「あ。さわちゃん」

さわ子「私も行きたい!!! けど次の休みは友達の結婚式なのよね・・・」

唯「またぁ?」

さわ子「最近結婚ラッシュなのよね・・・・・」

律「そしてさわちゃんは乗り遅れ・・・」

さわ子「あぁん~?」

律「何でもないですぅぅ」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 21:47:13.69 ID:0wdmeUU+0
さわ子「というわけでみんなで楽しんできなさい。 ただ勉強もちゃんとするのよ?」

一同「はーい」

唯「楽しみだねりっちゃん!! 何のゲーム持っていこうか!?」

律「人生ゲームだろ~? それに・・・」

澪「おい、練習しに行くんだぞ?」

紬「まぁまぁ。 息抜きも必要よ澪ちゃん」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 21:47:51.62 ID:0wdmeUU+0
澪「むぎがそういうなら・・・」

律「よ~しむぎの了解ももらったし寝ずに遊ぶぞー!!」

唯「おー!」

梓「不安です・・・」

むぎちゃんちでお泊まり楽しみだな。
早く土曜日こないかな~。

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 21:48:24.04 ID:0wdmeUU+0
その帰り道。

みんなとむぎちゃんちにお泊まりの話で盛り上がり、気づけば分岐点まで来ていた。

律「じゃ~な~唯~~梓~~」

唯「また明日~」

梓「さよならです」



唯「合宿楽しみだねあずにゃん」ぷにぷに

梓「にゃっ! だからなんでいつもそんなにスキンシップを取りたがるんですか!?」

唯「あずにゃんかわいいしぷにぷにだからぁ」

梓「理由になってませんっ」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 21:49:12.36 ID:0wdmeUU+0
唯「楽しい合宿にしようねあずにゃん」

梓「ちゃんと練習もするんですよ?」

唯「わかってるよ。 最後・・・だもんね。」

梓「・・・」




梓「じゃあここで」

唯「うん」

梓「唯先輩」

唯「ん? なぁにあずにゃん?」

梓「卒業したら・・・そのままサヨナラなんてこと・・・ないですよね」

唯「あずにゃん・・・」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 21:55:59.62 ID:0wdmeUU+0
唯「大丈夫だよ。 卒業してもずっと軽音部だよ私達!」

梓「えっ・・・なんか捉え方が違う気がするんですけど」

唯「気にしない気にしないっ」

あずにゃんは私が卒業してもずっとこうしていてくれるかな?
だといいなぁ。
環境がどう変わったって関係ない。
そうだよね、あずにゃん。

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 22:05:44.95 ID:0wdmeUU+0
その帰り道ーーーーーー

唯「今日のおかず何かな~」

唯「ハンバーグだといいなあ。」

そんなことを思いながら帰ってる時だった

「・・・・だろ?」

「いいから・・・とけって」

「・・・・ってないんです・・・ください・・・」



そんな声が、聞こえた。


なんだろう? と興味本位で角を曲がり見ると。

男「もってんだろ? 早く出せよ」

ひ弱そうな学生「もってませんよぉ・・・」

知らない世界に足を踏み入れた気がした

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 22:17:46.96 ID:0wdmeUU+0
ど、どうしよう・・・。誰か大人の人を・・・。

勿論知らないふりをして遠回りして帰ることも出来た。でもそれは間違ってる、と思った。
とにかく大人の男の人を呼びに行こうと決めきびすを返す、が

男「じゃあお前もういいや」

ガスッと甲高い音がする。

学生「あがっ・・・いたいッ!」

男「何が痛いッだよwwwww」

俺「おいおいあんまやりすぎんなよ? 学校にチクリいれられたらたまんねぇ」

男「てめぇチクったらマジ殺すぞ?」

学生「」ガクガク

唯「や、やめなさいっ」

気づくと声がでていた

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 22:27:30.43 ID:0wdmeUU+0
男「あぁ?」

俺「ほら言わんこっちゃな・・・って女かよ」

男「しかもサク女じゃん。 ったく世間知らずの女子校生はこれだから・・・」

何を言ってるのかはあまりわからなかったけどなんとかしてあの人を助けないと!

男「おい、今なら見なかったことにしてやっから消えろ」

俺「女の子殴る趣味はないしな。 あいつじゃあるまいしwww」

うう・・・、怖いよぉ
今なら見なかったことにしてくれるらしいし逃げ・・・

学生「助けて!!!」

男「女の子に助けてってwwwwwwwwねーよ」ガスッ

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 22:34:21.73 ID:0wdmeUU+0
唯「やめてっ・・・あげてください」

男「・・・、あのさ~さっきの話きいてなかった? 見てねーふりしろっつたんだけど。 もしかしてお前メンヘラかよwwww」

唯「??」

唯「とにかく離してあげてください!」

男「うっぜぇなうこいつ」

俺「まあまあここはまかせろよ」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 22:44:25.80 ID:0wdmeUU+0
男「女子校生扱いはなれてますってかwwww」

俺「そうゆうこと」

俺「あのさあ君」

唯「な、なんですか?」

俺「えーと名前は? 俺は俺っていうんだけど」

唯「平沢唯・・・」

俺「唯ちゃんね。いい名前だね」

男「おいwwww口説いてんなよwwwww」

俺「バカいうなよこんな幼児体型に興味ない」

唯「」ムカッ

俺「ああごめんね。話ずれちゃったね。でさ、こいつ君の彼氏かなんか? だとしたらもっといいやつ紹介するよ?」

唯「違いますけど・・・」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 22:57:35.47 ID:0wdmeUU+0
男2「ならなにやってんの?」

唯「えっ・・・」

男2「全くの赤の他人助けようとしてんの?」ハハッ

唯「なにがおかしいんですか!?」キッ

男2「おかしいに決まってるだろ? ドラマの見過ぎで頭いかれたか?」

唯「おかしいのはあなた達でしょ!!? 弱いものいじめなんて小学生のすることだよ!!」

男2「」イラッ

ガシッ

唯「痛ッ」

男の人がいきなり私の髪を掴み引っ張る

男2「こいつ干そうぜマジ」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 23:09:28.95 ID:0wdmeUU+0
男「おいおい性格変わってんぞwwww」

男2「この世間知らずに叩き込んどかねぇとな。 私が正しいみたいなドヤ顔しやがってマジやったろかい」

唯「痛いっ!! 離してッ」ポロポロ

男2「泣くのはベッドの上だけにしろようぜぇ。いいからこいって」

引っ張られる痛みに耐えきれず男の歩く方へ進んでしまう。

男「ったくマジ入ってんじゃねーかw」

学生「」タッタッタッ

男「あっ、あいつ逃げやがったwwwwwwwwww」 

男2「ほっとけ。どうせ金もないだろうし」

唯「うそ・・・・・」

男「君が助けようとした奴我先に逃げちゃたねwwwww」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 23:22:21.10 ID:0wdmeUU+0
唯「きっと助けを・・・」

男2「呼びに行くわけねぇだろ。 ほんと頭ん中花畑だなお前」

男「初春かよwwwwww」

男2「じゃあ次からこうならないようにお兄さん達が色々教えてやるから」

男「ナニ教える気だよwwww」

男2「そっちは任せるわ。こりゃたたねぇって」

男「俺はタイプだがな!」

男2「B専おつ」

男「うるせぇwwwww」

この人達が何を言ってるのかなんてもうどうでもよかった
ただ彼が私を置いて逃げ出したことだけが信じられなかった・・・


唯はいい人ばかりに囲まれ過ぎていたのだ。
類は友を呼ぶ。しかしその線引きからうっかり出てしまったが故に今の状況を生み出してしまった

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 23:34:39.35 ID:0wdmeUU+0
ただ、唯はついていた。

サラリーマン「おいお前ら!! なにやってんだ!」

男の若いサラリーマンの人が髪を掴まれながら引っ張られている唯を見てすぐさま助けに来たのだ。

男「ちっ、リーマンかよどうする? 人呼ばれっと厄介だぞ」

男2「速攻やりゃあいいだろ。 隙作るからよ」

男「は~こうなったお前ってほんと恐ろしいよな。まあおk」

サラリーマン「早く離してやりなさい! 泣いてるじゃないか」

男2「こういうプレーなんすよ。もてないからってやめてくださいよ」

サラリーマン「・・・ふざけるのも大概にしろ。」

男2「おーこわっ。フラグ狙いさすがですね。でもまあその顔じゃねぇ」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 23:42:51.65 ID:0wdmeUU+0
サラリーマン「お前・・・」

男「どんぴしゃwwww」

ガスッ

サラリーマン「がっ・・・」

後頭部から思い切りなぐられたサラリーマンは力なく倒れ込む。

唯「っ・・・あっ・・・」

ようやく立ち直り状況を把握した唯だったがアスファルトに伏すサラリーマンを見て声にもならない叫びを上げた。

男「マジ本田のフリーキック張りの美しさじゃね?www」

男2「今のお前マジきてんな!」

男「うっへっへ」

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/01(木) 23:54:55.23 ID:0wdmeUU+0
唯「大丈夫ですかっ! 今救急車を・・・」

すがるように助けを求めたが反応がない

男2「いや呼ばせねぇよ?」

男「我が家wwww」

再び髪を掴み上げられる。

唯「ったぁぃ・・・やめてよ・・・もうやめてください!」ポロポロ

男2「は?」

唯「こんな関係ない人までどうしてこんなひどいことす、するのぉ・・・?」

悲しみに顔を歪めながら
少しでも良心的があるものなら間違いなく悔い改めてしまう程唯の顔は悲しみに満ちていた。
そう・・・すこしでも良心がこの二人にあれば

男2「ムカつくから」

たったその6文字で、唯の全ては否定された。

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 00:07:35.92 ID:yaHtDS3T0 [1/24]
男2「なんか急におとなしくなったな。」

男「今のうちにさっさとヅラかろうぜwwwじゃねぇとめんどうなことに・・・」

主婦「お巡りさん!! あそこです!!」

男「言わんこっちゃないwww」

男2「ちっ・・・」

男は唯から手を離す
唯はこの時無意識に助かったと思った。
だが、違った。

男2「絶対後悔させてやっから楽しみにしてろよブス」

始まったのだ、不幸が。

男「じゃ~ねぇ~唯ちゃ~ん」

唯「あっ・・・あぁ・・・ああああっ」

自分はなんてことをしてしまったんだろうと。
18年の人生で初めて悔いた。
両手でいくら拭っても涙と恐怖心は消えなかった

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 00:21:44.84 ID:yaHtDS3T0 [2/24]
警察官「最近ああいうの増えてるから最低でもっ二人以上で帰ってね。」

放心状況の唯はただ頷くことしか出来ずにいた。

警察官「また何かあったらすぐに警察に電話するんだよ」

唯「」こくり

警察官「一人で帰れる? 送ってこうか?」

唯「妹に心配かけたくないから・・・大丈夫です」

警察官「でもなぁ」

サラリーマン「俺が送ってくよ。家あの辺りだから」

警察官「あんた傷は!? 病院行った方が・・・」

サラリーマン「帰ったら治療するよ。嫁が看護士なんだ。」

警察官「ならいいが・・・」

サラリーマン「さっきは子供だし世間体があるから油断してただけですよ。」

警察官「ならお願いしましょうから。唯ちゃんもそれでいいかな?」

唯「はい・・・」

サラリーマン「・・・」

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 00:33:11.18 ID:yaHtDS3T0 [3/24]
帰り道

二人はつかず離れずの距離で歩いていく。

サラリーマン「唯ちゃんだっけ? ごめんな・俺が不甲斐ないばっかりに・・・」

唯「いえっ! そんなことないです! 助けてもらってありがとうございました」

サラリーマン「いや、俺がもう少し早くきてりゃ・・・」

サラリーマンは振り返ると

唯「?」

唯の頭を労るように撫でた。

唯「」びくぅっ

サラリーマン「ああごめんな。怖かった?」

唯「い、いえ・・・」

自分を体を張ってまで助けようとしてくれた人を疑うなんてどうかしてる。
今日一日で唯の価値観は様変わりしていた。

サラリーマン「・・・」

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 00:46:36.43 ID:yaHtDS3T0 [4/24]
サラリーマン「俺のこと怖いんだろ。正直言ってみ。」

唯「・・・はい。怖くて怖くてたまらないです・・・」

サラリーマン「あんなことがあったばかりだしな・・・。仕方ない、けどな。唯ちゃんがいつも大切にしてる人達にまでそんな目を向けたらだめだよ?」

唯「えっ・・・」

サラリーマン「君のまわりにはいっぱいいい人がいらんだろうな。じゃなかったらここまで人を怖がらないよ。価値観が変わり過ぎてこれから人をどう見ていいかわからないって顔してる。」

唯「・・・」

ああそうか・・・この人は、この人なりのやり方で慰めてくれている。
またもとの生活を送れるようにと・・・赤の他人の私に手を差し伸べてくれているのだ。そうわかった瞬間・・・涙がまた溢れてきた。

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 01:00:39.81 ID:yaHtDS3T0 [5/24]
サラリーマン「おおいっ泣くな泣くなっ。 おいちゃん捕まっちゃうだろw」

唯「ぐすん・・・まだおいちゃんって歳じゃないですよ」ニコ

サラリーマン「女子高生から見たら二十歳超えはみんなおっさんだろうに」

唯「そんなことないですよぉ~」

サラリーマン「そ。そうか?」ニヒヒ

唯「はははっ変な顔~」

サラリーマン「生まれつきだよ!!!」

そうだ、すべての人が悪いわけじゃない。
私を置いて逃げた人もきっと自分じゃどうにもならないと人を呼びに行ってくれてたのかもしれない。いや、きっとそうだ。
あの警察官、もしくは主婦の人にことずけたんだ。
確かにあの男達は悪い人だったけどそんな一握りしかいない悪者に屈指たりしてやるもんか!

私はそう強く思った。


57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 01:06:18.03 ID:yaHtDS3T0 [6/24]
唯「そういえばなんで助けてくれたんですか?」

サラリーマン「女の子が男に髪掴まれて泣いてたら普通助けるだろw」

唯「それだけですか?」

サラリーマン「まあなんというか・・・・」ジロジロ

唯「?」

サラリーマン「・・・・唯ちゃんが・・・・

唯「えっ・・・」

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 01:19:24.86 ID:yaHtDS3T0 [7/24]
サラリーマン「うちの嫁の昔の姿にそっくりでな・・・・/// それで気づいたら・・・・」

唯「そうだったんですか~少し照れますねちょっと//」

唯「あの・・・?」

サラリーマン「ん?」

唯「私ってブサイクですか・・・?」

サラリーマン「君がブサイクなら世の中の9割はブサイクになっちまうよ。俺とかゴミだよ。何言われたか知らんが心配するな。共学ならもてもてさ」

唯「っ///」

しばらくして無事家につき、命の恩人とも言える人と別れた。
また会えたらいいな・・・学園祭が一般オープンならよかったのに

そんなことも考えられるぐらい、私は戻って来ていた。
境界線の中へ

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 02:08:36.17 ID:yaHtDS3T0 [9/24]
唯「ただいま~」

憂「お姉ちゃん! 遅かったから心配したよ?」

唯「ごめんね! ちょっと面白い本があってずっと立ち読みしてたら遅くなっちゃった」

憂「お姉ちゃんったら。最近物騒なんだから出来るべく早く帰ってきてね?」

唯「憂もね!」

憂「私は部活してないから大丈夫だよ。」

唯「そっかぁ」

憂・・・私の家族で一番大切な妹・・・。
この子だけには絶対あんな思いしてほしくない。
憂は私が守るんだ!

唯「」ふんすっ

憂「?」

唯「ところで今日のご飯何~?」

憂「ハンバーグだよ。お姉ちゃん♪」

唯「以心伝心だよ憂~!」

憂「もう、。お姉ちゃんったら」ふふふ

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 02:25:22.77 ID:yaHtDS3T0 [10/24]
とある喫茶店

男「兄のやろう今日も徹マン無理だとよ。ったく京大様はお暇なんてないのかね~。」

男2「・・・・」

男「ったくまだ考えてんのかよ? たかが女子高生一人に剥きになんなって」

男2「なってねぇよ!」

男「おーこわ」

男2「あの自分が正しいって、何も間違ってないって目がイラつくんだよクソが・・・・」

男「似てんのか?」

男2「誰にだ?」

男「いや別ーに。で、どうすんの? まさかマジで殺すとか言わねぇよな?」

男2「そんなリスキーなことしねぇよ。確かあいつサク女だったよな?」

男「ああ」

男2「今一人いるからよ。そいつから色々聞いてみるわ」

男「お前ってほんとおっかないよな」


64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 02:37:17.50 ID:yaHtDS3T0 [11/24]
翌日
夕方、とある喫茶店

男「で、今からくんの? そのキープのサク女の子とやらが」

男2「ああ。ひらさわってやつのこともしってるらしい。あんな幼児体型で姫子と同じ高三とはびっくりしたよ」ははっ

男「はいはいうらやまけしからんね」

男2「なんだよ? ひがんでんのか?」

男「べつにー」

男2「そうがなるなよ。今日来る奴、姫子ってんだけどお前が気に入ったらやるよ」

男「」シャキーン

男2「現金やつ」

姫子「ごめーん掃除登板で遅くなって」

男「結婚してください」

男2「はえぇっ」

姫子「?」

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 02:47:30.90 ID:yaHtDS3T0 [12/24]
男2「掃除登板とかお前も真面目だな。で、ひらさわの住所と電番わかった?」

姫子「電電話番号はわかったけど住所までは・・・」

男2「チッ。で、家族構成は?」

姫子「あのね・・・平沢さん凄くいいこだから(ry」

パシンッ

姫子「あっ・・・」

男2「聞いてねぇんだよそんなこと。家族構成は?」

姫子「・・・・両親と妹が一人・・・。両親はほとんど外出してて家で妹と二人が多いみたい」

男2「妹・・・・ははっ整いましたってか!」

男「・・・・」

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 02:57:25.28 ID:yaHtDS3T0 [13/24]
男2「ちょっと仕込みしてくるわ。また夜に電話すっから」

男「ああ」

男2「ああ姫子」

姫子「なに?」

男2「お前ウザいからもういいや。そいつにあげたから。そこんとこよろしく~」

姫子「えっ、ちょっと!!!」

カランカラン

姫子「もう・・・」

男「あいつも昔はああじゃなかったのにな」

姫子「そうなの?」

男「ああ。確かに悪だったけどこんなつまんねーことはしなかったよ」

姫子「とめないの? 友達でしょ? いつか捕まるか殺されちゃうわよ?」



69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 03:07:05.49 ID:yaHtDS3T0 [14/24]
男「俺は喧嘩さえできりゃいいからなー。まあそのうち飽きるでしょ。さて・・・ホテル行きますかwwwww」ぐひょひょwwww

姫子「別にいいけど私処女だよ?」

男「はあっ?! 嘘だろおい」

姫子「ほんとよ。なんなら確認しにいく?」

男「・・・・いいや。めんどくさいし。それに俺のこと好きじゃないやつとはしたくねぇ」

姫子「案外堅物なのね」

男「うるせぇっ」

男「(あいつ・・・いつまで引きずってんのかね)」

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 03:29:09.74 ID:yaHtDS3T0 [15/24]
唯「いよいよ明後日かぁ~たのしみだよ~」ごろごろ 憂「むぎさんに迷惑かけちゃ駄目だよ?」
唯「失礼だな~憂は!」ぷんすか
憂「ふふっ。ごめんねお姉ちゃん。明後日一人きりだと思うと寂しくって」
唯「憂もくればいいのにぃ~」
憂「練習の邪魔しちゃったらわるいし・・・軽音部の合宿だから軽音部のみんなでやるのが一番だよきっと」
唯「憂はしっかりしてるよね。私が妹ならお姉ちゃん連れてってー!って泣いてでも行くのに」
憂「あはは」 prrrr
憂「あっ私出るね」
唯「ほいほーい」 ほんと憂は良くできてるなーと感心しつつテレビをつける。
唯「あ~ねずっちだ」 頭いいよね~ねずっち その賢さ少しわけてくだせぇ!
憂「お姉ちゃん~でんわ~」
唯「ん~? 誰だろ~」
ねずっち「整いました」

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 03:48:57.52 ID:yaHtDS3T0 [17/24]
男2[もしもーし。わかるかな? ほらー昨日髪引っ張り合いっ子じた仲だろ~?]ぎゃはは

その笑い声は電話の周りから聞こえた。

唯「な、なんで・・・?」

男2[お前のクラスに姫子っているだろ? そいつに聞いたんだよ番号。ちょっとした知り合いでな。理由もきかず教えてくれたよ]

唯「うそ・・・」

男2[心配すんなってちゃんと疑われないように女でかけたからよ]

男なら憂が不安がってまず誰?とでも聞いてきただろう。わざわざそんなことをする、出来るってことは・・・。

男2[お父さんとお母さんは今頃どこかな? 大切な娘二人置き去りにして旅行とはなぁ]ぎゃはは

唯「ひっ」

この瞬間から私の地獄は始まった

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 04:00:21.49 ID:yaHtDS3T0 [18/24]
男2[おいおいそんな声出すなよ妹さんに気づかれるぞ?]

振り返って確認してみると憂はテレビに夢中で気がついてない。
クラスメートか何かの電話だと思っているのだろう。

唯「要件・・・なに?」

思い切り敵意を込めた声で言い放つ。

男2[なーにただお金をちょっとばかしくれればいいよ]

唯「・・・いくら?」

男2[10万ってとこかな]

唯「それ払ったら二度と私や憂、それにみんなにも近づかないで!」

男[みんな? ああともかく約束するよ]

唯「わかった。10万円ね」

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 04:11:24.18 ID:yaHtDS3T0 [19/24]
男[ただし明日までにな。]

唯「・・・わかった」

男[次は迷惑がかからないよう携帯にかけるよ。番号教えてくれないか?]

唯「待ってて」

二階に置いといた携帯を取りに行きすぐに番号を伝える。

男[OK。いっとくが警察にたれこんだらお前の知らない俺の友達が妹を・・・]

唯「払うって言ってるでしょ!!」

男2[ならいいんだ。じゃあまた明日な唯]

唯「・・・・」

吐き気がする・・・・。
けど10万ぐらいで憂やみんなが救えるなら・・・・。
あても、ある。
終わらせるんだ
みんなを守るために

77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 04:17:14.01 ID:yaHtDS3T0 [20/24]
男2「やれやれ」

女「10万だけですますなんて随分優しくなったじゃんww」

男2「ばーか・・・すますわけねぇだろ」

男2「金より重たいもん奪ってやるんだよ」

男友「金より重いもの?」

男2「存在価値ってやつだよ・・・まあみてろって」

男「・・・・」

79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 04:27:25.42 ID:yaHtDS3T0 [21/24]
翌日。

私はお腹が痛いのを理由に早退した。
生理の遅れで・・・と保健室の先生に離話すと案外あっさり帰してくれた。
そのかわり「あなたってもっと真面目な子だと先生おもってたわ」なんて言われた。

でも今はそんなこと気にしてられない。
一刻も早く10万円用意しないと

急いで家に戻り引き出しを漁る。

唯「通帳・・・・どこー・・・」

まるで泥棒さんになったみたいだ。

唯「あった!」

早く下ろさないと!!!

83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 04:53:52.12 ID:yaHtDS3T0 [22/24]
番号も知ってた。いつの間にか憂が食費やら学費やらを管理するようになっていたけど私にだってこれぐらいできるんだ。

唯「お父さん、お母さん・・・ごめんね・・・」

みんなを助けるためにこのお金使います。
それなら無駄使いじゃないよね・・・。

お父さん「「唯、憂はああ見えて寂しがり屋だからな。しっかり支えてあげなさい。そして何かあったら守ってあげなさい。それがお姉ちゃんだ」」

唯「お父さん・・・」

泣いたら駄目・・・。
あんな奴らに屈するもんかっ

憂は私が守るんだ・・・!


84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 05:15:24.16 ID:yaHtDS3T0 [23/24]
待ち合わせは近くの公園となった。 あっちも一人で来るらしい。 いっぱいでこられたらお金を渡した後逃げられないかもしれないから良かった。 10万円の入った封筒を手脇に抱え待つこと5分。
男2「ちっと遅れたかな? すまんすまん」
唯「」キッ
男2「そう睨むなって。こっちも何かといるんだよ金が」
唯「10万円あります。これでもう二度と関わらないでっ!」

男2「っと。お金は投げるもんじゃねぇぜ」 受け取ったお金を律儀に数えていく男
男「確かに受け取ったわ」
唯「じゃあこれで・・・・」
男「はあ? なにいってんの?」
唯「えっ・・・・まだ何かあるの? 10万円も払ったよ・・・・?」
すがるような瞳を向ける唯に、男は笑いながら言い放った。

男2「一人10万な。憂ちゃんの他にもいるんだろ? 襲われたくない子」ニコ

104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 16:49:47.15 ID:bFlutvyB0 [1/44]
唯「なにいって・・・・」

男2「だからさー他にもいるんだろ~? お前が大切に思ってる?ってやつw」

男2「もっとわかりやすく言おうか? 払わないと軽音楽部のメンバーがどうなっても知らないよ?」

唯「なんで・・・そんなこと・・・」ポロポロ

男2「お前が悪いんだろ? あんなとこで私正しいことしました! みたいな面しやがって・・・」

唯「謝るからぁっ!! ごめんなさいぃ!!!」

男2「別に払わなくてもいいよ? 約束は約束だし憂ちゃんには手は出さない。その代わり払わなかった分の人は・・・まあ殺しまではしないけど。輪姦するぐらいかな」

唯「りんかん・・・?」

男2「本当に世間知らずだよなお前。わかりやすくいうと集団レイプだよ」

唯「レイプなんて・・・だめだよ。やめてよ・・・」

105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 16:50:22.21 ID:bFlutvyB0 [2/44]
男2「なら一人10万ね。いや~ほんと唯ちゃんは友達思いでいい子だねーバカだけど」

唯「うぅ・・・・うぁっ・・・グスっ・・・・」

なんでこんなことに・・・
そんなお金あるわけないよ・・・

りっちゃん、澪ちゃん、あずにゃん、むぎちゃん・・・全部で40万円・・・、

男2「まあさすがに40万を1日でなんて言わないさ。1週間やるから。まあ足りない場合は誰を捨てるか選べよ? じゃあな」

立ち去って行く男を見て私は・・・初めて人を殺したいと思うほど憎んだ。

106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 16:50:52.64 ID:bFlutvyB0 [3/44]
__________

憂「あっ、お醤油切らしてる。買ってこないと・・・お財布お財布っと・・・ついでに少しお金も下ろしてこようかな」

__________


唯「40万円・・・どうしよう・・・」

途方もなくウロウロしていたつもりだが気づけば家の前まで来ていた。

ここでウロウロしてても仕方ない。とりあえず家に帰ってからかんがえよう

唯「ただいま~・・・」

なるべく元気に言ったつもりだがやはり元気がない。あるわけ・・・ない。

憂「お姉ちゃん」

唯「あっ憂、ただいま」

憂「ちょっと話があるの。茶の間に来て」

107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 16:51:42.05 ID:bFlutvyB0 [4/44]
なんだろう?と思いついていくと机の上に銀行の通帳がおいてあった。
その瞬間、頭が真っ白になった。

憂「お姉ちゃん、何か欲しいものでもあったの・・・? 言ってくれたら10万円もはあげられないけど・・・私のおこずかい前借りして・・・」

唯「・・・・」

憂「欲しい機材でも・・・」

憂のためなのに。
憂のために払ったのに・・・!
なのになんで怒られなきゃいけないの・・・・!
何も知らないくせにっ!
私が憂達を守る為にどれだけ・・・・!

唯「うるさい・・・」

憂「えっ・・・」

唯「妹の癖に母親みたいなこと言わないでよっ!」

憂「お姉ちゃん・・・?」


108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 16:52:26.70 ID:bFlutvyB0 [5/44]
唯「そうだよ。欲しいものがあったから盗ったの。いけない?」

憂「これは私達の生活していく為にお父さんが置いて行ってくれたお金なんだよ? お小遣いだって毎月一万円・・・・」

唯「足りないよそれぐらいじゃ。欲しいものいっぱいあるしさ」

憂「ならお小遣いを貯めて・・・」

唯「待ってられないよそんなの」

憂「お姉ちゃん・・・」

唯「いつまでも子供扱いしないでよ。いいよ、憂がくれないならバイトでもするから」

憂「・・・私のお小遣い全部あげるから。それなら・・・」

唯「いらないよ。そんなお金・・・」

そそくさと二階に逃げ込む。

唯「・・・・」

憂ぃ・・・・ごめんね・・・。
ごめんねぇ……。

大粒の涙をこぼしながら

109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 16:53:53.62 ID:bFlutvyB0 [6/44]
翌日

唯「おはよー・・・」

律「おはよーって唯クマっ」

唯「ふんー?」

澪「どうしたんだ唯。凄いクマだぞ」

唯「昨日ちょっと眠れなくて~」

紬「何か悩み事? 昨日も具合悪そうだったし・・・」

唯「たいしたことないよ~」
律「ほんとか?」

りっちゃんが真面目に心配するぐらい今の私はつらそうな顔してるのかな。

唯「平気だよりっちゃん! 授業中寝るから!」
律「それだ! ここでいつも寝るから帰って寝られないんじゃ・・・」

澪「言えてる」
紬「まあ」うふふ
みんなを守らないと・・・改めてそう決心した。

姫子「・・・・」

110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 16:55:10.27 ID:bFlutvyB0 [7/44]
放課後

いつも通り部室でお茶をして明日のお泊まりについて話し合っていた。

澪「練習がメインなんだからな!」

律「わかってるって~」
梓「ほんとにわかってますか律先輩・・・」

律「わかってるって。ああそうだ。体育館の使用申請用紙出さないと。あっちでリハーサルしたいだろ? みんな」
梓「そうですね。」

澪「というかまだ出してなかったことに驚きだよ」

律「だーかーらー今から出しに行くって」

澪「私も行くよ。和にいつも遅くなってごめんって言っとかなきゃ」
律「ふーんだっ」

梓「私も行きます。教室にも用事があるので」

紬「じゃあ帰りによりましょうか」
唯「みんな行くの? じゃあ私も」

律「唯は寝てろよ。今日も体調悪そうだし・・・」
唯「りっちゃん・・・」

ありがとう、りっちゃん。

113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 16:59:27.16 ID:bFlutvyB0 [8/44]
みんなが出て行った部室。残ったのは私だけ。
みんなの鞄もある。
唯「ごめんね・・・みんな」

みんなのためだから・・・ね。がさごぞ・・・。
やっぱり女子高生、大した金額は入ってなかった。ただ1人を除いて・・・。

唯「色々なカードと・・・30万円・・・!」

むぎちゃんはほんとにお嬢様らしい。
あと10万円・・・なんとかしないと・・・。

それからみんなが帰って少し練習をした後帰ることに。
唯「私用事あるから早く帰るね-。明日むぎちゃんちで!」
律「ぉ~体調なおしとけよ~」

後10万円・・・!

律「じゃあ私達は女子高生らしく買い食いでもしますか」
澪「まったく・・・」
紬「いいじゃないたまには」

梓「駅前に新しい喫茶店オープンしましたよね。とある茶店の混同菓子っていう変な名前の」

律「よーしそこに決まり!」
澪「あぁっおい待てよ律-」

117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 17:02:48.36 ID:bFlutvyB0 [9/44]
とある茶店

律「はー食った食った。いや~なかなか美味でしたな。」
梓「そうですね」
澪「そうだな」
紬「ええ」

律「・・・唯がいないとつまんないぃー!」
澪「具合悪そうだったな、唯」
梓「明日これるんでしょうか」
律「無理やりでも連れて行くさ!」
梓「時間も時間ですしそろそろ帰りましょうか。」
澪「だな」

各々が会計していく中。

紬「あれ・・・」
澪「どうしだむぎ?」
紬「・・・ううん。ちょっとお金入れ忘れて来ちゃったみたい。澪ちゃん貸してくれない?」
澪「珍しいな。はい」
紬「ありがとう澪ちゃん」
律「むぎ~ちゃんと返すんだぞ~?」
澪「お前と一緒にするな」ごちんっ
律「いたぃ~」
紬「・・・」

118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 17:04:38.06 ID:bFlutvyB0 [10/44]
唯「あれ~・・・ない・・・」

通帳を探しているが一向に見つからない。恐らく憂が隠し場所を変えたのだろう。

唯「憂め・・・」

帰ったら素直に後十万いると言おう。憂ならきっとわかってくれる。

憂「ただいまー」
唯「おかえりー憂。それでちょっとお願いがあって・・・」
憂「・・・お金・・・まだいるの?」
唯「うん・・・」
憂「なら何を買うかちゃんと言って?」
唯「言えない・・・」

言ったらきっと憂は警察に行く・・・そしたらまた憂が危ない。それだけは避けないと。

憂「・・・どうしても今必要なの?」
唯「うん・・・」
憂「わかった。これ・・・。私のお小遣い貯めてた貯金が丁度10万円あるから・・・使って、お姉ちゃん」
唯「憂・・・ありがとう。必ずいつか返すから!」
憂「」ニコリ

こんな最低な私を信じてくれてありがとう・・・憂。

120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 17:07:46.84 ID:bFlutvyB0 [11/44]
あれなんかIDちがうけど1です。
書き貯め→投下方式にしますので少し時間がかかりますがよろしくです

122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 17:29:44.99 ID:bFlutvyB0 [12/44]
お金は案外早く集まった。みんなの安全の為に早めに渡そう。そう思いながら床につく。

限界など~しらない~♪

唯「メールだ。」

琴吹 紬
件名どうしだの? 

唯ちゃん、こんな事は言いたくないけれど・・・それしか思いつかないからこうしてメールしてます。
私のお財布からお金を抜き取ったの唯ちゃんだよね。執事が指紋鑑定までして調べてくれたの。勿論初めは唯ちゃんなんて思わなかったわ。
でも執事に間違いないと言われて・・・それにあのとき残ってたのは唯ちゃんだけよね?
私はお金がどうこういうわけじゃないけれど・・・お金のトラブルは交友関係に亀裂をもたらすとおもうの。だからレスポールの代金も忘れた振りしてたのよ?
唯ちゃん、あなたが私の事どう思ってるかはわからないけれど・・・私はあなたやみんなのこと一生大切にしようって思ってるわ。だからこんなことは二度としないって約束して?
盗ったお金はあげるから明日からまたいつも通りでいよう? 勿論このことはみんなには話してないからね。
唯ちゃん、大好きだよ

そのメールをみたとき、私は取り返しのつかないことをしたんだと思った。
もう二度と・・・むぎちゃんと元の関係には戻れないだろうと・・・

129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 18:21:12.22 ID:bFlutvyB0 [13/44]
それから壊れて行くのは早かった。
次の日の泊まりにも理由を付けて行かなかった。いけるわけがなかった。
学校にも行かなくなり、興味本意ながら煙草やお酒にも手を出し始めた。

友達を守る為に憂やむぎちゃんから盗ったお金を使い続けた。憂には何回も怒られたが叩くと黙ると言うことがわかってから最近は何も言ってこない。叩かれるのが怖いのだろう。
りっちゃんや澪ちゃんあずにゃん、和ちゃんからも電話やメールが絶えない。
実際何度か家まで来てくれたが会う気になれず出なかった。

唯「ふぅ・・・げほっげほっ」

全然おいしくない。むぎちゃんのケーキの方が何倍もおいしかった。
でももう・・・食れない。
ずっと・・・。

憂「お姉ちゃん・・・さわ子先生きてるよ」

唯「さわちゃんが・・・?」

退学届けでも持って来たのだろうか?
学校のことはいずれどうにかしなきゃならないしここで逃げても仕方ないよね・・・。

130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 18:21:48.97 ID:bFlutvyB0 [14/44]
さわ子「どうしたのだろ? もう一週間も学校来ないなんて。何かあったの?」

唯「・・・べつに」

さわ子「唯ちゃんあなた煙草くさいわよ?」

唯「・・・学校はやめます。だからもう帰ってください・・・」

さわ子「あなたねぇ・・・みんなも心配してるのよ? むぎちゃんなんて毎日あなたの分のお菓子も用意してね・・・それ食べようとしたらすごい怒るのよ? 唯ちゃんの分だからって」

唯「・・・」

さわ子「明日からこれるわよね?」

唯「そうだよね・・・初めて受け持ったクラスでいきなり退学者なんて出したくないよねさわちゃんも」

さわ子「」ピキッ

さわ子「てめぇ甘えてんじゃねぇぞ・・・?」

唯「えっ・・・」

さわちゃんはいきなり私の胸倉を掴み上げた。

131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 18:24:05.31 ID:bFlutvyB0 [15/44]
さわ子「何があんたをここまで変えたかは知らないよ? けどだからってみんなに当たって腐らせて楽しいの? みんな唯ちゃんのこと大好きなのよ? 
あの子達がどれだけ心配してるかわかる? りっちゃんなんてお菓子も全く食べなくなったしあんまり笑わなくなった。今日も私のところに来て泣きながら唯どうしちゃったのかなって! 
他のみんなもそうよ! 学園祭も近いのにあなたのパートを外さずそのまま練習してるの! あなたには・・・それがわからないの? 」

唯「・・・ひっぐ・・・うぁ・・・さわ・・・ちゃん・・・」

さわ子「大丈夫よ唯ちゃん。私はあなたのこと信じてるから。なにがあっても驚かないし信じるから。」

そう優しく抱きしめてくれながら・・・何度も頭を撫でてくれた。

132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 18:26:19.53 ID:bFlutvyB0 [16/44]
全て話した。さわちゃんならどうにかしてくれると思ったからだ。少し遅すぎたけど、ちゃんと話せばみんなわかってくれるよね・・・。

さわ子「」ギリッ

さわちゃんは私の話を聞いて泣きながら歯をくいしばってた。

さわ子「そいつら殺す・・・」

なんて物騒なことも言ってたけど必ずなんとかするから明日から学校に来なさいと言われた。
戻れるのだろうか・・・またあの光の中に。

唯「憂。いっぱい叩いてごめんね・・・私のことも叩いていいから」

憂「なんで言ってくれなかったのよ・・・お姉ちゃん」

唯「憂を守りたかったから・・・でもいつの間にか傷つけてたよね。駄目なお姉ちゃんでごめんね」

憂「自分の方が何百倍も傷ついてるくせに!!! バカ・・・バカ・・・っ・・・唯の・・・バカァ・・・」

唯「ごめんね・・・ごめんね・・・」

謝ることしか、出来なかった。

136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 19:08:27.48 ID:bFlutvyB0 [17/44]
翌日学校

律「唯っ!!! 心配したんだぞこのバカ!!!」
唯「ごめんねりっちゃん・・・」

泣きながら抱きついて来るりっちゃんを愛おしく撫でる。

律「唯がいなかったからボケが私だけだったんだぞ? この恐ろしさ、唯ならわかるよな?」

唯「うんうん」

澪「唯・・・お帰り」

唯「ただいま澪ちゃん」

澪「なにがあったか詳しくは聞かないけどさ・・・またみんなでバンドやろうな? 一緒に・・・ずっと一緒だよ・・・唯・・・大学で別々になったって離れてやるもんか・・・だから勝手に・・・いなくならないで・・・唯・・・」

唯「澪ちゃん・・・」

137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 19:09:02.22 ID:bFlutvyB0 [18/44]
紬「唯ちゃん・・・私」

唯「悪いのは私だからきにしないでむぎちゃん。必ず返すから、レスポール代も」

紬「唯ちゃん・・・」

唯「まだ友達でいてくれる・・・?」

紬「当たり前じゃないっ!」

唯「えへへ・・・よかった」

梓「唯先輩が来てるって本当ですか!?」

唯「あずにゃん・・・」

梓「唯先輩・・・!」ぎゅ-

唯「あずにゃんいたいよぅ」

梓「たまには私から・・・させてください」

唯「心配かけてごめんね」

梓「全くです・・・今日から猛特訓ですからね! 覚悟するです・・・!」

138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 19:10:06.02 ID:bFlutvyB0 [19/44]
和「36回。」

唯「和ちゃん・・・」

和「私があなたの家に行った回数よ。あまり心配かけないでね、唯」

唯「ごめんなさい×36! こんなのじゃ足りないよね・・・」

和「足りない分はこれからもらうわ。澪と同じことで二番煎じだけど・・・ずっと一緒にいましょう。唯。」

唯「和ちゃああああん」ぎゅううう

梓「私もっ」ぎゅうう

律「私もしたい!」ぎゅっ
澪「私も・・・///」ぎゅっ
紬「はあはあ・・・」ぎゅっ

姫子「なんかよくわからないけど上手くいったみたいね。あいつに頼むまでもなかったか・・・」

そう。また戻ってこれたんだ・・・光の中に


139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 19:11:43.47 ID:bFlutvyB0 [20/44]
それからは思った以上に簡単だった。
お金を渡す所に警察の人が待ち伏せして恐喝と言う証拠をとった後その男を逮捕。
取り調べや公有関係で他に余罪があった人達も捕まったみたい。あの人が言っていた他の奴という人もみんな捕まっただろう。
お金も戻って来た。信じられないことにお金は一銭も使ってなかったそうだ。

とにかく、こうしてあっさり幕は閉じた。
こんなことならもっと早く言っておくべきだった。
さわちゃん曰わくああやって警察に言わないよう口封じをするのは子供の典型的な脅し方らしい。
大人って凄いな・・・私なんて守ろうとしたものをただいたずらに傷つけただけだったのに。

失われた時間は取り返せないけど・・・これから埋めて行くことは出来るよね?

みんな・・・大好き

そして・・・ありがとう

end?

145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 19:29:02.88 ID:bFlutvyB0 [23/44]
刑務所_______

男2「言っちゃったかーそりゃまああそこまで追い詰めたら言うよな普通。まあ約束は約束だし・・・」

「ハロー。元気してた?」

男2「おせぇよ兄・・・3日も拘留させやがって」

兄「色々と準備がいるのよこ-いうのには」

男2「まあいい・・・助かったよ」

兄「で? お前が捕まるぐらいなんだから当然面白いことしてたんだろ?」

兄「混ぜろよ」

男2「ああ・・・さぁ…て。 コンテニューといきますか」

148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 19:49:48.58 ID:bFlutvyB0 [24/44]
________

学園祭が明日に迫っている日のことでした。

梓「唯先輩違います! そこはもっとミュートして!」

唯「こ、こう?」

梓「違います!」

唯「ひえぅ」

律「本番に間に合うのか~これ」

梓「間に合わせてみせます! 今日は体育館で徹夜ですからね!」

唯「ひぃえぇ助けてむぎちゃん」

紬「申請してきますね♪」

澪「鬼だ」
律「鬼がいるぞ」

149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 20:01:50.15 ID:bFlutvyB0 [25/44]
さるさんってなんぞ
2ちゃん恐ろしか

150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 20:02:47.45 ID:bFlutvyB0 [26/44]
もうすっかり元通りになった私達は学園祭の為に粉骨砕身? です!
むぎちゃんにも少しづつお金を返してます。その額が減るほど私達の関係は元に戻って行く・・・そんな気がしてます。

さわ子「みんなやってるわね~」

唯「さわちゃんっ」ぎゅっ

さわ子「こらこら~ちゃんと練習しないと駄目じゃない」

あれから前にも増してさわちゃんのことが好きになりました!
こんないい先生はこのさきいないってぐらい良い先生だよさわちゃんは!

さわ子「こうしてあなた達の晴れ舞台を見られるのも明日で最後だとおもうと悲しいわね・・・」

律「それは言わない約束だよさわちゃん」

さわ子「そうね・・・りっちゃんの言うとおりだわ」

151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 20:03:34.85 ID:bFlutvyB0 [27/44]
「山中先生、山中先生。至急校長室まで来てください・・・繰り返します・・・」

さわ子「何かしら?」

律「怒られるそ~さわちゃん」

さわ子「あなたじゃないんだからそんなことありません。まあ行ってくるわね。ちゃんと練習するのよ?」

一同「はーい」



154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 20:05:28.62 ID:bFlutvyB0 [28/44]
校長室_________

さわ子「いまなんて・・・?」

校長「君は移動だよ・・・今日付けでな」

さわ子「そんなっ! なんでいきなり?!」

校長「相手が悪かった・・・としか言いようがない。移動で済んだ分まだマシだと思ってくれたまえ」

さわ子「・・・ならせめて明日の学園祭だけでもっ」

校長「・・・わかった。1日ぐらいなら誤魔化せるだろう・・・すまない・・・私の力が及ばないばかりに」

さわ子「いえ・・・」

________

さわ子「一体誰が・・・校長先生のあの顔・・・ただごとじゃないわね・・・」

さわ子「まさかあの件が絡んでるんじゃ・・・まさか・・・ね」

155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 20:20:55.58 ID:bFlutvyB0 [29/44]
学園祭当日!

律「本当に徹夜することになるとはな・・・梓鬼の如し」

梓「でもなんとか間に合いました」

唯「ミュート!ミュート!助けてミュート!」

律「おい唯がおかしくなってるぞ?!」

梓「気のせいです」

和「軽音部スタンバイよろしく。今年は主賓の人もきてるけど気にしないでいつも通りにやりなさい」

唯「らじゃっ」

澪「最後・・・良い演奏にしような」

律「もっちろんよ! みおちゅわん転けないようにね?」

澪「わかってるよ!」

紬「(まだずっとあたしのターンやろうかしら。)」

梓「大丈夫です唯先輩。きっと上手く行きます。最後の学園祭・・・楽しみましょう」

唯「うんっ!」

157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 20:58:14.75 ID:bFlutvyB0 [30/44]
飯でした

158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 20:59:29.56 ID:bFlutvyB0 [31/44]
姫子「一年の頃から見てたこのライブも見納めか・・・。」

暗いステージの中、周りは女の子ばかり
女子校なんだから当然と思っていると前の方、主賓の席にありえないものを見た。

姫子「男!? それにあれはまさか・・・」

_______

幕が上がり唯のMCが始まる。

唯「いよいよ今年で私達は卒業します。でも来年からはあずにゃんが部長でしっかりこのHTTの意志を受け継いでくれると思います。その次の年も次の次の年も・・・そうやって軽音楽部が残ってると信じてます!
だから軽音楽部は永遠に不滅です!」

わーわー
唯~
かわゆい~

唯「えへへ、じゃあ一曲目・・・ぴゅわぴゅわハート!」

159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 20:59:59.20 ID:bFlutvyB0 [32/44]
演奏が始まった。もう後は何にも考えなくても体が動いてくれる。みんなのリズムに溶けていこう・・・そう思って前を見た。

兄「衣装可愛い~あの小さい子たまらんくね?」

男2「お前の趣味はわからんよ」

男「・・・」

唯「あっ・・・・」

出だしでミス。上手くあずにゃんが立て直してくれた。

澪「頭の中思い出いっぱい~♪」

澪ちゃんの歌が始まった。邪魔するわけにはいかない
何とか弾く・・・

男2「今歌ってる子にしようかな。俺好みだし」

唯「あっ・・・あぁ・・・・」

律「唯・・・?」

男2「頑張れよ唯ちゃん」ニコ

唯「うああああああああ」

壊れてしまう。私が
なんで・・・なんでいるの・・・それだけしか考えられ・・・

160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 21:14:13.00 ID:bFlutvyB0 [33/44]
さわ子「てめぇかぁあああああああ」

男2「なにするんですか? さわ子先生」

さわ子「(間違いない・・・教えてもない私の名前を言いやがった! こいつらが唯ちゃんを・・・!!!)」
兄「すいませんねぇこんなのでも一応友達で。手、離してやってくれませんか?」

さわ子「だれがっ! てめぇらがうちの大事な生徒傷つけたんだろうが! どうやってムショから戻ってきたかはしらないけどもっぺん送り返して・・!」

兄「おい、見てないでなんとかしろ」
執事「はっ」

さわ子「離せ!! この悪魔共!!」

兄「あくまで結構、なんてね」
校長「すみません兄様このたびはこのような・・・」

兄「いいよいいよ。親父にも内緒にしといてあげる
校長「ありがとうございます!」

律「一体どうなってんだ・・・?」

校長「中止だ! 軽音楽部は早く楽器を片付けて!!」
澪「でも・・・」
校長「いいから早くしなさい!!」

161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 21:24:24.17 ID:bFlutvyB0 [34/44]
こうして私達のライブは終わってしまった。最悪の形で。
世の中というのはどうしてこんなにも不公平なのだろう。また私はあいつに脅える日々が始まった。

せっかく戻ってきた日々
また壊された日々

守らなきゃ。
さわちゃんは学校が変わっていなくなってしまった。
あの事件以来みんなとは気まずくて会えないでいた。
そして今日、あいつから呼び出しがあった。

またみんなを襲うだとか何とか言うのだろう。 
うるさい・・・あんたみたいな奴にみんなを、大好きなみんなを汚されてたまるか。

私は台所から包丁を取り出し、全て終わらせる為に待ち合わせ場所の廃工場へ向かった

162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 21:32:54.56 ID:bFlutvyB0 [35/44]
男「・・・、あ~めんどくせぇな」

姫子「「お願い・・・あの子達を助けてあげて。もうそれはあなたにしか出来ないから」」

男「姫・・・」

1人目は確か兄がえらく気に入ってたあのおさげの子か。
多分相手は兄の仲間に更にボディーガードもいるだろう。
不利も不利・・・刃向かったら多分殺されるだろうな・・・。

男「ぐしゅしゅwwwwwwwwwww 助け出したら最高にメシウメぇな展開じゃねぇか!」

姫、帰ってきたら俺のこと、好きになってくれるかな

163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 21:44:22.60 ID:bFlutvyB0 [36/44]
男2「おせぇな兄のやつ。ここで公開ショーしようって張り切ってたのによ」

唯「・・・」

男2「ほーら来ちゃた」

唯「次は・・・何? またお金?」

男2「やけに物わかりいいな。けど約束しただろ? 10万払わない分の子は襲うって」

唯「・・・そっか。止める気はないんだね。」

男2「お前物わかり悪いからな。世の中こんなクズばかりだってこと思い知らしとかないと」

唯「・・・」

男2「まあそろそろ兄が1人連れてくるはずだから待って(ry」
唯「クズはお前だけだよ」

ぐちゃり・・・



166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 21:53:10.09 ID:bFlutvyB0 [37/44]
男「ってぇ~・・・さすがに疲れたわwwww」

兄「男・・・てめぇどういうつもりだよ?」

男「どういうつもりもクソもねーよwww あずにゃんは俺が気に入っちゃたからお前らには渡せねぇ」

兄「親父に言えばてめぇ1人消すのわけないんだぜ?」

男「やってみろやボンボンが。女1人守れないカス野郎のファザコンが・・・」

ガスっ
兄「がっ・・・」

男「女抱けると思うなよ? かく言う俺も童貞だがな」

男「あ~疲れた・・・」

姫子「お疲れ様」

169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 22:05:16.82 ID:bFlutvyB0 [38/44]
男「何だ・・・いたのかよ」

姫子「ちょっと前からだけどね。梓ちゃん無理やり買い物に突き合わせたりしてたのよ。」

男「そうかい」

姫子「なんでここまでやるんだろうね・・・あいつ」

男「・・・あいつ妹いてな。昔俺らが単純に喧嘩しまくってたりしたときに逆恨みで目つけられてさ・・・そんとき中三だったかな妹・・・その・・・な。色々あって自殺しちゃったけどよ」

姫子「・・・そうだったの。でもだからって・・・」

男「唯って子のバカ正直さが妹に似てて腹がたったんだろうな・・・。」

姫子「なによそれ・・・」

男「信じられないかと思うけどな、あいつ唯って子のこと好きなんじゃないかと思うんだ」

姫子「はあ?」

男「よくあるだろ? 好きだからちょっかいだしたくなるってやつ」

173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 22:20:05.89 ID:bFlutvyB0 [39/44]
姫子「そんなもんで・・・」
男「片付けられるわけもないよな。最初はただお前もいつか俺の妹みたいになるぞっていいたかったんだろうな」
姫子「自分が喧嘩してその逆恨みで妹さんが狙われたんだから完璧あいつが悪いんじゃない」
男「それはそうだけどよ。そもそもなんで妹がいるなんてバレたと思う?」

姫子「同じ学校だったから・・・とか?」
男「妹が中三の頃あいつは高2だぜ?」
姫子「う~ん」
男「答えはあいつの妹がよく喧嘩止めにきてたからなんだよ。バカ正直に自分が正しいって言い張ってな・・・」

姫子「・・・」
男「もうちょっとあいつが器用なら・・・あの子にあんなつらい思いさせなくて済んだのにな。最もずっと止めれなかった俺もわるいけどな」
姫子「なんで・・・?」

男「形はどうあれ友達だからな・・・信じてたんだよ。」

175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 22:33:43.49 ID:bFlutvyB0 [40/44]
男2「あっ・・・がっ・・・」

唯「死ね死ね!!」

ぐちゃりぐちゃっ

男2「ごがっ・・・がは・・」

唯「お前さえいなくなればいいんた!! なんで出てきた!! お前みたいなやつが!」

男2「・・・」

唯「お前みたいなやつにみんなを渡してたまるかっ! 消えろっ! 死ね!!」 

男2「それで・・・いい。世の中なんて・・・腐ったやつばかりだ。」

唯「まだ生きてた!!!」

ぐちゃり

男2「(世の中にはどうしようもなく憎らしいやつもいる・・・そんな時一体どうすればいい・・・? 学唯は最終的に殺すことを選んだ・・・。俺には選べなかった・・・妹を殺さたまま我慢するしか出来なかった。)」

唯「これでまたやりなおせる・・・みんなと」

唯「やりなおせ・・・」

179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 22:43:17.17 ID:bFlutvyB0 [41/44]
追想終_________

ここに入ってからもう三年になるかな・・・。
あの後私は捕まってここに入れられている。
初めの方はみんな面会にも来てくれたけど今じゃきてくれるのは憂だけになっている。
みんな大学で新しい友達を見つけたのだろう。一生ずっと一緒なんて思ってたのは私だけだった。
みんなの為に人まで殺して得たものは孤独だけだった。

私は間違っていたのだろうか?
あんな所で学生なんて助けなければこんなことにならなかったんだろうか?
もしやり直せるとしたら私は・・・。

182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/07/02(金) 22:51:51.76 ID:bFlutvyB0 [42/44]
_________

学生「た、助けてっ!!」

青年「・・・」

怖そうな男「なにみてんだてめぇ?」

青年「・・・止めろ。」

怖そうな男「あ?」

青年「やめろよ! そんな弱いものいじめしてたのしいのかよ!」



それでも私は彼を助けただろう。
自分の正しいと思うことを信じて
手を伸ばす。何もない虚空を握りしめ・・・それを大切にしまった。

一握りの勇気、あなたはもっていますか?

おしまい


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