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妹「お兄ちゃんは巨乳大好きなんでしょ?なんで貧乳の私に優しいの?」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/16(水) 21:54:30.24 ID:0nnFWCYxO [1/13]
妹「解せぬ!」

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/16(水) 21:59:30.59 ID:Lop0c7dz0 [1/16]
妹「何故、何故だ!」
兄「将来性を信じたまでのこと」
妹「将来性だと? 笑止! 母君を見よ、あれのどこに希望がある!」
兄「遺伝など越えてみせよ。我が妹であればたやすいことであろう」
妹「お兄ちゃん……! 承知した! 我は食べる! 大きく育つよう食べて食べて食べまくる! 母の幻影など恐れるものか!」

母「飯抜き」
妹「何故、何故だ!」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/16(水) 22:09:26.81 ID:Lop0c7dz0 [2/16]
妹「伸びよ……伸びるのだ!」
兄「もうやめるのだ、妹よ」
妹「何故、何故だ!」
兄「そのまま続けてはお前が体を壊す」
妹「ええい、離せ。離すのだ! 我が誇りにかけて柱のキズを高めねばならぬのだ!」
兄「背丈など……背丈など、兄はどうでもよいのだ」
妹「嘘を申すな! そなたが隠し持っている春画はいずれも背が高いおなごばかりを描いたものではないか!」
兄「それは違う。兄はただ巨乳を好むのみ」
妹「では、何故!」
兄「何のことはない、三次には兄を満足させるだけのロリ巨乳がなかったに過ぎぬ」
妹「お兄ちゃん……! 把握した! 我は背丈など伸ばさぬ! ただこのままの姿にて乳房のみを肥大させよう!」

母「没収」
兄「何故、何故だ!」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/16(水) 22:20:57.23 ID:Lop0c7dz0 [3/16]
妹「解せぬ……解せぬのだ!」
兄「何としたのか、妹よ」
妹「我に与えられし課題。これはどうあっても解けぬ不可能命題と推測したまで」
兄「何を申すか。学び舎がかように難しき問いをお前に与えはせぬ。どれ、見せてみるがよい」
妹「お兄ちゃん……!」
兄「なるほど、算学か」
妹「如何にも。我はこの学問を不得手とするゆえ」
兄「なるほど、算学か」
妹「如何にも」
兄「なるほど……」
妹「……お兄ちゃん?」

兄「済まぬ、兄は急用を思いついた。今生とはならずとも、しばしの別れとなろう」
妹「お兄ちゃん、お兄ちゃあああああああん」
兄「済まぬ……済まぬ……っ!」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/16(水) 22:29:53.85 ID:Lop0c7dz0 [4/16]
妹「届かぬ……届かぬのだ!」
兄「不肖の兄の出番か、妹よ」
妹「不肖などと下卑するものではない、用事があっては仕方のないことぞ」
兄「……心中深きところに突き刺さる言葉を邪気のひとつもなく放つ妹よ、将来が楽しみだ」
妹「?」
兄「それよりも、どうしたというのだ」
妹「くっきーの缶を戸棚の上に仕舞われ、手が届かなく落涙間近である」
兄「手が届かぬならば頭を使うのだ、妹よ」
妹「お兄ちゃん……! 委細承知! とうっ!」

妹「あたま……いたい……」
兄「戸棚に頭突きをして落とせると考えたその頭の柔らかさに兄はどう慰めたらいいのかわからぬ」
妹「代わりに、とって」
兄「はい」

母「没収」
妹「何故、何故ぇええええええ!」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/16(水) 22:36:20.78 ID:Lop0c7dz0 [5/16]
妹「恐れぬ……恐れぬのだ!」
兄「そう頑なになることこそが恐れの証拠」
妹「否! 断じて否!」
兄「ならば、その震えは何とする」
妹「武者震い、ただそれだけである!」
兄「ならば、そのクッションは何とする」
妹「抱きしめるために非ず。手放せばよいのだろう!」
兄「覚悟は完了したか」
妹「応!」

妹「ひぃっ!」
兄「妹よ、兄に抱きつくのは――」
妹「ひぃいいいいいっ!」
兄「妹よ、兄は苦しいのだが――」
妹「お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんんんんんんんっ!」
兄「び、ビデオを止め……ぐふ」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/16(水) 22:37:52.26 ID:Lop0c7dz0 [6/16]
お題とか募集

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/16(水) 22:43:57.00 ID:Lop0c7dz0 [7/16]
妹「喜ばぬ……喜ばぬぞ!」
兄「その笑み崩れた相貌を、鏡に映しとくと見るがいい」
妹「これは……その……違う、違うのだ!」
兄「何を違うという」
妹「これは、怒りのあまりに顔面の筋肉が引きつっているだけのこと!」
兄「では、このクッキーは要らぬと申すか?」
妹「そ、それは……」
兄「確か、お前の好みはチョコチップ入りであったな?」
妹「待て、待つのだ。何故その箱を開ける。何故その箱から取り出す。何故己の口に――あーっ! あーっ! あーっ!」
兄「欲しいのであろう?」
妹「……お兄ちゃんの、いじわる」
兄「はっはっは、兄の威厳というものである」

母「妹いじめんな」
兄「グファ」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/16(水) 22:51:48.38 ID:Lop0c7dz0 [8/16]
妹「増えぬ……増えぬぞ!」
兄「油虫でも現れたか?」
妹「きゃっ! ……お、お兄ちゃんは、入ってこないで!」
兄「ぬぅ……何事もないのであればよいが、脱衣所は騒ぐところに非ず」
妹「相済まぬ」
兄「何かに出くわしたかと兄は少々慌て過ぎた。それで、理由は何だ?」
妹「い、言えぬ! こればかりは、お兄ちゃんといえど言うにはばかられる!」
兄「そうか……兄は無力だな……」
妹「沐浴するゆえ、しばしその場を離れることを所望する」
兄「わかり申した」



妹「ううぅ……体重は増えたのに、どーして肝心なところが膨らまないのかなぁ……」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/16(水) 23:00:35.23 ID:Lop0c7dz0 [9/16]
>>21兄のエロ本

妹「減らぬ……減らぬぞ!」
兄「油虫でも現れたか?」
妹「この春画のことぞ!」
兄「そ、それは、兄の秘密の――っ!」
妹「何故だ、何故かような書物にふける! おなごであればここにもおるだろう!」
兄「お前は妹ではないか――と、そうではない。何故、兄の預かりし書物を持っておる」
妹「預かりし……?」
兄「如何にも、その書物はいずれも兄が学友から預かったものに過ぎぬ。興味など微塵もないのだが、今しばらく置き場所を求め
『金髪巨乳列伝』『巨乳外道vol.19』『月刊街角巨乳』『季刊巨乳列島』『巨乳を信じるものは救われる』を預かったのだ」
妹「こ、これは失礼申した。我は……お兄ちゃんがこういうものを見ていやらしい気持ちになっているんじゃないかって思って……」
兄「この兄を信じよ、妹よ」
妹「お兄ちゃん……」

母「没収」
兄「それは預かり物ゆえ――」
母「没収」
兄「本当に預かっただけ――」
母「没収」
兄「ううぅ……」

33 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/16(水) 23:09:18.47 ID:Lop0c7dz0 [10/16]
妹「つかぬ……つかぬのだ!」
兄「何をしておるのだ、妹よ」
妹「手が地面につかぬのだ」
兄「だが、もう少しではないか」
妹「ぬぬぬ……」
兄「もうひとひねり、腰からの螺旋をうまく使えば届くに違いない。がんばれ」
妹「お兄ちゃん……! がんばるよ! あと一息だもんね!」
兄「そこだ、いけーっ!」
妹「と、届いた……?」
兄「兄はしかと見届けたぞ」
妹「お兄ちゃん……」


兄「それで、何故地面に手をつけようと?」
妹「あっ……消しゴム、教室に落としっぱなし……」

38 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/16(水) 23:16:53.17 ID:Lop0c7dz0 [11/16]
>>31兄と妹が手を組んで母に反乱

妹「解せぬ……解せぬぞ!」
兄「だが、いずれは必要なこと」
妹「機は未だ熟しておらぬ。反抗は無為に終わる。一方的に蹂躙されるのみぞ!」
兄「子は親を超えるためにこそある。兄は……そう信じるのだ」
妹「お兄ちゃん……」
兄「お前の協力が得られればと思ったが……いたしかたあるまい。兄はただひとり、無謀に思える闘いに臨む」
妹「我は……協力はできぬ。できぬ――が、目を瞑ろう。ほんの半刻、我は一切に関与せぬ」
兄「妹よ……」
妹「お兄ちゃん、往くがいい! そして……勝ち取るのだ!」


母「もう捨てた」
兄「えええええ、コレクションがぁあああああああ!」

40 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/16(水) 23:24:49.75 ID:Lop0c7dz0 [12/16]
>>32>>34牛乳がぶ

妹「飲めぬ……うぷ、飲めぬぞ……」
兄「何故それほどの量を……まあ、これに関してはある程度の推測は可能であるが」
妹「これだけの牛乳を摂取すれば、体に劇的な変化があるに違いあるまい……うぷ」
兄「……兄は、これでも割と記憶力のいい方でな」
妹「お兄ちゃん……?」
兄「実は、このやりとりは一年半前にもう行われたこと」
妹「で、では、無駄であったと? 我が努力は、何の変化ももたらさなかったと?」
兄「変化はあった。だが――」
妹「うっ」


兄「体質というものは怖いものだな……」

44 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/16(水) 23:33:48.70 ID:Lop0c7dz0 [13/16]
>>42
吐いちゃう。


妹「起きれぬ……起きれぬぞぉ……」
兄「それが、布団にくるまりながらのたまう世迷言か」
妹「我が力の限りをもってしても……眠いの……」
兄「起きよ。もぞもぞ布団の中に隠遁するでない」
妹「すでに、起きて学校に行って授業を受けてお弁当食べて帰って来てごはん食べてお風呂入って寝たの……」
兄「それは昨日の記憶だ」
妹「ううん、おととい……」
兄「今日に返ってこーい」
妹「ふにぃ……」
兄「おーい」
妹「お兄ちゃん……しおあじ……」
兄「どういう夢だ」

47 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/16(水) 23:42:41.78 ID:Lop0c7dz0 [14/16]
※5文字以上のお題は意図を無視して削られます。ひゃっはー。
>>43妹の入浴を

妹「落ち着かぬ……落ち着かぬぞ!」
兄「どうしたというのだ、妹よ」
妹「かような環境に適合しろという方に間違いがあるのだ!」
兄「何、要は慣れだ」
妹「な、慣れぬ! どうしたとしても慣れぬわ!」
兄「湯の節約、湯の節約」
妹「ううぅ……」
兄「どら、背中を流してやろうぞ」
妹「け、結構だ!」
兄「そう邪険にするものではなかろう」
妹「お兄ちゃんと一緒なんて……は、恥ずかしいもん……」
兄「……」
妹「お兄ちゃん……?」
兄「妹萌えというものの一端を見知った気分だ」
妹「?」

49 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/16(水) 23:49:13.13 ID:Lop0c7dz0 [15/16]
>>45料理

妹「味わわぬ……味わわにゅのだ!」
兄「にゅ」
妹「あ・じ・わ・わ・ぬ」
兄「何故だ、妹よ」
妹「……するーされると、それはそれで恥ずかしいのだが――コホン。故事に倣ったまでのこと」
兄「して、その故事とは?」
妹「『はじめちょろちょろ、なかぱっぱ、あかごないてもふたとるな』」
兄「妹よ、それは美味なご飯の炊き方であって、味見厳禁をうたったわけではないぞ」
妹「そうなの?」
兄「如何にも。さて、どんな味かな」
妹「あ、ダメ! まだ生きてるかも!」
兄「……え?」
妹「まだ声が聞こえるし……お兄ちゃん、危ないところだったね」
兄「え、待って。それ、夕飯だよね?」
妹「じっくり時間をかけないと、こっちの命が……」
兄「え? え? え?」
妹「大丈夫、お母さんがいなくてもお兄ちゃんの食事はなんとかするから!」
兄「ええー」

51 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/16(水) 23:56:46.93 ID:Lop0c7dz0 [16/16]
>>46お兄ちゃん

妹「割れぬ……割れぬぞ!」
兄「にゅ」
妹「……」
兄「……」
妹「……ふぇ」
兄「ああ、ごめんごめん。泣くな泣くな!」
妹「くすん……割り箸がね、割れないの」
兄「あー、お前へたくそだもんなぁ」
妹「うん……ごめんね……」
兄「はぁあああ……ほあったぁ!」
妹「ありがとう、お兄ちゃん」
兄「うん、どこかでツッコミがほしい」
妹「?」

55 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 00:04:59.42 ID:9UDbbQD70 [1/99]
>>48 2ちゃん

妹「見れぬ……見れぬのだ!」
兄「この砂嵐はいったい何事ぞ」
妹「『わんにゃん大集合すぺしゃる』が見れぬのだ! 何故だ!」
兄「……そういえば、『巨乳忍術伝承記』上書きしてその後消したっけか」
妹「何か申したか、お兄ちゃん?」
兄「イイヤ、ナニモモウシテハオラヌゾ?」
妹「左様か」
兄「サヨーデス」
妹「何故このような悲惨なことに……っ!」
兄「ロクガスルチャンネルヲ、マチガエタンジャナイカナァ?」
妹「無念っ!」


母「……ちょっと来なさい?」
兄「え、あの、何か御用でしょうか?」
母「いいから」
兄「違いますよ? 違いますからね? ぼかぁ、無実ですともええほんとですからあのそのやめてやめてあああああ――」

58 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 00:12:59.74 ID:9UDbbQD70 [2/99]
妹「合わぬ……合わぬぞ!」
兄「これもダメか」
妹「いくら高くとも母に似合う服でなくては意味がなかろう」
兄「では、そろそろこの店では見るべきものもなくなってきたが……いかがいたそうか?」
妹「むぅ……もうひと店舗だけ回りたい、いいだろうか?」
兄「妹が兄に気を使うものではない」
妹「承知した……。では、駅前のぶてぃっくに――」
兄「了解」
妹「――行く前に、少し我の下着を見たい」
兄「え?」
妹「下着の品揃えはこちらの方がよいのだ」
兄「あ、じゃあ、表で待ってるから……」
妹「お兄ちゃんが、気を使うなって言ってくれたから……」
兄「……この命尽き果てるまでお供いたそうじゃないか、ええもう任せなさい! あっはっは!」

63 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 00:21:39.36 ID:9UDbbQD70 [3/99]
>>57プール

妹「入れぬ……入れぬぞっ♪」
兄「そこはかとなく嬉しそうではないか」
妹「何、目の錯覚であろう♪」
兄「はて……ああ、今日はプール開きであったか」
妹「特に関係なかろう♪」
兄「我がハンマーな妹が喜ぶわけだ……なんとも後ろ向きな」
妹「う、後ろ向きであろうとなんであろうと、ぷーるに入る機会を逸することができたのは望外の喜び!」
兄「……兄は微妙な気分ぞ」
妹「ふふふ……よきかなよきかな」

66 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 00:34:19.36 ID:9UDbbQD70 [4/99]
>>59-60ハプニング・実妹エロゲ

妹「ななな……なななななっ!」
兄「何をナ行連呼に力を注いでおるか――って、それは!」
妹「お、お兄ちゃん、えっとあの、その、違うの、お掃除、お掃除しようと、して、その、あの」
兄「ちちち、違うのだ。これはいわゆる、バザー。そう、バザーに出品するためのもので!」
妹「ばばば、バザーって、え? 学校の?」
兄「そうそうそうそうそうそう」
妹「こ、こういうのも置いてあるんだぁ……」
兄「いや、ないけど」
妹「え?」
兄「あああああ、いやその違う。あるの。そう、たくさん。いっぱい。学校のバザーの九割は妹系のエロゲーですから!」
妹「えええええ、どどど、どうしよう、雑巾お母さんと作ってた」
兄「いやそのあの、雑巾は立派な妹系アイテムなんですよ!」
妹「い、妹ってすごいんだねー」
兄「すごいんです」



母「覚悟は?」
兄「すでに済ませておきました……」

67 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 00:42:55.52 ID:9UDbbQD70 [5/99]
>>65ストーカー

妹「解せぬ……解せぬぞ」
兄「何が解せぬのだ、妹よ」
妹「すとーかーさんの定義だ」
兄「んー……ずっと相手に付きまとい、迷惑をかける人のことではないか?」
妹「……」
兄「どうかしたのか?」
妹「お兄ちゃんは……その……」
兄「?」
妹「すとーかーさんがいたら、どう思う?」
兄「それは……怖いな」
妹「そうなの?」
兄「あまり、兄はいい印象を持っていない」
妹「そうなんだ……」
兄「?」
妹「ごめんなさい……」
兄「?」
妹「反省中……」
兄「……? まあ、もしうちを狙うストーカーがいるならば、殴ってでも止めてやるから安心しろ」
妹「お、お兄ちゃんに殴られちゃうの? ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!」
兄「……は?」


妹「えっと、お兄ちゃんとずっと一緒にいて、迷惑をかけてるから、私、すとーかーさんだよね?」


兄「……日本語って難しいな」

75 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 01:03:19.75 ID:9UDbbQD70 [8/99]
>>69辛いガム

妹「んみゅー! んみゅー!」
兄「え、何?」
妹「みりゅ! みりゅ!」
兄「……みりゅ?」
妹「み・じゅ! み・じゅ!」
兄「水か、もしかして?」
妹「んー! んー!」
兄「なんだか知らないけど急げや急げ」


妹「ううぅ、ごはんの味が全部ひりひりするよぅ……」

77 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 01:07:34.08 ID:9UDbbQD70 [9/99]
>>70見られる

妹「……」
兄「ん?」
妹「……早く帰りたいな」
兄「わかった。まっすぐでいい?」
妹「お兄ちゃんに任せる……」
兄「了解……」

78 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 01:13:34.69 ID:9UDbbQD70 [10/99]
>>71ハバネロ

妹「食べぬ……食べぬぞ!」
兄「妹よ、そんな甘言に惑わされ、兄のガードがゆるくなるとでも思ったか」
妹「何、我はお兄ちゃんの妹らしく、礼節をわきまえた身……そのように身構えるまでもないこと」
兄「そうと言い、この兄から幾度菓子を奪ったか、数え上げてみるがいい!」
妹「過去のことは過去のこと、現在は現在として見定めてもらいたいもの」
兄「ふっふっふ……」
妹「にゅっふっふ……」
兄「……」
妹「あっ、ゆーふぉー!」
兄「え、どこどこ?」
妹「いただきまー……!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


兄「逆襲成功せり。一片の悔いなし!」
母「そう」
兄「肉なり焼くなぎゃあああああああ」

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/17(木) 01:23:33.16 ID:9UDbbQD70 [11/99]
>>72棒アイス

妹「増えぬ……増えぬぞ!」
兄「何を嘆いておるか、妹よ」
妹「十本目だというに当たらぬのだ!」
兄「妹よ、それは前提が間違っておる」
妹「どういうことか?」
兄「これはそもそも当たりつきではない」
妹「まさか!」
兄「そして、食べたアイスは身となり肉となりぷよぷよとなり……」
妹「む、胸につくのであれば!」
兄「はっはっは、母の好物はアイスではないか。そのような効用があるのであればすでにどうにかなっておる」
妹「それではまるっきり無駄ではないか……っ!」


母「並べ」
妹「お、お兄ちゃん……」
兄「避け得ぬ災害と思うしか……」

90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/17(木) 01:35:33.15 ID:9UDbbQD70 [12/99]
>>73停電

妹「見えぬ……見えぬぞ!」
兄「ここは誰、私はどこ!」
妹「落ち着き召されよ、お兄ちゃん。ただの停電だよ」
兄「なるほど……そういうことだったのか……」
妹「だから、下手に動かずにじっとしていれば――」
兄「ククク……面白い、救国の英雄とうたわれた茨城県南部の名に賭けて戦おうではないか!」
妹「お、お兄ちゃん?」
兄「さあ、始めようか。我々の英雄嘆と書いてサーガと読むかっこいいものを!」
妹「お兄ちゃん、中二病が炸裂してるよ。お兄ちゃん!」


兄「くらいのこあい」
妹「よしよし」

92 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 01:44:57.85 ID:9UDbbQD70 [13/99]
>>76オプーナ

妹「残っておらぬ……残っておらぬぞ!」
兄「まあ、昼過ぎゆえしかたあるまい」
妹「むぅ……便利になると思ったのだがな」
兄「……便利?」
妹「うむ、最近缶きりが錆びてな」
兄「なぜ、缶きりがゲーム屋と……?」
妹「広告にあったのだ。オープナーがワゴンセール中だと」
兄「……」
妹「お兄ちゃん?」
兄「兄はただ落涙したい。悲しきボンボンの戦士のために……」
妹「?」

94 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 01:56:16.44 ID:9UDbbQD70 [15/99]
>>91妹を視姦

妹「……?」
兄「ふーむ」
妹「どうかしたの、お兄ちゃん?」
兄「いや、いい形だなと思ってな」
妹「え、そ、そう? でも、本当に最近だけどちょっとは大きくなってきたみたいだし。べ、別にお兄ちゃんが見たいなら直にでも……」
兄「え?」
妹「そ、そりゃあ、恥ずかしいよ? で、でも、お兄ちゃんがどーしてもって言うなら、その、ちょ、ちょっとくらいは……」
兄「え、何。そのシニョンっぽい髪のぼんぼりの中、骨でも入ってるの?」
妹「……ふぇ?」
兄「?」
妹「あ、あー、あーあーあー」
兄「珍しい髪型にしたなーって思って見てたんだけど……何か変だったか?」
妹「ううん、ぜんぜんまったくこれっぽちも変じゃありませんでした! ええ、忘れてください! 今の私の言動のすべてを!」
兄「お、おう」

95 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 01:57:31.52 ID:9UDbbQD70 [16/99]
さて、出尽くしたみたいなので、もしスレが残ってたらまたお題をちまちまやっていきたいと思います。

お疲れ様でした。

141 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 14:06:51.65 ID:9UDbbQD70 [22/99]
>>126授業参観

妹「解せぬ……解せぬぞ」
兄「何を苦悩しておる、妹よ」
妹「何故、お母さんではなくお兄ちゃんが来ておるのだ」
兄「母君は多忙ゆえ、この兄に授業参観の全権を委託したまでのこと」
妹「なるほど、そこには合点がいった」
兄「では、心置きなく授業を始めるとしよう」
妹「はい」


先生「……あれ?」

142 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 14:11:00.49 ID:9UDbbQD70 [23/99]
>>127対戦ゲーム

妹「勝てぬ……勝てぬぞ! ずるい!」
兄「兄は何も卑怯な真似などしてはおらぬぞ」
妹「でも、勝てないんだもん!」
兄「研鑽が足りぬ、ただそれだけのこと」
妹「むうぅ……」
兄「許せ、妹よ。兄はいつであろうとお前にとっての高い壁でなくてはならぬのだ」
妹「お兄ちゃん……」
兄「だから、攻略本を読み漁り、二十七連コンボを会得していようともそれは仕方のないこと」
妹「ずーるーいー!」

143 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 14:16:10.09 ID:9UDbbQD70 [24/99]
>>129ひとつの布団

妹「乾かぬ……乾かぬぞ!」
兄「梅雨も明けたかと思ったが、予期せぬ土砂降りは夏の風物詩か」
妹「たおるけっとを干したまま出かけたが間違いか……」
兄「案ずるな妹よ。こんなこともあろうかと、兄は昨日布団を洗濯しておいたのだ」
妹「お兄ちゃん……!」
兄「兄お気に入りの羽毛布団だが、気にせず使うといい」
妹「感謝する! さすがはお兄ちゃん!」


妹「ふかふかもふもふ暑い暑ーい……」

145 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 14:21:12.40 ID:9UDbbQD70 [25/99]
>>130自販機

妹「買えぬ……買えぬぞ!」
兄「何を慟哭しておるか、妹よ」
妹「見よ! あのおれんじじゅーすの高きこと! これでは手が届かぬ!」
兄「はっは、その程度のことか。どら、兄が何とかして進ぜよう」
妹「お兄ちゃん……!」
兄「さて……ん? あれ? どこいった?」
妹「お兄ちゃん……?」
兄「……済まぬ、兄らしからぬイージミスだ。財布を忘れた」
妹「ひーかーらーびーるー」

147 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 14:28:55.86 ID:9UDbbQD70 [26/99]
>>131を受けて

兄「妹よ、今週は予定があるか?」
妹「いや……さして重要な案件は存在せぬが」
兄「ならば、遊戯施設に参らんか?」
妹「遊戯施設とな」
兄「左様、これここにチケットがある」
妹「しかし……我を共にするより、お兄ちゃんはお友達とか、か、か、彼女さんとか……と一緒に行った方が楽しいんじゃないの……?」
兄「こら」
妹「痛っ」
兄「兄はお前と遊びたいといってるんだよ。暇があるなら付き合え」
妹「う、うんっ!」
兄「よし、いい返事だ」
妹「えへへ……♪」

148 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 14:35:28.41 ID:9UDbbQD70 [27/99]
・ウォータースプラッシュワールド

巨大遊園施設。
施設は大きくわけて二種類。遊園地施設とプール施設。
遊園地施設はコースター系が多く、プール施設は人口海岸などが売り物。
作中では一年前にオープンしたばかりの新しい施設であり、また次々にアトラクションを増やすことでも知名度を上げつつある。
TVCMを中心に幅広いメディアで報じられており、遊園施設としては日本最大級とされている。


ここからは、夏休み編その1、『驚天動地の大波乱! 遊園地の闇に隠れし特殊工作員WAKUWAKUの影』をお送りいたします。

150 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 14:41:41.27 ID:9UDbbQD70 [28/99]
妹「おおぉ……なんたる壮大な……」
兄「妹よ、まだ園内に入っただけだ」
妹「信じられぬ、これが人のつくりし業なのか……」
兄「妹よ、特に業は関係がないぞ」
妹「進め! 往くのだ! 我らが血路を開かず誰が先を見ることができるというのだ!」
兄「妹よ、そっちはトイレだ」

151 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 14:43:10.09 ID:9UDbbQD70 [29/99]
※安価の順番が前後しちゃうけど、乗せてみたい遊戯施設があれば回ったり回らなかったりします。

153 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 14:49:36.99 ID:9UDbbQD70 [30/99]
>>152メリーゴーランド

妹「遊園地といえば、めりーごーらんど!」
兄「コースター系では?」
妹「何はともあれ、めりーごーらないと話は始まらぬのだ!」
兄「メリーゴーらないといけないか」
妹「如何にも」
兄「承知! ならば、我が神速の馬さばきを見せてくれよう!」
妹「なんのなんの、我の流鏑馬技量の前では少々の速さなど的も同然!」
兄「え、何で弓持ってんの?」

160 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 14:54:13.18 ID:9UDbbQD70 [31/99]
続メリーゴーランド

妹「お兄ちゃん、後ろに回るのはずるいよー!」
兄「兄は射られるとわかってポールポジションを選ぶ愚者に非ず!」
妹「……あれ? 何このべるとさん?」
兄「待て、なぜハーネスが。係員さん? ……あれ、係員がいない!?」
妹「発進五秒前って何!? めりーごーらんどってかうんとだうんあるものだっけ!?」
兄「様子見したい! 降ろして! 途中下車希望! 途中下馬希望!」

161 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 14:57:24.02 ID:9UDbbQD70 [32/99]
>>154-156
大重婚おめ。

フリーフォール

妹「なんだかひどい目にあった気がする……」
兄「なるほど、並ばずに乗れるだけのことはあったな……」
妹「でも、今度はわかりやすいから大丈夫だよね!」
兄「うむ、心構えさえしておけば、何のことはない!」
妹「はーねすさんも、どんとこいだよ!」
兄「そのとおり!」
妹「……あれ? え、何箇所留めるの……?」
兄「二十七点式ハーネスだとぉ!?」
妹「おろしてー! おろしてー!」
兄「ああっ、一足早くパニックに!」

162 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 15:01:51.97 ID:9UDbbQD70 [33/99]
>>159お化け屋敷

妹「……そういえば、入り口で心電図検査があったよね」
兄「いわれてみれば、あの時点で何かがおかしかった気がするな」
妹「でも、さすがに徒歩で巡る施設なら大丈夫だよね?」
兄「……最新ならいろいろ対策も講じてあるだろうと思ったが、よもやこうなるとはこの兄にも想像がつかなんだったわ」
妹「いざ往かん、死者の住まう魔境へと!」
兄「突貫!」

166 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 15:07:21.06 ID:9UDbbQD70 [34/99]
お化け屋敷2

兄「案外平凡なお化け屋敷だな」
妹「とはいえ、十分によくできてる」
兄「純粋な恐怖体験を二度繰り返した後では恐れるものなどないということであろう」
妹「お化け屋敷で一息つけるというのも何か滑稽な話ぞ」
兄「さて、これで倒した幽霊は五十二匹か」
妹「お兄ちゃん、この赤いリボンの幽霊強いよ!」
兄「バスターが効かない!? どうなってるんだ!」
妹「撤退てったーい!」

168 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 15:08:57.67 ID:9UDbbQD70 [35/99]
>>163

・スプラッシュウォーターコースター

巨大長大絶叫型コースター。
特色は、その強烈すぎる落下時間とG。
戦闘機パイロットが泣いて逃げ出したという逸話を持つ。
ウォータースプラッシュワールド遊園地部門最大の目玉として脚光を浴びている。
なお、ウォータースプラッシュワールドなのにスプラッシュウォーターコースターであるのには特に意味がないらしい。

169 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 15:13:01.10 ID:9UDbbQD70 [36/99]
妹「さあ、往こうか……ううん、逝こうか、お兄ちゃん」
兄「待て、早まるな! 兄はまだこの世に未練がある!」
妹「我は……我は、一番の名物に乗らぬままここを去ることなどできぬ!」
兄「いやー」
妹「覚悟を決めよ! それでも男か!」
兄「兄は今このときからおなごである! おなごであるぞ!」
妹「あ、すみません。係員さん。はい、ふたりです」
兄「いやぁあああ、ハーネスっていうよりこれはもう拘束具ぅううううううううう」
妹「ふふふふふふふふふふふふ……」

170 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 15:16:04.76 ID:9UDbbQD70 [37/99]
>>167売店

妹「……」
兄「……」
妹「……お兄ちゃん、生きてる?」
兄「……ギリギリ」
妹「……人間って、すごいね」
兄「……兄も、同意見だ」
妹「……お昼だね」
兄「……そうだな」
妹「……食べれそう?」
兄「……飲めるか?」
妹「……」
兄「……」
妹「……がんばる」
兄「……何がそこまでお前を駆り立てるんだー」

173 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 15:20:50.43 ID:9UDbbQD70 [39/99]
・エレキテルカルパレード

エレクトリカルパレードではない。
派手な電飾と発光体、謎の浮遊物でお客をときに楽しませ、ときに恐怖のどん底に追い込む巡回型施設。
繰り返すが、千葉ランドとは一切関係がない。
放電はもちろんのこと、過充電によるコンデンサの爆発などスリル満点の演出が売り物。
もう一度いうが、ネズミーマウスとは微塵も関連性がない。

175 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 15:23:26.54 ID:9UDbbQD70 [40/99]
妹「遠い……遠いぞ!」
兄「パンフレットによると、電飾から半径十メートル以内は危険地帯らしいな」
妹「これはただ単に道をふさぐ邪魔なものではないのか?」
兄「派手ではあるぞ。昼間だというのにすごく光っている」
妹「……管理体制に一抹の不安を覚えるな」

185 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 16:03:09.62 ID:9UDbbQD70 [44/99]
>>174着ぐるみ

妹「ひっ!」
兄「同じマスコットがわらわらと!」
妹「あ、散った」
兄「待機所を同じにするのはいかがなものかなぁ……」
妹「地味に怖かった……」

187 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 16:08:12.53 ID:9UDbbQD70 [45/99]
>>177帰り

妹「あー、疲れたっ♪」
兄「楽しんでもらえたなら重畳」
妹「うん、ありがとう。お兄ちゃん♪」
兄「よかったよかった」
妹「それにしても、よく手に入ったね。ここのチケット」
兄「結構高かったけどな」
妹「え?」
兄「どうかしたか?」
妹「う、ううん。なんでもないよ……」
兄「?」

189 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 16:14:51.15 ID:9UDbbQD70 [46/99]
>>188お土産

兄「さて、お土産は……と」
妹「……」
兄「母君は、まあせんべいでよかろう」
妹「うん……好きだもんね……」
兄「お前は? 学校の友達とかに」
妹「ううん、いいの」
兄「ん? ……ははん、どうせアトラクションの合間に買い食いしすぎたんだろ。どら、この優しい兄が出して進ぜよう。さ、好きなだけ買うといい」
妹「え、あ、その……み、みんな、いろいろ行く予定があるみたいだから、悪くしちゃうといけないって誰も買わないことで決まったの」
兄「へぇ、そうなのか」
妹「そう、そうなの!」
兄「じゃあ、帰ろうか」
妹「うん……」


192 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 16:19:00.69 ID:9UDbbQD70 [48/99]
というわけで、夏休み編1遊園地おしまい。

193 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 16:25:24.88 ID:9UDbbQD70 [49/99]
>>131昼寝

妹「動けぬ……動けぬのだ!」
兄「……」
妹「身動きがとれぬこのままで、我は朽ち干からびねばならぬのか!」
兄「……」
妹「だが、お兄ちゃんが共か。それもまた運命、ならば受け入れるのもやぶさかではない……」
兄「んー……」
妹「あ、たおるけっとかけてないと風邪引いちゃうよ」
兄「ん……」
妹「えへへ、膝枕ってあったかいんだね♪」

194 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 16:31:53.78 ID:9UDbbQD70 [50/99]
>>140兄の魅了

妹「解せぬ……解せぬぞ!」
兄「何をいきどおっておるのだ、妹よ」
妹「我の学友に遊びに誘われたのだが、その学友が……」
兄「学友が?」
妹「ちっともお兄ちゃんの魅力を理解してくれないの!」
兄「グファ」
妹「こーんなにかっこいいのに!」
兄「ゲフゥ」
妹「失礼しちゃうよね!」
兄「ち、ちなみに、君が思う兄の魅力とは具体的にはなんだね?」
妹「ええっと……優しいし、はんさむだし、勉強もできるし、運動もできるし、あと――」
兄「あああ、無意味に架空の兄像が肥大化しているぅううう」

195 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 16:35:19.10 ID:9UDbbQD70 [51/99]
>>144
ごめん。


さて、そんな感じで妹は友達に遊びに誘われたらしい。
どこに行こうか提案する?

1.おうちに引きこもる
2.花火大会を見に、河川敷へ
3.ズット、イッショニイヨウネ……
4.その他具体的に


214 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 18:37:53.73 ID:9UDbbQD70 [53/99]
んー

言わないでおこうかと思ったんだけど、質問も出たのでどういう展開をするかについて簡単に説明。


このお話では、『妹とその世界』がキーになっていて、妹が不満やストレスをためすぎるとあぼーん。
また、安価での処理でもたまにあぼーん。
最終的に500~700レスくらいの位置で、妹に関する出題をします。

つまり、こういう感じ

お題で不満限界突破→あぼーん
安価で即死踏み→あぼーん

ある程度以上の好感度で出題に答えられず→ノーマルエンド
ある程度以上の好感度で出題に答えられる→ノーマルかトゥルーかを選ぶ
※トゥルーではさらに安価あり


232 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 20:00:58.31 ID:9UDbbQD70 [58/99]
んじゃ、廃墟探検ツアー編開始

234 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 20:09:00.39 ID:9UDbbQD70 [59/99]
妹「行けぬ……行けぬぞ!」
兄「あきらめるしかあるまい、赤子と地頭と工事通行止めには敵わぬ」
妹「となると、この長き斜面を登坂するか」
兄「それは避けたいところ」
妹「では、回り道しかあるまい」
兄「何、日はまだ高い。時間はたっぷりあろう」

236 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 20:15:46.25 ID:9UDbbQD70 [60/99]
妹「このあたりは工場が林立しておるな」
兄「近くに川があるせいやもしれん」
妹「川とな。それはもしや花火大会の」
兄「左様、あの川ぞ」
妹「こんな近くにあったとはな」
兄「TVの場所は遠いというのは思い込みに過ぎぬ。行こうと思えば人間はどこにでも行けるのだ。宿題のない世界とかにも」
妹「行きたい!」

239 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 20:22:28.65 ID:9UDbbQD70 [61/99]
妹「このあたりは木曜に休みを持つところが多いのか」
兄「――というか、廃工場群だろう」
妹「廃工場?」
兄「己の力では立ち行かなくなった工場が、新たな用地として活用されもせず刻を止めてしまった結果生まれ出でしものよ……」
妹「刻を止めてしまったもの……か」
兄「如何にも」
妹「お兄ちゃん……」
兄「何用か?」
妹「少しだけ、中を見てみたいの」

241 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 20:24:35.29 ID:9UDbbQD70 [62/99]
>>238
「スレ返して」っていわれたらすたこらさっさと退散しますよー。


兄「ごめんくださーい」
妹「……」
兄「……やはり、無人か」
妹「入ってもいいの?」
兄「足元には十分気をつけてな。掃除や整備がなされている場とは異なる」
妹「承知!」

244 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 20:28:22.54 ID:9UDbbQD70 [63/99]
妹「ここは、如何な工場だったのか、お兄ちゃんは見当つく?」
兄「ガラス工房……かな?」
妹「ガラス工房?」
兄「小さな炉があり、吹くための細い金属ストローがあり、周囲に多くのガラス片が散らばっている。おそらく、間違いなかろう」
妹「そうなの?」
兄「修学旅行で見学した工房にも、同じような施設があったゆえ」

249 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 20:33:37.88 ID:9UDbbQD70 [64/99]
兄「このあたりは払った。あまり兄から離れぬよう注意いたせ」
妹「承知した!」
兄「ガラス工房といったが……それは一部だったかもしれぬ」
妹「何故そう思う? ガラス細工のための施設はあったのであろう?」
兄「外観からは気づかなかったが、どうやらこの一角は工場が内部でつながっておる」
妹「む、確かに」
兄「そして、残された施設は明らかに毛色の違うものばかり」
妹「ということは?」
兄「ガラスは工程のひとつに用いられただけではないかと推察される」

251 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 20:37:18.42 ID:9UDbbQD70 [65/99]
妹「それが如何なるものかは」
兄「そこまではわからぬ」
妹「それは残念」
兄「木屑に金属片にガラス……さて、何にでもなろう」
妹「お兄ちゃん……これ、何かな?」
兄「うん?」

253 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 20:42:07.06 ID:9UDbbQD70 [66/99]
兄「筆箱だな。学徒が使うためのものではなく、職人が使うための絵筆を収納していた箱だろう」
妹「開けて見せて欲しい」
兄「よしよし……っと」
妹「わぁ……金色の筆だ……」
兄「毛先を朱に染めた筆もあるな」

256 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 20:48:24.25 ID:9UDbbQD70 [68/99]
妹「……」
兄「ふーむ、いったい如何なる工房だったのか……」
妹「ねぇ、お兄ちゃん」
兄「ん? 何かな?」
妹「もし、ここに工場がまだあったとして、そこで作っていたものを私が欲しいって言ったら……買ってくれた?」
兄「もちろん」
妹「あっ――」
兄「ああいや、買える範囲でだぞ? 何千万とか何億円とかそういう代物だったら無理だ」
妹「それは、多分、大丈夫だと思うよ」
兄「ふぅん?」
妹「えへへ……♪」

257 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 20:50:29.59 ID:9UDbbQD70 [69/99]
妹「ねぇ、お兄ちゃん」
兄「今度は何だ?」
妹「私はお兄ちゃんのこと大好きだよ」
兄「おう、ありがとうな」
妹「お兄ちゃんは?」
兄「大好きだとも。当たり前だろ?」
妹「そうだよね、うん♪」
兄「?」
妹「さ、そろそろ帰ろ!」
兄「おー?」

258 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 20:51:59.57 ID:9UDbbQD70 [70/99]
夏休み2、廃工場編おしまい。

266 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 21:14:19.69 ID:9UDbbQD70 [71/99]
>>265
把握した。

                                     パンデモニウム
では、夏休み編第三幕、「ドキドキ☆ハラハラ、天まで届け極悪巨大花火」をお楽しみください。

271 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 21:23:45.25 ID:9UDbbQD70 [74/99]
妹「終わらぬ……終わらぬのだ!」
兄「何故に怨嗟の声を上げておる、妹よ」
妹「夏休みの友――否、敵が、終わらぬのだ!」
兄「夏休みの風物詩というものだな」
妹「どうして、こんなことになってしまったのか……っ!」
兄「計画の立て方が悪いのだろう」
妹「お兄ちゃんは、完璧なの?」
兄「もちろんだとも、兄は常に完璧だ」
妹「……お兄ちゃん、去年、同じ課題出てた部分ってないかな?」
兄「というか、全部同じだ」
妹「お兄ちゃん、見せて!」
兄「ははは、兄は最初から提出する計画など立てておらぬ。ゆえに、完璧だったのだ」
妹「うわぁああん」


母「やれ」
兄「はい」

274 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 21:32:02.19 ID:9UDbbQD70 [75/99]

兄「ああ、疲れた」
妹「何故に、我よりも後から始めたお兄ちゃんが先に終わる!」
兄「そこが人生経験の差というもの。どら、手伝おうぞ」
妹「お兄ちゃん……っ!」
兄「解けなかった問題はどれかな?」
妹「この、大問3.が……」
兄「『大問3.以下の等比数列について答えなさい』。なるほど」
妹「できそう?」
兄「安心するがいい、妹よ」
妹「お兄ちゃん!」
兄「数学の山下先生は、努力した痕跡だけあれば認めてくれる。だから、途中式だけ作ればオッケーだ!」
妹「お兄ちゃん……」

275 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 21:38:36.61 ID:9UDbbQD70 [76/99]
妹「結べぬ……結べぬぞ!」
兄「結わえ方が悪いのだ。母君はおらぬのか?」
妹「すでに出かけた後」
兄「ならば、いたしかたあるまい。普段着で行くしかなかろう」
妹「むぅ……」
兄「……」
妹「もう少しだけ、着れないか試したい」
兄「ならば、兄が手伝おう。いいか?」
妹「是非」

276 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 21:41:40.88 ID:9UDbbQD70 [77/99]
兄「では、失礼して……」
妹「きゃっ!」
兄「ああ、こら。暴れるな」
妹「だ、だって……」
兄「兄は着付けなどわからぬ。支えていてやるから、後は自分で何とかせよ」
妹「う、うん」
兄「……そっちは向かないから安心してさっさと着替えろって」
妹「で、できるだけ急ぐね」

278 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 21:47:17.08 ID:9UDbbQD70 [78/99]
兄「ううむ、これがあの閑散とした河原か」
妹「なんとも人いきれがすさまじい」
兄「兄も気をつけるが、お前も周囲に気を配っておくのだ」
妹「承知仕った」
兄「確か、橋のそばの……」
妹「そう、たこ焼き屋台からおよそ十七メートル。焼きそば屋台からおよそ二十五メートル。綿菓子屋台からおよそ七十五メートルの位置にあるびにーるしーとに場所をとってあるはず」
兄「……食べ過ぎると太るぞ?」

279 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 21:53:54.67 ID:9UDbbQD70 [79/99]
妹「えっと……こんばんは。その、この人が、えっと、私のお兄ちゃ――」
兄「え? ああ、そう。コイツの兄貴。今夜はちょっとよろしくね」
妹「あっ……」
兄「あー、いいっていいって。花火大会っていったってせいぜい三時間くらいでしょ? なら、俺は立ってるからさ」
妹「……」
兄「そうそ、スペースは有効活用するもんだよ」
妹「……」
兄「ん? ははは、女慣れってわけじゃないよ。俺からしたら、君らもコイツと同じようなもんだからね」
妹「……同じ?」
兄「っと、ごめんごめん。手土産忘れてたよ。ちょっとジュース買ってくるから、何か好みがあったら言って欲しいな」
妹「……」

280 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 21:56:42.50 ID:9UDbbQD70 [80/99]
妹「……?」

妹「うん、かっこいいでしょ」

妹「そうそう、気配り上手なの」

妹「優しいだけじゃないよ。勉強も運動もすっごくできるんだよ」

妹「えへへ……♪」

妹「彼女さん……?」

妹「……いない、と思うよ」

妹「うん……」

妹「……」

283 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 22:00:04.89 ID:9UDbbQD70 [81/99]
兄「んーむ……」

兄「こりゃあ盲点だったな」

兄「回転率が高すぎて、屋台では冷たい飲み物がないとは……」

兄「どうする俺。ぬるいのを持っていくか、走って自販機から冷たいのを確保するか」

兄「……よし、走ろう!」

兄「唸れ俺の脚

284 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 22:00:35.78 ID:9UDbbQD70 [82/99]
途中送信してしまったーorz

286 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 22:02:11.07 ID:9UDbbQD70 [83/99]
兄「んーむ……」

兄「こりゃあ盲点だったな」

兄「回転率が高すぎて、屋台では冷たい飲み物がないとは……」

兄「どうする俺。ぬるいのを持っていくか、走って自販機から冷たいのを確保するか」

兄「……よし、走ろう!」

兄「唸れ俺の脚! 吼えろ俺の脚! 叫べ俺の脚! うなぎのごとく人の波をかいくぐれ! ぬぉおおおおおお」

291 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 22:12:51.90 ID:9UDbbQD70 [85/99]
妹「……でも、お料理へたくそだよ」

妹「洗濯物をたたむのも、上手じゃないよ……」

妹「お花に水をあげるのだって、忘れちゃうし……」

妹「それから、それから……」

妹「え?」

妹「私の仕事、だから……?」

妹「……」

妹「……」

妹「……」

292 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 22:17:08.51 ID:9UDbbQD70 [86/99]
兄「どーも、遅くなってすみませんね。あ、どうぞ。よく冷えたやつです」
妹「……」
兄「どうやって買ってきたかって? ふっふっふ、そこんとこは企業秘密ってヤツですよ」
妹「……」
兄「っと、ラムネでいいんだよな?」
妹「……うん」
兄「ああ、それから遅れたお詫びに、たこ焼きと綿菓子も人数分買ってきたんで、食べちゃってください」
妹「……」
兄「ふぅ……」
妹「……」
兄「ん? さめちゃってたか?」
妹「ううん……おいしいよ……」
兄「そっか、よかった!」
妹「うん……」

294 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 22:21:34.82 ID:9UDbbQD70 [87/99]
兄「……」
妹「……」
兄「お、上がった」
妹「……」
兄「たーまやー!」
妹「……」
兄「たーまやー!」
妹「……」
兄「ほら、違うだろ?」
妹「えっ?」
兄「俺が『玉屋』って言ったなら、お前は『鍵屋』で行くべきじゃないか」
妹「そう……なんですか?」
兄「花火大会には、そういうキマリがあるんだ」
妹「わかりました」
兄「よし、じゃあ次からな!」

295 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 22:23:22.31 ID:9UDbbQD70 [88/99]
兄「たーまやー!」
妹「かーぎやー……」
兄「もっと大きく!」
妹「か、かーぎやー」
兄「もっと高らかと!」
妹「かーぎやー」
兄「それでいて優雅に!」
妹「かーぎやー!」
兄「そう、それでいい! 行くぞぉ!」

兄「たーまやー!」
妹「かーぎやー!」

296 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 22:27:24.95 ID:9UDbbQD70 [89/99]



兄「ひゅう……騒いだ騒いだ」
妹「お疲れ様でした……」
兄「あーっと。ビニールシートの片づけなら俺がやりますから、どうぞくつろいでてくださいよ。……じゃ、ちょっと行ってくるわ」
妹「はい。行ってらっしゃい」

妹「……」

妹「あ、はい。今日は招いてくれてありがとうございました」

妹「そうそう、ひとつうっかりしていました」

妹「お兄ちゃんには彼女さんがいました。ごめんなさい」

妹「えへへ♪ はい。また、学校で……」

302 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 22:32:54.74 ID:9UDbbQD70 [90/99]



兄「あー疲れた疲れた」
妹「ふふん、お兄ちゃんも歳か!」
兄「なんのなんの、これしきのことでへこたれるほどこの兄は弱卒に非ず!」
妹「はっは、ひざを笑わせながら言って格好のつくセリフとでも?」
兄「ぬ、ぬぅう……」
妹「高々三時間の立ちっぱなしとあなどったがお兄ちゃんの敗因よ!」
兄「悔しいが……返す言葉もないわ……」
妹「はーっはっはっは!」

307 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 22:44:04.76 ID:9UDbbQD70 [91/99]
兄「あー、そうだ。ひとつ言い忘れてた」
妹「?」
兄「浴衣、似合ってるぞ」
妹「――っ!!!!!!!!!!!」
兄「着付けからいると、どうも言うタイミングがなくてな……。ま、別にいいだろ?」
妹「……」
兄「……?」
妹「……」
兄「……どした?」
妹「……ど、どうせ、胸がない方が見栄えがするってだけのことでしょ?」
兄「あー、それもあるかもなぁ」
妹「ふ、ふーん、だ! お兄ちゃんなんか、知らないっ!」
兄「痛っ! いてて、うわ何。反抗期?」
妹「違いますよー、だ。あっかんべー!」
兄「?」

310 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 22:46:10.96 ID:9UDbbQD70 [92/99]
というわけで、花火大会編おしまい。

残ってたお題を夏のお話として処理していきますね。

312 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 23:03:23.42 ID:9UDbbQD70 [93/99]
>>196肝試し

妹「ううう、動けぬ……動けぬぞ!」
兄「それはこの兄が動かないようにしておいたからだ、妹よ」
妹「この先には未来がない! 苛烈にして不可逆の恐怖体験だけが待っている!」
兄「何、ただのビデオ鑑賞だ。命までは失うまい」
妹「心臓麻痺を起こす自信がある! 抽選せずに漏れなく百名様に臨死体験が待ち受けている!」
兄「ははは……というか、この映画、あまりに怖すぎて放映権がうまく――」
妹「あーあーあー! 聞こえなーい! 聞こえないー!」
兄「楽しみだよねぇ♪」
妹「我は楽しみに非ず! 後生だから後生だからぁー!」


母「泣かすな」
兄「ぐごっふぅ」

316 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 23:09:26.53 ID:9UDbbQD70 [94/99]

妹「楽しめぬ……楽しめぬぞ……」
兄「あー、妹よ」
妹「ぴぎゃあああ!」
兄「……正直済まなかった」
妹「お、お、お兄ちゃん、ばばば、番組変えて変えて変えて!」
兄「はいはい」
妹「ひぃい! 男性アナウンサーがニュース読み上げてるぅううう!」
兄「ううむ、一種のトラウマになってるなぁこりゃあ」
妹「いつあのキャスターが血まみれになるかと思うと……」
兄「ならないから。アレはあの映画だけのお話だから」
妹「怖いよう怖いよう……」
兄「『怪奇! 連続男性殺害事件! 湯煙の先にいるのも男性の死体!』……か。今後は自重しよう」

328 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 23:41:28.80 ID:9UDbbQD70 [97/99]
>>208幼馴染み

妹「育たぬ……育たぬぞ……」
兄「かように気にやむことでもあるまい、妹よ」
妹「さりとて放置できる問題でもあるまい!」
兄「何故?」
妹「えっ?」
兄「兄はたとえお前の胸が慎ましやかなままだとしても嫌うことはありえぬぞ?」
妹「そ、それは……」
兄「幼きより馴染んだサイズでまとまることも、まあそう悪いものではあるまい」
妹「そう……なのか?」
兄「もちろん、恋人が相手ならばほわわんぽよよんの方が好ましゲフゥ」
妹「お兄ちゃんのバカーっ!」
兄「な、何故……」

330 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 23:48:35.18 ID:9UDbbQD70 [98/99]
>>208儚げ

妹「泣かぬ……泣かぬぞ!」
兄「何を涙ぐんでおるか、妹よ」
妹「詰まらぬ映像作品に少しばかり涙腺をいたずらされただけのこと」
兄「ああ、あのドラマか……もう病弱側のヒロイン死んだ?」
妹「……えっ?」
兄「ああ、まだか。ふーん」
妹「え、あの、お兄ちゃん……? ひょっとして、先の展開知ってるの?」
兄「原作が漫画だからね。全巻読んだよ」
妹「ということは……」
兄「あー……。ネタバレしてごめん」
妹「わぁああああああああああああああああん、お母さーん、お兄ちゃんがー!」
兄「ちょ、ま――」


母「極刑」
兄「ぐげがらほひゃるにゅぺっ」

332 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/17(木) 23:53:31.21 ID:9UDbbQD70 [99/99]
>>208黒帯

妹「絡まらぬ……絡まらぬのだ!」
兄「何絡まっておる、妹よ」
妹「否、断じて否! これは、帯を締めようとしているだけのこと!」
兄「……それがどうして、柱その他と一体化を果たした妹を作り上げてしまったのだ?」
妹「我にもさっぱり!」
兄「ほどける?」
妹「我にはさっぱり!」
兄「……絡まってんじゃん」
妹「お兄ちゃんたすけてー」
兄「あー、はいはい」


兄「黒帯に赤帯に……なんか装飾の多い帯もあるな。誰のだろう?」

334 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/18(金) 00:03:09.46 ID:0q+XHPZL0 [1/51]
>>313座椅子

妹「止まらぬ……止まらぬぞ!」
兄「この、兄は、次元の、狭間を、高速で、超えて、みせるぞ、妹、よー」
妹「何という回転速度……下手に手を出せば巻き込まれ、命が危うい!」
兄「速い、速い、速い、ぞー」
妹「……ところで、どうやったら止まるのだ?」
兄「この、兄、にも、さっぱ、り、だー」
妹「それはそれは……」
兄「そし、て、気持ち、悪、く、なっ、て、きた、ぁー」
妹「お母さんお母さんお母さーん!」

336 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/18(金) 00:08:59.20 ID:0q+XHPZL0 [2/51]
>>318花火

妹「仔細ない……仔細ないのだ」
兄「そのとおり、難しくなどないのだ、妹よ」
妹「お、おおお、落ち……落ちる! 落ちる落ちる落ちる! 落ち――ああっ!」
兄「だが――実力の差は歴然であるな」
妹「くうっ……もう一度! 再戦を!」
兄「よかろう、この兄は逃げも隠れもせぬ! さあ、新しい線香花火を構えるがいい!」
妹「いざ――勝負!」
兄「うぉおおおおおおおっ!」
妹「はぁあああああああっ!」

338 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/18(金) 00:19:35.90 ID:0q+XHPZL0 [3/51]
>>322植物

妹「如才ない……如才ないぞ」
兄「水遣りか、妹よ」
妹「左様。暑く、また天候が崩れやすいこの時期は、水量の調節が難しいのだ」
兄「どら、兄もひとつ手伝――」
妹「めっ!」
兄「痛っ」
妹「話を聞いていなかったのか! この時期は水量を間違えられぬのだといったであろう!」
兄「いや、でも少しくらい……」
妹「一ミリリットル間違ったがために根腐れを起こし、台無しになった例は枚挙に暇がないのだ」
兄「そ、そういうものか」
妹「そう、くれぐれも水をやらぬよう注意していただきたい」
兄「はーい」

339 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/18(金) 00:29:59.10 ID:0q+XHPZL0 [4/51]
>>323ひざまくら

妹「……」
兄「……」
妹「……」
兄「……」
妹「……」
兄「……」


妹「起きてるなら起きてるって言ってよぉ!」
兄「いやいや、お前こそ!」

340 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/18(金) 00:31:58.16 ID:0q+XHPZL0 [5/51]
というところで、お題処理途中ですが今晩はここまで。

運良くスレが生き残っていたら14時ごろまたお会いしましょう。

342 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/18(金) 00:33:56.90 ID:0q+XHPZL0 [6/51]
未処理覚書。

>>326メイド喫茶
>>327妹の初めてデート
>>329兄の嫉妬
>>337兄座椅子

392 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/18(金) 14:05:25.40 ID:0q+XHPZL0 [13/51]
>>326メイド喫茶

妹「た、頼めぬ……頼めぬのだ!」
兄「あ、すみません。コーヒーと笑顔炸裂暫時投入ポイントチャーリー集結マルマルヒトマルホットケーキをひとつ」
妹「お兄ちゃん……」
兄「コイツはメロンソーダで。じゃ、お願いします」
妹「……」
兄「どした?」
妹「妙に手馴れてはおらぬか?」
兄「ははははははははは、何を根拠に」
妹「……長い品名をあっさり読み上げた」
兄「はははははははははははははははは、兄は早口言葉も得意なのだよ」
妹「……店員さん、みんな胸おっきいし」
兄「はははははははははははははははははははははははははは」

393 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/18(金) 14:13:05.14 ID:0q+XHPZL0 [14/51]
>>327妹の初めて

妹「わからぬ……わからぬのだ!」
兄「何を悩んでおる、妹よ」
妹「我をメイド喫茶に連れ込むお兄ちゃんの真意がわからぬゆえ」
兄「これには三つ理由がある」
妹「して、その三つとは?」
兄「ひとつは、お前のご機嫌取り」
妹「我の機嫌を?」
兄「そう、好きなものを追加注文して構わぬ」
妹「それは僥倖! ……だが、何故機嫌を?」
兄「もうひとつの理由、事前視察とそれは重なることぞ」
妹「? よくわからぬが……最後のひとつは?」
兄「趣味」
妹「……」

394 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/18(金) 14:21:06.12 ID:0q+XHPZL0 [15/51]
妹「うまくない……うまくないのだ!」
兄「何を不機嫌しておる、妹よ」
妹「お兄ちゃんはわかってないの? これ、ひどい味だよ!」
兄「ここは接客サービスが売りの店ゆえ、味にさほどのこだわりは持たぬ」
妹「ホットケーキミックスをフライパンで焼いただけの粉っぽいホットケーキに、ホットケーキミックスを型に入れて焼いただけの粉っぽいクッキーに、ホットケーキミックスを型に詰めて焼いただけのワッフル……」
兄「ホットケーキミックスは万能ぞ」
妹「仮にも飲食店が出すべきものではない!」
兄「……多分、風俗店だけどね」
妹「何か言った?」
兄「この兄は、ただただお前に同意しただけだ。うんうん」

395 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/18(金) 14:27:00.56 ID:0q+XHPZL0 [16/51]
>>329兄の嫉妬

妹「だが、一番の不満はそこではない!」
兄「ん? あ、何?」
妹「聞いてなさい! お兄ちゃん!」
兄「あー、うん。聞いてる聞いてる」
妹「生返事ー!」
兄「やー……でっかいなぁ」
妹「お兄ちゃん、どこ見てるのさ!」
兄「え、いや。でっかいことはいいことですよ?」
妹「もー!」
兄「ああ、コイツは気にしないでいいよ。お兄ちゃん子でやきもち焼きなだけだよ。あはは」
妹「おーにーいーちゃーんー!」
兄「え、君もお兄さんがいるの……。くぅううう、許せん! うらやましすぎる!」
妹「……後で、お母さんに言いつけてやる」

396 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/18(金) 14:34:52.61 ID:0q+XHPZL0 [17/51]
>>337兄座椅子





兄「あ、あの……」
妹「……」
兄「そ、そろそろ、足のしびれが限界に……」
妹「……」
兄「で、できれば、開放して欲しいなーなんて……」
妹「……」
兄「ほ、ほら、もうなんだか足の指先が紫っていうかどす黒い感じに……」
妹「……」
兄「ええと、ごめんなさい。マジちょっと足の感覚がなくなりすぎて怖いんですが……」
妹「何を謝ってるの、お兄ちゃん? ただの家族のすきんしっぷでしょ?」
兄「ええまあ確かにそうなんですが問題はそこに一切の慈悲がないことで……」
妹「ふーんだ」
兄「ああっ! 子供っぽくスネたぁ!」
妹「お母さん、そのままずーっとお兄ちゃんに座ってるといいと思うよ!」
兄「たーすーけーてー」


母「反省は」
兄「しました……しびびびび」

398 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/18(金) 14:43:53.06 ID:0q+XHPZL0 [18/51]
>>386風鈴

兄「風鈴を 扇いで鳴らす 涼しさかな」
妹「暑いよぅ……」
兄「何の前触れもなくクーラーがお亡くなりになるとは、この兄も想像だにしなかったわ」
妹「風鈴も、もっと景気よく鳴れば涼しいのに……」
兄「そうか?」
妹「うん」
兄「じゃあ、やってみようか」
妹「?」
兄「扇風機にこう、くくりつけて……強風」
妹「おおー」


妹「割れたね」
兄「割れたな」
妹「どうしよう」
兄「兄はしばらくネットカフェにでも泊まるとする! 母君への報告は任せたぞ!」
妹「ああっ、ずるい!」

399 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/18(金) 14:46:30.66 ID:0q+XHPZL0 [19/51]
お題も尽きたみたいなので、夏休み編おしまい。

秋に突入します。


ところで、秋といえば何でしょう?

1.文化祭
2.体育祭
3.紅葉狩り
4.山狩り
5.その他具体的に
>>410にお任せ

411 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/18(金) 15:17:19.93 ID:0q+XHPZL0 [21/51]
>>410
把握した。


では、秋文化祭編『ドキッ☆ダイコンだらけの文化祭、暁に吼える狼』をお送りいたします。

415 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/18(金) 15:24:02.93 ID:0q+XHPZL0 [22/51]
妹「解せぬ……解せぬぞ!」
兄「何を知り何に悩み何を相手に戦っておる、妹よ」
妹「主に、お兄ちゃんだと思います」
兄「……バレるの早くないか?」
妹「どーして、文化祭で私のクラス、メイド喫茶をやることになってるんですかっ!」
兄「渇仰する同士たちに頼まれて、この兄に否はなかったのだ」
妹「それも、この間連れて行ってくれた――といっていいのかわかりませんけれど――あのメイド喫茶さんの制服にそっくりじゃないですか!」
兄「ははは、事前視察といったろう」
妹「いつから仕組まれてたんですか、これはっ!?」

417 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/18(金) 15:31:00.11 ID:0q+XHPZL0 [23/51]
兄「アレは、いつのことだったか……そう、第二次世界大戦が終わって日本が復興し、平成の世に入って二十年を数えるようになった、お前が一年生になって花火大会を見に行った晩のことだった……」
妹「余計な部分がむやみやたらと多いです」
兄「そのときに同行したお前のクラスメイトたちと、ちょうど料理の話題になってだな。お前の作る料理がすばらしいと、この兄は絶賛したのだ」
妹「そ、そういってもらえると作り甲斐はありますが……」
兄「それに加えて、あの浴衣をこしらえたのがこの兄と知ると、彼女らも食いついてだな」
妹「え、こしらえたんですか? あつらえたのではなく?」


こしらえる=自分で作る
あつらえる=注文して作らせる

兄「いわなかったか?」
妹「初耳です」
兄「まあ、そこに我らが同胞との連携が成立して、メイド喫茶をすることと相成ったのだ」

419 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/18(金) 15:40:53.24 ID:0q+XHPZL0 [24/51]
妹「でも、メイド喫茶さんだなんて……」
兄「安心するがいい、妹よ」
妹「お兄ちゃん……」
兄「厨房係はあまり胸を強調しないメイド服をこしらえるつもりぞ!」
妹「お兄――」
兄「そして、前衛を務める接客係のメイド服はこれでもかというくらいに胸を強調する作り! ああ、もちろん寄せてあげて搾り出すという基本は抑えておるぞ」
妹「――」
兄「胸元ばかりではない、ベースは忠実に再現しつつも細部は機能性を高めるためにさまざまな新要素を取り入れてある」
妹「……」
兄「キャラ付けだって忘れてはおらん。たとえば、清楚系を売りにするお姉さまタイプであれば、流行と逆行してでもロングスカートに詰め物入りの履物で背丈を上乗――」



母「……」
兄「……」
母「可愛いから許す」
妹「お母さんっ!?」
兄「よっしゃあ!」

422 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/18(金) 15:46:57.16 ID:0q+XHPZL0 [25/51]
妹「お兄ちゃんは、自分勝手すぎます」

妹「私に何の相談もなく根回ししちゃって……私の料理がみんなに気に入られなかったらどうするんですか」

妹「大体、お兄ちゃんは私への評価が甘すぎます。優しくしてくれるのはうれしいですけれど……優しいと甘いは違います」

妹「まったくもう……」

妹「……味、薄いかな?」

妹「お兄ちゃーん、味見お願いできますかー?」

424 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/18(金) 15:52:36.64 ID:0q+XHPZL0 [26/51]
兄「さて、と……これが全員分の身長胴囲その他もろもろのサイズか……」

兄「ここから何センチ鯖を読んでいて、そして本番までに何センチ削ってくるかを読みきるのが俺の仕事だな」

兄「ふっ……腕が鳴るぜ!」

兄「我が魔眼の力見せてくれるわぁああああああ」

兄「ん? おーう、今行くー!」

425 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/18(金) 15:57:05.42 ID:0q+XHPZL0 [27/51]
妹「うん……多分、これならなんとか……ぎりぎり、妥協すれば……おいしいといえないことも、ない……かな?」

妹「うーん……」

妹「もうちょっと味を調えて、芯まで染みるように煮詰めなおそうかな……?」

妹「うん、一晩あれば、ちゃんとおいしくなるよね!」

427 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/18(金) 16:02:30.32 ID:0q+XHPZL0 [28/51]
妹「ふぁ……」
兄「大丈夫か?」
妹「うん……ちょっとだけ眠いけど……うん……うん……」
兄「おーい、起きてるかー?」
妹「おきてるよー。だいじょうぶー」
兄「そんな状態で授業受けられるのか、兄としてすごく不安なのだが」
妹「今日は、半日文化祭準備だから、暖めなおして食べてもらうだけだよ」
兄「へぇ」
妹「あ、はい。お兄ちゃんの分」
兄「おう」
妹「同じものでごめんね」
兄「いや、いいさ。わざわざ違うものを用意するのも面倒だろ」
妹「じゃあ、行って来ます」
兄「ま、昼休みになったら様子を見に行くさ」
妹「はーい♪」

428 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/18(金) 16:05:49.75 ID:0q+XHPZL0 [29/51]
兄「……そういや、アイツは何を作ってたんだ?」

兄「確か、この弁当と同じものと……」

兄「……」

兄「……なぜ、たくわんとおでんが?」

433 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/18(金) 16:11:53.53 ID:0q+XHPZL0 [30/51]
妹「あ、お兄ちゃん」
兄「おう」
妹「ねえねえ、聞いて聞いて。みんなに食べてもらった結果、どうだったと思う?」
兄「割と信じがたいのだが、手放しの絶賛だったのか……」
妹「わ、すごい。私、何も言ってないのに……」
兄「……俺が生まれてからたった一年の間にいったいどんな異変が起きてしまったんだろうなぁ」
妹「?」
兄「で、そのおでんメイド喫茶で行くことに決まったのか?」
妹「うん♪ 本格派おでん喫茶だよ!」
兄「ああっ、メイドの字が削除されたっ! ダイコンの名の下にすべてが無に帰したっ!」

457 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/18(金) 20:22:05.61 ID:0q+XHPZL0 [37/51]

妹「書けぬ……書けぬぞ!」
兄「何を頭を抱えておる、妹よ」
妹「料理が採用されたはいいが、レシピ化する必要に迫られたのだ」
兄「レシピとはかように難しきものか?」
妹「如何にも、難攻不落の砦を徒手にて攻略せよと命ぜられたかと思うたわ!」
兄「どら、進捗は……」
妹「あっ」
兄「『砂糖少々、水少々、味噌少々、しょうゆ少々、みりん少々、ダシ少々を入れて煮ると完成です』」
妹「……」
兄「……先は長そうだな」
妹「あうぅ……」

459 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/18(金) 20:32:00.37 ID:0q+XHPZL0 [38/51]
兄「こうなってしまうと、もうできることもないものだな……」

兄「メイド服をひとクラス全員分縫えば俺の仕事もおしまいか……」

兄「いいことのはずなのだが、なにやら寂しいものだ」

兄「……」

兄「……待て、なんでひとクラス全員分だ」

兄「明らかに寸胴を通り越した体型の持ち主がずらっと並んでるぞ!」

460 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/18(金) 20:38:51.51 ID:0q+XHPZL0 [39/51]
兄「あー、君君。そう、そこの君だよ君。ちょっといいかな?」

兄「別に俺は怪しいものじゃないんだ。ただちょっと話を聞かせて欲しくてね」

兄「いや待ったストップ、防犯ブザーの登場すべき場面じゃない。少なくともまだ登場しなくていい。舞台袖で待っていて欲しい」

兄「というか、明らかに同じ制服着てるよね? なんで俺ブザー押されそうに――すみませんごめんなさい口答えはいたしませんいたしませんからちょっとブザーをポケットにしまいなおしてください」

兄「ああ、ええっと……そうそう、本題本題。文化祭の準備、どう?」

兄「え? いや、スパイ違うスパイ違う! 押さないで押さないで押さないで!」

兄「いやそのね。内緒にして欲しいんだけれど、俺、実はあの料理担当の娘の兄貴なんだ。だから、うまくやれてるかなーって気になってさ」

兄「……コーヒー牛乳と焼きそばパンですね。わかりました! 三分で戻ります!」

461 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/18(金) 20:45:32.94 ID:0q+XHPZL0 [40/51]
兄「情報の対価って高いんだなぁ……」
妹「?」
兄「いや、ただの独り言。気にしないでいいよ」
妹「うん?」
兄「それで、その……最近、どうだ?」
妹「どうと聞かれても……」
兄「そ、そうだよな。あー、じゃあ……最近、文化祭、どうだ?」
妹「情報があまり増えてない!?」
兄「料理、最近、文化祭、どうだ?」
妹「あるなしクイズくらいわかりにくいよ!」
兄「ヒポポタマス、料理、最近、文化祭、どうだ?」
妹「何なの。そのキーワードで連想される何が問題なの!?」

462 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/18(金) 20:54:09.54 ID:0q+XHPZL0 [41/51]
兄「うーん、心配だ心配だ心配だ心配だ心配だ心配だ心配だ」

兄「うーん……」

兄「よし」

兄「先生、早退します」

兄「理由? 適当にでっち上げて置いてください!」

463 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/18(金) 20:57:41.90 ID:0q+XHPZL0 [42/51]
兄「なるほど、レシピを作るのはあきらめて、直接作って見せることにしたわけか……」

兄「しかし、引っ込み思案だからなぁ。うまく説明できるか――」

兄「って、いきなり塩を適当にポイポイ入れた!」

兄「続いて味噌をポイポイ入れた!」

兄「量ってない! 明らかに量ってない! レシピ以前の感覚だけで料理作ってたのか、アイツは!」

464 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/18(金) 21:00:40.04 ID:0q+XHPZL0 [43/51]
妹「お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん」
兄「お、おう、どした?」
妹「私、料理長さんに抜擢されました♪」
兄「へー」
妹「文化祭で厨房を一手に担うコックさんだよ♪」
兄「ほー」
妹「腕が鳴るなぁ。おいしいおでん作れそう♪」
兄「……まあ、いいけど」
妹「ところで、お兄ちゃんはクラスで何かやらないの?」
兄「え?」

466 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/18(金) 21:06:20.73 ID:0q+XHPZL0 [44/51]
兄「あー」

兄「すみません、みなさん」

兄「えーと」

兄「仕事何か残ってないかなぁって……」

兄「あ、すでに決まってると。それは助かる」

兄「……当日の受付係? って、なんか全日程で組まれてません!? え、何この労働基準法違反的な一日ゼロ交代制勤務」

469 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/18(金) 21:13:50.57 ID:0q+XHPZL0 [45/51]
妹「いよいよだね!」
兄「いよいよだよ……」
妹「私、精一杯がんばるよっ!」
兄「兄は草葉の陰で応援しているぞ……」
妹「お兄ちゃんも忙しいの?」
兄「らしい」
妹「そっかぁ……」
兄「ああでも、この兄の手が必要であればいつでも駆けつけるぞ!」
妹「平気だよ。私、ひとりでも大丈夫だよ」
兄「そうですか……」
妹「あ、あれれ? お兄ちゃーん?」

470 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/18(金) 21:17:43.26 ID:0q+XHPZL0 [46/51]
兄「暇だ……」

兄「だーれもこない……」

兄「客なんて来ない方が楽だけどさぁ」

兄「『ウーパールーパーの生態観察展示』か……」

兄「これ、来客あるのかな?」

473 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/18(金) 21:23:46.07 ID:0q+XHPZL0 [47/51]
妹「忙しい忙しい忙しい!」

妹「人が一杯のたくさーん!」

妹「お客さんが少し多すぎて手が回らないよぅ!」

妹「お昼休み……返上するしかないなぁ」

妹「見に行きたかったのになぁ、『ウーパールーパーの生態観察展示』」

474 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/18(金) 21:28:26.55 ID:0q+XHPZL0 [48/51]
兄「メールもゼロか……」

兄「兄の手助けはもう必要ない、か」

兄「そりゃ、人大勢いるもんなー。模擬店ならクラスメイトもたくさん残ってるだろうしー」

兄「あーあ、なーんか寂しいわー。ホント」

兄「うーん。どうやら兄さんは自分が思ってた以上にお前のことが大事だったらしいわー」

476 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/18(金) 21:32:35.74 ID:0q+XHPZL0 [49/51]
妹「あとは、もう一時間ほどゆっくりかき混ぜながら煮込んでもらえれば完成です」

妹「味見は済ませてあるので。ええ、このままで大丈夫ですよ」

妹「あ、はい。お疲れ様です♪」

妹「じゃあ、少し休憩に入らせていただきます」

妹「行って来まーす」

477 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/18(金) 21:38:32.35 ID:0q+XHPZL0 [50/51]



兄「……んー。我が眠りを妨げし愚かなる人間は何者だー?」

兄「って、おわぁっ!? なぜ、俺の目の前にメイドさんが!? ここは天国か! 極楽浄土か!」

兄「え、ああ、ダイコン喫茶の」

兄「で、何か御用かな? ほつれたとか? あ、ウーパールーパーに興味が――ないですかそうですよね」

兄「……行方不明?」

509 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/19(土) 01:16:17.44 ID:8Mr30RBf0 [3/26]
兄「じゃあ、休憩に行ったまま二時間も戻ってない、と」

兄「一応確認ね。携帯電話は? 最寄のトイレは?」

兄「ん、わかった。これ、俺の番号だから、何かあったら連絡頼む」

兄「あ、あと――」

兄「留守番お願い」

510 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/19(土) 01:22:50.00 ID:8Mr30RBf0 [4/26]



妹「……はぁ」
兄「何ため息をついているのだ、妹よ」
妹「お兄ちゃん」
兄「如何にも、お前の兄だ」
妹「お兄ちゃん……」
兄「骨が折れたりはしてないな?」
妹「うん、多分……」
兄「そっか。じゃあ、戻ろうか」

512 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/19(土) 01:26:17.65 ID:8Mr30RBf0 [5/26]
妹「……」
兄「ひじ、すったのか」
妹「うん」
兄「ハンカチ水でぬらしてくる。ちょっと待ってな」
妹「うん……」

妹「……」
兄「転んだのか?」
妹「うん……」
兄「割と新しい学校だから大丈夫だと思ってたんだが……屋上は盲点だったなぁ」
妹「ごめん、なさい……」

514 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/19(土) 01:29:18.57 ID:8Mr30RBf0 [6/26]
兄「……」
妹「わ、私、が、勝手に、動いたり、したから……」
兄「……」
妹「私は、動いちゃ、いけなかったのに……」
兄「……」
妹「どうしよう、もう、お料理も、ないよ……」
兄「……」
妹「ごめ、んなさ、い……」
兄「……泣くな。兄はこれでも頑丈なつもりだが、お前に泣かれるのだけはつらいんだ」

515 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/19(土) 01:34:09.69 ID:8Mr30RBf0 [7/26]
兄「なあ、それをいうべき相手は、本当に俺か?」
妹「……」
兄「お前が本当に謝りたい相手は、俺なのか?」
妹「……」
兄「俺は許す。微塵も怒っちゃいない。さあ、どうしたい?」
妹「……みんな、に」
兄「そうだな。謝りに行こう。なぁに、大丈夫さ。俺を呼びにきた娘はメイド服のまんまで息を切らせて飛び込んできた。ちゃんと……お前のことを評価したやつもいるということだ」
妹「うん」

518 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/19(土) 01:38:24.47 ID:8Mr30RBf0 [8/26]
兄「よし! じゃあ、急ごう。お前は――まだ痛いだろ? 負ぶってやるから早く乗れ」
妹「い、いいよっ!」
兄「なーに照れてんだ。ほら、いいからいいから」
妹「だ、だって……」
兄「だって?」
妹「私、お兄ちゃんの背中にくっつけられるだけ、胸、ないよ?」
兄「……」
妹「……」
兄「……兄は今、少しばかりお前との付き合い方を考え直すべきかと思ったぞ」
妹「えっ?」

520 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/19(土) 01:45:30.02 ID:8Mr30RBf0 [9/26]
兄「誰も、んな役得を『妹』に期待はせん」
妹「……」
兄「?」
妹「むぅ」
兄「なぜ膨れる?」
妹「違うもん! 少しくらいはあるもん! 触るとわかるくらいには膨らんでるもん!」
兄「なぜ怒る?」
妹「それがわからないくらいお兄ちゃんが鈍いから怒ってるんですー!」
兄「えええ?」

523 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/19(土) 01:54:33.47 ID:8Mr30RBf0 [10/26]
妹「さ、戻りたいからおんぶして。お兄ちゃん」
兄「はいはい、お姫様。どうぞ、お乗りくださいな」
妹「む、これは……」
兄「あん?」
妹「ありがちを承知で述べるならば、『わあおにいちゃんのおせなかおっきい』といったところか……」
兄「何の文献を紐解いたのやら」
妹「あと、思ったよりゴツゴツしてる」
兄「乗り心地の悪い馬で済まんね」
妹「目線も高すぎ。こんなに高いと怖いよ」
兄「そういわれましてもね」
妹「いろいろあるけれど、全般に乗り心地が悪くなってます。昔の方がよかったです」
兄「さいですか」
妹「――でも、においだけは、同じでした」
兄「ふーん」

525 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/19(土) 02:01:37.69 ID:8Mr30RBf0 [11/26]
妹「ね、お兄ちゃん」
兄「なんだー?」
妹「お願いしてもいいかな?」
兄「おう」
妹「わ、まだ何なのか言ってないのに」
兄「別にとられて困るものもないしなー、お前ならせいぜい『可愛い無茶』しか言わないだろ?」
妹「む、見透かされてるようで気分悪いよ。お兄ちゃん」
兄「妹のことなどお見通しなのが兄という生き物だ。この世のあまねく兄は妹のことなら何でも知っているのだよ」
妹「そうだったの!?」
兄「そうだとも」
妹「……だけど、そのお兄ちゃんでも今の私のお願いはあてられないと思うよ」
兄「んー……なんだろうなぁ」
妹「ふっふーん♪」
兄「ジュースが飲みたい?」
妹「違いまーす」
兄「お昼食べ損じたから何か食べたい?」
妹「味見のときにちょっとずつつまんでまーす」
兄「あとは……なんだろうなぁ……?」
妹「正解はね――」

526 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/19(土) 02:07:59.21 ID:8Mr30RBf0 [12/26]


妹「――『かすみ』って呼んで欲しいな、って」


兄「んんん?」
妹「お兄ちゃん、妹の名前忘れちゃったの?」
兄「いや、当然覚えてるが……呼んでなかったっけ?」
妹「呼んでないよぉ!」
兄「そうだっけかなーっと」
妹「そーだよ。いっつも、『コイツ』だの『お前』だのって。感じ悪いよ、お兄ちゃん!」
兄「んーと……小恥ずかしくってだな」
妹「じゃあ、今だけでもいいです。さん、ハイ!」
兄「かすみ……さん」
妹「どーして『さん』つけるのさ!」
兄「ええー、いいじゃん別に」
妹「そういう他人行儀な真似は許しません。はい、もう一度!」

兄「かすみ」

妹「はいっ♪」

兄「なんなんだ、いったい……?」
妹「えへへー♪」

531 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/19(土) 02:20:48.01 ID:8Mr30RBf0 [13/26]



妹「わあ……」
兄「ふむ、味に大差はないみたいだな」
妹「で、でも、私がいなかったのにどうやって?」
兄「その辺は――レシピが無駄じゃなかったってことと、お友達らのがんばりだろう」
妹「みんな……」
兄「さぁて、抜けてた分の労働は俺に埋めさせてもらおうか。力仕事のひとつやふたつ、残ってるだろ?」
妹「お兄ちゃん……」


妹「――ありがとう」














兄「あ、いかん。ずっと店番させっぱなしであの娘忘れてた」

532 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/19(土) 02:22:32.54 ID:8Mr30RBf0 [14/26]
というわけで、秋文化祭編おしまい。

鍋の中身がツユ1割にダイコン9割だったにも関わらず、最高売り上げを記録するなど学校の歴史に名を残したとか何とか。

534 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/19(土) 02:27:21.38 ID:8Mr30RBf0 [15/26]
ついでにいうと、メイドさんが店番しててもウーパールーパーを見に来る人は誰もいなかったとか。


さて、まだ集中力に余裕があるので単発お題をちまちま消化していきますね。

538 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/19(土) 02:45:22.59 ID:8Mr30RBf0 [16/26]
>>418べたあま

妹「ひどい……ひどいのだ!」
兄「何を……うぷ、なんだこの甘ったるいにおい!」
妹「ケーキを作っていたらバニラエッセンスが中途半端にあまったので、振りかけてみたのです」
兄「それにしても、これは……」
妹「好奇心はにゃんこを殺す」
兄「にゃんこ」
妹「お兄ちゃん、食べてみますか?」
兄「いやだ! その甘いにおいのするおでんはいやだ!」

545 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/19(土) 03:01:52.52 ID:8Mr30RBf0 [17/26]
>>444文化祭で消化済み

>>446鳴らない、電話

妹「待てぬ……待てぬぞ!」
兄「何を辛抱のないことを言っておる、妹よ」
妹「おなか減ったよぅ……」
兄「まあ、そういわずにもう少し父さんを待とう」
妹「かれこれ三時間だよぉ?」
兄「しかたないだろ、飛行機なんだし――っと、電話だ」
妹「お父さんかな?」
兄「あ、もしもし、父さん?」

兄「え? 乗り継ぎに失敗? あー、あのあたりはまだ吹雪いてるんだ」

兄「わかった。父さんも体に気をつけて」
妹「……何のために待ってたんだろう?」
兄「……言うな」」

547 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/19(土) 03:17:46.61 ID:8Mr30RBf0 [19/26]
>>448温泉旅行

妹「勝てぬ……勝てぬのだ!」
兄「勝負とは非常なものぞ、妹よ」
妹「何故、何故だ!」
兄「知れたこと、兄はただ妹を上回る強大! ゆえに敗北することはありえぬのだ!」
妹「莫迦な――十六連射だとぉ!?」
兄「レトロゲームの庭たる温泉旅館で兄に挑んだ無謀だけはほめてやろう」
妹「二週目に突入したというのに、残機が減る気配すらない……っ!」
兄「この偉大なる兄は他のゲームにも精通しておるぞ。さあ、恐れぬ心が残っているならばかかってくるがいい!」
妹「我の財貨がある限り、戦いはやめぬ!」
兄「その心意気やよし! 往くぞぉおおおおお!」

548 名前:お題募集中[] 投稿日:2010/06/19(土) 03:31:15.43 ID:8Mr30RBf0 [20/26]
>>535指相撲

妹「負けぬ……負けぬのだ!」
兄「気負いすることが勝利につながるものではないぞ、妹よ」
妹「否、これは精神を研ぎ澄ます儀式。お兄ちゃんの生前葬と言い換えても構わぬが」
兄「ほう……まだ心が折れておらぬか」
妹「百度の挑戦を百度とも退けてなお我は屈服せぬわ」
兄「その無垢な魂をどす黒く染め上げるのは、さぞや楽しかろう……」
妹「口上はもう十分! さあ、往くぞ。お兄ちゃん!」
兄「いざ、参らん! 12345678910!」
妹「あーっ!」

569 名前:ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/19(土) 13:40:34.84 ID:8Mr30RBf0 [22/26]
おぼえがきー

>>536
妹腋
くすぐり
ダウト
添い寝
>>537
ドライヤー
>>541
きのこ狩り
>>544
パンチラ

573 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/19(土) 14:07:35.22 ID:8Mr30RBf0 [24/26]
>>536妹腋

妹「はさめぬ……はさめぬぞ!」
兄「何を葛藤しておる、妹よ」
妹「胸筋というものを鍛えると、胸が大きくなると聞いたのだ」
兄「ほう。それが、如何にしてその痴態へとつながったのか興味深くあるな」
妹「腋にぺっとぼとるをはさみこんで、その状態で手を……っ!」
兄「落ちた」
妹「はさみこんで、手を……っ!」
兄「また落ちた」
妹「はさみこんで……っ!」
兄「……」
妹「……」
兄「何をしたいのだ?」
妹「わーん」

574 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/19(土) 14:13:00.48 ID:8Mr30RBf0 [25/26]
>>536くすぐり

兄「もっと、腋に力を入れることに集中してはどうか?」
妹「こ、こうかな?」
兄「そして、そのまま腕を――」
妹「ひゃっ!」
兄「……別に、この兄は変なことをしてはいまい?」
妹「理解している」
兄「では、腕を拝借して――」
妹「きゃっ!」
兄「……繰り返すが、この兄にやましいところは何ひとつないぞ?」
妹「しょ、少々くすぐったかっただけのこと」
兄「あー」
妹「別な方法を調べるとする……」

578 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/19(土) 14:28:55.57 ID:8Mr30RBf0 [26/26]
>>536 添い寝

妹「寝付けぬ……寝付けぬぞ!」
兄「何を兄の寝室で枕を抱きかかえながら叫んでおるか、妹よ」
妹「いささか衝撃が強かったらしい、先の番組の興奮がまださめやらぬのだ」
兄「つまり、心霊写真スペシャルの影響で怖くて寝れない、と」
妹「否! 断じて否! 我はただ、『玄関からやってくる女幽霊』とか『割と普通に居座る女幽霊』とか『挙句ねこさんと戯れる女幽霊』とか『エンゲル係数に影響を与える女幽霊』とかが
お兄ちゃんを怖がらせてはいまいかと心配をして見に来ただけのこと」
兄「兄は平気ぞ。安心したら帰って寝るがよい」
妹「い、否。否否! 今夜一晩は不安がぬぐえぬ!」
兄「なればどうする?」
妹「お兄ちゃーん……」
兄「……あいわかった。ベッドは明け渡すゆえ、好きにするがいい」
妹「それはいかん。我は寝所を借りに来た身。部屋の主が優先されてしかるべき!」
兄「……」
妹「だめ?」
兄「……今日だけだぞ?」
妹「うんっ♪」

581 名前:ミミ ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/19(土) 14:39:43.70 ID:+H2N9mE8P [1/55]
ものすごい唐突にアクセス規制に引っかかったので、p2から。

>>537 ドライヤー

妹「わーれーわーれーはーうーちゅーじーんーだー」
兄「いつも思うが、なぜ複数形なのだろうな」
妹「あ、お兄ちゃん、ドライヤーとって」
兄「おう」
妹「わーれーわーれーはー」
兄「ドライヤーでもやるのか」

583 名前:ミミ ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/19(土) 14:50:35.29 ID:+H2N9mE8P [2/55]
>>541きのこ狩り

妹「狩れぬ……狩れぬぞ!」
兄「何をチラシに当り散らしておる、妹よ」
妹「きのこだのぶどうだの鹿だのいのししだの、狩りたいのにー!」
兄「そんなに狩りたいのか」
妹「もう、狩れるならなんでもいい勢いで!」
兄「じゃあ、もみじなら……」
妹「おいしいものがいいのー!」

587 名前:ミミ ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/19(土) 15:00:09.84 ID:+H2N9mE8P [3/55]
>>544パンチラ

妹「かからぬ……かからぬぞ!」
兄「如何な論理で、この兄が釣り針つきぱんつに引っかかると思ったのか問い詰めたいぞ、妹よ」
妹「魚を模した、完璧な動きを見せていたのに……」
兄「ぱんつは魚のように動かぬ」
妹「この調子であれば、来週にはくじらさんも釣り上げられる予定だったのだが……」
兄「くじらはぱんつを食べぬ。というか、何故このような愚行を?」
妹「視界の端にチラチラと見えるぱんつが男性には受けがいいと教えられて」
兄「どこからツッコんだらいいのかわからん」

590 名前:ミミ ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/19(土) 15:05:30.58 ID:+H2N9mE8P [4/55]
>>576愛の告白

兄「……」
妹「……」
兄「何故ここに?」
妹「好きな人のベッドの中に入ると優しくしてもらえると教えられて」
兄「うん。とりあえず、そいつとパンチラのやつとは縁を切っていい」
妹「あったかいから、まだここにいていい?」
兄「好きなだけどうぞ」
妹「ぬくぬく♪」

593 名前:ミミ ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/19(土) 15:11:09.24 ID:+H2N9mE8P [5/55]
>>577妹臭

兄「……なんか、ベッドが全体的に微妙に女くさくなったな」

兄「臭いってわけじゃないけど……匂いはする」

兄「んー」

兄「女というよりは、アイツの匂いか?」

兄「まあいいか」

596 名前:ベジータぁああああああああああああああああ[] 投稿日:2010/06/19(土) 15:18:35.96 ID:+H2N9mE8P [6/55]
>>584
紅葉鍋で知られるとおり、食用にはなるものらしいね。

>>586
兄は『きり』。

高2と高1の兄妹です。

600 名前:ミミ ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/19(土) 15:27:26.35 ID:+H2N9mE8P [7/55]
>>589猫パンチ

妹「ねこねこ」
兄「……」
妹「ねこねこ」
兄「……」
妹「ねこねこ」
兄「……『ちちちちち』って呼ぶのは聞いたことあるけどなぁ」
妹「あっ」
兄「逃げた」
妹「お兄ちゃんが急に声かけたからー!」
兄「え、何この理不尽な暴力。痛くないけど」

602 名前:ミミ ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/19(土) 15:39:21.85 ID:+H2N9mE8P [8/55]
>>591兄妹ゲンカ

妹「許せぬ……許せぬぞ!」
兄「何を憤慨しておる、妹よ」
妹「にゃんこのみならず、わんこまで逃がしたお兄ちゃんに憤りを覚えておるのだ!」
兄「家の窓辺ならまだしも、往来で『わんわん』言われるのは恥ずかしかったんです」
妹「ついに、妹がお兄ちゃんを超えるときが来たということか……」
兄「ほう、実力行使か。面白い」
妹「三本勝負!」
兄「よかろう、兄は1コンだ!」
妹「いざ、勝負!」

604 名前:ミミ ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/19(土) 15:53:36.35 ID:+H2N9mE8P [9/55]
>>597妹の日記

妹『今日は、にゃんことわんこを見かけました』

妹『お兄ちゃんと窓辺でお話していたら、にゃんこが近づいてきてくれました』

妹『お兄ちゃんと一緒に表へ行くと、わんことも話せました』

妹『おうちに帰ると、お兄ちゃんがゲームをしてくれました』

妹『明日もいい日でありますように』

607 名前:ミミ ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/19(土) 16:02:16.78 ID:+H2N9mE8P [10/55]
>>599妹の部屋に

妹「きゃああああああああああ」
兄「なんだ、どうし――ごふぅ!」
妹「お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん! Gが出たの! Gが!」
兄「……それも一大事だが、はね飛ばされた兄にも何か情けのようなものが欲しいぞ」
妹「どうにかして! どうにか!」
兄「はいはい、こういうときはあわてず騒がず――」



兄「よろしくお願いします」
母「ふんっ!」

609 名前:ミミ ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/19(土) 16:20:41.40 ID:+H2N9mE8P [11/55]
>>603巨乳クラスメイト

妹『今日は、遊びに来たいというお願いを断りました』

妹『相手は、花火大会で一緒だった花見さんです』

妹『花見さんは、お兄ちゃんに興味を持っています』

妹『あと、胸が大きい女の人です』

妹『だから、断りました』

妹『そうしたら、「お兄さんの重荷が一丁前に女の管理?」と言われました』

妹『きっと、花見さんには悪気はないんだと思います』

妹『でも、私は泣いてしまいました』

妹『明日は、花見さんに謝ろうと思います』

妹『でも、お兄ちゃんとは』

妹『 』

妹『 』

妹『 』

妹『明日は、お休みしようと思います』

621 名前:ミミ ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/19(土) 16:58:06.33 ID:+H2N9mE8P [14/55]
※虫寄せスプレーとは

以前の死亡安価。BADEND直行アイテムー。

645 名前:ミミ ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/19(土) 21:04:05.46 ID:+H2N9mE8P [18/55]
妹「お兄ちゃん、お願いがあります」
兄「ん? なんだ、改まって」
妹「今日、でーとに連れて行ってください」
兄「……は?」
妹「でーとです」
兄「え、いや、今日って休みだっけ?」
妹「連れて行ってくれないのであれば、私はひとりで行って来ます」
兄「えええええ?」

650 名前:ミミ ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/19(土) 21:08:39.28 ID:+H2N9mE8P [19/55]
兄「さて、行き先だけど……」
妹「決めてあるので大丈夫ですよ」
兄「それは助かる」
妹「まず、でぱーとです。駅前に行きましょう」
兄「お、おう」

652 名前:ミミ ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/19(土) 21:13:10.69 ID:+H2N9mE8P [20/55]
兄「んで、デパートでどうするんだ? 映画でも観るのか?」
妹「それはそれで魅力的な提案ですが、まず服を見たいです」
兄「服?」
妹「制服のままでは興ざめですよ」
兄「そういうもんか。じゃあ、待ってればいいか?」
妹「ダメです。お兄ちゃんにちゃんと選んでもらいます」
兄「……婦人服売り場までならギリギリ」
妹「下着はいいですよ。もう選んでありますから」
兄「そうしてもらえると救われる」

654 名前:ミミ ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/19(土) 21:17:21.68 ID:+H2N9mE8P [21/55]
妹「今日は暖かいですね」
兄「ん? まあ、それなりに」
妹「すみません、店員さん。夏服のコーナーはどちらですか?」
兄「夏っ!?」
妹「はい、ありがとうございます……。では、お兄ちゃん、行きましょうか」
兄「え、ホントに着るの? 夏服」

657 名前:ミミ ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/19(土) 21:20:57.27 ID:+H2N9mE8P [22/55]
妹「――あとは、このベレー帽でいいですね。お待たせしました」
兄「あんまり待ってないが……」
妹「事前におおよそ決めておきましたから。お兄ちゃんも待たされるのは楽しくないでしょうし」
兄「……ということは、服を見るのは本当にただのついでなのか」
妹「次はお兄ちゃんの服を見繕ってあげます」
兄「え、俺のも?」
妹「はい。ぺあるっくは強要しないので安心してください」

658 名前:ミミ ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/19(土) 21:24:05.08 ID:+H2N9mE8P [23/55]
兄「……ちょっと銀行でお金下ろしてこないと、手持ちが」
妹「現金で」
兄「ちょ!?」
妹「無理に連れて来てもらったのは私です。支払いをするのは当然でしょう?」
兄「いや……せめて半分は……」
妹「じゃあ、その代わりに――」
兄「代わりに?」

妹「――私の水着を見繕ってください」

659 名前:ミミ ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/19(土) 21:27:53.82 ID:+H2N9mE8P [24/55]
兄「水着って……お前、泳げるようになったのか?」
妹「泳げないので、お兄ちゃんに教えて欲しいんです」
兄「それは構わないけど」
妹「じゃあ、お願いします。あまり子供っぽいのはやめてくださいね?」
兄「お、おう……」
妹「あと、わんぴーすもダメです。割とちょーはつ的なびきにがいいです」
兄「えええええっ!?」

662 名前:ミミ ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/19(土) 21:31:05.78 ID:+H2N9mE8P [25/55]
兄「これでよろしいでしょうか、お姫様」
妹「はい、お会計お願いします」
兄「あいあいさー」
妹「……」

妹「ふぅ……」

妹「……」
兄「買ってきたぞー」
妹「では、ぷーるに行きましょう」

663 名前:ミミ ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/19(土) 21:34:42.72 ID:+H2N9mE8P [26/55]
・ウォータースプラッシュワールド

巨大遊園施設。
施設は大きくわけて二種類。遊園地施設とプール施設。
遊園地施設はコースター系が多く、プール施設は人口海岸などが売り物だったが浸食が恐ろしく進んで方針転換を迫られつつある。
屋内の温水プールも多数あり、一年中遊べる遊泳施設としても名前が知れている。

665 名前:ミミ ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/19(土) 21:38:45.07 ID:+H2N9mE8P [27/55]
妹「い、行きますっ!」
兄「そんなに肩の力を入れなくていいぞー」
妹「大丈夫です。力なんてぜんっぜん入ってませんっ!」
兄「声からして明らかに力しか入ってないぞー」
妹「遺書はすでに作成済みです。ぬかりはありませんっ!」
兄「深呼吸して力抜こう、なっ?」
妹「すーはーすーはー……」
兄「そうそう、そうして力が抜けてきたら」
妹「入水ですね」
兄「うん、間違ってはいないけど、なんだか自殺の報道くらいでしか聞かない言葉だねそれ」
妹「……南無」
兄「小さく何か唱えながら水に入るな入るな」

666 名前:ミミ ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/19(土) 21:41:10.75 ID:+H2N9mE8P [28/55]
妹「支えててくださいよ?」
兄「おー」
妹「絶対に離しちゃイヤですよ?」
兄「おー」
妹「支えててくださいよ?」
兄「おー」
妹「絶対に絶対に離しちゃイヤですからね?」
兄「おー」
妹「で、では……顔を水につけますっ!」
兄「おー」

670 名前:ミミ ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/19(土) 22:00:03.28 ID:+H2N9mE8P [29/55]
さるさん食らってた。あんましペース落としたくないんだけど、レスが少なければそうせざるを得ないかとー。


兄「――その調子で、右腕でかいて、息継ぎをしながら、左腕でかいて……」
妹「はぷ……はぷ……」
兄「で、重心をあまり足に降ろさない」
妹「はぷ……はぷ……」
兄「体勢さえ崩れなければおぼれないし、おぼれそうになってもこの兄が見ているから大丈夫。思い切ってやってみな」
妹「はぷ! がぼっ!?」
兄「うん、泳いでる最中に返事は要らないね」
妹「けほけほ」

676 名前:ミミ ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/19(土) 22:04:09.12 ID:+H2N9mE8P [30/55]



兄「うまいもんじゃないか。大分形になってきてるし」
妹「はぷ……はぷ……」
兄「よし、あとちょっと……あとちょっとで二十五メートル!」
妹「はぷ……はぷ……」
兄「ゴール!」
妹「はぷ……ぷは」
兄「おめでとさん」
妹「お兄ちゃん、やったよーっ♪ ……コホン、行けましたよ」
兄「おう。んじゃ、そろそろ昼にするか?」

679 名前:ミミ ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/19(土) 22:08:56.14 ID:+H2N9mE8P [31/55]
兄「ほれ、タオル」
妹「ありがとうございます」
兄「んでまあ、適当に拭いたらそれに包まるといい」
妹「はい。ん……しょっと」
兄「拭けたら言ってくれ」
妹「……。はい、準備できました」
兄「よっしゃ。ほら、肩貸すから、行こうぜ」
妹「……」
兄「どした?」
妹「そういう言葉の選び方ひとつひとつが理由なのかなぁって思っただけです」
兄「?」
妹「気にしないでいいですよ。さ、行きましょう」

681 名前:ミミ ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/19(土) 22:14:37.14 ID:+H2N9mE8P [32/55]



兄「しかし、アレだな」
妹「アレとは?」
兄「お前って、結構運動神経いいよな」
妹「そうですか?」
兄「普通、そんなに簡単に泳げるようにはならんものだ」
妹「運動神経……」
兄「うん」
妹「私には無縁なものだと思ってました」
兄「そんなことはないだろ」
妹「な、なんだか居心地の悪いうれしさです」
兄「ほめてるんだ。喜んでいいだろ」

685 名前:ミミ ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/19(土) 22:20:49.23 ID:+H2N9mE8P [34/55]
兄「ついてる」
妹「えっ?」
兄「ほっぺた。ソースがついてるぞ」
妹「え、あ、どこですか?」
兄「ああ、動くな動くな。とってやるから」
妹「あっ、ちょっと待っ――」
兄「ん、おっけー」
妹「……」
兄「どした?」
妹「こ、心の準備というものがあるんです!」
兄「……顔についたソースを取ってもらう心の準備?」
妹「そういう意味じゃありませんっ。もういいですっ!」
兄「?」

687 名前:ミミ ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/19(土) 22:26:23.74 ID:+H2N9mE8P [35/55]
兄「で、この後はどうするんだ?」
妹「そうですね……もっと時間がかかると思ったので、あまり考えていませんでした」
兄「ふーん」
妹「……確か、お兄ちゃん、ここのスライダーにも乗ってみたいって言ってましたよね?」
兄「そうだっけ? いや、乗りたいけどさ」
妹「せっかくのフリーパスです。きちんと使い切るつもりで遊びましょう」
兄「じゃあ、お言葉に甘えて――」
妹「ただし」
兄「ん?」
妹「私も一緒です」

691 名前:ミミ ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/19(土) 22:33:49.00 ID:+H2N9mE8P [36/55]
妹「案内は見ていませんが、ふたつみっつ遊べる施設があればいいですね」
兄「やれやれ……これはとんだお子様のようだな」
妹「お子様とはなんですか、失礼な!」
兄「お前はまだウォータースプラッシュワールドのすごさがわかっていない!」
妹「そんな! フリーパスさえあれば、超大型滑り台を目玉に全十九の施設が使い放題ですって!?」
兄「それだけではない。売店もロッカーキーで使用でき、その上で精算は帰りに一括だ!」
妹「なんて便利な……これがウォータースプラッシュワールド……」
兄「最後の楽園、ウォータースプラッシュワールドの真の力を見たか!」

CMソング「うぉ~た~すぷら~っしゅ、うぉ~た~すぷら~っしゅ、うぉ~た~すぷら~っしゅわぁーるどぉー♪」

695 名前:ミミ ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/19(土) 22:40:44.57 ID:+H2N9mE8P [38/55]
妹「……高いね」
兄「頑丈なはずの滑り台が風で若干ゆれて見えるくらいの高さだな」
妹「何メートルあるの?」
兄「最近増築されて二十五メートルらしい」
妹「滑り台だよね?」
兄「途中でなぜかループがあるけれどそうらしいな」
妹「お兄ちゃん……」
兄「行こうか!」
妹「わわわ、私は下で待ってる! 待ってるぅー!」
兄「この兄は覚悟を完了した。いざ、参らん!」
妹「いーやぁーあああああああああぁ……」

697 名前:ミミ ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/19(土) 22:43:29.69 ID:+H2N9mE8P [39/55]
妹「……すっかり忘れてたけど、あの遊園地と同じ施設なんだよね」
兄「さすがだな」
妹「今日は強気で行こうと思ったけど、なんだか心が折れそうだよ……」
兄「さて、次は『流れすぎるプール』か」
妹「聞いてないっ!?」
兄「よーし、往くぞぉー!」

700 名前:ミミ ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/19(土) 22:49:54.57 ID:+H2N9mE8P [41/55]
兄「……なんだこりゃ?」
妹「人工海岸……だったらしいね」
兄「浸食進みすぎだな。海岸がないぞ」
妹「……経営者さん、これで大丈夫なのかなぁ?」
兄「おお、ビッグウェーブが!」

704 名前:ミミ ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/19(土) 23:01:35.40 ID:+H2N9mE8P [42/55]



兄「あー、遊んだ遊んだ」
妹「私は疲れましたよぅ……」
兄「たまに学校サボるのも悪くないもんだねぇ」
妹「お兄ちゃん……そんなこと言ってると、お母さんにバラしちゃいますよ?」
兄「うげ、それは勘弁。確実に俺にだけ鉄拳制裁が待ってる」
妹「あはははは」
兄「やーれやれっと……で、満足したか?」
妹「……」
兄「そか。じゃあ、次はどこに行こうか」
妹「……ゆ、夕ごはんを、とれる場所を予約しておきました」
兄「手回しいいなぁ。おっけ、そこ行こうか。どこなんだ?」

妹「――隣接している、ホテルです」

707 名前:ミミ ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/19(土) 23:08:57.58 ID:+H2N9mE8P [43/55]



妹「え、えっと……か、乾杯、ですっ」
兄「乾杯」
妹「……」
兄「……」
妹「こっ、ここからの夜景はきれいらしいですよ?」
兄「そうだな。遊園地側のライトアップがキラキラ光ってていい感じだ」
妹「はいっ」
兄「……」
妹「……」

711 名前:ミミ ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/19(土) 23:16:17.39 ID:+H2N9mE8P [44/55]
妹「こ、こっ、ここかこけこ」
兄「ニワトリ?」
妹「ち、違うよっ! ……コホン、違います」
兄「ふむ」
妹「ここで頼んであるお料理は、鳥料理をメインにしていますが量の多いものを選びましたので、お兄ちゃんも満足できると思います」
兄「ふーん」
妹「……」
兄「……」
妹「ぐ、グラスや食器は、フランスのものを取り揃えており、本来としてはフランス式のマナーで食事するのが正しいとされていますが、英国式のマナーであっても構わないそうです」
兄「俺、両方とも知らないぞ?」
妹「そ、その場合は……ええと……気にしなくてもいいそうです」
兄「そか」
妹「……」
兄「……」

713 名前:ミミ ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/19(土) 23:19:22.46 ID:+H2N9mE8P [45/55]
妹「……」
兄「……」
妹「あ、ありがとうごじ……ございます。え、ええと、チップは……」
兄「要らないってさ」
妹「あ、す、すみません」
兄「……」
妹「……で、では、いただきます」
兄「ん。いただきます」


716 名前:ミミ ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/19(土) 23:25:43.81 ID:+H2N9mE8P [46/55]
妹「お、おいしい……ですか?」
兄「うまいよ」
妹「は、はい。おいしいですね……」
兄「ん」
妹「……」
兄「……」
妹「と、とりさんにかかっているソースに工夫がなされているらしいです」
兄「へぇ」
妹「香りをつけるのに柚を用いているのはわかりやすいですが、実はその柚のすっぱさで味を殺さないために数種類の香草を使って下処理を行っていると思われます」
兄「ふぅん」
妹「えと、そのあたりはホームページには書いてなかったので、私が個人的に調査をしたところ――」



兄「うん、その辺にしておいてやってくれ。コックさんが泣きそうだぞ」
妹「えっ?」

718 名前:ミミ ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/19(土) 23:29:32.91 ID:+H2N9mE8P [47/55]
妹「……」
兄「……」
妹「……」
兄「……」
妹「……聞いても、いいですか?」
兄「何を?」
妹「お兄ちゃんは、巨乳好きですよね?」
兄「こういうところで聞かれても困るのだが――まあ、そうだな」

妹「どうして、私に優しいんですか?」

722 名前:ミミ ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/19(土) 23:33:18.01 ID:+H2N9mE8P [48/55]
兄「それは――」
妹「わかってます」
兄「……」
妹「そして、きっと私の気持ちもお兄ちゃんはわかってると思います」
兄「……」
妹「その上で、聞いています」
兄「……」
妹「お兄ちゃんが私に優しいのはどうしてですか?」
兄「……」
妹「家族だから? 妹だから? 友達もいないような寂しい娘だから?」
兄「……」
妹「私、昨日言われたんです」
兄「何……を?」
妹「私は、お兄ちゃんの重荷だ――って」
兄「そんなことは……」
妹「ありますよ。そんなこと、あります」

726 名前:ミミ ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/19(土) 23:35:46.73 ID:+H2N9mE8P [49/55]
妹「私が――」





妹「私が、もし。『こんな娘じゃなかったら』、お兄ちゃんは私に優しくしてくれましたか?」





妹「教えてください。こんな私が――お兄ちゃんを好きでいていいのか」

727 名前:ミミ ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/19(土) 23:37:04.29 ID:+H2N9mE8P [50/55]
さて、問題です。

妹さんがいうところの『こんな娘』とは何を指している言葉でしょうか?

回答を。
>>830

830 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 00:47:14.30 ID:I2Mf8dfq0 [3/9]
足不自由 トゥルー


846 名前:ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/20(日) 00:53:40.51 ID:qet4dEjwP [9/37]
兄「……とりあえず、食事を済ませよう」
妹「……」
兄「店に迷惑というのもある……」
妹「……」
兄「もちろん、すぐに答える。だが、この兄にも――いや、俺にも、考えをまとめる時間が欲しい」
妹「はい……」
兄「……」
妹「……」

852 名前:ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/20(日) 00:55:59.63 ID:qet4dEjwP [10/37]



兄「どこか、落ち着ける場所を確保するから……かすみは、少し待っていてくれ」
妹「お兄ちゃん……あります」
兄「ある?」
妹「一室、とっておきました。お兄ちゃんさえよければ、そこで」

855 名前:ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/20(日) 00:58:48.24 ID:qet4dEjwP [11/37]



妹「お酒は飲みますか?」
兄「いや、いい。……勢い任せで答えるべきことじゃないからな」
妹「……」
兄「……」
妹「ごめんなさい……」
兄「謝るな」
妹「でも……」
兄「かすみの気持ちは、はばかられるものじゃない。誰の許可を得る必要があるものでもない」
妹「……」

860 名前:ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/20(日) 01:03:45.28 ID:qet4dEjwP [12/37]
兄「いつからだったかな……」
妹「……」
兄「気がつけば、俺の後ろをいつもついてきていたのはかすみだった」
妹「はい」
兄「もう、思い出せないくらい前からそうだった気がする」
妹「そう、ですね……」
兄「『冒険』だなんていって、危ないところにしょっちゅう出かけていたな」
妹「森にも行きましたよね」
兄「川にも行ったな」
妹「古い釣り橋も渡りました」
兄「あのときは傑作だったな。渡りきってすぐに橋が落ちたろう?」
妹「傑作じゃないですよぉ……すっごく、怖かったんですから」

862 名前:ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/20(日) 01:08:54.04 ID:qet4dEjwP [13/37]
兄「帰り道がなくなったもんだから山道をあてどなく歩いていたら、タヌキの親子に出くわしたよな」
妹「可愛かったのに、お兄ちゃんが脅かすからみんな逃げちゃったんですよっ!」
兄「聖剣『棒っきれ』を片手に、姫を守りながら迫り来るモンスターを追い払ったんだよ。ははは」
妹「そのあと、川にたどり着いて」
兄「そこからは簡単だったな。川をたどってまっすぐ下るだけだ」
妹「真っ暗になったときに到着したのは、四つも向こうの駅でしたけどね」
兄「あー、そうだったそうだった」

866 名前:ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/20(日) 01:13:08.48 ID:qet4dEjwP [14/37]
妹「あのときは、お母さんもお父さんもすごい怒って……」
兄「かすみはまだいいさ。俺なんか頭が変形合体するかと思うくらいぼっこぼこに殴られたぞ」
妹「あはは」
兄「しかも、ひっでぇ話でさ『かすみがケガしたらどうすんの。この莫迦!』ばっかり。俺の心配はどこに消えたんだか」
妹「……私が怒られたときには、ずっとお兄ちゃんの話でしたよ」
兄「そうだったのか?」
妹「ええ、『兄貴でも止めないとダメ。そそっかしいのに莫迦なんだから、ちゃんと見てて』って」
兄「それでも待遇に差があると思うぞー」
妹「ふふふ」

870 名前:ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/20(日) 01:16:23.24 ID:qet4dEjwP [15/37]
兄「それが――」
妹「――はい、最後です」










兄「その翌日、かすみは車に轢かれた」





妹「ほとんど立てなくなって、車椅子の生活になって――後ろを付いて回るのは、お兄ちゃんの役目になりましたよね♪」

880 名前:ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/20(日) 01:20:53.26 ID:qet4dEjwP [16/37]
兄「なんでかなぁって思ったよ」
妹「何がですか?」
兄「散々危ないところに連れ回してケガひとつしなかったのに、近所のスーパーに出かけただけのかすみが、どうしてそんな目にあったのかって」
妹「不思議ですねぇ……」
兄「『反省なんかするんじゃなかった』『こんなことなら廃棄物汚染で騒がれてるあの廃工場にでも連れて行けばよかった』って思った」
妹「そうしたら、今度はそっちでケガをしてたかもしれませんよ?」
兄「それもまあ困るなぁ」

884 名前:ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/20(日) 01:26:01.37 ID:qet4dEjwP [17/37]
妹「でも……どうせケガをするのなら、これでよかったんだと思います」
兄「どうして?」
妹「だって、百パーセント私だけの責任です! お兄ちゃんには介入の余地がありませーん」
兄「?」
妹「……お兄ちゃんが一緒だったら、きっとお兄ちゃんは自分を責めます」
兄「……」
妹「だから、これでよかったんです。細い路地から抜ける道で、私が転んで、そこをたまたま搬入トラックが通った」
兄「……」

妹「――誰も何も悪くない。この結末が最高のものだったんですよ」

888 名前:ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/20(日) 01:29:41.72 ID:qet4dEjwP [18/37]
兄「俺は……」
妹「はい」
兄「俺は、かすみがいうほど優しい人間じゃない」
妹「そうですか?」
兄「正直、恨める相手がいたらよかったとすら思った。当り散らせる相手が欲しかった」
妹「……」
兄「でも、そんな都合のいい相手はいなかった。搬入ルートに問題があったとも思わないし、道路のミラー配置が少なかったとも思えなかった」
妹「それで、お兄ちゃんは……」

892 名前:ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/20(日) 01:35:22.84 ID:qet4dEjwP [19/37]
>>887
>>870『轢かれた』

兄「ガキだったからなぁ……。母さんや父さんには、正直悪いこと言った。『どうして買い物なんかさせた!』『どうして違う道を行かせなかった!』って」
妹「ひどい言いがかりです」
兄「あちゃあ……。それを言われるとどうにも返す言葉がないね」
妹「でも、すぐお兄ちゃんは勉強を始めましたよね?」
兄「ああ。学校の勉強もしたが、それはついでだ」
妹「ついで?」
兄「ませたガキんちょだったからな。『ぼくが、いしゃになればなおせる!』なーんてことは欠片も信じちゃいなかった」
妹「じゃあ、どうして?」

894 名前:ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/20(日) 01:40:09.95 ID:qet4dEjwP [20/37]
兄「俺らの学校だよ。中高一貫で、校舎も新しく、十分バリアフリーもなされていて……障害児枠もある。ま、むやみに偏差値が高いのが玉に瑕だったが」
妹「ということは……」
兄「少なくとも五年。大学をどうするかで変わるけれど、かすみが十七になるまでは俺が守れる環境を作ってた」
妹「……なんていうか」
兄「ん?」
妹「お兄ちゃんって、ほんっとーに、妹に甘いです」
兄「そうか?」
妹「あきれるべきか喜ぶべきかわからないのは、生まれて初めてですよ」

896 名前:ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/20(日) 01:46:29.29 ID:qet4dEjwP [21/37]
兄「まあ、やるべきことが決まったら、荒れてる暇なんてないって気づいたのさ」
妹「はあ」
兄「……でも、ガキだからな。奇跡は信じてた」
妹「……」
兄「悪魔を呼び出せるなら呼び出しただろうし、誰かの下半身をもぎ取れば治るとわかったらそうしただろうな」
妹「天使さんを呼び出したり、誰も不幸にしない方法を信じましょうよぉ……」

899 名前:クリリンさんのことですね、わかります[] 投稿日:2010/06/20(日) 01:52:02.04 ID:qet4dEjwP [22/37]
兄「ただ、そこが頭でっかちなガキの限界だった」
妹「……」
兄「世話を焼きすぎた。そりゃそうだ、上級生が。まして男子が四六時中くっついてるんだ。話しかけにくかろう」
妹「でも……」
兄「それで、退屈しないよういつも楽しそうに笑って、話しかけて――逆に誰をも遠ざけてしまった」
妹「……」
兄「気づいたときには遅かった。そのころには、かすみはひどい引っ込み思案になっていて、目を話すことができない状態になっていた」

902 名前:ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/20(日) 01:58:15.71 ID:qet4dEjwP [23/37]
※多分、レス不足なので次スレ行きます。レスは遠慮なくどぞ。

兄「なんかさ、もう……最っ低だよな、俺……」
妹「そんなこと……ないです」
兄「勝手に知ったような振りをして、かすみの人間性とか人間関係をぶち壊していった……最悪以外の何者でもねぇよ」
妹「そんなこと、ないです」
兄「最悪じゃねえか。最悪だよ、なんだよこの結末は! そんな最悪を作り上げていった兄を、この俺を、どうして好きだなんて――っ!」
妹「そんなことないです!」
兄「かすみ、お前が恋心だと思ってるものは全部幻想だ。嘘っぱちだ。まやかしだ」
妹「そんなことない!」
兄「誰も話し相手がいなかったから、消去法で選んでいっただけの間違いだ! それ以外の何者でもない!」
妹「違うもん! 絶対、違うもん!」

906 名前:ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/20(日) 02:01:43.37 ID:qet4dEjwP [24/37]
兄「俺は……俺は……自分が、自分が情けないっ!」
妹「お兄ちゃん!」
兄「わかっていた。わかっていたんだ! なのに、知らん振りをしてかすみに構っていた! 結果を先延ばしにしていた!」
妹「お兄ちゃんってば!」
兄「気づいていた、気づいていたんだ! なのに、なんら対策を講じなかった! 嫌われる兄であるべきだった! そうだったのに!」
妹「違うっ!」
兄「……」
妹「……」

910 名前:ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/20(日) 02:09:20.72 ID:qet4dEjwP [26/37]
妹「お兄ちゃんは、何もわかってないし、変われてないよ」
兄「……何?」
妹「子供のころの自分を『莫迦なガキ』って言ったけど、それと何が変わったって言うのさ!」
兄「何がって……」
妹「理屈を盾にして、自分が決めて進んじゃう。私に何の相談もなく。そこが問題だったんでしょ?」
兄「あ、ああ……」
妹「どこが変わったのさ! 今だって、お兄ちゃんは自分の気持ちをひとつも言ってない! ああすべきだったこうすべきだったって、私の気持ちを何も考えてない!」
兄「……」
妹「教えてよ……お兄ちゃんの、本当の気持ちを……」

911 名前:ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/20(日) 02:11:52.27 ID:qet4dEjwP [27/37]
兄「俺は……」


なんと答える?

1.好き
2.嫌い
3.好きだけど関係は変えられない
4.兄妹としか思っていない
5.その他具体的に
>>930(即死いぱーい)


930 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/06/20(日) 02:32:42.50 ID:XUt4pDH40 [6/8]
安価狙うぜー
超狙うぜー


霞を守る事でナイトのような
気分にでもなってたんじゃないかと思ってて

これからもすごく仲のいい兄妹じゃダメか? 的な


941 名前:ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/20(日) 02:41:27.86 ID:qet4dEjwP [29/37]
兄「卑怯な答えだと思うかもしれないが……俺は、このままの関係でありたい」
妹「……私のこと、好きじゃないの?」
兄「俺は……かすみのことを思って……」
妹「私は、いいの。全部全部あきらめてるから」
兄「かすみ……?」
妹「知ってた、お兄ちゃん? 私――」













――子供、産めないんだ。

944 名前:ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/20(日) 02:43:19.50 ID:qet4dEjwP [30/37]
兄「えっ……?」
妹「えへへ♪ 驚いた?」
兄「それって……えっ?」
妹「そのまんま、言葉どおりだよ。お兄ちゃん」
兄「何を――」

妹「私はね、あの事故で、子供を生む能力をなくしちゃったの」

948 名前:ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/20(日) 02:45:43.51 ID:qet4dEjwP [31/37]
妹「私の体、子供っぽいでしょ?」



妹「私の胸、ほとんど膨らんでないでしょ?」



妹「ないの。必要なものが。だから、こうなの」

954 名前:ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/20(日) 02:50:47.74 ID:qet4dEjwP [32/37]
妹「そんな私には、もう権利なんてものはないの」
兄「権、利……?」
妹「どこかで恋人を作って、恋人とデートをして、その人と結婚して、
だんな様との間に子供を授かって、子供にお乳をあげて、子供と一緒に笑って、泣いて、怒って、
やがて子供が成人して、私の手を離れて、それから何年かして、その子供に孫ができて、その孫を抱いて、
それからさらに何十年かしたとき、何人かの子と何人かの孫に囲まれて、静かに逝く。

そんな、当たり前すぎて誰も大切だなんて思わない『権利』を、私はもう持っていないの」

956 名前:ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw [] 投稿日:2010/06/20(日) 02:54:27.71 ID:qet4dEjwP [33/37]

妹「だから、いいの」

妹「私の気持ちはお兄ちゃんだけで十分なの」

妹「お兄ちゃんが……セックスをしたいなら、私はどうがんばっても応えられない」

妹「でも! でも、それ以外のことなら、なんだってできるよ!」

妹「歩けないけど……でも、それ以外のことなら、本当に、なんだって!」

妹「だから、だから……お願い……お願い……っ!」



続きます

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